はてなキーワード: チャイムとは
幼稚園か小学校一年の頃、知らない家のチャイムを押して、家の人が出てくる前に逃げるという遊びにはまっていた。
なんでそれを始めたのかわからない。友達がやっていて真似したのか、自分で思いついたのか、それも記憶にない。
ある日それをしようとしたらちょうど家の人が横から来たのに出くわした。
確か「あら、何か用?」みたいなことを言われたと思う。
あわてて逃げた。
それからその遊びはやめた。
私はこのことを誰にも言わなかった。
人の家のチャイムを押して逃げるという行為は悪い事だと子供心にわかっていた。
時が経ち、インターネットが普及して、あの行為が「ピンポンダッシュ」と呼ばれていることを知った。
そして、それをしていた子供がけっこういた、ということも知った。
あんな馬鹿なことをしていたのが私だけではないと知ってちょっとだけ安心した。
でも、あの頃私がチャイムを押した家の方、ごめんなさい。
ああ、なるほど、あ、チャイムが
総務部が装置をつけてドアが閉まっている時間を測ってるらしい。そしてその結果が月曜に流れてきた。確かに30分を超える利用はどうしたものかと思うし、個室が空いて無いのは困るけど、それにしたってこれは不快。
「トイレの個室が空かなくて困る」という問題があった時に、確かに中でスマホ弄ってる奴とか迷惑でしかないとはいえ、うちの会社の場合根本の問題は休憩場所がないことだと思う。
共用エリアは全てテーブルと椅子が置かれて、常に誰かが打ち合わせをしたりしている。
タバコを吸う人は喫煙エリアがあって、そこにいる間は「休憩中」と分かりやすく、周りも余程の急用でない限り呼び出しもしない。けど、非喫煙者にはそうやって落ち着いてスマホを弄る場所が無い。
私は山手線に乗って、疲れきった体を椅子に預けて携帯を眺めていた。
新宿駅にたどり着いた電車から大勢の人が降り、その後マレー系のお母さんがベビーカーに子供を乗せて乗車した。
なぜマレー系かわかるかって?あの顔つきと肌色でヒジャブをまとっていたからに決まっている。2年間、シンガポールのころごまんと見ていた人の姿だ。忘れることもあるまい。
とにかく、彼女は子供と一緒に電車に乗り、旦那さんと思われる人が外からスーツケースを手渡し、中に入れ始める。
スーツケースが一つ入ったところで、ドアが閉まる。
母は大慌てでとっさに腕をドアに差し出したが、間一髪で逃し、ドアは冷たく閉じられてしまった。
ホームで見かねた誰かの所業だろう。非常停止ボタンが押された。
母はとても困った顔をしていたので、電車の中にいた私は拙い英語で、とにかく通じればいいなというレベルで彼女へ声をかけた。
「Send the message to him that you can ride next train what should come in 3 mins so far.」
(3分後に次の電車が来るから、旦那さんにそこに乗るようにメッセージしてね。)
「You'd better to ask staffs to help you in next time。They can help you.」
彼女の表情が和らぎ始めた。英語わからなくても、私の意図は少しは伝わったのかなと思った矢先だった。
私も彼女も初めて出くわす場面だが、手慣れているだろう。ドアを外からこじ開けようと力む姿が見えた。
スーツケースを入れてもらうのかな。
とにかくうるさいブザー音を消してくれとばかり、心の中で思っていた私が次に観た光景は、そんなことどうでもいいと思わせるようなものだった。
駅スタッフは、ドアをこじ開けては電車に乗り込み、ありったけのしかめっ面で、母とベビーカーを引きずり下ろした。当然スーツケースは眼中にない。
それもそうかも。何せ車いすのスペースに突っ込んだわけだし、その荷物が隣に立っていた人のものかもしれない。母の携行品はベビーカーしかないと思われても仕方はない。
それでも、荷物はただそこに置かれてあっただけ。
荷物は無事に外に母と一緒に追い出され、ドアは閉まり、駅スタッフは「一つの仕事をやっつけたぞこの野郎」と言わんばかりに、安全確認終了を知らせるランプを高く振りかざす。
これは、一日利用者数世界一を記録している駅で起こった、外国人観光客が起こした小さなトラブルだった。
仮にも世界一の駅スタッフが、観光客をマニュアル通りに、いつも通りに追い出すのか。
彼女がその時感じたであろう感情がどうだったか、想像すらつかない。
旅行って、旅っていつもそうだ。
どこかしらで必ずトラブルは起こる。
喧嘩だってするかもしれないし、財布だって落とすかもしれない。
はたまた決まったはずの宿が決まってないかもしれない。
今まで述べたトラブルと比べたら、電車一本逃して一行とはぐれるなんて、些細なものに過ぎないだろう。
その記憶が後で振り返ったとき楽しいハプニングとして残るか、散々な目に会ったという苦い思い出として残るかは、その場そこにいた人達がどう接したかにかかっている。
彼女(とその家族)は須らく、その類の数知れないトラブルのうちの一つを、須らく経験してしまった。
少なくともこの国の誇る鉄道の、いちばん誇らしい駅のスタッフは、間違いなく彼女に後者の印象を植え付けたのであろう。
なんてことを思う間にふと考えた。
仮にもオリンピック公式輸送スポンサー企業のスタッフがこんな対応でいいのか?
もしかしたら、彼女が私のアドバイス通りに、あらかじめ対応ができたら、駅スタッフだって乗車案内できたはずだ。
彼女は頼るすべを知らなかっただけ。
できるはずのことができないのは、観光客に対するおもてなしが全くできていないという証拠であろう。
いくら上っ面だけ広告宣伝に金を落としたところで、こういう実務的対応一つままできず、塩対応してしまっては元も子もないだろう。
その2となります。
とある会社へ契約社員として就職が決まったので、めでたく(?)コンビニバイトから卒業することができた。
もしこの就職が決まらなければ、まだ続けていただろうと思うのでとてもホッとしている。
少し話はそれるが、セブンイレブン自体の勤務経験は約7年といったところだ。
今ではおなじみの電子マネー「nanaco」がまだ無かった時代にアルバイトを始めた。
そして、揚げ物調理器(いわゆるフライヤー)もなく、現在「フランク」と呼ばれる
とても良い香りがするのだ。
自宅近くの新店スタッフ募集の際に、思い切って自営でやっていた店をたたみ
この行動に後悔はなく、むしろ学ぶことが多かった。
話を戻そう。
いくつかご紹介いただいた。
住宅街は6時か7時まで、オフィス街は8時ないしは9時までの枠となっている印象。
もちろんスタッフ側は終わりの時間を仕事予約の際に申し出ることができる。
初めは稼ぎたいと22-7の枠でスタッフを探している店舗さんをご紹介いただいた。
しかし
ヒマ、なのだ
毎回レジ+洗い物+廃棄チェック+雑誌検品陳列+チルドやパン、冷凍納品など
一通りの作業をさせてもらえることはない。
レジは基本だが、店舗側からすれば「よけいな仕事をふやすな」ということだろう
派遣がミスしてもカバーできる範囲の仕事しかまかせてもらえないのが現状。
例えば、洗い物にいたっては
固定で勤務しているのであれば一例に過ぎないが
フライヤー調理器、フライヤー什器、コーヒーとカフェラテマシン
など、深夜でレジしながらこれだけの量をこなすだけでもあっという間に朝が来る。
深夜はあまりお客さん来ないでしょ?と言われるが
それがやがてストレスとなってゆくのだ。
店舗によっては夕勤が先取りして行うケースも多々見受けられるが
概ね冬場はこれだけの洗い物を、商品をスキャンして袋詰めするだけじゃない
宅急便やチケット発券といった他のレジ業務も、いつくるかわからないので
頭の休まる暇がないのだ。
そこで派遣にはレジ専門かつ、洗い物の一部をやってもらうパターンが多かった。
お箸やタバコの補充といった、レジに張り付いてでもできる作業は
慣れると鼻をかむのと同じくらいあっという間に済んでしまう。
するとどうなるか
できることがあればお手伝いします、と申し出ても
できることといえば、入店チャイムが聞こえたら「いらっしゃいませ」と挨拶
何も買わないお客さんが退店しても
「ありがとうございました またおこしくださいませ」
(ヒマでお客さんの行動を見る余裕ができるからこそ言える)
そのぐらいしか、できることがない。
勝手にやること見つけてやれば?
指示されたこと以外の作業を勝手にやることで店舗側とトラブルになれば
その日の交通費や働いた分の賃金はパーになってしまう可能性がある。
万全の態勢で勤務に臨むべく
ささいなことでトラブルとなり、賃金が泡と消えるのだけは避けたい。
勤務前からぐったりすることもあるのに。
休憩をこまめにとらせてくれた。
そのかわり、レジだけやっててください、という。
(無論、パワハラは許されないが)
これに尽きる。心得て仕事をしていてトラブルは一度もなかった。
しかしながらレジで立っててヒマな時間がどーもしんどくなったので
翌週からは22-6の枠で募集されてる店舗があればご紹介いただくよう
予約したのだった。
ここで問題が起こった。
「ご紹介できるお仕事が見つかりません」という連絡だった。
理由は推測にすぎないが
(応募者多数のため抽選、みたいな)
といったところだろうか。
「急に依頼がくることもあるので
待機するか、お休みしていただいて構いません」
とのことだった。
一度目は待機し、連絡がきたものの
22-6で定期的に勤務できないとなると、生活費にも支障が出るので
これが、正解だった。
退職するまでの間、おかげさまで希望した日の夕勤全てご紹介いただくことができた。
心理について書いてみようと思う。
読んでくださってありがとうございました。
男性が処女を卒業する体験記は思いのほか需要が高いようだ。そこで自分もその体験を記し衆目にさらしてみたい。
かなり昔のことを思い出してしたためるので、脚色や記憶違いがあるかもしれないが悪しからず。
「反社会的なゲームばかりしていると反社会的な欲望を持つようになる」
男の娘ジャンルのエロ作品にあふれた現在において、女装に興味を持ってしまった人間が実際に女装に走るのは自明の理である。
普段は昼食を手作りのおにぎりと水筒の水で済ますようなケチな自分が、ウィッグや衣装や化粧品合わせて数万も使ってしまったのだから、女装したいという欲望は相当なものだったのだろう。
コスローというハンドルネームを名乗り自撮り画像をあげては反応が来るという環境に「女装エロ同人みたいなことって現実だったんだな」といい気になりながらもどこか物足りない気持ちになっていた。
「よし、処女を捨てよう」
その物足りなさを埋めるために、この結論が出るのはすぐだった。
ネットで出会った知らない人と一対一で会うことには恐怖心があった自分は、定期的にパーティーを開催しレポートも出している主催者のA子という女装さんにDMを送ることにした。
すると、「ちょうど新宿で近日に空いてる回があるけど参加する?」とお誘い。二つ返事で参加表明する。
うわの空でその日までを過ごし、当日。早番をパパっと済ませて自宅で荷物とって電車へ。車窓から湯河原の海を眺め、小田原で夕食をとる。
広い駅舎に大提灯、複数路線が止まるターミナルは都会に来た気分になるが、駅を出てすぐの北条早雲像や小田原城などの史跡が歴史を感じさせる、過去と未来が奇妙に混在する町という印象があった。
そこから小田急線へ、携帯ゲームで遊ぶもどこか心が浮つく。あ、見逃し三振した。
数十ある出口。
延々と続く地下道。
いつまでたっても外に出られない。
そんな環境にあって勝手知ったるようにすたすたと歩いていく人、人、人……。
やっとのことで外に出たらビルを覆わんほどの巨大な電飾パネル。
小田原程度で都会を感じていた自分にとって、新宿という町は未来だった。さしずめ、小田急線はタイムマシンといったところか。
それでも間隔的に置いてくれてある地図付き看板で現在位置を確認しながら目的の場所へ向かう。高層ビルも鳴りを潜め、民家が目立ち始める。
そして指定された住所と特徴の建物にたどり着いた。気づけば十時になろうかという時刻だ。
(ここが会場……)
一呼吸おいてチャイムを鳴らすと、男性が扉を開く。短く刈った頭とやや吊り上がった目、ランニングシャツから除く二の腕はたくましく、スポーツをやっていたことをうかがわせるアラサー男性だった。
「ああ、聞いてます。どうぞ」
そう言って招き入れてくれた中は、客間のようにソファーやテーブルが置かれており、酒やつまみが置かれていて二人の女性と二人の男性がAVを見ながら歓談していた。最も女性二人とも男性なのだろうが。
奥にも一室あり、引き戸は明け広げられているが、電気がついていないせいで遠くからでは様子がわからない。近づいてみると、深夜通販で見るようなアウトドア用のベッドの大きいサイズが置かれていた。
そして、その上では。
主催のA子さんが、抱かれていた。
彼女がSNSにあげる画像から、A子さんに抱いていた印象は、「昭和末期の美女」といったものだった。
ややウェーブがかかったセミロングの髪、長身でスリムな体格、切れ長の目に青基調の暗めのアイシャドウ、ビビッドレッドの口紅。網タイツで覆われた脚。
古本の山からふと見つけてしまったポルノ雑誌のモデルのような、目を離さなくてはならないと思いながらも見続けていたい、そんな魅力のある方だった。
いま身にまとっている黒のネグリジェもA子さんの魅力を引き立てる。
そんなA子さんが、エロ同人から飛び出てきたような太ったおじさんに正常位で疲れ、嬌声をあげていた。
邪魔をしては悪いと思いそそくさとその場を立ち去り、手前の部屋へ。戸惑いを紛らわすために用意してくれていた飲み物を口にする。
出迎えてくれた男性に尋ねられ、うなづく。
ほかにも設備の説明を受け、礼を告げてシャワーへ向かう。長距離を移動してきて汗もかいていたので、温かくなるまで時間がかかるシャワーは心地よかった。
身体の水気を拭き、どうせすぐ女装するからと思って下着だけ身に着けてメイクルームへ向かう。
下着を女装用のもの、百円均一で買った黒のスポーツブラと白いショーツ、黒のニーハイソックスに変え、ショートのウィッグをつける。
衣装は黒のチャイナドレス。肩から胸にかけてのボタンとサイドにファスナーとがあるので頭からすっぽり着れて、腰からストンと脱げるので重宝している。
この時点で、心は女性になる……といっても男性にとって都合のいい、性欲を喜んで受け入れてくれるような現実にはまずいない女性だが。
顔にファンデを塗り、頬にチークをさし、アイシャドウで目を作り、唇を口紅で完成。
やはり、見慣れた自分の顔が男性から女性のものへと変化していく様を眺めるのは楽しい。
これで客間に出ていき、もう一度全身が移る姿見で確認する……と、後ろから出迎えてくれたアラサー男性が近づいてきて、
「かわいくなったね」
と両肩に手を置いてきた。いきなり触れられたことに不快感はなく、むしろ女性としての価値を認められたことに喜びを感じていた。
「こういう会ってよく来るの?」
「いえ、初めてです」
「じゃあ処女なんだ」
「……はい」
「……お願いします」
出迎えてくれた男性は、僕が着ているチャイナドレスの襟から手を入れて直接肩や乳首を触ったり、裾のスリットからおしりを揉んだりしながら尋ねてくる。
「横になれると行こうか」
しばらく僕の身体を堪能したアラサー男性は、手を引いて奥の部屋へ招き入れた。まだA子さんとおじさんはまぐわったままでいる。
アラサー男性はベッドの端に腰かけ、はいていたジーパンを脱いでから、僕をひざまずかせた。
まずはパンツ越しに触ってほしいのかな、と忖度した僕。そうしてみると、ぶるぶると弾力のある、半立ちのモノの感触があった。
自分ので触りなれているはずなのに、こうして初めて他人のものに触れてみると、なかなか奇妙な感触だ。これは何に近い触り心地なんだろう。
ぶつけられてもいたくない子供用のゴム製ボール……より中身が詰まってるかな? うん、海綿体が詰まってるね。
「楽しそうだね」
そんなことを考えていたら上から声をかけられた。
「そろそろ舐めてよ」
そう言って彼はモノをあらわにする。なかなかに立派なモノだ。
真正面からモノを見るのは初めてだな、自分のは上から見るし、エロ動画だと下から見るし、奇麗に剥けていて丸々と張りのあるカリは木に茂った梅の実を思わせる。
などと心の中でイチモツ評を下しながら舌先や唇で触れてみる、結構弾力があって跳ね返してくる。しばらくその感触を楽しんでいると、唇で押しても沈んでいかないほど固くなって、カリを上に向かせようという力が働いてきた。
フクロの部分も舌を這わせてみると確かにタマがあることがわかる。当たり前か、とペロペロしながらおかしく思った。
「初めてでそんなに舐められるんだ、どこで覚えたの?」
「独学です」
「もうすごくうまいけど、飴をなめるような感じじゃなくて、麺をすするようにしてみてくれる? 歯には当たらないようにね」
試したことのない難しい注文だが、なぜか何となく勝手はわかった。ずるずると竿をすする。自分がこんな下品な音を立てている事実に興奮した。
「いい感じいい感じ。今度は交互にやってみて」
まるでフェラチオ教室のインストラクターのような指示に従ってしばらく楽しんでいると
「混ざっていい?」
と背後からの声。振り返ると客間にいた別のアラフィフぐらいの男性がしゃがんで僕の顔を眺めていた。
いわゆるこれは前から後ろからの3Pというやつか。あこがれてはいたが初体験でこれは過激すぎじゃないのか、しかしこの機会を逃したらいつできるかわからない、いや一生できないかもしれない……
などと迷っていると、アラフィフ男性がぼくの腰を両手でつかんできた。そしてそのまま膝立ちでお尻を突き出した姿勢にされる僕の上半身はアラサー男性の下半身に体重を預ける格好だ。
そのまま後ろの男性はチャイナドレスの裾をめくりあげて僕の尻肉をわしづかみにした。
そのままパンツもずらして後ろの穴がさらけ出されてしまう。そして、何か冷たいゲル状のものが注ぎ込まれた。続いて今度はぬるくて硬いもの。
これは指だ、と理解したのは何周もぐりぐりかき回す動きを感じた時だった。
体内での遠慮ない動きに思わず声を上げてしまう。同時に、自分の後ろの穴が、入ってきた指をくわえこむかのように締まる動き。
「おお、いい締まりじゃん」
後ろの男性が期待を込めた声をかけてくる。
「そろそろ本番準備しようか」
「初めてでトラウマになっちゃうと悪いから、言いたいことがあったら言ってね」
「……じゃあ汚したくないからチャイナドレス脱いでいいですか」
「あ、気づかなくてごめんね」
行為への持っていき方はやや強引だったが、細かい点に気の回る紳士方だったようだ。ますます心がメスになってしまう。そのままストンとチャイナを脱ぎ下着姿になる。
着ていた下着は百円均一のもので、なんとなく誉め言葉をもったいなく感じた。
そしてベッドの上でうつぶせになると腰を浮かすように枕が差し込まれる。
ちょうど、相変わらずはめられ続けているA子さんの顔が真横に見える位置だった。
「こんばんは、コスローさん、でしたっけ?」
息を弾ませながら尋ねてくるA子さん。そういえば挨拶もまだだった。
「はじめまして、こんなタイミングになっちゃって、すみません」
これから処女を卒業しようとしているタイミングで初対面の挨拶を交わす。まさに「こんなタイミング」だろう。
「いえいえ、主催なのに自分で楽しんでてごめんね。いきなりエッチしてて驚いた?」
「ええ、実際に見るのも初めてなんでさすがにちょっと驚きました」
「でも、楽しんでもらえてるようでよかった」
「はい、やっぱり、女として扱われるのって、なんだかうれしいですね」
ガールズトークを始める僕とA子さん。方や本番真っ最中で、方や本番前にほぐしているところだ。……あっ、指が二本になったけど、僕の後ろの穴、すんなり受け入れてる。でも三本だと痛い。
そして男性がいったん離れて何かに強く息を吹きかけたような仕草をした後(後で知ったことだがゴムが破けないようにしているらしい。ここらへんも手馴れている)ついに、穴にあたる気配が指ではなくモノに変わる。穴を穿とうとするが、何度か尻肉の谷間を滑る。
頼まれた通りにすると、床オナのように自分のモノに自重がかかってしまう。完全にたっているので、暴発しないか心配になる。
「ちょっとくっつくよ」
そう言って、背中に男性の体温と体重を感じ、一寸おいて自分の後ろの穴が男性のモノを飲み込んだ感覚。ついに処女を卒業してしまった。あれ、どっちの男性がさせてくれたんだろう。まあどっちでもいいか。
隣でA子さんが祝福をしてくれた。こちらに向かって伸ばされた手を握る。正常位ではめられてるA子さんと、バックで掘られている僕が、がっちりとシェイクハンド。
自分の中で男のモノがうごめいている。出そうとしていないのに喘ぎ声がでてしまう。声帯ごと侵されているような感覚だった。
しばらくそのまま続けた後、ふいに引き抜かれていく感触、あれ、もうおしまいなの? と思っていると
「正常位でやろっか」
と腰に手を回しされ半回転するよう促され、仰向けになる。そこで初めて、相手が途中から入ってきたアラフィフ男性だということに気づいた。そのまま腿を支えられて腰を浮かされる姿勢になって、再び中に入ってくる。
「顔もかわいいね」
頬を撫でられたり、胸部の肉を集めるように両掌でわしづかみにされたり、腰骨をがっつりつかまれたまま前後されたりプレイは激しさを増していく。正常位になるまえに一旦離したA子さんの手も、知らず知らずのうちに握りなおしてしまっていた。
そういうと男性は、僕のA子さんとつないでいないほうの手を、僕のモノのところに導いた。いわれるとおりに数回しごくと、すぐにせりあがってくる射精欲。
はめられながらも完全に立っていた僕のモノ。そのままイクと、自分にぶっかけることになってしまうが、もはや手を止めることはできなかった。
僕に向けられた鈴口から勢いよく精液が飛び出し、腹に、胸に、口に飛び散っていく。ああ、ブラにもかかちゃったかな、まあいいか、百円だし、気持ちよかったし。
後ろの穴は、男性のモノをくわえたままキュウキュウと何度も開いて閉じてを繰り返す。
アラフィフ男性は満足そうに、僕を見下ろしながら言うのだった。
続くかな?
違う職場にいる男性のことが気になっている。かなり年上の先輩で、わたしとは性格も体格もぜんぜん違う。かなり年上といっても、わたしが社会人の中ではかなり若い方(大卒未満)なので、そんなにおっさんというわけでもない。肌の感じは20代くらいかな。
会話をするチャンスはほぼないけど、話しかけられると顔を斜めに向けながら、そっけない返事をしてると思う。
その男性Kさんは、会社での評判がよくない。仕事はできるけど、なんか業務中の態度が悪いみたい。わたしにはそんなことないけど。
同じ部署の先輩もKさんの悪口を言ってるのを聞いたことがある。「偉そうで、自己中で、社会性がない」んだって。そういえば思い当たる節がある。
わたしの鈍い脳みそで考えても、どうでもいい人のカテゴリーに入れるべきだと思う。
できない自分に腹が立っている。2週間に1回くらいしか会話しないのに。忘れても、ある時フッと思い出して、今来たらどうしよう、という思いがよぎって、髪型を直そうとしている自分に気が付く。
嫌だ。なんとかしたい。できれば年内には。
こんなに悩んだことはない。増田の皆さんに相談したいので時系列にまとめる。もちろんぼかしてるよ。
半年以上前、会社のイベントに動員された。パイプ椅子を運んだり、大きい机を運んだり、子どもがバルーンの中に入って遊ぶ装置を組み立てたり、射的の道具をセットしたり…同じ職場の後輩Mちゃん(でも年上)と一緒にイベント会場を回って手伝いをしてたんだけど、手持ち無沙汰になった。
みんな一生懸命に動いてるのに、わたし達だけ暇な感じでどうしようとか思ってると、Mちゃんがわたしを引っ張ってくれて、券のようなものを仕分けている男の人のところに行った。
それがKさんなんだけど、わたし達を見ると、何も言わずに引換券の整理のやり方を教えてくれて、自分はサッとどこかに行った。
いい人なんだな、とその時思った。Mちゃんも同じこと言ってた。
半年前、Kさんが職場の窓口に来た。うちの職場はいろんな課で使う情報を取り扱っているので、他部署の人がそれを求めてやってくる。Kさんが来たのは初めてだった。後でわかったけど、異動したばかりだった。それで、「○○を印刷して欲しいんですが」と声をかけられた。はい、と答えて顔を上げた。
病気かと思った。わたしの心臓が痛くなって、ちょっとの間、声が出なかった。Kさんの手にあった地図を受け取ってもう一度、顔を見上げた。もうダメだった。
手馴れた作業のはずなのに、何度も何度も聞きなおした。プリンタで印刷された物を手に取ったわたしは、「個人情報なので慎重に取り扱ってください」というルール通りの言葉と一緒に手渡した。顔は見なかった。倒れるかもしれなかった。
それから数週間置きにKさんが来るようになった。心臓はだいぶ楽になった。一度だけ、倉庫で二人きりになったことがあったけど、その時は会話にならなかった。小学生みたいな片言しか喋れなかったよ……
またちょっと後、Kさんがやって来た。今度は隣の席にいるMちゃんに声をかけて、参考の地図を渡していた。
Mちゃんは颯爽とパソコンに向かったけど、苦戦しているようだった。声をかけたかったけど、接客中だったのでそれもできず。
結局、宿題になった。Kさんは「お願いします」と言って帰った。
「無理だ」と思った。わたしでも2時間はかかる。Mちゃんがやると途方もない時間がかかると思ったので、わたしがやるよと言ったけど、Mちゃんは譲らなかった。
翌日、夕方までかかって作業を終えたMちゃんは、Kさんの部署まで届けに行った。すごく満面の笑顔で帰ってきたのを覚えてる。帰る時、Kさんの職場をちらっと眺めた。Kさんが廊下を歩いている後ろ姿が見えた。
なんとなく観てると、いきなり振り返ってUターンした。驚きすぎて固まってしまった。いや、歩いてたけど。ぶつかりそうになった時、「お疲れ様です」と言われた。無視した。
5ヶ月前、Kさんが用事でうちの職場に来た。今度は誰かに依頼するんじゃなく、自分が直接パソコンを操作するか、台帳を見て欲しい情報を書き留めていくパターン。
わたしは髪を切っていた。バッサリと。今思えばとかじゃなく、Kさんに気付いて欲しかった。今までが地味すぎたんだなって思ったから。
それで、斜め向かいの位置に座ったKさんが操作を始めてからちょっと経つと、視線を感じた。Kさんの視線。わたしをちょっと見ると、またパソコンの画面に視線を戻す。それで、またわたしを見る。
ドキドキしてた。それで、ああ、やっぱりそうなるのかなと思って目線を下にした時、「○○さん」とわたしの名前を呼んだ。
もの凄い勢いで立ち上がって、Kさんのところに行った。すると、基本的なところが分からない様子だったので、手短かに教えて席に戻った。
また時間が経った。4分くらい? またKさんがわたしを見た。悪戦苦闘している様子だった。どうしよう、自分の仕事をやめにして、声が掛かるのを待ってた方がいいかな、と思った。
でも、時が経つうちに心臓の鼓動も大きくなって、ああもうどうしようってなって、席を立ってトイレに行った。髪を直して、二重になってるかとか、唇も大丈夫なのを確かめて職場に戻った。
KさんがMちゃんと仲良くしていた。そう見えただけかもしれない。知りたい情報の検索方法を聞いているようだった。
でも、Kさんが変だった。すごく笑顔でMちゃんと話していた。わたしの時と違って、おどけた感じでMちゃんの説明に関心してた。
席に着いて、自分が今やっている業務に心を向ける。しばらくキーボードを打っていると、まただ。またKさんがわたしを見ている。ドキドキが戻ってきた。え、これからどうなるの、って思った。
「○○さん」て呼ばれた時、人生で一番飛び上がるような勢いで席を立った。Kさんのところに行って、質問を聞いた。
自分の席で、その質問に答えるために必死でキーボードを打つ。たくさん打って、たくさんの画面を開いた。
わからなかった。どうしても。え、なんで? なんで、って思った。簡単そうなのに。わたしならできるはずだって思って、何度もチャレンジした。
休憩のチャイムが鳴った。Kさんがわたしの席に来て、慰めの言葉をかけてくれた。
Kさんを睨んでいた。涙が滲んでいたかもしれない。それからなんて言葉を返したのかは覚えてない。
しばらく、Kさんが毎週のようにうちの職場に来るようになった。あの時と同じ目的で情報を取りにきてるらしい。
ある日、またKさんはわたしを呼んだ。質問の内容は……こないだと一緒だった。追加のヒントもなし。そんな、誰が作ったのかもしれない文書見せられてもわかんないし。こっちの身にもなってよ。
結局、頑張って調べたけどダメだった。か細い声でKさんに声をかけて、すいませんと謝った。すると、「いいよいいよ」って感じで、わたしから文書を回収した。
こいつクソ野郎だなって思った。
それからも、Kさんは何度もわたしに質問をした。例の件以外にも、いろいろなことをわたしに尋ねるようになった。態度がおかしかった。最初はもっと堂々としていたのに、急に窮屈そうな態度になって。言葉もたどたどしい。
あ、この人、あの連中と一緒だったんだって思った。身体が目当てで接してくるあいつらと一緒なんだって。そういう人って、態度でわかるから。おどおどしながら懐に入ってくる感じ。気持ち悪い。
Mちゃんが居なくなった。わけは言えないけど、とにかく居なくなった。
なんで? って思って、知らされた次の日に職場で塞ぎこんでいた。すると、その日に限ってKさんが来た。
それで、また何度も質問をしてくる。
気持ちが悪い。そういう嫌悪感を込めて接した。とにかく、あなたが嫌いっていう気持ちを込めた。
チャイムが鳴った後だった。こっそりと、アドレスを教えてと言われたのは。
死ね、と思った。どうやら大きな仕事が終わったみたいで、あなたのお蔭だよって言われた後だったから、余計に腹が立った。
……Mちゃんが居ないのに。それでこんなに苛々してるのに。あなたが彼女がいた位置に立って、そんなふざけたことしないでって、そう思った。
次の週、わたしはさらに塞ぎ込んでいた。Mちゃんがいないうえに新しい人も来ないので、仕事がそのままぜんぶわたしに降ってきていた。
深夜帰りの生活になった。帰りの風は冷たかった。家に帰って毎日泣いた。
その月末だった。Kさんが職場に足を踏み入れたのは。まっすぐにわたしのところに来て、仕事の依頼をした。1分で終わる仕事だ。
さっと終わらせて、プリンタから出てきた用紙を彼に渡すと、会話が始まった。
ごめん、ほかの人達にも聞かれてたから、ここで話すことはできないんだ。
でも、それが終わる頃には、ちょっと自信を取り戻していた。自分は必要とされてるんだ、わたしを応援してる人がいるんだ、頑張ってこの苦難を乗り切ろうって思えた。
ありがとうございますって言った。自分の職場に帰るKさんの後ろ姿を見送った。
そんな気分はあっという間に醒めた。
やっぱり、毎週とまでは言わないけどKさんが来る。
不自然な笑顔で「あれを借りてもいいですか?」なんて言いながらわたしの席に来る。
それで、パソコンを操作した帰りに、たまにわたしに声をかける。
その頃には、職場の中で、わたしとKさんのことが噂になりつつあった。
ある先輩は、「Kさんのこと好きなの? 彼があなたを褒めてたよ」と密かに伝えてくる。
また別の先輩は、(わたしを心配して?)Kさんが過去にした悪いことを教えてくれた。前の部署で暴力事件を起こしたことがあるとか、反りが合わない先輩をわざを煽り続けて心を病ませ、病院送りにしたとか、いろいろと聞いた。
でも、ちょっとだけ思ったんだ。そういう悪いことが堂々とできるKさんがカッコいいかもって。その病院送りになったという先輩はわたしの近くに座っている人で、口が立つ感じで、よく後輩にマウンティングするし、嫌な人だと思ってたのもある。
数日前のこと。
最近は来てないな、と思って彼の顔を見た。
笑ってた。わたし。何も考えずに、笑顔で「お疲れ様です」って言った。
珍しくスーツだった。一般入札をする時にそういう格好をするんだ、と以前に彼から聞いた。
「髪型変えた?」て聞かれた。「はい、変わりました」って答えた。口の形が変だったのは間違いない。
明け方が近い。
とりとめのない長文でごめんなさい。
でも、本当にどうしたらいいのかわからない。
年が15も離れてるのに、恋愛なんてできるの? というか、そもそも相手のことが全然理解できてない。
理解しようにもチャンスがない。
どうすればいいの?
・うんち
そうだね、うんちだね(泣)
・超怖い。 暴力と人を入院させるほどの言葉の暴力を平気で使う男と付き合ったら死ぬ思いをするだろうけど、死ぬ思いをしたいなら止めない。 Mちゃんが消えたのはその人関係なの?
彼の関係かはわかりませんが、Mちゃんは彼のことが好きだったかもしれません。視線の感じでそう感じたのと、職場の年配の人がそういう噂をしてました。Mちゃんは辞めてません。病気なので、いつか帰ってくると信じてます。彼のことがわからないんです。わたしには優しいけど、あれはクズっていう人もいます。でも、彼が前にいた職場がブラックなところで、これまで何人も心の病気になっているみたいです。今年入った新人がもう辞めています。そういう部署に何年も居たら、クズにならないとやっていけなかったのかな、と思うこともあります。でも、彼がどういう人なのか分かろうとしても、そもそも接点がない……
四国出身だけど、僕が小学生の頃学校で金ちゃんラーメンという即席めんのCMが流行っていた。
具体的にはこれ↓
https://youtube.com/watch?v=JAzkvmGeRJU
授業終了の時に、いっつも誰か1人はがチャイムと一緒に「きーーんちゃーーんらーーーめーーん」って歌っていた記憶がある。CMの刷り込みとしては大成功だろう。
当然僕もそれに染まってしまい、一緒に歌うことはなかったがその後学校のチャイムが鳴るたびに頭の中でそれに合わせて金ちゃんラーメンと聞こえるようになってしまった。何度も何度も聞かされたら誰だってそうなるにちがいない。
先程学校のチャイムがなり、また頭の中で金ちゃんラーメンと歌ってしまった。
昔からそうだったので慣れていたが、急に怖くなって今増田に書き込んでいる。
僕はこれからもずっとチャイムが鳴るたびに金ちゃんラーメンを思い出してしまうのか。もうチャイムをチャイムのまま聴くことは一生できないのかと。
徳島製粉は何とかして欲しい。
2ちゃんだったかブログだったか、はたまたまとめだったか一人暮らしのライフハックを探していて「NHKの撃退法」を見かけた。
そこには、いかにNHKが腐敗しているか公平じゃないか、中立じゃないか、横柄かがたくさん書かれており、若さ故間に受けてとても憤りを覚えた。
「クソだ!終わっている!」「こんなクソに金を払うなんて!」「潰れればいいのに!」
そう思ってテンプレにあるいくつかの撃退方で訪問員を撃退していった。
時には狂人を演じたり、時にはああいえばこういうで屁理屈こねて倫理武装した気になった。
時には集金人のおじさんを諭そうとしたことさえあった。
録音するぞ、録画するぞ警察呼ぶぞと凄んだこともある。
一通りやりつくして気づいたのは「この熱量でこの人たちと対峙しても本丸はかわらない」
いつしか手軽に「テレビないんで」か「お引き取りください」の一言で終わらすことにした。
それでも芯の部分は確実に強いものだった。
配偶者にも同じ価値観でいてもらいたかったので説明して、理解してもらって憤怒してくれて同じ気持ちで我が家は訪問員 断固反対になった。
うちはわけあって実家や家族の支援を受けれない妻と夫の2オペ育児だ。
実際は一人は平日日中フルタイムで仕事にでているので1.5のリソースになる。
「日中一人で子育てをしている時に響くピンポン」この出来事は子育てを経験している者ならどれほどのストレスか共感したくれるだろう。
せっかく寝かしつけたところでチャイムが鳴ったら最悪なもので、なのでチャイムは消していた。
ところがその日はチャイムで出ないことがわかるとアイツはあろうことかドアをドンドンと直接叩いて叫んできた。
柴2「キャンキャン!!(恐怖)」
猫1「ワオーーー(通知)」
その大合唱を聞いた赤子は当然
「ギャーーーーーーー!!!」
その出来事にパニックになってしまってとっさに玄関口に出てしまったら最後、
訪問員はチャンスとばかりに全回答YESになるような巧みな営業トークで畳みかけてきた。
後ろで大騒ぎするワンニャンズと、ドアを殴られたことに理解が追いつかない、YESの積み重ねでうっかり契約しますか?に回答してしまいそう
パニックと恐怖で「家主がいないので」と言ってドアを閉めるのが精一杯だった。
アイツは恐怖を植え付けきた
自宅を知られている
犬猫赤子がいることも知られている
そもそもご近所さんで払っていないのはうちだけじゃないだろうか
払わないことが少数派で異端なんじゃないだろうか
そして細く弱くなった心はとても簡単に音も立てずに折れた。
配偶者に出来事と心境を話したら、「きっとこの先おかあさんと一緒をみるしいいタイミングなのかな」ということだった。
こうして環境と事象とが重なっただけでいとも簡単に信念が折れてしまった。
本当に無様でみっともなくてダサいし恥ずかしい。
今でも納得していないことはクソ多いし、ぶっ壊してほしいと思っている。
「どちら様でしょうか?」
「あの、知り合いでは無いんですけど、Aさんのファンで…」
Aのことは知っている。友人、いや親友とも言っていい間柄だ。
随分前に彼が声優を目指すために上京した後も頻繁に連絡を取っているし
週イチで一緒にゲームしたり、都合が付けば向こうで会ったりしている。
台風が過ぎ去り雨も止んだので、家の周りを掃除を始めた時だった。
声を掛けようと思ったが、ツナギ姿で作業するオッサンが声を掛けたら
怖がられるかな…と思い無視していたのだが、5分経ってもそこを動かないので
流石にと思い、声を掛けてみることにした。
ここで最初の会話に戻る。
「チャイムが鳴ったので玄関に向かったら、ファンがドアの向こうに立っていた」
といったエピソードを思い出した。
当時は流石に嘘では?と思っていたが、あれは嘘では無かったのかもしれない。
自分でもまだ上手く考えがまとまっていないのだが、
彼女たちの行動は親切や優しさ、心配の範疇に収まっているだろうか。
実家を教えず、何とか説得して帰した自分は間違っていただろうか。
少なくともこの話を聞いた彼は怯えていたので、間違ってはいないと思いたい。
これは何も彼だけに限った話ではなく、ファンを抱えることになる人全員に
起こり得ることだと思うので、気をつけて欲しい。
小さい頃遊んでいた場所の話はしない方が良いと思う。
元増田じゃないけど、元増田の言いたいことはなんとなくわかる気がする。
計画的かと言われれば計画性に乏しいと言わざるを得ないが、しかし同僚殺しは地下鉄の殺しと違って玄関チャイムが鳴った時点でハサミをポケットに入れている。
誰が来たと思ったんだかわからんが(刑事が来たと考えたのか?)迎え撃つ気があったということだ。
殺傷するつもりがあったという点で、意図的、故意の犯行ではあるんだよな。
とは言え、個人的には「計画的犯行」つったらそれこそヒースジョーカーのあのファンタジーじみてさえいる鮮やかさを指したいところだ。
アーサーには計画性はないと言わざるを得ない。計画性があったら小人症の同僚を逃がしはしない。
彼には今夜のマーレイのショーに出るんだなんて喋っちまっているんだから、通報されたら出演者控え室に警察が先回りするに決まってる。
でもアーサーはそういう後先よりも「自分に親切にしてくれたから殺さない」という個人的な筋を通す方を優先してしまう。
筋を通すなら通すで、何とかターゲットだけを部屋に残して殺すとかして犯行自体他人に見せないとか、幸運にも舞い込んできた同僚殺しのチャンスが今夜のショーに極力響かないようなプランを考えるべきなんだ。それが計画性ってものだ。
今日は真夏日からは気温も下がって、朝は半袖だとエアコンが肌寒い。
いつもデスクで食べてる朝ごはん、カップラーが食べたい、と思った。
フロアの中でも早く出社する方とはいえ、ぽつぽつと人はいるオフィス。
朝からいきなりズゾゾと音を立て、しかもカップラー臭までさせるのは気の引けること。
誘惑に負けて、まいばすけっとに立ち寄りPBの謎ラーメン98円を買って給湯室に。
しかし、こういう日に限って給湯室で人に出くわす。しかも同じ営業課のおっさん。
きっと「えー…朝からカップラーってあり得るのかよ?日本どんだけ最貧国だよ」
と思ってるに違いない。
軽く致命打を喰らったところで、何とか持ち直して自分のデスクへ。
テレビで外人がラーメン喰ってる時のような啜り音を抑えた食べ方をして。
衝動で麺が喉の触っちゃいけないスイッチのところへ。むせそう。死ぬ。喉かゆい。
さっきのおっさんだ。
なんとか我慢する。喉かゆい。「はひ?」と返事しつつお茶ペットに手を伸ばす。
「今の仕事の状況聞きたいんだけど」
なんで?なんで今?しかもお前別に上司じゃないよね?今の作業お前とは別案件だよね?
まだ始業前だよね?チャイムなる前の朝飯喰いながらはてな見るこのアンニュイかつファビュラスな工数をなんでお前に捧げなきゃいけないの?
今聞かなきゃいけないことそれ?ムカつく。恥ずかしい。しね、かつしにたい。恥ずかしい。
曾祖母が老人ホームにいるので、家族と話してお盆だけ帰省してもらうことになった。
老人ホームへの迎えは私一人。
夜遅くなってしまったので、玄関のチャイムを鳴らして迎えに来たことを知らせた。
何故か最初怪訝な反応だったけど、一旦ホームに入れてくれることになった。
曾祖母の部屋を介護士に聞いてみたのだが、何故か要領を得ない。
言われていった部屋に曾祖母は見当たらなかった。
探せど探せど曾祖母は見当たらない。
職員総出で探したけど見当たらず、途方に暮れるというのはこういうことかと思った。
もしかして違う親戚が迎えに来てしまった?と思ってホームの人に聞いたけどそれは無いとのこと。
一体なぜ見当たらないのだろう?そもそも本当にいるのか?と疑問に思ったところで目が覚めた。
目が覚めてすぐに思い出した。もう15年も前に曾祖母は亡くなっていたのだった。
あれだけ曾祖母は老人ホームにいると思っていたのに、疑問が生まれたところで目が覚めるなんてなんとも古臭い手法のドラマのようだった。
今更になってなぜこんな夢をみたのかはよく分からない。
曾祖母の墓は今住んでいる所から非常に遠い所にあり、亡くなってからは一度もお墓参りに行っていない。