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はてなキーワード: 忠告とは

2019-11-19

anond:20191119212228

シュナムルさんやはてブフェミニストたちも、この事態を見越して「こんなイベントやめた方がいい」と忠告していただろうにね。

anond:20191118234659

元増田よ、お前の怒りの正体を教えてやる

自分が同じ年頃の時代に許されなかったことを飄々と、息子を奪う形でやった相手の女に怒っている」

のだ。息子への怒りはそれに乗っかり唯々諾々と従う事に対してにしか過ぎない。

とどのつまり、お前の心象は自分押し付けられた苦労を回避する若い嫁に嫉妬する邪悪な姑のそれにしか過ぎない

若い者に道を譲れ。出しゃばるな。

世代に孫持ちが増えてきた爺さんから忠告

2019-11-18

こういうのもイジメか?

忠告はてなブログは当ブログの警告表示を即刻削除せよ!

https://www.stoicclub131.com/entry/2019/11/18/000000

Hagex氏刺殺事件容疑者への外野の口さがないコメントイジメと呼ぶ人は、こういうのもイジメ認識しているんだろうか?はてな対応個人自由発言する権利を奪って犯罪であると。

容疑者へのネットリンチとか言っている人もいたな。

本当に意味が解らん。

2019-11-11

[] #80-5「人は簡単に変われる」

≪ 前

ありのままで自分を信じましょう」

自分のためだけに体と心を鍛え、環境を洗練させていこう。

嫌なもの可能な限り排除して、無理はしなくていい。

あの男は頭の天辺から足の爪先まで、自己中心的な話しかしていないんだ。

そりゃあ、「自分を変える」ハウツーなのだから筋は通っている。

だって自分の都合を優先させることはあるから全否定はできない。

だが現実問題、その他の諸々を甘く見積もったり、そもそも無視しようってのはキツくないか

自分次第でどうにかなることなんて、多いようで少ないんだから

それが多いと思っているならば、ほぼ「好きに、楽に生きよう」と言っているのと同じだぞ。

そんなことを肯定的表現で、色とりどりに飾り付けるのは欺瞞な気がする。

「自信を持つのです。あなたたちの成功も失敗も、全てはあなたたちのものなのですから

これも良いセリフのように感じるが、言い換えれば「お前らが成功しようが失敗しようが、こっちは知ったこっちゃない」ってことだ。

こんなセミナーを開いておいて、その言い草はないだろう。

「『よく学び、よく遊べ』…… いいですか、『よく学び、よく遊べ』です。 声に出すことでより効果があります。『よく学び、よく遊べ』!」

同じことを三回続けて言いやがった。

相手脳内言葉を植えつける上等手段だ。


こうしてセミナー小一時間ほどで終了したが、実際はそれよりも長かった気がする。

セミナー終了後、会場に陳列された関連書籍やグッズの前に受講者がゾロゾロ集まっていた。

金欠の弟はそこに並びはしなかったものの、以前に買わされた本を返す気は完全になくなっているようだ。

「『よく学び、よく遊べ』!」

先ほどのセリフ意味もなく復唱している。

「どうだった、兄貴。意外と悪くなかったでしょ?」

「んー、俺にはあまりピンとこないなあ……」

だが、ハマってしま人間がいる理由何となく分かった。

あの男は自我を無条件に肯定してくれるんだ。

良くなさそうなものポジティブに捉え、些細なことは気にするなとエネルギッシュに語る。

それが自我の強い人間には、とても心地よい。

ましてや弟はガキだから大人社会で抑圧されることが多い。

あの男の話は、さぞクリティカルヒットしたことだろう。

「俺、将来は“ああいう感じ”になれたらいいなあ」

とうとう、こんなことまで言い出した。

我が弟ながらチョロすぎだろ。

「1冊の本と、1時間セミナーだけで、そこまで決めてしまっていいのか?」

その時になって、俺はようやく弟に直接的な忠告をした。

上手く言えないが、強い危機感を覚えたんだ。

「“ああいう感じ”になりたいというが、あれは人格無責任矯正して、体よくモノを売りつけているだけだぞ。誇れるような仕事じゃあない」

だが漠然とした危機感のまま意見したところで、それはイチャモンしかならない。

弟の自我にまで踏み込めない以上、瑣末なことを指摘して屁理屈を捏ねても納得するわけがなかった。

兄貴の考える“誇れるような仕事”が何なのかは知らないけどさ、犯罪でもないのに他人仕事をなじるのはどうかと思うよ。自分理解出来ないもの、気に入らないかもの否定するのは“誇れる事”じゃあないだろ」

それどころか、逆に説破されてしまった。

次 ≫

2019-11-10

[] #80-4「人は簡単に変われる」

≪ 前

そうして数日後、セミナーがまた開かれる時がきた。

「前は話をマトモに聞いていなかったから、今日ちゃんと聞いてみようと思う」

もはや弟は本を返品するかどうかという段階ではなく、なんならサインでも書いてもらおうって勢いだ。

「それにしても、兄貴までセミナーに来るとは思わなかったよ。あんまり良く思ってなかったのに」

「まあ、目につく部分だけで決め打ちするのもどうかと思ってな。実際にちゃん咀嚼してから批判することにした」

批判前提かよ」

そうは言ってみたものの、自分がどう立ち回るかは決めかねたままだった。

弟が何を拠り所にして物事を考え、生きていけばいいのかなんて俺が決められることじゃない。

そう頭では理解しつつも、今の弟に対する不安感は漠然と胸に残り続けていた。

しかし、この感覚を公正に言語化できない内は、俺が弟に忠告できることはないに等しい。

この場に来ていない両親も口には出さないが、たぶん似た感じだろう。

弟に何かを言おうとして、結局は何も言わないという仕草を数回ほど見たことがある。

自分の子供が、たまたま遭遇した自己啓発にのめり込んでいるんだ。

心配なのは当然だ。

それでも理性と親心狭間で揺れ動き、自分の子供に下手な忠告が言えない、といったところか。

セミナー確認しに来なかったのも、場合によっては耐えられる自信がなかったからかもしれない。


会場に来てから10分ほど経ったとき、壇上に一人の男が現れた。

「みなさん、こんにちははじめましての方は、はじめまして。セイコウです」

あれがあの本の筆者か。

俺のクラスメートにはタイナイっていう意識の高い奴がいるが、それの進化系みたいな物腰だ。

格好は無地の服を着ているだけでシンプルだが、色合いが強くて、しか上下を揃えているから逆に目立つ。

「今回も様々な話をしていきたいと思いますが、その前にまず思考クリアにするため、みんなで頭の体操しましょう」

「あ、『誰でも出来る自己改革』に書いてあるやつだ!」

書いている奴が同じだから当たり前だろうに、なぜか弟はそのことが嬉しそうだ。

「目を瞑って、呼吸を整えましょう。リラックスして、精神統一

弟含め、会場にいる人間たちは言われたとおりに実行した。

俺は気乗りしなかったが、一人だけ目を開けたままじゃ目立ってしまう。

仕方なく細目にして、こっそり周りを観察することにした。

「さあ、自分自身をイメージして、喋らせてみましょう。そして耳を傾けて」

男の言ってることは、意味が分かるようで、イマイチからない。

だが周りの反応を見る限り、そう思っているのは俺だけらしい。

自分を変えるために必要なのは、まず今の自分を知ることです。そして今の自分が何を求め、何が不満なのか洗い出していきましょう」

自問自答しろって言いたいのだろうか。

理屈は分からなくもないが、何だか変な感じだ。

「それが自分にとってどれほど負担であるかを、ひとつひとつ数値化してみましょう。それで高いと思ったのならば、それはあなた方にとって必要のないものです」

そんな調子で、男はゆったりとした口調で色々と語っていく。

お腹が空けば食べ物必要ですよね。その食べ物は、できれば美味しいもののほうがいいでしょう? そして美味しいものとは、あなたにとって好物でもあるはず」

だが、その内実はシンプルだ。

この男は、とどのつまり自分」としか言っていないのである

次 ≫

2019-11-01

ぼやくよ

コンシューマーゲームPC版で発売するのは反対なんだ。

毎回ね・・・MODとかで改造されちゃうからね。

役職付きが改造に関してあれこれ怒るくせに、こちらは開発は止めたほうが良いと思いますよって言って忠告してても全く聞き入れてもらえない。

MOD云々に怒りを漏らすなら、なんでPC版を出そうとするのよ。おかしいっしょ・・・

何度も何度も何度も言ってるのに自分らで作れ言って、発売後にMODがーふざけんなーとか言われても馬鹿なの?としか言いようがないんだよ・・・

一晩で60万円を溶かした話 ーおっパブの恐怖ー

恐怖の一晩だった。戻れるなら10月31日の午前3時段階に戻り、おっパブへ通じるエレベーターを上がるなと忠告してやりたい。

貯金を積み上げるのには時間必要だが、崩れるのは簡単だということを痛感した。

本当に、辛い。

なんでもない1日だった。いつも通りに仕事を終え、急遽同期に誘われて居酒屋に行き、楽しく酒を酌み交わした。

いつも通り、なんでもない1日の景色

二軒目の居酒屋で同期が終電を逃し、我が街蒲田なだれ込んだ当たりから、徐々に不協和音がなり始める。

三軒目、蒲田居酒屋、深夜1時。2時間ほど飲んで、午前3時。

この時点で相当量の酒量を摂取しており、どだい冷静な判断ができなくなっていたのだろう。

どうせなら女の子と飲みたい。どうせなら、可愛い女の子と飲みたい。

彷徨うまでもなくキャッチに捕まり、選ぶでもなく吸い込まれて行ったのが件のおっパブである

付き合いで同業態店舗には何回か行ったことがあった。ある程度金銭感覚は掴んでいる自信があった。

そこまで極端な出費になることまでは想定していなかった。

女の子がくるなり、酒をねだられる。もちろん、応える。飲んでいいよ、飲んで飲んで。

やってきたのは、テキーラだった。ご丁寧にも人数分である

ショットで飲みほす。すぐ注文する。気がついたら女の子が増えている。

不用意に両サイドから体を弄られ、弄り、酒がなくなったと思えばテキーラ

いくつテキーラを重ねたのかわからない。

午前5時に店を出たらしいが、つれが40万、僕が20万の支払いを行っていたようだ。

「ようだ」というのは、まだ正確な金額不明である

二人合わせて、おおよそ、60万。蒲田の夜に、資本が落ちた。

時系列ではなんとなく把握しているものの、具体的に店内で何をしたか、ほぼ覚えていない。

ただ、口座から折半して30万ずつのお金がなくなった事実のみがゴロンと転がっている。

さらに言えば、昨日は極度の二日酔いに陥り、予定もオールキャンセルとなった。

たまたま休日だったからよかったものの、胃のなかに何かを入れたらそれがそのまま出てくる、ポンプと化した。

虚無だ。虚無でしかない。

女の子は可愛かったのだろうか。その記憶すらない。

30万も払って、酒を飲んで、何をするでもなく、二日酔いの坩堝に落ちて行った、ただそれだけか。

死ぬこと以外はかすり傷だと思っている。が、まぁまぁ重い傷を負った。

金で解決できることでよかったっちゃよかった。

吐き疲れた、胸の筋肉痛けが実感を伴った痛みとして残る。

2019-10-28

ADHDは歳と共に加速する

年の功で社会適応しているので周囲を巻き込みながら破滅に向かう。

自省はない。

いや、失敗に対しては大げさな自省はしているように見える。

しかし身内の忠告を聞かなかったことには全く反省していない。

とにかく話を聞かない。

話を聞かないのをなんとも思ってない。

もしくは他人の話は三歩で忘れる鳥頭か。

女として育ったので表面上の受け答えだけはできる人間

ただし他人の話は覚えようともしない。

年々ひどくなる一方。

死ぬまで治らないのだろうね。

2019-10-27

anond:20191027183917

異常かどうかはわからないけど全部正しい情報だと思い込むのはよくないよね。忠告ありがとう

2019-10-25

チャート徳井脱税が悪質じゃないわけがない

なんかはてブを見ていると本当に徳井ズボラで面倒くさがってできなかったと思ってるやつが多いが、金持ちほど税金の申告なんて楽だぞ。プロに丸投げするだけだもん。

まさか芸能人様が自分確定申告計算するわけないじゃん。資産管理も同時に相談して、何歳のときいくら残っていてほしいかとか一緒にやってくんだよ。

おそらく徳井場合、前に頼んでいた税理士が「これは経費になりませんよ」とか忠告が入って、それで修正するんじゃなくて税理士を切ることにしたんだろう。で、ほかの税理士を探すもだんだん面倒くさくなって放置したんだろうな。悪質だよ。

2019-10-11

anond:20191011180358

チェッカー騒動を見たら、公式が黙認してくれてるもしくは公式が直々に優しく忠告してくれるジャンルがどれだけ恵まれてるか分かる

2019-10-10

anond:20191010222943

実際頭悪いかわからんのだがそれは人にからまれるかどうかに関係あるのかな?それとも文章が読み取れないよっていう忠告

2019-10-09

anond:20191009122544

みんなで情報を共有して噂にしてみるとか

同格の男性まで届けば最近ヤバいよって忠告してくれるかも

2019-10-08

20年間発達障害者として生きてきた私の話2

はじめに

はてな匿名ダイアリーにおいてパート2というのはアリなのでしょうか…? 文化が分かりません。もし痛々しいようでございましたら申し訳ございません。

以前投稿した記事https://anond.hatelabo.jp/20190926105149)にて私見を交え自分の持つ症状について解説いたしました。が、「タイトルイメージが違う」とのご指摘がありそういえば元々は自分人生について書いてみようとしたのだということを思い出しました。前振りだけでいい具合にまとまったのでそれで良しとしてしまっていました。

というわけで本題の発達障害者である私の自分語りをさせていただきます自閉症多動症を持って生まれた私がいかように生活してきたのか、振り返って書き連ねていきます。詳しい症状につきましては省略いたしますので、不明点がございましたら上述の記事を参考にしながらお読みください。

幼少期 -既に変な特徴はあった-

出生の頃から追って話しましょう。さすがに私の記憶は流石に薄れていますが、当時から私が育てるコツのいる子であることは母には察しがついていたようです。

目を合わせて話さない。集団行動ができない。特定のモノに極めてこだわる。このような特徴が見られたようです。もちろんこれらは赤ん坊であるならば持っていても変ではない特徴も含まれますが、私の場合幼稚園年長くらいまで続いていたらしく「他の子とは明らかに違っていた」と言います

集団行動の苦手さを表す具体例としては、前回の記事にも書きました幼稚園から脱走していたことが主だったモノとしてあげられます。とにかく放っておくといなくなる。あまりにいなくなるものから、見失わないように私だけ違う色の帽子を被せられていたり園長先生が抱っこして確保していたり特別措置が取られていました。「差別的ではないか」と保護者会で話題になったとか。まぁ当の両親は正しい判断である先生にいたく感謝をしていたようですが。

まぁ幼い子であれば”ひょうきん”だとか”手のかかる子”という表現だけで済むのです。迷惑はかけましたが面倒な問題にはなりませんでした。

ここであげておきたいことが”目を合わせて話さない”という点とそれに対する母の対策です。

子供は成長しながらコミュニケーション能力を身に着け、その一環で「目を合わせて話す」ということの重要さを学ぶものです。大人の真似をし、後々意義を理解するというのが発達の基本ですからコミュニケーション能力もそうやって身に着けるのでしょう。

ただ私はとにかく誰かが話しかけてもそちらの方を見ないし、私が誰かにしかけるときこちらを見ない。私には会話中に相手の顔を見るという発想がなかったらしいのです。おそらくですが、やる意味は分からなかったのでしょう。「そういうものからそうする」とか「みんなそうしてるから」といった発想は私には薄いのです。ゆえに真似をせず、発達が遅れる。この性分が字のごとく発達への障害になっています

今思えばこちらを見ずに話しかけるサマというのは、やや気味の悪いように見えたことは想像に難くありません。

この悪癖を放っておいたらいけない、と母が実践したことが「とにかく自分から顔を見て話す」ということ。

子は親を見て育つ、それで覚えないならもっと見せていくしかないという発想のようです。とにかくちょっとした会話でもしゃがみ込んで目線を合わせる。呼びかけられたら自分から私と目が合う位置に移動する。意図が分かりやすいよう、たまに口でも「目を合わせて話してね」と言う。母の行動は徹底していました。

そうしているうちに、私は目を合わせて話すようになったんだとか。

つまるところ、覚えが悪い子もちゃんと教え込めば理解できるようになるのです。特に口で言うことは大事です。「こっち見てくれないと誰に言っているのか分からいから」など理由もつけましょう。意義が理解できればやるようになります。言い過ぎると逆効果という例もありますから、難しいところではありますが…。

こういったことが母の育児論です。

また今更なのですが、ハッキリ言って私は親に恵まれています。「うつ病ブログ見てたら”恋人が助けてくれて~”とか書いてあった」とか「食費節約記事見てたら”米は実家から送ってもらって~”とか書いてあった」などに近い事案かもしれません。ご了承ください。うつ病患者にとっての恋人とか、米を送ってくれる実家みたいな存在自分がなるんだという気持ち知識をつけることにこの記事が役立ってくれるなら幸いです。

小学校入学 -いじめ先生の劣等生認定-

問題が徐々に起き始めるのはこの頃からです。先生から露骨に出来ない子という扱いを受け、いじめを受けたりいたします。もう”ひょうきん”で済む年齢は終わってしまったのです。

実際私は色々なことができませんでした。運動は大の苦手で、漢字テストは毎回落第し、常識はずれな行動も多く、そして正直に色々言い過ぎます。私としては何がなんだか分からないまま先生に怒られ続ける日々でした。本当に何がいけなかったのか分からないので、具体的な問題の例を挙げられません。ただ先生から見たらよほど出来の悪い子だったのでしょう。そんな私がクラスメイトに標的にされるのは自然なことでした。

いじめトドメになったのは噛み癖があったことです。どうも私は触覚に安らぎを覚えるようで、自分のモノは噛みたくなるし顔にこすりつけたがります鉛筆他色んな所有物をよくかじっていました。正直言って、これに関してはいじめられる側の原因と言えます

私に触れることはアウト、私の触ったモノはアウト、しっかり拭けばセーフになる。他の生徒からはそのような扱いを受けていました。

さてまぁ壮絶な過去に見えますが、我ながらこの時期はずいぶん気丈に過ごしています

まず絶対親にこのことを言いませんでした。というのも、大事な人が傷つくのは嫌だったのです。偉いとか優しいとかではなく、それが破ってはいけないこだわりの一つだったのです。

学校いかように過ごしていたかと言えば、とにかくクラスメイトに話しかけました。嫌な顔をされたりするのは当然ですし、拒絶された記憶もいくつかあります

なぜそんなことをしたかと言えば、話していい人と悪い人を判断するためです。クラスメイトが全員いじめに参加していましたが、それが全員の本心というわけでもないのです。心底私が嫌いな人、みんながやっているかいじめに参加している人、実はほぼ嫌悪感を持っていない人など色々います。なんというか、これが分かっていないと学校生活で困るのです。分からないことや授業中など、学校生活では会話は必ず必要になります。ですからこの人は話しかけていい、この人は絶対ダメという判別をする必要があったわけです。給食の配膳なども私が配るものを受け取る人受け取らない人がいるので、それも覚えていた方がスムーズでした。

それで大丈夫だったのかなんて思う人がいるかもしれませんが”私に触ることはアウト”なので殴る蹴るは絶対にされないわけで、だから私もこのような行動をとっていました。ちなみに話しかけていい人にも必ず距離を置いて話していました。これらのおかげで嫌悪感をぶつけられることも減りましたし、触らなきゃ話せる相手もできたので大成功だったと言えるでしょう。

今思うと自分でもやや呆れる行動ですが、このような割り切った行動ができるのは発達障害者の強みだと理解しています

ちなみにダメージが無かったかと言えばまったくそんなことはなく、ストレスが振り切れて”触ったらアウト”をということを使って逆襲したりもしました。本気で泣かれたことがよりショックで私も泣きました。発達障害者も人なのです。無関心でいられるのはよかろうとも嫌悪精神的に来ます

はてさてそんなのが一年ほど続いて、私の噛み癖も抑えられた上にクラス替えいじめウヤムヤになった頃の話です(子供いじめなんてそんなものです)。

いじめが無くなったとはいえ、私が色んな事が出来ない状況は変わりありません。未だ先生心証は良くなかったようで、三者面談では母が怒りかけるほど小言を言われたそうです。

これではいけないと判断した母は育児について調べ初め、発達障害について知るやいなや私を児童精神科に連れていき、正式に診断を受けることになりました。診断結果を話した結果、先生対応は一変。連絡帳を通してたくさんの配慮をしてくれるようになったそうです。

診断を受けるということは自分が症状を理解することはもちろん、相手配慮を求めることにも役立つのです。

私の母などもそうですが、先生の態度について色々思うことがある人もいるかと思います。ただ実際にいじめを目の当たりにしてできることはあまりにも少ないですし、しつけのなっていない子が存在するのも事実です。ですからやはり自分自覚して問題を起こさないためにも、ただ出来ない子と思われないためにも診断は大事ことなのです。診断には強い説得力があります。少なくとも小学校教師になれるほどの英才の方であれば、医師判断の重大さは分かるはずです。

中学時代 -自分を見つめまくる日々-

さて通院や教師配慮を通して自分が他の子とは違うことを十分に理解し、列から抜け出さないとか家に勝手に帰らないだとか当たり前のことは覚えながら成長していました。大人の方はみなそうですが、私の問題を挙げても存在否定はいしませんでした。今自分のことが大好きなのはこのおかげであると考えております

中学生になった頃には自閉症的な特徴がプラスな要素になることも多くなっていました。他人に無関心という点などは特に強かったですね。

なにせ中学校はけっこう面倒な社会です。どこのグループにいて、誰と誰が喧嘩して、あいつはどこに受験して、あの先輩はあんなことしてて…などなど。面倒です。そして誰もが面倒と思っているのに、多くの人はこの面倒な風評を気にしてしまます。ただ自閉症患者としてはこれは本当にどうでもいいことなんですよね。立ち位置とか気にするの面倒なのです。知らんわ。

そういうわけで私は特定グループにいることはなく、基本的面白い人なら誰だろうと話しかけていました。それのおかげか誰とでも平等に話すなどと評価されることが多かったです。よく気軽に話せるなどと言われました。あとは趣味偏見がなかったのも大きいでしょうか。バント小説アニメスポーツ、変わったところではジャニーズなどの話を聞いていました。自分が知っているわけではないものも多くありましたが、楽しく話せる分には何でも歓迎でした。しがらみがない人間というのは中学校においてはとても貴重な人材だったのでしょう。ゆえに”他人に無関心”はお気に入りなのです。健常者に自閉症マウンティング取れますね。

また他人からしてみれば強烈に個性的に見えるようでけっこう人気がありました。良くも悪くも目立つ人だったのでしょう。

さてかなり上手いこと発達障害個性にできたと書けば見栄えは良いようですが、決して楽なだけではありません。

とにもかくにも自己分析を続ける日でした。「お前は客観視ができない」と両親からひたすら言われ、客観視とはなにかからまり自分がどういう特徴があるのかズラズラ考え続けていたものです。あるモノにどういう特徴があるか知る時の基本は、他のモノと比較することです。障害の本もいくつか読みましたが、自分は平気でやるが他人がやろうとしないことを色々見て知ることが一番客観視につながったのだと今では思います。まぁおそらくそんなことは小学生の頃にやっておくのが一般的なのでしょうが…。

意義が分からない限りやらないのが私でございます自分理解しないと人に迷惑をかけることになると知って、ようやくこういったことを始めたのです。

まず自分が失礼なことをたくさん言う人である理解いたしました。ウケ狙いとかではなく、何とも思わず指摘するのだからタチが悪い。特に女性容姿については言うべきではないと学びましたね。

それに自分は集中すると周りが見えなくなるし、やると決まったことは徹底的にやるし、陰口は言いたがらないし、ツッコミで強く手を出しやすい方だし、婉曲な言い方が理解できない。こういうことをとにかくたくさん知りました。この記事を書くこと自体客観視の一環ですね。

しっかり向き合ってみれば結構分かるものです。ただまぁ前回の記事の通り「~~という特徴であるらしい」とか上手く自覚の出来ない特徴も多くありますが。ただ、これを知るだけでも行動は変わるものです。怒られたり驚愕されることはずいぶん減りました。

月並みではありますが、大事なのはとにかく障害に向き合うことです。なんでも知っておけば「あっこれやったらダメかも」と分かるモノです。「これはしちゃダメ!あれはしちゃダメ!これはしろ!」といったようにルールを決めるのではなく、特徴を知ってその都度対応しましょう。ルール決めが必要な時があったとしても、第一優先はそこではありません。

ここまで書いて気付きましたが、中学校でのエピソードに欠けていますね。強いて挙げるなら友人がバカにされてハチャメチャに怒ったことでしょうか。

やけに他人を見下す阿呆がいまして、彼奴が私の友人を散々に罵倒したと聞いて教室に殴りこんだことがあります。結局ロクな解決にもなりませんでしたが、他人に無関心というのは「他人がどうでもいい」のではなく「自分が好いている人以外がどうでもいい」のだと知ったキッカケです。友人は他人に入らないらしく、むしろ思い入れが強いのかもしれません。

前回の記事発達障害者ストーカーになったなどと反応がありましたが、なるほどと少し納得いたしました。

おわりに

高校時代についても書こうと考えましたが、エピソード不足でありますし少し疲れたのでここで筆をおきます

さて前回にて「アスペで友人がいるなど詐欺だ」などという反応がございましたが、実のところ私も不思議に思っていた時期がございます。おそらくはとにかく正直で、フラットで、好きな人にはそれなりの接し方をしていたからではないか結論付けています20年生きてきて分かりましたが、正直は美徳と言うわりにそういった人は案外少ないものです。外面を固めるのが上手い友人が私の前では豹変したようにドサドサとキツイ言葉を吐くサマは中々愉快でございます。私が楽しいから友人といるのと同じく、彼らも私といて楽しいからいてくれるのでしょう。友人への敬意と多少のユーモアがあれば、あとは個性として楽しまれるのではないでしょうか。

記事の中では母についてはいくつか触れましたが、父の出番はありませんでしたね。というのも父は私のことを本当に放っておいたのです。好きなことをしていればそれでいい、とそれだけは言っていましたが強く干渉することはありませんでした。実際に父も自分の好きなことをたくさんしていました。食事が大好きで今ではメタボなほどですが、誰の忠告無視してまだ食べ歩きを続けています。子は親を見て育ちます。私が自分に正直に、好きなように生きているのは父が影響しているのでしょう。結局両親ともども私のために色々してくれたのです。

ご参考になれば幸いです。

追記:どうも前回記事とのツリーになってしまますね。治し方が分かりません。

2019-10-07

前に飼っているクマに食われた人の話あったじゃん

かわいそうだとか言って周りの忠告無視して世話を続けてたら自分が食われてたって話。

あれ、うちの母がどうしようもないダメ兄をかわいそうだといってずっと世話してるのに似てるなって思った。

もう、母も老いて足も悪くなってきて世話をするのも難しくなってきているというのに、ダメ人間の兄は、知らん顔しておかん年金パラサイトし続けてる。

これで、俺が母を支えようとすれば、巻き添えでパラサイトされそうだ。

クマがいた家にいたワンちゃんも鎖につながれていたがために、クマに食われたんだよな。

俺も家族という鎖で逃げれないのかもしれない。

いや、いっそうこの鎖は外して逃げたほうがいいんだろうか。

母は兄に食い殺されるんだろうけどさ。

2019-10-05

ジャンル民度が低い(または、自浄なんて不可能かもしれない話)

ジャンル民度が低い。

ケース①

公式のグッズに絵つけてるイラストレーターそっくりの絵柄でイラスト書いて、同人誌ノベルティにするって宣伝ツイートした絵師

それやめとけとマシュマロ忠告されて、ノベルティじゃなくマシュマロリンク消去。なんでやねんメールでまた忠告されて、謝罪もしないでノベルティツイート消してあともうダンマリ

もも海賊版ノベルティ頒布してたみたい。昔のイベントで。尚、そっちはまだ画力的に絵柄似せたように見えてなかったかスルーされて終わり。w

いや、海賊版堂々とTwitter晒したまんまでノベルティの回収もしてないまんまだから全然笑えないが……。

ケース②

ジャンル自作おまんじゅうを作った奴が忠告され自粛した事を知り、これはつるし上げだと海賊版擁護発言した絵師

他の絵師からそんな擁護やめとけと忠告されて、「売られてないもの海賊版定義にはめ込むのは行き過ぎだ」「ファンアートを見た企業がグッズを出さないと判断するなら、それは企業の気分。権利者以外はファンアートをとめられない!」と反論

反論によれば、「グッズが出るのは企業が気分をアゲたからだから企業が「気分をアゲてほしい」と発信してなかったら公式に似せたファンアート自粛させると、つるし上げになる」らしい。

企業の気分!?

企業の、気分!?

二度見、いや三度見した。

商標登録されてる版権グッズ問題で、気分が理由擁護を見たのは人生初。

かに忠告してきた大手絵師にはあっ本めちゃくちゃ読んでます〜!と返事、弱小絵師にはあーそうですねーで気分悪そうな返事してたからこの絵師は気分がアガるかどうかで違法性判断するのかもしれない。企業は気分で違法性判断しないとは知らないのかもしれない。

尚、ファンアートが黒かどうか気にする奴は二次創作しないで欲しい、との発言で終わり。

果たして民度とは。自浄作用とは。

自浄作用が無い、だからこのジャンルはクソだ。よく聞く話。

でも説明されても理解できない人間相手だと自浄って何すりゃいいんだろう。絵師から言われて聞かないなら買い専から言われて聞くわきゃないし。

自分CPは別CPでも自ジャンルだし知人いるしスペースは近いしスパークの買い子も頼まれた。辛い。

ちなみに自分CP自分CPで別CPへの嫉妬でドロドロ、こっちも民度の高さからは程遠い。辛い。

ここまで読んでくれてありがとう

嗚呼マック女子高生が言って店内が拍手喝采して欲しい。

2019-10-02

忠告クソリプじゃなくてnot for me と扱おう

子どもが産まれました」という投稿に「虐待しちゃダメだよ」、飲み会で楽しんでるところに「飲酒運転犯罪だよ」

クソリプじゃないんだこれは

虐待飲酒運転もしない君には適合しない忠告だったかもしれない。

でもばっちり当てはまっていて、見られているという事実認識して考え直す人だっているかもしれないだろ?

意味のないリプライじゃないんだ。

それをクソだなんだと怒ってしまうのは、そういった行動を起こす思考が頭の中にあるんだと思う。

2019-09-23

Wikipediaは衰退しました

2010年代になって、Wikipediaはかなり衰退したと思う

昔に書かれたコンテンツが残っているからまだ体裁を保てているけど、よく見るとかなりボロボロ

2008年現在」とか書かれていて10年以上更新されなかった文章がかなりある

編集に関わる人間はかなり減っているんじゃないか

今日これを書いているのは、昔だったら放置されなかっただろう宣伝的な文章を見かけたからだ

大本」(おおもと)という宗教団体がある

そこの偉い人(故人)の出口直日のページがやけに一方的だったので履歴確認してみたのだ

そうしたらOomotowebmasterという名前ユーザー2013年編集していた事がわかった

名前からし大本関係者であろう

一部の抜粋だが、出口栄二と対立した事に関する記述はこう書き換えられていた

直日の長女出口直美の夫・出口栄二大本総長が率いる派閥と、楽天社(大本芸術部門)の出口京太郎(直日の長男)を中心とする派閥対立していた[1]。1976年京太郎大本総長就任[5]。80年代になると内部対立が激化し、直日は四代教主内定していた長女・直美の継承を取り消し、他家に嫁いでいた三女・聖子を出口家に復籍させて大本四代教主とした[6]。1990年、直美・栄二夫妻は大本離脱して「大本信徒連合会」を結成、

しかし、出口栄二は忠告無視して、その指導抵抗し、求められる誠実に反する。直日は最後最後まで忍耐をもって正しい信仰のあり方を教え諭したが、出口栄二は聞き入れず、教主の神性を、根本的に否定して大本神業を甚しく阻害。ついには大本教団を告訴するに至った。大本信徒、また社会へ与える混乱をこれ以上看過することは出来ず、直日は、長女・直美の教主継承を取り消し、三女・聖子大本四代教主とした[8]。 1990年、直美・栄二夫妻は大本離脱して反教団団体大本信徒連合会」を結成した。

https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%87%BA%E5%8F%A3%E7%9B%B4%E6%97%A5&diff=prev&oldid=46433348

かなり大本側に偏った記述になっていて、昔であればこういう関係者宣伝的な記述はリバートされていただろう

そういう記述2013年から5年以上も残っている

編集する人が、監視する人が、減ったからであろう

十分な目玉があればWikipediaはうまくいくだろう

しかし今は目玉が足りないようだ

自分は何年も前にWikipedia失望した

今でもちょっとした誤字に気づいた時などは修正することもあるけど、積極的に関わるのはやめにした

失望してやめる人数よりも、希望をもって始める人数のほうが多ければ、Wikipediaは発展していくだろうが、今は逆になっているようだ

自分は、今からWikipedia編集者になる事はおすすめしない

寄付することもおすすめしない

一度破綻したほうがいいと思う

Wikipedia寄付運営しているのは中立性を保つため、というのが名目

それがどうだ

実際は規約に反してこっそり宣伝したもの勝ちの場を提供しているだけだ

これだったら企業営利運営していたほうがマシであろう

Wikipediaコンテンツルールに従えば流用する事が許可されている

Wikipediaがなくなっても、コンテンツを引き継ぐサービスが出てくるだろう

それが今のWikipediaよりよくなっているかはわからない

からないが、今の自分にはそこに希望を見ることしかできない

2019-09-19

部下の無理は上司マネジメントの失敗

これは自衛隊メンタルヘルス担当官だった方の本にあった一文なんだけど。

じゃあパワハラするやつとされるやつ、どっちも上司マネジメントの失敗なのかな?

パワハラしてきた人が、びっくりするくらい上司忠告無視していたんだけど……何回も言ってくれていたんだけど……最終的に鼻で笑ったと聞いて戦慄したわ。

どうやら彼のパワハラの原因が私の口の聞き方にあったらしいんですよ。

いや……私たち日本人同士なんですから、まずは日本語で話しませんか?気に入らないなら言いたいことを言葉にしていただけませんか?いきなり怒鳴りつけてくるのやめませんか?私お前のママじゃないよ。

両隣りの席の人があなたの隣で仕事したくないって会社に帰ってきたがらないのわかってますか?隣の部署の人から社内の人間への態度が悪すぎて、本気で嫌われているの知っていますか?顧客対応しているとき会社電話しているときの口調が違いすぎて、お客さまに二重人格呼ばわりされてるの、ちゃんとわかってますか?どうしてお客さまが私をいじめたことを激怒なさったのか、わかってますか?知り合いだからじゃないよ、私が仕事一生懸命やってたからだよ。

別にパワハラした人を罰しろとは言わないよ。だってもう関わりたくないし。どうせ10年経てば忘れちゃうよ。

でもね、そのままでいいと、上司上司たちは判断しているんだったら少し考え直してほしい。できれば病院につれていってほしい。メンタルのね。どう考えてもおかしくなってるよ、あの人。

1番わかんないのは、なんで私が仕事辞めろって言われるかだよ。なんであのキチガイのために仕事やめないといけないんだよ。そこはふざけんな。あれはどうせ自爆するのでいいです……

やった奴を飛ばさないなら私が異動します。できるだけ早く内示をください。

2019-09-17

anond:20190917104033

あくま忠告のつもりだったのに君の心には煽りだと感じられてしまったとか

君の発言に心底呆れ果てて悪意のひとつでもぶつけたくなったとか

あるいは君の発言こそが自覚のない煽りだったためカッとなって煽り返してやりたくなったとか

いろいろあるだろ

2019-09-12

締切を守らない相方漫画を描いた話

少し愚痴を言わせてくれ。

特定は怖いので、時期とか数字かにフェイクを入れて話していく。

2年前の冬。私の所属する漫研で部誌を出すことになった。部員が2~3人ずつのグループに分かれて作る、グループごとに何を描いても自由な合同誌だ。

私はそのグループ分けの日は病院に行く用事があったため、要望だけ伝えて欠席した。

グループ分けにおいて、部員それぞれが己のスペック希望を伝えて話し合ったらしい。「背景苦手」とか「普段は物書き」とか。私の要望は「漫画を描きたい。原作担当でも作画担当でもいい」と伝えた。

おそらくそれを加味してくれたのだと思う。結果、私はとある部員(Aとしておく)と2人組で漫画を描くことになった。Aは漫画を描いたことがなく、イラストを描くのが得意だと言った。ほぼ初対面なほどあまりしたことが無かったが、私がネーム、Aが作画というのが二つ返事で決まった。

その後、漫研の部室で、私が頭の中で練っていた大体の流れをAに説明し、Aはそれに賛同してくれた。私は自宅に帰り、ウキウキしながらネームに取り掛かった。10ページほどの短編だが、Aと相談したその日のうちにネームを完成させてLINEで送った。

Aは翌日、私のネームにOKを出してくれた。セリフの調整や服装などのやり取りも終わり、これで私の仕事は終わった………と、思っていた。

私はもっとAのことを知るべきだったのかもしれない。Aが時間ルーズなことを全然知らなかったのだ。

Aも私もあまり漫研の部室に顔を出すタイプではなく、互いに顔を合わせることは殆どなかった。

なので、今私たち漫画の進捗がどうなっているのか把握出来なかった。そのうえ、Aはネーム確認した日以降、LINEを全く見ない。未読無視されるのはあまりいい気分ではなかったが、そういうタイプなのだろうと思って放っておいた。ネームに書かれていること以外の質問提案も無いし、順調に進んでいるものだと思っていた。

そんなある日、私はたまたまAのTwitterアカウントを見つけた。そこでAは毎日どころか毎時のように呟いていた。

LINE無視Twitterは常時運転かよ、と少しイラついたが、それよりも驚いたのはアップしているイラストだ。Aはかなり筆が早いことが分かった。ラフアナログも多かったが、結構な頻度でオリキャラや、私の知らないゲームキャラの絵を描いていたのだ。

そのイラストの中には、私と合同で作る漫画の一部分もあった。かなり序盤のシーンだったが、確かに作業を進めてくれているみたいだな、とこのとき私は安心していた。

だが、事件(?)が起きたのは、漫研全体で決めている部誌の提出締切日。同じ漫研特に仲が良い私の友人(Bとしておく)から連絡が来た。

内容は、意訳すると『Aが締切に間に合わなかった』『締切は5日間延長』『○○ちゃん(=私)もAを手伝ってあげた方がいい』『漫研の部室内で○○ちゃん(=私)が嫌われかけている』といったようなことだった。

Aが締切に間に合わなかったのは衝撃的だったが、それよりも、私が漫研部員から嫌われかけているというのに驚いた。

Bの話によると、グループ内でネーム/作画役割分担したのは私たちだけらしく、他のグループではそれぞれが数枚ずつ作品を作って15ページ前後のものに仕上げるのだとか。

私たち役割分担を知った漫研部員たちが「Aの負担が多すぎる」「Aが可哀想」「Aはネーム担当(=私)に文句言うべき」などと話しているのを、Bが聞いて私に忠告してくれたということだ。

色々と信じ難いことだらけだったが、私はその日は特にやることも無かったので、急いでAにLINEで連絡した。

「Aさん、何か手伝えることあるベタとかトーンとか、なんでもいいから言って!」と。

すると、この時ばかりはAはすぐに返信した。「部室に居るから来て欲しい」と。幸い私は学校の近くに寮を借りていたのですぐに向かうと、Aは人物の線画をようやく終えた状態だった。

Aはデジタル派で、液タブを用いてクリスタ作業をしていた。私は板タブで無料ソフトしか持っていなかったため、Aに合わせてクリスタ期間限定無料版をインストールし、原稿airdropで受信して、セリフ打ち込みやトーン貼りを手伝った。使い慣れていないソフトに難航したが、それでも適宜使い方を調べながらなんとか作業を進めた。

Aは思ったよりも自由奔放な人間で、締切を過ぎているにも関わらず、作業中にも別のイラスト落書きしたり、Twitterを覗いたりと好きに過ごしていた。私は昔からビビりな性格で、課題宿題は締切日よりかなり余裕を持って提出しなければ落ち着かないタイプだったので、Aの行動が理解できなかった。

Aが自虐的に「私の絵はココがダメだ……」などと言う度に、「そんなことない!私はすごくいいと思う」などと言って励ましていた。今なら言えるが、私はAの絵のタッチが嫌いだった。そのうえ、そんなやり取りがその日の作業中頻繁に行われた。八方美人とは程遠い私にとって、この日は苦痛だった。

しかし、この日の頑張りあってか、作業はかなり進んだ。セリフも入れたし、トーンもベタも大体貼った。Aも背景やらその他の線画を描き終えた。あとは私の担当した部分のレイヤーを繋げればめでたく完成──と、思われた。パソコン上でAのメールアドレスを教えて貰い、その場でデータ送信した。そしてAと別れた。

その日の夜も私は家で残りの作業をし、終えた分をまたメール送信した。延長した締切日のうち、私はこの日以外はバイト漬けでAの作業に付き合えない。私が手伝える部分は今日中に終わらせたかった。

しかし、Aからの返信は一向に来なかった。

表紙にペンネームを入れないといけないので、「私のペンネームは□□でお願いね」ともLINEで伝えておいたが、返信無し。

次の日にAのTwitterを覗くと、Aは友人と遊びに出かけていたらしい。その次の日は、また別のところに遊びに行っていたのだとか。

私は本当にAの行動が理解出来なかった。部員みんなで作る部誌の締切に遅れ、部長に締切を延長してもらったうえで、まだ完成していない作品を残してよくそんな所にいけるものだなと。

断っておくが、私は最初ネーム内容の相談をしたその日のうちにネームをAに渡した。その日から締切日までは2ヶ月以上もあったのだ。なのにAは原稿を提出できず、負担が大きいと他部員に思われ、私が嫌われる。こんな理不尽なことがあってたまるか。

結局、Aは締切日の午前三時頃に提出できた……らしい。Twitterでその呟きを見つけた。

一応一段落したみたい。と安心していたのも束の間。数日後、AからLINEが来た。

「○○さん(=私)のペンネームって何?表紙に何も書かなかったか部長に指摘された」

…………は?

あなた、一段上の私のメッセージが見れていないの???

私は一応もう一度「私のペンネームは□□だよ」と伝えた。LINE画面上では、

私:私のペンネームは□□でお願いね

A:○○さん(=私)のペンネームって何?表紙に何も書かなかったか部長に指摘された

私:私のペンネームは□□だよ

こんな感じだ。本当に訳が分からない。

そして最も訳が分からなかったのは、出来上がって刷られた部誌を見たときだ。

かに原作は私の漫画だが、セリフは所どころ違うし、トーンも私の貼ったものではなかった。──つまり、Aは私の送ったデータを使っていなかったのだ。いや、もはや見てすらいないのかもしれない。

メールが届かなかったかもしれないと思われるが、それは絶対にありえない。A自身が私のパソコンに直接メールアドレスを打ち込んだし、1回テストとして送ったのを、その場でAは確認して受け取った。

まり、私のやった作業は全て使われずに無視されたということ。そして、Aは私の手助け無しに5日たらずで原稿を完成できたということだ。2ヶ月間もの締切を守れずに、その後のたった5日間で仕上げたのだ。

つらつら書き連ねて思い返すことはあったが、どうせもう過去のことだ。漫研の人数は非常に多く、出入りも活発だった。私がAと特別に仲良く接することはこれ以降無かった。

ああ、漫研で私が嫌われていた件についてだが──漫研は人数が多く、人の顔と名前が一致していないことがよくある。悪口を言っていた部員は、本人が目の前に居るにも関わらず、「Aにあんなに仕事押し付けネームの人ひどくない?!」と私に言ってきた。ネームの人=私だと思っていなかったらしい。

あはは、本当にそうだよね」

私は乾いた笑いしか出て来なかった。

これが、私の2年前の冬の苦い出来事

2019-09-03

同じ界隈だった絵師が嫌いなってジャンルごと好きになれなくなった話

タイトル通り。

これから詳細を話していくけど長くなりそうだということは先に忠告しておく。

私も絵描き絵師とは同じソシャゲジャンルマイナーカプでオンオフ活動していた。

…といっても私と絵師が話したことがあるのはただの1度きりで、私の出した本に絵師ツイッターDM感想を送ってくれたときのやりとりが最初最後

その時に絵師ツイートを少し覗いたけど、ツイートは丁寧で謙虚でたまに使う可愛い絵文字とか見てて印象は女性らしいなって思った。絵も可愛くていいねが増える旅に「こんな絵にいいねありがとうございます…!」って律儀にお礼を言ってるところもなんだか可愛くて好感が持てた。

男性向けのジャンルだったので同性から声をかけてもらえたのが嬉しくて相互フォローになったけど、それ以降何もやりとりはしていない。

そうなったのはその本を出した以降、私は就職したばかりで忙しくなってあまり絵を描かなくなり、ツイッターも低浮上気味になったからだ。

期間は大体2ヶ月ぐらいだったと思う。

その頃はソシャゲイベントを回すので手一杯でTLは見てなかったし、たまに生存確認ソシャゲスクショをあげる程度だった。ツイッター画像欄がスクショばかりになって、フォロワーも少し減ったけどまあいいか程度にしか考えてなかった。

仕事にも慣れて少し余裕ができたときに、久々に自カプ供給がしたいなと思ってツイ検索をかけた。マイナーカプだから少ないだろうなと思っていたけど、画像欄には特定の絵柄で何作品も埋まっていた。

その全てが例の絵師作品だった。

RTいいねも4桁超えてて、2日3日に1枚という頻度で絵師は絵や漫画をあげていた。

絵師ホームに飛ぶとフォロワーはもうすぐ1万を迎えそうなところで、頻繁に絵をあげていた結果なんだろうなと絵師努力に素直に関心した。

そのままツイートの方を見ていくと、いきなり1つ目のツイートに私はびっくりして手を止めた。

美容院にいってきたという内容で、画像は口元は隠しているが目はぱっちり写っていて、よく見るモデルさんがするようなツイート最初にでてきてツイ主を何度も確認したが紛れもなく絵師で。

そのツイには既に100以上のいいねがついてて、リプもかわいい~といったコメントが多くついてた。

そのままツイートを漁ると、

フォロワー今日いいねありがとう!だいすきちゅっちゅ(きもくてごめん)」

「えっ俺の作品いいねしてくれるみんなほんと神か???そんな神本当に存在するの????????」

「何このめちゃくちゃ可愛い推しカプ誰描いたの~~って思ったら私だった!!」

「今回の本ほんと頑張ったのでスペースきたら褒めてくれてもいいんだぞ~~~」

こんな感じのツイートばかりで硬直した。

え……誰…………?ってなったけど何度見ても絵師絵師だしホーム見れば相互フォローになってるしで最初やりとりしてツイート見に行ったとき絵師面影がどこにもなかった。

一人称俺と私で安定してないしブスだからな~と言いつつも自撮り画像をあげ、フォロワーには基本タメ口自分作品を通して自己顕示欲を全面に押しだすツイートの数々に、私は即座に苦手な人種だと思ったし、そんな人種絵師が変わってしまたことがショックだった。

それからTLを見ているとちょくちょく絵師ツイートが鼻につくようになった。

毎度自己顕示欲丸出しのかまってちゃんツイートに、私は段々と嫌悪感が増していった。

もう苦手なんてものじゃなく嫌いの域に入ってるんだろうなと思った。

それでも絵師のツイには毎回多くのいいねファンからのリプが届いてて、他カプの有名絵師さんと仲良さげにオフで会ったり合同誌を出したり、トントン拍子に上手くやって嬉しそうな絵師を見てたら私の方が異端なんだろうかと思えてきて、どこにも吐き出せる場所がなくて辛かった。

特に辛かったのが絵師ファンが「〇〇(カプ名)といえば絵師さんだなと思います!!」と持て囃して、絵師推しカプの王座みたいな立ち位置なのが辛かった。

これが苦手じゃない人種だったら素直に羨望できたのに、好きなカップリングで一番有名な人が一番苦手な性格だったってだけでこんなにしんどいとは思わなかった。

ツイートから絵師自分ポジション自覚していたようで、他の人が描いた自カプのイラストは漏らさずRTいいねをしていて、私はいいなと思った自カプ作品もクソみたいなプライドのせいでいいねできなかった。

それ以降自カプを描く気力もわかなくて、どうせ描いても絵師承認欲求を満たす種になるだけだとか、そんなことしか考えられない自分も嫌になったし、たまに絵師に届くブラックマシュマロコメントで安堵してる自分性格の悪さに反吐が出た。

そんなの気にせずに自カプを描くのが推しカプへの薆なんじゃないのかって思ったけど、自カプのことを考えると絵師のことがチラついて気が沈む。

私自身が自カプ=絵師と連結かけてるのが我ながら滑稽で、そんな複雑な心境をずっと抱えた結果、違うジャンルに私は逃げた。

ただ今いるジャンルは割と人気ジャンルなので、絵師がこの界隈に入ってこない確証はない。

もうフォロワー数5桁を超えた絵師ジャンル移動しても人気者だろうし、好きになったカプの界隈ですぐに有名人になれると思う。

私はただ絵師自分の界隈に入ってこないことを願ってブロックミュートもできずに監視みたいなことをしているけど、こんな調子じゃ暫く絵師への執着は溶けそうにない。

長々と失礼しました

2019-08-31

上達には一万時間かるという

一日八時間行えば1250日で到達可である、一日十三時間行えば770日で到達可である

仕事を三年続けよという忠告スキルを手に入れるためでもあるのですね

問題スキルが身につかない仕事をやらされる場合、あとは仮に一日十三時間もやれば身体精神か両方が壊れるよということでしょうか

追記

anond:20190831202857

かにその数字ならいけそうな気がするんですけどねーいけそうな気がするだけで本当にやろうとすると難しいやつですねー

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