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2019-09-17

HIV内定取り消し訴訟ポリコレ

https://www.google.com/amp/s/m.huffingtonpost.jp/amp/entry/story_jp_5d7dde6ee4b03b5fc884f037/

HIV感染理由内定が取り消しになったというのを不服として、男性内定先を訴えて勝ったらしい。ポリティカル・コレクトネス観点から見れば妥当だと思う。

ただ、このHIV男性もよく分からないのが、そもそもウイルスを貰ってしまたこともよく分からないし、なんでわざわざその診断を受けた病院採用試験を受けたのかが分からない。

HIVウイルスを貰ってもちょっとやそっとのことでは他人感染しないし、業務上の付き合いであればまず移すことは有り得ない。それに治療技術が発達したのでエイズ発症も予防できる。したがって、普通にしていれば業務レベルではHIVウイルスを持っているとは普通からない。分からないはずなのに、何故そのカルテを持っている病院を受けたのかが不可解。虚偽申告と言われても仕方ないような気がする。

ポリティカル・コレクトネス観点では「HIVは移らないのにそれを理由内定を取り消すのは不法行為だ!」ということは正論しかないが、イマイチ何がしたかったのか分からない。

2019-08-25

なんでもかんでも自分への色目と受け取っている(らしい)女がいる

実在するんだ、こういうクソみたいに自意識過剰な女が

俺が話しかけても、あるいは話しかけなくても、視界に入れても、あるいは入れてなくても、そいつにかかれば「自分意識している」に変換されてしまうらしい

挙句、まるでそれが自明のように「あなた私のことが好きなんでしょ」という仄めかしを一挙手一投足、すべての言動態度にもれなく乗せてくる

怖いのはそのすべてが仄めかしレベルであって、相手の仄めかしに俺がわずかでも反応した時点で「ほらやっぱり私のこと好きなんでしょ」と鼻息荒くなりそうなところ

いから近づきたくないのだが業務上接点を断つ訳にもいかない、もちろんお前が大嫌いだという態度で向き合うのもまずい

さらに怖いことに、その女はすべての男に対してそんな感じで、なんなら実際そいつちょっと気になっている男もいるのではないかと思える、男と連れ立って退社するのを見かけた

俺のこの恐怖さえ、相手に向かう感情であることは確かで、まったくの無関心じゃないのが自分でわかる、なんか目に付くし…

で、たまたま目が合うと「ほおらね」みたいな勝ち誇った気分があるのか、次に会話する機会に「この間、目が合いましたよね」とか言うんだぜ、目が合ったことは確かに事実かもしんないけど、それわざわざ言う???? 同意しても否定しても気持ち悪いだろそんなの

怖くない? 俺は怖い、どっか俺とは無関係なところに行ってほしい

2019-08-18

60歳以上労災死傷者急増、4分の1占める 転倒、腰痛 サービス業毎日新聞


 労働災害を巡り、60歳以上の死傷者が増加している。厚生労働省によると、昨年は3万3246人で、この5年間で7500人近く増えた。その割合も全体の4分の1を占め、主にサービス業での転倒や腰痛などが増加傾向にある。人手不足が深刻化する中、体力の衰えた60歳以上の労働者が増えてきているためで、厚労省有識者検討会は年内にも健康管理業務上配慮など必要対応策をまとめた指針を策定する。

2019-08-14

思ったよりも夫婦同姓に抵抗があった話

追記タイトルを盛大に間違えてたのでさっそく訂正

誤:思ったよりも夫婦別姓抵抗があった話

正:思ったよりも夫婦同姓に抵抗があった話

とんでもない間違いだぁ…こんなの零点だ零点

【また追記

すっごいブコメが伸びてておののいています

すべてのコメント言及エントリにお返事はできないけれど、少し追記したいです。

同じように結婚後の姓に馴染めない、みたいな既婚者先輩の声も多数聞けて、私だけじゃないんだー、と思えてよかった(小並感)。

n年経っても慣れない、みたいなのを読んで、逆に覚悟が決まったのかむしろ気が楽になりました。ありがとうございます

あとこれは是非言いたいんだけど、ちらほら夫を責めるというか、夫が悪いみたいなコメントが見えましたが、それは違います。やめていただきたい。

世間体は、そりゃありますよ…

現状は女性側が姓を改めるのが「一般的」とされていて、よって私がエントリで書いたような有形無形の負担女性が負うってケースのほうが件数としては多いのだろう。でも、いざ男性側が姓を変えるってなった時には、(有形の負担は大差ないと思うけど)無形の負担女性の比じゃないんじゃないかと思う。「なんで?」って話になる機会も断然多そうだし。そりゃ特別な主張がなければ夫側の姓にしますって。

妻側が姓を変えて負担を負いがちっていうのの裏側には、夫側が姓を変えた場合の、馬鹿にならない負担の大きさがあると思うんですよ。だとすればこれは女性差別だ!男が悪い!っていう話ではないですよね。

追記ここまで】

少し前に結婚した。どちらの姓を名乗るか決めるにあたって、ごく普通に、夫の姓を名乗ることに決まった。

私は夫婦別姓制度については、まあ別姓にしたい人は別姓を名乗れるようになればいいんじゃない?そのうち制度ができればいいよね、くらいの考えで、言ってみれば「他人事」として考えていた。自分がもしも結婚したら、「普通に」夫の姓を名乗ると思ってた。そこまで生まれときの姓に執着がある訳じゃないし。

しろ夫婦別姓のために事実婚とし、子どもが生まれる時だけ入籍、その後離婚する、みたいなスタイルを取っている夫婦の話をテレビで知ったときには、すごく率直に言って引くというか、白けたような気持ちになったりもした。

ラディカルに夫婦別姓を主張する勢に対しての評価は5ch(2ch)なんかでは私が観測する限りではまあ辛辣で、「姓が変わるとか別にノーダメ名前変わるくらいでそんなに影響があるとか大げさすぎる、旧姓にそこまでこだわるとか頭おかしい」みたいな意見が多勢に思えた。私はそんな論調スレを見るたびに、「でも別姓も選べたっていいじゃん?」と思うと同時に、自分に関しては「まあ普通に相手の姓でいいけど」と思っていた。すごく率直に言えば、「姓が変わるとか別にノーダメ名前変わるくらいでそんなに影響があるとか大げさすぎる、旧姓にそこまでこだわるとか頭おかしい」と、うっすらと思っていた。

そんで時は流れ、結婚するということになり、じゃあ苗字どっちにする?という話になった。

(現)夫は、「俺はどっちでもいいけど」と前置きした上で、夫の姓を名乗ろう、と提案した。養子でもないのに妻の姓を名乗るということになると、夫側に何か名前を変えたいような疚しい背景があるのではとかあれやこれや勘繰られるからと。

私もせやな、と至極納得して、我々夫婦は夫の姓でやっていくことに決まった。

私は夫の姓でやっていくことに決まった。

言っておくと、私は元の姓と夫の姓どっちがいいか比べた時に、純粋に夫の姓の方がいいなと思った。まあまあよくある私の元の姓に対し、夫の姓はちょっと珍しい姓であった。なんなら「レア苗字ゲットだぜ」くらいに思っていた。もっと言うと今でもたまに「かっこいい苗字やん…」としみじみしたりする。

という訳で私は姓が変わることが決定し、あと結婚もまず間違いなく決まったと判断し、会社結婚の予定を報告した。「名前は某に変わりますが、業務上では引き続き増田でお願いします」と伝えた。

私は一介のしがない事務員だが、いくつか特定取引先を担当していたので、取引先それぞれに「結婚しましたので名前変わりました☆」と言って回るのがめんどくさかったのだ。

ずっと前になるが、今の会社ではなく、新卒で一番最初に入った会社の先輩社員離婚された女性がいた。同じ頃に別の女性社員結婚して「名前が某になりました」と通達があったので、私はおそるおそるその離婚した先輩社員に「名前どうなるんですか…?」と聞いた。先輩社員は「いや、苗字は変えない」と答えた(離婚してもそれまでの姓を名乗れる制度があるのはその少し後に知った)。

大して親しくしていていただいた訳でもないのに、今考えるとなかなか不躾な質問に、わりとさっぱりした表情で飄々と答えてくれた先輩の、その後に小さく「最悪だよね…」と呟いたその声を、上司結婚を報告しながらなぜだか思い出していた。

婚姻届を提出後、私は一日有給を取って名義変更の行脚をした。

パスポートを変更し、銀行を4行回り、思ったよりも時間がかかって携帯電話名義変更はその日はできなかった。

何枚も書類を書いて、慣れてないので(あと私が大変粗忽者なので)名前の欄を旧姓/新姓で書き損じまくり最初の何枚かは窓口のお姉さんも私も新婚に免じてって感じで「あらあらうふふ☆」ってノリだったのがいい加減私の表情も死んだ。

家に帰って夫に一日の苦労を愚痴ったら、「でも俺が苗字変えたらなんか疚しいことあるのかって思われちゃうからね」と姓を決定した時の理由を繰り返した。

まあ確かにな、と私も思い、とはいえ一日で(仕事休まなきゃ行けない所は)ひとまず手続き済ませられた訳だし、これでおおよそ済んだ訳だし、と、それ以上愚痴を言い募るのはやめた。携帯名義変更は済んでいない。

ここまでですでに長いが、私が本当に言いたいことはまだ書けてない。

こんなに書いて本題に入れてないのに自分もびっくりしているが、私が言いたいのは、「思ったより生まれ育ってきた苗字アイデンティティー持ってました」ということなのだ。

結婚後もそのまま何も変わらず仕事をしていて、業務上名前変えません宣言をしているので、私は平日の昼間という日常ほとんどを「増田さん」として過ごしている。新姓を使うのは、クレジットカード署名(名義変更してるから)と宅配便受領署名(クレジットカード名義変更たか通販アカウント変更したから)くらいだ。

で、それ以外のふとしたタイミング名前を使う機会があると、いまだに逡巡する。逡巡した結果、旧姓を使ったりもする。飲食店の順番待ちで名前書くときとか。

新姓を使ったっていいはずなんだけど、「クレカ身分証と紐付く場面でもなし、新姓使う必要ある?」と思うと旧姓を書いてしまうのだ。もっと言うと瞬間的に「私増田だもん!!」と思っているのに気づく。

きっと会社旧姓使ってるから慣れてないんだ、と思う。私はわりと転職してきた人間なので、きっと今の会社もずっとはいない。転職活動の暁には新姓で履歴書を書いて、新しい会社では新姓で活動する。

でもそう考えると、なんか、胸が締め付けられるのだ。

今の会社を辞めたら、私は名実ともに増田ではなくなる。

という事実に、怖じ気づいている。

姓が変わるのは自分自分でなくなる感じ、という言い方は、かつて私が引いていたラディカルな夫婦別姓論者さんたちの言い分ではなかったか

でもその「感じ」は、今の自分の偽らざる気持ちだ。

結婚すると名前が変わるってのは「普通」のこととして広く受け入れられてきている訳だけど、しかしよくよく考えてみれば、名前アイデンティティー抱くってのもごくごく普通ではないですか?

自分当事者になってやっと分かったというのも至極トロい話で恥ずかしいけど、このアイデンティティー抱いてる対象が変わるっていう衝撃が「普通」の名のもと受け入れられてきたってのはちょっとすごいと思う。

名前変わるなんて別になんてことない。って言ってる人たちは、一度本当に変わってみて欲しい。って正直ちょっと思うけどこういう論法は反発を感じるよね。分かる。私もそうだし。っていうか私だって当事者にならなきゃわからない気持ちだったし。

まとまらないけど疲れてしまったため急だけどそろそろ終わりにします。姓を変えるってのは、有形(手続き煩雑さ)無形(アイデンティティーの揺らぎ(こう言うと大袈裟に聞こえるけどそうとしか端的に表現できない))の負担があるんです、っていうのを吐き出したかった。

2019-08-02

人と会話するのが面倒くさい。

特に仕事で、忙しくてなかなかつかまらない人と話さないと仕事が進まないパターンが面倒くさい。極力しゃべらずに済ませたいので、書類に付箋を貼って「○○お願いします」みたいな連絡方法を愛用している。が、急ぎの案件でそのやり方だと相手がそのメモを見るタイミングが遅くなったりして上司に叱られる。上司の言ってることが正しいのは分かるけど、面倒なことはやりたくない病なので、結局誤りは繰り返される。

雑談も苦手。一部の話しやすい人には細かい家庭の事情までしゃべってしまうのに、そうでない人とは最寄り駅から職場まで(約徒歩10分)会話を持たせる自信がない。

そういう自信のなさは何となく伝わるのか、職場の同僚などは仕事帰りに私の姿を見かけると、いかにも急いでいる感じで「お疲れさまで~す!」と走り去って行ったりする。そして私を追い越しただいぶ後でゆっくり自分のペースで歩き始める。

それだから職場などで新しく友達を作るなんて困難至極だ。業務上しゃべらないといけないことは最低限しゃべるけど、なかなか雑談とかはできない。たまにパーソナルスペース感覚が壊れた人が私に悩みごとを相談してきたりするが、大して親しくもなく、かつコミュ障の私に相談を持ちかけるのが間違っていると思う。

もはや立派なおばさんと言うしかない歳で、定年までの10年そこらをこうやって過ごしていくことを思うとぞっとする。もっと沢山貯金があったら、給料が安くてもひたすら黙って単純作業をすれば済むような仕事がしたい。

うちの会社には早期退職制度があるのでそれに乗っかる道もあるけれど、賃貸物件を持っていて、自動的お金が入ってくるのでもない限り、完全に仕事を辞めるのは難しいだろう。早く悠々自適生活がしたい。やってみると退屈だったりするかも知れないけどね。

2019-07-31

anond:20190626224519

330

三十六日目

人生の残り時間を数えた所で何かが変わるわけでもないらしい。

俺がやりたかったのは結局この人生だったような気がしてきた。

やりかったように生きた結果、それでも人生は辛かったってことらしいな。

せっかくだし人生を終える前にメンタル病院にでも行ってみようかと思ったけど、よく考えたら仕事の予定が立て込んでるから予定が見えねえな。

やっぱさ、土日でもどこでもいいから『絶対に休めて業務上関係者から絶対電話がかかってこない日』を手に入れられる仕事に就けないなら負け組だったんだろうね。

いやでもこの理論でいうと働いてない資産家以外は全員負け組なのかな。

ニートだって親の機嫌が悪いときには突然家族会議タイムが始まるし、アルバイトだってシフトの穴を埋めろと突然相談を持ちかけられるし。

やっぱ働かずに生きていけるやつってずるいわ。

この国って勤労の義務があるはずなのに、なんか投資活動かいうのやったり貯金を使い潰したりなんかの利子だけで生きていける連中がいるっていうの本当にどうにかならんのかね。

上級国民の前では憲法なんて引っ込むっていうのがどうしようもないよね。

うそ憲法じゃなくね?

現代日本に住んでいるっていうことを根拠動物農場笑えるようになってからまれ落ちたかったよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

他力本願もいいところだなあ。

でも俺に出来ることを必死に考えだしたらガソリン撒いて自爆するはめになるだけだし、もう考えるの辞めるか。

辞めた。

考えるの辞め。

PCキレ、ネロ

2019-07-21

会社経営者が「松本興行」の現実的な構想を考えてみる

一連の騒動を経て本日放送ワイドナショー松本人志さんが「松本興行」の設立吉本側に提案したと言われていた。具体的には、社内に別部署として、松本興行を作り自分保証人として不祥事に関わった芸人達を引き受けるとのことだ。

この提案自体は漢気と愛情に溢れ、私も支持するのだが、会社組織としては実現不可能だろう。仮に、形はつくれたとしても望んだ機能吉本社内で持たせることは不可能と思う。

なぜなら、吉本興行という会社組織の中にいる以上、最終的には吉本責任を負うし、そのために吉本側も最終的には自社の”組織論理”を優先せざるを得ないからだ。この”組織論理”の優先度はどこの会社でも同じだし、責められるものでない。いいとか悪いとかない。

ではどうすべきか。私も会社経営に携わる実務家の一人として具体案を考えてみた。

まず、吉本側に兼業を認めさせた上で、松本さんが松本興行会社株式会社)として設立し、代表取締役就任出資額は松本さんが株式過半数を握り、残り半分を参画する芸人の方々(今回の不祥事関係者)で折半(手元資金がない方には松本さんが個人融資)。

設立後、松本興行吉本包括的業務委託契約を結び、芸人業務受託する。契約間中は今までのコンビ名、芸名使用可とする(吉本側としてもリスクメンツを考えれば、この条件飲むかと)。業務委託契約を独占的なものにするか、吉本以外から受託可能にするか、また仕事量の最低保証などはすべて交渉次第(復帰までいろんな仕事した方がいいから独占にしないほうがいいかも。けど交渉は急いだほうがよいかと)。

いずれにせよ、今後、松本興行に入る仕事は全て松本さん経由で受託。当然、松本興行独自コンプラ広報機能も持たせ、当然所属芸人業務上の最終責任松本興行とし、説明責任果たしていく(世論を納得させるためには広報トップ松本さん本人。そしてできれば、松本さんが個人資産を突っ込んで久保弁護士顧問につけ反社に対して鉄壁ディフェンスを築く笑)。

一方、吉本側は松本さんの兼業を認め、松本興行交渉を開始する条件として、松本さんに吉本本体取締役就任を打診するのがいいかと。そうすれば、吉本松本興行共存共栄になるように仕事をまわしていきやすいだろう(利益相反の調整はデリケートそうだけど)。

その後、松本興行として仕事をコツコツこなしていき実績を積み、世に対する禊を済ませてたら、会社全体を吉本に売却すればいい。その時、設立の際に出資した芸人の方々には、今回の不祥事で逃した収入を補って余りある金銭が手元に入るだろう。もちろん芸人としてのキャリアも維持できる。長期的には経済的プラマイゼロ。今回の極限状態芸事にはプラスだと思うので、人生経験全体として収支をプラスに持っていけるだろう。

別のシナリオとして、松本さんの人望で松本興行ビジネスが急拡大する可能性もある。その時にはビジネス感覚に優れた尻アイドル倉持由香さんや元NGT山口真帆さん、女優能年玲奈さん等、若くして芸能ビジネスの根幹に触れる貴重な体験をされた方々を巻き込みながら、新しい総合芸能事務所として覇を唱える。。。というのは私個人妄想で願望だ。

以前、明石家さんまさんが12年ぶりに島田紳助さんと共演した際、お互いの過去を話すなかで「笑顔地獄を見たらもう勝ち、人生」と言われていた。

自業自得とはいえ、今回の不祥事に関わった芸人の方々は地獄を見ている最中だと思う。

ただ、けじめをつけていく限り取返しがつく状況だと思うし、上記のようにやり方次第では芸人としてのキャリアに厚みをもたらすチャンスにもできると思う。

ぜひ地獄を見ながら笑顔でいてほしいと思う。

2019-07-18

https://togetter.com/li/1377376

派遣社員だけど、せめて交通費健康診断法制化してほしい」という呟きに様々な意見が集まる「正社員と差がつきすぎ」「転職すればいい」



長いこと派遣社員やってたけど健康診断は一度も受けなかったなぁ

だって健康診断の結果を派遣先に握られるんだよ

健康がバレたら即刻契約打ち切りになるって邪推ちゃうじゃん

業務上における健康への影響を配慮するのは派遣先の務めだと思うんだけど

生来的な健康への配慮みたいなもの派遣元けが把握していればいいと思うんだよね

2019-07-04

孤独精神を蝕むことを身をもって知った。

独身

業務上出社から退社まで、ずっと一人で作業する

・まわりが外国人ばかりで何言ってるかわかんない

休日は一人でゲームするか、一人で散歩

声を出すタイミングが、会社に出社したときと退社するときしかねぇ。

この生活が1年近く続いて、さすがに次のような症状が現れてきた。

・朝起きれない、夜眠れない

・周りの目が気になる

・一人で500円の弁当を食べてるとき、急に泣きたくなる

アトピー悪化

・過食 からデブ


趣味友達でも作ろうかといろいろ頑張ってみたものの、結局はコミュ障なのでずっと独りぼっちのままである

もうちょっと頑張って生きてみるよ。まずは転職します。

[追記]

ブコメ

優しいコメントありがとう。救われるよ。

実はもうある程度転職先は決まってるんだ。仲の良い人がわりと居る前職に出戻りできそうなんだ。

お互い良いことあるといいな。

2019-07-03

なれる!SEを読んだ

多分この主人公仕事が辛すぎて、業務上で揉めた相手を全部美少女だと認識することで自我を保っているんだろうな...

2019-06-27

無視されだしてそろそろ1週間になる。

業務上特に不都合はない。

こっちは無視されてても普通にお疲れ様は言うし挨拶もする。

ここが会社で、俺は社会人から感情とは関係なくやるべきことはやる。

しかし、それ見て自分の態度があまり子供じみてると情けなくはならないのだろうか?

機嫌が悪ければ周りに当たり、気に入らないことがあれば無視するなんて、大人としての自意識に傷が付かないのだろうか?

例によっていずれ元に戻るだろうが、もしかしたら5年以上無視し続けている同僚と同じ扱いに自分もなる可能性もある。

まあ何にせよ、早く会社辞めねえかなアイツ。

2019-06-24

自分入れて全員で5人のちいさ〜い会社社長やってるけど向いてないって思い続けてる

というのも自分組織とか人材育成みたいなものに全く興味がない

なんなら嫌いなくらい

自己啓発みたいなもの蕁麻疹が出るくらい嫌い

しか社員は全員年上だし

自分だけ女だし

自分業務上人手が必要から組織になっただけの情熱0社長

2019-06-20

anond:20190620184526

救われるぞ

ただAWSマスターって、既存システムとか業務上要求とかをどうAWSで実現するかって提案する能力必要から、実は独学でマスターするの難しい

2019-06-13

男子学生求む」は不法、でも『間接差別』はグレーゾーン

酒屋さんに「男子学生求む」のアルバイト募集、女性差別になるか?

少し補足しておいた方がいいのかしらん。

みんなが引っ掛かっているのは『間接差別』のあたりだと思うんだけど、あってる?

これは不法かもしれない(グレーゾーン)という可能性の話なのよね。徳田弁護士も断言してない(「可能性があります」「おそれがあります」)でしょう?

七条 事業主は、募集及び採用並びに前条各号に掲げる事項に関する措置であつて労働者性別以外の事由要件とするもののうち、措置要件を満たす男性及び女性比率その他の事情を勘案して実質的性別理由とする差別となるおそれがある措置として厚生労働省令で定めるものについては、当該措置対象となる業務性質に照らして当該措置実施が当該業務遂行特に必要である場合事業運営の状況に照らして当該措置実施雇用管理特に必要である場合その他の合理的理由がある場合でなければ、これを講じてはならない。

(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律より)

二条 法第七条厚生労働省令で定める措置は、次のとおりとする。

一 労働者募集又は採用に関する措置であつて、労働者身長体重又は体力に関する事由要件とするもの

二 労働者募集若しくは採用、昇進又は職種の変更に関する措置であつて、労働者の住居の移転を伴う配置転換に応じることができることを要件とするもの

三 労働者の昇進に関する措置であつて、労働者が勤務する事業場と異なる事業場に配置転換された経験があることを要件とするもの

(雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律施行規則より)

上記を読んでもらえばわかるけれど、その措置(例えば体力要件)が"特に必要である場合その他の合理的理由がある場合"には認められるのね。

から本来業務に不必要(もしくは必要性が薄い)にもかかわらず、それを募集要項として掲げる場合、法に引っかかる可能性があるわけ。

居酒屋なんかだときっちり必要性を詰められなければ差別ってことになるかもねー。判例無い(私の知ってる範囲で)からからないけど。

警備員云々は「警備員とか守衛なら必要っしょ!」的なことを厚労省の人たちが考えたんじゃないかしら。個人的にはあまり賛同しないわ。

『力持ち募集』と『~kgビールケースの持ち運び業務』の違いは要件の明確さ。

前者の場合業務必要な体力筋力が不明であり、実際の要求水準を超えている女性であっても「我のパワーでは足りないやもしれぬ」として応募にしり込みするかもしれないわけ。

男女の平均的な能力差で考えれば、これが女性側に不利なバリアーとして働くかもしれないから、不法とされる可能性があるのよ。

一方で後者なら具体的な要求水準が示されているので、不当なバリアーとして働かない。「~kg程度、我がパワーなら何の問題もない」


実際のところ、こういう募集をした(してる)店なんかが訴えられたり何だりすることはあまり無いのよね(個人の感想です)。大企業とかがやればまあアレだけど。

二次創作同人誌のようなもんよ。原作者(権利者)から訴えられたらどうなる?みたいな。実際にはルーズ運用されてるの。ヒューリスティック

anond:20190613003421

業務上支障を来すなら上司に言えよ。それ以外の無視個人自由やろ。お前と個人的な関わりを持ちたくないんやろ。

小学校じゃないんだからみんな仲良くしましょうね、なんて決まりないんやで。

2019-06-09

anond:20190606224535

これについたブコメ見ると結構大企業批判が多くて意外だ

俺自信は超大企業ってほどではないものの一部上場規模の企業総合職(転勤あり)として勤務している

仕事に対する考え方は生活の為に仕方なくやらなくてはならないものであり

やりがい自己成長なんてクソ喰らえ

プライベート時間はすべて仕事と切り離し、仕事に関する勉強などは一切したくない

という意識低い人間なんだけど

多分俺みたいな人間先進的な企業では絶対生き残れないと思う

特別スキルもないし、学歴MARCHレベル文系

資格業務上必要もの運転免許くらいだ

こんな無能意識低い人間でも大過なく過ごせば20代半ばで年収500を突破し30代では700万、人によっては1000万超えである(ただし基本的にはここが天井

異動、転勤ってのも考えようによっては悪くない

何故なら俺のようなコミュ障気味の人間にとって

「どんなに自分と合わない人間がいても数年待てば相手自分がいなくなる」

という環境はなかなか快適だ

もちろん引っ越し単身赴任は辛いし、特に子供が小さいうちは家族負担もかかるけど、毎日合わない人間自分のことを嫌いな人間と一緒の職場で何十年も働くのもなかなかキツイ

俺のような人間は長くいればいるほど人から嫌われる確率が高まっていくしね

俺はずっとはてな民って意識低い無能でもそこそこの収入がもらえるコミュ障に優しい会社を求めてるもんだとばかり思っていたんだが

俺はお前らのことを誤解していたのかもしれない

2019-06-06

KuTooについてひとつだけ

近年クールビズが普及し、夏場はネクタイ不要とする会社が増えている。当然だ。首を締め付けるネクタイ苦痛な上、着けると会社の業績が上がるわけでもない。

それと全く同じことがパンプスにも言える。KuTooは、「不要苦痛強制するのはやめよう」というだけの話なのだ

言いたいことは以上だ。ここから先は補足なので、納得いかない人だけ読んでもらえればいい。

そもそもKuTooとは

女性パンプスを履くことを強制する職場がある。その強制をやめようという動き。

パンプスの何がまずいのか(デメリット

ヒール→つま先立ちの姿勢で固定

甲が開いたデザイン→脱げないよう、硬い素材で足に密着

よって、つま先に体重が集中して痛み、爪が隣の指に刺さって流血し、こすれたかかとの皮がベロリと剥ける。我慢して履き続けると外反母趾腰痛といった一生モノ健康被害につながる。

パンプスを履く必要性メリット

「足が長く美しく見えるので、フォーマルな場ではパンプスマナー」と言われているが、これがおかしい。ヒールのない靴を履いて仕事をこなす男性を見ればわかる通り、仕事に足の美しさは全く関係ない。

パンプスが「社会通念に照らして業務上必要」な職業は、恐らく女王様だけだ。

パンプス強制される現状

しかし、スーツ制服を着るフォーマル職場で「女性パンプス」の服装規定はザラだ。明文化されずとも実質義務付けられている、というケースもある。

職場に留まらず、行政に働きかける理由

フォーマルな場ではパンプスマナー」の社会通念を変えなければならないから。社会全体が変わらない限り就活生は傷だらけの足でパンプスを履くし、フラット靴で冠婚葬祭に出席した女性は白い目で見られる。もはや職場への個別的対応では足りない。

・男だって革靴が苦痛

そうだと思う。しかし「男だって苦しいから女も我慢しろ」は理に適わない。詳しくはこちら→https://anond.hatelabo.jp/20190604212423

・嫌ならパンプス履く仕事するな

無意味な慣習のせいで女性の選べる仕事が減るのは不当。

・合うパンプスを買えばいい

前述した通り、パンプス構造自体に無理がある。辛うじて我慢して履ける質のいいものは値段も高くなりがちで、私の場合3万円〜。そもそも履くメリットがないものにこんな無理を強いるべきではない。

パンプスを履きたい女性もいる

もちろんパンプス苦痛を感じない女性、痛くてもパンプスを履きたい女性もいる。しかし、KuTooはそんな女性否定していない。履きたい靴を選ぶ自由を全ての人に、という話だ。(業務上適切な範囲で)

パンプス強制バイトをしていて、これから就活でもパンプスを履きまくらなければならない身として、KuToo批判に腹が立って書いてみた。

まともに日本語理解できる人ならば、これを読んでKuTooに反対する気が失せただろう。パンプスに限らず、不要苦痛仕事強制するのは馬鹿げている。この記事ワガママだ、我慢しろ、の声がひとつでも減ってくれたら嬉しい。

追記】06/06 22:07

https://anond.hatelabo.jp/20190606174655ホッテントリに上がっていたので読んだ。おっしゃる通りパンプスは縦幅だけでなく横幅(ワイズ)も重要で、ワイズを知ることで楽になる人も多いだろう。

パンプスに苦しむ私はもちろん計測済みだが、特殊サイズだったため履けるパンプスが今だに見つからない。オーダーメイドを考えているが、どうして仕事のためにこんな苦労をしなくてはいけないのだろう。

パンプス苦痛なのは靴のせいということもあるが、そうでないこともある。他人の苦しみをどうか否定しないでほしい。

業務上必要ならどんな格好をさせても良い

事務所設備をのーぱんしゃぶしゃぶにして社内規定にもそう書けばセーフ

2019-06-05

業務上必要かつ相当な範囲

いわゆるハンプス強制の話。

厚生労働大臣の言う「業務上必要かつ相当な範囲」ってのは、つくづく役所言葉だなと思う。要は、こういうことだろう。

企業憲法22条営業自由が認められており、憲法に基づく法令規則に従って営業活動を行なっている。

会社で、営業政策上、ユニフォームや所定の服や靴などを従業員に身につけさせる場合があるが、これは、営業自由範囲内で認められている。

例えば、病院看護師が身につける白衣や靴。ここで、看護師ハイヒール履かせてよと言ってもまず通らないのは皆わかる。

一方で、個人がどのような服や靴を身につけるかどうかは、基本的個人自由憲法13条)である

今回は、法人営業自由個人自由が衝突した場面で、人権が衝突した場合、国としては直ちにどっちにもつきにくいので、

役所言葉で「業務上必要かつ相当な範囲を超えたらダメ」と当たり障りのない言葉を言っただけに過ぎない。

正直、私人間(会社個人)同士の話なんだから関係者解決してほしいということだと思う。

もちろん、靴の種類を強制されている一般事業会社があるってことに個人的には驚きを隠せないが、だからと言って国があることを強制させるというのは、法律を作るということだし、

今回の事案って、法律作る必要あるの?って思う。そんなに法律で縛られたい?

ちなみに、毎日新聞共同通信報道ちょっと違っていて、どっちが本当なんだろう。

毎日新聞 根本厚労相パンプス強制パワハラに当たる場合も」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190605-00000077-mai-soci

根本厚労相パンプス強制容認

https://this.kiji.is/508922312065205345

おっさん恋愛感情の整理方法

当方30代半ばのおっさん入門者、会社員。家庭にがっつりコミットするタイプの既婚者。勿論不倫する気など毛頭ない、が、話が合う上に美人職場同僚女性にいつかのタイミングで完全に惚れてしまったようで、その女性のことを四六時中考えてしま状態が1年近く続いている。

こんな悶々とした片思い学生時代以来だが、学生時代アタックして振られでもして時間が経てば落ちついたものの、今は全くもってそんな訳にはいかない。

気持ち自覚してからは火に油を注がないように自分から業務上不要接触は避けているが、小所帯の職場から本格的に接触を絶つことはできない。職場仕事は好きだから転職もしたくない。

毎日悶々とした気持ちを抑え耐え続けているが大変辛いので、気持ちを整理するためのメソッドをお持ちの先輩おっさん方がいらっしゃればぜひとも教えていただきたい。

厚労大臣の言う

社会通念上業務上必要かつ相当な範囲って

受付嬢とかだろなぁ

制服の一部として

今日も朝からやる気ゼロ

だけど、ちょっとかわいい女子社員さんと業務上の話をして5%くらいやる気がでた

2019-05-30

現役校正者が書く校正フローとかの話(追記しました)

現役の校正者です。出版社校閲所属ではありませんので、多くの出版社とお付き合いさせていただいてます

幻冬舎見城徹社長インタビューhttps://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/post-12205_1.php)と、そのブコメ拝読していて、いろいろと解説できることもあるかもしれないな、と思いましたので、一般的校正フローがどういうものか、ということについて、増田で書いてみようかなと思います

注意書き


校正フロー全体の流れ(一般文芸小説などの場合

初校ゲラを作る
  1. 原稿が書き上がる
  2. 書きあがった原稿デザイナー(あるいはDTPオペレーター)に渡される
  3. デザイナーによって組版が行われる(よく「流し込み」と言います
  4. 初校ゲラの完成
初校チェック
  1. 流し込みされた原稿ゲラが、関係各所に渡される
  2. 時間をかけて読む
  3. 校正者、ステークホルダの初校戻しを編集者が受け取る
再校ゲラを作る
  1. 編集者が、それらの指摘&自身からの指摘を整頓してまとめ、著者に渡す
    • この段階で、一部の校正指摘は却下されます。一例としては、「誤解による指摘」「著者が過度に傷つきそうな指摘の表現をやんわりしたものに書き換える」などがありえます。誤解なんてないに越したことはないのですが、「意図的な仕込みだとは思うが、ミスだとまずいので念のため伝えておく」というような、杞憂に近い指摘も出てきうるので。
  2. 指摘の一覧を受け取った著者が、「指摘を採用する/しない」の判断をし、自分修正したい部分も書き加え、編集者に戻す
  3. 著者からの戻しを受けて、編集者&著者が最終判断をする
  4. 修正指示=初校赤字校が確定し、デザイナーに渡される
  5. デザイナー修正作業をする
  6. 修正されたゲラ=再校ゲラの完成
再校チェック
  1. 再校ゲラが、関係各所にまた渡される
  2. 時間をかけて読む
  3. 校正者、ステークホルダの再校戻しを編集者が受け取る
完成原稿
  1. 編集者が、校正者・ステークホルダの指摘&自身からの指摘を整頓してまとめ、著者に渡す
  2. 指摘の一覧を受け取った著者が、「指摘を採用する/しない」の判断をし、自分修正したい部分も書き加え、編集者に戻す
  3. 著者からの戻しを受けて、編集者&著者が最終判断をする
  4. 修正指示=再校赤字校が確定し、デザイナーに渡される
  5. デザイナー修正完了する

この段階で、完成原稿扱い(を目指す)というのが一般的です。なお、上記説明では「完成」の判定を誰が責任を持つのか、デザイナーDTPオペレーターの職分の厳密さ、あたりがすっぽ抜けているんですが、そこの解説は省略させてください。パターンがいろいろありますし、枝葉の話かと思いますので。

とても高い正確性が求められる書籍(例えば辞書)の場合や、再校での修正量が想定以上に多かった場合は、さらに「修正指示が反映されているか」「もう一回読み直し」とサイクルを予定している/追加していく場合もありますが、だいたい多くの書籍では「初校・再校」の合計2回まででまとめていると思います

日本国紀』はあのあり方、ページ数などからみて、三校、四校まで実施しているかもしれません。遠くから眺める限り、いろいろと大物な予感がしますので、ちょっと再校まででは済まない印象がします。単なる勘ですけど。そういう意味では、インタビュー内の「通常の3倍以上」というのは、六校、七校まで実施した、という意味かもしれないな、と思っていたりします8-)

剽窃チェックについて

校正作業を行うにあたっては、「リスク認識した場合、そのリスククリアするためのチェックフローを追加する」というスタイルがよく採用されます。実務に沿って言い換えると、まずは「編集者からの依頼としてチェック項目のリストが渡され、それを元に読み進める。そして、実際に校正作業を進めてみて新たに発見されたリスクについては、適宜、リスクに応じたチェックを追加する」という形です。言葉にすると当たり前なように聞こえるかと思います8-)

これを剽窃チェックにあてはめると、「この原稿にはWikipediaコピペが含まれていそうだ」と判断した場合に、「Wikipediaコピペを検知するための確認作業を追加する」ということになります

Twitterで、小池みきさんが「社内校正ときに「ウィキコピペをしてないかチェックする」って作業があった」とお話されていました(https://twitter.com/monokirk/status/1133240351123099648)が、これは、続きの「ネットに詳しくないおじいちゃん郷土史家とかはけっこうやってしまうので」というのが重要ポイントで、リスクが高い状態がすでに認識されていたからこそ、コピペチェックが定型フローに含まれていた、ということだと思います

なので、「『日本国紀』はWikipediaコピペのチェックもしていないのか?」という問いに関しては、「百田尚樹先生文章について、なんらかの剽窃リスクが高く見積もられていなかったならば編集者から提示された最初校正依頼の項目に『コピペチェック』が含まれていなかったとしても、特別おかしいとまでは言えないと思う」という回答です。

そもそもとして、剽窃絶対にしてはいけない・出版倫理にもとる、というのが大前提なので、「著述家として実績を積み重ねた方であれば、剽窃不適切引用はしていないはず」という認識を基本とするのはわりとベーシックです。例えば飲食店において「お客様は全員きっと食い逃げするに違いない」という強いリスク感を持つのがさほどノーマルではない、みたいなことで、「剽窃あるかもしれない」とは考えますが、「剽窃あるはずだ」と強く疑ってチェックを重ねるのはコストが嵩みすぎる、という判断します。「存在する可能性が高いものを探すコストをかける」のと、「存在しない可能性が高い(と考えられる)ものを探すコストをかける」のは現実的には違うのです。校正作業にも締め切りや予算がありますから

ですから、多くの校正作業においては、「この原稿コピペが入ってるのでは? 剽窃かも?」というリスクをどこかではっきり認識したら、その時点からコピペチェックを追加します。「おそらくあるはずだ」に頭を切り替えるからです。「私の場合は」という但し書きはつきますが、おそらく多くの校正者がそうしているでしょう。

では、「最初偶発的に発見するしかないの?」という問いに関しては、「はい。ある程度は偶然に頼ります」というアンサーです。ですが、ベーシックファクトチェック実施していれば、どのみち辞書インターネット・専門書等を駆使して大半の単語記述を見比べながら読むこととなり、「剽窃不適切引用が多数存在した場合、そのうちのどれかひとつ発見する」という可能性はそこまで低くないと思います特にWikipediaからコピペ発見は多少は期待できます。実際、私自身も何度もそのような経緯でコピペ事例を発見したことがあります検索さまさまです8-)

一方で、参考文献のリストそもそも共有されていなかったり、それが不完全だったりすれば、「どこから引っ張ってきたのか」の見当をつけることさえできないので、かなり発見が難しくなります

日本国紀』で校正フロー機能してない問題全体の話

校正作業チェックリストの項目)は追加すれば追加するほど期間と金コストがかかるし、無限時間をかければ当然ペイしなくなってしまます。なので、特に校正フロー最初においては、クリティカルな点や、質への貢献が高い項目を重点的に校正する、というのが多くの場合の実情です。

作品固有の事情として、『日本国紀』がどういう売り方で、どれくらいの期間、どれくらいの利益企画していたか、ということは外側からではわからないので、「通史で全部のファクトを細かくチェックしていけば、校正だけで5年はかかります」というコメントから、「じゃあ5年かけろよ」とだけ言って終わらせてしまうのは、理想的ではあるものの、現実的可能かどうかはわかりません。

2019/05/31追記:「通史で」というところもポイントなんですよね。そもそも日本国紀』を通史相当とみなすのか否かから検討されなくてはならない。一般文芸書と学術書では求められるレベル感が違いますもの

金銭時間が膨大にかかる理想をすべての書籍に一律に求めることはできない実情は既にあるので、「『日本国紀』という作品については、どれくらい理想を突き詰められたのか、突き詰めるべきだったか」という評価判断と合わせての評価のほうが、現場にとっては建設的であろうと考えます。これは単に「校正現場にとっては」という話であって、思想云々、歴史云々の話は学術芸術的観点を含むため、また別枠だと思います。今回の増田でそのあたりを取り扱うつもりはありません。校正作業の話だけをします。

最初お断りしたとおり、私は『日本国紀』をまだ手にとっていないので、どれぐらいの校正コストが支払われるべき作品だったのかについて、特に言えることがないです。もしもこの増田に反応が多ければ、その時は目を通してみようと思っています。その場合見積もりのために数日ください;)

現に剽窃事実誤認誤記と見られる(らしい)記述存在したそうですから、「『日本国紀』において校正フロー全体は正しく機能していなかった」は正しいと言えるとして、ではその原因は何か?については妥当な推測ができません。例えば期間や予算がなかった、あるいは校正者の実力自体の不足で、(作品としての理想、読者の皆様からの期待の両面から)求められる成果にそもそも達していなかった可能性はもちろんあります。また、あるいは部分的に達せられていたとしても、編集の方、著者の方にご確認いただく過程で、指摘が却下されている可能性もゼロではありません。

校正者」という個人さらにその校正力にだけ、校正フロー機能不全の責が向かうとすれば、必ずしもそうとは限らないですよ、ということぐらいは言わせてください。

修正一覧を公開すべき論について

私は見たいです。勉強にもなりますし。

……という感想はさておき、インタビュー内の「版を重ねて修正するのはどの本でも当たり前のようにある」は事実です。また、特段の事情がない場合サイレント修正するのもよくあります

ただ、ごく短い期間で版が何度も更新され、さらに刷りを重ねているとなれば、最新の版以外を「古いもの≒正確でないもの」と認識した上で取り扱ってもらえるのが望ましいでしょうし、その必要性の度合は文芸小説等よりは高いと思います広辞苑記者ハンドブックなどを使用する際に「第◯版を使った」というのが重要視されるように、『日本国紀』第◯版読んだよ、みたいな感じで。

長くなってごめんなさい

増田でこんなに長くていいのかって思いながら書きました。すいません。

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