はてなキーワード: 無責任とは
地に足がつかない、とはこのことかと思った。
2月の終わり、寒い日のことであった。大学受験の二次試験前期日程の試験を終えた私は、試験会場の大学からバスに乗り、金沢駅のバスロータリーに降り立っていた。バスから降りた時、アスファルトがぐにゃんと歪んだような気がして、最初上手く歩けなかった。地に足がつかない、とはこのことかと思った。
二次試験は、よく解けたという気もするし、ダメだったという気もした。要するに何も分からず、前者であったと自分に言い聞かせるしかなかった。金沢駅の東口をとぼとぼと歩く。前期試験が終わった。そのことへの安堵と、もうこれで受験勉強をしなくていいかもしれないという期待は確かにあって、背中に羽が生えたような気分だった。
しかし、まだ合否は出ていない。もう動かせない結果は、どちらに転ぶか分からないのである。まだ何者にもなれていない、宙ぶらりんの状態は何とも居心地が悪かった。
バスから降りた他の受験生たちが、駅の横にあるスターバックスに流れていった。解放感からか、その足取りはずいぶんと軽い。その気分も分からないことはなかったけど、やはり合否はまだ分からない。そう思うと、どうしても背中に生えた羽を伸ばす気にはならなかった。
正直に告白すると、スタバは敷居が高かったということもある。何もない田舎町からはるばる受験に来た自分にとって、スタバは最上級の憧れの場所であり、それゆえに敷居が高かった。どうやって注文するのだろうと考えたし、店員からドレスコードを求められるのではないかと本気で思っていた。勉強以外のことは、本当に何も知らなかった。
大人しく帰ろうと思って駅で帰りの電車を待つ。次の電車までは、だいぶ時間があった。さすがに時間を持て余したので、駅の中にあるコンビニに入った。
信じてもらえないかもしれないが、当時はコンビニに入って買い物をする事も一つの贅沢であった。受験勉強中はありとあらゆる誘惑を断ち切っていて、コンビニで買い物をすることは自分へのご褒美の意味があった。今考えると生活を締め付けすぎだと思うが、当時は「楽しいことをすると落ちてしまう」という謎の脅迫観念に追い詰められていた気がする。
コンビニで、e-maのど飴のグレープ味を一つだけ買った。電車の中でも食べられるものを、と思って選んだのだと思う。ここで買ったものが「e-maのど飴のグレープ味」であったことは、この後の出来事もあって鮮明に覚えている。
コンビニを出て、e-maのど飴を1つ頬張った。舌でひとなめしたら、「思ったより酸っぱいな」と思った。そして、そう思った次の瞬間、ぶわっと涙が溢れ出た。
何だ、何の涙だこれは。予期していなかった思わぬ出来事に狼狽した。こんな人混みの中で泣いたらかっこ悪い。そう思って、慌ててトイレを探した。トイレを探して、慌てて 個室に駆け込み、便座に座った。
便座に座ったら、一安心でもしたのか、さらに涙が出た。それこそ、e-maのど飴みたいな大粒の涙だった。
合格した嬉し涙でも、落ちた悔し涙でもなく、タイミングとしてはおかしなところだった。今になって思い返すと、ひとまず受験が終わったという安堵と、落ちているかもしれないという不安が混ざり合い、何とか保っていたものが決壊した瞬間だったのだろうか、と思う。そこまで追い詰められていた自分に、泣きながら驚いているもう一人の自分がいた。
これ以上涙が出ないように、と思って、e-maのど飴の丸いケースを左手の五本指で強く握った。強く握りながら、涙が止まるのを待った。
3月の上旬、まだ寒い時だったけれど、長い冬は終わって、一足早い春がやってきた。
年を重ねて、今ではスタバも普通に入れるし、大学受験の記憶はだいぶ薄れてきている。それでも、金沢駅のトイレでe-maのど飴を握りしめたあの日のことは、たぶん一生忘れないのだと思う。
どうして今、こんなことを書いたのかというと、今年の受験生が過酷な環境に置かれているニュースを見たからだ。毎年、受験の時期になるとe-maのど飴のあの甘酸っぱい味を思い出してしんみりとするけれど、今年はそんな生優しいものではない。
「濃厚接触者になって受験ができない」とか、「直前になって試験が中止になった」とか、そんなニュースを見て、まさに胸が潰れそうになる。一体いま、どれほどの出来事が起こっているのか。こんなことはあっていいのか。当事者の苦しみは想像も及ばないけれど、想像しようとしただけで胸が潰れそうになる。
自分のエピソードなんて、とりとめのないものでしかない。あの日、e-maのど飴を握りしめていた自分以上に苦しんでいる受験生が全国中に山ほどいて、今も誰かがトイレの中で泣いているのかもしれない。
緊急事態宣言が延長になって、本当に春はやって来るのかと、そんな気持ちになる。自分が受験生に直接できることは思い浮かばないけれど、あるとしたら、「大人」でいることしかない。大人が馬鹿なことをしてはいけない。無責任なことをしてはいけない。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
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00 | 135 | 15428 | 114.3 | 63 |
01 | 89 | 14363 | 161.4 | 59 |
02 | 38 | 4427 | 116.5 | 86.5 |
03 | 52 | 7183 | 138.1 | 61 |
04 | 34 | 5550 | 163.2 | 52.5 |
05 | 9 | 827 | 91.9 | 59 |
06 | 42 | 4376 | 104.2 | 68.5 |
07 | 60 | 5670 | 94.5 | 53.5 |
08 | 88 | 7874 | 89.5 | 51 |
09 | 111 | 10367 | 93.4 | 45 |
10 | 155 | 14854 | 95.8 | 50 |
11 | 158 | 14110 | 89.3 | 48.5 |
12 | 169 | 16541 | 97.9 | 43 |
13 | 199 | 20730 | 104.2 | 42 |
14 | 133 | 13855 | 104.2 | 54 |
15 | 141 | 13428 | 95.2 | 46 |
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18 | 151 | 13986 | 92.6 | 38 |
19 | 144 | 14753 | 102.5 | 40.5 |
20 | 141 | 17463 | 123.9 | 48 |
21 | 126 | 19594 | 155.5 | 61 |
22 | 219 | 19473 | 88.9 | 43 |
23 | 144 | 13252 | 92.0 | 39.5 |
1日 | 2867 | 297602 | 103.8 | 47 |
科学主義(5), 上野氏(5), アリスソフト(17), シカゴ大学(4), ドーナドーナ(4), アダルトゲーム(4), 教育学(7), clubhouse(6), オカミ(3), エイリアス(3), 水星(3), 社会学(97), 社会学者(46), プリキュア(29), パパ活(17), 学問(41), 規範(12), 活動家(10), 作用(18), エロゲ(16), 売春(13), 学者(23), 研究者(18), エビデンス(19), ヒロイン(16), 不利(16), 医学(13), 真っ当(10), 科学(26), パチンコ(19), 分野(27), 論文(16), 素人(24), 暴力(29), 安全(26), 数学(15), ホモ(15), フィクション(13)
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あえて挑発的な文言をタイトルに設定して記事に誘導するというのを生まれて初めてやった。わりといい気分だ。冒頭から言いたいことを言うとなかなかスッとした。
どうせはてなブログやってるやつなんてツイッターのトレンドにも詳しかろうなのでキン肉マンについての感想云々は省くことにする。
俺も長ったらしく回り道をするつもりはないのでさっさと言う。
「好きという気持ちは何よりも尊いのでそれを原動力にしたうんぬんはすべてどうたらこうたら」
こういう言説は全部カス。ツイッターのやりすぎと言わざるを得ない。筋トレ社長の無責任な人生指南を真に受けているタイプの人間はこういうことを信じている。
さすがにあんまりなのでやっぱりザラッと説明すると、プレイボーイで連載してるキン肉マンの公式がスクショを添えての感想をやめるように通達を出した。
その後感想を逸脱したような、あまりに内容を子細に語るようなネタバレ感想も禁じ、発見次第法的措置を取る。との声明を出した。
普段から人の漫画の感想で反応を得ているツイッターのみんなはもう大変。
しかも作者のゆでたまごがそうしたネタバレ感想に対して「五分で消費される」と表現したためツイーターのオタク達は被害者ぶってブー垂れはじめたのです。はーしょうもな。
オタクどもの言い分は、「ネタバレと感想の明確な線引きが為されていないので何も言えなくなる」というセクハラの基準の明文化を求める中年親父のようなものだったが、そもそもネタバレと感想も区別できないアスペは最初から感想を言うな。としか言いようがない。
……というエントリを書こうと思って下書きに残していたらゆでたまごが「やっぱ別にいいよ」的なことをツイートしていたので、結局このエントリは着地点を失いうやむやになった。なんじゃそら
地獄の沙汰も金次第というのがあってな。
あるいみ、無責任に発言できる、ブログの運営者さんとかは、なんで、コロナについて自由に言ってくれないんだろう
というアフィリエイトって知ってる?
という根本的な話があってな
文筆業というものはだなぁ
念の為断っておくが、当方は自己犠牲を礼賛する立場でもなければ、悪役に対しても性善説で接しよというつもりはさらさらない。
件のプリキュアにおけるメッセージはカギカッコ付きで「正しい」。
だからこそ大人として世界に向き合う責任と自覚を放棄した歪みがあると思う。
現在ツイッターでプリキュアおじさん(見る限りほぼ全員独身の高齢アニオタ男性)が
「もし本当に反省しているなら悪行をして笑ったりしない。
都合の良い時だけ私(主人公)を利用しないで!」
よく言ったこれでこそ令和だ正解だ画期的だ脚本ブラボーと褒めそやすツイートである。
この悪役が例えば映画版とTV版のキャラ違いを往復するジャイアンの如く、何度も何度も何度も何度も利用されて裏切られるを繰り返してきたならば、確かに悲しいけど仕方ないねと腑に落ちる。
自分のみならず世界人類全体に迷惑をかけていたなら、これも仕方ないけど自分ひとりで許すのも違うからわかる。
でも文脈上はそうではないらしい。(プリキュアの敵なので世界人類の敵であることは事実だが、伝えんとする意図は別にある)
命乞いから実際裏切られた、裏切られる可能性うんぬん以前に、丸1年間の放送でずっと主人公陣営を傷つけてきたボスに不快感を抱く事は間違っていないと全肯定する。
そして何より自分の心を守るために「お前が不快だから助けてやるもんかざまぁみろ」と堂々と拒否をする。
そういうある種の「人生n周目のループもの主人公が書き換えた正解の世界線」じみた、自分の繊細ハートが傷つく前に敵を殺れ!という心の防衛を至上とした完璧なる護身メッセージなのだ。
ヒーローだけど無理して全てを愛さなくていい。弱り目を承知で悪意をぶつけてやりたい憎い奴を憎んでもいい。そうやって自分の心を大事にしようと。
これに爽快感を覚えるのは基本的に自分を「つけこまれる側の被害者」と認識している人間と思われる。それでいてもろい自己を他者に守ってもらいたくて仕方のない人間だ。
おそらく自称つけこまれた被害者の彼らは思い思いに己の人生の闇をフラッシュバックさせて
勝手に「救われた」気分になっているんだろう。
散々陰キャの俺をいじめておいて、卒業間際あるいは問題化された時に、保身で都合よく和解を申し出てきた学生時代のイジメっ子。
イジメっ子が放つ軽々しい「ごめんね」の言葉に、事を荒立てなくない教師から許しを強要された思い出。
無能だと罵倒しながら、人手が欲しい時、辞めてもらいたくない時には急場しのぎでチヤホヤと引き止める嫌な上司。
もしかしたらアニメスタッフが現場のちょっとしたトラブルを思い出しながら書いていたのかも知れない。
そんな彼らを悪と断じられる程の信念や自己肯定感も持てず、うまく対処したくても出来ないフラストレーションを、「この叫びは陰キャの俺のものじゃない」「女児向け思想だから」と言い訳が出来る投影先のプリキュアに代弁してもらった、射精せんばかりの絶頂感。
そういう失敗陰キャおっさん達の泣きシコ汁に塗れたくっさいくっさいツイートだらけで鼻が曲がりそうだ。
でもな。
お前ら「人生あそこでやり直したかった」塗れのプレイ時間だけは長い低レベルプレイヤーには良心的な教えでも、まっさらな状態から人生ゲームをスタートする子供にはそれじゃダメなんだよ。
なぜか?
「自分を信じろ」「自分の心の声に従え」と言われても幼児~小学生位の子供には信じるべき自分が物理的に存在しない。まだ形成途中にある。まず目の前の世界と他者をありのまま認識する作業を経て、そこに存在する自分の姿を経て自我を形成するのだ。
児童本人の自主性なんてものはハッキリ言って幻想にすぎない(大人ですら固まってないのが山程いるのを考えればわかるだろうに)。
大人に出来るのは「子供が学びを楽しいと思ってくれる」「家族や友達を思いやってくれる」よう、監視の目を絶やさず巧みに線路を引いて神経質に誘導しながらも「君自身の意志で選択したんだよ」風を装ってそらっとぼけることだけである。
いわばチクタクバンバンの動く時計とマスをカチャカチャ動かすプレイヤーと同じ関係だ。
だから半ば幼児の情操教育が存在意義である幼児向けアニメは裏側にどれだけ深淵な設定を重ねようと、「メッセージ」だけはシンプルで単純で子供でも反射レベルで実行できる、主観を廃した絶対の指示性がなければいけないのだ。
(一部高齢オタクに幼児向けコンテンツマニアが居るのは、物語の綺麗事に対する絶対的信頼感と安心感、そこに含有される複雑怪奇な人間社会の闇を幼児にもわかるシンプルな言葉で解き明かす性質に魅了されているのだと思う)
なのに件のプリキュア見捨てエピソードは「悪人の都合の良い言葉で利用される正義ワイの心の痛み」とかいう、複雑かつ理解に経験則が必須で子供にとって一番アテにできない自我を拠り所に「相手から発せられた言葉の意味と反対の事をしろ」と言ってしまってる。
端的に言って複雑な無茶振りがすぎて処理落ちするレベルなのだ。
「先生やご両親の言う事を聞きましょう」という子供が生活するうえで必要な基本メッセージに唾を吐いて「いやいや、教師や親というだけで信じるのは危険だからやめろ。奴らの嘘集をあげるから悪い奴から身を守ってくれ」と言って
毒親やパワハラ教師の体験談を未就学児にプレゼントしてしまうが如き「余計なおせっかい」である。エルサゲートを見せて社会勉強になると言ってるようなもんである。
確かに現実はそうかも知れない。でも子供にいま一番必要なのは「世界をとりあえずそのまま受け入れて信じて自我を確立すること」なんだからお前らのしてる事は発育妨害でしかない。
まずありのまま信じさせてやれ。
大人が子供に出来るのは、子供に敢えて綺麗事を示して「安心して世界を信じろ」と断じる事だ。
自己護身のために「その時は悪い事を言っていない他者」を疑え警戒せよと煽る事じゃない。
わざわざ言葉の裏を疑えうんぬんと世界に不信感を持たせる事を言う位なら何のために勧善懲悪のキレイゴト物語のフォーマットを用いているのかわからない。
自我どころか言語認識すら途上で危うい子供には綺麗事を疑う事を前提としたメッセージ処理できないから、メッセージは「自分といったん敵対したからには悪は悪だからやつの口にする反省は嘘だ」になる。
小さなガキは四六時中間違いを起こすし、友達とは毎日ケンカと仲直りを繰り返すような生き物なんだけど、これ自分が悪役側になることだって充分あり得るのに、みんなが鵜呑みにしちゃったらどうなるんだろうね?
お母さんの無償の愛に甘えてイキって困らせてそうなオタクおじさん達は「プリキュア(俺)に我慢を強いる無償の愛を求める敵をよく倒してくれた」と言いながらウットリしてるけど、
悪役とされる側への寛容ってヒーローヒロインに犠牲を強いてる訳じゃなくて、自分がもし道を誤って悪役とされる側に堕ちた時の為の救いでもあったはずだ。
そういう可能性を僅かも考慮しない高齢オタクおじさん達は卑屈な陰キャのくせに、どうしてそんなにも頑なで自分は絶対に被害者のままで断じて加害者に回らないと言い切れるんだろう?
まさか自分が病んで追い詰められて道を外した時には潔く「僕は擁護のしようもないクズですううう」と叫びながら一切の救済を拒否して誰にも迷惑をかけずに腹でも切るのか?
なわけねーよなぁ?自分が僅かでも救済されるかも知れない余地があるなら見苦しく立場の一貫性もかなぐり捨てて縋りつくよな?正義のヒーローの犠牲なんか知ったこっちゃない、ヒーローなら俺をも救ってくれるはずだと。
そういう人間の業と弱さを認めて見放さずチャンスを与えることで、他者も自分自身も許せば楽になれるよというのがこの手のエピソードの肝だったはずだ。
「罪を憎んで人を憎まず」は無念を押し殺して涙を飲んで敵を許せという意味ではなく、人として自分も含めた人の業と折り合いをつける知恵だったはずだ。
他者への潔癖な非寛容は自分自身を縛って生きづらくするという事は、他ならぬポリコレ叩きのオタクおじさん達が嬉々として口にしている言葉だろうにな。
なんか、自分を大事にとか理不尽な犠牲の否定とかじゃなくてこういうものが生まれる根底に、陰キャキモおっさん目線の失敗を過剰に恐れる間違った完璧主義と「俺は被害者なので何があっても絶対に悪(加害者)に回ることはない」という勘違いと、
幼児向けアニメなのに高齢オタクである自分のためのものだと思って子供目線で想像しようともしない傲慢さ(女児向け云々はアリバイ工作の時に口にするうわべワード)が鼻につく。
そう言えば別の某アニメで「若い子供のうちは間違っても取り返しがつくことが特権なのだから、迷ったり悩んだりして動けなくなるくらいなら思い切ってどんどん間違えてみればいい」と中学生の子供にアドバイスした親がアニオタ達から結構叩かれていたのを思い出した。
これも連なる話なのかね。
「社会学には査読がない」は本当か? https://togetter.com/li/1660476
そりゃ社会学にだって査読があるのは当たり前。ただ、日本の社会学の査読は多くのジャーナルで純粋な意味で「ピアレビュー」になっていないということに問題がある。社会学のジャーナルで、どのくらい編集委員が自ら投稿論文を書いているかを確認してみるといい。投稿論文を書いているのは大学院生かPD、移籍を視野に入れている若手研究者がほとんどで、査読しているのは投稿論文を書かなくなって落ち着いた人々だと思う。査読を若手に対する指導かのようにとらえている人は多い。ブラインドの場合だと、無責任な放談のようなコメントを出してくる査読者も少なくない。
この辺のことは、太郎丸先生が10年以上前に書かれたこととあまり状況的に変わっていないのではないかと思う。 http://sociology.jugem.jp/?eid=277
国内誌に出してもいい査読が受けられるとは思えないので、日本語で書くのは学内的な事情で必要になる紀要原稿と書籍だけになっている。ちゃんとした論文は英語で書いて国際誌に出すのがベストな選択だと思う。たまに英語で書いて国内学会の英文誌に出すとかいうことをやろうとする人がいるけれど、せっかく英語で書いたのになんでそんなことをするのかよくわからない。せっかく書いたならIF付きのジャーナルに出せばいいのに。
わりと困るのは、科研費のプロジェクトで共同研究者たちが投稿論文を書くという考えをまるで持ってないとき。科研費の成果をすぐに編著本で出してしまおうとするから、二重投稿にならないように書き分けるのが結構難しい。言えばいいじゃないかと思うかもしれないが、余計なことを言うと干される恐れがあるから難しい。科研費のとれるグループに誘われておくとなんだかんだでメリットはあるので、諦めて何も言わずにおいている。
そういうことを突いて、相互批判ができていないという批判はあるだろうし、それは確かに反省すべきことではある。ただ、なかなか難しい。
あと変なことを言っている院生とかPDとかがTwitterでいるけど、あれはあれで何か言うと、ハラスメントだのなんだの言われかねない(変なことを言う人は運動系なことが多いのでリスク大!)から、よほど関係のある人でもなければ関わり合いになることを避けたい。
彼はガセの健康情報を流して炎上したり再生数工作的なテクニックが話題になったりと度々炎上騒動を起こし、自然とアンチスレが盛り上がるくらいにはアンチの多い存在となった。
彼は炎上スレや個人攻撃スレが盛り上がってると唐突に現れスクリプト爆撃でスレの機能停止を試み、『ネットイナゴから個人を救う』という名目で各板を荒らしまくり5ch中で恐らく最も嫌われている存在であった。(皮肉なことに、5chは書き込みの多いスレほど目立つ仕組みなので大抵の場合は逆効果)
その他になんJ、ニュー速、嫌儲、VIP、ゲハなど5ch(2ch時代も含む)の各板、したらば、ふたば、ニコニコ、ガルちゃん等、ネットに生息した古今東西の100人以上のクソコテや荒らし達、はたまた、対立煽りやガセを流しまくる無責任なコピペブログ管理人。
実はネット中の嫌われ者である彼らは全員が歌い手鋼兵と同一人物であり、彼は多数のプロバイダーと契約して回線を切替まくってネット中を100以上のそれぞれの名義のコテとして意思を持って長年同時進行的に大規模に荒らしまくったネット史上最大の荒らしだったというトンデモ疑惑が一部のネットでは囁かれている。
このトンデモ陰謀論はまとめwikiが作られるほどに進行していて、
https://w.atwiki.jp/f9kawamoto/pages/13.html
ちなみに、F9と同一人物疑惑のある荒らし一覧というwikiページにはこのように100人以上の荒らしの名前が同一人物疑惑として列挙されている。
これが事実だとすると、F9は単に炎上スレを潰す単なる荒らしではなく「生活すべてをかけてネット中を荒らし続けるとんでもないモンスター」という怪物像ができあがる。
『一部は虚偽も含む』とかではなく、この疑惑そのものがすべて嘘と妄想だけで構築されている。
例えば特定騒動で有名である長谷川某君の場合では、本人の過去の書き込みやアップロードした合格証画像から大学→出身高校→mixiの内容と次々掘られていったとか、
某色盲絵師の場合だと、IPログが残る掲示板に書き込んだ内容と本人っぽいIPが一致していたとか、
単なる炎上や個人攻撃騒動であっても、一応ちゃんと客観的に事実であると納得させるだけの一定以上の裏付けとそれが理路整然と書かれたまとめがあった。
根拠っぽいものを示してたりwikiにそれらしい経緯が綴られていることもあるが、
どれも「F9アンチスレにいきなり自称F9が降臨して鋼兵時代の行いを謝罪しだした」とか(鋼兵本人はTwitterで完全否定している)、
特に酷かったのは「何故かいつものトリップやbeをつけていない状態(要するに誰でもなりすませる状態)の自称有名荒らしが鋼兵アンチスレに自ら降臨し自白しだした」とか謎の人物の自白がほとんどベースになっている。
その他にも、居住地がコテごとにバラバラだったり鋼兵氏がニコニコの公式生放送出演中に上記のクソコテが普通に書き込んでいたりアホらしい矛盾だらけだ。
こんなレベルの証拠が積み重ねっていき、いつの間にか100人以上と同一人物というモンスター像ができあがった。
こういった経緯を見るに、恐らくだが炎上歌い手に粘着したい愉快犯がリテラシー低い陰謀論者相手に面白くてやってるんだろうと自分は見ている。
本スレ的なところで「この荒らしと鋼兵が同一人物だという証拠はあるの?」なんて質問しても恐らくはまともに答えられる奴は皆無だろう。
「(根拠皆無の)まとめwikiを見ろ!」とか「まーたいつもの奴が湧いてきたよw」みたいな反応をされて誤魔化されるのが関の山だ。
(もし↑を否定できる人がいるのなら、トラックバックでちゃんと第三者も納得できるエビデンスを上げて否定してみてほしい、絶対できないだろうけど)
ちゃんと昔の2ちゃんねるを知る古参の2ちゃんねらーからすると、突っ込むのもアホらしすぎるトンデモ陰謀論なのだが、何故かニコニコやニュー速を中心とした馬鹿の集まる一部のインターネットでは広く信じられている。
ちなみに、この陰謀論者が想定する『とんでもないモンスター荒らし』の本名とか個人情報のベースとなっているのは炎上歌い手鋼兵氏なので、一番ダメージを受けているのは特定された彼である。
見ず知らずのクソコテの過去の不謹慎書き込みやF9の荒らし行為の責任を何故か一身に背負わされ、本人のニコニコ大百科記事にはこの陰謀論が事実として綴られ、妄想だらけの『大規模荒らしと鋼兵は同一人物と確定!』というニコニコのまとめ動画はランキングに載り何も知らないニコニコユーザーに瞬く間に広まった。
参照 馬鹿どもの巣窟: https://dic.nicovideo.jp/a/%E9%8B%BC%E5%85%B5
現在は落ち着いたが、一昔前は自宅にポスティングされたり近所に不審者情報のビラを撒かれるなどの物理的な嫌がらせもあったようだ。
愉快犯的に嘘振りまいてる人物の話であれば、それが人としては正しくないとしてもまあやってることはわかる。
ただ、ほんの少しググるなり頭使って考えるなりすればこんなアホみたいな話ありえるわけないってわかるだろうに、こんな穴だらけの陰謀論を信じてる馬鹿どもの頭の構造が自分にはどうしてもわからない。
クソコテ達も歌い手本人も、それぞれがそれぞれに嫌われる理由は持っている。
ただこれが全部同一人物だった、となるとそれはあまりに荒唐無稽な話になってしまうだろう。
その上証拠もない、なら別人だろう。これだけの話が何故わからない?
昨年末にバズった「コロナに感染した会食とゴルフを繰り返すアグレッシブ高年」があった思う。あのアラフォー版が旦那だった。
旦那は会社を経営しており、かねてから会食や接待キャバやゴルフなどが多かった。私はそうした付き合いのない業界にいるので、「日本のおじさん的付き合い」をしなければいけない業種は大変だねと、なるべく理解しようと努めてきた。付き合いでキャバクラにいくようなやつらはクソゴミだと思っていたけど。
コロナの感染が拡大してても、連日会食するしキャバクラいくし、ゴルフするし、なんだったら遠征して、打ち合わせ、会食、ついでに温泉とゴルフとか普通なのね、あいつら。アホなのかなと思っていたけど、私が都内、旦那地方都市という別居婚であるため、口うるさく言わないようにしていた。それでも。
けれど、Skypeで話していた時に「接待行くのに自分の車で繁華街に行ったら飲み歩いてるとバレちゃうと困るから、お店の人にお迎えに来てもらってるんだ」と呑気に話して、この男はアホのモンスターとしか思えなくなった。ようやくだよ、ようやく。前から気がついていたはずなのにね。私は馬鹿だった。
お前は、飲み歩いてるのが見つかるとやばいということしか気にしないのか、感染症の心配とかないのか。というか、お前が飲み歩いて、飛び回って各地の繁華街で経営者同士の会食をしてキャバいって、まじかよ。お前。私にコロナの社内指針をどうしようかと相談して、従業員に対してのルールを決めたのに、お前はやりたい放題かよ。おかしくない?あんたが昨日接待でキャバ行って、翌日、お前の社員に会うわけだよね。お前が感染するのは勝手だが、お前のとこの社員はどうなんの?あまりに無責任。クズ。ゴミ。クソ野郎。
https://www.saitama-np.co.jp/news/2019/07/06/02.html
もっとストレートに男子高生がJKに産ませた自分の子供殺したケースにしようや。
https://xkxaxkx.hatenablog.com/entry/2021/01/27/155301
この記事でちらっと触れられた「対案を出せ」という言葉、小泉元首相がめちゃくちゃに高い支持率の中でイケイケで言った言葉だった。なにか法案を出す、野党が質問をする、という中で「だったら対案を出せ」というふうに応戦し、これがどういうわけかすごい勢いで広まったのは、異論を力づくで排除するための最高の方法論を首相が示したからかもしれない。
そしてこの「対案を出せ」にみんなで正当性を認めてしまったがゆえに、どんなにでたらめな理屈でも「対案出せない?じゃぁこれで決まりね」というような乱暴な議論がまかり通るようになった。
ちなみに野党がいくら対案を出そうが、与党のほうがパワーがあるので負けるに決まっているのだが、当時の国民はこの辺に対して全く冷静ではなかったし、マスコミのヨイショ報道もすごかった。
ちなみに、冷静な人々は「対案を出せというのは政治家として失格」という立場だったと思うし「これが万能な答えとは絶対に認めない」という人々もいたが、なんともマイナーな雑誌の隅っこにしかいない人々で、結局「対案を出せ」というのは「俺のアイデアに文句をつけるくらいならお前がもっと優れたアイデアを出せ、今出せ、すぐ出せ、さぁさぁ、出せない?じゃぁお前は黙っている」という意味合いを持つようになった。
文句をつけているのではなく、単なる質問や不備の指摘についても対案を出せがまかり通るようになった。
そして最後に「みんながこれいいんじゃない?っていう雰囲気を作り上げた人の勝ち」という状況が出来上がった。
いや、もともとそういう雰囲気を日本人は持っていたが、「雰囲気で決めちゃだめでしょ」というとこをの最後の防衛戦が「対案を出せ」によって崩壊した。そして政治家は口をつぐむしかなくなった。
対案を出せ、という言葉の招待は、結局力を持った人が力ずくで少数派を押さえつけるための理屈でしかなかったことを当時の国民は見抜けなかった。そのまま20年近いときがたち、対案を出せ、がすっかり国の中に定着してしまった。
ちなみに、私は当時社会人になりたてくらいだった。小泉首相がとにかく嫌いだった。いいことしか言わない政治家が気持ち悪かったのは、ゴーマニズム宣言の影響だったかもしれないが、とにかく嫌いだった。だが、あらゆる方向からもたらされる小泉政権よいしょ報道によって「大嫌いだけどこういうところは評価できる」になり、「なんだかんだで日本をよく導いたと思う」と気持ちが傾いていったのを何故か客観的に感じていたのは今でもよく覚えている。今では「日本を単にぶち壊していなくなっただけの人」になっている。
本来、マスコミは小泉首相が対案を出せとか騒いだ時点で「お前何いってんだよ、与党としてその法案に対して説明仕切るのがお前の仕事だろ」という反応を示さなかった時点で異常だったと今では思う。
対案を出せ、というのは「発案者が自分のアイデアを説明することに全く無責任でいい」ことを認める時点で本当に同しようもないし、パワーバランスで押し切れてしまうという時点で単に強者の凶器でしか無い。だからこの記事を書いた人が感じる嫌悪感は全く正しい。
この意見言う人は、日本全体が自粛やめちゃうとどうなるか書いてないのが無責任だよね
日々の感染者数が高止まりながらもある程度抑えられてるっていう想定?
例えば毎日全国で8000人程度の感染者数が出るような状況が続いたら
・外食や観光、ファッション関連あたりは、良くて12月ぐらいの月次の数字、平年の7-8割程度の売上推移で利益は出ない
・学校、保育園、職場、外食店、イベント会場、病院、あちこちでクラスター
・コロナによる死亡率は上昇
・周囲でも元気だった人が亡くなってくる
・40代、50代の亡くなった話はとりわけ大きく取り沙汰される
・医療関係者、保健所あたりがコロナ患者対応に追われて、ワクチン接種どころじゃなくなってくる
・あっやっぱり間違ってたわ自粛しよと思っても手遅れ
あたりはパッと思いつくけど、それで経済はうまく回るんだろうか。