はてなキーワード: 土地とは
うちは夫婦はともに30代で地方県庁所在地出身の私と、横浜市出身のパートナーの構成だけど、
子供の教育、学費の積立や習い事について話し合っていくなかで、
彼が与えられてきた教育や、その周辺の学ぶことに関する環境が、
ものすごく!圧倒的に!自分の実家より上だったことを早々に気づいて驚愕した……。
(なお、どちらの実家も教育については「できるだけのことはしてあげたい」という前向きな家庭)
というか、東京近郊の教育に関するリテラシーや文化資本の豊かさ…レベチすぎ……。
都会の子が小学校3~4年生から塾に行ってるなんて30歳になるまで知らなかったよ…
塾なんて早くても中学になってから行くものだったよ…小学生は公文式くらいだよ…
私は個別指導塾入れてもらったけど、同じクラスでそこまでしたらもってるのも私くらいだって驚かれるくらいよ…
あと東大をはじめとしたトップ大学に進学する子が、中学受験→都内私立中高一貫校のルートをたどる人が爆裂多いなんてのも知らなかった…
あと、塾のレベルもね!!SAPIXも鉄緑会もSEGも…そんなのあるの!?
地方には!?そんな塾がめちゃ選べて!?エリート養成塾みたいなのがあるなんて!?想像もつかないよ!?
習い事の種類だって数だって、ぜんぜん違う。え?勝負は未就学児の時代から始まっていた…だと!?
そもそも地方勢には塾や習い事を精査するなんて文化がねぇ!母数が少なすぎて選択肢は3択くらいだからだ!
居住地によるアクセシビリティ格差が拡大してるってだれかがコメントしてたけど、これはガチ寄りのガチ。。。
文化資本の圧倒的な違いがどんどん開いていってるし、なによりも怖いのは、地方勢にはそれが可視化されていないってこと。
知らされない間にドンドンドンドン置いていかれてる。たぶん国は知ってて置いてってる。
今この瞬間もさ、「捨てられてる」言うの分かるくらい、本当に格差についてつまびらかにせず放置されてる。
これ読んでると、地方出身の私、保護者や子供に配り歩きたくなってくる、
そんで、みんなー!!!気づいて!!って言いたい。
"私は東京に生まれて彼らと同じ環境にいれば東大に合格できた。"
これは本当だよね、きっと、本当にそうだと思うよ。きっとすごく悔しいよね。
子供の教育につい話し合うようになってから、夫婦で2人で地方に旅行に行き、
離島とか山村とか風光明媚な土地に立ち寄ると「綺麗だね」と言いながら、教育格差について思い馳せることが多い。
「こういうところに生まれたら、遺伝子的にすごく頭のいい子が望んでも東大に行くのはすごくハードルが高いだろうね」って話して…悲しくなる。
不公平は人生につきものだけど、それでも地方と都会のこの教育格差はあまりにも不正義じゃない???って思う。
逆に言うと都会勢は下駄履きすぎじゃない???ってことなんだけど。
でも、もちろんその人達の努力を否定するつもりはないんだけどさ。
ただあまりに悲しいんだよ、「勉強したい、学びたい」と思ったりした、素質のある一生懸命な子供が、ただど田舎に生まれた、ってだけで圧倒的に救われないことが。
私は頭が良くないし増田みたいな努力家じゃないから、自分がマシだったはずなんて言うつもりないけど、
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 80 | 11642 | 145.5 | 46 |
01 | 39 | 4222 | 108.3 | 69 |
02 | 26 | 7276 | 279.8 | 95.5 |
03 | 19 | 6885 | 362.4 | 68 |
04 | 13 | 1615 | 124.2 | 102 |
05 | 10 | 2190 | 219.0 | 110.5 |
06 | 15 | 2111 | 140.7 | 57 |
07 | 27 | 7024 | 260.1 | 56 |
08 | 37 | 3378 | 91.3 | 45 |
09 | 56 | 8891 | 158.8 | 56.5 |
10 | 76 | 9639 | 126.8 | 48.5 |
11 | 104 | 12182 | 117.1 | 50 |
12 | 83 | 9027 | 108.8 | 45 |
13 | 128 | 18898 | 147.6 | 53.5 |
14 | 91 | 8698 | 95.6 | 44 |
15 | 105 | 16414 | 156.3 | 52 |
16 | 102 | 9172 | 89.9 | 47.5 |
17 | 110 | 13576 | 123.4 | 52 |
18 | 109 | 9839 | 90.3 | 49 |
19 | 118 | 11299 | 95.8 | 38.5 |
20 | 156 | 15261 | 97.8 | 28 |
21 | 147 | 21870 | 148.8 | 42 |
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23 | 249 | 60819 | 244.3 | 303 |
1日 | 2162 | 335048 | 155.0 | 56 |
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これ読んで「嘘だ」と思う人は恵まれた環境で育ったんだろうなと思う。元増田の住んでた地域のことはよく知らないけど、自分も地元の環境じゃダメだと感じて高校で遠く離れた場所に飛び出した身だからなんとなくわかる。
地方格差ってその土地に住んだことが無い人じゃなきゃ絶対にわからないし、たとえそこに近い地域に住んでいたとしても小さな町や村単位で結構雰囲気も違う。
田舎に行けば行くほど「高等教育を受ける必要性はない」と擦り込まれていくし、その土地から大学進学者なんて出ようもんなら大騒ぎなんて場所が今でも無数に残ってる。
この増田の言い分が完全に正しいとは言い切れないけど、正直幼稚園・小学校・中学受験を経験出来る人は小さな頃からある程度将来を担保されてて羨ましいなと思う。
そりゃ最終的には本人次第だけど、小さな頃からトップクラスの教育を受けさせてもらい、潤沢な資金によって様々な文化的体験をさせてもらい、その辺の田舎で育った子どもとは全く違う世界の見え方の中で育っていく。
じゃあ自分も受験しろと言われても、そもそも私立の幼稚園や小学校なんて地方にはないし、そもそも増田がいるような土地の大人は教育に金を使ってくれない。
そんな環境下でも必死に頑張った人は東大にだって入れるけど、都会のお受験組とはスタートラインがあまりにも違いすぎるのは事実。
と、ここまで羨ましいと書いては来たが、自分は将来金持ちの世界に入りたいとは思わないし、実際大学に入ってそういうタイプの人と出会っても「自分はこの世界に居て幸せになれる人間ではないな」と思うので、これで良かったかなと思う。教育を受けさせてもらえることは何かしら必ずメリットにはなるだろうけど、金持ち育ちの子にはそれはそれで辛いこともあるんだろうしね。
ひとまず、元増田は頑張ったと思う。自分が言えた立場じゃないが、そういった環境から東京の国立に入れたことは本当に誇っていいことなんじゃないかと。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 74 | 18061 | 244.1 | 66.5 |
01 | 58 | 11933 | 205.7 | 75 |
02 | 21 | 4088 | 194.7 | 43 |
03 | 18 | 2353 | 130.7 | 44.5 |
04 | 28 | 2139 | 76.4 | 60 |
05 | 10 | 3124 | 312.4 | 78.5 |
06 | 14 | 706 | 50.4 | 27.5 |
07 | 25 | 6621 | 264.8 | 65 |
08 | 49 | 5279 | 107.7 | 59 |
09 | 127 | 12346 | 97.2 | 65 |
10 | 112 | 9886 | 88.3 | 44.5 |
11 | 55 | 5978 | 108.7 | 67 |
12 | 98 | 7610 | 77.7 | 37 |
13 | 96 | 10608 | 110.5 | 34.5 |
14 | 117 | 12658 | 108.2 | 46 |
15 | 95 | 17267 | 181.8 | 48 |
16 | 125 | 13029 | 104.2 | 52 |
17 | 101 | 11889 | 117.7 | 45 |
18 | 122 | 10557 | 86.5 | 41.5 |
19 | 165 | 17334 | 105.1 | 44 |
20 | 135 | 21267 | 157.5 | 44 |
21 | 125 | 12930 | 103.4 | 30 |
22 | 142 | 18281 | 128.7 | 50.5 |
23 | 140 | 20298 | 145.0 | 56.5 |
1日 | 2052 | 256242 | 124.9 | 48 |
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そう、あたらしいEdgeならね。
例えば、今日のホッテントリ入りした↓みたいな増田があるじゃろ? PCで開いた瞬間読む気が失せる奴。
日本から捨てられた土地で生まれて
https://anond.hatelabo.jp/20201026003439
あたらしいEdgeでこのページを読み込んだら、アドレスバーの右側に出てきた「本にスピーカーの付いたアイコン」を押すんじゃ。
これだけで、めっちゃ読みやすく成形してくれるリーディングモードになる。めんどくさい設定や拡張とか追加する必要もない。
さらに、ツールバーから「音声で読み上げる」ボタンを押すと、音声で読み上げてくれる。しかも、え、これWindowsの音声合成なの? って驚くぐらい正確に漢字も読み上げてくれる。
嘘とか嘘じゃないとかどうでもいい。
実際そうなのかもしれないが、それはしょうがない。
田舎は捨てられた土地で未来がなく、東京では自分の居場所がないと嘆いている。
おひとりさまとして生きていくので、家を買おうとおもってるんだけど、平屋建てってどう思う?
なんか土地付きのがいいかな~って思うんだけどやっぱ日当たりと防犯がネックなのかな~。
あと平屋建てって建てるの安いのかなって考えてたけど、実はそうでもないって初めて知った。
野口雨情(のちに「かっぱの碑」になる詩をかいた)小川芋銭(その碑に絵をよせたかっぱばっかり書いてた画家)
住井すゑ(「橋のない川」という当時有名だったのを書いた。奈良生まれだが芋銭となかよく近所づきあいしてた)
https://www.hns.gr.jp/download/20190608mizunoijinlist.pdf 水の偉人137人
https://www.planetkk.net/%E8%9B%99%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E6%9C%80%E8%BF%91%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%80%812-%E3%81%A4%E3%81%AE%E8%A9%B1%E3%82%92%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86%E3%80%82/ 水郷地帯には「~~新田」という地名の形で人名がよくのこっている
おわかりのとおり自分は小学校の高学年だけ茨城県にいた人間なのだが、
移住先で高校だの大学だのが建物も文化財指定をうける程度のふるさで、その開校した初代校長とかが偉人になってるケースもけっこうみかけた
ダムとかで人がいなくなると文化がなくなるって反対する人がいるのは
こういう地域特有の土地に結びついた偉人のいいつたえもまるごと消えるからなんだろうな
土地とそこに住む人がなければ思い出してもらえない偉人がたくさんいるんだろう
治水や土地改良をした系の人は、誰にも咎められることなく自治体や学校で紹介されるけど、労働争議とかキリスト教系の、なんとなく負の歴史っぽさのある偉人はなかなか出てこないよねえ。
この話をフィクションと思われてもいい。嘘松認定されてもいい。誰かの目に触れるだけで嬉しいから。
私は北国の相当の田舎で生まれた。コンビニも車がなければ行けない場所にあるようなところだ。当然電車なんて走っていない。ファミレスもないし、地方都市の象徴と言われているイオンなんてものはない。地方都市とも言えない部類の地域だった。
私は小さい頃から勉強ができた。少なくても幼稚園の頃にはひらがなはかけたし、繰り上がりの足し算も誰にも教えられずにできた。漢字は一度見たらすぐに覚えた。だから読んでいた物語に出てくるような高学年向けの漢字も2、3年生の頃には書くことはできた。周りがなぜ同じようにできなかったか理解できなかった。
そんな私を親も当然理解できなかった。周りの大人は中卒と高卒しかいなかった。学校を出れば男は工場だの大工だの漁師だの農家だのになるもの、女はさっさと結婚して子供を2、3人は生むのが当たり前で、勉強なんてする必要のないものだった。スーツを着る仕事といえば役場の人か車のセールスマンぐらいだった。親も親戚も半分高卒もう半分は中卒という環境だったから、私は突然変異のなにかだったのだろう。私が勉強ができることを何か嫌な目で見ていた。私は親から勉強をしているところを見られるのが嫌で家で勉強をすることが全くできなかった。
家にはパソコンが無かった。インターネットも当然なかった。私の情報手段はテレビと新聞と学校の図書室だけだった。町には本屋もなかった。
私は決して学校の勉強から遅れることはなかった。地元の中学校から高校に進学するにあたっては、地元に一つある高校ではあまりに偏差値が違いすぎたため、バスや電車を乗り継いだ地方都市にある校区の最上位高に進学することになった。通学時間は片道2時間以上かかる場所にあった。私の中学校からそこに進学する生徒は数年ぶりだったらしい。交通費がそれなりに掛かる場所にあったが、親は文句一つ言わずお金を出してくれた。ものすごく感謝している。
あと、高校進学とともにスマートフォンが手に入った。ただ、当時スマートフォンを使っている人など一人としていなかった。都会では当たり前だったけど、田舎にはそんなものがなかった。私はインターネットをするためにどうしても必要だった。ガラケーでいいと主張する親をどうにかなだめて、スマートフォンを買ってもらった。iPhoneなどではなく、Androidのポンコツだったが、インターネットにつながるというだけで私には十分すぎるものだった。町の中で完結していた私の世界が急に広がった。Twitterを初めてオバマ大統領のアカウントをフォローした時には、テレビや新聞の世界を飛び出した自分が誇らしい気持ちになった。ただ、Twitterでは痛い発言をして、炎上というほどではないクソリプをもらって恥ずかしくなってアカウントを消すという10代の恥ずかしいことも経験した。
同時に高校では人間関係も様変わりした。周りの子たちはよく勉強をよくやっていた。そこで初めて予習復習の必要性を知った。教科書にかかれていることだけやっていては不十分だということだった。大学受験ではそれ以上の問題が出てくるという。私は教科書は一度読めば覚えるものだったので、まともに勉強をしたことがなく、それだけでは点数が取れない、という経験を初めてやった。参考書も初めて買った。高校があった街は私の住んでいたところよりは何十倍も都会と呼べるところだが、いわゆる地方都市の一つで本屋さんはショッピングモールに一つあるだけだった。私は午後6時にはその街をでないと家に帰れないので、学校が終わっての僅かな時間で本屋に向かい、そこで少ないお金で買える参考書を立ち読みしながら一つ選んで繰り返し繰り返し勉強した。何冊も買う余裕はなかったし、予備校に通うような時間もなかった。また私は乗り物酔いをしやすいので電車ではともかくバスでは本を読めず、スマートフォンに参考書を自分で朗読した音声を吹き込んでそれを聞いて覚えるようにした。
その後私は大学受験をする。私の地元にはそんなことをする人は誰もいない。私の親は大学受験することは認めたが国公立大学に限定した。仕送りも必要だし、お金がないからだ。奨学金だって借りる必要がある。私はどうしても東京に行きたかった。東京じゃなくても東京に近い横浜でも千葉でも埼玉でもどこでも良かったが、とにかく都会に住みたかった。田舎の何もなさにうんざりしていた。私は映画が好きだったが、映画というのはテレビでしか見れないものだった。運良く私の家はBSを契約してくれていたのでNHK BSでやっている昔の名作などを録画しては見ることができたが、面白そうな新作映画はテレビやYoutubeの予告編でしか見れないものだった。アカデミー賞やカンヌを取るような映画は大抵東京で最初にやって、その後に地方に回ってくるが、それも大都市に限定される。私の住んでいたところはツタヤもなかったのでレンタルすらできなかった。私の憧れは渋谷のミニシアターでヨーロッパのどこかの映画を公開初日に見に行くことだった。今思えばそんなつまらない理由だったが、東京に住むという強いモチベーションになった。また、東京には私のような地方から出てきた学生に優遇してくれる寮もあった。一人暮らしなんて贅沢はとても言えなかった。
私はどうにか大学受験をして東京のとある国立大学に進学することができた。親は私の入学式に出るために人生で2度目の東京の土を踏んだ。私がそんな都会で暮らすことに不安を覚えたらしいが、進む大学も住むところも何もかもすべてを一人で決めてきた私に言えることなど何もなかった。私は親の手には負えない存在だった。
初めての東京に私は圧倒されることになる。一番驚いたのは電車だった。SUICAや本数のことではない。広告の多さだった。駅も電車内も外も広告で満たされている。歩いているだけで色んな情報が入ってくる。私が子供のときに見ていた日曜日昼の番組で中吊り大賞などというのがあって週刊誌の記事を色々取り上げていたけど、中吊りというものが何だったのかを恥ずかしながらそこで初めて知ったのだった。ときに週刊誌の卑猥なコピーが小学生の頭の上で揺れているのにも衝撃を受けた。電車で立っているだけで世の中のことについて情報が入ってくる。それが東京で最初に印象に残ったことだ。
私はよくありがちな大学生としてサークル活動も始める。そのサークルはインカレでいろんな大学の人とつながることになった。私の出身地のことを話しても誰も知らなかったので、自己紹介では東京から私の町までどうやって行くのかを話すのがつかみとして大いに受けた。
そこである東大と慶応の学生たちと出会ったことが、私の人生そして性格にも極めて大きな影響を与えることになった。お互いの情報交換をするなかで家庭の話になった。私の父は町の工場で働いていた。トヨタなどの大企業ではなく、ただの町工場の従業員として何十年も変わらない仕事をしていた。それを話す私のことを動物園の珍しい爬虫類を眺めるような、そんな目でみんなは見ていた。そんな人は誰一人としていなかったからだ。ある男の親は商社マンだった。私が「商社ってなんですか?」と聞いたら何言ってるんだこいつ?って明らかに馬鹿にされたような顔をされた。私は三菱商事や三井物産を知らなかった。三菱といえば車か銀行だった。三井は遊園地だった。またある女の親はファンドマネージャーで、別の女の親は広告代理店、ある男は外資系企業を渡り歩いているらしかった。全員都内に実家があった。
私は、自分と彼らの家庭環境のあまりの格差の違いを見せつけられる事になった。最大の違いは勉強する目的だった。何を勉強するとどのような仕事につくことができるのか、そのためにはどんな資格を取る必要があるのか、その仕事につけばどれぐらいの年収が得られて、どこでどんな生活ができるのか、それらを彼らは親や親族の仕事から知っていたのだ。私はテストで点を取る以上の目的がなかった。テストで点数を取れればこれぐらいの高校や大学に行ける、それ以上の意味がなかった。さっき書いたが親兄弟を含めて全員中卒か高卒なので勉強をすること仕事というのはほとんど無関係と言ってよかった。せいぜい工業高校で乙4を取れば、ガソリンスタンドで仕事ができるぐらいの意味しかなかった。私は大学に入って、彼らと知り合うことで、大学によってその後の人生が大きく変わることを知ったのだ。
他にもある。勉強する環境だった。彼らは小学校から塾に通って勉強をして私立中学高校の一貫校に行っていた。私は中学受験というものも知らなかった。そして中高一貫校では高校1年生などで高校のカリキュラムを終え、その後の2年間で大学受験の勉強をひたすらにするということも知らなかった。更に学校帰りには予備校に行き、夜遅くまで勉強をするのだという。私は興味があって、知り合った一人から予備校のテキストを見せてもらった。そのテキストは私が受験勉強で解けなかった問題を非常にわかりやすく説明していた。こんなテキストは私の手に届く場所にあった本屋にもなかった。そのテキストを読んだときに私は涙をこぼしてしまった。彼は動揺していた。私は気づいてしまったのだ。
私にとって東大というのは雲の上で超天才がいく学校という印象だった。東大の過去問を一度やってみたことがあるが、ほとんど解けなかった。それは私が頭が悪いからだとずっと思っていた。まあ、国公立大学に入れるぐらいなんだからそれでいいよね、というのが私の自分への評価だった。でも違ったのだ。私は勉強をするにはあまりに彼らと環境が違いすぎていた。勉強する友人にも小学校のうちから囲まれていた。誰も勉強ができることをバカにしたりはしない。親も勉強への投資を惜しまない。彼らが望まなくても英語の勉強のために夏休みにカナダに語学留学をさせて、ネイティブな発音などを身に着けさせていた。私は英語の勉強が好きだったが、流暢な発音は馬鹿にされるものであり、英語などは隠れて勉強していた。小さな声でMP3でダウンロードした英語のスピーチを繰り返していた私とは違った。彼らは圧倒的重課金と、息をするだけで情報が入ってくる恵まれた環境により、私よりも進んでいただけだった。私が布の服と木の棒で戦っている間に彼らはトマホークミサイルを連発して、敵を木っ端微塵にしていたのだ。
私は自分の人生を激しく呪うことになる。生まれた場所が違うだけで、家庭が違うだけでなぜここまでの差をつけられなければいけないのか。彼らは別に頭がいいわけじゃないが、環境だけで私よりもずっと高い学歴を獲得していた。それが悔しくて仕方なかった。私が入った大学は別に悪い大学ではない。学歴としては十分に評価されるところだ。でも私は環境さえよければもっと上に行けたのだと。
私はショックだったが、私が住んでいたのは寮だったので部屋に一人で閉じこもって泣き崩れることもできない。私は一人でどんどん悪い考えに蝕まれていった。そして一つの結論に達する。私の住んでいた町は日本から捨てられた土地なのだと。
私が出会った家庭環境に恵まれた彼らは手に入れた学歴を武器にこの後は一流企業に就職したり官僚になったりするだろう。日本というのは東京や大阪に住む一部の裕福な家庭から出てくる人たちで回せるのだと。私のようなど田舎に住んでいる人間はそもそもいらないのだと。だから勉強する環境も手段も与えられることはない。だから黙って地元で油にまみれて仕事をするか、子供をぽこぽこ産めと。
私が大学を卒業した後の話だが、昨年文部科学大臣が大学試験について「地方の学生はそれなりに」といった発言をして相当問題になった。あれは政府の本質なのだと思う。東京に住んでいる人間だけで日本は十分なのだ。地方は土地以上の価値はないのだ。今地方はどんどん衰退していっている。政府は口先では地方創生などと口走るが、実際はただただ衰退しているだけである。高齢化が進む町にだって子供はいる。彼らを救う手段を国が与えたことがあっただろうか。
また、インターネットがあればどこにいたって勉強ができるという発言もよく聞く。あれは戯言だ。東京で使うインターネットと地方で使うインターネットはまるで別物である。インターネットを使いこなすためにはまず存在をしらなくてはいけない。例えばPCのプログラミングというものの存在を私の田舎で認識することは極めて困難である。ただ、都会に住んでいれば、今となっては子供はプログラミング教室などに通って小さいころからそういうものの存在を知ることができる。あるいはさっき書いた駅の中吊り広告だっていい。色んな情報が目に入るのだ。田舎では色んな情報の存在を知る事もできない。そのような情報格差がある状態でインターネットを使ったところで、格差が開く一方なのは容易に想像がつく。インターネットがあれば壁を超えられるというのは、何もわかっていない持っている立場の人間の発言に過ぎない。孫正義が優秀な子供に奨学金を与えたりしているけど、田舎の子供は目立つ手段も知らなければ、そういう行動も取ることができない。結局ああいうので評価されるのは都会で恵まれた親から生まれた子供だけである。田舎の頭がいいだけで何も知らない子供はただだた埋もれていくだけだ。
私は田舎を飛び出して東京まで来てしまった。田舎に私を受け入れる場所はどこにも残ってはいない。そして東京にも私が必要とされている場所はない。私のような田舎ものを必要とする会社があるのだろうか。私は結婚をすることができるのだろうか。私は鬱々とした気持ちを抱えながらも、彼らに負けたくないと勉強に励むことに大学時代を費やした。奨学金も借りたしバイトもした。得たお金で高い専門書を買って、もとを取るように読みまくった。英語の勉強も授業以上に独学でやった。ただ、海外に行ったのは一人でいった卒業旅行の一回だけで、そのときは非英語圏を選んだ。英語は今のところ仕事では役に立たないけど、日常生活での情報収集には役立っている。
とにかく必死だった。帰る場所も必要とされる場所もないのであれば、自分で作るしかないのだと。そうがんばれたことが私にとって一番幸運だったということが今ならわかる。あのとき挫折して、引きこもりになっていたかもしれない。もしかしてテロリストのようになっていたかもしれない。あるいは当選の見込みがない政治家を目指そうとしてたかもしれない。そのどれにもならず、今私は社会人としてそれなりのお金を貰えるようになった。ただ、そのお金で奨学金の返済を行っている。東京に生まれた人々は奨学金を返す必要もなく入ったお金を自由に使って遊んでいるのだろう。私はまだ過去と日本が課した呪縛から逃れられていない。
こんな意味のない文章を長々と書いてしまった。ここまで書いてしまったので誰かに読まれたらいいと思うけど、おそらく増田の早いタイムラインの中で埋もれてしまう。私が日本が見捨てた小さな田舎で誰にも気づかれることもなく勉強をしていたときのように消えていく運命だと思う。でも書かずにはいられなかったし、誰かの目に止まって嘘松認定のいいねの一つでもしてもらえたら、田舎でもがいていた中学生だった頃の私の自尊心が少しでも満たされるかもしれない。
追記1
めでたく嘘認定されたので、ちょっと補足しますね。今は業務休憩中。
高校には社長の息子とか医者がゴロゴロいたでしょって話について。
同級生にいたのは板金塗装屋の社長の子はいたよ。社長はそれぐらい。医者はいなかった。そういうお金持ちの子はもっと都会の私立の学校にいくのでは?うちは公立だったし。東京と違って地方は公立の方がレベルが高いので。
同級生でいい家って言えば市役所の人。これは間違いない。あと警察官とか? 大手企業で働くお家とか? そういえば市議会議員の子もいたのを思い出した。つながり殆どなかったけど。
友達は床屋さんの子どもとか、どっかの工場で働く人とかが多かったです。
でもみんなよく勉強してました。
同級生は殆どは地元を出たはず。みんなどうしているんだろう。繋がりが切れてしまったので分からないので、あまりわかりませんが、facebookで検索したときにインターネット系の大手で働いている人はいました。
追記2
追記を書きました。
最近の伊集院はテクテクライフやドラクエウォークのために色んな所に旅をしている。彼は本質的には一人で静かに家にいるタイプで、何もすることがなければ永久にそうしていられるタイプ。だけどそれだと色々と駄目だから、あえて外に出る目的を作っている。位置情報ゲームやスタンプラリーはその一環。だけど彼自身は、観光名所とか道程そのものとか電車とか飛行機とかには一切興味がない。
例えばドラクエウォークのために城に行っても、その城自体には全然興味がないのでお土産がもらえる地点に行ければそこにはもう用事がない。スタンプラリーだって、自分が好きなキャラや作品があるからではなく、単に移動して集めることがだけが目的だったりする。その反面、彼は普通ではしないような道程を果敢に挑むし、何よりそれを面白く話せるという最高のセンスと環境を持っている。
ようは旅自体に明確な目的や関心がなくても、意外となんとなるってこと。
だから増田の言う通り、宿と移動だけをしていても全然いいんじゃない?
増田は、図書館に行ったのに膨大な書籍の中で雑誌1冊しか読まないことをどう思う?毎日のように通い詰めて図書館を全制覇するっていう意気込みはすごいかもだけど、そんなことが図書館の目的じゃないよね。
自分が図書館の雑誌一冊だけ読むことを、「おれは図書館になんの目的に来ているんだ?」って否定する必要はない。
増田はそこにもうスグたどり着けるんじゃないかな。旅も似たようなものだよ。
俺も位置情報ゲームのIngressを通じて色々と見聞したけど、実際に観光らしいことをしたのはほぼない。基本的にスマホを見て歩いたり、自転車で市街地を爆走したり、仲間と食事したり、体感速度160kmのクルマで房総半島に拉致されたり。どれも別に観光とか史跡巡りとかを目的にしていないけど、それでも楽しかった記憶はいまでもありありと思い浮かべられるよ。アノマリーに参戦しても、宿に泊まってただ移動するだけの日々だけど、それでもその土地独特のものを味わえたと思う。
わかる。
最近はその土地の普通のスーパーに寄ったりしてる。地元のチェーン店ぽいスーパーだと尚良い。地元の人にとっては親しみのある地域限定のお菓子(富山の白エビビーバーとか)や、その土地に住む人が日常的に食べているご当地グルメが買えてすごく楽しい。観光客向けのご当地グルメとはまた違う。
知らないものには興味が湧かないのは当然のこと。
その土地や物件にまつわる人物や歴史やエピソードを調べて味付けしろ。
ただ見てフーンで終わるか聖地巡礼になるかは何を知ってるかで決まる。
確かに観光地になっているある種の完成され情報が揃っている場所に行くと、想像以上に想像通りだったり思った以上の新鮮さを感じることは少ない。それは私も実感として思う。
違う文化に触れて知識欲っていうか知見が広がるのは面白い。風土を知ったりその土地の歴史を知ったり、結局旅なんてそのきっかけの一つにすぎないのかもしれない。日常の刺激が足りないから刺激を求めるという話もあるだろうね。
人間そもそも、安定した衣食住を求める生き物だから、今の生活に不満がなく刺激も不要なら旅しないのはそれはそれで一つの正解だと思う。でも、わからないからって自分の価値観と違うのを否定するのはやめてあげてねって気持ちではある。
アラセブの母親から「自分が死んだ時に土地を効率よく相続できるよう遺言書書いてやるから内容調べろ。あとアパート老朽化してるけど建て替えすると税制優遇あんの?」って言われたオッサンなんだけど、この手の相談って税理士行きかね?
平成ではカチカチ山でたぬきが改心するという終わりになったが令和ではもっと教育に良いように変わっていくだろう。
まず舞台は昭和になる。当たり前だ。昔話といっていつまでも室町だとかの時代設定していたのでは前に進めない。
昭和と言えば第二次世界大戦であるがそこはデリケートなので避けて、結果的にバブル期ぐらいが舞台になるだろう。
そこに土地転がし屋のたぬき野郎が悪徳手法でおじいさんの財産(土地や家)を奪おうとするわけだ。
結局うまい話に載せられたおじいさんは自殺、もしくはなんらかの病気が悪化し入院。おばあさんは悲しむ。
それをみた兎がたぬきに仕返しをする。
狸はうまい話だと思って一山当てたいと思い兎とオフィス街を練り歩く。
兎がやたら「価値、価値」と言っているので「おい兎。なにの価値だ?」と聞くが兎は「やだなぁ、この山(案件)の価値でしょ」という。
狸はそんなもんなんだなぁと思っていたが実はこの「価値」という声が火打ち石で火をつける音だった。
狸は兎に仕返ししようと兎を探すが兎は新規事業の立ち上げを行っている最中だった。
「狸さんこのまえはすみません。新規事業を立ち上げようとおもってるんですが共同経営しませんか。」と持ちかける。
資料を見せられ狸は聞いてみる限り悪くない案件だと思い船に乗りかかるが、その資料は兎の罠で全くのデタラメなデータと実績で作られたものだった。
そこにおばあさん(もしくは退院したおじいさん)がやってきて出資。なんとか機転を利かし事業を立て直す事に成功。
狸はおじいさんにした仕打ちを謝るのでした。