2019-11-01

一晩で60万円を溶かした話 ーおっパブの恐怖ー

恐怖の一晩だった。戻れるなら10月31日の午前3時段階に戻り、おっパブへ通じるエレベーターを上がるなと忠告してやりたい。

貯金を積み上げるのには時間必要だが、崩れるのは簡単だということを痛感した。

本当に、辛い。

なんでもない1日だった。いつも通りに仕事を終え、急遽同期に誘われて居酒屋に行き、楽しく酒を酌み交わした。

いつも通り、なんでもない1日の景色

二軒目の居酒屋で同期が終電を逃し、我が街蒲田なだれ込んだ当たりから、徐々に不協和音がなり始める。

三軒目、蒲田居酒屋、深夜1時。2時間ほど飲んで、午前3時。

この時点で相当量の酒量を摂取しており、どだい冷静な判断ができなくなっていたのだろう。

どうせなら女の子と飲みたい。どうせなら、可愛い女の子と飲みたい。

彷徨うまでもなくキャッチに捕まり、選ぶでもなく吸い込まれて行ったのが件のおっパブである

付き合いで同業態店舗には何回か行ったことがあった。ある程度金銭感覚は掴んでいる自信があった。

そこまで極端な出費になることまでは想定していなかった。

女の子がくるなり、酒をねだられる。もちろん、応える。飲んでいいよ、飲んで飲んで。

やってきたのは、テキーラだった。ご丁寧にも人数分である

ショットで飲みほす。すぐ注文する。気がついたら女の子が増えている。

不用意に両サイドから体を弄られ、弄り、酒がなくなったと思えばテキーラ

いくつテキーラを重ねたのかわからない。

午前5時に店を出たらしいが、つれが40万、僕が20万の支払いを行っていたようだ。

「ようだ」というのは、まだ正確な金額不明である

二人合わせて、おおよそ、60万。蒲田の夜に、資本が落ちた。

時系列ではなんとなく把握しているものの、具体的に店内で何をしたか、ほぼ覚えていない。

ただ、口座から折半して30万ずつのお金がなくなった事実のみがゴロンと転がっている。

さらに言えば、昨日は極度の二日酔いに陥り、予定もオールキャンセルとなった。

たまたま休日だったからよかったものの、胃のなかに何かを入れたらそれがそのまま出てくる、ポンプと化した。

虚無だ。虚無でしかない。

女の子は可愛かったのだろうか。その記憶すらない。

30万も払って、酒を飲んで、何をするでもなく、二日酔いの坩堝に落ちて行った、ただそれだけか。

死ぬこと以外はかすり傷だと思っている。が、まぁまぁ重い傷を負った。

金で解決できることでよかったっちゃよかった。

吐き疲れた、胸の筋肉痛けが実感を伴った痛みとして残る。

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