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はてなキーワード: 教授とは

2022-01-22

そもそも誹謗中傷とか差別かに仮に当たらないとしても、

非常勤講師専任准教授になんか文句言うって許されるん?

一般社会だったら上の職階の人にそうそ文句かいえんのが通常だと思うけど

職業云々以外でも、例えば学生だって匿名垢で直接の先輩に文句つけてるのバレたらやばいじゃん。

これは男女とかあまり関係ない話だよ

一応任期とはいえ常勤助教ですら、特任教授に「たか助教が」と怒られて学問的な話の指摘すら退けられる世界で、

非常勤講師専任准教授意見ができるってのがまず大丈夫なのか

雁琳(がんりん)氏の公開した音声の文字起こし

内容は保証しませんが,それなりに時間かけて聞き取ったし,誠実に書き下したつもりなので読んで♡

cf. https://twitter.com/ganrim_/status/1484435293985853441

(注:って感じにところどころ脚注入れてあるけど,気にせんといてくれや)

登場人物


(音声全体では18分21秒ある.山内さんが部屋に到着し,会話が聞こえ始めたのは音声 04:00 ~)

大まかな流れ


挨拶事実確認


中井「こんばんは~どうぞ」

山内「失礼します,よろしくねがいします」

中井甲南大学の長をやっています中井と申します」

山内「あぁどうも,山内でございます

中井ありがとうございます時間いただきまして…本学の~~~」

(注:~~はよく聞き取れなかった)

中井「実はですね…〈北村紗衣〉先生という方の弁護人から本学あてに連絡がございまして……(不鮮明なもにょもにょ)~~けども…」

(紙をペラペラとめくる音)


山内「それで…なんですか?伺いたいことってのは?」

中井「まずこちらに目を通していただけますか?」

(数十秒の沈黙

山内「ほぉ…それで,どういったお話ですか?」

中井はいありがとうございます

学部長「いくつか確認させていただきたいことがあるんですけれども……えーと正論……雑誌の『正論』ですね,正論の6月号に『ポリコレ派への共感 強制する社会の歪み』という記事が出ていまして,〈山内雁琳〉さんという方;甲南大学非常勤の方が書いているということなんですけれども,それは山内さんということで間違い無いですか?」

(注:https://www.fujisan.co.jp/product/1482/b/2109118/

山内はい,それは写真も出しておりますし,ハイ

学部長「間違いないですね?」

山内はい,それは私自身の写真転載されていますからハイ

学部長「次にですね,この山内雁琳という記事を書かれた方の Clubhouse が横にあるんですけれども,山内先生自身だということで間違いありませんか?」

(注: https://clubhousedb.com/user/ganrim_

山内「これですか?はい

学部長「そうしますと,ここにある〈雁琳(がんりん)〉さんですね,Twitterアカウントの @ganrin さん……これ最後Nですけれども,そこで言及されているアカウント名の雁琳さんともほぼ一致してくるわけなんですけれども,この Twitter先生アカウントということでよろしいですか?」

(注:文書を参照しながら喋っている様子が伺える,そこでは @ganrin_ と表記されているように聞こえるが,実際には最後がMという表記の @ganrim_ が山内さんのアカウント;なお @ganrin というスクリーンネーム実在している)


本題

山内「あの…こちから質問するのはNGかもしれないンですけれど,これはどういった確認なんですか??私は一応寄稿しました…で,この確認がなんについての確認なのか?っていうことです」



中井大学あてに,もし雁琳さんという方のこのアカウントで書かれているような,このような人格攻撃するような…ぁ,あの学問的な中身どうこうということは全く書いておりませんので……この3ページ目に書かれているような言葉を実際に使って Twitter で発信されておられるとすれば,それは性的ハラスメントにあたるのでやめてください!ということを先方から大学 / 学園として求められておりますので……,私達の判断としてもこの言葉を使うっていうことはよくないことだと考えますので,もし先生がほんとうにこの方なのであればやめてくださいということを申し上げるための確認でございます



山内「なるほど……あの~~弁護士さんに相談して持ち帰ってもいいですかこの話?」

中井こちからも何かをするとか……訴訟をするとかなんとか向こうも云っておられるわけではなくって……本当にもしこれが先生なんだったら「やめてください」ということを申し出てくれということを求めておられますので,それを受けた学長としては,先生なんであれば「やめてください」と本当にお願いしたい……」

山内「なるほどねぇ……」

中井「この言葉を,私が見てもいけない言葉だと…学問的な中身の話ではありませんので,そこでどんな主張が展開されるということには,私も学者の端くれですので口を突っ込むつもりはございません」

山内ちょっとぉ……今ここでお答えはいしかますね!……私の方からもう一回弁護士さんにこういうのが来ていると相談させていただきたいんですよ.ようは人格権を侵害するということを先方の方がおっしゃっているわけですよね?それが果たして本当にそうなのかどうかとか,ちょっと僕も法律専門家ではないので……あの一回持ち帰って弁護士さんに相談させてもらうことになるんですけど……今,先生がおっしゃった話でいうとそれはここでなにか私に対して「やめろ」って言うこと以外はおっしゃらないという形になるんですか?」


中井「もちろんですもちろんです!そんな権限は私達にはありません.ただ,向こうの弁護士さんが大学 / 学園あてに云ってきておりますので,受けた大学としてはまず先生であるかどうかを確認させていただき先生に〈お願いをする〉と,それ以上でもそれ以下でもございません」


山内「なるほど,つまりこういう連絡が来ているので私の方に “取次をしていただいた” という理解でよろしいですか?」

中井はいはい……で大学に求めておりますので…,3ページ目最後の二行ですが……本学から山内先生に “今後他大学教授に対する性差別的な誹謗中傷継続しないよう” ……まぁこの…3行上の言葉ですね,書いてある通り」

(注:「計画しないよう」 → 「継続しないよう」 へと表記を変更)

山内「なるほどぉ…はいはいはい

中井「これを申し入れていただくことを “求めて” おられますので」

山内「〈依頼人〉の方が求めてはるってことですか?」

中井「まぁ…代理人

山内代理人,そうですね依頼人の方の代理人である,この法律事務所の方が求めておられると,いうことですか……なるほど」

中井「あのこちから積極的にこれ以上これをお受け取りした以外になにかアクションは取っておりませんので」

山内「ということは,あれですよね……甲南大学さまの方から私に対するなにかお願いがあるというよりは,私の勤務先である甲南大学学長先生だったり学科先生に,この依頼人の方がこの連絡を私に通達しろということで,今日お話の機会を設けた……そういうことになりますかね?その理解でよろしいですか?」

中井はい,ですので私は通達させていただきますので……「やめてください」というお願いですので…」



山内はい…………ちょっとあの,ここでどうこうって,ちょっと答えかねます……私の方で今答えることはできないです.一旦これは弁護士さんに多分相談しないといけない案件なので……おそらく大学の方というよりも,この先方の方ですよね,この方とのやりとりになるのかなぁなんてことを思ってはいるんですけども,まぁ先生のおっしゃることはわかりました」



中井「まぁ,こんなこと…どうですかねあの……武蔵大学先生ですけどね,本学とも結びつきのある大学ということで,”まずは” こういう手を取ってこられたんだろうと思います


山内「なるほど」

中井「お願いを……誹謗中傷を “継続しないよう” 申し入れていただく……ここまでで結構ですというか,まぁ大学に求める対応としてはそういうことですという……もちろん私達としても当然,求められてもそれ以上できるものではございませんので………先生でいらっしゃるならば,これが書かれたもの……本当にもう一度~~させていただきます

(注:~~は聞き取れず)

(注:「計画しないよう」 → 「継続しないよう」 へと表記を変更)


山内「なるほど……そうですねぇ,どうやってこのアカウントが私であるのかどうかをわかったのか私には理解できないですけれど,まぁ私がこれであるとそう予測されて,これをされてるわけですよね」

中井「そうですね,だから先程学部長が『正論』に寄稿されましたかというところから~… 山内「あぁもちろんそこはそうです!」…~ この雁琳のところに,こういう研究があったので,ということなんです」

(注:ここ山内さんが食い気味に大声過ぎて聞き取れず)

再度の本人確認

学部長「これも山内先生がこれだということも間違いないということなので…ただ,その Twitterアカウントについては先生が使われたかどうか,ここではお答えできないということですか?」

山内「それをどうやって特定されるのかよくわからないですねぇ…えぇ」

学部長「先生がそれというのは,認められるつもりはないということでよろしいですか?」



山内「いや,だってTwitter匿名ですからねぇ!私はその…私自身がこういう者であると申し上げたことはありませんからねぇ……Twitterに関していまここでも……Twitterアカウントがこれだ!と言ったこともないので,ハイ



学部長「その Twitter で……

中井「あの,そちらのペーパーの2枚めの下なんですが,私達がさっきまで伺っていたのはここにあるんですが,”雁琳とは『正論』2021年6月号に寄稿しておるその中でそう名乗っておられます” ということなので,Twitter の中で『正論』に書きましたよ~というようなことを…

学部長「そういう投稿がある?」

山内「ほょ~はいはいはい……まぁ,そうかもしれないんですけど,これが本当にそうなのかどうかっていうのは,またちょっと第三者の方に判断していただかないとわからないじゃないですかねぇ」

学部長「先生自身もわからないということでよろしいですか?」

山内「まぁ,こうやって特定されておられるわけですけどぉ……まぁこの方もそうなんですけどw」

学部長「〈誰か〉がこれを書いているんじゃないかと,先生はお考えであると」

山内「えぁ…その,私からは答えられないです」

学部長「 “答えられない” ……,ご本人かどうかを?」

山内「そうですねぇ」



(………長めの沈黙………)



この会話の後はどうするのかについて

中井「このお答えは,弁護士の方を通じてなり,もしくはまた先生からお答えいただけるんですか?」

山内「もちろん……はい,もちろんです」

中井Yes か No かのお答えをいただかないと,私達はこの最後の〈求め〉に応じられないことになってしまますので……」

山内「ふむふむ……これがわからないとってことですか……あぁ~まぁそうなりますねそういう話ですと……私がこれをそうだと,まぁ仮に答えたとして,それで終わりになるんですか?」

中井「終わりです」

山内「はぁ~ん……それはでも,依頼人の方にその話が行くんですよね?」

中井はい大学として申し入れを行ないました;申し入れしていただくことを認められておりますと」

山内「そこはちょっと答えられないンですねぇ,そうすると」

学部長「答えられない?」

山内はい,そこは答えられません」

中井「わかりました,じゃあご相談いただいて改めてお返事はいただけると,そういうことで」

山内「わかりました,はい……これは,それだけになるんですかね?」

中井「そうです~それだけしか求められておりませんので……今日はもうそれだけ」

山内「なるほどなるほど~わかりました」

中井「これは学園あてのものですので,一旦あの,回収はさせていただきます

山内「わかりました,ちょっと見ていいですか,すみません

中井はい,どうぞ」

(注:山内さん確認中…………会話から少なくとも3ページはある印刷物だが,おおよそ20秒弱程度沈黙流れる

山内はい,わかりました……」

中井ありがとうございました~~そうしたらまた,お待ちしてますので」

山内「すいませんわざわざお時間とって頂いて…これはまたそちらからお伝えがあるんですか?」

中井「いえいえ,あのわからないことあったら~~~XXXXしてください」

(注:退席時の衣擦れ音により全く聞き取れない)

山内「わかりましたわかりました~……あのちょっとからないんですけど,そんなでもおまたせすることでも~ないのかもしれないですね」



(注:以降衣擦れで不鮮明.別れの挨拶いくらか交わして終了)






追記:2022/01/22 17:45



> “今後他大学教授に対する性差別的な誹謗中傷計画しないよう”

は,そう聞こえないこともないけど,文脈社会常識から誹謗中傷を『継続』しないよう」がただしい気がしてきたので変更します.

流石に〈計画すること〉それ自体をやめるように求めるってのは "内心の自由制限しにきてるようなもの" なので,代理人弁護士がそんなことをやるとも思えませんし……


このエントリ一次資料にされたら困っちゃうけど,広くいろいろな人々がサクッと知るためにはこういう文書として残すのも必要よね.

他にもなんか間違いありそうだったらご指摘いただけると幸いです……




2022-01-20

anond:20220120120358

今回、意外にもあの人が署名に加わっていないんだなと何度か驚かされた。

キズナアイ騒動や宇崎ちゃん騒動などの歴代騒動の中で、繰り返し差別的表現警鐘を鳴らしてきたジェンダー問題専門家でも、この署名に加わっていない方が何名かおられる。

共同の発起人に含まれていてもおかしくなさそうな弁護士大学教授先生が、一般署名のところでも不在だったりする。

ジェンダー専門家といっても一枚岩ではないのだろうか。

2022-01-19

anond:20220119163037

なるほど。東大京大だとそういう勘違いは無いな。トップレベル(母校の教授になりそうな連中)は流石に頭抜けているからな。

anond:20220119205922

教授准教授とかを正しく区別するのが面倒なので先生って呼ぶのが無難

anond:20220119103857

教授たちは大体そうみたいだったなぁ。もっと下の方もかな。専任講師とかでも。

教養がないと冗談レパートリーセクハラパワハラ下ネタだけになる

から教養を身に付けろと死んだ爺ちゃんが言ってた系のやつがバズってたが、教養があってもセクハラパワハラ下ネタばかりの奴がいくらでもいるよね…大学教授とか何十回ニュースで見た事やら

たぶんこれブクマカが誤解してると思う

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1832558

ぼちぼちまともな大学出てぼちぼちまともな卒論いたことのあるブクマカには想像つかないのかもしれないけど、ガチF欄大だとさもありなんと思う。

たぶん卒論代行に頼むと最低限の論文体裁をしたものができてくるけど、自力で書くと論文体裁をしてないどころか感想文としても怪しい何かが出てくるから落とさざるを得ないって感じじゃないかな。

自力で書いても受かる人は受かるし、相対評価してんのかとかそういうことではないと思う。

まあ教授に聞いて事前に添削してもらえって話だけど、それすらできなくてかつ代行には頼まない真面目なポンコツがたまに落第するって程度の話だろう。

そもそも議論って

論破のためにするものではないから、

そんなことしようものなら教授にメッタメタにされる。

はい論破高等教育を受けてない低学歴っていうレッテルは貼りたくないけど。

まあそうなるし、そう思われている。けどみんな優しいからいわないだけよ。

これだけ学歴収入マウント取るのが大好きな人間だらけの世界で思われてないわけないよね。

anond:20220119090736

putain騒動ひろゆきの失態

1:gueuleは顔、口という意味なのに、sale gueulesというワードのうちのgueulesが醜いという意味だと勘違いしてしま

2:差別にあたるかどうかはデンベレ本人の内心が大事であるとして引用したツイート発言を隣で聞いていたグリーズマンツイート

3:フランス語通訳で7ヶ国語を操るフランス人ダバディ氏に対してフランス語解釈レスバして無視される

4:在仏53年の言語学博士号取得者に対してフランス語解釈レスバしてボッコボコにされる

5:ピュータンピュータン言っていたら読み方はピュタンだと指摘を受けて、以後ひっそりとputain表記に変える

6:スラム街出身黒人主人公映画現代スラム街舞台映画で何度も出てくるワードからputainは日常で使われる言葉である反論

7:執拗辞書引用して反論を試みるも、早稲田大学文学部大学院教授から文脈無視して「辞書にこういう訳語がある」と主張してくる学生みたいと呆れられる

8:内心から差別に当たらないとかどうのこうと言ってたくせに、裁判で確定しなければ差別には当たらないとか言い出す

9:フランス人の友人に確認してみれば?というツイートを全無視

10:仏仏辞書を引っ張り出してputainにtres familierな表現として感嘆の意味があると反論するも、tres familierは「よく使われる」という意味ではなく「口語的」、即ちスラングという意味である反論される

11:見ず知らずのフランス人Twitterフランス語初心者を名乗って人種差別ではなかったか質問するが、自分が欲しかった答えがもらえなかったためにお礼の返信もせずに消える。お礼を言ってないことを複数人から指摘されて4日後にようやくお礼の返信をする

12:都合の良いツイートを見つけたのでひろゆきリツイートしたら、ひろゆき意見否定的な人だった

13: パリ在住の元大学教授からひろゆきはよほどフランス語ができないか、言われ続けて麻痺してるか、ヘイトを親しみと勘違いしている。留学したての若者ありがちなその国を選んだ自分否定したくない認知の歪みが起きてる」と言われる

14:ラテン語さん(ラテン語10年、英検一級、仏検一級持ち)に、なぜ差別行為があったとされる動画内の文脈を考えずにputainという単語多義性を強調しているのかと疑問を呈される

15:11フランス人へのtweet男性ホテル従業員のことを「Les japonaises」と書いてしまい、動画に映っている日本人男性三人を女性勘違いたか、「男の日本人」と「女の日本人」をフランス語区別することが出来ないということが露呈する

16:11で送ったお礼の文が例文の寄せ集めとしてバカにされる

17:F爺に対して無視を決め込み、YouTube liveのF爺関連コメントも一つずつ手作業で削除する

18:東大大学院哲学博士課程の学生から論破がかっこいいと思ってる奴いるけど、相手議論の弱点を突いて自分の(一時的な)優位を示す「論破思考」よりも、 互いの議論の穴を補い合うことで、新しい洞察を共に獲得できるような「対話思考」の方が健全だし時代に適合していると言う正論を言われる

19:7/14の配信中に日本人がピュータンの使い方で議論するのはおかしいというブーメランを放つ

20:F爺に対する無視を解除し論破に向かうも、仏大統領貧困層への親近感アピールのためにあえて汚い言葉を使った動画を切り取ったmad動画に騙され、仏大統領大統領選挙の場面でputainを使っているというデマツイートしてしま

21:20動画自分が優勢であると考えて、それまで某ブログ主トーンダウンして批判していたのに、F爺と個人特定して攻撃を再開する

2022-01-18

金を直接稼げない大切な仕事

いっぱいあるじゃん。だから公的機関が金を出すべきじゃん。それは分かる。でも誰にたくさん出すべきかって言ったらまず必要仕事に出すべきだと思うんだよね。介護とか、ごみ収集とか、保育士とか。

司書とか学芸員とかはてなでは厚遇するべきっていつもいうけど、そんなでもなくない?ごみ収集員より安くするべきでは?文学教授ごみ収集員よりたくさん給料がもらえるべき根拠ってなに?専門性ごみ収集だって専門家では?

大学の期末レポート

成人式に出た際に、性の存在をいやというほど感じさせられた。

女は振袖を身にまとい、男はスーツや袴で自身を着飾って、恋愛感情を匂わせる。

飲み会に行けば、話はもっぱら恋愛だ。お前は誰と交友があるんだ、お前は誰が可愛いとおもってるんだ。地元という存在陰鬱に縛られた檻のようなものだろう。完成された社会は檻のように私たちを閉じ込める。檻の中で感情が乱反射して男女を引き合わせる。

されど、私はジェンダーレスだ。女性乳房を見た際に、どちらかといえば気持ち悪さを感じる。それでも、飲みの席では笑顔恋愛の話や女性の好みを話し合う。

その場での「エロい」話は求められる話だから

行為に対して私は疎い。「エロい」話への私の興味は限りなく薄い。江戸時代の性行為の話が事象として、ただただ淡々と私の頭に写ってゆく。江戸時代言葉フェラチオの詳細が再生されてゆく。江戸時代エロ時代と言った渾身のギャグ課題に追われながら私は真顔で聞いている。江戸時代人間エクスタシーへの探求を学びながら、ジェンダーレスな私は10回も男性絶頂を迎えれば疲れてしまうと、無関係雑談を思い返していた。

Gスポット男根を押し入れると聞いても興奮の一つも覚えない事をどうにかしてほしい。

僧侶だって水を流すのに、小便しか流せない私をどうにかしてほしい。

願えど願えど、だだの日本史として、興味の一環に興奮を感じる。

教授はてな絶対見てそうだけど、何書いているか自分でも疑っている。でも講義内容なんだ許してくれ。

anond:20220118104636

相当の先見の明があるようですね。小説と違って論文となると外したからまあ良いやってわけにもいかず、本気の覚悟必要だったと思う。それを評価できない教授は残念だ。

20年前… 2001年ごろ、俺は何をしてただろう?

と考えて思い出したんだけど、キーボードの取捨選択にハマっていた。下火になっていたメカニカル方式キーボードが実はキータッチがとてもいいらしくて、でもバリエーションは多くないので、SFアニメで出てくるコックピットにあるような分割式のもの夢想しつつ、秋葉原の高級キーボードショップに通っていた。いつかこういうのを分解して自作してやろう、と思っていた。

そして現代まさかメカニカル方式キーボード自作流行っている。分割式も人気だ。俺もある意味未来予知していたのだ。

でも、キータッチがよい機械式のキーこそ至高と思っていたので、スマホソフトウェアキーボードなどは狂気の沙汰と思っていた… この増田iPadソフトウェアキーボード入力しております

anond:20220118193322

それは指導教授モラハラパワハラが悪いのであってあなたは悪くない。

そんなクソに叱られながらよく頑張ってるよ。お疲れ。無理はすんな。

anond:20220117172702

SFでは現代スマホの形をしていないだけで腕時計型だったりハンドヘルドホログラム投影(ホロビジョン)だったりしてるけどスマホみたいな機械はたくさん登場してるよ

スマホよりもうちょっと先のスマートグラスとして描かれた作品が多いような気もする

 

俺もガラケー全盛期の少し前(20年くらい前)に大学卒論スマホについて書いたよ

携帯電話PC並みの性能と機能を持ち携帯端末として個人秘書役割を果たすようになるだろうって予測したけどドンピシャだった

担当教授から評価は可スレスレ相手にされなかったけど

anond:20220118062854

論文どころか科学読み物レベルも目を通してない国立大学教授大手を振って歩くジャップランドでは

ありふれた光景

2022-01-17

どうしたらいいのか分からない

23卒。どうしたらいいのかわからない。

小学生。近所に住んでいた友達些細なことでもめ、いじめられた。幼稚園までは親の転勤で新しい環境に飛び込んでもすぐに友達を作れるくらい明るかったが、いじめられたことで私の強みは潰された。自分が何を言っても誰にも聞いてもらえないが、言動で私を傷つけようとしてくる人があまりにも多く、少しでも人に話を聞いてもらいたくて異様なほどの早口で話したり傷つかないために自分に対する悪口を軽く受け流したりする癖はこの頃ついたと思う。

中学生音楽部に入った。ピアノ等未経験音楽初心者で入ったなりに努力して1年生の頃の顧問先生にはたくさん褒められていたが、2年になってその先生退職し、新しい顧問には嫌われ、3年生になっても自分だけ役職につけてもらえないなどの仕打ちを受けた。

家に帰ると勉強はあまりせず、全然楽しくない部活憂さ晴らしとしてアニメばかり見て絵を描いていた。

そのせいで親にはよく怒られており、小学生の頃いじめてきた子を引き合いに出して〇〇さんよりいい高校に行きなさい、悔しくないのなどと言われ続けていた。

高校受験では3年夏には国際系の行きたい高校を見つけたものの、内申書数学理科最後まで振るわなかった。本命1校の公立高校に落ちたら私立に行かなければならない県に住んでおり、私立に行かせる金はないと毎日気が狂いそうなほど言われた。やる気のない生徒が集まる塾に通っていて、講師いかにも大学生バイトという感じであまり教えてくれないし、親に塾を変えたいと言ったものの、お金がかかると言われて叶わなかった。

最終的に家から近い、自分偏差値で行けそうな公立高校受験し、合格した。通っていた塾にも私と同じ高校受験した人が何人かいたが、私以外は落ちたようだった。私より高い偏差値高校に行った生徒はいなかったらしい。

高校生。トラウマと化した中学とは180°違う運動部に入った。先輩の中にも初心者で始めた人がいて、とても優しく教えてくれた。友達もでき楽しくて良い環境ではあったが、初心者だったこともあり周りと比べて体力もなく競技は全く上達しなかった。そのうち教えてくれる先輩とか友達にも引け目みたいなものを感じ始めた。先輩や友達は強かったため地区大会や県大会応援に行くたびに交通費がめちゃくちゃかかり、お小遣いでは足りなくなった。親からは毎月のように応援に行くたびにそんなことをして何の意味があるのと言われた。もうお金は借りられないと思った。

親に黙ってアルバイトを始めた。部活勉強との両立はとてもキツかったが、将来のために少しでも働いて、お金を稼いでいると思うと何か安心感のようなものがあった。この頃にお金を稼ぐことの楽しさを覚えた。

特に頭がいい高校ではなかったからか高校時代友達は美醜の話で盛り上がる人が多く、昼休みのたびに誰が可愛いとか誰がブスとかそういった話ばかりしていた。ブスで恋人もいなかった私はそういった話を聞くのも嫌だったが別の話題に持っていく力もなく、適当に相槌を打つことしかできなかった。

高2の3学期に大学受験に対して危機感を持つようになった。前述の部活バイトの掛け持ちで学校勉強は疎かにしており、特に2年生の頃は学校サボりがちで午後から高校に行ったり部活だけ参加したりしていた。そのため、親が最も期待していた指定校推薦は望めそうになかった。

高3になる直前くらいに部活バイトもやめ、親に頼み込んで塾に入れてもらった。部活バイトも辞めるのはすごく気が引けた。親のせいと周りには話したものの、全部自分で決めたことだった。子供の頃から学歴コンプ貧困などの話を読み漁っており、親から絶対私立には行かせられないと言われたことも相まって絶対お金のない大人にはなるまいという思いが強かった。

大学受験では入りたかった塾に入れたが、中学時代から得意だった国語以外あまり成績は伸びなかった。英検をとれば有利になる大学が多数あることを知り、受けた。検定には合格したものの一番行きたい大学英検利用はスコアが足りず諦めざるを得なかった。

受験の前、大学全落ちしたらどうするかの相談を親に持ちかけたところ、お前は女なんだし、落ちたら浪人しないで働け、結婚して早くいい旦那さん見つけろと言われた。自尊心がズタズタになっていた私はつらくなって泣いた。

その頃は12月だったためなんかもう全てのやる気を失ってしまったが、英検と得意だった科目を活かしなんとか2月一般受験世間的に有名な大学合格することができた。

親も喜んでくれた。塾の先生高校先生も喜んでくれた。見返せた気がして嬉しかった。

大学が決まると以前働いていたバイト先に戻り、たくさんシフトを入れて働いた。その頃の店長や先輩がいい人だったこと、先輩に同じ大学同じ学部の人がいたことも私のバイト先への帰属意識を強めた。他のバイトを探すなど考えられなくなっていた。

4月になり大学入学した。東京大学だったためダサいのは恥ずかしく、今まで友達が本当に少なく親からあん親友いないよね、と毎日馬鹿にされていたので東京でも生きれる普通女の子になってみたいという気持ちがあり、大学デビューしたいとの思いから服や化粧に金を注ぎ込んでバイト代は一瞬で飛んだ。家では夜10時までに帰ってこいと門限が決められ、お金もなかったためサークル部活新歓期間は逃したまま結局入らなかった。

大学で最も楽しかたことは(私の周りだけかもしれないが)人を容姿揶揄する子がいなかったことだ。周りはみんな頭のいい高校卒業した子ばかりで、発言強要が含まれていて聞いてるだけで面白かったし、オタクでも1人でいても陰口たたかれないし後ろ指を指されることもないしすごく快適だった。プライベートでは相変わらずバイトばかりしていた。

秋になり、バイト先では私がお世話になった店長が別の店に飛ばされた。そのころからバイト先の環境は少しずつ悪くなっていった。めちゃくちゃ気が強い先輩が何人も入ってきた。今思うとここで辞めておけばよかったのだが、当時のバカな私はそれをしなかった。

2年生になった。コロナ流行り、授業は全部オンラインになった。生活リズムはグチャグチャ、なんのために生きているのかよくわからなくなったが、2年から入ったゼミの授業が週2であり、カメラオンのzoomで同期や先輩と話ができたことだけが精神安定剤となった。この頃には授業とバイトの両立が不可能と親に訴えたことで門限はなくなり、2年生からやっとサークルに入り直せると思ったがコロナのせいでできなくなった。

というのも親はとてもコロナを気にしており1年くらいバイト以外の外出ができなくなった。友達と遊ぶというとものすごく苦言を呈され、一緒に住んでいる人のことも考えてと言われた。落ち着いた頃友達チケットを取ったディズニーランドもバレて延期せざるを得なくなったし、成人式もそのあとの友達との軽い夕食の話も断らざるを得ず、そのあとだんだんと誘われなくなっていった。

唯一の息抜きゼミ教授きっかけで始めた昆虫観察だけだった。自然がたくさんある郊外に住んでいるため、邪魔されずに散歩だけはできた。自然の中を歩いて、虫を観察している時だけは面倒な親のことも溜まっている課題のことも忘れられ、癒された。そうして私のつまらない大学2年は終わった。

3年生になり対面授業が再開し始め、相変わらず親は文句を言っていたものの少しずつ大学に行くことができるようになった。

5月ごろに就活意識しいくつかの長期インターンに応募したが全て落とされた。夏休み、やっと参加できた地元ボランティア活動期間はまたしてもコロナが猛威を振るい、親にはまた文句を並べられた。東京に行くなんてもってのほかで、ずっと地元から出られなかった。ボランティアコロナのせいであまり活動できなかった。

8月に親の職域でワクチンを打つことができ、9月から感染状況の落ち着きもあって割と自由に出歩けるようになった。1年も延期していたディズニーランドゼミの同期との飲み、泊まり、1年生から憧れていた「大学生らしいこと」をやっとできた。

さらに転機が訪れる。大学でやっていた勉強会に参加し、そこで今まで会ったことないくらい頭がよく、私に色々な世界を教えてくれる人たちに出会った。そこで初めて勉強の楽しさを知った。なんでこんなに楽しいのに今まで気づかなかったんだろうと思った。高校受験で諦めさせられて以降嫌になっていた外国語も、友達と一緒に高校の時履修したけど知識は身についていなかった政治経済も学び直し始めた。遠くへ行って、知らない世界をたくさん見たいと思った。生まれ直した気分だった。

しかし、11月ごろから周りは一気に就活ムードに入りそれどころではなくなる。夏からインターンには応募していたが、1年次から興味のあることが一切できておらず、環境は最悪だったが6年続ければ何か足しになるだろうとしがみついていたバイト先でも、社員や先輩に嫌われ責任者にはなれなかったため、俗に言うガクチカ自己PRもなく、落ち続けた。周りには何人か休学して長期インターンボランティアなどをする人も出始めた。私も一度きりの新卒就活、後悔しないように休学か就留か就浪して長期インターンをし自分のしたいことを見つけたい、ちゃんと何かに打ち込みたいと相談したところ親にこっぴどく怒られた。家を出てってくれと言われた。インターンも何も参加できず、就職先が決まらいかもしれないと言うと、女なんだからバリバリ働けないでしょ。就活なんか適当地元ですればいい、それより男に好かれる、愛されて結婚するための努力しろと言われた。あまりに呆れてしまい、返す言葉がなかった。私の人生ってなんなんだろう。

実は大学に入り、見よう見まねで都会の女子大学生としておしゃれをしてみて何か嫌悪感のようなものを感じるようになった。女として扱われるのが嫌だ。バイト先で自己肯定感の低い私をたくさん褒めてくれる先輩が入ってきて仲良くなったが、軽く肩を叩かれる程度でも体を触られたり、下ネタの話をされると途端に気持ち悪くなり、おまけにとんでもないクズだったので、関わるのをやめた。親とか同性の友達かにも体を触られるのが嫌で喧嘩になったこともある。飲み会で酒が進み、恋バナや性行為みたいな話になっても嫌悪感があった。そのせいか恋人は今まで一度もできたことがないしま処女だ。

それなのになぜ女として振る舞い、男に好いてもらうために努力しないといけないのだろう。憤りしか感じなかった。自分のためだけに生きたい。

この間中時代友達と話す機会があったが、彼氏同棲するなら〜とか、結婚を考えると全国転勤ありは嫌だよね〜とかの話をされ、私はやっぱりそういう考え方はできないなと思ってしまった。

年が明け、またコロナ感染者が増え始めた。親は毎日毎日感染者数をLINEで送りつけてきて、外出しているとどこにいるの早く帰ってきなさいと頻繁に連絡してくる。もう外食もできない。

こないだ休日ランチタイムバイトしていたら普段担当しないホールに回された。満席になった店で楽しそうに食事をする家族連れを見ているとなんだか辛くなってきた。コロナがなければ、もっと自由に生きられたのだろうか。誰も何も悪くないけど、涙を堪えながら接客をした。

人をまとめる力もなく、卒業見込みの大学に見合った頭もなければ普通に女として愛嬌を振りまくこともできない、これからの私はどうしたらいいのだろう。

今興味があるのはコロナ禍で始めた一眼レフでの写真撮影昆虫小学生の頃から好きだった自然、あとは自分が悩んだジェンダーとかお金とかの問題で、私みたいにやりたいことを諦めなければならない女子もいるだろう現状の社会には割と不満を持っているけど、別にものすごい性差別を受けたとかめちゃくちゃ貧しかったとかではないから何かの志望動機にするにしても説得力ないなと思っている。志望動機を書いていても自分ごとにできてないってキャリアセンター職員には言われた。多分大学時代にあまり興味のあることも好きなこともしてないしどこにも行けてないからだと思う。

強みは今でも偏差値が70以上ある国語と、性格面では小学生の頃いじめられたからか自分と違う意見でも人の話をよく聞こうと意識しているのと最近いろんな友達との交流を経てやっと取り戻した明るさ、あと昆虫について詳しくなろうとする探求心だと、友達とか教授に教えてもらった。これが活かせるところがあれば知りたい。

それか生まれ直した私でもう一度勉強し直したい。もう4年生なので、そのためには社会に出てお金を貯めてからもう一回大学に入り直すか大学院に行くことかなと思う。

もう自分人生において、お金にこだわる私はいない。今までは親の影響でコスパばかり考える気味が悪い子供だったが、たくさん遠回りをしてこそ学べることがあるのではないかと考えるようになった。

一度自立し、一人暮らしをしてからであれば親からはなにも言われないだろう。けれど1人で生きていくにあたってやっぱり職がないのは困るし、20代後半で大学卒業してもちょっと貯金ができ、一人っ子なので自分しか頼れない両親の老後の面倒を見れるようなお金がもらえるところに就職できるかが不安だ。それかとりあえず行けるところに就職して、後々自分の興味関心があることができるところに転職するか。転職のことを考えると気が重くなる。新卒キャリアがどんなものでも、そこから転職ってできるものなんだろうか。

とりあえず早く親元を離れたい。

であることからも離れたい。

私の大学生活を返して欲しい。

本当に無知すみませんが、向いてそうなものとか、どこに転職するにしても役立つスキルみたいなものがあれば教えて頂きたいです。

あと色々フェイクを入れてます

長々とすみませんでした。自己分析の一環みたいなものです。

anond:20220117130844

自分必死こいて勉強して身につけた内容を、どっかの大学教授の息子みたいな奴が鼻くそほじりながら1日で大体理解しましたみたいに言ってくることはまああるよね。

修士論文を出せず、消息不明学校中退したコンプレクスがいまだに消えない

元々研究者を目指していた。

だが修士のころ行き詰まってしま研究室から消息不明になる形で休学留年し、ついに学校中退した。

教授は少しでも私を助けようと他研究室との共同研究などの話もつけてくれたりしている最中で多大な迷惑をかけた。

親にも音信不通心配をかけて遠くの実家から家まで来てもらった、道中どれほど不安だったかどれだけ迷惑かけたかと思うと感謝してもしきれない。

そのコンプレクスが10年近く経とうとしている今も消えることがない。

ふとした瞬間に悪夢のように記憶に蘇り、どうして修士論文を書けなかったのか、何がダメだったのか、どうしてればよかったのか、消息を絶つのではなくきちんとケジメをつけるべきだった、自分のこういう性格がだめなんだ、など反省を繰り返しては自責する。

そして最後教授や親への申し訳なさ、研究室の先輩や同期への羨望などの感情が入り混じり自己嫌悪に陥る。

自己肯定感は地に落ちている。

そんな過去はひた隠しにしているので社会に出てからは「東大卒なんだすごいですね」なんて言われることがあるが、

心の底から「そんなことはない」と否定し、その度にその看板とその過去とのギャップ発狂しそうになる。

子供ができても孫ができても死ぬ間際まで一生消えない傷としてこの傷は心に残り続けるのだろうか。

よくわかる文学部就活

文学部就活事情話題になっていたので、文学部卒の筆者が自分身の回りの話を含めて文学部就活事情解説したい。

大学学科卒業年度、地域によって大きく変わると思うのでその点は承知した上で読んでほしい。

筆者は5年ほど前に首都圏上位私大文学部卒業した。自分の専攻の周辺の話が中心だが、友人などの話などからできるだけ文学部全般の話になるよう努力したつもりだ。

1.就職か進学か

ざっくりした体感では学部卒で就職する人がほぼ9割、修士課程に進学する人が1割前後といった感じだった。学科によって進学する人が1割をちょっと超えるところもあれば、5%くらいしか進学しないところもある。いずれにせよ、過半数が進学していた理系に比べると進学率は圧倒的に低い。

ただ、法科大学院から司法試験ルートのある法学部以外、文学部に限らず文系学部はどこの学部でも1割前後の進学率だったように思う。修士課程を修了して一人前という雰囲気のある理系に比べて、文系大学院に進学しても就職の幅は基本的に広がらないし、むしろ狭まると言っていいと思う。文系大学院生がただモラトリアムを延長しただけになるか、研究者の卵になるかは個人資質研究室雰囲気(≒教授方針)が大きい。

理系と違い、企業所属研究者という人はほぼいないため、修士を修了したり博士に進んだりしても研究をまともに続けるにはアカデミックポスト必須になってくる。そうしたポスト理系と同様に(あるいはそれ以上に)狭き門になってくるので、基本的文系学生学部卒で就活することになる。

2.公務員民間

就職する文学部生のうち、4割ほどが公務員教職を含む)に、4〜5割強がいわゆる一般企業事務系職に、1割前後マスコミ就職するイメージだった。残りは就職浪人や就活と進学を平行して進めながら様子を見たりする人などが占める。

こうした就職先の構成大学や年度によって大きく変わるのであまり当てにはならないかもしれない。いわゆる下位の大学になるほどマスコミ割合が下がって一般企業割合が上がると思う。公務員になる層はどこの大学でも一定数いると思うけど、上位の大学国家公務員都道府県職員を目指す人も多いので公務員割合もやや高いかもしれない。

この記事では他の文系学部と変わらない一般企業メーカー事務職や金融IT、小売り・流通など)の話はあまりせず、文学部就活っぽい分野について話したい。

3.公務員教職

文学部学生公務員人気は高い。地道に試験対策をすればある程度報われるし、民間就活特に人気企業場合)の時になんとなく感じる文学部ハンデをそれほど感じないからだと思う。

しっかりしている人は学部2〜3年の頃から自分勉強したりダブルスクール公務員試験向けの予備校に通ったりする。法学部経済学部の人に多いバリバリキャリア志望で国家公務員を目指すというタイプよりは、キャリア生活バランスがまだ取りやす都道府県庁、政令市中核市などの中上位の自治体を受ける人が多かった。

大学学科によっては講義を取ることで社会福祉主事などの行政系の資格を取ることもできるので、ガチガチ公務員志望ならこうした資格を取っておくと若干の加点要素になるかも。図書館司書博物館学芸員といった資格ともやや相性はいいけど、これらの職域は専門職枠になることも多いので、取っておきたい資格かと言われると微妙だと思う。

資格の話になったついでに司書学芸員について補足すると、どちらも正規雇用採用自治体民間を問わずアカデミックポスト並みの狭き門なので、軽々しく「司書かいいじゃん」「学芸員資格をとって博物館就職したら?」などとは言ってはいけない

非正規だとバイトパートレベル募集が多くワープアもいいところで、資格を持っていなくても問題ない場合も多い。実務経験にはなるのだが、正規雇用へのキャリアアップはやはり狭き門だと思われる。

大学図書館専門図書館司書学芸員大学である程度研究をする基礎を身につけた人がその専攻を生かしながら働く場だと思う。一般的な自治体図書館業務委託指定管理者などで民間委託されていることが多く、司書資格持ちの正規公務員図書館員をやっているところはかなり少なくなってきているはずだ。

教職員はわかりやすく、国語英語社会科教員免許が取れるところが多い。教職課程の履修はけっこう大変で「保険として教員免許も取っておくか」というくらいの気持ちだと挫折することも多い。ちゃん教職志望の人は1年次から必要な授業を計画的に取っていることがほとんどだと思う。普通の授業の単位教職単位が被ることはそう多くないので割と忙しい。

学部卒で一般的な一種免許という区分免許がもらえて、大学院で所定の単位を取得すれば専修免許パワーアップする。出世するには専修免許があると有利という話もあるとかないとか。学生のうちに社会教育主事単位を取っておくと教員になってからキャリアの幅が広がりそう。

とはいえ教員正規雇用はそこそこ倍率が高く、数年は非正規講師をすることもけっこう多い。特に社会科は他に比べて大変なイメージがある。

公務員教職員も正規職員になってしまえば雇用自体は安定した手堅い職だと思う。勤務の内実はなんとも言えないが……。

4.マスコミなど

いわゆるマスコミといわれるテレビ新聞出版はどこも大手キー局全国紙、三大出版社)は狭き門で、中堅〜中小パイが少ないかそもそも募集がないこともある。大手のなかではNHK全国紙記者職が比較募集定員が多そう。

地方テレビ局やブロック紙地方紙の事情はよくわからないものの、そもそもの枠が大きくなくて地元大やUターン組が一定の数いるイメージアナウンサー職とかはものすごく競争が激しいという話を聞く。出版社は中堅どころでもふつうに1桁採用とか募集なしというところばかりだと聞く。中小の専門出版社は新卒市場ではほぼ見かけた記憶がない。

ただ、マスコミ全般の話として、文学部同士の闘いというよりも法学部経済学部といった文系メインストリーム学部との闘いになるので「文学部からマスコミに有利」という話にはならない。むしろテレビ新聞記者職は文学部以外の方が有利だと思う。

業界的には斜陽で激務だけど、大手はまだまだ高給取りなイメージ。中堅・中小だとワープアはいかなくても大手との差は感じると思う。友達大手マスコミにいくと「高値で売れたな」と思ってしまう。

テレビ制作会社とかの周辺業界もあるし、出版書店や取次といった小売り・流通の周辺業界があるけど、とりあえずこの記事ではここまで。制作会社とかは配信業界が盛り上がって二極化してたりするのかな。書店や取次(特に取次)はかなり厳しいという話を聞く。

anond:20220114133403

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