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はてなキーワード: 平準化とは

2022-05-03

会社で仲が悪くならないために、すげえいいこと思いついた

つの作業チップ制にすればいい

ここでもよく職場の不満日記を目にするけど、たいてい仕事が増やされたとかそういうのが多い。

なぜ不満を抱くというと、給料が変わらないからだ。

それなら、一つの作業ごとで金をもらうようにすればいい。

基本給10万、他は抱えてるタスク作業ごとに何万円、ってすればいいじゃん。

タスクが終わるなら何時間かけてもいいし、何時間休んでもいい。

これ究極じゃん。

あの人はあれだけもらってるのはタスクいから当然だ、って納得するし不満もない。

あの人は家庭の事情タスク少ないか給料も減るしみんな納得。

これでみんな納得で仲良しな職場になる。

今も使われてる「なんちゃら手当」だけにするイメージ

ベースサラリー顧客見積作成手当+顧客Bアフターフォロー手当、みたいな。

追記

手当を細分化すればするほど、不公平がなくなるね。

手当が大項目だけだと、

顧客対応手当と顧客対応手当は、規模が違うのに不公平じゃん!となる。

手当ルールを徹底的に詰めていく労力は必要だけど、

それさえしっかりできてれば、

かなりの企業内の雇用トラブルは減るのではないかな。

平等になるから

手当項目を全社員アンケートとるのもいいね

まあこれができるのはせいぜい数百人規模の会社までかなあ。

追記2>

雇用の流動化って、産業構造変化にかかわるんすね

https://youtu.be/iGZUJLjtGWo?t=213

<Q&Aコーナー>

世の中のサラリーマンってそんな同僚の給料とか仕事量とか把握して

あいつがこんなに貰ってるのはおかしい」とか「俺の給料を上げるべきだ」とか

不満を溜めて人間関係スギスさせてんの?

過半数雇用問題はそこに帰着すると思うよ。

5000円でも違ったりするとギスギスする。

中途で入ってきて、役職が高かったりすると、まず古参の平社員トラブルになる。

「なぜあいつのほうが多いんだ!」というのは、判断基準クリアじゃないからで、

そこが社長や人事担当への不満になって辞めていく。

もしそれをクリアにできれば、

究極の民主主義じゃん?ってことで書いた。

契約獲得数を壁に貼り出してるような営業会社と何が違うんだろう。

基本は同じ発想ですよ。

営業マンと開発・間接部門がギスギスするのはコミッション性と固定給制の違いも一因としてある。

バックヤードフロントコミッションにすれば、

少なくとも不公平感がなくなるかなと。

典型的には良い仕事の取り合いになり、効率の悪い仕事をやる人がいなくなる。

あとは、仕事を采配する人が大きな権力を持つので、裏でキックバックをもらって良い仕事を回すなどの行為が横行する

これは書いた直後に思った。

少人数だと談合とかが起きるのは明白で、だから全社で透明にするしかないですね。

もちろん社長取締役秘書タスクも。

あと、給与も全員オープンにすることが前提となるので、まずそこがイヤな人は入ってこないから、

だいぶ人材も選別されますね。

そういう人材キックバックとか談合を好むとは思えない、ってのはあるかも。

自分は今月これだけのタスクをやったので給与アップを希望します」

って言える人が入ってくる。

作業の難度と分量を適切に用意できて評価するタスク含めて管理出来れば理想かもね

そしてその管理者への評価が正しくできれば

そしてその管理者の管理者への(略

・・・

これを公平に達成するには、一社だけだと厳しくて、絶対ブラックボックス化する。

タスク内容を国レベルオープンソースにしないとだめかもしれない。

経理勘定項目みたいに。

あれって多少はズレても大丈夫だけど、原理原則あるじゃん

あいうかんじ。

理想業務タスクオープンソース化ですね。

オープン化されれば、転職ときに、

「A社ではこれこれタスクを〇〇円でやってました~」って実績で活動すれば、

雇用ミスマッチングがなくなる。

採用側もJD明確化できるし。

「ウチでは〇〇円ですが大丈夫ですか?」みたいな。

それこそ資本主義じゃない?

本日は良いお日柄・・・」「趣味はなんですか?」「アハハハハ…(ちいかわ)」

みたいな面接してる場合じゃない。

これがちゃん機能するなら成果主義も余裕だろう。ぜひ、仕組みを構築して展開してほしい/公正な評価ほど難しいものはない。

そこでオープンソース化ですよ。

データ母集団が1業種100社とか貯まれば、

JDに書かれているタスク募集職種でだいたい平均値に収れんしていくはず。

同業種で業務内容がめちゃくちゃ違うなんてことはないんだから

まとめたら国が基準として発表する。

これこそデジタル庁とかがやったら面白そうなんすけどね・・・

仕掛りの仕事とかどう評価されるんだろう。報酬は受注時?納品時?

リストにない未知の業務が発生するたびに単価設定と担当割りで揉め事に発展しそう。

今までになかった新しいタスクの時にどうするか、は、

まず1か月は時間給で計算するしかいかもね。

それをベースに毎月全社員で固定タスクの単金に落とし込んでいく、みたいな。

そのために、参考にできるオープンデータ勘定項目)みたいなのがあればベスト

1社員最低20項目くらいの細かさは必要かな。

50項目も抱えてれば、明らかに給料高くても誰も文句言えない、みたいな。

マッチポンプでわざと問題埋め込んでおいて、それを解決する輩が増えそう

それは固定給の現システム上でも起きてるからなあ。

しろ「この毎月発生してるトラブル解決タスクはなんですか?」と、

突っ込まれてやりづらくなりそう。

すべてガラス張りのタスクになるから、闇でやるのが好きな人はいろいろ不都合感じそう。

スキルの希少性や同業他社からの引き抜き等も考慮すると決してこんなオープンチケットシステムは成立しない

まあ実現性はともかく、

スキルの希少性」は、その人の財産になるのでは?と思ってる。

今の正社員システムは、スキルの希少性がない人ほど、転職できなくなる。

他社で使いまわせないから。

逆に会社としては都合がいい。

新卒からジョブローテさせて、スキル平準化させる。

とがった人材を作らせない。

これで飼いころしにできる。

成績表の英語数学美術体育でオール3の人材を作る。(忠誠度だけは5)

これがほとんどの会社員の、「月曜日仕事にいきたくない病」の、

遠因なのではないかな?と思ってる。

今回は、どれかを5にしてほかは2とか1でいいという案ね。

知床事故は、海上スキル5の経験者を切って、

忠誠度5の新人を作ったから起きた。

結局のところ解雇規制に基づいたメンパーシップ社員新卒一括採用するのがおかしいってことになる

タスク量を定量評価して、人事に反映させるのが上司仕事なんだけど、日本場合給料払えば定額使い放題と思ってるから、優秀な人間評価ができない。お金を稼ぐには残業。優秀かどうかは能力ではなく(時間

ある意味処女を開発して洗脳させるのが新卒採用からなあ・・・

経営者には都合がいいのだろうけど。

時間給だと、どうやって一つのタスクにかかる時間を延ばすか、にスキルポイントを振ってしまうのはあると思う。

結果として、その人の能力50%も使ってないってことになるのでは?

100%まで使えるような会社就職できたら超ラッキー

でもそれって新卒カードギャンブル

結婚も、お試し同棲してお互いに知ったほうが失敗ないじゃん。

JDを明らかにして、その人が意識的スキルをチョイスしたほうが、長期的にはいいと思うけどなあ。

LvUPでいうとDQよりメガテンシステムね。

結局のところ、正社員制度って、社会保障の一端なのよね

完全歩合制みたいなの考えたりもしてたけど、結局それやりだしたら無能が弾きだされるし、

効率最優先になって、どんどんいらない仕事が減っていく(失業者だらけになる

ってなるとほんとに社会保障周りをBI含めて厚くしていかないと、色々破綻するなと思った

AI人間仕事を奪うってのも絡めてそろそろ真面目に考えていかなきゃいけない問題でもあるんだろうけど

そう、40年間片道切符護送船団なのよ。

そろそろおかしいんじゃね?と気づいていいんじゃないかっていう。

まあ効率最優先になると、国レベルでどんな弊害が出るかもしれないし。

あくま思考実験ですけどね~。

なので10万円っていうのは、ベーシックインカムセーフティネットのつもりで書きました。

まあAIRPAが発達すると、多かれ少なかれそっち(効率優先)の方向になっていくのかと。

仕事ができなくても態度が大きいとか周りへの圧力のかけ方がうまいひとから

仕事中途半端でも終わったと承認しろと言われたらどうするのかな。

そういうことができなくさせるための仕組みづくりが、今回のアイデアって感じですね。

パワハラ恫喝って民主主義とは逆だからね。

ウクライナ戦争や台湾恫喝とかで、もう気づいたでしょ。

民主主義を捨てると何が起きるかってことが。

このパターンって社員同士がライバルになるから仕事で協力しなくなり、後輩を教育しなくなり、風通しが悪くなって失敗する

ほかの社員への協力というのもタスク化されるから、それも成果として可視化される。

あと、このモデルが仮に実践されるなら、教育必要なくなると思ってる。

だって社員全員が、中途の経験採用もの

最初からタスク内容が100%分かって入ってくるのでミスマッチがない。

教育コストも極小化できる。

面接では、業務知識テストすればいい。

風通しについては、

給与スキルデータが全社員可視化されるから、全員スケルトン状態

信長の野望とか、プロ野球選手みたいな。

誰もやりたがらないタスクは少しずつ対価が値上がりしていく仕組みとか試してみたくはある

もっといいこと思いついた!チップ金額設定で絶対揉めるからタスクごとにオークション制にすればいいんだ。

簡単コスパいい仕事ほど低額で落札される。皆がやりたくない仕事ほど高額になる。これで公平だ。

競馬オッズみたいにチップ金額決めたら面白そう。

これは思いつかなかった。

これができれば究極だよね。

明らかなブルシットジョブでも、誰もビッドしなければ値上がりして、最終的に誰かが食いつく。

MSバルマー時代にこういう評価制度を導入したら皆が自分短期的成果に繋がる仕事だけする状態になったので、ナデラCEOが「他メンバー評価に貢献したら評価ポイントがつく」という制度改革したという逸話がある

こないだのMS中の人ブログとつながった。

マネージャ自分仕事キャリアを助けてくれる」のあたり。

https://www.publickey1.jp/blog/22/1_regional_scrum_gathering_tokyo_2022.html

そんな回りくどいことよりやっちまえよ、セックス

やっちゃえ日産

2022-03-09

anond:20220309213139

女が選びやすい職域は、なんか低賃金でも集まっちゃうんだよな。平均が低いから、まあそんなもんかーってなっちゃうんだろう。だから企業も足元見て、低賃金募集をかける無限ループ

逆に言えば、「女があんまいない職域」は狙い目。

女がさまざまな職域にバラけるようになれば、まあ賃金平準化していくだろ、たぶん。

2022-03-05

漫画を読むことに対するはてな民惰弱さについて

https://anond.hatelabo.jp/20220304184302タコピーとその読者が嫌いすぎるので同士を求めたい

https://anond.hatelabo.jp/20220305121813はてな漫画感想ってなんかこまっしゃくれてるよな

https://anond.hatelabo.jp/20220305040632そもそもはてなの奴らって漫画チョイスのセンスいからね


この辺りの議論を読んで改めて感ずることを書く。

はてなの民って1人で漫画読めないの? なんで賢しげな感想コメントしてそこにお星様を付け合いっこしてなきゃ気が済まないの?

もちろん、はてなの仕組み的にそうするのが当然と言えば当然だ。

ブックマークしてコメント書いて、情報共有して共感したり異なる意見を吸収する。ここはそうした場所だ。

だけど、過剰すぎではないか

ある程度孤独に読んで孤独解釈しないと感性死ぬよ。

SNSざっとスクロールして得られる程度の雰囲気だけの平準化された感性になるよ。

中学校の頃の連れションみたいな感じがするんだよ。

「キャッキャキャッキャと考察まつり」

「今まで大して漫画アニメ見てきてない中年たちが、若者ぶりたいか何となくブコメ

素人上から目線評価してる感じ、たまにならいいけど気に入るたびにそういうこと集団でしてる感じ、ちょっとうぜぇな」

先般の増田から引用だが、異なる3人からこうした言葉が出てくるのはちゃんと受け止めたほうがいいと思う。

連れションもたまにはいいんだよ。

けれどもも大人なんだからさ。漫画ぐらい1人で読みなよ。

2022-01-25

anond:20220125135707

あー、まぁメリデメはあるけど都内にいる限りは地方に金を流すことになってそれなりに平準化する意義はあると思ってるので、

あとは個人コスパ問題しかとらえてないな。

2022-01-20

anond:20220120011525

痩せなきゃっていう強迫観念普段死ぬほど質素食事してるけど定期的に追い詰められてお菓子とか高カロリー食を吐くまで食べる、みたいなサイクルになってそう。

それむしろ太りやすくなるからな。毎日カロリー平準化した方がいい。

2021-11-23

anond:20211122231228

リモートは、仕事でも学校の授業でも世界中どこでも、「上の成績はさらに上がり、下の成績はさらに下がる」というのがコロナ以前から安定して観察されている結果なんだよね。

この格差の拡大が会社としての成績自体プラスになる業種ももちろんあるんだけど、上の伸びには追加報酬で報いる必要があるので、経営者視点で言えば被雇用者能力平準化させる方が望ましい。

なので、雇用流動性が低くて仕事標準化されている業種ほど経営者リモートを避けるんじゃないかな、という気がする。

2021-08-17

anond:20210816210852

結婚した途端に仕事をやめて、夫の扶養下でパートタイム始めたりするから、平均年収にそんなに差がつくんだよ。

平均年収を男女で平準化するなら、女が下方婚して男を扶養するのが手っ取り早いよ。

2021-07-17

anond:20210716222035

知らんけど某国についてはワクチン入手に手間取ってたから、入手タイミングで増えるとかそういうことじゃね?医療負担を考えれば平準化せぇやって話でもあるけど。

日本については100万件未達成!とか大騒ぎしてたけど単にVRSへの入力遅れ(なお外部委託は可で負担は国もち)で実は5月末には接種日ベースで100万回達成してたことが判明したし。

2021-04-12

anond:20210412123126

訓練と開発によって感度を平準化する仕事があったとして、3分で飽きる自信がある。

2021-01-05

モニタリング項目(4)検査の陽性率と3日前の"(参考)検査実施件数"

東京都新型コロナウイルス感染症対策本部)が、その日の感染者数等の発表の際に、参考値として3日前の検査実施件数掲載していることから、しばしば、①陽性判明数÷3日前検査実施件数を「検査陽性率」と捉える人がいる。

そのような捉え方をした者からは、たとえば12/30は陽性判明数944人に対して3日前(12/27)検査実施件数が2084人だったこから、「検査陽性率」が45.3%であった、というようなコメントがなされる。

他方、これに対して、②東京都新型コロナウイルス感染症対策サイトの「モニタリング項目(4)検査の陽性率」を引き合いに、12/30の検査陽性率が10.1%であるなどと主張する者がいる。(2021-01-15追記:なお、モニタリング指標(4)の12/30の値は当記事投稿である1/4更新時点では10.1%だったが、1/14更新時点では10.0%である。)

どちらも誤りである

12/30の実際の検査陽性率は何%である

1/4更新時点のデータによれば、同日のPCR陽性798, 抗原検査陽性164, PCR陰性5262, 抗原検査陰性1062より、陽性962÷検査件数7286 = 13.2% であるから検査陽性率は13.2%となる。

【2021-01-09追記 1/8更新時点のデータによれば、同日のPCR陽性873, 抗原検査陽性177, PCR陰性5970, 抗原検査陰性1191より、陽性1050÷検査件数8211 = 12.9% である。(追記ここまで)

①3日前検査実施件数と発表の関係について

検査しても必ずしも当日中に結果が出るわけではない。3日前検査実施件数注釈※2 検査から結果が出るまでは3日程度要する。なお、この検査結果と本日の報告数が一致するものではない。(陰性確認を含む)と書かれているとおりである

もっとも、実は都の注釈にいう「検査から結果が出るまでは3日程度要する」という記載が、どうやらあまり正確ではないようだ。

この検査実施件数PCR検査と抗原検査件数の合計らしい。しかし、PCR検査検査機関に検体を送る等の都合から結果が出るまで数日かかるのに対し、抗原検査は簡易検査キットがありその場で数十分程度で結果が出る。

そこで、3日前のPCR検査件数と当日の抗原検査件数の和を分母にすると、当日の陽性判明数を分子としたときに、もう少し現実的な値が出る。

たとえば12/30の陽性判明数944人に対し、(12/27のPCR検査2761)+(12/30の抗原検査1226人)=3987人を分母にすると、陽性率的なもの23.7%になる。なお、ここでの「12/27のPCR検査」や「12/30の抗原検査」の人数は、都のモニタリング項目(4)の「テーブルを表示」すると出てくる、12/27のPCR検査陽性者数326・同陰性者数2435、12/30抗原検査陽性者数164・同陰性者数1062をそれぞれ足した数である

ただし、このような修正を加えてもなお、後日確定する検査陽性率とは乖離がある。

 

この乖離の原因は、「3日前の検査実施人数」が、発表時点までに報告された未確定の数であることにある。3日前だった日の検査実施件数は、後日、増える。

たとえば1/2の報道発表における「検査実施件数12月30日」は3816人だが、現在の都サイト(4)のテーブルにある12/30の(PCR|抗原)検査(陽性|陰性)者数の総和は、1/4更新時点で7286人である。おそらく1/3以降も検査報告が届いたためだろう。

検査が陽性だったものから優先的に報告されているのであろうか、検査数の伸びに比べると、陽性判明数の伸びは少し緩やかな傾向がある。そのため、ある日の検査陽性率は徐々に下がる傾向がある。

 

結局のところ、たとえ検査日と判明数の日付を対応させたとしても、速報値ベースでの陽性率的なものは、後日確定する真実検査陽性率と比べると高いものとなる。

モニタリング項目(4)と、当日の検査陽性率の関係について

モニタリング項目(4)は7日移動平均であって、「その日の検査」における陽性率ではない。このことは、都のサイト陽性率:陽性判明数(PCR・抗原)の移動平均検査人数(=陽性判明数(PCR・抗原)+陰性判明数(PCR・抗原))の移動平均と書かれているとおりである

実際の12/30の検査陽性率は前述の通り13.2%であるから移動平均を用いたモニタリング指標(4)の10.1%より高い値である

たまに誤解している人がいるが、「検査陽性率」について移動平均を用いなければならないという決まりは無く、むしろ統計を取る目的に応じて任意の期間について計算するものである。都が7日移動平均を用いているのは、「モニタリング」という目的に照らして、集団感染発生や曜日による数値のばらつきにより、日々の結果が変動するため、こうしたばらつきを平準化し全体の傾向を見る趣旨から過去7日間の移動平均値をもとに算出しているのであるviaサイト)。

(したがって、「7日移動平均にしないと誤り」という意見は誤りである。)(さらに細かいことを言えば、「当日検査陽性率の7日分の平均」ではなく、「7日分の検査数に対する7日分の陽性数の割合」なので、「検査陽性率の7日移動平均」という言い方は不正確だろう。)

曜日によるばらつきについて実際に、(移動平均では無く)当日の検査数と陽性判明数検査数をもとに当日の検査陽性率を計算すると、日曜日のたびに検査陽性率が前後の日の1〜2割増の値となっている。おそらく、日曜日検査数が少ないため、事前確率が高い患者(新型コロナ感染の疑いがより強い患者)を優先的に検査しているのであろう 。

 

都のモニタリング項目(4)は、7日間移動平均を用いているがゆえに変動がそれまでの動きで打ち消され遅行指標となる。

加えて、前述のとおり検査数・陽性判明数は数日かけて報告が上がるにつれて増えるため、近い日ほど小さな数となり、平均をとった際のウェイトが小さくなる。より古い日の検査結果に引き摺られる。

そして、計算間内の陽性判明数・検査件数は未確定なので、同じ「1月3日」のモニタリング項目(4)の値であっても、1/4時点の値と1/10時点の値は異なる。

このように「当日の」モニタリング項目(4)の値は現実検査陽性率の変化に対して数日遅れる鈍い指標なので、陽性判明数が急増した特定の日の当日にモニタリング項目(4)の値を持ってきて何かを語るのは、賢明とは言えない。

こんな"不正確"な値が何の役に立つの

速報値と真の検査陽性率との乖離は概ね一定法則に従って生じるため、速報値の変化は真の検査陽性率の変化を反映している。

また、検査陽性率は、水が溢れたり沸騰したりするのとは異なり、何か劇的な変化をもたらす閾値に関わるものではない。そのため0.1%単位の正確な数値は不要であるし、1日単位の変化も重要ではない。

したがって、7日間移動平均を用いた速報値をモニタリングすることで、真の検査陽性率や、感染蔓延状況・検査体制の充足性の参考とすることができる。

2020-08-23

競走馬の素質でなく、オッズの偏りで判断する賭け方

競馬には必勝法とは言わないまでも、確率的に優位に立つ賭け方が存在する。

この方法では、競走馬に関する知識は全く必要無い。端的にまとめると、

① 実際の「馬単」のオッズから、「単勝」の控除無し推定オッズを算出する。具体的には、

② 実際の「単勝オッズが、控除無し推定オッズを越える馬番の「単勝」に賭ける。

というものだ。複数の「馬単馬券計算に組み込むことで偏りを補正し、補正した値と実際の「単勝オッズ比較するのである

そして、控除無し(=胴元の取り分を抜いた)オッズを越える馬にだけ賭けるわけなので、期待値100%以上となる。

まあ、確率事象なので、1レースだけ賭けて確実に儲かるという手法ではないが、長期的には優位となる賭け方である

実践編>

具体例を示すと、計算やすいと思うから、挙げておくね。

多頭数だと計算が面倒なので、昨日の札幌5レース新馬戦、6頭立て)から

馬単」の最終オッズは以下の通り。

1-29.2 2-111.3 3-1135.5 4-1128.0 5-191.9 6-13.1
1-362.3 2-390.8 3-2159.5 4-2149.3 5-2113.8 6-24.6
1-459.7 2-477.5 3-4320.9 4-3317.2 5-3263.6 6-332.0
1-544.6 2-568.3 3-5280.3 4-5249.6 5-4255.0 6-429.1
1-65.2 2-69.4 3-688.0 4-680.8 5-659.1 6-524.5

これらから、「単勝」の控除無し推定オッズを算出する。

まず、1番の馬を1着とする「馬単」のオッズの逆数和は、1番だと1/9.2+1/62.3+1/59.7+1/44.6+1/5.2≒0.356227。

2,3,4,5,6番では、0.233436、0.031697、0.034046、0.043304、0.646403。

ここから、「単勝」の控除無し推定オッズは、1番だと、(0.356227+0.233436+0.031697+0.034046+0.043304+0.646403)/0.356227≒3.8倍。

2,3,4,5,6番では、5.8倍、42.5倍、39.5倍、30.4倍、2.1倍。

そして、実際の「単勝オッズは、

12.9
24.6
338.9
435.3
523.6
61.8

である。まだ、推定オッズ理屈説明していないが、少なくとも、この例においては、推定オッズの大小と実際のオッズの大小の並びが揃っており、推定オッズ妥当性が確認できる。

推定オッズに0.8(=1-控除率)を掛ければ、値もかなり近くなる。)

しかし、実際のオッズ推定オッズを超えなかったため、今回のレースは「見」となる。

少頭数なので、オッズの偏りも小さいのだろう。

ちなみに、実際の「単勝オッズ÷「単勝」の控除無し推定オッズで、「単勝オッズの適正度がわかる。

(値が小さいほど、実際のオッズ相対的に低い。つまり、買われ過ぎている。)

計算すると、以下のとおりである

10.767
20.798
30.916
40.893
50.777
60.864

ひとつ上の表のとおり、単勝人気は6,1,2番の順だったが、適正度を見ると、6番よりも1,2番の「単勝」が買われ過ぎていたことがわかる。

「見」となった場合は、このように、人気馬同士の「単勝馬券の適正度を比較して、それが高い「お得な馬券」を買っても良いのかもしれない。

その場合、このレースでは、6番がお薦めとなる。

理屈編>

以下では①の部分を説明する。

計算方法だけわかれば十分というのであれば、読む必要はない。

最初は、オッズの求め方と、オッズ購入者数の関係について。

例として、1番の馬の単勝馬券を2000人が、その他の馬の単勝馬券8000人が買ったとする。

その場合、1番の馬が勝てば、10000人の賭け金を2000人が分け合うことになるので、単勝オッズは、10000/2000=5倍になるだろう。

まり、(1番の単勝オッズ)=(全購入者数)÷(1番の単勝馬券購入者数) …(☆)である

(実際のオッズでは控除率考慮したりでもう少し複雑であるが、省略する。)

この式から、1番の単勝馬券購入者数は、そのオッズ反比例するということがわかる。

まり、「購入者数はオッズ反比例する」…(★)のである

たくさん買われた馬のオッズは低くなるのだから反比例なのは当たり前と言えよう。

次は、「単勝」の推定オッズの算出方法について。

どうやって推定するかというと、1番の馬を1着とする「馬単」の購入者数を使うのである

ここで、1番の馬を1着とする「馬単」を購入した人は、仮に「単勝しか購入できない場合、どの馬券を購入するだろうか考えてほしい。

1番の馬を1着とする「馬単」は、1着が1番、2着がその他の馬の馬券なので、「単勝」であれば、1番の馬券を購入するはずである

そのことから、1番の馬を1着とする「馬単」の購入者数を足し込んで、「単勝」の推定購入者数とするのである

よって例えば、4頭立てで、「1-2」の馬券を1000人、「1-3」の馬券を2000人、「1-4」の馬券を3000人購入するとしたら、1番の単勝を6000人が購入すると推定するのである

ここも、「馬単」の1着側での人気馬は「単勝」でも人気になるのだから推定できるのは当たり前だと言えよう。

そして、(☆)の式を使えば、推定購入者から単勝」の控除無しの推定オッズが算出できる。

あとは、1番の馬を1着とする「馬単」の購入者数とオッズ関係がわかれば良い。

まず、(★)の考え方から馬単「1-2」の購入者数は、「1-2」のオッズ反比例する。馬単「1-3」の購入者数も、もちろんそのオッズ反比例する。

よって、1番の馬を1着とする「馬単」を購入した人数の総和は、1番の馬を1着とする馬単オッズの逆数和に比例するということになる。

まり、「『馬単』の購入者数は、オッズの逆数和に比例する」ということになる。

以上をまとめると、「馬単」のオッズ→(逆数和)→ある馬を1着とする「馬単」の購入者数=「単勝」の推定購入者数→(☆式)→「単勝」の控除無し推定オッズ

として、実際の「単勝オッズ推定オッズ比較するという流れである

ちなみに、「3連単」のオッズからも、馬番毎に1着固定のオッズの逆数和を計算して、「単勝」の控除無し推定オッズが算出できる。

3連単」になると、計算量が格段に増えるが、その分だけ偏りが平準化されるはずなので、可能なら「3連単」のオッズを使った方が良い。

まあ、それでもプログラムを組まずにExcel計算できるレベルなので、もし興味を持ったのなら、今日レース検証してみるのも容易だろう。

2020-07-21

よい機能仕様書とは何かって考えると何を書くか定義されてメンテナンスする運用がまわってる、これにつきる。

何を書くかは各々の現場で変わるから平準化は鼻から捨てる。どうやって業務フロー仕様書メンテナンスを組み込むのか、それが大事

2020-06-20

anond:20200620223941

県民経済計算

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/sonota/kenmin/kenmin_top.html

の"結果の概要"を見てたら国内地域ごとの浮沈はまだら模様だけど、東京って賃金下落傾向だし、沈んでる側の地域なんだなと意外に思った。

いよいよ衰退している田舎地域も一部に見受けられるけれど、同じく大都市大阪ゼロ成長みたいだし全体的には平準化されてきてるのかな。

2020-05-23

anond:20200523233531

終身雇用破綻していったら強くなると思う。

転職が少ないか会社ごとに独自ルールいつまでも残る。

会社ごとの独自ルールが残るから個別会社ごとに別のシステムを作る必要がでてきてSIが発達する。

転職が多ければ、転職者がすぐに成果を出せるように会社ごとのルール平準化される。

会社ごとのルール平準化されると、個別会社ごとにシステムを作る部分が減る。

あと、プログラミング教育を受けた学生就職するようになったら、

個別会社最適化はその会社やらせれば済むようになるし、効率化していくと思う。

2020-05-03

入学月を全国一律にしなくてもよいのではないか

47都道府県で一週間ずつずらせば、ランドセル販売ラッシュなど様々なピークを平準化できると思われる。

2020-04-18

これセメントいてーな案件だろ

ピースボート」の船旅を企画実施する旅行会社ジャパングレイス」(東京都新宿区)のツアーで、運航中止による旅行代金の返金を巡ってトラブルが起きていたことが15日、分かった。同社が提案した3年間分割に対し、顧客が反発。日本旅行業協会は同社から事情を聴き、指導することにしている。

「安定した経営のためには、お客様への払い戻しを平準化させていただく必要が出て参りました」と理解を訴えた。

同社の旅行業約款には、旅行開始前に払い戻しが生じたときは、解除の翌日から起算して7日以内に払い戻すと定めている。

2020-03-04

テレワーク社会インフラ弊害検討

冒頭

< 弊害とは言いすぎなんだけど、現在社会設計オフィス集約型のインフラ投資が前提にある中で、
今後多数の企業が常時テレワーク可に転換した場合に起こりうる
インフラへの影響(特にどちらかといえば悪いほうへの影響)を検討してみる。
特にエビデンスはなく、思い付きです。有識者増田意見を聞きたい。 >

考察

2020-02-23

翼人種や爬虫類人乳房があるのが気になる人

そんなにいるのか…


なんとなくたとえば全員人型のサキュバスの血を引いてるとかでエロティックさが平準化したおかげで
人間型を模す」のがエロスタンダードになっている

まり授乳用の乳房ではなくエロース用の乳房である

ボインはお父ちゃんが吸うためにあるんやでぇ~赤ちゃんのもんとちがうのんやでぇ~


成体に比べ卵があまりに小さいため、授乳で幼体を育てるのが生物的に理にかなった戦略である
なお、授乳器官が胸の乳房になったのは神様趣味

この理屈だと一般に小型の卵で生まれる大型恐竜にはおっぱいがあったほうがいいことになるのだが…

まあ、この世界神様恐竜おっぱいつけるのあんまり趣味ではなかったのだろう

2020-02-05

anond:20200205132802

一言で言うと「学生就職平準化のため、大学が推薦枠を絞り学生自由応募を禁止する」のが問題である

これを冒頭にいれやがれ

東北大学工学部機械系の就活における推薦制度の闇

社会人になって何年か経つが、母校の教授記事に出ていて驚いた。

理系大学院生を就活疲れから救う 大学推薦制度を改良、1カ月半で就活完了 | 日経 xTECH(クロステック)

自分は途中から自由就活に切り替えて就職した身だが、本件に関して思うところが多くあるので書いた。

あくまで当時の話だが、制度の一番の問題点を偉そうに記事で語っていたので、あまり変わっていないのだと思う。

「良いところに就職できそうだから工学部」という高校生に向けて内情が伝わればいいと思っている。

以下長文。まとめだけ読んでも良い。

背景

問題点に入る前に、東北大学工学部機械系の就活の特徴から話そうと思う。

講義研究がきつく、就活に対して理解がない教授が多い

学部3年生を過ぎると、落とすと即留年実験や厳しい進級要件に追われ、研究室配属後は、平日休日区別なく働かされる学生結構割合存在する。

また、元記事教授を始めとして、多くの教員バイトインターン就活を快く思っていない。

講義ゼミ説明会面接のために休ませて欲しいと言う申し出を認めない人も多い。

そのため、地理的な不利と相まって就活時期の動きが相当制限されるのが事実である

その分、非常に推薦の求人が多く就職には困らない

ただ、そのような鍛えられた工学大学院生需要は高く、加えて地方ながら旧帝大名前一定の評価があるらしい。

実際、真面目に就活をしなくても無内定にならない程度には求人が来る。

推薦については、景気にあまり関係なく学生200人に対して毎年2倍以上の枠が安定して存在する。

動物のお医者さんという北大舞台にした漫画に「人買い」のエピソードがあるが、学部合同説明会はまさにあのような様相となる。

メーカー系だとCore30はもちろん、日本代表する超大企業が揃っており、企業を選ばなければ就活には全く困らない。

例を上げると、

など、枚挙に暇がない。

ただ、業界に著しく偏りがあったり、大手子会社中小企業も多数含まれているのも事実である

この少子化と売り手市場において、そんな推薦に対して多少の物足りなさを覚える就活ガチ勢もいる。

推薦を就職担当が一元管理しており、それなりに面接負担がある

大学推薦というと、研究室の学生教授が知った企業コネねじ込む、といったイメージが強いと思うが、これは一昔前の話であり今は中々聞かない。

記事にもある通り、大学推薦と言う制度自体機械系全体で管理しており、各教授の推薦状の発行を制限しているため、基本的に抜け駆けは許されていない。

就活時期の推薦選考フローは以下の通りである

  1. 企業からの推薦要請に応じて大学側が推薦枠の数を決定する
  2. 大学学生募集をかける。1次募集・2次募集がある。
  3. 企業担当者との「ジョブマッチング面談」もしくは就職担当者との面談によって推薦対象者を決定する
  4. 推薦状が発行される
  5. 企業選考へ進む(大手企業場合、1次面接か2次面接をすっ飛ばせるだけの企業が多い)

3,5で分かる通り、自由就活に比べてES選考グループディスカッション足切りはないが、人気の大手企業を狙う場合、ある程度頑張って学内選考および企業選考を勝ち残る必要がある。

制度問題点

ここまで書くと、大変さはあるかもしれないが世間一般から見ると恵まれているという意見が多数だろう。俺もそう思う。

問題点は背景で書いた以下の規定および、記事の以下の規定である

企業からの推薦要請に応じて大学側が推薦枠の数を決定する

https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00138/013000472/?P=2

大学推薦制度を利用する企業が、自由応募制度東北大学機械系の学生採用することは認めない。


このような仕組みにおいて何が起こるのか?

以下はリクルーターにも聞いて裏を取った当時の実話である

~事例1:推薦応募開始前~

企業「今年は採用目標を増やすので推薦枠を15人設けてくれませんか」

就職担当「一部の企業学生が集中しすぎると他の企業不公平になるからダメ。5人で。」

企業「じゃあ残りの10人は自由で応募いただくということで」

就職担当「推薦された学生が不利になる可能性があるからダメ。うちの学生自由で取った事がわかったら来年から推薦枠なくすから。」

企業・・・

~事例2: 推薦応募開始後~

ト○タ、ホン○等の人気企業の推薦枠を競って学生数十人が争う。

からあぶれた人々は自由応募をすることを禁止されているため、泣く泣く諦める。

推薦を取り直そうと2次募集を見ても、人気企業の枠は1次募集で埋まっているため、行きたい会社が残っているとは限らない。

自由応募で別業界を狙うか、子会社領域の違う会社妥協することとなる。


完成車や重工等の花形業界を狙う学生は、小さい頃から車や飛行機に夢を持ち、必死勉強してきた人揃いである。

そんな人達が、

夢の企業への就職可能性を閉ざされる。

大学に隠してでも人材を確保するぞという気概で、黙って自由応募を受け付けてくれる企業存在する(した)。

しかし、昔からの長い付き合いがある人気企業は、大学報復を恐れて受け付けてくれないことが多いのが現状である

非常に理不尽ルールであり、一刻も早く見直すべきだと思う。


なお当時、就活担当職員(※1)に対して自由応募を認めてくれるよう必死に訴えかけたところ、非常に面倒くさそうに当時の就職担当教授につないでくれた。

ただ、件の教授就活時間をかけず研究に没頭することの重要性や、別の会社でもやりたいことはできるなどの一般論を説くばかりで、あまり話が通じなかったので諦めてしまった。

結局、自分外資や推薦が来ていない業界に切り替えて自由就活を行い、最終的に複数内定を得ることとなった。

まとめ

一言で言うと「学生就職平準化のため、大学が推薦枠を絞り学生自由応募を禁止する」のが問題である

これらが曖昧になり、抜け駆けや裏切りを許してしまうと、大学推薦制度に対する学生企業の信頼がなくなり、制度崩壊してしまうから

記事のこの意見や、背景にも一定同意はするが、学生企業希望無視して推薦枠を意図的に絞っていることを言わないのはフェアでないと思う。

そもそも面接が何度もあり、落ちることがある時点で推薦制度の意義は崩壊しているのである

進学先を就職と言う軸で考えている学生の一つの判断材料となれば幸いである。


※1 上から目線で態度が悪いので学生から非常に嫌われていた

追記

快挙を修正しました。

2019-12-29

自治体向けシステムの完成度について

anond:20191229095749

田舎市役所現場より。

中小自治体は、ほとんどがパッケージシステムに移行しててすでに平準化されている。


いやいやどうだろう。

うちも全国数十カ所で採用実績あるパッケージシステム業務を行ってるけど、

大抵の部署では完成度が低くて結構難儀してるわけよ。

幼保関係説明しよう。

ある児童が保育1号認定(幼稚園ことな)と保育2号認定保育園ことな)を併願するってとき

 ※保育園は朝から夕方まで預かるから仕事するならこっちを希望するのが普通

かつ

幼稚園はお昼には迎えなきゃいけないので保育園に受かるまでのつなぎで入れるというパターン。定員は無いので無条件で入れる。

ていう情報登録できなきゃ仕事にならない。

しかしうちで採用しているシステムは、児童が1号と2号両方の認定を受けるという状況を想定してない。

なので1号認定システム管理しつつ、エクセルで2号認定者のリストも作って人力管理しなきゃならない。

平成24年に新設された制度に6年経っても対応していない。

今年10月に始まった幼保無償化だってシステムリリース全然間に合わなくて、結局ワードエクセルで数千通の認定証を発送したわけよ。法施行日の10月1日ギリギリにな。

全国チェーンのベンダーですらこんな具合。

保育の場合に限らず、役所の全部署がこんな具合なのよ。近隣自治体もみんなそう。

自治体業務IT化ってのは、元記事にある京都市ほどの超大規模自治体から、うちみたいな人口20万そこらの田舎市役所まで等しく抱えてる果てしないウンコなわけよ。

(念のために言っとくけど別段おかしカスタマイズをしてるんじゃなくてパッケージまんまに近い状態だぞ)

から↓で言われている、

国が作って全国の自治体に使わせろよ

https://b.hatena.ne.jp/onesplat/20191228#bookmark-4679270211702992386


というのは一理あるわけよ。

なんで国会で全国共通法律を作ったのに千カ所ある自治体がそれぞれシステム開発に悩まないんといけないんだ。

国の方で法律システムセットで作れよと。

つっても完成度も使い勝手も両立したシステムが出来上がるわけが無いのは俺もわかる。

きっと法律一本ごとに数百億円の予算を投じたクソが練りあがるわけよ。

なんかこう、抜本的ないい方法ないの?

京都市基幹系システム刷新失敗の考察について

京都市基幹系システム刷新失敗の考察

https://www.orangeitems.com/entry/2019/12/28/084402

俺はとある中小自治体情シスをやったことがあるので、色々と思うところがある。

この記事だと、要件定義できない京都市が悪いで終わってしまいそうで、まあそうなんだけど事情も色々あるんだよというところで、フォローしてみたい。

まず、俺のいる自治体の話をしよう。

俺が情シスにいた10年程前に、今回の京都市のようにレガシーシステム刷新した。刷新前は担当SE一人しかメンテナンスできないような、人間機械がセットでようやく動くようなシロモノだった。

それを、某ベンダーパッケージシステムをほぼカスタマイズせずに導入する形で刷新した。

当然多くの問題があったが、当時の上司大手SIER出身で庁内でも力があり、市長も強く後押ししてくれたので押し切った。

今回の件に関して、自治体ごとにバラバラに開発するのは無駄って意見も多くあったけど、これは認識が古い。

中小自治体は、ほとんどがパッケージシステムに移行しててすでに平準化されている。

では、なぜ同じことが京都市ではできないのか?

それは、京都市政令指定都市であることが大きいと思われる。

政令指定都市は、都道府県並みの権限を持った基礎自治体で、簡単に言うと市と都道府県両方の業務をやってるようなもんだ。

業務の幅が非常に広く、対応できるパッケージシステム存在しない。

故に、政令市独自システムを作るしかない事情がある。

国が標準システム作っても同じ事で、それは政令市では使えない。

それと、政令市のような巨大組織では部局間の独立性が高いことも事態を難しくしている。

ウチのような小さい組織なら原課を説得して回ることも難しくないが、巨大組織で同じような根回しは困難だろう。

その結果何が起こるかというと、「変えるのは良いけど今と同じことができないと許さない」という思考停止した要請が原課から投げつけられることになる。

要件定義なんてできるわけない。

情シス担当が異動でころころ変わるせいだという指摘も多いが、これは、そういう問題じゃないと思う。

では、なんで原課は今と同じに拘るのか?それは、今までそれが正しいという前提でやってきたので、違う結果が出ると今までが間違ってた事になって大変困るからだ。

ウチの場合も旧システムとは完全には一致しなかったが、納得できるところまで擦り合わせて、最後は諦めて押し切った。

でもそれは、一致しないのが1件とか2件だったから押し切れたのであって、規模が大きいとそれが数百件になってしまうかもしれない。

その場合責任問題になるので、なかなか担当レベルでは踏み切れないだろう。

ただ、今までが正しかったという事を誰も証明できない以上、正しい計算で出てきた新しい答えを正解とする決断をしないと、事態は前に進まない。

結局、旧システムとの答え合せをどこかで諦めて、新システムから出たものが正しいかどうかを地道に突き詰めて、正しい結果なら今まで間違ってましたって認めるしかないのだけど、その決断ができないせいでこじれて何億もの税金が消えていくわけだ。

その決断は誰がするのか?それは情シス担当なんかじゃなく、間違いなく市長だろう。

この案件市長政治的決断で処理すれば問題にすらならないもので、推測だけど、他の政令市ではそれで押し切った部分があるんじゃなかろうか。

ということで、個人的には全て市長が悪い案件だと思っているのだけど、当の市長担当者が責められてそうで怖い。

そこに要件定義ができないせいだとか書かれたら、さらに責め立てられる理不尽なことになりそうなので、あんまり担当者を責めないであげてほしいと思う。

2019-08-19

いつか心置きなく休める日が来ると信じることを辞めたい

そんな日が来ることは絶対にないと理解しているのに、信じることを辞められない。

信じることを辞められるかも知れないけど、そうしたらその一ヶ月後ぐらいには首を吊っている気がしてならない。

子供の頃からずっと願っていて、いつか叶うと思いたいけど絶対無理だろう思いそれでも願い続けていた。

人生は終わることのないレースで、休憩時間はあってもそれは未来に向けてエネルギーを養う速度を競うもう一つのレース会場であることに気づかなければよかった。

長い長い休みは、自分計画を立てて未来を築き上げることが出来るかどうかを試す最も人生に差がつく期間なのだと知るのは死ぬ瞬間がよかった。

せめて自分に人並みのことな簡単にこなせる能力があって、それなのに何でもソツなくこなせるだけの凡人として振る舞えたのなら、もっと力を抜いて生きられただろう。

実際の自分は極めて無能かつ能力精神バランスも歪で、人並みの事が出来ない時もある代わりに時として凄いことをやってのけるポテンシャルを秘めているかのように振る舞わなければ社会に居場所を持てなかった。

とても疲れる。

生きることそのものがとても疲れる。

ただ生きるだけのことになぜここまでコストをかける必要があるのかと悩むこともあるが、結局人類がまだまだ貧しいだけなんだという事に気づいて諦める。

富裕層に対して流れている金が全て平準化された所で、それは60億の下流階級を生み出すだけで終わる程度の富しか人類はまだ蓄えられていない事実を受け入れるしかないのだ。

何とか生きるために何とか自分の脳力を鍛えて、社会適応できているかのような振りをしてその日その日を生きながらも、いざ倒れてもしばらくは死なない程度の金を何とか貰ってはいるが、正直そろそろ限界だ。

倒れ込みたい。

倒れ込んだあとで、起き上がらなければいけないと急かされることなくずっとずっと倒れていたい。

多分、ほんの数日だけでも「もう二度と頑張る必要はない」と思いながら過ごせたのなら、それだけでもう十年ぐらいは頑張れるのだろう。

だがその日は永遠に来ない。

二度と頑張る必要がない未来など絶対に手に入らない。

たとえ植物人間になったところで、何も聞こえていないフリをしながら顔見知りが自分に対して吐きかける愚痴を聞き流すことに消耗していくはずだ。

終わらない眠りの中でも、もしも起きたら会社遅刻する寸前だったり、家が火事で死にかけていたりするのではという焦りを日になんども思いついては憔悴することだろう。

疲れた

本当に疲れた

疲れることに疲れた

疲れることに対して疲れることがなくなれば疲れなくなるのかも知れない。

必要なのは安らぎではなくて健康的な疲労なのだろうか。

そんなものを手に入れる機会がこの人生に残っているならいいが、無いのならそろそろ私は限界だ。

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