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2022-09-28

北斗七星人間寿命運命の話

北斗の拳』が大ヒットした当時、学校見学旅行プラネタリウムを訪れたことがある。その際に、解説役の女性ナレーターが、おおぐま座北斗七星について語る場面で「誰ですか?『死兆星が見える』なんて言っている人は」とジョークを挿入してきたことを、場内が爆笑の渦に包まれたことと共に、今でも記憶している。

北斗の拳』がヒットして以降「北斗七星は死を司る星辰(星座)」という認知も、神話伝承にそれほど明るくない人々にまで普及した。特にプラネタリウムでもジョークに用いられた「死兆星」は、たとえ天文学的正式名称(ミザールとアルコル)を知らなくても、当時の少年ジャンプ読者で知らぬ者はいないと言っても過言ではない。

この北斗七星柄杓の柄の端から2番目の星が、二つの恒星から成ることを見分けられるか否か、それを尋ねることで兵士視力検査するという手法が、古代エジプトでは採用されていたという。しかし、古代エジプト人が寿命の長短を判定するのにこの二重の星を利用していたか否かは、寡聞にして知らない。西欧星座伝承の大部分は、古代エジプト以外で言えば、古代バビロニア古代ギリシア・ローマ等に起源を持つと思ってさほど間違い無いと思うのだが、これらの方面でも寿命の長短を見分けるのに使われたという形跡は、今のところ見かけた記憶が無い。単に私が不勉強で知らないだけかもしれないので、有識者意見を知りたいものである

死兆星元ネタとして、とりあえず直ぐに思いつくのは、この二重の星が日本では民俗名称として「ジュミョウボシ」と呼ばれていたことであろう。この名称個人的に初めて知ったのは、星空に関する多数の優れた本を著し、我が国における少年少女天文ファンの数を増やすことに貢献した、作家野尻抱影(SF作家野尻抱介ペンネーム元ネタである)の本で読んだ時であった。野尻抱影の本には、次のようなことが記されている。

この名の由来は、二重の星を見分けられなくなった者は、それからから一年かそこらで、御迎えが来ることから付けられたものらしい。主に、漁業従事生活者たちの間で用いられていた名称のようである海上での航海が主要な部分を占める漁業において、視力の良さは要であった。そのため、視力の衰えは即ち食い扶持を稼げなくなることを意味し、そこから、星が見えなくなることで寿命が来たのを悟るという話になったのであろう、と。

まり、ジュミョウボシは、死兆星とは正反対に、見えなくなることが死の予兆というわけである。おそらく『北斗の拳』の作者たちは、星が見えなくなるよりも、見えるように変化するという現象にした方が、視覚的に表現することが容易である(見えない星では絵に描けない)という漫画表現上の要請から、これを改変したものであろう。

これ以外に、北斗七星人間の生死に関わる星辰として語られる起源を遡れば、中国東晋時代の人・干宝が著したとされる志怪小説『捜神記』に収められた物語に行き着くことになる。

原典漢文を読んだわけではないし、若い頃に読んだ日本語訳(私は平凡社東洋文庫で読んだ)の記憶を掘り起こすだけだが、おおよそ次のような物語である

「或る農夫が、息子と共に畑仕事をしていたところ、その傍らを方士が通りかかった。方士が、農夫の息子の相を見て『この子は、このままでは十六の歳で死んでしまう』と彼らに伝えた。驚いた農夫が、方士に『それを避けるためにはどうすればいいのか』と尋ねると、或る策を授けてくれた。方士言葉に従って、農夫は、用意できるだけの酒と干し肉を携えると、南の畑の桑の木が植えられた場所へと赴いた。

方士が教えてくれたとおり、南の畑の桑の木陰では、二人の老人が囲碁に打ち興じていた。囲碁に夢中になっている老人たちは、農夫が傍に来たのにも気づかない様子であった。方士に言われたとおり、農夫は無言のままで、酒と干し肉を老人たちの手元にそっと差し出した。碁を打ちながら老人たちは、差し出されるままに干し肉を食べ、酒を飲み続け、農夫はお代わりを差し出し続けた。さんざん飲み食いし終えた後で、ようやく二人の老人は、農夫の存在に気がついた。

二人のうち、険しい顔つきの老人が『何者だ貴様は?いつから傍にいた?人間が儂らの傍で何をしておる?』と責め立てたが、方士に言われたとおり、農夫は平身低頭して無言を貫いていた。すると、柔和な顔つきの老人が『この者が振る舞ってくれた酒と干し肉を、儂らは楽しんだのだ。そう怒るな』と、怒る一人を宥めた。そして『この者に、酒と干し肉の返礼をせねばなるまい』と柔和な顔つきの老人が言うと、険しい顔つきの老人と共に何やら帳面を捲り、農夫の息子の寿命が『十六』と記されている箇所を彼らは見つけ出した。険しい顔つきの老人が、渋々それを『六十』と書き換えると『これでよかろう。もう去れ』と農夫に言い渡した。農夫は無言のまま、二人の老人に頭を下げて感謝の意を示すと、その場を去って家に帰った。

家で待っていた方士に農夫が一部始終を伝えると、方士は『これでお前さんの息子は、もう心配が無い』と言った。農夫が『あの人たちは何者なのですか?』と尋ねると、方士は次のように語った。

『あの者たちは、北斗と南斗である。柔和な顔つきの方が南斗六星、険しい顔つきの方が北斗七星である。人は南斗からまれ、その生涯は星々の間を辿り、北斗へと還る。それで、人が寿命を延ばすためには、北斗祈りを捧げねばならないのである』と」

現代人の目から見た感想を率直に言えば「これ、お人好しの農夫が、単に詐欺に遭っただけじゃねえか?」と思うところであるが、それは置いておく。

天空天体太陽や月や星や星座の動向が、地上世界で生きている人間に影響を及ぼす、或いは逆に、人間運命その他の動向が、星など天空現象に反映されるという考え方は、洋の東西を問わず広く見られる文化現象である。そういう意味では『捜神記』の物語も、ごくありふれたものだと多くの人は思うかもしれない。

しかし、私が『捜神記』の物語面白いと思うのは、最終的に北斗七星南斗六星のように夜空で目立つ星座重要な役目を果たすにせよ、社会的に見れば無名の人にすぎない農夫の息子のような人間にも、個別対応するような名も無き天空の星が存在しているという考え方を示している点である

古代ギリシアには、現代民主主義政治の源流があったけれども、無名市井の人であっても天空の星との結び付きを得ることが出来る、という古代中国のような発想には至らなかったようである。してみると、天空の星との結び付きに関しては、古代ギリシア・ローマは、神話登場人物レベルの選ばれた者にのみ許されるという選民思想だったわけである。そう考えてもらえれば『捜神記』の物語ユニークさを分かってもらえることと思う。

北斗七星おおぐま座のように、明るくて目立つ恒星とそれらが形作る星辰(星座)は、自然と人目を惹くものから古今東西人類の記録に残されている。金星火星木星などの惑星もそうである太陽や月は言うまでもない。しかし、観測技術が発達するまでは、星辰(星座)の構成員になるほどの明るさを持たない目立たない星々のことは、一々観測して天球上のどの位置存在するのか、動いているのかいないのかと確かめることは非常に困難であったことは想像に難くない。しかし、事実として夜空には、命名位置確認も追いつかないほどの無名且つ無数の星々が存在することを、昔の人は知っていたのである科学的な知識を持つ我々現代人よりも、むしろ昔の人々の方が、実感としてそれを知っていたはずである現代文明社会のように至る所に夜間照明がある条件下とは異なり、太陽が沈んで「本物の夜の闇」に包まれて空を見上げた昔の人々の肉眼には、文字通り無数の星々が見えたのだから現代人も、もし口径が大きい双眼鏡の力を借りて夜空を眺める機会を得たならば、その時は、名前も知らない星々の多さを実感して驚くことだろう。私は今でも時々、双眼鏡で星空を見て感嘆する。

こういった、存在することは分かっていても昔の技術では天球上の位置を確定することが困難であった無数の星々については、占術師たちが「実は、天球上の無数の星々は、消えたり現れたり移動したりしているのだ」と主張したとしても、民衆確認しようが無く、比較簡単に信じてもらえたことだろう。恒星の間を動き回る「惑星」、何処からともなく現れる「彗星」、明るさの変化する「新星」など、変化を示す天体現象現実に見られることも、占術師たちの主張を補強してくれたに違いない。

ただし、庶民自分個人運命専用の星を天空の何処かに持つことができたとしても、自分意志でその星を動かせる訳では無い。天空の星の動きでも人生でも、同じことである王侯であろうと庶民であろうと、現代人であろうと昔の人であろうと、人生を己の自由にするというのが困難なことに関しては、立場は同じである自分人生がままならず、自由意志で動いているのではなく、自分以外の超越的な何者かによって動かされているのではないかと感じるという感覚は、古今東西の汎ゆる宗教的思索の出発点となる。

この何者かに動かされているという感覚を『捜神記』の筆者は、南斗・北斗の両老人が打つ囲碁の対局という形で表現している。つまり、ここでの囲碁の盤面に配置されている碁石とは、夜空の無数の星々の象徴ではあるまいか将棋チェスの駒とは異なり、碁石は没個性的である分だけ、名も無い星に擬えるのには都合が良い。囲碁という遊戯起源がどのようなものであるか、それを現代人の我々が確実に知ることは不可能であろうが、もしかしたら、星々の配置を操作することによって人間運命を変えようと働き掛けるような、呪術儀礼としての遊戯にその起源の一端を持っているのかもしれない。

もっとも、これはあくまでも個人勝手空想に過ぎないので、南斗六星から北斗七星へと星空を動くというのであれば、この場合には囲碁よりもむしろ双六の方が象徴的な遊戯には相応しいのではないか、といった具合に幾らでも異論を唱えることは可能と思う。

それに、南斗と北斗囲碁の対局結果は語られていないので、囲碁の対局によって星々が動かされ、運命が左右されるという仮説は、正直に言えば我ながら牽強付会であることは否めない。まあしかし、たとえ学問専門家ではなく、実生活に役立つわけではなくても、こういった空想をすることは非常に楽しいので、なかなか止められないのである

農夫が酒と干し肉提供した行為が、祈願の対象である神への御供え行為であることは無論言うまでもないが、この他にも、無言を貫くという後代の神事や魔除けにおける物忌と通底する行為が見られる点や、南斗・北斗の翁神に邂逅する場所が霊樹の一つである桑の木の傍である点など、興味を惹くところがまだまだある。いずれまた暇を見つけて『捜神記』を再読してみようかな。

anond:20220928155822

夢枕獏餓狼伝、書いてるうちに登場人物が好き勝手動き出して俺が死ぬまでに終わらん気がしてきたわwwwなんかごめんねwww」

 

しばく

2022-09-27

小説などの描写イメージできない :追記あり

旧字で旧仮名使いの古い本を読むわけでもないのに、どうしても活字の本の中での描写が頭の中でイメージしきれない。

読めない本の種類としては圧倒的に小説が多い。

技術書解説書などは問題がない。

一番の問題は、風景などの視覚的な描写を頭の中でしっかり思い浮かべるのができてないことだと思う。

知識が足りてないという事もあるし、ひとつひとつのパーツは理解できてもそれを頭の中で映像化するのが難しいのだ。

例えば

私は墓地の手前にある苗畠の左側からはいって、両方に楓を植え付けた広い道を奥の方へ進んで行った。 するとその端れに見える茶店の中から先生らしい人がふいと出て来た。

夏目 漱石こころ」より

夏目漱石はかなり分かりやすい素直な文体作家だと思うけど、自分にはこういったちょっとした描写ですらイメージするのが難しく感じる。

墓地は思い描ける、苗畑は普通の畑とは違うのか?と不安になったのでググった画像で補完するがまあ大丈夫

楓、広い道、茶店、どれも単体では想像できるけど、問題はこの光景俯瞰で見えない、地図のように絵を描こうとしてもかけないのだ。

まず「左側」でつまづいて、苗畑と広い道の位置関係もわからない。

漫画ならこれらが全て背景絵として描かれてると思うので、なんの引っ掛かりも感じないだろうと思う。

小説だと光景を事細かに描写する必要もない場合もあるわけで、そういう時はある程度読者が好きにイメージすればよいんだけど、自分場合まり曖昧しかイメージできなくてその場面の全てがぼんやりしたものになってしまう。

小説自体は、場面ごとの描写がはっきりと頭の中で映像化できてなくても読み進めることはできる。

でも頭の中で映像化されていないとぼんやりした空間登場人物がそれぞれ現れるだけという味気ないものになる。

から頭の中で映像化できないことがとても歯がゆいのだ。

ミステリー小説なんかでトリックとして建物構造だとかが描写されてる時もだいたいよくわからない。

特に空間把握能力が著しく欠けているのかなとも思う、実際地図を読むのは下手だし方向音痴だし。

ただそれだけじゃなくてちょっとしたディテールとかも掴めない事が多いし、それが気になって中々先に進めなくなったりする。

小説の中で描かれる描写が、全部ちゃん自分の頭の中で思い浮かべることができたらどんなにいいだろうと思う。

でもどうしてもそれができなくて、結局集中しきれず最後まで読みきらないことが多い。

子供の頃からまり読書はしてこなかったし、漫画ばかり読んでいた。

今は漫画はたくさんあるから漫画でいいじゃんと開き直ってもいいんだけど、やっぱり小説もっと読み込めたら楽しいんだろうなと思う。

なにか特訓の方法などあるんだろうか?

小説挿絵を描く人ってどんな風にして描いてるんだろうか?


追記

コメント色々ありがたい。

一番驚いたのは「そこまでイメージする必要はないのでは」という意見が多いことだった。

みんな小説など読んでる時は頭の中である程度具体的にイメージしながら読んでるものだと思いこんでいた。

ただ、言われてみれば登場人物の顔はおぼろげなまま読んでるのにそこは気になってないとか、自分の中に矛盾もあることに気づいた。

ファンタジアではないかという意見もあり、初めて知った言葉だけどこれも興味深かった。

自分がアファンタジアかどうかは分からないが、記憶イメージとして思い出すことはできるので、そういうのとはちょっと違うのかもしれない。

追記:リコリス最後まで見たけどアニメ業界作家性の劣化を感じた

https://anond.hatelabo.jp/20220926044355

この記事追記です。たくさんコメントいただいたので追記していくなかで返していきます

コメントへの返信

テーマをほっぽりだすような作家性のなさ」あれのテーマってかわいい女の子制服着せてガンアクションさせたろ!でそれ以外の設定は全部フレーバーだと思ってたわ

似たようなコメントはどちゃくそいただきました、リコリコを擁護する側の方達も大多数の方はこの作品作家性がない・乏しいことは同意していただけてますね。

作家性を忌避することが現代社会の歪さの現れと図らずも書いたんですが、わりと共感していただける方がいてうれしいです。

テーマ性を追求する作品や完成度が高い作品がウケなくなってるのかなとは感じています、まるでTiktokのように中毒性のある快楽原則しかないようなエンタメを凄まじいスピードで貪るように消費していくのが現代社会なのかもしれません。

ただ一つだけ言っておきたいのはアニメ界で代表的作家たち、例えば富野由悠季宮崎駿押井守庵野秀明、彼らは作家性だけで名をはせたのではなく商業的にも成功を得ているのです。

作家性と商業性、エンタメは両立しうるのです、相反するものではないのです。そういったことをリコリコには期待したのです。

確かテレビアニメ1話制作時間は通常3ヶ月ぐらいかかるので、1クールの途中で人気出たから話の方向性変えるみたいな事は基本物理的に不可能だと思われます

こちらの話は真偽は不明ですが、だとしたら放送前にも関わらず欲をかきすぎた、終盤の脚本ストーリークオリティの練り上げがたらなかった、それにつきます

言いたいことはわかるけど、「悪しき組織がぶっ壊れてめでたしめでたし」なんていかにもアニメの中だけの話じゃん?「悪しき政府組織が罰せられないまま世界は続いていく」のほうが現実を描いてると言えない?

それが作品として明確にやりたいことでしたらいいですが、そうではなくDAの加害性が示されないのは単純に脚本稚拙だっただけです。テロリストの真島が語っているといったコメントもありましたが浅いのです、例えばガンダム逆襲のシャアで劇中の登場人物の「人類すべてを抹殺する」といったセリフがありますが、製作者が明らかに本気で人類全て殺すとセリフとして表現しています。他の人がやったら馬鹿馬鹿しくて気恥ずかしさすら感じますが、逆襲のシャアにはそれない、何故なら監督がこれしかないと本気で全人類を粛正したいと思いセリフ指定たからです。リコリコの真島が語っていることは軽薄で浅はかさしか感じずその思想バックグラウンドも作中では語られないため、監督の本気さが感じない、それは明らかに脚本の練り上げ不足なのです。

何こんなアニメにマジになっちゃってんの?

うるせえ、こっちはお前が精子の頃からオタクなんだよ、アニメにも本気になれないやつは去れ

思ったより多くの人が記事を読んでくれたみたいなのでオタクらしく推し普及活動

A KITE インターナショナルヴァージョンhttps://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00IIJKQ9K/ref=atv_dp_share_cu_r

索敵範囲だとリコリス・リコイルの先行作品GUNSLINGER GIRLを上げている人が多かったですが、私はリコリコを最初見た時セーラー服を着た少女殺し屋のガンアクションアニメとして梅津泰臣監督の"A KITE"が頭に浮かびました。

1998年作品しかも18歳未満禁止エロアニメ若い子が知っているか不安ですが、大変よくできたエログロガンアクションものアメリカでも実写映画化したほどです。リンクAmazonレンタルインターナショナルヴァージョンといって海外普及向けにエッチなシーンは削られた作品となります、つーてもそれなりに残ってますが。リコリから砂糖を抜いてちょっと内容をエログロに入れ替えたくらいの作品といった気持ちで見て頂ければ。オリジナル配信で見たい場合FANZAとか大人向けのサイト大人になってから見てください。

2022-09-25

anond:20220925085850

変な仕事について変な枕営業させられたっていう

変人ワールドの話されても全く共感できない

登場人物全員変人じゃないですかって感じ。

2022-09-24

[]9月24日

ご飯

朝:バナナ。昼:かいわれ大根ピーマン焼きそばベーコンエッグトマトチーズ。夜:キャベツウインナースープパン

調子

むきゅーはややー。お仕事おやすみ

EVE burst error

クリア

20年以上前ゲームなのに、オシャレで格好いいイケてる雰囲気が凄かった。

私立探偵小次郎パートと、エージェントまりパートで全く異なる二つの事件捜査する。

捜査過程で街を探索するのだが、情報屋とのやりとりや、聞き込みなどのシーンが洒落ててたり、ゲラゲラ笑えたりと個性豊かで楽しい

絵で表現しきれない箇所はバッサリ黒塗り背景に文章だけで表現するのも潔いし、何よりそのテキスト面白いのだから一切問題なし。

ホテルバーや海沿いの倉庫など、登場する場すら格好よく感じてくる。

軽妙なやり取りもあれば衒学的な部分もありで、兎に角事件捜査を楽しめる。

二人主人公制は最初のうちは時折登場人物が重なる程度なんだけど、徐々にそれらが一本に繋がっていくところが快感

特に二人の主人公が互いを知らずにコンピュータ回線越しに事件捜査のために協力するシーンはただCIコンソール文字が出るだけも演出なのに、熱く燃える今作屈指の名シーンだろう。

この互いが互いをあまり知らずに事件捜査のために協力するという関係性も、格好いい。

普段はだらしないけどやる時はやるタイプ主人公拳銃片手に非合法組織と戦いながら夜の街を駆ける、そんな創作物テンプレート自体根本的に格好いい…… と言ってしまえばそれだけなのかもだけど、もうこれは冴羽獠DNAに植え付けられた僕たちの宿命なのかもしれないなあ。

(ルパン三世でもいいし、ダグラスカイエンでもいいし)

ジャズっぽいBGMも決まっている。

そんな感じで、事件捜査する過程については百点満点文句なしの出来。

だけど、物語の終盤はかなり駆け足気味かつ、しっくりこない終わり方だった。

突然現れる現実を超越した科学技術に、二人の主人公蚊帳の外自体が進行し、犯人が突然恋愛をはじめる展開、そして自白で幕をおろす。

最終章までの丁寧な展開、格好いい展開はどこへやらで、正直肩透かし

犯人自白と、とあるキーパーソン独白だけで最終盤は進むため、二人の主人公がそれらにどう感じたのかどんな行動を取ったのかが一ミリもわからないのは流石にガッカリ

何より「犯人自白」とは書いたが、とあるSFガジェットにより厳密には正しい言い回しではなく、真の意味での犯人はおそらく作中でセリフが全く無いという構造も、流石にちょっと終わった感じがしなかった。

とはいえ、謎解きのロジックや、あっと驚くサプライズトリックを楽しむ作品ではなく、事件捜査過程の格好良さを楽しみ作品だと割り切れば文句なし

なお、柴田茜というルポライター女性が「僕っ子」なのは、流石に当時でもコテコテでやりすぎなのでは? と思っていたが、かないみか氏の演技力のおかげですぐ違和感がなくなった、声優ってすごい。

原作アダルトゲームなこともあり、明らかに情事意図するシーンや、明らかに元はエッチなことされたけど違うことに置き換えたシーンなどが多くあり、元もプレイしたくなった。

また、銃を突きつけた状態自由を奪うために服を脱がすというシーンが3回ほどあって性癖を感じたが、たしかにその惨めさはエッチだなあと思った。

続編が色々と出ているが、近年の作品以外はどれも評判が良くないので、飛ばしてその近年の作品を遊ぼうと思う。

anond:20220924155356

なんでもかんでも「ポリコレ」って呼ぶから論点がぶれてるのか

たとえば「異国迷路のクロワーゼ」って作品があって、これはパリ舞台にしたものなんだけど

パリに住む登場人物の多くが金髪碧眼だったりするわけ

でも実際は(ドイツじゃないんだからパリ金髪碧眼なんてそんなに居ないわけ

で、これをさ、実際のパリ住民比率に合わせて、髪の色、瞳の色を変えるとするじゃん

こういう改変をやろうする「ポリコレ」と

一方で、俳優意味もなく特定人種に偏るのは良くない、という理由でやる「ポリコレ

この2つは似ているけれど、同列で扱うのは雑だと思うんだよね

anond:20220923235516

なぜこうなるかというと、まず「弱者男性人格が最低」という自分たちが張ったレッテルに引っ張られて、ここでいう弱者男性=兄だと思い込んでしま

弱者男性論は無能人格が最低の男が女をあてがってほしい話だと思い込んでいる

実際の弱者男性論はそういうものじゃないんだけど、男女対立解像度しか見れない人には唯一の男性だと判明している登場人物の兄(元増田性別不明)が弱者男性に違いないと思い込んでしま

元増田元増田でかき方がわかりにくいなとは思うけど、ブコメブコメ

2022-09-23

anond:20220923141532

スポ根漫画は置いといても恋愛映画は長時間大画面で見せられるのに耐えられる美形の演者を起用してるだけで美化されてない実際の登場人物はせいぜい大学サークルかによくいるレベルの顔と思って見るもんやで

2022-09-22

漫画でめちゃくちゃ好きな表情

性癖といっていいかもしれないけど、理屈抜きでこのコマがあるとゾワゾワしてしまうという表情がある

少女漫画系のほうが多い表現なんだけど

・なにかに驚いている

・目を見開いてる(どこも見てない、目が点になる、の状態

・口元を隠すように手がある

・頬に斜線(///) ・・・必須ではない

・汗かいてる ・・・必須ではない

はいわゆる「ハッとなる」を表現したコマなんだが、どんなキャラだろうが男だろうが女だろうが生物だろうが機械だろうが(機械は顔がない場合もあるが)

この表情が好きすぎて興奮するのだ

状況としては

ミステリー系などで点と点が繋がり線となった瞬間、その衝撃、おぞましさなどに思わず恐怖するシーン

・すごく好きだった相手の裏の顔などを知ってしまい、ショックを受けてるシーン

自分の行動の間違いや愚かさを知って、思わずハッとなってしまってるシーン

あたりが好みだが、正直このへんのシチュエーションもどうでもいいっちゃどうでもいい

とにかく目が見開いて口元に手がいってて驚いてたりショック受けてるとああんもう!!ってなってしま

自分なりに分析してみると第一にこれは恥ずかしさを感じてる相手に興奮してるのかな、とも思ったんだけど

普通に恥ずかしがってるだけなのはまったく響かないし、エロ系でも辱めとかはむしろ大の苦手

強いて言えばこういう表情を浮かべる時というのは物語的に大きな展開を向かえてるタイミングだったりするので

そういう読書体験を何度も繰り返した結果、パブロフの犬的にすりこまれてて、そういう表情が出てくるだけでよだれが出てしまってるとか?

これも多少はあるかもしれないけど、もっと根源的な興奮があるように思う

ちなみに実写だとどうかというとこれが全然響かないし、漫画よりずっと記号的に見えてしまってむしろ白けることのほうが多い

これは実写だともっと細やかな演技が可能から、表情にはあまり出ないがよく見ると手が震えてるとかそれくらいのほうが良い

他にも漫画における感情表現って良いものが多くて、物語の中で登場人物感情を一コマの顔アップで描ききるというのはもう漫画しかできなくて

そこらへんほんとに漫画のすごいところだと思う

こういうなぜか刺さりまくる漫画の表情ってあったりします?

2022-09-21

シンシアはもはやスパイ代名詞じゃないらしい

電子書籍サイトにて漫画に限って調べてみたところでは「シンシア」という登場人物が使われている作品のなかでスパイ文脈で使われているものは一つも無かった

※ただのそれっぽい外人名として浅い使われ方をしていた

マタハリも忘れ去られるんだろうな

2022-09-20

anond:20220920003134

めちゃくちゃいい周り方だとおもう!

高校の時のおじいちゃん先生もこの周り方勧めてた。楽しんできて!

おすすめ美術館大塚国際美術館

全部レプリカからこそ古代から近代の有名絵画を原寸大で見られるのは楽しい。そこから推し画家なり推し派閥なり見つけるのもありだと思う。

ミケランジェロの「最後の審判」が有名な、システィーナ礼拝堂再現した空間とかもあって楽しい

私はこれみてイタリアで本物がみたい!てなってイタリア行ったりした。

ビビってきたやつにハマるとどんどん他の好きなものが増えていくから、どんどん美術館にいってほしい!楽しいよ〜〜

おすすめ本】

マンガでわかる「西洋絵画」のモチーフ

西洋絵画の有名なやつってほとんどギリシャ神話旧約聖書新約聖書物語を書いてあるんだけど、

「青い服で百合を持ってたら聖母マリア!」みたいな持ち物で登場人物判断したりするし、そもそも向こうの神話日本人には馴染みが薄いか敬遠しがち。

この本は見開き2ページで「旧約と新訳ってなに?」とか「どんな話?」みたいなところをイラスト漫画説明してくれるゆるめの本。

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%A5%BF%E6%B4%8B%E7%B5%B5%E7%94%BB%E3%80%8D%E3%81%AE%E3%83%A2%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%95-%E7%BE%8E%E8%A1%93%E5%B1%95%E3%81%8C%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E6%84%89%E3%81%97%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%82%8B-%E6%B1%A0%E4%B8%8A-%E8%8B%B1%E6%B4%8B/dp/4416518196

anond:20220920154853

湾岸ミッドナイトの作者が描いてた別作で登場人物が「みんなマジェスティばっかだからカブにしたんだ」( ・`д・´)キリッてなセリフしてたんおもいだしたやで

2022-09-19

銀河英雄伝説登場人物たち

威力(ヤンウェンリー)

能力はあるのだが直言がひどくて上官からまれて国を滅ぼす。同期の無能なのに上官に取り入って出世したフォークさんを見習うべきだった。

ラインハルト

ものすごく有能。有能で欠点はない。強いて欠点をあげれば少々直情的なところぐらい。もう一つの欠点は近親に甘いこと。結果、奥さんに毒殺される。毒殺された結果、奥さん無能な息子の独裁体制になり銀河全体が暗黒時代に逆戻り。

麻布競馬場作品を読むと心が抉られる

タイトルの通り。最近話題Twitter文学である麻布競馬場作品

東京でもがいている若者からうそれではない何者たちの解像度が異常に高い。自分はその中の人々とは違うと感じつつも何故か重なる気がするから不思議である

「何者にもなれなかった」という感覚だけ共有している気がする

ここで自分語り、これが目的と言われればそれまでだけど、何が重なるのか客観視したい

九州田舎進学校から旧帝の大学へ。なんなく就活もこなし、銀行就職。飽きて転職20代年収1000万円に手が届いた。早くに結婚して子供もいる。都内にこじんまりとしたマンションも買った。

両親含む家族との関係も良好で、たぶん友達も多い。

20代でやり残したことはないと思って30歳を迎えたが、何かが足りない。ないものねだりなのか。

麻布競馬場登場人物反面教師にしながら生きていくのか、それともすでに拗らせてしまっているのか夢想する台風の一日。

[]9月18日

ご飯

朝:朝マクド。昼:カレーメシ。夜:考え中。

調子

むきゅーはややー。お仕事はお休み

○ 春ゆきレトロチカ

僕のオールタイムベストゲームトリック×ロジック」を手掛けた伊東幸一郎氏が手掛けた実写ADVときいて発売前からテンション上がっていたのだが、個人的な都合で中々遊べずようやくクリアした。

そんなわけで、感想行くぜ!

公式ネタバレ禁止を強く提言されているので、ネタバラ行為はしないが、僕の感情は書くので、ミステリ知識がそれなりにある人なら推察できると思うので、読まないでください。

・ある章が浮きすぎてる

いきなりマイナスから書いて申し訳ないのだが、章仕立てのゲームになっていて、とある章だけがゲームすぎた。

一般論的にこのジャンルと、ミステリADVは近似のジャンルとして扱われているのかもしれないけど、個人的には大違いなのでキツかった。

テキストアドベンチャーを遊びたくて「ニンテンドーeショップで『アドベンチャー』を検索してゼルダの伝説が出るときの気分」をなぜか僕が思うテキストアドベンチャーを買ってるのに味合わされるような不快感で、この章が嫌すぎて全体の評価マイナス目線で見てしまっている。

そういうジャンルの違いがあれどゲームとして面白かったのならまだ評価できるのかもだけど、単純にゲームとしてもしょうもなくて、ガッカリ

(このジャンル遊びたくないから遊んでないので、ジャンルとして平均点なのか否かはわかんないけど)

謎を解くって言葉だけなら近似なんだけど、これは解かれるための謎であって、そもそもどうして謎がこさえられたのか? から謎解きを始めるミステリとは対極にあるジャンルなんだよなあ。

ゲームという構造自体トリックがあるやつ

こういう書き方をしたら何を言いたいのか伝わるだろうし、そうだと知って読んだらすぐ気付くからネタバレ禁止と言われてもだなあ。

勿論ネタを読めた/読めなかったで評価するつもりは全く無く、単純にこの構造が作中事件の謎解きにはあまり影響していないのがいまいちだった。

事件とは別に中の人物に隠された事実がありそれの開示が面白いのなら、ミステリじゃないジャンルでも良い気がしてしまい、しっくりこなかった。

今作ならある事柄を誤認させてた訳だから、その誤認が犯人特定ロジックに使われてもよかったんじゃないかなあ。

早々に犯人候補の重大な要素が示されるせいで、そこに関するトリックが無いと単純に登場人物の数目が足りなくなることもあって、コレで気づかれないと思っていたというインタビューは無理があるんじゃないなあと思わされた。

物語は好き

人間にとって普遍的テーマを描いていて、かつ僕がそれを好きなので、そこは十分楽しめた。

ただ、ミステリはそういった物語と謎が絡み合ってるからこそミステリなのであって、そこの乖離が気になった。

そうならそうでいっそのこと、本筋とは関係のない短編集のような構成にするとか、登場人物の繋がりもための短編連作構造にするとか、今の長編一本を章仕立てに分割というのは、無理を感じた。

・バッドエンドが見にくいゲームシステム

この手のゲームお約束で間違えた選択肢をした時のはちゃめちゃコメディ部分があるのだけど、いちいち最初に戻される上にそこからの再会がモッサリしているせいで、イライラしてしまい、途中からは間違い選択肢は踏まないように遊んだ

かなりのテキスト、かなりの動画を見逃していると思うが、流石にこれは耐えきれなかった。

スタッフがコレをインタビューで自慢してたぐらいなので見たかったが、もっと気軽に見れるようゲームシステムを工夫して欲しかった。いや、工夫っていうか、間違えたところにすぐ戻れるようにして欲しいだけなんだけど。

そもそも、明らかに嘘の選択肢を「あえて」選んでるんだから、そこに推理を間違えた罰として最初に戻るのなら、そりゃ「あえて」選ばないようにするでしょ。

そもそも「あえて」じゃなくて本気で間違えてるからちゃんと一から考え直して欲しいと思ってるんかなあ。

それならまあなんだけど、せっかく沢山作ったんだから、そこを楽しく読ませる工夫があるとよかったと思った。

UI意味不明

手掛かりパネルをヘックスに配置するんだけど、妙に凝った斜めからアングル、妙に凝った画面配置になってて、シンプル方眼紙でいいよ、方眼紙でってなった。

・仮説が長い

どう考えても捨て選択肢を長々とやったり、対偶関係にある選択肢を全部やったりと、ここを眺める時間が楽しくなかった。

そもそも仮説は仮説のタイトルだけで良くて、中身の描写はお任せでよかったんじゃないかなあ。

ほとんど余所見タイムになってた。

・総じて

物語ゲーム構造にあるトリックはきちんち噛み合っていて、人間としての普遍的テーマを描くために有効に使われていて楽しかった。

特にある登場人物の万感の思いがこもった泣きの演技は、自分自然と一緒にないていた。

スタッフロール後の美しいある自然と人の映像も、この作品全体を通しての〆に相応しい悲しい映像で、兎に角しんみりした辛いお話だった。

けれど、残りの、その他の事件の謎やゲームとしてのシステムなどが全く噛み合っておらず、映画小説でも良かったんじゃないかな? 無理にゲームしなくても…… と思ってしまった。

面白かったんだよ!

いや、マジで、なんかずっとマイナス面ばっかり書いてるけど、面白かったんだって

ただ、あまりにも、本当にあまりにも、あの章だけが楽しくなさすぎて、それをズルズル引きずってしまいこんな文章になってるんだって

あそこだけ記憶消してたらそれこそ「オールタイムベスト更新された」ぐらいの感想書いててもおかしくないだって

上で書いてるミステリ的な部分、全部あの章のせいでそういう構造をマジマジと考えたから思いついただけであって、遊んでる時は素直に面白かったんだって

マジでマジで、あの章だけがダメだった。

2022-09-18

漂流団地の女の子が嫌い

れいなっていいう女の子が出てきて、この子他罰的で差別的で終始わがまま文句言ってるだけなんだ

でも子どもからこういう態度になっちゃってもしょうがないよね

とは全然思えなくて、ホントに嫌い

ストーリー的には登場人物限られてるから、その手の意見をいう役割を全部押しつけられてるだけかもしれんが、話が進むほどこのキャラが嫌いになっていく

かわいそう

2022-09-17

Netflixtriggerアニメサイバーパンク・エッジランナーズ。

一気に見るのがもったいなくて、ゆっくり消費している。1日1話ずつ。だからまだ見終わっていないが。

ゲーム比較してアニメチックなキャラクターデザインだが、登場人物の行動や反応が、いわゆる日本アニメ的にテンプレート化されたものとは異なり、キャラクターがしっかりと描かれている安心感がある。

たとえば高校生くらいのウブな男が、憧れの年上女性の部屋に行った時、アワアワと慌てたり、赤面したり、吃ったりしない。精一杯冷静ぶって、やや無口になり、表情を崩さない。リアルな虚勢の張り方だ。

サイバーパンクとはこの世界ギャングを指すらしい。貧乏地域に生まれて、才能に恵まれたが厳しい境遇少年が、お金必要性に迫られて、肉体を違法改造してサイバーギャング世界に足を踏み入れる。日本よりも海外で受け入れられやすストーリー構造かもしれない。

2022-09-16

投稿を禁じる規則無効である

はてな運営運用管理に関する法律(以下、はてな法)」において、はてな匿名ダイアリーの運営運用管理について定めた第7章では、126条第1項において「増田必要があれば特定投稿を禁じることができる」と定めている。そして具体的にどのような場合投稿を禁じるかについては、同条2項が「前項の必要命令を以って定める」とされている。そしてはてな法の委任を受けた「はてな匿名ダイアリー施行規則(以下、増田規則)」は201条3号にて「再投稿を禁ずる」と定めている。

思うに、はてな法が投稿を禁ずることができる場合とは、犯罪扇動個人プライバシーに関わる情報個人名誉毀損する表現、その他運営に重大な支障を及ぼすものなどで、それらの中で国民一般に広く保障された表現自由考慮してもなお看過し難い重大なものに限るという趣旨であると読み取れる。

「再投稿によってサーバーに負荷をかけ、はてな運営に支障が生じ、また同じ投稿が繰り返されることにより利用者重要投稿を見逃し、よって利用者の知る自由知る権利が害される」という被告の主張するおそれは再投稿以外の投稿によっても容易に起こり得ることであり失当である増田規則が再投稿のみを殊更に禁じたことは不合理なものであり、同規則の当該定めははてな法の委任を超えた違法もの評価せざるを得ず、その限りにおいて無効である

よって原告及び利用者私生活上の自由の一つとして再投稿をみだらに禁じられない自由保障される。また利用者は内容に対する非難はともかく、再投稿それ自体非難する権利保障されず、それどころか法律を以てこの再投稿非難する権利付与すること自体も許されない。

なお、この判決抵触する限りに置いて増田規則の当該定めを違法ではないとした当裁判所判決(~『お前らが恋したいちご100%登場人物挙げてけ』再投稿禁止事件に関して~)を変更する。

2022-09-15

マンガなどで何度も読むのにいまいち入り込めない作品がある

子供の時に熱心に読んでたはずで、キャラクターだったり展開だったりは覚えてる

群像劇のような形式で、各登場人物心理描写は一応書かれた通りに理解はする

けどイマイチさらないというのだろうか

ごく若い世代向けという作品でもないと思うし、舞台設定や描写はしっかりしている、だからこそ大人になっても普通に読める

なのにやっぱり読み進めても興味を感じない

若い時代人間関係恋愛家族自我などをテーマにしており、どこかしら引っかかりそうなものだけど無い

作者が認識する人間世界観と、自分人生経験から意識するそれに共通点ほとんどない

そんな感じだ

人気のあった作品だし作品として完成度も高い

なのにこんなに入ってこない・入っていけないこともあるんだなあと

2022-09-13

あなた選挙中の政治家です。ちむどんどんを褒めて下さい」と言う超難題

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/bunshun.jp/articles/-/57350

を突然突き付けている鬼畜な人がいる…!

いやさ、これ、「(下地氏が)実際は見てない癖に嘘をついてる」と思って叩いてるらしき人いるけど

こんな無理難題突然突き付けられたら見てたとしても「好きな登場人物…うーん…」としか答えられないよ、普通

あのドラマ、これが好きだと答えたら人格疑われるんじゃね?って人物ばっかだからやばいやつしかいない。

しろ見てる上でそう答えるしかなかったんじゃないかと思う。全く見てなかったら適当ヒロインとか褒めそうだし。

まあそんなもんを「好きなテレビ番組」として挙げるなって話ではあるが、今放映中の地元舞台朝ドラ無視するわけにはいかなかったんだろう。

デニー氏の120%無難回答はその逃げ方があったか流石政治家、と思うけど

綺麗すぎて予めちむどんについて聞かれたらこう答えようと用意していたとしか思えない。

オリンピック一連のニュース見ていて思うこと

登場人物ほとんどが70歳以上

まさに腐りきった老害たち

腐りきる前に身を引くとかできなかったのだろうか

あと腐りきった老害たちを頼ってる老人たちも身を引け

2022-09-12

公式解釈違いだった

公式解釈違いとか何言ってんだよ公式正義だろと思ってた時期が私にもありました。

公式解釈を間違える。

というよりかは公式推しのために整合性破壊されることがある。

公式推しを上げるために別のキャラが弱体化なりクズ化なりすることがある。

これは本当にある。

色んなコンテンツを見てきたけど、公式推し露骨に「このキャラ推されてんな」と思う。

しかもそう言ったキャラクターは基本ポッと出が多い。

異様なくらい出番があって、異様なくらい他のキャラを食って、異様なくらい間違えなくて、異様なくらい登場人物に持ち上げられ、良いポジションにいく。

マジでわかりやすい。

露骨公式推しがいるとそこが本当にわかやす

公式推し自分推しであれは解決するんだろうけど、自分推し公式推しを上げるために改変され下げられる側のキャラなんだよな。

悲しいね

まあでも公式推しがいるのは理解できる。

大人の事情とかもあるのだろう。

だけどファン事情があるんだなとわかるくらい露骨なのと、その推しのために他のキャラを下げることをやめてくれ。

コンテンツは本当に好きだから

本当に私は自分推しが好きだから

心の底から大好きだから

気持ちよく金を出させてほしい。

切に願う。

anond:20220912223310

ドラマ映画でこの登場人物仕草良いなと思う人見つけてそれを真似したら?

向上心高そうだしすぐいい感じになりそう

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