はてなキーワード: 合鍵とは
数年間付き合っていた僕の彼女が突然好きだと告白したのは、僕の同級生だった。
彼女はその彼を好きになったと告白したと同時に、僕のことも同じくらい好きだと言ってくれた。
僕は、そんな彼女を受け入れたいと思った。
だから僕は、彼と彼女の間に何があっても問題にしないことを彼女に伝えた。
一方、僕には彼女に対する不満があった。
それは性の不一致だった。
同時に、欲求を解消するために他人と性交渉を持ちたいと伝えた。
彼女は、多分臆せずに了承した。
むしろ僕たちは、そういった不和を解消するために、これから二人でどう歩んでいこうかと話し合えていたほどの仲だった。
すくなくとも、僕はそう思っていた。
ある日、僕は外出先でケータイを忘れ、事前の連絡なしに彼女の部屋を訪れた。
こういうケースで彼女の部屋に泊まろうとするのは初めてのことだったが、今思えばとんだ馬鹿なことをしたと思う。
僕は、事前に渡されていた合鍵を使って部屋に入った。
そこには誰もいなかったが、彼女と彼のいた形跡がそこにはあった。
僕はその場から去ることに決めた。
そこでようやく、彼女がほかの誰かを好きになることが、どうも自分には耐えられそうにないのだと知った。
僕には、別の男を好きになった彼女を包括するだけの愛情がないのだと知り、そんな自分を悔やんだ。
彼女は泣いて、「貴方が傷つくのならもうしない。」と言ってくれた。
どうやら、僕のことはもう好きじゃないのだという。
それからは実にやりきれなかった。
友人の少ない私には感情の捌け口がみつからず、そんな自分をごまかしながらへらへらと日々を過ごし、ようやく見つけた捌け口が別れた彼女だった。
僕は、つい最近まで付き合っていた彼女に連絡を取り、直接会って話した。
会う前までは、本当はもう一度付き合いたいという本音を抑圧して、友達として一から二人の関係の在り方を模索しようと目論んでいた。
しかし、会ってしまえばそんな決意もむなしく、僕は本人を前にして泣いてしまった。
彼女は、もう好きではなくなってしまったことを謝罪し、「どうか、いいひとを見つけて」と僕の背中を押してくれた。
そうして僕も別れた彼女の人柄の良さに安堵し、少しずつヤケな感情も緩和していった筈だった。
しかし昨日、某SNSで別れた彼女と彼がつながっているのを見てしまった。
彼女は僕をフォローしていなかったが、彼はフォローしていた。しかも彼女のアカウントは数日前に更新されている。
ほかの男ならまだいい。でも彼と彼女が一緒にいるところだけは、もう想像したくなかった。
そのくせ、同時に二人以上と関係を持ってしまった自分とマトモに向き合えていない。
もう自分は、仮にパートナーから許されたとしても浮気や不倫はしたくないとも思っている。
でもかりにほかの誰かと付き合えても、付き合っていない女性と性交渉を持ちたいと思うのだろうか。だとしたら本当に愚かだ。
こうやって増田のネタにして悲しみをごまかしても、さらに行き場をなくした曖昧な思いが積もるだけかもしれない。
そして別れた彼女にこの投稿がバレれば、彼女は僕を警戒するだろう。そうして僕はこうやって今の気持ちを文章にしたことを、後悔するんだと思う。
とても悲しい。
原因はよくあることなのだけど、彼氏のチャラい言動である。ハチャメチャに怒り一度は許したもものの、異性との関わりがどんどん怪しく妬ましく感じてしまい、疑うことが日課になってしまった。また見せつけられるかもしれないチャラい行為に怯え、傷つくまいと自分の身を守ることばかりを考えていた。
そんな半年前の愚行をいまだに引きずる私は、今回またケチをつけ、彼氏にバシッと「あなた信用できないんだよね!!!」と言い放ったのである。
愚か極まりない。どうかしている。
ここまでお読みいただいてわかったと思うが、私はいま猛烈に反省している。自分を何様だと思っているのか?彼の好意をどこまで無下にするのか?なぜ疑うことをやめれないのか?
そしてなぜカプセルホテルにいるのか。
私は実家に住んでいる。外泊の際は母に連絡をするのだが、無論今日も予定通り「彼氏んち泊まってくるね☆ミ」と意気揚々とラインをしたのだ。
「信用できないと言われて会いたくなるわけないし今日は帰って」と言われる。そりゃそうだよね!!!会いたいわけないよね!!!
さて。ここでお分かりいただけただろうか。
最初はインターネットカフェでいいや~と思い、漫画を読んでいたのだが、時間が経つにつれ頭を冷やし自分の愚かさを痛感した私は、なぜかものすごく冷静になっていた。思考がやたらと働いた。
実家に帰って喧嘩でもしたのかと母に悟られるのもなんだかな~と思い却下。彼氏んちの合鍵を使う手もあったのだが、今日は来るなと言われたそばから会いに行って許されるのはドラマくらいだし、寝てから会った方がいいと思ったのでそれはやめた。そして思い付いたのだ。
そうだ、カプセルホテルに行こう。
私はかねてよりホテルというものが好きだ。シティホテル、ラブホテル、旅館、そしてカプセルホテル。よく部屋の画像を見てはニヤニヤしている。そしてこの中で唯一泊まったことがなく、今後の人生で泊まることもないかもしれないカプセルホテル。チャンスは今しかない。気がつくと私は電話で予約をして、カプセルホテルへと足を運んでいた。
ちなみにこの時点で時刻は深夜0時。薄汚い繁華街を歩かねばたどり着けず、変なやつに絡まれないかな!?狩られないかな!?と怯えながらホテルへ早足で向かった。
おじゃましたカプセルホテルはものすごく丁寧で、女性専用フロアで部屋を取ってもらったので変な心配はしなくていいし、予想以上に快適であった。実際に来てみて感じたことは、人の気配を常に感じること。動くたびに物音を立てまいと気を使うこと。家の安らぎは微塵もないこと。テレビがけっこう高画質なこと。寝心地も悪くないこと。天井が思ってたより高かったこと。オナラをするのがためらわれること。
そして、安心して帰れる家があることはとても幸せであるということだった。
宿を探す手間も、他人に気を使うこともなく、鼻に馴染んだ布団の香りをかぎながら、頭に馴染んだ枕で寝れる。これほどの安心感は他にはないものなんだと知った。一緒に暮らし、一緒に寝てくれる人がいることなんてもはや奇跡に近い。
インターネットで読んだことだけど、私はまさに彼氏のことを「信じるために疑う」状態にいた。すさまじい矛盾だよこれ。どっちなの??信じてるの??疑ってるの??セクシーなのキュートなの!?
彼氏からしてみれば、あれ以来チャラい言動はしていないのに疑われ続け、責め続けられているということになる。苦しすぎる。好きな人からは信用できないと言われ、一体なんの拷問なのか。こんな状態では関係がよくなるはずがない。
私が彼を疑うようになったきっかけこそ彼氏にあるとは思うが、気を付けると言ってくれ、一度は許したことにも関わらず「自分は傷つきたくないから」と代わりに彼を攻撃することで身を守っていたにすぎなかった。疑うたびに彼には傷がつくのだ。彼をナイフで刺していた。痛い。傷口が直らないまままた刺していた。痛すぎる。私は返り血で汚れきっている。自分で傷つけた彼の傷口は、自分で治さなくては。自分の汚れは自分で洗わなくては。
そんなことをカプセルホテルの狭い穴ぐらで横たわりながらもんもんと反省をしている。いつ謝ろう、どうやって謝ろう、許してもらえるかな、嫌われないかな、末長く一緒にいれるかな、また怒るかな、とりあえず起きたら電話してみよう。その前に美容院行って髪型変えて会ったときの会話の糸口にしてみようかな。ちょうど美容院行きたかったし!お詫びにケーキとか食べるかな。
帰る場所があること、一緒に寝てくれること。
自分で失わないようにしよう。
仲直りできることを願って!
おやすみなさい。
朝、早く目が覚めたので、
娘や嫁が起きないうちに朝食を作る。
「お母さんを呼んでおいで」
友だちと買い物だという娘と、
昨日は結婚式の打ち合わせの後、
お酒を飲んでそのまま帰ったと聞いている。
まだ寝ているかな、と
彼女はもう起きていた。
片手で鍵を閉めながら、
空いた片手で彼女の腰を抱き寄せる。
9月にはこの部屋を引き払って、
あと数回で終わるのかな。
「もうすぐ結婚なのに、いいの?」
そう尋ねると、彼女は「いいの」と
甘えた声で顔を胸に埋めてくる。
ゴールラインが設定されたことで、
またじっくり堪能するようになった。
ひとしきりイチャイチャした後、
昼過ぎまでうたた寝。
軽くメイクを整えただけでも、
やっぱり彼女は美しいなと思いながら、
ビールを飲む。
16時過ぎに向こうの家を出た。
家に着くと嫁も娘も帰ってきていた。
嫁に「おかえり。どこ行ってたの?」と聞かれ、
と答える。
食後は、娘が買ってきた服を
次々に着替えて見せてくれた。
同じように躍った嫁の姿が、
次に、打ち合わせでウェディングドレスを
試着しているであろう、
彼女の美しく晴れ晴れしい姿が重なった。
その後、2年ほど疎遠になっている大学時代の友人に
メールを1通送り、
布団の中で読みかけの本をめくって
1時過ぎに寝た。
大体一週間前に鍵を落とし、「なんで皆ものを落とさずに生活できるの? http://anond.hatelabo.jp/20170406175936 」ってのを投稿した増田だけど本日晴れてまた財布を落とした。やったね!またネットでネタにできるネタができたよ!わーい!たのしー!(楽しくない)
幸い数時間後に落とした店からトイレに落ちていたの発見したって連絡があったから今から取りにいくけど、遺失届提出慣れし過ぎて警察官に笑われるほどの落とし物マイスターとして後進の為に、自戒の為に、もしものを落とした時の対処法、ダメージを最小に抑える方法を紹介する。
1.まずは落としたと思われる店に直接聞いてみる
当然だけど店側は落とし物を見つけてすぐに警察に届けるわけではない。警察の手を煩わせないためにもまずは店に電話なり直接聞くなりすべき。
2.警察に届け出を出そう
落とし物は想定外のところに落としているもの。連絡していない店または路上でで見つかるかもしれないので店に連絡したあとは警察に届け出を出す。遺失届に記入するのは落とし物の特徴、電話番号、現住所、本名。大体10分もかからない。(ただし夜勤の定年間近のおじちゃんだけだと15分はかかる)警察はよほどのものでない限り積極的に探しはしないが発見次第電話がかかってくる。電話がかかってこない場合は見つからなかったと思ってネットなりリアルで愚痴って笑い話にしよう。哀れみの目を向けられ死にたくなるぞ。
3.夜泊めてもらえる友人をもとう
鍵をなくすと当然だが家に帰れなくなる。また深夜に落とすと鍵屋もしまってることが大半(もしくは深夜割増料金で約1万とられる)。カラオケボックスなどで一夜を過ごすもいいが途中で泣きたくなるので深夜でも泊めてくれ話相手になってくれる友人をもとう。
鍵をなくすと大抵の人は鍵屋を呼びこじ開けてもらうが、集合住宅の場合は管理会社に行き本鍵を一時的に借りて合鍵を作ることをおすすめする。こうすると出費を2000円程度に抑えられる。ただ管理会社は深夜まではやっていないので3に従って友人宅に止まるかカラオケボックスで一夜を明かそう。
5.クレジットカード→キャッシュカード→ポイントカードの順に利用停止申請をしよう
店、警察に届け出をだしたら、上記の悪用されやすい順に利用停止しよう。クレカ、キャッシュカードは24時間365日電話で利用停止できるので深夜でも問題ない。財布を落としたときは警察に届けた直後にこの作業をしよう。
6.運転免許書、保険証、マイナンバーカードのいずれかは家に保管しておこう
クレカ、キャッシュカードの再発行には本人確認書類が必要。だが財布にこれらすべて入れているともし落としたときにまず保険証を再発行し2週間待って届いたらキャッシュカードを再発行手続きを取り郵送を待つ……と計1ヶ月以上かかる(経験談)。本人確認書類と公的に認められる(学生証は写真付きでも大抵不可)ものを一つは家に保管しておくと良い。
7.口座は2つ以上作っておこう
貯金の為に口座を2つ以上作ったほうがいいとはよく言われるが自分はもしキャッシュカードを落とした時の為に口座を2つ作ることを推奨する。キャッシュカードを二枚持ち歩くことはそうないだろうから、落としたキャッシュカード再発行までの時間、別の口座に貯めた金でやりくりすることができる。また再発行にも金がかかる(例:ゆうちょの場合1080円)。これらのお金を払うためにも口座は2つ作っておこう。
オンライン通帳を使えるようにしておくとキャッシュカード、通帳がなくてもメインの口座から一時別の口座に退避(送金)できる(引き出しは大抵不可)。また不正利用の監視も可能。更にはわざわざ通帳記入する必要がなくなるといいこと尽くめ。手続きは他と比べ割と面倒だが余りあるメリットがある。まだ持っていない人はこの機会に是非作ることをおすすめする。(例:ゆうちょの場合、ゆうちょダイレクト(http://www.jp-bank.japanpost.jp/direct/pc/what/dr_pc_wh_index.html)
他にも挙げればキリがないが落とし物センターの閉まる時間が迫っているのでここらで止めておく。この記事が落とし物をし、途方にくれている人の助けになれば幸いだ。
しにたい
教科書行方不明など日常茶飯事でレジで小銭を落とし、重要な連絡事項が書いてある紙を落とし、外食時にコップを倒し、棚の上に置いてあるものを落とす。
最近は特に顕著でここ一年で財布を二度紛失(一度は帰ってこなかった)、パソコンを既に鍵の締まった教室に置きっぱにしてしまう、更には学生証を同じ週に二度落とし(学生課に笑われた)、イヤホンのイヤーピースを落としたからとイヤーピースを買いに行ったビックカメラでイヤホンを紛失。ポッケから落ちた財布を近くの人に教えてもらうこと週二回、スマホに至っては毎日一度は床に落とす。ついたあだ名が「握力ゼロ」。
で、先日自転車で帰宅してる途中に家の鍵を落とした。なくさないようにわざわざ大きなキーケースをつけていたのにも関わらずだ。幸い管理会社に合鍵があったので鍵作り直しという最悪の事態は免れたが、深夜に対応しくれた警察官、一緒に探してくれ、朝まで泊めてくれた友人らに申し訳なさすぎて過去最大の自己嫌悪に陥ってる。
そろそろ結婚について前向きに考えないかと言われた。私はこれまで結婚について前向きに考えるつもりはなかったのだが、このように正面切って言われたら私が納得して結婚できるように私自身も考えなければいけない。
いくつか条件を提示してみた。
唯々諾々と自分の姓を変えるのは嫌だが「私があなたの姓になるのは嫌だ」と馬鹿正直に言ったら険があるだろう。どちらの姓になっても構わないとお互いが思った上で勝負して決まったなら納得する。
そしたら相手は言った。「夫たる俺が君の姓に替えたら婿養子になったように見えるし「じゃんけんで決めました」と弁解するのも世間体が悪いからそれは嫌」だとさ。
私は返した。「貴方は自分の姓が結婚によって変わるとは思ってもみなかっただろうけど、女性は常に社会からそれを意識させられているんだよ。貴方が自分の苗字が変わるかもと思ったらモヤモヤするように、私も抵抗を覚えるよ。 自分の姓に無条件で変わってくれと私に言うなら、私が納得できるような理由を考えてみてくれない?」
そしたら「思いつかない、だから俺の苗字になってくれと頼むしかない」と言われた。何それ、何も考えてないんだね。アハハハ。俺の世間体のために君は自分の気持ちを我慢する、そういう役割を私に期待していると言う事は分かった。私にはそんなつもりはないので、相手の誤解をこれからなんとかしないといけないな。
②夫の家(持ち家)の合鍵を夫の両親が持っていていつでも好きに出入りしている現況では、私はここを自分の家だと思えないから鍵を回収してほしい、貴方の母親の私物化が進んでいる部屋も撤収してくれと言った。
曖昧にうなずいてた。これは駄目かもしれん。だが絶対に譲れん。
相手は、すぐには変われなくてもお互い生活スタイルが変わるのだから俺はきっと変わるだろう、君が俺と結婚してこの家に来るなら君の私物を持ってこれるよう趣味のプラモ(埃被ってる)を処分するだろう、と言った。
私は「埃被ってるし、もはやどうでもいいものだったらさっさと捨ててしまったらいいだろ」という言葉を飲み込み「結婚のために趣味を捨てる必要はないよ。私も自分の趣味を捨てないし将来何かあった時に「お前との結婚のために俺は趣味まであきらめたのに」とか恨み言を言われても困るし」といった。
話はそこで終了。
君に色々変化を求める替わりに俺はゴミ風の所持品を捨てるよ、これでどう?とか意味わからん。
私には今の住処を離れて家財も生活拠点も自分の懐へ移動させ、「何か嫌…あと世間体が…」みたいな理由で名前も自分に合わせて変えさせ、結婚をしたあとも相変わらず親が自分の家をウロウロするままにさせておきたい。
相手は「俺は変わる」というが、私に変わる条件ばかりを出し自分や自分が頭のあがらない相手は何一つ変わらない。
そんな人のいう「俺は変わる」って何なんだろうな? せめて金のかからない書類手続きと外観だけの問題である姓の件だけでも乗ってくれたら「変わろうとする決意」を見ることが出来たのに、自力では何も変える気が見えなくてガッカリだよ。
ひょっとして悟空が超サイヤ人になった時のように、自分も人生の転機が来たらあっという間に変われると思っているクチだろうか。
幸い、私と相手はお互いに給与所得者で年収には大差がない。今後の話し合いが実に楽しみだ。勿論、結婚に向けての話ではなく、相手がどれだけ「明日から本気出す」に過ぎない生ぬるい認識でいるかを話し合いで分からせるのがな。
それで互いに落としどころが見つかれば結婚するだろうし、平行線のままなら互いに人生の分岐点に立つも良し。面白い一年になりそう。
昨日は丸一日布団から出ることができず、今日はまったく作業に手がつかなかった。感情の整理のために文章に起こす。
最後にセックスをしたのは三年半前、大学二年生だった頃のことだ。その年の頭にできた二つ上の彼女とした。
サークルで知り合った彼女はお世辞にも美人とは言えないが、いわゆる可愛い系の女の子で、特に付き合ってからはこちらのほうが歳上なのではと錯覚するほどだった。とても可愛かった。付き合っていた時期は私が大学一年から二年ということもあり、性欲に身を任せて彼女とひたすらセックスをしていた。徐々に彼女の下宿に入り浸ることになり、付き合って半年弱の別れる寸前にもなると週四日ほど泊まることもあった。半同棲生活だった。
彼女が就活のストレスを発散するためなのか、年度が変わったあたりから彼女から身体を求められることが多くなった。その頃には彼女とのセックスにも慣れてきて、お互いが満足するまで何度もセックスをした。所詮サル大学生ということもあり、単にセックスができることが嬉しかったし、何より彼女に求められてそれに応えることができることが嬉しかった。付き合い始めはセックスをするために付き合っていたところもあったが、その頃にはきちんと彼女と一緒にいることに幸せを見出していた。セックスのあとによく結婚しようねと幼稚園児のような幼稚な約束を交わして、そこからまたセックスすることもあった。本当に幸せだった。
彼女の就活もあと面接を数回残す段階になった頃、私は彼女と別れた。
私はいつものように彼女の下宿に合鍵で入り、あまり自炊をしない彼女のキッチンで夕食を作りながら面接終わりの彼女を待っていた。米を炊き始めたところで彼女が帰ってきた。しばらくして夕食ができあがり、食事をしながら面接の感触が良かったとか、次の面接はいついつでおそらくそれで終わりとかそういった会話をした。
その後、彼女のあとにシャワーを浴びてごろごろとしているとムラっとしたので、いつも通りセックスをしようと彼女に抱きついてセックスを迫った。いつも通り彼女は受け入れ、その日も好きなだけセックスができると思っていた。しかし、その日は違った。抱きついた腕が優しくほどかれた。
「ごめん、今日は疲れてるの。先に寝るけど、今日はナシでね。ごめんね」
疲れていてもなんだかんだでいつもするじゃないかと文句を言いながら彼女が入ったベッドに潜り込み、胸を揉み、服を脱がそうとした。ここでいつもの彼女と違うことにやっと気づいた。
「本当にごめん。今日だけは休ませて、ね?」
あやすように頭を撫でてくれた。このとき今までに覚えたことのない感情に襲われた。彼女にセックスを拒絶されたことが引き金となったのか、彼女をもっと支配したいという気持ちが強くなった。
正気に戻ったときには彼女が泣きながら怯えるように震えていた。汗と涙で彼女の身体は湿っていて、彼女の膣からは精液が溢れ出ていた。彼女が何度も小さな声でごめんなさいと許しを求めていた。混乱した。目の前の光景が何を意味しているのかわからなかった。そして、私は逃げるようにゆっくりとその場を離れ、自宅に戻った。自室についても何がなんだかわからなかった。
私は彼女をレイプしたのだ。そう気づいてからはもちろん彼女の下宿先に行くことはなくなり、会うことはおろか連絡すら取らなかった。私も、そしておそらく彼女の方もお互い気持ちの整理ができなかったのだろう。
彼女に連絡をしたのはあの日から二週間ほど過ぎた頃だった。一度きちんと話をしたいと短いメッセージを送った。返信がなくても仕方がないと思っていたが、五分もしないうちに彼女から返信が来た。彼女の方も話したいので一度彼女の下宿先に来てほしいとのことだった。
下宿先に着きインターホンを押すと彼女がそっとドアを開けた。久しぶりだね、と優しく微笑んでくれた。
机を挟んでから少しの沈黙の後に話を切り出した。つらいかもしれないが、あの日のことを話してほしいと聞いた。彼女はうっすらと笑みを浮かべ、ごめんねと前置きをしてからその時のことを話した。
端的にまとめれば、別人のように豹変し、首を絞められ、レイプされて、とても怖かったとのことだった。
あの日見た状況からすぐに考えられたことだったが、本人から言われると息ができなくなるほどつらかった。彼女はあの時もこの話をしてくれたときも恐怖にさらされていたのだろう。そう考えると、目の前にいる彼女の浮かべる笑みがどれだけ彼女を追い詰めているのかを訴えているように見えた。私は本心から彼女に謝ったが、どんなに謝っても私自身その謝罪が形式的なものとしか思えなかった。
それからほどなく、彼女との関係を断つ話がまとまった。彼女からはまだ頑張れると交際を継続することも提案されたが、無理をし弱った声で発された提案には賛同できるはずもなかった。こちらから別れを申し出ると、少し目を潤ませながら少し安堵が混じった声で、そっか、ごめんねと彼女は言った。
合鍵を返し、玄関で彼女と別れの挨拶を済ませて、彼女と別れた悲しみや彼女を恐怖にさらした自分の不甲斐なさに対する怒りもそこそこに、私の母親への憎しみが心に染み付いた。
彼女と連絡を取れなかった期間、あの日から数日もしたら DV やレイプについて調べる様になっていた。どうやら DV をしやすい人間は両親との中が悪かったり自身も DV や虐待を受けていたりすることが多いらしい。調べていると段々と自己嫌悪に満たされていくとともに、幼少期母親から受けた行為について鮮明に思い出すようになった。
私が小学二年生の秋、母方の祖母の死をきっかけに両親の仲が悪くなり、頻繁に母がヒステリックを起こし父と激しい喧嘩をするようになった。私や姉が止めに入ると母は、この子達を泣かせているのはあなたのせいだと父に激しく怒鳴り、喧嘩はより激しくなっていった。それから、子どもたちはあなたに近づけさせないと母は宣言し、同じ家に住みながらもほぼ別居状態になった。
家庭内で完全に父との交流が絶たれて一年ほどが経ったとき、台所で夕食の手伝いをしていた時だった。母に、そろそろ父と仲直りをしてもいいのではないかと子供らしく思ったことを率直に言った。
母は、なんでそんなことを言うのと小さな声で囁き、私を蹴り飛ばし包丁を突きつけた。目の前の光景に身動きが取れず、全身が恐怖に包まれた。
母の叫びとともに顎に包丁があたり、血が流れた。直後、母親は正気を取り戻したのか包丁を引き、涙を流しながら謝ってきた。それからは、ここまで苦しんでいる母はえらいに違いないと思い込み、母の言うことに従い続けた。母の要求に応えられたときには喜びさえ感じた。
しかし、高校二年のときにそれがある意味での洗脳であることに気づき、母に悟られないように家庭内で少しずつ母との距離を置いていった。自分で考えて自分の気持ちで自分で行動する、オトナになるためにはそれが必要だと思った。多少の反抗心も芽生えたが、また母をヒステリックにするのはこちらが無駄な被害を受けるだけだと押し殺していった。
母による支配からは脱していたと思っていた。特に大学に進学してからは自分の意志で好きなだけ勉強できたのもあり、完全に自由の身だと錯覚していた。だが、現実はそこまで甘くなかったのだ。母による支配は私に後遺症のようにしてこびりついていたのだった。未だに母からの支配を振りほどけていない自分に呆れ、怒り、苦しんだ。そして、よくも好きだった人を傷つけさせたなと、母に対する激しい憤りを感じた。
彼女は妊娠することもなく無事就職し、きちんと生活をしていることを彼女の友人経由で聞いた。それを聞いて安心し、悔しいけれど彼女に固執することなく生きていこうと心に誓った。そうは言うものの別れてから最初の一年は未練が残りどうか復縁できないかと方法を考えることもあったが、大学四年に進級するころにはもうすっかり諦めていた。彼女は彼女らしく生きてほしい、そう思えるようになっていた。
それはさておき、ここ半年ほどでとある女性に興味を持ち始めている。大学の友人の高校の頃の友人で、Twitter 上でしか縁のない人だ。顔も名前も知らない人に恋をする、なんともまあ現代っ子である。
彼女のいわゆる裏垢は私の他数人のみがフォローを許されている。そのアカウントでは彼女の家庭の事情が語られることが多い。彼女はしがらみに負けずに自分らしく強く生きようとしていた。そこに憧れて、おそらく惚れている。
地理的には遠距離となるのでなかなか踏み切ることができていないが、一度会って話してみて、できれば交際したいと考えている。しかし、その段階になるとまた改めて恐怖を感じる。また付き合って、愛している人に暴力を奮ってしまわないか、そう思うとより積極性が削がれていく。
付き合ってみなければわからない、そう思ってはいるものの、以前付き合っていた彼女の事例と同様あるいはそれ以上に悲惨な事態に陥る可能性があると考えるとどうしても前へ進めない。自分で自分を制御すればいいのだけれど、それができる保証がどこにもないという事実が行く手を阻む。結局、母による支配の後遺症に悩まされ続けている、あるいは、未だに支配から脱却できずに苦しんでいるのだ。今もどこかで、人を支配するには恐怖を与えるしかない、そう思っている自分が潜んでると思うと、とても付き合える気がしない。付き合いたいけど、付き合うのが怖い。感情が入り乱れ、よく混乱する。
付き合っていた彼女と別れてからは、きちんと好きな人を愛したい、そういった気持ちを強く持つようになった。死ぬときにはせめて、最後にしたセックスはどのようなものだったかをきちんと覚えてあの世に送られたい。
ここはとあるオフィスビル、そこには新人の若い男女が二人で残業を行っていた。
「T君、ごめんね、私なんかに付き合わせちゃって」
「そんな、良いんですよ、僕も色々勉強しなきゃですし」
「ほんとごめんね、今度ちゃんと埋め合わせするから」
「いえいえ、それよりも早く終わらせちゃいましょうよ、
あ、そうだ、今度美味しいお店が出来たんですよ、そこでご飯おごってくれるってのはどうですか?」
「そんなので良いの?、ふふ、欲がないのね」
二人は軽い談笑をしつつも目の前の仕事を終わらせる為にパソコンに向かった、
とふと、T君がさっと目を逸らした。
「?、どうしたのT君」
「い、いえ、あの見えちゃってます」
「え?、あ、あらやだ///」
T君が逸らすのも無理もない、なんとそこには長い談笑の中でロックされた画面にパスワードが入力されていたのだ、
だけどそこは情報リテラシーの高いT君、女性の秘密には深入りしないのだ。
「・・・恥ずかしいところ見せちゃったわね」
「す、すみません、見るつもりはなかったんですが」
「・・・いいわよ」
「・・・え?」
「・・・T君になら、見せてもいいわよ」
T君はどぎまぎした、確かに僕は同期ということもあり、仲は良い方だ、だけどそれとこれは話は別だ、
これを見るのはやってはいけない、見てしまうといつでもパソコンにログイン出来る、
「ううん、良いの、見て欲しいの」
「ああ、すごい、強固だよ」
「T君、どう、私のパスワード」
「すごい、すごいよ、ランダム英数字に記号まで!、しかも十分な長さだ!、これなら破られる心配はないよ1」
彼女がパスワードを入力し終えると、そこにはデスクトップ画面が写し出された。
「T君、どうだった?、私のパスワード」
「すごく、強固だったよ」
スーパーのバイト先で知り合った年上(アラフォー)の彼女から、
もう犬が飼えないから殺して欲しいとお願いされた。
「可哀想だよ」といっても、「もう飼えない」「愛情がわかない」と言う。
聞けば、30歳になったお祝いに元カレにもらった真っ白なフレンチブルドッグらしい。
名前は元カレにちなんで「ターくん」と付けられているのは知っている。
「よし、やるか」とすくっと立ち上がった。
彼女の家は、歩いて5分程度に先のマンションにあってわりと近い。
わたされた合鍵で部屋にはいると、玄関に見知らぬ男が倒れていた。
この人はたまに話しにでてくる「夫さん」だろうか。
そして根負けして部屋に来たことをちょっと後悔した。
ふと足下をみると「ターくん」がぺろぺろとわたしの足を舐めてきた。
わたしは手に持ってきたスパナになんともいえない感情を込めておもいっきり頭をめがけて振り下ろした。
ターくんは「ぎゃん」とだけ小さく鳴くと、唯一黒かった眼球も白目をむいて倒れこんだ。
ターくんには悪いことしたなぁ。
サイコパスを疑われるサイバーメガネことさいとーさんがストーカー化を告白。
サイバーサイコストーカーを名乗れば、横文字に弱いファンが増えるのではないだろうか。
http://anond.hatelabo.jp/20160621194735
人妻との不倫関係を披露し、相手方女性のプライベート情報に加えて夫のフルネームまで暴露。
こまめに相手のプライベート情報を暴露しながら「刺されるかも」と煽る一方、「お金ない」「体ふらふら」のアピールにも余念なし。
山場は、「世界で一番愛していると言われた」とのツイート直後、相手方の夫のツイッターに「お幸せに」とメンション送ったところか。
あいだに漏れる「ホットエントリ入りした」「フォロワー減った」「私は評判を落とした」などのツイートがファン思い。
手首を切っています。いま血が流れてて…さようなら。沙織に会えて良かったよ。 / “事務の仕事が向いてなさすぎて、営業の仕事にあこがれた話 - 接客業はつらいよ!” (1 user)
離婚の話に応じていたのに、土壇場で彼女をそういう境遇に追い込んだ●●●●●さんを許すことができない。地獄で呪う。
睡眠薬を30日分飲んだ→普段ODしているせいか翌日に軽い頭痛がしただけだった
ホテルの窓から飛び降りようとした→ホテルの窓が上の部分しか開閉できなかった
バスロータリーのゲートから飛び降りようとした→通りがかった人に制止された
それから彼女の方で合鍵を持っているのだった。私は彼女のことを信用しているけど、鍵は変えておいた方が良いのかな。
ここ数日間、すごい勢いでフォロワーが減ってた。
実は元彼女の状況が知りたくて(旦那さんの電話依頼一切連絡が来なかったから)一昨日におそうじの申し込み依頼を偽ってNiftyのメールアドレスからメールを送信したことがあった。昨日本人から元気なおそうじの案内の返信が届いたのだけど正体を話したら返信が止んだ。何をしてたんだ、自分…。
http://www.kandosaori.com/entry/2016/05/24/073000のように書かれたことがありまして、
生理前が落ち着くと状況も少し変わってくると信じている自分がいます。
でも今の時期に私を断捨離して良いんだろうか。ピルを飲んでいたしお互いに「できちゃった結婚に流れ込むのがいい」という話になっていたので特に何もアレだったのだけど、飲み忘れは無くて生理前になったのかな。妊娠したら喜んで責任をとるつもりでいたけどその点が心配。もちろんその時は認知する。
留守電に「色々迷惑掛けてゴメンね。生理の方ちゃんと来ているかな?来ていなかったら連絡ください」
ここ数日間のTwitterのインプレッション数はこんな感じ。
私は憎まれて当然のことを確信犯的に行ったし、慰謝料を請求されたり刺しに来たりしても大丈夫。愛する人に刺されて死ねるならば本望。私を刺すことで罪を背負ってほしくないから、自分が刃物を握って自殺したように見せかけてほしい。
ttps://twitter.com/playerpiano/status/746102011641233408
目が回る ?@playerpiano ・ 6月23日
かんどーさん、演技性人格障害&ボダ疑惑。本人はADHDって言ってるけど、実際は自己実現とか承認欲求満たししか頭にない、境界性人格障害なのでは?さいとーさんはボダに振り回される典型的なタイプだねw
うだうだツイートしていたらフォロワーが8人減ったw 明るい話題を書くか。
まあ既婚者に恋をした自分が倫理的に問題があった。次はJKを狙おう。
昨日「世界で一番愛している」と言われて名残惜しいけれど、決断はもう既に行われている。私もその状態で会っても一時的には嬉しいだろうけど、すぐ駄目になるだろうな。旦那さんを裏切ることにもなるし、約束は履行して頑張ってほしい。
@mitapine 色々とご迷惑をお掛けしましたこと大変申し訳ございませんでした。今後は連絡を絶ち、お二人の幸せを静かに祈念していようと思います。
今月までしか生きることを考えていなかったから、来月からの生活どうしよう…。生活再建とかフラフラの状態で頑張るしかないか。
今回の件で私は「リベンジポルノ野郎」「死ぬ死ぬ詐欺」で元々低い評判を落としただけだった。何をやっていたんだろうな…私は。
電話で元彼女から「世界で一番愛している」と言われたけど、それを信じてはいけないと思った。言っているときは本心から言ってくれているのだと思うけど。
行動や決断が伴っていない人を信じてはいけない。過去の自分を捨てて私に人生の全てを賭けてくれると思ったけど、全て私の認識が甘かった。
仮に次に会う提案に乗ったとしても同じことを言われるだろうけど、同じように騙されてしまうだろう。人間不信へと回帰しよう。
でもまあ、そんな所も可愛いのだけど。精一杯虚勢を張ったり、相手が喜ぶせることを言ってくれたり、でも限界があったりするところは人間くさくて好きでもある。自分も少しばかりの間だけど良い夢を見られたし、私は彼女を恨んだり憎んだりはしていない。
来月の家賃は払えそうだけど、食費とかどうしよう。これは中野時代を思い出してモヤシを自炊して食べるか。
私が恋愛の話をツイートするたびにフォロワーが減っていくw 一連の騒動も合わせて30人くらい減ったきがする。キモいのかな(^_^;)
3度目の起床。トイレに行くときのフラフラ感が少し収まった感じ。この薬は自分にとって副作用が激しいんだけど、しばらくこれで寝るしかないな…。
読んではいけないと思っていたけど、記事を読んでしまった。1人旅しかしたことがないと書かれてあって、私が2つめ前の夢についてリアリストでありたいと書かれてあった。リアリストとして生きていくのも1つの生き方だし良いと思う。喜多方ラーメンの坂内は私も好き。
id:cildさんの気持ちは痛いほどよく理解できるけど、自分は彼女の整理したい気持ちも含めて受け入れることにした。人は弱い生き物。綺麗な言葉で整理して自分を納得できて幸せになれるならばそれで良いんじゃないかなと。
元彼女から「もし別れるときはお互い憎しみあって別れるのではなく、仲良く別れようね」と言われて口止めも含まれるのかなと思ったけど、その約束を履行できていない自分も情けない。
自宅の掃除中。5月15日のGK11 Jetstar Japan Airbus A320と5月20日のGK12 Jetstar Japan Airbus A320のチケット控えも記念に取ってたけど捨てることにしました。一人旅しかしたことがないとのことで偶然隣の席だったのでしょう。
来週水曜日に池袋の喜多方ラーメン「坂内」か「秋吉」にも偶然はち合わせる可能性があるので行かないようにGoogleカレンダーから消した
かんどーさんとcildさんの関係は…、cildさんの迷惑になる可能性があるので書かないようにする。
あんまり知っていることを書くと秘密を守れない男のイメージがつきそうだから、やめておこうw
九州の話題以外にSM系デリヘルのお仕事をしていた過去なども「仕事が好き」ではなかったようだから触れずにおこう。続きは夏頃に私小説で。
妻が不倫していたよ。結婚前から僕と同時並行で付き合っていて、結婚後もちょくちょく会っていたみたいだよ。
共働きだから相手が遅くに帰ってきても不思議じゃないし、妻から仕事は激務だって話をよく聞かされていたから、
土曜の朝に朝帰りしてきたとしても、深夜残業してきて終電逃してビジホに泊まったと言われても納得してたよ。
それどころか、遅くに帰ってきた日は夕食とカフェインなしの栄養剤を用意して、労をねぎらっていたりしてたよ。
結婚して3年目、夫婦の営みはそれなりにあったのに子どもが産まれないのが不思議だったよ。
ある日、妻の鞄が空いていて、中にPTP包装シートが入っているのを目にした。
シートの裏側を見たらダイアン35という薬で、検索したらピルでしたよ。
どうして避妊薬なんて飲んでるのか不審に思って、本人に訊いてみたよ。
PMSが酷くて仕事に支障があるから、普段から低用量ピルを飲んでいるとのことでした。
子どもはどうするの?って訊いたら、まだ考えていないと言われ、まあそのうち考えましょうと結論。
妻の顔はいつも通り平静で、何もやましいところは感じられなかったよ。
もちろん、そのときは妻が不倫していたなんて想像すらしていませんでしたよ。
ピル発見から半年後、僕の大学時代の友人からLINEがあったよ。
「お前の嫁さん、○日の夜、(場所の名前)で男と一緒だったよ。腕組んでたぞ。大丈夫?」
記憶を辿ってみると、その日は妻が朝帰りした日でしたよ。嫌な予感がしましたよ。
あの仕事熱心で理性的な妻が不倫なんてするわけないよね。自分に言い聞かせた。
でも、意外なかたちで妻の秘め事が明るみになってしまいましたよ。
今年初め。会社の新年会でいわゆる盛り場を歩いていたときですよ。
少し離れたところの反対側から歩いてくる同い年くらいのカップル。
そのすれ違った女性の面影が妻にそっくりでした。というか、妻でしたよ。
その日の朝、妻は会社の新年会で遅れてくる。酔い潰れてたら泊まってくるかも、とのことでした。
嫌な予感が形を持って目の前に現れて、思わずそのカップルを早足で追いかけて顔を覗き込みました。
僕の突然の行動に部下たちは困惑したと思います。あのときはごめんね。
僕が突然目の前に現れて、カップルは面食らったような表情をしていましたよ。
その女性の顔はどう見ても妻でした。淡いワインレッドのコートも妻のものでしたよ。
妻は数秒間、何が起こったのか分からないといった表情をした後、恐怖に戦いた顔つきをしました。
そのときの僕の怒りに満ちた表情が恐怖そのものだったのかもしれませんけどね。
あと、これはとても不思議なんですが、その後のことはよく覚えていないんです。
ただ、男の方を問い詰めたら、あっけなく不倫を認めたことだけ覚えています。
そうして気づいたら、自宅で妻が土下座していました。
僕は色々なことを問い詰めましたよ。妻は男と学生時代から付き合っていて、
妻はその男と結婚したかったのだけども、男の側は全く結婚願望がなくて色々と関係がこじれたときに僕と出会い、
特に男と破局することなく並行して交際し、結果として結婚願望のある僕と結婚することにしたそうです。
結婚後1年くらいは音信不通だったものの、再び男の側から連絡が来たそうですよ。本当に?
1度の食事だけのつもりが流れで元の鞘に収まってしまった、と。正直、男に未練があったんだ、と。ダメじゃん。
翌午前3時過ぎ、僕は妻の告白を聴いて不思議と冷静な気持ちになり、自然と離婚を切り出しましたよ。
妻は離婚したくない。やり直したい。いつか子どもも欲しい。ピルを飲んでいたのは不倫相手の子を身ごもらないためだ、と。
僕は妻の反論が面倒くさくなって、とにかく一緒に暮らすのは嫌だから、しばらく実家に帰って欲しいと言いましたよ。
その翌々日、妻は実家に帰りましたよ。しばらく時間を置きましょう、と捨て台詞を吐いて。
それから、毎晩のように義父母から電話が来ましたよ。娘を許してほしい。やり直してほしい、と。
最初こそ平身低頭に懇願していた義父母も次第に「不倫される僕の方にも非があったんじゃないか」
なんて言うようになりましたよ。最後には「お前だけは許さない!」と逆ギレされる始末。
そして、運命の日。週末の朝、寝室から寝ぼけ眼で居間に行くと、そこに妻と義父母がいましたよ。
そういえば、合鍵を返してもらっていなかったな、と後悔するかしないかのうち、罵声が響きました。
癇癪を起こしている相手の言葉尻を捕まえてもしょうがないんですが、
妻と僕の立場を考えると、その非難はあまりに理不尽を超えて、むしろ滑稽でした。
このろくでなし!お前なんかに嫁がした自分たちが恥ずかしい、とかそんな感じですよ。
ええ、ろくでなしだからこそ、娘さんの人でなし具合に気づかなかったんでしょうね。
そんな言葉を何とか喉までに抑えこみつつ、僕は一応謝るそぶりを見せました。
ところが、僕が義父に土下座しようとした次の瞬間、義父の拳骨が僕の顎にクリティカルヒットしました。
あとで聞きましたが、人間は顎を強打されると簡単に卒倒するらしいですね。僕は気を失いましたよ。
気づくと僕はベッドに寝ていて、妻が傍らにしおらしく座っていました。
その姿は少し可哀想に見えましたが、よく考えたら救急車も呼ばずに様子見してたんですね。
僕に暴行した義父は既に姿を消し、義母が奥で夕食を作っているとおぼしき音が聞こえました。
10時間近く気を失っていたんですね。仕事で疲れていたからかな。いい休暇になりましたよ。
僕の様子に気づいた妻が突然すがりついてきました。ごめんなさい、全部私が悪かったの!
そうですよ。その通りですよ。今更気付きましたか。
義父は癇癪持ちだそうで、妻は小さい頃から辛い目に遭ってきたそうですよ。
その日、自宅にやってきたのも、義父がどうしてもというので暴走させないためにやってきたそうです。
妻と義母、役に立ちませんでしたね。ええ、早朝に他人の自宅に無許可で押しかけてくる人は、義父でなくとも僕は怖いです。
妻は僕にすがりつきながら、涙ながらに語ってきましたよ。
僕と結婚したのは、義父と違って気性が穏やかで幸せな家庭を築けると信じたからだそうです.
泣きながら訴えてきました。目の下を擦りすぎで、少し血が滲んでました。
でも、その幸せな家庭をぶち壊しているのは妻で、妻の無鉄砲さは義父譲りだと思うのですが。
とはいえ、義父にノックアウトされて、僕は気付きました。僕は離婚できない。離婚したら殺されるかもしれない。
特別モテるわけでもなかった僕は、精神的に自立しつつ女性らしさを失わない妻に惚れて結婚を決意しました。
でも、妻の女らしさもメンタルの強さも、おそらく不倫相手の存在が大きかったのでしょう。心の余裕というやつです。
不倫相手を失った妻は、もうかつて僕が惚れていた女性の姿ではありませんでした。
それでも、この破綻した夫婦生活は続けねばならないみたいです。その接着剤は恐怖です。恐怖は人の思考を縛ります。
すべて悪いのは、相手方の家族が地雷であることを見抜けなかった僕です。
僕はすがりついてきた妻にキスをしました。仲直りの印です。妻は初めて恋する乙女のように屈託ない笑顔を見せました。
今までのどこかニヒルな笑みが好きだった僕は、その姿に再び幻滅しました。
妻は今後ピルを飲むのをやめ、いつか僕らの間に子どもができることでしょう。
でも、僕がその子を愛することができるのか。正直、自信がありません。
半年付き合った彼氏にフラれた。「好きな人ができたから別れてほしい」と言われた。
思えば予兆はやまほどあったのだけれど、鈍感すぎて当日話を切り出されるまでまったく気づかなかった。
一瞬ドッキリかとも思ったが、相手は真剣であったし、半同棲をしていたところ、合鍵とか、置いてある私の荷物の話をされたし、本当だった。
帰宅してから「対面では同意しちゃったけど、もう少し考えさせてくれない?」とLINEしようとも考えたけど、
心が離れちゃった以上余計事態をこじらせるだけなのも予感されたし、やめておいた。
同意を撤回するのはやめておいたのだけれど、結局「今までありがとう」で終わらせればいいものを
「これからも連絡させてほしいし友達でいてほしい」みたいなことをくどくど書いたLINEを送って既読スルーされてしまった。
もしかしたらブロックされている可能性もあったけど、怖くてチェックできなかった。
共通の友人数人に別れたことを報告し、とにかくその日は寝た。
発言小町の有料会員になるのは踏みとどまった。
その後の1週間は、季節外れのインフルエンザだと嘘をついて会社を休む羽目になった。
何も考えられないし、何も食べられないし、風呂に入るのもやっとだし、
いつの間にか発熱もしてるし寒気もあるし、とりあえず目と指だけしか動かせなくて、
心配してくれた友人たちに「私がこうしていれば〜」みたいな、
今更言ってもしかたない内容のLINEをえんえんと送っていた。
2,3人の友人からすすめられてぐっどうぃる博士の『あきらめられない彼を手に入れる恋愛の極意』
とかいう本を読んだ。簡単にいうと「あきらめろ」という内容だった。
でもなんとなく呼吸ができる気がして、この週は復縁本を5冊くらい読んだ。
2週目からは相手に連絡したくてたまらなくなり、しかしブロックされているのが確定してしまうのが怖すぎて、
だったらいっそ相手宅に行ったほうがいいのではないか、荷物もあるし、みたいな思考に支配されてきた。
しかし、さすがにヤバイのは頭でわかっていたので、会社をはやめに出て、なんかスピリチュアル好きの友人に連絡して
「今から占いに連れてってもらえない?」とお願いして、1回10000円くらいの占いに行った。
なんか知らないけどオーラとかハイヤーセルフとかをリーディングしてもらって、
今回の件について総合すると「ムダな恋愛ではなかった」というお言葉をもらい、
24歳になるまで知らなかったけど、人ってマジで弱るとスピリチュアルにハマるんだな……。今なら10万円の壺までなら買うと思った。
そしてそれは別に宇宙の神秘を信じてるからじゃなくて「とにかく人に話を聞いてほしいから」
「何でもいいけど、何か泥沼から抜け出せるアイデアがほしい」なんだなって知った。
ハマりすぎるとヤバイと思うけど、とにかくもっとヤバイ行動に出ずに済んだのは占いのおかげだった。
この週になると、たんに自分を責め続けるという不毛な思考からはだいぶ解放され、
「まあ恋愛っていうのはどちらか一方が悪いわけじゃなくてお互いの相性の問題だから」という
発想を受け入れられるようになってきたものの、「じゃあ今回の問題ってなんだったんだろう」
「相手がわがまま?」「私が依存しすぎだった?」などぐるぐるした結果、
「恋愛心理」「家族関係」「依存症」などにかかわる本を数冊読んだ。
3週目には、仕事には朝から晩まで行けるようになり、ドタキャンしまくっていた友人との約束などを
なんとか再設定し、いろいろと対面で話を聞いてもらうようになった。
LINEで淡々とえんえんと事実と感情を垂れ流していたときと違って、
ネタっぽいトークに転化できるようになり、合コンや相席居酒屋、
心理学系の本も「まあ、こういうのってコールドリーディングみたいなもんだよな……」と
思えるようになり、今度はアラサーこじらせ恋愛小説を読み始めた。
4週目になると、それまで狂ったように「復縁」を検索していたのも落ち着いて、
「失恋 乗り越え方」「失恋 新しい恋」などで検索するようになった。
2ヶ月目のはじめ、荷物が届いた。とくに手紙とかは入っていなかった。いっしょに買ったものとか
微妙に過不足もあったけれど「まあ、いいや」と思って、「荷物ありがとう」とだけLINEした。
ちゃんと既読になった。でも返信は来なかったし、別にいいやと思った。
大量に買ってしまった復縁本と心理学の本をBOOK OFFに売りに行った。10冊で500円くらいだった。
その後はいったアニメイトですぐ新刊漫画を買うのに使ってしまった。
「あ、一人で好きに土日の予定を決めてぶらぶらするのって楽しいんだな」ということを思い出した。
3ヶ月目には1年ぶりくらいの合コンに行った。
大学時代からの友人がセッティングしてくれたその合コンの相手は自衛隊で、
「前職はパティシエだったのに何で自衛隊にはいったのか」「隊内不倫事情」
「陸・海・空ではどこがモテるのか」などといった話で盛り上げてくれた。
その中の一人と『ONE PIECE』の話で盛り上がって、今度東京ワンピースタワーに行くかもしれない。
やっぱ一般人が「漫画好き」っていうときって、ワンピースなんだよね……私は本誌でずっと読んでてサンゾロ派だよ……。
3ヶ月経って「やり直したいか?」と聞かれたら、「うーん、機会があったら」という感じだ。
かといって、「その自衛隊の男とつきあうのか?」と聞かれても、「うーん、ご縁があったら」という感じである。
ちなみに、一応元彼とは会社が一緒なんだけど、部署もフロアも違うので、会わずに済んでいる。
なんというか、恥ずかしながら実はマジで初めてできた彼氏で、自分から告白したのも初めてで、
まさか半年も続くと思ってなくて(まあ最後の2ヶ月はほとんど会えてなかったけど)、
続いていて安心していたら崩壊してしまって、なんかもう気力が残っていない。
「あのときは死ぬほど好きだったなー」という気持ちだけが、残存した放射能のように
自分からにじみでている気は、まだしていて、でもそれ以外の気力は残っていない。
発言小町や知恵袋を狂ったように読みふけって、「あ〜〜世の中にはこんな話山ほどあるんだな〜」って思ったし、
それでフラレて1週間目の私は安心したんだけど、その安心の裏には「今こんなに悲しいのも辛いのも自分にムカついているのも、
世の中に山ほどある話だし、いつか自分も忘れちゃうし、なんか感傷でしかなくなるんだな」という、
なにかに対してのよくわからない怒りもあった。そして今、実際そうなってしまった。
「人間は忘れられる生き物」って、なんか良いことのように語られるし、実際忘れられないで
あのままえんえん寝込んでたらマジで仕事をうしなったし、むしろそのまま死んじゃったかもしんないけど、
たしかに人間的成長とやらは起きたのかもしれないけど(起きてないかもしれないけど)、それって結局次にしか使えないもので、今回の関係にとっては何の意味もない。
何か、思い出以外のものって、残ったのかな?
合鍵代もらえたら嬉しいけど。
誕生日プレゼント、特に欲しいものないって言ってたから、合鍵代払っとくよ。
わたしが海外旅行中にスリにあい、財布ごと持っていかれその中に入っていた彼の家の合鍵(カードキー)。
再発行料を聞いておいて欲しいと連絡したところこの反応。
不用心であった自分にかなり落ち込み、やっとのことで日本についたところで声が聞きたくて連絡したのに。
彼の考えはこんな感じらしい。
ほしいものがない、特にいらない発言→欲しくないものあげてもしょうがないしなあ→確保していた予算で何か役に立てることはないか
去年張り切って彼のお祝いをしたこともあり、わたしにはこの考え方が理解し難い。
ちなみに去年の彼の誕生日、ずっと行ってみたかったお店を予約し、ランチして、一緒にプレゼントを買いに行き、夜は家でごはんを作り、簡単なものだけどケーキも作って、室内にちょっとした飾り付けもしてお祝いした。
わたしがプレゼントはいらないと言った理由は、彼にあまり余裕が無さそうだったから。
それでも、今年の誕生日はカードキーだなんてやっぱり悲しすぎる。
追記
ありがとうございました。
・ずっと行ってみたかったお店というのは2人で特別な日に行こうねと約束していたお店です。
・確かに彼は行事にはこだわらない、わたしは行事を楽しみたいという点で感覚が違っているかもしれません。
・鍵交換費用はわたしが全額払うつもりでいます。迷惑かけて申し訳ないなと思っているし、払うことは当然のことだと思ってます。
・確かに彼の誕生日を祝ったのは、わたしがそんなサプライズをしてみたいなという願望や自己満も含まれてるとは思います。それにも増して相手が喜んでくれるのが嬉しいわけですが。
・彼にはこんな落ち込んでる時は慰めて欲しいわけで、それを更に落ち込ませるという展開になってますよ、気付いてよという説明はしました。
単純に親切で言っただけなのに何で怒るの?と逆に怒られました。
・去年の誕生日の下りが不要でした。例えばこれが付き合って初めての誕生日だったら絶対やらないと思うし、あげたから返してというより落ち込んでる時にそんな言葉かけちゃうのかというのがショックでした。
・こんな下らないこと、周りに相談できないのと周りに相談しても基本的に同情されて慰めてもらうというパターンになってしまうのが嫌でいろんな意見を聞きたくて書きました。たくさんのコメントありがとうございました。