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はてなキーワード: 大人の女性とは

2023-12-27

フィクションロリコンコンテンツが全て禁止されたらロリコン達はどうなってしまうんだろう?

なんか実験とかできないのかな。

俺は知りたいんだ。

どういった結末が待っているのか。

俺が考えたブラックジョークじみた結末予想してもいいかい?

まず、ロリコン達は大人の女性セックスするようになるんだよ。

これを見て「あーよかった。ロリコンコンテンツ禁止したら治ったぞ」と満足するわけだ。

でもその後、彼らは自分の子供に手を出していたって判明するわけ。

そう、彼らにとって大人とのセックスは「女児を産ませるための手段」でしかなかったってこと。

どう?

実際にやったらこオチになりそうじゃね?

バーチャル空間AIとか使って実験できねーかな。

2023-12-14

日本人ロリコンが多いのか?

YESだと思う

というか少女女性の見た目の差が他より小さいと思うモンゴロイド

あと「かわいい」が子供にも大人の女性にも使われる時点でお察し

これ面白いのが、女性側もロリ少女性が好きってところだと思う

欧米では考えられんだろう

 

ところで日本以上な国がロシア東欧なんだけど

理由不明である

2023-12-13

anond:20231213220829

普通ビキニや、乳袋レストラン制服、腹出し陸上ユニフォームプリキュアの腹出しコスチューム

「あえて」自由意志でそれを選択して着る大人の女性本人はどうなる?

女性が「性的に見ていいですよ❤️」って言ったの?

アンナミラーズ馬車道神戸屋は、

別に店員を視姦していいなんて、一度だって言ってないでしょ?

女性性的意思無視するのが、女性蔑視・オブ・ザ・イヤーだって言われてんの。

2023-11-27

anond:20231127034628

つづき…

弱者男性セルフケアのためには弱者男性自身無関係女性迷惑をかけずにマスターベーションする必要があるが

しか事実上性的消費を伴わないオナニー不可能なので性を誇張する性的強調を通して女性性の尊厳に傷をつけて世の女性を脅かすのは不可避だ。少女を脅かす性的まなざしコンビニから撤去するのは可能だったが、ネット全体から除去するのは無理なので「スク水揚げ」されるだけで大人の女性を傷つけてしまう。この傷つきは男女不平等だ。

男にだけ女性を傷つける特権があるのは、なぁぜなぁぜ?

この質問に対して弱者男性が「オレを見抜きしてもいいよ、代わりに見抜きしてもいいですか?」と答えるならフェミニスト立場からは、よろしいならば戦争だしか無い。しょうがない事なんて何一つないのだ。

2023-10-19

女優俳優の変化で歳を感じる

長澤まさみ学生役やってと思ったらいい大人の女性役やってたりで時が経ったなぁって思う

2023-10-06

オタクからこそ女の子をまもります宣言

https://web.archive.org/web/20041230202724/http://yellow.ribbon.to/~aka7/savegirls.htm

<「オタクからこそ女の子をまもります宣言> (04/03/13)

* *

群馬県高崎市の小1女児殺害事件ですが、残念なことに、幼女を手にかけた男は、オタクでした。

こうした事件が起きると、

 「ああ、またオタクに対する風当たりが強くなるな」

と気が気でないのですが、一方で私に言わせれば、

 「あのような男はオタの風上にも置けぬ」

といった具合です。

私の妹などは、この種の犯罪が起きるにつけ

 「きっとオタクは、大人の女性が怖いんだね。だから幼女に手を出すんだね」

と、結構厳しいコメントをサックリと突き刺してくれますが、実際にこのような事件が起きてしまうと、私の必死反論も、やや精彩さを欠くというものです。

今回のように、ひとたびオタクが何かをしでかすと、マスコミはこぞってオタク興味本位で取り上げ、結論としては

 「キモ~い」

というあたりに落ち着くわけですが、これについては、今さら何を言う気もありません。

オタクが何を考え、何をしているのか。

このことを、今まで一般人は知ろうとしなかったし、オタクも伝えようとしませんでした。

からないものに対して、得体の知れない恐怖を感じるのも、もっともな話だと思います

落ち着いて考えれば、犯人オタクだったからといって、オタクがみな犯罪者のように扱われるのは、論理的おかしいことです。

しかし、世間の大半は真実よりも「分かりやす結論」を求めているのが実情。

警察官はみな不正をしている」

中国人留学生はみなピッキングをしている」

イスラム教徒はみなテロリストだ」

といったような誤った認識と同様、

オタクはみなロリコンで、道行く幼女を狙っている」

のごときイメージ付けをしているのは、なにもマスコミけが悪いのではなく、何をおいても受け手大衆が「分かりやすさ」を求めているからに他なりません。

彼らに対して、いかオタクが無害な存在か主張したところで、おそらく聞く耳を持たないでしょう。

私が上述のような、やや諦観いたことを述べたのも、そういった次第です。

以下略

2023-10-02

anond:20231002180401

運営側増田葛藤もわかるけどそれより、

女だからって人の身体ベタベタ触って許されると思ってるセクハラ女がキモすぎる。同じ女だから余計にそう思うのかな?

 

その女性は30にもなって勝手身体に触られて嫌な気持ちになったこともないのかな?

人の気持ちが考えられない、そんな想像力の欠如が感じられて気持ち悪いのかな。

もしくは、わたしに触られて喜ばない男はいない!みたいな傲慢性が透けてて気持ち悪いのかな。

あとは、目の前の異性への性欲が抑えられない理性のなさが感じられて気持ち悪いのかな。

 

とにかく、まともな大人の女性ならそんなことしないよ。

その女性が変。

セクハラかどうか以前に、変な人。

2023-08-23

女の子を生まない方法

話を聞いてて、ショック受けたわ。

大人の女性ってメイクしないで外出できないらしい。

堂々とメイクなし外出すると、女友達にキレられる。

最悪、人として軽蔑する、って言われるとのこと。

男の性的視線に怯え、男にもし好かれたら、と。

オナニー妄想勝手な道具として性的搾取される怖れに苦しむ。

写真を撮られるのも不安がる女性がいるんだって

恐怖は大人になって感覚がマヒするまで続く。

何とかして俺の子女の子にしない方法はないか

お腹の中にいる段階で途中で性別を変えたりできるのか、…わからん

辛さを相殺するほどの、女性ならではのメリットなんて無いだろう。

不幸な境遇運命付けられた性に、愛する我が子をしたくない。

2023-08-19

オトナプリキュア希望も何もない件について

新たにプリキュア5の面々のビジュアルが公開されたんだけどなんか悲しくなるの私だけ?

https://otonaprecure2023.com/

子供の頃はどんな可能だってあると思ってたのに結局こういうどこかで見たようなオトナになっちゃうんだぁって。

現実はそういうものだけどプリキュアでそれやる必要ある?

しかスタッフの考える「理想的大人の女性」はこれなんだなぁと感じられて余計にキツい。

なんかガッカリしちゃった。

2023-08-12

親友の忘れ形見結婚した

高1の時に俺の親友が同じ学校だった彼女(嫁母)を妊娠させてしまった。


嫁母は高校中退したが、嫁父は学業を続け、高卒就職することが決定した。

17歳若さで嫁母は玉のように可愛らしい女の子(嫁)を産み、俺もそこにちょくちょく遊びにいっては赤ん坊を抱っこさせてもらった。

当時の俺は抱っこしているベイビーが未来の嫁になるとは知る由もなかった。


高校卒業後、嫁と親友結婚し、結婚して2年目に親友事故であっけなく亡くなってしまった。まだ21歳の若さだった。

親友即死では無かったので、最期の時には何とか立ち会う事が出来た。

死の間際、彼は俺に「これから成長していく娘を見られないのが残念だ。

どうかあいつらが幸せになれるようにお前が助けてやってくれ」と言い残した。


その遺言通り、俺は嫁の成長を見守るつもりだったけど、当時はまだ大学生の俺に力になれることは何一つなかった。

嫁母は就職しようとしたが、職歴学歴もないヤンママにまともな仕事はなく、夜職になってしまった。

彼女高校生で妊娠したことで親に縁を切られていたので実家に戻れなかった。


何年かして、次第に嫁母は子供放置して遊び回るようになった。

俺も嫁母に「嫁ちゃんのことも考えた方が良い」と忠告したのだが、嫁母は聞く耳を持たず、

俺が大学卒業して就職した頃に嫁母はロクでもない男と再婚してしまっていた。

嫁は継父に邪険にされて育ち、弟妹が次々生まれると家事育児押し付けられるようになって、家族旅行には連れて行ってもらえず、継父の親戚の家に預けられる始末だった。

嫁の小学校ランドセルは親戚のお下がり文房具は地味な百均だというからかわいそうになって俺がキティちゃんの筆箱や鉛筆を買ってやったこともある。


そしたらそれも妹に奪われて嫁は「俺君が買ってくれたものなのにごめんなさい」と号泣していた。

可哀想になって、嫁以外の家族旅行に行く時は「親戚に預けるぐらいなら俺に預けろ」と言って、俺が預かるようになった。

元々、継父の妹夫婦に無理やり押し付けて嫌な顔をされていたらしいから、この申し出は喜んでもらえたぐらいだった。

もちろん、20代独身野郎小学生を家に泊めるなんて普通はしないが、当時は彼女同棲していたから、できたことだった。

家族夢の国にも、北海道旅行にも連れて行ってもらえない嫁のためにとびきりお姫様扱いをして、おしゃれなカフェとか、遊園地とかデパートとか連れて行ってやった。

普段食べさせてもらえない美味しいものも食べに行った。

彼女最初の数年間は「妹が欲しかった!」と言って可愛がってくれて、嫁も俺たちを「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼んで懐いてくれた。

しかし、嫁が年頃になって美しく成長してくると彼女が嫁に嫉妬するようになってしまった。


当時の彼女もそれなりの美人だったが、20代後半になって美貌を失ってきているのを実感しているようだった。

反対に嫁はこれからどんどん大人の女性になっていく。不安しかなかったのだろう。

極め付けは彼女の「嫁ちゃんってあなたの娘でも親戚でもないんでしょ。嫁ちゃんが私より大事ならお嫁さんにしてしまえば!」というセリフだった。

それをまだ15歳の嫁がいる前で吐き捨てて、彼女同棲していたアパートから出て行った。


さすがに30代前半のオッサンアパートにもう連れてくることはできないので、

嫁に「今度からは外で会おう。俺が結婚したら、また家に呼べるから」と言ったところ、

「私じゃダメですか…?」と言われた。

「どういうこと?」

「私、俺お兄ちゃんのお嫁さんになりたいです。」

「な、な、何言ってるの!俺、嫁ちゃんのお父さんの親友だよ!嫁ちゃんの両親と同い年なんだよ!」

彼女ちゃんが私に嫉妬していたように、私もお兄ちゃん彼女嫉妬していました。

私は子供から相手にしてもらえない、彼女ちゃん大人の女性からいつかはお兄ちゃん結婚する、それが怖かった。

お兄ちゃん結婚式で綺麗なウェディングドレスを着た彼女ちゃん想像したら素直に喜べるのだろうか…。

彼女ちゃんが俺くんそっくりの坊やを産んだら、心から祝福できるだろうか…。

そんな黒い気持ちばかり抱えてました。

彼女ちゃんじゃない、他の女性がお兄ちゃん結婚しても同じこと。

ずっと私は悪い女です。子供なのにおかしいでしょ。」

「嫁ちゃんは早くにお父さんを亡くして、お母さんや継父に育児放棄されてきたから、お父さんを恋しい気持ちを俺への恋心と勘違いしているだけだよ。」

「そんなことは…ありません!」

普通、嫁ちゃんぐらいの年齢ならジャニーズ理想でしょ。それが普通だよ。俺みたいなオッサンなんてとんでもない。」

「私の大好きなお兄ちゃん卑下するな…!私はお兄ちゃんが好きなの!

私が幸せになるように助けてあげてってパパが言ったんでしょ!?だったら、その約束守ってよ」

「パパは俺と結婚しろという意味でそんなことを言ったんじゃないよ」

「形はどうであれ、私を幸せにしてくれるのはお兄ちゃんしかいないの。だから、私と結婚さてください」

「ごめん、本当に申し訳ないけど、嫁ちゃんはまだ中学生だ。子供をそんな対象で見られない。結婚だってできない。」

「じゃあ、3年後、大人の女性になった私を見てください。俺くんに相応しい大人の女性になりますから。」


嫁は高校からは寮に入って男女共学理系進学校に行くことになっていた。

生徒は男子の方が多いらしいし、3年間で素敵な彼氏

を見つけるだろうと思ったから、俺はもう嫁に会わないことにした。

どうせ、嫁の継父や嫁母は学費と寮費だけ払ってあとは放置するだろうから、俺が図書カードやら、スタバカードなどは時々送ってやった。

その間に引っ越しを済ませて新しい住所は教えなかった。

しかし、高校卒業したあと、嫁は俺を探し当てて俺のところにやってきた。

ていうか、田舎から事情を知らない友達(嫁父との共通の友人)が勝手に教えた模様。

苦笑いしながら「もう行くところがないんです」


嫁の継父は学歴がある女が嫌いでいまどき、女子大生亡国論を信じているような時代遅れなやつだったし、妻の連れ子のために大学費用を払ってくれるようなやつではなかったらしい。

学費は俺が出すから進学しなよ」と言ったが、「お兄ちゃんのお嫁さんになるのが夢だったから」と言って専業主婦になった。

俺みたいなおっさんの下にウルトラキュートでお肌ぴちぴちすべすべのボンキュッボン美少女が嫁にくるなんて開闢以来の出来事だろう。

可愛い子供も生まれ子供ハイハイたか記念カキコ

そして、親友と嫁母、30代の若さ祖父母にしてしまってスマソ。

そして、俺と嫁のせいで結婚適齢期を逃し、傷つけてしまった元カノにもいつかは謝りたいと思っている。

2023-08-06

[]8月5日

ご飯

朝:なし。昼:カラムーチョ。夜:手羽元白菜人参大根、舞茸、ネギの鍋。たまごネギおじやリンゴ。間食:チョコ

調子

むきゅーはややー。お仕事は、おやすみ

○SeaBed

・はじめに

田舎から上京デザイン事務所を立ち上げたサチとタカコ、二人の日常休日を丁寧な文体淡々と描く公称ジャンル百合要素を含むミステリーノベルゲーム

まずミステリという言葉には多様な意味があり、パズラーや本格だけを指す言葉ではなく、衒学趣味だの狂人解放治療だのをアンチミステリーだと喜んで受け入れた当時の評論家たちが悪いのであって、そのようなものミステリ呼称することの是非は呼称する側にはないのだ、と言った面倒臭いミステリオタクの言い分はこの一文だけで終わりにして、以後の感想でもミステリ部分への言及は抑えることにする。(なお虚無の幻想描写だけ否定しないのは流水によって解体済みだからなんだよなあ(何が何やら))

そんなわけで公称ジャンルはさておいて、百合作品女性同士の恋愛ものとして僕は楽しんだ。

回想シーンでは風景や情景の描写が多め

様々な時系列が入り混じりながらお話が進んでいき、未就学児時代、小中高、社会人現在と長い時を過ごす二人の女性エピソードの回想がたっぷり遊べる。

エピソードと書いたものの、所謂起承転結のような物語的な起伏はかなり薄いものもある。

食べたご飯気持ちのいい温泉、美しい風景自然の中で感じるニオイや音などなどの、ただそこにあるもの描写、それとそれを二人で楽しむことのかけがえのなさが淡々と描かれる。

良い意味で二人は仲良しなのだ以上の物語のスジが無いエピソードが多い上に、キャラクタ内面描写もお互いのことが好きなこと以外は控え目。

おそらく文学的言葉でなにか括ることが出来るのだろうけど、僕の語彙には無いので情景の描写たっぷりと尺がつかわれているということを伝えたかった。(自然派が自然描写、森とか山の描写を書く意味でないことぐらいは僕も流石に知っている)

伏線が云々と評価することも出来るのだろうが、これらの美しい文章ありのままに楽しむだけでも十分面白い作品だと思う。

勿論、それだけのゲームではなく、あくま回想シーンはそのような作風になっていると感じた。

・サチとタカコのカップルが非常に良き

控えめで友達も少なく読書趣味のサチと、

明るくていつも元気で突飛な行動をするが結果をちゃんと出すタカコのカップル

この二人の恋愛をメインにストーリーは進んでいく。

恋愛に関するフィクションって付き合うまでのドキドキがキモものが多いけど、今作ではその辺はかなり控えめ。

二人はもうすでに付き合っているところから物語が始まり回想シーンの大半も付き合って以降のものになる。

そのため、駆け引き無しキス有りセックス有りで、ひたすらにラブラブなシーンばかり。

全年齢向けゲームではあるものの、かなり直接的な表現も多くイチャイチャ度合いをたっぷり楽しめる。

性欲強めなタカコに渋々付き合うサチなパッケージと見せかけて、サチも普通にノリノリなシーンもあったりとシチュエーション豊富

恋の鞘当て的なシーンもなくもないが、基本的には二人の関係値は最初から最後まで揺るがない。

一番揺らぐのがタカコが性欲ベースで他の女性に手を出そうとするシーンで、それがかなり「らしさ」に思えてしまうのは好きが別れそうだ。

・サチの感情補正入った客観視が良き

冷静で落ち着いているサチが視点人物パートでは、最初のうちは一歩引いた客観的な描写のように思う。

事実その通りなシーンもあるのだけれど、ストーリーが進んでいくにつれサチへの理解が進むとなかなかそう単純な話ではないことがわかる。

文体が落ち着いている上に、サチが「怒った」とか「悲しんだ」のような感情表現しないため気づきにくいだけで、めちゃくちゃ感情補正をかけて客観的に見ている風を装っているように読める。

これは作中でも主観を完全に排除できないことへの言及がされているため、間違いなく自覚的演出なのだろう。

なかなかに凝った趣向で、読み進めていくにつれファーストインプレッションからずいぶん離れたところにいるサチを見るのが楽しかった。

タカコの前向きさに救われる

そんな複雑なサチに対して、タカコは最初から最後までほとんどブレない。

公式の粗筋の範疇だけでも彼女にはずいぶんと辛いことが起こるのだけど、それでも前向きの色々なことをしてくれる。

パーティ旅行などのイベントごとが好きなので、彼女が様々な話の起点になるのが特に良い。

サチを引っ張るタカコという繰り返される構図に慣れ親しめば慣れ親しむほどに、SeaBedにハマっていける。

視点人物になることもあり嘘偽りなくもう一人の主人公だろう。

・同僚達との雑談シーンが面白い

そんな魅力的なサチとタカコについて語ってきたが、彼女達二人っきり以外のシーンだと同僚を交えた職場での会話劇も楽しかった。

大人の女性ながらぬいぐるみ大好きな文と、真面目でちゃらけない犬飼の二人がタカコに振り回され、それをサチがツッコミして締めるのは、他者が混ざることでよりタカコとサチの分かち難さが伝わってくる楽しいシーンだ。

先に述べた食事シーンの豊富な文量はここでも活かされていて、オヤツを巡るいくつかのシーケンスなやり取りが面白かった。

どれも序盤に集中していて後半になるにつれて出番が激減するのは残念なところ。

・七重さんに誘惑スチル絵が頭イイ淫猥なのに不憫

旅行先で知り合った旅館業を営み女性重さん

中盤以降はかなり出番が多く活躍するんだけど、なんといってもサチを誘惑シーンの頭の良さと淫猥さが凄かった。

女性女性を誘惑するという難しいシーン。

まず、客観視が得意なサチを納得させるためにペラペラ理屈を捲し立てる。

サチに上手く言い訳を与えつつ自分欲求を飲ませようとするのが頭良くて賢さを感じた。

その上で、まあ普通にエッチな格好もするという二段構えさが、頭イイ淫猥だ。

中盤ということもあり、サチとタカコの関係値、分かち難さを嫌というほど体験した後にも関わらず、ワンチャンいけるかもかもかな? と思わず重さん側を応援してしまった。

そんなかなり策を練ったであろう誘惑シーンだが、サチとタカコの関係はブレない。

誘惑しているセリフの量と、断るときセリフの量の差がえげつなくて、全然笑うシーンじゃないのにクスっときしまった。

NTRよりも純愛の方が好きなので僕の癖としても助かった。

・生と向き合うことで死と向き合える重たいシナリオ

明るくて楽しい見所ばかり書いたが、それだけのゲームではない。

悲しい、落ち込む重たいシナリオの部分もたくさんある。

それが生と向き合うことで死と向き合える重たいシナリオだ。

ここでいう生と向き合うは、考えることを辞めないことのような意味で、思考理解することを解いていると僕は感じた。

ただその重さも、サチの独特な客観視の妙と、それでも頑張るタカコの朗らかな様が、そんなざっくりした一言ではまとめきれない多様なグラデーションのある感情になる。

読む人によってかなり受け取り方に違いがありそうで、全編ずっと悲しい話じゃんと思う人もいそうだし、同じぐらいと思う人も、いや楽しいの方が多いという人もいるかもしれない。

僕はミステリコメディにようなエンタメを求めてゲームを遊んでいるところがあるので、明るい楽しいところばかり感想を書いてしまたかもしれない。

人によっては全然異なる感想になる気がとてもする。

(何しろ公式粗筋にいる3人の主人公内2人の感想は書いても、最後の1人については触れてすらいないからね)

・おわりに

女性同士のイチャイチャラブラブの先に重苦しい生きるとは、死とはを問うシナリオが待っていた。

かなり好みが分かれそうだけど、僕は公称ジャンルの是非以外についてはかなり好きな作品だ。

テーマ的な部分以外だと美味しい食事に舌鼓を打つシーンが多いのも好きな理由

かなり辛く重い展開の中でも、腹は減るし美味いものは美味い、そんな価値観を感じれるシーンが沢山あった。

具体的には、パン生ハムとかたまごとかサラダとか乗せて食いたくなった。

2023-07-15

女の子になりたい

可愛い洋服を着たい。

髪を伸ばしてカチューシャを付けたい。

花畑写真を撮りたい。

男子ちょっかいを掛けられたい。

バレンタインデーチョコを配りたい。

胸の膨らみに気が付き、複雑な気分になりたい。

生理水泳の授業を休みたい。

男子がいやらしい目で見てくるのに気がついて恥ずかしがりたい。

大人の女性に憧れて友達とアフターヌーティーに行きたい。

大学量産型マッシュにヤリ捨てされたい。

クラブナンパされたい。

優秀な同期と付き合い、そのままゴールインしたい。

2023-07-10

ロリコンってほんと気持ち悪いな

でも大人の女性じゃ勃たないんだ。何とかしてくれ!

2023-07-06

浅すぎ人間夏への扉ロリコン。展開もありきたり。猫も全然出てこない」

はぁ?

やっぱSFってIQが3桁ないと楽しめないんだな―。

可哀想物事を表面的にしか見れないらしい。

私がちょっと啓蒙してやる必要があるな。

ノーとは言わせんよ絡んできたのは君が先なんだから

本題に入ろうか、まず最初勘違いロリコンであるという難癖だよ。

役割上としてヒロインの年齢が一時的に若くなってしまうと言うだけで、別にその状態ヒロインに手を出しているわけではないだろ?

ガワしか見てない人間はそういうのが気になっちゃうのかな?

類推するまでもなく主人公ロリコンではなく大人の女性欲情する普通の男だってのは初期のヒロインが誰であるか考えれば明らかでは?

事もあろうに物語における重要イベントであるNTRを忘れているなんてことはないだろうな?

似たような作品が多すぎる……というかこの作品成功をパクった作品の多さにより陳腐化しているみたいだけどこの作品は実によく出来ているよ。

初動から結末までの流れるようなプロットは今読んでも見事だよ。

ウダウダと言い訳を並べてさも自然ぶるよりも、読みたいもの淡々と出してくれることこそが娯楽小説の役目じゃないのかね?

全然猫が本筋に絡んでこないことについてはマジで擁護のしようもないのでここだけは俺も羊頭狗肉だと思う。


https://anond.hatelabo.jp/20230706151026

嗜虐性をくすぐれば男性が喜ぶことは、たぶん大抵の女性理解していて、パートナーと楽しんでいると思う。

からと言って、公衆面前男性女性を嗜虐して良い訳がない。

しかしきみ、大人の女性と付き合った事、あるでしょう。教わらなかった?

公衆面前と、パートナーといるベッドの上は、一緒にしちゃいけないよ。

それが令和の日本だよ…

2023-06-18

大人の女性なら自分にとってのベストペニスの長さくらい把握していて欲しい

ちょうどいい長さのペニスというのがあると思う。

相性の良さ、というやつだ。

その長さをきちんと計測して(zozoペニス計測のスーツを開発すべき)おいて、

なんだったらプロフィール欄に書いていほしい。

BP:17cmカリ太め

BP:15.7cm、右曲がりだと尚可

とかね。

すごく色々と捗ると思うんだ!

2023-06-15

リトルマーメイドのようなディズニープリンセスもの映画リメイクなんて、

どう考えてもかつて少女だったディズニーファンの大人の女性顧客として視野に入れているだろうに

「おまえのためにやっていない」

って酷い営業妨害だこと。

2023-06-09

anond:20230609081654

しろ幼児化とは逆ベクトルだと思うが…

厳選を重ねるうちに男性を見る目が熟練した大人の女性が多い

anond:20230609110346

そもそも1つめに「中学生とあるのは本当なのか? リンク先でツイ主が「JC」と書いてるけど、そいつ思い込みとか誇張の可能性も全然あるでしょう。日本全国探せば、ロリ顔の大人の女性なんてたくさん居るわけで

2023-06-06

世間女性が気にならないくらキレイなのはメイクしてるから………

なんてことだ。

グロテスク意見を聞いてしまった。

成人式ときに昔のクラスメイトが化粧しててビックリしたのを思い出す。

大人の女性は確かに誰もが必修科目みたいに化粧を覚えてる。

女は薄っすら好かれる、男は薄っすら嫌われる、とか言われてるけど。

あれって女の努力の成果だったってことか。

女が一斉に化粧をサボりはじめたら男と同じように薄っすら嫌われ出すのか。

妹、ごめんな。

清潔感を持て清潔感を持て、ってうるせーよ、って撥ね付けたこと、謝りたい。

清潔感かいムーヴィングゴールポストで男を女の都合の良いイメージに押し込めるな、とか言ってごめん。

女が日々努力してるなら、男に清潔感を求めるのは当然だ。

別に、清楚とかい女性蔑視概念の対抗として清潔感が言われてるわけじゃないらしい。

anond:20230605204840

オッパイとか若さとかで嫁を選びました。

セクハラが許されない世界から女性自由恋愛できてるのに

女の子別にメイクなんてしなくていいよ。

大人の女性たちが、みんな普通にキレイなのはほとんどがメイクしてるからやで


若くてオッパイが大きくてノーメイクでもキレイな女がいい

そしてかなり大勢の女がそこを目指し、若く見えるように整形し、オッパイは大きくなるよう手術して、キレイに見えるようにメイクする

やで

女の子別にメイクしなくていいよ

ある日、女性社員ノーメイクで出勤してきた。

そしたら上司から指導が入ったそうな。

会社女性社員特にメイク要求しないけど、

お客様がヘンに思う怖れがある。

お客様はいつも、メイクして綺麗にしてる女性社員に接してるのだから

俺は男だが、この話を聞いたとき猛烈に腹が立った。

結局会社メイク要求してるじゃねーか。

かに女性たちが好感を持たれるのは、メイク理由かも知れない。

多くの大人の女性メイクして見た目を整えてるから

から、そこら辺を歩いてる女性を見ても、うわっ、となる事がないのかも。

女性たちが個人個人社会自分を馴染ませようと努力してる成果なのかも。

被災とかで化粧しない女性テレビに映ったら、俺ら男は違和感を抱く怖れはある。

でもそれって俺ら男が悪い。

均一に整ったノイズの少ない容姿要求するほうが邪悪だ。

馴染ませようと努力するのは、あくま個人勝手

観る側が不快にならないことを要求すれば、建て前は崩れる。

馴染ませようとする努力女性要請してる事になってしまう。

女性けが息苦しい男女不平等社会なっちまうよ。

から俺は繰り返し言うぞ。

誰も聞いてなくても言うぞ。

女の子別にメイクなんてしなくてもいいよ。

anond:20230605204840

2023-06-05

自分恩恵を受けといて、それ言う? リスト

それをするのは自由だけど、自分恩恵を受けとっておいて、それ言う?

…ってなる身勝手言動を集めてリスト化しよう。

当たり前に受益してると感覚が鈍って気付かずに口走ってしま危険がある。

子ども産まなくて良かった。
子ども達が支える社会で生きてるのに
女にAEDを使わねーぞ。
自分ら男は使ってもらえるのに
ワクチン打たなくて良かった。
← みんながワクチン打ったから罹らずに済んでるのに

ネトゲ課金しなくて良かった。
課金プレイヤーゲームを存続させてるのに
Vtuberスパチャしなくて良かった。
推し生活スパチャ勢が支えてるんやで
PS5 を転売してます
← いくつでも自由に買えるのは、孫にプレゼントする為を思ってソニー様が許してるおかげなのに
AI イラスト作ってます
学習元の絵は苦労して人力で描かれてるのに
オッパイとか若さとかで嫁を選びました。
セクハラが許されない世界から女性自由恋愛できてるのに
女の子別にメイクなんてしなくていいよ。
大人の女性たちが、みんな普通にキレイなのはほとんどがメイクしてるからやで


追記

まさしく、そういう事だ。

『それをする権利

『それをして批判されない権利

ふたつは別モノ。

それする権利があるからと言って、批判されない権利まで持ってるわけじゃない。

有利ポジション理不尽さに無頓着なら、反感を買うんだ。

田舎高校に通っていた頃の思い出


昔のことに整理がついた。いつもお世話になっているはてなで語りたい。

ちょっと長くなるけどごめん。ピュア気持ちが赤裸々に表現されているなんてことはないので安心してほしい。若かりし頃の日記を見ながら書いている。

かつては花の高校生だった。今はすっかりアラサーが身に付いている。

地元の小中学校卒業してからは、家からキロほど離れた高校に通っていた。進学理由は、そう、友達三人がその高校を志望していたから。制服もかわいかった。だから私も志望した。今思えばその程度の理由だけど、自分には大事なことだった。

偏差値が高い学校ではなくて、みんな専門学校かに行く感じの、ごく平凡な高校だった。同じクラス大学に進んだ子は5人もいない。そんな中で、晴れて高校生になった私は、コンビニアルバイトに挑戦することにした。同じクラス女子アルバイトをしている子は少なかった。早く大人になりたかったのもある。

七月の始めだった。近所のセブンイレブンに応募した。夏は暑くて元気が出ないから嫌いで、新しいことを始めたくはなかった。けど、上の友達の一人がどうしても同じお店がいい!! というので、一緒に挑んでみることにした。

60才ほどのお爺さんがオーナーで、二人一緒に面接を受けたのを憶えている。パイプ椅子に座って面接を受けた。それで、志望動機を聞かれて、私は「社会勉強したいです」と言った。お小遣いが欲しかったのが本当だけど、別に嘘はついていない。

友達のMちゃんは、「タウンページを見て応募しました!!」と言っていた。「タウンワークのこと?」とオーナーに問い返されて、隣の部屋の大学生達が大笑いしていた。ほかにも同じくらいの時期にアルバイトで入った子達がいた。



八月頃だった。働いていて、ある男性に気が付いたのは。

その人は、がっしりした体形で、作業服を着ていた。あまり汚れはない。夏頃は薄い緑の作業服で、冬になると白い作業服の下からワイシャツネクタイが覗いていた(作業服の下にワイシャツを着ている人がいるよね。わかるかな…? 建設コンサルタントみたいな)。黒いカバンを持っていて、手のひら大のキイロイトリストラップひとつ付いていた。

ある時だった。その人のレジを受けたのが何度目かの時だ。私がいるレジの前に来た時、「こんにちは」と声をかけてきた。その時、私はどうすればいいかからなかった。ひとまず「こんにちは」と返して、何点かの食料品バーコードを読み取っていった。

レジ袋を渡す際、少しだけ手が触れた。変な感じがして手を引っ込めた。

その後も、その人は週に1,2回は私のいるレジに来た。その度に、「こんにちは」や「こんばんは」と挨拶をする。私は黙ってることにしていた。挨拶は返さない。マニュアルにないのもあるけど、なんだか変な感じがした。

ほかのアルバイトの子は、みんな「落ち着いてる」とか「男らしい」とか言っていて、でも私にはわからなかった。嫌な人じゃないとは思っていた。

その人のことをMちゃんに話してみた。すると、Mちゃんも同じように挨拶されているとのこと。そういう人みたいだった。彼女は、ちゃんと男の人に挨拶を返していた。何度か見たことがある。Mちゃんと一緒のシフトになることは珍しかったけど、作業服男性(当時の苗字を取ってKさんにする)に「こんにちは」と挨拶されると、「こんにちはー!!」と元気に返していた。

Mちゃんは人気があった。はつらつとしたキャラクターの子だった。30才になった今でもかわいい。異性にモテる子で、小柄で明るくて元気だった。不細工ではない。本当にいい子だった。



八月の終わり頃だった。生まれて初めて美容院に行った。当時実家には、両親と私と弟がいたんだけど、毎回千円カットだった。弟はスポーツ刈りで、私は簡単なボブカットだった。Mちゃん小学校の時から美容院に連れて行ってもらっていて、うらやましいと思っていた。

で、私も晴れて、初めてもらったお給料美容院に行ってみた。当時の私は物を知らない子だった。美容院にかかる料金も知らなかった。恥ずかしくて友達に聞くこともできなかった……。

入口では綺麗な人がこっちに来て、「初めてですか?」と聞かれた。緊張しながら「カットお願いします。ブローなしで」と言った。Mちゃん受け売りだった。「シャンプーしますか?」と問い返されたので、「お願いします」と伝えた。

こうして私は、まるで違う人になったみたいなショートヘアを手に入れた。料金はシャンプー込みで五千円だった。

それで、次の土曜の昼にコンビニレジをしているとKさんがやってきた。彼の順番がくると、「ん!?」という声が店内に響いた(はずだ。さすがに記憶あいまい)。ちょっとびっくりした。

増田さん、髪切った?」

どうしようかと思った。まだ、親以外の誰からコメントをもらっていない。なんだか怖くなって、「はい……切りました」って小さい声で答えた。そうしたら、

「似合ってるね!!」

と、Kさんは言うのだ。自信満々の目つきで。

あの頃は、Kさん特殊な人だと思っていた。まだ16年しか生きてなかったけど、彼のような人を見たことはなかった。でもその時、理由がわかった気がした。彼を特殊だと感じた理由が。

瞳だ。力強かった。当時、私と同じクラス男子はもちろん、周りの大人や、教師でさえあんな瞳の人はいなかった。Kさん目力ダントツだった。

ありがとうございます…」

途切れ途切れだったと思う。恥ずかしいけど、嬉しかった。レジの中で私は小さくなっていた。心臓の音が大きくなってきて、震える手でKさんが選んだ商品を読み込んでいた。お釣りを返す時に、緊張のあまり10円玉を床に落としてしまった。急いで拾って、拭くのも忘れて返した。



土日のどちらかで、Kさん接客をすることが多かった。

別に、その人に会うためでは全くない。そんなことは全然ない。ただ、雇用契約書を交わす時のオーナーとの約束で、「平日は2日と、土日のどちらかにシフトに入る。お盆正月シフトに入る。試験間中休み」という約束を守っていただけ。

月に何度か、Kさんは話しかけてきた。他愛のない話で、10秒くらいで終わる。ほかの話しかけてくる男の人と違って、こちらが返しやすい問いかけや、共感を呼びかける言葉が多かった(雨が多いね、名札が曲がってる、ゴキブリ死体が落ちてる、会計金額が2000円ぴったりとか)。

和やかな日々が続いていた。学校勉強は難しくなかった。偏差値が高くないところだった。風紀が乱れているとか、そういうことはなかったけど。制服を着崩す人は少ないし、部活動をやってる人もたくさんいた。女の子可愛い、ということで有名な広島県東部公立高校だった。思い出話が多くなってごめん。こんな時しか話せる機会がないので許してほしい。

その年の冬だった。放課後にMちゃんから相談を受けた。夕日が教室を照らしている時間帯で、ほんのりとまぶしかった。Mちゃんと一緒にやっている文化部活動が終わった後だった。彼女自分の机に座っていて、私は自分椅子をそこに移動させていた。

Mちゃんカバンの中から取り出したのは、手紙だった。薄い青色封筒だったと記憶している。小さい便せん2枚に渡って手紙が添えられていた。

「これ、あの人からもらった」

とMちゃんが言った。Kさんのことだ。話を聞くと、一昨日の夜にKさんコンビニに買い物に来て、帰り際にMちゃんに渡したという。それで、Mちゃんは受け取った。

もやもやとしていた。何かが燃える感じが、ぶすぶすと胸の奥から込み上げてくる。あの時、私の表情は歪んでいたかもしれない。へんな感情だった。心臓から血管へと、血液が流れ出ている感じがわかって、心臓から流れ出たその血が体の中を巡っていった。そういう感覚があった。

増田さん。これどうすればいい?」

「あー、はいはい。うん。すごいね。知らんよ。好きにすれば」

気持ち言葉で表すとこうなった。

そのまま席を立って、教室を出て、靴箱まで下りるところの階段で涙が込み上げてきた。別にKさんのことが好きなわけじゃなかった。当時、私に「付き合ってよ」と告白してくる男子もいた。Kさんはただのお客さんだった。何の感情もない。本当だ。

今思うと、わかる。女として負けたのだ。Mちゃんに。だから気分がもやもやした。当時は「女としての負け」という考え方はなかった。でも、心の中で感じていたのは、まさにそれだった。

コンビニを休むようになった。それまでは試験間中しか休んでなかったけど、行く気がしなくなっていた。休んでいる間は、別に普通だった。学校は楽しかったし、部活は週に二回しかなかったし、それ以外の日はまっすぐ家に帰っていたし、稼いで貯めたお金好きな音楽漫画雑誌に使っていた。

美容院には通い続けていた。三ヶ月に一度。何度もお風呂で髪を洗っていると、セットしてもらった髪がシワシワになる。そうなったら行くことにしていた。周りのおしゃれな子に合わせて、大人の女性が読むような本も買った。



高二の梅雨時だった。Mちゃんコンビニを辞めると聞いたのは。マクドで、同じ中学出身のみんなで騒いでいる時にMちゃんがそんなことを言った。別に理由はないらしい。

そんなことはないはずだ。だって、冬頃からMちゃんは太りだしていた。以前はスラっとしてこぢんまりしていたのに、今ではすっかり丸くなっていた。お腹が出ていて、制服を着ていても目立つ。以前はハムスターだったのに、今はチンチラだった。

Mちゃんが「オーナーが困ってるよ」と私に言った。ほかにも欠員が出て苦しいらしい。もう何ヶ月も休んだし、そろそろ出てみることにした。

Kさんは、やっぱり週に何度か来店していた。冷凍食品ホットスナック炭酸水ビールを買っていく。最初は「久しぶりだね」と聞いてきたので、「はいお久しぶりです!」と作り笑いを返した。

昨年入った高校生は、みんな辞めていた。先輩の大学生やパートさんに聞いてみたけど、そんなものらしい。オーナーは「働くという行為に耐性がつく子が少ない」「もっと楽なアルバイトを探す子も多い」と愚痴をこぼしていた。

それからKさんと話す頻度が増えていった。前よりも話すのが楽しくなっていた。Mちゃんが辞めて気分が楽になったのも正直ある。

その夏だった。一度、ファッションカラーというのをしてみたかった。夏休み限定で。完全に金髪にするんじゃなくて、線状にスッと部分的に染めるのをしてみたかった。

馴染みになった美容院に行って、当時流行っていたロングヘアの横髪の方に金色ラインを入れるのをやってもらった。後ろの毛先もちょっと染めた。

次の日、コンビニレジを受けているとKさんが入ってきた。土曜日で、ジーンズTシャツラフな格好だった気がする。

増田さん、今日どうしたの。金色じゃん」

はい。変えました」

「うん、うん。変わってるね」

「どーですか?」

「似合ってるね!」

この時、息がしにくくなって、左手を前に出して2,3回すばやく振った。小さい声で会計金額を告げて、お札を受け取って釣銭を取ろうとしたところで、また落としてしまった。お釣りを拾う時、休日だったので当たり前だけど、Kさんカバンを持ってないことに気が付いた。キイロイトリ(リラックマ…)のストラップを思い浮かべて彼の前に立った。

Mちゃん気持ちがわかったかもしれなかった。何も言わずにお釣りを返した。Kさんはほんのり笑っていた。2023年の今と違ってマスクをしていない。朗らかな笑顔だった。懐かしい。

でも、怖い時もあった。同じ年のことだったけど、私は中年のお客さんに怒られていた。声が聞き取りにくくて、タバコ選びに二度も失敗したからだ。Kさんレジの三番目に並ぼうとしていた。

ずっと怒られ続けていて、ようやく終わるかと思ったけど、やっぱりまだ続いていた。すると、Kさんが割って入ってきた。「すいません。あと二名ほど並んでるんですが」とフォローしてくれた。

でも、その中年のお客さんはキレてしまった。「兄さんは関係なかろうが。おい!!」とヒートアップしてた。「関係あるでしょ」とKさんが返していた。

かに店員もいなくて、話のやり合い(ほとんど平行線)が続いている中、いきなりだった。Kさんが「あぁ!!?」と怒鳴ったのだ。彼はおじさんにこんなことを言っていた。

「さっきからお前、つまらんことをグチグチグチグチと……俺はのう、お前に手を出そうとするんを、ずっと我慢しとるんやぞ!!」

「……兄さん警察呼ぶよ」

「呼べ!!」

「……」

おじさんが退散すると、Kさんバツが悪そうにしていた。ほかの子応援に来たので、私は向こうのレジに行った。



もうすぐ高3になる頃だった。変化があったのは。

Kさん手紙をもらった。夜9時くらいで、お客さんもほかの店員も誰もいなかった。会計を終えた後で、「増田さん、増田さん」と声をかけてきて、カバンの中から手紙を取り出した。

何も言わずに受け取って、家に帰って読んでみた。以下内容。

増田さんはよく動いていてすごいと思う

・どんな人なのか知りたい、食事に行きたい

・今年中に引っ越すのでその前に

・興味があるならメールがほしい

・興味がない場合は返信はいらない

当時は彼氏がいた。初めての彼氏だった。同じ学校で、お調子タイプ男子だった。

そこまで好きではなかったけど、告白されて悪い気はしなかったし、嫌な人でもないから付き合っていた。クラスの中でも悪い立ち位置の子じゃなかったのもある。

ある夜、その彼氏Kさんとを心の中で比べてみた。別に、どちらがいいとか結論は出なかった。いや、見た目も中味もKさん圧勝なんだけど、今の彼を嫌いにはなれなかった。それで、交際中の人がいる以上は、Kさんに何も答えない方がいいなって思った。

もし仮にKさんと会ってみて、一緒にご飯を食べて、もし仮に告白とかされて、付き合いはじめたとしても・・・・・・すぐにフラれるだろうなって、ベッドの中で思った。

Kさん雰囲気が優しそうで、見た目も悪くない人だった。ほかのアルバイトの子も皆格好いいって言ってた。自分相手にされない、付き合ってもすぐに幻滅されると思った。



高3に上がってからも、これまでどおりKさんとの関係が続いた。私のいるレジに並んで、たまに会話をする。天気の話が多かった。あとは、私のメイクとか、髪型とかが変わった時は気づいてくれた。ほかのお客さんがいない時に限って会話をしていた(迷惑になるから?)。

当時、高校を出た後の進路は美容専門学校を考えていた。そこまで大した志じゃない。高校入学した頃は、見た目が『じゃが芋』だった私も、メイクファッションを覚えてだいぶましになっていた。『メインクーン』になっていた。

自分でいうのはどうかと思うけど、本当に私は変わったのだ。高1の時の写真と高3の時の写真を比べると、じゃが芋から進化した存在になっていた。別人みたいだった。

その年の秋になると、第一志望の専門学校に入るために、コンビニの隣にある地域集会所で毎日勉強していた。いつも親が仕事帰りに迎えにきてくれる。当然Kさんと会うことはできず、悶々とした気分になった。

入学試験ちょっと前だった。集会所を出て、お腹がすいていてコンビニに何かを買いに行こうとしていた。すると、ちょうどKさんがお店から出てきたところだった。自転車に乗ろうとしていて、コンビニ駐車場に入った私を呼び止めた。

お疲れ様です」と声をかけてきて、私も「お疲れ様です」と返した。「今日寒いね」には、「本当寒いですね」と返した。「元気そうでよかった」には、「はいめっちゃ元気です!」と返した。泣きそうだった。嬉しかった。

その時、Kさんが「増田さん。俺、今日最後なんだ」と手短かに言った。「今週末に引っ越す。今日コンビニ最後から。じゃあ、元気で」と、Kさん自転車に乗った。

私が「こちらこそ、ありがとうございました」って言うと、「増田さんはい社会人になると思う。もし、大人になってどこかで会うことがあったら何か奢る。約束な」って、自転車に乗って私の家とは反対方向に駆けていった。



あれから十年以上が経った。今は結婚二年目で、生活に慣れてきた頃だ。子どもはまだいない。そろそろ社会人として復帰しようかと考えている。コンビニで働こうか、それとも昔いた会社契約社員ポジションを探そうか思案している。

実は、あの別れの日から数年後にKさんに会うことがあった。当時の私は、美容専門学校卒業した後、都会の方で美容とは関係のない仕事に就いていた。求人情報誌への掲載営業で、とある喫茶店に出入りしてたんだけど、ある日そこでKさんサンドイッチを食べているのを見た。その時は、作業服じゃなくてスーツだった。後日聞いたところだと、会社からの出向で政令指定都市に赴任しているとのこと。

お久しぶりです。元気でした?」と声をかけてみたけど、Kさんちょっと悩んだ様子だった。かくいう私もメイクが濃すぎたし、髪も長くなっていたから、気づくのに時間がかかったみたいだ。向こうも驚いてたっけ。やっぱり優しそうな雰囲気で、笑顔がまぶしかった。あの日約束どおり、後日ご飯をおごってもらった。

この日記を書こうと思ったきっかけは、早朝に旦那を送り出した後で、昔の自分を思い出したからだ。玄関で、旦那カバンに付いているぬいぐるみストラップを眺めていて、思うところがあった。

とりとめのない内容だったけど、以上になる。最後まで読んでくれた方がいたらうれしいな。

2023-06-01

anond:20230601233103

anond:20230601220404

いやほぼすべてレイープの内容やんこのひとのマンガ

anond:20230601232517

そのあたりはクジラックス先生と一緒だよね 年齢だけ重ねたモノの精神的に未熟で大人の女性に直面できない男が、少女に魅力を感じているが決して報われず、 でも社会的に報われない...

anond:20230601233103

そりゃどんなモノからでも哲学を汲み取ることはできるが、それはそれとして非道なエロとレイープのマンガであることからはにゅう工房クジラックスも逃げられん、ていうかそー...

















そりゃどんなモノからでも哲学を汲み取ることはできるが、それはそれとして非道なエロとレイープのマンガであることからはにゅう工房クジラックスも逃げられん、ていうかそーゆー目的用やんアレって(苦笑)

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