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はてなキーワード: バニラ・エアとは

2017-07-03

相模原事件バニラ・エア騒動

木島英登氏曰く、四肢障がい者へは「現場レベル対応で十分」だという。彼の主張をそのまま受け入れることは、第一に、現場の人的コストの著しい軽視に繋がる。

「決して小さくない人的コスト」が導くのは、福祉就業者の超過労働だ。ここで連想するのは、昨年の相模原事件犯人像だ。彼は、着任当時、「障がい者への"思いやり"に溢れた青年であった」という。薄給過酷労働、ひたすら要求される"優しさ"。

木島氏の行動によって、他乗客は遅延などの迷惑を蒙り、現場人間及び関係者責任を問われたことは想像に難くない。本当に「社会的弱者の行動は、その加害性を免責されるべき」なのだろうか。

2017-07-02

バニラ・エア木島英登氏の飛行機搭乗問題事前連絡の是非

※先に自分自身結論立場を表明しておくと、いすみ鉄道の社長、鳥塚亮氏のブログ内容にほぼ全面同意するけど1箇所だけ、
「(木島氏は)あくまでもご自身パイオニアだと考えているのかもしれませんが、こういうことは今回限りということにしましょうね。」という
抗議行動に苦言を呈す/釘を差す一言にだけは断固反対、という主張です。

本題

netgeekのいつもの偏向記事に、id:fujippon氏が丁寧にツッコミ入れた以下の批評記事、そこに付いたブコメについて。

『バニラ・エア』の件で、netgeekの記事に「釣られてしまった」人たちへ - いつか電池がきれるまで

id:kirifuu 見事にnetgeekに釣られたのでここで謝罪申し上げます。/尚批判自体は取り下げない。/”これを機に正常化したのだから結果的プラスになったはず。” これがダメだと言ってんだよ。目的手段正当化しない。

さて。 "最強の弱者様"が対話を通さず、この手の強硬的な活動是正を突きつけるのは善行とは言えない、目的手段正当化しないという至極ごもっともな感想だった。
その一方で「正規の窓口から穏便に問い合わせた結果、丁重お断りされた」という声も上がった。母数がn=1であろうとも、差別されたもんは差別なのだから無視するわけにはいかない。

バニラ・エアに事前連絡したが乗れなかった車いす女性 | | まなナビ

バニラ・エアでは以前より、「お手伝いが必要お客様」が搭乗する際には「5営業日前までに予約センターに」知らせるよう「ご利用ガイド」に明記しており、車いす利用者もその対象となっている。今回の報道を受け、バニラ・エアは、車いすの方の搭乗には事前のFAXをお願いしていると述べた。ネットでは、その事前申告をしなかった車いす男性への非難も出ているようだ。では、事前申告すればよかったのかというと、事前申告すると断られてしまっていた。

ここでbuzzfeed記事と、脳性まひ障害者運動団体「青い芝の会」に所属していたプロ障害者活動家横田弘氏(1933年-2013年)を引き合いに出す。

差別を受けている人が対案を出さないといけないのか?

障害者は「差別」に泣き寝入りしないといけないのか?伝説の運動が教えてくれること

当時、横田さんが展開した運動は、常に「過激」という表現がついてまわった。例えば車椅子集団バスに乗る、電車に乗る、路上マイクを握る。
有名なのは1977年障害者車いすのままバスに乗ることを拒否した川崎市バス会社への抗議だ。JR川崎駅ロータリーに停車中のバスに、障害者が一斉に乗り込んで運行28時間ストップさせた。
安易問題解決はしないと宣言し、次々と問題提起をすることが自分たち運動なのだ、という。「反対するのはわかったけど、では対案を出してください」という声に対する強烈な否定である

木島英登氏は、もしかすると横田弘氏が過去にやってきた事を己の使命感に自己投影して、悦に浸ってるだけの英雄症候群だと、意地悪に言えばそうなのかもしれないね
でも、正直に事前申告したり、現行法範疇で正統なアプローチを試みた人が門前払い馬鹿を見る一方で、横田氏や木島氏の様に屈せずに声を上げ続け、"強い弱者"がゴネ得を押し通したほうが
結果的社会を手っ取り早く動かせるのは今も昔も変わってないという現実。あれから40年も経ってすっかり豊かになったはずなのに、日本社会と人の心は相変わらず当時水準と変わらぬ貧しさのまま。
この社会非対称性を解消できない限り、木島氏はおそらく死ぬまで全世界抗議活動を続けるだろうし、いすみ鉄道社長が直々に諫言したって聞き入れられないだろうね。なぜなら、その方がずっと合理的から

みんなに/大勢の客に迷惑をかける手段をとっちゃいけないよね?

横田氏は同時に、通称太宰メソッド藁人形論法主語でか案件」といわれる詭弁に非常に敏感な詩人でもあったそうで。

横田さん詩人でもある。だから言葉特に主語には敏感だった。
荒井さんは、横田さんからしばしば「君はどう思うの」と問いかけられた。そこで私たちは〜、一般的には〜、この社会は……といった大きな主語で答えようとすると、「それで君自身は……」と畳み掛けられたという。
範囲がどこまでかわからない「私たち」のような大きな主語からでてくる言葉は、どうしても責任範囲あいまいになる。(中略)あなたはどう考えるのか。「小さな主語」で伝えてほしい、と横田さんは常に問いかけた。

id:bluerondo netgeekいすみ鉄道の人の記事は見事な太宰メソッドだったよね。この件で「木島さんの行動で大勢の人に迷惑がかかる」とか言ってる人にも「『大勢の人』ではなく、あなた迷惑と感じるんでしょう!?」と言いたい。

これな。ひとえにこれ。皆がじゃなくて、「突然の抗議活動LCC飛行機便が止まったら/値上がりしたら、"俺が"迷惑から止めろ」「乗降や緊急避難時に"俺が"迷惑するから最初から乗るな」という本音を引き出した。
今回の一件は無意識下の差別感情を炙り出す優秀なリトマス試験紙だったと思う。

最後

自分意見、および横田氏、木島氏の戦い方と近しい結論を導いてた人の記事リンクを貼って〆とする。今のところ「ゲリラ戦しか選択肢が無いよねって話。

【私的統括】バニラ・エア問題に見る「障害者の戦い方」はゲリラ戦に学べというお話

id:houjiT 問題点は認めるが「突撃」がなかったら御断りも、事前連絡の穴も公にならなかった可能性も考慮すべきでは。もっと突撃」を、と言いたいのではなくて「突撃」の前に掬い上げる社会を我々が作る必要があると
id:carl_s 「障がいが不便なのは、障がいがあるからではなく、環境が障がいに対応しておらず、できないことがあるから社会モデルのこの話、コスト削減優先で障害者排除環境を構築してきたことが一因なんだよな。

バニラ・エアの件、木島氏はなぜ非難されているの?

彼が具体的に何らかの犯罪をやってしまった、という部分もあるのだろうか?

  

航空会社が定めたルールに客が従わないことは、犯罪とまでは言えない。

これは健常者でも障害者でも同じことだが、民間企業勝手につくったルールを破ることは犯罪イコールではない。

  

そりゃあまあ、やり方が過激だとか、当たり屋クレーマーっていう批判が出てくるのは分かるんだけどね。

木島さんサイドに犯罪行為があったか」ってことを明確化してほしい。

バッシングが起こってしまった以上、そこをはっきりさせるのは大事だと思う。

  

https://anond.hatelabo.jp/20170701180526

2017-07-01

クジラックスバニラ・エアの件でネットは無くなった方がいいと思った

もう完全に日のないところに煙を立てるためのツールになってる。

それで燃やすだけ燃やして数日たったらすぐ忘れちゃう

どうせ一年経ったらまたおんなじような話でおんなじような議論が続くだけだろう。

それならそういった無駄議論エネルギーを使わせないようにネットを無くして、

恋人家族感謝したり、自然を慈しむことにエネルギーを使わせるべきだと思う。

バニラ・エアを叩いてるやつが馬鹿に見えちゃってごめんなさい

バニラ・エアバリアフリーを明確に推進してる企業だ。これは、間違いない。自力階段昇降できない障害者の搭乗を事前連絡で断っていたのも、奄美空港のみでのことでそれ以外では搭乗拒否なんてしてなかった。ここまでは、擁護派も批判派も周知のことだろう。俺は、思う。なんでお前らって奄美空港だけなのかを考えないの?理由は、明確でバリアフリー対応しきれない空港からだ。

こう言うと「数日でアシストストレッチャーと電動式階段昇降機用意したやんけ。すぐ対応できるのにしてなかったバニラエアが悪い」との声が聞こえてきそうだが、そう考えたやつは多分バリアフリーになんか興味ないのに騒いでるおバカさんなんだなとしか言いようがない。アシストストレッチャーや電動式階段昇降機なんてバリアフリーでもなんでもないから。障害者物理的に下に降ろす単なる機械ですから。見たことないならググって見てこい。そして、あれをバリアフリーだと言うなら、お前らは一生障害者理解なんかできない。

バリアフリーっての言うまでもないが社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策だ。どの車椅子利用者があれに乗せられて障害障壁のない公共交通機関だなと感じるんだよ。普段通り車椅子で乗り降りできてはじめてバリアフリーなんだよ。

もうわかってると思うが、それができないのが奄美空港だった。奄美観光客は多いが空港自体は大きくない。だから、毎回そのまま移動できるブリッジを確保できない。ブリッジを確保できないと不便かつバリアフリーでない手段で客を降ろすしかなくなる。それならバリアフリーを求める人には確実につける便を紹介するか、搭乗拒否して他の会社選択してもらった方が良いというのがバニラエアの今までの対応だった。

まり障害者お断りだったんじゃく、車椅子の人に不便な乗り降りを強いてしま環境空港にあったから断っていた。まあ、質の悪いサービスしか用意できていないとなると企業イメージに響くという打算もあった可能性は十分あるが。企業として想定外だったのは、他の質の高い乗り降りができる移動手段選択してもらうよりも、質の悪いサービスを自社に用意しておく方が世間から評価されるということだろう。俺自身想定外だよ。

まあ、そりゃそうか。バリアフリーがなんなのかも知らないで、差別主義者っぽい人を見つけだして叩くのを趣味としてる馬鹿が群がって騒いでるだけなんだから

K氏の行動は実力行使ではない

心臓病で内部障害者。アイスクリーム航空会社とK氏の件で、「実力行使は良くない」と書いている人が多くいる。そもそも論として、あれは実力行使ではない。

実力行使、と聞くと、暴力的手段を用いたという印象が強くある。K氏は暴力的手段は使っていない。自力タラップを上がっただけだ。従業員に厳しい言葉を浴びせたかも知れないが「言葉を浴びせた」だけだ。暴力ではない。件の航空会社従業員と揉み合いになったりしたわけではない。

そもそも航空会社は、K氏をタラップ前に移動させることを頑なに拒否さえすれば、容易に実力行使を防ぐ事が出来た。搭乗できない規則になっているのにタラップ前まで連れて行けば、自力階段を登ると言い出す事は容易に予想できたはずだし、やろうと思えば、絶対タラップ前に案内しないことも出来た。つまり航空会社側は、K氏の行動を結果的容認したのだ。相手にも容認されている行動が、なぜ実力行使なのだろうか。現に、K氏もバニラ・エアも「実力行使」という言葉は使っていないようだ。

現場従業員は困ったかも知れないが、それは、対策していない会社経営陣が悪いのだ。従業員人間的に悪いわけではない。K氏の行動を「実力行使」と呼ぶこと自体が、航空会社側の肩を持つ異常行動だ。

https://anond.hatelabo.jp/20170630101133

車椅子利用者事前連絡を強いるのは、なんちゃってバリアフリーでは

バニラ・エアの件、論点が増えすぎてうやむやになって終わりそうだったので、論点をいくつかに分類した上で私が思う問題点について書いてみます

長いので結論だけ先にまとめておくと、車椅子利用者のみが自主的事前連絡を求められていることはバリアフリーでなく、より確実なバリアフリーを目指すために航空会社システムの側で対応すべきということです。

ちなみに私は健常者ですが、中学の時にこのエントリと同じような趣旨卒業レポートを書いたり大学車椅子利用者向けのインターフェースについて勉強したりしていたので、どちらかと言うと車椅子利用者側の意見になっているかもしれません。

論点の整理

今回の騒動話題になった記事http://b.hatena.ne.jp/topic/300611893821289425 が割とよくまとまっています(おそらく自動生成ではありますが)。これらのエントリを見ると、論点は大きく4つに分けられます

エントリでは4つめについて主に述べたいのですが、一応私の立場の表明がてら他の3つについても軽く触れておきます。長くて読むのが面倒だという方は飛ばして次のセクションを読んで下さい。

バニラ・エア側のその場の対応問題であったか

その場の対応についてはバニラ・エア側も謝罪対応しており、搭乗拒否したことが問題である点については多くの方が同意するところでしょう。「バニラ・エア車いす利用者搭乗拒否に対するDPI日本会議声明 : DPI 日本会議」でも、やはり搭乗拒否についてが問題として指摘されています

LCC車椅子利用者対応を期待するのは過剰サービスだ」という批判も中にはあるようですが、これは障害者差別解消法でいうところの差別にあたりますコスト理由だけで搭乗拒否することは「合理的理由であるとは言えないでしょう。

報道の仕方に問題があるのではないか

報道の仕方については、やや見出しが過剰にセンセーショナルであったことは否めないように思います

【ラジオ書き起こし】荻上チキ×木島英登×石川准「誰もが暮らしやすいバリアフリー社会を実現するためには何が必要なのか(2017/06/29 TBSラジオより)- "シュプレヒコールを歌え" 」に、「あの、私は、階段を這って上ったことは、僕にとっては屈辱でも何でもなくて。 」とあります。つまり這って上る事自体木島氏も問題視していません。

一方で最初話題となった記事タイトルは「車いす客にタラップはい上がらせる バニラ・エア謝罪」でした(今は修正されたようです)。このタイトルからは「はい上がらせ」たことが問題であったようにとれる点で、そもそも論点がずれていたと言えます。結果として話題となったのは良いかもしれませんが、論点のずれによって初期の議論が迷走し、木島氏へのバッシングなども引き起こししまったのではないかと感じています

木島氏の行動・人格問題があるのではないか

3つ目の木島氏の人格についてですが、私はあまり問題であるとは思っていません。「プロ障害者」という批判があるようですが、当事者として声を上げられるのは当然当事者だけです。「 なぜ声をあげた障害者がバッシングを受けるのか?バニラ・エア問題、本当の争点はどこにある 」にもある通り、「声を上げた」ことは他の車椅子利用者の方にとっても救いとなるのではないかと考えています

一方で「本来必要とされている事前連絡をしなかった」という非が木島氏にあることはたしかで、この一点のために個人責任を問われているところがありますしかしながら、事前連絡必要であることそれ自体問題があるのではないでしょうか?すなわち、搭乗拒否差別であることだけでなく、事前連絡必要性もまた差別であり解消されるべきものであるということも、今回の件から考えるべきではないでしょうか?これについては次のセクションで詳細に述べたいと思います

事前連絡必要なことは差別なのか?

木島氏への批判理由として、「本来必要とされている事前連絡をしていない」ことがあるようです。今回のケースでは連絡していても搭乗を拒否されていただけであろうことを考えると、この批判は当たらないようにも感じますしかし一方で、木島氏は普段から事前連絡をしていないようなので、そのことを問題視する方がいるのも理解は出来ます

特に車いすで飛行機に乗る時は | いすみ鉄道 社長ブログ」によって、航空会社側の安全管理上の都合が多くの人の知るところになって以降、その傾向が強いようです。

この航空会社側の都合とは、車椅子利用者の方があると事前に分かっていれば対応できるのだから事前連絡をして欲しい、ということのようです。対応できる事自体は素晴らしいのですが、この考えには飛躍があります。その飛躍とは、「航空会社が事前に把握するための負担を、乗客である車椅子利用者が負わさせられている」という点です。

少し話は逸れますが、他のケースとの比較を通じてこの問題点について考えてみましょう。

機内食についての事前連絡必要性に関して、ベジタリアンや信教、健康上の理由からマイノリティでも事前に連絡しているという意見がありました。バニラエア確認してみると、機内食としてベジタリアン用の食事は予約時に選択できるようになっていますバニラ・エアグループ会社であるANA確認してみると、さらに多くの種類の食事が選べるようです。

さなお子さんがいる場合航空会社は把握する必要があります。この場合も、システム利用者誕生日入力させることによって航空会社は把握することが出来ます

すなわちこれらの2例では、マイノリティ存在を把握するための仕組みがシステムの中で事前に準備されているということです。

話を戻して、車椅子利用者についてはどうでしょうか?ANAでは「おからだの不自由なかたへの空の旅へのお手伝い|ANA 」にあるように、事前に電話で連絡する必要があります。今回問題となっているバニラ・エアではFAXまたはフォームからの連絡が必要です(「お手伝いが必要なお客様|ご利用ガイド | バニラエア Vanilla Air」)。すなわち、航空会社システムとして主体的車椅子利用者存在を把握しようとするのではなく、車椅子利用者の方から航空会社自己主張をするという構図になってしまっています

この対応の違いこそが差別的であると私は思います

もちろん食のマイノリティ幼児に比べて車椅子利用者は少ないという数の問題はあるでしょう。しかし、だからといってその存在例外として扱って良いわけではなく、存在するのが当然と見なして対応するべきです。マイノリティについて事前に把握する必要があるならば、そのコスト利用者側でなく航空会社側が負担すべきではないでしょうか。実際「障害者への差別的な対応しないよう航空会社に指示へ 国交省 | NHKニュース」でも、「搭乗前に乗客に聞きとる」という航空会社主体的な行動が要請されています(この記事に対して、やはり木島氏は事前連絡すべきだったとする意見があるようですが、それには前述した飛躍があります)。

一方で、電話で連絡すれば搭乗がスムーズになるというのは、搭乗できないよりは遥かにマシでもあります。それ故この対応を「差別である」と切り捨てることもできません。

まり重要なことは、「ある行動が差別であるかどうかは0/1で決まるものではなく、比較可能ものである」ということです。今回のような「比較差別的」な状態は、「比較バリアフリー」を継続的に目指すことで解決されると私は考えています

なんちゃってバリアフリー比較バリアフリー

差別が0/1で決まるものではないという話をしましたが、それは「バリアフリー」についても同様です。事前連絡をすれば搭乗できることは、全く搭乗できない場合よりはバリアフリーであるといえますしかし同時に、事前連絡せずに搭乗できる場合よりはバリアフリーではありません。本当にバリアフリー社会が目指すべきなのはこの、「事前連絡せずに搭乗できる」という状態でしょう。

つのバリアフリー手段が用意されていることだけをもって「バリアフリーだ」と言い張るのは簡単です。しかし、それによって既存バリアフリー施設問題点改善点が見えなくなってしまうという新たな障壁もあります。そのような「なんちゃってバリアフリー」の状態に甘んじることなく、全てのバリアがない「真のバリアフリー」を目指すことが、社会全体としては必要とされています

もちろん「真のバリアフリー」は理想論であり、全てのバリアを一度に完全になくすことは現実的不可能です。だからこそ、一つのバリアフリー施策実施するだけでバリアフリーになったとするのではなく、既存バリアフリー施策で足りないところを改善しながら一歩一歩「真のバリアフリー」を目指していくことが必要となります。この、漸近的に解消していくプロセスこそが合理的配慮である、と私は考えています

今回のバニラエア場合は、例えば予約時にモビリティ上の特記事項があるか否かのチェックボックスを用意すれば、航空会社車椅子利用者の利用を把握できる上、ユーザーの手間もそれほど変わらないでしょう。その上で航空会社がどのように対応するか、主体的に決めることも可能になります。多くの種類のマイノリティ存在する中でどれに対応するのかという問題はありますが、サポートする範囲を少しずつ広げながら、差別を減らしていけるはずです。

差別バリアフリーを0/1で捉えるのではなく、連続的に改善していける社会になればいいなと思います。長い文章でしたが、読んでくださった方ありがとうございました。私より中立的立場の方からコメントや、車椅子利用者の方のコメントが頂ければ嬉しいです。

2017-06-30

バニラ・エア問題

これ、木島さんを批判してるひとは、今のところ自分関係いか批判してるんだろうな。

デブ搭乗禁止とか、妊婦搭乗禁止とか、高齢者搭乗禁止とかなら批判する人いないんじゃないか

https://anond.hatelabo.jp/20170630141510

ですからすでに書いておりますとおり

客を乗せて飛行機飛ばしたいなら障害者合理的配慮をすることが前提条件なのです

運賃いくらにしていくら利益を出そうとするかってのは後の話です

航空:航空機利用における合理的配慮提供状況等 - 国土交通省

http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk4_000006.html

ここにバニラ・エア(株)も名を連ねています

奄美空港においては空港施設の都合により、同伴者様に階段の昇降のお手伝いをお願いする場合があります

バニラ・エア自身が書いています

そうすればよかっただけの話だと思います

https://anond.hatelabo.jp/20170630111907

整備が遅れてる奄美は、対応設備が少なく、それもJALなどが押さえているなんて情報もある。

逆に言えば、JALANAなら、普通に楽しめたのでないの?となる。

当然に障害者優待もあるだろう。

https://www.buzzfeed.com/jp/satoruishido/20170629?utm_term=.be3Qro9epR#.nq3OB8ok9N から引用

先天性の身体障害があり、義足車いす生活する女性が、匿名を条件に、BuzzFeed News取材に答えた。

この女性も、別の車いす利用者から、「関空奄美間で搭乗を断られた」と、聞いたことがあるという。

マナーとして、事前に連絡が必要だというのもわかります

しかし、今回のケースで本当に問題なのは事前の連絡をして交渉したところで、搭乗できない可能性が高かったことです。

拒否される可能性が高いとわかっていて、事前連絡する人はいませんよね」

女性は、木島さんが今回のような形で声を上げたのは「それ以外になかったからだ」と考える。

そうしなければ、車いす利用者バニラ・エアに乗れるようにはならない、というのが女性の考えだ。

「これは誰かが声をあげないと変わらないケースです。

今回も実際に、木島さんが声をあげたことで、やっとやっとバニラ・エア側も対応をした。

そして、アシストストレッチャーを導入しました」

バニラ・エア奄美空港アシストストレッチャー(座った状態で運ぶ担架)を14日から使用階段昇降機も29日から導入する。(朝日新聞

やる気になれば、対策を取ることができた。

「私は今回の木島さんの行動は勇気あるものだったと思います。なんで声をあげた当事者批判が集まるのかまったくわかりません」

7月には導入が決まっていたと噂されるアシストストレッチャー。導入前の千載一遇タイミングだったとも言われている。

ワタシ的には、障害者割引やらを全部を蹴ってまで、なんでLCCでなければならないの?となる。


JAL障害者割引で「23,800」(正規料金は40,500、株主割引で20,250)

バニラ・エアで「20,880」

皆さんはどう思うか?

バニラ・エアの話を黒人問題に例えて話してる人がいて

そう考えると白人気持ちちょっと分かる

白人もこういうイラッとした気持ちを抱えたんだろうなーみたいな

当事者でない自分ですらこうなるのだから

出発が遅れて、などの実害を被った方々のイライラもっとだろうなーと

流石に殺してやりたいとかそういう気持ちにはならないけど

当時の白人気持ちはこういうものだったのだろうと思うと

少しだけ同情というか、共感の念を覚える

障害者の同行者の視点からバニラ・エアとK氏とバリアフリーの雑感

バニラ・エアとK氏が炎上している件。

障害者と同行経験のある者として、意見を書いておきます

参考になればと思います

空港設備について

奄美空港にはボーディングブリッジがあったが、何らかの理由(おそらく他の機体が使用中)で使用できなかったとのこと。

奄美空港は改修中でボーディングブリッジ増設工事中。今年11月から運用可能とのことで、以降はバリアフリー対応となる予定。素晴らしい!

http://amamishimbun.co.jp/index.php?QBlog-20160923-2

http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1706/28/news109.html

バニラ・エアの事前アナウンス

バニラ・エア関空奄美間ではボーディングブリッジが使えないため、WEBサイトで以下のようにアナウンスしていた。

奄美空港施設要件にともない、おからだが不自由お客様/車椅子希望お客様安全確保およびSTEP利用時の不意の事故を未然に防ぐために、お客様自身またはお連れのお客様の補助を得てSTEPを昇降いただけるかの事前確認必要となります。事前のご確認は予約センターまでお問い合わせいただきますようお願い申し上げます

バニラ・エア対応

バニラ・エアは上記アナウンスによる事前確認があった場合について、以下のように説明しています

車椅子ごと担いだり、利用者の体を抱えたりしてタラップを乗降することは、大変危険なので安全上の理由から認めていない。関空奄美線では、自力で歩けない車椅子のお客さまから事前に連絡があった際には、搭乗をお断りしていた」

お断り」が搭乗拒否なのか、お願いしていただけなのかはよくわかりません。ここはメディ確認すべきだと思います。後述しますが、問答無用で搭乗拒否していたのなら明確な違法行為なので同情の余地なくアウトだと思います

ストレッチャーについて

階段昇降用のストレッチャーという介助器具がありますバニラ・エアは用意すべきだったという方がいます。有名なところでは乙武さんもそう主張されています

http://www.huffingtonpost.jp/hirotada-ototake/post_15315_b_17326010.html

ただ、障害者を介助する側からするとストレッチャーは使いたくないのです。快適じゃないし、危険からです。車椅子からストレッチャー、ストレッチャーから車椅子への乗り降りが大変だし、階段でのストレッチャーは事故が多い。それに、ストレッチャーに乗るのは恥ずかしいという方が多いのです。

現状、積極的ストレッチャーの使用を勧める航空会社はないだろうと思いますし、ストレッチャーと聞いたらほとんどの障害者とその同行者は諦めると思います

ストレッチャーはほとんどの障害者にとって無意味であり、かえって不快もの(新たなバリア)だと理解してもらいたいです。

電動階段昇降機について

タラップ(階段)には電動階段昇降機がついていませんでした。この点も批判されています

もちろん電動階段昇降機があるのは良いことです。介助者が人力で動かすストレッチャーよりは安全性は高いです。ただ、障害者目線だとストレッチャーよりはマシというだけで、あまり解決にはなりません。

車椅子との乗り換えが大変ですし、目立つことが恥ずかしいというのもあって、かなり多くの障害者使用拒否します。「これに乗せるのか」と怒り出すひともいるくらいです。

これも新たなバリアを作り出す装置だと理解してもらっていいと思います

電動階段昇降機があるからバリアフリーかといわれると、違うと思います

パッセンジャーボーディングリフトを用意すべきか

パッセンジャーボーディングリフト(PBL)という特殊車両があるようです。

http://www.love-narita.com/entry/2017/06/boarding-support

これを用意できればよかったかもしれません。しかし、特殊車両なのでかなり高価ですし、奄美大島輸送する手間を考えると短期的な使用のために用意するのは現実的はいえないでしょう。特にLCC運賃利益を考えるとここまでの投資必要なら路線開設を取りやめるという判断になるのではないかと思います

根本的な解決策はボーディングブリッジしかない

普通障害者旅行飛行機に乗るなら段差を解消したボーディングブリッジ以外の選択肢はないに等しいのです。階段って聞いたら諦める人がほとんどなのです。なので、一日も早くボーディングブリッジを用意してほしいというのが障害者の願いだと思います

ただ、ボーディングブリッジはとても高価で、簡単に用意できるものではありません。土木工事必要で、億単位投資になります公共施設なので予算をつけて設計施工、年単位時間必要です。一日も早くと願いますが、現実は待つしかありません。

奄美空港11月には新たなボーディングブリッジ運用開始予定です。おそらく3月に就航した関空奄美を受けての増設を決めたのでしょうが予算設計施工などを考えると可能な限り最速で対応したのだろうと思います奄美空港関係者努力は素晴らしいと思います

K氏は障害者アスリート

K氏は高校時代ラグビー中の事故脊椎損傷した障害者ですが、障害者と言ってもその障害の程度は千差万別です。

K氏は腕で階段を昇り降りできるなど、障害者の中ではかなり「健常者に近い」行動ができる人だと思われます普通の健常者より元気なんじゃないかと思うくらいです。しかし、K氏のように行動できる障害者はとても少ないです。車椅子競技をしているアスリートなど、年齢が若く鍛えている人だけです。普通多数派)の障害者はとてもじゃないけど自分の腕で階段を昇り降りなどできませんし車椅子の乗り換えが苦痛です。

普通障害者なら上記の空港設備を聞いたら諦めるでしょうが、K氏は「健常者に近い」行動力があるので突破しようとしたのでしょう。良く言えば積極的、悪く言えば無鉄砲気持ちは分からないでもありませんが、やはり良くないと思います事前連絡のない状態だと現場でできることには限りがあり時間のない中で正しい判断ができるとも限りません。多数の乗客を乗せ安全に定時運行をしないといけない飛行機ですので、二度とすべきではないと思います

バニラ・エアは行動できる障害者を想定していなかったのではないか

バニラ・エアストレッチャーや電動階段昇降機を用意していなかったわけですが、他方で障害者対応をするつもりがなかったとは思えません。11月ボーディングブリッジが使えるようになるのでそれまでは申し訳ないけれども我慢してもらうという姿勢だったようです。

これは多数派障害者にとっては理解できる話です。ボーディングブリッジがないなら他があってもあまり意味がないし、ボーディングブリッジ建設するには時間必要なので完成まで待つしかありません。

しかし、K氏のような行動できる障害者にとってバニラ・エア対応は許せないでしょう。ボーディングブリッジがなくても自力もしくは介助者の力を借りて搭乗できるからです。ストレッチャーくらい用意してほしいと思うのはよくわかります。行動できる障害者を想定していなかったのではないかと思いますバニラ・エアストレッチャーを用意して事前にアナウンスしておくべきでした。大いに反省すべきだろうと思います

バニラ・エアバリアフリー対応する義務がある

なお、バニラ・エアバリアフリー対応する法的義務があります。条文は引用しませんが、障害者が利用できるように「合理的配慮」をしなければなりません。ストレッチャーを用意してほしいという要望合理的配慮として義務付けられるでしょう。仮に事前に要望があったにも関わらずストレッチャーを用意せず搭乗を拒否したのならば、それは違法です。糾弾すべきです。

障害者事前連絡について

一般論として、事前連絡障害者にとってとても重要です。とくに高齢障害者のようにストレッチャーや電動階段昇降機を使いたくない人にとってはすべての経路にエレベータースロープがあることを確認するのは必須です。また、航空会社特に配慮してもらいたいことなどを伝え、航空会社から要望や注意点を確認することはスムーズ飛行機にのるために必須です。事前連絡しない障害者は極めて少ないと思いますし、対応ができずに搭乗を断られても仕方ないと思います

K氏はなぜ事前連絡しなかったのか

今回、K氏は事前に何も言わず、突然、空港カウンターに現れてトラブルになりました。事前連絡すると搭乗を拒否されるからと主張しています

http://www.kijikiji.com/self/vanilla.htm

バニラ・エアは搭乗を「お断り」していたと言っていますので、事前連絡すると最初は断られたと思います

ただ、バニラ・エアバリアフリー対応する法的義務があります。(内容証明郵便などの書面で)ストレッチャーを用意するように要望すればいいだけです。それを拒否することは明確に違法なのでできないでしょう。

仮に拒否された場合も、国交省鹿児島県島に改善を求めるための窓口がありますし、記者会見等で世論に訴えることもできます。(実際、K氏は事後にそのような対応をしています。)

事前にバニラ・エアにそのように話をすればストレッチャーの用意を拒否するという対応には出ないでしょう。話せば解決できたと思いますし、話す時間がない急ぎの旅行でもないようです。

話し合いで解決すべきです

今回の騒動アマチュアが知らずに引き起こした話ではありません。

K氏はバリアフリープロとしてコンサルや講演活動などで生計を立てているプロです。プロであるならば、法律知識経験武器に話し合いで解決すべきです。

奄美空港設備や今後の整備予定、自分が登場するために必要な道具や人員など、詳しいことを調べる能力もあるはずです。飛行機に乗り慣れているようですので航空会社空港の決まりにも詳しいことでしょう。

そういう人が法律規則があることを知りながら事前に話し合いもせずにいきなり実力行使に出てはいけないと思います

企業も人が運営するものから間違いはあります。間違いを正すことは大切ですが、それはまずは話し合いによるべきです。実力行使は話をつくしても理解されない場合の最終手段であるべきです。いきなり問答無用でやると必要のない波風が立つだけです。とても残念に思っています

最後

世論法律が変わり、今、驚くべきスピードバリアフリー対応が進んでいます。実力で戦わなければならなかった時代理解していますが、しかし、今はもうそういう時代ではありません。法律がありますので話し合いをすればほとんどのことは解決します。

活動が先鋭化して大衆の支持を失うようなことになれば障害者やその家族、ひいては社会全体の損失です。そうならないことを願います

2017-06-29

はてなブックマーク - バニラ・エアに声をあげた障害者に「クレーマー」、広がるバッシングに疑問の声

id:(略)←無知公共交通機関提供している航空会社であれば、身体に障がいのある乗客に対し、身体の状況を事前に告知すべきことを要求することはできない」https://twitter.com/ktgohan/status/880081514070892544

はてなブックマーク - 車いすで飛行機に乗る時は | いすみ鉄道 社長ブログ

貴方敗訴します「公共交通機関提供している航空会社であれば、身体に障がいのある乗客に対し、身体の状況を事前に告知すべきことを要求することはできないところではある」https://twitter.com/ktgohan/status/880081514070892544


https://twitter.com/ktgohan/status/880081514070892544

あとになって見つけましたが、「公共交通機関提供している航空会社であれば、身体に障がいのある乗客に対し、身体の状況を事前に告知すべきことを要求することはできないところではある」(大阪高裁平19(ネ)2425、判例時報2024p20)との判例があり、本来原則こちらです。



これなん?

障害者情報を知らされず搭乗拒否控訴棄却のやつ。

身体障害者航空機搭乗についての一考察

http://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170629092629.pdf?id=ART0009677741

判例の引き方を知らないか孫引きで長いから流し読みで略しまくりだけど。


(略)

⑵ 本件に至る経緯
①  原告は、平成15年7月30日から同年8月
4日までの日程でタイ王国バンコク)へ
の旅行計画した。

(略)

②  原告は、前記の予約に際して、両上肢及
び両下肢に障害があって車椅子使用する
こと、言語障害があること、同行者はなく
単独搭乗を予定していることを旅行会社に
伝えず、そのため、被告はこれらの情報を
当日まで知らなかった。

(略)

④  同日午前8時50分ころ、被告日本支社
関西国際空港支店空港カスタマーサービ
ス部長である E は、原告及び B らに対し、
原告は介助者の同行がなければ搭乗するこ
とができない旨告げるとともに、その理由
として、原告言語障害があり、意思の疎
通がスムースにできないこと、上肢及び下
肢に障害があることを挙げた。
   B らは E に対し、搭乗拒否理由につ
いて具体的な説明を求めるとともに、原告状態説明するなどして単独搭乗を認め
るよう要望したものの、E は原告単独搭
乗を認めず、結局、原告SQ973便に搭
乗することができなかった。

(略)

  神戸地裁尼崎支部平成19年8月9日で
は、航空会社である被告原告単独搭乗
を拒否したことについて、原告が、本件搭
乗拒否旅客運送契約上の債務不履行であ
り、かつ、公序良俗に反する不法行為であ
るとして、被告に対して慰謝料等を請求し
た事案において、原告には、身体を抱えて
移動させるとともに、緊急脱出を円滑に行
うという客室乗務員にとって対応困難な援
助が必要であるから原告身体状態は、
本件規定安全上の理由があることが認め
られ、被告原告のこのような身体状態
を知ったのは、本件飛行便の出発約2時間であるから被告において、原告身体状態考慮した人的、物的な対応を期待
するのも無理な状況であったと認定し、被
告従業員による留保解除権行使によって
原告単独搭乗を拒否したことは、本件規
定に基づく正当なものであるとして、原告請求棄却した。そこで原告は、一審判
決を不服として控訴した。

2  大阪高裁平成20年5月29日(控訴棄
却・確定)

(略)

⑴  被控訴人の債務不履行の有無について
   公共交通機関提供している航空会社
であれば、身体障害のある乗客に対し、
身体の状況を事前に告知すべきことを要求
することはできないところではあるけれど
も、前記認定控訴人の身体障害の状
態、動作の実情、これまで航空機に搭乗し
た経験等の諸事実に照らすと、時間的余裕
を持って上記の諸事実が被控訴人に知らさ
れていれば、控訴人が単独搭乗することに
ついて必要とされる介助や緊急時の援助態
勢に関する検討をすることは十分可能であ
り、それによって、被控訴人が控訴人の安
全確保に関する不安を払拭できたのではな
いかと推測することができる。
   しかし、E は、控訴人に対し、D からの
前記報告以外に、その情報を一切知らされ
ていなかったために、SQ973便の搭乗手
続直前の段階における D から情報に基
づいて、前記の検討をした結果、上記のと
おり控訴人に対する介助や緊急時における
控訴人に対する援助態勢について不安を持
ち、介助者の同行を求めるという極めて慎
重な態度をとったものであるが、限られた
情報時間的余裕のない中で、E の取った
対応が、航空会社として不合理に過ぎる判
断であったとまでは言い難いものである。
   以上の点を考え合わせるならば、身体障害のある人の積極的社会参加、そのた
めの移動の自由の確保及び旅客航空機の社
会的役割に着目し、客室乗務員乗客に対
し、これまでに述べた意味での適切な援助
を提供すべきであること等を考慮してもな
お、E が留保解約権を行使して、控訴人に
対する本件搭乗拒否に及んだことが、当該
時点において E が認識していた事実関係
のもとでは、不合理であったとまではいう
ことはできない。
   したがって、本件搭乗拒否が E の故意・
過失による違法判断に基づくものとし
て、被控訴人に対し、その債務不履行責任
を問うことまではできないと言わざるを得
ない。
⑵  本件搭乗拒否公序良俗に反するとして
被控訴人に不法行為責任が生じるか否か)
について
  上記の事案の概要等で摘示した本件搭乗
拒否に至った事情及び判断記載のとお
り、E は、控訴人の前記身体の状況や外観
によって控訴人を差別的に取扱い本件搭乗
拒否に及んだものではなく、控訴人につい
ての限られた情報時間的余裕のない中
で、控訴人には単独搭乗を拒否できる前記
特別の援助が必要との判断に基づき本件搭
乗拒否に及んだものであって、このことが
公序良俗に反するとまでは言えず、本件搭
乗拒否について、被控訴人に不法行為責任
を問うことはできない。
⑶  以上のとおりであるから、原判決結論
において相当であり、本件控訴理由がな
い。よって、主文のとおり判決する。

最初ツイートのは平成19年

後のほうのは控訴棄却平成20年。(事件の日は平成15年

これ同じやつかな。

⑴  被控訴人の債務不履行の有無について

   公共交通機関提供している航空会社

であれば、身体障害のある乗客に対し、

身体の状況を事前に告知すべきことを要求

することはできないところではあるけれど

も、前記認定控訴人の身体障害の状

態、動作の実情、これまで航空機に搭乗し

経験等の諸事実に照らすと、時間的余裕

を持って上記の諸事実が被控訴人に知らさ

れていれば、控訴人が単独搭乗することに

ついて必要とされる介助や緊急時の援助態

勢に関する検討をすることは十分可能であ

り、それによって、被控訴人が控訴人の安

全確保に関する不安を払拭できたのではな

いかと推測することができる。

https://twitter.com/ktgohan/status/880081514070892544

で言われてる原則のあとに「けれども」つってなんか色々続いてるけど。

相当な理由があれば障害の内容については要求可、絶対ダメとはならない感じ。

Twitterはてブ社会問題政治問題話題になるたびにずっとモヤモヤしてたんだけど、その理由がわかった。

どんなポジションであれ、「あいつ(ら)が悪い」ってスタンス意見ばかり目につくからだ。

具体的な例でいうと最近話題バニラ・エアの件、航空会社側の対応不備を批判したり搭乗者をクレーマーと叩いたり、そんなのばっかりで、自分航空会社側だったらどうすべきだったかとか、自分が搭乗者だったらどうすべきだったかとか、仮に自分がその立場に置かれた時に理想的対応ができるか、できないならどのように改善すべきかを考えて反映させていこうというスタンスが見えない(見えづらい)ことにモヤモヤしてたんだ。

上は最近の一例だけど、話題になってる議論ってだいたいそんな感じ。

ちょっとすっきりした。

足に障害を持つ家族がいるけど

バニラ・エアの件、家族はあれはできんと言ってる。その行動力も気力もないし、変えるって意識そもそもなかった、だって。老齢の域だから条件は違うんだけどさ。

俺も家族がこれをやろうとしたら止めると思う。全国的有名人になるだろうし。もし、あのやり方でどこかで事故が起きたりしたら、袋叩きどころじゃないでしょ。逃げられないんだよ。

何だろうね、こういう整備されてない所に行って障害者がみんなで同じことすれば変わるのかもしれないけど、家族を加担させたくはないな。

バニラ・エアには障碍者に対して邪悪な扱いをしたらどうなるのか、世の中の馬鹿共に知らしめるための犠牲になってもらわねばならぬ。だから謝ろうが改善しようが知らぬ。今後ずっと、会社が潰れようが、障碍者にひどい扱いをした航空会社として歴史に名を刻まれ犯罪者のように反省しようが罪を償おうがなんだろうが日本は失敗を許さない国であることを体現するはてなー達によって何度も何度も忌むべき名として呼び覚まされるであろう。

バニラ・エア問題

もういいよ。

ここでぐだぐだ言ってたって、現実には何も反映されないんだから

いい加減、ぐだぐだと議論を書き込むのをやめろよ。

非生産的議論だってことに、みんな気づけよ。

逆炎上たからって「火なんかつけてません」は通らないだろ

https://anond.hatelabo.jp/20170629141750

しかし、これもまた勘違いだ。今回の件は、「暴力的修正させるために炎上させた」のではない。「もはや問題解決済みから解決済みだと事後報告した」だけである。現状をこれ以上、変更させる意図はない。

 ではなぜ、炎上が起こったか? それは、本人が意図たからではなくて、世間の人々が勝手勘違いたからだ。「すでに解決済みだ」とは理解できずに、「問題解決を狙っている」というふうに。

じゃあほのぼのニュースでよかった筈じゃねえか。

木島さんの指摘で車椅子でも搭乗しやす改善されました」と。

こんなことがありましたという街角ニュースバリアフリー問題の小コーナーとかで

優しいタイトルと書き方で報じればよかったじゃん。


実際はどうだった?

車いす客に自力タラップ上がらせる バニラ・エア謝罪

http://www.asahi.com/articles/ASK6H4HCWK6HPPTB004.html

このタイトルにした新聞の伝えたいことはなんだ?

バニラエアはとんでもない差別企業!」

差別企業炎上しろ!」

しかない。


そして、

ただの「改善必要な不十分な体制があった」ではなく

そういう「とんでもない差別企業蛮行」という記事を書くために

木島さんの持ち芸として這いずりタラップのぼりがあるんだろ。

15年前にANAでもやってたという証言があるぞ。

スタッフ罵声、昇るの助けようとした乗客まで罵声で制して這い上がったそうだ。



お前等のやることは見え透いてる。

そしてターゲットを悪印象にする工作がやりすぎてバレて逆炎上したら

今度は「解決済みなのに世間勝手勘違いしただけ」とか言い出す。

いっくらなんでもそれはとおらないだろ。

そんな強引な歴史修正はせめて、朝日新聞木島さんのブログをまるごと削除か改竄してからトライしたらどうだ。

乙武バニラ・エア燃えている。しかし、木島さんも燃えている」

 ホッテントリ記事

  バニラ・エアが燃えている。しかし、木島さんも燃えている ?

 

 について書きます

 

 乙武さんの主張は正しい、と思う。

 この問題について「事前連絡すれば良かった」というのが、はてなーの大半の意見だ。

  はてなブックマーク - 車椅子搭乗拒否の件について気になったこと: 不倒城

 

 しかし、乙武さんの言う通り、「事前連絡しても対処は変わらなかったのだから事前連絡しても無意味だった」のである

事前連絡をすることでスムーズに搭乗できるという前提なら、「木島さんは事前連絡すべきだった」との批判理解できる。しかし、事前連絡をしたところで「お断り」ならば、するだけムダというものだろう。

 

 これが正しい。つまり、大半のはてなー見解は間違いだった。はてなー乙武さんに完敗した。はてなーは間違った意見をやたらと垂れ流した。また、当の障害者侮辱したりした。

 そのすべてについて、間違ったことを言った批判者はお詫びするべきだろう。

 

     *     *     *     *

 

 では、事前連絡無意味なら、かわりに、どうすればよかったか? 

 乙武さんは、ストレッチャーを整備せよ、と述べている。なるほど、当日ならば、それでいい。それしかない。しかストレッチャーというのは、快適なものではない。

 

 本当の正解は、朝日新聞に書いてある。「アシストストレッチャーと階段昇降機」だ。

バニラ・エア奄美空港アシストストレッチャー(座った状態で運ぶ担架)を14日から使用階段昇降機も29日から導入する。

  ……朝日新聞

 

 これによって問題解決済みだ。つまり問題はもともと解決済みで、議論する必要はなかった。なのに、勝手に騒いで、勘違いによる騒動があっただけだった。

 


 

 ブコメについて。

 乙武さんの記事へのブコメでは、障害者の取った方法を「強引だ」「暴力的だ」というような批判が生じている。「いくら問題点を指摘するためだとはいえ、こんな強引な炎上方法は許されない」というふうな。

   はてなブックマーク - バニラ・エアが燃えている。しかし、木島さんも燃えている。 | 乙武洋匡

 しかし、これもまた勘違いだ。今回の件は、「暴力的修正させるために炎上させた」のではない。「もはや問題解決済みから解決済みだと事後報告した」だけである。現状をこれ以上、変更させる意図はない。

 ではなぜ、炎上が起こったか? それは、本人が意図たからではなくて、世間の人々が勝手勘違いたからだ。「問題解決を(強引に不当に)狙っている」というふうに。……というのも、「すでに解決済みだ」とは理解できなかったからだ。

 

奄美空港-バニラ・エア問題

ここでは航空会社側についてのみ書く。

車椅子客について書かないのは、法的に間違いを犯したわけではなく、個人倫理観問題になるので客観的意見を述べるのが難しいからだ。

バニラ・エア(とバニラ・エア業務委託された空港職員)の姿勢は一貫していなかった

関空奄美線では、自力で歩けない車椅子のお客さまから事前に連絡があった際には搭乗をお断りしていた。」

http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/28/vanilla-air_n_17315034.html

→つまり事前連絡では乗れず、搭乗を断る

関西国際空港での搭乗時、「奄美空港ではタラップを上り下りできない人は乗れない」と説明された。「同行者の手伝いで乗降する」と話して搭乗し、奄美空港では知人が木島さんを車椅子ごと担いで降りた

https://mainichi.jp/articles/20170628/k00/00e/040/292000c

しかし、事前に連絡がなかった場合は搭乗を断らなかった

行きの便の時点で認めたのにもかかわらず、帰りの便でそれを覆したというわけだ。

奄美空港側は、車椅子客が降りた事を知っていた

当然ながら、空港車椅子客が降りたことは空港側は知っていたはずだ。

5日、今度は関空行きの便に搭乗する際、バニラ・エアから業務委託されている空港職員に「往路で車いすを担いで(タラップを)下りたのは(同社の規則違反だった」と言われた。

http://www.asahi.com/articles/ASK6H4HCWK6HPPTB004.html

3日の降機時点で空港側がストレッチャーを用意していれば帰りの搭乗はスムーズだった。なぜそれができなかったのだろうか。

ストレッチャーの準備に時間がかかるから? ならば、規則を遵守した場合この車椅子客は奄美に数日閉じ込められることになる。

この状況では、車椅子客は無理矢理でも登場しなければならなかった。

ちなみに(アシスト)ストレッチャーとはこういうもの

http://i.imgur.com/LaaNeCR.jpg

上記の画像のような空港専用のものではないが楽天でも売っていて、そちらは15万程度。

誰が悪かったのか

搭乗を認めた関西空港職員

 規則が「安全上の理由であるなら搭乗時点で断るべきであったし、特例を認めるならば奄美空港ときちんと合意を得るべきだった。

バニラ・エア

 上に書いたとおり、ストレッチャーは15万という代物だが、車椅子客だけではなく怪我をして歩けなくなった人の搭乗にも利用されるものだ。いくら格安航空会社からといって、このレベル設備すらないのは疑問。この過ちは会社側も認めている。

同社は「関空奄美線では、自力で歩けない車椅子のお客さまから事前に連絡があった際には搭乗をお断りしていた。搭乗を想定した対応をすべきで専用のストレッチャーを導入して改善した。今後も階段昇降機を導入していく」としている。

http://www.huffingtonpost.jp/2017/06/28/vanilla-air_n_17315034.html

また、車椅子客が復路でもバニラ・エアを利用することは事前にわかっていたはずなので、トラブルが起きないよう事前対応をすべきだった。

ラジオ小西克哉が言うてたけども、アメリカでは共和党シンパ民主党シンパの間の生活スタイルの差が思考の違いを生み分断を広げているのが困るねと問題視されていて、アメリカ政治哲学業界では調査研究が盛んに行われているらしい。

例えば、ホールフーズマーケット or ウォルマートみたいな生活スタイルの差が、思想メンタリティの差を広げてしまうことで、コミュニケーションポイントが無くなってしまう、という割とお先真っ暗感の強い話。

確かに「貧/保守/全体」 vs 「富/グローバル/個」みたいな分断はすっかりインターネットではお馴染みの対立構造だし、両者の橋渡しが可能となるコミュニケーションがどんどんなくなってきてる実感はある。

アメリカのことだけじゃなくて近頃は日本でも世界中の他の国でも、話し合いのしようがない分断はあちこちで目にする。それこそバニラ・エア事件でも同じような分断が見えるし。

バニラ・エアの件は、あれがLCCじゃなかったら一方的飛行機会社けが炎上してたと思うんだよな。「貧・全体」という視点によって対立軸になって、結果的に分断を更に深める役に立ってしまっている。単に 全体vs個 じゃないから話がややこしくなるというか。

自分比較的「富/グローバル/個」の側に偏ったスタンスなのだが、こちらサイドの謎の頑なさにも正直へきえきすることも少なくないんだ。落としどころを見つける気があるのかお前らという感じで。

これ、日本研究者もだれか手を付けてないんだろうか。何となく日本の法哲・政哲系の研究者が手を付けると、例のごとく説教くさい左巻きのこしか言わなかったりしそうな悪い予感はあるが…。小西さん研究者名前上げてたか原典当たるかなぁうーん英語読むの面倒くさいんだよな。

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