はてなキーワード: 声かけとは
■中学生の頃まで親の事を「パパ、ママ」と呼んでいたので高校入学と同時に一気に「おやじ、おふくろ」に変えたらおふくろが笑い過ぎて呼吸困難に成ったので今でもパパ、ママって呼んでる。
葬式の日、雨が降ったのでつい「見よ、天も泣いておるわ…」と言ったら弟に「なんでそんなふざけた事を言えるんだよあんたって人は!」とマジギレされた。
因みに弟は小学校の頃から父さん母さんって呼んでる。俺よりずっとマザコンの癖に。
■先週帰省したら父から思わぬ物を見せられた。子供の頃のホームビデオ。
父から将来の夢を訊かれた小さい頃の俺が「おいしゃさんーー!!みんなのびょうきをかいふくさせるのー!」なんて可愛い事を言っているんだよ。父溜息俺苦笑い。父は「この儘素直に育っていればパパも病気診て貰えたのになあ」と嘆いて見せてくる。返す言葉も無い俺。
ところがビデオの中では当時の父が「医者は無理無理。お前の成績だと難しいからラーメン屋でいいんじゃない」と子供の夢を否定してる。
「べんきょうはちゃんとするからおいしゃさんがいい!」と当時の俺が抵抗するも「パパラーメン好きだからラーメン屋にしてよ。毎日ラーメン食べられるし」と畳み掛けて当時の俺は不貞腐れてしまっていた。
この父、ビデオを撮影した頃から全く変わっていない。自分の都合で子供の職業を決めたがるし、ラーメン好きが高じて今では糖尿病だ。
「パパさえ子供を応援してくれてたら今頃は…」と嫌味を言うと「お前、今付き合っている相手は居ないのか?」と唐突に話を変え出した。
■高校の頃、苛めの煽り役だった生徒が皮膚病(性病とか言われていた)で顔が爛れて、苛められる側に転落した事があった。
自分で名付けた蹴り技を自分が喰らってて因果応報世話無いわと思った。
その生徒は苛められてから1箇月で入院名目で来なくなって、それからまた元の苛められっ子への苛めが再開した。
今振り返って考えると元の苛められっ子は強いな。やる側が1箇月で挫ける苛めを1年耐えてたんだから。
■俺の通っていた高校の同級生に「宮崎勤」君が居た。当然本人はその名前を嫌っていたんだけど、付いた仇名が「ハヤオ」。
そんな仇名で大丈夫か。
ある日ポロッとこぼしていたが、将来結婚するなら婿入りして名字を変えるつもりだという。
■こないだ震度3位の地震が起きた時喫茶店に居たんだけど、客の携帯電話が一斉に地震速報の警報を鳴らして地震が起きたものだから外人の観光客達が面白い位慌てていた。
■「ウチらももう立派なオバサンだよねー」「マジ歳だわー」。どう見ても40代の女性2人の会話。間違っちゃいない、けど…
■「俺んちルンバいるんだけど見に来ない?」という豪快なナンパを目撃した。しかも誘われた女も付いて行っちゃってるし。
俺も買うか、ルンバ。
■今神社に居るんだけどお爺さんが神主に向かって何か喚いてる。
聞き耳を立ててみると、入院中の孫の為におみくじを引いたら連続で凶だったと。食費削って200円のおみくじを6枚引いたのに全部凶だったと。
そのお爺さんは本当に切羽詰まった表情だったので、神主さんさんも気圧されたのかその場でお祓いが始まった。
普段引く分にはただの遊びだけど、家族の生き死にって時に凶が出るとそりゃ凹むよな。
■何故だか分からないけど尻が腫れた。病院で看護師に心当たりを尋ねられたので「先週酔った勢いで平将門の墓に座った」って正直に答えたら鼻で笑われた。塗り薬を塗ったら見事に腫れは治まったので、塗り薬は祟りより強い。
■壁ドンなんか何がいいんだよ。女の考えは分からん。とか思っていたけど、今日電車が揺れた時背の高い女子高生から思わぬ壁ドンを受け、考えを改めた。
■うちの猫があくびする度に口に指を突っ込んであぐあぐさせるのが好きなんだけど、さっき俺があくびした時口に猫が手を突っ込んできて「アヌフオッ!?」ってなった。やられると別に嬉しくないね。ごめんよみけにゃ(うちの猫)。
■うちの猫のみけにゃは元野良猫。その癖結構美食家だったりする。
うちの子にしてから1年位経った頃冷凍庫の奥底から黒毛和牛の成れの果てを発掘した。
捨てるのが惜しいから解凍してみけにゃに与えてみたら、それから数日間はカリカリを全く一口も受け付けず、その癖「ごはんくれー」といつもより強くねだる様に。
元野良だから絶食に慣れているという理由も有るんだろうけどあれには困った。
今はみけにゃを迎え入れた日に記念日として年に一回だけ牛肉をやっている。
■うちは今猫を2匹飼っている。それでしみじみ思うのは、猫って模様で見分けが付いていいなって事。
小学5年生の頃ハムスターを飼っていたんだけど、近所に住むハムスター仲間4人で集まった時『この中で誰が一番ハムスター好きか』を比べようという話が出た。
ルールは簡単。ハムスターを自分の口の中に一番長く入れ続けられた人間の勝ち。
書いてて馬鹿らしく思えるルールだがみんな馬鹿真っ盛りな男子小学生+女子小学生だったので仕方無い。
斯くして戦いは始まった。俺の弟が行事を務め、それぞれ恭しくハムスターを両の掌に構える。変な緊張感が部屋に張り詰める。
弟の合図!と共にみんな一斉にハムスターを頬張る。瞬間鼻孔に広がるハム臭。そして激痛!
ハムスターは只でさえ他のハムスターと対面させられ興奮していた状態で急に頬張われて錯乱に至り、爪と歯と全身とで全霊の抵抗を試みたのだった。
少年少女の汚れ無き頬肉は内側より切られ裂かれの蹂躙を受け、堪え切れなく成った俺達は愛しのけだものを我先にと床へ吐き出す。
最早勝ち負けではない。泣き出す者、血飛沫の咳を吐き散らす者、口を雑巾で拭う者、「ペストになっちゃう!」と変な怖がり方をする者(俺)。稚き人生で初めての混乱が皆を襲う。
この混乱の中それぞれが持ち寄ったゴールデンハムスター4匹は涎塗れの儘部屋を逃げ回り、何とか全員捕まえたものの既にどれが誰のものだったか誰にも分からなくなってしまっていた。結局それぞれ適当に見当を付けたハムスターを自分の家の子として持ち帰る事に相成り『愛は試すものではない』という尊い教訓を我々は得たのだった。
■動物好きの人から聞いた話。チョコエッグがはやり出した頃、動物園で蛙や昆虫といった小動物を担当している飼育員は、上からの義務として自分の担当している動物のフィギュアを持たされたらしい。
というのは、入園客の中には自分の手持ちのフィギュアと実際の動物とを並べて記念写真を撮る人が居て、更にはそれを落としたり忘れていく事故が多発したから。床に蛙や昆虫類の実寸大フィギュアが落ちていると、一見本物の展示動物が逃げ出しているかの様に見えてしまうのだとか。
それで飼育員はフィギュアの形状を記憶し、ガラスケース外に在るそれが作り物か本物かを瞬時に見分けられるよう備えたという。
■ごみ捨てに行って来た。
帰り際、突然足元からギーヴ!ギーヴ!と警報の様な音がしてびびる。
敵の襲来か!何奴!と思いつつ辺りを見渡すと、奥のごみ袋から光が漏れていた。
ごみ袋を解いて電話に出てみる。イタリア産チーズの包み紙とかいいもん食ってやがるなこの家。
相手はこの携帯電話の持ち主で、紛失に気付いて電話をかけてみたのだと言う。
少し待って現れた持ち主に携帯電話を渡す。かなり丁寧なお礼を言われて久々に照れるという体験をした。
思いがけず善い事をして気分が良いけど、すっかり目が覚めてしまったぞ。
■結構気の合う同僚と初めての飲み会。お互いにツイッターのアカウントを教え合う程意気投合したので早速フォローしようとしたら、俺この人のアカウントブロックしてた。
や、やべえ!スマホからだとどうやってブロック解除するんだっけ!?
と慌ててブロック解除&フォロー。出来立ての友情が秒速で崩壊する寸前だった。ふう。
■今日某家電量販店に行ったら「東京都よりお越しの池田大作様、大川隆法様がお待ちです。1階サービスカウンター迄お越し下さい」と放送が流れた。誰だ変ないたずらをしているのは。それとも店員用の何かの符牒か?
■もう先月の話。深夜に女性の後ろを二人っきりで歩いていて軽く気まずさを感じていたら、暗いものだからドブ板を踏み外して「うおおぉー!?」と変な声を上げてしまった。
途端に響き渡る防犯ブザーの音。「違うんだよ!?転んだだけだよ!?」と弁解したい気持ちを抑えながら慌てて道を反対側に入って逃げてしまった。
これも不審な男性に遭遇した事案として記録されてるのかなぁ…勘弁して欲しい。
■さっき男子小学生がランドセル背負いなからタバコを吹かして歩いてた。未だ3~4年生位の。注意したら無表情のままこっちも見ずにタバコを排水口に捨てて去って行ったけど、ランドセルに防犯ブザーがぶら下がってた。吸い殻が無い状態でこれ引かれたら俺やばかったかな。「変なおじさんに声かけられたー」って。
■料理好きのイケメンの友達の部屋に行ったらすごくサイゼリヤの匂いがした。
因みに俺は芳香剤を買い間違えて部屋からゲーマーズの階段の匂いがします。
■処女喪失もののアダルトビデオで見付けた女優が気に入って最近はその女優の出演作品ばかりを追いかけていたんだけど、
それより古い別の作品で「初体験は12歳の時」って答えているのを見付けてしまった。
せめて芸名位変えろよ。まるで俺は蜃気楼を追いかけていた冒険者の如き有り様。嗚呼。
■出会い系で知り合ってからもう半年位付き合っているセフレの40代のおばさん、今日話訊いたら昔俺が好きだったアニメの主人公役の声優だった事が判明した。どうしよう。ちょっと演じて貰ったら間違いなくあの声だよ。本人だよ。「昔のアニメとかよく知らなくってさぁ~」って顔で流したけど、今度からどういう顔して会えばいいんだろう。何が起きたのかまだ受け入れ切れてない。
■こないだのコミケ。便所で長い間個室を占領していた奴が出て来て俺の前を通った時、鞄の隙間から柔らかそうな円筒形の物体、つまりオナホールがチラっと見えた。
俺は列の先頭だったけどきんもー☆と思ったので後ろの苦しそうな表情の人に先を譲ってあげた。後で知ったけどオリジナルオナホールを売っていたサークルが在ったらしい。
■灼熱のコミックマーケット、いかがお過ごしでしょうか。こちらもうフラフラです。通路にへたり込む参加者に、スタッフも注意する気力を失っております。
先程は救護室にブラックジャックのコスプレをしたレイヤーさんが担ぎ込まれて行きました。
お前治療する側だろうと、周囲のみんなは目で物語っております。この暑いのに黒い上着なんて着込んでるから…
■昔、サークル友達に誘われてとある人気アニメの番宣番組の制作を一時期手伝ってた。要は声優さん達が遊びながら作品に絡めた話をするネット番組。
ある時主演声優の一人が、自分が演じてるキャラクターのフィギュアを買いましたよー、と言い出した。
告知から長い間発売延期が続いていた商品をネットショップで買ったという話なんだけど、その発言の後から番組責任者がそわそわし出した。
収録翌日に確認が取れた所、その声優が買ったフィギュアは中国の工場から流出した海賊版で、本物は来月発売予定らしい。利用したというネットショップも以前から海賊版フィギュアを販売している常習犯。
結局会社側がその声優から海賊版を買い取った上、本物を来月プレゼントするという形に収まった。当然番組は収録し直し。
ただ声優さんがにこにこしているだけの様に見える番組の裏にも、こんな事件が有るのです。
■見た目も性格もいかつく、その癖可愛い物好きの知り合いが腕にシナモロールの入れ墨を入れてきた。俺も同じシナモロール好きとして反応に困る。愛でればいいのか?これを?
■考え事をしながらコンビニで店員に話しかけて「すいません。ミミミンミミミンウーサ…じゃないや。麦茶どこですか」と言ってしまった。
■「あ、この会社やばいな」と思ったのは、社長の口癖が「あー暇だ」だと気付いた時。
だってその社長、60歳超えてるのに週6で毎日12時間は働いてるんだよ。
毎日働き詰めなのに2~3分の待ち時間や昼休みを、休む時間ではなく暇な時間と感じる体質らしい。
この歳で現役なのはこんなスタミナ人間の後釜を継げる人間が見付からないからという理由も有るんじゃないか。
面接に来たのはややイケメンの学生。受け答えはハキハキしていて好感が持てるんだけど、
履歴書を読むと「何年何月何日.自分の会社を設立。何年.25歳で東証一部上場。そして結婚! …」とずらずら未来の経歴が書かれてる。というか本来の経歴より未来の経歴の方が長い。
「この部分は将来の予定?」
「はい!夢を形にする為に!具体的な日付を付けました!」
「…夢を書くのは手帳とかのカレンダー欄の方がいいよ。こういう履歴書は会社で預かっちゃうから」
面白い子ではあったけど採用は見送り。自分の通ってる専門学校の校名「専問学校」って書き間違えてたのも理由の一つ。
■俺の友達のお話。そいつは大学時代からお笑い芸人を仕事にしていて今ではちゃんと事務所にも所属している。そこは結婚式や宴会に芸人を派遣するサービスも行っているんだけど、こないだそいつにもご指名が回って来た。
でもちょっと待てよ。先輩芸人差し置いてなんでそいつやねん。奴は人気が無いだけじゃなく、下品で毒舌でどう見てもおめでたくないネタしか持っていない。本人も事務所の人もみんな驚いていたらしい。俺も驚いたし。
で、呼ばれたのは葬式。なんでもそいつの顔が故人に瓜二つなんだとか。。。理由は変だが新人芸人に仕事を選べる余裕は無くマネージャー秒速の二つ返事。この話も事務所が勝手に了承してから知らされたらしい。
その記念すべき初依頼の現場写真を見せられて更にびびった。いつもの変な挨拶を披露している奴の顔と遺影に写った顔は本当にそっくりで区別が付かない。「何これドッキリカメラ?」と訊くと「いや…俺を騙すにしては金かけ過ぎでしょうよ」と。そんな事、訊く前から俺も頭では分かってる。
服装に背広を指定されていたから棺桶の故人と寸分狂い無く一致状態で、遺族も参列者もマネージャーも何より奴自身が驚いたそうだ。『俺が自分の葬式に参加して自分の遺体の隣でお笑いを要求されてる!』って。
一つ困ったのは、葬式に相応しいネタを幾つか考えて行ったのに(一つ見せて貰ったが『似ている人を3人見付けると死ぬって噂。今日1人目を見付けたけどもう死んでた』という不謹慎且つしょぉぉぉもないネタ)、参列者が大勢涙目でみつめて来たり、前カノ(故人の)から時計を押し付けられたり、恩師(故人の)から抱き付かれたりで6時間の内1つしかネタを披露できなかった事らしい。人気無い癖にそういう所は真面目でやがる。
そして今奴は故人の姉と付き合っているときた。奴には是非、もう2人そっくりさんを見付けて例の噂が本当か検証して欲しい。
■突然4箇月も入院して先日やっと退院した友達の部屋の掃除の手伝いに行く。前々からごみだらけだった部屋がすっかり虫達の楽園と化していた。ゴキブリはワモンからチャバネまで、ハエはクロバエからチョウバエまで向こう10年分は目にした気がする。本当に本当にこれはどうしようも無いと判断した俺達は、パソコンやテレビ等電化製品だけを退避させて部屋を大燻蒸する事にした。
明らかに「ここが虫の発生源です」と判るウジ虫だらけのゴミ袋を先に片付けようとしたら、ビニール袋の中で人間の小指大は有る親玉ウジ虫が蠢いていた。
「ここだけ進化論がおかしい!こいつ人間を食うぞ絶対!」と本気でびびりまくったが、よく見たらナメクジだった。それにしても3階の部屋にナメクジが湧くってどういう事よ。
燻蒸の結果我々人類の手には負えないという事実が改めて判明したので、結局業者に頼みましたとさ。
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編集画面と『確認する』ボタンを押した時の表示ではきちんと書いた通りの全文が表示されるが『この内容を登録する』ボタンを押した後は、12605文字以上の文が表示し切れず途切れてしまっている。
http://minhyo.jp/hobosute/335/
読んだので書きたくなりました。
読むの面倒な人用のあらすじ
まだ、電車男が映画化もドラマ化もされる前。2chの有志達がまとめた電車男のまとめサイトを読んだ俺は、勝手に自信を持った。あんなのにかわいい彼女が出来るなら、俺にだって出来るだろうと。だってHERMESを読めないってバカにされていた奴が、たった数週間でオシャレっぽい服装になって、なんとか恋愛していたんだから。
それでやる気になった俺はまず、外見を良くしてみようと思い立った。外見と言えばダイエットだろうと思い、ジョギングを始めた。結果的にたいして痩せなかった。標準体重ギリギリオーバーだったのが、ギリギリセーフに変わったくらいだった。それでも運動は良い。自分の自信を保つ為にはかなり役に立ったと思っている。
ダイエットだけでは意味がないので、美容院にも通うようにした。毎月は行かなかったが、2か月に1回は行っている。髪型の指定も、雑誌の切り抜きを持って行った。最初は気恥ずかしいと思っていたが、持って行ってみると当たり前の事として対応してくれたから、色々説明するよりも楽になった。
さらに、電車男に触発されたわけだから、やっぱり服だ。それまでの俺は10年物の服をそのまま着ていたから、新しいものを買っただけでずいぶんマシに見えるようになった。ファッション誌を買い、そこに載っている店に行き、自分にしては結構高めの服を着た。一着でゲームソフトが一本買えるくらいだったと思う。オシャレな人に見せればあまり良い評価はされないだろうが、自分で買った高い服を着ているという自信が出た。
今までモテなかった奴が、ちょっと外見に気を使ったところモテるわけがない。それなりに頑張っても生活は一向に変わらないので、いっそのこと風俗に行くことにした。やれば変わる。そんな風に思っていたのかもしれない。
せっかくだから高級なところにしようと思い、吉原に行った。6万以上だ。その金額には全く不満は無かった。俺の童貞はそれぐらいの価値がある。そうでなければ困る。普通にSEXして帰ってきたわけだが、どういうことか全然喜びが無い。どうでもいいことに大金を使ってしまったような喪失感だけが残っていた。
だが数日して、猛烈な性欲が襲ってきた。とんでもない性欲だった。それの為ならまた大金を払っても良いような気がしてしまう、それぐらいの性欲が襲ってきた。だが、自分の理性は残っていた。安いところにしよう。その程度の理性は残っていた。
その後に行ったお店は、前の1万くらいで行けた。安くてカワイイが売りのようだったが、全然ダメだった。すごく事務的にSEXされたようだった。値段の差は、サービスの差・演技力の差だったのだ。それからは風俗に行くのをやめた。大金を出して演技をしてもらいに行くのは無駄だと思ったのだ。自分が大金持ちになったら行くかもしれないけど、今の自分には大きすぎる出費だ。
でも、風俗に行ったことによって女性への考え方が大きく変わった。リアルに、目の前で、自分の肌で、エロいことをしている女性を感じたせいか、世の女の子を本当の意味で性の対象として見られるようになったのだ。それはAVやエロゲでは得られないリアルな感情となった。ほんの少しだが、ナンパしてる奴らの気持ちが分かったような気がした。
風俗を体験し、本当にリアルなモテたい気持ちを持った俺は、「モテる技術」という本を読んでいた。かなり分厚い、だが実践的な恋愛マニュアルだ。モテたくてコミュ症な人はこれを読んだらいいと思う。
さて、「モテる技術」の内容は結構単純である。目に付く女の子には声をかけまくって、反応があったら楽しませて、仲良くなったらSEXに持ち込め、という感じ。それだけならよくある情報だけど、著者がモテないオタクだった過去があるから、リア充コミュ充みたいに「なんとなく流れで」とかではなく、じっくりしつこく説明してある。ググれば書評みたいなものがあるだろうから、ここではあんまり説明しない。
で、とりあえず誰でも声かければいいことが分かったけど、そんな勇気は特にない。だから、女の子を見たら、全員好きな子だと思うことにした。無理やり好きだと思い込むために、女の子を取り囲む大きなハートをイメージしていた。職場の子もコンビニの店員も電車で近くになった子も全員。そうすると自分がちょっと変わってくる。仕事なら易しく接するようになるし、店員さんにも優しく「ありがとう」とか言うし、話しかける予定の無い子でも、褒める場所を探してみたりする。
これは効く。何度か同じように接していると、だんだん向こうから親しげに話してくるようになった。ならない人も多いけど、数人にでも効果があると嬉しくなって続けられるようになった。本当のリア充は、これを素でずーっと続けられる人なんだろうと思う。
そんなモテ実験をしていたころ、俺はとあるバーに通うようになっていた。バーと言っても小汚い路地裏の奥にある、カウンターしかない安いところだ。職場と家の往復になっていた人生を少しでも改善しようと思い、学生時代の友人に連れて行かれた店に通うことにしたのだ。とは言うものの、行ったところですることが無い。マスターとも話題が合わない。だから俺は、とりあえず酒を飲むことにした。
バーというからには酒の種類が多いわけだ。だったら色々飲んでやろうと思い、毎回違うものを頼んでは飲んでいた。週に一度、3~4種類の酒を飲む。すると少しずつ味が分かってくる。それで酒好きなマスターと酒の話題で盛り上がれるようになった。盛り上がるといっても、マスターの上機嫌トークを聞くだけではあったが。
順調に常連客となっていったわけだが、路地裏の小さなバーなんてのは、常連客しかいない。本当にいない。いても誰かの紹介だ。そうなると一種のコミュニティとして機能してくる。他の常連を電話で呼んだり、常連の友達と知り合ったり、付き合ったり、喧嘩したり、色々なことが起きている。そして俺もその中の人として、だべったり、笑ったりして過ごしていた。
彼女と出会ったときは深夜だった。たぶん2時近く。いつのも常連と一緒に飲んでいた時に、酔っぱらった彼女が入ってきた。マスターは嫌な顔をしていた。酒癖が良くない女の子らしい。ふーんと思って、どうもーとか挨拶してたら、急にほっぺにキスされた。
なんだ?意味が分からん?なんだこれ?は?俺?なに?好き?キス?おれ?
という具合に、俺はパニックになっていた。キスなんて風俗以外ではしたことないのだ。彼女は何か酒を注文し、少し飲み、俺と少し話をして、ケータイで友達に呼ばれ、その店を出て行った。マスターは赤くなった俺を見て、にやにやしていた。
次の週、またその店に行くと既に彼女がいた、他の常連とネズミの国の話で盛り上がっていた。俺も少しその話に交じり、ネズミの海には行ったことが無いことを話した。結構酔っていたのかもしれないが、「行ったことないから行きたい!一緒に行こう!」などと、全力でデートの誘いをしてしまっていた。
それから数週間後、本当に二人でデートしてしまったのだった。自分で行きたかったこともあり、デートだということも半ば忘れて単純に楽しんだのが良かったようで、彼女は家に遊びに来るようになった。
俺が毎週決まった曜日に、そのバーに来ることを聞いたようでその日に店に来て、そのまま俺の部屋に来るようになった。そうなればあとは雰囲気の問題で、何度目かに来た時、キスをして、服をはだけ、そうなる直前までいった。その時に。
「私の彼氏になる?」
彼女はそう言った。俺は面食らった。もうつきあってるような気がしていたし、自分の知っている告白シーンとはあまりにも違いすぎたからだ。俺はなんて答えたのかあまり覚えていない。「うん」とか「そうしよう」とか「なる」とかそんなような答えをしたのだと思う。そしてそのまま、なるようになったのだった。
SEX自体は初めてではない。玄人さんで済ませてある。でも、そうしておいて良かったような気もする。年齢の問題だ。10代でヴァージン捨ててる女の子相手に、童貞を隠せるだろうか。隠さないとしたらどんな反応になるだろうか。上手くやれれば問題無いかもしれないが、自分だったら変な不安と妙な期待で大失敗していたのではないかと思う。それはそれで、貴重な経験とも思えるけど。
モテるために色々やってきたけど、付き合ってからどうしたらいいかについては、なにもやってこなかった。というより、そんなこと想像もしていなかった。付き合う前なら、何の連絡が無くても、しなくても、どこにいても何の問題もなかった。付き合ってからは、やっぱりみんなちゃんと連絡を取り合うものらしい。1日に一回くらいは、メールなり電話なり直接会うなりするみたいだ。俺はそんなこと全然思ってもいなかったから、付き合う前と同じように、3日から1週間ほどの間をあけて、会ったり話したりしていた。
そうしたらあまり好きじゃないと思われたようだ。本当に好きじゃなかったかもしれない。数か月後に別れることになった。その子と別れることは特に苦痛じゃなかった。でも、振られたという事実が自分を襲った。付き合ったのも振られたのも初めてだったから、その衝撃に打ちのめされたのだ。また、そんなことは普通の人なら10代のうちに経験することだという常識にも打ちのめされた。
どんなに悲しくたって、時間が経てばそれなりに戻るもので、俺はそれでも同じバーに通っていた。俺を振った彼女は来なくなったらしい。
俺は別の場所で、別の彼女を見つけた。今度はほんとに好きで、ちゃんと付き合ってる。バーのマスターに言わせると、「初めて会ったころはどうしようもなかったけど、勝手にどんどん成長してったな」ってことらしい。
成長は、した。モテるための技術を知った。リアルな性欲を知った。好かれる喜びを知った。振られる悲しみも知った。でも、根っこの部分はあまり変わらない。
モテようとするのは面倒くさい。青春が無かったことには改めて絶望させられた。
それでもやってみれば何とかなるもんだよ。その気になればね。
年上の知り合いはゼミの先生がすごい人だったらしくて、何をやるにも「○○先生の教え子」という事で一目置かれる。
彼がゼミで知り合った友人が業界の中で注目の若手で、何をやるにしても友人の後ろ盾があるから成功する。
人を集めるときも注目の若手君が来るよと一声かければみんな集まる。
注目の若手君とお近づきになりたいという野望見え見えで彼に近づく人も居る。
周りにすごい人が居たところで、本人の力量がダメならダメでしょ、と行きたいところだけど、
厄介なのは、普通+七光りが、できる人より注目されたり応援されたりするところなんだよね。
誰しも飛び抜けてる人になれるわけじゃない。
頑張って少しずつステップアップして行ってるのに、注目の若手や先生の教え子というレッテルで人を評価する人から注目される機会が多く、結果たくさんアドバイス貰えたり、もっと良い物があるのに「これは凄い」とほめられて、それを見た周囲も偉い人が褒めてるからそっちの方が凄いんだと基準そのものを変えていく。
でもこれって完全に運だろ。
自分の世代には高名な先生は隠居してたし、同年代でそんな優れた人は排出してない。友達になる機会すらない。
なんで他人にゲタはかせてもらった奴のほうが評価されるのか?
そんなこと気にせず自分は努力するしかないと頭ではわかっていても、絶対に埋められない差に絶望する。
一人だったら何も出来ないくせにあいつ、クソが。
元増田自身が気にかけて欲しいし優しくして欲しいのに
自分が優しくされた経験も気にかけてもらった経験も圧倒的に不足していて
俺は与える側じゃなくて与えられる側になりたいんだ!!!1
って事か
自分が声をかけられるのも優しく( )されるのも嫌いで放っておいて欲しい人だから自分から他人に働きかける事もないのならそのままでもいいと思ったけど
>ちゃんと「~~はどう?」とか声かけてあげるとか。
うん、そうでしょ?わかるよ。
俺もアラサーだから、人は誰しも気にかけてもらいたがってるし、
ちゃんとマメに声かけてるやつは好かれるし、いいこといっぱいなことは分かる。
でも、俺はそれをやりたくない。
でなんでかなんとなく今分かった。
多分、いままで非モテすぎて、
「なんで俺モテないんだよこんにゃろう!!」→「もういいわー、女とかもういいわー(いじけ」→自然と女を避けるようになる
という一連の流れが多分過去にあったのだと思う。
非モテってことは、あんま女に優しくされた、っていう記憶がないってことだから、
女=あまり接しても得しない生き物 って刷り込みがあるのかもしれない。
だから業務的接触おんりーなんだろうと。
バナナマンの日村さんも、自分に優しく接してくれないスタッフさんには冷たくあたるようになるんだ、って
言ってた気がするけど、そういうやつだと思う。
教えを乞える人がだれもいない人のために、自分のために、なんか書いたほうがいい気がした。
まずは心構え。
ナンパはあまり見かけない光景なうえ、女の子に不安を与えるものだし、リスクも当然つきものだけど、
リスクなんて、最大でも彼氏にしめられる程度。恥も、自分が恥ずかしいぶんにはかまわない。
女の子に断られたり嫌がられたりするだろうけど、ナンパ以上に理想の彼女を見つける方法はない。
心の中でペコペコ謝ってでも、好いてくれる人を探そうぜ。
行動について。
なにより大事なのは「女の子に恥をかかせない」ことにつきるんじゃないかな。
安心して、堂々と、受け答えができる状況を選ぶことって自分のためにも絶対いいと思う。
そういう意味では、すぐ逃げられる移動中がいい。あるいは、ほどよく回りに目立たないところ。
声をかけて断られたときに、お互いするっと逃げられれば恥ずかしくないしね。
声をかけて断られても、恥や失敗と気にするのではなく、たまたま都合が悪かったと思うこと。
失敗を気にするより、声をかけたその勇気を自画自賛すること。
「声なんてかけられるかよ」という向きの諸兄でも、好みの子がいたら何かしら行動できるでしょ?
その行動ができたことを評価すること。
自分にできたことに注目すると、より上のステップに踏み出す自信がつく。
基本は、反復練習につきると思っている。トライ&チェック&リトライの繰り返し。
リア充も記憶にないうちから練習してそういうスキルを身につけてる。
失敗は必ずある。ただ、成功する割合を増やすことは、練習することで可能になる。
われら非リア充は嫌な思い出から練習を避けてきただけで、これから取り戻せるものだ。
すげー恥をかいたり、リスクを想定したり、すんなり打ち解けるさまを想像するだけなら、無害。
会話の切り口をイメトレしておけば、さらに不安は消える。不安の正体は「無知」だから。
「自分で感じるギリギリできる範囲の行動」をし続けると、狩猟本能みたいな何かのスイッチが入って、
数分~十数分後には恐怖が麻痺しちゃって、ポンと声をかけられるようになる。
突き抜けた行動はしたくないけど、最後の壁を越えたいときはすごいおすすめ。
声をかけただけでガッツポーズしてもいいぐらい。
「できたこと」というか、「努力」を評価してしすぎることはない。
空気というか、こちらの雰囲気は相手にだいたい伝染しちゃうもんだから、
リラックスして、気楽に、断られてもいいから声かけてみっかーとまずは一歩踏み出すといいよ。
たぶん、まだほかにもコツはあるのだろうけど、こんな感じの覚え書きで。
( http://anond.hatelabo.jp/20120801062032 からはじまる一連のおわり)
前日の夜にメールが入った。
「考えたのですが、この件については一切ご遠慮させていただこうと思います。
直前になり申し訳ございません。」
奥義、直前離脱。
「明日、○時に△△で」
どうしますかと聞かれたので、断ることにした。
いろいろシミュレーションしてみると、
かける労力に対し私の達成感が皆無であろうことが予想され
面倒くさくなっていた。
何か穏便にいかぬものか、できれば私の心の器が大きくなる方向で、
断ってみると、一気に気持ちが楽になった。
返信が来た。
「特殊なコトなんで、大丈夫。
怖気づいて、ドタキャンするやつ多いよ。
返信をした。
ところでそれとは別に、貴殿には一度ちゃんとお伝えしておきたいことがあるのですが、
貴殿の気分を害する可能性があるお話なので、
なるべく穏やかな気分の時に2時間ほどお時間いただけないでしょうか。
私もかなり怒りがあるので、貴殿と顔を合わせるたび場の雰囲気を悪くさせる可能性があり、よくないと思っています。
上司によれば、一番理想的なのは私が器をでかくして貴殿を気にしないことだそうです。
私だけが器をでかくしていくべきか、
貴殿に一通りのことを伝えたうえで、誤解があるなら解消するなどしてよりよい対応を模索していくか
どちらが美しいか考えていたのですが、
この機会に怒っていることは伝えておこうと思った次第です。
貴殿に怒りさえ覚えなければ調教自体は観たいのですが、現時点ではそれは無理でした。
なかなかごまかして生きていけず、このような形で多少の悪意をぶつける形となり驚かせてしまいましたら申し訳ありません。
とくにこちらの件はいつでもかまいませんし、時間をとらない選択肢でも構いません。
数分後に電話が来た。
「あ、○○さん、こんばんはー!」
「いや、メールに書いたとおりなので。
「も、もしもし?」
「で、電話じゃだめなの?」
「電話じゃだめですね~。こういうことは顔を見て話さないと誤解も生じるので。
ま、急ぎではないので、なるべく穏やかな気分の時に、もしよろしければお時間いただけますと幸いです」
「じゃ、いまはごたごたしているから、落ち着いたらにしよっか」
「はーい。それでは失礼します~」
こんな感じで終えた。
この電話の後、ある人にこの件の話をしたら、
自分も、本当にむかつく相手がいて、絶つこともできない関係の場合は一言物申すという話を聞いた。
彼のやり方は、まず謝るのだそうだ。
「○○さん、ごめんなさい!先に言っておきます、ごめんなさい。
今からあなたに伝えることがあるのですが、それによってあなたの気分を害す可能性があります。」
先に謝られる事で、相手はパニックになるそうだ。
争う気はないことを伝え、
理路整然と伝えたいことを伝え、
相手の言い分を聞き、
逆切れされそうになった場合は相手の年齢を聞き、大人の対応を求める。
自分にも否があるかもしれないがあなたにも原因があるのよということを伝え、
今後どうしてほしいか伝え、
二人でいい方向に考えて生きましょう、合理的にとまとめるとのことだ。
偶然ではあるがその形に近いかな~と思い、
実際にこの男と話をするかどうかは、今の時点ではわからない。
二人で話す席を設けるのもめんどくさいというか、いやである。
おそらく私の器がでかくなって仕事で顔をあわせてもこの(仕事ができず手伝いもせず金だけもらっていきしかも本業では食えてない)男にいちいち
(仕事ができず手伝いもせず金だけもらっていきしかも本業では食えてない)とレッテルを貼って脳内でおとしめることをせずに
「このおっさん、邪魔」くらいの認識で済ませられるようになれば済むはずなのだ。
元カノを探し出して巻き込んで
せっかく続き期待と書いてくれた人もいるけど、
こんなもんでごめんなさい。
とはいえこのおっさんに時間や労力をさくのは本当にもったいないというか
なんの価値も見いだせないことはわかっていたので、たぶんこれでよいのだ。
精神エネルギー保存の法則的には。
明確に「相手の出方次第では、ドタキャンしよう」と思ったのはきっかけがある。
固い種のようなのが一つ。
急いで自己チェックの方法とか調べて何度かやってみても、やはりある。
そこで友人に触ってもらったところ、
とにかく早く病院行ったほうがいいといわれた。
彼は医者ではないが乳がんの触診の訓練受けたことがあるとのことで
これはそのときにつかった作り物の胸よりわかりやすくでかいしこりになってると言われた。
どんな状況なのかはわからない。
ただ一度異物を認識すると一気に敏感になるようで、
乳が攣る感がある。
というわけで
夏休みになったが、彼女もおらず、友達も帰郷してしまったので新しくバイトをはじめることにした。バイト雑誌をぺらぺらとめくっていたら、まかない付き20時〜早朝5時、時給1800円というバイトを見つけた。深夜とは言え、かなりの高めの時給だったので、さっそく面接に行ってみた。
そこはホストクラブだった。僕は、年齢=彼女いない歴=DTで、けっこうなコミュ障。ホストクラブだって知ってたら、絶対受けないのにと後悔した。
受かるわけがないと思った面接だったが、翌日店長から電話をもらった。厨房&ドリンクスタッフで採用だった。ホストじゃないので時給が下がるのかと思ったが、1800円のままで良いという。僕は、そのラッキーなその申し出に、翌日からさっそく働きはじめた。
厨房の専任スタッフは僕だけだった。いままで厨房を担当していたホストの先輩から、器具の置き場と店のメニュー(フルーツもりあわせとか、おつけものとか簡単なもの)の説明を受けると、初日から一人で仕事をすることになった。
とても不安だったが、前に働いていたイタリア料理屋と比べれば全然暇だった。適当に切りものを盛りつけて、あとは皿やグラスを洗うだけ。カクテルも難しい注文はほとんどなく、お客さんのカシスオレンジを作るぐらいのものだ。実はお店には厨房スタッフがおらず、相当困っていたらしい。僕は、すぐに重宝され1週間経った頃には、職場になれた。
職場に慣れると、まわりの様子も見えるようになった。ホスト同士の仲は良かった。「ナンバー1争いで熾烈をきわめる」みたいなテレビのバラエティのようなことはなく、営業が終わると皆で飲みに行くこともしばしばだった。みんな酒が強かった。
僕はすぐに気を許してしまい、酔っ払って、うっかり自分が「童貞」であることを口走ってしまった。
そして、彼女ほしいと打ち明けてしまった。みんなニヤニヤと軽く笑っていた。
翌日、僕はナンバー1の翔さんに僕は呼ばれた。「おまえ、もてたいか?」翔さんは開口一番そう言った。
僕は、意味が解らなかった。が、すぐに昨日のよっぱらって口ずさんだ事だと気付いた。
僕はものすごい不安と、それを上回る好奇心でいっぱいになった。
ゆっくり首を縦に振ると「はい。。。」と声にだした。翔さんはふーっと息を吐くと
「よし。おまえ今日から俺の弟子になれ。3ヶ月後に絶対にもてさせてやる。その代わり、俺の言うことは絶対聞け。できないというのなし。」と言った。その日から、厨房スタッフ兼、ホストの弟子になった。
ホストの弟子は、厨房で見ていたころとは違い、とても過酷だった。お客さんに出すグラスのタイミング、話題をつなげるための相づち、たばこの火の出し方、すべてがすべてよく解らなかった。めちゃくちゃ優しかった仲間のホストたちは、手のひらを返したように「つかえない新人ホスト」の僕に厳しかった。
そもそもコミュ障の自分にとって、女性と話すことは不可能に近かった。
「よし、これから竹下通りを抜けるまでに50人の女の子に話しかけろ。無視されても、とにかく話しかけろ」僕は絶望した。サークルの勧誘すらまともにできないのに、いきなりストリートナンパをさせるという。しかし、わざわざ休みにつきあってくれている翔さんに申し訳なかった。というかびびった。僕は、あきらめて声をかけることにした。
50人全員に無視された。
僕は、その結果を報告した。すると、翔さんはもう一度50人に声をかけろと言った。やけくそになった僕はまた繰り返した。
やはり50人に無視された。
そして、そのことをまた報告した。翔さんは満足げな顔をして、今日は終わりと告げた。僕はなにがなんだか解らなかった。ただただ疲れただけだった。翌日店に入ると、厨房の仕事をそこそこに、新しいお客さんのサポートにつけられた。
僕は「今日暑いですよね。何か飲みますか?」とすぐに声をかけた。自分でもびっくりした。昨日までは、先輩ホストが話しかけるまで何も言葉が出なかったのに、自然と口をついて出た。その後、お客さんと楽しく話が・・・できるわけは無かったが、終止なごやかな雰囲気で送ることができた。
翔さんに、僕はその不思議な出来事を伝えた。すると、翔さんは言った。
「お前は、そもそも最初に言葉をかけるバリエーションがなかった。そして、度胸もなかった。だから、ドギマギして空気をブチ壊してたんだ。まずは、話かける準備ができるようになること。それが大事だったんだよ。最初、2時間かかってた50人への声かけが、次の50人では1時間になっただろ?それは、お前が慣れた証拠なんだよ。まあ、まだ長いこと話をするのは無理そうだけどな。そのうち、そのテクニックも教えてやるよ。」
僕は心と目頭があつくなるのを感じた。
むちゃくちゃ言う先輩だけど、この人について行こうと思った。。。
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たくさんの支援ありがとうございます。2時限目 書きました。
http://anond.hatelabo.jp/20120805002433
↑えらい盛り上がってまんな
ウチも足りん。ソーシャルゲームっていう括りで言うならば、当方もご多分に漏れず始めたので、この増田と同じような会社と思われるんだろう。もしかしたらご近所さんなのかもしれない。けっこう同じ場所に密集しとるからな。
正直に言う。足りない。いない。集まらない。
外注で声かけてもシカトされる。あるいは、よくある「○ヶ月先まで予定が埋まっています~」というアレ。
当然社内でもイラスト制作やデザイン業務を行う必要があるので、発泡尽くして人材紹介会社や求人サイトと呼ばれるところで求人かけるんだが、やってくるようなのは上の増田さんと同じような感じ。しかも、増田のように美大卒や芸術家なんか見たことないです。そんなスゴイ人が来たら速攻採用するって。
正直に言うね。
デザイン業務ったって、ぶっちゃけ雑用みたいなモンだから、最悪、画力なんかどーでもいいのよ。むしろ画力ある絵師様からして見たら、とても退屈な仕事なのではないでしょうか?で、その程度しかできない雑務要員ならもう吐いて捨てる程いるからいらないのよ。探してもいないから。現状我々のような下々のディレクターがやっていますから。デザインったって大体やり方決まってるから誰でもできますからね。私がやってるくらいですから。
私どもが求めているのは、売上に直結できるようなイラストを沢山描いてくれる人。うまけりゃいいってわけじゃないです。
「デッサンを~」「構成が~」「色合いが~」、それ、ぶっちゃけどうでもいいです。そんなの我々のような絵を知らぬ下々の人間はわからないですし、客はもっと理解できませんから。ちゃんとしたまともな人間や絵が描けているなら芸術的な要素とかどうでもいいっす。いくら絵を理解できぬ下々とはいえ、よくある異次元デッサンくらいはさすがに分かります。反転すればいいって聞いたし。
発注側の要望を的確に聞き出して素早くアウトプットしてくれる絵描きさん。ま、絵とかデザインに限らないでしょうが、いわゆるコミュニケーションって奴ですか。それができる人は意外に少ない。こっちが「こんな感じで絵描いて」と他社様の参考例を持ってこないと理解できなかったりする。で、しかもそれを丸パクリするし。そうじゃねえって。それじゃ所謂「パクり」じゃねーかよ。
バストアップでこのキャラクターが、って説明して、ああ、この分類のグレードのイラストが欲しいんですね、じゃあこの装備グラフィックでこんな角度とかを既存と被らないような数パターン・・・と、こちらのタスクをその場で理解してくれるような人。そういうのを求めている。多分だがその増田もそういう事を言いたいのかもしれん。偉大なる芸術家先生にそのような下賤な要望をするのもおこがましいと考えているかもしれんがね。
こっちは芸術作品を生み出しているのではなく、所詮は大量に消耗品を作って、売って、売上上げているのだ。それを理解できない、見下しているなら、正直言うが商業の世界に来ないで欲しい。個人で好きなだけ芸術でも何でもやっていればいい。
というかこれは持論なんだが、「ギャラ」を持ちだした時点でそれは商業・ビジネスなんだから、少ないとか言うなら取引しなければいい。当然修正要望なんかバシバシ出しますよ。よくそこんとこ聞き入れないで勝手にペン入れしちゃったんですけど~とか抜かす絵師様いらっしゃいますが。金貰ってやってんだからあなた様の良し悪しなんか知りません。金を払って使う側である我々が判断するからそれ。金貰ってプロ名乗ってんならそのくら分かれ。
それとさ、面接でも打ち合わせでも、その場でスケッチブックにペンでちょっと描いてもらおうとすると急に地蔵になる絵師様が最近多いけど、あれ何で?絵なんかまともに習ってない俺や若い衆でさえ、この女の子こんな感じにしちゃおっか?いやここはこうして萌え要素をだな、先輩それセーラームーンみたいでセンス古いッスよ、最近はこうだwwwってラクガキ同然にウキウキ描き描きしちゃってんだけど、なんでプロ名乗ってる絵師(またはその候補)が、あ、いや、はい・・・みたいに、その場で硬直しちゃってんのさ。もちろん「あ、おっけーっすよ、こうっスか?」みたいにその場でサラサラと、いやアンタここまでやらんでもええっちゅうねんっていうくらいデッカく描ききっちゃう絵師さんもいますがね(ニコ動等で講座みたいなのやってたそうです)
正直、普通の人が普通に持ってるぐらいの自己肯定感やら安定感すらない人とは付き合い続かないよ
自己否定が強い人って、いくら明るく取り繕ったって不安定感透けて見えて面倒くさいんだよね
ちょっとした出来事を勝手に当て付けみたいに受け止めて傷つくし、好かれようとしてやってる小手先の発言・行動が痛々しい
誰かと繋がってないとって「がっつき」があるから、逆に距離とりたくなる
「友達いなくなったら寂しいどうしよう(オロオロ)」って必死にしがみついてるキョロ充より
「ワイワイやるのもいいけど、一人なら一人で十分楽しいわ」ってソロ充のほうが一緒にいて楽だし面白いし
気軽に声かけていい感じがするから何かあるときにちょいちょい声かけてみると周りにとけこむの早いし楽しかったりする
一昨日の深夜、どしゃぶりの中、傘をさして歩いて帰宅していたら、
歩いていたオレの隣に車がとまって「すみません!ちょっといいですか?」と呼び止められた。
道にでも迷ったのかな、と思ったら、
「あ、突然、突然ですみませんが、あの、これ、会社でごにょごにょ…余ってしまったんで、もらってくれませんか?」
と、高級時計らしきものを車の中から差し出された。相手はけっこうガタイのいい男。
なぜ、ここでいきなり呼び止める?通りがかりのオレに?
狙いがまったくわからず、不気味な気がしたので、
「え、いえ、すみません。結構です」とお断りして、その場から逃げてきたけれどもあれは何だったんだろうか。
◆可能性として思ったこと
周りはどしゃぶりだったため、叫んでも周囲に気付かれる可能性は少ないし、人通りもそこまで多くない。たぶん、このおっさんが、本気で愉快殺人とか目的だった場合、オレ、余裕で死亡フラグ。
オレの脳内判定は、A:40% B:30% C:30%ぐらい。
あれは何だったんだろう。近所で、怪しい失踪事件とかが起こっていないことを願いたい…。つーか、こういう不審な案件とかって、どっかに報告したほうがいいのか?っつか、どこに報告すりゃいいんだ?
オレも、それなりにいい年の男性なわけで……。
まあ、でも見た目的に大学生か何かだと思われても不思議はないけど…。
まさか、この年になってこういうことに出くわすとは思わなんだ。
うぉ、なんか、ひさびさに見たら、なんで五ヶ月もしてから、はてブで、33個とか、微妙な数のブクマがついてんの?
なんか、微妙すぎてしっくりこない俺がいます。どうせだったら、80ブックマークぐらいお願いしたい。
それはさておき
>id:zeromoon0さん
いや、マジで。ほんと。
おれの10代は、たぶんショタコン受けがたぶん、すごくいい顔だったんだと思うんだよね。
>>使いきれそうにないマックのコーヒー無料券を「これもらっといて」とか見知らぬ人に無理やり押し付けた俺に対する挑戦かw
それはもらう。