はてなキーワード: 入院とは
先週腹を切って子どもを出した。
病院の事前の案内では帝王切開での入院は51万くらい掛かると書いてあって、出産一時金42万超えるから自己負担10万くらいかーと思ってたら、結果的に38万で済んで、一時金が4万円余ることになった。
子どもの入院費が1万円なので(安すぎん?)実質的な自己負担額はなしで、余った一時金は振り込まれるらしい。
事前の案内より安くなった理由として、
・限度額認定証を発行してもらった(帝王切開は高額医療で発行してもらえる、8万くらい支払いから差し引かれる。尚、申請してなくても後で支払った分は返ってくるので自己負担額自体は変わらない)
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3020/r151/
・個室(有料)を利用しなかった
などがあげられる。
総合病院で食事はそこそこ、余計なオプションは全くなしで、全体の金額が小さく済んでいるのも大きい。
大部屋は今はコロナで利用者自体が少ないのか、7日目くらいまで1人で使えてたのはかなり大きかった。
昨日から同室になったけどやはり隣の音は赤ちゃんは結構気になるようです。(お互い様だし仕方ないこと)
1人目ではサービスがいいと噂のクリニックに入院したけど、たしかにご飯はあちらのが美味しかったけど居心地としてはそんなに大差ないなと思った。
発達か精神か知らないが障害者枠の同僚が体調を崩して入院することになった。
彼女をスカウト?してきた人事曰く「コミュニケーション能力は低いけど単純作業のスピードは弾丸並み」、上司曰く「電話も取れないし来客の応対もまともにできない、ただの掃除係」。
私は仕事で彼女とほとんど関わりがなくて、吃音があることと、実家から帰省するとすごくうまいクッキーをお土産に持ってきてくれることしか知らない。
彼女が入院して一週間経った。掃除する奴がいないから埃が溜まる、シュレッダーにかける書類も溜まる(急ぎでない限りその場でシュレッダーにかけず、専用の箱に入れるから)。いっぱいになったゴミ袋を替える奴もいない。備品の管理と発注も担当だって知らなかった。発注したものがいつ届くかなんて把握してない。木製の棚がいつも艶があったのは彼女がオイルで拭いていたからだった。ホチキス留めだってファイリングだってやってくれる人がいるのといないとじゃ大違い。
暇な奴が代わりにやってくれと言われても暇じゃないんだ誰も。うちの会社の人数が少ないのが悪い。
池袋事故に対する報道へのブクマカの妄想と誹謗中傷が相変わらず酷い。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/articles/92ce22476420829d3971dfe32a407f14fc0c76f7
id:Hayano 批判が殺到したのは、すぐ逮捕されなかったこと、最初から非を認めないことの2点だったのに、全く取り上げられていないあたり、実にビミョーな記事。このライター自体、情報改ざんもいいところ。
先頭を切って飛び出したトップブコメの馬鹿一丁。以下は当時の報道の引用。
捜査関係者によると、飯塚元院長は胸の骨折などのけがを負い、警察官が到着した際には救急搬送を待っている状態で、そのまま入院した。このため警視庁は現行犯逮捕せず、任意での捜査を続けている。(朝日新聞デジタル)
お前は87歳の胸部を骨折している老人を留置場に入れることが適切だと思うのか?留置場に医療設備なんてねぇぞ?死んだらどう責任取るんだ?あ?
京アニを焼き払った青葉容疑者だって現行犯逮捕されずに病院に搬送されたんだが?あれも留置場に運ぶべきだったのか?
次、非を認めないのが悪いと言うが、事故の様相から見ても本人はブレーキを踏み込んだつもりになっているのは明らか、そりゃ認めないだろ。
何?「仮にそうだとしてもみんな怒ってるんだし、頭を下げて自分がアクセルを踏みましたと認めるのが筋」だとでも?
お前それで本当に車のほうに問題があった場合はどうするわけ?何も悪くないドライバーが刑に処されるのみならず、車の不具合も見過ごされて類似の事件が起こりかねないし二重の意味で迷惑なんだが?
お前がスカッとしたいというクソどうでもいい理由でそういう社会悪を生み出すのやめてくれねぇか?この程度気の利いた中学生でも少し考えれば思いつくと思うんだけど、この馬鹿とスターつけてるアホは何考えてるんだ?
似たような意見書き込んでるやつも含めてちょっと質問に答えてくれよ?
1.容疑者がどのような怪我を負っていたとしても逮捕し、医療設備のない留置場に放り込むことこそが何よりも肝要である。(Y/N)
2.己に罪の認識がなくとも世間や被害者が怒っていればそれに迎合し頭を下げることが大切で、事実や己の認識が如何様であったかは重要ではない。(Y/N)
・どちらもYであるという人……意見との間に矛盾はありませんが、頭が悪すぎるので発言する資格はありません。
・どちらもNであるという人……意見と矛盾しているので発言する資格はありません。
・誤魔化し、話逸しを始めたくなる人……発言する資格はありません。
というわけでお前ら発言する資格ないから今後絶対にブクマするのやめてね。
あ、ブコメを上から順番に取り上げて行って微に入り細に入り叩いて行こうかと思ったんだけど、なんかどれも↑の馬鹿と似たりよったりの頓馬だから十把一絡げでいいや。
で、あと未だに上級国民とかいう陰謀論を繰り返してる馬鹿にも言いたいんだけど、えっと具体的にはid:gowithyouとかな、
なんか根拠があって言ってるの?
この人事故起こした当日から普通に顔も名前も経歴もバンバン報道されて、やれ免許が失効したの、やれ実況見分をしただのと、
事あるごとに大衆の興味を満たすために延々報道されまくっていたよね。それのどこに上級国民の上級権力が働いているわけ?
勿論根拠なんて何もないよね、しってる?それ誹謗中傷って言うんだよ?犯罪だよ?
痛ましい事件だとは思うけれども、所詮は交通事故だよ、年間何千件も起こっている。
本人だって起こしたくて起こしたはずがない、「ブレーキを踏み込んでいるはずなのになぜこの車は加速するんだ!?」って、不条理を感じてすらいただろう。
それをありもしない陰謀論持ち出して誹謗中傷して一体何が得られるの?
本人のみならず、彼の係累はお前らが面白おかしく上級だなんだと妄想を垂れ流して遊んでいることでどれほど傷ついているんだ?
そういうことに想像力を巡らすのは、まだブクマカには難しいかな?まだ赤ちゃんだもんね、仕方ないかぁそうかぁ。
知ってるよ次にお前らゴミが何を言うかは。
「でも被害者はもっと悲しんでる」だろ?以下は被害者の松永さんの意見だよ。
飯塚幸三受刑者への社会的制裁が減刑理由になったことは非常に残念でした。遺族は、減刑されることを望まないからです。僕の全然知らないところで飯塚受刑者への誹謗中傷による社会的制裁が続くことに、僕自身が戸惑っていました。
誹謗中傷に至る理由は、その人が自分のなかに持っている「正義」だと思います。あと一つ、「優しさ」もあると感じます。会見などで僕が悲しんでいる姿をテレビなどで見て、こういう思いをさせた受刑者に僕に代わって言ってあげようという思いです。実際、「松永さんは人がいいから言いたいことも言わないと思うので、私が代わって言っておいてあげました」という内容のネットへの書き込みがありました。
寄り添ってくださるのは本当にありがたいと思います。ただ、受刑者へのネットでの誹謗中傷や自宅への街宣活動を動画で見ると、むしろ悲しくなります。なぜなら、僕自身、そういうことを望んでいないからです。
僕が一番望むのは交通事故を一つでもなくすこと。そうすることが亡くなった妻と子どもの命を無駄にしなかったと言える気がするからです。顔と名前を出して会見を行い、今も交通事件の被害者遺族らでつくる「あいの会」で活動を続けるのはそのためです。
人間は感情を持った生き物ですから、怒りを持って感情を表に出すのは当然だと思いますし、その感情を否定するものでもありません。ただ、個人に対する過度な中傷は、本質的に何が大事なのかをわからなくしている気がします。誹謗中傷による個人攻撃だけに終わり、健全な議論ができなくなってしまったと感じるからです。
例えば今回、司法の場で受刑者のブレーキとアクセルの「踏み間違い」が認定されました。だとしたら、踏み間違いが起きないためにはどうすればいいのか、踏み間違えない技術があるのならそこに公費を投じてもいいのではないか──。こうした議論が社会全体で起きてほしいのです。
いま年間30万件以上の交通事故が起こり、年間3千人近い方が亡くなっています。誰もがその被害者にも遺族にも、そして加害者にもなり得るのが交通事故です。その現実を知ってもらった上で、交通事故を社会問題として考えていってほしいと思います。(AERAdot)
自分が幼稚な陰謀論で悪人を叩いてキャッキャやりたいだけなのに被害者を盾に持ち出すのは頭悪い上に卑劣だからやめておけよな。
もう何年もはてなブックマークを見る理由って社会科見学ならぬ馬鹿以下見学の為になってるんだけど、それにしても最近の劣化は酷すぎねぇか?お前らとQ anonって一体何が違うの?
シンエヴァで一番好きなとこ、「これまでのエヴァンゲリオン」なんだけど
ダイジンの要石抜く前、ノイズが入ってるけどダイジンから干渉されてない?
名前聞かれてダイジンとして通じてるとことか、神戸で人に見せてるところとか何等かの神通力あるよな。
相手に気持ちを伝えることはできるけど、相手が何考えてるかはわからないみたいな。喋れるし。
サダイジンはおばさんに憑依して思ってること喋らせてたけど自分では喋れないっぽい?
相手の考えも読めるんだろうな。東京の後戸でも干渉してたり…いやあれは普通に本心だな。
俺「達」閉じ師ってのにちょっと引っ掛かったけど、先代とか爺さんのこと言ってるだけかな。
病院に行きたがらなかったのは入院したら試験に遅れるからじゃね?と言われてたが…いやそのケガで試験行ったらドクターストップだよ!二次は面接だろうし
後戸が開くとミミズが出てくる…忘れなさい、の雑な情報開示、草太はそういう奴だからで納得しちゃったが、突き詰めると富野節みたいになるんだろうな
稔君が思ったより頼りになってた。芹沢のせいで霞みまくってるけど。
時間軸共有というか。
観覧車んとことか過去の自分と未来の自分が会ってるのを現在の自分が見てるというややこしい状況
魔が差して椅子で過去すずめ撲殺したらどうなるんだろう…いや、過去で行方不明として処理されるだけか
教職はやめとけ!ブラックだぞ!と思ったが小学校っぽいな?いや小学校もキツいぞ!
病室に骨壺の袋置いてる?
「また東京の後戸開けちゃるけぇの」は脅しとしてヤバいすぎる…
初見だとサダイジンがシームレスに要石に戻ったの気づかなかった
“朝鮮人扱った映像作品” 東京都が上映認めず 制作者らが批判
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221122/k10013900691000.html
こいつが検閲になるんじゃないかということでニュースになっていたわけだけど、
最初は自分も検閲になるんじゃ、とは思っていたが考え直して検閲には当てはまらんような気がしてきた。
ただ自分の記憶もあいまいなので、識者の意見を聞きたいと思ってここにメモを残しておく。
「検閲」とは「行政権が主体となって、思想内容等の表現物を対象とし、その全部又は一部の発表の禁止を目的とし、対象とされる一定の表現物につき網羅的一般的に、発表前にその内容を審査した上、不適当と認めるものの発表を禁止することを特質として備えるもの」
を意味し、今回は東京都という行政権が主体となって、発表前に内容を審査したうえで、不適当と認めるものの発表を禁止したといえるので、検閲なんじゃないかと思ったわけだ。
ただ、そこでない記憶を振り絞って思い出したのが家永訴訟で、探し出してみたら
「本件検定は、前記のとおり、一般図書としての発行を何ら妨げるものではなく、発表禁止目的や発表前の審査などの特質がないから、検閲に当たらず、憲法二一条二項前段の規定に違反するものではない。」
となっていて、検閲でいう発表の禁止は今後一切の発表ができなくなるような性質に思えるな、というわけで
22日、都議会の議会棟で、昭和初期に精神科の病院に入院していた朝鮮人を扱った映像作品の上映会が開かれ、制作したアーティストの飯山由貴さんらのグループと都議会議員7人らが参加しました。
飯山さんは、東京 港区の「東京都人権プラザ」で開かれている精神障害者の理解促進を図る企画展で都に展示内容の委託を受け、イベントの1つとしてこの作品を上映しようとしましたが、認められませんでした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221122/k10013900691000.html
すでに対象作品は上映で来ていて、今後も別の機会でも上映できるだろうから検閲ではないんじゃないかと思うんだが、どうだろう。
ついでに言えば、東京都が作品内容について判断をして拒否をできるかについては、拒否ができる場合もあるとは思う。
例えば、ジェンダーについての作品を依頼してTERFバリバリの作品が出てきたら困るだろうし、
女性支援の作品でHPVワクチンは薬害をもたらした、なんてやられたら問題としか言えないし。
https://news.yahoo.co.jp/articles/02b7817b866ffd531d0fd4c1125f2ec3413b6055
ただし、そういった上映の拒否権も完全に自由とはならず、ある程度の裁量権の範囲にはなるかと思う。
教科書訴訟でも検定の正当性は認めつつも、裁量権を逸脱した部分については違法性を認定しているわけで。
「生体実験をして多数の中国人等を殺害したとの大筋は、既に本件検定当時の学界において否定するものはないほどに定説化していたものというべきであり……文部大臣が、七三一部隊に関する事柄を教科書に記述することは時期尚早として、原稿記述を全部削除する必要がある旨の修正意見を付したことには、その判断の過程に、検定当時の学説状況の認識及び旧検定基準に違反するとの評価に看過し難い過誤があり、裁量権の範囲を逸脱した違法がある」
「行政庁に大幅な裁量権を認めたものではなく、裁判所は行政庁の判断が相当の根拠資料に基づいてなされた合理的なものであるか否かを審査すべき」
そういった意味で
毎年行われる関東大震災の朝鮮人犠牲者への追悼式典に小池知事が追悼文を送っていないことを挙げたうえで、「都知事がこうした立場を取っているにもかかわらず、朝鮮人大虐殺を『事実』と発言する動画を使用する事に懸念があります」と指摘しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221122/k10013900691000.html
知事の歴史認識と異なるから拒否をするというのは裁量権の範囲とは認められにくい、とは思うがいかがなものだろう。
そんなわけで、検閲ではないが違法性が認められる余地はある、という感想を抱いているんだが、どんなもんだろう。
あと東京都側の主張についてだけど
「メールは、殺傷事件があったかどうかというより、殺害された人数など、内容にさまざまな見解があり、その部分を確認したかった。展示しないように求めたのは、事件が事実と描かれているからではなく、障害者と人権というテーマから作品がずれているからだ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221122/k10013900691000.html
「ほとんど完成している。半分新しい曲で、半分は古い曲の英語バージョン」
7月 「9割以上が出来ていて秋に発売する。出なかったら逆に俺たちが困る」
1月 北米EMI Musicと3年契約を結ぶ。年内にニューアルバムを携えてのツアー発表
8月(SUMMER SONIC出演会見)「99.5%はできあがっている。年内には出す予定」
11月「今のこの時代に十数曲並ぶものを出して何の意味があるのだろう」
「出せと言われればすぐ出せますけど」
「ピンとこないんですよね。タイミングですよね」
「10曲以上はもうレコーディングも終わっているけれど、いらない曲がある。次に人前に出てくるまでには完成させます」
12月(Mステスーパーライブ出演時) 「来年8月にアルバムをリリースして、そこから第2の世界ツアーを廻る」
2月25日インスタに「X JAPAN Master Album Sequences 2.24.15」と印字されたCD画像を投稿
3月「今回は本当に出ると思う。今年の後半くらい。完成度は90%」
7月「ウェンブリーアリーナライブの前日である2016年3月11日にアルバムを発売する」「12曲程度、すべて新曲。「Jade」「I.V」「Born to Be Free」は入る」
8月「1990年頃に作った、いい曲過ぎて出したくなかった「L’arme」が収録されるかも」
2月3日 PATAが大腸憩室炎及び門脈血栓症の為入院したことにより、ウェンブリーアリーナのライブが延期。同時にアルバムも延期。
3月4日 延期していたウェンブリーアリーナでのライブが行われたが、その前日に発売されたのはX JAPANのドキュメンタリー映画「WE ARE X」のサウンドトラックだった。
その1週間後、花占いの結果、延期を発表。エイプリールフールにあえて言ったと発言。
「アルバムは全部で13曲入る。これ以上増やさない。今年中に出るのは絶対。間違いない」「出なかったら叩いてください」
「期間が色々あって延びたことによって、色んなサプライズが入ってきてます」
9月「今までのアルバムの中で最高傑作。このアルバムが世の中に出たらメンバーもファンも人生が変わると思う。Toshlの神がかっている声をすべて引き出せた。今回は一切妥協せずにレコーディングできた」
10月15日「アルバムの発売は、多分来年の春ですね」「完成はもうする」
「2人ほど素晴らしいアーティストがフィーチャリングで登場します」
1月3日
「鬱っぽくなった」
▼入院前の案内
・コロナで面会不可だが、日用品の受け渡しでの10分程度の面会は可
・有料だが洗濯機はある
▼入院後
・大部屋は受け渡しでも面会不可
・日用品の受け渡ししたいなら
ナースステーションに預ける
入院の説明書とか掲示物とか改めてみてるけど、後半の説明はどこにもないとか酷すぎん?
コロナがあるから面会しないつもりで洗濯機頼りで色々用意してたけど、それすら使えないとか流石にないわ
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強制は払わなくていいってのは知ってたけど、言いづらすぎる。
ので、そこは諦めた。
母方の祖父が亡くなった。
入院したのは一昨日の夕方。叔母と従妹がたまたま顔を見に行ったら、起き上がるのがしんどい、とベッドに横になっていて、何度か手の痙攣があり、土曜も診察しているかかりつけに行ったらそこから救急車で総合病院へ。
もともと持病がいろいろあったけど、今回は肺炎(コロナではない)。血中酸素濃度がめちゃくちゃ低かったようで、酸素投与で少し楽になったのか、意識はしっかりしていて、「おい、今日は帰れねえのか」と文句を言っていたというう。とりあえずは抗生物質で肺炎の治療を進めるということになった、ということを聞いたのは11/19の夜、実家の母からの電話だった。
昨日、11/20の午後、「あまり状態が良くない」と家族LINEに母からのメッセージ。電話をすると、抗生物質が思ったほど効かず、血中酸素濃度が思ったほど上がらない、この2、3日で何が起きてもおかしくないと医者から言われたという。でもこの時も祖父はしっかり意識があり、カテーテルが嫌だの歩きたいだの帰りたいだの、散々わがままを言っていたらしい。夕方17時まで、祖母と叔母たちと母(この時直接面会を許されたのは1等親の間柄のみだったそうだ)がそばにいて、また明日、つまり今日の午前にはここまでやった検査の結果が出揃うから、それを基に抗生物質の選定や治療の方針を決める、という話をし、それぞれ帰宅したそうな。
それをわたしが電話で聞いたのは18時。また明日の午前に、医師との面談が終わったら連絡するから、と言われて、了承して電話を切った。
とりあえず職場に現状を連絡しておかねば。いつでも帰れるように荷造りをせねば。でもつまりそれはスーツケースに喪服をつめておけということか。嫌だなぁ。
そう思ってベッドに寝転んで天井を見上げていられたのは、しかし30分程度だった。
「おじいちゃん、旅立ちました」
おじいちゃんはせっかちな人だった。
孫には甘かったけど、たとえばおやつやお小遣いを渡そうとした時、わたしが「もらっても大丈夫なのか」と母の顔色を窺おうとすると、「それくらい自分で決められんのか。お前が欲しいんか欲しくないんかはっきり言え」と怒られた。
いつ遊びに行っても、だいたい畑にいた。トマト、とうもろこし、ナス、枝豆、かぼちゃ、玉ねぎ、葡萄、イチゴのハウスもあったかな。おばあちゃんとお茶の準備をしてると、泥まみれで勝手口や縁側から上がってきて、おばあちゃんに文句を言われながらも一緒にお茶を飲んだ。おじいちゃんの湯呑みは黒で、割れたものを一度金継ぎしてあってかっこよかった。
多くのお年寄りがそうであるように、おじいちゃんもお餅つきが大好きだった。自分はたいして食べないのに、年末は庭で餅米をふかして、臼と杵でついていた。さすがにもうここ数年は腰を悪くして出来なくなってしまって、サトウの切り餅を前にたいそう不満そうな顔をしていた。
わたしは関東に住んでいるので、コロナ禍ではなかなか会いに行くことが難しくて、最後に話したのはお盆に、実家に帰ったときにかけた電話だった。「次来たらおこわ炊いてやるからな」って言ってた。おじいちゃんが作る山菜おこわと、甘納豆を入れて作る、おやつみたいに甘いお赤飯が好きだった。
今、とりあえず地元に向かう高速バスに乗っている。最後が電話越しじゃなく、直接会えていたら、良かったなぁ。おじいちゃんちから帰る時はいつも握手をするのが小さい頃からのルールで、皮膚が厚く豆が凸凹したあったかい手とぎゅうと握手するのは大きくなってからは照れ臭かったけど、最後にそれが出来たのはコロナ禍の前だったから、もうその感覚は遠くて。仕方のないことだけど、それがとても寂しい。いろいろ対策をして、この年末年始は会いに行きたいって母と話していたんだ。
仕方のないことだった(持病があったから、コロナにかかったらそれこそたぶん一瞬だったろう)、でも、何か出来なかったのかな。そんなことをずっと考えてしまう。
まだ実感はない。88歳。昨日までわらって喋ってたひとが急にいってしまう。
わたしが歳をとる分、わたしを見守っていた大人は老いていく。そんな当たり前のことを急に突きつけられて、まだ気持ちの置き所がわからない。
あと2時間もすれば、わたしはもう動かなくなったおじいちゃんに会う。そうなったらきっと、いろんな気持ちにかき乱されそうだから、まだ変に冷静なうちに、おじいちゃんがどんな人だったかを、こうして書いておくことにした。
昔、ある病気で入院していた。病気の性質上、周囲は高齢者が多かったのだが、向かいのベッドのおじいさんは食欲が湧かないらしくほとんど食べられず、どんどん衰えていった。
ある日看護師が「一体何なら食べられるの?」と訊くので、そのおじいさんは「バターロールをねえ…こんがり焼いたのが食べたい」とか細い声で答えた。
すると看護師は冷たく言い放った。「バターロールは普通焼かないのよ。フッ」
看護師「そんなの知らない」
私「焼いて食べる人もいますよ」
看護師「私はそんなの知らない」
私「あなたが知らないだけでしょう。自分の常識を他人に押し付けちゃだめですよ」
そう言って看護師は病室を去って行った。
入院患者に出す食事のシステム上、トースターで焼き立てのパンを出せないのだとは思うが、ならばそう説明するべき。「バターロールは普通焼かないのよ」で片付けようとするのはあんまりだと思った。
世の中のあるあるなんだろうけど、結婚~妊娠~子育てで、あまりにも義父母と自分の考え方が違って辛すぎる。
ここで吐き出させてください。
私(夫)は父親が中学の頃に家を出てって、実質的にシングルマザーの家庭で育った。
別に母子の仲が悪いわけではないし、それで寂しい思いをしたことはないし、まったく気にせずに過ごしてきた。
妻もそんなに裕福ではなさそうだが、家族は仲良い様子だった。ご両親と義姉の4人家族。
入籍は、私と妻が共通で好きな某ミュージシャンの誕生日にでもしようか、という話をしてた。
覚えやすいし、結婚のきっかけとなった人だし、クリスマスとか2人の誕生日とか行事ごとの無い月でプレゼントを買ったりするのにもちょうどよいと思ったから。
が、妻から「義父母に『その日は仏滅だからやめろ』と言われた。今年の11月22日・いい夫婦の日は大安だからその日にしよう」と提案があった。
妻の誕生日は12月なので、それでは短い期間に結婚記念日と誕生日とクリスマスが連続してしまう。
なにより私は仏滅とか大安とか気にしたこともなかった、というかその存在をほぼ初めて認識した。
でも、義父母のいうことなのだから、まあ聞いたほうがいいのかな…と11月22日にすることに決めた。
結局その日は大雨、役所もとても混んでいて、あまりいい思い出にはならなかった…。
ここから少しずつ、義父母のいいなりになることに後悔としんどさを覚えるようになっていった。
妊娠して数か月、お腹のふくらみも目立ち始めてきたころ、妻が「義父母から『家族みんなで某県のお寺に親戚の七回忌に行きたいんだが、一緒に来てくれ』と言われた」と告げられた。
世の中はコロナ禍の真っ只中だ。
妻は妊娠中の大事な時期で、しかも(これは私が悪いんだろうけど)我が家には車がないので、60代の義父の運転で行くという。
義父母の家族は全員喫煙者なので、申し訳ないが非喫煙者の私にとっては車の中はとてもタバコ臭くて苦手だ。
タバコ臭のする高齢者の運転する密な車内に、妊娠中の妻を載せて往復4時間以上…、おなかの子供が心配だ。
結婚式やお葬式ならまだしも、7年前に亡くなったご親戚のために侵すリスクではないのではないか、と反対したが、妻は「義父母が、あなたを親戚みんなに紹介したがっている」と譲らない。
そういうものなのだろうか…、親戚づきあいや冠婚葬祭に無頓着な家庭に育った私には判断がつかない。
また、これも私が悪いことなのだが、冠婚葬祭に無頓着かつ幸いなことに社会人になってから身内に不幸もなかったので、喪服というものを持っていない。
会社も私服勤務なので、フォーマルな衣装は結婚式用のもの一式のみ。
革靴はウィングチップなのでどうやら葬儀にはダメらしい、シャツもネクタイも柄物なので当然着ていけない。
なので結局、会ったこともない7年前に亡くなった義理の親戚のために、数万円かけて喪服一式と革靴を新調して某県へ向かった…。
七回忌後では、マスクもろくにせずに十数人の親戚と会食をした。
「これで万一クラスター感染して妻が流産しても、世間からは『自業自得』と言われるだろうな…」と、みじめな気分になった。
子育てのことを考えて、義父母の家から車で数十分のところにした。
これならいざという時に妻は義父母のことを頼れるし、妻にも子にも良い環境だと思ったからだ。
そして時は立ち、妊娠が発覚してしばらくしたころ、義父母が引っ越したという。
私たちのマンションからさらに近くなり、バスで1本、歩いても行ける距離だ。
近くなる分にはそりゃあ嬉しい気もするけど…、なんの相談もなく、なんだか、急に距離を詰められた気がする。
そして。
我が家には猫がいるのだが、品種的に人懐っこいタイプじゃなく、こちらから撫でようとしても撫でさせてくれない、なんならひっかいてくるような猫だ。
人と猫、お互いあまり干渉せず程よい距離感、たまーにデレるのがかわいいタイプなのだが。
こちらからちょっかいを出さなければ基本的にひっかき癖は顔を出さないし、もし何かのきっかけで興奮してひっかいてこようとしても、おもちゃで遊んであげて気持ちを鎮めれば大丈夫。
上手い距離感で遊べるように躾けていた(まあ、猫に躾けは無理なので、そういう習慣付けていたというのが正しいか)、のだが…。
週一でやってくる義母はそんな思惑など関係なしで、素手で猫にちょっかいを出す。
私がいるときは「遊ぶときはおもちゃで遊ぶようにしてください」とやんわり注意するようにしてるのだが、不在の時はどうしようもない。
猫は当然興奮して、人の腕をひっかいてよいものだと認識するようになり、お行儀もどんどん悪くなっていく…。
猫は何も悪くないのに、時にはゲージに閉じ込めなくてはならなくなった。
つらい。
そんなモヤモヤが少しずつ積み重なっていきながら、ついに妻が出産を迎えた。
コロナ禍で出産に立ち会えないどころか、出産後の2週間、妻の入院中も面会はNG。
スマホのビデオ通話でしか赤ちゃんの姿に会うことはできなかった。
そして待ちに待った退院の日!
妻ははじめての出産でとても疲れていたが、私は嬉しくて仕方なかった。
家に着いて、母と息子と父と猫、3人と1匹きりのはじめての時間…、ゆっくり過ごして嚙みしめたいな。
義母は、どこで買ってきたか、ペラペラの子供用布団とシーツ・キッチンに置き場の無い大きくて安っぽい哺乳瓶ケース・すでに我が家に用意してあった哺乳瓶を洗うスポンジなどなど…、何の相談もなしにたくさんのベビー用品を我が家に持ち込んできた。
もちろん、私たちもお店やネットでたくさん候補をリストアップしていたのだが…、Amazonプライム会員なので、注文すればすぐ届くのだが…、そんな言葉を飲み込んだ。
妻が妊娠してから皿洗いは私の当番なので、モチベーションを上げるためにコツコツと自分なりにお洒落なキッチン用品を買いそろえていたのだが…、統一感のない安めのプラスチックのグッズがキッチンに並んで一気に台無しになった。
皿洗いや哺乳瓶洗いが、視界に入る100均製品のおかげで全く楽しくなくなった…。
また、私の母は衣料品の工場勤務で、ちょうどちょっと高級なセレモニードレスやおくるみを作っており、お祝いに送ってくれた。
大変ありがたかったのだが…。
我が家に何があるかなど全く気にせずものを買ってくださる義母、もちろんセレモニードレスもおくるみもある日突然、何の相談もなしに持ってくる。
デザインもよく似た、父方と母方から贈られたセレモニードレスが2着…、行事ごとでどちらを着せるか胃が痛い。
そのほかにも、裁縫が趣味である義母は、自作のベビー服やおくるみをたくさん持ってきてくれる。
ありがたいとは思うけど…、いつ買った布なのか、白かったであろう生地部分が少し黄ばんでいるように見える。
義両親の家は全員喫煙者。
不安だ…。
前述の、私たち夫婦が共通で大好きな、結婚のきっかけになったミュージシャン。
そのミュージシャンの名前から取った、2人とも気に入っていた名前があったのだが…。
画数が良くない、言葉の響きが大昔の隠語を連想させる?といった、腑に落ちない理由で難色を示された。
その名前を書く命名ボードも、自分たちなりにモダンなものを買おうと思っていたのだが、結局は退院日に義母が勝手に(おそらく100均あたりで)用意してきたもの…。
その命名ボードを見るたびにモヤモヤしてしまう事が、子供に対して本当に申し訳ない。
例えば生まれて一か月の「お宮参り」、100日後の「お食い初め」、女の子ならひな祭り、男の子なら端午の節句、そして大きくなったら七五三。
私の実家では、そういったことはあまり無頓着だったし、やったとしても親子でしか祝ったことがないのだが、義父母にとっては「祖父母や親戚も含めて行う行事」らしい。
お宮参りも義父母家の近くで行ない、写真館で祖父母込みで写真を撮り(はじめて知ったけど、子供の写真を撮るのにこんなにお金がかかるとは…)、その後はコロナ流行真っただ中でも会食。
うちの母は遠くに住んでいて高齢だが今でも工場勤務をしているので、お宮参りのためだけに往復4~5時間を日帰りだ。
お食い初めも、もちろん食器も料理も私は選ぶ権利を与えられなかった。
そんなに行事ごととか親戚づきあいとか縁起を担ぐのって大事なのかな?
自分たちの好きな日に、親子でささやかにお祝いして、スマホで写真を残せば十分なんじゃないかな?と妻に言ってみたことがある。
すると妻には「我が家はずっとそうだったし、それが一般的だよ。そういうのが嫌なんだったら、結婚前に言っておいてよ」と返された。
だってそういうものがあるということを知らずに育ってきたから…。
まるで、私と私の母親は一般的じゃない異端な家族…そういわれたようで悲しかった。
十分、幸せだったけどなぁ。
この後の端午の節句も、七五三も、私や私の母の意向は関係なく進められるのだろう。
親子水入らずで何かイベントをするということは今後なく、義父母と一緒の写真がアルバムに並ぶんだろう…。
ずっと後悔としんどさを抱えて子供を育てていかなくてはいけないこと、そして自分の子供時代が否定されてるような気がして、寂しい。