はてなキーワード: 暴走とは
俺はもちろん専門家じゃないし当事者でもないので、読んだ幾冊かの本や番組からの判断となるが、
昭和天皇や東条英機が当初は開戦反対派(というより、開戦を望む主戦派を押さえるために東条が登用された)というのは、誰が良識的で誰が空気に流されてしまったのかという点について示唆的だと思っている。
当時の背景として原油が採れない日本が、中国大陸をめぐる権益で米国と対立していたにもかかわらず、戦力の源である原油の輸入を米国に頼らざるを得ないという、外交的にやってられないほど厳しい環境下にあり、
もう一方の背景として、米国と和平を続けるには中国大陸から(全面的ではないにせよ)大きく手を引く以外の選択肢がなかったにも関わらず、
中国大陸の陸軍は戦友の血であがなった中国から黙って手を引くなど到底受け入れられず、統帥権干犯を楯にして政府からは撤退命令を出せない状態だったと認識している。
で、陸軍が言う事を聞かなきゃ米国と和解できないんだから「陸軍大将であり開戦反対派」である東条英機を首相に任命した所までは筋が通ってるのだが、
その先がなんだか不透明で俺にははっきり分からなくなっている。
・陸軍は西でしか戦ってないので、東の米国なんて海軍がなんとかすりゃいいだろとしか思ってなかった。
これは分かる。
・海軍は米国がやべえ相手と認識していたが、山本五十六ですら「勝てない」とは言わなかった。
これは本気で勝機はあると思ってたのか、単に立場上「勝てない」と言えなかったのかは分からない。
ただ、昭和天皇も東条英機も「米国と戦いたくない」とは思っていても、「米国と戦ったら絶対負ける」とまでは考えていなかったであろうと思っている。
だって、陸軍が統帥権を理由に政府にたてついてるなら、統帥権を持ってる天皇に逆らえるわけないから、天皇が引けといったら引かざるを得なかったはずだからな。
実際、終戦時だって最終的に天皇がやめろと言ったからやめたんだし。
そう考えると、昭和天皇は「米国と戦えば敗滅必至」とまでは考えていなくて、あくまで「東条が上手い事、波風立てずに陸軍を纏めてくれる事」位しか期待してなかったのだろう。
その状態で米国から原油輸出打ち切りを告げられ、昭和天皇も東条も「陸軍にあくまで中国から手を引かせて米国の要求に屈するか、勝つ可能性に賭けて米国と戦うか」の二択となり、後者を選んだ、というのが俺の認識。
東条と同じ状況なら俺でもそうすると思うよ。
そこで屈して原油の禁輸を回避したとしても、その先の将来像が全く描けないからな。
そんなわけで、ここに至るまで、大衆の「た」の字も出てきてないんで、
正直、当時の大衆が開戦賛成だろうと反対だろうと結果は変わらなかったんじゃないかと思う。
仮に大衆になんらかの決定権があったとしても、それが「隠忍自重して開戦を回避する」という判断を下したとは想像しにくいし。
そういう情勢だった事を考えると、よく言われる「軍部の暴走」というのは、当たらずとも遠からずであるとは言える。
陸軍は統帥権を楯にして政府の外交の足を引っ張ったわけだし、海軍は正しい戦力分析を政府に渡せなかったわけだからな。(俺としては、負けるものを負けると言えなかった海軍の責任は陸軍より大きい気がしている)
米国との開戦が避けられれば後はどうでも良かったかと言えばそんな事はないと思うが、少なくとも「なぜ天皇も総理も開戦反対派だったのに最終的に開戦に賛成したか」と言えば、この陸軍と海軍の間違いが主要因の一つだったと言える。
統帥権とか無くなって総理大臣が自衛隊最高司令官になったから、陸軍が外交の足を引っ張る事は一切できなくなったのは大きい。
(※だから、ちょっと前に首相が自衛隊の最高指揮官だと言った事に対して妙なバッシングが加えられた事について、俺はバッシングした人たちこそ正気を疑いたい。
首相が最高指揮官である事は、自力で勝ち取ったとは言い難いにせよ、第二次大戦で流れた数万トンの血で贖った成果の一つと考えているので)
ただ、もう半分は戦後も直せていないんじゃないかと思っている。
もう半分というのは、『陸軍と海軍がそれぞれの組織内の空気を読んでしまい、「上の言う事も聞かねーし、上に正しい状況分析も提供できねえ」って状態だった』事で、これが何よりヤバかったと思ってるんだが、
なんか最近、記録隠しとかさ。
それヤバくない? って思うんだけどね・・・。
日米開戦時と同じ轍を踏まないようにするには、
・国民は国家が重大な二択を迫られた時に最終的な決断を行う。(結果の良否はともかく、brexitの投票みたいなやつね。戦前なら天皇がこの役割だが、今は主権在民だし)
たとえば最高裁判所裁判官国民審査みたいな1940年代アメリカが「これあの国で試してみようぜ」とトチ狂った思いつきを実行しちまったとしか思えない制度をもうちょいマシにみたいな話だったらわかるんだけど、9条とか自衛隊とか集団的自衛権とかはマジで変えなくていい。
実質的な武力なのに「軍隊じゃありません」って建前が持てる軍隊なんて楽だよ?戦争断るのが楽。めっちゃ楽。多少他国から要請くらって海外行かなきゃいけないことも増えてきたけど、それが政治的争点になる。勝手にみんなが反対してくれる。
「実態にあってない」?おまえらそれでなんか困ったことある?日本なんてお前個人のプライドの問題以外で困ることなんてないでしょ。
「隣の国がこわい」?韓国は米韓相互防衛条約があるから日米安保がある限りは間接的な軍事同盟が生じてるので問題ない。北朝鮮と中国はそこがある限りは過激な行動をとってこない。軍部の暴走とかもない。
むしろ本当に怖いのは日本国内だと知れ。慰安婦問題で揉め、南京事件で揉め、戦前のナショナリズム思想がまた勃興しはじめてる国で憲法の認める軍隊なんか作ってみろ。ドイツみたいな全体主義への強い反省と忌避感を持ってる国ならいざ知らず、マジで今の日本はぶちかましはじめないからな? でかい戦争とまでは流石にいかないだろうけど、隣国との領海侵犯問題での小競り合いで死人が出るくらいのことは普通にありえる。日本と韓国は馬鹿同士が無駄なプライドで互いに互いを見下し合ってる馬鹿な国なのでマジで気をつけたほうがいい。
もうちょっとお互いにナショナリズムが落ち着いたタイミングだと違うかもしれないが、いまみたいに緊張関係が固まってるタイミングであれば、それに歯止めをかけうるブレーキはないよりあった方がいいんだよ。車でスピード上げたいときにブレーキ取り外すの正気の沙汰じゃないだろ?つけといたほうがいいって。大体変えたところでなんのメリットがあるってのさ。
この2人、コトの重大さに目を瞑るなら、これから起こるであろうことについてはよく似ている。鏡写しと言うべきか。
人が死んでるのにこんなしょうもない話と比べるなというのは至極もっともであるが、一増田の駄文としてどうか見逃して欲しい。
飯塚幸三は上級国民である。地位、名誉、財産を積み上げに積み上げ、勝ち組中の勝ち組として君臨し悠々自適の余生を送っていた。
ところがある日、車を暴走させて母子二人を殺戮するという大罪を犯してしまう。これに対して彼は上級パワーと当局の忖度をふんだんに用いて償うべき罪を免れようとし、それに不満を持つ一般国民によって激しく炎上した。
まだまだ事態は進行中であるが、ここまでの流れからすると不逮捕・不起訴・無罪放免となる公算は高まっており、一般国民の炎上も虚しく最後には上級が勝つという胸糞ストーリーで終わりそうな展開である。
夢見りあむはクズである。乳以外は何も持たず、積み上げたストーリーもないポッと出の新キャラ。アイドルデビューで一発逆転に賭けるしかない、負け組中の負け組である。
そんな夢見りあむが、大罪を犯そうとしている。全てのアイドルとプロデューサーの憧れ、シンデレラガールを、何の歴史も、何の物語も、何の実績もないクズが横から掻っ攫うという大罪である。
現状、これが近い将来に実現してしまう可能性は決して低くない。本当に起きてしまったらどうなるのか。
もちろん直後には大炎上が起こるだろう。古参プロデューサーの怨嗟と嫉妬が溢れかえり、それを見世物として嘲笑する野次馬が集まるだろう。ノリで票を投じたものは後悔を苛み、あるいは勝ち馬に乗ろうと結果を正当化するだろう。これ以上の混乱を望まない者たちは、内心で歯軋りしながら、薄っぺらなおめでとうの言葉を投げかけるだろう。そして選挙に疲れ果て、結果に呆れ果てた者たちは静かに去っていくだろう。
まあ、ソシャゲにはよくある典型的な炎上である。激しく盛り上がるのは間違いないが、長続きもしないだろう。プロデューサーたちは忘れっぽいのだ。今回は夢見りあむを含めてたくさんのキャラに新規ボイスが付く可能性が高いため、興味は自ずとそちらに流れていくことだろう。
声をもらい、特別なカードをもらい、歌をもらい、コミュをもらい、プロデューサーや他のアイドルたちとの物語をもらうのである。
夢見りあむの躍進は、運営にとっては紛れもなく、長く中断していた新キャラ追加を再開した成果そのものだ。シンデレラガールとしての特典が終わった後も、夢見りあむは評価され、優遇され、中心キャラの一人として厚く育成されるだろう。
罪は償われないのだ。
夢見りあむが壊したシンデレラガールズの世界は、償われて戻るどころか、アイス・ナインが投げ込まれた海のごとく完全に別のものに変わってしまい、永遠に元には戻らない。
その責任は、誰も取らないのだ。
怒りをぶちまけても、拳を振り上げても、結果は変わらない。飯塚幸三はこれからも優雅に暮らし、夢見りあむは作り変えられたシンデレラの世界で勝ち組となる。
飯塚幸三と夢見りあむの周囲の人間、利害を共有する人間にとって、それは楽園である。
飯塚の楽園は忖度で作られた選ばれし者の楽園、夢見りあむの楽園は、壊れる前の世界に愛着のない火事場泥棒と勝ち馬乗りの楽園、作られ方は全く違う。
だが、出来上がったものは驚くほど似ているのだ。どちらも罪を負う責務を投げ捨てることで生まれた楽園である。そして、壊された母子の未来、壊されたシンデレラの世界を愛し、惜しみ、憐れむ人々の怒りでは、どちらの楽園も決して壊すことは出来ないという冷徹な現実である。
楽園は壊せない。
自分のできる範囲で、具体的には課金まではせず貯め込んだアイテムを削りながらイベントを頑張って、得られた券を全て夢見りあむに投じている。
批判的なもののひとつとして、物語を背負っていないアイドルがシンデレラガールになってはいけないそうだ。
好ましく思わない人の気持ちもわかる。今年こそはと切に願っていたところを横から掻っ攫われるかと思えば、たまったものじゃないだろう。それならそうと言えばいい。物語などという言い訳を使わないでほしい。
これから書く中の「あなたたち」とは特定の誰かのことでは勿論ないし、特定の集団のことでもない。あくまで私ひとりの狭量な視界に映っていた「世論」の一部であって、私の個人的な怒りの矛先である。全てのプロデューサー、ファン、オタクがそれに当てはまるわけではないことなど百も承知である。私にとっては絶対的だった彼女に暖かい言葉をくれた人、素敵な2次創作をしてくれた人、あの選挙の後に彼女を知った人も含めて皆に感謝している。ただ、それと同じくらい、彼女に、彼女を通して私たちに、心無い言葉をかけた人たちのことが忘れられない。今回夢見りあむを批判している層と、その「あなたたち」が大きく重複している気がした。
だから、そんなあなたたちと話がしたい。読んでいて「自分はそんなことを言っていない、していない」「そんなのは一部の奴だろう」と感じた方。皆さんには関係のないことだから、読むのをやめてもらって構わない。
あなたがもし「あなたたち」であれば、自分で思い当たる節があるだろうから。
あなたたちへ。
彼女が積み上げてきた物語を「ガチャブースト」という一言で切り捨てて、それに触れてみようともしなかったあなたたちに、シンデレラの物語を論じる資格は本当にあるのか。
ボイスオーディションで橘ありすに逆転された私たちの悔しさやそれからの努力という、彼女を応援してきた私たちと彼女の物語を、確かに彼女が背負っていたはずの物語を、ガチャの後押しのないシンデレラの物語を望んでいたあなたたちは無かったことにしたじゃないか。
夢見りあむが物語を持っていないと憤るあなたたちにとって、シンデレラガールに相応しい物語とは何なのだ。シンデレラガールズの象徴として笑顔を咲かせ続けていた島村卯月がついに報われた物語も、無冠の女王と呼ばれ続けていた高垣楓がついに風を起こしたものがたりも、10年後もその先元祈りながら愛すべきコミックリリーフであり続けた安部菜々が第7回についに夢を叶えた物語も、それはもう美しいだろう。私もそう思うし、心からおめでとうと思う。
そして、私にとっては、彼女にだってその3人と同じくらい、語られるべき物語があったのだ。
運営に後押しされて藤原肇を抑えてしまった高垣楓には物語があって、運営に後押しされて前川みくを抑えてしまった彼女には物語がないというのだろうか。
もしかしたら彼女への巧妙なネガティブキャンペーンと思われはしないだろうかと、彼女はこんなことを喜ばないだろうなと、そう思いながらも今これを書いているような人間である私は、当然、勝てば官軍とは思えなかった。あれほど「盛り上がらない」結果発表は今までになかった。十時愛梨と神崎蘭子と渋谷凛の後だから、シンデレラガールズをよく知らない人に「誰これ」と言われるのは理解できるけれど、競い合ったプロデューサー、ファン、オタクのあなたたちはさらに冷たかった。
何の罪もない彼女がこんな風に言われるくらいなら1位になってしまうより上位入賞に抑えてボイスだけ貰った方がよっぽど良かったではないか、とまで思ってしまった。野望なんて似合わないと笑うのを聞いて、彼女はそれでよかったはずなのにと泣きそうになった。
現状、運営による彼女の扱いに不満があるなどと言うつもりはない。客観的に考えて、200人近いアイドルの中で恵まれた側にいるのは間違いないと言っていいだろう。
ただ、ずっと応援してきた彼女の一度きりの晴れ舞台に、現実に生きる人間にたとえれば卒業式や成人式や結婚式のようなかけがえのない日に、あなたたちが土足でケチをつけていったことだけは紛れもない事実で、それは彼女が今後どれだけ活躍しようとなかったことにできない過去になってしまった。
彼女を応援している他の人たちが今も私のようにそのことを気にし続けているかは知らないが、少なくとも私は気にし続けている。
悪いのはあなたたちではなく、運営なのかもしれない。私もあなたたちも運営の掌の上で踊らされているのかもしれない。そういう認識も確かにありつつ、それとは別に、あなたたちが彼女にかけた言葉を私が忘れることはないだろう。
四年に一度の災害が再びやってきた。正直に言って、私は、総選挙でこんなことが起きるのをずっと待っていた。ガチャの力ではなく、自分の足で大暴走していく夢見りあむがシンデレラガールという物語を穢した時、あなたたちが何と言って罵倒するのか。
本当に楽しみにしている。
選挙なんてちょろいと夢見りあむに笑い飛ばしてほしい。四年前の私にはそれができなかった。あなたたちが何と言おうと、そういう意味では私と夢見りあむの間にも物語が生じつつあると言える。屁理屈のつもりではなくて、心底そう思う。
とてもとても長いので、ごめんな。
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自分もその道に身を置いている手前、日々会話するのもソシャゲ仲間も飲みに行くのも旅行に行くのも、みんな漫画家だ。
同人時代からの友人や、漫画家が漫画家を呼ぶような繋がりでどんどん増えていった。
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最近、ある少女漫画家が「ジェンダーバイアスのかかったマンガは滅びればいい」、と作中とインタビューで語ったことが話題になった。
以前から、「表現の自由」と「人権的配慮(性/暴力/犯罪/LGBTQ他)」に関して、たびたび紛糾してきた。
悪いものを悪として描かないなら描くべきでないという漫画家たち。
様々な意見があった。
いずれも、漫画で何をどう描くのか、漫画という作品をどう扱うのか、自由と権利に対する漫画家としての真摯な考えを見ることができて、自分も考えを新たにしなければ、と肝に命じた。
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しかし、あれ?と思うことも多かった。
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先に言ってしまえば、自分の周りの漫画家たちはみな、軽々しくヘイトスピーチする。
他者を、性別を、人種を、国を、嗜好を、年齢を、仕事を、病を、弱者を、あらゆる属性を。
それは日常会話でも、Twitterの呟きでも、LINEのグループでも、飲み会の席でも、ごくごく自然にヘイトスピーチをする。
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いくつかの、実話。
最初は同調することも多いが、おかしな方向へ白熱することが多い例。
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漫画家Aは、国産アニメやソシャゲ、2.5次元や舞台などが好きな成人向け漫画家。
表現規制についてよく勉強しており、国産コンテンツを守りたい意欲が伝わってくる。
フォロワーとこう話す。
「暴力だろうが性だろうが、多種多様なジャンル、作品、表現を産み出せる文化が好きだ」
「白人文化、白人が主導した主張がいつも最先端で正しいと思ってるコンプレックス恥ずかしい」
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漫画家Bは、洋画やアメコミ、海外俳優が好きなファンタジー系漫画家。
metooや反ルッキズムなどに賛同して、海外からの翻訳されたツイートをよくRTしている。
フォロワーとこう話す。
「着物も和柄も萌えもダサい、国産アニメも邦画もダサい、日本のものって遅れてて古くてダサい」
「日本終わってる、この国消えていいよ」
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漫画家Cは、犬猫大好き男性アイドルゲーム大好きなBL漫画家。
動物保護や里親探し、動物虐待注意喚起をRTし、女性人権の話題にも熱心。
フォロワーとこう話す。
「女性が今まで迫害されてきた、その被害の補填をこれからの男たちも負うべき」
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漫画家Dはかつて一般誌で連載を持ちながらも現在はネームが通らない日々、同人出身。
スポーツ観戦や映画や漫画やソシャゲを広く楽しむが病気勝ちであまり社会的なことに興味はない。
フォロワーとこう話す。
「自分の幸せをなにより優先できる世の中がいい、結婚も恋愛も子供もいらない」
「子供や子持ちや障害者や年寄や貧乏人や、そういう人に税金を使われるのが嫌だ」
「でも自分の病気の医療費は全部国で賄ってもらいたい、漫画で当てるまで出版社に養ってもらいたい、自分こそ本当の弱者だ」
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憤るような事件や現実が記事という形で流れてきた時に、自分も彼らも不快感を露にしてお互いの不快感の表明に「いいね」をすることがある。
だけど、そこから先の「だから□□は◯◯だ」、と属性や人種なんかをまとめて貶すようになると、自分は「いいね」を押さなくなる。
彼らは「いいね」を押したフォロワーと、どんどん過激に何かについての属性を、貶めて攻撃し始める。
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彼ら彼女らは、自分の好きなものに対してはそんなことはしない。
自分の好みから外れたもの、嫌いなものについての嫌な面だけRTして、
最初に正当な批判があるから、続くヘイトや差別さえ「正当だ」と自信を持って放つのだ。
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中にはそういったヘイトする仲間たちに、真正面から苦言を呈する人もいた。
ある打ち上げの席、アメコミ洋画ファンとアニメ邦画ファンが、興業収入とポスターデザインの話題からヒートアップし、お互いの好きなものを「知識として知りうる悪例を持ち出した正当な批判」で攻撃し始めた時だった。
「なんで大きな主語使ったの?攻撃材料に使ってない?それは差別だよ」
言った彼女は今はもう漫画家をやめてしまっているが、今でも彼女の発言はハッとするものがある。
その時喧嘩をしていた二人は、それからも今でも、ことあるごとにアメリカ文化を、日本人を、大きな主語で罵りあっている。
しかし、変わった人もいた。
上に出てくる漫画化Cは、最近男性の人権にも少し余裕を見せ始めた。
きっかけは、女性人権仲間がトランス女性を女性から排除しようと差別した事だった。
その流れでLGBTQでも、生まれもった性別でだけ判断するべきという主張が暴走した。
彼女はBL作家で、LGBTQ友好者として、許せなかったようだ。(BL嗜好者からのLGBTQへの態度や捉え方はまだまだ問題があるとしても)
いまでさえ男性嫌悪的な部分はまだまだ強いが、つい最近、「誰であっても、たかが属性によって他人に決めつけられる事」への反対表明をしていてホッとした。
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ここで余談であるが、自分は純粋な日本人ではない。育ったのは日本と、アメリカ。
だからこそ、◯◯人は、あの国は、この国は、という言い方に抵抗を感じる。
自国の事だから言っていいものでも、ルーツがその国だから言っていいものでも、ましてや理由さえあれば他者の国について言っていいものでもない。
自分も、制度や政治や仕組みや慣習について、変えてほしい、これはおかしい、とよく言っている。
けれど、大きな主語で属性を指して貶めることはけしてしないように注意している。
それとこれとは別だからだ。
それを指して全てをダメだと終わらせるのは、変えたいという前向きな人達まで否定してしまう、それが、先の漫画家たちのように好き嫌いという個人の嗜好で行われているならなおさら。
じゃあ問題に対して声をそもそもあげなければいい、と言うかもしれないが、被害者の口を塞ぐものであってはならない。
正当な怒りや正当な批判という入り口自体は間違っていないと思っている。出口がヘイトにすり変わっているだけで。
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自分の周りは漫画家だらけなので嗜好が見えやすく、こういう内容になったが、あらゆるグループや集団のなかでも行われているであろうと想像する。
これを、ここまで読んでくれた人達の身近ではどうだろうか。
嫌いな人の人権に対する態度、でその人の人権意識が分かる、と自分は思う。
好きな人の人権を守りたいのは当然だか、嫌いな人に対してはどうだろう。
---
最後に、
これを読んで「漫画家ってそうなんだ」って思った人がいたら、それは違う。
それこそが、都合のいい例を使って属性で決めつける差別に他ならないからだ。
この「自分の周りの漫画家の話」は事実であるか、それとも作り話であるか、読んでいる人にはきっと永遠にわからない。都合の良い実例としても、とても杜撰な例でしかない。
そう、思った漫画家がいたらぜひそれを表明してほしい。
属性で大きな主語で、自分の嗜好を理由に差別をしない、その表明はとてもとても大切なものだ。
どうかどうか大きな声で言ってほしい。
毎日新聞の公文書クライシスっていう特集、読めば読むほど笑えてくる。
情報公開法では立派な理念が定められているけど、やっぱり情報開示はしたくないから、大臣の面会や会合の出席などを記録する日程表をその日のうちに廃棄する、それを防ぐためにNPOが毎日開示請求する、って関係者がみんな真面目に無駄なことにエネルギー使っている感じがとてもよい。どちらも法律を守りつつ法の穴をつこうと攻防しているのが、生真面目な日本人らしい感じがよく出てる。
今の法制度はだいたい政府はまともなことをやるっていう前提になっているから、内閣法制局長官を挿げ替えたり、公文書偽造したり、下っ端公務員を自殺に追い込んだりする政府と闘ったらまあNPOその他市民社会は負けるよね。中選挙区制下でうまく働いていた自民党内のチェックアンドバランスが崩壊しているのに、それに代わるシステムがないんだから。
残念だけど、日本はアメリカみたいな正義の国じゃなくて、暴走を止めるシステムが弱いのだな、というのを再確認している。アメリカには日本よりずっと悪い人もいるし、国のトップとしては、今のところトランプさんは安倍さんよりずっとひどいとは思うけど、アメリカには自分の良心に誠実な人も多い。
大統領周辺の人間が大統領の命令を遂行することを拒んだので、特別検察官の捜査に影響を及ぼそうという大統領の努力は、おおむね不成功に終わった。(ミュラー特別検察官の報告書)
The President’s efforts to influence the investigation were mostly unsuccessful, but that is largely because the persons who surrounded the President declined to carry out orders or accede to his requests.
https://www.ft.com/content/0cbf2628-61d5-11e9-a27a-fdd51850994c
安倍さんはトランプさんより今のところまともとはいえ、北方領土で変な妥協をしたら、神武天皇以来2600年の日本史上初めての、私利私欲(自分の名誉)のために領土を売り渡した日本のトップとして燦然と名を遺すと思う。過去に日本が領土を失ったのは、白村江の戦いと三国干渉と第二次大戦くらいだけど、どれも戦争に大敗したとか、到底勝てない列強からの要求を断り切れなかったとか、やむを得ない事情があったときだけだからな。ちょっとした景気後退をリーマンショック級(百年に一回レベル)と呼ぶ政府だから、今のロシア政府からのプレッシャーも、三国干渉並みの圧力だ、とか言うのかもね。
池袋のあの暴走事故、あれ本当は神様が運転手を死なせるつもりだったんだよ
その証拠に本人は車の故障って言ってるけど、後で調べても不調はなかったでしょ?
でも予想外にドラテクが高くて、そんなヤバイ状況を切り抜けて運転を続けられた
だから無理やりごみ収集者にぶつけて止めたわけだけど、その過程で痛ましい犠牲が出てしまった
まあそういうわけだから、あの親子は今頃チート能力をもらって異世界で楽しくやってると思うよ
だからそんなに悲しむこともないって
ね?
今のSNSってなんなんだ
誰か教えてくれ
気に入らないという理由で一斉に叩く今の風潮はなんなんだ
どっちも子供が死んでいる
「こんなの許せません」「無念でなりません」と言う
でもこれを第三者が言うんだ
まるでわかったような口をきくんだ
お前らは一体誰なんだ?
ストレスを解消しているだけなのか?
同調圧力で叩くことを是とし、そこから外れたり異を唱えることすら許さぬ文化なのか?
やめろとは言えない
ただとにかく気持ち悪いだけなんだ
なんでそんな気持ち悪いことができる?
なんで命に優先順位をつけて叩く?
しかし名前を変えただけで、とにかく叩く人間がとても多いように感じる
誰か教えてくれ
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 80 | 8788 | 109.9 | 40 |
01 | 34 | 4761 | 140.0 | 74.5 |
02 | 21 | 3059 | 145.7 | 29 |
03 | 9 | 1312 | 145.8 | 35 |
04 | 17 | 772 | 45.4 | 21 |
05 | 13 | 4114 | 316.5 | 62 |
06 | 14 | 1832 | 130.9 | 71.5 |
07 | 51 | 2581 | 50.6 | 33 |
08 | 97 | 7738 | 79.8 | 43 |
09 | 154 | 11722 | 76.1 | 44.5 |
10 | 127 | 11148 | 87.8 | 47 |
11 | 127 | 11950 | 94.1 | 41 |
12 | 137 | 10499 | 76.6 | 41 |
13 | 102 | 8177 | 80.2 | 40 |
14 | 119 | 10802 | 90.8 | 41 |
15 | 131 | 16677 | 127.3 | 45 |
16 | 91 | 9081 | 99.8 | 49 |
17 | 100 | 9666 | 96.7 | 45.5 |
18 | 82 | 14670 | 178.9 | 42 |
19 | 83 | 15598 | 187.9 | 46 |
20 | 89 | 16476 | 185.1 | 48 |
21 | 114 | 14572 | 127.8 | 46 |
22 | 64 | 7196 | 112.4 | 44.5 |
23 | 113 | 13238 | 117.2 | 42 |
1日 | 1969 | 216429 | 109.9 | 43 |
侍魂(4), 武尊(3), チャーリー(4), Bメロ(3), 南京事件(5), 下り坂(4), 飯塚(4), フリマ(4), 銀髪(5), 歴史的事実(5), 50kg(3), ペーパードライバー(3), 木嶋佳苗(3), 文Ⅰ(3), 上級国民(26), コナン(20), 池袋(10), 右派(9), 上級(11), ラブコメ(8), 交通事故(7), 高齢者(15), 免許(16), 自明(9), 運転(23), 事故(31), 腐女子(27), 姉(9), 親父(8), 忖度(7), 暴走(8), 逮捕(30), 立つ(10), 移動(16), 突っ込ん(9), 起こし(15), デブ(13), 証明(19)
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白昼の都心で起こった痛ましい事故で2人の尊い生命が犠牲となり、9名もの負傷者が出る大惨事となった。
今週に入って被害者遺族が会見で悲痛な心中を吐露し、それを受けて有名作家が「加害者から免許を取り上げなかった家族も許せない」とブチ上げるなど、まだまだ事故やそれを受けての騒ぎの余波は収まりそうにもない。
さて、事故直後から「上級国民」なる言葉が広く叫ばれ、拡散しているのはこのダイアリーをご覧になっている諸兄はご存知のところであろう。
そもそもはオリンピックのエンブレムを巡る騒動で生まれたこの言葉が、今回の事故の加害者の処遇を受けて再び流行し、メディアでも取り上げられているという現状には注目すべきところがある。
なぜ加害者が「上級国民」とされ、ネット上でNGT48のメンバーやNKS株式会社、阪神タイガースのフロントと並んで憎悪の対象とされているのか。
簡潔にまとめれば「あんな重大事故を起こしだ極悪人なのに逮捕されず、メディアからは容疑者呼ばわりどころか~氏、~さん呼ばわりされる"忖度"ぶりである」ことが怒りを向けられている主因であろう。そうした事実に加え、加害者が公的検査機関のトップ等公職を数多く務めた経歴を持ち、勲章を授与されているという経歴を持っていることも、「加害者は上級国民としての忖度を受けている」という風潮が広まっている理由と思われる。
今回、加害者が逮捕されない理由や容疑者呼ばわりされない理由については、こちら(https://www.j-cast.com/2019/04/22355961.html)の記事やこちら(http://弁護士.club/archives/16662105.html)の弁護士さんのブログで触れられているのでここでは掘り下げないことにして、自分はなぜここまで「上級国民」なる言葉が真偽の程を差し置いて(という印象を受けるほど)流行したのかを考え続けている。
事故直後は"高齢ドライバーが起こした重大事故"という情報が第一報として出回ったことで、主に広まっていた意見は「また高齢ドライバーが重大事故を起こした」「高齢ドライバーからは免許を取り上げるべきだ」といったものだったと記憶している。ところが、その後加害者の"上級ぶり"が徐々に明らかになっていくにつれて「また上級国民か」「また忖度するのか」といった論調へとネット上の雰囲気は急激に変化し、免許の返納についての議論は遠くに放り投げられてしまったような印象だ。
ところでこの国の人々が、官僚、警官や役所の人員といったいわゆる"公務員"に対して持っている感情や、彼らが不祥事を起こした際に向ける批判がとりわけ熾烈であることは諸兄も覚えがあるところだと思う。「彼らは自分たちが払っている税金のおかげで仕事ができているのであり、それでいて彼らは堕落しており、彼らの仕事はこれっぽっちも信用、信頼することはできない」という考えを持つ人も相当数存在している。
そんな人々にとって、自分たちと同じ一般国民、いわば"下級国民"が何の落ち度もないのに犠牲となり、その原因を作ったものが地位や名誉を持つ元公務員の"上級国民"であり、なおかつ普段自分たちが受けているものとは異なる処遇を受けていることは、とうてい納得できない事なのだろう。
そうして加害者に向けられる、傍目から見れば息を呑むほどの敵意や憎悪は、人々が日々の生活で抱えている不満を転嫁したものであり、それは相当数にのぼり、また相当大きく強いものになるのだ。一通り加害者や関係者への"公開処刑"が済めば、今回の事件への関心は徐々に薄れ、人々はまた新たな"処刑対象者"を見定めて石を投げる作業へと戻っていくのである。きっと今回もそうなると思う。「逮捕についての法制度はどうなっているのか」「犯罪加害者はどのような思いで今を過ごしているのか」「高齢者ドライバーの扱いを社会としてどう考えていくのか」などといった、本来当然疑問に思われ、討論されるべきである事柄を消費済みのトピックとしてゴミ箱に放り捨てられた上で。
数少ない証拠である記憶が外部から変えられないように、保全として身柄を拘束する
数少ない証拠である記憶が外部から変えられないように、保全として身柄を拘束する
たとえば、「黄色信号で交差点に進入して。赤色右折矢印信号が出たので右折しました」
黄色と赤色右折矢印の間に1秒だけ赤の時間があるのに、否認した、と。
お前ら、バッカじゃねーの?
本物の上級国民が笑ってるぜ?