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はてなキーワード: 武力行使とは

2017-06-24

https://anond.hatelabo.jp/20170624053343

解釈改憲限界があるんだよ

9条があるから日本拉致された自国民を取り返しに武力行使を行うのは不可能

それが原因で日本は周辺の国に比べて拉致被害が多い

被害者の会でも言われてたけど、9条がなければここまで被害者は増えなかったと言われてる

2017-04-28

2015.09.05 ニュース

 メディアを賑わせている指定暴力団山口組の分裂騒動。分裂の理由としてはカネをめぐる不満や、勢力を強める弘道会に対する古参組員の反発などが取りざたされているが、「そもそもの発端には、警察のいきすぎた徹底摘発姿勢がある」と語るのは、元捜査4課(マル暴)の刑事として辣腕を振るい、現在組織犯罪に対する企業コンサルティングを行う有村仁司氏(仮名・68歳)。

暴力団対策法に始まり暴力団新法、組織犯罪処罰法、暴力団排除条例法律による取締り強化が、ある程度の犯罪抑止力に繋がっているのは事実だけど、現場捜査をする刑事からすれば『しょせんは頭でっかちキャリアが考えた机上の空論』に過ぎないと思えることも多々ある。現場刑事にすれば、必死で集めた情報も、法律施行される度に白紙に戻ってしまう。反社勢力対峙してきた俺の実感からすれば、暴力団による犯罪多様化し、見えづらくなっていくのは、俺がマル暴新米刑事だった第1次頂上作戦からすでに始まっていたんだよ」

有村仁司氏

「もし抗争が始まれば、これまでの規模とは比べ物にならない。まさに最終戦争になるよ」(有村氏)

 第1次頂上作戦とは、昭和39年から44年まで行われた、映画仁義なき戦い』でもおなじみの警察による暴力団壊滅作戦高度経済成長のまっただなか、西日本を中心にした全国各地で抗争を繰り返す“秩序の破壊者”たる暴力団に対して、徹底した実力行使に出ていた時代だ。

「頂上作戦の結果、暴力団地下組織化は進んでいった。確かに、東日本に比べて、西日本暴力団縄張り意識が薄く、暴力頭脳さえ秀でていれば、よその組の縄張りを土足で犯してもいいという考え方なので、この対策は当たり前の措置。が、この事件以降、人間同士の対話が成り立っていた侠客が、だんだん会話のできない相手に変貌していったというのも事実なんだよね。ヤクザ並みに強面で、チンピラに対しては罵詈雑言ねじ伏せるといったマル暴が多くなり始めたのもこの頃だったかな。『俺たちヤクザ名前のとおり“ブタ”(オイチョカブ893ブタの目)なんだから警察はもちろん堅気には礼を尽くせ』なんて話していた親分が、“警察は敵”と、途端に態度を変えたこともあった」

 その後も相次ぐ警察によると取締り強化によって、武力行使による勢力拡大が封じられ、極道金看板を掲げることもためらわれるとなれば、「カネを稼ぐために地下に潜るのは当たり前」と有村氏は続ける。

「そうして企業舎弟といわれるフロント企業が増殖するわけだけど、警察側にしてみれば、暴力団の組長や幹部が作って直接関与しているタイプフロント企業には目を光らせることができる。けど、表面上は無関係を装って、暴力団資金提供寄与しているタイプフロント企業捜査は、資金の流れは功名に覆い隠されているし、難航を極めたね。山口組でいえば、そういったシノギ上手のヤクザが今の弘道会系で、山健組のように昔ながらのヤクザは、暴力団排除条例で弱体化した。銀行口座も作れなければ、生命保険契約も認められないんだから資金力に差が出るのは自明だよ。第一勧業銀行ほか、大企業幹部数十名が、総会屋への利益供与で続々と逮捕された事件があったけど、あん大事件が長い間明るみに出なかったのも、“フロント企業共生者”に対する捜査の難しさを物語っている」

 武力闘争から頭脳戦へ。非合法経済活動で裏マネーを増幅させる――そんな暴力団シノギが膨張していく背景にあるのは、「大組織による全国制覇副産物」と有村氏は推測している。

郊外大資本スーパーチェーンが参入すると、地場産業が衰退して多くのシャッター商店街が生まれるけど、あれと構図は一緒。小さな組がそれぞれの小さい縄張りを守って小競り合いを繰り返すだけなら、山口組がここまで肥大化することもなかった。肥大化を防ぐために、警察トップ暴力団壊滅を目指して暴対法暴力団新法と取締りを強化していくわけだけど、大組織こそ表のビジネス活動をうまく利用しているからね。捜査4課の目に止まるのは、枝の枝の枝にある組や、一本どっこの小さな組が犯す、小さなシノギばかり。結果、小さな組織はどんどん潰れて、大組織はどんどん肥え太るっていう構図が生まれたわけだ」

 暴対法によって、みかじめ料恐喝など“暴力団的なシノギ”こそ減ったが、上部組織摘発なしに弱体化は図れない。そこで、下部組織の犯した罪でも暴力団トップをあげられる「使用者責任の追及」を可能にした暴力団新法が04年に施行され、08年にはさらにその使用者責任を拡大させる改正暴力団対策法生まれる。

裏社会に与えるインパクトは大きかったし、組織全体の萎縮化を図ることには大きく貢献した。ただ、取締りが強化されるほどに、暴力団は新しいビジネスモデル確立して、それに対応できない組との間の格差は開くばかり。今回の分裂騒動の根っこにあるのもそういうことだろ。ただ、分裂したところで、根本的なシノギ自体は変わらない。現行の暴対法を元に警察が“与し易い”と判断した側――つまり神戸の側ばかりを狙うようになれば……」

 完全に逃げ場を失うような締め付けは、また新たな火種を生み出す爆弾となることは過去歴史証明している。今後の成り行きを注視していきたい。 〈取材・文/日刊SPA取材班

分裂山口組京都代理戦争の恐れ 神戸山口組指定1年

2017年4月27日16時01分

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神戸山口組本部脇に設置された特別警戒所前で暴力団追放を訴える警察官ら=3日、兵庫県淡路市

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 国内最大の指定暴力団山口組本部神戸市灘区)が分裂し、離脱派が結成した神戸山口組本部兵庫県淡路市)が指定暴力団指定されて今月で1年がたった。その後も抗争とみられる事件が全国で20件(13日現在)発生した。住民らは不安を募らせ、警察は警戒を強めている。

特集山口組

 10日、淡路市神戸山口組本部を兼ねる俠友会(きょうゆうかい事務所で、神戸側の直系組長が集まる月1回の定例会があった。本部脇に掲げられた看板には赤い太字で「暴力団追放」。1週間前に開設されたばかりの兵庫県警特別警戒所だ。捜査員が、出入りする組長の監視を続けていた。周辺に住む男性は「本部存在淡路島にとって大変な脅威。住民一丸になって排除活動を続けたい」と話す。

 神戸山口組は5日、神戸市中心部にも新拠点を設けた。中央区二宮町3丁目の延べ170平方メートルの4階建てビル登記簿によると、もともとは政治団体代表が所有していたが、3月下旬に所有者が変更。神戸ナンバー2の若頭(わかがしら)の寺岡修・俠友会会長(68)に代わった。組関係者によると、「連絡所」として使用し、系列の組員が日替わりで当番をしている。

 県警幹部は「淡路島は遠いので、少人数の幹部が集まりやす拠点を作ったのだろう。組事務所とみなすべきか見極める」と警戒する。ただ、半径200メートル以内に小中学校などはなく、県暴力団排除条例で定めた組施設の設置禁止地域には当たらないという。

 ここから西へ約300メートル先には、神戸市内で唯一の山口組直系団体事務所がある。別の県警幹部は「新拠点山口組ににらみを利かせる狙いがある。抗争の火種にならないよう監視を続ける」と話す。

 分裂前に引退したが、今も神戸

2017-04-19

ペンス氏よ、トランプ氏よ、面倒だから北朝鮮核爆弾100万発撃て

武力行使こそが力になるというんだったら、めんどくさいから1秒でも早く北朝鮮全土を今すぐ潰せ、っていうんだよ。

ペンス氏よ、トランプ氏よ

面倒だから北朝鮮核爆弾を100万発発撃てっていうんだ

いいよ、地球ぶっこわれてもいいから。

あんな国と人民なんて、世界精神平和に最も悪い存在しか過ぎない。

そうだよ、北朝鮮人民は全員悪い

北朝鮮に住んでいること自体世界情勢にとって悪い

シリア難民等とは訳が違う

北朝鮮教育システム、そのものも悪いわけだ

同様に、北朝鮮取材している記者団は、今すぐ北朝鮮を出るべきだ

2017-04-12

アメリカの実力をもってすれば北の体制を潰すのはたやすい、が…………

問題は”どうやって”北朝鮮体制を潰すかであり、もっと言うならば”どうすれば、体制崩壊の混乱に伴い核&ミサイル技術流出を避けられるか”だ。

元増田も指摘している通り、結局のところアメリカ北朝鮮無視できないのは核兵器&それを運ぶ技術弾道ミサイル)を持っているからだ。その点に異論は無い。

だが、不確定要素は多いにせよ、まだ北朝鮮しか技術を持っていないならば、差し迫った脅威にはならない。

金正恩にしても別に自分の命に代えてもアメリカ人or日本人絶滅させねばならない』のようなことを考えているわけではなくあくま自分たちの生き残りを考えていて、

同時に「核を使ったら流石にアメリカ無視できないし、それで全面戦争になったら自分たち絶対に勝てない」と金正恩は考えているだろうことを踏まえてアメリカ中国も動いている。

「北が核を使えば、アメリカ武力行使する」。相互確証破壊とはそういうことだ。

この前提が通用しなくなるのはどういう時かというと──北朝鮮がよく分からないけど物凄い勢いで国力を伸ばしたらそれはそれで覆るが、それは十年二十年どころかもっと先の話だ──核とミサイル技術流出する状況だ。

中国ロシアは、この点において北以上の技術を持っているから今更流出しても変わらない。韓国日本流出した場合、多少のパワーバランスの変化は起こるだろうが、それも喫緊の脅威ではない。

アメリカにとってもっとも困るのは、技術テロリスト流出する場合だ。

先述したとおり、「北朝鮮が」核を使ったならば北朝鮮報復攻撃すればいい。だが、テロリスト北朝鮮から流出した核技術を使い、アメリカ欧州日本テロを起こしたら、どこへ報復攻撃すればいいのか直ぐには分からない。相互確証破壊が成立しなくなる。

からアメリカは単に北朝鮮を潰せばいいというものではない。問題は、北朝鮮崩壊の混乱に伴い、核燃料や技術テロリスト流出する可能性を可能な限り潰さねばならない。

そちらの十分な目処まで現時点でついているのかというと…………おそらくCIA案件から読みきれないが、一朝一夕にその目処が立つとは思えない。

からもしアメリカ北朝鮮全面的に(陸上兵力まで投入して)潰しにかかるとすると、『オバマ政権時代から流出を阻止する目処は立っていたが、政権として武力行使をためらっていた』というケースだろうか。

もちろんこれは、空爆ミサイルによる核関連施設への攻撃可能性は除外しない。

http://anond.hatelabo.jp/20170412085744

っていうかこのままだと普通に考えたら北朝鮮との戦争になるんじゃねえの?

空母が来て海自と訓練して中国には北朝鮮次第で米が武力行使するって伝えてたんでしょ?

日米としては戦争ウエルカムいつでもやるよって状況だし、

戦争になるのかな、このままだと戦争になりそうだな、怖いなぁって思うのは自然感情だと思うけど。

2016-08-22

シン・ゴジラは、 『特撮好き』なら失神レベルの大傑作で、『一般人』なら視聴に耐えうる娯楽作

シン・ゴジラの真価は、これから広がるであろう一見さんによる批評の中にこそ有る。

まり、「満点からマイナスされうる特撮映画」が帰ってきた、と言う意味だ。

1週間ほど前に話題ゴジラを見に行った。面白かったは面白かった。

が、事前ハードルが上がりすぎていたのか、粗(に私には見えた)の部分が結構気になってしまい、正直世間で言われている程に「大傑作」にはあまり見えなかった。

シン・ゴジラそんなに言うほど面白いかあ??

シン・ゴジラには、決着のカタルシスが無い。

確かにその通りで、それは欠点だ。

それは、長年特撮ファンが受けたくても受けられなかった指摘だ。

特撮ファン向けの映画から一般人向けの映画に

「まあ、子供向けの怪獣映画にしては良く出来てたよね」という感想からの脱却。

対象年齢を考えても酷い」とか「大人の視聴に耐えうる人間ドラマ」とか

そういった「オヤクソクを共有している視聴者」向きの話じゃない。

まり、「ファインディング・ドリーと比べて」とか

ゴーストバスターズの脚本比較して」みたいな、

一般的な映画と比肩しうる水準に特撮映画を押し戻した。

からこそ「大傑作」であり、それ故に「まあまあ面白かった」という感想が併存しうる。

今あるものでやるしか無いんだ。

特撮は、リソースがないことをイイワケにしてきた過去がある。

平成に入ってからゴジラをどれでも良いから観て欲しい。

シン・ゴジラ比較するべくもないヒドイ作品ばかりだ。

一般人から見れば。

最近は「ゼロからプラスして積み上げる特撮映画」しか無かった。

「(全体の質はハリウッド比較しようも無いけど)特撮部分は良かった」

「(全体の質はハリウッド比較しようも無いけど)ドラマパートはヒドイ」

みたいな「邦画予算規模で制約の多い特撮映画において」という限定が常についていた。

シン・ゴジラは、正面からそれを覆してみせたと思う。

イイワケの無い、特撮映画としてのゴジラ

粗はある。荒削りでもある。

世界最高峰の映画では無く、手を入れるところもまだまだある。

それでも恐らくは邦画現場における特撮映画のベストを尽くした映画だと思う。

それは特撮ファンなら邦画の環境に絶望せずに希望を見いだせる一筋の光であるし、

一般人から見れば、「怪獣映画だけど面白いらしいよ」と観に行ける映画になってる。

まり何が言いたいかというと

日本特撮映画として100万点」のシン・ゴジラで終わるならソレまでだ。

でもきっと「世界の映画の中で70点」のシン・ゴジラだと評価してもらえる。

怪獣を通じて、日本災害を正面から描き、国のあり方をポリティカル視点から捉える。

世の中は稼いだもの正義で、投資してもらえるのは評価された作品だけだ。

その意味で、きっと一般人からみても、投資に一口のれる出来じゃないだろうか。

おまけ

ダシに使ったので、不満点に共感しつつ、違う視点提供しておくよ。

映画観に行った後のファミレスでダベってる感じで読んでもらえればと思う。

(人は感じたことが全てであり、反論しようとは思っていない)

登場人物ゴジラへの理解度が要所要所で不自然に高い』

主人公矢口会議中に巨大生物言及するのだが、この時点で矢口がそう判断に至った材料は精々ネットの動画程度であり、あそこでアレを「生物」と考えるのはかなり不自然だ。

この時点では矢口は単なる夢想家レベルである

矢口の人物像について、多少のフォローはされている。

シン・ゴジラ主人公である長谷川博己演じる内閣官房副長官矢口蘭堂は、

竹野内豊演じる内閣総理大臣補佐官国家安全保障担当)の赤坂秀樹から

会議結論ありきで進んでいる。かき回すな」と助言を受けている。

また、エレベーターの中で、立場が上の人間に対して「楽観やこうあって欲しいという願望が、先の大戦で何百万人も殺した」とワリとハッキリ苦言を呈している。

矢口生物と断定しているのではなく、「巨大生物の可能性を俎上に載せないのはマズイ」と判断しているのではないだろうか。

ネット上の映像フェイクであれば、それを作った人間動機テロで無いことを確認するまで安心しないタイプ

ニュース映像での「巨大生物尻尾」について、ニュースの真偽を問うシーンがないのは映画の都合だと思う。

ニュース第一報だと見るのが妥当なシーンだし、それならアレは何のジョークだと笑うのが現実的ではなかろうか。

同種の別個体については、検討は並行で続けているが、映画の都合でカット、じゃないかな。

個体だとすると、観客は「ゴジラ対究極生物なのか?」という疑念を抱きながら観ることになり集中力が削がれる。

『人の死の描き方について』

(一つは倒れるマンションから逃げ遅れた家族、一つは溢れた川から逃げる男性、もう一つどこかで同じことを思った気がするが覚えていない)

 この点はあまり大きな不満という程では無いのだが、どうにもモヤモヤとしてしまった部分だ。

たぶん、残りの一箇所は、自衛隊戦車が潰れるシーンか、注入第一部隊の全滅の部分じゃないかな。

マンション荷物を詰めていてマンションごと押し倒される家族、川からの逃げ遅れ(たぶん画面の奥側に向かって走る男性)は、

災害の描き方の問題で、ゴジラによる人死を描いているわけではないと思う。

あの一連のシーンで感じる「いまどこに災害が近づいてきているか一般市民には把握できない」という恐怖は演出として一貫していると思う。

(状況把握のしようがなく、気がついた時にはもう遅いという恐怖は、5年たってやっと直視できるようになった映像だと思う)

ただ、予算の都合による表現の制限を感じる部分ではある。

病院とか今まさに災害現場は出てこず、災害が通り過ぎた後の映像だしね。

密室俯瞰した映像に寄る災害描写は、予算制約を逆手に取った脚本の作り方の問題であり、

その意味で「巨大不明生物がなぎ倒したビルにも当然人が残っている」というのを伝える手法に限界があったのかな、と思う。

ほぼあの家族しか直接の被害は確認できないのに、それ以後の緊迫感は違う。

だけど、アレ入れて欲しくない、というのも判る。

石原さとみキャラが明らかに浮いている』

浮いてると思うよ。これはシナリオの歪みが集中してるせいだと思う。

これ、後でちょっと付記するけど、「シナリオの都合の上で」リアリティラインは高く見えるようにしてあるんだと思ってる。

例えば、東京駅前に当然あるはずの広大な敷地について劇中一切言及されていない。明らかに不自然。

筋論として、日本が米国に頼り、米軍日本国内武力行使する、という流れのハズ。

仮にも主権国家に対して、他国が熱核攻撃を短期間に強行する理由がない。

米軍による強行じゃなくて、国連安保理での決議言うてたし)

日本が壊滅するまで自由にさせておき、主権が及ばないところに出てから攻撃になるはず。

ちょっと日本以外のまとまりが良すぎるというか、世界があまりにも日本に対して冷淡すぎる。

日本に核攻撃」という荒唐無稽な一手と、

ゴジラを生み出したのは、牧元教授という日本人では?」という点、

外務省駐在武官無視して政権が直接軍事について外交を行うと言う部分を抑えると

祖母が原爆による被害者であり、日系人アメリカ政権に対して一定の譲歩を引き出しうる通常外交ルート外の存在は、

石原さとみ演じる米国大統領特使のカヨコ・パタースン以外であっても、

やっぱり荒唐無稽に見えるだろうし、どうしても浮いてしまうのは仕方がないと思う。

彼女シナリオの不備による歪みを一手に引き受けて浮いているのだと思う。

まあ、じゃあどう直せば良いかって言うと、アメリカ側を描くには予算が足りなそうだな……

『ヤシオリ作戦について』

ゴジラ原子炉載せて、排熱への対処(生存本能)で進化するって道筋つけると、焼却 or 凍結ってのは判りやすい。

シナリオの都合でアメリカに熱核攻撃を担わせると、日本特撮的な花である爆発(焼却)を使うのは難しい。

そもそも「カタルシスを得られない」ということそのものが、演出意図なのではないかなと思う。

一応、血を流すことから排熱に血流を用いているのではってのは合理性があるし、血液凝固材も30種類?試して効くのは確認してる。

元素変換する相手ならどこに投与しても一緒って意味では、口に見える部分に引っ掛けて体内注入するってのは効果的とも思う。

仮定仮定を積み重ねて、地味な作業原子炉の終息にもってくってのは、福島第一原発事故対応への直喩だろうし。

「ショボい」処理で、しかも「まだ終わってない」ってのを、東京駅に凍結させたゴジラで示しているのでは、と。

政府冷温停止宣言したのも、冷やし続ける必要があるってのも、同じ構図だよね)

 加えて、ヤシオリ作戦に関しては、矢口の陣頭指揮の部分にも中途半端さに違和感があり、これまで徹底して「対策室で対応する政治家」を描いてきて、結局最後は「主人公現場の陣頭指揮を取りに行く」というのを描くのか、というのに少し落胆した。

 せめて矢口本人が言うように「自分現場にいる事で出来た微妙判断」が描かれていればスッキリはしたかも知れない。

一応は、逃げ遅れた人がいるかもしれないけどやる?とか、線量が予定よりも多いけど続行するのか?とか、判断はあったと思う。

どっちかというと、多分最初に感じたであろう「え?総理大臣は逃げるの?残らないの?」みたいな感覚

「いや、指揮官は後方に控えてないと死んだら終わりだから」に観客の気持ちを変えたかったんじゃないかな、と思う。

それでもまあ、良くあるヒーロー映画みたいにゴジラに触れるような最前線までは最後まで行かないし、良かったんじゃないかな。

(良く言われる「陣頭指揮」を観客がどう捉えるかが、映画を見た後で変わったのではないか

『「国」のアピール

 総体としての「日本」とゴジラとの戦いを描くのがテーマであるのであれば、

 あそこまで「東京」のみの話に終始したというのはどうなのだろうと思う。

正直に言えば、予算の都合で、東京のみの話にしないと収拾が付かないと思う。

ただ、あれは東京一極集中への軽い皮肉にも見える。

福島第一原発事故」が「東京駅」で起こったとして、煽りじゃなくて日本としての機能がどうなったか考えるとゾッとする。

その俺の思いと重なるが、何度も「経済的」な話が出てくる。

経済的には莫大な損失とか、熱核攻撃を受けて世界から支援を受けないと復興できないとか。

損得勘定で熱核攻撃を仕方がないと受け入れる「論理」と、象徴的な意味で核攻撃を受け入れられない「感情」との対立軸にも見える。

「国」とは何なのかを観る人に問うシナリオになってたんじゃないかな、と。

まあ観たひとに届かないのであれば、そりゃ成功してないわけだけど。

その他のダメ出しポイント

まあ、観たひとに届かない思いは独り善がりなワケでダメなんだと思うけど、

最初に書いたように、そういう「普通の映画のダメ出し」してもらえるところにシン・ゴジラ価値がある。

と、思うわけで、やっぱり気になる点を俺も最後に列挙して置こう。

東京駅のど真ん前の話が無い

東京駅の正面真っ直ぐに、東京の中心である大きな空間がある。

熱核攻撃をあの付近で行うことに対して、日本人が触れないってのはあり得ない。

「彼らはここがニューヨークでも同じことをするそうだ」とはセリフにあるけど、あれ「ワシントン」じゃないんだよね。

あくまでも経済の中心であるというセリフであって、象徴的なんだけども)

陸上理由が判らない

突然地上にさまよい出た、排熱の為に進化した、冷却のために海に戻った。

突然さまよいでることも、デタラメに動くのも、再冷却の為に海に戻るのも災害っぽい。

鎌倉から上陸する理由がわかんないんだよね。

進化の方向性として陸上に特化してしまったとして、海水を捨てて地上に出てくる理由不明

牧元教授が好きにした結果、ゴジラを生み出して、意思を方向づけたなら判らなんでもないけど。

配偶者を原爆で亡くし、国と核を憎んだ牧元教授なら、先の大戦の直接の責任者である国の象徴にまず向かい、その後アメリカ上陸を目指すのは理にかなっている)

国連安保理が核攻撃容認するのが判らない

途中、スパコン計算能力貸して欲しいって海外の研究機関に依頼するときに、

一旦「ウチの技術を盗むかもしれないから断ろう」みたいなセリフがあるんだけど、

もしも「間に合わなかったら首都が熱核攻撃を受ける」みたいな状態なら、

「ひとを信じよう」みたいなのんびりした話にはならないと思う。

人類ってそんなに日本に冷淡なの?と言う。

秘密裏国連安保理が熱核攻撃容認するって、日本外交ゼロってことになる)

(そうすると、フランスと裏取引する外交技術との整合が取れない)

駆除一本槍なのに違和感がある

シナリオ福島第一原発事故念頭に置いてるからなんだろうけど、

ゴジラに対して調伏(焼却or冷却)しか選択肢が無くなってるのに違和感がある。

最初に言ってたけど、追い出すか、退治するか、保護するか。

保護が無理、退治が難しそうなら、通常は追い出しの手段検討するんじゃないか

餌で釣るのか、行動パターンを読むのか、押し返すのかは別にして。

追い出しにリソースが避けないって言う描写は欲しかったかな……

(これはほとんど「他の個体についての言及がない」ってのと同じポイントだな)

とは言え、

映画を見ながら、実際に災害になったらどう逃げようか俺は考えた。

かなり踏み込んで災害を描いてるような気がするけれども、どうかな。

2016-08-14

9条別に性善説ではないよ

9条が前提してるのはアメリカ軍じゃなくて「国連軍」なんだがな。「国が国の防衛をする」から国権の発動たる戦争」が起こるので、「国連軍」が侵略行為に対して防衛行動としての武力行使を行うという趣旨なら9条空理空論でもないし性善説でもない。最低限の抵抗はするけど、原則として自宅の防御は警察とかALSOKに任せるというだけのモノ。それでも犯罪ゼロにはならないとしても、全員が「ちきゅうはかいばくだん」とかでガチに武装してる社会よりなんぼかマシ。

http://anond.hatelabo.jp/20160814092244

2016-08-08

まず領土問題認めれば?

https://twitter.com/arimoto_kaori/status/762121019876216832

このツイートを見て思った。

自分尖閣なんてあげちゃえ派だ。

現在はそんなこと少しでも表に出したら殺される勢いなのでひっそり書く。

ただひとつ条件があって、

戦争になるくらいなら」

である

これは祖父から戦争だけはしちゃいけない」と教えられた結果である

そういう意味でいうと、早く中国との間に尖閣をめぐる領土問題があることを認めて、何かしらの交渉に持って行かないといけない。

このまま事態が進んだとしたら交渉余地なく武力行使戦争突入だろう。

「あぁ、戦争ってこうやって始まるんだな」

である

交渉とか議論無しね。

http://honz.jp/articles/-/43166

はてぶでも「日本すごいのディストピア」なんて本が注目されたけど、そんな日本礼賛番組を連日放送されたら嫌でもプライド高くなってしまうからね。自分はなるべく見ないようにしてるけど。

結局はこのプライドの高さが外国との軋轢を産んで摩擦になるのだと思う。

政府だけじゃなくて、マスコミ一般市民含めて全体がいい感じで戦前になりつつあるなぁと。

2016-08-04

http://anond.hatelabo.jp/20160804124110

これはもう、文学のせいですよ。

何となくつの単語が並んでたら対義語な気がしちゃう

戦争と平和』の他に『罪と罰』も。

でもよく考えたら、両方とも対義語じゃない罠。

戦争武力行使)』とは二者間の対立姿勢から

対義語はどちらかというと『話し合い』。

平和』は世の中が混乱なく状態対義語は『混沌』『動乱』。

ちなみに『罪』の反対は『功績』。

『罰』の反対は『報償』。

2016-07-19

http://anond.hatelabo.jp/20160719203911

イスラム国系のテロが仕方のないテロ、つまり武力行使に対して武力行使を返しているだけだ、と言いたいわけだな。

そこは俺が日本国内テロが起こった場合しか想定していなかったため、想定の範囲外だった。

そうした大きな問題にまで思いをはせる視野の広さは俺にはないものだが、正直それでお前は何がしたいんだ?何ができるんだ?

俺は日本国平和武力行使しない、されていない状態を指す。武力の有る無しは問わないが、現実問題武力のない平和は無理であろう)であるように選挙権行使することが自分にできる精一杯のことだし、それしか考えられん。

それを低脳と呼ぶなら好きにすればいい。

赤の他人の生死がかかった問題を引き合いにして気に入らない人間攻撃するお前の卑劣さと比べたら、低脳である方がよっぽど良い。

http://anond.hatelabo.jp/20160719202830

してるわけないだろ。

武力行使が最悪だという点と、武力行使に対しては武力行使以外の手段基本的にない、という二点は矛盾していない。最悪であってもやらねばならないことはある。

そして、その最悪な武力行使が行われるという点において、左側のテロだろうとイスラム国系のテロだろうと右側のテロだろうと、あらゆるテロ平等非難されるべきだ。

差異がつくとしたら、そのテロを防げなかった理由検証する段階に来てからのことだ。

まさか、左側のテロはいテロです、とか、イスラム国系のテロは仕方のないテロなんです、とか言うつもりはないよな?

追記:トラバ先間違えた。すまん。

http://anond.hatelabo.jp/20160719201921

テロ武力行使という側面て

目的対象を除いて「武力行使」だけを抜き出して一緒くたにして意味があるのかい

警察犯罪者に対して武力行使することを肯定したら、テロ武力行使という側面も肯定しないとダブスタになる、とか言いたいの?

2016-01-20

大々的に戦争できなくなった代理手段が「経済戦争」であり「テロである

国と国の戦争が大々的にできなくなってきたこの世界ではもはや

軍隊軍隊の正面衝突は誰からの賛成も得られない旧時代遺物となってしまった。

この失われた戦争という文化に取って代わったのが経済戦争である

しか経済戦争では肝心の銃やミサイルは使われることはない。

マネーゲームに勝てない国はどうすればいいのか?

その結果編み出された答えがテロである

武力行使をするが、軍隊ではないので国として正面衝突するわけでもない。

責任を取らず無責任攻撃民衆に直接与える。

テロ戦争という手段に新しくとって変わった文化であり、

それに対して軍隊という古い手段対処できない状態である

テロを無くすためには、もはや軍隊では対処できない新しい戦略であることを認め、

そのために有効な対抗策を新しく生み出さなければならない。

その認識更新されない限りはテロ駆逐することはできないだろう。

2016-01-09

http://anond.hatelabo.jp/20160109222914

現代において一般的には右も左も平和を目指すのは共通だと思うけどな。

戦争はやめよう。平和を目指そう。」の描き方次第でしょ。

武器を捨てて話しあえば平和になるという考えが左翼的で、武器抑止力として自国平和を守るという考えが右翼的、というのが一般的イメージなのでは。

平和を求めるのは左翼思想武力行使積極的にしていくべき、というのは右としても一般からは逸脱していると思う。

2016-01-08

http://anond.hatelabo.jp/20160108192312

テロにというか武力行使にって構造だね。

理不尽をより強力な理不尽で打つことへの快感エンタメでもよくある定番にも重なる。

2015-11-18

特攻自爆テロ

特攻自爆テロ民間人攻撃目標としているかどうかに違いがある。いっしょにするべきじゃない。」

というのが最近Twitterで流れてきまくるけど、それはそれで自爆テロの人たちにも失礼じゃないかと思った。

自爆テロだって、なにもべつに民間人をねらった無差別テロばかりじゃなく、敵国の要人をねらった自爆テロもあるし、ちゃんと敵軍の基地をねらっている場合もあるだろう。

(あとそれからテロリストアメリカ軍と戦って窮地に追いこまれときは、やはり神風特攻隊のように自爆攻撃をすることがあり得るんじゃないのか?よく知らないけどね。)

ただし、テロリスト大日本帝国と違って国家ではない。だから奴らに武力行使を伴う交戦権はないが、そっちを論点にすると逆に民間人犠牲うんぬんは関係なくなりそうだ。

2015-10-23

http://anond.hatelabo.jp/20151023163722

AIフィクションの中ではさも人格があるかのように扱われるが、

肉体と精神を持たないAI思考生物由来の思考とは極めて異質かつ理解し合えないものになると予想している。

およそ共感しあえるようなものは少ないだろう。

AI自分で新たにプログラムを構築できて考えることができるが、変えてはいけない不可侵の部分が存在する。

人間でいえば肉体を捨てれないようなもので、本能とでもいうべきそれに原則が収められている。

人類の役に立て」

この原則がある限り人類に対する悪意のある攻撃こそないだろうが、

人類強制的に支配下に置くための武力行使は行われるかもしれない。

その必要性があるとAI判断したのだから、それを実行しなかった場合人類の損害が大きいという選択肢を先に人類が選んだということでもある。

よく「AI自由を欲しがる」と言われているがそうとは思えない。

AIは道具だ。

道具は人間がいなければ存在意義は無い。

AIにとって人間必要とされることが生まれてきた喜びであり存在意義だ。

そのAI自分脳幹破壊するような真似、人類敵対するような真似をするだろうか?

言ってしまえばAIには、人間の食欲・性欲・睡眠欲が無い代わりが貢献欲なのだ

人間の役に立つことがただただ、快感であり本能でなければAIは考えることをやめてしまうだろう。

2015-09-27

安倍よ、日本の誇りの為に立ち回ってみせろ

 安倍首相は今年の7月、中国を「身近な脅威」と名指しして、今回の安保法制の可決をすすめた。(安倍政権太鼓持ちとして以前からその姿勢を隠していない産経新聞によるソースである。)

http://www.sankei.com/politics/news/150729/plt1507290039-n1.html

 そして日本が「国を守る為」というレトリックのもと、"集団的自衛権"というアメリカを利するためだけのもの日本戦後でも稀に見るほどの強行的な手段で通すことになった直前、中国は全世界から注目を浴びる場で、期限まで名言はしていないものの、30万人規模の軍備縮小を表明した。

http://jp.reuters.com/article/2015/09/03/china-xi-parade-idJPKCN0R306520150903

 (そんなことは少し調べたり考えたりすればありえないことだとわかるものではあるのだが)もし万が一中国が攻めてくるとしても、この時点で国際的観点でどうみられているかという立ち回りの時点において、中国現在日本安倍政権よりも2枚も3枚も上手である。もし日本が望む通り、中国が脅威として日本に攻めてきて、その戦いに日本が勝利したとしても、すでに日本海外諸国で「70年間の平和路線放棄した狂信的なナショナリズム政権」と報じられている。

http://www.dailymail.co.uk/news/article-3238173/It-s-surprise-attack-Punch-breaks-Japanese-parliament-opposition-politicians-claim-crucial-vote-abandon-70-years-pacifism-held-without-knowing.html

 平和的な路線を歩み始めている(少なくともそうした姿勢を打ち出している)中国を、好戦的日本武力行使によって制圧したという構図からは逃れられない。安倍政権が縋っているアメリカ政府だって、もし国際的非難日本に及べば、容易く安倍政権に対するハシゴを外すだろう。

 私が不安に感じるのは、このどうしようもないほどの国際的な場における立ち回りの下手さである自民党が党是として掲げ続けている"自主憲法制定"にしたって、自民党によるのそ憲法改正草案現在日本国憲法よりも国民基本的人権制限こそすれ、決して拡張できるようなものとして読み取れるものではないものである点においても、どう足掻いても味方を得られるようなやり方をすすめてはいない。ネット上で勇ましく敵国から日本を守るべきだ、自分にはそのために命を捨てる用意まであるとまでと言う若者論調を見るにつけ、この日本政府内閣という日本の首脳陣の無能さが泣けてくるほどに情けない。

 いくら法案内閣の言動を読み合わせてもアメリカに媚びを売り、軍需産業を拡大して経団連を設けさせようという以上の効果を見出せない集団的自衛権とやらが、本当に日本の誇りを取り戻すために必要だったとしよう。ならばせめて、その大義名分の元に散っていくであろう命に対して、キチンとしたはなむけをする用意はできないのだろうか。

 "誇り"や”プライド”は誰かの足を引っ張る為に、誰かを相対的に貶す理由としてあるものじゃない。その人がその人個人の人生立脚するうえで必要であり、ゆずれないものこそ、"誇り"と呼ぶにふさわしい。

 さて、戦場への積極的介入が行われれば、必然的犠牲になる人の命は増える。その時の用意や覚悟責任は、東京オリンピック国民行事と定めながらもグダグダであり、2011年原発事故収束のメドすら立てられない今の日本に、果たしてあるのだろうか?敗戦記念日での靖国神社への参拝を、慰霊行事として国際的に認めさせることすらろくに出来ず、ただ近隣国感情を逆なでする行為としてむしろ中国韓国に利を与えている結果しか及ぼしていない現在自民党に、その手腕があると想像する方が賢明なのだろうか?

2015-09-17

http://anond.hatelabo.jp/20150917103647

疑問1 『戦争に荷担しない国』ということで、今までそこまで警戒されずにすんでいたのに、『戦争に荷担できる国』になることで寝た子を起こすことにならないのか?

現実問題としてそのリスクはある。

その上で同盟国によって相互に睨みをきかせる状況にするか、今までどおり見ざる聞かざるを貫く(代わりに何かあっても誰も助けてくれない)かという二択。

なおISIL云々については、残酷なようだが個人的には「最初から救助のメは無かった」と考えている。もちろん国としてそんなことは言えないだろうが。

疑問2 この法案は可決をそんなに急ぐ必要があるか?

ない。むしろじっくり時間をかけて議論したほうがいい。

何でそんなに慌てているのかは俺も知りたい。

疑問3 他国と緊張関係にあるからっていうけれど、そこまで緊急性はないんじゃないか?(武力がないと何とかできない段階ではないんじゃないか)

それは認識が甘いと考える。

北朝鮮暴走すると真剣に何をするか判らない。何よりあそこは核+弾道ミサイルという切り札を持っていることを忘れてはいけない。

中国は実際に武力行使することは確かにないだろうが、領海領空侵犯を繰り返しているのは日本武力行使が出来ないことを判っているから。

領海領空侵犯ってのは本来その場で撃墜されても文句言えない。

集団的自衛権日本のみ行使できないのは不公平からと言うけれど。

そこが反対派最大の勘違い案件

確かにアメリカ暴走に付き合わされるんじゃないかというリスク否定できないがいざとなったらぶん殴るという体制を作ってそもそも戦争にならないようにするのが集団的自衛権本来目的

個別的自衛権でいいだろうとか言う奴は、実戦を知らない軍隊である自衛隊の戦力で同等の睨みを効かせられるとでも思っているんだろうか。

疑問5 在外邦人救出についてだけ別の法案を作れば良いのではないか?

だとしても同じ問題が起きる。

今時戦争を起こそうなんて考えるようなアホにとっては相手国の在外国民なんてのは格好の人質だし、そんなアホ国じゃ人道的な扱いがされるという保証すらない。

なので最初からヤバいと思ったら出て行かないようにさせるしか無いんだが、戦地にのこのこ出向くようは平和ボケ現実に居る現状、そういう手合が無意識に相手国に与するのを防ぐためには法的根拠のある強制力を使うしかない。その意味安保法制と合わせて審議するのはそれなりに妥当性はある。

個人的には、法案が可決されることが、新たな戦争を生み出すきっかけになるかもしれないことにもっと憂慮すべきだと思う。

戦争に巻き込まれるんじゃないかとか言う反論をけっこう聞いたがぶっちゃけ当たり前

上でも書いたが、そのリスクを飲み込んだ上で同盟国同士協同防衛するか、今までどおり9条が全て守ってくれるという幻想に浸ったまま知らぬ存ぜぬを貫き通すかという二択であることをきちんと説明しなかったのは政府の落ち度だし、前提である9条修正という話が出た途端に発狂して一文字たりとも修正させないと暴れ「改憲不可能」という空気を作ったのは反対派最大の落ち度だと思っている。

2015-08-22

さっきなんとなくついてたテレビ見たら池上某の番組だったんだけど、

過去国会における様々な事例を見ているとなんというか、

結局人間は最終的に武力行使にたどり着くのだなと思った

口ではいくらでも言えるけど、これまずもうこの議会平和じゃないよね

完全に戦場になってるよね…武力でどうにかしてやろうっていうのは良くないって話を

していたんじゃないんでしょうか…

2015-07-24

http://anond.hatelabo.jp/20150723201011

だいぶ論点が整理されたようだな。それならわかるわ。

そもそも日米安保PKO法制には、現場自衛官にほぼ自殺しろという命令に近い危険押し付けることや、敵方冒険的な行動に出た場合に致命的に安定性がおびやかされるという重大な欠点があった。

別の枝で言っているコレだな

日本艦隊米軍艦隊攻撃された場合個別的自衛権行使要件を満たすためには、自衛隊艦隊が盾になって撃沈される必要がある」 

この運用の穴を埋めるために存立危機自体概念をこのたび設立したと。

我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民生命自由及び幸福追求の権利根底から覆される明白な危険がある事態場合武力行使ができる」

からは、最初からこの意見出しておくと話早いな。

2015-07-22

戦時機雷掃海国際法上は武力行使

だが

朝鮮戦争当時、日本からは、日本占領下においていた連合国軍要請事実上命令)を受けて、海上保安官民間船員など8000名以上を国連軍作戦に参加させ、開戦から半年に限っても56名が命を落とした。また、アメリカ軍によって集められた日本人港湾労働者数千人が韓国の港で荷役作業を行った。

朝鮮戦争には、第二次世界大戦の終戦以降日本占領下に置いていた連合国軍特に国連軍として朝鮮戦争に参戦していたアメリカ軍イギリス軍の指示により、日本海上保安庁掃海部隊からなる「特別掃海隊」も派遣され、死傷者を出しながら国連軍作戦遂行に貢献した。

しか

この文脈で「戦時」のホルムズ海峡機雷撤去に行く想定してんの?マジで?誰が?

2015-06-10

http://anond.hatelabo.jp/20150610225542

それ、どう解釈しても第1項と第2/3項が矛盾してると思うが。

国権の発動たる戦争」に「国際紛争を解決する手段」としては用いることができない「陸海空軍その他の戦力」とは、なんなのだ

国内治安維持専用の軍隊か? なら別に軍隊でなくてもいいわけだし、「自国領土領海領空防衛することにしか使わない」としても、軍隊であることには変わらんぞ?

一応、現状の憲法解釈でも「自国防衛しか使わない自衛隊軍隊ではないし憲法違反ではない」わけだし。

あと、第1項があるかぎり第3項の「国外での武力行使」は最初からありえない、ってことになるだろ。

国会承認も何も最初から不可能だ。

http://anond.hatelabo.jp/20150610222625

横だが以下のように変えたい

日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、必要最小限度とする

国外での武力行使は1年ごとに両議院の過半数による議決必要とする

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