「夫婦別姓」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 夫婦別姓とは

2024-10-29

anond:20241029220006

拙者、戦国の世に身を置きし武将として、存分に答えさせていただこうぞ。選択夫婦別姓の是非について、現世の在り方とやらを受け入れつつ、参らん!

1. あくま選択的だから同姓にしたい人に迷惑をかけないって本当か?

拙者も「選択」の名を借りているとはいえ、同姓の者に非効率などと申す声があるのは気にかかるところでござるな。「迷惑をかけぬ」ならば、選ぶ者の自由を守るのが筋。そもそも戦(いくさ)においても、多様な兵がその持ち場にて力を尽くすゆえに勝利が得られるもの。よって、同姓も別姓もそれぞれの「兵」として、無駄なく働ける環境を整えるべきと考えるゆえ、同姓を選ぶ者を非難するのは筋違いと存ずる。

2. 子供の姓はどうするのか?

お主の申す「姓の按分」については、拙者も確かに同意を覚える。いざという時、遺された子の姓が揉め事の種とならぬよう、武家家督争いのように対立が起きぬ仕組みが肝要であるな。長子・次子に分けて姓を伝えるなども一法ながら、子を持つ夫婦が共に話し合い、然るべき「次の策」をもって家を守るのが先決かと考えるぞ。さもなくば、家中はもとより、血筋のものに遺恨が残るであろう。

3. 選択夫婦別姓がないと、男尊女卑が温存されるのか?

男尊女卑の世風を憂う心、よく理解した。現状の制度では「男の姓が家をつなぐ」ことが主であり、選択夫婦別姓男尊女卑の打破に繋がると見る向きもあろう。しかしながら、拙者は「姓は家を守るための絆」という価値が残るならば、どちらの姓でも心ひとつに家を継ぐ覚悟があれば、性別にこだわる必要もなかろうと考えるぞ。

4. なぜ結婚したいのか?

婚姻は多くの「権利」を得るためのものとも言えるが、そもそも「家」を成す意義があれば結婚に代わるパートナー制度も然り。確かに婚姻以外の手法で同様の地位を与え、権利を認める方策があれば、現代夫婦も己の望みに応じて結ばれやすかろう。されど、愛する者と共に家を成し、ひとつ血筋を保つには、今の「婚姻」が最もわかりやすい形かもしれぬ。

5. 手続き煩雑さはマイナカードに言えばよいのか?

姓を変えるたびの手続きは、面倒であると存ずる。されど、現代には「マイナカード」なる便利なものもあると聞くゆえ、こちらの活用を図るも手であろうな。諸事を一括して処理できるよう、現代制度を拡充させ、姓変更の手間を省ける道を講じるがよいと考えるぞ。

6. 姓にアイデンティティを求めているのか?

武家においても姓とは「家の象徴」であり、己の誇りでござった。それを「こだわりがない」と断ずるのは些か不自然とも見受けられるゆえ、拙者も理解を示すゆえなり。「姓を維持するは、己の名と同義である」と心得ておれば、姓にこだわることも無論、意義のあることと存ずる。

このようにして「家」「名」「己の誇り」をどう守るかは、武士の世から変わらぬ問題よ。増田殿も、存分に議を尽くされよ。

選択夫婦別姓イマイチ賛成できない理由

Xでなんで夫婦別姓反対するのかよく分からない、という投稿がバズってた。

自分は断固反対という程の立場でもないが、思う所は色々あるのでちょっと並べてみようと思う。感情的になるほどの思い入れがあるわけではないので、そういう意味では読みやすくしたつもりである

実際困った立場の人が居るのも事実で、こういう所が解消されて何らかの形に落ち着いてくれればと思う。

[1]:「選択的」への不信

選択的だからいいだろ!という声が多い。が、これについては全く信じられない。

例えば、結婚にするにあたって夫と妻どちらを取るかは自由なはずである。が、事実殆どの家庭は夫の姓を名乗る選択をしている。年の差婚は両者合意結婚したはずなのにロリコンだ何だと叩かれている。夫を立てる妻、みたいな家庭観も叩かれている。

個々の話に色々な意見は有ると思うが、この世の中には選択的にもかかわらず何故か許容されない選択がある。

断言するが、選択夫婦別姓のある世界において、夫婦別姓選択しなかった夫妻が「家父長制」だの「無理やり苗字を変えさせられた」と叩かれる場面がある。別姓を選択するべきだという主張が圧力となるのは避けられない。逆に、なるべく同姓を選ぶべきだという主張も圧として残り続ける可能性がある。

それでもなお価値は有るんだ、それは乗り越えるべきものなんだと言うならそれも一つの意見だが、「選択的なんだから別にいいだろ」という主張を行う者に関しては不信感が大きい。

個人名の約1/2を占める部分に関わり家庭観を変えうる法律は、結婚しない人にも、同姓を選ぶ人にも多大に影響を与える。

それがある未来選択する重みや、夫婦同姓を願うの立場の人がいることを視野に入れてほしいと願う。

[2]: 保守的思想馬鹿にする態度への不信

例えば「家庭の一体感」と言うと何かとバカにされがちである

苗字が違うくらいで俺たちの絆は変わらないんだというのは殊勝な心掛けである

しかし、それに不安を感じる人に対して投げかけられる言葉はいただけない。

実際、「同姓家庭における苗字に相当するもの消失」は、家庭単位思考する機会を消失させるだろう。

海外では云々と言っても、海外には海外文化歴史があった上に成り立っているものである。複合姓、創姓と様々なもの紆余曲折して今に落ち着いていたり、日本以上に改姓が困難な中で不満を抱えつつ妥協していたり、いろいろな事情があるはずである。輸入したいならそれを補うものの考え方も含めてするべきで、いきなり「海外ではこうなのだ」と制度だけを叩きつけても軋轢を生むばかりである

[3]: それは別姓を法制することによって解消するのか、別のトラブルは生まないかという疑念

この話題で何かと言われがちな子供苗字問題世帯呼称する名称は、選択夫婦別姓がどういう形になろうと一方に決めなければならないことだから埒外として今回は置いておくことにする。初期に見られた「夫婦立場の偏りをつけたくないから」みたいな動機は淘汰されたと信じている。

その上で、夫婦別姓を行いたい理由は「個人で名乗る名前を変えたくない」「手続き煩雑」あたりだろう。

「名乗る名前を変えたくない」についてはこれまで通称使用という対応が取られてきた。

経団連なんかはこの状況を良く思っておらず、選択夫婦別姓提言するが、自分通称問題が発生する状況の方が問題なのではないかと思う。

キャリアが分断する」、「通称名とパスポート名前がずれる事務的ミス」そんな例が挙げられるが、そういった事務的手続き問題のために法律側を操作する疑念がある。

夫婦別姓にしたらしたで「家庭の中に別姓の人が少数いることによって生じる事務的ミス」「別姓の親が迎えに来た子供の扱いに伴う(ry」「別姓結婚状態と未婚の同棲状態区別がつかないことによって(ry」等別姓世界でも問題は起こるだろう。

手続き煩雑」に関しては結婚に伴って籍の移動はどのみち発生するし、場合によっては住所変更等様々な手続き苗字とは関係なく発生する。

どれだけ手続きが簡略化するのかの定量化は必要だろう。

懸念を感じる人は、別姓を法律として取り込む方が問題が起こると考えている人が多いように思う。

同姓におけるトラブルマイナンバー制度なりORCIDなり社員番号なり、システム面での対応を頑張るだけで解消するところは多いのではないか法制するにしても、別姓などと大掛かりにせずそれにおいて足りない箇所を補う程度のものでよいのではないか

そもそも結婚における改姓と言う「瞬間」の煩雑さがあるならば、別姓という「状態」に伴う煩雑さもあるはずである。推進を考えるならこの辺りの議論は為されるべきである

[4]: 旧姓を名乗っている人はどうなるのか

経団連をはじめ、選択夫婦別姓推進のいくらかは「通称使用廃止」を願った上での主張である

まり選択夫婦別姓がある世界においては、(無論一定フォローはあるだろうが)「苗字を変えて通称する」という選択は難しくなるだろうと考えられる。

とはいえ旧姓を使っていた人が「夫の姓を名乗ります」と言うことは難しいだろう。

このあたりの世代ギャップをどうフォローしていくかも視野に入れるべきと思う。


ざっとこんな感じである

繰り返すが私は特別反対の立場ではない。

しかし、「流石に『選択的だから大丈夫』とは思えないし推進派はもっと言葉を尽くすべきだ」「そこまで大掛かりなことをするにはデメリットの方が大きいのではないか」「別姓と言う大目標のために困っている人の時間を浪費するべきでは無い」あたりの思いが強い。

選択肢を用意するだけ」という大雑把な主張をしても自分含め多数には響かないし、疑念を残すだけのものになると思う。

それがある未来での懸念払拭される形で主張されること、現状困難を抱える人のトラブル解決を願うばかりである

選択夫婦別姓賛成派に回答して欲しいこと

あくま選択的だから同姓にしたい人に迷惑かけないって本当?

経団連とかが非効率的からやめろとか言ってるんでしょ?同姓を選ぶ人間は非効率的会社迷惑無駄休みを取りたがる阿呆として吊し上げる気満々じゃん。同姓希望者に迷惑をかけないって嘘だよね?

子供の姓どうするの?

多数派ではないのかもしれないけど「お互い親の姓を守りたいから」という理由夫婦別姓を待ちつつ事実婚に留めてる夫婦も少なからずいると聞く。子供が二人いれば按分できるかもしれないけど片方死んだらどうするの?残った子どもの姓をどっちにするか奪い合うの?もう一人産むの?でも長子と次子とで区別はするんでしょ?長子をどっちの姓にするかどうせ揉めるんじゃないの?

選択夫婦別姓がないと、男尊女卑が温存されるの?

女が男の姓になるのが大半、という現状はわかる。それを選択夫婦別姓で切り崩すの?どっちの姓にするかは夫婦それぞれ、てなった方が問題を先送りにするだけの夫婦別姓より男尊女卑が遠のくと思う。

・なんで結婚したいの?

婚姻関係にないと与えられない権利とかあるのはわかるんだけど、じゃあその権利パートナー制度とか作って保証できるようにした方がよくない?

手続きめんどくさいとかはマイナカードに言えば?

姓の変更に伴う手続きが雑多だという愚痴は多い。けど、それを簡単にできるような施策は走ってるわけで、そっちには触れないどころかないことにしてるのよくわからない。

・むしろ姓にこだわってアインデンティティをそこに求めてる人たちなの?

それでも別にいいんだけど、選択夫婦別姓賛成派の人たちは「そこにこだわりはない」と言い張るけど、とてもそうとは思えない。別にそれでいいんだけど、そうなると「伝統とか言ってるけど、姓ができたのは明治からです」と整合性が取れない。

ブコメには書ききれないではなく、増田にいっぱい書いて欲しいです。

選択夫婦別姓賛成派に回答して欲しいこと

あくま選択的だから同姓にしたい人に迷惑かけないって本当?

経団連とかが非効率的からやめろとか言ってるんでしょ?同姓を選ぶ人間は非効率的会社迷惑無駄休みを取りたがる阿呆として吊し上げる気満々じゃん。同姓希望者に迷惑をかけないって嘘だよね?

子供の姓どうするの?

多数派ではないのかもしれないけど「お互い親の姓を守りたいから」という理由夫婦別姓を待ちつつ事実婚に留めてる夫婦も少なからずいると聞く。子供が二人いれば按分できるかもしれないけど片方死んだらどうするの?残った子どもの姓をどっちにするか奪い合うの?もう一人産むの?でも長子と次子とで区別はするんでしょ?長子をどっちの姓にするかどうせ揉めるんじゃないの?

選択夫婦別姓がないと、男尊女卑が温存されるの?

女が男の姓になるのが大半、という現状はわかる。それを選択夫婦別姓で切り崩すの?どっちの姓にするかは夫婦それぞれ、てなった方が問題を先送りにするだけの夫婦別姓より男尊女卑が遠のくと思う。

・なんで結婚したいの?

婚姻関係にないと与えられない権利とかあるのはわかるんだけど、じゃあその権利パートナー制度とか作って保証できるようにした方がよくない?

手続きめんどくさいとかはマイナカードに言えば?

姓の変更に伴う手続きが雑多だという愚痴は多い。けど、それを簡単にできるような施策は走ってるわけで、そっちには触れないどころかないことにしてるのよくわからない。

・むしろ姓にこだわってアインデンティティをそこに求めてる人たちなの?

それでも別にいいんだけど、選択夫婦別姓賛成派の人たちは「そこにこだわりはない」と言い張るけど、とてもそうとは思えない。別にそれでいいんだけど、そうなると「伝統とか言ってるけど、姓ができたのは明治からです」と整合性が取れない。

ブコメには書ききれないではなく、増田にいっぱい書いて欲しいです。

立憲・野田選択夫婦別姓導入記事ブコメ雑感

・どうでも良い

 どうでも良いなら、やっても良いな。

もっと大事なことがある

 そうだな。世論議員も大半が賛成な案件から、さっさと済ましてしまおう。

経済が先

 それはそれで正しいが、大なり小なり各党や支持層で違うから、どことどこで協調するにしろいきなりは正直難しいだろう。

・紛糾する

 紛糾するのは一部右派だけだろ。

さすがにはてブで「日本の伝統が云々」言う手合いはいないようだった。

2024-10-28

はてな民政治に望むイシューってなに?

ざっくりで最優先1つ言ってほしい

 

財政出動

財政規律

日米同盟

東アジア外交

社会福祉強化

社会福祉改革

夫婦別姓

消費税撤廃

政治とカネ

紙の保険証復活

マイナカード義務

 

なんでもいいしざっくりでいいけど

社会福祉」だとそれをどっちに動かしたいかわかんないので

方向がわかるくらいでお願いしま

選択夫婦別姓ってさ

別姓名乗れる新しいパートナー制度作ればいいじゃん

同性婚的に同性同士でも出来るってなったら、同性愛者も喜ぶんじゃないの

なんでわざわざ今ある結婚制度に割り込んでこようとするのか分からんのだよね

今の結婚制度完璧な訳でもなく、色々加筆修正出来る柔軟なパートナー制度作りなよ

その方がみんな喜ぶでしょ

日本人女による実子連れ去りになんら有効な手をうてていないのに夫婦別姓なんて可決したら家庭において夫だけが別姓を名乗らされ実子連れ去りの更なる追い風しかならないと思うけど

君たちそんなに日本を壊したいのかい

衆院選、一番いい結果になった

自公勝利を許してはならないんだけど、立民主導の政権自分的にはあり得なかったんよ。

経済政策安全保障政策に関して。紙の保険証廃止遅らせるとかさらダメなこと言い出すし。


で、自公と立民を俺視点で比べると


経済安全保障に関しては自公がいい(あくま相対的に)

倫理的な要素(政治資金問題とか、夫婦別姓障害者サポートみたいな)は立民がいい


という二択なのね。

この場合自公投票した上で②の倫理的要素については批判する、というのは成立すると思うのよ。

だって倫理司法が出てくる領域もの善悪の正解がある世界もの。現に、メディア主導の攻撃だけで十分ダメージを与えられたじゃん。

自公だって建前として倫理大切なこと自体否定しない(実行しないだけ)


でも、立民に投票した上で①の政策については批判する、て成立しないと思うのよね。

経済政策安全保障政策に正解はなくて、選択があるだけだもの

その政策を掲げた政党政権を与えておいて、彼らの政策には反対、っておかしいよね。

から経済安全保障は立民主導の政権にはなってほしくないけれど、自公が②の部分で開き直れないくらい弱った状況を作りたかった。


政権自体は変わらずに国民民主キャスティングボート握る状況は、考えられる展開の中では理想的。いやまだ分からんけど。

なので昨日は比例は国民民主選挙区国民民主候補がいないので消去法で自民候補にした。うちの区は立民候補当選して、自民候補は比例で復活した。


ひとまずいい方向に進んでいると思う。

自民党は「経済政策得意ですし、党内で複数選択肢があります」「外交も様々なチャンネルを用いながら、親米対中を基本姿勢としてバランスとります」みたいにマトモぶってるけど、それに付属する「マトモじゃない要素」が多すぎ

やけに頑なに選択夫婦別姓を拒んだり(変なやつらと繋がってるからだろう?)、差別発言でクギを刺される議員を持て囃してきたり、安倍さんの威光を傘に着て不穏・不規則発言をする輩議員を抱えていたり、パワハラ議員と言われる人たちが大勢いたり、裏金をせっせとこしらえて選挙バランスを崩したり、そんな組織的チート要素を改善するつもりが無さそうだったり…

そういうマトモじゃない要素を切り離さないと、離れていく票は戻って来ないだろ

立憲民主「紙の保険証夫婦別姓!」

なんでここに反自民票集めたんだよwww

維新極右扱いされてる理由いくら考えてもわからない

ネット民の言う「右翼」の定義がさっぱりわからん

維新は完全にネオリベラル政党でしょ?

ファウンダーである橋下氏からしてそうじゃん

天皇制興味なし

靖国神社行ったこともなければ行く予定もなし

嫌韓要素なし

・昔の日本スゴイとか言わない

教育勅語を称えたりしない

選択夫婦別姓同性婚などには党として前向き https://www.marriageforall.jp/blog/20220622/

選択夫婦別姓同性婚などに賛成の支持者が立憲よりはるかに多い https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68780580W3A220C2PE8000/

安保よりビジネス重視(これはトランプと橋下の共通点で、とにかく戦争ものすごく嫌い)


これが極右とかネトウヨかに認定される理由を知りたい。

維新極右扱いしている人は立憲、共産の支持者だと思うが、一人ずつ説明してくんない?

俺が思いつく理由護憲じゃないから」だが、それだけで極右扱いになるか?

2024-10-26

どこに投票すればいいのか誰か教えてくれ。助けてくれ。

誰か教えてくれ、衆議院選挙投票先を。

どの党に投票すればいいかを。

経済政策政治とカネ非公認社会保障外交国防選択夫婦別姓表現規制、反ワクチン政治家や支持者の発言で、SNSではあらゆる論点俎上にのぼっている。

だって選べるのだ、論点がこれらだけなら。

20年近く選挙投票してきたから。自分だって政治思想があるから普段だったら選択できたはずなのだ

でも、今回ばかりはどうすればいいのか分からない。

なぜなら、多くの政治家、それに支持者、政治ちゃんと関心がある人でも、ごく一部の人を除いてほとんどが正面から向き合っていない、それとも気づけていないリスクがあるせいで。

『どうも再来週11月5日の米国大統領選で、トランプが割と勝ちそうな情勢になっている』ことだ。

衆院選をめぐる様々な論点の中で、「ハリスが勝ってもトランプが勝ってもちゃんと付き合える首相・党を選びましょうね」と無難に言っている人もたまに見かけるが、そのくらいのテンションで語れるのは、たぶん、ドナルド・トランプという危険人物大統領選勝利する可能性をかなり低く見積もっていて、本心ハリスだろうと思っているのではないか

たぶん、少なくない人が、うっすらと「ハリスが勝つ情勢になったんでしょ?」と思っているだろう。それは、そうなるはずだったのだ。今は違うということをまだ知らない。

7月13日に選挙集会中のトランプが一度暗殺されかけた後、バイデン高齢による不安と低支持率問題視され、7月21日にバイデン大統領選を断念した。そして8月6日にハリス正式大統領候補として指名を受けた。もともとは国民の人気が低く、大統領選に立った場合支持率不安視されていたハリスも、実際に大統領候補になると想像はるかに超えて善戦若さもあってトランプに対して完全に優位に立ち、トランプ再選リスクは大幅に低くなった。

普通に政治への関心がある人」程度なら、米大統領選についての認識は、この辺りで終わっていると思う。まあハリスが勝つ流れになったんでしょ、と認識しているだろう。トランプマック店員やったりヒトラー関連の失言したくらいは流れてきただろうが。

そういう認識は、9月中くらいまでは正しかった。9月11日にあったハリストランプ第一回目の討論の後も、ハリスの優位はほとんど揺るがずに、トランプは二回目の討論を拒否した。9月15日にトランプが二度目の暗殺未遂にあったが、アメリカでさえ前回ほどの話題にならなかった。この辺りまでは、確実にハリスが優位だった。

その後、保守派が「カマラハリスの業績」という題名白紙の本を売り出してハリス揶揄したり、イーロン・マスクトランプ応援キャンペーンを打って選挙違反と批判されたり、大統領候補がずっと出席してきたカトリックの晩餐イベントハリスが欠席してトランプ揶揄されたり、この時ハリス批判した枢機卿リベラルから叩かれたり、ハリス庶民層の支持者を得るためマクドナルドで働いていた過去を語ったり、保守側が嘘だ証拠を見せろと叩いた挙句それに乗ってトランプが一日マクドナルド店員を務めたり、トランプヒトラーの部下みたいな部下が欲しかったと語って案の定叩かれたり、泥仕合みたいなしょうもない選挙戦が繰り広げられるうち、何一つ劇的な事件も決定打も無いまま、なぜか10月の間ハリス支持率がジリジリ、着実に下がっていった。もちろん、ハリス支持率の方が上がった州もあるが、全体の傾向としてはトランプの方に天秤が傾き始め、支持率だけでなく、各州の予想される選挙結果を総合してもトランプ当選確率が徐々に上昇していき、とうとうCNNやWSJなども互角かトランプ勝利可能性が僅かに高いという結果を出し始めた。

ウクライナ情勢を軽視するトランプに度々接触を図っていたゼレンスキーは今週、「make russia small again」というシャツを着て演説した。どう見ても欧米リベラルには評判が悪いであろうことが容易に予想のつくこの行動を選んだ背景には、トランプ当選可能性の上昇を踏まえてトランプの歓心を買うための苦渋の決断があっただろう。

こういう状況が、国内政治に関心のある人さえリーチしきっていない事情も分かる。日本から米大統領選の情報を得ようとすると、Qアノン日本保守党支持者みたいな連中が、郵便投票不正だのバイデンジャンプだの陰謀論デマばっかり流すし、バラモン左翼バラモン左翼で、如何にトランプとその支持者が非民主主義的な言動を繰り返していて愚劣であるかという情報しかさない。あと、賭けサイト勝利率を見てこっちが優勢!と触れ回るような短絡的な人々の狂騒。そういうノイズが大きすぎるので、正気人間ほど情報仕入れようとしないせいだ。

それでもごくごく一部の、CNN的な世界観とFOX的な世界観の双方の選挙報道や世論調査淡々分析し続けている人たちは、どうも10月に入ってからトレンドトランプに傾き始め、どちらの世界観から見ても、2020年のバイデン勝利時よりは明らかに2016年のトランプ勝利時に、問題となる州こそ違うけれど構図が似てきていることに気づき始めていた。ちなみに一部世論調査最初トランプ有利に傾き始めた頃、米国民主党支持者とそれに追従する一部の日本人は、「世論調査共和党組織的なハックをされ始めたのでもう信用できない」と主張していて、Qアノンみたいになるありさまだった。

何が最悪かといえば。

さっき書いた通りハリス指名されたのは8月6日で、直後にハリス有利の世論調査が出て、岸田文雄が次期総裁選不出馬を表明したのは8月14日だってこと。

分かるだろうか。

きっと岸田はハリス大統領選に勝つという前提のもと、総理大臣の座を降りている。

バイデン政権の後半は、バイデン大統領選で再度トランプに勝てるか怪しいとずっと疑問視されていたので、トランプ政権再誕というリスクが一番低くなった瞬間に、岸田は不出馬選択したということになる。さらに。自民党総裁選は、9月12日告示、27日投開票だった。ハリス優勢は揺らいでいなかった。自民党総裁選に投票できた党員議員の中で、トランプ絶対支持の一部のやばい人間を除いて、次の米国大統領トランプになることを前提に投票できた人間はほぼいなかっただろう。

今の首相は、ここ二年間くらいで一番、トランプ大統領があり得なさそうなタイミングで選ばれてしまった。

その結果、靖国参拝日韓関係破壊し、極東自由主義圏の連帯を揺るがしかねない高市早苗と(トランプ米大統領になった場合日本自由主義国家として信頼の置ける首脳が、尹錫悦のほか極東にいるだろうか?)、中国観が習近平国家主席就任以前で腐り落ちていて、日米地位協定改定アジアNATO設立など鳩山由紀夫生霊のような大東亜共栄圏レベルに終わった極東観を持つ石破という、外交の二大リスク………大統領トランプなら絶対に選んではいけない二人を残してしまった。そして、自民党は第二次鳩山政権を選んだ。驚くべきことにこの鳩山二号、アジアNATO設立喧伝してアメリカ外交筋だけでなくインド外相から批判され、一旦ひっこめたかと思いきや主張を再開、その結果つい二日前に中印首脳が会談し劇的に両国関係改善させており、麻生安倍菅岸田が15年積み上げてきた対中包囲網を一か月足らずで破壊するという最悪の結果を生み出している。

一方で立憲民主党はといえば、代表野田佳彦に変えた結果、民主党政権とは違う現実的外交政策に転換したというイメージを持たれている。だがそれは単なるイメージ戦略に過ぎない。というのも2006年に国と県知事合意していた普天間から辺野古への移設について、2009年に鳩山目玉政策ひとつとして最低でも県外移設宣言して政権交代、移転先の候補が無いままオバマトラストミーして信頼を失い迷走した挙句2010年に鳩山自身辺野古撤回を断念して米国合意するというプロセス日米関係を滅茶苦茶にした、その民主党の後継政党たる立憲民主党が、改めて「辺野古移設撤回」するという日米関係を今度こそ木端微塵に砕く内容を、公約の目玉に入れている。公約には更に安保法制違憲部分を廃止する宣言とセットで、石破と同じく日米地位協定改定も入れているという、どう見ても民主党鳩山政権外交政策復活を声高にうたっているのだ。

そう、今、何の因果日本自公政権立憲民主党中心政権、どちらを選ぼうと第二次鳩山内閣外交になる政治状況なのだ。そのうえで今回は、五割超の確率で、相手正気オバマではなく、共和党の抑えさえきかず個人的世界観に生きるドナルド・トランプだ。

投票は人を殺す。

小泉純一郎政権支持に投じられた票は、非正規雇用を爆増させ、間接的に多くの人を殺しただろう。民主党政権誕生支持に投じられた票は、円高不況就職率の低下で、間接的に多くの人を殺しただろう。

でもそれは、反対側に投票していれば、加担することを回避できていた殺人だ。

ドナルド・トランプ大統領になった場合、それは万が一ではなく、もはや、半が一以上の確率で起こりうるのだけど、私が入れる一票は、どちらに入れても恐らく人を殺す。

一部ネトウヨの中では対中強硬派ということになっているが、「中国台湾占領したら200%の関税をかける」という、一見脅しのようで「中国台湾占領しても交戦はしない」かのような宣言を一週間前にしたばかりで、台湾有事リスクを既に高めているトランプだ。

もともとプーチン尊敬していると発言していて、自分大統領になったら速やかにロシアウクライナ戦争が終わると主張し、つい今月、プーチンとの関係を問われて大統領辞任後に私的な連絡を取っていた可能性を否定しなかったトランプだ。

もともとイスラエル擁護的であり、今週、ネタニヤフに会談で「あなたがやるべきことをやればいい」と伝えたばかりのトランプだ。

そういう人間米国大統領になった場合米国軍事力に頼らなければ生きていけない日本国の首相が、米国インド丸め込みながら自由主義サイドで中国牽制して台湾有事を起こらないようにし、ロシア侵略虐殺抗うウクライナ欧米韓国とともに支援し、アメリカ庇護される状況にありながらイスラエルガザ虐殺を最大限非難するという、戦後80年平和主義を貫いてきた国家代表としてあるべき舵取りができるだろうか? 一手間違うだけで、不正義と虐殺自由主義社会崩壊に加担することになる、そんな綱渡りをやり遂げることができるだろうか?

信念の岸田か、トランプになぜか信頼された安倍なら、できるか少なくともやろうとしただろうし、上川とか林とか、総裁選の序盤で散った人にも、もしかしたらできたかもしれない。

でも、目の前に示されたのは、どちらにも「鳩山由紀夫首相」と書かれた二枚の切符だ。

彼らが何もしないとか、トランプ妄言追従するということさえ最悪でないかもしれない。自分ならロシアウクライナ戦争を終わらせられると豪語して親露派議員を連れてプーチンに電撃面会、まんまと丸めまれ日本首相としてプーチン片棒を担がされるくらいまであり得る。きっと鳩山ならそうした。

からこそ、聞きたい。私は誰に投票すればいいんだ。

与党に入れても鳩山政権

野党に入れても鳩山政権

大統領ドナルド・トランプ

高市早苗支持者は、「自民党下野しない程度に負けたら石破が退陣して別の首相になる」という夢物語を語って戦略投票を気取っているが、そんなのは都合のいい現実逃避だ。大負けしても石破総裁のままだったらどうする気だ。議席が狙っていたよりも減って立憲民主党政権になったらどうする気だ。今回もし政権交代が起きて、立憲が民主党政権の失敗を踏まえて絶対衆議院解散しなかった場合、四年先まで、つまりあなた達の大好きなトランプ大統領になった場合任期四年間、ずっと立憲民衆党政権である可能性を想定しているのか。

国民民主党をはじめとする第三極支持者は、自分たちに入れろと言うかもしれない。でもそれって現実的自民か立憲のどちらかが第一党になる状況下では単なる甘言で、単純に自公政権議席を減らして野田内閣誕生アシストするか、総選挙自公政権と連立して石破内閣アシストするか、そのどちらかでしかない。

与党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

野党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

米国大統領トランプになった瞬間………それはほぼ五割以上の確率で起こりうるのだけど、私の投票は、きっとどこかの国で人が殺される未来に加担することになる。

絶対白紙投票棄権はしない。それは普通選挙保証された自由主義国家で生きられる人間にとって、致命的な恥だ。

でもだからこそ教えて欲しい。私は誰に投票すればいい? 四年後、すべてがグチャグチャになっているかもしれない世界で、胸を張っていられる投票はあるのか?

最後に言わせてほしい。私はトランプ再選が現実にならないことを祈っている。ただトランプが次の大統領に本当に選出された場合日本がどちらの鳩山政権であったとしても、当面の間、首相をはじめ主要な政治家与党野党わず、どうかできる限り今以上にSPを増やしてほしい。熱狂的なトランプ信者日本人が「こいつを排除したら日本トランプとの関係が良くなる」とか、熱狂的な反トランプ日本人が「こいつを排除して日本トランプ化を阻止する」とか行動を起こしかねない。絶対そいつらの企みを成功させるな。これ以上日本を二・二六の時代に戻さないでくれ。

ネットオープンな箇所に長文を書いたことが一度もないから、どうすればこの記事が人に読んでもらえるか分からなかった。昼にこれと同じ文章を上げたけれど全然まれなかったので、ヤケになって上げ直し、はてなブログにもnoteにも上げた私を許してほしいい。

選挙マッチングでどうしても自民党になる

政治には興味があるつもりで、日々政党スピーチを見たり、調べたり、いろいろしている。

自民党よりは国民民主とかがいいかな、と思っていた。

思っていたのに、NHKとかがやってる選挙マッチングをやると、1番一致度が高いのは自民党になる。

というか、どの政党も50〜65%くらいに収まってしまって、よく分からない。

どいつもこいつも、そこそこ同じ方向を向いているように感じてきてしまった。

ちなみに1番増田が気にしている夫婦別姓については、反対しているのが参政党だけで、他は賛成である。もう終わりだよこの国。

ちなみに参政党は同性婚マイナンバーカード活用に反対しているので、この点では相容れず、困っている。

複数ボートマッチしても維新トップに来てしま

しかし直近のニュースを見ていると積極的に支持できるわけではないので悩ましい・・。

https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2024/survey/votematch/

https://vote.mainichi.jp/50shu/

https://www.yomiuri.co.jp/election/votematch/

使ったのはこの辺り。増田属性男性都内在住、40代、子あり。支持政党なしでその時々で自民、立憲、維新共産に入れている。

NHK質問ベースで書いていく。

1.重要政策経済政策生活優先。

2.政治資金規正法:あまり効果は無さそう。単なる印象。

3.政策活動費の廃止:回答なし。是非がわからないため。

4.企業団献金廃止:反対。適切なロビーイングを実施していくようにした方が良いと思うため。

5.優先テーマ賃上げ環境整備。生活優先

6.財政収支:財政出動を優先。市場にカネを回した方が良い。

7.大企業富裕層への課税強化:賛成。ただし個人よりは企業に対してより強化した方が良い。

8.社会保険料負担高齢者負担を増やす制度自体が立ち行かなくなるため負担率が低いところから高める。

9.保険証廃止方針通り廃止。1本化した方が便利。

10.少子化対策若者所得向上。個人としては子育て世帯支援を強化して欲しいが少子化対策するなら未婚率の改善

11.少子化対策の財源:全世代負担。全世代恩恵があると思うので。

12.高校無償化所得制限:撤廃する。東京都以外でも実施したら良いとは思う。

13.防衛力強化:強化必要だが費用抑制世界情勢を見ていると適切な戦力は必要だと思うが経済政策を優先して欲しい。

14.防衛費増額のために増税:反対。これは増税されると単純に生活が厳しい。

15.非核三原則:見直すべき。世界情勢を鑑みて見直し検討しても良いのでは。

16.憲法改正必要あり。時代に合わせてアップデートしていくのが普通なのでは。諸外国でも実施されているし。

17.憲法への自衛隊明記:賛成。明文化した上であり方を議論した方が良いのでは。

18.緊急事態条項:回答なし。問題がわかっていないため。

19.女性天皇:賛成。特に困らない気がする。

20.女系天皇:賛成。特に困らない気がする。

21.原子力依存:高めるべき。エネルギーの安定供給を考えると新世代原発について検討しても良いのでは。事故に対するセーフティーは今までよりも厳格にしていく必要はある。

22.再生可能エネルギー割合:主力電源とするべき。原発エネルギーを賄いつつも再生可能エネルギーを拡大する必要はあると思う。

23.夫婦別姓:賛成。特に困らない気がするのでやりたい人はできるで良い。

24.同性婚:賛成。特に困らない気がするのでやりたい人はできるで良い。

25.クオータ制:反対。結果としての平等を進めた方が良いと思ってはいるが進捗状況次第な気がする。

ちなみに次点国民自民マッチ度が高い。

三大政治家選挙活動中にしかしないこと

1.声枯らす

2.走る

3.庶民愛想笑い

3.賃金上げますと言う

3.減税しますと言う

3.物価対策しますと言う

3.社会保障充実させますと言う

3.教育無償化しますと言う

3.子育て支援しますと言う

3.選択夫婦別姓制度を導入しますと言う

明日10/27は第50回衆議院議員総選挙投票日です

海外の例を出して夫婦別姓を進めるべき!って言う人にもなぜその国が夫婦別姓なのかを知らない人がちょいちょいいる。

女がうちの姓を名乗るなんて認めない!!って意味で別姓になってる国を挙げて女性の権利云々はもうちょっと勉強した方がいい。

選択的だから関係ないって言うんだろうけどね。

誰に投票すればいいんだ。誰か教えてくれ、助けてくれ

誰か教えてくれ、衆議院選挙投票先を。

どの党に投票すればいいかを。

経済政策政治とカネ非公認社会保障外交安全保障選択夫婦別姓表現規制、反ワクチン政治家や支持者の発言で、SNSではあらゆる論点俎上にのぼっている。

だって選べるのだ、論点がこれらだけなら。

20年近く選挙投票してきたから。自分だって政治思想があるから普段だったら選択できたはずなのだ

でも、今回ばかりはどうすればいいのか分からない。

なぜなら、多くの政治家、それに支持者、政治ちゃんと関心がある人でも、ごく一部の人を除いてほとんどが正面から向き合っていない、それとも気づけていないリスクがあるせいで。

『どうも再来週11月5日の米国大統領選で、トランプが割と勝ちそうな情勢になっている』ことだ。

衆院選をめぐる様々な論点の中で、「ハリスが勝ってもトランプが勝ってもちゃんと付き合える首相・党を選びましょうね」と無難に言っている人もたまに見かけるが、そのくらいのテンションで語れるのは、たぶん、ドナルド・トランプという危険人物大統領選勝利する可能性をかなり低く見積もっていて、本心ハリスだろうと思っているのではないか

たぶん、少なくない人が、うっすらと「ハリスが勝つ情勢になったんでしょ?」と思っているだろう。それは、そうなるはずだったのだ。今は違うということをまだ知らない。

7月13日に選挙集会中のトランプが一度暗殺されかけた後、バイデン高齢による不安と低支持率問題視され、7月21日にバイデン大統領選を断念した。そして8月6日にハリス正式大統領候補として指名を受けた。もともとは国民の人気が低く、大統領選に立った場合支持率不安視されていたハリスも、実際に大統領候補になると想像はるかに超えて善戦若さもあってトランプに対して完全に優位に立ち、トランプ再選リスクは大幅に低くなった。

普通に政治への関心がある人」程度なら、米大統領選についての認識は、この辺りで終わっていると思う。まあハリスが勝つ流れになったんでしょ、と認識しているだろう。トランプマック店員やったりヒトラー関連の失言したくらいは流れてきただろうが。

そういう認識は、9月中くらいまでは正しかった。9月11日にあったハリストランプ第一回目の討論の後も、ハリスの優位はほとんど揺るがずに、トランプは二回目の討論を拒否した。9月15日にトランプが二度目の暗殺未遂にあったが、アメリカでさえ前回ほどの話題にならなかった。この辺りまでは、確実にハリスが優位だった。

その後、保守派が「カマラハリスの業績」という題名白紙の本を売り出してハリス揶揄したり、イーロン・マスクトランプ応援キャンペーンを打って選挙違反と批判されたり、大統領候補がずっと出席してきたカトリックの晩餐イベントハリスが欠席してトランプ揶揄されたり、この時ハリス批判した枢機卿リベラルから叩かれたり、ハリス庶民層の支持者を得るためマクドナルドで働いていた過去を語ったり、保守側が嘘だ証拠を見せろと叩いた挙句それに乗ってトランプが一日マクドナルド店員を務めたり、トランプヒトラーの部下みたいな部下が欲しかったと語って案の定叩かれたり、泥仕合みたいなしょうもない選挙戦が繰り広げられるうち、何一つ劇的な事件も決定打も無いまま、なぜか10月の間ハリス支持率がジリジリ、着実に下がっていった。もちろん、ハリス支持率の方が上がった州もあるが、全体の傾向としてはトランプの方に天秤が傾き続け、支持率だけでなく、各州の予想される選挙結果を総合してもトランプ当選確率が徐々に上昇していき、とうとうCNNやWSJなども互角かトランプ勝利可能性が僅かに高いという結果を出し始めた。これは一時の、一社統計のまぐれでは無く10月の間ずっとトランプ支持拡大の方へ推移していって、今週、遂に喫水線を超えたものであり、そして、大統領選までもう二週間を切っている。

ウクライナ情勢を軽視するトランプに度々接触を図っていたゼレンスキーは今週、「make russia small again」というシャツを着て演説した。どう見ても欧米リベラルには評判が悪いであろうことが容易に予想のつくこの行動を選んだ背景には、トランプ当選可能性の上昇を踏まえてトランプの歓心を買うための、被侵略国の指導者としての苦渋の決断があったのだろう。

こういう状況が、国内政治に関心のある人さえリーチしきっていない事情も分かる。日本から米大統領選の情報を得ようとすると、Qアノン日本保守党支持者みたいな連中が、郵便投票不正だのバイデンジャンプだの陰謀論デマばっかり流すし、バラモン左翼バラモン左翼で、如何にトランプとその支持者が非民主主義的な言動を繰り返していて愚劣であるかという情報しかさない。あと、賭けサイト勝利率を見てこっちが優勢!と触れ回るような短絡的な人々の狂騒。そういうノイズが大きすぎるので、正気人間ほど情報仕入れようとしないせいだ。

それでもごくごく一部の、CNN的な世界観とFOX的な世界観の双方の選挙報道や世論調査淡々分析し続けている人たちは、どうも10月に入ってからトレンドトランプに傾き始め、どちらの世界観から見ても、2020年のバイデン勝利時よりは明らかに2016年のトランプ勝利時に、問題となる州こそ違うけれど構図が似てきていることに気づき始めていた。ちなみに一部世論調査最初トランプ有利に傾き始めた頃、米国民主党支持者とそれに追従する一部の日本人は、「世論調査共和党組織的なハックをされ始めたのでもう信用できない」と主張していて、Qアノンみたいになるありさまだった。

何が最悪かといえば。

さっき書いた通りハリス指名されたのは8月6日で、直後にハリス有利の世論調査が出て、岸田文雄が次期総裁選不出馬を表明したのは8月14日だってこと。

分かるだろうか。

きっと岸田はハリス大統領選に勝つという前提のもと、総理大臣の座を降りている。

バイデン政権の後半は、バイデン大統領選で再度トランプに勝てるか怪しいとずっと疑問視されていたので、トランプ政権再誕というリスクが一番低くなった瞬間に、岸田は不出馬選択したということになる。さらに。自民党総裁選は、9月12日告示、27日投開票だった。ハリス優勢は揺らいでいなかった。自民党総裁選に投票できた党員議員の中で、トランプ絶対支持の一部のやばい人間を除いて、次の米国大統領トランプになることを前提に投票できた人間はほぼいなかっただろう。

今の首相は、ここ二年間くらいで一番、トランプ大統領があり得なさそうなタイミングで選ばれてしまった。

その結果、靖国参拝日韓関係破壊し、極東自由主義圏の連帯を揺るがしかねない高市早苗と(トランプ米大統領になった場合日本自由主義国家として信頼の置ける首脳が、尹錫悦のほか極東にいるだろうか?)、中国観が習近平国家主席就任以前で腐り落ちていて、日米地位協定改定アジアNATO設立など鳩山由紀夫生霊のような大東亜共栄圏レベルに終わった極東観を持つ石破という、外交の二大リスク………大統領トランプなら絶対に選んではいけない二人を残してしまった。そして、自民党は第二次鳩山政権を選んだ。驚くべきことにこの鳩山二号、アジアNATO設立喧伝してアメリカ外交筋だけでなくインド外相から批判され、一旦ひっこめたかと思いきや主張を再開、その結果つい二日前に中印首脳が会談し劇的に両国関係改善させており、麻生安倍菅岸田が15年積み上げてきた対中包囲網を一か月足らずで破壊するという最悪の結果を生み出している。

一方で立憲民主党はといえば、代表野田佳彦に変えた結果、民主党政権とは違う現実的外交政策に転換したというイメージを持たれている。だがそれは単なるイメージ戦略に過ぎない。というのも2006年に国と県知事合意していた普天間から辺野古への移設について、2009年に鳩山目玉政策ひとつとして最低でも県外移設宣言して政権交代、移転先の候補が無いままオバマトラストミーして信頼を失い迷走した挙句2010年に鳩山自身辺野古撤回を断念して米国合意するというプロセス日米関係を滅茶苦茶にした、その民主党の後継政党たる立憲民主党が、改めて「辺野古移設撤回」するという日米関係を今度こそ木端微塵に砕く内容を、公約の目玉に入れている。公約には更に安保法制違憲部分を廃止する宣言とセットで、石破と同じく日米地位協定改定も入れているという、どう見ても民主党鳩山政権外交政策復活を声高にうたっているのだ。

そう、今、何の因果日本自公政権立憲民主党中心政権、どちらを選ぼうと第二次鳩山内閣外交になる政治状況なのだ。そのうえで今回は、五割超の確率で、相手正気オバマではなく、共和党の抑えさえきかず個人的世界観に生きるドナルド・トランプだ。

投票は人を殺す。

小泉純一郎政権支持に投じられた票は、非正規雇用を爆増させ、間接的に多くの人を殺しただろう。民主党政権誕生支持に投じられた票は、円高不況就職率の低下で、間接的に多くの人を殺しただろう。

でもそれは、反対側に投票していれば、加担することを回避できていた殺人だ。

ドナルド・トランプ大統領になった場合、それは万が一ではなく、もはや、半が一以上の確率で起こりうるのだけど、私が入れる一票は、どちらに入れても恐らく人を殺す。

一部ネトウヨの中では対中強硬派ということになっているが、「中国台湾占領したら200%の関税をかける」という、一見脅しのようで「中国台湾占領しても交戦はしない」かのような宣言を一週間前にしたばかりで、台湾有事リスクを既に高めているトランプだ。

もともとプーチン尊敬していると発言していて、自分大統領になったら速やかにロシアウクライナ戦争が終わると主張し、つい今月、プーチンとの関係を問われて大統領辞任後に私的な連絡を取っていた可能性を否定しなかったトランプだ。

もともとイスラエル擁護的であり、今週、ネタニヤフに会談で「あなたがやるべきことをやればいい」と伝えたばかりのトランプだ。

そういう人間米国大統領になった場合米国軍事力に頼らなければ生きていけない日本国の首相が、米国インド丸め込みながら自由主義サイドで中国牽制して台湾有事を起こらないようにし、ロシア侵略虐殺抗うウクライナ欧米韓国とともに支援し、アメリカ庇護される状況にありながらイスラエルガザ虐殺を最大限非難するという、戦後80年平和主義を貫いてきた国家代表としてあるべき舵取りができるだろうか? 一手間違うだけで、不正義と虐殺自由主義社会崩壊に加担することになる、そんな綱渡りをやり遂げることができるだろうか?

信念の岸田か、トランプになぜか信頼された安倍なら、できるか少なくともやろうとしただろうし、上川とか林とか、総裁選の序盤で散った人にも、もしかしたらできたかもしれない。

でも、目の前に示されたのは、どちらにも「鳩山由紀夫首相」と書かれた二枚の切符だ。

彼らが何もしないとか、トランプ妄言追従するということさえ最悪でないかもしれない。自分ならロシアウクライナ戦争を終わらせられると豪語して親露派議員を連れてプーチンに電撃面会、まんまと丸めまれ日本首相としてプーチン片棒を担がされるくらいまであり得る。きっと鳩山ならそうした。

からこそ、聞きたい。私は誰に投票すればいいんだ。

与党に入れても鳩山政権

野党に入れても鳩山政権

大統領ドナルド・トランプ

高市早苗支持者は、「自民党下野しない程度に負けたら石破が退陣して別の首相になる」という夢物語を語って戦略投票を気取っているが、そんなのは都合のいい現実逃避だ。大負けしても石破総裁のままだったらどうする気だ。議席が狙っていたよりも減って立憲民主党政権になったらどうする気だ。今回もし政権交代が起きて、立憲が民主党政権の失敗を踏まえて絶対衆議院解散しなかった場合、四年先まで、つまりあなた達の大好きなトランプ大統領になった場合任期四年間、ずっと立憲民衆党政権である可能性を想定しているのか。

国民民主党をはじめとする第三極支持者は、自分たちに入れろと言うかもしれない。でもそれって現実的自民か立憲のどちらかが第一党になる状況下では単なる甘言で、単純に自公政権議席を減らして野田内閣誕生アシストするか、総選挙自公政権と連立して石破内閣アシストするか、そのどちらかでしかない。

与党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

野党に入れれば、第二次鳩山政権になる。

米国大統領トランプになった瞬間………それはほぼ五割以上の確率で起こりうるのだけど、私の投票は、きっとどこかの国で人が殺される未来に加担することになる。

絶対白紙投票棄権はしない。それは普通選挙保証された自由主義国家で生きられる人間にとって、致命的な恥だ。

でもだからこそ教えて欲しい。私は誰に投票すればいい? 四年後、すべてがグチャグチャになっているかもしれない世界ウクライナガザ惨禍が加速拡大して、台湾やその他の地域をも焼いているかもしれない世界で、胸を張っていられる投票はあるのか?

この記事を書き始めたとき、26日の零時ごろで、書き終える今までに、Xでもぽつぽつと「トランプが勝ちそうになっているのでは」という指摘が広まり始めた。ただそれはもっぱら右派のごく一部での拡散で、理性ある中道左派の間にこの状況が伝わるのは、衆院選当日には間に合わないだろう。右派が「トランプが勝つ」と喧伝するのはこれまで多くの場合希望的観測であり妄言だったのだから。彼らは余りにも信頼を失いすぎた。

最後に言わせてほしい。私はトランプ再選が現実にならないことを祈っている。ただトランプが次の大統領に本当に選出された場合日本がどちらの鳩山政権であったとしても、当面の間、首相をはじめ主要な政治家与党野党わず、どうかできる限り今以上にSPを増やしてほしい。熱狂的なトランプ信者日本人が「こいつを排除したら日本トランプとの関係が良くなる」とか、熱狂的な反トランプ日本人が「こいつを排除して日本トランプ化を阻止する」とか行動を起こしかねない。絶対そいつらの企みを成功させるな。これ以上日本を二・二六の時代に戻さないでくれ。

自分にとって社会って他人事なんだろうな

社会に居場所がないっていうかさ

 

社会がどうなろうが関心わかないっていうか

真剣になれないんだよね

 

夫婦別姓とか同性婚とか

社会真剣じゃないとそんなことで怒ったりしないでしょ

他人に興味ないと社会にも興味もてないでしょ

 

でも、ま、世の中には社会の方からハブられてる人間が増えたね

自分みたいなやつね

 

普段は仲間外れにしてるくせに、選挙の時だけ投票お願いしますとか、都合いいよね

 

ま、ソーシャルディスタンス

社会的な距離っていうの?

イズディスディスティニー?

これも宿命なのかね

 

さて、今日もぼちぼち生きます

2024-10-24

anond:20241023230009

こいつ過去にアベプラ

「他にアピールする要素が無い奴が若さアピールする」

とか言っといて今は自分若さを全力でアピールしててブーメランが刺さってる

https://x.com/masanews3/status/1848178842084790294

そして夫婦別姓については賛成とも反対とも言わず無回答でそこを詰められると

理想主義より現実主義イシュー化することで進められない問題もあると思います、以上です」

などと意味不明な事を言っている

https://x.com/Lanikaikailua/status/1848979222800531478

そもそもイシュー化というのは「ある問題課題社会的な関心事として取り上げられること」なんだが

それで問題解決が進められないなどという屁理屈をほざくのは

理想主義でも現実主義でも何でも無く単に都合悪い質問から逃げてる無責任な奴でしかない

もっと言えば問題解決妨害してんのは与党である自民党なんだがな

他にも戸別訪問疑惑まで出てる

https://mona-news.com/archives/94037814.html

必死野党悪魔化して批判冷笑して自民党のケツを舐めてる様な奴ってこの程度なんだよな結局

中身が空っぽなのに無駄に偉そうですぐにそれが露呈する

一部ではジェネリック喜多とか言われてるみたいだが確かにアレの劣化版っぽい

夫婦別姓北条政子持ってくるのは想像もしてなかったわ・・・

やっぱりすげぇなアッチのひとって・・・

選択夫婦別姓選択的だと言い張るなら

安楽死強制につながるとは言わないんじゃないのかな?

2024-10-23

anond:20241023175211

その比喩がどうもとの話に対応してるかまったくわからないけど、なって欲しいのはマイノリティ人権保障する国で、特に夫婦別姓を認めてもらって今の事実婚パートナー結婚したい。同性婚も認めて欲しい。支持してるのは社民党共産党投票権を得てこの方、これらの党が政権を取れる可能性があると思ったことは一度もないけど、それでも僅かにでも議席への影響があると思って投票は毎回行ってるよ。

自分も含めて事実婚でやっていってる人も周りに多いし、同性愛者の友達も多いし、子育て中の同性カップルもいるし、とにかくこの人たちが普通家族としての待遇を得られる社会になって欲しい。

anond:20241023122553


1. 社会的統一性と秩序の維持 夫婦同姓制度は、日本社会伝統的な家族構造を支える基盤です。夫婦が同じ姓を名乗ることで、家庭の一体感が強まり社会的統一性や秩序が保たれます。この一体感は、子供心理的安定にも寄与し、家族の一貫したアイデンティティを育みます選択夫婦別姓が導入されると、家族の一体感や結束が希薄になるリスクがありますが、現行の同姓制度はその安定を保障します。

2. 柔軟な対応による社会的問題の解消 選択夫婦別姓が求められる背景には、仕事社会活動旧姓使用したいという声がありますが、これは制度を大きく変える必要はありません。すでに旧姓職場日常生活使用できる柔軟な運用が始まっており、これをさらに推進することで解決できます政府企業旧姓使用を広く認め、より簡便な手続き旧姓使用できるようにすれば、姓を変えたくないという人々のニーズに応えつつ、社会的統一性も維持できます。法的に旧姓使用範囲を拡大し、手続き簡素化を図ることが鍵となります

3. 行政手続き社会の複雑化を回避 夫婦同姓制度の維持により、行政手続き効率性と社会的な秩序を保つことができます選択夫婦別姓を導入すると、行政書類手続きが複雑化し、混乱が生じる可能性がありますしかし、旧姓使用範囲を拡大し、必要場合旧姓使用できるような柔軟な措置を導入することで、手続き簡素化と利便性が向上し、選択夫婦別姓の導入が不要になります。姓を変えないことで発生する不便さを社会全体でカバーすることで、同姓制度のままでも問題解決できるのです。

4. 伝統価値観社会の安定性の維持 夫婦同姓は、日本の文化家族制度に深く根ざした伝統的な価値観です。これを尊重することで、社会的な安定性と一貫性が保たれ、家族の絆も強固に維持されます。一方で、伝統適応した柔軟な対応社会側が進めることで、選択夫婦別姓が導入されなくても現代ニーズ対応できます個別のケースに応じた対応社会全体が進めることで、伝統を守りながらも現代的な課題対応できます

5. 子供に与える影響の最小化 夫婦が同じ姓を名乗ることで、子供は一貫した家族名を持つことができ、心理的安定を得られます選択夫婦別姓が導入され、親の姓が異なる場合子供がどちらの姓を選ぶかという問題が発生し、家庭内アイデンティティ葛藤が生じる恐れがありますしかし、社会が柔軟に旧姓使用を許容することで、親が旧姓を維持しながらも、子供は一貫した姓を持つことが可能となり、家族の一体感を損なうことなく育つことができます

6. 姓の変更は一時的な不便に過ぎない 結婚による姓の変更は、夫婦の一体感象徴し、結婚生活の新たなスタートとして位置づけられます。姓の変更に伴う不便さは一時的ものであり、柔軟な旧姓使用の導入により、結婚後も旧姓での活動可能になります。姓の変更自体問題視するよりも、社会側が旧姓使用を認め、柔軟に対応することで、現在制度を変えることなく、問題解決できます

結論として、夫婦同姓制度を維持しつつ、社会行政が柔軟に旧姓使用個別ニーズ対応することで、選択夫婦別姓を導入せずとも現代要求に応えることができます伝統的な価値観家族の一体感を保ちながら、個々のニーズに柔軟に対応することが、最もバランスの取れた解決であるといえます

anond:20241023121820

この意見はいくつかの問題点矛盾が含まれています

 

1. 「選択夫婦別姓必要とされていない」という点

選択夫婦別姓の導入は、日本国内でも賛否両論がある問題です。ただし、近年の調査によると、選択夫婦別姓を支持する意見は増加しており、特に若年層や女性を中心に「選択肢を増やす」という点で肯定的意見が強まっています。これは、個人アイデンティティを守る権利や、結婚後も仕事社会的活動旧姓を使いたいというニーズに応えるものです。

意見では「ほとんどの日本人関係ない」と述べていますが、実際には多くの女性男性結婚後の姓の選択に悩んでおり、一定ニーズ存在することは無視できません。

2. 「女性側の苗字にすればいい」という点

夫婦別姓を導入しなくても、女性側の苗字を選べば問題解決する」という意見は表面的には妥当かもしれませんが、これもまた実際の問題を見落としています。現行制度では夫婦は同じ姓を選ばなければならないため、どちらか一方が姓を変える必要があります。その際、職業上の理由アイデンティティの維持を理由に、姓を変えたくないという声が多いのです。したがって、選択肢として夫婦別姓を許容することは、問題解決の一つの手段とされています

3. 「旧姓活動できるようにすればいいだけ」という点

旧姓活動できるようにすればいい」という提案も、既存の一部の問題解決する手段として考えられますが、これは不十分です。日本では旧姓使用に関する法的な整備が不十分であり、実務上の混乱や手続き煩雑さが残っています旧姓使用できる範囲限定されているため、個々の自由選択可能にするという観点からは、選択夫婦別姓の方がより合理的です。

4. 「血統主義への懐古」という点

血統主義への懐古」という主張に関しては、選択夫婦別姓を支持する側がこのような観点議論していることは稀です。この部分は意見に対してやや誤解があると言えます。むしろ選択夫婦別姓を支持する側は、個人自由平等選択権を重視しており、古い家制度性別役割分担から解放を求めているケースが多いです。

 

結論

選択夫婦別姓に対する反対意見として「必要性がない」「旧姓使用解決できる」という主張はありますが、現実には旧姓使用制限や姓変更による問題存在します。選択肢の拡大としての選択夫婦別姓は、現代社会における多様なライフスタイルや個々のニーズに応えるものであり、必ずしも不必要ではないと言えます

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