はてなキーワード: 泥棒とは
同僚と会社の近くの居酒屋でランチを済ませて戻る途中、橋の欄干に停められたロードバイクに触ってた男が逃げるように立ち去るのを見た。
泥棒さんかなと思ったが、ロードバイクの近くに来たとき、何か落ちているのに気づいた。
それは前輪のクイックリリースの軸だった。
こんなん走り始めは気づけないから、前ブレーキ効かなくてあせって何かの拍子にバウンドしたら前輪が外れて最悪死ぬかもしれない。
そう思うとゾッとした。
とりあえず持ち主いないかなと周りを見たが見当たらない。
イタズラされて危険な状態ですよ、と教えてあげたいが、メモ紙も持ってないし、午後イチで打ち合わせがあるので待ってもいられない。と言って黙って立ち去ったら、持ち主の命が危ないかもしれない。
持ち主に明らかに状況をわかってもらうために、フロントフォークを持ち上げて前輪を外しておこうかなと思ったのだけど、そんなの事情を知らない人から見たら完全にイタズラしてる奴らに見えてしまう。
こんなとこ停めるならクイック使うなよもう、と心の中で毒づいたとき、救世主現る。
通りかかった警官(なんと柳沢慎吾に似ている)に状況を説明して引き継がせてもらって、職場に戻った。
しかしこっちが複数人で良かった。一人だったら慎吾ちゃんから見て怪しかったかもしれない。
午後イチには間に合わなかったものの、「人命に関わる対応をしている」と電話入れてあったので15時スタートに打ち合わせをリスケして事なきを得た。
自転車乗ってるみなさんは、そういう可能性があることも覚えといてくださいね。あとクイックリリースはイタズラ防止機能のあるやつにしましょう。
これだいぶ根が深い話だよ
CtoCサービスにおいて、黎明期に著作権侵害を放置することで伸びたサービスが有る
こういうサービスは、著作権侵害しちゃダメですよとか言いつつユーザーの行動を黙認することで一定の水準まで規模を拡大してきた
個人的に印象に残ってるのがimgur(http://imgur.com/)
世界的なアングラ画像うpろだだと思ってたら、一昨年に40億調達してる
彼らのスタンスは巧妙だ
著作権的にアウトだったり、エロ的にアウトな画像などは「通報されたら消す」「やるユーザーが悪い」というスタンスで
(ちなみにこれらのサービス、私は大好きだ)
それらを利用するのがキュレーションサービスを持っている企業だ
彼らはSNSなどにアカウントを作り、そこを通してサービス内のコンテンツを利用する
[コンテンツ] → [誰かがアップロード] → CtoCサービス → [解析用アカウント] → ぶっこ抜き → キュレーション(見せ方を工夫する) → ユーザー
著作権違反の責任を「アップロードした誰か」に全部かぶせることで、多くのサービスが成り立っている
既に上場しているキュレーションメディアでさえ、ほとんどこの手法を使っているか、過去に使っていたと思っていい
今回パレット側で画像ロンダが燃え始めたのはもちろん「誰かがアップロード」の部分を自分たちでやっていたからというのと
あくまでキュレーションというサービスがBtoC(B側はライターや編集者だけど)なので、批判されたときに「ユーザーを指導しておきます」などと言い訳できないからだ
でもじゃあこのCtoCサービスは問題ないの? と問われるともちろん問題ある
問題あるが、世界的な慣例で行われすぎて、誰が騒ごうがどうにもならないレベルにあると思う
それほどまでに彼ら泥棒サービスは成長してしまったし、コンテンツ業界としても「無視できないビジネスパートナー」になってしまった
今更「Youtubeは著作権侵害を助長している!」と声を荒げたところで株価に何ら影響すら無い
それどころかコンテンツプロバイダー側が「Youtubeが無くなったら困る」時代にすら突入している
パレットはそこら辺の根回しがお粗末だったと思う
コンテンツプロバイダーにとって利益になるなら、アングラ文化だったゲーム実況文化ですらあそこまで広がるのだ(とても意外だった)
もう既に「勝ち逃げした」憎いやつらへの感情は脇に置いておくとして(炎上したら皆で叩く)
これから立ち上がるサービスでも、まだまだそういったコンプライアンス的にアウトなものが多い理由もある
規制されていないとやったもん勝ちになる
キュレーションメディアも、襟を正そうとかじゃなく、もっと燃えないように巧妙にやることしか考えないはずだ
襟を正した瞬間他に負ける
一つは勝ち逃げした奴らがいること
彼らがペナルティを負ってないから「火の輪をくぐって逃げ切ったら勝ち」という考えが
もちろん焼け死んだらアウトなので、常に「超えちゃいけないライン」を必死になって模索している
welq騒動で他のキュレーションサービスがボーダーラインを変更してきたのもそういうアレだ
(※一応擁護すると、多くのベンチャーは何かしら社会的に価値あるテーマを取り扱っているが
それを成長させるためにどれだけ無茶をするか、という悩みを常に抱えていると思う。狂気は必要だが、やり過ぎると燃えると言う状態)
最後に、皆逸脱行為をしているせいでボーダーラインがわからなくなっているということ
著作権違反というのは、ユーザー個々としては楽しいので多くの人は批判しない
そのうちに、著作権リテラシーが低い人(IT業界、創作業界内にすら相当多い)は、ボーダーラインがわからなくなる
個人的に印象的なのがLGTMの文化だ(例:http://www.lgtm.in/ https://www.google.co.jp/search?q=LGTM&source=lnms&tbm=isch&sa=X)
プログラムの修正のレビューをしてもらった際、レビュアーが「いいと思うよ」という時に画像を用いてLGTM!と言う流行りがある(LGTM=Looks Good To Me)
その時使う画像やgifは、どこかからか拾ってきたもので、もちろんほぼ著作権無視だ
しかしこの文化はシリコンバレーから火がつき、今や多くの日本企業でも「素晴らしい文化だ」と受け入れられている
(※個人的な経験から言うと、法務部がきちんとあるような上場大企業では「普通にダメでしょ」という空気だったので、どこかにボーダーがありそう)
要はWeb系に居る、最先端のサービスを開発している人間や会社にとって、コンテンツの著作権とはその程度の認識なのだ
気にしているのはあくまで怒られるか、怒られないか、怒られたら致命的か、という点だ
(それらがどこに端を発しているか考えると、おそらくGoogleやOSSの思想に行き着くのだろうと予想している。
検索でいろんなコンテンツがヒットするようになってから、ボーダーラインはよくわからなくなった)
slackやskypeやその他のチャットシステム、あるいはSNSにURLを貼るとサムネイルが表示されるが
厳密に言えばあれもアウトだそうだ
皆それを知っているのだろうか
じゃあそういうのをどうすればいいか? と言えば、すごく現実的な話になるが社会的に監視するしかないのではないかと思う
そして法律が及ばない領域が確かにあるし、企業間でwin-winなら外野が怒ってもしょうがないという事情もある
もちろん全てを解決するシステムができれば、それが一番いいのだけれど(世界を敵に回しそう)
あとサービスプロバイダー側は、わざわざチキンレースするんじゃなくて、もう少し利害関係者の感情を考えたいよね
サービス提供というのは、個人的にはどれだけ関係者全員をハッピーにできるかというゲームだと思っている
極一部の利益とか、自分たちの利益ばかり追求しすぎると、いずれ誰かが地雷を踏んで燃えてしまう
しかもユーザーというのはいきなり炎上する「いきなりキレるような奴」だ
普段から市場の声を聞かないと、いきなりブスリと腹を刺されることになる
「他がやってるから大丈夫」は言い訳にできないというのも、今回の件で分かったはずだ
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http://bylines.news.yahoo.co.jp/yoppy/20161209-00065195/
著作権ロンダで伸し上がったサービスが多くて、一つの勝ちパターンになっちゃってる問題
にしてもヨッピーはすごいなぁ
http://anond.hatelabo.jp/20161107104928
どうも日本では「ブラック企業」「長時間労働/サービス残業」に対する認識がきわめて甘い。近年、特に甘くなっている気がする。
労働賛美的な考え方と、権威に盲従する姿勢と、前近代的(「自分くらいはいいだろ」)メンタリティ。それらに支えられて蔓延するこれらの存在は、日本の労働環境を他に例を見ないほどひどいものにしている。
「潰れろと言うのか」とおっしゃるが、ハッキリ言ってそれは泥棒が「飢えて死ねと言うのか」と開き直っているようなものだ。そもそもが違法行為であり、食えない先・潰れた先をどうするかという話は人権的な問題であって、雇用・労働政策とは別の次元の問題だ。それは泥棒していい理由にはならない。
なぜブラック企業・サービス残業が違法かというと、そういう行為を放置すれば市場原理がはたらかなくなって健全な市場経済が運営されなくなるからだ。泥棒行為が蔓延すればセキュリティリスクが許容を越えて社会が崩壊する、それと似たようなものだ。ブラックにならないと経営できない企業をつぶさない限り、その陰であおりを食う良心的でまともな経営努力の会社は市場から撤退していく。ブラック企業や違法労働は、それ自体がまともな会社や労働者を潰し、殺しているも同然なのだ。強圧的に労働力を買い叩く企業も、ダンピングして労働力を売りまくる奴隷労働者も、市場経済からみれば等しく不正行為者であるという認識が必要だ。そこのところを放置する限り、よりよい社会、富の適正配分は実現されない。
もちろん「ソフトに」潰すようにはした方がよいと思う。その程度の現実的な運用は、当然必要だ。だが、根っこのところで勘違いしている限り、問題は解決しない。
「潰れろと言うのか」? まさにその通り。むしろ「潰さなければならないと言っている」のだ。そこのところをぜひ認識していただきたい。
真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。
なぜかというと、とある国では干し柿を恐れる虎の話があってな。
おっと、「饅頭怖い」とかのとは趣が異なるぞ。
泣いている子供を、母は「外に虎がいてお前を食べるぞ」と脅して泣き止ませようとするが、子供は泣き止まない。
この時の会話を聞いていた虎は、「虎と聞いても泣き止まなかった子供が泣き止むのか」と、干し柿に恐怖する。
そしてその後、誤って背中に乗ってしまった牛泥棒を、虎は干し柿だと勘違いして慌てふためき、牛泥棒も食われまいと虎にしがみつく喜劇が展開される。
ここから読み取れるのは、子供が泣き止んだのは干し柿が美味しいのを知っているから。
そして、牛泥棒が虎の背中にしがみつくのは、虎が何を考えているか分からなかったからだ。
つまり、恐怖とは無知と無理解によって生じるものだということだ。
こうして、私の仮装である「干し柿虎」のコンセプトが決まっていったわけだ。
お菓子が欲しければ、自分の体の一部である干し柿でそのまま補給可能な代物だ。
こういう話がある。
とあるレンタカー会社には借りた車に対して保険があって、これは借りた人間が小銭と簡単なサインをするだけで入れるものだった。
なぜか?
答えは簡単だ。
人間は自身がさして必要がないと思ったものに対して、酷く手間を嫌う。
それが例え大したことのないものでも、だ。
ワタミに入社二カ月で自殺した娘さんの両親が和解金でブラック企業と戦う基金を設立した件について。
http://www.huffingtonpost.jp/yoshifumi-nakajima/labour-standards_b_12373594.html
みんなブコメで両親に敬意を表するような行儀のいいコメントばっかりしてるけどさあ。
ワタミ?
いやそれはそうだけど、犯罪者っていうのはどこにでも涌くからそれはしょうがない。ばい菌みたいなもの。
法律があっても全く守られてないのは、あいつらが仕事してないからじゃん。
これ警察だったらえらいことだよ。
そして新しい物を作ろう。それは過労死者の御両親が立ち上げたような半民間の組織かもしれない。
問題意識がまるでない今の労基よりはマシだよ。
人数が足りない?予算が足りない?
しらないけどさ。
労基がこれだけ仕事できない理由がなにかあるにせよ、ないにせよ、
なんでみんなで労基にカチ込むデモしないの?
腹が立って腹が立ってしょうがない。
これだけ舐め切ってる労基をしばきあげて労働環境を改善するためのデモなら余裕で団結できるんじゃない?
そういうデモがあったら今まで一度もデモに参加したことないけど絶対参加するよ。
石や火炎瓶とは言わないまでも生卵パックで持っていって建物にぶつけてやりたいよ。
それぐらいしないと変わらないんじゃないの?
どれだけ人が苦しんでても死んでても平気で見てるのが労基なんだから。
それぐらいやれば目敏い政治家が動いてくれるかもしれない。
昨今SNSを重視するために公式ツイッターが重要視されるようになりました。
公式アカウントがNHKくらいしか無かった時代からツイッターをやっていると、結構不思議な感覚です。
それが自分の好きな映画・ドラマアカウントだった場合のがっかり感&RTしたくない感はたまらないものがあります。
是非とも今後のアカウントつくりに活かしてもらいたい。
この内容があのアカウントとか、このアカウントに伝わりますように。
1.絵文字を使わない
なによりチカチカしてうざいです。
2.謎のキャラ設定をしない
その作品のマスコットキャラになりきっての公式アカウントはかなり「痛い」です。脚本家でない限り、あなたのその文章は二次創作です。
もし「公式宣伝アカウント」と「公式キャラアカウント」を分けるなら話は別です。面白いと思います。
ただし宣伝アカウントで謎のキャラや、謎の語尾、痛い雰囲気を出さないでください。
そのキャラが本編に居る場合でも、見る方は馴染むまで時間がかかります。
本当に、うざい。そう感じさせる可能性は95%です。
例外5%はTEDです。ああいうキャラだと分かっているから使えたアカウントです。認知度がTEDレベルじゃないならやめたほうがいい。
ため口もやめてください。友達じゃ無いんで。
タグは本来便利なものです。作品タグは使い勝手が良いかと思います。
しかし #まじでおもしろい とか #明日のお楽しみ! とかタグの意味無いです。
意味が無い=謎です。謎の行為をしないでください。インスタではありません。
タイムラインで無駄にタグリンクを踏んでしまって、普通に邪魔。
出演者、著名人、関係者。ここのRTは許しましょう。するべきでしょう。
しかし一般人の感想をRTする行為は、感想泥棒です。あなたがエゴサして見つけてきた感想をフォロワーに押し付ける行為です。
作品の感想を知りたければ、自分で検索します。みんながつぶやきたいと思うような映画を是非作ってくださいね。
いくら著名人でもネタバレをRTしないでください。最悪公式のレッテルが貼られます。
そしてフォローしているのはその作品について色々知りたいと思う「ファン」が多いのです。
見てる人も見てない人も、その作品に関連する情報が欲しくてフォローしているのです。
7.できれば適度に画像をください
画像編集できるように撮影期間中にオフショット撮り溜めといて、放送日とか公開日までに公開していくスタンスはどうでしょうか?
8.顔文字を頻繁に使わないでください
センス合わないとうざい。
9.裏話をください
ツイッターの醍醐味です。裏アカウントでこっそりキャストの情報を流すクズスタッフだけにはならないでください。
堂々と表で。
10.裏話を流しすぎないでください
塩梅が大切です。
作品の根幹にかかわることとか、イメージを損ないたくない場合は、無理して情報を出さないでください。
11.楽しんでしようと思わないでください
中の人がやっているツイッター、それは仕事なのです。くだけないでください。
やりすぎも、やらなさすぎもダメです。
あれはツイッター廃人の熟練スタッフの技です。中の人は変わりましたがノウハウがあると思われます。
あと自分はツイッター廃人だ!!と調子に乗らないでください。大抵調子に乗った人はつまらないものです。
とにかくまじめに、真面目が大切です。
くだけたアカウントが時折話題になることがあります。しかしその砕け方にセンスがある場合です。
今までくだけたアカウントで、話題にならずに、ひっそりと終わって行ったアカウントを知っています。目もあてられません。
自分にセンスがあると思わないでください。真面目にして真面目にファンサービスをしていたら、好感度はあがりRT数は増えます。
つい2分ほど前、行方不明になっていた同僚が遺体で見つかったという連絡を受けた。
同僚と言っても、その人は夫婦経営の勤め先の男社長の丁稚、自分は女社長のアシスタント(まぁ丁稚と変わらない)だったので、
金曜日の日中、島のリゾートの物資を仕入れてそのままトンボ返りという時、
13人兄弟の大家族で貧しいお家の彼に、嫌々ながらも了承したのが最後の会話だった。
気まずそうな笑顔が印象的だったが、今はもう思い出せない。
金曜日の夕方までにリゾートに戻って、土曜日の朝はリゾートのチェックアウト客の、本土へのボート送迎をするはずだった。
夏休みでちょうどその島に滞在中だった上司からメールがあった。
「彼が戻って来ません。ちょっと家まで行っていつ出たか確認してもらえますか?」
この時自分は、
「ああ、またここの現地民あるあるのスッポカシだ。」
と、彼が勘違いかわざとか、その日中に戻らないといけない約束を破ったのだと思った。
その頃彼は、小さいモーターボートで大海原を漂流していたのだ。
まだボート運転を勉強中で完璧ではない彼が、高波で操縦を誤ったのかもしれない。
日本と同様に、隣国とのいざこざがあるこの国で、隣国の武装船に襲撃されたのかもしれない。
貧しい人が多いこの国で、船で麻薬を運ぶ輩か泥棒に狙われたのかもしれない。
命の価値はみな平等だと耳にするが、この国では命の価値が日本よりも軽すぎるように感じる。
少しでも違う結果になったのだろうか。
いや、なんの影響もないに違いない。
それでもタラレバの考えは尽きない。
涙を流しながら知らせてくれた上司は、彼に思い入れがあったのだろう。
「お葬式には行きたい」
と、既に先のことまで考えている。
悲しいとか悔しいとか無念とか、怒りも悲しみも出てきていない。
お葬式に参列したとしても、多分このままなのではないかと思う。
日本のへんてこな食生活を話した時にものすごい顔をして反応したっけ。
でも何を思い出しても何も感じない。
昨年のことになるが、日本で勤めていた会社の元同僚から、仲良くしていた非常勤のおじいさんの死を知らされた。
かたや若手に位置していた自分、かたや定年まで務め上げ、家族のために定年後も務めていたおじいさんの先輩。
そして人事異動で別の部署となったものの、自分が退職する前年度までは、たまたま同じ部署の配属に再びなって、
よく雑談をして、冗談から真面目な話題まで、通路を遮ってしていたものだ。
おじいさんの死を聞いても、何の感情も湧かなかった。
今でも何も湧かない。
それでもメールで母に知らされた時も、何の感情も湧かなかった。
亡くなった祖父と対面した時、初めて涙が流れて、告別式の時は参列者に礼をする時に大量の鼻水がそれこそ滝となって流れたことに慌てた。
お母さんに対する、未練と言っても良いくらいの、良い意味でのしつこさを感じた。
今のところ母の次に愛する彼氏が亡くなった時、自分はどうなるのだろう。
今夜は眠れそうにない。
今朝、前を歩く女性を追い抜きざまに、「歩きスマホすんなボケが! バカが! 危ねーだろーがふざけんなボケが、バカが! クズが!」と罵るおっさんを目撃。
この時点ですでに10歩は女性よりも先に進んでいましたが、何回も何回も振り返っては「歩きスマホすんなボケが! バカが! 危ねーだろーがふざけんなボケが、バカが! クズが! バカか! バカが! ボケ! 何考えてやがるんだ! 田舎もんが! こっち来んな! バカが! 帰れ! シネ! バカが! 歩きながらスマホみんな! バーカ!」とずーっと罵っていて、挙げ句に通りすがりのビルの入り口に立つ警備員に詰め寄って「税金泥棒がこのアホが! バカが!」と吐き捨てていました。
夏の休暇中といった風情の、Tシャツ+短パン+キャップ+サングラス+サンダルで、身ぎれいでどれも品のいいもので、きれいに日に焼けていて、なんつーかある日突然おかしくなってしまうのか、加齢でおかしくなってしまうのか、恐ろしいことですね。
高齢化社会において超高齢者が現役で頑張る姿というのは美しく見えるかもしれない。
ただ、果たしてそれを実現するためにどれだけの犠牲が必要になっているかは想像に難くないはずだ。
自分が働く会社は中小零細企業であるが、初代が頑なに社長の席を離そうとしなかった。
文字通り実印をしっかり握りしめ、どんな契約だろうと必ず社長が目を通して許可をもらうことが不可欠だったのだ。
自分が入社した頃ですでに70を過ぎていたのだが、当然価値観も古く、新しいものの導入にはとにかく首を縦に振らなかった。
そのために競合からかなりの遅れを取る羽目になったのだが、自社に関してはまさに運だけで、本当にたまたま生き延びることができていた。
しかし、とうとう認知症の兆候が現れ始め、二代目である息子たちが世代交代を申し出ようとすれば、人目をはばからずに大声を張り上げて拒否をするようになった。
その頃自分は本社の事務にいたのだが、それこそ毎日のように「泥棒!」「俺をそんなに殺したいのか!」などという怒号が響き、誰もが会社の未来に対してただただ不安を抱え続けていた。
世代交代にはそこから数年を要することになったのだが、最終的には本人の記憶も曖昧になり、現場の社員レベルではうかがい知れない間に専務である長男と世代交代の書類が交わされることとなった。
それからも先代の社長がふらりと会社にやってきては、社長室の椅子に腰掛ける新社長に対して「なぜお前がおれの椅子に座っているんだ!」などと叫ぶ姿がみられた。
そのためしばらくの間、社長室は決裁や業務に関わる機能を全てなくした状態で先代のために開けつづつけることになってしまうほどだった。
先代が老衰でこの世を去るまでその習慣は続けられたが、入院してから亡くなるまでの期間があまりにも短かったことや、先代の功績に対し葬儀があまりにも質素で、さらに葬儀会社と思われる外国人がちらほら出入りしている姿が見られたことは、社員たちの間で口に出してはいけない雰囲気に包まれていた。
それから程なくすると、2代目社長は突然の世代交代を発表した。社長になってからたったの5年。年齢で言えば60になったばかりの頃だ。
確かにその5年間は激動の5年だった。それまでの遅れを取り戻すように様々な設備を導入し、新事業部もできて(自分はそこに異動することになった)会社の規模は1.5~2倍近くになった。
先代が実権を握っていた期間が長すぎたことで、2代目はいわゆる道楽社長だったのは確かだ。この5年の急成長も、実を言えばその息子である3代目による功績が大きい。
だからその功績を讃えようという意思、さらに先代の轍を踏みたくないという意思による世代交代であると聞かされたが、正直、社長という肩書も持ったし、さっさとリタイアして遊んで暮らしたいというのが本音だろうというのがもっぱらの評判だ。
そんなわけで今の社長は35歳という若さでその立場に就くこととなった。
しかし、先述の通り初代に抑え続けられた鬱憤と2代目に対する不信感が功を奏してか、会社の業績は今も伸び続けている。
一度カバン持ちで経営者同士の会合に参加した事があったが、高齢の経営者に囲まれながらも謙虚ながら対等に話をする社長の姿はなかなかに見応えがあるものだった。
初代が実権を離さなかった反動で、一気に3代目が就任できたことは会社にとってメリットでしかなかった。
もしこれで道楽者の2代目が未だに実権を握っていたら、本当に会社はどうにかなってしまったかもしれない。
この会社で起きたことを振り返るとこうだ。
・初代が一代で築き上げた会社であり、常に実権を持ち続けていたために2代目が育たなかった。
・古い価値観、商売人独特の頑固さによって、新しい技術の導入に対し致命的な遅れを取ることになった。
・しかしそれを危機と考えていた3代目が陰で人一倍の努力をしていた。
・それを感じたのか、それとも単なる道楽好きが幸いしただけか、2代目の就任期間が短かったことで、若手社長の誕生により会社は持ち直すどころか成長することができた
たまたま立地に守らてていたことで初代の行動が許されたということもあるかもしれないが、一歩間違えればいつ潰れていてもおかしくなかった状況だったといえるだろう。
ここまで長々と書いてしまったが、高齢者が現役であることの一番の問題は、後継者が圧倒的な経験不足に陥ることだ。
そのことは親族経営の会社で働く人間は痛いほど痛感しているのではないだろうか。
しかし、戦後の高度経済成長を経た今、その頃に成長を遂げた企業のほとんどは親族経営であるのも事実だろう。
自分にとって、天皇陛下による生前退位の意向は、そうした社会のあり方に対する警鐘であり、まさに自信の退位を手本として日本の象徴としての務めを全うしようとしているように見えて仕方がなかった。
昭和という激動の時代を動かし続けてきた先代の背中を見てきた上で、子供の著しい成長を感じるからこその、まさに平成天皇しか成し得ない判断ではなかろうか。
高齢者が働かざるをえないような社会保障が不安定な状況の中で、実権だけを手放せというのは都合のいいことに聞こえるかもしれない。
しかし、我が社において何をおいても悲しいことは、認知症が始まってしまったことで2代目との関係は悪化の一途を辿り、先代はせっかくの功績が讃えられることもなくこの世を去ることになってしまったことだろう。
自分が作り上げた会社だから自分が自由にしたいと思う初代の想いがわからないわけではない。しかし、個人のわがままで数百人の従業員が露頭に迷うことが許される世の中であってほしいわけでもない。
願わくば高齢でありながら自社の実権をしっかりと握ったままの経営者は、自分の思考や価値観が明晰であると自覚ができているうちに、後継者へと席を譲ってほしい。
最近は必ず、仕事に対しての対価が云々、自分の仕事をただでやれと言われてみろ云々を脊髄反射的に喚き出す情けないクリエイターきどりが増えた。
そういうこっちゃないだろ…
確かに、エンタメってのはたいてい「一度見たらお終い」だから金をとりっぱぐれればそのままだ。
バッグを売れば、それを街中で使ってる人間が同時に宣伝にもなってくれる。
店頭で手に取って触れてそれを持ち歩く自分を想像して、殆どそれを買ったときと同じ体験をフルで味わいながら、なお金をとりっぱぐれないなんてことが別に難しくも何ともない。
見られたら終わり、遊ばれたら終わりでありながら、見て遊んで得られるものを売らなきゃいけない。
しかし、どこの誰が、そもそも面白いかもわからない、どこぞの馬の骨が書いた落書きにひとまず金を出してくれるんだ?
中身も見せないで落書きを売りつけて、それが本当に金の無駄でしかなかったときに、逆にお前はちゃんとその金銭への「対価」を補償出来るのか?
お前のその中二からずっと温めてきた陳腐で中身のない妄想は「亜書」と何が違うんだ?
エンタメってのは、「労働力」を買ってもらえる生温い商売じゃない。
つまらないものを売りつけたら、今度はお前が詐欺師呼ばわりされる覚悟をしなきゃいけない。
社会を舐めてるのは、そんな時間給がきっちり貰えるアルバイトかなんかの気分でエンタメなんて水商売をやってるお利口ちゃんたちの方だ。
そして、そんなお利口ちゃんが作るセセコマしい「エンタメ」に、いつまで人が興味を持ってくれるだろう…
「エンタメ」が不便なだけで面白くもなんともないものになったら、誰もそれを求めなくなるだけだ。
対価が欲しけりゃアルバイトでもやってれば良い。
クリエイターになるということは、自分という資産を育て、その名声だけできっちり回収出来るビジネスモデルをつくりあげると言う事だ。
お金の発生する仕組みについて一ミリも考えたことのないおバカボン以外は普通知ってると思うが、いわゆる芸能の世界はこういう意識でみんなやっている。
準備にかける手間や時間も入れると時給換算でも決して高くない上に、番組の枠というのは物理的に限られる。
ラジオに至っては、2時間番組(もちろん準備を入れるともっと)で数千円なんてまさにアルバイトの時給以下の金で一生懸命プロの仕事をこなしている。
ミュージシャンがCDを出しても、歌唱印税はたったの1%。作詞作曲を入れてもせいぜい数%。
こちらはテレビに出てもそもそも「プロモーション」だからギャラも貰えないなんてことも少なくない。
普通の人が「芸能人の仕事」だと思っていることだけで稼げる額は、超大御所でも微々たるものだ。
ではどこで稼ぐのか。
テレビでラジオで売った「顔」を、直接見せるという体験を買ってもらう。気軽に買え、日常の中でも邪魔にならないようなものに「変換」して売る。
彼らに比べて、「コンテンツ」制作を生業にしているつもりの「クリエイター」きどりの連中のなんと甘ったれたことか。
そこまでとやかく言って気軽に作品に触れる機会を奪っても、てめーごときの落書きを誰もが進んで金出して読んでくれると本気で思ってるのか?
「プロモーション」を貴重な時間を使ってしっかり見てもらって、この上必ず買わなきゃ泥棒扱いとか何さまのつもりだ?
「プロモーション」で満足を与えられないようなものにどこのアホが金を払う?
てめーの資産をてめーで育てる戦略も立てられねー、労働者気分のボンクラが手を出していい商売じゃねーんだ。