はてなキーワード: 屋号とは
キューピーのユが大文字なのに書き方が間違っている!と指弾する人がいるので説明するが
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.j-cast.com/2021/09/15420359.html?p=all
「ュ」などの小書き仮名を捨て仮名というが、これは以前は登記に使えなかった。そもそも昭和63年までは法律、行政文書に捨て仮名を使うことができなかった。
時系列順に並べるとこんな感じ
明治:公文書でカタカナを使う事が決まる(平仮名は大量の変体仮名があったため)
↓
↓
法令、行政文書には小書きカナ不可、故に屋号、商号登記への小書きカナも不受理
この為小書きカナを大書きしたり、小書きを使用しない表記が一般化する(例:キューピー→キユーピー、ディーゼル→ヂーゼル)
↓
戦後昭和20年代後半くらいから擬音などで小書きを使うことが一般化していく
↓
末期には見出し:小書き仮名不使用表記、記事本文:小書き仮名使用という混在状態
↓
昭和63年(1988年):昭和63年7月20日 内閣法制局総発第125号 『法令における拗よう音及び促音に用いる「や・ゆ・よ・つ」の表記について』
「法令における拗よう音及び促音に用いる「や・ゆ・よ・つ」の表記については,(中略)昭和六十三年十二月に召集される通常国会に提出する法律(中略)から,小書きにする。」
これにより行政文書などにも準用されて小書き仮名が使用されるようになり登記も可能になる
↓
これ以前はローマ字をカナ書きした表記(例:YKK→ワイケイケイ)にしたり数字を漢数字にして登記する必要があった
こういう経緯なので昭和63年以前に登記した会社は「キュ」などの小書き仮名表記は商号登記に使えなかった。
だからそれが正式表記かというと法的制約によるものなのでちょっと違う。YKKの正式名称がワイケイケイかと言えばおかしさが判るだろうか?
キューピーの社名の元はキューピッドの子供読みで-yを付けた人形なので一般的な「キューピー」でいいはずだ。
登記上の制約で商号の一般認知と商号登記が違う、NHKと新聞だけが登記上の商号を使うという状態は嘗ては当たり前だったので、今も昔のままの商号を使う会社の「正式名称」に事更に拘るというのはナンセンスかと思われるよ。
成り行きに身を任せる主義の蛍原。"雨上がり決死隊"としての売れっ子芸能人生活においてほぼ全てを宮迫が主導してきた。これまでコンビ同士であまりコミュニケーションを取らず、宮迫の判断を蛍原は全面的に尊重してきた。
宮迫:まぁ、コンビとしてなにか決めるとき、僕はこうしよう!っとデビュー当時からそうなんですけども、それに蛍原さんはついてきてくれたとこがあったんで、今回のことに関しても、逐一説明すべきとこだったと思うんですけども、そういうとこの僕の至らなさが、やっぱりそういうズレを生んでしまったので。
2019年5月の宮迫の嘘をきっかけとした一連の闇営業騒動は半年ほどをかけて一定の決着が付いた。しかし"宮迫の処遇"と"雨上がり決死隊の処遇"については2年経っても終着点が全く見えない状態にあった。
浅薄で自分勝手な宮迫は多くの誤った判断により自分自身や雨上がり決死隊の処遇について宮迫自身では解決できない難題に仕立て上げてしまった。
そして1年半以上が経ち状況の好転が見通せない中で、多くの人々(蛍原自身も含む)が抱えている様々なモヤモヤを晴らすために蛍原は「雨上がり決死隊の解散」と「アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会」を主導した。
蛍原:え〜、もしかしたら、この「雨上がり決死隊」の屋号ですね、外してしまったほうが、みんなすっきりと進むんじゃないかな〜っと。いうことで気持ちがそっちの方へ行っていきました。
解散を決めたりアメトーーク特別編の準備をしたりする中で2人はしっかりとコミュニケーションを取った。アメトーーク特別編で宮迫の短所が昔通りに発揮されていたのは事前に蛍原とコミュニケーションをしっかり取ってきた故に(2年ぶりのアメトーークにも関わらず)リラックスして本番に臨めたからだろう。
「アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会」は雨上がり決死隊という概念を支えている膨大な数に及ぶ様々な立場の人達全員のモヤモヤやしがらみを各々最低限は清算させるための場となった。
出川:びっくりしたのは、ホトちゃんから言ったことにそこに一番最初にびっくりして〜。ホトちゃんは宮迫には言わないとは思うけど、「雨上がりは宮迫のおかげなんです。宮迫がいての雨上がりなんです」って、あなたが(宮迫が)いないとこで裏で言ってた人だから、それが、ほんとにびっくりしたっていうのがある、それが一番最初の感想ですね
つまり、コンビとして初めて蛍原が決断して自発的に主導した行動が雨上がり決死隊の解散であり、コンビとして初めて密なコミュニケーションを取って実現したことが「アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会」なのだ。
宮迫:これについては、頑固ですから、コンビでやってる番組をすべて降りるって言ってたんですよ。
でも生活もあるからそんなわけにはいかない、そこは家庭でも話したみたいで、解散してやめてくれって言うれたら降りるってお話になったんですが、ただアメトークだけは、「俺はできない。俺は降りる」ってずっと言ってたんです。
蛍原:宮迫さんのおかげで今の僕があるんです。これは、ほんとに僕が思っていることで。別れて僕だけ残るっていうのはあまりに都合が良すぎるんじゃないかって気持ちが。
蛍原 : でもさ、なんか、フジモンも宮迫もさ、「全部宮迫が悪い」みたいなこと言ってたけど、それはまた違う話で。ね、コンビですから。もちろん。コンビのことやから「コンビのどちらかが全部悪い」とかないのよ、これは。それは…俺も悪いし。っていうところは…うん。そこは俺はフジモンの意見はちょっと違うかなと思ってんねんけどね。…それこそ「熟年離婚や」って言ってたけど、夫婦もね、片一方だけ100%悪いですとかなかなかないやろし。
雨上がり決死隊 解散のご報告 https://www.yoshimoto.co.jp/corp/news/media/media210817.html
「雨上がり決死隊の屋号を外す」コンビ揃って解散報告、アメトーーク!は現在の形で継続 - お笑いナタリー https://natalie.mu/owarai/news/441276
雨上がり決死隊の解散会見をほぼ全文文字起こし!アメトーーーク | PECOログ https://pecopeco0721.com/archives/6740
解散報告会収録直後 皆様へメッセージ【期間限定配信】 22日(日)23:59配信終了 https://ametalk-club.tv-asahi.co.jp/movies/60622
転売で儲かってるクズ(ヤフオク、メルカリ)に規制入るだけで、かなり改善すると思うぞ
既存の業態と、転売クズの違いは「社会的信用を無視できる」の一点に尽きる
ビックカメラという屋号は、オンラインだろうが変わらず、無体な商売をすれば信用を失い商売に響く
だが、転売屋田中が叩かれてブラックリストに乗ろうがBANされようが、転売屋佐藤になるだけで回避できるし
物流に関係ない消費者亜種なのだから、屋号が変わることの影響も絶無
こういうクズに、転売で儲かってるクズが、全国へリーチする市場と、【金銭授受の確実性】を与えたのだから
で、なにより頭わりぃなぁって思うのが
「これが資本主義」みたいに騒いでるガキの多さ
馬鹿が無茶苦茶やったら破綻するのは明らかで、実例も過去に幾らでもある
自分も関東でバイクでuberの配達員をやってるけど書いてあることは概ねあってる。
配達をやってて苦労するのは屋号をいくつも持ってる店が多いこと、実店舗と全く違う屋号でアプリには表示されるのではじめた当初はかなり戸惑った。お店の方でメモに書いてくれてる事が多いけど、たまに何も書いて無い事もあるので泣きそうになる。こういったご時世なので居酒屋が掛け持ちで屋号を持ってることが大半。
だいたいお酒が出せなくなる時間以降は配達のみやってるみたい。配達専門の飲食店が勃興してるのも事実、恐らくこのコロナ渦を乗り越えられなかっただろう潰れた居酒屋や料理店の空いた店先を使いせかせか何人もの人達を動員して調理場で仕事をしている。変わり種で畑の中にあるプレハブにデリバリー専門の店をやってたことがあった、こいつは探すのに苦労した。
お客さんが正しい住所を登録してない事もある、大抵アプリのバグか住所の登録ミスで登録してない。メモ欄に住所を書いてある事が多いが、登録されてる住所を頼りに行くことが多いので最初配達先が見つからず迷ってメモを見て初めて気づく。
まれに配送料をゴマかす為にわざとお店の近くの住所に登録してる人もいる。また登録されてる住所と違うところで配達完了が多いと配達員側アカウントがBANされるらしい、サポートに聞いてみたらそういった配達があったら逐一連絡してねだそうだ。これを読んでる人がいたらピンずれや住所の登録は後から修正できるのでやってくれると助かります。
アプリのバグに苦しめられるのつらいね、配達したはずなのに売上に計上されてないことがあった、サポートに連絡したところ、そういった配達は一件一件詳細を報告してほしいと連絡がきた、そんなもの逐一メモしてるわけないので事実上泣き寝入りだ。AIや凄い技術を使ってても結局のところ作るのは同じ人間なので間違うのよね。
変なお客さんに当たることもある、uber eatsのアプリから配達員の動向みれると思うけど、逐一道が違うとかチャットで言ってくる人とかね、Googleマップの精度はそんな良く無く、ベストなルートは通らない事やマンションの入り口じゃない箇所がゴールになってることはまあまああるのでそんな気にせず遠回りしてても許してね。
新料金になってuberの料金体系がどうなってるのか不明だが、短い距離の配達をいくつもこなすのではなく遠い距離の配達をうまくこなすこと稼ぎ方にトレンドが変わった。自分は最近週に3日働いてだいたい6万くらいの売上だ、もっと働けばかせげるが、前職でメンタルやられてuberやってる身の上なのでそんなに無理はしてない。
兼業ウーバー配達員だが、いろいろ最近思ったことをダラダラ書く。
一応、登録して2年くらいになるかな。
23区内で稼働。
使ってるのは電動自転車。
レンタルではなく、もともと乗っていたのでプライベートでも割と使ってる。
空いてる日は昼飯時と、晩飯時に6時間くらい走って、1万円台で稼ぐこともある。
一応、満足度98%(直近100件でグッドかバッドの評価をした飲食店とお客さんの評価で算出される)なので、ちゃんとやってるドライバーと評価されてるのだろうと思う。
さて、ウーバーの報酬だが、改定以前は、料理を受け取っていくら、相手が無事受け取っていくら、距離の従量料金がいくら、と割合明確だったのが、改定されて基準が不明確になったのは事実である。
ただ、今回の改定にも良い点があって、以前は“飲食店から客のところまで”の距離しか報酬に反映されず、たとえばマック地蔵してそこから2キロ配達したよりも、2キロ走ってマックに到着して1キロ配達したときの報酬が少なかった。
これでは地蔵が増殖するのも当然で、今回の改定に、世間に評判がはなはだ悪かった“地蔵対策”が含まれているのは明確だろう。
あと、スマホにリクエストが来るとき、飲食店と配達先の場所と概ねの移動距離と報酬概算が提示されるようになった。
うまく稼ぐには、これを瞬時に判断してリクエストを受けるかどうか判断する能力がモノを言うようになったと思う。
体感だが、事前概算で提示される距離はおおむねそんなにズレてはいないように思う。
ただ、どうやら自動車のルート基準で距離を判断してるらしく、“あ、これ自転車で公園抜けちゃえば近いじゃん”というときは、得することもある。
まあ、時々、これ安すぎじゃね?というリクエストが出ることもある。暇なときは受ける
たまたま今日、そういうリクエストがでて、まあ反射的に受けてしまったのだが、実際配達し終えてみると、最初の概算より実際の報酬は100円くらい高くなっていて、バグがあったり、あまりに変な数字を提示してしまったときに補正したりは一応やってるようではある。
(普段は、リクエスト段階と実際の報酬は1円くらいしかズレない。自分はまだ、概算より実際の報酬が大幅にさがったことはない。実際あるのかどうかもよく知らない)
あと、報酬改定後、やたら店で待たされたことがあったが、そのときは事前の概算より報酬がたかくなっていて、一応そのへんも補正はしているようではある。
(ウーバーの説明によれば、今回の改定では事前の概算より配達に時間がかかったりする場合は報酬に反映されることになっている)
あと、時間帯その他による需要のあるなしは、報酬計算に反映されているようには感じる。
自分は、23区内とはいえかなり外れのほうに住んでいて、家の近所でやるときと、山手線付近の都心に出るときがあるのだが、稼ぎは全然違う。
都心だと“ピーク料金”が加算されることが多いのだが、それ以前の、ベースの報酬もやはり高額に算出されているように感じる。いや、精密に検証してないので、“感じる”だけかもしれないが。
ピーク料金が適用される地域はアプリ上に色がつく(界隈では染みとよぶらしい)ので、みんなそこを狙って移動するわけだが。
まあ体感としては、頭のいい人たちがAIつかって、より合理的な計算方法を模索してるのかな?とも思うし、配達員目線では“効率的に稼ぐメソッド”か変化したかなとも思う。うまくやってる人はそんなに稼ぎへってないだろうな、とも。
とはいえ、“なにを根拠に報酬計算してるのか判りにくい”のは、やはり不信感があって、現状では配達しているのが人間である以上、人間に理解できる計算ロジックを提示しないと、いろいろギクシャクするだろう。
これが、自動運転の車やドローンが配達するようになれば、そんな必要もなかろうが。
先日、明らかに計算がおかしいのでは?という事例があって、サポートにネットで連絡した。
これは、ヘルプページから連絡フォームを呼び出して、配達と報酬の記録のスクリーンショットを添付して…と、なかなか面倒いのだが。
起こったのはこういうことだ。
最初にリクエストを受けたあと、お客さんから、“〇〇まで配達してもらえますか?”とメッセージがきたのだ。
これは、対応してグーグルマップ検索すれば配達可能だし、予定より遠いところまで配達すると通常は報酬に反映される。なにしろGPSで移動を管理してるのだから、そんなの簡単にできるはずなのである。
ところが、このときは最初に提示された概算報酬より実際の報酬額が少なかったのである。
移動距離が見積もりより明らかに長くなったのに、安くなるのは納得いかん!と連絡したところ、結果、1円だけ追加で払ってきて“なお計算の詳細については開示できないのでご容赦を”と言ってきた。
なんだかね。
(実は、このお客さんは配達先を変更したのを申し訳なく思ったのか、チップくれたのでもとは取ってるのだが、それはまた別の話)。
あと、これは報酬計算とは別なのだか、先日こんなことがあった。
店で商品受け取って動き出した直後、アプリに配達先の情報が表示されなくなってしまったのである。
あれ?なんか余計な操作しちまったか?と慌ててサポートに電話したら、“時々起こるバクで、同時に複数の配達員のところにリクエストが飛んでしまい、別の配達員が取りに行ってる”というのである。
なんだよそりゃ。
サポートの兄ちゃんは、“商品を店に戻してくれ”という。おいおい。
思わず“タダ働きですか!”といったら、“あとから移動分はお支払いを…”といっていたが、これ、すぐにサポート繋がったからいいようなものの、繋がらなきゃ(実際、繋がりにくいことも多いらしい)配達員は途方にくれるし、客はなかなか商品届かなくて途方に暮れそうだが。
いや、そのときは何が起こったのかよくわかってなかったのだが、配達しようとしたら配達先が消えてしまい、このときはサポートに10分くらい電話つながらず、しかも夜で取りにいた店はもう店じまいな感じで、途方にくれた自分は預かったタピオカミルクティは飲んでしまった。
その後、運営含めだれからも何も言ってくることもなく。また客にカネ返してむりやり解決したんかなあ?
全体としてウーバーは何もかも走りながら考えて、トラブルあったら金払って解決してる極めてアメリカ的な会社なんだろうなあと思う。
それがいいか悪いのかは別として、そういうノリが、今の世の中では強いのだろうな。
ついでにあと一つ。
ウーバーを始めとしたデリバリー専門の店は、どんどん進化しているようである。いくつもの屋号を持ち、液晶画面に何件ものウーバーや出前館の配送員むけの割当番号が“調理中”と“配送準備完了”にわけて表示され、若い兄ちゃんパソコン見ながら調理場と配達員を仕切ってるような店が都内にはいくつも存在する。
一方で、“あれ、こんなところに「チキン南蛮専門店」なんてあったっけ?”と思って配達員向けの注意事項よんだら、実店舗は某カラオケボックス大手だったり。
あと、この店いくつもあるなあと思ったら、全部実店舗は違う名前で、経営苦しい飲食店向けにサブブランドを提供するビジネスもあるらしい。
まあ、コロナが収まって食品デリバリーがどうなるのか分からんけど、“持ってきてくれる便利さになれた消費者”と、“立派な店構えなくて飲食をビジネスにできるんだよ環境でうまいこと稼ぐ経営者”は、そんなにいなくならないように思っている。
【追記】補足書きました。anond:20210712212330
自宅が微妙に田舎でバリエーションが少なかったのでうれしかった。
聞いたことない店名(屋号)だったけどものは試しといろいろ頼んでみた。
まずくはないし、量も多めなんだけど、値段に見合ってないなーという印象を受けた。
得意なメニューとかどういうお店なのか興味がわいてググってみると以下がわかった。
業者が一緒だと受けた印象もある程度おなじ。
別に問題ないとも思えるのになんかだまされた気になってしまった。
店名や屋号や会社名は評価の対象としてみているのに、うまく使い分けられているようにとってしまった。
関係性が追いにくいのもだまされた感を増している。
FC店とか複数店名使い分けているけど実店舗があるところは運営会社がどこかなど関係性を把握しやすい。
というわけで、出前館などもこういう対応をしてくれるといいなーとおもいました。
すでに規制があったりして。。。
高級食パン店の「銀座に志かわ」が気に入らない。気に入らないのは食パンやお店のサービスなどではない。店名の表記だ。なぜ「志」だけ漢字なのか。
このうち、現代でふつうに使われるひらがなには「あ~ん」の46字とそれらに濁点/半濁点をつけたもの、促音や拗音を表す小文字がある。
現代仮名遣いではあまり使われないが、ワ行の「ゐ」「ゑ」もひらがなとして認知されているだろう。
「現代でふつうに使われるひらがな」などと持って回った言い方をするのには理由がある。「変体仮名」という種類のひらがながあるからだ。
実は明治時代以前にはひらがなは約50字+それらのバリエーションなんてものではなく、とてもたくさん種類があった。
ひらがなが漢字を崩したものからできたということは国語の授業で教わった記憶があるかもしれない。
現在使われる「あ」は「安」を、「い」は「以」を崩してできている。
明治時代以前には「ア」のバリエーションとして「安」を崩したものの他に「愛」や「阿」などを崩したものも使われていた。
「こんなにたくさんひらがなの種類があると学校で教えるのが大変だし、ひらがなの種類をたくさん教えるよりはもっと他のことを教えるべきだ」ということで、1900年に小学校令という法令の施行規則を改正し、ひらがなを現在の1音1字に整理した。
これ以降、学校教育ではひらがなが現在の約50字+αに制限され、整理されてしまったその他大勢のひらがなたちはだんだんと忘れられていってしまった。
そば屋ののれんで「生そば」とよくわからない筆文字で書いてあるなと思ったことがあるかもしれない。これは「そ」と「ば」がそれぞれ変体仮名で書かれている。
現行の「そ」は「曽」を、「は」は「波」を崩したものだが、よく見かけるそば屋ののれんは「楚」を崩した「ソ」と「者」を崩した「ハ」を使っている。
「者」を崩したというのはやや分かりにくい気もするが、「楚」を崩したというのは「言われてみれば『楚』かな」というくらいに原形をとどめていると思う。
長々と講釈を垂れてきたが、いよいよ「銀座に志かわ」の話に入る。
ここまでの説明でうすうす気がついたかもしれないが、「銀座に志かわ」の「志」は漢字の「志」ではなく、変体仮名の「シ」だと思うのだ。
現行の「し」は「之」を崩したものだが、変体仮名の「シ」には「志」を崩したものも含めてやはりバリエーションがある。
そば屋ののれんを文字に起こすとしても「生そば」とは書いても「生楚者゛」とか「生楚ば」とはしないだろう。
「楚」も「者」も特に意味があるわけではなく、単に音を表している記号だからだ。
漢字は一字一字に意味がある表意文字だが、ひらがなは単に音を表す表音文字だ。
要は「銀座に志かわ」には「銀座にしかわ」と表記してほしいのだ。
「銀座に志かわ」の店名の由来は社長の名前が髙橋仁志(ひとし)で、名前の「仁志」を「にし」と読ませて、水にこだわっているから「川」をひらがなでつけた、ということらしい。
https://www.ginza-nishikawa.co.jp/company)
そしたらせめて「銀座仁志かわ」にしてほしかった。ちなみにひらがなの「に」は「仁」を崩したものだ。
店名のロゴをデザイナーか書道家に依頼したら、上の由来を含めて「シ」を「志」の変体仮名で書いてきたけど、志の崩し方が漢字の原形をとどめているので「ふーん、志だけ漢字にしたんだ」という感じで「銀座に志かわ」の表記になったのではないか。
パン屋としての「志」を込めて、というよりは近代の国語教育の敗北のような気がするのだ。
余談だが、同じ高級食パン店に「乃が美」という店もある。こちらも「変体仮名を知らずに漢字にしたのか」と気に入らなかったのだが(「の」は「乃」を、「み」は「美」を崩したひらがなだが、「乃が美」のロゴは漢字の原形をとどめた崩し方になっている)
「乃」~それは、「すなわち、まさしく」という意味。
「美」~それは、「姿、色が美しい、感動、美味い」という意味。
その揺るぎない信念を、『乃が美』の社名に込めております。
という由来があるらしい。
https://nogaminopan.com/about/
こちらには「乃」と「美」を漢字で表記する意味があるのかもしれないと思って納得した。
ちなみに乃が美は2013年、銀座に志かわは2018年の創業だ。
変体仮名はその経緯もあって、いわゆる老舗の屋号によく見られる。
高級食パン店が変体仮名(と思われる)表記を使いがちなのは、なんとなく高級感を演出する道具として変体仮名の筆文字を使っているからなんじゃないかと思っている。
日本語の表記には寛容でありたいと常々思っているのだが、どうも変体仮名を中途半端に漢字で書くのは気持ちが悪いと思ってしまう。
「銀座に志かわ」そのものが嫌いということではまったくないし、おいしいパンをどんどん売ってほしいと思っている。
こんな釣りみたいなタイトルの記事にして申し訳ない気持ちもあるが、ずっとむずむずしていたのだ。許してほしい。
変体仮名については国立国語研究所のYouTubeがわかりやすい解説動画を公開している。3年前の動画なので、パソコンでの文字入力についての内容はやや古くて、現在はもう少し話が進んでいる。
独立行政法人情報処理推進機構と国立国語研究所がパソコンで変体仮名を入力するために整備した事業の成果も公開されていて、変体仮名の一覧が見られたり検索できたりする。
https://cid.ninjal.ac.jp/kana/home
初学者向けの変体仮名学習アプリもここ数年でいくつか登場した。早稲田大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校が開発したもの(https://www.waseda.jp/top/news/34162)は洗練されていてかっこいいし、大阪大学が中心になって開発したもの(https://kula.honkoku.org)は練習問題など機能が充実している。
変体仮名に慣れるとお店の看板だけでなく、美術館や博物館の展示などでも読める範囲が広がる。某大佐ではないが「読める!読めるぞ!!」となるのはとても楽しいので気が向いた方はぜひ挑戦してみてください。
最近、どこのからあげ屋でもやってる水増し行為があるのを知っているだろうか。
もちもちの食感に騙されて鶏肉を噛んでいるつもりになっているが、それはグルテンだ。
鶏肉に細かく切れ目を入れて、その隙間に下味のついた衣を多めに流し込む。
そうするとモチのような食感が、からあげの肉の内側に作られる。
よく考えずに一口で食べると、まるで鶏肉を噛んでいるかのように錯覚するようになっているのだ。
わたしがそれに気がついたのは5年前。
からあげブームの真っ只中、一店舗だけやけに同じ価格なのにやけにでかいからあげを売り出す店ができた。
もちろん行列だ。
揚げればカラッとなり、熱だけならもちっとするグルテン状の衣だ。
騙された。
しかし、それに気がついてから、多くのからあげチェーンで同様の細工をしていることに気がついた。
中には、オープン当初は鶏肉の割合が多かったにも関わらず、訪れる度に割合が増えていった店もあった。
近頃、大手飲食チェーンが屋号替えをしたからあげ店もそうだった。
もともと原価がやすいし、もも肉とは食感が違うために採用されなかったのだろう。
それがわかってからはずっと胸肉を注文していた。
今日までは。
しかし、とうとう胸肉からあげにすら、グルテン衣の脅威が及んでしまった。
残念だ。残念で仕方がない。
水増しなしで見た目の量が少ない正直からあげ店はとっくに客足が遠のいて潰れてしまった。
騙す方も騙す方だが、騙される方も騙される方だ。
安くなくていいよ。うまいからあげが食べたい。ただそれだけなんだよ。
もうグルテンはやめてくれよ。
冬は余裕で積雪が2m越える所だとだけ。大体幼少時代が平成入ったばっかで、中学の時に引っ越した。ぶっちゃけ今もそうな所は結構あると思う。
山(集落)から下りないとスーパーが無い(車で約15分)。コンビニも無い。個人商店は一件ある。唯一の店でよく駄菓子を買ってもらっていた。電車の駅までは車で30分。なので電車に乗る=遠出!というイメージが今もある。ついでにスーパーよりコメリの方が近い。
小学校は複数の学年が一つの教室で授業を受けていた(近辺4つの集落が学区の小学校だったが、全校人数は普通の学校の1クラス分にも満たない)。そして自分の卒業と共に閉校した。中学校へはあまりに遠くてスクールバス通いだった。
また小学校では裏の畑で野菜を育てていたのだが、うまく育たない時は「野菜名人=家の祖父祖母に聞こう!」と言われた。駐在所の子以外の家は全て田んぼや畑を持っていた。習い事するにも町(中心部)の方へ車で行く必要があるため、親に送迎の余裕のなかった自分は良くも悪くも習い事とは無縁だった。
家は薪ストーブがあり、水は井戸水で、便所はくみ取り式だった。豪雪地特有の点として二階にも出入り口があった(自分が生まれて以降にこの出入り口が使われた記憶はないが)。あとほとんどの家に鍵が無い。
秋の稲刈り後、あちこちで籾殻を燻して肥料を作っている。すごく煙い。
冬の除雪車が走る所以外の小さな道は、集落の人でローテーションを組んでかんじきで踏み固めて作っていた。そうしないとまず家から出られない。親が言うには冬でも車で町へ行けるようになったのは昭和50年代らしい。
近所に同じ名字の人がかなりいるのもあってか、基本的に集落の人の事は屋号で言う。個人的に正直覚えるのがめんどい。しかし野菜のおすそ分けなどのために覚える必要はかなりある。特にタケノコは伸びまくると大変なのもあってかめっちゃおすそ分けされてて、未だにほぼタダで手に入るイメージがある。