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2021-11-23

第1章 俺、誕生

once a porn a time.

I am born in The bed town.

そこはベッドタウンであることだけが取り柄のしがない町であった。

しいて特産品を挙げるのならのなら、現代価値基準で言えば圧倒的な勝ち組家庭がモーレツに嵐を呼びがちな国民アニメぐらいである。

私はそんな都心に近いことだけが拠り所のそこで、そのアニメ主人公たちからは1回りぐらい下の家庭に産まれた。

十二分な中流であった。

私を産んだ時に既に母は40を超えていて、父はそこから更に2歳ほど年を取っていた。

両親の性格は今で言えば大人の発達障害、その血をかけあわせて出産適齢期を過ぎた母体から世界に飛び出した私は、当然のように見えざる発達障害を抱えていた。

物心ついた頃、テレビで見た自閉症特集で「自分はこれをギリギリ回避しただけなのだ」と子供心に嫌というほど感じたものだ。

発達障害からくる情緒不安定、また生まれつきの運動音痴リズム感の無さが幼少期の私を苦しめた。

せめて産まれたのが3月でなければ……。

持って産まれた才能と産まれた時期によって本能レベルの優劣を植え付けられた幼稚園時代、思い出せる記憶おゆうぎ会で失敗した結果泣き出して最後には小便を漏らしたことだけだ。

他の記憶はどうでもいいものと辛いものしかないので忘れてしまったが、一番辛い記憶は忘れきることが出来ていない。

小学校に上がってからは、持ち前のコミュニケーション不全と癇癪持ちにより友人を作りかけては次々に失っていった。

ただ、両親が共働き鍵っ子で、ゲーム玩具だけは持っていたため、それを目当てに厚かましい連中によく家を遊び場にされていたことを覚えている。

私にとって人と一緒に遊ぶことは食い物にされることだった。

結局彼らとの間に友情が芽生えることもなく、クラスで班分けがあると決まって彼らは本当の友人たちと群れあい、私は余り物のグループにいた。

同じグループにいる者たちは、今思えば全員が発達障害だったのだろう。

その顔つきは目がつり上がってこそいないが、うっすら自閉の色に染まっている。

スポーツは苦手だった。

ゲーム自分で遊んでも家をたまり場にしている連中よりうまく出来ないことにイライラしがちだった。

私は一人の時間にはよく図鑑を読んでいた。

それで暗記が好きな子供だと勘違いされたのか、学校教師は私に自信をつけさせようとよく電車動物名前を答えさせようとしたが、私は物についた名前に興味はなかった。

科学論理に基づいてどういう事が起きているのかが好きだったのだ。

まり物事概念のもの理屈原理が好きであったのだ。

その理由は結局の所、生まれつき物覚えが悪い自分でも、名前を覚えなくても概念だったら分かるし、テストで出るときも穴埋めの周りにヒントが沢山あるので昔の偉人名前なんかよりはずっと覚えやすいと感じたからだろう。

私の中にただ一つ人より出来ると感じられるものがいつの間にか産まれていた。

そんな私を見て、両親は中学受験を勧めた。

勉強が好きだと思ったのだろう。

それと、小学校友達がいないことも見抜かれていた。

新しい環境で、勉強の好きな同級生と一緒になれば、自閉症じみた我が子にもちゃんとした友達が出来ると信じた両親は、私を塾に通わせることにした。

塾に通うことの条件として私は大嫌いだったスイミングスクール習字教室を辞めることを提案した。

取引は成立した。

それから私は受験勉強をそれなりに頑張り、それなりに手を抜き、結局暗記が得意でないことで躓き、志望校から2段階落ちる滑り止めの私立入学した。

中学受験勉強どころか学校の授業さえ本当に真面目にやっていれば受かれるような学校だったが、親戚や両親は私を賢いと褒めてくれた。

私だけが自分いか努力しておらず、そもそも勉強自体も苦手なのかを思い知らされていた。

そして、同じく受験勉強をする塾の同級生を見ているうちに、自分が得意げにしていた「記憶力が足りない代わりとしての理解力」というも、実際は大したことがないことを嫌というほど分かっていた。

我が子を無事私立へと送り出したと胸を撫で下ろす両親とは裏腹に、私は自分という人間の程度を思い知らされた烙印としてその学校制服へと袖を通した。

つづき https://anond.hatelabo.jp/20211124015201

2021-11-22

anond:20211122105311

物心つく前の人間の方が意思疎通は容易だよ

単に言葉が通じないだけで生まれから目にするもの耳にするもの

ほとんど一緒に体験してるんだから何考えてるかは大体わかる

より子供の側から親に対して一方的愛情と信頼を標準装備してるから

どんな形であれコミュニケーションを取りやす

 

思春期になると言葉は一応通じるけど

十分に意思疎通できなくなって何考えてるかわからなくなる

同じ家に暮らしててもあまりさないし

価値観も離れていくので一緒に暮らすのが難しくなる

2021-11-21

風俗号泣した

ラムラしてた。

から風俗にいってきた。

「よーし、パパ90分頼んじゃうぞー!」ぐらいのノリで。

彼女もいないくせに。

で、お店に行った。

最近入った若い子がいるとのこと。

の子指名した。

びっくりしたよ。

入ってきた子は可愛かった。

スタイルも良くて頭も良さそうに見えた。

若くて、JDぐらいに見えた。

他にいくらでも仕事があるように思えた。

から、良くないとは分かっていながらも聞いてみた。

「どうしてこんなところで働いているの?」と。

女の子困惑した。

ベッドに腰掛けた俺の隣に座ると、それでもぽつぽつと話し始めてくれた。

自らの半生を。

月並みに言って、壮絶だった。

物心つく前に父親が亡くなったこと。

母子家庭になって生活が苦しくなったこと。

小中と苛められて、心機一転高校デビューして成功するも学費が厳しくて中退したこと

今も生活が苦しいこと。

中卒だとろくな仕事に就けないこと。

からここで働いているんだと。

そうしたことを力なく笑うこともなく淡々と喋る姿を見ていたら悲しくなった。

俺は気付いたら泣いてた。

号泣してた。

女の子はえぇ…って感じで引いてた。

わず手を取って

「つらかったね」と

俺は号泣しながら声をかけた。

女の子は肩を震わせた。

声を出さずに涙を流した。

それから声を上げて泣き出した。

俺も号泣した。

ふたりで抱き合って泣き明かした。子供みたいにピーピー泣いた。

お互いの鼻を啜る音が聞こえるぐらいになってから「…する?」と女の子が聞いてきた。

俺は少しだけ迷ったが、最終的に頷いた。

それから一通りのセックスをした。

いつもと違ってた。

俺は店ではいつも紳士的に振舞っていても内心では肉欲をむさぼることしか考えてなかった。

今回は違ってた。

女の子淫靡な、小さな喘ぎ声さえ愛おしかった。

性欲を刺激されるんじゃない。

ただ愛おしく感じた。

喘ぎ声だけじゃない。彼女の腕も、脚も、お腹も、全てが愛おしかった。

彼女だけじゃない。

このお店の他の女の子も、受付のおばさんも、このお店自体も、この町も、この国も、この世界も、全てが愛おしく思えた。

俺はたぶん宇宙セックスしたんだ。

すべて終わって最後キスをしたとき、俺はまた泣いた。

彼女は唇を離すと「……ばか」と生きた微笑を見せてくれた。

から俺は決心した。

この店にまた行くことを。

おいおい これって官邸に潜り込んでいた半島スパイってことだよね

友達の友だちがアルカイダどころじゃないだろ

こいつの所為でどれほどの国富流出したのだろう?

自民党河村建夫議員インタビューした韓国紙が、同氏について「日韓関係改善するように物心両面で努力した政治家」とし、「韓国政府日本総理官邸雰囲気を把握する際、河村氏に隠密に連絡していた」と報道。同メディアは「信頼に値する人物だ」と称賛した。

 記事内で同メディアは、河村氏について「1990年山口県山口3区中選挙区の旧山口1区)で初めて当選して以降、続けて10選した。2003年に(小泉内閣で)文部科学相2008年に(麻生内閣で)官房長官として政府要職も経た。執権与党である保守系自民党内で代表的な”知韓派”として知られる」とした。

また、「韓国をよく理解するだけに留まらず、韓日関係改善するように物心両面で努力した政治家だ。韓国側が、日本総理官邸雰囲気を把握する際には、河村議員に隠密に連絡していた。それくらい韓国から見たら、”信頼できる人”ということだ」と報じた。

2021-11-19

トマト氏のマンガを読んで思い出したこと

破戒!令和因習

https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496597015318

アッコちゃん世界一

https://www.pixiv.net/artworks/94094648

作中の女性たちに、実家にいる母の姿を重ねた。

自分過去北海道で産まれ幼児期から東北に住み、就職を機に上京し、今も東京に住んでいる。

東北引っ越したのは、母の再婚理由だった。

その頃から物心がつき、徐々に母を取り巻く状況を理解した。

母の職業看護師であり、兼業主婦だった。

血の繋がらない父(義父)が家事をしている様子はなかった。

祖母はいつも母をイビり、また義祖父はいつも呆けた表情をしていた。

まれときから今まで、本当の父の顔は知らない。

今思えば、父に捨てられたかあるいは事故等で無くなりシングルマザーになった母を、義父が身売りのように貰い受けた再婚だったのだろう。

家族の面倒事をすべて引き受けさせられていた母。

仕事の他、家事家計はもとより、自分を含め3人の子供達(種違いの妹と弟)の子育て。

義父は気難しく子育てには非協力的で、機嫌がいい時に相手をしてくれる程度だった。

祖母も血の繋がった孫には甘いが、血の繋がらない私には厳しかった。

存在感の薄い義祖父は25年程度前に無くなった。

祖母は15年ほど前から寝たきりになり、そして痴呆症になった。

(現代では認知症と呼ぶが、あえてこういう書き方をする)

痴呆になった義祖母の面倒を見たのは、当然ながら母だった。

祖母最後にあったのは5年ほど前。

既に私の顔も名前も忘れていた。

学生の頃、クソババアと呼び喧嘩したが、正真正銘の糞(を垂れ流す)ババアと化していた。

そのクソババアの糞を片付けていた母。

イビってきた姑の介護という苦行。

幼少期、甘えたがる私に対する母の口癖は、「自分のことは自分でやりなさい」だった。

その言葉を重ねるなら、「自分のクソは自分で片付けろ」になる。

コロナによる緊急事態宣言が出ていた頃、義祖母が無くなったと連絡を貰った。

祖母の死は、悼むより、母にとっての負担が減ったことに対する安堵の気持ちが大きい。

このタイミングはチャンスと捉え、葬儀のための帰省自粛した。

先日「今度の正月同窓会があるから帰省しない?」と旧友から誘いを受けた。

九州に負けず劣らず、東北男尊女卑が厳しい。

中年になった同級生女性たちに再開したとき、きっとアッコちゃんの姿を重ねるだろう。

今思えば、長男なのに実家を出るときの引き止めがほとんど無かったのは、家との血の繋がりが無かったのと、母が義父達を説得してくれていたのだ。

制度男尊女卑が母の人生搾取した結果として、家族バラバラになり、私は東京自由謳歌している。

(義父に対し愛想をつかした妹と弟も、今は実家を出ている)

義父にも早く死んで欲しいという気持ちがあることは、否定できない。

それによって母が再び自由になれるのだから

最終的に主張したい事としては、母及び同様の苦労をしてきた女性たちに対する感謝と労いの気持ちと、今度は私達の世代が家父長制をぶち壊し搾取階級もぶっ殺してやるよという決意である

2021-11-15

anond:20211115140621

物心ついた時からすでにある人達にとってはそうでしょう

2021-11-12

anond:20211112000115

それぞれの項目の熱量(というか実体験も入ってそうなところ)を見ると、90年代をまるっと20代で過ごした人なのかなと思ったんですわ。

70年代でも、ある程度物心つききった頃だから世間の風潮とかは覚えてるだろうし。

2021-11-05

anond:20211105153531

いうて子供物心つく前がセックスチャンスやんけ

何で我慢する必要があるんや

物心ついた子供に隠れてまでやろうとする方がある意味性欲モンスターやろ

2021-11-02

anond:20211102113046

難しいよね。どういう口調と切り口で語ってもオッサン説教であることに変わりはないから。時間をかけて信頼関係を築いた後でないと聞いてくれないだろうし、築いた上で話しても一発でウザがられて距離を置かれるかも知れない。

空気を読め、波風立てるな、批判はするな、無駄抵抗ダサい物心付いてから教育されてきてるのを赤の他人修正するのは容易ではない。

2021-11-01

anond:20211101150752

メゾピアノポンポネットにつられて来た同じく20代後半女性です。因みに私はリラックマにゃんこ村のグッズをたくさん持っていました。今見てもかわいいですよね。

元増田さんと違って、私は自民党ではなくとある野党投票しました。

元増田さんの記事を読んで感じたのは、ほぼ同じ時期に生まれ、ほぼ同じ期間を過ごしている私と元増田さんの一番の違いは多分、現状の日本に満足しているか否かなのかな、ということです。

私はとある部分でマイノリティです。そのせいで学校生活就活で苦労しています。今も安定した職には就いていないですし元増田さんのように結婚もしていないです。(結婚していないからといって元増田さんを恨んだり妬んだりはしないです。あくま自分立場説明しただけです。あしからず…。)

そんな私にとって野党が掲げるLGBTQ+関連とかジェンダー平等などのマイノリティ向けの政策を見ると「私に寄り添ってくれている!」と感じてしまう訳です。

そして自民党にはマイノリティに寄り添ってくれるイメージは持っていないです。先の自民党総裁選では野田聖子さんがそれらしい主張をしてくれていたと思います。でも「同性愛者には生産性が無い」とか「夫婦別姓日本の伝統的な家族像を壊す」とか言っちゃう人がメンバーにいる自民党は、個人的には信用できないですね。結局野田さんは総裁になれませんでしたし。

元増田さんの「与党批判ばかりする野党が怖い」という印象にもなるほど、と思いました。実際に国会でも、それ以外の場所でも、大声を出して相手を責め立てている人は怖く見えるものだと思います

元増田さんももしかしたらそうかもしれないと思って書くのですが、平成初期に生まれた我々世代は上の世代に比べて「感情をあらわにして怒る人」への耐性が低いと思います。私の小中学校先生方で手を上げる人なんて皆無でした。叱る時に大きな声を出されるのも比較的年齢層が上の先生が多かったような気もします。

加えて、テレビでは野党議員が何かを強く主張して、それに政府側の議員が穏やかに応える様子しか映していないですよね。野党が何を問題にして糾弾していたのか(例えば桜を見る会問題ならば国庫お金公職選挙法違反まがいのことをやっていたとか)を詳しく伝えるメディアってそんなに無かったのかもしれません。それでは野党議員がただ怒っている人にしか見えません。

では私が野党モリカケ桜を見る会問題与党糾弾しているのを見てどう感じていたかというと、「もっとやっちゃえー!」と心の中で応援してました。自民党への悪印象がこの感情最初に来ていることは否めないです。でも私が生まれる前には似たような不正(開拓使官有物払い下げ事件ロッキード事件など)で逮捕された人たちが過去に居ますし、野党は正当な批判をしていたと私は今でも考えています。私が物心ついた後には漢字誤読したみたいなもっと些細な理由で辞めた総理大臣が居ましたし、その内モリカケ桜に深く関わった安倍さん不正を償う形で辞めるんだろうと思っていました。

ところがどっこい安倍さん逮捕されるどころか体調不良理由にして総理大臣を辞めちゃいました。体調不良は仕方ないですし「お大事に」と思うのですけど、当時の私は違和感を覚えました。

この出来事に対し、私のように自民党に対して元から悪印象を持っている人は「やったことの責任は取ってくれよ!ちょっと待てー!」と思うのでしょう。それに対して元増田さんのように自民党に対して特に悪印象が無い人は「安倍さん逮捕引責辞任もしなかったのだからしたこと/悪いことはしていなかったんだ。野党は不当に与党を問い詰めていたのだな。」と感じるのかもしれません。

長くなりましたが言いたいことは、ほぼ同じ時期に生まれてほぼ同じようにメディアやその時の流行に触れていたであろう元増田さんと私の政治観が違うのは興味深いなぁ、ということです。

政治観が違うからといって私は元増田さんとケンカしたり元増田さんを非難しようとは考えていないです。意見の違いは必ずしも敵対に繋がらないと私は考えています

まとまらなくなって来たな。どうしようかな。

とにもかくにも、元増田さんには次の選挙でも参政権行使して欲しいです。私も行使します。

それによってお互いにとってより良い社会が作られると良いですね。綺麗事かもしれませんが。

なんでわたしを産んだの。

どろどろとした感情が溜まって眠れないので吐き出させてください。後味の良い話ではありません。

わたし20代半ばの女です。

母親わたしが幼い時に離婚してます物心つく前だったので父親のことは何も知りません。

祖母(母が高校の頃に離婚済)と幼い頃から3人暮らしをしていました。

すくすくと何不自由なく育ててもらったと思います不自由不自由と感じないように育てられたのかも知れません。

小中高、全て公立でした。

母も祖母も「薬剤師は食べるに困らない」と言っていました。文系に進みたかったけれども説得する強さが私にはなく、かと言って公立薬学部受験する頭もなかったため大学は自宅を離れ、私立薬学部に進みました。

そこからトントンと進級していきました。しかし、3年生で留年してしまいました。奨学金が止まりアルバイトしたこと学力は落ち、2回目の留年しました。流石に3回目は回避し、2種と民間奨学金を復活させることができましたが、当初借りていた1種は完全に廃止になりました。

それからアルバイト大学の二足のわらじを今まで履き続けています

6年生になって現在卒業が怪しくなってきました。

母に辛い気持ち吐露するも、お金のことしか心配されません。

学費生活費負担なんてかけていないのに。

考えてみればお母さんはいっつもお金のことしか言わなかったと悲しくなっています

かに、生きる上でお金大事です。でも、それよりも試験が辛い気持ちとか、生活しんどい気持ちとか、ストレスで体調悪いことについて心配して欲しかった。

20代半ば過ぎて自分でもなに甘えてんだって思います。でも、小さい頃から「なんでうちにはお父さんがいないの?」って残酷質問しなかったり、「最新のゲーム機が欲しい」って駄々こねなかったりいい子にしてた。粗暴だったから手はかかる子だったかもしれない。

もともとハグすることなんかが嫌いな人だったから、あんまり甘えさせて貰った覚えがありません。

卒業できないかもしれない、って言ったら「どーすんの?」って言われたの忘れません。「どうしようもこうしようも、今は頑張るしかないよね」って笑いながら言って、電話切ったら泣きました。

どんな言葉が欲しかったのか自分でも具体的には言えません。でも、不安気持ちをもう少し受け止めて欲しかった。

親の急な物入りだとかで、トータルで100万くらい貸しになってる。毎月返すよって言われてもう一年過ぎるのに1円も返ってこない。親にお金ない事情もわかってるけど、わたしには精神的にすら甘えさせてくれないのに親は経済的に甘えるんだ、って気持ちがどろどろしてくる。

卒業後は一緒に暮らそうとか、色々話されてたけど無理です。ごめんなさい。人でなしだと思います

でも、お母さんみたく人の気持ち考えることができない人とは暮らせません。ごめんなさい。

母親がもともと発達とかアスペとかなんか持ってるんだろうということに大人になってから気がついた。わたしも多分その気はあると思う。負の連鎖

それでも、母親のことは嫌いではない。親ガチャ失敗したとも思わない。お母さんなりに色々考えてはくれてるんだなってことは感じる。単純に相性が悪いんだろうと思う。

でもなんで、妊娠からお父さんと上手くいってなかったのに、わたしのこと産んだの?それでお金のことずっと言われてるの苦しい。念のため言うと、お父さんは養育費ずっと振り込んでくれてたそうです。止まったこともあったらしいけど。

自分問題母親問題を切り離せてないなあ、と文章を書きながら苦笑いです。これ以外にも、うちはご先祖遡って負の連鎖があるのですが、とてつもない量になるので割愛

増田にどろどろを吐き出して、ちゃんと寝て、明日からまた母親の前でちゃんと笑えるように頑張ります

お目汚し失礼しました。おやすみなさい。

2021-10-30

物心つく」って

物心」(とは?)が身に「つく」だとおもってたんだけど

もしかして「物」と「心」が「つく」なの?

2021-10-28

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/byline/noguchiakina/20211027-00263692

多文化共生を掲げる大学教職員が多く住む地区で、こども園と強度行動障害支援施設を併設する形での制度設計をするのはどうだろうか。

こどもも物心がつく頃から多様な人と触れ合えるし、リベラルな学風の大学関係者であればそのような我が子の学習環境を受容しやすい。

まずは足元の共生から始め、うまく行けばモデルケースとして全国に広がるだろう。

anond:20211028133044

虐げられた不遇の存在の有無については特に否定はしないけど

そこにうずくまって被害者意識垂れ流し続けてるのはみっともねぇなって意味では時代ガチャに負けた氷河期世代と似てはい

成年になれないどころか物心付く前に退場とか親ガチャ悪事例みたいなのは流石に痛ましいけど

2021-10-26

公約は見てないけど、自公には投票しない

物心ついた時から自公が嫌い

ほぼずっと与党に君臨して政権取ってるってだけで嫌い

最近は、公約すら見てないけどとにかく嫌いなので自公にだけは入れてない

早く政権交代して欲しい

もう自公は飽きた

男子トイレの小便器で尿をできるやつは変態なんだよ

男子便所には小便器という、尿をするための便器がずらっと並んでいることが多い。

小のみをしたい時はそこに横並びになるかたちで排泄を行う。

ささやかな仕切りはあるものの、意識的他人の排泄を見ようとすれば見ることのできる開放感のある作りだ。

僕は、そこで尿ができない。

人がいるor来ることを意識してしまうと

なんだか妙に力むというか緊張してしまって、尿意がひっこんでしまうのだ。

子供の時は、できてた気がするのだが、

物心ついたあたりから股間についてるこれが排尿器官のみならず、性器でもあると意識たからだろうか

とにかく尿が出なくなるようになった。

どうやらこれは男性の中では少数派で、精神的な病気らしいのだけど

から言わせてもらえば、人前で平気で排尿できる方が不自然だと思っている。

僕のような男性や、女性までを含めれば、日常的に日本人の半分以上は人前で放尿しないのだから

男性用小便器で平然と排尿ができる人たちの方こそ真の少数派なのだ

そして、変態定義とは"普通状態と違うこと"であって、日本人口の過半数を下回る人前排尿余裕勢である多くの男性のみなさんは、おめでとう。

あたたは変態である

2021-10-23

アイドル非行問題って多々あるけど

物心ついてんだかついてないんだかって年齢の頃から仕事して

学校もまともに通えず睡眠時間削ってレッスンや配信をやらされて

自分を利用したい大人に囲まれプライベートまで探ろうとするファンに追われ

それでまともに生活していける子の方が少ないと思う

基本的人権を脅かす勢いでスケジュール詰め込まれてる未成年アイドルたくさんいる

オーディション番組落選の子が「家に帰ろう」って言ってるの見て切なかった

落ちた子は夢破れて家に帰るけど、合格した子にとっては家に帰れなくなる日々のはじまりなんだよな

2021-10-20

牛乳使った料理食うと胃がキュルルってなる

牛乳というか生クリーム

生クリーム自体はそこそこ食えるけど、思えばいつも終盤は胃キュルルとの戦いだった気がする

からサイゼリヤ行ってもホワイトソース系は食わない

ドリアグラタンカルボナーラ

あのあたりが本当に無理

チーズは大好きだし、味は嫌いじゃないから3口くらいまでなら食える

でも4口目あたりから胃がキュルルってなって胸がモヤァ…てなるから食うのキツイなーてなる

物心ついた時からそうだった

親戚で幼なじみのやつとメシ食う時、決まって相手はそういうのを選ぶし

モリモリ食うからすげ〜〜〜と思いながら自分トマトパスタ食う(酸味あるものが大好き)

似たような人はいるんだろうか

2021-10-19

政策よりも表現の自由大事キモオタ

共産党の件で「キモオタ共は政党政策経済対策よりも自分のオナネタしか興味がないのか!」みたいなご意見を時折見かける。少なくとも自分は完全にそう。

自分の両親はともに大した技能もない高卒低賃金人間で、しか高卒同士のアホさゆえに結婚し、あろうことかロクな将来設計もせず子供を作りやがった。当然そんなんで生活がうまく行くはずもなかった。

サビ残パワハラ上等のふざけた労働環境の中で精神をすり減らした両親が頻繁に喧嘩を繰り広げる家で育った自分は、奨学金に頼りつつ辛うじて底辺大学こそ出たものの、結局は低賃金仕事にたどり着いた。

特に将来の目標希望もなく、結婚したいとも子供を欲しいとも思わない。自分がそれをすれば両親と同じ、あるいはもっとひどい失敗を繰り返すだけなのは目に見えている。

今の自分はいゆるオタクコンテンツだけを楽しみにどうにか生きている。ゲームアニメ漫画……昨今様々な争点になっている男性向けポルノコンテンツを含む……を消費し、僅かに供給することで、日々の生活を営んでいる。

趣味というのは本来日常息抜きとしてあるべきなのだろうけど、貯蓄も将来設計も組みようがない状況では、趣味はどうにか日々を生きるための希望であり目標に他ならない。オタクコンテンツ自分生活にとって文字通りの生命線だ。

そんな自分にとって、そこへの規制というのは文字通り生死に関わる事象であって、紛れもなく他の政策課題に比べて重視すべき問題だという事になる。政策がクソで経済がクソでも、それさえあれば辛うじて生きていける、その対象自分にとってはオタクコンテンツなのだ

思えば物心ついてから何度かの政権交代があって、自民党政権の期間においても、小泉改革アベノミクス、その他色々な騒ぎがあった。国政に限らず、まさに地元人間として小池都知事都民ファーストの会が都政で勢力を伸ばしていく過程も見ていた。

しかし、事前に色々と魅力的な事を言っていた政党政治家が、いざ選挙に勝ったところで、体感としてそれで景気が上向いたとか、生活が良くなったとか、そういう記憶ほとんどない。

お前とお前の家庭がクソなだけだと言われればそれまでの話だけど、選挙の結果によって何かが変わる、世の中が良くなる、というのはファンタジーに思える。歳を重ねるごとに、守られず、翻され、風化していった公約の印象ばかりが積み重なっていく。

選挙権を得てからは欠かさず投票に行き、極力政党を気にせず、可能な限り労働問題若者向けの政策など掲げる候補を重視して投票してきた。自分のような人間が減る社会に近づくならそれは良いことのはずだと思っていた。

しかし、そうして選んでいった投票先はどうも泡沫同然の無所属候補になりがちで、彼らは大半爪痕すら残せず選挙戦を終える。彼らの主張や、そこに投票した自分の票は、どこにも反映されず消えていく。

時にはマトモな政党の推薦をもらっている有力候補の主張を気に入って、首尾よくそいつが国政まで行ったこともあった。そいつがその後何か業績を残した覚えはないし、そいつの主張していた内容が何かに反映された記憶もない。

そんな事を繰り返した結果、今や自分投票に行っているのは「オタクが・若者が、選挙にも行かずに偉そうに~」という意見対象範囲になるのが気に障るというだけで、一票で政治が変わるとか、その手の若者向けメッセージほとんど詐欺に近いと思っている。変わったことないし。

壺型と形容されるような日本人口ピラミッドにあって、一番膨らんでいる高齢者層が一番票と金権力を持っているのは当然の話で、今から多少なり若者投票率が上がったところで、この状況がひっくり返る可能性はないんじゃないのかと思う。

そもそも少子化対策とか若者への支援とかそういうのは大前提として国家運営上の重大問題のはずで、国の未来を考えるなら、若者投票率の高低に関わらずもっと議論され争点として扱われて然るべき問題じゃないのか。

そういう各政党の争点選択おかしさや政治的主張のズレみたいなものが、全て「若者投票に行かないこと」に起因しているような主張は、それ自体政治における若者軽視の姿勢の現れで、責任転嫁に他ならない……などと憤っていた時期もあった。正直今はもうどうでもいい。

自民も旧民主系も共産も、その他政党も色々言ってはいるが、どうせどこが何をやっても大して公約は守られないし、自分や両親の生活状況が良くなるわけでもない。そういう意味で、自分にとって大半の政策は、まあ部分的にでも実現するならいいかもね、程度の事項にすぎない。

しか自分生活に直結するオタクコンテンツへの規制だけは別だ。これも他の公約同様、適当に守られず立ち消えるの程度のものかもしれないが、万に一つでも規制強化の可能性が生まれるのなら、その意図を持つ政治家政党に対して票を投じることはできない。

漫画アニメゲーム子供に与える影響についてのエビデンス

表現の自由戦士達の活動が活発だ。

彼らの持論の一つは「エビデンスがない」のようで、漫画アニメゲーム規制しようとする(ように見える)意見に対してエビデンスを求める。

かにエビデンスに基づいて発言することは重要である。では、漫画アニメゲーム子供に悪影響を及ぼしたり犯罪を増やしたりするエビデンスは本当に無いのだろうか?

ちょっと調べてみると論文ゴロゴロ出てくる。あまりに多いので先行研究調査するメタ論文系を読んでみた。

表現青少年に与える影響研究等に関する調査研究

https://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/sy/h27/pdf-index.html

青少年を取り巻くメディア意識・行動に関する調査研究

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2017/08/18/1388003_002.pdf

どちらも漫画アニメゲーム子供に悪影響を及ぼすことについて基本的には認めている。

アプローチとしては「性表現に触れる機会が多い子供は性暴力に対して肯定的な態度を示すようになる」といった心理学的なものが多い。

基本的には」というのが重要なところで、悪影響を否定する論文も、悪影響はあっても大きなものではないとする論文もある。

また、「漫画アニメゲームの影響で犯罪が増加した」としている論文はなさそうだ。

「Fortniteの真似をして銃乱射事件を起こした」(ニュージーランド)「エロ漫画の真似をして性犯罪を起こした」(日本)といった実例はどうなんだと思うが、

元々暴力的な傾向のある人物がこうしたコンテンツにはまりやすいのではないか(影響を受けて暴力的になったわけではない)という指摘を読むとなるほどと思う。

埼玉強制わいせつ事件犯人漫画の影響を受けて同じ手口を取ったことは確かだろうが、漫画が無くても別の手口で性犯罪を起こしたかもしれない。

こういった状況を表現の自由戦士は「エビデンスはない」と言い、規制検討する立場の人々は「ある程度のエビデンス存在する」と考えているのではないか

一般的に、社会問題にこれが原因だという厳密なエビデンス提示することは極めて困難である人間実験対象としてコントロールできないからだ。

例えば「性表現性犯罪を増やす」を厳密に証明しようと思ったら、下記のような条件で統計を取らねばならないだろう。


こんなことは不可能だ。不可能から「性表現に触れる機会が多い子供は性暴力に対して肯定的な態度を示すようになる」のように証明できそうな領域対象にするわけだが、

厳密なエビデンス提示することが不可能であることをもって「エビデンスがない」と主張するのは誠実な態度ではないし、逆に「エビデンスがある」と主張するのも言い過ぎであろう。

結局のところ、ある表現の是非は個別判断するしかないのではないだろうか。

当然エビデンスは厳密ではないのだから法律による規制には慎重でなければならないし、規制される側の意見も聞かなければならない。

余談

表現の自由戦士達が議論においてエビデンス要求することは良いことだと思うが、であれば「表現規制は常にエロから始まる」のような事実無根の主張はやめるべきだ。

まりに何度も刷り込まれるため、中国天安門事件より先にゲーム規制が始まったとか日本記者クラブ問題特定秘密保護法より先に漫画規制が始まったとか本気で信じこむ人々が出始めているのでは?

一方で、漫画アニメゲーム規制検討する人々は規制される当事者意見をよく聞いてほしい。

漫画アニメゲーム産業に携わる大半の人々は世間と折り合いを付けるための努力を長年続けてきている。決して敵ではない。

ネット蔓延するノイズに惑わされず当事者と話をしてほしい。

2021-10-18

anond:20211018005514

まあインフラ化というものはそういうものである

BASICインタプリタが搭載されてすらいないお着せのパソコンしか知らない世代は本当の楽しさを知らない」と言われてもあっそうって感じだろ

あなた物心ついたときからWindowsマシンやまっくがあったはずである

物事とはそういうもの

2021-10-08

痩せ信仰怖い

物心ついた時から自分は太ってると、思ってた。

若い頃の自分写真をみて驚いた。太ってない。普通体型だ。

当時書いてたダイエット日記をが残っていたので見てみた。

162㎝52kg普通に細い。

日記には目標41kgと書かれてた。

骸骨やんそれ…

女は50kg超えたら肥満だと思い込んでいたようだ。

こわい。

今はアラフォーだし、名実共に太ってる。

けど、若い頃より幸せだよ!

anond:20211008014449

5年ほど前から恋人の影響で野球を見るようになって、恋人応援してるチームを私も応援するようになったよ。

あと『俺が物心ついた頃、そのチームが超強くて格好良かったからハマって、それ以降ずっと応援してる』って人が周りに2人いる。

2021-10-05

月見ナントカの季節は、やっぱり鶏的には憂鬱なんスよ

月見ナントカもう食べましたか~?」という屈託のない声がしたと思ったらテレビの中からで、明らかに月見有機物生産能力を得ていない年頃の女児笑顔で出演しており、その黄色いのと白いのはどこから出てくるのか知っているのか、けっこう意外な場所だよ、などと聞いてみたくもなるし、すぐれたCMだとはまったく思わないが、昨年のCMを使うわけにはいかないことも承知している。昨年は月に着陸した経験のある元宇宙飛行士月見ナントカを頬張って「月にいたころを思い出すなぁ~」と大きくうなずいたところに月の字と見の字の中央が月のマークになっているロゴが出てくるCMだった。彼が月にいたころはフリーズドライされたきんぴらごぼうを水で戻していたりしたはずなので加熱した鶏卵を見ても「加熱した鶏卵だ」としか思わないと断言できるがCM効果としてはまずまずで来年も同じ路線継続できたはずだった。しかし残念なことに月見ナントカの季節が終わったころに彼が夏に犯した盗撮事件スマートフォン写真フォルダに入っていたのは黄ばんだパンツ写真ばかりだったという警察談話が広まって当該メニュー連想しない方が不自然である―が発覚してしてお役御免となってしまった。地球からはるか38万キロ離れた月に着陸して生還しても盗撮をしたいというくだらない欲求にすら勝てない……宇宙の儚さを感じさせる話だが、むしろ人間の性欲の無限の広がりを称賛して詩の一片でも編むべきなのかもしれない。それはともかく、女児は月にも卵にも縁のない存在ではあるものの、少なくとも「無限の広がり問題」についての考慮必要なく、前年度比で5%も売上が増えれば大成功の部類に入る定番メニューの売り方としてはこれが正解といえよう。ただしそれは人間にとっての話であって、やはり鶏にとっては月見ナントカの季節は憂鬱なのであるしか中秋の名月は昔も今も一晩で、もう今ごろは月を見ようと思ってもほとんど何も見えないのですが、「月見ナントカの季節」とやらが年々長くなってきているように思うのはわたしだけでしょうか?……などとインターネットの片隅に書いたりしたらそれを見た月見ナントカ製造業担当の人が短くしてくれたりするかもしれない。そう思って書いている。

物心がついたころには鶏舎におさめられていたので、わたしにとっての世界とは目の前にある餌と両隣の仲間だけなのだが、世話係の人間が見るためのテレビが見える位置いたことは幸運だった。遠くの檻におさめられてしまった鶏はときどき世話係が紙芝居を見せることで慰めとしているようだが、その紙芝居カナリアが猫に捕らえられて食べられたり、航空機エンジンに鷲がつっこんでバラバラになったりするようなものばかりで、要するに「鶏舎の中は不自由と思うかもしれないけれど、とても安全なのでこの境遇に満足すべき」ということが言いたいらしい。そんなことはわかっているしそれなりに感謝もしているのだが、文化必要なので、せめてすべての鶏がテレビを見られるようにすべきだと思う。

話を月見ナントカに戻そう。鶏にとっては文化の箱であるテレビだが、鶏肉鶏卵の扱いについては目をそむけたくなるものが少なくなく、人類の存続のために鶏の存在は不可欠であるとはいえ鶏肉を細かく切って串に刺し、焼いたもの笑顔で頬張るようなシーンを毎日のように目にする。人間に置きかえて考えてほしいのだが、たとえば職場にあるディスプレイで朝から晩まで、人間が細切れにされて焼かれている映像が流されていたとしたら、生産性が大幅に低下してしまうのではないだろうか。よい企画を思いついたとしても「どうせ死ぬんだから」と思えば手が止まるし、エクセルマクロデタラメな集計をして日時の売上のグラフが地を這っていたとしても「どうせ死ぬし」と思えばそのままメーリングリストに流してしまうことだろう。「儚い命だが生きている間は後悔しないように一生懸命仕事しよう」などという殊勝な心がけを持つ人類わずかなのである。それを考えると、モチベーションの下がる映像を見せつけられながらも餌を食べ卵を産み続けるという業務に邁進しているわたし人間に転生したらひとかどの人物になれるだろうと思うのだが、それにしても月見ナントカだけは耐えがたい。百歩譲ってただ鶏卵を食べるだけならよいのだが、月見ナントカ鶏卵を食べながら、それを鶏の卵としてではなく惑星に喩えているのである。秋になったら月を見たくなるという人類気持ち理解しかねるが、月を人類性器のように隠すことを義務付けられているのならともかく、窓の外に目を遣れば無修正の月を見たいだけ見られるというのに、あえてカーテンを閉めて食卓月見ナントカを味わう……この習慣を倒錯と言わずして何と言おうか。置きかえてばかりで恐縮だが、人間胎児を加熱したもの土星に喩えたりしたら、「人間胎児を加熱するところまでは我慢するが、せめて人間を加熱したものだとして食べてほしい」と思うのが自然気持ちではないだろうか。

わたしたちが産んでいるのは無精卵なので、人間胎児と同じとするのは議論が雑なのかもしれないが、月見ナントカ屈辱感を味わいながら月見なんとかの原料をせっせと生産している者がいることは理解していただきたい。月見ナントカを買うなとは言わないが、月ではなくて鶏の卵としてご賞味いただきたい、というお気持ちを書かせていただいた。

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