2023-02-16

ソヴィエト連邦の復活

泥沼のように続く宇露戦争だが、ドイツ世界最強戦車レオパルトⅡに象徴されるように、西側諸国が最新兵器弾薬提供し続けることで巨大だが旧弊ロシア軍疲弊し、戦況はウクライナ有利になってゆくだろう。

当初はプーチンウクライナ侵攻を支持した愚鈍ロシア大衆も、盲目ロシア愛国主義を保ったまま、成果をあげられないプーチンを覚めた目で見るようになって行くだろう。国内における誘拐まがいの強制徴兵も、ロシア大衆の支持を減らす要因となる。

追い詰められたプーチン核兵器使用に踏み切ろうとするが、その前にプーチン暗殺される可能性がある。

プーチン暗殺の後、それまでプーチンカリスマ性によって支持を保ってきた与党統一ロシア」は求心力を失い崩壊することは間違いない。

そうなるとロシアにおいて政権を掌握するのは、統一ロシアに次ぐ支持率を持つ野党第一党ロシア共産党である。そしてロシア共産党中央執行委員長ゲンジー・ジュガーノフが新たなロシア大統領就任するだろう。

ロシア共産党は当初はウクライナ侵攻を支持していたが、ここでジュガーノフは華麗に掌を返し、ウクライナから撤兵した上で「プーチン統一ロシアの愚かな戦争我が国を間違った道に陥れた」などとプーチン政権統一ロシアを徹底的に糾弾し、西側諸国と、ウクライナ戦争疲れたロシア大衆の両方から一定の支持を得ることに成功する。それと同時に、領土拡大を夢見つつ、それをなしえなかったロシア大衆の不満を解消するために、別の手を打つであろう。それはベラルーシ併合である

ルカシェンコ大統領による独裁政権が続くベラルーシだが、国民の不満は高まっており、ルカシェンコも政権の維持に汲々としている。もしベラルーシ政権転覆が起これば、長年独裁者として暴虐の限りを尽くしてきたルカシェンコは間違いなく処刑されるだろう。

しかし、もともと親ロシアのルカシェンコである。このような状況でジュガーノフ政権ロシアからベラルーシ併合と、その代わりに身辺の安全保護提案されれば、合併サインする可能性は高い。

こうしてロシアベラルーシ合併し、新たな国名は「ソヴィエト連邦」となるであろう。

以前よりジュガーノフは「共産党政権経済発展の両立」という、かつての旧ソ連が果たし得なかった夢を実現した中華人民共和国を自らの手本とすると公言している。

中ソ対立だった20世紀とは異なり、新ソ連中国は密接な友好関係を結び、ユーラシア大陸における巨大な共産党政権ブロック誕生するであろう。

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