「ウクライナ戦」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ウクライナ戦とは

2023-03-29

佐々木おっちゃんと濱口のおいちゃんが「左翼右翼プーチンロシア大日本帝国になぞらえないw」と的外れなことを言って失笑を買われてる。

[B! ロシア] 佐々木俊尚 on Twitter: "プーチンロシア大日本帝国になぞらえる議論がなぜ右からも左からも出てこないのか。納得感あり。/サヨクウヨクウクライナジレンマ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳) https://t.co/7M64YmKJyv" https://b.hatena.ne.jp/entry/s/twitter.com/sasakitoshinao/status/1640490883811246080

彼らは「都合が悪いから誰も指摘しないw」と笑うことはしても、彼らが「プーチンロシア戦争大日本帝国戦争と同じ」と主張することはないんだよな。どうせなら「誰も言わないけど俺はこう主張する」って書いてほしいけど、「誰も指摘しない」で終わらせるってことはその主張はその程度のどうでもいい内容だったということでしかない。

 

彼らが仮想敵にしてそうなリベラル左翼、その代表メディア朝日だけでも、プーチンロシア戦争日本戦争類似指摘記事ちゃんと出てくる

 

今は政治も「変動相場制」 五百旗頭真氏が問う、動乱の中の安全保障朝日新聞デジタル www.asahi.com/articles/ASQ7M44QZQ7HUTFK00M.html

ロシアの侵攻の図式、かつての日本とうり二つ 盧溝橋事件の教訓とは [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル www.asahi.com/articles/ASQ764JDQQ73USPT00D.html

権力に自ら服従したとき プーチンの「大本営発表」がやって来る:朝日新聞デジタル www.asahi.com/articles/ASQ675KMVQ5TUPQJ00D.html

ウクライナ危機、各国なぜ「戦争」と呼ばず 昔の日本に重なるロシア朝日新聞デジタル www.asahi.com/articles/ASQ5C4K1RQ5BUTIL01Q.html

(交論)憲法平和主義 山室信一さん、松元雅和さん:朝日新聞デジタル

www.asahi.com/articles/DA3S15280549.html

 

1931年満州事変から満洲国建国、6年後に泥沼の日中戦争開戦して、1941年日米戦争開戦。

2014年クリミア侵攻から傀儡国家独立ロシア併合に続いて8年後の2022年ウクライナ戦争開戦。泥沼化で今後の世界大戦勃発への恐怖。

こんなことちょっと近代に興味があればだれでも思いつく。

 

あと昔はこういうの「マスコミが言わない」「マスコミが報じない」って枕詞で広まってたけど、SNS言論バトルがメインの今は「左翼右翼も言わない」「右も左も無視する」という形容詞トレンドになってるんだなって思った。

 

マスコミが報じないとは 一般の人気・最新記事を集めました - はてな https://d.hatena.ne.jp/keyword/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%81%8C%E5%A0%B1%E3%81%98%E3%81%AA%E3%81%84

2023-03-26

ロシアベラルーシからウクライナに核を撃ち込むという予想が当たりそう

これをウクライナ戦争序盤に予想していた人がいたが(誰か忘れた)その通りになりそうで尊敬する。

プーチン大統領ベラルーシ戦術核兵器配備合意

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230326/k10014019891000.html

NATO軍報復として同じ量の核をベラルーシに打ち込むがロシアに撃ち込まれたわけじゃないから全面核戦争には至らない。

ジャブで済むので双方とも気楽に核を使える可能性の高いシナリオという予想だったような。

2023-03-21

メディアバカ:岸田のウクライナ訪問はむしろオープンにしないと

峯村 健司 / Kenji Minemura「ウクライナ戦争と米中対立」(幻冬舎新書)4刷御礼

@kenji_minemura

これほどオープンな電撃極秘訪問は前代未聞です

バイデンの極秘ウクライナ訪問は事前にロシアに通告していた

これがわかるのはバイデンの訪宇の報道日露同時だったから。

スマホに同時に通知が来た。

まりG7とロシア報道が同時だった。

ロシアは時刻まで知っている。

この理由ウクライナキエフ攻撃してバイデンになにかあると大変だから

そしてRIAノーボスチに解説があった。

またロシアテレビ情報ネット掲示板もみており、安倍暗殺報道NHKと同時だった。

岸田の電撃度

報道があって数時間経過したが、RIAロシアトゥデイ報道していない。

極秘なのはいいが、キエフにもミサイルは飛んでくるし防空システムバカなので撃墜しようとして誤爆する。

このような状況で全く通告なしなら岸田の命が危ない。

この報道ロシア向け

報道されてから時間後に訪れるという報道がないと撃墜されても文句は言えない。

なので対ロシア向けということになる。

ゼレンスキー訪日はなくなった

岸田の訪宇は何を意味するか。

少なくとも5月のサミットには来ない。

現在の戦況はバンザイアタック中で敗北必須2014年から訓練してきたアゾフは全員死亡した。

この状況からみてゼレンスキー訪日不可能でそのかわりに岸田はウクライナに行ったと考えられる。

問題なのはそうまでして何をやりたいのか?

これはどこもよくわかっていない。

日本人同様、ロシア人も岸田はよくわからないという。

可能性としては停戦協定仲介もあるが、ポーランドを考えれば無理。

死の新月

3月21にはロシアでは死の新月の日とされている。占星術でも大きなインパクトがあるとされている。

ロシア占星術師によると大事約束をしたり、対立引き起こしたりしてはいけないとされている。

非常に不吉だ。

結論

話はそれたが、数時間前のオープンな極秘訪問になるのは当然ということが言える。

問題なのは目的であるマスコミ批判する人間確認してみるとよい。

2023-03-20

ChatGPTとGAFA黄昏MSの圧倒的優位について

マイクロソフトのターン

「新しいBing」の体験は素晴らしいものがある。これを得てマイクロソフト調子づいている。ちょっとした躊躇で出遅れGoogle差し置いて検索サービス挽回するかもしれないとかなんとか。

しかし実際はそれどころではない。検索サービス単独ウェブサービスに過ぎず、たとえマスユーザーのせいで流動性に欠けても、結果さえよければ誰でもいつでも乗り換える依存性のないサービスだ。しかし今回マイクロソフトが握ってるものは遥かに太く誰も追従できないものである

新しいBingはいいよ

新しいBingチャットはただ対話自然なだけではなく検索エンジンとの融合で情報が新しく対話することに楽しさがありストレスを感じない。Bing自身曰くニュースも数時間アップデートされるそうだ。

試しに高校球児がそれを止められたというニュースを読んだ日にペッパーミルパフォーマンスについて尋ねたがパフォーマンスだけでなく選抜高校野球でやろうとした子が咎められた話までしてくれた。

ウクライナ戦争などはChatGPT的には学習データ存在しない事実のため回答の内容が年単位の違いが出ている。

ChatGPTはデモンストレーションBingサービスへの実装なのだからそれを指摘してもしようがないのかもしれないが、思わず気持ち良すぎて個人的感想を語ってしまった。

AI人間作業代替する、PC上で

閑話休題

Bing調子がよくさらOffice統合といった自社サービスへの利用でマイクロソフト好調なのだが、それは単にサービス実装に先行できたからではない。マイクロソフトは圧倒的な優位に立っていることを認識すべきだ。

GPT4ベースAI自然言語対話できる。それを通じてユーザー意図理解し、作業を代行し、スプレッドシートプレゼン資料アプリまで作ってくれるのだが、この行き着く先は人間に指示したことを全部できるようになるということだ。素晴らしい。ただし、PCでできることを。それでも十分素晴らしい。

世の中の人仕事Windowsで回っている

PCでできるすべて?それはスマホやChromeOSやMacでできることでもいいのではないのか?まあ、そうなのだけどスマホはもとよりメッセージ端末でゲーム機しかないし、ChromeOSは何ができるんだっけ、Macは……えーと、MacユーザーAppleどっちがどっち操作してるんでしょうね。

そうWindowsの動くPCはヤタラメッタ互換性を確保し、矢鱈滅多アプリが動いてユーザー属性環境に応じて好き勝手なことをし、好き勝手環境を作れ、世界で圧倒的に生産を支えている。それでもすべてはWindowsというプロプラエタリなシステムで要するにマイクロソフトのものなのだ

マイクロソフトやばい

この優位をどれだけの人が認識できているだろうか。問題は誰もが取り組めるAI開発ではない。そんな真にインターネット以来のイノベーティブなAI駆動できるプラットフォームを持っているかどうかなのだAIが賢いアプリとして代替するのではなく、人間代替するからこそスマホも賢いウェブサービスも役に立たない。汎用の環境として膨大な資産を使えるWindowsが輝く。

ここ最近マイクロソフト施策傲慢さは長らくプラットフォームホルダーだった超大企業官僚的な態度にはとどまらない。

誰もマイクロソフトポジションに叶うもの存在しないという圧倒的な優位に裏付けられている。

この優位に比べたらGAFAなんかカスや。なんちゅうもんを食わせてくれたんや…。

2023-03-08

自宅近くにスーパーが3つある

割高なスーパーAと、標準的スーパーBと、格安スーパーCが自宅の近くにある。Bは駅前で夜19:00頃は混雑する。駅遠のAとCは距離が近いが客層が全然違う。CはAでは見かけないようなゴツい兄ちゃんセクシーな姉ちゃんがよくいる。

多くの商品の単価はA>B>Cだが常にA>B>Cというわけではない。

ウクライナ戦争と円安による物価上昇があってからCを開拓したときは、卵の普段価格はCが170円で最も安かったがだんだんと上がっていって270円になり、Aの240円、Bの260円より高い瞬間があった。鳥インフルエンザ後の今はCが1パック270円で最も安く、AとBが280円で並んでいる。過去にはAの1000円(税込)以上購入で卵1パック100円の曜日があったが、物価上昇後1000円(税抜)以上購入で卵1パック100円になり、140円になり、鳥インフルエンザで完全に廃止した。

特定納豆はB>Aのときがある。この特定納豆はCにはない。

野菜はA>B>CだがCは単位購入量が大きいので大家族か保存方法を知らないと効果的に活用できない。Aが安いときはだいたいBも同じかそれ以上に安い。

食パンはA>B>CだがCのは安すぎて怖いのでBのを購入している。

特定ヨーグルトはC>A>Bであることが多い。Cが物価高に負けないと称してA, Bと並んだがすぐに負けた。

特定豆腐普段A=B(Cにはない)だがAだけたまに安くなったり高くなったりする。Cにものすごく安い豆腐があるがもう買わない。

3パックとか4パックで売られている薄切りベーコンはA>B>C。Cのは3パック×2のセットで売られている。

肉は基本的にA>B>Cだが豚肉はB>A>Cになることが多い。Cは単位購入量が大きいので大家族BBQ焼き肉でもするか冷凍庫のスペースを占める必要がある。

特定カレールーはA>B>C。物は同じなのにAが350円でBが300円でCが260円

2023-03-07

anond:20230307121806

低賃金の手作業奴隷に頼ってきたか技術継承以前にそんな儲かんねぇもん継承たかねぇよって事で後継者不在で終わるんだよね

しか日本石油みたいな原料自国で取れないかコロナとかウクライナ戦争で国際情勢変化したら一気に傾くし経営リスク高すんぎ

そんな状態をずっと国が放置してきたので最終的に技術人材も無くなって後進国がやるような父さんな、観光で食っていこうと思うんだ、で観光立国やるぞーってなってる

2023-03-04

卵は高級品

TKG黄金

すき焼きに使う生卵すき焼きのたれ黄金の味

すべて鳥インフルエンザウクライナ戦争と円安トリプルパンチが悪い

個人努力が及ばないもの生活を圧迫する

まあまだ安い方の卵1個はじゃがいも1個よりは安いんですけどね

2023-03-03

男女奢られやDINKs叩きで脳リソース無駄にするなら、ウクライナ戦争のことをもっと考えませんか。quoraのRem Ogakiさんのレポートを読んで欲しい https://jp.quora.com/profile/Rem-Ogaki

2023-02-28

日本の出生数80万人割り込むwwwwww

自民党脳死で支持してたアホども喜べよ。お前の嫌いなジャップランド滅亡しそうじゃんw

えっもしかしておまえらって愛国者のつもりないよね?天皇土下座させるべしっていってる韓国カルト統一教会とべったりの壺自民支持しといて愛国者面しないよね?

自民ジャップ民族脳死で支持した結果こうなりました、と。

途中民主政権が起こったが、その3年だけで少子高齢化になったわけじゃないのでね。ずっと前から叫ばれてたことだよね

民主所得制限のない子ども手当を主張していたけど、自民は恥を知れ(笑)とか言って反対していたよね?

結果ジャップは貧しくなって産み控えが進み順調に人口は減っていきましたあ~後になって岸田が民主パクリ政策しようとしてきたけどあの時反対してたやつらって売国奴だよね?ん?

恥を知れよ、恥を

野党はだらしない!←いや関係ないよね?

実際に投票しているのはジャップ民族だよね?鼻をつまんで野党に入れるということをしなかったのはお前だよね?政治に興味を持たずにスルーしてきたのはお前だよね?

DD論振りかざして最後自民選んでるんだからジャップ自業自得なんだよなあ

あっ俺は自民少子化対策はクソだと思って(ほかにもクソなところあるけどね消費増税とかここでは割愛自民には入れてこなかったんだけど

自民に入れてきた奴ら、謝罪は?ん?

統一教会とべったりの自民党日本人のための政治をしてくれるとでも思ってた?

あっちなみに俺は民主政権誕生したときには共産党に入れてたんでwだから民主政権の時の責任(俺はそんなに悪い政権じゃなかったと思ってるね。リーマンショック震災が重なっちまっただけ。安倍政治は結果だと言っていたけど、ならウクライナ戦争とかい言い訳は使わず物価高どうにかしてみろよ岸田www結果出せよwwリーマンの時より市民生活に影響出てるよね?)なんてもんは俺はかぶる必要はないのでw

まあ、なんか、ジャップにお似合いの末路だよね

ゆでガエルになってんのに近視眼的というか、もはや感情だけで野党投票から排除した結果こうなってるっていうね

インパールみたいだよね、一事が万事東京五輪(笑)とかもさ

このまま滅びればあw

あっ俺の一票はジャップ方針寄与してないのでwおおよそ政権に対してはNOを突きつけていたんでw

なので未来若者たち!後世の歴史家!当時のジャップバカばっかだなあって思うかもしれないけど、俺はそうじゃないんで(笑)そこんとこよろしく(笑)

ウクライナ戦争は善いことなのかもしれない

戦争悲惨凄惨行為だと思う。

日々人命が消費されるように失われ、社会は悲しみにあふれている。

その行為正当化することはできない。

からこそ失われた生命を無価値としないためにも、その意義を考えることは重要だと思う。

マスメディアにはプーチン本質顕現論があふれているが、本当にそうなのだろうか。

プーチンバイデンは対面での首脳会談を行っているし、対話計算ができないような人間ではないだろう。

皆がそう思っていただけに、この戦争の発生は世界に大きな衝撃を与えたのだと思っている。

そこでは何らかの決定的な相違が生じたのだろう。

憶測はさておいて、この戦争西側先進国に迫るものは、資本主義的な自由民主主義再考だと感じている。

戦争やそれ以前のコロナ禍によって、東側諸国もつ安価労働力資源を前提とした、資本主義的な最適化構造は大きな揺さぶりを受けている。

インフレという形で、資源物資の枯渇を私でも実感するようになった。

インフレによって社会格差はよりいっそう強調されることになり、社会不安が起きている。

しか中央銀行行政機関との結合を強めており、民主的プロセスを経てでないと意思決定できなくなっている。

さら自由民主であるために、利害関係民主的な調整はより難しくなる。

そのため貧困層労働層の不安はより一層増幅し、社会統治のものに疑問を持つようになり、権利をより強く主張するようになる。

こんなプロセスが起きているのだと思っているが、はたしてこれは悪いことなのだろうか。

道徳的価値観でいえばウクライナに強く共感する。

その一方で、資本主義でいえば労働者の私としては、

ロシアが訴えることを見定めろ、という気持ちが鎌首をもたげる。

世界で起きるストライキ労働者になびきだす日本首相サウジに歩み寄るアメリカ

きっと西側諸国統治者も認識しているだろう。

そういった意味では、埋もれていた世界価値観を再認識できる善い機会となっているのではないだろうか。

まぁ結局、いつの時代も振り回されて痛い目見る(最悪死ぬ)のは下っ端だよね。ということなのかもしれない。

モヤッとしてることを言葉にできてスッキリした。

2023-02-24

日本人ウクライナ戦争で初めて本当の戦争を目の当たりにしてる気がする

思えば対アメリカ戦って相手がまだ冷静というか

侵略・略奪をしようとしてなかった中での敗戦だったからかなり幸運だった

負けたら明らかにヤバそうと言う中で戦ったことってほぼ無いんじゃないか

モンゴル戦くらい?

戦争反対スタンスを取る人ですらウクライナ降伏するべきと言ってる人は少ない印象

日本はどうしても仮想敵として昔のアメリカを考えてしまってると思うが

もっとロシア中国仮想敵イメージして考えた方が良いんじゃないかと思う、国民レベル

から先制攻撃しろというわけではないけど

2023-02-19

今のインフレあたりから世界的な衰退が始まると思っている

タイミング問題

主要各国の人口増加がほぼ止まるか減少に転じてる時点でそもそも緩やかな衰退はさけられない

人口増加してるインドアフリカだけでは成長が見込めない

中国経済成長も予想より早く鈍化している

そもそも景気回復する要因が乏しい

あるとしたらウクライナ戦終結くらいだけど、一瞬で終わると思われる

ヨーロッパSDGsに夢中だけど、日米から仕事を奪えたとしても全体でプラス成ることはない

 

急激な衰退というよりは横ばい〜緩やかな衰退が2040年くらいまで続くんだろうな

それ以降はまだ技術革新可能性がワンチャン残ってるのであれだけど

一旦成熟しきってこれまでの日本みたいな感じになると思う

ロシアウクライナ戦争の開戦一年を前に

まもなく開戦から一年を迎える。

冷戦終結させ核戦争の恐怖から逃れた人類が祝砲とともに迎えた21世紀が、よもや侵略戦争とそれに伴う核戦争懸念に飲み込まれるとは誰が予想したであろうか。ここに至る経緯は長く複雑であって一冊の書物にさえ収まりきらないものではあるが、それが世に出るころには世間の関心は賞味期限切れを起こしていると思われるので、ここにその一部を記そうと思う。


そもそもウラジーミル・プーチンウクライナ併合をもくろむようになったのはいつのことだろうか。すなわち、民族的ロシア人保護というロシア社会における要求に甘んじず、かつてのロシア帝国的な全スラブ民族庇護者というアイデンティティ確立し、ウクライナロシア範疇とするべく模索を始めたのはいつのことだろうか。これは遅くとも2019年にはその転換は生まれていると考えられる。冷戦の勝者であったはずのアメリカトランプ政権の下で国際的威信を低下させ、アラブの春以降に生まれた膨大な中東難民ヨーロッパ社会疲弊させた。東に目を向ければ2008年の中露国問題解決をもって後顧の憂いを絶ち、和平条約こそ結べないものクリミア危機をもってしてもなお対露宥和政策を維持する日本を見る限り不安要因とはなりえない状況であった。そして、ウクライナにおいてさえ、2019年大統領選挙では対露強硬派ポロシェンコが敗退し、政治的には素人コメディアン出身ウクライナ語さえ満足に話せないゼレンスキーが対露宥和政策を掲げて当選するに至ったのである。むしろこの時にこそ、プーチンミンスク合意を超えたウクライナ併合という天啓を得たとしてもおかしくはない。彼の帝国に、およそ実現不可能侵略戦争妄執を諫める官衙が無かったことが、世界悲劇であった。

ロシア軍の当初の作戦は様々な面で事前の調査検討が不十分なものであった。もとより実現可能性も実効性もない目標を大真面目に検討しろと言う方が無理であろう。とはいえ杜撰侵略作戦はいかにして作られたのだろうか。これにはおよそ二つの側面がある。一つは、計画立案の手間を惜しんで集団安全保障条約(CSTO)加盟国内で政変が起きた際の介入計画を下敷きにしている面。もう一つは、プーチン個人が気に入るであろう要素を加えることで、彼個人が満足するように作られている面である。このため、作戦計画はもとより無理のある要求に非現実的企画で回答するという悪循環産物と化しており、2022年2月の史上稀に見る大失敗に至るのは当然のことであった。

プーチンはこれまでに2回、親露派内閣の救援に失敗している。ブルドーザー革命で当時ユーゴスラヴィア大統領であったミロシェビッチ保護できず、またマイダ革命でもヤヌコヴィッチ内閣を支え切れなかった。これを踏まえ、CSTO加盟国内で政変が起きた際の対応計画は、かなり真面目に練られていた。そのうちの一つが開戦劈頭のアントノフ空港攻略作戦の原型になっている。原型となった計画では、クーデターなどによって親露派政府が打倒されそうになった場合ロシア空挺軍部隊首都近郊の空港制圧して先行する特殊部隊とともに政府首脳部を保護し、これを空挺堡として首都や周辺の主要都市軍事拠点順次制圧していくという展開を想定している。

実際、ウクライナ侵攻の直前に起きたカザフスタン政変ではトカエフ要請を受けてロシア空挺軍によるアルマトイ国際空港を中心とした展開が行われており、一方の権力を奪われたナザルバエフ隣国キルギス脱出し、カント空軍基地プーチン政権奪還を支援してくれるものと待ちわびていた。権力闘争の結果は周知のとおりだが、仮にトカエフがより反露的な人物であれば結果は違っていたかもしれない。

ウクライナ侵攻計画においても、親露派大統領に対するNATO とりわけアメリカ主導のクーデターが発生した際の対応計画を元に、少数の特殊部隊と大規模な空挺軍を利用したアントノフ空港制圧とこれを拠点としたキエフ制圧計画立案されていた。この作戦の致命的な欠陥として、クーデターであれば存在していたはずのウクライナ国内の親露派有力者、とりわけウクライナ部隊ウクライナ保安庁内の協力者からの援護が十分に期待できない点が挙げられる。計画上は確かに彼らが侵攻開始と同時に蜂起する想定になっていたのだが、ウクライナ国内の親露派の多くはロシア軍の本格侵攻を信じてはおらず、投下された膨大な準備資金個人的な利益に帰してしまった。さらに、開戦直前に至るまでアメリカによる情報公開攻勢が行われたため、ウクライナ国内の親露派との連絡調整を職掌に収めていたロシアFSB第五局は情報漏洩を恐れて正確な開戦日時を伝達せず、結果的2月24日は(開戦日は教えてもらえると思い込んでいた)親露派に対する奇襲となってしまった。この、事前連絡のない開戦とロシアによる一方的な協力への期待は、数字としては出ていないが、民族的ロシア人あるいは経済的恩恵といったものを背景とした親露派の翻意を大いに促し、以後のロシア軍を大いに苦しめることとなる。

また、本来であれば、制空権の確保と空挺堡の構築、地上部隊の侵攻は十分に連携の取れたものでなければならない。しかし、ロシア政府内では侵攻作戦プーチンの「お戯れ」であるとみなされていたため、作戦計画の内プーチンが喜びそうな内容、具体的には前述のアントノフ空港への奇襲といった派手な作戦ウクライナ全土制圧後のロシアへの併合宣言といったハイライトのみが詳細に検討され、それ以外の点については何ら考えられてこなかった。例えば、アントノフ空港制圧した空挺軍部隊と合流するためにベラルーシから地上侵攻を行う必要があるが、チェルノブイリ原発周辺の森林地帯を通過する際の計画東部軍管区のある若手士官図上演習課題として丸投げされ、提出された素案を元に別の将校が大規模演習の名目で具体的な計画に起こしていたことがわかっている。想定された場所以外では戦闘妨害が起こらず、また演習名目であったために部隊の移動は迅速に進むという前提で計画が確定してしまたことが、キエフの戦いにおいて裏目に出てしまった。同様にロシア空軍も、地上軍との連携が乏しく長期の作戦計画立案されていないなど、全面戦争を想定したものとは到底言いがたい状況であったのには、このような背景があったのだと見られている。

戦前年にもロシア軍はクリミア半島などにおいて大規模な動員訓練を行っていたが、プーチンが本気であると知らない者には、これら人員物資の集積はあくまウクライナおよびNATO に対する威嚇として理解されていた。事情を知る者は当初計画があまりに楽観的であることに懸念を示していたものの、FSB第5局の人員の多くは親露派ウクライナ人の協力が当然あるとして疑わなかったし、またある者はプーチンが本気でウクライナ侵攻を計画していると認識していなかった。何より、プーチン本人が自分に気に入られるべく作られた即興作戦計画を「狙い通りに」気に入ってしまった。平たく言うと、ロシア軍としては侵攻計画の前提となる環境整備は対外諜報活動を所管するFSB が行うことが大前提であり、しかFSBはその軍事侵攻に十全な準備をできていなかったのである本来なされるべき長期的な見通しの欠如は、未だにロシア軍を苦しめている。


もう一方のウクライナ側の防衛計画についてはどのようなものだったろうか。戦前ウクライナ政府および軍が想定していたロシア軍の侵攻計画は以下のようなものであった。まず、ドネツクルガンスク人民共和国(D/LNR)との停戦ラインにおいて大規模な衝突を起こす。これを受けてロシア政府ウクライナ政府に即時の停戦撤退要求する。ウクライナ政府拒否した場合ウクライナ軍による民族浄化作戦からロシア住民保護」を名目ロシア軍による大規模な空爆を行う。空爆によってウクライナ政府降伏しない場合地上軍による侵攻を行い、かつてノヴォロシアと呼ばれていた民族的ロシア人の多い地域制圧する。これらの地域はD/LNR と同様にウクライナ国内の(EUNATOへの加盟を拒否できる)自治州として温存し、長期的にはこれらを通じてウクライナを間接的に支配する。このプロットは明らかにコソボ紛争における欧米の介入の経過をなぞったものだが、ウクライナ軍はプーチン個人的な欲求からNATOに対する当てつけとしてこのような展開を望むと考えていた。ロシアが率先してウクライナに侵攻するのではなくD/LNR が優位な戦況を作り支配地域を広げる体裁をとることが国際的批判回避する方策であるため、国際社会による仲裁拒否民族浄化を続けるウクライナへの懲罰的攻撃という方便を生み出すよう布石を打っていくのである。前提として、ウクライナ国内クーデターのような政変が無く、ロシアからエスカレートを仕掛ける場合を想定すると、このような順で進むと想定するのは合理的である

問題はこれがどの程度のスピードで進むかであるが、ウクライナ軍の想定ではコソボ空爆と同様に開戦から地上侵攻まで最大3か月程度の時間的猶予があると考えていたようである。今を思えばのんびりした想定であるが、ロシア陸軍各部隊は徴集兵を少なからず含んでおり、これらは法律上ウクライナ派兵できないため、全面的戦争を始めるには予備役招集と訓練が必要であると見られていた。したがって部隊の充足率を高めるのに必要時間がある程度は期待できたのである。このタイムラグの間は空爆ドネツクルガンスク両州が主な戦場となる。そこで、ウクライナ軍としては東部陸軍の主力を集中させてD/LNRとの停戦ラインを堅持することで大きな損害を与え、ロシア本体が参戦するまでに東部戦線を安定化、あわよくば地上侵攻を思いとどまらせるという方針が定まっていた。また、この時、クリミア半島やベルゴロド州からロシア軍が侵攻してくることが考えられたが、ここは動員した予備役領土防衛隊国境線を維持することとされた。長期的な見通しはさておき、ウクライナ軍にとって主眼はあくま東部戦線であり、停戦ラインから20km の範囲で多数の陣地構築を行っている。隣接するヘルソンザポリージャハリコフの各州での陣地構築は開戦後住民避難と並行して行う予定であったと考えられる。

もし、開戦に先立ちウクライナ軍が上述の想定の元東部戦線への戦力の集中を行っていた場合、図らずもがら空きのキエフロシア空挺軍殺到していたことになる。では、ウクライナ軍はどこで引き返したのか。最も有力な説は2月21日のロシアによるD/LNRの独立承認の直後であろうというものである。前述のような経過をたどるには、D/LNR がウクライナの一部という立場のままロシアミンスク合意の履行を強制する状況になければならない。両地域独立承認してしまった場合、D/LNR や民族的ロシア人が優位な支配地域を中心とした間接的なウクライナ支配という筋書きと整合しなくなる。また、東部戦線におけるD/LNR の攻勢が想定よりもだいぶ弱く、ロシア軍が両地域へ展開している部隊数も想定をかなり下回っていることからウクライナ軍では当初想定とは異なる侵攻計画がある可能性を認めざるを得なくなった。この時、米国から情報によればロシア軍の侵攻計画長大国境線での一斉攻撃であった。残念ながら、ロシア軍が主体的に全面侵攻を仕掛けるという情報ウクライナ軍は信じることができず、さりとて東部戦線へ部隊を急派する必要もない状況を踏まえ、ウクライナ軍は部隊移動を取りやめ、部隊位置を秘匿したうえで数日待機、すなわち様子見することとした模様である結果的に、キエフ周辺には開戦直後のホストメリ空港一時的にせよ防衛するのに十分な戦力が残っており、第一機甲旅団チェルニゴフ州でドニエプル川左岸防衛することができた。一方で、南部においては部隊移動が混乱をきたしてしまい、クリミア半島との境界に当たるペレコープ地峡からメリトポリ付近に至る広い範囲守備部隊のいない状況となってしまった。もしこの地域担任する部隊が移動前であったならば、事前準備の不徹底なロシア軍の南部からの攻勢すら頓挫していた可能性がある。

開戦初期の戦況はこのような状況から作られたが、その後の展開は周知のとおりである

2023-02-16

ソヴィエト連邦の復活

泥沼のように続く宇露戦争だが、ドイツ世界最強戦車レオパルトⅡに象徴されるように、西側諸国が最新兵器弾薬提供し続けることで巨大だが旧弊ロシア軍疲弊し、戦況はウクライナ有利になってゆくだろう。

当初はプーチンウクライナ侵攻を支持した愚鈍ロシア大衆も、盲目ロシア愛国主義を保ったまま、成果をあげられないプーチンを覚めた目で見るようになって行くだろう。国内における誘拐まがいの強制徴兵も、ロシア大衆の支持を減らす要因となる。

追い詰められたプーチン核兵器使用に踏み切ろうとするが、その前にプーチン暗殺される可能性がある。

プーチン暗殺の後、それまでプーチンカリスマ性によって支持を保ってきた与党統一ロシア」は求心力を失い崩壊することは間違いない。

そうなるとロシアにおいて政権を掌握するのは、統一ロシアに次ぐ支持率を持つ野党第一党ロシア共産党である。そしてロシア共産党中央執行委員長ゲンジー・ジュガーノフが新たなロシア大統領就任するだろう。

ロシア共産党は当初はウクライナ侵攻を支持していたが、ここでジュガーノフは華麗に掌を返し、ウクライナから撤兵した上で「プーチン統一ロシアの愚かな戦争我が国を間違った道に陥れた」などとプーチン政権統一ロシアを徹底的に糾弾し、西側諸国と、ウクライナ戦争疲れたロシア大衆の両方から一定の支持を得ることに成功する。それと同時に、領土拡大を夢見つつ、それをなしえなかったロシア大衆の不満を解消するために、別の手を打つであろう。それはベラルーシ併合である

ルカシェンコ大統領による独裁政権が続くベラルーシだが、国民の不満は高まっており、ルカシェンコも政権の維持に汲々としている。もしベラルーシ政権転覆が起これば、長年独裁者として暴虐の限りを尽くしてきたルカシェンコは間違いなく処刑されるだろう。

しかし、もともと親ロシアのルカシェンコである。このような状況でジュガーノフ政権ロシアからベラルーシ併合と、その代わりに身辺の安全保護提案されれば、合併サインする可能性は高い。

こうしてロシアベラルーシ合併し、新たな国名は「ソヴィエト連邦」となるであろう。

以前よりジュガーノフは「共産党政権経済発展の両立」という、かつての旧ソ連が果たし得なかった夢を実現した中華人民共和国を自らの手本とすると公言している。

中ソ対立だった20世紀とは異なり、新ソ連中国は密接な友好関係を結び、ユーラシア大陸における巨大な共産党政権ブロック誕生するであろう。

2023-02-15

業界の端くれだけどポリコレSDGsビジネスはもう終わり

After 9.11時代は、man of integrity と米国IT企業無料サービスポリコレビジネスが金になったけど、

飽きが見え始めてたところに疫病、戦争資源高で息の根留められた感じ。

似てるとこだと、フェミニズムさんビジネス、LGBTQさんもお終い。知らんけど

After ウクライナ戦時代兵器医療バイオ宇宙

2023-02-10

中央線グリーン車導入延期しすぎだろ

コロナウクライナ戦争があったとは言え、用地買収必要な話でもないし何年も延期になる理由わからん

2023-02-08

anond:20230131113605

石油産出国であるロシアウクライナ戦争のせいだろ?

アメリカのべらぼうな財政出動蓄電池の値段も本格的に落ちたし、風力・太陽光もだいぶ価格低下してたから、エネルギー情勢もだいぶ変わってくるよ。

残念なのは日本蓄電池企業が勝てないかもしれないということだ。

2023-02-07

自分道徳観を欠く人間だと思う

人の不幸が楽しくて仕方がない。病気だと思う。

同僚が仕事で失敗しているのを見ると気持ちが良いし、それで叱責でもされようものならその後一週間くらい思い出しては飯のおかずにしている。東日本のはすごくワクワクした。津波映像は何度も見たし、どこそこの街が壊滅とかいニュースはずっと追っていた。原発が爆発したときにはニヤニヤが止まらなかった。最近だとコロちゃんウクライナ戦争で不幸になっている人を見て気持ちよくなっている。

こういうと、現実の満たされない低学歴無職童貞無敵の人予備軍のような印象を抱かれるかもしれないが、実際は真逆偏差値65以上の国立院卒、OpenWork評価4以上の優良企業に務め20代金融資産4桁万円超えのエリートだ。もちろん結婚して子供もおり家族仲良好で非の打ち所がないと言っても過言ではないと思う。

原因を考えてみたが思えば物心ついた頃からこうだったので天性のものなのだろう。幼い頃から例えばニュースなどで殺人事件について流れると、嬉しくて仕方がなかった。今日は誰か○んでいないか、どんな事件が起きているのかと楽しみにしていた。一度母親に、「殺人事件面白いな」と言ったところえらく怒られたのを覚えている。この感情は表に出してはいけないものなのだと学んで、それ以降人に話したことはない。

こんなことを他人には言えないし自分で何かしら大きな事を起こさない程度の常識は持ち合わせているつもり。でもそれは法的にめんどうなことになるからであって、道徳観みたいなものに裏打ちされたものではない。最近住友商事チチモミ太郎Googleクレカ不正利用ネキが話題だが、わりと同種族なのかなとも思う。他人にバレない範囲で小狡いことは沢山やってきたし、これからも間違いなくやるだろう。

今後、歳を重ねて人並みの道徳観が醸成されるのだろうか。されたらされたでその変化が楽しみだし、別にされなくてもいいかとも思う。

anond:20230206112650

民間衛星写真がかなり鮮明、ってウクライナ戦争で話題になったけどあれも上空100km以上から撮影してるものから

20kmを飛ぶ高高度偵察機国境の外から撮影する方が有効なことも多いから現役らしいね

2023-02-05

中国気球米国戦闘機撃墜したこと逆ギレ

外交というのはコントかよ?と一瞬思うような

茶番の積み重ねで行われていくものとはわかっているけれど

そういう茶番の積み重ねがコントと違うところは

最後には笑って終わりにはならないというところだ。

ロシアウクライナ戦争における外交戦でも度々見られてきたことだが

悪い冗談しか思えないロシアの主張も一度茶番舞台に上げられてしまえば

それはひとつの積石となって

ああ今のナシ無し

半笑いで取り下げることは出来ないのだ。

政治家も我々国民をそのことを忘れてはいけない。

2023-01-30

義父が戦車ゲーム動画ばっか見てるのでなんか面白いんだろうかと履歴を見てみたらロシアウクライナ戦争のフェイ映像のようだった

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん