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はてなキーワード: センチメンタルとは

2018-04-09

ランス10ありがとう リモートデスクトップありがとう

ランス10をようやくクリアした。最高の結末を迎え、満足感とともに強い喪失感がある…。

そんなセンチメンタル感情はともかくとして、私のランス10プレイを支えてくれたのが、WindowsリモートデスクトップAndroidリモートデスクトップアプリだった。

ランスプレイしていた当時は学生だったが、あれから十数年の時が経ち、妻も子供もでき、エロゲからは遠くはなれてしまったが、ランスの最終作が出ると聞きどうしてもプレイしたくなったのであった。しかしながら、子供を寝かしつけたり、家事をこなしたりしていると、どうしてもゲーミング体力(椅子に座りマウスを握る体力)が削られていき、プレイまでたどり着けなかった。そんな折、はっと気がついてリモートデスクトップを試した所、これは…スマートフォンアプリなのでは?というほど快適にプレイすることが出来た。

タッチした場所クリック位置になるし、右クリック(長押し)もそんなに使うことが無いから、本当に操作違和感がなかった。夜中に目が冷めた時、明け方などにこそこそプレイが出来るので、加齢で体力の落ちた皆様には朗報のはず。

ランスやってたけど、環境が変わってプレイ時間が取れないというで購入を控えていた人は、(リモートデスクトップ動作確認してから)、買うと良いと思うよ!

AndroidリモートデスクトップアプリMicrosoft純正のを使ってました。すげー時代だなと思ったね。

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.rdc.android

2018-03-31

一番感傷に浸れる音楽

自分幼稚園児くらいの、幼少期に聴いた音楽だった。

もちろん、自分10代の頃好きだった音楽聴くこともあるし、それで昔を懐かしむこともある。

だけど、いわゆるセンチメンタルな、エモい気分になる音楽自分が幼少期に耳に入っていた音楽なのだ

そして自分にとって、それは90年代初期のマッキーだったり、米米CLUBだったり、ZARDだったりする。彼らのJ-POPを聞いていると、無性に切なくビーイング気持ちになるのだ。

なぜそんな気持ちになるのかをかんがえたのだけど、その答えは、きっと、自分子供だった頃を思い出すのではなく、両親が若かった頃を思い出すからなのだと思う。

あの音楽が流れていた頃、

今老齢期に差し掛かる両親は、今の自分と同じように、社会で一番元気な部分を担っていた。そんな両親の姿に思いを馳せて、エモい夜を過ごすのだ。

音楽が人を惹きつける理由はたくさんあるけれど、自分にとって幼少期に聴いた音楽聴くことは間違いなく気持ちリフレッシュさせてくれる。

そしてそんな人は意外と多いと思っている。

2018-03-19

ペットが死んだから仕事を休む人がよく分からない

うちの猫が亡くなったので今週お休みいただきます。突然のことで大変驚いています」(原文ほぼママ)という人がいて先週はてんてこ舞いだった。

休むななんて言う気はないし私用で、とか家庭の事情により、って書いてあったら全然気にならなかったと思うんだけど、

猫って…と思ってしまった

ペット家族というのは分かるけど、客観的に見たら「畜生が死んだから休む」ってはあ?って思うし、なんかその猫より「大事猫ちゃん死んだアタシ可愛そうでしょう」みたいなクソセンチメンタル自分酔いじゃないのと思ってしまう。

ラブドールのミーちゃんがハメハメし過ぎて壊れちゃったので今週お休みいただきます」っていうのと大差ないじゃん…。

気持ち悪い。

2018-03-15

冬と春のあい

冬と春の境目の、生暖かい空気は、どうしてこうも僕をセンチメンタルな気分にさせるのだろう。

夜の小道を一人で歩いていると途端に人恋しくなる。

2018-02-04

anond:20180204150711

あれを原作風に捉えるか、忌野訳に捉えるかは別にどっちでもいいし。

だって片方はのんびり屋の主人公と学園のマドンナの話だし。もう片方は初っ端から「もう今は彼女はどこにもいない」とか言ってるし。

セブンイレブン的にはモンキーズ版の「朝眠いのも考え事もあるけど兎に角この生活の為に働かなくちゃ」の方が良いんだろうけど、

聞いてる人にとっては忌野清志郎が先に思い出される。しかあん辛気臭い歌詞を思い浮かばされる。

でも、頑張れだけではしんどいから、その逆のセンチメンタル気持ちを思い出すのも必要になるんだろう。

どちらにしろあの曲を否定する気にはならん。

なかなかに巧妙なテーマソングだなぁとは思うよ。

2018-01-22

寒いからか、時間帯なのか、今日センチメンタル書き込みが多い気がする。

さっみーね。

自由恋愛」の終わり

昨今の#MeToo運動や世の中の流れ、あるいはLINEおじさんをバカにする傾向を見ていると、「ああ、自由恋愛は終わったんだな」というのをしみじみと思った。「自由恋愛」とは永遠不変の金科玉条ではなく、戦後数十年間の一時的理念しかなかったのだ。単線的な進化史をあえて描くとするならば、「仲介恋愛」(お見合いから自由恋愛」となり、これからは「契約恋愛」となるだろう。

仲介恋愛」の時代に、自分意思よりも仲介者(家族や親類)の意思が優先されるのはどうなんだ、という問題意識から自分意思相手を選ぶ「自由恋愛」へと発展した。しかし、「自由恋愛」がセクハラデートレイプなどのバグを生むことがここ十数年で問題視されるようになった。「俺は気に入られているはずだ」という勘違いから暴走していくセクハラデートレイプは「自由恋愛」における重大な欠陥だ。この欠陥を埋めるには「契約恋愛しかないだろう。どのような形になるかはわからないが、お互いが同意していると明示された状態でないと、デートするのは非常識、という状態だ。例えば、相手が「デート指輪」を受け取らないと、デートに誘うことは非常識、というのもあり得るだろう。

仲介恋愛」は家族間の契約だった。「契約恋愛」は個人間の契約になる。相手自由に選べる。「仲介恋愛」と「自由恋愛」をアウフヘーベンしたものが「契約恋愛」だ。

自由恋愛」とはたった数十年間の理念だったのだ。今までの自分恋愛を振り返り、センチメンタルな気分になった。あの誤解の積み重ねによる感傷は、これからは古いものとして打ち捨てられていくのだ。「この子セックスできるかも」とドキドキし、実際にできたときの昂揚感を味わうことは、もうできない。

         ,, _

       /     ` 、

      /  (_ノL_)  ヽ

      /   ´・  ・`  l    自由恋愛は死んだんだ

     (l     し    l)    いくら呼んでも帰っては来ないんだ

     l    __   l    もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ

       、 _      ィ

     /      ̄   ヽ

     / |         iヽ

    |\|         |/|

    | ||/\/\/\/| |

2018-01-02

ストロングゼロ呑みながら日記

前回の日記

[日記][ストロングゼロ]

◇Day 2 [2017/12/31(sun)]

 人間が一日に必要とする水分量は2リットルだという。

 その半分を、自分ストロングゼロで補っている。

 あーーー不味い。本当に不味い。ウォッカはだから嫌いだ。中途半端な苦味が自分は好きになれない。

 今日大みそか2017年が終わる日。

 10最後の年が、今日で終わる。あまりに呆気ない。色気もない。

 そもそも10最後っていうものに、そこまで感傷的になれない。

 あー、終わっちゃうんだなあ、って。

 そういう程度の気分だ。

 昔の自分だったら、たぶんそんなことなかったのに。センチメンタルに囚われて、あーだのうーだの呻いていたことだろう。

 大みそかはいつもなら地元友達と過ごすのが決まりだったが、今年は一人で過ごすことになっている。

 地元に帰るのが面倒くさいというのが大方の理由

 もともとは神奈川実家暮らしていたのだけれど、大学があまりにも遠くて、9月から埼玉暮らし始めたのだ。

 ま、大学の遠さはただの言い訳だ。

 実家から……両親から逃れたくて自分一人暮らしをはじめた。それは別のときに書いてみようと思う。

 さて。暇だ。

 酒がぐいぐい進むくらいには暇である。というか酔ってると、うまく文章がまとまらない。

 一人でいて、何もしていないことに罪悪感を感じるのはどうしてなんだろ。

 大学生になってからは、特にそう。何もしないでスマホをいじって終わる一日があったとして、そういうときは大抵死んでしまいたくなる自分だ。

 俺って生きてる意味あんの?

 今のうちに、いろいろしなきゃいけないんじゃないの?

 って思うけど、結局何もできないまま一日が終わる。


 ……ちょっとまとまりそうにないから、今日はここまでにしとこう。

 日記って難しいな。自分気持ちをうまく言葉にできない


 あー、死にてえ。

2017-11-25

勝手センチメンタル

コンビニ行ったら空いてて、のんびり買うもの選んでレジに向かったら、イケメン店員さんと超かわいい店員さんがいい雰囲気で話が盛り上がってるところで、そこにブスのわたしが入り込んで会計してもらうのがなんかものすごく申し訳なかった…。

しかも山ほど食料買い込んでたから、ほんとに自分が惨めで情けなくなった。

とりあえず自分なりに精一杯の丁寧な「ありがとうございました」を言って帰ってきた。

妙に切ない土曜日だった。

2017-11-15

クジコラがどんどん少女漫画になっていくから辛い

宝石の国メイドインアビスみたいな作品だと思ったら、バトル有りの少女漫画だった。

センチメンタル方向性日常シーンの緩ませ方が俺のセンスと噛み合わなくなってきた。

なんてこった。

そうならそうと最初から教えてくれればいいのに

こういった作風は嫌いだ。

最初は万人向けに見せて途中からどんどん作者のセンスシンクロ出来るかでふるい落としが始まる作風が嫌いだ。

騙されたような気分になる。

2017-11-06

「別れ」にありがたみがなくなった

例えば遠いところへ行く時。昔なら名残惜しんで泣いたもんだが、今じゃ電話でもメールでも容易に連絡が取れる。昔の映画では列車の発車シーンがあり、別れを惜しみ涙ぐむシーンがあったが、今じゃそんなセンチメンタルことないもんなぁ。数時間後には何処かに着いて、「今、着いたよ〜。」って、何の哀愁もない。現代の別れは実にドライだ。

2017-10-28

Ray'z Music Chronology」発売記念ランキング

2017年10月14日(土曜日)に、「Ray'z Music Chronology」が無事に配達されました。

いい機会なので、レイシリーズ楽曲ランキングをまとめておこうと思います。

今まではこういうことをやると、ランキングに入った曲を全て聞くためにはいくつもアルバムを揃える必要があったわけですが、これからクロノロジーひとつ買えば全て揃いますからね。これは買うしかないですね。

注意事項

購入したのが「通常版」のため、Disc11は聞いてないので、選考からは外されています。なぜ特典版ではないかというと、購入手続きを面倒がって後回しにしていたら売り切れていたからです。その程度なのです、はい

ランキングといっても、データを集計したり投票を募ったりしたわけではく、ひたすら私が独断と偏見により順位をつけていきます。ひとつ順位一曲とは限りません。明確な上下を決められない場合、複数曲が入ることがあります。また、同率の場合に後ろの順位を下げるやつ(たとえば1位に2曲入った場合、次の曲が3位になるやつ)はやりません。あれは同率が例外の場合はうまくいきますが、本ランキングでは多用するので、数字が穴だらけになって意味不明になりそうなので。

音楽用語の使い方は適当です。

1位:

女の子にはセンチメンタルなんて感情はない (Raycrisis - アルバム版)

はい最後ループですね。

メロディもさることながら、音色が素晴らしい。突き抜けるような寂寥感。あの寂しい感じは、フォルクローレに通じるものがあるような気がします。そういえば rayons de l'Air でも民族楽器がフィーチャーされていました。

レイシリーズで最も「永遠」を感じる曲です。

2位:

The Fates × Dooms Day (Rayforce - Rubbing Beat)

はい最後ループですね。

破滅する運命に向かって突き進んでいく荘厳な感じがして、エモいです。エモすぎて死ぬかと思いました。

それと、ラストちょい前にコイン投入音がするのがよいアクセントです。ラスボスを倒す前に全機なくなってコンティニューしたとか考えるとまた一段とエモいですね。

この曲の構成は1位の曲と似ている気がします。開始からしばらくはビートの反復が主体で、途中に一回劇エモなメロディーを挟み、またビート主体になり、最後に劇エモメロディー無限ループに入り、フェードアウトして終わり。ということで、自分の中でこの二曲はシリーズになっています。

3位:

生命の風が吹く場所 (Raycrisis - アルバム版)

1位と2位の曲は最後の盛り上がりが一番ですが、この曲は盛り上がる箇所が多いです。

この曲には強烈な「飛翔」のイメージがあり、レイシリーズで最も「高度が高い」曲です。飛翔感というのが重要で、高度が高いといっても宇宙空間まで行くと浮遊感が出てきてしまいます。大気圏内にいて、それで一番高度が高い、というのがポイントです。

この曲が似合うといえば、なんといっても空中ステージボスですね。

4位:

Vit-Symty (Raycrisis - rayons de l'Air)

レイシリーズの終わりを過去形で感じる曲です。もう終わってしまった、と。

5位:

Slaughter Hour (Raystorm - Neu Tanz Mix)

悲壮感はあるのですが、ゲーム設定やタイトルから、人がワラワラいてデスゲームをやっている光景が想起されます。悲しげだけど賑やか、という。

プレステレイストームプレイしているとき、この曲聞きたさに面セレで何度も選んでいました。1分30秒あたりから始まる曲のサビとゲームの進行のシンクロ具合がとても好きです。

6位:

Möbius (Rayforce - アルバム版)

50秒から始まるサビの部分が好きすぎる。

ところで冒頭のほうで「クロノロジーひとつ買えば全て揃います」と書きましたが、あれは嘘です。クロノロジーに入っているこの曲の音源は、セガサターンレイヤーセクション」用のマスターテープと、レイフォースの基盤なわけですが、私が一番いい音だと思うのは「Ray'z PREMIUM BOX -BEYOND-」のアルバム音源のやつです。はい。というわけでビヨンドも買いましょう。やや出費は増えますが、レイシリーズ楽曲は出会って以来ずっと私のプレイリストで現役なので、あなたも今後ずっと聞き続ければ元はとれます、誤差のようなものです。

Quartz (Rayforce - Rubbing Beat)

真っ暗な空間で水晶(クォーツ)がRayの光に照らされてキラキラしているような、そんなイメージ

アンビエントを基調としつつ、5分15秒あたりや7分10秒あたりに派手に盛り上がる部分があるのもよいです。

Metaphor (Raystorm - アルバム版)

レイシリーズで最も「巨大さ」を感じる曲です。とても巨大なものと対峙しているような、かつ、浮遊感のあるイメージ。まあ、つまりはレイストーム4面ボスです。

特に高音のパートは、自分の能力の極限まで搾り出すような緊張感があり、バトルBGMの白眉ですね。

安置 -Antithese- (Raycrisis - コンシューマー版)

レイシリーズの終わりを進行形で感じる曲です。終わる、終わってゆく、と。

ゲームの進行的には「聖母マリアよ、二人を何故別々に」であるとか「童話の消えた森」の方が後なのですが、なぜかこっちの方が終わりを感じます。この曲はプレステアレンジモード流れるので、ノーマルモードからプレイしていった場合に、はじめて聞くのはこっちの方が後になりますから、それもあるかも。

そして、レイシリーズで最も「暗い」曲です。他に暗い曲としては「彼女の目的」もありますが、あれは光の無い暗さで、こっちは心理的にも暗いです。4分6秒付近の、ピアノのデン↓デン↓と下がっていくのなんかもうどん底ですよ。

コンヒューマンのためのレクイエム、といったところでしょうか。

この曲を初めて聞いたのはプレステレイクライシスプレイしたときですが、ちゃんと聞き込んだのは「Ray'z PREMIUM BOX -BEYOND-」を購入したときで、その際、これに歌声が乗ったら良さそうだなあ、と思って歌詞を考えたりしました(出来が良くなかったので削除しましたが)。もしも公式に歌がのるならビヨンドみたいに BETTA FLASH がやるだろう、と思っていたので、クロノロジーでまさにそれが実現すると知ったときは震えました。ひょっとして私は TAMAYO 氏の楽曲を聴き続けることにより、氏との思考シンクロニシティを獲得したのではな(以下略)。

7位:

The Fates (Rayforce - アルバム版)

Intolerance のプロトタイプのように感じます。個人的レイストームレイフォースの順に触れたので。

ところでアルバム上では「The Fates」「Doomsday」「Q.E.P.D.」の並びなわけですが、この三曲はなんだかクラシック音楽っぽいなと感じる部分があります。

Intolerance (Raystorm - アルバム版)

レイシリーズで最も壮大な曲です。

Ray'z BEYOND

レイシリーズ楽曲には「アーバンで退廃的なムード」を強く感じるものがあります。アーバンと言っても、都会の中にいるのではなくて、都会を遠くから眺めているような、それも黄昏に、という感じです。なんのことかわからない方もいるかと思いますが大丈夫です、私の中でもフワっとしています。なんというか、この曲のような雰囲気ですよ。

8位:

G (Rayforce - アルバム版)

はい。この曲も「アーバンで退廃的なムード」ですね。

Cracking! (Rayforce - Rubbing Beat)

ジャジーですよね。この曲のような、ベースがドゥンドゥンいってる感じは好物です。

Ribbing Rubbing Mix (Rayforce - Rubbing Beat)

おー、テクノだ、って感じですね。

複数の元曲のオイシイ部分が詰まっているお得な一曲

Origin (Raystorm - アルバム版)

レイシリーズゲームプレイしていて、最初に衝撃を受けた音楽はこの曲でした。まだスタート画面なのにすげえの来たぞ、なんだこれ、と。

Hard Number (Raystorm - Neu Tanz Mix)

普通にゲームプレイをしていると絶対に聞けないところでなんかとんでもないことになってるぞ、と、衝撃を受けました。ステージクリア後に次はどこへ行くのだろうというワクワク感を増幅させたような曲。

クロノロジーのロングバージョンではこれまで無かったパートがあって、それもポイント高いですね。

女の子にはセンチメンタルなんて感情はない-B (Raycrisis - アーケード版)

A,Cについては概ねアルバム版に取り込まれているわけですが、このBの後半のループは跡形もなくなっています。聞けてよかった。

アルバム版を聴いてきた経験が長いので、このバージョンは何か、歌謡曲カラオケバージョンを聞いているような肩透かし感がありますね。

安置 -Antithese- Ray Dream Version

クロノロジー新曲であり、まだ自分の中で消化できてないので、暫定的にこの順位です。(と書いてて、ふと「消化できたと言い切れる曲などあるのだろうか?」という疑問が湧いてきましたが、さておき。)

7分33秒あたりは「むーにゃにゃー」って歌っているように聞こえるのがちょっとかわいい

9位:

Into Darkness (Rayforce - アルバム版)
Atrocity (Rayforce - Rubbing Beat)

Metaphor とは違った巨大さを感じる曲です。巨人がズンズン近づいてくるみたいな。

曲のタイトル見てると、アストロシティ1990年代代表するゲーセン用の筐体)を思い出します。

Origin (Raystorm - Neu Tanz Mix)

ジャジーですよね。

Intolerance (Raystorm - Neu Tanz Mix)
Ceramic Heart (Raystorm - Neu Tanz Mix)

一番好きなのは、3:55付近からはじまる「ラーラー」の部分です。

10位:

Penetration (Rayforce - Rubbing Beat)

初めて聞いたとき「原曲の音を変えただけのようなものか」と思ってました、すみませんでした。

アルバム最後の曲がフラッシュフォワードしていたり、レイストームメニュー操作音みたいな音が聞こえていたりと、小ネタ面白い

Slaughter Hour (Raystorm - アルバム版)

ずっとノイタンツ版を偏愛していましたが、ビヨンドボックスで改めて聞いてたら、やっぱりいい曲だなあと。

Endless Stairs (Raystorm - Neu Tanz Mix)

明るい曲調なのですが、「楽しい遊びの時間は終わりだよ、もうお家に帰りなさい」感があって、寂しくなる一曲です。セラミックハートよりもエンディング感があるような気がします。

Dead Air (Raystorm - Neu Tanz Mix)
Formless living bodies (Raycrisis - rayons de l'Air)

アコースティックな曲はこれまでにもありましたが、フラメンコを踊ってる現場で録音しているような趣があり、意外な場面でレイ楽曲を使ってるなあという驚きを疑似体験できて面白いです。

11位:

Coeur de Ceramique (Raystorm)

セラミックハートアレンジバージョン。通常版よりもこちらのピアノの方が好みです。

冒頭のほうで「クロノロジーひとつ買えば全て揃います」と書きましたが、あれはやはり嘘で、このバージョンレイストームの通常アルバムしか入っていません。iTunes普通に売ってるので入手難易度は低いです。買いましょう。

Geometric City (Raystorm - Neu Tanz Mix)
ラベンダーの咲く庭 (Raycrisis - アルバム版)

レイシリーズで最も「アーバンで退廃的なムード」の曲です。また、最もアーメンブレイクな曲です。

彼女の目的 (Raycrisis - アルバム版)

最も「深さ」を感じる曲です。まったく光のない深海のような。

The Models (Raycrisis - rayons de l'Air)
Blood and Tide (Raycrisis - rayons de l'Air)

12位:

Cracking! (Rayforce - アルバム版)
Destructive of Power (Rayforce - アルバム版)
司教は言った「それは奇跡じゃない」 (Raycrisis - アルバム版)
ふたつの液体 (Raycrisis - アーケード版)

アルバム版においては、ラスボス曲の前座だなあという感じで印象が薄かったのですが、アーケード版はまるで印象が違います。

レイクライシスの設定的に、ダイブしていたのが現実の近くまで浮上してきて、心臓の鼓動とか医療機器の発する電子音が聞こえてくる感じがします(コンティニューするとまた潜っていく)。ビヨンドムービーでも医療機器電子音が鳴ってたりしてましたね。

.BULE -地球に棲む日- (Raycrisis - コンシューマー版)


はい。以上です。これ以降をやると大半の曲を入れることになってしまうので、ここまでです。

いかがだったでしょうか。「あの曲が入ってないのおかしいだろ」という感想を抱かれたかもしれませんが、これは私のランキングですからね、仕方ないですね。あなたも自分のランキングを発表しましょう。待ってますよ。

それにしても、客観的ランキングなぞ端から諦めていますが、主観的ランキングとしても正確なのか自信が持てません。「この曲、本当にこの順位でいいのだろうか」などと考えだすとキリがないですね。まあ、極論を言えば序列をつけること自体不可能といえます。みんな違って、みんなRAY。ですが、それを振り切ってあえて順位を決めてしまう、そんな蛮勇を振るうのもまた、RAYと対峙する一つの方法だといえるでしょう。

レイシリーズ三部作なわけですが、音楽的にはレイフォースレイクライシスの方が近い印象があります。ストーリーの連続性もさることながら、 RUBBING BEAT が出たのは NEU TANZ MIX よりも後というのも影響しているかもしれません。

ランキングで何度か出てきた「アーバンで退廃的なムード」の曲は、レイストームには無いと思っています。

クロノロジーを聞くにあたり、レイシリーズは、面クリア型のシューティングゲームであり、自機が戦闘機ラスボス人工知能、というのは押さえておきたいところです。

音楽が作られる背景には、たとえば宗教の儀式のためであるとか、祭りで踊るためであるとか、戯曲の劇伴であるとか、クラブで踊るためであるとか、そういった理由がある場合がありますが、本作の場合はそれがビデオゲームだということです。

クリア型のシューティングゲームは、いくつかのステージ(面)で構成され、ステージの中はさらに「道中」パートと「ボスパートに分かれます。

道中は概ね固定時間で終わり、ボスは倒すまで続きます。(概ね、と書いたのはコンティニュー仕様によっては少し延びるからです。全機失うと、ゲームポーズしてコンティニューするかどうか尋ねられますが、このときBGMは止まらないゲームもあります。)

なので、ゲームプレイしているときは、道中の曲はいつも同じ場所で終わり、ボス曲は何度もループする、ということになります。

曲が短かったりステージが長いと道中曲でもループするのですが、そうでない場合は曲の後ろの方が聞けないため、サントラを買って聞くのが楽しみになります。(まあ、聞けている部分であっても、ゲーセンだと音が鮮明に聞こえないのが普通なので、サントラで聞きたくなるものですが。)

レイクライシスのBGMは道中とボスシームレスに繋がっているので、Disc8のアーケード版は、道中は固定時間ボスループ、というのが顕著ですね。

なぜ戦闘機なのか――その特権

近現代の戦場においては、機械が主役です。人間は生身で存在できず、機械のアシスト必要です。

人を戦場へと運ぶ兵器のなかで、戦闘機特権性を持ちます。人間との関係性が、他の兵器と違うのです。

まず、兵器にとって人間は部品でしかありません。戦艦潜水艦航行させるには多くの人手を必要とします。主役は兵器であり、人間は兵器を下から支えるモブでしかありません。

誰も搭乗している敵兵を殺そうとは思っていません。目的は敵の兵器破壊なのですから。人が死ぬのは機械の巻き添えを食ったときです。民間の船や飛行機ではありえないような危険運用を求められるため事故も多いでしょう。

人間は兵器の都合によってすりつぶされ死んでゆくのです。

しかし、単座の戦闘機兵器と人が一対一なのです。そう、単座であるというのが重要なポイントで、爆撃機には複数人で乗りますし、戦闘機でも複座のものもあります。

人間が機械に奉仕させられる戦場において、戦闘機パイロット関係は対等に近い。そういう意味で、戦闘機にはロマンがあるというわけです。

過去において、ロマンといえば剣でした。兵器としての剣は決して最強だったわけではない。にもかかわらず(いや、であるが故に?)、力の象徴となっていました。銃の時代になって以降も、文化として継承されています。現在、剣のような象徴性をまとっているのが戦闘機なのです。

フィクションにおいても戦闘機(と剣)は他にない存在感を放ちます。(ここで具体的な作品などを論じるのは、キリがないのでやりませんが。)

レイシリーズにおける戦闘機は、ロックオンレーザーというオーバーテクノロジーを搭載した唯一無二の存在です。

クリア型のシューティングゲームプレイヤーキャラクターは、唯一無二の存在でなければ務まりません。敵キャラクターとの武装非対称性が顕著ですから対戦格闘ゲームやFPSなどは、逆に敵と味方のキャラクター対称性がありますね)。

なぜ人工知能なのか――軍隊のキャラクター

クリア型のゲームでは、ステージクリアするたびに難易度は上昇します。

難易度の上昇にともない、対決する敵のスケールも大きくなってゆくことが求められ、その到達点がラスボスです。こいつを倒せば敵勢力は瓦解する、というスケールの敵でなければラスボスは務まりません。

現実においては、国家の最高責任者といえどもただの人であり、いくらセキュリティが厳重であってもゲームでいえば2面あたりで登場するような通常兵器しかありませんし、倒したところで国が滅びるわけでもありません。

そこで人工知能です。人工知能ならば、ゲーム難易度と敵スケールの頂点であることに説得力があるような気がしてきます。

剣を携えた戦士と神や悪魔、に替わる神話的なモチーフとしての、戦闘機に乗るパイロット人工知能

レイフォースレイクライシスは、主要キャラクターとして認識できるのはパイロット人工知能だけであり、非常に個人的ストーリーだとみることができるでしょう。一方でレイストーム個人キャラクターは用意しておらず、モブの人がたくさんいる印象があり、そのへんが「アーバンで退廃的なムード」の有無に出ているのかもしれません。(ビヨンドムービーは、複数の作品の設定が混ざっている感じがして面白いですね。)

戦闘機を強く感じる曲といえば「生命の風が吹く場所」です。前述のとおり「飛翔」のイメージですし、ゲーム記憶から「翼」も思い浮かびます。

The Fates」「Intolerance」はラスボス曲なわけですが、この二曲には壮大さや聖性があり、ラスボスへの畏怖の念をかきたてるようになっていると思います。一方、「安置 -Antithese-」は、畏怖よりも滅んでゆくところに重きを置いている気がします。ラスボス終焉レイシリーズ終焉が重なって、とても物悲しい気分になります。

 

最後に。

レイシリーズの音楽は、私の胸の中で決して消えることのない光です。

クロノロジーにより、その輝きはより強くなりました。

今またこうして新作が出たことに感謝します。

2017-10-10

現代っ子聴くナンバーガール

ボーカル遠っ!

第一印象はそんな感じだった。バンド名は有名だからかなり前から知っていたけど、ついこの間名前を目にする機会があって、それで聴いてみようという気になった。

私が普段聴く音楽といえば、最近で言えばRADとかストレイテナーとかアジカンとかで、90年代後半の音楽ほとんど知らない。何せ自分が生まれ年代辺りの曲なんて、よっぽど機会がない限りは耳にしないからだ。

最近音楽レコーディングの質が上がったのと、オーディオ機器の性能の向上でめちゃくちゃ鮮明に音が聞こえる。細部まで気をつけて聴いたりすると息遣いまで聴こえたりする。ていうかそれが当たり前の時代に育ってきた。

そこにやってきたナンバーガール


なんだこれ!!!?音質以前に声遠くない?!!仕様なのかこれは……でもこれこそが現代のあらゆるロックバンドに影響与えたナンバーガール……

最初はそんな感じで、このバンドの良さが正直わからなかった。確かに今のバンドの土台のようなものは感じるけど、ワンオクみたいな衝動とか、スピッツみたいな軽やかさとか、万人が掴みやす個性はなくない?

そんなこと考えながら適当に流してて、何曲か聴いた辺りでハッとした。

イントロがいい。

すごくいい。ギターの響き?専門的なことはわからないけど、そこはかとないエモを感じる。演奏から滲み出る哀愁というか、明るさというよりはがむしゃらさ。

この、何とも言えないクセになる感覚の正体が知りたくて、何回も何回もリピートする。歌詞は相変わらずわからない。でもなんでだろう、すごく、ノれる。そしてがむしゃらなだけじゃない。基本的にはすごくクールだ。演奏クールさが、ボーカルのシャウトといい感じに調和してる。声質がそんなに重くないから、曲の雰囲気自体も暗くなりすぎなくて丁度いい。

すごい。すごいぞナンバーガール

実はここまで書くのに、すでに5周ぐらいは軽く聴いている。聴いても聴いても、どこか正体の掴めない音をしているからだ。それが知りたくて、また何度も聴く。耳に残る演奏のかっこよさは、どれだけ聴いても色褪せない。

最近流行りのバンドは、何となくやっぱりルックスで売る傾向が強くて、その上音も薄っぺらくて心に響かない。別にルックスだけで売ってる訳じゃないけど、どの音も同じように聴こえるのだ。青春の眩しさを歌った、あの純粋ロックの衝撃を求めていた私にとって、ナンバーガールは、革命家だった。


高校3年の今、若くて凡庸純粋青春賞味期限は近い。受験勉強必死な人や、はたまたそんなの関係ない人もいる。それぞれの高校最後一年を過ごしている。苦くても、幸せでも、楽しくても、それでも年が明けたら、みんな揃って卒業なのだ。だからこそ、あと4ヶ月の間に、少しでも多くの高校生が、高校生である間に、どうかナンバーガールを聴いてほしい。そして、青春の結び目として、ナンバーガールを思い出の曲に加えてほしい。そのくらい色褪せないバンドだと思っている。ぼんやりしたセンチメンタルに訴えかける、思わず走り出したくなる、そんな力がナンバーガールの曲にはある。大人になってから思い出してほしいバンドだと思っている。だってナンバーガールはかっこいいからだ。



から青春真っ只中の、若い君たち私たちよ、ナンバガ聴いて熱くなれ!胸の奥まで!



追記

RAD知名度は某映画でかなり上がったので大抵の高校生はわかる。テナーとかアジカンとか、最近好きになったバンドばかりを挙げてしまたことは申し訳ない。確かにミスチョイスでした。ワンオクとかドロスが入り口で、そのまま好きな方面を探してたらアジカンに行き着いた、が正しい。

あと「邦楽ロックの原点」とは言ってない。

2017-09-28

レッツゴー!陰陽師を見て泣いた話

http://nico.ms/sm31977147

まあ、よくある普遍的なレッツゴー陰陽師ニコマスなんだけどね。

泣けた。

ざっくり言うと、アイドルマスターsideM陰陽師的な仕事をしてる葛之葉雨彦ってキャラが、昔ニコニコ流行ったレッツゴー!陰陽師の曲に合わせて踊るっていう、まあ、よくあるやつ。なんだけど、原曲では巫女さんが出てくるパートで、アイドルマスターシンデレラガールズ巫女さん道明寺歌鈴を始めとした和服モデルが踊るシーンと、アイドルマスターミリオンライブエクソシスト役をやった篠宮可憐が踊るシーンが差しまれる。

少し昔話をしようか。

アイドルマスターは、12年前に作られたポリゴンキャラが歌って踊るかなり異端アーケードゲームで、3Dモデルが踊るのなんて今でこそ当たり前だけど、当時はかなり奇異な目で見られてた。それでもコアなファン層を掴んでそれなりのヒットとなってコンシューマ機で続編がリリースされた。

それが市民権を得たのは、色んな曲に合せてアイドルマスターキャプチャ動画編集した、いわゆるニコマスと言われる動画だった。

時を経て、ゲームの主戦場ソーシャルゲームに移行しつつあった2012年に、ソシャゲアイマスとしてシンデレラガールズリリースされる。3Dモデルも何にもない単なるポチポチおつかいゲームだったが、魅力的なキャラクタに時流が味方してヒット作となる。で、それに追随する形で、正当後継ミリオンライブ女性向けsideMリリースされた。

さらに時は過ぎて、元祖アイマスから10年経った2015年、切込み隊長シンデレラガールズ原点回帰して、3Dモデルが歌って踊るリズムゲームスターライトステージリリースされる。メディアミックス戦略のお手本となるような、アニメ放映やライブシンクロした完璧タイミングリリースされたこゲームは、スマッシュヒットとなる。そしてこれに追随する形で、今年立て続けにミリオンライブsideM3Dダンス音ゲーリリースされた。

昔話終わり。

件の動画は、なんてことのないニコマスなんだけどさ。

たった5分の間で、次世代を担うニューヒーロー達が先輩ヒーロー奇跡の軌跡を追随して大活躍する、ド定番ハリウッド映画を見てるような感覚に襲われたんだわ。

わっかんねーだろーなー。

初代アイマスから12年、今年、元祖アイマスメンバーの新作ゲームが発表されたんだけど、Stella Stageって言うんよ。

別にたまたまだとは思うんだけどさ。真ん中の4文字を抜き出すと、ちょっとセンチメンタルな気分になるんだよね。。。

自分含めて、昔のオタク仲間は、皆結婚して子持ちになってて、こういう話を肴に酒を飲む機会もなくなった。

40歳の元オタクのおじさんの独り言でした。

付き合ってくれてありがとう

今日晩酌は少ししょっぱいな。

2017-09-15

私たち勃起について語るとき起こりえるささやか奇跡


兄の家に恋人といった。

甥の誕生日だったからだ。


成長した顔をみたら小さい頃の兄にそっくりだった。

厩戸皇子顔の美男子だ。


バッキンガム・バックブリーカーの模擬をするなどして適当あやした。

実父母も来ていて、ルイボステーを囲いしばし談笑した。

父の突起乳首頭皮露出についての話題ピークアウトだった。


みな楽しそうでよかった。


帰途。電車

恋人と互いの挙動について感想戦を繰り広げていた。


その中で驚愕質問を投げかけられた。


「なぜ、あなたはずっと勃起していたの?」


寝耳に永久凍土が落ちてきたような衝撃だった。


「ぼくが、勃起? ハハン、冗談


恋人こちらがとぼけていると思ったようで、不快感をあらわにする。


「リトル・タニグチは、私のバッドボデーにご不満のようで」


どうやら恋人は私が義姉、実父に欲情したと誤解しているようだ。


違う。断じて違う。欲情どころか勃起もしていない。

そもそも勃起アルファベを満たしていないのだ。


私の勃起条件

α. ブレックファーストを摂る前

β. ポール・スミス エクストリーム香り

γ. 20代巨乳存在


「いずれか一つでも、要件を満たしていないと、勃起は発動しない」


そう説明したが、恋人は納得しない。平素インテリ頭脳はもう赤チン寸前。


うそよ、この目で見たものあなたミニミニテントチノパンマイムマイム!」


声が大きくなる。向かいの席の老夫婦が怪訝そうな顔でこちらを見ている。


「やめてくれ。人が見ている」


「後ろめたいことなんてないわよ! ほら! 見せて御覧なさい! マイムマイム! マイムマイム! マイムベッサンソン! ヘイヘイヘイヘイ!」


「やめなさい!」


「うひょ~! マイムマイム~! おそ松チンポ~! うひひ~!」


失笑噴飯!」


はいかれた恋人をおいて電車を降りてしまった。

人波もまばらなプラットフォームのベンチに座り込み、しばらくうなだれる。


誰そ彼時の風にあたり、少しだけ冷静になって考えた。

私のリトル・ミスターについて。彼はなぜ暴走してしまったのか。


そうすると、一つのことに気づく。

私たちがずいぶん長い間、対話をしてこなかったことに。


ぴん、と挨拶をするように、チノパンごしのチンポをはじく。

ふふ。と思わずこぼれる。これは笑みだ。汁じゃない。


私は少しのセンチメンタルとともに手帳へ筆を走らせる。


拝啓

リトル・ミスター。しばらくぶりだ。元気かい。こっちはまあまあうまくやってるよ。

最近職場チーフに昇格したんだ。同僚との関係も良好。

ずっと欲しかったベストパートナーも出来た。時々ファイトもあるけど楽しいよ。


なんてね。ちょっとかしこまってみたけど、こんなこと全部知ってるよな。

なにせ、君とはずっと一緒だったんだから

小さい頃は毎晩ベッドのなかで、語り合ったよな。

水泳の授業の夜に担任先生のVラインの角度を求めたり、

ドライオルガズムの宗教貢献について朝まで話したりさ。

未来セックスフレンドをどうすれば喜ばせることができるか研究しようと、

アダルトショップでエアドールを買った夜はケッサクだったよな。

バスタブに浮かべたせいで中の空気が膨張して君がはまっちまって、

帰ってきた母さんがみたこともないような顔してさ。

テンパッて円周率を覚えてるだけ叫んだっけ。

君があんまり張り切ったせいだよ。

なんてね。うそだ。ぼくのせいさ。君はいつも正しい。

悪いのはいだってぼくの方だ。


さっきのこだって、本当は欲情しちまってたんだ。

でも義姉さんに、じゃない。

猫だよ。あのスコティッシュフォールドのメス猫さ。

ぼくの家族はみんなバカからあいつが発情期に突入したことに気づいてないんだ。

だけどぼくだけはそれを知っていて、あいつもぼくを知っているんだ。

ウィンウィン。でも生物学的に勝者はいない。

あいつは物理的に死ぬ。ぼくは社会的死ぬ

そのせめぎあいの末路、バニシング・ポイントがあの勃起ってわけ。

勃起アルファベなんてでたらめさ。あんものを信じるのはバカジョックスだけ。


ぼくらは目を背けたい真実出会ったとき、見てみぬフリしてしまう。

でもそうやって蓋をした真実は、ナイトメアのようにぼくらを襲う。

そうならないように、ぼくらには超越した視点必要なんだ。

かみさまみたいな存在だよ。

きっと君のような。


いつかまた、夜が明けるまで語り明かす日を楽しみにしている。


親愛なるリトル・ミスター

ウエストライン愚か者より



手紙を書ききったところで、静かな風が吹いた。

うす暗いプラットホームに、一本の電車がやってきた。

どうやらもう最終電車のようだ。


私はぼんやりとがらんどうの電車を眺めていた。

すると、光の中から、一人の人間が近づいてきた。


「いきましょ」


彼はそういって私のチンポをつかんだ。


「離せ変態!」


私は走って帰った。

手紙は川に捨てた。


2017-09-06

anond:20170906173638

わかるぜ、そのセンチメンタル。でもよ、進んでいくしかねぇんだよ俺たちは。な。

2017-08-19

CDが擦り切れるほどT.M.Revolutionを聴いてた20年前

数日前、なんとなく口ずさんだ曲がT.M.Revolutionだった。

中学のせいのころ、CDが擦り切れるほどT.M.Revolutionを聴いてた。

ものすごい好きだった。

どれぐらい好きかというと西川くんの前身バンドLuis-MaryCDを買ってしまうぐらい好きだった。

HIGH PRESSUREシングル特典だったシール水筒に貼るぐらい好きだった。オールナイトニッポンも一部二部両方聴くぐらい好きだった。

そして数日前から、ずっとT.M.Revolutionを聴いている。

会社の行き帰りも、外回りときも、自宅にいるときも、T.M.Revolutionが鳴っている。

何日か前に、口ずさんでいたのは、あれほど聴いていたHEART OF SWORDでもなく、Twinkle Million Rendezvousでもなく、LOVE SAVERでもなく

好きだけど記憶に埋もれていたaqualoversだった。

から最初タイトルが思い浮かばなくて、でも歌詞はすらすらと出てきて、歌詞検索をしてApple Musicで曲を見つけたときに、

中学高校時代の思い出が、とめどなく出てきてしまった。擦り切れるほど聴いた曲ではなく、意外な刺客急所を押されてしまったよう。

そして、いまなんともセンチメンタルモードに入っている。

20年ぶりぐらいに、こんなにT.M.Revolutionを聴いているということは、次にまたT.M.Revolutionをこんなに聴くのは20年後なのかな、

そうするとあと人生で多くて2回ぐらいしかチャンスがないのではないのかなって思ったら。

続いて、こんなに好き好き言ってながら魔弾以降はほとんど聴いてない。ignitedのころにはもうアジカンacidmanに没頭していて、

結局のところ言うほどT.M.Revolutionを聴いていない。むしろから、過ぎ去りし時が単純に懐かしいんじゃないかって。

そういう意味では、中学生自分に言ってあげたい。20年後自分金曜日の夜中にさぼてんとんかつ食べながら、増田を打ちながら、T.M.Revolution聴きながら、

それでも何か幸せを感じてまた明日から来週から頑張っていけそうだよって。

2017-07-22

今日処女じゃなくなる

昨晩、彼とセックスの予定を立てた。

彼に会うためのバスにて、これを書いている。

こんな昼間からする話ではないけれど、この日記わたし処女である最後日記になるはずだ。

高校の時、教師への不満を書いてバズったのをきっかけに、時々書いていたが、高校とき女子高生というステータス武器を、増田でもtwitterでも駆使して生きてきた。

女子高生処女性は、インターネットでは貴重なものであった。

そんな私も、この春大学生になり、大きなハンデを抱えたな、と思った。女子高生じゃないというハンデは、ネットでは重要だが、大学生活においては何ら困ることはなかった。だからかな、彼氏ができた。居たことは会ったけど、ままごと程度の彼氏しか居なかった私にとって、何もかもが初めてだった。

から、“そういうこと”になるのも予想に難くなかった。

童貞は“捨てる”ものだけど処女は“奪われる”ものという言葉が、ひどく私の中で現実味を帯びた。今までわたし特別に純潔だった訳では無いけど、武器としていた部分があったからだろう、大切なものを失う感覚が、じわじわと襲ってきた。

本当の意味理解出来ていなかった大好きなラブソングを聞きながら、彼の元へ向かっている。

ちょっと自分に酔ったセンチメンタルな、昼

2017-07-05

パコる

この間「パコる」という言葉増田で見かけて、

「ひょえー!下品言葉!」と思った。

そして先日、飲み屋大学生が「パコれそうだったのに」とか「今度パコる」とか実際に口に出して使っていて、

「ひょえー!恥ずかしい!」と思った。

でも、自分が若かった12,3年前にも、

その時流行っていた?恥ずかしい言葉があって、きっと口に出していた気がする。

センチメンタル気持ちになった。

2017-06-25

相変わらずはてなは酷いな

外来種駆除ができるのは確かなんだろうが,底をぐちゃぐちゃにかきまわして

水を全取替えしても大丈夫なほど在来種はタフなものばかりなのかという疑問もある。

このコメントが一番人気になってしまうのか……。

伊集院カメを持ってる写真にあるように、これって公園の人工池ですよね?

そういう場所に棲む在来生物といえば、ギンヤンマやシオカラトンボをはじめとする数種のヤゴ

ハイイロゲンゴロウにマツモムシ、魚はギンブナ、オイカワ、カワムツウグイ、ヌマチチブなど。

環境次第でアマガエルヒキガエルメダカドジョウ、ヒメガムシ、二枚貝なんかもいるかもね。

でね、上記の生き物たちは、公園の池のような人工的な環境にも適応できる“強健種”なんですよ。

池底をかきまわして水を取り替えて大丈夫なのかって?大丈夫に決まってるやんw

公園の池に棲めるような魚なんか、保護した個体を再放流すればあっという間に元通りに増えるし、

水鳥が魚卵やオタマジャクシを運んで来たりもする。水生昆虫なんか元々池の外からやって来る連中だろ。

 

生き物に何の興味も無い人たちがネットセンチメンタル不安を表明したところで、

環境破壊や希少生物の減少に対して何の影響ももたらさない。

あなたたちの知らない場所で、あなたたちが名前を聞いたことも無いような生き物たちが

すごいスピードで減少し続けているけど、あなたたちには全く関係の無いことだよね。

野生の生き物がどうなろうが知ったこっちゃないもんね。

2017-06-21

http://b.hatena.ne.jp/nerimarina/20170619#bookmark-340388297

男って、昔自分のこと好きだった女はずっと俺のこと好きだと思ってんのかな……

 

 

3月のライオンでもこのネタ描かれてたけど、そんなこたぁない。

大多数の男は現実の女がそんなセンチメンタルな心を持っていないことを理解していると思う。

ただ「今でも自分のコトを好きでいて欲しい」という願望はあるんじゃないかな。

少なくとも俺はそうだし、友人たちとの話を聞く限りそんな雰囲気を感じる。

そして男の大半は彼女元カレの話を聞きたくないのと同じくらい、元カノの今カレの話とかは聞きたくないような気がする。

少なくとも俺はそうだ。

 

 

まり男には「自分のことが好きだった女性は今でも自分のことが好きでいて欲しい」という願望があり、

自分のことが好きだった女性は別の男性とくっつかれる」とストレスを感じるので、

せめてフィクションの中では願望が叶えられ、ストレスを感じないようにしてあげよう、というのがヤマカムの話にある赤松健矢吹健太朗の主張の根拠だと思う。

 

 

そんな男が一般的かどうかは議論余地はあるだろうし、そもそもそんな夢見るアリスちゃんな男のことをキモいと思うのは至極当然だと思う。

ただ、

男って、昔自分のこと好きだった女はずっと俺のこと好きだと思ってんのかな……

に関しては「思ってないし、現実の女はそんなことないということを充分理解している」とだけは理解して欲しい。

現実理解しているからこそ、フィクション世界に浸っているのだから

 

 

それはそれとしてヤマカム記事は確かにキモいとは思う。

ただ、「かつて人気を博したこってり系ラーメン店店長が、久しぶりに同じ屋号で店を出すというので食べに行ったらあっさり系のざる蕎麦を出してきた」と考えれば怒りと落胆を感じるのは当然だとも理解できる。

2017-04-29

[] #23-1「ヴァリアブルオリジナル

オープニングテーマ曲:「アドベンチャーポージング

歌:ポリティカルフィクションズ 作詞マーク・ジョン・スティーブ 作曲:サトウスズキ


広大な青空に 鳥が飛んでいる

もうすぐ間奏だ タイトルロゴを出しておくか

最後らへんでもいいけど ここで出しておこう


俺は走っている どこに向かってかは知らないけど

さあ おでましだ 主な登場人物

仲間たちとワイワイしとくか

サブキャラとかも映しておくか

本編にロクに出てこない奴も 何人かいたりする


抽象化された それらのシーン

何かを象徴しているよ

しみったれた顔をしている俺

センチメンタルって奴なのかい

だけど いつまでもそうはしていられないぞ

敵のおでましだ 明らかに敵っぽい雰囲気だぜ


何かと戦ってるぜ 何かと戦ってるぜ

ここいらで 派手な大技いってみようか

仲間たちよ 集まってくれ

もうすぐ終わりだ 決めポーズしておこうぜ

次 ≫

2017-04-20

[] #22-3「大炎上時代

≪ 前

その頃、俺はタイナイとコンビニ前にいた。

少し前に近くで火事があったことをタイナイが話したがるので、俺は適当に話を合わせていた。

「そういえば疑問なんだが、似たような火事でも野次馬の数に大きな差があるのを見たことがあるんだが、あれって何が違うんだ?」

「うーん、単に観測範囲問題じゃないかな。わざわざ自分から観測範囲広げるほど暇な人って少ないだろうし」

俺にはイマイチ区別がつかないのだが、彼らなりの線引きが存在するらしい。

「……で、画像をここで貼り付けて投稿っと。SNSにも更新報告しとかないと」

タイナイはタブレットから手を離すことはなく、俺と喋りながらも器用に操作をしていた。

「うん、ブログネタになりそうだ。ちょっとセンチメンタルな感じで書いて……おっと、その前に写真も撮っておこう」

タイナイはインターネッツに強い関心があり、これもその一環らしい。

「飽きずによくやるよ」

ホットセンセーショナル話題からね。僕のようにそれを語りたがる人間がいて、見聞きしたがる人間も多いのさ」

理解に苦しむ話だ」

「まあ実際問題なぜ関心が強いのかってのは、僕もよく分かってないけどね。分からないままでも、分かっているつもりで追従迎合して楽しめるのが流行の良さともいえる」

そこまで俯瞰しているのに流行の波に身を任せるタイナイが、俺には酷く歪に感じた。


「おや、マスダの弟じゃないか

タイナイの見ている方に俺も目を向けた。

弟と、よく連れ立つ仲間が歩いていた。

「あ、兄貴。丁度よかった」

弟も俺たちの存在に気づいたようで、こちらに近づいてくる。

何が丁度いいのかはよく分からないが。

「やあ、弟くん。さっきの火事ときにもいたよね」

「そう、その時の話なんだけど。二件目でボヤ騒ぎがあったでしょ」

弟が経緯を話す。

「ふぅん、なるほど。僕はその声を聞く前に立ち去ったから分からないけど」

「その時『火事だー!』って騒いだ人が、兄貴たちのクラスメートの人なんだ」

クラスメートの誰だ」

名前は覚えてないけど、ほら……魔法少女になりたいだとか言ってて、結局はならなかった」

「ああ、カジマか。あいつも火ウォッチャーなんだっけか」

今日は見かけていないと思ったけど、別の所でウォッチしていたんだね」

「その人に連絡取れない?」

「ああ、ちょっと待て」

俺とタイナイはそれぞれのスマートフォンから連絡を試みる。

だが、メール電話も反応は返ってこない。

SNSから動向を探ろうとしたが、目ぼしいものはなかった。

「まあ直に返事はくるだろうから、その間にお前たちで出来ることをやっていたらどうだ」

「出来ること?」

「その火に何か目的があるかもしれないなら、また同じ場所で起こる可能性は低くないんじゃないか?」

その言葉に弟たちはハッとする。

コロンブスの卵的発想のように感じたのかもしれない。

「そうだよ、その可能性を忘れてた!」

「よし、あの河川敷に戻ってみよう」

「じゃあ、僕も付いていこうかな。もしかしたらネタ出会えるかもしれないし」

「そうか。じゃあ、こっちにカジマから返事が来たら連絡する」

兄貴も一緒に来るんだよ。その方が円滑だろ」

当然のように弟はそう言った。

それに呼応するかのように、シロクロとドッペルが身構える。

ここで下手に渋ると無理やり引っ張っていきそうな勢いである。

俺はため息をつきながら、重い腰を上げることにした。

こんな事なら、最初からキトーにあしらうべきだったな。

次 ≫

2017-04-14

http://anond.hatelabo.jp/20161016012712

どのリンクも詳細書いてないしゴチャゴチャうっせーんだよボケ

起承転結で短くまとめろって親田から教わらなかったのか?

何もシラン人間からしたら何も面白くないわ

単にこうやって臭わせて思い出知ってる人間集めてトラバブコメ回収してセンチメンタルになってるだけだろ

本当に気持ち悪いな

壷の鮫島スレ増田版みたいなノリだな、神話作りたい的な

まだ鮫島は詳細まとめるだけのインパクトあったけど

これはまとめるだけの価値がないと全員思ったかアーカイブ化されてないだけだろ

何が消される、おそろしいおそろしい だよ

完全にピンポーン♪ ん? 誰か来たようだ じゃねえか

2017-01-28

十数年前の仲間たち

もう十数年前のことだけどさ、俺、横浜に住んでたの。当時、横浜職場だったから。職場飲食店アルバイトの子たちがいっぱいいた。みんなと仲良くワイワイやってたなぁ。そこの職場を辞めた後もしばらくはみんなと連絡を取り合っていた。でも時間が経つにつれ、段々と疎遠になって今や誰とも連絡を取っていない。まぁ、それは当然だろうけど。でも寂しいよな。あんなに楽しく過ごしていたはずなのに、もう誰も自分のことを覚えていないんだって思うと。ネットで当時自分が働いていた店の名前自分名前検索してみる。何も出てこない。当然だ。当然だけど寂しいなぁ。あの時の楽しい思い出って本当だったのだろうか....なんて、センチメンタルになる時がある。

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