はてなキーワード: 眼鏡とは
ワールドトリガーが面白いと聞いて最近読み始めたんだけど眼鏡が役立たずだしウザいし人気投票では絶対主人公なのに下位のキャラだと思っていたらぶっちきりの1位で驚いた。
そもそも異世界人が侵略しに来てるのにずーーーっと身内同士で戦ってて話が進まなくて面白くないし根本的に自分はこの漫画に向いてないと思った。
眼鏡をかけて20年。レーシックに興味がないわけではないが、これを読むと気が失せる。普通の生活が一変、というところに強く惹かれる。
後悔と恨み辛みが絡んだブログが好み。初見は、2chの荒らし。担当医の実名を出して叩くコピペで専門板を荒らされたことがきっかけで探し始めた。
前向きに生きる難病患者のブログには興味ない。症状や症例を読むのが楽しい。政府のホームページなど便利。
閉鎖病棟に入院してるとなお良い。後天的な重度の精神障害が好み。健常者の世界と精神障害者の世界を行き来した人というのが好きポイント。
降って湧いた不幸に悩み苦しむ無実の人々に興味がある。お豆をお醤油で炊く例のコピペがきっかけ。
2ch時代に覗いていた。小麦粉を水でねって焼いただけの貧乏レシピなどおもしろい。節約ライフハックの隙間に伺われるヤバめの人生。
最近はエイズも大した病気ではないから微妙ではある。かかる理由は様々…とはいえ闘病談を探すと圧倒的にゲイが多い。同性愛者、陽性という二重苦が興味深い。浮気、性風俗、乱○、ハッテン場など若干の自業自得が正常性バイアスを刺激して安心できる。浮気した配偶者から貰って…という完全な被害もいる。
自分は絶対にすることがない後悔だから何度でも読み返したくなる。取り返しの付かなさが良い。ホルモンバランスが崩れるので自殺が多いそうですね。
理由はわからないが良く読む。普通に可哀想だが、全然可哀想と思わない自分もいて複雑。
底辺職の専スレを読むと出没する。Twitterもよく覗く。下を見ることで安心できる。ストゼロの写真に映り込むドラえもんハンドにはえる指毛が本当に汚い。
キモ金おばさんがネットで交流しているのをみると冬のスズメを思い出す。
可哀想な人から自業自得のゴミ屑まで、多種多様で面白い。さながら動物園。
ホームレスの癖にブログをやっているところにかなり興味がある。世捨てしきれない人。妙に意識が高かったりしてうける。
あーあ、の一言。夢を詰め込みすぎて客が入らなかったんですね^^;。
終わってる人が何かを始めようとしているのを見るのが愉快。
可哀想、なような、そうでもないような。
ミュージシャン志望のド下手くそ。だめそうな漫画家志望万年アシ。いろいろ。
特定の誰かに対して悪口を描き続ける人のブログ。家族が圧倒的に多い、誰かに読ませるためではないのは確か。負の感情の塊。定期的に読みたくなる。
以下追記↓
大好きなのに書き忘れていた。田舎で自給自足する人々、の子供。学校まで2時間の僻地で友達もろくにいない生活。テレビで見るのも好き。しょうもない親のせいで…というのが良い。ホメオパシーなど堪らない
これもかなり好き。可哀想。同情。治ったり悪化したり。親の影響で脱ステさせられたり接客業退職に追い込まれたりと波乱万丈。怪しい医者の影がちらつき始めるキタキタ感。10年単位で追っかけられるご長寿コンテンツ。アトピーこれ人生。
あれもないこれもないこんな田舎、こんなはずじゃ。都に住まない自分には面白い観察対象。3年ぐらいで田舎に馴染む足が早いコンテンツ。だが、間近でも見れるところが好き。
定番すぎて書かなかったが追記。定期的にWikipediaを読み返す。週刊誌などは好まない。淡々としたものが良い。事件ものは歳のせいかあまり読まなくなりつつある。悪者が出てくるのが嫌。
最近は事故が好き。交通事故、ハイジャック、飛行機墜落、脱線、定番の熊襲来モノ、凍死モノ、漂流モノなど様々。最近良かったのはドナー隊。感染症ではローカルな熱帯の病が良い。コロナは微妙。個人的には全身から血を吹き出して死ぬ系の方が……。
戦争では、強制収容、戦時の貧困、一家離散などの定番も。邪智暴虐軍人に苦しめられる属国の庶民が好き。配給、闇市良い。戦争終了後の、原爆後遺症や枯葉剤の後遺症、四肢の欠損、重度の火傷などその後の人生を変えるものも惹かれる。国同士の争いにより罪のない大勢の人が生涯理不尽に苦しみ続けるのが興味深い。好きなのはベトナム戦争。軍人のシェルショック、原爆実験被害者談も良い。
一通り人の不幸に触れた後に見たくなる。アリエッティ、思い出のマーニーが良い。他の名作に比べて視聴回数が少ないのと、あまり引き込まれないのが良い。ドラえもんの映画などもよく見る。まったく好みじゃないのが良い。頭を空っぽにして楽しめるハッピーエンドが良い。人の負の側面をテーマにしないポリコレ映画も大好き。一押しはアニー(2014)。
ついに30歳になった、なってしまった
20代を週3、4日程度のアルバイトやパートばかりで履歴書に書ける職歴は白紙、特技も趣味も志望動機も全部白紙、なんにもない女と、相成ってしまったのだ
18のころだろうか、急激に足腰の悪くなった母の介護で過ごして恋人もいない
まるで親の介護をしていたせいかという言い方だが親のせいだけではない
勿論30歳にして処女だし異性と手を繋いだ経験すら数えるほどしかない
交際経験は、続いたとして3ヶ月、セックスまですらも行かずに終わった物ばかりなので交際経験なしと言った方が早いだろう
おまけにコロナの関係で仕事をクビになって無職の引きこもり、やることといったら炊事洗濯家事くらいの物でなににもならない
とことんまでクズなのだが、せめて私が20代も前半ならよかった、まだ若いから許された
外に出ないから異性との出会いは完全にゼロだし(これは言い訳だ、どんな状況であれ出会う人は出会っている、)、こうなる前から異性に食事に誘われてもなにを話せばいいのか解らず結局どうにもならなかった
相手に不愉快な思いさせてしまったのだと言うことだけは理解できた、次もまたという世辞が恥ずかしくてみっともなかった
親はコロナが落ち着くまで外にでるのも怖いから、と仕事探しはゆっくりしたらいいと甘やかしてくる
家にいてじっくり面倒を見て貰えるのがうれしいと世辞を言ってくれる
暑くても雨でも寒くても足は痛む、リハビリに付き添いながら、関連書籍を読み込んだが
結局年齢によるもので根本的解決はないとばかりがかかれていた、あえていうなら筋肉をつけることだとわかった
私には実兄がいる、忙しく飛び回っているのでなかなか顔を合わせることは出来ない。それでも出来うる限りは安否確認の連絡をくれている
忙しい中で時間をとってくれて大変ではないだろうか、余り無理をしていなければいいがと思っても私に出来ることはなにもないのだ
そんな兄もまた、今は私家にいて母の面倒を見て貰える方が有り難いと世辞をくれる
それがいけない、甘やかされると甘えてしまう、元来甘やかされれば増長して驕る女なのだけれど
流石に今回ばかりはゆっくりしていていい年齢ではないのことは理解できる
自分は別に人間は恋愛をして結婚しない事を否と論じたいわけじゃなくて、
事実として、もしかして自分は所謂人を愛せない女のではないかと調べてみたことがあった
(あまりにも細分化されており本だけでは解らなかったがそういった人たちのいるお店には人生で立ち入ったことがないので少々怖じ気づいてしまい足を踏み入れることが出来ず、結局よく解らなかった)
それならそれで一人でも生きられるように自立して生きる道を見つけないといけないと思っているわけで
というか、だけどそもそも前提として自立すら出来ていない人間が他者と生きるなんてもっと無理があるんじゃ、と余談だが色々と考えてしまう
私も恋人とまでは言わなくとも会話できる異性くらいはほしいと思っている
だけれど恋愛偏差値のあまりにも低い私は異性と話すとイコール恋愛に直結してしまう
これはいけない、相手に迷惑だ、とそこまで思ったがそもそも今は会話する相手すらいないのだった
それに、いざとなるとなにを話せばいいか解らなくて、会話が終われば酷く疲れて気持ち悪くなってしまう
人と話すと疲れるものなのは当たり前だとは思うけれど、これではどうにも恋愛に発展しようにない
友愛は解る、友人と遊びに行くのは大好きだ
それでも終わって帰れば疲れが出てしまう
その上恋愛としてデートという名目がつくとなにもわからず気持ちが悪くなってしまう、比喩ではなく、戻してしまうのだ(汚い表現になってしまい申し訳ありません)
あまりにも相手に迷惑だと気がついてから、誘われても余りに乗らないようにして今となってはお誘いはゼロで
閑話休題、とくとくと私のどうにもならない恋愛に関して吐露してみたが差し当たっての問題は恋愛よりも仕事だ、お金が必要だ
それは少し寂しいかもしれないけれど生きることは出来る
だけどお金は直接的だ
いまは、みっとももなくも貯金と親の金で何とかなっているけれどかこれからどうする
私にはなにもない、才能もなく、なにも特技がなく、性格もよくなく、粗忽でドジで、人に好かれるタイプではなくそれでいて不真面目だ
親は、恐らく余程のことがない限り私よりも先にいなくなる
いっそ順序が逆であればよいのにと言うのは余りにも身勝手な親不孝だろう
一人、初めて自立しなければならなくなるとき、必ず遠くはないいつかやってくるその時
その時に私に残された者は親の遺産の家が一つと、職歴一つなく自分一人で稼ぐことも出来ない女なのだ
兄に頼る? 忙しくも飛び回って、それでも常にこちらに気を配っている兄弟に迷惑をかけられる筈がない
子供の頃から色々とあった我が家のせいで結婚すら出来ていない兄にこれ以上の迷惑をかけるわけには行かない
私には、認めたくないけれど血縁上姉と呼ぶべき女性がいる、ちなみに父とは数年前数十年ぶりに事故にあったとかで緊急治療室で顔を見てから一度も会っていないが生きてはいると思う
姉は、今生活保護を貰って生きている
親を謗り、兄弟を羨み、自分一人で生きていくと行って夜逃げした姉は今どうしようもなくて、行政を頼って、生きている
それは別に悪いことではない、どうしようもないとき行政を頼るのは国民として正しい姿勢だ
だけどどうしようもなく、私は姉と呼ぶべきその女に自分の未来を重ねてならない
これは完全に私が姉への恨みの色眼鏡で見てしまっていることだって理解している
書きたいことを書いて、羅列も言葉もめちゃくちゃできっと読みづらいことこの上なくて申し訳ない
私には文章を書く才能すらないのだ。なにも特技も才能も継続する力すらもないまま、30歳だ、ハッピーバースデートューミーだ
日々、明日も生きているという事に恐怖する
電車に乗りたい、正しくは乗りたくない
電車を見逃して、見逃して、ぼんやりと過ごして誰も自分も見ていない
雑踏の中でただ一人何時間も何時間も過ぎていく電車を眺めたいと思ったのは、恐らく思い出が美化されているからだ
結局あの時は帰路の電車に乗り込んでいつも通りにただいまといった
あのときはそれが正解なんだと思うと、言った
清潔感じゃなくて、「爽やかさ」の方がハードル感も含めてわかりやすいと思うのに
なんで女性はこう、悪い部分についてフワッとした言い方するかな。悪者になりたくないから?
眼鏡やめて痩せて筋トレして体引き締めて歯を矯正して髪型整えれば、チー牛以上であれば誰でもある程度の爽やかさは身につけられると思うけども
本体の導入コストが高い、かつランニングコストが高いという意味。
EUVはスズを熱して筒の先から水滴のようにして真空中に吐き出したのに対して、レーザーを当ててプラズマを作って励起、
そこから目的の13.5nmの波長の光を作る。EUVってのはその13.5nmの波長が極端紫外光って名前の略。
そのスズのプラズマから、光以外に大量のスズの粒子が飛び出てくる。
200W~250Wくらいのレーザーを当てているので、そのエネルギーが粒子に移っている。
粒子の中には高エネルギーを持ったものから、低エネルギーのものまで沢山ある。大きさもバラバラ。
半導体を作るためにはリソグラフィという虫眼鏡のように集光させる必要があるが、
EUVは通常の虫眼鏡のような集光レンズでは光が吸収されるので、鏡に反射させて集光させる方式を取っている。
プラズマから光が出る方向は、レーザーの当て方によって変えることはできるが、光が一番強い方向に、エネルギーを持った粒子が飛び出てしまう。
そうなると鏡が粒子によって削れてしまう。これが装置の寿命につながる。
真空をひいているので、ミラーを交換するのに大気圧に戻しして、再び真空にするといった時間的なロスが発生する。この間ウェーハを流すことができず、収益悪化につながる。
ミラーと言っているが、日常品で使うようなアルミのミラーではなく、EUVを反射させるためのもの。自分が知っているのはモリブデンを多層膜にしたもの。他にもあるかもしれない。
ミラー以外にも長時間使っているとスズが堆積していくので、真空度が下がらないといったことが起こる。
半導体を作るうえでnmのゴミがあると不良品になるが、シリコン側にも影響する。
大量に落ちる所は避けてウェーハを置くように、複数のミラーを置くことになるが、ミラーでの反射回数を増やすと、光量が足りなくなる。
また距離を離しても光量が減る。
よって光源とウェーハを近づけることになるが、プラズマからエネルギーを失ったスズ分子がウェーハに落ちる。
この問題に対しては、ウェーハに保護膜をつけるといった対策方法が取られる。もちろんこれがコストに響く。
保護膜のデメリットはなにかというと、保護膜でEUVが吸収されてしまう。
保護膜なし場合は200Wのレーザーで済むが、保護膜ありだと250W必要となる。
レーザーを高出力にすると、先ほどのミラーが削られる速度が上がる、レーザー自体の寿命が縮まるといったデメリットにつながる。
EUVで利益を上げられないので、グローバルファウンドリーは導入前に撤退した。
EUV使って利益を上げられるのは、現時点ではAppleのような世界中を寡占しているようなメーカーの依頼品のみ。
それこそ数億の大量生産でようやく元のコストが高くてもやっていける。
そんなメーカーは限られているので、TSMCのように複数のメーカーから依頼を受けているファウンドリーでないと導入が難しい。
最先端の微細ロジックが不要な所がある。Arduinoのような趣味用のマイコンでもいいし、その辺のオーディオや自動車、ゲームセンターのアームの制御など、
処理速度が不要な部分がある。
例えばモーター制御だと、モーターの回転数の上限はマイコンのCPU性能で律速しない。ベクトル計算が必要だとしても、最先端のプロセスを使ってコストが上がるよりも、
少し古いプロセスで製品コストが上がらない方がいいといった分野もある。
毎年や2年ごとに価格が高くなっていくスマホのような製品ばかりではない。
朝からこんなポエムを書いて申し訳ない。でも、書かずにいられなかった。
最新アルバムの盗作を200時間聞いて、今まで自分の中でくすぶっていた疑問が全て解けた。
それまでの彼らの音楽はティーンをターゲットに作られていたのだ。
sui-sの七色の歌声がどんな曲でも歌い上げてしまうので、それが彼らの真骨頂だと思い込んでいた。
「ヒッチコック」や「ただ君に晴れ」の、キャッチーでいて急にドキリとさせられるような大人の部分が見え隠れする、そんなアンバランスさがヨルシカの面白さだと思っていた。
その後色々な曲を聴き込むたび、sui-sの新しい一面を発見してはのめり込んでいった。
聞き流しているだけなのに、急に彼女の歌声に心臓を鷲掴みにされるような瞬間が病みつきになっていった。
ところが今回の「盗作」は今までのキラキラ輝いている感じは感じられず、少し落ち着いた、むしろ陰鬱な雰囲気さえ漂っていた。
今までは若さと体力だけで後先を考えないような危うささえ感じられる疾走感だったものが、同じ疾走感でも助走をつけながら徐々に加速して、そのうち自分の限界に挑んでいくような疾走感に変わったような印象だった。
先行シングルの「思想犯」も、はじめは戸惑いつつ、気がつけばヘビロテリストに加わっていたが、それでも少し戸惑いながら、「爆弾魔」の再レコーディングを聞いて、彼らの今回のアルバムで表現したいものを垣間見た気がした。
そしてとうとう「花人局」にたどり着いてしまった。
はじめのたった1フレーズで、いままでのヨルシカのイメージを粉々にされた気分だった。
今までヨルシカにもとめていたもののすべての答えがこの曲に詰まっていた。
そこには今までのヨルシカの魅力の一つであった少年少女のような有り余るエネルギーや熱意のようなものはなく、心の奥底の方からじんわりと染められていくような脆くも危うげな心の変化が歌いこまれていた。
今までもsui-sの歌声は変幻自在でどんな歌でも歌い上げるだろうと思っていたが、どちらかというと子供っぽい表現が多い中で、まさか、ここまで大人びた歌を大人びたままに細かな心情表現を持って歌い上げるとは思ってもいなかった。
もちろん、n-bunaの曲や言葉選びがあってはじめての作品である。
よくもここまでsui-sの歌声を信用して、これだけの複雑な感情表現を必要とする曲を作り上げたものだと。
とにかくこれを読んだ全員にこの曲を聞いてほしい。
でも、この曲だけを聞くのはやめてくれ。
せめて、youtubeで公開されているヨルシカのMVを一通りみて、いままでどんなヨルシカが求められ、受け入れられてきたかを知ってから聞いてほしい。
曲の始まりから終わりまで鳥肌が一度も止まらず、歌声の変化に涙腺が突き上げられ、歌詞の意味に触れたときに顔を覆いたくなるような悲しみに襲われたこの気持ちを少しでも誰かに理解してもらいたくて、でも、そんなものは経験した本人しか経験しようがないこともわかっていながら伝えないと気がすまないという衝動だけで書き上げてしまった。
当然ヨルシカがあなたにとってそういった存在になるとは限らない。
でも、世界にはまだこんなに心揺さぶられる出会いがあるのだということを伝えたかった。
増田は29歳の独身女性。営業マンであった。出世街道まっしぐらと言うには今ひとつパッとせず、営業成績もいつだって二番手止まり。
焦燥感ばかり募り、空回りを繰り返す。そんな時期に直面していた。
デートをドタキャンされたある週末、昼間から1人缶チューハイを開け、増田ははてな匿名ダイアリーを巡回した。下ネタ、政治、男女論、いつも通りのくだらないエントリが並んでいる。この間の釣りエントリはまだホッテントリに登っていない。ああつまらないな。そんなことを考える増田の目にある文字列が飛び込んだ。
「おっさんの皮」
真っ白なバナーに地味なフォントでポツンとそう書かれた広告は、いつもみる洋服のセールやソシャゲの広告とは違っていた。
気になった増田は広告をクリックした。古臭いhtml形式のホームページには、スーツ姿の3人のおじさんの写真が並んでいた。下には2万円、と価格らしきものが書かれている。
4、50代だろうか?3人とも違った顔立ちをしているが、どれも似たような印象のおじさんだ。冴えない、少し脂っぽい、髪の薄くなりかけた、どこにでもいそうな普通のおじさん。
一番左のおじさんは、高校の頃の数学教師に少し似ていた。似たり寄ったりのおじさんの中から、わずかな親しみを感じられる1人を見つけた増田は、青い字で表示された2万円、をクリックした。
「おっさんの皮。48歳、73kg、173cm。老眼あり。眼鏡付属。」さっきと同じおじさんの写真の隣には、短くそう記されていた。後は、「戻る」「カートに入れる」があるのみだった。
不思議なサイトに好奇心をかられた増田は、ほかのおじさんのページも覗いた。身長体重は異なるものの、説明文は似たりよったりだ。
初めのおじさんのページに戻って、写真をまじまじと眺める。平凡でつまらないおじさんだ。良く見ると色々な人に似て見える。取引先の川上さんにも、政治家の武川にも。親戚にこんな人がいたような気にもなる。増田は、カートのアイコンにカーソルを重ねて考える。
2万円、それはちょうど今日の増田が彼氏の誕生日を祝うために予約していたコース料理の値段と同じだった。記念日にドタキャンなんて、もう別れどきということだろうか。心の底で澱が渦巻く。
酔っていたせいか、それともドタキャンされた腹いせか、増田は「おっさんの皮」をカートに入れ、レジに進んだ。Amaz○n IDでの決済が可能らしい。どういうことなのだろう……強く回り出した酔いに身を委ねながら、増田は考えようとした。が、暫くして暗い部屋に増田の寝息がスースーと聞こえた。
ーーー
「おっさんの皮」が届いたのは、増田がすっかり忘れ去った頃、一月もしてからのことだった。増田が、興味半分疑い半分で、その変に軽い段ボールを開けると、そこにはおっさんの皮があった。
ああ、そういうことか。
ひと目見て理解した増田は、試しに皮をまとってみた。浴室の鏡の前に立つ。そこにはあのおっさんがいた。増田より10センチも高く、20キロ近く重いおっさんが。白目は黄色がかり、眉はひょろりひょろりと伸びている。近くで見ると想像以上に肌の凹凸が激しい。ああ、おっさんだ。と増田は思う。
翌日増田は、自分のスーツの上から皮を着て会社へ向かった。皮を着ても、皆増田が増田と分かるようで、「増田さんおはようございます」と声をかけられる。いつも通り……、ではなかった。いつもなら「増田ちゃんおはよー」と声を掛けてくる鬱陶しい同僚も、今日はどうしたことか「どうも」だけであった。いつも煩わしいほど和かにお節介に挨拶をしてくれる老齢のヤクルトレディも、今日はやけにさっぱりとした対応だ。
おっさんの皮の効用は、取引先で顕著であった。いつも若造扱いされているような、舐められているような、どこか雑な対応が今日は違った。
増田の口からでる言葉、一つ一つが地に足がついたような、しっかりとした印象を与えてるのがわかる。それに今日はやけに取引先の社員と目が合う。
二週間が経った頃。おっさんの皮の影響は、如実に成績に現れていた。いつも良くて2番、4、5番を浮き沈みしていた増田の営業成績は、ついに1番になっていた。
おっさんの皮を着てからというもの、いいことづくしである。月に1度は遭遇していた痴漢も、皮を着て乗るようにしてから全く合わない。電車で妙に密着されて苛立つこともない。夜道を歩くのも平気だから、残業も気にせず出来る。
普段皮を着て過ごしている分、彼氏や友人と会う時は目一杯のおしゃれを楽しむ。似合わないからと敬遠していたリボンやレースをあしらったフェミニンなファッションにも挑戦した。最近の増田はいつも明るい。そのせいか、会社でもデートでもよく褒められる。
今日の増田は一段と楽しそうだ。金曜の夜だからか?いや、それだけではない。今日は、彼氏が家に来る日だからだ。それというのも、来年の4月と2人で決めた、結婚式の招待状を書くためだった。……招待状なんていうのも一つの口実で、再び愛に火がついたのだから家でのんびりいちゃつきたい、というのが真の目的なのだが。
増田は思ったより遅くなってしまった帰宅に、焦りながら部屋を片付けた。会社帰りの崩れたメイクじゃ嫌だ。この間買ったばかりの可愛い部屋着もだそう……と、背中に手をやって気づいた。
脱げないのである。おかしい。そんなはずはない。どんなに試しても脱げないのだ。皮はまるで初めから増田のものであったかのように張り付いている。今までどうやって皮を脱いでいたか、思い出そうとするが、うまくいかない。焦る増田の脂汗はおっさんの皮をつたう。臭いまでおっさんそっくりだ。このまま一生見ず知らずのおっさんの皮を貼り付けたまま生きていかないといけないのだろうか。
ああ、彼氏が来てしまった。すぐに合鍵でドアを開ける音した。でも大丈夫だ。おっさんの皮を着ていたって、わたしはわたしと認識されるんだから……。大丈夫、大丈夫。
ほら、いつも通りの表情だ。あはは、なんだ心配することなかったじゃない。皮の脱ぎ方は後でショップに連絡すればなんとかなるはず。今はせっかくの彼氏との時間に集中しなきゃ……。
彼氏が役所で貰ってきたばかりの婚姻届を取り出す。増田は笑顔を作ろうとするが、口角はぎこちなくひくつく。机の上には金色のインクで細かな縁取りのされた可愛らしい招待状が並び、まるで幸せの象徴のようである。しかし増田の頭の中は貼りついたおっさんの皮のことでいっぱいで何も頭に入らない。彼氏がなにかと尋ねるが、今日の増田の返事は要領を得ない。
最近仕事も忙しかったようだし。もう休もうか、と彼氏が言う。増田は皮に気を取られながら、口先の同意をする。
そうして、気もそぞろの増田を、彼氏がそっとベットに押し倒した。そういえば久しぶりな気がする。ここ最近お互い仕事が忙しくて会えなかったからな……。鏡を見なきゃ自分じゃわからないんだし、電気を消してしまえば……と、増田が彼に身を委ねよ……
「なんだお前おっさんじゃねーか!!」
突然彼の声が響いた。
暗い部屋にはおっさんが1人、残されるばかりであった。
もっとこう若くて標準体型で地味でクラスに一人はいたようなブスのエロ動画が見たい。
「地味」で検索しても眼鏡をかけただけの顔の整った女しか出てこないし「ブス」で検索してもババアか太った女しか出てこないし普通の地味なブスの需要はほとんどないのか?
大学時代からの知人男性の中に、ここ数年恋人を欲し続けている人物がいる。彼は今まで女性とは凡そかけ離れた環境に身を置いており、ここ15年くらいは「男子校生活」と言って差し支えないだろう。そんな状態では仕方ないかもしれないが、所謂「彼女いない歴=年齢」の一人だ。
彼の学歴は世間一般から見ると申し分なく(歯切れが悪いのは彼と私は同じ大学出身だからだ)、収入も良く、職種的に将来性も高い。敢えて言うなら外見が垢抜けず、人間関係に奥手であるのが恋愛市場的には短所と言える。とはいえ性格に難があるわけでもなく、友人の立場から見るとそう悪い物件とは思えない。本人もアプリなどで恋活に励んでいるようだ。
しかしどうしてかな、彼には一向に彼女が出来る様子が見えなかった。お互いもうアラサー。出会いを求めても上手くいかず、次第に元気をなくしていく彼を見るのが心苦しくなり、異性からのアドバイスがせめてもの参考になればと話を聞いてみることにした。
そこでわかったのが、多少意地の悪い言い方になるが、彼が「周りに異性がいないあまり、自分の『身の程』をはかりかねている」ということだった。
彼の理想の相手。それは「可愛くて、優しくて、教養があって価値観が合う、努力を惜しまなない人」だという。この場合の「可愛さ」の定義について、てっきり私は「自分を好きになってくれる」とか「愛嬌がある」とかそういう話だと思っていた。しかし聞いてみると、「顔が自分の好きなコスプレイヤーと同じタイプで、肌や髪の手入れが行き届いていて、おしゃれ」というのが、彼の「可愛い」の詳細らしい。ここ数年ミュートしていた彼のTwitterアカウントを覗くと、女性アイドルやコスプレイヤーのポートレートや自撮りのRTで埋め尽くされていた。
さて、彼のスペックについて、先程「外見は垢抜けない」と書いた。清潔感が全くないという訳では無いが、簡単に言ってしまえば「量産型のオタク」といった風貌だ。身体は全く鍛えておらず、何より姿勢が悪い。服装についても、最後に服を買ったのは3年前だそうだ(品質が高いから物持ちがいい、という訳でもなさそうだ)。彼はいつ見ても白の長袖シャツに黒いパンツを履いている。どこに行くにも、仕事用のバックパックを背負っている。聞いてみると、アプリを使って出会う時も同じ格好だそうだ。
こんな言い方をしてしまうと身も蓋もないのだが、同じ社会階層の「彼の思う可愛い子」に、相手にされるような人物ではないのだ。可能性はゼロではないが、限りなくゼロに近いだろう。
しかし彼はそれに気がついていない。可愛い子には振られ、自分のお眼鏡にかなわなかった女性とは距離を置いてきたようだ。そこまで理想が高いなら確かに、彼女が出来る気配がないのにも頷ける。しかし彼は「自分の理想が高い」ということにすら自覚がなく、何故上手くいかないのかと心を病んでいた。
彼が今こうなっている理由の最たるものは、恐らく「ほぼ男子しかいない環境」にあったのではないかと私は分析している。周りに数組カップルが出来るほど男女が入り交じった生活を送っていれば、「こういう男子とこういう女子がくっつく」という肌感が身についてくる。勿論本音を言ってしまえば、美少女と交際したくない男子はいないし、イケメンと交際したくない女子もまず居ないだろう。しかしそんな「突き詰めて言えば」を実行する人間は少ない。現実が見えているからだ。とても嫌味な言い方だが、「自分が交際するならこれくらいのレベル」という「身の程」は、バリエーションがある複数の異性と交流のあるコミュニティに属さないと気が付かないものなのかもしれない。そこに「自分に近いレベルの学歴」というフィルターがかかるならなおさらだ。
一方彼は、そもそも「女子のバリエーション」を知らない。普段の彼の目に入る女子は、SNSを通じて目に入ってくる「可愛い子」とアニメキャラだけだ。だからその基準に達していない女子は、一般的には普通のレベルであっても、彼目線からすれば「普通未満」になってしまう。どんな男性が恋愛強者なのかもイメージがつかないから、「可愛い」が高望みであることにも気がつけない。異性に対する幻想は凝り固まっていき、アラサーになっても彼は「色白黒髪フリルの可愛い若い女性」が好きなのだ。
おそらく彼がその感覚を身につけるには、荒療治ではあるが、多様な女子がいる環境に放り込むのがてっとり早いのだろうが、忙しい社会人のオタク(主なジャンルは男性向けアニメ)に適したそんなコミュニティを私は知らない。上から目線だとは承知の上、他に方法はないかぼんやり考え込んでしまう。
【追記】
ブクマコメでは結婚相談所を勧める声が多いし、確かに私も「彼の需要が高い」のは恋活事情より婚活市場だと思う。
彼は彼で、年齢的にも真面目な性格的にも結婚を意識はしている。しかしあくまでしたいのは「恋愛」だそうだ。勉強や就活で失った(と本人が思っている)青春を取り戻したいのだと思う。
そうは言っても個人的には彼の言う「可愛くて若い子」ほど交際相手を総合評価(外見、女性経験なども含め)で見ていると思っており、やはり彼に勝算はないと思ってしまう。実際に「高収入非モテと低収入イケメン、どっちと付き合いたいか」が逆転するのは30代というアンケートも見かけた。彼を好きになる女性と彼が好きになる女性が、悲しくなるほど噛み合っていない。
現状に満足するように(彼女がいなくても満ち足りるように)促すのが吉なのかもしれない。もしその「諦め」がついた男性がいたら、そのコツなどもお聞きしたいところだ。
ボルダリングめちゃくちゃ楽しくて、でも家から一番近いボルダリングジムが結構チー牛の巣窟になってて気持ち悪い。
チー牛さえいなければ快適で広くていろんな人がいるジムなんだけどね。
チー牛がスポーツにあこがれた結果ボルダリングに行きつく気持ちはよーくわかるんだけど、服装髪型がチー牛なんだよね。
Tシャツに短パンまたは長ズボンなだけの装備でなんであそこまでチー牛感を漂わせることができるのか?!
髪型が気持ち悪いっていうのも大きな要因なんだけど、どこのへたくそな床屋か1000円カットかセルフカットなんだよ。
ていうか指紋がべったりついてそうなきったない感じの黒縁眼鏡もセットで気持ち悪いんだよなあ・・・
2~5人くらいで群れてる。
ボルダリングは一人でできるスポーツなのに、群れてる率めちゃくちゃ高い。
あーでもないこーでもない議論しながらやっても楽しいスポーツなんだけど、それにしたってずっと群れている。
チー牛は自分はぼっちではないと周りにアピールするかの如く、群れる。
多分終わった後はみんなでスーパー銭湯かご飯屋に行ってそこでも周りを気にしながらでかい声でしゃべりながら群れてる。
締まりがないアデノイド顔貌とか顎なしとか、きったねー眼鏡にきったねー髪型。
ホールドを触らないでほしい。
一般的に女性を嫌悪しているとか、女性を蔑視していると主張する人は「じゃあお前は誰の腹から生まれたか言ってみろ」と怒られる。
確かに全ての生き物は母親から生まれる。出産というのは本来命懸けの大行事なので、全ての母親は母であると言うだけで尊敬されて然るべきだと思う。
母親というだけで何もかも許される、とまでは言わないけど、全ての人は自分を生んでくれた人にありがたいという気持ちはあるんじゃないだろうか。そこで母が親としてちゃんと自分を育ててくれたかどうか、はまた別の問題だけれど。
それはともかく、自分は女性に対して色眼鏡をかけて見ている、という自覚がある。自分はジェンダーフリー教育を受けた覚えが無いので、男らしい・女らしいという概念が自分の中にはある。男と女は違う生物だ、と思っている。
男性と女性では体の造りも何もかも違うし、男性の中で育ってきた男性と、女性の中で育ってきた女性では価値観も何も違うだろうと思う。衣服に関しても性別で分けられている事が多いし、少なくとも同性と同じようには見れない。
「おけけパワー中島」とか、「普通の人でいいのに!」のとか、女性向けのあるある話というか、エッセイ漫画を読んでも理解出来ないな…と思う事が多かった。理解出来るから嫌いとかではなく、何もかも理解出来ずよく分からなかった。
多くの女性がジャニーズなどのアイドルや顔の良い俳優に夢中になる理由もあまり分からない。こういう話は、性別を逆にすれば女性も「何故男はAKBなど若い女に夢中になるのだろう?」と思うのでは無いだろうか。
自分には、女性が男性を好きになる感覚が、どうしても理解出来ない。逆に、男性が女性を好きになる感覚は分かる。男性の事はある程度理解や共感が出来る気がするけど、女性の事となると理解や共感が出来ない事が多い。
女性が手がけた創作物も楽しめない事が時々ある。楽しめる事も結構ある。「この人は良く男性を客観的に見ているなあ」と感心する事もあるし、「女の考えている事はよく分からないなあ…」と困惑する事もある。
そう思う中で、自分には生理的にどうしても許容出来ない事が一つある。女性が自分の事を男性だと偽ったり、逆に女性である事を隠しもせず所謂「男性が好むジャンル」に足を踏み入れてくる事が、どうしても自分には耐えがたい。
例えば更衣室やお手洗いは基本的に性別で分けられている事が多い。それは、性別で住み分けを行わないと何らかの不都合が発生するからだと思う。もしかしたら将来的に統一されるかもしれないけど、当分はこのままだろう。
男性に好まれる物も、女性に好まれる物も、お互いそんな風に不可侵であったのではないだろうか。男性人気のある物をこっそり楽しむ女性も、女性人気のある物をこっそり楽しむ男性も居たと思う。大きな声はあげず、こっそりと。
まあ、そんな不可侵なんて物は初めから存在しなかったのかもしれない。人気漫画家の高橋留美子先生が『週刊少年サンデー』で作品の連載を始めたのは40年以上も前の事だ。大昔から「男性が好むジャンル」に女性は居た。
ただ、自分と違う「女性ならではの感性」「女性文化の中で育ってきた」人間を男性向けのジャンルで見る事は、自分には何だか違和感がある。面白さとはまた別に、この人は男の事をよく分かってないんじゃないだろうか、と感じる。
自分は性差の存在も強く信じている。女に男の事は分からないだろうし、男も女の事は分からないだろうと思っている。自分には女性の生理や出産の辛さが分からないのだから、女性だって男性特有の生理現象については分からないんじゃないか?と決めつけている。異性には本当の意味で「異性の悩み」なんて分かる事は無い、同性だからこそ強く分かる事がある、と考えているし今後も中々変わらないだろうから、自分は男女差別者であると思う。でも女性は好きです。
【追記】
男です。男らしいかはともかく。