はてなキーワード: ポリコネとは
ディベートの技術は大事って宣伝が広まったせいか、それとも世界的なポリコネ論調のせいか。
証拠がない限り、明らかに悪意があっても言及してはならない、という見えないルールができたのが非常に面倒くさい。
例えば「公園のベンチで休憩していたら通報された」というニュース。
http://news.livedoor.com/article/detail/16569333/
通報した女性は明らかに「自分の縄張りである公園に入ってきた男は気持ち悪いから通報して排除しよう」、
「気持ち悪い男は警察に捕まって苦しめ」という悪意で行ったのは言うまでもない。
しかしディベートにおいて、発言を言葉通りに受け取らず悪意を想定して指摘するのは人格攻撃だから禁止、というようなルールがあるせいか、
明らかな悪意であっても指摘した瞬間に「はいそんなこと言ってないですそんなこと考えるお前の性格が悪いだけ人格攻撃したお前の負けー!」となってしまうのが昨今の潮流だ。
この文章もツイッターにでも書こうものなら、明らかと思ってるのはお前だけ! お前がクズ! と散々にののしられることだろう。
結果、こんな流れをあちこちで見かける。
「本当に不審者だと思ったのなら、まず子供を連れて逃げるのが第一だ。子供を保護する意識がかけているのは問題」
↓
「本文中に逃げていないという記述はない。不審者から目を離して自分だけ逃げるのは社会的正義ではない」
↓
「この事件では書いていないが、子供連れだった落合福嗣氏の事件では後から話しかけてきており、近くにいた事は明白」
↓
「あくまで疑いであり確信を持っていたわけではなく、確認のため警察を呼んだのは正当。そもそも事件が起きなかったことを喜ぶべきだ」
お互いに中途半端な指摘と擁護を繰り返すこの会話は、要するに「悪意があってやったんだろカスが!」「証拠がないだろバーカ!」と言い合っているだけだ。
悪意があるに決まっているのだが、矛盾や違和感を突いてなんとか悪意があったと証明しなければならない、このくだらなさ。
流行りのヴィーガンだってそうだ。肉を食う奴は下等! 俺達上等! と他人を見下して喜びたいだけだろう、という明らかな事実は、なぜか言及した方の負け。
男女差別にLGBT、大麻合法化やらあれやれや。どれもこれも公平です社会正義ですポリコネですって顔をした嘘丸出しのポジショントークだらけだが、直接指摘したら負け。
わざわざ議論に参加することなんて全くないけど、建前を信じているという前提で反論しているのを目にするたびに、本当に無駄で面倒くさいと思う。
仮面などで顔を隠しためちゃ強い騎士が、主人公たちの戦いの中で実は女だということがわかる。
最終決戦に他の仲間たちと一緒に戦場に出ていくが中ボスみたいなめちゃ強いのが出てくると仲間の一人の男が突然出てきて「どいてろ」展開。
しゃしゃり出た男が敵にボコられたところに女騎士が駆け寄って涙をながすと「お前にも女らしい顔ができるんだな」と頬をぬぐう。
なんやかんやで勝ったあと、後日談でしゃしゃり出た男の家を仲間が訪れるとフリフリのドレスとか着た元女騎士が出てくる。
「すっかり変わったな」と冷やかされつつも、しゃしゃり出男がなにかふざけると元騎士っぽく怖いところを見せて(刃物を投げるとか)、「やっぱ変わってないな」とみんなでわはははと笑ってエンド。
昔からこの展開めちゃくちゃ嫌いだったけど、今見るとやっぱすごい違和感あるわ。
今どきこんなの書いたらすごいポリコネ棒が飛んできそう。
ネタエントリ承知でマジレスすっと、あれはバブル真っ最中の強欲と昭和の価値観の間をさまよう人を斜に見てからかうネタだったから面白かったわけで。
今のポリコネこん棒とか手斧とかが四方八方から飛んでくる時代では毒っ気を完全に抜かれた話にしかなんないからな。
ギミア時代の笑ウせぇるすまんとか、それまで真面目に生きて来た老人に「痴漢になったらいかがです」とかそそのかして本当のデバガメにするとかひどいオチがてんこ盛りだぞ。
だいたい登場人物の悲惨オチがたかだか数十万円の借金て、旧シリーズが見たら泣くくらいしょぼい罰だし。
今後どういう方向に持っていくか気になるから一応見るけどね!