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はてなキーワード: エネルギーとは

2024-04-11

anond:20240411191030

クーリエの有料記事最後まで読んでないでしょ

オワコンじゃなくて

と言う話なので、むしろ順調には進んでいて今後の課題を述べた記事だよ。

anond:20240410213232

働いている人ならわかるけど世の中ってそんな単純じゃないよね?もしかして社会人なの俺だけ?みんな学生?え、怖いやめて

私は大学院都市政策を専攻していて、水道・電力・ガス・交通などのインフラについては学部卒で公務員民間で働いている同期の友人達よりも詳しいという自負があります

あなたの電力に対する解説に対しては概ね同意いたしますが、社会人目線学生馬鹿にするかの言動があって大変残念な気持ちになりました。

エネルギー政策を語る上で社会人学生かという立場関係ないと思います

anond:20240411052638

もちろん読んでるけど、それはおれのコメントのどこに関係してくるんだろうか。

ちなみに元増田の言う通り、欧州原発の一部はすでに需要ベースの出力制御を始めてるけど、出力調整でコスト割れマイナス価格での売電量を抑えることはできても、「再エネに対して多くの時間帯でメリットオーダーで劣位」という根本問題解決できていない。

電力自由化が「祟り神」かどうかはともかく、電力自由取引市場が導入された国や地域では割高な発電コストが原発に引導を渡す、というのは元増田の言う通りで、ほぼ確定した流れ。エネルギー安全保障という曖昧名目のために再エネより割高な電力を買ってくれる消費者需要はいないし、事業者だって原発が儲からないビジネスなら手を出さない。

anond:20240410114524

発電量は不安定だが燃料費が0で設備コスト比較的安い再生可能エネルギーの電力が安いために、発電量は安定しているが維持費や建設費用が高い原発を採算割れさせて

エネルギー安全保障問題が発生している、というのは面白い話だった。

太陽光に関しては耐久性が低かったり、廃棄パネルの処理問題だったり、森を伐採してパネルで埋め尽くしたり大量の問題引き起こしてるが、風力に関しては場所さえ選べば積極的

導入していってもいいのではと感じた。まあ日本でも安く出来るのかとか、そもそも有効に設置出来る場所あるのかとか、色々課題はあるだろうが。あとは元のエントリにもあるとおり、

過剰に発電された電力をどれだけ蓄積出来るかか。空力電池とか色々開発やってるはいるようだが。

2024-04-10

電力料金増田だよ

どうも、お久しぶりです。

東電が電力料金の値上げをしたとき解説増田anond:20230123193135)を書いた人です。

原発言及したらクッソ叩かれて致命傷を負ったのでしばらく書いてなかったんだけど、

まりにもおかしいこと書いてあるからそこだけ訂正させてくれーーー

再エネに投資が集まっているのか

再生可能エネルギーは、施設製造建設・設置、さら運営ノウハウが溜まってきて再エネが安定した投資先と見做されてきており

これは眉唾。再エネは採算の取りやすい良い立地から開発されて行って結局後のほうで開発されるのはあまり採算の良くないところになって、あまりからなくなってきてます

例えばこれとか見てもらえると https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC221NG0S3A520C2000000/

メリットオーダー論

既存電源と再生可能エネルギーの違いは何かと言うと、限界費用が全く違う。再生可能エネルギーは、燃料費がないと言うところが大きくて、0円以上で売却できれば利益になる。というか、勝手に発電されるので止める意味が無い。

0円以上で売っても利益にはなるとは限らないです。もしかして新聞は紙とインク代まで値下げしろってごねる人ですかね?固定費とかってご存知ないです?

あとね、原発限界費用は0円です。逐一燃料投入しないからね。どっちも勝手に発電されるって書いてるのにおかしいと思いませんでした?

止める意味が無いっていうのもおかしいです。ネガティブプライス導入している時は止めるのも良くあります

しろ風力の場合だと上方の調整力供給という意味でも止めることは欧州とかでもよくありますね。

そんなもの価格競争しても意味が無いので、例えば火力発電所は再エネの供給が大きくなったら発電を止めて、採算より高くなったら稼働すると言う事を行っている。

いや、そこが問題なんですよ。製造業の人とかじゃないとわからいかもしれませんが、設備稼働率がそんな再エネに合わせて押さえつけれられるものを、

誰が好き好んで運用するんですかね?誰もそんな火力発電所なんて使いたくありませんよ。

そしてここが不安定なので、従来型の大規模電源開発投資が集まらない状況が続いている。

ここはその通りでもう電力会社は採算合わないので、脱炭素電源オークションみたいな補助金が入る形でしか火力発電所は新設できなくなってますよ。

ちなみにその結果が日本2021年かにあった電力逼迫だったんですが、もう忘れました?

日本の話

電力価格の決定が統括原価方式なので、例えば発電所を30年使うと設定して投資した場合原則的建設費などの初動費は30年間固定されて電力価格転嫁することが認められている

あのさぁ。。。電力自由化って理解してます?原価総括はもう終わってますよ。

あくまで名残として規制料金が残ってますけどあれは旧一電が赤字電気供給させられてる料金メニューですよ。。。

再生可能エネルギー固定価格買取制度によく似ているが、そちらとの違いは、稼働していない発電所の維持費も電力価格転嫁できる仕組み

あとこれもさあ。。。そもそも限界費用が0円の電気から0円以上で売れば利益が出るっていうなら固定価格買取制度なんていらないよね。

なんでこの制度必要なのかは結局維持費も含んだ固定費を賄って早期に投資回収させるために作った制度だよね。

電力料金も一緒で、結局発電所って毎日使えるわけじゃないから使えなくなったらバックアップ必要なわけで、でそのバックアップにも固定費がかかるから

あくま冗長性確保のためのコストじゃないんですか?はてなーって普段冗長性の大事さよく言ってるのに電力会社相手になったら無駄とか言い出すのは勘弁してほしいわ。

あとね、あえて「発電していない発電所の維持費」っていう書き方は良くないよ。まるで無駄遣いをしているように聞こえるしね。複数発電所を束ねたシステムとしての維持費として理解してほしいな。

日本でも再生可能エネルギーは最も安い電源になりつつある。

ほんとぉ?ソースほしいな

一部はてなーというかネットへの所感

なんというか、電気話題しろ経済ジェンダー話題しろ二項対立で考えすぎなんだよね。

電気話題だと 再エネはクリーンで安いから善で旧一電は火発も原発もやっていて再エネを妨害している悪みたいな。

完全な悪なら警察とか政治も動くでしょ?動かないのは献金しているからとか考える人陰謀論に片足突っ込んでいるから気をつけたほうがいいよ。

働いている人ならわかるけど世の中ってそんな単純じゃないよね?もしかして社会人なの俺だけ?みんな学生?え、怖いやめて

この人は言い方がムカつくけど仕事はできるから頼ってるみたいなのってあるじゃん

結局いいところ悪いところ天秤にかけていいところが上回っているから選ぶわけだよね。

エネルギー問題もそう。原発放射性物質があるし、火発はCO2を出す。太陽光は森を切り開くし、風力はレーダー妨害する。

全部悪いところはあるわけで、だからつの悪いところを取り立てて反対するのは間違ってる。その中でメリットと照らし合わせてその中で一番マシな選択肢を選ぶのが重要なんだよ。

そうやって清濁合わせ呑んだ上で一番良いものを選ぶという考え方がエネルギーを考えることでは大事だと思うし、日本人にはそれができると思ってます

anond:20240410114524

棘まとめで「韓国キッザニアにはブルカラーがない(少ない)」と見たので俺「ほんまか?」と思いすこしだけ調べた

件のまとめ

https://togetter.com/li/2347341

最初

キッザニア職種って親とか国民性というよりスポンサーの都合が大きいの思うんだが、それでブルカラーがどうこういうのは筋違いちゃうか?と思って少し調べようと思った

具体的にどう調べたか

キッザニアソウル

https://www.kidzania.co.kr/experience_guide/facility_guidance.do?srcLocalDiv=001&srcLocale=ko&searchKeyword=&srcCategory=&facilPosCls=&rcmdAge=&leadTime=&prtnNum=&kizoCls=&limitYn=#none

体験施設google翻訳で見た

結論

公務員とか国策系が多いのはたしかキッザニア釜山には特殊部隊体験かいうのまである

ブルカラーホームページ冒頭にに「建築事務所。レンガの積み方や施工学習してみよう」と出てきた。

ざっと見た範囲でもスーパー店員から宅配、製鉄、エネルギー関連に飲料工場農業食品メーカーの出店と普通にブルカラー(というか製造工業系)職がある

個人的にはこのまとめ(というか著書)のまとめ方は恣意的というか「韓国人ブルカラーを嫌う。それとは違い日本人は」という日本右翼が好きな結論に基づいて無理やりくくってる感はある。

あとみんなネットですこしは調べないのかね?

調べてないこと。調べたいこと

著書の日本と比べて公務員系の職種が多い理由って、多分(そこまで調べてない)だけど韓国キッザニアパートナー企業が少ないんじゃなかろうか?

参加する企業が少ないから、企業情報提供とか協力を必要としない公務員国策系が増えるんちゃうかなと

ブルカラーが嫌われるのが本当だとしても、サムスンヒュンダイLGなんかの世界企業までないのはシンプル韓国キッザニアあんま人気ないんちゃうか?)

追記

日本との比較じゃないのか?》

そもそもこの本で「日本の出店」として挙げられてる出店というかパビリオンって、パートナー企業技術設備提供して出店してる紐付きのもの

からなんで韓国キッザニアにないのかって話するならそれは

韓国企業キッザニアパートナーにならず出店しないから」

しかなく。

それにそれ以上の物を見ようとするのはむちゃくちゃじゃないの。見えない物を見ようとするのが許されるのは天体観測だけだよ。

(というか農心ラーメン研究所とかロッテハンバーガーあるのにソーセージ職人がないとか、宅配サービスはあるけど宅配ドライバーがないか

日本と比べてブルカラー職が少ない」

とか言うのはやっぱ結論から先に作ってない?)

韓国ではブルカラー日本より下に見られる》

これが事実かは俺は知らないけど、

差別的視線で見られるからこそキッザニアに出店して子供(と子供を連れて来る親)に企業価値職務アピールをしてイメージアップを目指す、

という考え方だってできるわけで

「だから出店がすくないんだ」

とするのはやっぱ短絡的じゃないかと思う。

欧州の電力事情についての記事感想ちょっとマズい

基本的には、 Bloomberg 欧州で原発の運転停止相次ぐ、再生可能エネルギー急増で需要低下コメント欄についての話になる。

記事も誤解されがちかもしれないが、常識に欠けた斜め上のコメントにたくさんの星がついてる様に感じたので語らせてくれ。

欧州の電力政策/再生可能エネルギー政策成功している」 かのように読んだ人のコメントが見受けられるが、そもそもとして、今回の記事は残念だがその逆だ。

はじめに、前に見たニュースを小話として取り上げたい。

日本自称エネルギー研究者が「ドイツ再生エネルギーで電力輸出国なんです。」と触れてたのだが、これは誤解されがちなだなと思った。

この言説は一面だけをみれば、まったく間違ったことは言っていないし実際にフランスドイツ間でもドイツからの電力輸出量が2022年までは優っている。

ただし、再生エネルギー意識的に発電させる事ができない。自分たちが発電できる時は他でも発電できてて、自分たちが発電できない時は他でも発電できてないと言う形になり

発電が盛んな時はクズみたいな値段で電気を引き取ってもらって、需要が逼迫してくると身を切るような値段で電気を購入すると言う事が起きる。

それなのに、再生可能エネルギー賦課金や固定価格買取制度(FIT)みたいな市場に介入したい意向が働いていて、更に色々と市場を歪ませている。

この小話の教訓的なことは、

 1)電力では年単位の発電量が価値にそのまま繋がるわけではないこと。

 2)ベースロード電源がなければどこまで行っても不安定供給になること。

 3)再生可能エネルギー投資はだいぶ過剰投資気味なこと。

 4)市場が歪んで居て、その歪みが印象としては真逆に映ること。

そして、本筋のBloomberg記事の『欧州原発運転停止相次ぐ、再生可能エネルギー急増で需要低下』も基本的にはこの教訓をそのまま再生したような話だ。

読み飛ばされているのか無視しているのか分からないが、

記事の中にもあるように [2050年までに世界原子力発電を3倍に増やす] が国連気候変動枠組み条約28締約国会議(COP28)で言われていることだし、脱原発安直正義など何処にも書いてないし、(まともな人は)誰も言っていない。

それにプラスして、EDFと言うフランスの電力会社組織経営問題が上がっていた事を知っていれば十分だろう。そして、現在もまだフランス原発の稼働年数を増やしたり新規増設計画してたりする。

まり、この記事も「脱原発が進んでいる」みたいな話ではなくて、再生可能エネルギー投資熱狂した結果、電力環境の歪みは悪化するだろうと言う話なのだ

再生可能エネルギー投資に敵意しかないような文になってしまったが、本当に純粋再生可能エネルギー研究開発には期待している。

anond:20240410155803

遅れてる遅れてると言われてる日本再生エネルギーだが

実は20%を超えている

ドイツを見習ってとち狂った様に国土風車を建造し

田舎住民の反感を買いながらインテリが脱炭素反原発を喜ぶ構図にしても

偏西風のない日本では50%を狙えないだろう


震災前でも25%あった原発発電が、震災後は一度0%に落ち込み、現在でも7%程度なのだ

水力の8%は変わってないので新エネが12%程伸びているのだが

安定性を考えても原発代替と言うには弱い

(それでも天然ガス割合を同程度減らしている)

実は石油への依存度は日本はそれほど高くなく

大勢石炭天然ガスなのだ

から日本の電力はOPECに握られている、みたいなトンチキもダウト

日本の発電事情について正確に状況を語れている人は、実はそんなに多くない

反原発しろ原発推進にしろ、どっかズレた話をしているのだが

その出汁に使われるのが、原発依存度70%のフランスにおける特殊すぎる事情と言うのが

かなり滑稽である

anond:20240410114524

耐用年数20年だったのを補助金がなくなったから30年

この辺りが単なる経済活動って感じで良いよな

この話、2022年のエネルギーショック前には、補助制度がなくなって2027年には風力は減っているだろうって予測されてた

この辺が、予測と事後諸葛亮の違いね

2022年のエネルギーショック時には電力卸売価格フランス10倍に膨れ上がってる

そりゃ意識も変わろうかってな

そんで2023年にはフランス原子力傾倒を強める方向へ向かうんだけど

市場電気代高騰を受けて電力需要が底をついて回復していないのと

エネルギーショックの余波で市況が低迷してるダブルパンチ

原発由来の電力に限っては、売るだけ赤字という状況になってる

単純な需要供給市場原理


これを日本に当てはめる場合

偏西風がなく台風が来る(強風下では火災や倒壊のリスクが跳ね上がる)日本で風力とか正気か?って感じだし

しかない国土でソーラーって、ひでぇ事になるぞとしか思わん

長野とかそこら中にパネルがあってな、そんな中霧ケ峰メガソーラーを設置しようとする話は、水源だなんだと問題になって事業者撤退してる

地熱は、そもそもそれをエネルギー転換して大丈夫なのか?って気がするし

(風力や潮力よりもエネルギーとして熱を消費する事の環境負荷が高そう)

水力などが良いんだが、ダム作ると言っても限界がある



日本場合、再エネに傾倒するよりも

蓄電池の改良に邁進する方が効果的って気がするなぁ

anond:20240410110212

睡眠状態生物デフォルト」ってやつ、ただの暴論だと思うんだよな

覚醒睡眠のサイクルを持たない原生生物がいたとして、エネルギーを得て繁殖するなら、それは睡眠状態というより覚醒状態だろ

https://nazology.net/archives/107256

この記事の話は俺も知ってるけど、研究結果で示されているのは「脳を持たない原始的生物でも覚醒睡眠のサイクルを持つこと」であって、

そこから脳を得て覚醒状態進化させていったことをもって「睡眠状態生物デフォルトという見方も出来るかもしれませんね(暴論)」って言ってるわけだけど、

そういう研究結果と関係ないただのレトリックをなぜか記事タイトルに持ってきてセンセーショナル報道してるだけだよね

こんなのに騙されんなよって思っちゃう

欧州の電力市場で何が起きているか

考えをまとめるために書いているので長くなってしまった。

なので最初にChat GPT要約をおいとく。

要約

再エネ以外に投資が来ない。

投資マネーが再エネに集まり既存電源に行かない状況が続いている模様。

再生可能エネルギーは、施設製造建設・設置、さら運営ノウハウが溜まってきて再エネが安定した投資先と見做されてきており、潤沢な資金供給が続いている。

例えば、利回りなども、再エネ設備耐用年数を従来は20年などで計算していた。これは公的補助が20年だったと言う前提だが、次々と公的補助が終了した結果、耐用年数を30年以上で計算するところが増えていて、それらをミックスした投資商品が登場、安定した資金調達に繋がっているようだ。


一方で、相対的既存電源に対する投資が減っている。欧州でもエネルギー安全保障観点からイギリスフランスなどで原発新規計画が出てる。

今時、国の金だけでやると言う計画イギリスが建てるはずも無く、資金募集しているのだが、全然投資が集まらなくてかなり苦戦している。

これとは別の話として、エネルギー安全保障観点だと言っているのに、当初目論みの建設費で手を上げたのが中国企業中国"系"ですらない、中国国営企業しかないと言う状況で、これだとまずいと言う事で、新規設置の原発が生み出す電力の買取保証価格をつり上げたところ、なんと再生可能エネルギーの2倍から3倍の価格になってしまって問題化している。

エネルギーの安定供給安全保障観点という点では色々な電源をミックスするのは当然で、そういう点では単価の高い電力が混ざっても仕方が無い。

が、その国のエネルギー価格は、その国の国際競争力に直結する。製造業はもちろんのこと、ITデータセンターの立地、研究施設の立地など情報系にも影響してくる。

国策である程度電力価格コントロールできるからと言って、上げれば今度は国際投資が逃げていくということで、苦しい状況が続いている。

既存電源の採算割れ

欧州と言うより主にフランスでの問題なのだが、フランス原子力発電所で発電した電力を他の国に売ると言うビジネスを行っていた。

ところが、再生可能エネルギー市場を荒らすようになってしまったため、もくろみが崩れてしまって採算性が悪化している。


既存電源と再生可能エネルギーの違いは何かと言うと、限界費用が全く違う。再生可能エネルギーは、燃料費がないと言うところが大きくて、0円以上で売却できれば利益になる。というか、勝手に発電されるので止める意味が無い。

そのため、他の電源では燃料費が上回って赤字になるケースでも電力を市場に流す事ができる。そんなもの価格競争しても意味が無いので、例えば火力発電所は再エネの供給が大きくなったら発電を止めて、採算より高くなったら稼働すると言う事を行っている。

特にLNGガスタービンは即応性が高いため、再生可能エネルギー追従して運転をするのに適している様だ。


一方、そんな器用なことができない電源がある。

それが原発

原発は燃料を燃やしているにもかかわらず、再生可能エネルギーと似たような性質を持っている。発電を始めたら勝手に発電されるので止められない、出力調整が難しい、燃料費に比べて設備費・初期投資割合が大きいといったことだ。

そのため思いっき市場を食い合っている。再エネがピークで安い時は下手するとマイナス金額(つまり、売買に関わる諸経費を発電側が持つというようなもの)で売却される電力に対して経済面追従を迫られる。

それでも、再エネが担う割合が低いころは、それ以外の時間帯で収益を出すことが可能だった。しかし、段々と再エネだけで賄える時間帯が増えてしまい採算性が悪化しているのである


また、原子力発電所など大規模電源は30年以上の耐用年数を見込んで採算が取れるように投資商品にするのが一般的で、原発場合は40年以上も当たり前だ。その間当然リスクを見込んでるんだけど、変化が急激すぎてそのリスク範囲を超えてしまっていている模様。

これは時限爆弾みたいなもので、実はちょっとヤバいと思われる。

電源関係投資ってかなり安定的投資と見做されてる影響で、年金など公共性の高い投資商品に基礎的なものとして組み込まれていることが多く、吹っ飛んだら電力関係だけじゃ済まないと思われる。

そしてここが不安定なので、従来型の大規模電源開発投資が集まらない状況が続いている。

環境 テロリスト 団体はESG投資の結果だとか宣伝するし、それに呼応するように原発 村の盲信者 関係者が陰謀論じみたことを言ってるけど、実際には経済的リスクが大きい一方で、利益が少ないことが要因だと思われる。

今後の見通し

もはや後戻りができないぐらい進んでしまっている。この流れは止まらないだろう。

ただ、各種のデータを見ると本当にこれで電力の安定性大丈夫なの?と心配になるんだが、進んでいる源が経済という祟り神なので止めらんない。すると安定化する方法はそれに対応する電源開発なり大規模蓄電なり水素アンモニア製造するなりしかないと思われる。

実は、原子力発電所も、負荷変動に柔軟に対応するようなもの設計可能らしく、そういったものが出てくる可能性はある。が、投資基準再生可能エネルギーに対してになるので、それより優位なものが作れるかはわからない。

翻って日本

日本は電力の自由市場の中にはいないので、急激な変革に巻き込まれはいない。

また電力価格の決定が統括原価方式なので、例えば発電所を30年使うと設定して投資した場合原則的建設費などの初動費は30年間固定されて電力価格転嫁することが認められている。

ある意味再生可能エネルギーの固定価格買取制度によく似ているが、そちらとの違いは、稼働していない発電所の維持費も電力価格転嫁できる仕組みであるということ。

例えば原子力発電所で再稼働出来てない発電所は多くあるが、発電して無くてもそれらの費用は電力価格に乗ってきているし、原発が稼働してない分だけ維持している旧式の火力の維持費なども当然ここに乗っかってくる。

これによって電力価格の上昇を抑え、安定化すると言う効果があるのだが、ここ15年ぐらいの急激な環境変化に対応できなくなってきているのも否めない。

ただ、制度を続けていけば、急激な市場の変化は発生しないと思われる


と、国内だけを見てればいいのだが。

既に書いたが、その国のエネルギーコストは、その国の競争力に直結する。国際競争に晒されている今、エネルギーコストが高いと企業立地などを逃すことになるので投資が集まらなくなる。

直近の動きでは原発を再稼働させようという取り組みが継続して行われている。

原発燃料費よりも建設費・維持費がかかる。それらは再稼働しなくても電力料金に乗っかってる一方で、それに加えて燃料費割合の大きい旧式火力を回さなければならない。これが電力料金を上げる要因になっているのは確かだ。

から短期的には原発を再稼働させるということはあっているのだけれど、長期的に見ると、ライバルになり得る欧州再生可能エネルギーという安いエネルギー源を苦しみながらも獲得しつつあると言う事には追従出来ていない。

さらに、欧州環境対応大義名分に、自分たちの有利な点を伸ばすような、再エネを使った製品では無いと追加の関税を課して保護政策を実行してくるのも間違い無い。自由貿易どこいったって思うが仕方が無い。


日本でも再生可能エネルギーは最も安い電源になりつつある。

環境問題への対応はもちろんしていく必要があるが、今一度、エネルギーコストをどうやって下げていくのかと言う基本に立ち戻って電源の選択を考える時に来ていると思う。


その点では、洋上風力発電を巡る汚職が痛かった。かなり安い入札が行われていたのに、なんだかんだと理由を付けて不可とした。

その結果、国内商社と組んでいた海外電源開発会社投資を引き上げちゃったんだよな。

せめてそういうことは二度と無いようにしたい。

anond:20240401014555

『いつもの』って思ったがその年収でその設定いつものじゃねぇな

エネルギー会社はまだ終身雇用維持していてその年収維持してるけどもっと慎ましいぞ

 

計画が不確実なら、前払いはリスクが高いと考えるべきです。
計画が確実なら、前払いは安定すると考えるべきです。

2024-04-09

anond:20240406091504

嘘くさいっていうか、嘘だし

もともとは日本車(あとヒュンダイあたりか)の燃費欧州正攻法じゃ勝てないってんで政府から陰謀論者まで軒並み巻き込んでクリーンエネルギーがどうとか言って原発まで建てて電気推しを進めて

日本車(とヒュンダイ)を締め出すためにちゃぶ台返し規制規制規制規制規制規制規制

アメリカだけは特例で許してアホな投資家も釣れたんでテスラなんかはうまいこと時流に乗って肝心の製品はビミョーなまま、右と左でドアの寸法が違うとかそんなレベルのまま株価だけ天元突破

それは置いといてフーよっしトヨタヒュンダイを追い出したぞ、これからはウチの車が売れるぞつってたら中国車に完全に市場を席捲されてら

バカじゃねーのwまともな知能を持った人類は皆そう思った・・・

仕方ないからもう一回ちゃぶ台ひっくり返そうとしてんのが今

エコとか最初から興味ない、市場締め出したり嫌がらせ税金かけるのにちょうどいいだけ

その証拠にお前らはひとつ重大なキーワードを思い出す必要がある

マ イ ク ロ プ ラ ス チ ッ ク

anond:20240408144402

ブコメにもあるけど、「内燃車にはできないがEVにはできること」の訴求がないのよね。

今までのガソリン車はそうやって新車種の魅力を訴求してきた。

「四駆は悪路・雪道に強い」とか。

ステーションワゴン荷物がたくさん載る」とか。

ワンボックスは車内が広い」とかね。

ランニングコストエネルギーだなんだの話は、大事ではあるけれども、クルマを買う人にとってわりと二次的なファクターという気がする。

クルマを買おうとしてる人って、もっと「そのクルマを買うと生活がどう変わるか」「どんな楽しみが増えるか」みたいな「夢」を一緒に買おうとしてるんだよね。

動けばいい、生活の足にさえなればいいという人も多いだろうけど、そういう人は軽を買うでしょ。

ライフスタイルポジティヴな変容を期待させるようなEVならではの何かが、EVにはないんだよね。動力電気になるだけ。

どっちみちユーザー動力クルマを選ぶわけじゃなくて、自分の使い道にいちばんぴったりなクルマを選ぶ。

なので、EVちゃんとフルラインナップして動力意識させずにユーティリティで選ばせるようにしないとEVは売れないと思う。

anond:20240408144402

自動運転モーターの方が緻密な制御ができるっていうけど

自動運転技術障壁ってそんなトルクの緻密な制御とか一瞬のレスポンスでは全くなくないか

自動運転とは少し違うけど今の運転支援機能ICEだとEVより劣化するかっていうとそうじゃないじゃん

 

あとEVでV2Hも結構眉唾だと思ってて

自動車用のバッテリーって車としての制約からエネルギー密度や充電速度にこだわってコストかけたやつじゃん?

V2H用の蓄電池は充放電繰り返し劣化も早いからそんなコストかけて突き詰めた交換しづらい電池である必要ないし

V2H用の重たい蓄電池を車の移動に常に積載する必要性もないわけじゃん

なんか2重利用で合理的に見せてるけど実は車としても蓄電池としても中途半端なのが実態じゃない?

経済性で見ても補助金115万もらえなかったら誰も導入してないだろうし

 

なんか中国エンタメ機能の充実とかもそうだけど、

EVICEの違いとしてあげられる点ってEVにどうにか意義を見出そう!っていう強引さを感じるんだよな

 

結局EV技術革新によりライフサイクルコストICEを上回るかどうか以外の論点枝葉末節しかなくて

世界中で手厚くばらまかれた補助金がそれがすぐに実現するような幻想を生んだってのが現実な気がする

社会のモビリティのあり方を変える可能性があるのは自動運転の方なんだろうな

anond:20240409082606

それ燃料のエネルギー密度だよね。それが電力供給に何の関係があるんだ?

しろ、例の北海道停電以降、集中型で密結合の送電網は大規模停電時の復旧に難があるため、疎結合分散型の電源に移行する施策がとられてるんだぜ。


ちなみに経済産業省が試算した保守的シナリオでも、日本太陽光発電の導入可能量(ポテンシャル)は、日本ピーク時、総必要発電出力に対して4倍以上、

いわゆる地面に設置するメガソーラーを除いた、建物屋根などだけに限っても3倍近くある。

もちろんこれは最大出力だから実効出力に変えていくともっと落ちる事になる。だから蓄電池必要で、そのためのV2Hの実用化と高度なスマグリが必要になるという議論がある訳よ。

さらに風力や既存水力発電ダムの増強、地熱発電の開発なども続々と控えている。これらは燃料のエネルギー密度は低いが、得られるエネルギーものすごい量になる。


エネルギー密度問題になるのは、自動車などモビリティ(移動性の装置)な。同じ体積・重さでどれぐらいエネルギーを持ち運べるかが勝負になる分野。

バッテリーでは物理的に限界が来ると考えて、水素社会指向して色々な所が研究をやってるわけよ。

その重要性を理解しているイーロンマスクが、いつものように商売のためにポジショントークして馬鹿にしてみせたわけだけど、それを真に受けている人が多すぎ。化石燃料に変わる「燃料」は水素しかないというのに。

2024-04-08

anond:20240408144402

電気自動車EV)の設計に関する革新性についての議論は、多くの誤解を含むことがしばしばであるしかしながら、EV技術はすでに多くの革新的な解決策を市場提供している。以下、EV設計における主要な進歩についての見解を述べる。

インホイールモータ実用

インホイールモータ技術に関しては、テスラフランク機能やBYDのYangWangブランドによるタンクターンなど、実用化されている事例が存在する。これらの機能は、車輪ごとに独立したモータ使用し、従来の車両では不可能だった高度な機動性と精密な制御可能にしている。インホイールモータは、車両設計自由度を大幅に拡大する技術として、その有効性を証明している。

精密運転支援自動運転技術

EVによる精密運転支援及び自動運転技術進歩も顕著である特にテスラのオートパイロットやフルセルフドライビング機能は、EVが持つ精密なトルク制御電子制御能力を活かした代表である。これらの技術は、運転安全性と快適性を向上させることに直結し、EVさらなる可能性を拓いている。

Vehicle to Home(V2H)技術の展開

V2H技術においても、テスラサイバートラックはこの技術実用化を具現化した事例の一つであるサイバートラックは、自宅やオフィスへの電力供給支援し、また災害時や緊急時において電力のバックアップ源として機能する。EVは移動手段に留まらず、持続可能エネルギーソリューションの一環としての役割を果たすことが可能であることを示している。

結論

EV技術は、インホイールモータ、精密運転支援自動運転、V2Hといった分野において既に多くの進歩を遂げている。これらの技術革新は、EV内燃機関から電動化する過程を超えた広範な可能性を持つことを示している。EV設計進化は、自動車産業の将来像を形成する重要な要素であると言える。

anond:20240408183616

あっちは指示出し係というよりエネルギータンクからどうしようもないという前提があるけど

それにしたってダサいよなあ

EV

原発が何基か止まると計画停電だー!ってなってその度に節電へのお願いと、いつ爆発してもおかしくないような老朽火力発電マンパワー酷使して乗り越えてるようなインフラ後進国のわーくにで生活インフラ電気一本にするって自殺行為な気がするんだよな

からと言って新規原発は勿論、老朽化した原発の建て替えや、下手したら枯れた技術火力発電ですら住民訴訟でろくに進められない程の公共大型事業アレルギー国家でもあるので、安定したエネルギー政策なんて到底望めない訳で、EV時代なんて来るのかね

[][]Punch Club

面白かった。

ゲーム性ゲームバランスはかなりいい。気に入った。

このPunch Clubジャンルとしては育成シミュレーションにあたるだろう。

始めのうちは仕組みを理解して最適な選択をするのに苦戦したが、それが逆に心地よい試行錯誤になってよかった。

面白いところとしては、一日が経過するたびにパラメーターが減少することである

トレーニングをすれば減少分よりもパラメーターを上げられるが、空腹度やエネルギーが減少してしまう。空腹度を満たすためには食料を買って食べる必要がある。

しかし、食事代を稼ぐためには仕事時間エネルギーを使う必要がある。エネルギー睡眠回復できるが、代わりに時間を要してしまう。そして移動をするにも時間がかかる。バス移動なら時間はかからないが、かわりに金が必要となる。

こんな風に、パラメーターが一日ごとに減少するからトレーニングをしたいのに、なかなかトレーニングができないというジレンマに陥る。

ジムトレーニングをするにも金がかかる。ジムトレーニングをするのに金がかかるからトレーニング器具を買おうと金を貯めてみるが、大金を持ち歩くと路上強盗に会って、負けると所持金の半分を取られてしまう。

こんな風に、序盤は軌道に乗るまでは賽の河原状態なのだ

イラつく仕様だと感じる人も多いだろうが、個人的には気に入った。

ただ単に時間をかけさえすればパラメーターを上げられる訳でないのがいい。

初回はゲームクリアまでは13時間ほどを要した。難易度普通で、「熊の道」で「力」を中心に育成した。非効率スキルリーの進行だったが、なんとかクリアできたという感じだ。

二週目プレイ難易度ハードコア選択した。「虎の道」で「素早さ」を中心に育成した。一週目で仕様理解できたので効率的なプレイができたが、ハードコアのせいもあって経過日数がかかり残念ながら100日以内クリアの実績がクリアできなかった。

三週目では難易度普通を選び、二週目と同様のプレイで100日以内クリアの実績を獲得した。

四週目では、「ニンジャスレイヤー」の実績取得がまだだったのと「亀の道」での「耐久」中心の育成がまだだったので、難易度普通でそれを実施した。

四週目を終えて全ての実績を取得して、プレイ時間は44時間だ。

Punch Clubヴィジュアル面に関しても述べよう。

そもそも、Punch Clubを購入した理由としてはレトロ雰囲気に惹かれたからだ。ヴィジュアル面に関しては満足した。

キャラクターだけでなく背景の細部にいたるまで、ドットで書き込まれているのがいい。移動などで初めて見る場面では、ついつい背景を隅々まで見てしまう。背景の細かいところでのアニメーションも凝っていて、スポーツ用品店では店主が頭を磨いたり、ロシアでは遠くの方で人が熊に追いかけられていたりと、細かいところでニヤリとする演出があるのがいい。

その上、オプションレトロエフェクトというモードがあり、昔ながらのブラウン管風の映像になるのも気に入った。

欠点についても述べよう。

バグが多い。

フラッフィー(猫)のイベントラスト首領撃破後)では、なぜかフラッフィーが落ちるムービーがもう一度流れて意味が分からなかった。YouTubeプレイ動画を観て、ようやく本来展開されるべきストーリーを知ることができた。

それとストーリー進行上でのフラグ管理も荒い。

三週目のプレイでは「Triple B」の実績を取得するために、ボボとの戦いより先に下水道イベントを終えてしまったのだが、そのせいかフラッフィーのイベントが進行しなくなってしまったのだ。おかげで、ロシアから戻ってからもフラッフィーのイベントを進めることができず、スキルポイントが想定より稼げなかった。それでも100日以内のクリアギリギリできた。このゲーム3つのパラメータの中で「素早さ」が重要だ。「虎の道」ルートでなければ詰んでいたかもしれない。

フラグ管理と同様に、脚本に関してもかなり荒い。

会話や説明は不十分なので、語られない部分については想像で補完するしかない。それでも、父の敵を討つという王道の展開はいいし、メダルを巡るストーリー演出説明不足だけどカッコイイのがいい。ラストの急展開と唐突打ち切りのようなエンディング意味が分からなかったけど。

他の脚本の荒い点として、初対面の相手との会話イベントより先に別のイベントを進行させると、すでに知り合い同士かのようにやり取りした後で自己紹介をするというチグハグな会話になってしまうことがある。想定通りの進行でも、敵対していたはずの相手と何事もなかったかのように会話したりと、脚本の作りこみはかなり荒いものがある。フラッフィーのイベントラストも、バグ無く正しく表示されたとしても超展開だったし。

とはいえストーリー進行上の脚本に期待するゲームでもないし、長々とした文章を読まされてテンポを悪くするのも良くないし、これはこれで悪くはない。

バトルはかなり退屈だ。

適切なスキルセットを見つけるまでは試行錯誤が楽しかったが、相手や状況によってスキルを付け替える必要はあまりない。それにラウンド毎のスキルセットを除けば基本的操作は何もできないので、ただどちらかのライフゼロになるまで見ているだけだ。スピードを2倍速、4倍速にもできるが、4倍速でも退屈だ。

続編(?)のPunch Club2をやるか否かは今のところ未定だ。何らかの感想情報を見て面白そうと思ったらやるだろう。

それよりも今のところは、同じ開発者の他のゲームが気になっている。Punch Clubは荒いところはあるがゲームバランスがかなりよかったので、他のゲーム面白いはずだという期待がある。

ちなみに、開発元のLazy Bear Gamesはリトアニア拠点にしているそうだ。

Punch Club海外ゲームだが、敵にスト2モチーフにしたキャラクターがいたり「AYBABTU」のミームネタにしたりと、日本ゲームに対するリスペクトが見られるのがいい。日本語化においては枠から文字がはみ出すなど荒いところはあるが、文章などに違和感がない(ストーリー展開は説明不足だったり超展開で違和感だらけだが)のもいい。

2024-04-07

anond:20240407141307

バッテリーのお陰で車重がアホみたいに重くタイヤの消耗が激しく運動性能が悪い

電気のものガソリンよりエネルギー効率が悪い

EV好きな人は車好きとはまた別な人種日本日本人が憎いリベラルとかAppleとか好きな層

『鳥を取るもの』あらすじ

鳥取砂丘で、「因幡の白ウサギを着た人間の遺骸のようなもの」が発見された。これはいったい何者なのか? 各地の組織に照会するも、砂丘での行方不明者は誰もいなかった。

 

鳥取市内に運ばれた遺骸をC14法によって年代測定を行ったところ、彼は5万年前に死亡したとの結果が得られた。らっきょうと名付けられたその人物の正体は、全く謎であった。

 

―――

 

その正体を探るために、二十世紀梨使用して物質を透過撮影できる「トライマグニスコープ」が手配されると共に、その開発者である物理学者浜田ハントにも調査への参加が要請された。スコープを駆使して少しずつ齎された情報と数少ない所持品を手がかりに、あらゆる分野の学問を総動員した分析が始まった。だが、その指し示す事象矛盾だらけだった。

 

らっきょうの所持品の中から現代技術を駆使しても造る事の出来ない超小型の「松葉ガニパワーパック」が見つかり、使用されていた放射性物質半減期からも5万年前という値が裏付けられた。だが、こんな高度な技術文明鳥取存在したという歴史上の痕跡はこれまで残っていない。

 

これに対し、生物学者青山ダンチェッカーは、らっきょうの遺骸を調べ上げ解剖学的にも、後には分子生物学遺伝学の見知からも、「彼が間違いなくヒトであり、出身地鳥取である」と断言する。その一方でダンチェッカーは、らっきょう発見された場所の近くにある構造物廃墟で見つかった携行食料と思われるものを調べ、その材料となった「鳥取名物のホタルイカに似た水棲生物」の肉体構造が、鳥取生物のもの根本的に異なり、とても鳥取産とは思われないことに悩む。

 

―――

 

また、手帳と思われるものを透過撮影して浮かび上がった記号の解読は、言語学者の協力を得ても困難を極めた。その一部は何らかの数表と思われ、現在手帳よりカレンダーである類推されたが、それは鳥取とは相容れない暦法から成り立っていた。

 

ハント博士アドバイスで、らっきょうの所持していた機器のラベル文字電圧電流物理量表記である仮定したところ、それを糸口として手帳を解読する作業に進展がみられる様になり、やがて、それは「らっきょうが記した日記であると判明する。

 

彼は「鳥取砂丘守備部隊に配属された軍属」であり、因幡伯耆地方戦闘を観察し、また、砂丘基地に置かれた兵器から放たれたエネルギー波が地上の敵都市を灼く様子を記録にとどめていた。だが、有史以前鳥取砂丘まで飛行できる高度な科学技術があった筈もなく、因幡にも伯耆にも大規模な戦争痕跡は見られず、そもそも砂丘には基地兵器痕跡すらもない。

 

矛盾する事象を整理し、数々の仮説が立てられ、謎が少しずつ解き明かされていくかに見えつつも、別の事実がその仮説を否定する。その繰り返しがいつまでも続き結論に行き着く見込みは立たなかった。果たしてらっきょうは一体何者なのか、どこから来たのか、何故、ここに居たのか、そしてどこに行こうとしていたのか?

 

―――

 

さらに、大山の山頂を訪れた調査隊が、雪の中から発見した驚異の物体が混迷の度を増した。それは人類にとってまったく未知の知性体の手になる「UFOの残骸」であり、UFOから大柄な体躯搭乗員の遺骸が発見され、また「数百万年前の鳥取生物たち」も積み込まれているのが見つかった。

 

大山発見されたこからダイセンと名づけられた彼ら大柄な種族調査したところ、その肉体構造は例のホタルイカに似た水棲生物と相似していることも明らかになった。

 

一方で、鳥取砂丘の内部を探査したところ、数百メートルの砂に埋もれた各種の設備基地が続々と発見され、らっきょうはこれら技術文明を担った、人類と同種の種族トットリアンの一人であることが明らかになる。

 

また、各種の証拠から現在隠岐の島に一個の惑星因幡星の存在が浮かび上がり、そこには鳥取とは別の生態系があり、ダイセンや件の水棲生物因幡星の生物であることが判明した。

 

すると、5万年前の戦争は、鳥取に棲む人類と、因幡星に棲むダイセンとの間の星間戦争であり、その結末として因幡星が隠岐の島々に砕かれ、ダイセンは鳥取から姿を消したのだろうか。だが、そう結論づけるにも矛盾が多すぎる。

 

直接大山に赴いてこれらを目の当たりにしたハントやダンチェッカーらは、更に深まる謎に悩まされるが、やがて、鳥取人の生い立ち、そして、かつての鳥取の姿につき、一つのストーリーが形作られていく。

2024-04-06

anond:20240406172659

そのお言葉はあらゆる創作物に対して唾を吐きかけてるように見えましたのよ

そのようなことをおっしゃるあなたこそが現実に押しつぶされそうになってるのを必死に耐えているかのようですわ

たまには空想世界を楽しんで、現実のつらさに立ち戻るためのエネルギーをお溜めになるのもよろしいかとぞんじます

anond:20240405202658

あと一点だけ補足すると、その頼みの綱の原発ガソリンより先にウランが枯渇するという予想が立てられている。ウランが確保できないのは確定的事実なので、原発を使ったエネルギー供給寿命先延ばしするためにはMOX燃料プルトニウムを用いた高速増殖炉必須になる。日本エネルギー政策でも、もんじゅ成功が前提に計画が立てられていた。

終わってるよね。この国とこの世界

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