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はてなキーワード: 十倍とは

2021-05-31

anond:20210531091729

いうてちゃんとした出版社から出した方が何十倍も人の目に触れるやん

2021-05-29

anond:20210529081611

05/24時点の日本の累計感染者数は727,324人で死亡は12,710人なので致死率は約1.7%。

副作用が生じる確率10万人に1名とされているので0.001%

なのでコロナの方が1000倍以上危険

https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kokunainohasseijoukyou.html

なんらかの理由で検知されない感染者が十倍ワクチンの潜在リスク十倍だと仮定してもまだコロナリスクの方が十倍高い。

anond:20210527221543

いいじゃん、壊してくれれば新しいのが売れるんだから。どうせ壊すんだからテニスラケットなんてゴミみたいな作りでいいタイプ商品だということでもある。コストもっともっと下げて竹竿みたいなのにしていい。ついでに値段も十倍くらいにしよう。

2021-05-26

食事が好きすぎる

まり他人と共有する内容でもないので、一般的レベルか否かはわからないが、自分食事がだいぶ好きだということに気づいた。食事という行為のものが好きだ。

そもそも苦手な食べ物も少なく、明らかに合わない味の(闇鍋のような)ものでなければ基本的に美味しいと感じることができているのは大きい。舌が肥えていないとも言うが。

コンビニ飯を食っていても、安い食パントーストにしたものを食っていても、毎回しみじみと「おいしい、幸せだ」と感じながら食事をしている。

安い普段食事でもそうなので、よりおいしいものを食べた時の感動は普段の数十倍である。日に3度もこの上ない多幸感を感じることができてありがたい体質だ。

よく「朝食は面倒なので食べない」とか「コンビニなどのまずい飯は食った気がしなくて作業として食べている」という意見を見かけるが、自分としては幸せに浸る機会を自ら削るなど以ての外だし、食事というだけで飛び上がるほど嬉しいので不思議に思って書いた。

本日弱者男性事案

https://news.yahoo.co.jp/articles/59ce23cedf6178151dc714f8d4efa02e10e409b2

東出昌大、3人の子供の養育費は「1人あたり月1万円」 杏も大ショック

 

東出昌大養育費なすぎ、と叩かれる。

コメント欄では

「誠意がない」「甲斐性なし」「」と罵詈雑言の嵐。

いや待てよ。

かに東出が不倫したのが悪いよ?

でもそれは慰謝料で片付けるべき問題

養育費子供のためのお金であって、離婚の原因がなんであろうと、育てる側に支払うものだ。

養育費の額は現時点の収入で決まる。

仕事干された上にコロナ禍でフリーター並みの収入しかない男になんで金をもらおうとする?

東出の何十倍も稼いでるのになぜ養育費をもらおうとする?

これ男女逆だったら絶対こんなことにならんよ。

たとえば年収1000万の夫がいる専業主婦不倫して離婚親権は夫側がもつことになったケース。

まず女は養育費を払わない。が、世間的にはそれでも何の問題にならない。

「女」だから。「男」の方が稼いでるから親権を手放したから。

みたいなことを言い訳にまかり通る。

東出は不倫した。

だがその報いは受けたはずだ。

世間から猛烈に叩かれ、仕事も失って、家も子供も失った。違約金4億の借金もある。

それで十分だろ。

少ない年収から少なくない養育費を払おうというのに、(年収200万で月3万養育費払うのは地獄)なおそれでも少ないと叩かれる。

「男」なら借金してでも養育費払えってか?

それが「男の甲斐性」か?

ふざけるよほんと。

2021-05-23

anond:20210523205449

分かっているのに分かっていないふりをしているあなたは、不誠実な人間です。

単に「高齢者重症化率、数十倍に比べると低いから」と言えばいい。

記事ひとつ相手の性根を決めつけて人格否定に持っていくのは、邪悪だ。

まるで隠し立てするそぶりもない。

自分をまともだと思い込んで堂々とハラスメントを行う人間は、ネットではこう呼ばれている。

「マジメ系クズ

2021-05-20

anond:20210520224753

眺めて楽しんでいる。

9404ポイント運用で39~35ポイント間を上下してる。

仮に十倍10ポイント運用したら400ポイントぐらい一時間で溜まる計算

これはお得だわ。

 

下落しなければね。

2021-05-16

二倍の給料十倍の働きをするプログラマー

そういうことじゃないんだ

100万で雇ったやつが20万で雇ったやつの半分の生産性しかないということが起こりうるんだ

この業界

から20万で5人雇ってそのうち2人が30万の働きをして2人が20万の働きをして後は10万の働きをする奴が集まったらいいなって

そういうことなんだ


あと10倍の生産性がある人にはちゃん10給料払ってあげて欲しいな☆


追記

給与額面100万のつもりで書いてたわ

人月100万って大して高くないな

まあ細かい数字は置いておいて相対的なモノを感じ取ってくれ

2021-05-12

プロゲーマー存在価値って何?

最近ゲーム配信をよく見るようになったのだが人を集めている人間はだいたいゲームが下手くそなのである

しかもそういう連中はプロゲーマー配信十倍上人を集めていて楽しそうだ

私はこれに対して疑問だ

上位陣を見ると勢いだけで差別発言ミスプレイが目立つ加藤純一(旧うんこちゃん)

全盛期は完全期に通り過ぎた釈迦などDTN

ブサイクな元ニコ生主皮をかぶせた連中(名前言ってはいけないあの人)

大体これらが上位を占めている

私は主に釈迦さんやスタヌさんを楽しませてもらっているが加藤や元生主を視聴している人間クズでいい年して実家ぐらしをしている人間的に終わっている連中だ

こんなのに負けてしまっているプロゲーマーは「プロ」として存在価値はあるのだろうか甚だ疑問だ

リアル野球版に日本シリーズが入場者数で負けているようなものだぞ?

日本プロゲーマー未来は暗い

2021-05-02

anond:20210502170240

日本の何十倍感染者を出してる国を参考にするの?wwwwww

毒親と戦って勝った夢を見た。

私の母は毒親だ。

毒親の凄い所は、たとえ直接の関わりを絶ったとしても、延々と子供脳内に巣食い呪いを撒き散らす所だ。

逃げるように家を出て、一人暮らしで自活を始めてからも、私は毎日のように母に罵倒暴力を受ける夢を見た。

一人暮らしを始めてからの数年に渡って、夜は悲鳴を上げながら飛び起き、朝は金縛りにあって幻聴で母の足音罵声を聞いた。

起きている時も私の行動や思考の一つ一つを、脳内で母の声が馬鹿にして否定し、少しでも自分を褒めたり認めたりするとすかさずその十倍罵声を浴びせた。

そんな私が、夢の中とはいえまれて初めて毒親に「勝った」と思えたので興奮のままに記録しておける場所を探し、アカウントを取得してここに辿り着いている。

母は私の容姿性格をいつもケチョンケチョンに貶すだけではなく、よく暴力を振るった。

私を物で殴る時、母は次々と殴る物の材質を変えて私の反応を見る。一番痛がった物を、次からずっと使うためだ。必死でどれも痛くないフリをしようとするが、幼い子供だ、結局我慢できずに泣き叫んでしまう。脆い物なら、物の方が壊れる。

壊れにくさと痛さから、母が常習的に私を殴る武器プラスチックハンガーになった。

あれは痛い。服の上から殴るのではなく、脱がせて素肌を殴るのだ。

私は夢の中で実家に住んでおり、1泊2日で京都神社仏閣巡りに行こうとしていた。

元々、全てが行き詰まった時に、突然思い立って一人で京都まで行き、7つの神社仏閣を巡って願掛け旅行(?)を決行した経験がある。

今回もそれだ。私の人生は切羽詰まっていた。新幹線の予約を取り、白装束でご利益のある神社を訪れる計画を立てた。

親に行き先を告げずに外泊などしたことがない。親が来客を相手している間に「ちょっと出かけてくる」と装って全身白に着替え、家を出ようとした。

白のワンピースはあるが、白のキャミソールが見つからない。とりあえず下着に直接ワンピースを着てみるが、透けてしまいこれはダメだと着替えようとしたその時。

親がキレた。

「何その格好、みっともない!!!早く濃い色のキャミソールを着なさい!!!

願掛けのため全身白装束にこだわっていたので、拒否した。白のキャミソールを家で探すか買ってくるつもりだったが、親は一度キレると人の話を聞かない。

「これでいいでしょ!!!これを着なさい!!!早く!!!

言い争いになりヒートアップした親はプラスチックハンガーを手に襲ってきた。怒鳴り合いながら広い家の中を逃げ回り、数時間の攻防を経てなんとか家を出る。原因がどんなくだらないことでも、毒親にとっては自分服従するかしないかが大切なので、こちらが全面降伏姿勢を取るまで延々と戦いは続く。

新幹線の予約時間を過ぎてしまっていた。結局行き先を聞き出した親が車で京都まで着いてきた。

あんたが一人で京都なんて行けるわけがないのよ。仕方ないから私が送ってあげるから感謝しなさい」

「お母さんのせいで遅れたんだから新幹線お金返してよ!」

おそらくいつもなら私が形だけ反省感謝をして丸く収まり、二人で旅行という名の親の行きたい所に付き添いが始まる展開だ。

だが今回の私は徹底して反発した。

京都に着いてからは強引に別行動を取り目的の参拝を終え、帰りの新幹線で親に見つかった。

私が一向に私が悪かったと認めないので、まだキャミソールのことで喧嘩しており、新幹線の中で怒鳴り合い泣き叫ぶ修羅場になった。

「お母さんのやってることはおかしい!どうして下着の色まで決められなきゃいけないの?」

「親だからに決まってるでしょ!親の言うことは聞きなさい!」

「それなら私もお母さんの下着の色勝手に決めるね。自分がされたら嫌でしょ?」

「親に向かってその態度は何だ!」

「親子以前に私は人間だよ!人に向かってその態度は何だ!」

殴るぞ!」

「じゃあ私もお母さんが逆らったらハンガーで殴るね!」

「親を殴るとは何事だ!」

「だから、それ以前に私は人間だ!人に対して暴力を振るうとは何事だ!」

この返しを思いついたのは現実でも夢でも初めてだった。私はいつも親の屁理屈というか、屁理屈ですらない恫喝丸めまれしまっていた。

延々とこの堂々巡りを続けた。家に帰れば殴られるのが分かっていたが、私は引かなかった。

「お母さんに勝手下着の色を決められて不愉快な思いをしたので、それをやめて謝らないなら私もお母さんの下着の色を強制する。嫌がったらハンガーで殴る」

私はひたすらこの条件を主張し続けた。親がハンガーを振り上げる。私も咄嗟にもう1つのハンガーを掴み親を殴った。

物で殴り返したのは初めてだ。

毒親悪夢を見ている時いつも、親に言い返そうとすると何故か声が出なくなる。そしてどうしようもなく涙腺が緩む。涙ばかりが流れ、かすかに囁くような声しか出せなくなる。それをまた馬鹿にされる。そして諦めるか、必死に叫ぼうとしながら目が覚めるかのどちらかだった。

今回の私は諦めず目も覚めなかった。ほとんど息しか出なくなった声帯で懲りずに同じことを主張し続けた。

大人の体になりハンガーを手にしている私を、親は本気で殴ってこなかった。結局脅しでしかないのだ。知っていた。誤魔化すように軽くぺしぺしと叩かれた。構わず私は殴った。これも何故か力の入らないフニャフニャの腕で、それでも出来る限りの本気で親を殴った。

あんたの格好があまりにもみっともないから。あんなブラが透けた格好して恥ずかしい!馬鹿じゃないの?あんたのためを思って言ったんだよ」

言い訳をし始めたが、そもそも私は白のキャミソールを探していたので透けたまま外に出る気などなかったこともスカスカの声で説明した。

そもそも、部屋で一瞬みっともない格好になったから何?そういうミスをずっと引きずって馬鹿にするのはただの意地悪だと思うけど」

「何度も言うけどあんたが親とか以前に私は人だ。人に対してその扱いはおかしいだろ。他人同士なら法で裁かれる案件だけど?それをすぐにやめないなら、私はあなたに同じことを要求し逆らえば同じ罰を与えます自分がされたらどれだけ屈辱的か分かるでしょ?今私に下着決められるのをそれだけ拒否するくせに、私に同じことをしたんだよね?」

初めて親が折れた。親は謝らなかったが、すったもんだの末、私が適当指定した下着を諦めて渋々身につけた。

そして目が覚めた。

いつも毒親悪夢を見ていた時と同じように、全身汗びっしょりで喉はカラカラに乾いていたが、今までにない爽快感があった。

私は人間だ。だから人権がある。

こんな単純な反論を今まで数十年間思いつかなかったなんて。

夢で親に勝っただけで、現実は何一つ変わっていない。現実の親はまた、都合のいい時だけ連絡してきて、私に対して支配的に振る舞うんだろう。

だけどその時の抵抗の仕方を夢に教えてもらった気がする。

京都神様ありがとう

2021-04-29

社会人の大半が「会食」が理解できないことを百合子はまだ知らない

社会には文字が読めても理解はできないという人が多くいるので、当然、会食という言葉はなんとなく知っていても(それも一部だが)、

「会食をしない」という「会食」+「しない」という2つの言葉が組み合わさった複雑な言葉である時点で、

その意味理解して、さら自身の行動をイメージするところまでできる人はそう多くない。

から出社してみんなでランチに行ったり、歓送迎会したり、路上飲みしたりしてしまうわけ。

これらが会食にあたるということが、そして会食をしないということがこれらを行わないことだということが理解できない。

これは大卒だろうが、ある程度の知能を必要とする職業についていようが関係くそである

厚生労働省宴会を行ってしまった人たちだって国家公務員試験を経て、倍率数十倍を経て選ばれた人たちであるはずだ。

からこれを理解して、赤ちゃんに諭すように噛み砕いて伝えないと誰も理解できないままだぞ、百合子。

2021-04-27

anond:20210426143900

まだ何もわかってないワクチン安全性確認するのに率先して使われる命ってわかるだろ

通常の開発の何十倍もはやく出来てる最初ワクチンって試作品もいいとこ

打って効果があるかどうかどころか副作用も何もわかってないんだよ

2021-04-23

マイナンバー雇用均等法

従業員マイナンバー下一桁に偏りがあると重加算税

マイナンバー下一桁の番号指定求人がでる

・応募可能求職者が十分の一に減るので、つまり採用確率十倍になる

2021-04-20

在宅勤務で暇すぎるのでコロナの事を書いてみる

仕事もねぇし、だらだらネット三昧

サラリーマンは気楽でいいね

親の事業を継いでたら今頃ひどい目にあってたわ。

セフセフ。

 

そんなわけでコロナで思うことを書き留めておく。

長いしムカつくだろうから読まないことをお勧めする。

まぁ読むやつはいねぇだろうがw

 

2,3年後にそらみたことかと言えるようにネットに残しておきたいだけだ。

実名だとフルボッコだろうからこっちでw

 

では、始める

自粛マスクワクチン感染者や死者を減らす施策勘違いされたま

政府専門家の誰もこれを正さずここまで来ちゃったわけだ。

辟易している。

 

最初は正しくピークシフトだと言うてたがいつの間にか説明を諦めたようだ。

国民リテラシーが低すぎてさじを投げたように見える。

 

自粛しようがマスク着用しようが全国民ワクチン打とうが

感染者数も死者も総数は変わらない。

山が平らになるだけ。

減らない。

なんで減ると思ったの?

伝播速度を緩める効果しかない。

日常生活を送っててコロナウイルスから一生逃れ続ける事は不可能

手洗いとか殺菌でどうにかなるものではない。

 

そんなもんで撲滅できるならインフルエンザなんてとっくに撲滅できてる。

風邪なんてこの世から消えて無くなってる。

無理なの、不可能なの。

 

人類がこれまで撲滅できたウイルス天然痘だけで

これは死亡率が高く感染メカニズムや皮膚に症状が現れるなど撲滅できる条件が整ってた。

世界中が右も左も西も東も手を取り合って全世界的に撲滅作戦執行した。

人の移動もまだ緩やかだった時代にようやく達成できた。

これを現代コロナでやるのは無理。

どこかに残り続ける。

そしていつかは全員に回ってくる。

コロナウイルス撲滅の可能性がわずかでもあればロックダウンだのマスクに意義があるが。

2万%無理です。

 

ワクチンさえ間に合えば無敵になるんだからセーフだろって?

なりません、そんなもんで救えるならとっくに風邪インフルでやってる。

 

まず、コロナウイルスってどこにでもいる普通ウイルスなの。

風邪、原因になるウイルスは無数にあるけどその代表格が

ライノ、RS、コロナ、パラインフルなど

コロナ風邪の2割の原因。

ちなみに、風邪ウイルス罹患したら全員もれなく発症するようなものではない。

症状がでるのは2割。

普通の人は一年に1,2回は風邪を引くけど実際にはその4,5倍は無症状なだけでウイルスには感染してる。

免疫あんじょう処理して気づかずに終わってる。

ウイルスには感染しているのだから気道などで増殖しくしゃみをすれば飛沫をばらまいてる。

そうやってウイルスは街の中でジワジワと生き延びる。

気温や湿度など条件が整えば一気に広がる。

 

日本は年間130万人が死ぬがそのうち10万人程度は風邪が原因。

ところがこの数字正確な統計すら無い。

 

人が死んでも基本的に原因は調べない。

末期がん患者死ねば死因はざっくりガン、高齢者なら肺炎老衰ごまかす。

肺炎も概ね誤飲肺炎とする。

ごまかすってのは言い方が悪いが

 

ところが今、誤飲肺炎だろうが末期がん患者だろうかコロナ罹患して死ねコロナ死とカウントしている。

そもそも誤飲肺炎というのも相当因果関係なだけで、

年寄りが軽い風邪を引く、もともと筋力が落ちてるところにウイルス筋肉が炎症を起こせば

身体機能が低下し。つまり正しく飲み込む筋肉が働かない。

結果誤飲肺炎になる。

直接的な原因、つまり死因は誤飲肺炎と診断で間違いは無いが。

なんか違うよね。

でもコロナ感染者だと死因はコロナ

なんだかなぁ

 

ともかく実際の死ではそんな細かい事は調べない。

調査もしない、だから風邪で何人死んだかなんて統計もない。

だけどサンプリング病理解剖をしている。

老衰と診断された人も詳しく調べると原因がわかる。

心筋や脳からウイルス細菌が見つかる。

心臓止めたのはこいつだなと。わかる

 

そういう研究から推測すれば年間10万人程度が風邪で死んでる。

 

風邪で人が死ぬのは当たり前すぎて誰も研究調査もしないわけ。

 

ところがコロナは数千人死んだだけで大騒ぎして緻密な調査して怖い怖い言うてる。

肺炎球菌だけで年間4,5万人が死んでるけど

医療崩壊は起きないし大騒ぎにもならない。

はいつか死ぬよね、あの人は肺炎球菌だったってさ、へぇ

で終わり。

でも新型コロナは大騒ぎ。

 

いやでもワクチンで死者は減る、重症化を抑制できるだろって。

できません。

インフルワクチンで立証済み。

インフルワクチンですら寿命増進には寄与していない。

死亡率が下がると思うだろ?

下がらないんだわ。

若年層がワクチン打っちゃう免疫獲得の機会を逃すことになるから

 

ミクロで見れば効果はあるんだけど一生、社会全体のマクロで見るとなーんの効果も無い。

せいぜいが高齢者だけ。

 

コロナワクチン高齢者の接種は否定しないよ。

高齢者も若年層も同じウイルスだろうって。

 

体力が違う。

 

ワクチンは獲得免疫のチャンスを逃す。

免疫ってのは人体が強いダメージを食らうほどその抗原を強く長く記憶するようにできてる。

しか免疫諸刃の剣で、人体を守る機能ではあるがそれが暴走すると体そのものを壊す。

アレルギーアトピーがその代表的な症状。

体内の異物を見境なしに敵とみなして排除するわけにはいかんのです。

人間の体は様々な細菌ウイルス共生している。善玉菌など。

そもそも飯を食うというのが異物の挿入なわけで。

これを免疫機能排除しちゃったら生きられない。

実際に米や小麦アレルギーを持つ人もいる。

困るよね。

 

では人体はどうしているかと言うと体調が崩れた時に体内にいた異物を敵とみなすシステムになってる。

さらに何段階かあり、めちゃくちゃ体調が崩れた時は超ヤバい敵と認識する。

一度記憶した敵は一生涯敵とみなせばいいじゃないかって?

ところが免疫システムもっと利口で、敵を誤認するであろう事もシステム設計で考慮されてる。

人体すげぇ

 

から短期免疫と長期免疫に別れてる。

よほど重い症状でなければ短期免疫で済ませる。これなら誤認であっても時間が経てば解除される。

例えば一時的に米アレルギーになっても数ヶ月でまた米が食えるようになる。

 

免疫の最終段階はキラーT細胞で、これは体内の異物をとにかく殺しまくって体内を一度リセットする最終兵器

免疫にはIgA、IgM、IgGなど各種あるけど、活動場所が違い、どれが発動するか、体の不調の検知は炎症、発熱トリガーにしてる。

 

人間の体でヤバいのは人体の損傷、つまり炎症なわけで、炎症を起こせば筋肉発熱する。

人体がエネルギーを熱に変換できるのは筋肉で、炎症箇所の筋肉発熱する。

これを免疫細胞が検知し、周辺にいる異物を排除しようとする。

 

年寄りが死にやすいのは筋力が低下しているので発熱ができず免疫が起動しないから。

 

で、西洋医学はここに目をつけた、そや、炎症を抑えればええやん。

抗炎症薬の登場。

とりあえず大本の炎症を抑えれば発熱もすることなく、時間が経てば自然治癒するだろと。

寝込むこともなく日常生活継続できる。

まぁ間違っちゃいない。対症療法

 

ところが、これだと免疫活動する必要が無い。

白血球がそれなりに異物を食うてくれるのでそのうち治まるが。

 

西洋人アスピリン化学合成からこの作戦で半世紀、百年やってきた。

 

東洋医学はこれとは逆で炎症、発熱にはそれなりに意味があるものと考え解熱、炎症鎮圧をやらない。

発熱を許容し葛根湯を飲んでおとなしく寝てなさい。

これで数百年やってきた。

 

コロナ回復後も後遺症がある、つーが

従来の風邪でも山程症例あります

後遺症は新型コロナだけの特別症例では無い。

 

風邪回復後にウイルスは検出されないのに微熱が続く、頭痛するようになった。

いくら精密検査しても原因不明

こんな症例はいくらでもある。

 

そもそもタバコも吸わない健康的な生活してても年を取れば小中学校の頃のように走り回ったり飛び跳ねたりできなくなる。

これ後遺症と言うか?

人生何度も風邪やら怪我やら各種疾病を繰り返しながら大人になる。

そのたびに肺や人体の損傷が蓄積される。

風邪が治ったからって体は完全に元通りにはなってない。

ちょっとずつダメージが蓄積される。

老化ってそういうもんですから人間ですもの

なぜか新型コロナだけ後遺症だと大騒ぎしてる。

 

新型コロナ国民一丸となって頑張ったから抑え込めたのだ、この程度で済んでいるのだと主張する人。

99.99%の国民勘違いしてる。

努力には意味がないと報われないよね。

ところが、実際には意味がない。

ただのピークシフト

いずれ一度はかからなきゃならない。

今かかるか先にかかるかってだけ。

 

で、大騒ぎせずにただの風邪と扱ってりゃ一般病院で診察できるんだから医療崩壊は起きない。

逆に言えば大騒ぎしてる連中が殺してるんだよ。

 

ヒステリック特別病気として扱えと騒いでる連中が医療リソース制限をかけ

受けられるはずの治療を奪ってる。

大阪はとうとう溢れた。

医療リソースが枯渇したのではない、コロナ対応できる医療リソースが枯渇しただけだ。

指定感染症なんだから仕方がない。

ただの風邪なら一般病院でエクモできるのに、指定感染症だからできない。結果、たらい回しにされ見殺し。

肺炎球菌だけで年間4,5万人死んでて、医療はそれで逼迫するわけではない。

十分に受け入れられるんだよ。

 

で、今回のコロナ騒動西洋医学が敗北を認めりゃ終わった話

まり解熱剤飲むなボケ対症療法ではなく自己免疫刮目しなさいって話なの。

 

フィリピン人種的にはマレー系子供には蒙古斑が出るアジア系なのだが。

統治経験から文化的医療制度西洋医学なわけで、

 

アジアで見るとフィリピンコロナの死者、感染者数で悪い結果が出てる。

この国、解熱剤、鎮痛剤、抗炎症剤、抗生物質大国です。

途上国ということもありセルフメディケーションが浸透してて

薬局日本では医師処方箋な薬を手軽に薬局で買える。

そして東洋医学知識は無いので薬をガブガブ飲む。

 

免疫が育たんわけです。

西洋と同じ。

 

東洋医学が強く残っている対岸のベトナム対象的な結果になった。

ベトナムフィリピンいずれもBCG実施国。

 

ここにきてイスラエルすげぇさすがユダヤ様とか言い出すアホォが現れた。

ワクチンの素早い確保と接種、さすが優等民族だと。

あのね、数字みてる?ちゃんと見てる?

 

一日あたりの感染者数は日本イスラエルも1月初旬がピークで8000人程度。

ところが、イスラエル人口は900万人、日本はその13倍1.2億人

あれ?

イスラエルコロナ死者数は6000人、日本は9600人

わぁ日本の方が多いって、人口13倍ですから人口比で比較しろよ、統計学的に。

てか高齢化率、コロナ死者の9割は高齢者

日本人口の3割がお年寄り高齢者高リスク

イスラエル若い国でお年寄りは1割しかいない

それでもこんだけ死んでる

ダメじゃん

ダメダメじゃん

 

イスラエルコロナ感染者数の推移みりゃわかるがワクチン接種開始してから

感染者数の減少傾向も他国と変わらん

 

どうみても犠牲を伴った集団免疫状態が完成しただけ

イスラエル国民免疫特にIgA抗体の推移を調査すりゃ感染者減少のメカニズムが解析できるんだろうが

ワクチン打っちゃったからもはやわからんだろうな。

IgAとワクチン効果は数ヶ月だから、数カ月後変異種で再度感染爆発もありえる。

まだ結果を評価できる段階ではない。

 

そもそも人口あたりで比較すりゃ日本の数十倍の死者を出してるわけで

ただの集団免疫だとすればイスラエルは大失敗だったわけで、

この失策を隠すためにワクチン接種を急いだとも考えられる

 

でもでも日本も1万人近くが死んでるんだから大事だって

普通風邪だけで年間10万人が死にます、命なんてそんなもんです。

肺炎球菌だけでも4,5万人が死んでる。

9600人がナンボのもんやねん、統計誤差にもならん。

 

はいつか全員死ぬの、例外は無いの、避けられないの。

コロナにさえかからなければ健康不老不死だと思ってる?

なんでそう思ったの?

 

でもリスクがあるなら避けるべきじゃないかって。

あのな

厚労省生命表ってデータ作って公表してる。

年齢ごとに一年後に生きてる確率なんてのがわかる。

40歳男性

まれからその歳まで生き延びられた確率は98.4%

まり1.6%すでに脱落してる。

さら一年後41歳だと98.3%

まり千人の40歳のうち一人は一年以内に脱落する

てめぇは今年0.1%の確率死ぬの。

 

じゃぁ40歳コロナ死ぬ確率って?

40台のコロナ死者が10人か20人か知らんが、テキトーで20人でいいや。

40台の人口は2000万人だから割ってみる。

 

0.000001

 

0.0001%

 

キ ニ ス ル ナ

 

ちなみに40台、死因トップ自殺な。

どーでもいいことをクヨクヨ悩むからまらん事で死を選ぶんだよ。

人生楽しめ。生きてる間は精一杯笑え

 

高齢者ハイリスク群だから隔離なり、ワクチン否定せんよ。

だけど、莫大な国費を投入する経済合理性があるのかは疑問だわ。

 

命に値段は付けられない、やれることは全部やれ、政治家が口にするには美しいセリフだが。

無責任セリフだよ。眉に唾つけて聞きなさい。

国家予算無限にあるわけではない、医療に割ける予算には限度がある。

科学合理的経済性を図って予算を使うべきで。

一億円かければあと一日延命できます

こんなもん皆保険無限に許してたら制度破綻する。誰でもわかる。

どこかで線引しなきゃならない。

経済性で線引するしかしょうがねぇの。

10日なのか100日なのか、10年なのか。

これは厚労省がきっちり計算して制度に落とし込んでる。

 

実際の医療現場でも救える命を無制限に金とリソース浪費して救ってるわけではない。

標準医療には制限があり、実際にはまだやれる事、医学的、科学的に延命余地はあっても

どこかで生命維持装置スイッチを切ってる。

しょうがねぇの。

 

だけど厚労省は結果を出してる、世界で一番長生きな国を作ってる。

厚労省すげぇ

 

西洋医学安易追従して、セルフメディケーションとかやらなかった。

医薬品業界はこっちにシフトさせようと必死だけど、厚労省良心ギリギリのところで止めてる。

まぁ昨今ズルズルだけど。

東洋医学の影響を残し強い解熱剤は抑制的にやってきた。

お陰で国民の大半はコロナ免疫を獲得済みで、今回の新型コロナでも交差免疫が効いている。

 

子供発熱する、病院に駆け込む、A病院では薬が処方されすぐに熱が下がった名医だ。

B病院は薬を出し渋る、なんだあの医者ダメだ。次からA病院しか行かない。

初めての子育て、頼れる人も相談できる人もいない、心配で仕方がない。わかるよ。

熱が下がればホッとするよね。

 

でもそれ子供免疫力をスポイルしてるからね。

何度も何度も同じ風邪を引くよ。

一発罹って発熱して免疫獲得すりゃ次からは軽い症状で済むのに。

ちった利口になれよと。

 

でさ、マスクをいつ外すの?

コロナが終わればOKなの?

なんで?

奇しくも立証しちゃったよね。

超過死亡が下がってる。

あれ?

 

こーゆー生活をみんなで我慢すれば毎年数万人の命を救える

立証しちゃった

 

あれ?

 

インフル肺炎やらの患者が激減してる。

そりゃ減りますよ、こんだけ潔癖で生活抑制してりゃ。

 

マスク自粛のお陰でコロナとは別に数万人の命を救ったわけだ。

マスクし続ければ、飲食店を潰しまくれば来年以降毎年それだけ救える。

 

え?戻すの?

数万人殺すの?

 

何時の時点で、どの条件でマスクを外すのか。

次はこの議論しなきゃならんのだが覚悟できてる?

 

コロナにさえかからなければ不老不死ってわけじゃないよ。

意味わかる?

 

二歳の子供と公園に遊びに行く

マスクなどしない、子供にもマスクをさせている親は怪訝そうにみる。

逃げていく親もいる。

乳幼児 Permalink | 記事への反応(4) | 16:37

2021-04-16

被害者の親に感情移入してブチ切れる前に加害者の親にならないかどうか心配しろ

いか

お前の子供がイジメられて自殺するより何十倍イジメる側につく可能性のが高いんだ。

たとえばクラスイジメ被害者が1人いるとする。

そしたら最低主犯格が2人(1on1ならイジメにならん)、取り巻きが数人、見て見ぬふりをする傍観者が数十人いる。

お前自身が一番よくわかっているだろうが、この世にイジメを一度も目にすることな大人になったやつはいない。

学年があがる、クラスが変わる、学校が変わる、部活に入る、等々、所属する集団メンバーが変わるたびに、いじめリスクと向き合うことになる。

そしてそのとき選択を迫られる。

イジメ被害者になるか、加害者になるか、それとも傍観者となるか。

多くの人は傍観者になる。

ただし傍観者中立ではない。

被害者からすれば死にたくなるほどつらい時にイジメを止めてくれなかった傍観者実質的加害者と同じだ。

まり、三択のようにみえて実際は被害者加害者かの二択を選ばなければならない。

だってイジメられるのは辛いか被害者になるのは極力避けるだろう。

そしたら自動的加害者の仲間入りだ。

お前の子供がいじめ被害者になるよりも加害者になる可能性の方が圧倒的に高いんだ。

2021-04-13

ナーロッパという概念は実ははてサの中にこそ存在したっていうキッツイ事実

一概に言えない複雑な問題功罪相反する事実を見て見ぬ振りしヨーロッパのいいところ「だけ」トリミングして日本への叩き棒とする

言っちゃ悪いけどポリコネ棒とか揶揄されてるのより数十倍邪悪でそれを真実勘違いしてる連中によって実害まで発生してるという

Qアノンと大差ないよね

2021-04-09

怖い路線バスはごく一部

anond:20210408225201

補足まで読んだけど納得できなかった。

一律運賃バスは言う通り全く怖くない。ICカードタッチの後乗り前降り降車時払いも同様。

怖い路線バスは一つ、『前乗り、後降り、乗車時払い、行き先を運転手告げる』だけなんだよ。

これを怖がるのを「バーカ、バーカ」言われるのは非常に心外

終点だったら良いけど運転手バス名言わせてくるじゃん。○○駅行きたいのにバス停名は『○○駅入り口』だったりして、それ知らずに「○○駅」ってバス名言ったら「そんなバス停、停まりません」とか言って料金箱の前で慌てさせるじゃん。

もっと酷いのは『○○駅』と『○○駅入り口』のバス停が両方あって、「この後にくるバスが停まります」言われて従ったら旧道のバス停だったりして問題の○○駅まで結構遠かったり。とにかくビギナーに多くを求めすぎ。

そしてバス停。あい情報無さ過ぎ。路線図あってもそのバス停の近所に何あるかは書いてない。一律だったら料金書いてあるけど、変動の場合は書いてあったりなかったり。あの汚くてかすれて読みにくいバスから全てを察するのは無理。

あと料金箱。いい加減国内自動釣り両替必要かどっちかにまとめろ。自動釣りが便利だけど高いなら両替で構わないから。

もちろんバス運転手さんの中には行き先聞いて降りるべきバス停教えてくれる良い人も居て、はじめての乗車でも簡単な事もあるけど、その数十倍ゴミみたいなオッサン自己中糞運転手ばっかだから、正直均一料金のバス以外は全て新型コロナのアレコレで潰れてどうぞ。

過疎地限界集落?知るか、俺は行かないし、そんなとこのバス使う奴は土地勘あるでしょ。電車の数倍以上の下調べが必要公共交通機関とか社会不具合でしょ。マジで

anond:20210408101204

弱者男性アンド弱者女性たち〜!集まっておしゃべり会しますわよ〜!」と東京都やらが呼び掛けたとして

これに

「女がいないなら行かない」と言うのが男のクソ駄目なところで

女性限定なら…」とノコノコ出て行ってお茶飲んで案外楽しんで帰るのが女の強いところなんだよな

(弱者女性男性恐怖症が強いので参加ハードルを下げるなら確実に男女別になる、という現実に則すものとする)

孤独に陥り易いか否かは「同性に心を開いているか」案外この一点で決まると思うし

その点では女は男の数十倍有利なのは本当。

弱者男性問題解決は、結局は恋人とか結婚とかではなく「友人」なんだわ

2021-04-05

保存が必要な種籾の量が違うのって大差じゃないの?

ここがヘンだよ農業チート

https://ncode.syosetu.com/n0132dz/1/

「仮に種子10を30倍にすれば300で増加量は290ですが、種子200を3倍にすれば600で増加量400と、前提次第で簡単にひっくり返ってしまます。」

これって、単純な収穫量の数字以外に見なくちゃいけないところがないか

十倍の収穫が期待できるなら種籾を削って換金やら年貢に回せる

略奪されても少量を隠しておけば何とかなるかもしれない

数倍しか収穫が得られないなら、種籾のためにも倉庫必要となり保存コストがかかる

ただし、緊急時に種籾を食いつぶすには都合がいいかもしれない

まぁ、中世ヨーロッパで種籾が不足した場合は、肥料を集中している土地に種まきも集中させて、収穫率もあがったんだろうが……

これもいろいろある違いのひとつに過ぎず、著者の文章では違いよりも共通性に注目したってことかな?

2021-03-31

日本ワクチンが後回しにされているって批判されているけど

何倍、何十倍と言ったレベルで人が死んでる国を差し置いてワクチンを奪えって話?

2021-03-29

anond:20210327212335

当方男性で割と体格が良く、顔も怖い(らしい)方なので、ぶつかられることはめったに無い。

というか、ぶつかってしまうと相手怪我をさせてしま可能性もあるので、むしろ必死に避けてる。

それでもぶつかってくる人って、稀にではあるけどいるのよね。本当に稀ではあるのだけれど、故意しか思えないぶつかり方をしてくる人はいる。

自分でもぶつかられるとかなりショックだし、世の中にはこの何十倍、何百倍の確率でぶつかられる人もいると思うと、本当に気の毒よ。

2021-03-22

注目エントリこち

九、ジョバンニの切符きっぷ

「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオ観測所です。」

 窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四棟むねばかり立って、その一つの屋根の上に、眼めもさめるような、青宝玉サファイア黄玉パースの大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。黄いろのがだんだん向うへまわって行って、青い小さいのがこっちへ進んで来、間もなく二つのはじは、重なり合って、きれいな緑いろの両面凸とつレンズのかたちをつくり、それもだんだん、まん中がふくらみ出して、とうとう青いのは、すっかりトパースの正面に来ましたので、緑の中心と黄いろな明るい環わとができました。それがまただんだん横へ外それて、前のレンズの形を逆に繰くり返し、とうとうすっとはなれて、サファイアは向うへめぐり、黄いろのはこっちへ進み、また丁度さっきのような風になりました。銀河の、かたちもなく音もない水にかこまれて、ほんとうにその黒い測候所が、睡ねむっているように、しずかによこたわったのです。

「あれは、水の速さをはかる器械です。水も……。」鳥捕とりとりが云いかけたとき

切符を拝見いたします。」三人の席の横に、赤い帽子ぼうしをかぶったせいの高い車掌しゃしょうが、いつかまっすぐに立っていて云いました。鳥捕りは、だまってかくしから、小さな紙きれを出しました。車掌ちょっと見て、すぐ眼をそらして、(あなた方のは?)というように、指をうごかしながら、手をジョバンニたちの方へ出しました。

「さあ、」ジョバンニは困って、もじもじしていましたら、カムパネルラは、わけもないという風で、小さなねずみいろの切符を出しました。ジョバンニは、すっかりあわててしまって、もしか上着ポケットにでも、入っていたかとおもいながら、手を入れて見ましたら、何か大きな畳たたんだ紙きれにあたりました。こんなもの入っていたろうかと思って、急いで出してみましたら、それは四つに折ったはがきぐらいの大きさの緑いろの紙でした。車掌が手を出しているもんですから何でも構わない、やっちまえと思って渡しましたら、車掌はまっすぐに立ち直って叮寧ていねいにそれを開いて見ていました。そして読みながら上着のぼたんやなんかしきりに直したりしていましたし燈台看守も下からそれを熱心にのぞいていましたから、ジョバンニはたしかにあれは証明書か何かだったと考えて少し胸が熱くなるような気がしました。

「これは三次空間の方からお持ちになったのですか。」車掌がたずねました。

何だかわかりません。」もう大丈夫だいじょうぶだと安心しながらジョバンニはそっちを見あげてくつくつ笑いました。

「よろしゅうございます南十字サウザンクロスへ着きますのは、次の第三時ころになります。」車掌は紙をジョバンニに渡して向うへ行きました。

 カムパネルラは、その紙切れが何だったか待ち兼ねたというように急いでのぞきこみました。ジョバンニも全く早く見たかったのです。ところがそれはいちめん黒い唐草からくさのような模様の中に、おかしな十ばかりの字を印刷したものでだまって見ていると何だかその中へ吸い込こまれしまうような気がするのでした。すると鳥捕りが横からちらっとそれを見てあわてたように云いました。

「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想げんそう第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈はずでさあ、あなた方大したもんですね。」

何だかわかりません。」ジョバンニが赤くなって答えながらそれを又また畳んでかくしに入れました。そしてきまりが悪いのでカムパネルラと二人、また窓の外をながめていましたが、その鳥捕りの時々大したもんだというようにちらちらこっちを見ているのがぼんやりわかりました。

「もうじき鷲わしの停車場だよ。」カムパネルラが向う岸の、三つならんだ小さな青じろい三角標と地図とを見較みくらべて云いました。

 ジョバンニはなんだかわけもわからずににわかにとなりの鳥捕りが気の毒でたまらなくなりました。鷺さぎをつかまえてせいせいしたとよろこんだり、白いきれでそれをくるくる包んだり、ひとの切符をびっくりしたように横目で見てあわててほめだしたり、そんなことを一一考えていると、もうその見ず知らずの鳥捕りのために、ジョバンニの持っているものでも食べるものでもなんでもやってしまいたい、もうこの人のほんとうの幸さいわいになるなら自分があの光る天の川河原かわらに立って百年つづけて立って鳥をとってやってもいいというような気がして、どうしてももう黙だまっていられなくなりました。ほんとうにあなたほしいものは一体何ですか、と訊きこうとして、それではあんまり出し抜ぬけだから、どうしようかと考えて振ふり返って見ましたら、そこにはもうあの鳥捕りが居ませんでした。網棚あみだなの上には白い荷物も見えなかったのです。また窓の外で足をふんばってそらを見上げて鷺を捕る支度したくをしているのかと思って、急いでそっちを見ましたが、外はいちめんのうつくしい砂子と白いすすきの波ばかり、あの鳥捕りの広いせなかも尖とがった帽子も見えませんでした。

「あの人どこへ行ったろう。」カムパネルラぼんやりそう云っていました。

「どこへ行ったろう。一体どこでまたあうのだろう。僕ぼくはどうしても少しあの人に物を言わなかったろう。」

「ああ、僕もそう思っているよ。」

「僕はあの人が邪魔じゃまなような気がしたんだ。だから僕は大へんつらい。」ジョバンニはこんな変てこな気もちは、ほんとうにはじめてだし、こんなこと今まで云ったこともないと思いました。

何だか苹果りんごの匂においがする。僕いま苹果のこと考えたためだろうか。」カムパネルラ不思議そうにあたりを見まわしました。

「ほんとうに苹果の匂だよ。それから野茨のいばらの匂もする。」ジョバンニもそこらを見ましたがやっぱりそれは窓からでも入って来るらしいのでした。いま秋だから野茨の花の匂のする筈はないとジョバンニは思いました。

 そしたら俄にわかにそこに、つやつやした黒い髪かみの六つばかりの男の子が赤いジャケツのぼたんもかけずひどくびっくりしたような顔をしてがたがたふるえてはだしで立っていました。隣となりには黒い洋服をきちんと着たせいの高い青年が一ぱいに風に吹ふかれているけやきの木のような姿勢で、男の子の手をしっかりひいて立っていました。

「あら、ここどこでしょう。まあ、きれいだわ。」青年のうしろにもひとり十二ばかりの眼の茶いろな可愛かあいらしい女の子が黒い外套がいとうを着て青年の腕うでにすがって不思議そうに窓の外を見ているのでした。

「ああ、ここはランカシャイヤだ。いや、コンネクテカット州だ。いや、ああ、ぼくたちはそらへ来たのだ。わたしたちは天へ行くのです。ごらんなさい。あのしるしは天上のしるしです。もうなんにもこわいことありません。わたくしたちは神さまに召めされているのです。」黒服青年はよろこびにかがやいてその女の子に云いいました。けれどもなぜかまた額に深く皺しわを刻んで、それに大へんつかれているらしく、無理に笑いながら男の子をジョバンニのとなりに座すわらせました。

 それから女の子にやさしくカムパネルラのとなりの席を指さしました。女の子はすなおにそこへ座って、きちんと両手を組み合せました。

「ぼくおおねえさんのとこへ行くんだよう。」腰掛こしかけたばかりの男の子は顔を変にして燈台看守の向うの席に座ったばかりの青年に云いました。青年は何とも云えず悲しそうな顔をして、じっとその子の、ちぢれてぬれた頭を見ました。女の子は、いきなり両手を顔にあててしくしく泣いてしまいました。

「お父さんやきくよねえさんはまだいろいろお仕事があるのです。けれどももうすぐあとからいらっしゃいます。それよりも、おっかさんはどんなに永く待っていらっしゃったでしょう。わたし大事なタダシはいまどんな歌をうたっているだろう、雪の降る朝にみんなと手をつないでぐるぐるにわとこのやぶをまわってあそんでいるだろうかと考えたりほんとうに待って心配していらっしゃるんですから、早く行っておっかさんにお目にかかりましょうね。」

「うん、だけど僕、船に乗らなけぁよかったなあ。」

「ええ、けれど、ごらんなさい、そら、どうです、あの立派な川、ね、あすこはあの夏中、ツインクル、ツインクル、リトル、スター をうたってやすとき、いつも窓からぼんやり白く見えていたでしょう。あすこですよ。ね、きれいでしょう、あんなに光っています。」

 泣いていた姉もハンケチで眼をふいて外を見ました。青年は教えるようにそっと姉弟にまた云いました。

わたしたちはもうなんにもかなしいことないのです。わたしたちはこんないいとこを旅して、じき神さまのとこへ行きます。そこならもうほんとうに明るくて匂がよくて立派な人たちでいっぱいです。そしてわたしたちの代りにボートへ乗れた人たちは、きっとみんな助けられて、心配して待っているめいめいのお父さんやお母さんや自分のお家へやら行くのです。さあ、もうじきですから元気を出しておもしろくうたって行きましょう。」青年男の子ぬれたような黒い髪をなで、みんなを慰なぐさめながら、自分だんだん顔いろがかがやいて来ました。

あなた方はどちらからいらっしゃったのですか。どうなすったのですか。」さっきの燈台看守がやっと少しわかったように青年にたずねました。青年はかすかにわらいました。

「いえ、氷山にぶっつかって船が沈しずみましてね、わたしたちこちらのお父さんが急な用で二ヶ月前一足さきに本国へお帰りになったのであとから発たったのです。私は大学はいっていて、家庭教師にやとわれていたのです。ところがちょうど十二日目、今日か昨日きのうのあたりです、船が氷山にぶっつかって一ぺんに傾かたむきもう沈みかけました。月のあかりはどこかぼんやりありましたが、霧きりが非常に深かったのです。ところがボートは左舷さげんの方半分はもうだめになっていましたから、とてもみんなは乗り切らないのです。もうそのうちにも船は沈みますし、私は必死となって、どうか小さな人たちを乗せて下さいと叫さけびました。近くの人たちはすぐみちを開いてそして子供たちのために祈いのって呉くれました。けれどもそこからボートまでのところにはまだまだ小さな子どもたちや親たちやなんか居て、とても押おしのける勇気がなかったのです。それでもわたくしはどうしてもこの方たちをお助けするのが私の義務だと思いましたから前にいる子供らを押しのけようとしました。けれどもまたそんなにして助けてあげるよりはこのまま神のお前にみんなで行く方がほんとうにこの方たちの幸福だとも思いました。それからまたその神にそむく罪はわたくしひとりでしょってぜひとも助けてあげようと思いました。けれどもどうして見ているとそれができないのでした。子どもらばかりボートの中へはなしてやってお母さんが狂気きょうきのようにキスを送りお父さんがかなしいのをじっとこらえてまっすぐに立っているなどとてももう腸はらわたもちぎれるようでした。そのうち船はもうずんずん沈みますから、私はもうすっかり覚悟かくごしてこの人たち二人を抱だいて、浮うかべるだけは浮ぼうとかたまって船の沈むのを待っていました。誰たれが投げたかライフブイが一つ飛んで来ましたけれども滑すべってずうっと向うへ行ってしまいました。私は一生けん命で甲板かんぱんの格子こうしになったとこをはなして、三人それにしっかりとりつきました。どこからともなく〔約二字分空白〕番の声があがりました。たちまちみんなはいろいろな国語で一ぺんにそれをうたいました。そのときにわかに大きな音がして私たちは水に落ちもう渦うずに入ったと思いながらしっかりこの人たちをだいてそれからぼうっとしたと思ったらもうここへ来ていたのです。この方たちのお母さんは一昨年没なくなられました。ええボートはきっと助かったにちがいありません、何せよほど熟練な水夫たちが漕こいですばやく船からはなれていましたから。」

 そこらからさないのりの声が聞えジョバンニもカムパネルラもいままで忘れていたいろいろのことをぼんやり思い出して眼めが熱くなりました。

(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍こおりつく潮水や、烈はげしい寒さとたたかって、たれかが一生けんめいはたらいている。ぼくはそのひとにほんとうに気の毒でそしてすまないような気がする。ぼくはそのひとのさいわいのためにいったいどうしたらいいのだろう。)ジョバンニは首を垂れて、すっかりふさぎ込こんでしまいました。

「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠とうげの上り下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」

 燈台守がなぐさめていました。

「ああそうです。ただいちばんのさいわいに至るためにいろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」

 青年が祈るようにそう答えました。

 そしてあの姉弟きょうだいはもうつかれてめいめいぐったり席によりかかって睡ねむっていました。さっきのあのはだしだった足にはいつか白い柔やわらかな靴くつをはいていたのです。

 ごとごとごとごと汽車きらびやか燐光りんこうの川の岸を進みました。向うの方の窓を見ると、野原はまるで幻燈げんとうのようでした。百も千もの大小さまざまの三角標、その大きなものの上には赤い点点をうった測量旗も見え、野原のはてはそれらがいちめん、たくさんたくさん集ってぼおっと青白い霧のよう、そこからかまたはもっとうからときどきさまざまの形のぼんやりした狼煙のろしのようなものが、かわるがわるきれいな桔梗ききょういろのそらにうちあげられるのでした。じつにそのすきとおった奇麗きれいな風は、ばらの匂においでいっぱいでした。

いかがですか。こういう苹果りんごはおはじめてでしょう。」向うの席の燈台看守がいつか黄金きんと紅でうつくしくいろどられた大きな苹果を落さないように両手で膝ひざの上にかかえていました。

「おや、どっから来たのですか。立派ですねえ。ここらではこんな苹果ができるのですか。」青年はほんとうにびっくりしたらしく燈台看守の両手にかかえられた一もりの苹果を眼を細くしたり首をまげたりしながらわれを忘れてながめていました。

「いや、まあおとり下さい。どうか、まあおとり下さい。」

 青年は一つとってジョバンニたちの方をちょっと見ました。

「さあ、向うの坊ぼっちゃんがた。いかがですか。おとり下さい。」

 ジョバンニは坊ちゃんといわれたのですこししゃくにさわってだまっていましたがカムパネルラ

ありがとう、」と云いました。すると青年自分でとって一つずつ二人に送ってよこしましたのでジョバンニも立ってありがとうと云いました。

 燈台看守はやっと両腕りょううでがあいたのでこんどは自分で一つずつ睡っている姉弟の膝にそっと置きました。

「どうもありがとう。どこでできるのですか。こんな立派な苹果は。」

 青年はつくづく見ながら云いました。

「この辺ではもちろん農業はいしますけれども大ていひとりでにいいものができるような約束くそくになって居おります農業だってそんなに骨は折れはしません。たいてい自分の望む種子たねさえ播まけばひとりでにどんどんできます。米だってパシフィック辺のように殻からもないし十倍も大きくて匂もいいのです。けれどもあなたがたのいらっしゃる方なら農業はもうありません。苹果だってお菓子だってかすが少しもありませんからみんなそのひとそのひとによってちがったわずかのいいかおりになって毛あなからちらけてしまうのです。」

 にわか男の子がぱっちり眼をあいて云いました。

「ああぼくいまお母さんの夢ゆめをみていたよ。お母さんがね立派な戸棚とだなや本のあるとこに居てね、ぼくの方を見て手をだしてにこにこにこにこわらったよ。ぼくおっかさん。りんごをひろってきてあげましょうか云ったら眼がさめちゃった。ああここさっきの汽車のなかだねえ。」

「その苹果りんごがそこにあります。このおじさんにいただいたのですよ。」青年が云いました。

ありがとうおじさん。おや、かおるねえさんまだねてるねえ、ぼくおこしてやろう。ねえさん。ごらん、りんごをもらったよ。おきてごらん。」

 姉はわらって眼をさましまぶしそうに両手を眼にあててそれから苹果を見ました。男の子はまるでパイを喰たべるようにもうそれを喰べていました、また折角せっかく剥むいたそのきれいな皮も、くるくるコルク抜ぬきのような形になって床ゆかへ落ちるまでの間にはすうっと、灰いろに光って蒸発してしまうのでした。

 二人はりんごを大切にポケットしまいました。

 川下の向う岸に青く茂しげった大きな林が見え、その枝えだには熟してまっ赤に光る円い実がいっぱい、その林のまん中に高い高い三角標が立って、森の中からオーケストラベルやジロフォンにまじって何とも云えずきれいな音いろが、とけるように浸しみるように風につれて流れて来るのでした。

 青年はぞくっとしてからだをふるうようにしました。

 だまってその譜ふを聞いていると、そこらにいちめん黄いろやうすい緑の明るい野原か敷物かがひろがり、またまっ白な蝋ろうのような露つゆが太陽の面を擦かすめて行くように思われました。

「まあ、あの烏からす。」カムパネルラのとなりのかおると呼ばれた女の子叫びました。

からすでない。みんなかささぎだ。」カムパネルラがまた何気なくしかるように叫びましたので、ジョバンニはまた思わず笑い、女の子はきまり悪そうにしました。まったく河原かわらの青じろいあかりの上に、黒い鳥がたくさんたくさんいっぱいに列になってとまってじっと川の微光びこうを受けているのでした。

「かささぎですねえ、頭のうしろのとこに毛がぴんと延びてますから。」青年はとりなすように云いました。

 向うの青い森の中の三角標はすっかり汽車の正面に来ました。そのとき汽車のずうっとうしろの方からあの聞きなれた〔約二字分空白〕番の讃美歌さんびかのふしが聞えてきました。よほどの人数で合唱しているらしいのでした。青年はさっと顔いろが青ざめ、たって一ぺんそっちへ行きそうにしましたが思いかえしてまた座すわりました。かおる子はハンケチを顔にあててしまいました。ジョバンニまで何だか鼻が変になりました。けれどもいつともなく誰たれともなくその歌は歌い出されだんだんはっきり強くなりました。思わずジョバンニもカムパネルラも一緒いっしょにうたい出したのです。

 そして青い橄欖かんらんの森が見えない天の川の向うにさめざめと光りながらだんだんしろの方へ行ってしまいそこから流れて来るあやしい楽器の音もも汽車のひびきや風の音にすり耗へらされてずうっとかすかになりました。

「あ孔雀くじゃくが居るよ。」

「ええたくさん居たわ。」女の子がこたえました。

 ジョバンニはその小さく小さくなっていまはもう一つの緑いろの貝ぼたんのように見える森の上にさっさっと青じろく時々光ってその孔雀がはねをひろげたりとじたりする光の反射を見ました。

「そうだ、孔雀の声だってさっき聞えた。」カムパネルラがかおる子に云いいました。

「ええ、三十疋ぴきぐらいはたしかに居たわ。ハープのように聞えたのはみんな孔雀よ。」女の子が答えました。ジョバンニは俄にわかに何とも云えずかなしい気がして思わず

カムパネルラ、ここからはねおりて遊んで行こうよ。」とこわい顔をして云おうとしたくらいでした。

 川は二つにわかれました。そのまっくらな島のまん中に高い高いやぐらが一つ組まれてその上に一人の寛ゆるい服を着て赤い帽子ぼうしをかぶった男が立っていました。そして両手に赤と青の旗をもってそらを見上げて信号しているのでした。ジョバンニが見ている間その人はしきりに赤い旗をふっていましたが俄かに赤旗おろしてうしろにかくすようにし青い旗を高く高くあげてまるでオーケストラ指揮者のように烈はげしく振ふりました。すると空中にざあっと雨のような音がして何かまっくらなものがいくかたまりもいくかたまり鉄砲丸てっぽうだまのように川の向うの方へ飛んで行くのでした。ジョバンニは思わずからからだを半分出してそっちを見あげました。美しい美しい桔梗ききょういろのがらんとした空の下を実に何万という小さな鳥どもが幾組いくくみも幾組もめいめいせわしくせわしく鳴いて通って行くのでした。

「鳥が飛んで行くな。」ジョバンニが窓の外で云いました。

「どら、」カムパネルラもそらを見ました。そのときあのやぐらの上のゆるい服の男は俄かに赤い旗をあげて狂気きょうきのようにふりうごかしました。するとぴたっと鳥の群は通らなくなりそれと同時にぴしゃぁんという潰つぶれたような音が川下の方で起ってそれからしばらくしいんとしました。と思ったらあの赤帽信号手がまた青い旗をふって叫さけんでいたのです。

「いまこそわたれわたり鳥、いまこそわたれわたり鳥。」その声もはっきり聞えました。それといっしょにまた幾万という鳥の群がそらをまっすぐにかけたのです。二人の顔を出しているまん中の窓からあの女の子が顔を出して美しい頬ほほをかがやかせながらそらを仰あおぎました。

「まあ、この鳥、たくさんですわねえ、あらまあそらのきれいなこと。」女の子はジョバンニにはなしかけましたけれどもジョバンニは生意気ないやだいと思いながらだまって口をむすんでそらを見あげていました。女の子は小さくほっと息をしてだまって席へ戻もどりました。カムパネルラが気の毒そうに窓から顔を引っ込こめて地図を見ていました。

「あの人鳥へ教えてるんでしょうか。」女の子がそっとカムパネルラにたずねました。

わたり鳥へ信号してるんです。きっとどこからのろしがあがるためでしょう。」カムパネルラが少しおぼつかなそうに答えました。そして車の中はしぃんとなりました。ジョバンニはもう頭を引っ込めたかったのですけれども明るいとこへ顔を出すのがつらかったのでだまってこらえてそのまま立って口笛くちぶえを吹ふいていました。

(どうして僕ぼくはこんなにかなしいのだろう。僕はもっとこころもちをきれいに大きくもたなければいけない。あすこの岸のずうっと向うにまるでけむりのような小さな青い火が見える。あれはほんとうにしずかでつめたい。僕はあれをよく見てこころもちをしずめるんだ。)ジョバンニは熱ほてって痛いあたまを両手で押おさえるようにしてそっちの方を見ました。(あ Permalink | 記事への反応(0) | 22:20

2021-03-20

anond:20210320130514

それ以前に操作性が最悪。

キーボードマウストラックパッド)では秒で終わる作業が、スマホタブレットだとその数倍~数十倍かかる。

スマホタブレットがあれば十分、って言っている人たちって人生時間無駄にしてるよなっていつも思ってる。

2021-03-16

anond:20210316124333

ひとつふたつはあるかも知れないが、

現実の性被害オタクコンテンツの規模を比べたら、現実側の方が何十倍も何百倍も多くなきゃおかしいだろ。

いや

ひとつふたつはあるかもしれない」のなら、その時点で「オタクコンテンツ以外も批判している」それ自体事実でしょ。

もっとオタクコンテンツ以外も叩くべきだとかそういう話ならわかるが、僅かとは言え実際批判しているという事実を挙げながら、

オタクコンテンツ以外が「批判されてない!」って言われるのはなんか納得行かない。

森の事件ですら、数か月続いた赤十字炎上より盛り上がってないだろ。

でもって、「盛り上がっている」かどうかもなぜそれで「批判してない」になるのかよくわからんし。

炎上継続しないと批判なされてないって基準なのだろうか。

ならば、例えばどの程度継続すれば批判とみなしてもらえるのかを示してほしいなと。

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