「瘴気」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 瘴気とは

2017-07-28

https://anond.hatelabo.jp/20170728161720

世間代表的な読み物を読みたいなら、はてブホッテントリ入りしたのだけ読むのを推奨する

増田瘴気半端ない

距離感間違うと病むのがネット

2017-07-21

http://girlschannel.net/topics/436499/

ここの女の婚活のページ

読んでたら瘴気でやられそうになった。

売れ残るはずだわ。

売れ残ってる男とそっくりな思考パターンなんよ。

余裕のなさ、相手への要求の高さ、心の狭さ。

自分客観視できないあたまの悪さ。

女の子若い女性達はここを読んでこんなおばちゃんにならないようにしよう。

2016-12-25

クリスマスには独り者こそカフェに行け

たとえばクリスマススタバなんか行ったらカップル瘴気にやられておっ死ぬなんて思ってるやつ、それは見当違いだ。

なぜなら、クリスマスカフェに一人で来ている女性には、彼氏がいない可能性が高い。だからその日にナンパに行かない奴は、バカだ。

そうだ、今すぐ右手を拭いてカフェに行け。そして声をかけろ。そこにいる女性は独り者だ。そう信じろ。同じように出会いを待ってるんだ。

これは何回もそうしてきた俺が保証する。女も待っているのは変わらない。

クリスマスほどナンパに適した日はない。その日一人の女性は、そういうことだ。

いか今日というチャンスを逃さない奴だけがせいこうを手に入れることができる。モテない奴はとにかく行動しない。顔は変えられないとしても、行動は変えられるだろ?自分ができることをやらないで、指をくわえてるだけのやつに、幸運女神は微笑まない。行動するんだ。

わかったらいけ。俺は彼女がいないクリスマスは毎回その手を使ってる。これはかなり有効だ。

今日ナンパ成功率チートがかっている。今からでも遅くない。行くんだ。

ただ、一つだけ注意がある。

これは全て妄想だ。検証を頼む。

2016-12-03

増田がなあ。

結婚できて子供できた上で保育園入れなくて文句言うようなお貴族様のエントリがなあ。流行語だってさあ。

平均的な増田ってえのは生まれてこの方一度も彼女できなくて氷河期世代で職もギリギリでそれなのに親世代やら親戚やらから昭和な感じの国民皆兵じゃなかった皆結婚価値観をもってほっぺにぐいぐいされてたりすると思ってたのに。非にモテかいたような非モテだと思っていたのに。

保育園にこまってるんですう、このままじゃアテクシのキャリアがーだって

へえへえお貴族様の悩みは高尚でよろしいですなあ。

わたくしみたいなものにはね、保育園なんかいらないんですよ。世の中から全部消えても構わないんですよ。いますぐにね。

必要なのはね、今日明日もずっとさきも、ずっとずっと続く毎日殺意を今までどおりにぎゅっと押さえつけておける方法。昨日までやり過ごしてきたとおりにね。

いのちを育む方法なんていうようなそんなにきれいなもんじゃあない。いのちを砕かないために今この瞬間何ができるかが私共には必要なのでございますよお貴族様。

あたりまえの普通幸せロールモデルクリアしていないことを責めるこの世間空気、もうこれはもはや瘴気

大学は出ろコミュ強であれ新卒フレッシュ生意気わず休まず働いておきながら家事をし恋人を作り結婚をし子供を育て車も家も買って消費をたくさんして景気の底上げをし野球ゴルフと酒と風俗テレビと今いない奴の悪口の話ができるようになれっていう空気

もう太陽系ますぐ吹き飛べよ。日本死ねとかけち臭いこと言うなよ。銀河ごと砕けようよ。いますぐ。いますぐに。ほら早く。阿弥陀様ー!はやくきてくれー!

2016-11-20

http://anond.hatelabo.jp/20161120204723

こんな陰謀論に染まるなんて…可哀想にこの惑星マスダの瘴気にあてられ大脳が壊れているんだ

2016-09-10

ライバル1964年』ってCM気持ち悪い

2016年度全国キャンペーン:ライバルは、1964年|ACジャパン

ACジャパンが今年7月1日より開始した『ライバル1964年』というCM

自分がよく聴く民放ラジオ基本的TBSラジオ)では結構な頻度でこのCMが流れている。

自分はこのCMを耳にする度に、得も言われぬ不快感に襲われる。

何故不快感を催すのか、自分なりに少し考えてみることにする。

はいえ単なる根拠に乏しい繰り言でしかないので、そこは留意してほしい。

 

その1.いたずらな過去の美化

あの頃の日本人に、笑顔で負けるな。

見る夢の大きさで、人を思いやる気持ちで、心の豊かさで、絶対負けるな。

ライバル1964年テレビCMより

このCMにおいては、「笑顔」「夢」、「思いやり」といった根拠の不確かな理由過去を美化している。

加えてこのCMには「あの頃の日本人と比べて笑顔や夢、思いやり、心の豊かさで負けているのではないか」という言外の意味も込められていると考えられる。

そうでなければ、律儀にあの頃の日本人と今の日本人を比べる必要なんてないはずだ。

まり居酒屋談義としての「昔はよかった」の変奏でしかない。

また、この10年ぐらい俗流の「昔はよかった」に対するカウンター的な言説も勃興している。

これらのカウンター的な言説の場合、だいたいは統計などのデータを用いた上で「昔はよかった」的言説の欺瞞を浮き彫りにしている。

ライバル1964年』で提示される「昔はよかった」を構成する要素のうち、「思いやり」は犯罪件数の推移をもとに論駁が可能であるかもしれない。

しか「笑顔」「夢」場合犯罪統計のような定量データ存在しない。そのため、「笑顔」や「夢(の大きさ)」を昔と今とで比較するのは至難の業である

結果「あの頃の日本人と比べて笑顔や夢で負けているのではないか」というCMメッセージに論駁することすら叶わなくなる。

論駁不可能概念を持ちだすということは、それだけ「昔はよかった」ことをゴリ押ししたいのだろう。そこにはある種の狡猾さすらも感じさせる。

 

その2.政治的意味合いが強いCMを流すACジャパンへの違和感

このCMにおいては、東京五輪が行われた1964年東京五輪が再度行われる予定の2020年とが対比されている。

2020年に向けて日本を考えようというのは、東京五輪に向けた行動をとれというメッセージを婉曲して表現しているということは容易に推測できる。

また、ACジャパン公式サイト記載より、「日本を考える」ことは具体的に「(東京五輪に向けた)ポジティブモチベーションと、日本人の活力を高める」を指すようだ。

今の日本において、五輪政治的意味合いが強いイベントとして意識されているようである

例えば、2012年に取りまとめられた「スポーツ基本計画策定について」には以下のような文言がある。

4.国際競技力の向上に向けた人材養成スポーツ環境の整備

(中略)

国際競技大会等における我が国アスリート活躍は、国民日本人としての誇りと喜び、夢と希望をもたらし、国民意識を高揚させるとともに、社会全体に活力を生み出し、国際社会における我が国存在感を高めるものである我が国アスリートによるメダル獲得は、その一つのあらわれである

4.国際競技力の向上に向けた人材の養成やスポーツ環境の整備:文部科学省

また、2009年には塩谷立文部科学大臣(当時)が以下のような発言を行っている。

2016年オリンピック招致については、立候補ファイル2月12日までに国際オリンピック委員会に提出することになっていまして、そのために今準備を進めているところですが(中略)やはり、国威発揚ということも含めて、ぜひ、招致を実現したいと思っています

大臣会見概要(1月27日):文部科学省

これらのことを踏まえると、今の日本において五輪政治的意味合いが非常に強いイベント位置付けられているようだ。

特に国威発揚」や「日本人の誇り」といったナショナリスティックな意識の醸成のための手段として強く意識されているようである

これは、IOCの掲げる「政治的商業的利用がなされない五輪」という理想とは大きくかい離したものである

さて、ACジャパンの行うCMの特徴として、政治的宗教的事柄は一切扱わないということがある。

実際にACジャパンの会則の中にも、以下のような文言がある。

<その4 団体活動について>

(中略)

4.特定政治的党派的、宗教的主張を標榜する団体支援しない。

支援キャンペーン実施諸規則|広告キャンペーン|ACジャパン

一方『ライバル1964年』においては、政治的意味合いが強いイベントである五輪に向けた行動をとれというメッセージ提示されている。

解釈によっては、「日本人の活力を高める」ということもナショナリズムと連関したかたちで捉えられる可能性もある。

このことから、『ライバル1964年』は政治的宗教的事柄は一切扱わないというAC方針とは大きくかい離したCMであるといえる。

このようなかい離が何故発生したかについては分からない。

可能性として一番高いのは、制作者サイドがIOC提示した「政治利用されない五輪」という理念を無邪気に信じ込んだということである

一方、五輪の持つ「国威発揚」や「日本人の誇り」といった事柄政治的事柄ではないと誤認している可能性も完全には捨てきれない。

愛国心の醸成といったイデオロギー丸出しの教育が「偏向ではない」と見做される時代である

 

なお、2002年にも公共広告機構(当時)は『ニッポン人には、日本が足りない』というCMを放映していた。

しかしこれは国際交流の推進を目的とするものであり、『ライバル1964年』とは似て非なるものである

 

その3.新聞広告

ACジャパン公式サイト新聞広告画像データ掲載されている。

小学生が作ったような(プロとしては)粗雑なコラージュに、テレビCMナレーション文章としてこれみよがしに綴られている。

そのくせ「昔はよかった」オーラ瘴気?)はびんびん流れ出てくるからまらない。

2016-07-24

はてなブログに移行せずにいまだにはてなダイアリー使ってる人たちはめんどくさい

「俺ははてなブログなんてちゃらちゃらしたもんは使わねえ!俺は古参だ!俺ははてなダイアリーだ!」

みたいな変なプライドがあって、そういう人のダイアリーには瘴気が漂ってる。

見た瞬間に「うわ、なんかこの人めんどくさそう」って感じざるを得ないあの雰囲気は何なんだろうか。

タグ気持ち悪いし、文体似非インテリくさいっていうか。

コンプレックス抱えてそうな人が多い。闇が深い。

はてなはさっさとダイアリーサービス停止させるべき。あんなもん次の世代に残しちゃいけない。

もうシナモンはいない。

2016-06-20

喘息になったおっさんです

4月に今の部署に異動になったんだけど、パワハラ上司クレーマーまがいのマネージメントに巻き込まれて、無茶苦茶こき使われてたら風邪をひいた。

夏風邪バカが罹るとか言うし、俺もバカだなーとか思ってたら、数週間経っても咳が止まらねえ。

これ肺炎じゃね?抗生物質効いてなくね?と不安になって呼吸器内科行ったら、聴診器レントゲンはセーフだったけど、呼気のNO濃度が55ppbだったかな、異常に高くて「喘息ですねー」とあっさり言われた。

これ、ぜってーあのパワハラ上司瘴気ストレスになったんだよ、日本死ななくていいかパワハラは死んでくれ。

今はとりあえず、そいつの直属じゃなくなったし、朝夕の吸入薬(初めて使ったわ)が効いてるから、これでしばらく様子見か。

2016-05-30

スポーツ選手の末路

http://anond.hatelabo.jp/20160529230713これに関して、

ブコメhttp://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20160529230713)に若干、スポーツエリートへの蔑みが瘴気のようにうずまきつつあるんで、

自分の知っている「元スポーツ選手」のその後を記しておく。

陸上が、その後が華やかじゃないことについて、また駅伝の残念さについては大きく同意する。

陸連が相当マズイので増田陸上でそこそこの場所はいたのなら、中に入れるなら中に入って改善した方が良い。陸連は本当にダメ

それと、私が知っている「彼らのその後」については、消息を知り得る人だけなので、生存バイアス的な情報ではある。

でも、「それなりに幸せで、自分なりに競技を続けてる」人はすごく多いということも知ってほしいので。

実弟

実業団とある競技の選手をやっていた。1部~2部を行ったり来たりするチームの、一応主力。

当然というか、高校大学就職どれひとつ試験」は受けたことがない。ただ、地頭は悪くなかったと思う。スポーツトップキャリアになるには馬鹿じゃ無理なのよ。

現役時代も9-17会社員をやって「残業」として練習毎日やっていた。同僚や会社からは、それなりに応援はされていたように思う。

最後は膝の古傷がどうにもならなくなって30代前半で引退引退後は、実業団チームのコーチを務めていたが、その後チームが売りに出される(不景気のため)。

買い手からコーチ・ゆくゆくは監督で、と誘われるも、サラリーマンの安定が捨てがたくw 固辞。

完全にリーグから足を洗ってからは、お目こぼしてもらっていた社内資格試験などを泣きながらこなしつつそれなりに仕事をしている。

今もサラリーマンをやりながら、地元のその競技団体協会長を務めつつ、子供たちをボランティアで教えたり、

学生時代の仲間とクラブチームを作って地域リーグに参戦したりしている。楽しそう。

子供は3人いるけど、誰も彼と同じスポーツを選んでいないぐらいが、しいて言えば闇と言えるかも。やっぱりお父さんと比べられるのはイヤらしい。

実弟の友人たち

弟の高校時代チームメイト。一応全国制覇はしているので他のチームメイトも実弟と同じルートをたどるかと思いきや、ぜんぜんそうじゃない。

優勝チームで、大学スカウトがかかったのは実弟と同期一人、一期下一人の3人だけ、他の人たちの進路はさまざま、ごく普通人生を送っていると思う。

実家を継いだもの、現役で大学いってサラリーマン大学2浪してサラリーマン、など色々。

年に1度は集まって、スポーツミニ大会同窓会みたいなことをしている。みんな家族も参加したりする。私も顔を出すけれど、楽しそうだよみんな。

「結局日が当たらなかった人生」ではなくて、どちらかというと「高校時代、超モテたんだ俺」な人生という感じ。

それぞれの地元スポーツを続けてる人が多いけど、「メンバーまらないんだよねー」と草野球チームに入っていたり、マラソンチャレンジしてる人とかも。

ちなみに弟は高校時代モテすぎて家の前に女子高生の張り込みなどがあって大変だったので、そういうのはやめてください。

私が学生時代出会った人たち

ラグビーアメフトアイスホッケー体育会に属していた友人がそれぞれいた。みんな今はサラリーマン

どれも、あんまり強くないチームだったからというのもあるか、就職については、大学名のネームバリューが良いので

「こっち(実業団)じゃなくて、そっち(大学名)のカードを切る」という感じで、超氷河期だったのに皆さん良いところにお勤めになった。うらやましい。

三人とも普通にサラリーマンをやっている。ラグビーアメフトの二人については、今でもクラブチームに携わっている。

もうオッサンから競技はやってないけどクラブチーム運営会計とか協会との折衝とかそういうもろもろ)やってたりするらしい。

アイホくんは海外赴任中。

私が仕事出会った人たち

プロスカウトに声もかけられたことがあるという人や、ユニバーシアード出ましたみたいな人やら、実業団でやってましたみたいな人やら、ゴロゴロいる。競技も様々。

共通してるのは「今でもその「草競技」をやってる」ということ。あと、普通にサラリーマンとして仕事をしている。

まぁ、出世するかというとしないけど、仕事できないかというと、普通かそれ以上に仕事できる。ほとんどが営業職だけどひとり技術職で元選手、という人もいる。

知人の中で一番の知名度を誇る「元スポーツ選手」は、一般人でも聞けば名前を知っているレベルの人だが、仕事で役立つかというと「ほとんど無いな」らしい。

競技は、実業団じゃないけど、会社部活動的なものでやっていたり、学生時代体育会OB的なクラブチーム(がどの競技にも割とあります)だったり、

地元友達を集めてやってたり、ひとりでこつこつ(個人競技だとこっちよね)練習しつつたまにシニア大会に出たりとか、そうやって続けている。

「見に来てよー」と言われて「いいですよー」と見に行ったけど、まぁオッサンの草競技だけど、

和やかでゆっくりしてて、ただやっぱり全盛期すごかったんだろうな、と思わせるようなプレーも見られて、面白かった。

競技を続けていると、その競技団体の枠の中でそれなりにスポーツに関わり続けることができる。

ほとんどのスポーツには「○○連盟」とか「○○協会」という形で競技団体があって、地域都道府県レベルまでピラミッド型に競技リーグ組織ができていたりする。

サッカーでJ1、J2とあるようなもの。例えば東京サッカーなら都4部とか5部とかあって、チームを作ったり選手登録して、いくばくかの金(登録料的なもの)を払えば、誰でも大会に参加できる。

テニスとか陸上なんかの個人競技についても、定期的に大会が開かれてたり、サークル独自トーナメント作ってやってたりもするしね。

なので、ある程度、競技を続けられる能力があれば楽しみ続けられる。

それに、体育会って、なんだかんだ言って就職が悪くない。サラリーマンとしての出世とか仕事で成し遂げたいと思うことがない限りにおいてはw。

スポーツを続けるということは「自分より強い相手存在を常に認め続ける」ことでもあるので、「過去の栄光」に縋る人って逆に少ない気がする。

しろフィールドを変えて「今の自分なりに、そのスポーツを楽しもう」という感じの人が多い。

ただこれは、「進学先の校風」とか「就職先の社風」とか「その競技特有個性」によっても、変わってくるようにも思う。

もちろん、その選手当人の競技能力・精神的な能力と、親とのかかわり合いが大きなファクターを占めてるのはありますが。

「親子鷹でずっと野球一筋だったが、高校で肘を痛めてそっからぐれたよ」という人も知人にいるし、

私と弟の母校については、陸上野球はすごく宜しくない噂がたくさんあった。たくさん囲い込む癖に怪我するとすぐ潰すとか…。

なので、これは生存バイアスでもある。やっぱりリスク高いよねスポーツ競技で身を立てようというのは。

ただ、「選手としては目が出なかったが、それなりに生きているし、競技もそれなりに続けてて、それなりに楽しい」と言う人が、一番多いんじゃないかな。

そこで「あの時にああしておけば」と黒い発想をしてしまう元選手がいたとしたら、それは脳筋トレーニングしかしてこなかったから、じゃなくて

スポーツやってなかったとしても、大学受験失敗したあとあたりに、似たようなことを考えてたタイプかもね、とは思う。

2016-05-04

アニメショップに行くと気分が悪くなる

あの空間に充満する瘴気に耐えられない。

瘴気アニメグッズが山積みになった什器からアニメ宣伝をしているデジタルサイネージから、そしてアニメグッズを身にまとった客からどばどばとあふれ出している。

そして自分瘴気を発しているのではないかと考えると、気分の悪さが数倍に膨れ上がる。

常日頃からアニメ気持ち悪いコンテンツ」「アニメオタク=脱社会的存在」と考えている。

実際、アニメの『進撃の巨人』や『図書館戦争』、『BLOOD-C』のワンシーンを目にして嘔吐したこともある。

そんな身であっても、年に4~5本のペースでアニメを視聴してしまっている。

結局、気持ち悪いものを好んでいるという事実に耐えられないのかもしれない。

ただ、これから先どうすればいいかはわからない。

2015-12-19

[] 承認欲求の森

第七七四部隊長 摩巣53様へ。

増田ねこの報、聞きました。ネコではなかったようで、残念でしたね。今度は良いしらせが聞けることを祈っています

私の弟、須田072は元気でやっているでしょうか。ご迷惑をおかけしていなければ良いのですが。私の部隊明日にでも《承認欲求の森》に入ります。正直なところ生きて帰れるかどうか……。弟によろしくお伝え下さい。私はお前を愛している、と。

2015-12-19 16:00 for mail

※※※※※

「満間隊長、ついに入りました。《承認欲求の森》ですよ」

部下の奈々詩が言った。

「ええ、そのようね」

私はズボンポケットから羅針盤を取り出した。方位磁針はくるくると止めどなく回転し、完全に方角を見失っている。

「恐ろしいですね。他者から無責任承認が、自分の本当に進むべき道を迷わせる。何千人もの増田承認欲求の虜になり、この森に姿を消した……」

奈々詩は道の先を睨みつけている。彼女の弟も承認欲求に足を掬われ、命を落としたのだった。森は霧で満ちている。少し息を吸い込んだだけで承認恍惚感に目眩しそうな、恐ろしい瘴気だった。

ふぇぇ……ふぇぇ……』

森の奥から、不気味な声が響く。私と奈々詩は熱線銃を手に持って、声の聞こえる場所へと慎重に足を進める。木々の切れ間から見えたのは、ふりふりのワンピースを来た中年男性増田だった。

ふぇぇ……ブクマが欲しいよぉ。ブクマカおにいちゃあん

中年男性幼女増田スカートをたくし上げて、自分の涙を拭いていた。上空では灼炎鳥(ホッテントリ)が喜々として飛び回り、獲物を喰らう機会を窺っている。

私は中年男性幼女増田に、銃口を向けた。幸いにしてまだ向こうはこちらに気がついていない。

「殺すんですか」

奈々詩はためらいがちに聞いた。

「ええ、それが増田のためよ。ブクマ中毒の末期患者がどれほどの悲壮最期を遂げるか、あなたも知っているでしょ」

もともと、自分の『名』から切り離された完全匿名空間は、承認欲求とは縁が遠い世界だと思われていた。増田であればスターの過剰摂取による食中毒も起こらないし、ましてや増田ブクマをつけようとする物好きもいなかった。いつからだろう、このセカイは変わってしまった。

さよなら

私は口を固く引き結び、銃の引き金を引いた。森にひとつの銃声が響き渡る。

増田探検隊第四十四部隊》の任務は、まだ始まったばかりであった。

2015-05-27

フェミ棍棒

フェミニズムには現在残念ながらふたつのおおきな側面があって、ひとつはもちろん「女性社会的地位向上(男性との権利バランス)を目指す」ってものです。この運動思想ってのは否定されるべきものではない。でももうひとつには「社会的地位において搾取されてる女性スカッとする」ってのがあって、こっちはもう、どうにもならんほどただれて瘴気を放ってしまってる。

これはけっして諦めろという意味ではないんですが、日常生活を送ってる「社会的地位搾取されてる女性」個人が、その個人の搾取された状況を変えろって無理ですよね。たとえば企業勤めの女性上司の「そろそろお嫁に行かんのかね」発言をやめさせようとしたって無理がある。「そんなの訴えろよたれ込めよ!!」っていうかもしれないけど、そんなことしたら職場にいづらくなるだけでしょ? 職を失ってまで戦えっていうのはやはり現実的じゃない。もちろんだからこそ、そういう発言はよくないですよ、という社会風潮を形成するために前者のフェミニズム運動があり、それは必要だと思います

しかしながら「ド許せない犬畜生にも劣るハゲ爺だしね」なんて言い放つってのは、特に実際体面もしてないネット炎上ってのは、それはもう、なんというか、自分をすっきりさせるための行動なんですよね。そんなセリフいってどうなるの? といえばすっきりするだけです。まあ居酒屋愚痴みたいなものですね。

思想運動政治運動ってのは時間のかかるものです。10年、いや歴史をみれば100年越しの運動なんてのも珍しくないわけです。

ですからそういう運動というもの果実を受け取る期待とは無関係にすべきなのだと思います。つまり利益が直接自分がえられない、自分自身はすぐさまは救われない。「しかし」それが正しいから賛同し、運動する。次の世代のために地ならしとして粛々と進めておく。そういうスタンス思想運動には重要です。なぜかといえば、自分自身利益を即座に受取ろうとすると往々にして後者ヒステリーになるからですね。

前述したとおり、個人がその個人の置かれた周囲数百人の思想を個人のちからだけで一晩にして解決するのは難しい。ほぼ無理だといっていい。誰もがそんなことは言葉にしなくても肌で感じている。そうである場合、個人にとっては「目先でスカッとする」ことのほうが重要利益があるように感じる)になってしまうわけです。現実自分の置かれた苦痛麻痺させるために、言葉の棍棒を振り回して自己慰撫するような状況です。

最近出ているアンチフェミってのは後者に対する反発運動だと考えれば理解がすっきりします。まあ仕方ないですよね。誰だってこん棒で殴られたくはないです。「これだから男性優位社会なんだ、男性優遇されてる、男性世界を支配してる、みんな死ね!」みたいなことをサービス残業計算したら最低賃金割ってました本当にありがとうございましたみたいな弱者男性にいったとしても「こっちくんなよキチガイ。ほっとけ、俺は自分サバイバルで手いっぱいなんだ」としか返答のしようがないです。

日本における思想運動家ってのは人気商売なので(っていうか要するにTVタレントなので)、前者の「粛々運動を進める」スタンスと金になりません。後者炎上発言をして、女性の「うんうんそうだよね、よく言ってくれた、スカッとした」みたいなのを集めないと生活が立ち行かないという構図もあります。そんなわけで、こん棒的な発言人材には事欠かないわけです。

しかし中長期的に見れば、フェミニズム運動(前者)の障害は後者であるという結論になりかねない、なりつつあるというのが現状ではないでしょうか?

2015-01-22

えどしぐさ

TOxKYO

かつて江戸と呼ばれていた地は明治維新と呼ばれる革命によってTOxKYO改名された。

一般に明治維新無血開城とされ、極めて平和的に遷移したと言われてきたが、近年の調査によって、これは新政府による隠蔽工作である疑いが強くなった。

当時の江戸人口が100万人を超える世界に類を見ない超過密都市であった。

これを可能にしたのが江戸しぐさである

狭い路地を傘をさした人同士が行う傘かしげなど、微に入り細に入り生活規定することで、余計な争いを避け、超効率的生活を維持するために発展したと考えられている。その規定数は定かではないが、精力的な研究によって発掘が続けられ、年々数を増やしている。

自主的規範ではあるが、違反者は厳しく罰せられた。

(日本橋のたもとには公開処刑場があり、重篤な違反者は首を切られ晒し者にされた)

竹鋸引きという江戸しぐさは、犯罪者の腹を竹でできた(故になまくらな)鋸で切り、通行人がこれを引くことで、犯罪に対する抑制反省を促した。

また、えすかれーたー両側のりという江戸しぐさは、エスカレーター本来仕様である、両側乗りをしために、後から駆け上がってきたサラリーマンに舌打ちされながら押しのけられるトラブルを避けるために決められた。

しかし、これらの優れた江戸しぐさは絶えて久しい。

なぜなら、江戸しぐさを生み出し、守り伝えてきた江戸っ子は、明治維新後の政府によって虐殺されたかである

明治政府は古いしきたりが明治政府の支配に悪影響を及ぼすと考え、これを棄てることを迫った。反対する者は尽く虐殺して海に投棄したと言われている。その数は正確には判っていないが、文化破壊するほどの大規模な虐殺であったことは想像に難くない。明治政府によって地方から新しい住民移住させられ、表面上は無血開城という体裁がとられたと考えられる。

ここで、いま一度、江戸がなぜTOxKYOとなったのか思い起こして欲しい。

TOxToxic(毒性)を意味する接頭詞である

虐殺による、大量の屍体の処分、立ち上る瘴気タンパク質が腐敗することで生じる毒。

その様子を見た政府江戸を毒の都と呼び改めたのは、私の妄想だろうか。

2014-04-07

ナウシカあらすじ06

チククとチャルカは飛行ガメで彼女を探して粘菌の合流地点へ向かう。そこで彼らはナウシカメーヴェを手に入れた蟲使いの大群に出会う。蟲使いたちは森の人の呼びかけに応じ、新たに広がった「腐海」の領有権を確認しに来たのだ。チャルカたちはユパを救った森の人の青年セルムに導かれ、奬液に包まれたナウシカを回収する、彼女は心を閉ざして眠り続けていた。

ナウシカ保護して難民終結地へ戻る途中、彼らは皇兄の乗る旗艦出会うが、そこに肉体を失った皇弟の霊が取り付いており、ナウシカ発見した皇弟はセルムのガードをかわしてナウシカの無防備な心に入り込んでしまう。

他方、旗艦チャルカ難民救出のために収集した船団に皇弟と僧会の失権を通告し、指揮権強奪した。新たな混乱を予感したチャルカナウシカセルムとチククに託し、戦火の再燃を食い止めるべく、死を覚悟して単身難民終結地へと戻る。

眠るナウシカセルムはテレパシーで呼びかけ、森の人の秘密腐海の中の最も古い土地、その浄化作用が一巡して昔の汚染されていない生態系が回復した「青き清浄の地」へと案内する。ナウシカの仮説は正しく、しかもそれは部分的にであれ現実のものとなっているのである。皇弟の霊はこの「青き清浄の地」成仏する。しかし森になろうとしたはずのナウシカはそうしない。

 「もどろうね 自分達の世界へ この世界を汚しちゃいけないから・・・・ 土の毒や瘴気に脅かされないで皆とここに住めたらどんなにいいだろう でも今の人間が知ったら また 自分達が 世界の主人だと思い始める たちまち生まれたばかりのこのひよわな土地を食べつくして又同じことの繰り返し 1000年かもっとたって あなたもっと広くつよくなって 私たちが滅びずもう少しかしこくなっていたら その時こそあなたの元にやってきます

そして希望を取り戻して目覚めたナウシカは、「私と一緒に森に来てくれませんか」と誘うセルムにも「人間の汚したたそがれの世界で私は生きていきます」と応え、ついに彼女の元に到着した従者や彼女女神と慕ってきた蟲使いの若者とともに、難民終結地へと向かう。

終結地では皇兄による粛清の嵐が吹き荒れ、チャルカもまた処刑されようとしていた。間一髪でまにあったナウシカはチククのテレパシーを通じて民衆に呼びかけ、皇帝の言いなりになってトルメキアに侵攻するのをやめるように説得する。

「土鬼の地がすべて失われたわけではありません。腐海ほとりに住みそこで生きましょう 腐海私たち業苦です でも敵ではありません 苦しみを分かち合って生きる方法を私の一族は知っています。 皆さんに教えられます 苦しみより友愛を 王蟲の心を・・・

ナウシカの説得は功を奏するが、頭上には巨神兵が到着していた。ナウシカガンシップ輸送艦ごと巨神兵撃墜しようとするが、巨神兵本体破壊することはできず、かえってそれを目覚めさせただけであった。マニ族を説得して駆けつけたアスベルから託された秘石を持って、土鬼旗艦上で巨神兵対峙したナウシカの前で、巨神兵自我を生じ、彼女ママと呼びかける。呼びかけに応じたナウシカは、この巨神兵を伴って、シュワの墓所封印すべく飛び立つ。

土壇場でのクシャナの反乱もあってすべてを失った皇兄は「俺はもう生き飽きた なにをやっても墓所の主の言うとおりにしかならん あとはあの小娘が背負って立てばいい」と言い残し(ここまで単行本6巻

ナウシカあらすじ05

ところがちょうどそのころ聖都シュワの墓所に戻った皇弟は、神聖皇帝の片割れ超能力を持たないが故に組み敷かれてきた皇兄ナムリスのクーデターによって殺されてしまう。皇兄は人工生命、不死身の怪物ヒドラ軍勢を従え、「恐怖と歓喜の火のような日々を生きるために」自ら出陣する。

ついに本格化した大海嘯の中、いまや戦線は完全に崩壊し、トルメキア軍も土鬼各国の軍勢も撤退を開始し、大量の土鬼の民衆難民となって動き始めた。その混乱の中ナウシカを探すユパたちは、脱出方法を失い、兄皇子捜索隊が来たらその艦を乗っ取ることに一縷の望みを賭けて待ち伏せていたクシャナたちを発見する。

クシャナは部下の生命と引き換えに降伏する。アスベルはペジテの仇を前に激昂するが、ユパの説得により復讐を思いとどまる。救出されたクシャナはユパに、大海嘯の後にこそ、残された土地をめぐって戦火が再燃し、より多くの命が失われるのではないか、と問う。かつて古エフタルがそうであったように。「真の王道を歩むものが出現しなければ人間は滅びる。」と彼女他人事のように言う。

ナウシカたちは粘菌の追跡と難民の救出に奔走するが、粘菌の勢いはとどまることなく大地を呑み込んでいく。「どんな生命でも喜びや充足を知っているのに、憎しみと恐怖しか知らない」粘菌ナウシカは深い哀しみを覚えるが、その粘菌を追跡して力尽きた「腐海」の蟲達の死骸を苗床して生えてくる「腐海」の植物の芽を見て、新たな結論に到達する。

「助けを求めている南の森」とは、人間の作った粘菌蹂躙される自然のことではなく、異質な環境に放り込まれて恐怖に怯えていた粘菌自体のことだったのである。蟲達は粘菌を攻撃するためにではなく、それを食うことによって「腐海」の生態系の中に取り込んで安定化するために来たのだ。この結論に絶望したナウシカは、暴走する粘菌の合流地点で蟲の群の本隊、王蟲たちの到達を待ち、そこで、ともに「森になろうとする」。しかし死に際の一匹の王蟲彼女を飲み込み自らの漿液で保護し、かのじょはそのまま眠りに付く。

ユパとクシャナクシャナの軍が立てこもるサパタ都城に到着するが、そこはすでに瘴気に覆われ、本隊は脱出した後で、わずかな留守番兵士達はヒドラに襲われて全滅していた。さらにそこに襲来したヒドラ部隊クシャナ拉致され、後を追ってヒドラの母艦にとりついたユパは皇兄に会う。

彼はクシャナを妻としてそのトルメキア王位継承権と第三軍を手に入れ、トルメキアに侵攻して土鬼トルメキア二重帝国を作り上げようと野心を抱いていた。生き残りの兵を救う為にクシャナはその提案を受け入れる。

難民達を指導して何とか秩序を取り戻そうとするチャルカは、民衆大海嘯の到来に絶望し、彼らを救いに飛び回ったナウシカを「青き衣の者」、ただし現世において救いを示すものではなく彼岸へと救済をもたらす者と信じ、腐海に没した故郷で安らかに死にたいと願うのを見て焦燥に襲われる。「おなじ予言が時には生への希望と成り時には彼岸への憧れとなる」。「僧会は人民になにをしてきたのだ虚無をはびこらせただけなのか・・・・」

王蟲の中で眠りについていたナウシカからテレパシーが途絶えたので(ここまで単行本第五巻)

ナウシカあらすじ04

帰還したナウシカ捕虜の釈放を見届けた後、ただ一人「義理は果たした」といわんばかりにメーヴェで旅立ち、クシャナクロトワ、兵たちはそれを複雑な思いで見送る。

土鬼包囲軍で攻城包囲戦の指揮をとっていた僧会軍司令官チャルカは、皇弟より「青き衣の者」復活を知らされた後、戦場ナウシカと相まみえ、土着の民の救世主であるはずの「青き衣の者」がトルメキア軍にいることに戦慄する。しかし、その後その後釈放された捕虜から彼らを解放したのがナウシカであることを知る。

一方、皇弟は頑強に抵抗する敵に業を煮やし、「蟲か森を使おう」と決断する。この戦術による国土の崩壊を恐れるチャルカ必死で抵抗するが、止めることはできなかった。

クシャナ軍団の大部分をサパタに残し、コルベット一隻の小部隊で、大移動する蟲の群に紛れて友軍の基地に停泊する艦船ハイジャックし、自軍の兵員の救出に使おうとするが、すんでのところで兄皇子のひとりに阻止され、コルベット撃破される。彼女にとって父や兄たちは政敵である以上に母王妃発狂させた仇敵であった、幼い彼女誕生祝いに王が送った杯の毒酒を、母は身代わりに飲んだのである

母を侮辱され彼女は激昂するが、クロトワは機転で「蟲の群が来ると」脅し、兄皇子を撤退させる。撤退した兄皇子コルベットは実際に飛来した蟲の群に襲われて墜落炎上し、あまりにあっけない仇の死にクシャナは虚脱する。彼女達にも襲い掛かる蟲の群の前にも彼女はなお虚脱したまま、母親のごとく部下達をかばいながら静かに子守唄を歌うのみだった。そしてまもなく、蟲達は反撃の意思がない彼女達の元から去ってしまう。

一方、ナウシカ砂漠の中のとあるオアシスの古びたお堂で、弾圧された土鬼の土着信仰上人と、謎の少年チクク(後に、神聖皇帝に滅ぼされた土鬼の土王の末裔らしいとわかる)に出会う。ここで上人ナウシカに、土鬼の聖都シュワに、旧世界技術封印した墓所があり、神聖皇帝はその封印を解いて旧世界技術戦争に利用していること、また土鬼の古い教えによれば、現在進行中の破局世界浄化の過程に他ならないと言うことを告げる。

「滅びは必然です 神聖皇帝愚考すら その一部なのですよ すべての苦しみは世界が生まれ変わるための試練なのです」と語る上人に、ナウシカは「わたしたちの風の神様は生きろといっているもの!! わたし生きるの好きよ 光も風も人も蟲も私大好きだもの!! わたしはあきらめない!!」と抗う

上人ナウシカ言葉を肯定も否定もせず「永く待ったかいがありましたね ええ・・・・ 風が来ました やさしく猛々しい風が・・・」と今は亡き自分の盟友達と語り合いつつ、入寂する。最後に「お行き 心のおもむくままに いとしい風よ・・・・」と彼女を励まして

瘴気に襲われたオアシスをチククとともに脱出したナウシカは、この瘴気が「腐海」の瘴気はるかに超える毒性を持ち、「腐海」の蟲達にとっても致命的であることを発見する。その瘴気の発生源を追跡してナウシカは、土鬼の浮き砲台に遭遇する。それはチャルカと皇弟の乗り込む艦だった。

この艦は瘴気を産む生物兵器の正体、墓所技術で作られた腐海粘菌突然変異体を輸送していたのだが、この粘菌が爆発的に増殖し、

艦ごと食われようとしていた。チャルカは皇弟を逃がし、自分は一人艦に残って粘菌ごと自爆しようとする。ナウシカは皇弟の追撃をチククの超能力の援護でかわし、チャルカを手伝って、艦を爆破、チャルカ、チククとともに脱出する。

脱出後、チャルカは新たな艦を呼び、疲労のあまり昏倒したナウシカとチククを救出して、暴走する粘菌を救出する粘菌を追跡する。

目覚めたナウシカチャルカに、粘菌暴走が蟲たちを呼び大海嘯を誘発と警告する。初めチャルカは信じないが、折から各地で粘菌暴走が同時的に多発し、戦線は大混乱に陥るのを見てナウシカ言葉を信じざるを得なくなり、残存艦隊を動員して人々の救出作業に当たることを決断する。(ここまでで単行本第四巻)。

ナウシカあらすじ03

飛行艇を奪って脱出したユパたちは僧会の追ってによって撃墜され、「腐海」に墜落するが、森の人の一行に救われる。森の人は「蟲使いの祖にして最も高貴な血の一族」、彼ら自身の語るところでは古エフタル王国大海嘯による崩壊の際、「青き衣の者」に率いられて「腐海」に入り、そこで生きることを選んだ者達の末裔である。彼らは「火を捨て 人界をきらい 「腐海」の奥深く住まう者 蟲の腸をまとい 卵を食し 体液を泡として住まう・・・・」、つまり腐海」を敵とせず、大地を汚さず生きるものたち、「腐海」の生態系を熟知し、そして当然に、ユパやナウシカが気づいた真実を初めから知っていたものたちである

彼らもまたナウシカと同じように蟲たちの大移動を察知し、南への探索の途上であった。彼らにつれられてユパ達は「腐海」を突破して土鬼の地に到達し、追ってきた風の谷のガンシップと首尾よく合流を果たす。ところでガンシップは其の途上で、土鬼の浮き砲台がペジテを襲ってトルメキア軍から奪ったとおぼしき巨神兵輸送しているのに遭遇していた。

他方、クシャナ部隊とともに土鬼の地に到達したナウシカは「腐海から遠く離れた村までが瘴気に襲われて全滅しているのを目撃する。

土鬼は瘴気兵器として利用する技術を手に入れたらしい。

クシャナ目的自分を陥れようとする父ヴ王を欺き、忠実に土鬼を進撃する振りをして、奪われた自らの最強軍団、第三軍に合流し、指揮権を奪還し王に逆襲することだった。瘴気を利用した土鬼の総反抗の中、撤退するトルメキア軍のしんがりをつとめさせられている自軍を救い出す為には、瘴気の謎を的確に追跡するのみならず、優れた技能母性カリスマを発揮して兵の心を捉えつつあるナウシカの力が役に立つ。そして彼女はついにトルメキア軍最南端拠点、土鬼サパタ士侯国の都城に立てこもる自軍との合流に成功する。

 

クシャナが、そこで脱出の血路を開くべき会議を計画する一方で、ナウシカは大量の非戦闘員捕虜存在に憤激する。減り続ける労働力不足を補う為の奴隷の獲得は、この戦争の主要目的ひとつであった。ナウシカクシャナ捕虜釈放を要求するが、クシャナは「手を汚すまいとするお前の言いなりになるのは不愉快だ」戦闘への参加を其の交換条件として提示する。

仕方なく戦闘に参加したナウシカは、会戦目的が敵土鬼包囲軍の殲滅ではなく、攻城砲台を撃滅して脱出のための時間稼ぎをすることにあるのを利して、砲台殲滅を機に、本来「腐海」の蟲を音で脅して追い払うために用いられる鏑弾を撃って敵の馬脚(正確には牛脚。土鬼の常用役畜は「毛長牛」なお、トルメキア、エフタルの常用役畜は「トリウマ」)を乱し、その隙に、「これ以上の流血は無用!!」とクシャナに撤退を求める。

クシャナはコレを承諾し、退却し、敗走中にナウシカに救われた兵士達の分隊ナウシカを援護し全滅する。ナウシカは危うくとらえかけられるが、ユパから贈られた忠実なトリウマ、カイの死を賭けた奮戦によって脱出成功する。(ここまでで単行本第三巻)

ナウシカあらすじ01

マンガ風の谷のナウシカあらすじ

まずはじめに、マンガナウシカ」をお読みになっていない読者のために、そのあらすじをやや詳しく説明しておこう。

すでに多少説明したことでもあるし、本書の読者であれば、マンガナウシカ」を読んでおられなくても、すでに何度となく

テレビで放送され、どこのレンタルビデオショップにも置いてあり、へたをすればほとんど国民映画扱いのアニメナウシカ

をごらんになっているであろうからアニメ漫画双方に共通する限りでの設定の説明は省略する。

 

しかし、漫画ナウシカ」のストーリーはきわめて複雑に錯綜しているため、必ずしもテクスト通りには整理できないがご容赦いただきたい。

もちろん、この記述で納得なさらずに漫画ナウシカ」のテクストに実際に当たられることが一番である

物語の発端はアニメナウシカ」と同様に、風の谷」付近の「腐海」でのナウシカとユパの再会、ユパの風の谷訪問である

平和なこの国も別転地ではなく、「腐海」の毒は確実に浸透し、人口は年々減り続けているし、近々始まる戦争ナウシカ

時期族長として、病める父、ジルに変って、同盟宗主国トルメキアの軍に従軍しなければならない。

そんな時、谷付近で不時着した飛行船から隣国ペジテが同盟であるトルメキアから滅ぼされたとの報が入る。

飛行船に乗っていたペジテの姫ラステルはいまわの際に、ナウシカに謎の「秘石」を渡し、それをトルメキアの王に渡すことな

兄の元に届けるように依頼する。

ペジテ避難船の動向を察知したトルメキアの部隊は程なく、風の谷に現れ、谷の代表として対峙したナウシカと一瞬即発の事態

空気が流れるが、ユパの仲裁によって事なきを得る。しかしその際トルメキア兵を一人殺めてしまったナウシカ自分の中に

眠る力と凶暴性に恐怖する。

出発前夜、ユパはナウシカ管理する城の地下最下層にある部屋に案内され、そこでナウシカ管理する「腐海」の植物群を

目にする。通常の「腐海」の環境下では瘴気を発する植物群も、清浄地下水と土で育てれば、毒を発しないのである

これを見てユパは腐海生態系が土壌中の有害物を還元して無害化し、かつての産業文明汚染した地球環境を浄化している

という自らの仮説に確信を抱き、独力で実験的に結論に到達したナウシカこそ、人類未来を握る存在だと直感する。

ナウシカは谷の将来のためにあえて、若者を残し、老人達ばかりの戦闘従者率いて、ガンシップ(小型の戦闘用高速飛行艇)とバージ(艀

ガンシップに牽引されて滑空する輸送グライダー)で、近隣の、同じく「腐海」のほとり(この地域は「辺境」あるいは「エフタル」と呼ばれる。)に位置する小国家郡の軍勢とともにトルメキアの部隊に従軍するべく出立する。彼女達が合流する部隊の長はトルメキアの第四皇女クシャナである彼女は本来一大軍団の長であるが、自軍の兵力の大半を主戦線に召し上げられ、今はペジテ攻略のためのわずかな兵力しか手元にない。彼女任務は当初、ペジテで偶然発見され、その危険性を察知したペジテ当局によって封印された最終戦争「火の七日間」の超兵器巨神兵の奪取だったが、其の復活の鍵である秘石の紛失によって当面巨神兵は役に立たない。

ついで新任の参謀クロトワによって、現有兵力プラス辺境諸族の同盟軍によって「腐海」を突破し、主戦線とは別方向から遊撃を行えとの指令が中央からもたらされる。彼女の側近たちは激昂し、この作戦自体彼女の政敵である皇子たちによる、彼女を陥れる為の罠ではないかと憂慮するが、クシャナはおとなしく指令どおりに行動することを決める。

クシャナの軍とナウシカ辺境諸族の軍は「腐海」上空で合流するが、ランデブーポイントに突如ペジテのガンシップが飛来し、攻撃を仕掛けてくる。それはラステルの双子の兄アスベルであった。攻撃に巻き込まれて風の谷のバージは牽引ロープを切られ「腐海」に不時着する。

初めて本格的な戦闘行動に直面したナウシカは、機敏な行動でバージを不時着へ誘導し部下の命を守ったものの、殺戮に軽いパニック状態になりテレパシーでアスベルに攻撃をやめるよう呼び掛ける。

そのため隙を作ったアスベルもまた、クロトワの操るコルベット戦闘用高速飛行艇撃墜され「腐海」に不時着する。

腐海」に降りてバージを救ったナウシカは、そこで「腐海」の主とも言える巨大な蟲王蟲と接触し、アスベルの生存を察知し、ただ一人メーヴェ(一人乗りの動力凧)に乗って救出に向かう。辛くも生き残ったアスベルは「腐海」の蟲たちを殺しすぎ、蟲の群の集中攻撃を受けていた。

ぎりぎりのところでナウシカはアスベル救出に成功するが、二人して「腐海」最下層へ落ちてしまう。気を失ったナウシカを守ろうとするアスベルの前に現れた王蟲は、ナウシカを小サキ者と呼び、彼女がそう望むからさない、早く去れ、自分達は助けを求める遠い南の森へ行く、と言い残して去る。

腐海」最下層は瘴気が無く、空気も水も清浄場所であった。ここでナウシカは「腐海」が地球環境を浄化しているという自らの直感の裏づけを得る。そしてナウシカとアスベルメーヴェで「腐海から脱出するが(ここまでで単行本第一巻)

2013-11-21

弟がエヴァ原理主義者になった件

 今年から東京一人暮らしをしている弟(大学生)に電話した。

   私「敷波と綾波区別がつかない」

   弟「あんちゃん、何言ってんだよ」

 弟は艦これではなく、エヴァのことを言っているらしかった。

 どうやら大学ヲタサーで瘴気に当てられたようだ。

   弟「俺の好きなアスカ式波じゃなくて惣流。TV版と旧劇しか認めない」

 

風立ちぬ』で堀越二郎中の人を務めた中年男を口汚く罵り始める弟。

 新劇は気に食わないようだ。

   弟「ゲンドウ・シンジレイは父・(神)子・聖霊で……」 

 ユダヤキリスト教ネタ元を延々と説明された。弟にとってエヴァバイブルなのだろう。

   弟「設定がイデオンとクリソツなんだよ。特撮から借用したシーンも多々あってさぁ……」

 1995年生まれ(早生まれ)の弟は、自分が生まれる前に製作された膨大なヲタアーカイブを一つひとつ観たという。

 意外だったのは、ストーリー矛盾点を指摘しても弟が怒らなかったことだ。

 弟曰く、『ストーリーなんて犬に食わせておけばいい』らしい。

風呂敷の畳み方は3つ。ちゃんと畳む。放置。引きちぎる』というヒゲもじゃ庵野言葉を引き合いに出し、映像作品としてパンチが効いているのがエヴァの良いところだと弟は力説する。

 そんな弟は、まどマギを『よくできた作品』と評していた。『ちゃんと伏線回収して、綺麗にまとまっているけど、幾分お行儀が良すぎて物足りない』と、謎の上メセで宣う。

 弟のような人間は少数だけど、毎年一定数はこの手の面倒くさいヲタが生まれるのだろう。エヴァの影響力パない

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