はてなキーワード: 公共交通機関とは
今ホッテントリに上がっている「赤ちゃんの泣き声うるさい問題」について。
生後数ヶ月の赤ちゃんを連れ回す親たちに想うことと、“ベイビーハラスメント”について
http://www.goodbyebluethursday.com/entry/baby__harassment
この記事の中でこういう箇所がある。
電車の中で、新幹線の中で、飛行機の中で、赤ちゃんは泣きます。絶対に泣きます。
はっきり言って、私は、移動時間にゆっくりしたいのに、赤ちゃんが泣き喚かれたら迷惑です。
この前も、海外旅行に行った友人から、「前の席の赤ちゃんが泣き続けるから、飛行機の中で全然寝れなかったよ」という話を聞き、同情しました。
いっぽうでブログ主は1年前こういう記事も書いている。700ブクマ以上集めたので覚えている人も多いと思う。
http://www.goodbyebluethursday.com/entry/cafe
子供、特に赤ちゃんなんて泣くのが仕事だし、状況を考えて泣く子供なんていない。子供の泣き声は「仕方のないもの」であるとして受け入れなければならないし、むしろ「ほほえましい」ぐらいに思ってもいいぐらいだと思った。(中略)
もしこれ(俺註:泣く赤ちゃんとその親をカフェが追い出したこと)が公共の場であれば、それは批判されてしかるべきだろうと思う。例えば電車やバスの中で、赤ちゃんの泣き声に怒りを覚え、何か言ってくる人間がいたら、「あんたがタクシーを使え!」と言いたくなる。公共交通機関を使うならば、赤ちゃんの泣き声は受容されて然るべきだ。
俺は人間だれしも意見が変わっていいと思っているが、この記事の寛容さと子連れへの温かい目線から、今回の記事の「迷惑だから親はできるだけ外出我慢すべき」に至るまでの変化はなかなか劇的で戸惑う。
両記事とも夏休み中で子連れファミリーが多い時期のものであり、イライラしてしまうことが多いのだと思うが、それでもカフェの記事などは子連れの事情などにも配慮しつつ、それ以外の人やカフェの立場も尊重したバランスのとれた意見だと思っていたので、今回の記事を読んで残念に感じた。
子供の泣き声はうるさい。少なくともそう感じる人、状況によってそう感じる人がいるというのは厳然たる事実である。
いっぽうで氏が要請するように、赤ちゃんを公共の場に連れ出さない、あるいは近所の散歩に限定して生活することもまた不可能。氏は若干勘違いしているが、子供が泣くのは生後数ヶ月だけではない。1歳、2歳でも泣く。2年間外出を控えると、2人子供を産めば4年間、3人なら6年間、旅行、レジャー、外食、里帰りが自由にできなくなってしまう。もちろんそれ以外のやむにやまれぬ外出だって数多くある。子供の病気、検査、シングル家庭、父母どちらかの病気・仕事・単身赴任・出張で預けられない、頼れる親が近所にいない等々…。
このように互いに考慮すべき事情を抱える、立場の異なる人間が同じ社会で暮らしているのだから、カフェの記事で氏が提案したように入口で「赤ちゃん連れはお断りしています」など、すみ分けできるところではそうする、交通機関などすみ分けできない、難しいところでは、親の側はラッシュアワーはなるべく避ける(それでも乗らざるをえないケースはある。親も好き好んでラッシュ子連れ乗車なんてしたくないので、多くの親はできる範囲で避けようとしている)、迷惑に感じる側は車両を変えるなりして互いに譲り合うしかないのではないか。交通機関などに乳幼児優先車両などあるといいんだけどね、優先席は今でもあるが泣き声は防ぎようがないので。せめて長期休暇中のラッシュアワー時間帯だけでも。指定席の新幹線や飛行機は難しいが座席予約時の工夫ですみ分けできないかなあ・・・。
そんなわけで俺の立場はできれば「すみ分け」、無理なら「譲り合い」である。子育てに限らずこれは当たり前のことだと思っている。すみ分けならともかく、譲り合いとなると法律もルールも存在しないので、どちらがどれだけ譲るべきなのか、個々が是々非々で判断することが求められる。そこでも意見がわかれたらもう仕方がない。お互いに心の中で舌打ちしてすれ違うしかなかろう。社会生活ではそういうこともある。ただ根底に「子供はうるさい生き物」と「子供は社会の宝」という2つの基本的共通認識が両者に存在していれば、舌打ちするシーンはそうはないとも考えている。
繰り返すが「赤ちゃん泣き声問題」は一般論では語ることができない個々のケースで判断されるべき問題だ。氏にはカフェの記事のように、この夏イライラしたポイントを具体的に語ってほしかった。
「最近、客に媚びる店が多いなか、ドンと玄関先にこんなに張り紙をしてるこの店が好きだ」
「躾が全くできていない騒々しい子供さん」というのはどうやって判断するのだろう。うちの子の場合、発達障害でどうしても騒がしくなってしまうことがある。赤ちゃんでなくても、成長しても完全にはおとなしくはならない。こういう障害児は「騒々しい子供さん」とみなされて、この店主に追い出されてしまうのだろうか。公共交通機関でも、周囲から冷たい視線を感じる日も多く、普段から「躾が全くできていない」と思われているのだろう。
障害者のことなど一言も言っていない、などと反論する方もあろうが、見た目は全く分かりませんからね。身長が極端に高いわけでも低いわけでも、顔立ちが変わっているわけでも、臭いがするわけでもない。障害児の集まりに行ったって、保護者の目から見ても、みんな一見普通。でも騒いでしまう。
発達障害は、保護者の努力で症状が改善する場合もある。ただし、障害の程度が重い場合にはそれにも限度がある。そのようなお子さんをお持ちの保護者の方は、外食・外出などしてはいけないのだろうか。声を出してしまう、立ち上がったり動き出してしまう子供は、障害だろうがなんだろうが、親の責任で静かにさせよとのことなのだろうか。もちろん障害の程度にもよるので、怒鳴り散らしたり他のお客さんに危害を加えてしまうような場合は保護者が控えるべきだろう。ただ、元になったtweetの反応を見てもほとんどの方が障害者のことを想定せずに共感されているのは心配だ。
幸せな生き方をするために、「見返りを求めるな」などとよく言われる。
しかし見返りを期待しない行為などそもそも存在し得ないのではないだろうか。
たとえば、見返りを期待することせずしてビジネスは成り立つまい。
投下資本以上の収益(=見返り)が期待されないのでは、ビジネスは存続できない。
その結果、場合によっては多くの人が路頭に迷い、不幸になる。
それでもなお「幸せに生きるために見返りを求めるな」と言えるのか?
ビジネス以外の場面でも同様だ。
せっかく意を決して譲ったのに何らかの理由で拒否されたら、いかなる人であっても残念な気持ちになるだろう。
譲るほうは「座って少しでも楽になってもらえれば」「喜んでほしい」などの「見返り」を期待しているからこそ、その思惑やアテが外れて残念な気持ちになるのだ。
見返りを求めないなら、そもそも席を譲ろうなどと考えもしないだろう。
それでもなお「幸せに生きるために見返りを求めるな」と言えるのか?
https://anond.hatelabo.jp/20170715180955
↑連邦議会・党試案 2
「連邦」は大洋に囲まれた大陸国家である。その大陸では唯一の政府機関。
≪下院の説明≫
≪上院と地方自治の説明≫
連邦州ごとに異なる。
概ね…。
大きな州:3議席、中小の州:2議席、連邦市州:2議席、準州:1議席が与えられる。
選挙制度:自治体(州など)の議会(州議会)にて、連邦評議会の議員を選出する。
②人口が少ないなどの理由で、連邦州に昇格できないが一定の自治を有する「準州」(連邦政府の一定の監督を受ける)。
③連邦政府と「条約」を結んで、傘下に入った「連邦加盟共和国」。
…の三形態がある。
連邦に拠点を置く旧世界(北西大陸及び南超大陸など)の「亡命政府」や
地域の「少数民族集団の代表組織」がオブザーバー(投票権がない「組織」)として
評議会への参加を認められている。
ちなみに各々第一級自治体の議会構成も「連邦」のミニチュア版に近い。
自治体ごとに多少差はあるものの、全ての第一級自治体に「二院制&諮問機関」の形態が存在する。
→第一級自治体・連邦構成主体(連邦州、連邦州、準州、連邦加盟共和国)
地方警察の設置、社会保障の枠組み作り、租税の徴収や公共交通機関や大規模な都市計画などの複合的な公共事業を行う。
→→第二級自治体・地域中核自治体(市政府、郡政府、自治区政府≪少数民族集団の自治区≫)
中核自治体。州政府の干渉が強い群政府と干渉が弱い市政府、そして自治区政府に分けられる。
多くの場合、市政府は人口の多い区域に成立する。群政府は人口希薄区域に多い。
都市計画や選挙事務、大規模な公共施設の管理運営など基礎的な業務を行う。
自治区政府のみ州政府と調整の上、民族区警察を置くことができる。
→→→第三級自治体・基礎自治体(市の区部、郡部の町や村など)
基礎自治体。身近な行政サービスを行う。窓口業務やゴミ出し、インフラ管理、小さな公共施設の管理など。
他には、ある特定の行政目的のために複数の自治体が共同で設立した「特別行政区」がある。
指定組織:連邦議会及び連邦評議会の議決(3分の2以上の賛成)を経て「指定諮問資格」が与えられた組織。
の三種類がある。
→一例
労働組合、産業・商業団体、金融団体、生産者団体、専門職団体。
上記の組織は「指定諮問組織」として議会から諮問を受ける場合が多い
ただ、必要に応じて「指定組織以外の組織」も諮問されるケースもある。
(それ以外の組織も出すことは出来るが…。)に出すことが出来る。
連邦議会内のうち「3分の2以上の賛成」
がなければ、指定を取り消されることはない。
諮問は重視されるが、あくまで「結論は連邦議会の採決によって決定」される。
特別指定諮問組織は連邦議会内では、連邦議会の「諮問・補助」に徹しなくてはならない。
この仕組みは、コーポラティズムから(或いは職能代表制)影響を受けている。
≪議会制度のまとめ≫
下院優先主義。
上院と下院で意見が分かれた場合は、下院で再度議論がなされた後に決がとられる。
下院のみ解散が可能。
解散できるのは議会自らか、政府のみ。解散後速やかに再選挙が行われる。
≪主要政党≫
社会民主党、立憲民主党、緑風共生会議:387(217+107+63)
→民主主義・社会民主主義・自由主義・立憲主義・福祉国家・緑の政治
・進歩主義・ハト派・中くらいの政府・社会包括主義・連帯主義・共生主義
→→労働組合員、各種業界団体(特に社会福祉、教育、出版、芸能系)
(国政の最大与党。
左派リベラル各党が保守党に対抗すべく、3党が協定を結んだ政党連合の形をとる。
3党の中ではそれぞれ党内自治が行われているが、重要法案の際に同盟の中で党議拘束をかけられる。
「同盟」は福祉国家を目指した上で、経済の自由化を目指すことを表明している。
支持母体は自由主義・中道主義系の労働組合や宗教団体や商工業団体。
一部、穏健保守層や役人の支持もある。
支持母体は市民運動、左派系知識人、芸能団体、教育者団体、生産者団体など。
環境主義や農民主義のほか、社会的弱者の保護、多文化共生社会、脱物質主義を掲げている。)
保守共和党:301
(→保守主義・自由主義・共和主義・タカ派・地域分権・小~中くらいの政府
→→宗教保守系、農民団体、各種業界団体(特に建築、発電、製造、輸送、観光など)
(最大規模の野党。
連邦の地方都市や郡部で特に勢力が強く、全国広くに地域支部を持つ。
支持の中心は社会秩序を維持したまま、経済的な自由を促進したい者たち。)
:主要政党 計688議席
≪中堅政党≫
・「自由改革の集い」
自由改新党:42
→中道右派・新自由主義・市場原理主義・自由競争の原理・ベーシックインカム
・中央集権と小さな政府・表現の自由と科学の発展・公共事業の最小化
→→ベンチャー起業家団体、科学者団体、都市部住民、ポピュリスト。
右派の旗を掲げて、保守層に接近している。都市部で支持を固める。
保守党に接近しつつ、自党のテーマを浸透させるのが現状の目標。
リバタリアンの要素もあるが、保守層の理解を得るためその要素をなるべく隠している。)
・「緑の協同体」
大きな政府、協同組合の普及、市場の一部統制、持続可能な全国一律の開発。
連邦協同党は大都市や地方都市、社稷緑風党は郡部に基盤を持つ。
「反新自由主義」の観点から、自由改新党とは互いにけん制し合っている。
民主中道同盟とは関係が深い。事実上の統一戦線を組んでいる。)
・「人民戦線」
:30(23+3+3+2)
→社会主義、共産主義(愛郷同盟は保守・地域主義)・急進主義・労組組合経済論
非正規の組合、衰退した地方層、マイノリティ、アングラや前衛系文化団体。
(「人民戦線」は議会中心主義を掲げているが、しばしば街頭で直接行動も行う。
ただし要所では協力する。
全体的にアクティビストの連合と言う面が強い。
①「人民共産党」は左派貧困層やマイノリティ、反主流派の知識人から熱い支持。
主に都市部からの支持が目立つ。支持母体は急進的な労働組合、退役軍人組合
農民団体、中小企業の商工団体など。都市部に多くの拠点を持っており
支持母体と共同する形で、救貧活動や労働運動などの社会活動も直接行っている。
もともとは「旧社民党」の中で「急進主義」を掲げる者か離党して結成した政治グループ。その後、他の左派の小規模勢力が合流したため政党化した。旧党名は「急進社会党」。「人民戦線」結成を機に党名を変えた。
いくつかの加盟組織の会議体という面もある。
相互扶助や啓発のため、シンポジウムや相談会を良く開いている。
③「愛郷同盟」は、地方政界や一部の右派を取り込むために活動している。
宗教や農民団体との関わりも強く、時には保守系との橋渡しも行う。
④アングラ系のアート集団や知識人、あるいはより個性的なアクティビストの
支持を取りまとめるのが「雑民の党」。彼らは「表現の自由」にも力を入れる。)
中堅政党:計104議席。
≪小規模政党・独立系≫
地域主権合同党:14(12の州で加盟組織が活動中。内、9の州の加盟組織から議員を輩出)
→右派左派混合・主権の地方委譲(徴税権の地域政府への大幅譲渡、地域政府の限定的再軍備)
→→地域主義者、地域系労組、地域系商工組合、地域独立を望む住民。
(地域政党の集まり。反中央集権、地域分権を掲げる。イデオロギーは保革混合である。
「党」よりも加入した連邦議員(或いは地域政党)の緩やかなネットワーク団体に近い。
ただ、党内連合会議は存在しており、最低限度のルールの尊重は義務付けられる。)
独立系議員団「民主中道同盟」海賊党・公正連合:17(13+4)
・表現と情報の自由・民主共助・へき地福祉支援・公正主義・中くらいの政府・社会自由主義・共生主義
独立系業界団体、独立系右派労組、保守系革新層、ポピュリスト。
自由改新党とは互いにけん制し合っている。
緑の共同体は党議拘束がある。こちらには「原則は存在しない」のが特徴。
立場上は「政党」となっているが、事実上の「保守、中道系の無所属系議員の連合」
と言う意味合いが強い。
海賊党を会派に引き込んでおり、左派や若者の支持も集めている。)
・「第三の道」
国家革新党:10
→国家社会主義・国民団結主義・大きな政府と中央集権・反移民政策
→→独立系右派労組、独立系業界団体、神秘主義者、革新アート系、傍流系地方農家
(いわゆるネオナチ。
派手な示威行動のなかで「国民団結主義」と「我らの敵の存在」を呼びかける。
計41議席。
社387+(閣内協力:協32+民17)+(部分協力:人30):466議席
保守301+自改42:344議席
第三の道:10議席
436議席の場合も。
→→準与党:人:計30議席
・地域政党:14議席(地)
各議員の自由度が大きく、党員拘束はされない。)
・野党:343+10議席(保改・国)
:計833議席(過半数:417議席)。
横ですけど、都生まれ都育ちの都民なので、公共交通機関じゃその日のうちにたどり着けないようなところにあえて選んで旅行してる節がある。
飛行機&レンタカーライド&登山とか、新幹線&レンタカー&キャンプとか。
北海道各方面、阿蘇、九州の温泉めぐり、東北の温泉めぐり、島原半島あたり、沖縄本島、奄美大島、石垣島、京都の日本海側~若狭~福井までドライブ、パッと思い出しただけで国内こんぐらい。数は分からんよ。
https://anond.hatelabo.jp/20170712213159
自転車好きは徒歩、自動車、電車での移動の人より長生きであるという英グラスゴー大学等の研究で明らかに。
各国の特に都市部において自動車を通行規制強化や通行課税強化等で自動車を減らして自転車を増やす政策が進められているので自転車の活用を広めたいですね。
更に、壊疽や失明、心臓病、脳梗塞、免疫不全等の合併症に苦しんで死亡する率が高く実際に短命。
歩行者はそれよりは善いが、自転車通勤者など自転車によく乗る者ほど最も健康寿命が長く、実際に長寿。
https://togetter.com/li/1123813
事故率、死亡率、死亡率ともに自転車利用者がもっとも優良なスコアを持つ。自転車利用者はもっとも健康寿命が長く、実際の寿命も長い。
https://pbs.twimg.com/media/DDMN0OOVwAAo1hJ.jpg
http://www.epochtimes.jp/2017/05/27201.html
自転車通勤者は徒歩通勤者より全死因死亡リスクが低い/BMJ|医師・医療従事者向け医学情報・医療ニュースならケアネット
https://www.carenet.com/news/journal/carenet/43895
>自転車通勤者は、電車や車に比べてガンに罹るリスクは45%少なく、心疾患の場合は46%、また早期死亡リスクは41%少ないことが分かりました。
自転車通勤はやはり体に良かった 自動車通勤や電車通勤の人間よりも死亡リスク4割低下|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO17506560Z00C17A6000000
自転車通勤をする人は、自動車や公共交通機関を使って通勤する人に比べ、がんや循環器疾患による死亡リスクの減少など、
幅広い健康利益が得られること、徒歩での通勤も循環器疾患のリスクを減らすことが、中高年の英国人を対象に行われた研究で示されました。
http://cyclist.sanspo.com/266093
さらに、クルマを減らして自転車の利用が増えると地元商店街が潤うというデータも出そろってきているようです。
イギリスの首都ロンドンは自動車から通行課税を徴収して、健康的な移動手段である自転車活用を増やすために自転車専用道ネットワーク整備など自転車インフラ整備推進に充てている。
一行は河口湖からまずは大月方面を目指していきます。その途中の富士山駅、都留市駅の2ヶ所で道志村行きのバスがある情報を得ていましたが、いずれもスルーしました。もし道志村方面に向かっていたら、どうなっていたのでしょうか。
道志村は山梨県の最東南端の村で山中湖、都留市からのバスの他、神奈川中央交通が相模原市の三ケ木から県境の月夜野までバスを走らせています。都留市駅で羽田さんが行き先を聞いていた、あの月夜野です。
調べてみると以下のルートが見つかりました。
富士山駅11:30(富士急バス)12:08山中湖旭日丘13:45(富士急バス)14:35道志小学校14:47(富士急山梨バス)15:05月夜野(徒歩2.3km)東野16:05(神奈川中央交通)16:42三ケ木
月夜野まで来るバスは平日は午前の2便しかないのですが、峠を越えた神奈川県の東野まで行けばバスがありました。月夜野まで行ってしまった一行がその場で止まることは考えにくいので、おそらく神奈川県側のバスを見つけることはできたでしょう。
三ケ木からは神奈川県の橋本からバスが出ており、橋本からは北上を続けると、最終的には一行が2日目の日中に到達する青梅線の河辺駅まで行くことができます。というわけで半日以上先行することが可能でした。
ただし、一行が新狭山駅で見つけた川越行きや、後述する埼玉から栃木の県境越えの接続がうまくいかず、最終的には大月ルートに追いつかれます。とはいえ、八王子や川越でじっくりと情報収集を行うこともできたでしょうから、道志村ルートを検討する価値はあったと思います。
一方で都留市駅まで行ってしまった場合はどうだったでしょうか。その場合、一行は都留市駅を17:37に出るバスに乗ることになり、さすがにこの時間ではもうバスはなく、神奈川へ抜けるのは翌日になってしまっていました。というわけで、都留市駅まで来た一行が大月ルートを選択したのは正解でした。
ところで、一行が東桂入口でタッチの差で逃した「路線バス」ですが、あれは事前予約制のデマンドタクシーだったので、今までのルール上では乗車できませんでした。ただ、路線バスの旅は厳格にルールが運用されているとは限らないので(今回も路線バスではない、宿の送迎バスの利用が認められました)もしかしたら便乗を申し出てOKだったら認めていたかもしれません。その場合は都留市駅に14:10に着くことになりましたが、先へ行くバスはなく、大月へは放送と同様のバスに乗ることになりました。このほか、都留市の循環バスが都留文科大学まで来ていますが、時間は合いませんでした。
一方で大月への移動は途中徒歩を挟んでいますが、実は都留市駅からのバスはリニア見学センターで大月駅行きのバスに経路が繋がっています。
都留市駅16:30(富士急山梨バス)16:44大原入口17:19(富士急山梨バス)17:30大月駅
しかし、リニア見学センター〜大月駅は月曜運休で、もしロケ日が月曜日では利用できませんでした。同じバス会社で直通便もあるにも関わらず一行どころかバス会社の人も気づかないのは考えにくいので、ロケ日は月曜日だったと考えるのが妥当です。
2日目は奥多摩で日原鍾乳洞に立ち寄るなどの停滞はありましたが、先へ進めなかったので大きな影響はありませんでした。しかし、ポイントは川越での選択でした。
川越で、上尾・桶川・鴻巣の3方向へバスがありましたが、羽田さんの「鴻巣には何もない」の一言で一行は上尾を目指すことになりました。しかし、この3方向で上尾はもっとも南にあり、先に進むには損をしています。そして、結果的にこの決断が運命を大きく左右します。
もっとも北にある鴻巣へ行っていたどうなっていたでしょうか。放送では19:13の鴻巣駅西口行が紹介されていました。
川越駅19:13(東武バス)20:00鴻巣駅20:22(朝日バス)21:00加須駅南口
このように放送では3日目の午後に到達していた加須に2日目に到着することになりました。
ちなみに3方向の真ん中にある桶川を経由する場合、その日は桶川泊りになりますが、桶川からは菖蒲車庫行きの朝日バスが頻発しており、多少は歩く距離と時間を稼げたと思います。
ただ、後述しますが放送通りに柳生駅に着いても挽回は可能でした。
3日目はどのルートを通っても、結果的には加須市へ収斂し、柳生駅を目指すことになります。そこで、柳生駅から先のルートですが、放送では一駅先の板倉東洋大前まで歩き、そこで歩き疲れた一行は館林駅行きのバスを利用します。結果的にはこの選択が致命傷となり、最後まで挽回することができませんでした。ルイルイと蛭子さんが旅をした第18回の水戸〜善光寺の回でも佐野市、足利市の脱出に苦労し乗り継ぎ失敗となりましたが、結果的には同じような失敗になりました。放送でも紹介されていましたが、足利市、佐野市の両市は、JR両毛線、東武線などの鉄道網が発達している分、市外とのバス路線の接続に乏しく、市境は徒歩で越えなければなりません。両市の経由は避けたいところです。その一方で板倉東洋大前駅からは館林市方面への広域バスはありますが、栃木方面へ行くバスはありません。
では、柳生駅から直接栃木市方面に行くルートはなかったのでしょうか。
柳生駅から少し北上したところに「きたかわべ」という道の駅があります。ここは埼玉県と群馬県の県境にありますが、なんと平日に限り栃木市のコミュニティバスが県境を越えてここまでやってきています。
3日目を加須からスタートした場合、放送でも一行が利用した柳生駅行きのバスの初便に乗り柳生駅には9:46に着いていました。ここから次のようなルートが考えられます。
柳生駅(徒歩0.75km)道の駅きたかわべ10:45(栃木市バス)12:02栃木駅南口
川越のショートカットと合わせて放送ルートよりも丸1日早く栃木市入りをしました。ちなみに、道の駅きたかわべまで来るバスはこれが初便で、1日目を道志村ルートで先行していたとしても、ここで追いつかれます。
しかし、道の駅きたかわべまで栃木市のコミュニティバスが来ているとは、地元の人々の情報がなければまず想像できないでしょう。放送では柳生駅で有力な情報が得られず、板倉東洋大前駅まで歩いていますが、このルートでも同じような展開になったと思います。
しかし、板倉東洋大前で北行きのバスがないことを知った一行が次の藤岡駅まで歩けばあるいは、と考えるかもしれません。そうなるとこんなルートになります。
柳生駅(徒歩7km ※板倉東洋大前駅経由)藤岡駅12:02(栃木市バス)13:33栃木駅南口
栃木駅から先は放送ルートと同じく東武金崎駅、楡木車庫とつないで宇都宮駅に行くのが最速です。例えば柳生駅〜藤岡駅を徒歩で繋いでいた場合にはこうなります。
栃木駅北口16:23(栃木市バス)17:20東武金崎駅(徒歩4.4km)楡木車庫19:35(関東自動車)20:17宇都宮駅西口
ちなみに、栃木駅を13:45に出るバスもあり、これに乗ると宇都宮駅の到着は18:27になります。市バスの運転手から事前に情報が得ていれば、決して不可能ではない乗り継ぎかと思われます。もちろん、道の駅きたかわべからバスに乗れていれば、これよりもずっと早く宇都宮へ到着できます。
さて、放送では14:00(正しくは13:26平成29年7月10日訂正)に柳生駅にたどり着いていますが、道の駅きたかわべまで足を延ばしていれば同じバスの終便である14:55発のバスに乗れていました。その場合、以下のようにつなぐことが可能です。
柳生駅(徒歩0.75km)道の駅きたかわべ14:55(栃木市バス)16:12栃木駅南口(以降、上のルートと同じ)
このように上尾経由でも3日目に宇都宮へ到達することは可能でした。
そして、運命の4日目。放送では佐野市をスタートし、栃木市、宇都宮市、上河内、氏家とつなぎ、ここでバスがつながらず、無念の断念となりました。那須塩原駅発の那須岳ロープ行きの最終が14:45だったことを思うと、一行が楡木車庫へ向かって歩いている間に最終が行ってしまっていたという辛い幕切れだったのですが、なんとかゴールにたどり着いてみましょう。
4日目を宇都宮からスタートした場合、最もスムーズな乗り継ぎは以下のとおりになります。
宇都宮6:38(東野交通)7:30氏家駅前7:37(東野交通)8:13小川仲町8:38(東野交通)9:16大田原市役所入口(徒歩)大田原市役所9:32(大田原市バス)10:00那須塩原駅10:45(東野交通)12:02那須岳ロープウェイ
宇都宮〜氏家のバスが朝1便しかないためこの時間に出発となりますが、その後は比較的余裕のある行程です。3人がここまで来てゆったり進もうと思うかどうかはわかりませんが、氏家〜那須塩原はどこかでバスを1本落としたとしても間に合います。
しかし、最終日に慎重を期すために営業所が開いて情報を仕入れてから出発ということも考えられます。宇都宮駅の関東自動車営業所は7:30に開くため、それまでは留まって情報を得たとしてもロスにならないと考えても不思議ではありません。その場合、氏家へ直行することはできず、次のようなルートになります。
宇都宮8:36(関東自動車)9:06白沢河原(徒歩5.8km)氏家駅前10:45(東野交通)11:16小川仲町11:58(東野交通)12:36大田原市役所入口(徒歩)大田原市役所13:17(大田原市バス)14:15那須塩原駅14:45(東野交通)16:02那須岳ロープウェイ
なお、放送では上河内経由で氏家を目指していましたが、上河内〜氏家のバスが早朝と夕方しかなく、このルートでは使用できませんでした。
この他、羽田さんが矢板市を経由するルートをイメージしているようなシーンがありましたが、矢板市は市内で完結する路線バスしか運行しておらず、14時に那須塩原駅に到達するのは不可能です。また、周辺の自治体ではバスではなくデマンドタクシーを採用しているケースも多く、他の方法で那須方面に進む道はありませんでした。
さらに、赤城からわたらせ渓谷鐵道沿いに足尾、日光を目指すルートも検討してみましたが、県境越えがうまくいかず断念しました。
つまり逆算すると、遅くとも3日目には宇都宮へ到着していなければゴールできなかったということになります。
シーズンZ初の失敗となり、改めてバス旅の洗礼を受ける結果となりました。とはいえ、普段は3泊4日ですが、今回はスタートの富士山子抱きビューポイントを10時台の遅めの出発、一行が見つけていた那須塩原〜那須岳ロープのバスの最終が14時45分だったことを踏まえると、実質3日しかなく、鬼門の北関東を抜けていくコース設定でもあり、3回目の田中・羽田コンビには酷なお題だったかと思います。
番組としては2日目の川越まではほぼ想定通りで、ここでルートをじっくり悩んで…というハイライトシーンが来る予定だったと予想しますが、あっさりと上尾経由を選んでしまい、体力を消耗してしまった結果、栃木市のバスに気づくことができず、失敗となりました。初日の道志村ルートも含め、ポイントポイントで情報をきちんと仕入れることが重要というバス旅の基本を見せつける結果となったのではないかと思います。
また、各自治体の公共交通機関への対応の差が浮き彫りになった回でもありました。すなわち、周辺の市町村とも連携して、広域的なコミュニティバス運営を行う自治体、領域内で完結するコンパクトな運営を行う自治体、デマンドタクシーによる地元住民の利便性を追究した自治体とある中で、バス旅が結果としてそれに左右されるというのは、バス旅をますます難しいものにしているように思います。
ただ、バス旅を成功するかどうかのゲームと捉えた場合、単に路線をつなぐだけではなく、地図を駆使していかに途切れたバス路線を繋ぐか、という旅の視点よりもゲームとしての視点が今後より強調されるような、そんな回だったかと思います。
身体がシート幅に収まらないレベルの肥満体の人はエコノミー1席では飛行機を利用できないから、
2席分の料金を払うか、ビジネスクラスを利用するしかない。これは差別だろうか?
“実際に遠隔地まで公共交通機関で行くということには、健常者の何倍ものエネルギーが必要なのです” これな。健常者だって色々我慢してるんだから…という意見には少々違和感があった。まず前提条件が違い過ぎる。
「旅行したい」というありふれた願いにすら壁があるのは辛い。
みんなからクレーマーとか当たり屋と言われるような人がいないと何も改善されないことが明らかになった
車椅子の歴史は飛行機より長い。二足歩行で搭乗できる飛行機の設計は発想できるのに、車椅子では乗れない設計をする意図が知りたい。
「やりかたがぁぁぁぁぁ」してる人らがいよいよ無茶な叩き方に走り出す構図がブコメに。差別主義者って自分の属性を明確化されるのを嫌がるので「これは差別とは違うぅぅぅぅぅ」ってなった末路だわなぁ。
今回の件は「障害者は一手間かけろ」というルールに障害者が「健常者と同じようにさせてくれ」と言っているわけだから、構図だけを見れば「障害者様のわがまま」なんかではないよね。
障害児の母です。手帳があるので障害枠でしか保育園入園できません、人員確保ができないので入園できませんと、ゆるやかに区別差別され保活のスタートにすら立てず泣いたな…ノーマライゼーションはまだまだです。
リソースが有限?
知るかよ、何よりも優先して国費を全力で投入して、対応するんだよ。
貧乏人?
無職だろうがなんだろうが、生活保護などの福祉で解消されるべきで、障害者問題とは別の話。
働く意味?
過疎地のワンマン電車はさ、人の都合をつけなきゃいけないから、前もって連絡しろそれでも対応できない可能性があるって書いてる。
こんなの許されないよなぁ。
天下の公共交通機関様が、人員が足りないからワンマンで電車を動かした挙句、障害者の対応なんて唐突にはできねぇとか言ってやがるんだぜ。
這いずってでも乗り込んで、それで安全上の問題が発生しようが、規約違反だろうが、出発が10分以上遅れようが、しらんよ。
零細体制で満足な対応ができないからって、健常な人なら普通に使える格安交通が、障害者に対応したら赤字になるからって渋い対応になるの、許しちゃいかんよな。
社会悪だよな。
貧乏人が飛行機使えないことは【自己責任】だが、障害をもって飛行機使えないとか、差別以外のなんだと言うんだ。
二畳くらいの狭いスペースに立ち食い形式で格安に提供する飲食店もさー。
車椅子に乗っている、ただそれだけで、うまいと評判のソバが食えなかったり、安く提供されてるステーキが食えなかったり。
こんな社会の悪意を許しちゃいけないよなぁ。
社会正義として、そんな企業には謝罪させて、障害者にもフルサービスを提供させるべきだよなぁ。
https://anond.hatelabo.jp/20170702085117 ← こちらにも完全同意。企業で働くものの負担など、障害者の苦痛に比べるべくもない。ガンガンいけ。
バニラ・エアはバリアフリーを明確に推進してる企業だ。これは、間違いない。自力で階段昇降できない障害者の搭乗を事前連絡で断っていたのも、奄美空港のみでのことでそれ以外では搭乗拒否なんてしてなかった。ここまでは、擁護派も批判派も周知のことだろう。俺は、思う。なんでお前らって奄美空港だけなのかを考えないの?理由は、明確でバリアフリーに対応しきれない空港だからだ。
こう言うと「数日でアシストストレッチャーと電動式階段昇降機用意したやんけ。すぐ対応できるのにしてなかったバニラエアが悪い」との声が聞こえてきそうだが、そう考えたやつは多分バリアフリーになんか興味ないのに騒いでるおバカさんなんだなとしか言いようがない。アシストストレッチャーや電動式階段昇降機なんてバリアフリーでもなんでもないから。障害者を物理的に下に降ろす単なる機械ですから。見たことないならググって見てこい。そして、あれをバリアフリーだと言うなら、お前らは一生障害者理解なんかできない。
バリアフリーっての言うまでもないが社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策だ。どの車椅子利用者があれに乗せられて障害や障壁のない公共交通機関だなと感じるんだよ。普段通り車椅子で乗り降りできてはじめてバリアフリーなんだよ。
もうわかってると思うが、それができないのが奄美空港だった。奄美は観光客は多いが空港自体は大きくない。だから、毎回そのまま移動できるブリッジを確保できない。ブリッジを確保できないと不便かつバリアフリーでない手段で客を降ろすしかなくなる。それならバリアフリーを求める人には確実につける便を紹介するか、搭乗拒否して他の会社を選択してもらった方が良いというのがバニラエアの今までの対応だった。
つまり、障害者お断りだったんじゃく、車椅子の人に不便な乗り降りを強いてしまう環境が空港にあったから断っていた。まあ、質の悪いサービスしか用意できていないとなると企業イメージに響くという打算もあった可能性は十分あるが。企業として想定外だったのは、他の質の高い乗り降りができる移動手段を選択してもらうよりも、質の悪いサービスを自社に用意しておく方が世間から評価されるということだろう。俺自身も想定外だよ。
まあ、そりゃそうか。バリアフリーがなんなのかも知らないで、差別主義者っぽい人を見つけだして叩くのを趣味としてる馬鹿が群がって騒いでるだけなんだから。
別にLCCでなければいけない、バニラエアでなければいけない理由はない
理由はないが
すまん、それを言ったのは俺だ。
というかそういう趣旨のことを伝えたかったというべきか。で、↓を書いた。
https://anond.hatelabo.jp/20170629190220
「飛行機はまだ公共交通機関としては半人前です(ので健常者しか相手にできませんごめんね!)」が通用したらまずいでしょ、と思ったの。
でもあなたはそういうことが言いたかったわけじゃなかったのね。すまん。いや、元増田の主張には概ね同意よ?
ただ「良いんじゃないの健常者向けの乗り物として設計されてんだし」「公共交通機関じゃなく、特殊な乗り物なので」が納得できなかった。
「飛行機はまだ公共交通機関としては半人前です(ですが今後はこういったことのないようにします)」ならいいかなとは思います。
バスがほぼ隙間なく横付けできないと車椅子の人というか介助する運ちゃんがマジ困るし
市バスなんて定時性はかなり諦められてる交通機関でも遅れは終点までずっと響いていくし
せっかくワンマンの市バスでも比較的スムーズに回るように公共交通機関として色々考えられてるみたいなのにアホの路駐一つで台無し
あのさ、
なんて私言ってないよ。
そもそも、「まだ半人前」=進化する可能性がある状態で断罪しちゃったら、受け入れる側も、進化の仕方も分からない、そこにはディスコミュニケーションしか残らないのがイヤだと言ってるんだ私は。
まさに木島氏が行ったコミュニケーションの方法がディスコミュニケーションにしか行きついていないように、増田のこの解釈も、行きつく先はディスコミュニケーションになってしまうよね。