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はてなキーワード: 遂行とは

2011-05-20

http://anond.hatelabo.jp/20110520002402

ピストル持たないと警察官は務まらいかもしれないが、国旗国歌に対して起立しなくても、学校教師は務まるだろ。

まらないよ。

法律にも明記されてるけど、

第三十二条  職員は、その職務を遂行するに当つて、法令条例地方公共団体の規則及び地方公共団体機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。

第三十五条  職員は、法律又は条例に特別の定がある場合を除く外、その勤務時間及び職務上の注意力のすべてをその職責遂行のために用い、当該地方公共団体がなすべき責を有する職務にのみ従事しなければならない。

たかが数分立っておくだけの命令すら守れないような人が上記の義務を果たしていると強弁する事は不可能でしょ。

2011-04-26

「※ただしイケメンに限る」な理由はそれが絶対かつ先天的から

実際女にモテるのはイケメンより金持ちのはずだ

これは可哀相w


金持ってる不細工男は確かにある意味モテる」だろうけど

女が用あるのはその男本人ではなくカネ。

イケメンが「モテる場合

女が用あるのはその男本人。

これはもう、同じ「モテる」で括るのがおかしいぐらい全然別。


つまり、つがいを作る動物のメスの戦略としては

不細工でもカネ持ってるオスとつがいになって自分や生まれる子の保護を得たうえで

イケメン浮気してイケメンの子を産む、不細工夫を騙して育てさせる、

最上戦略になるわけね。

最高のシナリオ遂行できなくても、行動や内心はこういう方向になる。


要するに不細工オスには需要はないの。

カネには需要あっても。

から不細工オスがどんなにお金かせいでお金の力でメスをゲットしても

それはソープランド行ってるのと変わらないよね。

得られる恋愛セックス愛情も、イケメンが手にするクオリティ全然違うわけ。


元増田が欺瞞を述べに来た偽善メスなら喝破して心の痛みはないけど

希望を持とうとしていた不細工オスなら申し訳ないと思う。

(でも現実と向き合って割り切るなり、恋愛等以外の楽しみに目を向けるなり、したほうが前向きだと思う)

http://anond.hatelabo.jp/20110426032117

2011-04-21

経済産業省エネルギー基本計画」より「原子力発電の推進」全文引用

経済産業省2010年6月に発表したエネルギー基本計画」のPDFファイルから「第3章.目標実現のための取組 / 第2節.自立的かつ環境調和的なエネルギー供給構造の実現 / 2.原子力発電の推進」(p.27-34)を引用。読みやすいようにフォーマットだけ変えました

PDF!

(1)目指すべき姿

原子力供給安定性と経済性に優れた準国産エネルギーであり、また、発電過程においてCO2 を排出しない低炭素電源である。このため、供給安定性、環境適合性、経済効率性の3E を同時に満たす中長期的な基幹エネルギーとして、安全の確保を大前提に、国民の理解・信頼を得つつ、需要動向を踏まえた新増設の推進・設備利用率の向上などにより、原子力発電を積極的に推進する。また、使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウムウラン等を有効利用する核燃料サイクルは、原子力発電の優位性をさらに高めるものであり、「中長期的にブレない」確固たる国家戦略として、引き続き、着実に推進する。その際、「まずは国が第一歩を踏み出す」姿勢で、関係機関との協力・連携の下に、国が前面に立って取り組む。

具体的には、今後の原子力発電の推進に向け、各事業者から届出がある電力供給計画を踏まえつつ、国と事業者等とが連携してその取組を進め、下記の目標の実現を目指す。

まず、2020 年までに、9基の原子力発電所の新増設を行うとともに、設備利用率約85%を目指す(現状:54 基稼働、設備利用率:(2008 年度)約60%、(1998年度)約84%)。さらに、2030 年までに、少なくとも14 基以上の原子力発電所の新増設を行うとともに、設備利用率約90%を目指していく。これらの実現により、水力等に加え、原子力を含むゼロ・エミッション電源比率を、2020 年までに50%以上、2030 年までに約70%とすることを目指す。

他方、世界各国が原子力発電の拡大を図る中、原子力平和利用を進めてきた我が国が、原子力産業の国際展開を進めていくことは、我が国の経済成長のみならず、世界エネルギー安定供給地球温暖化問題、さらには原子力平和利用の健全な発展にも貢献する。また、我が国の原子力産業技術人材など原子力発電基盤を維持・強化するとともに、諸外国との共通基盤を構築するとの観点から重要である。こうした認識の下、ウラン燃料の安定供給を確保するとともに、核不拡散原子力安全、核セキュリティを確保しつつ、我が国の原子力産業の国際展開を積極的に進める。

なお、我が国は、今後も、非核三原則を堅持しつつ、原子力基本法に則り、原子力研究、開発及び利用を厳に平和目的に限って推進する。

(2)具体的取組

①新増設・リプレース設備利用率の向上等を推進するための基本的取組

(ア)新増設・リプレース

事業者は、高経年化対策を着実に実施するとともに、既設炉の将来的な廃止措置や代替炉建設の必要性も踏まえた計画的な新増設・リプレースを進め、国はこのための投資環境の整備に努める。また、国は、発電所建設に伴う連系線や送電線の建設・増強等に係る環境整備等の対応について必要に応じて検討を行う。さらに、既設炉の有効利用を図るため、定格出力を含めた出力向上について、事業者は、日本原電東海第二発電所における導入を進めるとともに、他の発電所への展開も検討する。なお、将来的に、日々の電力需要の変動に合わせて出力を調整する運転の必要性が高まってくる段階では、そうした運転が安全かつ確実に実施されるための要件等について検討を行う。

(イ)設備利用率の向上

設備利用率の向上については、安全安定運転の実現・継続と立地地域等の理解が基本である。事業者は、自主保安活動等に取り組みつつ、新検査制度の下、段階的に長期サイクル運転の実現を目指すほか、運転中保全実施を順次開始する。

また、日本原子力技術協会による発電所の運営実績評価や国による保安活動の総合評価等を踏まえ、事業者間でのベストプラクティスの共有や運転管理等の改善を促進する。さらに、国は、熟練の技術豊富経験を有するシニア人材を活用すること等により、大学高等専門学校教育質的向上や民間企業研究機関との連携を強化するなど、原子力人材育成プログラムを充実させる。

以上の取組により、安全安定運転の実現・継続結果として、2030 年に、設備利用率約90%(例えば、平均18 か月以上の長期サイクル運転、平均2か月程度以内の定期検査による発電停止期間)となることを目指す。

また、国は、これらの事業者の取組を後押しするために必要な支援を行うとともに、エネルギー供給構造高度化法に定める判断基準の活用を通じ設備利用率向上や新増設等を推進することを検討する。

(ウ)リプレース需要の本格化に対応するための次世代軽水炉等の技術開発

また、我が国は、2030 年前後に見込まれる既設炉のリプレース需要の本格化に対応し、安全性・経済性・信頼性等に優れた国際競争力のある次世代軽水炉の開発に、官民一体となって取り組んでいる。これまで行ってきた概念設計検討、要素技術開発等を踏まえ、次世代軽水炉の円滑な開発・導入を促進する。

このため、次世代軽水炉開発に関する中間的な総合評価を踏まえ、国、事業者、メーカー連携し、新技術の具体的な導入計画を2010 年度中に明らかにする。国・事業者・メーカーは、中間的な総合評価において魅力的なプラント概念と評価されること等を条件に、次世代軽水炉を有力な候補と位置づけた導入見通しを2010 年度中に明らかにする。

②立地地域住民や国民との相互理解の促進と立地地域における地域振興

(ア)新増設・リプレース設備利用率向上等に向けた立地地域との相互理解の促進

新増設・リプレースの推進や設備利用率の向上に限らず、原子力発電の推進を円滑に行うに当たっては、地域の実情等に応じたきめ細かい広聴・広報などを通じて立地地域の住民や地方自治体との相互理解を促進する必要がある。その際、原子力発電施設等と地域社会との「共生」を目指して、国・地方自治体・事業者が適切な役割分担の下、相互に連携・協力することが重要である

このため、国は事業者と連携して、立地地域住民の声に耳を傾け知りたい情報は何かを把握し(広聴)、それを踏まえて原子力の必要性・安全性等について情報提供を行う(広報)活動の充実を図る。その際、立地地域住民との「信頼関係の構築」により重きを置き、双方向性を強化する。具体的には、国及び事業者は、地元オピニオンリーダーの活動支援、立地市町村はもちろんのこと道県庁所在地を始め立地道県の他地域視野に入れた立地地域向け広聴・広報活動を行う。

また、事業者は原子力発電施設等の運営の将来ビジョンを持ち、地方自治体の持つ地域の将来像に関するビジョンも踏まえ、地方自治体等との相互理解を得るよう努める。国は、地方自治体との間で、原子力が有する国家レベルでの政策的重要性について認識の共有を深めるよう努め、国、地方自治体及び事業者との関係について不断の取組により、より望ましい関係の構築を目指す。

(イ)情報受け手に応じたきめ細かい広聴・広報活動等による国民全体との相互理解の向上

原子力政策の安定的な遂行のためには、広聴・広報活動等を通じた、立地地域のみならず国民全体との相互理解の向上が必要不可欠である

国は、情報受け手に応じたきめ細かい広聴・広報活動による国民全体との相互理解の向上のため、国がより前面に出て双方向性を強化するとともに、事業の波及効果の向上を図っていくとの観点から、国の原子力広聴・広報事業のあり方を検討する。また、小・中学生などの次世代層について、将来、原子力を含むエネルギーについて自ら考え、判断するための基礎をはぐくむため、原子力教育支援事業やその他広聴・広報事業を推進する。

(ウ)電源立地交付金制度の更なる改善

電源立地交付金(電源立地地域対策交付金を始め電源立地地域地域振興を目的とする一連の交付金)は、次の二つの性格を持ち合わせている。第一に、立地段階については、設備の設置を円滑化するために、交付金制度が創設された経緯があり、現在も交付金額が厚めになっている。第二に、運転段階については、運転の円滑化を図るという観点から、より多く発電した立地地域に対して、より多くの交付金を交付することが基本であり、発電電力量の多い発電所の立地地域の一層の理解が得られる制度であることが重要である

今後、現行の電源開発促進税制度の下では、課税標準である販売電力量及び税収自体の大幅な増加が見込めず、電源立地交付金財源の大幅な伸びが見込めない中、安全確保を大前提としつつ、この性格をより明確化するために、原子力発電所の新増設・リプレース核燃料サイクル施設の立地を促進するためのさらなる方策検討する。また、発電所の運転段階において、設備容量及び発電電力量により交付金額を算定しているが、算定に当たり発電電力量に傾斜配分する見直しを検討する。なお、その場合も、自然災害等で発電ができない場合に交付金額が大幅に減少することとなるのは制度趣旨に反することから現在制度として存在している「みなし規定」は存続する。

科学的・合理的な安全規制の充実に向けた対応

(ア)最新の知見やデータを活用した科学的・合理的な安全規制の充実に向けた対応

原子力安全規制を充実させ、安全確保を一層確固たるものとしていくためには、安全規制の現状をしっかりと見据えた上で、新たな課題へ持続的に対応していく必要がある。そのため、安全規制を取り巻く近年の大きな環境変化を踏まえた上で、必要な取組を実施してくことが重要である

具体的には、安全審査制度における品質保証の考え方の取り入れや検査制度における品質保証の取り入れの拡充、大きな地震動を受けたプラントの点検方法の標準化マニュアル化、トピカルレポート制度(*28)の対象分野の拡充、リスク情報の活用方策等について検討する。また、運転中保全について、安全性への効果と影響、リスク情報の活用の考え方等の整理を含め、速やかに検討する。

(イ)安全規制に関する国と利害関係者との対話の深化

さらに、国民の理解と信頼を得つつ安全規制を的確に実施していくためには、立地地域自治体・住民や産業界を含む様々な利害関係者との間のコミュニケーションを一層充実させることが重要である。このため、安全規制の効果的な実施規制課題への取組の推進等のため、規制当局と産業界との対話を継続的に深化する。国は、立地地域の関心が高い個別の安全審査検査等の案件については、規制活動の結果の説明にとどまらず、規制プロセスの途中段階における利害関係者とのコミュニケーションの拡充について検討する。

(ウ)原子力防災対策等

原子力防災対策については、引き続き、万が一の原子力災害に備えた対応機能に万全を期すとともに、原子力施設の防護体制については、最新の国際基準に沿った核物質防護措置を講ずる。

核燃料サイクルの早期確立と高レベル放射性廃棄物の処分等に向けた取組の強化

(ア)使用済燃料の再処理・貯蔵、プルサーマルの推進

使用済燃料を再処理し、回収されるプルトニウムウラン等を有効利用する、核燃料サイクルは、限りあるウラン資源の有効利用と高レベル放射性廃棄物の減量化につながる、エネルギー安全保障重要な取組であり、我が国の基本的方針である

2009 年12 月に我が国初のプルサーマルによる営業運転が九州電力玄海原子力発電所で始まったことは、我が国の核燃料サイクル確立に向けた重要な一歩である核燃料サイクルは、それを担うそれぞれの施設の状況が相互に関連していることから、全体を俯瞰しながら、立地に要するリードタイム考慮し、個々の施策や具体的な時期について、状況の進展に応じて戦略的柔軟性を保持して対応していくことが必要である

このため、六ヶ所再処理工場の円滑な竣工・操業開始に向けて、国、研究機関、事業者等の関係者連携し、残された技術課題の解決に一体となって取り組む。また、使用済燃料の貯蔵容量拡大は、中長期的に各発電所共通の課題であり、中間貯蔵施設の立地に向けた取組を強化するとともに、国、事業者等の関係者は、貯蔵事業としての中間貯蔵(*29)という形態に限らず、広く対応策を検討する。さらに、プルサーマルの計画どおりの実施のため、国及び事業者が連携して、地元への申入れに向けた理解促進活動などの取組を推進する。また、MOX 燃料の輸送については、国及び事業者が、核物質防護対策や安全対策等に万全を期する。なお、六ヶ所再処理工場に続く再処理施設について引き続き取組を進める。

(イ)高速増殖炉サイクルの技術開発

高速増殖炉サイクル技術は、我が国の長期的なエネルギー安定供給等に大きく貢献するものであり、早期実用化に向けた研究開発を着実に進めることが重要である2010 年5月に試運転が再開された高速増殖原型炉「もんじゅ」の成果等も反映しつつ、2025 年頃までの実証炉の実現、2050 年より前の商業炉の導入に向け、引き続き、経済産業省文部科学省とが連携して研究開発を推進する。

具体的には、高速増殖炉サイクルの実用化に関するこれまでの研究開発の成果を踏まえ、2010 年度に革新技術の採否判断等を行う。また、実用化を一層円滑に進めるため、進捗に応じたプロジェクトの進め方・役割分担等を検討する。

加えて、高速増殖炉の実用化技術の早期確立を図るとともに、将来の国際標準を可能な限り我が国が確保するため、国際協力を適切に進め、将来のエネルギー安全保障を担う国家的な基幹技術としての性格を踏まえ、我が国の自立性を維持しつつ互恵的な国際協力関係を構築する。

(ウ)高レベル放射性廃棄物等の処分事業の推進に向けた取組の強化

原子力発電の利用を拡大していく上で、放射性廃棄物の処分対策は必須の課題である。高レベル放射性廃棄物の地層処分事業については、平成20 年代中頃を目途に精密調査地区を選定し、平成40 年代後半を目途に処分を開始することを予定している。国は前面に立って、原子力発電環境整備機構(NUMO)や電気事業者等と一層連携しながら、全国レベル及び地域レベルの視点双方で、国民との相互理解を進める。

このため、地域住民や自治体勉強のために専門家を招聘するための支援制度の創設、双方向シンポジウムの開催等の取組を通じて広聴・広報活動の充実・強化を図る。

また、高レベル放射性廃棄物等の処分事業が円滑に実施できるよう、国は高レベル放射性廃棄物の地層処分基盤研究開発に関する全体計画等にしたがって、必要な研究開発に着実に取り組む。さらに、研究開発の成果を国民に分かりやすい形で提供することにより、国民との相互理解を深める。

なお、研究開発等に伴って発生する低レベル放射性廃棄物についても、処分の実現に向け、国及び日本原子力研究開発機構(JAEA)は関係機関の協力を得つつ処分事業を着実に推進する。

(続きます)

2011-04-03

震災の方に接して思い浮かんだことの一部

まーこれ読めば狂ったように批判する人が多いだろうなっていう内容を雑に書き殴る。その内気が向けば、徐々に加筆するかも。特定の人が見れば誰が書いたか分かりそうな・・・。

まず、相変わらずデマ流す奴が多い。

デマ不安を煽るものが多いが、中途半端インテリな奴が根拠薄弱な安全情報を流したりする例も。原発に対する非科学的な恐怖感に対する反動化だろう。無闇に恐れることはないという主張が勢い余って無闇に安全だというデマに繋がるのだろう。どっちにしてもデマは大迷惑なので止めて欲しい

切込隊長こと山本一郎までその中に入ってしまったのが、人間能力限界を感じさせる。彼は結構賢い部類に入ると思ったんだけど、それでも人間能力は個人レベルでは限界値も低いようだ。知能や倫理ネットワーク化が人類課題。相互に補完・訂正し合って相乗効果を高められるか否か。

国同士が協力できずに地球規模でまとまれないのは、人類にとって地球が最大単位から。それ以下の単位では、争いはあっても、学習によって視野を広げればまとまることも可能。そう言う意味でも宇宙開発意味がある。地球よりも広い範囲を自然意識内に収められれば、地球規模で人類がまとまれるだろう。

あと、デマに関しては、どこそこの教授が言ったからとか、米軍情報からとか、そういう理由で信じた人が多かったが、やっぱりそういうのに弱いんだなと。 MIT教授だけど実は原子炉原子力工学は専門外で物理先生ですらなくマーケティングだか何だかの先生だと後で分かったりということがあった。デマに対する方策として、「信頼できるソース」というのがあるけど、これは肩書きとか機関名の権威に盲従しろってことではない。あくまで、自分の頭で総合的に情報分析・判断する際に、どういった情報を取捨選択するかという際の目安でしかない。取捨選択の判断基準としては、学問的手法によるのが適切。仮に優秀な学者が唱えた説でも、それは学説に過ぎないという当たり前の事実。あと学者情報現場を知ってるエンジニア情報を組み合わせることも考えて欲しい

次、自衛隊警察消防海保医療チーム・米軍等に対する反応について。特に自衛官に対して。

これは私のような存在中の人の気持ちも知ってるし、外の人の立場でもあるので書いておこうかと。もっとも中の人、外の人にも色々いるんだが

絶賛する声が大きすぎて怖い。もちろん、気持ちは分かる。だから絶賛を非難する気はない。

しかし、まず第一に彼らはそれが仕事であること。つまり平時より課せられた使命であること。特に自衛官は我が身を顧みないことを宣誓し署名している。だから義務を果たしているに過ぎない。

念のためにもう一度書いておくが、それでも彼らに感謝するという気持ちは充分分かる。そうした過酷な義務を大阪市バスの運転手よりはるかに安い給料遂行してくれるのは確かに有り難い。

が、しかし、彼らには宣誓に応じた義務を給料と引き替えに果たすというのが役割だということを忘れないでしい

度を超えた絶賛は、自衛官らにとっても国民にとっても不幸なことだ。彼らは超人はない。肉体的・精神的に被災者以上に過酷な状況の中で作業を続けることは、自衛官などなら平気だという訳ではない。

精神的に余裕のない被災者から容赦ない罵声を浴びせられることもある。自己完結型の組織として自前で用意した環境を享受すれば非難される。自分家族行方不明のまま。大量の遺体が腐り始める。理不尽なことが山ほど降りかかってくる。

そんな現場にいる人達ヒーロー扱いするというのはやや失礼なことだとさえ言っても良い。もっとも彼ら自身は何とも思う余裕もないだろうが。彼らに報いる方法は、彼らが充分能力を発揮できるような環境を平時の間に整えることだ。はっきり言ってしまえば、毎年の予算を増やすこと。そしてそれが有効に使われているか官僚の都合が優先されていないかチェックすること。彼らに感謝すると言いながら、予算には関心を持たない人は多いのではないか。年々減っていく予算をどう思っていたのか聞いてみたい。いや聞きたくないわ。予算に関しては全体の額だけではなく、内訳も非常に重要イージス艦とか支援戦闘機とかMDとかも大事だけど、もっと地味なところは蔑ろにされがち。柱の浮いた廃墟のような倉庫とか、すぐちぎれるペラペラの個人装備とか、歩いてるだけです部品がなくなる小銃とか。今や第三世界と呼ばれた国々の軍隊の装備にも劣る点が多々ある。ハイテク装備にだけ目を奪われるとこうなる。

自衛官らを超人いして有り難がるのはやめよう。頑張ってくれてる同じ日本人として感謝しよう。

コンプレックスの強い人がそれを軍隊のロマンへの心酔という形で発散したがるというのはよくあることなだが、今の日本では主にネトウヨがこれに該当する。極端な国粋主義というのは軍隊内部よりも、外部から内部に浸透してくるものだと考えている。三島由紀夫自衛官に冷笑されたのは当然。軍隊ではああいう人は一番浮く。井上和彦とか話にならん。ああいう人はヒーローを語ってその尻馬に乗ろうとしてるだけ。

震災報道でダウンしてしまう人

連日の過酷な状況を伝える暗いニュース連続で、自分自身は直接被災していないにも関わらず、心が参ってしまう人が続出。見なきゃ良いんだけど気になるから見てしまうんだろうね。そういう人はなるべく民放センセーショナル番組を見ないようにした方がいいと思う。とかく人の不安や恐怖やらを煽りがちなので。情報は1日1回、NHKニュースを見て、後は新聞の一面でもざっと眺めれば充分でしょう。

ネット情報は読み解くのに相当のリテラシー時間が要求されるのでこういうときは実はあんまり実用的でない。

んで、自主規制とか自粛とかいわれる物が行きすぎというのも分かるが、わざわざ話題を逸らすこともないとも言える。そういう訳でこの文章を書いている。

遺体を映すべきだという声をよく聞くけど、それは要らないと思う。それを見てたらどうなるの?慣れるの?そんな場面を見なくても震災から学ぶことは十分出来ると思う。


以下加筆するかも・・・・多分しない

原発

日本の先駆的研究者松浦祥次郎氏も再考を迫られたことを明かした

不可欠であっても数は減らせる

都市圏の大規模需要を満たすために、特定の過疎地域に集中

問題なのは需要の総量ではなくピーク

M9レベルを基準にすることについての国民の合意を確認しておく必要

CO2

25%削減震災を理由にキャンセルしよう(元々無理ぽ)

ダメージは非常に大きい

数十兆のダメージか→国民皆でかなりの負担をすることになる(全員が「被災者」でありサバイバー

ただでさえ不況の中であえいできた日本→今後の日本

今の日本に必要なのは抽象的な協力概念はなく、国民が賢くなって賢い政治を選択すること

戦後政治を変えるのは震災から喫緊の課題であったがもう猶予は一切無い

今、間違った復旧・復興をすると取り返しがつかない→反面、新しい街作りの機会

補償問題

農業漁業といった第1次産業のみ?→説得力の問題

補償にも効果測定は必要(効果は補償された人・されなかった人・国民全体の人心の安寧も含む)

窃盗団

被災地荒らし回る火事場泥棒

その防止策は?

橋下知事

WTCビル咲洲庁舎の耐震

元々耐震補強は必要とされていたし今回はその工事

場所は確かに難があるが、では財政難の中でどの選択肢を採れるか

庁舎近辺を徐々に再開発するのは無理?庁舎が来れば需要も生まれるのでは?

数々の地震に耐えた現庁舎も今後はさすがに不安(そこが出発点だったはず)

理想的な物件があるなら教えて欲しい。建て直し?

他にもあったけど、ありすぎて忘れた。とにかく考えさせられたことが多すぎて全部覚えてらんない。不安を煽るつもりはないが、もはや崖っぷちであることは事実である認識した上で勇気が必要。

こういうアホなりにも真面目に考えてびっしり(というか8行おきじゃなく)書かれた文章(つっても作文程度だが)より、どっかの歌手が書いた5行くらいの詩を読みたがるのが大衆なんだと思ってるけど。

きっちり考えるより、分かりやすい言葉に感動してる方が圧倒的に楽だという誤謬根本原因をどうするのかまで考えないとな。それは俺なんかより、インテリが考えるべきことなんだけど。インテリというのは優れた思考力を与えられている分、俺たち愚民を導く責任があるんだよ。ワンフレーズ国民を先導ならぬ扇動する政治家とか論外。

で、NHK水野解説委員横尾アナウンサーには萌えた。彼らは常識的なインテリだと思う。他にもテレビに出てる人でもいいこと言ってる人はいるし、それが放送されているのだから、まだマスメディアには存在価値が残っている。

追記

読めば分かると思うが、私のこの文章が歌手の安っぽいフレーズより有用だという主張をしているのではない。下らない物が結果的によい効果をもたらすことは良くあるし、私から見て下らない物が世の中のためになる価値ある物かも知れない。しかし、そういった価値判断以前に、単純に、真面目に書いた長文より情緒的なワンフレーズがとっつきやすく、それだけで満足してしまうことによる誤謬可能性というのは大きいという構造の話。いずれにせよ、その辺はこの文章の主題ではないんだけれど。

2011-03-20

多国籍軍戦争を始めた!と考える前に知って欲しいこと

僕は多国籍軍正義だと訴えたい訳ではなく、リビア国民カダフィに対抗する人たちの事を想うからこそ、多国籍軍ができるだけ少ない犠牲で迅速に成果をあげることを願っている。

介入までの経緯を忘れてる人が多いので、これを書こうと思った。

この文章 自体にたいした問題はないのだが、これを読んで「多国籍軍が悪い!カダフィ英雄!」と言い出す知り合いがいるのに驚いた。かなり平易に噛み砕いて説明してるから、仕方ないのかもしれないが、これを読んで「カダフィ反政府側がにらみあっただけで、世論を無視して多国籍軍が急激に推し進めて戦争始めた」と取る人がいる。

自分は、最後最後までリビア反政府側の人々、つまりリビア国民殆どを思えば、できることなら介入が行われない方が良いとずっと思ってた。事の経緯を見守ってた人の多くがそんな想いだろう。介入は望まないという大きな旗、あの写真は今でも忘れらない。リビア民主化は、リビアの民衆の力で行われるべきだった。

しかし、一ヶ月あまりの間、あまりにも多くの民衆が犠牲になった。

今でこそ武装している民衆もいるが、多くが無抵抗やせいぜい棒や投石程度の武装で虐殺された。非人道的な兵器が民衆に対して使われた。爆撃を命令された戦闘機が命令を遂行できず、マルタ亡命したのを覚えているだろうか。掘り出されただけで数百人という単位で、命令に背いた高官が埋められていた。数千人が地下に閉じ込められていた。多くの幹部がカダフィから離反し、同胞を虐殺することを望まない軍も離反し始めたために、カダフィ傭兵を使って国民を攻撃し続けた。

その間、何度いまこそ介入すべき時ではないかという論争があった。しかし、リビアの人の誇り高き「死は覚悟の上だ、最後まで自分たちで戦って自由を勝ちとりたい」という命がけの訴えを見て、出来るなら介入なしでカダフィの降伏まで行って欲しいが…と犠牲者数に呻きながら祈るような世論Twitterでは主流だった。

むしろ、これだけの非人道的な虐殺が行われているのに、介入が今まで起きなかった事に、国際社会は本当によく我慢したとさえ思える。ブッシュだったら半月は前にもうリビアミサイルを撃ち込んでいたのではないだろうか。オバマ最後最後まで乗り気ではなかった。(昨日の声明がどっかに上がっているだろうから、読んでいただきたい。)

国連の決議が行われた直前には、反政府側の最後の拠点であるベンガジに総攻撃をかける、残り24時間で全てを終わらせるというカダフィからの通告があった。この時点では、介入も致し方なし助けに来て欲しいという意見リビア国民に見られるようになっていた。もしカダフィ側が本気で空爆を始めれば、多くの国民が一瞬で死ぬ。これを受けたギリギリタイミング国連の決議が通った。

決議のすぐあとに、カダフィ側は「即時停戦する」という声明を出した国連はすぐに攻撃を行わず、カダフィが本当に攻撃をやめるのか見守った。しかし、言っている事とは裏腹にミスラタへの攻撃は止まぬどころか、ベンガジにまで爆撃が行われた。

どうみても崖っぷちの状況だ。

介入はここで始まった。昨日のことだ。

介入を認めたくない、リビア人の手で民主化を成し遂げさせたいと思っていた自分でさえ、これ以上は無理ではないかという瀬戸際タイミングだった。

しかし、多くの人はこれを聞いて「戦争が今始まった。多国籍軍戦争を始めた」と取る。違うんだ、一ヶ月前からリビア国民の戦いは続いていたんだ。カダフィ虐殺は行われていたんだ。

一度介入が始まったからには、いかに民衆の被害を少なく、迅速にカダフィを降伏させるかを論点として欲しい

英国はともかく少なくともオバマ最後まで消極的で苦渋の決断として今回の決定を飲んでいる。米軍は地上制圧しないと言っている。ブッシュのようにやらせまで使って世論を煽って正義を振りかざして攻撃したわけではない。始めに上げたブログで、世論は介入に傾いていないのにとあるが、それはオバマブッシュのように世論操作しなかった、比較的冷静であった証拠だろう。

イラクがあのような事態になったのは、操作された世論によるところも多く、多国籍軍正義を振りかざして攻撃しにいった感が強いが、今回は違う。介入が始まったからといって、絶対に最悪のストーリーになると決まったわけではなく、まだどのように被害を最小におさえつつ、どれだけ早くカダフィを降伏させるかという目的が残っているのだ。

しかに、この介入で得をする国もあるだろうが、これまでのような「反米親米か」「宗教戦争」「米帝」「イスラム教が悪い」などといったイメージにむりやり押し込めてリビアの状況を捉えないでしい。そして、そういうステレオタイプしか見ない論争によって、カダフィの行った戦争犯罪虐殺行為、なによりもリビアの民衆の意思と行動と犠牲がおざなりにされることだけは無い様に願う。

カダフィの言動について

カダフィを擁護する意見の中には、カダフィの演説する支離滅裂な内容を信じている方もいます。カダフィ自分の敵を西側諸国の回し者だと言ったり、アルカイーダだといったり、麻薬漬けにされた反逆者だと言ったり、国民電話を使えないように情報統制しておいて、「国民が私に電話で助けを求めている」等と言ったり、しまいにはアルジャジーラ黒幕だとまで言っていて滅茶苦茶です最近は「英雄である私が国民を守る為にアルカイーダと戦っている所に多国籍軍を名乗る十字軍が侵略してきた」ことにしたいようですが。次に何を言い出すのか注目しておいてください。

さらに、多国籍軍によって国民が攻撃されたとリビア国営放送では虚偽の内容を流し続けています。リビア人の中には「カダフィ捏造の為に、冷蔵庫に数千人の死体を用意している」という噂を語る人もいます。そんな噂が本当に信じられるような状況なのです

多国籍軍正義だとは言わないけど、それ以上にカダフィの言う事を信じるのは陰謀論がかわいらしくなるほどトンデモな事だと自覚して欲しいです

2011-03-19

http://anond.hatelabo.jp/20110319193339

一時的に私有財産制の原則を停止する、当然資本主義の原則もかなり無視する、ということまで踏み込んだ話なら、別におかしな意見はないですよ。

(もっとも内容次第では、憲法違反になりかねませんが・・・)


ただ実行面では問題だらけです

原状回復を行うにせよ、何が「原状」だったのか、国は家一軒一軒レベル情報を持っていません。

・どこまで回復を行うのか、線ひきが難しすぎる。どんな線引きもある程度不公平で、どう決めてもそれが軋轢を生む。

・これまでの被災地との不平等をどう考えるのか?

・そんな大規模な復旧活動を行うにあたって、その計画を立案・実施できるだけの人的/組織リソースを、国/自治体は持たない。

・基本をマーケットメカニズム運用してきたのに、計画経済的なやり方で復旧計画を遂行するなんて無駄だらけになるのがわかりきっている

・そもそも私有財産まで含めた補償をするお金なんて全く無い。

上手く行きそうに無い理由はいくらでも思いつきます


もし「一時的に私有財産制の原則を停止する、当然資本主義の原則もかなり無視しても、復興を早めたい」というなら、

「公主導で私有財産を含めたあらゆる財を再建する」ことより「被災者全員に一律○千万円配る」なんかの方がまだ有効でしょう。

被災地にいけば金と需要がある」となれば、人や技術は計画なんかなくてもすっ飛んで集まって来るものです。まあ、配られた金を

全額ギャンブルですっちゃう、なんて人も出るかもしれませんが、それでもまだ公主導の計画なんかよりずっと効率的なはずです

2011-03-18

ああ、今日もまた

レイプしたい人が書き込みをしている

この混乱が終わるまで彼は書き続けるのだろうか

彼がここで努力した事で、彼は無事レイプができるのだろうか

いや、それはない。

彼が否定しようと、噂で警戒心を得た人たちは頑なに彼を否定し続けるだろう。

そして、彼の未遂行為には、尾鰭が付いて

また次の噂を呼び、被害を未然に防ぐのだ。

2011-02-19

ヒッキーがリーダやってみた

すぺっく

 仕事ソフトウェア開発

 性格ヒッキー

 立場:特定派遣メンバーは自社の人。人事権はない。

 

何の因果か、リーダーとかやるはめになったのでその経験を書いてみる。

技術的な話はない。

■方針:ブチャラティ精神

「任務は遂行する。部下も守る。両方やらなくちゃならないのが『幹部』のつらいところだな。覚悟はいいか? 」

ブチャラティさん!俺やるよ!

…というわけで、尊敬するブチャラティさんの姿勢をすべての行動の方針とした

■実際にやったこと。

○作業日誌を送りつけた。

 本日やった作業とともに顧客と自社の上層部に送りつけた。

 われわれたはちゃんとやってますよという言い訳と、問題が発生した場合上司に詰め腹を切ってもらうため。

 

○朝会

 毎朝、問題点と作業の状況を2,3分で確認した

 これで、問題点を抱え込まない状況を作り出すのと、一体感連帯感的なものを演出した

○作業の目的を語る

 作業の目的を語った。

 これは、会社的なメリットだけじゃなくて、メンバー利益になりそうな目的につなげた。

 例:

  「この技術を覚えると転職有利になるお」

 

 夢見がちなことと、現実的に見込めることの両方をしゃべった。

 ちなみにこのときヘルシング少佐を心の中に飼った。

意識して承認した。ほめた。

 意識して承認したり、ほめ言葉をなげるようにした

 開発フェーズの区切りではメンバーを労うようにした

 人事権のありそうな上司の前でほめてたり、お礼のメールを出す際のBCC上司アドレスをこっそり入れていた。

 ぶっちゃけ報酬私権限で払えない以上、それくらいしかできることはない。

 例:

  「~してくれてありがとうございます

  「あなたのおかげで、XXXがYYYになった。ありがとうございます

  「いいセンスだ」

  「褒美におぷーな購入権をあたえよう」

 あと、注意するときも、承認したあと、注意した

  例:

  「~してくれてありがとう。ただ、ここについては私は、こう思うが、どう考えている?」

○話は聞くが、決めるのは私だ。

 上との関係もありますが、承認をする意味で話は聞きます

 聞きますが、決めるのは私だということだけは徹底させました

  「~の意見は確かにしい。ただし、現状はこういう状況なので、XXしてくれ」

 ちなみに「話はきくが頑固」という称号を手に入れた。

 この姿勢意図としては、

 どのような結果がでようとも、責任の所在は命令者にあるという基本を徹底させるため。

 例えば、メンバーが私の指示での作業中でサーバーデータを壊した場合、その責任は私にあるということ。

○ふりかえりをした

 たまタイミングで、下記のことをみんなで洗い出した

 Keep: いままでやっていることで引き続き続けるべきこと。

 Problem:問題点

 Try :問題点を解決するために、やってみること。

 

 お前のやりかたが気に入らんという意見がいつでるかドキドキしながらやっていた。

 

○将来食っていけるようなスキルを身に着けてもらうに心掛けた

 リーダーの中にはメンバー便利屋のように使う人もいた。

 何年たっても単純作業しか割り当てられなかった。

 その後、そのメンバースキルが低いという理由で会社を追われた。

 なんで、将来の事を考えて、とりあえず、自分とこのメンバースケジュールが守れている限り、新しい事をチャレンジさせた。

 もちろん、任務を遂行するという絶対条件があるので、チェックは行う。

 最初は当然、自分でやるより遅いし下手だ。

 メンバーから仕事を取り上げる判断基準として、自分が土日でてリカバリーが効かなくなった時点で、自分でやるようにした

 おかげで、最後の方は私より、上手くなった。

 あと、派生として、新技術の自社でのプレゼンとか上層部受けしそうな作業はメンバーにやってもらった。

 (もともとヒッキーなのでやりたくなかったという感情は否定しない)

若宮先生の教え通りにした

軍隊において、現場士官というのは、ただ、勇気を見せればいいんです

 誰よりも先頭で勇敢に戦い、撤退の時は最後まで居る。少なくとも、我々兵や下士官にとって理想士官とは、それです

 鼻水だそうが泣きながらだろうが、あるいは何にも考えてなかろうが、常に先頭に立ち、あるいは最後まで粘る、それで満点です

 まあ、頭の足りんところは、我々も同じですからな。そんな姿を見て奮い立たん人間は、おりませんよ。

 そこを良く覚えておいてください。」

 基本、残業させんようにしてたが、メンバーが一人でも残っている間は、残った。

 あと、付き合い残業をさせないため、残っているようなら進捗を確認して問題なければ、帰させた。

 意図はいくつかあった。

 若宮先生のいうように、メンバーの士気的な点。

 次に、作業の責任者がとっとと帰るのはないだろJKという趣味の観点

 最後に疲労度の観点。

 メンバー仕事で感じる疲労度をリアルなところで感じておきたいため。

 当然、疲労度の感じ方は労働時間だけできまるものではないので、次の項目のような細工も併用した

 

○疲労度とかモチベーションのチェック

 ニコニコカレンダーをつけてもらった。

 …これは、強制じゃなくて、こういうのがあるよっていう感じで広めた。

 労働時間とあわせて、疲弊度を観察した

 

 ぶっちゃけ、半ヒッキーで人付き合いが苦手な私にとって数値でメンバーの疲弊を検知できるのはかなり助かったし、実際、大ごとになるまえに、問題を摘み取れた。

結果

メンバーの想定以上の頑張りで、仕事は終わった。

客先の中では異常に高い品質になった。顧客満足度も高かった。

私の権限でできる任務は完了した

でも残念ながら我々は特定派遣だった。

不思議なことに、ドナドナ先の仕事の成果は、あまり、関係ない。

社員の評価をサイコロで決めていたとしても、一向におどろかない。

私はメンバーに報いることもできずに、なんやかんやで、私は会社を去らざるをえなくなり職を失った。

てへぺろ(・ω<)

--------------------------------------------------------------------

追記。

 ブックマーク数が多くてビビました

 暖かいコメントありがとうございます

 この話自体は事実ですが、時系列は、ちょっと前です

 さすがに、直後に書く気力はなかったです

 とりあえず、今は適当フリーで食っています。

 

 また、就職面で、いろいろコメントをいただき、ありがとうごいました

 申し訳ないですが、しばらくは、組織所属するのは無理です

 正直、今の私は当時の私と同じことはできんと思います。

 組織に対する愛着とか、同僚に対する仲間意識とかの結果として、上記のようなマネージメント可能だったのだと思います。

 なお、規模については3~4人の少人数

 工程は開発~運用保守あたりです

 そのため、私たちのところで有効だったことが、他のところで有効とは限らないです。

 それでも、このやり方が有効だと感じていただけるのであれば、それは、そのやり方につきあってくれた人達のおかげであると覚えておいていただけると、助かります

----------------------------------------------------------------

追記2

「10年以上、『ブ』チャラティさんを『プ』チャラティと思い込むことなんてあるわけないじゃないですか!」

「この味は嘘をついている味だッ!!アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ、、アリーベデルチ!(さよならだ)」

2011-02-07

ひきこもり就職しない奴へ

今の社会に疑問を持っているお前らは、次の時代の感覚を持っているよ

こういうことを勉強しておけ

  

・60~70年にどういう社会運動があったか知ること

戦時中メディアがしていたこと

大衆心理(下に書いたから読めばいい)

天皇幕府が何回入れ替わり、どういう内情があったか

日本史世界史Wikipediaで学べるからやっとけ

Wikipedia編集をやってみろ、これで文章力と中立的な見方を身につけられる

・ペンで戦え、録音や録画などを有効活用しろ

・「何事も自信を持って遂行し、過去歴史を踏まえた発言をすれば

どんな行為も知識人から味方が現れるから踏ん張れ」

チュニジアジャスミン革命、今エジプトで起きている革命について学んどけ

・まずはとにかく何でも疑ってみろ

  

生きぬき、やりぬいたらお前が正義になるんだよ

勇気持てよ

知っておくべき大衆心理

支配者やマスメディア広告代理店などは

以下のような「大多数の人々が共有する性質」を利用し

間接的に世論操作している

 

1.有名人につられる

2.できないことをしたいと思う、夢がある

3.多数派にいたいと思う

4.真実を求める

5.権威が好き

6.自分が他人からどう見られるかを気にする

7.心配性 (不安症)

8.ステータスに憧れる

9.リスクがないと思うと飛びつく

10.数ヶ月経てば大概の事件は忘れる

 

(例)

・ある商品を買わせたい(思い通りに行動させたい

  →買わせたい人々の好きな有名人に商品を紹介させる(1)

  →「あなたの願望、叶えます」と成功願望に付け入る(2)

  →「今大人気!」「全米が泣いた」などと同調を誘い宣伝する(3)

  →「真実を知らないままでいいんですか?」と問いかける(4)

  →「日本○○協会」などと格調高い名義で宣伝する(5)

  →「買わない人はこう思われますよ」と不安を煽る(6)

  →「早い内から勉強させないと将来大変なことになる」と子を思う気持ちに付け入る(7)

  →「これさえ持てばあなたセレブの仲間入り」などとステータスの欲を刺激する(8)

  →「無料です」と宣伝する(9)

とある有名人が事件後、ほとぼりが冷めるまで静かに待ち、いつの間にかお茶の間に復帰している(10)

※勿論、全てが悪意のあるものとは限らない(善意、悪意って何だろうな)

  

推薦図書

http://www.1101.com/darling_column/index.html

「大人が言わないこと」が分かるんじゃないかと思う

読めば「あぁ、やっぱりそれでよかったんだ」と

自分の考えに自信が持てるようになるはず

著者は「いい歳したオヤジなのにオヤジじゃない人」だ

全部読もう、無料

 

http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1169599

漫画に興味のある人にはこれも勧める

読めば分かる

 

タモリ

宮武外骨

赤塚不二夫

岡本太郎

■(寺山修司

 

以上の人物や関係者

影響を受けた、与えた人についても知り、

著作を読んでみるとさらに先へ進めると思う

リンク先はWikipedia

 

NHKことばのハンドブック

NHKアナウンサーが使う言葉秘密が載っている(難しいものではない)

この他にも言葉武器としている人の手の内を参考に学ぶといい

遊びの一環として真似から始めてみるのもいい

リンク先はAmazon(非アフィリエイト)

 

2011-02-05

http://anond.hatelabo.jp/20110205122536

いや、雇用奨励金ってもともと短期雇用を前提とした制度から

http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/c02-1.html

>業務遂行に当たっての適性や能力などを見極め、その後の常用雇用への移行や雇用のきっかけとするため、職業経験技能、知識等により就職が困難な求職者を試行的に短期間雇用(原則3か月)する場合奨励金が支給されます

露骨な言い方すると、「国から金もらえるから能力なさそうだけど、とりあえず3か月だけ雇うか」を奨励する制度。そこから「雇ってみたら意外と使えるやつだからそのまま雇い続けよう」、「能力はそんなにないだけど、頑張ってくれてるし、雇い止めするのは気の毒だから続けて雇うか」、が生まれる。

悪い制度じゃないと思うけどな。

2011-02-03

ひきこもり就職しない奴へ

今の社会に疑問を持っているお前らは、次の時代の感覚を持っているよ

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戦時中メディアがしていたこと

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間接的に世論操作している

 

1.有名人につられる

2.できないことをしたいと思う、夢がある

3.多数派にいたいと思う

4.真実を求める

5.権威が好き

6.自分が他人からどう見られるかを気にする

7.心配性 (不安症)

8.ステータスに憧れる

9.リスクがないと思うと飛びつく

10.数ヶ月経てば大概の事件は忘れる

 

(例)

・ある商品を買わせたい(思い通りに行動させたい

  →買わせたい人々の好きな有名人に商品を紹介させる(1)

  →「あなたの願望、叶えます」と成功願望に付け入る(2)

  →「今大人気!」「全米が泣いた」などと同調を誘い宣伝する(3)

  →「真実を知らないままでいいんですか?」と問いかける(4)

  →「日本○○協会」などと格調高い名義で宣伝する(5)

  →「買わない人はこう思われますよ」と不安を煽る(6)

  →「早い内から勉強させないと将来大変なことになる」と子を思う気持ちに付け入る(7)

  →「これさえ持てばあなたセレブの仲間入り」などとステータスの欲を刺激する(8)

  →「無料です」と宣伝する(9)

とある有名人が事件後、ほとぼりが冷めるまで静かに待ち、いつの間にかお茶の間に復帰している(10)

※勿論、全てが悪意のあるものとは限らない(善意、悪意って何だろうな)

  

推薦図書

http://www.1101.com/darling_column/index.html

「大人が言わないこと」が分かるんじゃないかと思う

読めば「あぁ、やっぱりそれでよかったんだ」と

自分の考えに自信が持てるようになるはず

著者は「いい歳したオヤジなのにオヤジじゃない人」だ

全部読もう、無料

 

http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1169599

漫画に興味のある人にはこれも勧める

読めば分かる

 

タモリ

宮武外骨

赤塚不二夫

岡本太郎

■(寺山修司

 

以上の人物や関係者

影響を受けた、与えた人についても知り、

著作を読んでみるとさらに先へ進めると思う

リンク先はWikipedia

 

NHKことばのハンドブック

NHKアナウンサーが使う言葉秘密が載っている(難しいものではない)

この他にも言葉武器としている人の手の内を参考に学ぶといい

遊びの一環として真似から始めてみるのもいい

リンク先はAmazon(非アフィリエイト)

 

2011-02-01

大学院博士課程はどうなるべきなのか?

id:aionarapです自分ブログがなく,ブコメじゃ情報を書き足りないのでこの場をお借りしました

エントリを書くきっかけ

“徒弟制度”や修士論文の廃止求める 大学院博士課程で中教審答申 - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/life/news/110131/edc11013122040003-n1.htm

はてなブックマーク - “徒弟制度”や修士論文の廃止求める 大学院博士課程で中教審答申 - MSN産経ニュース http://b.hatena.ne.jp/entry/sankei.jp.msn.com/life/news/110131/edc11013122040003-n1.htm

この中教審答申に関して,ブコメでは否定的な意見が多数,というか肯定意見は皆無ですね.しかし,私個人はある程度この試みに賛成です.あ,先に書いときますが,完全肯定じゃないですけどね.修論は書いたほうがいいし,徒弟制の完全廃止もどうかとは思っています.

じゃぁ何が賛成なのよ,という話ですが,Qualifying Examの導入,及び広い範囲の教育に関してです.これは必須,と私は考えています.この辺りのお話に関するご意見を皆さんに聞いてみたいと思い,当エントリを書くことにしました

要約

今回の中教審答申は,博士の現状の問題を反映した意欲的な取り組みに感じる.丸呑みにするには良くない部分もあるが,期待しても良いのではないのか.

博士はなんなのか

さて,そもそもの出発点ですが,博士は「スペシャリスト」でありさえすれば良いのでしょうか?私は否と考えます博士こそ「ジェネラリスト」にもならねばならない.…と書くと誤解を招きますね.要は専門馬鹿なっちゃいかん,ということです

勿論,博士課程の人間自分の専門分野に関して,国際的な第一線に立てるような知識と経験が必須です一生懸命自分研究に取り組む必要がありますですが,それだけではダメで,最低限隣接領域(まぁ定義微妙ですが)に関して,可能であればもっと大きな枠組で知識を深めなきゃいけません.科学技術はどんどん煮詰まってきて,先に進むためには学際分野の融合による新しい概念の創出が必要です.それをイノベーションと呼ぶこともあるでしょう.それを生み出すためには,少なくとも2つの分野に関してよくものを知っていないといけません,そうですよね?

テクニシャンとして分野を極めるのもひとつの道かもしれませんが,博士に求められているのはそういうことではないと私は考えています.

国はどういうつもりで博士を育てているのか

加えて,博士が「スペシャリスト」のみを意識していると,博士課程の人材の活用先は研究者,それもかなり狭い分野に限定されます

ここで,大学院設置基準が定めている博士課程の役割を見てみましょう.昭和49年の時点では,

「専攻分野について,研究者として自立して研究活動を行うに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。」

というものでした.それを,平成元年の時点で

「専攻分野について,研究者として自立して研究活動を行い,又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力及びその基礎となる豊かな学識を養うことを目的とする。」

と,敢えて変更を行っています.差分は,

「又はその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力

が必要,と明文化したところ.その意図を,

社会の多様化,複雑化等に対応し,博士課程において,大学等の研究者のみならず,社会の多様な方面で活躍し得る高度の能力と豊かな学識を有する人材養成する必要から明確化」

した,と説明しています.

(以上,http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/05090501/021/003-3.pdfの2ページ目より引用.)

平成元年の時点で,大学院設置基準は博士課程学生に「社会の多様な方面で活躍しうる」人材たることを求めているのです

博士はどこで活躍できるのか / あるいはすべきなのか

「おいおい,博士研究者にならなくてどうするのよ…」という意見もあるでしょう,それは理解します.ですが,包含関係を取り違えてはいけません.研究者として生きて行けるのは,博士号を取得したうちの一部の人です研究者になるのは博士号取得者でしょう.です博士号取得者は全員研究者はなれません.国家として,限られた国庫の中から博士を全て取り込めるほどポストを恒久的につくるのなら別ですけどね….

それに,(ありえませんが)もしそうなったとしても,全員研究者になるのもどうかと思います.一人ひとりが研究テーマを持って,プロジェクトリーダー的な役割を果たしつつ,世界最先端を突っ走ってきた人間が,その経験と知見を他の分野に持っていくことは非常に意義があるでしょう.ある意味,一人でプロジェクトチームに求められる役割を全て果たす必要があるのですから,その能力は推して知るべしです.是非,社会のあちこちで活躍するべきです

非常にポピュラーなのは,専門を活かした職業でしょう.企業での研究開発を初めとした「明示的に博士を求めている」職業は多いです.…まぁ敢えて書く必要はないですね.

初等,中等教育の教師もいいでしょう.勿論高専も.起業もいいですね.

そして,本当はその他の「博士が求められていない」と考えられている職業にも行ったほうがいいと思うんですだって,ずっと知的体力を鍛えてきたわけですから,同年代博士号非保持者と比較してその辺りは大きくリードしているはずです

彼ら/彼女らが持っている問題発見能力は,必ずや企業にとって大きな助けになります

現状はどうなのか

前節の内容に関して,同意して頂けましたでしょうか?して頂けた方も,そうでない方もいらっしゃるでしょう.

でも,同意/非同意にかかわらず,ほとんどの人は「夢物語乙!www」という感想を抱くのではないでしょうか.いえ,私もそう思います.

だって現状が全く異なるのですから

例えば,id:scicom 氏の快著,「博士漂流時代「余った博士」はどうなるか?」(http://goo.gl/Pd0ls amazonへのリンク)には現状の博士号取得者,特にポストドクター(PD)の状況が整理されています.

簡潔に言えば,現状は散々たる物です企業博士号に魅力を感じていません.これは伝聞ですが,採用担当者は「博士は当たり外れが大きい」と感じているようです.ハズレを引くリスクを恐れて採用を控えるそうです

そもそも,皆さん,博士号をとっている人間が「最低限」「共通して」何を出来るか,分かりますか?

言い換えると,博士号が担保しているものは何か,知っていますか,ということです

公開されたばかりの中教審の資料から引用しましょう.

特に,博士課程では,①学生特筆すべき顕著な研究業績を求める大学院もあるなど,博士学位が如何なる能力保証するものであるかについての共通認識確立されていないこと,②博士課程(後期)の教育が,個々の担当教員がそれぞれの研究室等で行う研究活動を通じたものにとどまり,学位プログラムの整備という観点から不十分であること,③大学産業界等との間において,大学院養成する人材像と産業界等の評価や期待に関する認識の共有が十分でなく,修了者が産業界等の社会の様々な分野で活躍する多様なキャリアパスが十分に開かれているとは言えないこと,といった問題点が見られる

(http://goo.gl/Jq0LU, pdfファイル,5ページ目)

文科省は,博士号が担保するものに関する共通理解は無い,と述べています.また,教育の質もバラけていることを指摘しており,このことも共通理解の妨げになるかと思います.

個人的には,博士号は「専門知識」と「プロジェクト(研究)遂行能力」は担保していると思います.…が,サンプル数が少ないので断言はできません.

この「一般的な博士像の不存在」が,世間一般への博士の浸透を妨げていることは想像に難くありません.

現状は問題なのか

敢えて節を作って強調しますが,現状は問題です

当の本人たる博士号取得者は活躍の場が減る,すなわちたつきの道の選択肢が減ります

納税者の皆さんは,せっかくお金をつぎ込んで育てた人材が有効に活かされず,「税金無駄だ!」と感じるかもしれません.

後進の学生は,この惨状を見て博士に進まなくなります(というかそうなってます).

こうして,本丸たるアカデミック世界ごとジリジリと衰弱し,…あとは言わずもがな.

どうすればよいのか

勿論,「これさえやれば万事解決!」みたいな簡単な処方箋はないでしょう.でも,チャレンジは出来ます

私は,そのチャレンジの一環が今回の中教審答申だったのではないか,と考えています.(というか資料はそれを物語っています)

すなわち,博士の質を担保すれば良いのです

専門の知識だけではなく,基礎知識や計画力語学力倫理観などもちゃんと持っていることをQualifying Examで保証しましょう.

教育の質がばらけない様に,たくさんの先生教育しましょう.

どこに放り出しても生きて行けるほど強くするために,総合的な教育もちゃんとしましょう.

そういった取り組みが,今回の答申意図はないのでしょうか.

この新課程を出た博士がその有用性をアピール出来れば,在野の博士号取得者にもスポットが当たり始めるでしょう.

さて,ここで,「大学院に進んでまで人に教育を受けるとかwww自分で学べよそれぐらいwww」という気持ちになる人もいるかもしれません.

正直,私も「それぐらいじぶんでするわい」と思ってたりします.

でも,主眼はやっぱり「質の保証」なんだと思います.ちゃんと大学院は「最低限」「共通して」一定の能力を持った博士を輩出しますよ,という保証

さぁ,雇用者の皆さん,安心して雇用してください.

さぁ,経営者の皆さん,安心して共同事業を博士経営するベンチャーと行って下さい.

さぁ,保護者の皆さん,安心して博士教員を迎え入れてください.

そういう事を,皆が自信を持って主張できるように,ということでしょう.

ちょっとやりすぎじゃないのか?

ええ,上記の効果を狙ったとしても,逆効果になる部分もあるでしょう.

徒弟制を完全廃止すると,一本軸の通った研究ができなくなって,結果として「スペシャリスト」にもなれなくなります

(念の為に再度主張しますが,博士は「スペシャリスト」の能力を最低限備えてなければなりません,と考えています)

博士課程に進学希望学生修士論文書かないと修士/博士の間のフレキシビリティを損なうことになります

なので,細かい部分は考える必要があるでしょう.

でも,今回みたいに,現在抱えている問題に対してちゃんとコミットメントしたということで,私は文科省をちょっと見直しました

というかなんか雰囲気で「お役人は肝心なことに取り組まない」みたいな思い込みがあったのですが,やっぱりそんなこともないよなぁ,と思いました

なんせ,前述の「博士漂流時代」を読んで気になったことを調べ始めたら,殆ど中教審の資料にまとめられていたのですから

さて,長くなりましたが,これにて本エントリはお終いです.お付き合い下さり誠にありがとうございます

意見コメント,批判,大歓迎です.皆さんの意見を知りたいです

私のtwitterアカウントhttp://twitter.com/aion_a_rapですので,何か有りましたら.

2011-01-23

民主党支持率30%がなぜ危険水域なのか。

過半数の過半数は25%+1票であり、マスコミの行うサンプル調査から全体を類推する手法では統計誤差が5%ぐらいあることから、30%を割ったら多数決で確実に負けるという事になる。そこで、30%を危険水域と呼んでいる。

法的には、支持率が何パーセントであろうとも、国会を解散する義務は無い。支持率統計誤差の5%を差し引いたら0%やマイナスになるという状態であっても、任期一杯まで、国内法では政権を続けられる。しかし、地方政府と違って、中央政府の重大な仕事の一つに外交があり、外交相手の立場に立ってみれば、明らかに多数派になりえない勢力と話し合いをしても、時間無駄であるし、どんな取り決めをしても、次の政権によってひっくり返されるとなれば、交渉自体を先送りにし、儀礼的な接触以外は避けるという事になる。

外交を、儀礼的な挨拶を交わすことだけだと勘違いしている万年野党にとっては、思い込みどおりの環境になるが、国際政治という観点から鎖国状態となり、国益の損失は計り知れないとなる。外交の相手国が民主主義国家で、その政権支持率が過半数の過半数を割っていても、馬鹿正直に交渉を行うのであろうか。そこまで考えれば、取るべき行動は自ずとわかる筈なのだが、わからないというのは、国政を担う資格が無いという事である

サヨク上がりや弁護士風情が幅を効かすような政党には、国際政治の視点なんぞ、最初から無いのであろうが、それに気がつかないようでは、田舎代議士と同じレベルという事になる。

施政方針演説に先駆けて外交方針演説を行ったようであるが、国民の支持を得ていない政権が何を言っても、本気には取られないという現実を、弁えていないのであろう。衆議院選挙政権を取った鳩山氏は外交で大失敗をしでかし、個人的な能力を問題視されて外交空転を起こしたが、政権たらい回しによって立った新内閣は、参議院選挙で信任を得られず、国民の支持という、民主主義においては法の規定よりも重要な後ろ盾を得られなくて、外交空転を起こしているのである

マスコミが行っている支持率は、マスコミの読者や視聴者という、マスコミ報道内容に満足している人が投票を行うし、自民党政権には使い道を全部開示しろと迫っていたのに、自分達が政権を取ったとたんに使い道は非公開としている官房機密費マスコミにばらまいているので、どうしても、甘くなる。その点で、統計誤差を考慮しなくて良い実数開示型の、かなり現実に近い数値が出るインターネット上の世論調査では、年末の時点で6.3%だったのが、1月末の段階では、3%前後になると見られているのであった。

外交という中央政府仕事遂行できなくなっている政権を強制的に辞めさせる事が出来ないというのは、現行憲法の欠陥の一つと言える。

2011-01-16

気が重い

会社人間馬鹿だと気がついてから気が楽になった。

どうりで字が読めず、足し算が出来ない訳だ。

今やドキュメントを通して、会社コントロールが可能になった。有り難い。

無用に怒鳴られることもないのだ。怒鳴ろうものなら、事前に用意したドキュメントを見せることで

「先日の決定事項」として怒号と叱責を回避するということだ。

しかし、あろうことかこの会社顧客もまた、字が読めず、足し算が出来ないのだ。

かに、出来る顧客たまはいるが、えてしてその上司は字が読めず、足し算が出来ず、

怒号と叱責を武器に戦う企業戦士だ。

いわば、この会社が属する企業の横並びとしての集団自体が、

つの馬鹿クラスター」として存在していることに近頃気がついた。

社員馬鹿なら顧客馬鹿

基準はないので、あとは怒鳴り殺して胸元をすっきりとさせる。

これが「業務」だ。

つの救いとしては、

もう辞めるし次の会社も決まっているので、もはやどうでもよいということだろう。

馬鹿の尻拭い、会社の「おかあさん」役を務める必要もない。

「おかあさん」というのが、

よくある「俺はお前のおかあさんじゃないんだぞ」という「おかあさん」です

私は社内の人間が「だりー!」と放棄した設計、資料取り纏め、調査取り纏め一切を

執り行い、業務の正常化に努めてきた。まさに「おかあさん」を演じ、実践した

しかし、この行動は会社の判断としては

給与を上げる条件にはならない」

と一蹴されている。

基本を理解していないから基本の重要度を理解できず、重要はないと判断したのだろう。

逆にしょうもないサーベイが「新規提案」として給与を上げる条件として認められた。

何の理解力もない。終わった、と思った。

かに退職届も受理されたが、

穴埋めのため、私の「おかあさん」ロジックをその責任者遂行しなければならなくなった。

所詮は基本、基礎から誰も逃れることなどできない。

これを伝えるためだけに「退職」までしなければならない。

しい会社だったと、認めざるを得ない。

2010-12-16

尖閣問題で得をしたのは誰(どこの国)か?

沖縄基地問題の「県外移設」で失敗し 失脚した鳩山政権

その後を引き継いだのが今の菅政権

普通に考えたら

県外移設失敗が引き金となって今の政権誕生したんだから

「県外移設が政権存続の絶対条件」になるのが当然のはず・・・

なんだけど 実際はその逆だ

その潮流を牽引するのは、

尖閣問題や北方領土竹島など 日本が抱えている国境問題。

マスコミネット上でも日々話題になってるものだ

だけど、領土問題は今になってどうこうという問題ではない。

むしろ 今さら何を?というレベル

最近になって図に乗った中国が領海で暴れているようにも見えるが

尖閣付近の領海侵犯は10年来 頻繁に繰り返されていて、

自民党メディアもそれをずっと黙認し、捕まえもせず野放しにしていた。

だけども、今回はあえて拿捕に踏み切った。というかそうなっている。

ここで船長逮捕するか釈放するかは問題ではな

これによって何が起こったか重要

尖閣問題後 日本では何が起きたのかというと

領土問題が一大ブームとなった。

マスゴミ各社も一斉にそれを垂れ流す格好となり、

国防の急務を訴えるキャンペーンをはじめた

そして多くの国民中国批判に沸いた。

その間、着々と目的遂行している組織もあった。

戦後初めて実現レベルまでメスが入ったあの沖縄基地問題

国民の気づかないところで雲散霧消となったというわけだ

「やっぱり在日米軍基地って要るよねー!」

でいつの間やら国全体が一致していた

日米同盟深化を唱え、基地問題先送りを政府前原)が明言した

沖縄基地問題がまた取り上げられることはもうないだろう。


誰が得をした

言うまでもないけど、得をしたのは米国ただ一人

米軍基地があることで、思いやり予算以外にも相当なカネが基地に流れていると言われている

日本人は 基本平和ボケが多いので 時として国全体に感情論蔓延国家として冷静さを欠くことも少なくない。

だが欧米中国外交は、それらを意図的に利用し、演じてしまうだけの したたかささえある。

日本人には理解出来ないと思うが、外国国益のためなら手段を選ばない。

結果論だが、今回も米国の独り勝ちで、全ては仕組まれたものようにも見えなくもない。

中国人韓国人が嫌いってことは俺にもよく分かるんだが

国民感情を利用してコソ泥のように日本資産を吸い取る連中も現実存在するわけで

これは笑えないレベルまで来ていると思う。

2010-12-08

朝日新聞社

2007/7/31(安倍政権

首相の続投― 国民はあぜんとしている。

政治結果責任だ。政治家は進退によって責任を明らかにする。今回、結果に対して潔く責任を負おうとしない指導者国民は失望するだろう。


政策を展開するために欠かせない国民の信任を、首相はまだ一度も得ていない。

続投するというなら、できるだけ早く衆院の解散・総選挙有権者の審判を受けるのが筋だ。

2010/7/12 (菅政権

日本では、「第二院」である参院選の敗北により首相が交代させられる事態がしばしば起こってきた。

よほどの惨敗ならやむを得ないとしても、短命政権が相次いだ大きな要因だ。


それは腰を据えた政策の遂行を妨げ、国際社会での存在感を著しく損なってきた。もう卒業すべきだろう。

そもそも参院選は「政権選択選挙」ではな

マスゴミの、マスゴミたる所以、てか。

2010-10-07

http://anond.hatelabo.jp/20101005204112

匿名日記にはまだ慣れてないので自分のことをなんていったらいいかわからないけど、先の新司法試験撤退者です。

理想をもつことはとても大切なことだと思います。しかし同時にその「理想」が自分が正しいと信じることができる理想かどうかということは常に自問することをおすすめします。理想はもちつつ、現実の中でどうすればそれを実現できるのか、ということをしたたかに考えて下さい。


さて。本題です。

知識的にも教養的にも人格的にも、日本人の中で best of brightestだった方々が、環境に染まり弱者救済を忘れてしまうような職業弁護士だとしたら……そこには立ち入らないようにした方がいいのではないか、と思うのですが。

という段階ではなく、この前段階、すなわち、あなたのしたいことを実現するために弁護士になる必要が本当にあるのか、弁護士でなければならないのか、という点をしっかり考えるべきだと私は思います。そして、本当に弁護士でなければならないのであれば、この部分なんか気にせずに、理想を、志を高くもって弁護士仕事遂行すればいいと私は思います。弁護士の中に同志は必ずいると思います。

社会の底辺の方々は、豊かな方に比べると、忍耐心に欠け、依存心が強く、努力を怠っている方々が圧倒的に多い現実を見てきました。

という点には私も賛同します。ただ、私は、彼らは「忍耐心に欠け、依存心が強く、努力を怠っている」からこそ、社会の底辺にいるのであって、社会的に強い者から食い物にされているのだと思います。自由主義採用する日本においてはある意味当然の現象ではないかと思います。逆に「忍耐心に欠け、依存心が強く、努力を怠っている」にもかかわらず、ある程度忍耐力があり、独立した心があって、努力をしている人と同じように扱われなければならない、保護しなければならない理由はあるのでしょうか?もちろん、彼らが「忍耐心に欠け、依存心が強く、努力を怠っている」状態になったのは、彼らの生まれた境遇であったり、運であったり、彼らのせいではない様々な事情が絡んでいるのは確かであり、それを全て自己責任として責任を負えというのは疑問を差し挟む余地はあります。ただ、そこまで考えると、自由主義という枠から外れていっている気がします(ここは感覚的です・・・。)。

もっとも、このあたりの評価については個々人評価が分かれるところでしょうから、こういう意見がある、くらいに聞き流してもらえれば結構です。


で、元増田は、元増田のいういわゆる「社会的弱者」を助けたい、力になりたい、と思ってらっしゃるようですが、彼らの「助ける・力になる」ということは具体的にどういうことなのでしょうか。どういう状態になれば「助けが不要になった」といえるのでしょうか。ここを具体的に考える必要があると思います。・・・α


また同時に弁護士仕事をもっと具体的に考える必要があると思います。私が考えるに、一般民事における弁護士仕事は「人生の再スタート法律の観点から支援する仕事」だと思います。「今まで自分なりにやってきた→でも他者と紛争になってしまった→いろいろ話合いをしたがらちがあかない→法律に○○と書いてあるからその通りに処理して終わったことにしよう→いままでの争いを"法的に"終わったことにして次に進もう」というのが社会的みたときの司法の役割であり、弁護士仕事法律部分に関する処理を担当するのだと思います。弁護士にしかできない仕事というのはこの部分だと思うのです。・・・β


元増田弁護士を今から志すリスクを負うには「αを実現するにはβが不可欠だ」という判断が重要になると思うのです。


今の日本社会では弁護士社会のために働いている、という漠然としたイメージ蔓延しており、仕事の実質が正確には伝わっていないのではないかと思います。だから「社会的弱者のためになる仕事弁護士」となるのかなぁと思うのです。しかし、弁護士でなければできない仕事というのは極めて限られていて、また、弁護士固有の仕事の実質はあまり理解されていないのではないかと思うのです。



なぜここまで考えることを勧めるかというと、ロースクールに進学し、司法試験受験するということは極めてリスクの高いことだからです。元増田は若くても今年24歳です。するとロースクールを修了したときには26歳か27歳になります。そして3回受験して三振したとしましょう。するとあなたは30歳です。社会人経験2年、司法試験三振。こういう人物が社会的にどのような評価を受けるか、というあたりを具体的に考えておく必要があると思います。


落ちることを前提に話を進めるのは適切ではないかもしれません。ただ、一部の天才を除いて、司法試験合格できるかどうかというのは運が大きく影響します。

私の友人は1回目の受験で民事系が上位数%でしたが、今年は普通の点数になりました。

同じ人物は1回目の受験刑事系がぼろぼろでしたが、今年は上位数%という順位をとりました。

司法試験は知識を正確に理解し、暗記しておくことは当然として、試験会場で初めてみる問題にどういう発想で対処するのかということで結果が決まる試験です(そして評価される発想がなんなのかということは明確に提示されていない!!)。この意味で、暗記して吐き出せばよい普通資格試験とは質が異なります。

この「発想」が法学の発想に近い人にとってはこれほど簡単な試験はないでしょうが、異なる人にとっては「発想」を法学的に修正する必要があり、極めて根気の要る作業となります。


具体的な行動を起こす前にこれらのリスクを具体的に考えることをおすすめします。


なお、

>>んで、そういうとこに来る人っていうのはさ、おおよそ2パターンなんだよね。<<

という部分は大正解だと思います。

2010-10-05

http://anond.hatelabo.jp/20101005051513

細かいところだが・・・

車を運転するのには免許が要る、その免許に基づく行為における、つまり法律用語でいうところの業務上の、過ちだから、交通事故は「業務上過失」になるんだよ。

これの前半部分、違う。

一般論として、刑法上の「業務」というのは、社会生活上の地位に基づいて継続・反復する事務のことをいう。

だから車の運転に免許がいることは関係がない。

後半は正しい。業務の遂行課程における「過失」だから、業務上過失なのだよ。

2010-09-22

http://anond.hatelabo.jp/20100922023512

一般的に、最適化のために突っ込む労力と成果 (この場合合格可能性) とは比例せず、むしろ頭打ちになる。例えば、80%の成果を得るのに必要な労力を1とすると、90%にするのに2、95%にするのに4の労力が必要、という感じ。従って、あくまで一般的な話をするなら成果だけをパラメータ最適化するのは際限なくリソースを費やすことになるため避けるべき。費やすリソースと成果のバランスをみないとならない。

もちろん例外はある。芸術のために一生を捧げるとか、人生目標のために生活を捨てるとか、そういう生き方はある。けれども、大学合格というのは生活の全てを犠牲にして得るべきゴールじゃない。ごく簡単な思考実験をして欲しいのだが、受験で出されるのって基本的には高校でやった範囲だ。大学でやる学問というのはその上にあるものだ。まともな大学なら、入ってからの勉強の方が受験なんかよりはるかに難しいぞ。生活の全てを最適化しなければ合格できないとしたら、入ってからついていけるのかい? 従来、日本社会では大学での勉強よりも「その大学に入ったこと」が就職においてのシグナリングとして効果的だったから、それをあてにして入ることのみに賭けるのにも分があったけれど、そういう時代でもなくなりつつあるし。

やりたいことがはっきりしていて、「この大学に入ることがやりたいことへの最適解だ」と考えたのなら、入ることに向けて全力投球してもいいだろう。そういう場合はたいてい、合格のための最適化が、そのままやりたいことをやってゆくためのスキルを身につける最適化になっているはずだ。

そうでなく、やりたいことがまだはっきりしないっていうなら、受験勉強を当面のゲームと考えるといい。他にやることがなくて暇だから受験勉強してる、と考えるんだ。そう考えていれば、普段は合格最適化した生活を送りつつ、他のおもしろいことにレーダーをはっていられる。そしておもしろいことが見つかったら、上でいったリソースと成果のバランスを考えてみてくれ。100%の可能性などあり得ないし、そこそこの余力を残して90%とか95%の可能性が維持できないとしたら、目標を考え直す必要もあるかもしれない (ゴールを下げるか、もしくは50%や60%の可能性でも良しとしてフォールバックプランも考える)。

GTDっていうのは、そうやって戦略を決めた後で、その戦略遂行するために使うテクニックなんだよ。

2010-09-19

http://anond.hatelabo.jp/20100919194732

あのさー、その特定の業務に限って言えばさ、先輩の方が知ってる場合もあるかもね。

いいんじゃないの、その分、年功序列給料も高いんだし。

でもさー、その先輩っつーのは、その恩着せがましい教育仕事なわけ。

業務でやってんの。何かを伝えて習得させて成果なのだよ。

逆にね、新入社員はその教育を受けるのが仕事なの。業務なの。

業務遂行にあたっての上、下はあるかもよ。役職に応じた業務上の指揮系統があるんだから。

でも、どっちが偉いって話じゃないのよ。

業務上必要な権限が与えられてるだけなの。

今年の子は××だとか、去年の子は△△だの、新人という

呼び方から透けて見える本性は、業務上の指揮系統の問題じゃないんだって。

あきらかに「オレ先輩。オレ正義。後輩は劣ってるんだから

オレが全てだ」って感じの傲慢さがにじみ出てるの。

更にいえば、往々にして教育係っつーのは、教育する方を育成するのが主なわけ。

それを勘違いして、権限ぶってるやつはイタいのですよ。

若者から、色々学べることを知ってるやつは、ちょっとぐらい

会社に長くいるっていう理由で、立場がどうだの、対等がどうだの

くだらないこといわねーだろ。

2010-09-15

http://anond.hatelabo.jp/20100915151837

矛盾してない?

なにが?

休日ライフスタイルと父親の役割遂行有無になにか関連が?

自営業」って、「サラリーマン」と言っているのと同じだよ。

普通は「どの業種の会社でこんな感じの部署の仕事してる」まで知ってるもんでしょ。

同じだね。

自営業というだけでそれ以外何一つ知らない」のは

そんなこと相談者の文章に書いてない。

仕事自営業で」と「一日中テレビがついているよう」と書いてあるだけ。

自営業作家だとしても八百屋だとしても特にこの相談に書く必要ないしね。

入れていないなどとは書いていない。

お金を入れない」とか「お金が少ない」とか、って書いたでしょ。

恣意的に切り取って強引に反論のポーズをしないの。

大金を稼いでいるけど僅かしか入れない」のなら落ち度だけど、

「そもそも収入が少ない」のなら落ち度とは言えない。

そんな情状酌量をする母子には到底見えないし

母親がそれ以上の大金を稼いでいるならともかく、

稼いでいないだろうから「収入が少ない」と言う愚痴は言えない。

そんな殊勝な身の程の弁えをする母子にも見えないけど、

どちらにせよ一番重要なことは

「父親が家に入れるお金が少ない」なんて相談者は書いてないということ。

あなたが勝手に思い込みや推測で作り出したり断言したりするのはおかしい。

何つーか、増田認識が完全に昭和だよ。

「父親は金さえ入れていればそれでいい」

そんなことは一度も書いてない。

この相談者の罵り方・嫌い方ほどとんでもない人格の人物なら

この母子にお金を入れて養っているのはおかしい、と書いた。


というか

あなたはもう

すぐ思い込みや感情が先走って

相談者や私が書いてないことを脳内で「あったこと」にしてしまって

それを前提に話をしようとするでしょ。

さっきから何か対等に会話や議論をしてると言うより

いちいち新造されるあなたの思い込みを一つ一つ指摘してほぐしているだけで

何かのカウンセリングをやっている気分がする。

2010-08-30

論点がぶれてるが

学歴とインバスケット出世が決まる会社って何なんだろうね。

でも、確率的にはこれが正解なんだろうね。

だから、大きい会社はこれでやってればいい。

会社が大きければ確率のブレは少ない。

学歴とインバスケットがだめなやつは、大きな会社に入ったら出世できないよ。

だったら、小さい会社に入って活躍したほうがいい?

確率的に、あんたの業務遂行能力はそこそこだし、生涯年収もそこそこだな。

人の能力は不平等

人の運も不平等

人種差別されないだけマシと思え。

これを読めてる時点で、世界の水準から見たら恵まれてるほうだ。

2010-08-28

http://anond.hatelabo.jp/20100828014333

ちょうどホットエントリにこんなのが

裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人羞恥心

http://www.ringolab.com/note/daiya/2010/08/post-1281.html

字義通りの意味では、覗かれたって減るもんじゃない。

物質的な被害はない。だから被害は精神的な被害。

その精神的被害の見積もりについて、「恥ずかしい、とはいえ拳骨+徹夜正座程度の罪」という量刑意識男子女子・教師に共有されていた時期があったんだろ。

また修学旅行のそれが異性の裸に触れる一大イベントの役割も持ったのではないか。

男子や一部女子権利意識はいまだそこから遠くはなれていない。

一般論として覗きは性犯罪であるが、修学旅行のそれは大人になる前の思春期経験する通過儀礼社会勉強の一つではないか」と主張する。

真の目的女子の裸ではなく、多人数で協力して遂行するイベント

しかし女子権利意識が向上したために精神的被害が大きく見積もられることになった。

「恥ずかしい、もうお嫁に行けない、レイプと同じである」と主張することになる。

この乖離

意識と新意識乖離しているために軋轢が生まれる。

権利に目覚めれば権利侵害されて傷つきやすいというパラドックスでもあるだろう。

2010-08-11

http://anond.hatelabo.jp/20100811184110

魔法使い愚痴になるが。

最近増田達の話見てると、

政治経済スポーツ科学、芸能、趣味・・・多くのことに興味を持っておく。

しかし、深い知識や最新の情報を持っている必要はない。

って状態で適当な話が出来るってのがコミュ力ってことなんだろうとは思うよ。

政治経済スポーツ科学、芸能、趣味・・・多くのことに興味を持ち、

企業内でプロジェクトを立案・遂行させなければいけない為に生半可な知識で留まる事を許されず、

月収の半分以上を書籍の購入に割り当て、一日の半分近くを物を読む事に費やしている身としては、

正直羨ましすぎるし、嫉妬の対象だよ。

元増田は十分すぎるほどコミュ力あるじゃねーか。

精神が、中途半端な知識を拒否するようになったらお終いだぜ。

2010-08-07

戦う男の子物語には、倒すべき相手がいる場合が多い。倒すというと威勢がいいが、身も蓋もない言い方をすると殺しだ。強敵を倒して成長する、と書くと綺麗だが、人を殺して成長すると書くと、大変物騒だ。だが、無論殺人そのものに、そういった力があるわけではない。

殺しには動機がいる。「暴力は、正統な理由がなければ退屈である。」と、ヒッチコックもいっている。ただ、登場人物の動機を「アイデア1000本ノック」のようなもので作ったとしても、観客がそれを納得するかは別である。納得しないモノを出しても駄目なのだ。

船戸与一によると、冒険小説における納得できる殺人の動機は、大別して三つだという。「生体の保存」「任務遂行目的あるいは手段」「復讐」。「生体の保存」は、殺らなきゃ殺られる、というやつ。「任務遂行の~」は、プロ殺し屋軍人などに多い。

ロボットアニメを頭に浮かべる。

受け売りだが、ロボットの設定を凝りまくる場合、殺しの道具、ピストルナイフに凝る事に似ている。「いかにして相手を殺すか?」という事であるが、「なぜ殺すか?」については、ロボットそのものからは見えてこない。

ガンダムアムロは、最初は「復讐」だった。ほんっとに最初だけだけど。次は「生体の保存」、ついには「任務遂行~」になった。エヴァシンジ君は、強いて言うなら「生体の保存」だが、疑問である。廻り(ネルフ)が無理やり「乗せちゃえ!」という感じだったので、動機なき殺人、という気も、しないでもない。そのせいか、あまり成長もしなかった。

ただ、動機が「殺らなきゃ殺られる」だったとしても、殺る側の動機だって必要だ。昔は「地球を侵略しに来たのだあ!」などで済んだのだが、今ではそうはいかない。なんせ我々は進歩したのだ(ホントか?)。殺る側の動機を考えてみる。「俺は悪い宇宙人だから」「戦争だし、軍人だから」「考えた事もない」「システムがそうなっているから」「そういう決まりだから」あまりパッとしたものが浮かばない。

少年物語には、「あいつ気にいらねぇからブッ潰す!」とか、「強くなりたい!」という、ものすごくわかりやすい動機がある。が、ロボットアニメ場合軍隊と結びつく事が非常に多く、「強くなりたい!」という理由でミサイルぶっ放したとしたら、見ているお客さんがどう思うのか、何となく想像はつく。

凸凹軍対○×軍があって、凸凹軍に主人公やヒロインがいて、ライバル○×軍にいる、とする。戦争軍隊に居るのだから、戦闘には事欠かない。とりあえずの理由もある。軍隊にいると、色んな年齢や人種人達に会えるし、遠くの場所だって移動できる。宇宙に行ってもおかしくない。が、軍隊組織ロボットを事細かく描くだけでは、「いかに殺すか」だけで終わる。エヴァの後、敵の姿をハッキリと描かないアニメがあったが、戦いの理由がぼんやりしているというのは、危険である。主人公の動機がなければ、「しかたないよね、戦いだし。人を殺してもさ」。これがテレビの放送に耐えられるのか、私は知らない。(物語内の)個人の動機と、環境や状況を混同してはいけない。「人を殺してみたかったから殺した」と答える者は、いつまでたっても大人になれないのではないのかと思うが、そういう事を語るのは、専門家ではないので荷が重い。「成長成長って、そこまでしてなぜ大人にならなければならないの?」という問いが浮かぶ。これは「では、子供のままでいいのか?」とセットで考える必要がある。戦いを経験すると必ず成長する、という決まりはない。ロボットアニメの主人公は、成長しなければならないという決まりもない。決まりはないが、「最新ロボを操縦している少年は、幼稚なままだった」という姿を観客に見せる作り手は、おかしいと思う。黒い笑いを描きたいのなら別だが。

「戦う男の子」「戦わない男の子」「戦えない男の子」 こう並べてみると、男の子物語は、選択肢がほとんど無い。冷遇されているといってもいいし、戦ってりゃなんとかなるという、ある意味甘やかされてきたともいえる。なぜ十代の少年が、巨大ロボットに乗って敵を殺さねばならぬのか、という事を考えると、「戦う男の子」が、非道く揺らいでいるように見える。ふと考える。巨大ロボットのバックには、軍隊国家がある場合が多い。作る上では設定上、そうすると助かるのだろうが、十代の成長物語を描く上では、もう時代に合わないのではないか。戦う男の子目的地が、戦う男になる事しかないとするのなら、ロボットアニメにおける主人公の成長の定義は、いまだ戦中といっていい。生意気な態度をとり、戦いに悩んだとしても、それらは国家お墨付きの中で、である。最新型のコックピットの中で、である。愛国的であるが、単なる戦闘馬鹿ともいえる。「ロボットを作った『ナントカ研究所』の面々が、よってたかって主人公を一人前の男に仕立て上げる物語」でも、昔はよかったのかもしれない。だが、90年代にもなると、庵野監督をもってしても、動機付けすることは不可能になった。一人前の男にする事も出来なくなった。一人前の男とは何かすら、わからなくなった。深く設定を作ってしまったばかりに、動機があいまいでも、なんとかなってしまったのが皮肉である。

ロボットアニメに出てくる十代の主人公が持つ、殺しの動機。大人の職業軍人などが主人公なら、また話は別なのだろうが、今ではそれは怪しいものとなった。巨大ロボアニメは、以前と比べて人気は落ちたというが、それは分かる気がする。それとも、緻密な世界観だが、動機なき殺人者達が蠢くそ世界で、観客は満足するしかないのだろうか? 

最後に、ここまで読んでくれたあなたへ。この文章は「今のようなロボットアニメ少年を描くのは、もう無理ではないのか?」と、短く書けばこれで済む話である。こんな珍論、最後まで読んでくれてありがとう。。

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