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はてなキーワード: シェアリングエコノミーとは

2019-11-28

anond:20191128133720

未婚も離婚も多く、独身男性が多く暮らす町・江戸からこそ芽生えた文化というものがある。

自炊をしない独身男が多かったからこそ、世界のどこよりも早く17世紀には外食産業確立した。

寿司(すし)や天婦羅てんぷら)、蕎麦そば)などは、当時は移動式屋台で売られ、今でいうファストフードとして栄えることになる。

居酒屋という業態発明されたのもその頃である

食にうるさい江戸の男たちのために、今のグルメ口コミサイトミシュランに当たる料理茶屋番付表」なるものも配られていた。

から一歩も外に出ることなく、必要食材料理は「棒手振り(ぼてふり)」という行商から買うことができた。

今でいうデリバリーフードサービスである江戸独身者たちは、モノを所有せず、必要な時だけ借りるという消費形態を好んだが、それはまさしく今のシェアリングエコノミーのものだ。


現代東京秋葉原で隆盛を誇るアイドルビジネスメイドカフェビジネスも、原型は江戸時代にあった。

アイドル写真集とも言うべき浮世絵美人画)や、マンガに相当する黄表紙という本のジャンルもこの時代に生まれた。

江戸独身男たちは、未婚のまま生涯を終え、確かに子孫は残せなかった。

しかし、彼らはその代わり、今に続く、世界通用する文化をたくさん残したと言えるのだ。

おもしろいw

2019-09-18

anond:20190725001919

【天気の子ネタバレ


ここにぶら下げて書く


新卒採用

雇用問題ひとつテーマだというのはあながち外れてもいなそう。

陽菜詐称していた年齢18歳、そして実際の年齢16歳は、それぞれ高校卒業中学卒業の年齢だ。

不景気による就職難のときに、大卒以上に求人倍率悪化したのは高卒や中卒だ。

陽菜はそうした困難を一手に象徴していたのかもしれない。

また、夏美さんは「御社第一志望です!」と叫んでいたが、これは大卒就職難の象徴だろう。


副業

本作は副業の話でもある。

須賀が帆高に月給3000円しか出していないということに対して、夏美が「そりゃバイトもするわ」と批難するシーンもあった。

時勢としても副業解禁というターニングポイントが反映されたのかもしれない。


コト消費:

ミレニアル世代の特徴とされるのが、デジタル機器SNS活用、そしてモノの所有よりも体験やつながりを重視するという点だ。

服は古着ファストファッションで、他のことにお金を使いたいという傾向があるとされるが、作中で最初の依頼はフリーマーケットだった。

シェアリングエコノミーイメージさせる面もある。

また、作中の他の依頼も、運動会コスプレ花火お盆送り火、といったイベント事で、コト消費なのだといえる。


神津島

帆高の出身地の島は神津島モデルと言われている。

この島が選ばれた理由としては、神木隆之介の神と新津誠の津を合わせた島名だったから説、都道府県的に東京都だったから説、キリシタン女性島流しにされた逸話が残っているから説、などがある。

ここでもうひとつ付け加えたいのが、日本労働組合総連合会略称連合の会長、神津里季生からという説だ。

帆高と対立する父親や島の息苦しさのバックグラウンドとしてのイメージけがあったのかもしれない。

2019-09-15

今って新商品は2週間で飽きられるんだな

松屋をみてるとわかるが、2週間くらいでメニューを入れ替えてる。


物が売れないというけど、買っても2週間で飽きるのを繰り返してると、コスパ重視になるのはわかる。

スマフォのようアプリで飽きを解消できるのがコスパが良い。

販売後、いち早く買って飽きたら価格が下がる前にメルカリなどに売りに出すというのが合うのもわかる。


このサイクルに合うような物って多くないように思う。

シェアリングエコノミーがいわれてるが、最新の物を常に揃えて旬を超えたら売り続ける必要がある。

2019-09-13

現状IT大臣技術への理解なんて必要ない

それより法律

喫緊問題

リクルートGAFAを始め、巨大プラットフォーマー個人情報取り扱いへの対策

インターネット検閲を求める勢力への防波堤

Uberをはじめ、シェアリングエコノミー系のWEBサービスにたいする規制強化(緩和)

防諜

あたり

技術がどうこうより法律重要

みたいなことを書こうとしてたんだけど……はんこ?

から崩れ落ちた

2019-09-07

生産設備はもう少しなんとかならないのだろうか

Web2.0時代を振り返ると、ネットパソコンさえあれば、ブログなりプログラミングなりで生産することが可能であり、

それまでの土地機械を持っている層へのインパクトが強かった。


次第にクラウドに移行していくと、個人では所有するのが困難なサーバー必須度合いが強くなったことで、

階層を超えることが難しくなったように思う。

それまでの工場機械と比べて手続きすればクラウドをとりあえず使えてしまうので意識しにくいが、実際になにかしようとすると個人では払いきれない金額になる。

10万くらいあれば、とりあえずパソコンを買って始められるのも、それまでの物理的な機械を所有していないと触れないのとは違っている。

10万そこそこで鉛筆世界を変えることが出来るように錯覚するし、それに類似するようなことが見受けられる。


野球だとバットグローブボールを手に入れられればプロ野球選手になれるわけではないのと同じで、

10万のパソコンを持っただけで、年収千万を得られるわけではない。


シェアリングエコノミーなど出てきて、個人の新しい稼ぎ方と言われるものの、資本構造は結局変わってない。

ギグワーカーを生み出し昔の悪かった構造再生産している。



こうしたこともあり、生産設備がもう少し個人流通やすくならないだろうか。

AI解決してくれるように思うかもしれないが、サーバー必要な時点で、今のWebの延長上でしか無い。

2019-07-13

anond:20190713144046

そんなに一生懸命主張しなくても、世の中はすでにシェアリングエコノミーの風潮だろ。

2019-05-30

anond:20190530093255

莫迦か? シェアリングエコノミーを知らないのか。こんまりメソッドでも良いぞ。

パソコン自動車などの高価なものは所持するよりもみんなでシェアする方が節約になっていいんだよ。収入があまりない人なら猶更だろ。

持っていないから使っていないと判断するのは尚早だよ。多分奴は棄てたか借りてたかの筈。

2019-05-19

ウーバーイーツみたいなん

シェアリングエコノミーっての?

あれ大学生とか副業でやるみたいな「そういう選択肢もある」程度のうちはいいけど、そこらの企業がこぞってやるまで広まったら、ただコストダウンのための脱法労働になりそうだから、全体のことを考えると法律で縛っておいたほうがいいような気もする。

派遣パートアルバイトもみんなそうだった。フルタイムアルバイトがいないと成り立たないコンビニとか。派遣リーダーやってる工場とか。

そのうち実質ノルマ時間拘束有りの個人事業主契約とかでてくるぜ。一定配達数や時間をこなさないと単価が下がるシステムとかさ(沢山配達すれば金額アップ!みたいな言い方するだろう)。

2019-03-10

ネットの閉塞感ってなんだろう

昔はもっとネットサービス出てたと思うんだよね。

Twitter炎上だとかブロックだとかもう色々あると、次の何かに移動すればいいやって感じで気楽だった。


閉塞感が結構ある。Twitter炎上し始めたらメディアの人がワーッと寄ってきて、今これが炎上してると拡散器で広めて、広告費で稼いでさ。

問題を何も解決してないし。次もアクセス数稼げれば儲かるから、どこかのバカがやってくれないかなという感じではないのか。


Airbnb資産持ってる人が更に資産集める仕組み。Web2.0辺りだと、既存権力を拡大するよりかは色んな人にチャンスを、というのでもっと反対されていたと思うのね。


Uberシェアリングエコノミーで新しい経済だとかいうけど、個人が所有する車活用地球にやさしいかいうけど、

車買うのにローン払うのが必要な人がやってるじゃん。車の保険も所有者が払ってさ。

で、アメリカだとチップ上乗せして払っても、本人にはいかなくて最低賃金補填するだけになってさ。

食っていけないか仕事掛け持ちとか、なんでそんなに称賛されるんだ。


何か作品を作ったら人気が出るように代わりにシステム宣伝してくれるとかだったらいいけど、

作品作ったら色んなところで宣伝まで個人でやって、そしたらアクセス数見て、売れてるからウチでも掲載してって連絡くるでしょ。

2019-02-23

CaSyにキャストとして申し込んだらやんわり断られた

小遣い稼ぎでもしようと思い、家事シェアリングエコノミーのCaSyにキャストとして申し込んだらやんわり断られてしまった。

「応募が殺到しているので、家事代行サービス就業経験者の有無を確認した上で、選考している」とのこと。

経験ないならNGってことね。

最初に言えよ。

2019-01-27

オープンソースフリーミアムシェアリングエコノミーとか、目新しいのは長続きしてなくない?

オープンソースは、面倒くさいコミュニティ運用でもいいと思うほど、開発者お金渡っているわけでもなくなったし、

フリーミアムも、使っている俺かっこいい!という時期が過ぎると使われなくなって次のサービスに移行して、

シェアリングエコノミー法律グレーで先行者利益だったが、微妙だ。(非正規雇用批判している人がUberを絶賛している理由がわからない)

2018-10-21

普通人間精神生活理解できない

実を言うと、普通人間は肉体指向以前の生活理解できないんだけど、あれらはまだ物質的な要素を内在してるから、そっちだけを受け取ることはできる。

それまで物質的な要素+言語的な要素だった生活が、精神生活へと移行する時に物質的な要素を切り捨てたのね。より純粋存在進化するために。

から、それまで物質部分だけを受け取って喜んでた普通人間は急にわからなくなりヒステリーを起こした。

だけど、生活上級者は肉体指向以前にも言語的な部分しか見てないか普通人間が何を騒いでるのかわからない。

普通人間って、物質化の凄いやつが精神生活になるとか勘違いしがちだけど(自然派ママもその変奏)、全く質の違うもの

物質化って、重複所有をひたすらシェアリングエコノミーに括り出すようなもの副作用がある。

日本の人er(有田田中落合とか)って教養がない極東田舎者から副作用理解できない。すぐに「物質化」を持ち上げる。怖いんだろう。自分理解できない生活が。ノマドですら大多数は理解できないんだものあん教科書的なものですら。

とにかくアジアって精神後進国なのね。トップ日本ですらこうなのだから。"瀬戸内"寂聴が仏教縁故社会脈絡なく解析してホルホルしてるレベルもの

まず日本に生まれた時点で、精神生活理解するには圧倒的に不利。こんなこと言うと、「普通人間にもわかやす説明できるのが一流ダー」みたいな恥ずかしい駄々っ子が沸いてくるけど、生活って歴史上一度も大衆相手にしてないので。

昔は研究機関USAで、今は中国YMCA

Amazon恩恵で、普通人間ヨガマット無料で使えるようにになっただけで泣いて喜ぶべき。

そしてあれは、将来のクルセイダーとサルヴェーダ入り口としてやってるの。1000人に1人、将来コミュニティに貢献する人材いるかもしれないと信じて。

2018-10-16

発達障害者シェアリグ社会は生きづらい

シェアリングエコノミーだなんだ言って最近なんでもかんでもシェアすることが推奨されている

まるで所有することが情弱みたいな勢いだ

まあちゃんとした人なら服だの車だの部屋だのシェアして生活できるのかもしれないけれど

発達障害の傾向がある人間にはまず無理

例えばカーシェアリングが急速に伸びてきてるけど

車ってただ人間を移動させるためのものじゃなくて

荷物を運ぶものでもあるわけ

ADHD傾向のある俺なんかは必要になりそうなもの全部車にぶっ込んでる

(俺は常に車に2〜3本の傘を積んでいるが)午後から雨降る日とかカーシェアしないといけなくなったら間違いなく傘忘れてずぶ濡れになる

普段車に乗らない人はカバンシェアすることを想像してほしい

発達障害傾向がある人間の多いはてな民カバンはおそらくパンパンになってるんじゃないかと思うが

明日はそのカバンは別の人が使うから君はこっちのカバンを使ってくれ

とか言われたら困るだろ?

既存カバンを整理するのも大変だし別のカバンに移し替えるのも大変だし

いつも全部ぶち込んでたカバンが使えなくなったとき果たして忘れ物なく外出できるだろうか

発達障害者にはいくら汚しても問題ない服、私物を山盛りにできる車、好きなだけ散らかせる家が必要なんだよ

所有することを捨てシェア社会に進めば間違いなく俺らのような人間が足を引っ張ることになるだろう

2018-09-22

anond:20180922041147

シェアリングエコノミー」 →都会の極一部の人だけしか恩恵に与れません

「むしろ金持ちから金を奪わなければ、ガンガン新しい事業技術投資してくれるから、俺たちの生活ドンドン便利になる。」 →金持ちが使える便利サービスが増えるだけ

「老人を支える下の世代が居なくてヤバい!みたいなことが言われているけど、」 ←そのとおり

AI人工知能人間の代わりに働いて富を生み出してくれるし、ロボット介護をしてくれるから問題ない。」 →金持ちしか入れない高級介護施設にしかロボットは入らない

そもそも将来的には人間自体が要らなくなる。人間の何千倍何万倍賢いコンピューター様に人間は頭が上がらなくなる。」 →いつの話してるんだお前は

「でも、余暇時間が増えて幸福度は上がると思うよ。」 →西暦3000年の話でもしてるんかお前は

日本はこれから明るい未来に進んでいくのだ。不安になったり絶望したりする必要はない。」 ←こんな頭の悪い人が日本を語ってて絶望

2018-05-30

朝日新聞真人 経済成長永遠なのか 「この200年、むしろ例外

2017年1月4日 [脱成長論][成熟社会][定常社会]

 いつしか経済成長」は私たちにとって当たり前のものになっていた。だが、それは永遠のものなのだろうか。

 アベノミクス大黒柱である日本銀行異次元緩和はお札をどんどん刷って国債買い支えるという、かなり危うい政策である。にもかかわらず世論の支持が高いことが不思議だった。

 思えば「成長よ再び」という威勢のいい掛け声と、「必ず物価は上がって経済は好循環になる」と自信満々の公約に、人々は希望を託したのかもしれない。

 希望をくじいたのはくしくも日銀が放った新たな切り札マイナス金利政策」だった。昨年1月に日銀が打ち出すや世論調査で6割超の人が「評価できない」と答えた。いわばお金を預けたら利息をとられる異常な政策によって、人々がお金を使うようせかす狙いだった。これには、そこまでする必要があるのか、と疑問を抱いた人が多かったのだろう。

 政府国民も高度成長やバブル経済を経て税収や給料が増えることに慣れ、それを前提に制度人生設計してきた。

 だがこの25年間の名目成長率はほぼゼロ。ならばもう一度右肩上がり経済を取り戻そう、と政府財政出動を繰り返してきた結果が世界一借金大国である

 そこで疑問が浮かぶゼロ成長はそれほど「悪」なのか。失われた20年と言われたその間も、私たちの豊かさへの歩みが止まっていたわけではない。

 その間、日本ミシュラン三つ星店は世界最多になったし、宅配便のおかげで遠方の特産生鮮品が手軽に手に入るようになった。温水洗浄便座の急普及でトイレは格段に快適になった。

 若者たちが当たり前に使う1台8万円の最新スマホが、25年前ならいくらの価値があったか想像してほしい。ずっと性能が劣るパソコンは30万円、テレビ20万円、固定電話7万円、カメラ3万円、世界大百科事典は全35巻で20万円超……。控えめに見積もったとしても、軽く80万円を超える。

 スマホに備わるテレビ電話や会話する人工知能機能となると、25年前ならSF映画世界の話だった。

 ただ、この便益の飛躍的な向上は国内総生産GDP)というモノサシで測ったとたんに見えなくなる。80万円超の大型消費が、統計上はスマホの8万円だけに減ることさえあるのだ。

 そこで見えなくなってしまう豊かさの向上を考慮せず、「どんな政策手段を使ってでもとにかくGDPを膨らませよ」というのがアベノミクス思想である

 人間はそうまでして成長を追い求めるべきなのか。

 実は、いまのような経済成長歴史が始まったのは200年前にすぎない。長い人類史のなかでは、ほんの最近だ。GDP統計が初めて作られたのは、さらにずっとあとのこと。1930年代大恐慌、第2次世界大戦がきっかけだった。

GDP、語られぬ限界

 昨年夏、GDP統計をめぐるちょっとした論争があった。所管官庁内閣府日本銀行が「実態より過小評価されているのではないか」と問題提起したのだ。

 きっかけは日銀の若手職員が発表した個人論文。ただ論争には日銀上層部意向も働いていた。アベノミクスの主軸として史上空前の超金融緩和をしながらインフレ目標を実現できず、成長にも結びつかない。現実へのいらだちがあった。

 数字ひとつ財政金融政策を動かし、人々の景況感にも影響するGDP。その歴史は、長い人類史のなかでは意外と短い。

 世界で初めて国の経済全体の大きさを測ろうとしたのは英国。17世紀の英蘭戦争のためにどれくらい戦費が調達できるか知ろうとしたのだ。そこから現在のようなGDPになったのは、さらにあと。1930年代英国米国大恐慌対策を探り、第2次世界大戦に向けた生産力の分析を進めるためだった。(『GDPダイアン・コイル

 一般的には1760年代英国産業革命が成長の起点とされる。だが西暦1年~2000年代世界の成長を人口歴史資料から推定した経済学者アンガス・マディソンによると、1人当たりGDPがはっきり伸び始めた起点は60年ほど後の1820年ごろだった。

 その理由投資理論家で歴史研究家のウィリアムバーンスタインが『「豊かさ」の誕生』で分析している。1820年ごろになると、ようやく私有財産制度資本市場が整い、迅速で効率的通信輸送手段が発達。技術進歩や新しいアイデア評価する文化制度ができて、成長を後押しする基盤が整ったという。

■もとは冷戦期の産物

 社会思想家の佐伯啓思京都大名教授によると、国家が成長を必要としたのはもともと冷戦期に資本主義陣営が社会主義陣営に勝つためだった。「それだけのことにすぎない。なぜ成長が必要なのかという根源的な問いに、経済理論には実は答えがないのです」

 冷戦が終わったあとも成長への渇望だけが残った。むしろ成長の限界弊害について、以前より語られなくなったのかもしれない。

 1970年代初頭、世界科学者経済学者たちが集まる民間組織ローマクラブがまとめた報告書成長の限界』は、経済成長謳歌(おうか)する人類への警告だった。人口が増え、先進国経済が膨張しすぎると、資源の使いすぎや環境悪化などからいずれ限界が生じる、という問題提起だった。

 いつしかその問題意識は薄れ、成長信仰だけがひとり歩きしはじめた。

 佐伯氏は「ローマクラブが指摘した問題重要性は今も変わらない。これから無理やり市場を膨張させ、成長させようとする試みは競争格差を激しくして、人間にとってますます生きにくい社会にしてしまうのではないか」と話す。

■低成長容認社会に変化の兆し

 紙幣を発行し、金融政策をつかさどる中央銀行。その「元祖」は英国イングランド銀行とされる。もともと民間銀行の一つだったが1844年の制度改正中央銀行進化した。

 つまり1820年ごろに始まる「成長」とともに誕生した機能だった。

 いま世界経済の成長スピードが落ちている。2008年のリーマン・ショックマイナス成長に陥った先進諸国は、危機から回復した後も以前のような成長軌道に戻れていない。

 サマーズ元米財務長官は3年前、物質的に満たされた先進国簡単に低成長から脱せないという「長期停滞論」を唱えた。

 日米欧の中央銀行はまるで自分存在意義を確かめるように、ゼロ金利政策、量的金融緩和マイナス金利政策……と成長を取り戻すための異例の緩和策を次々と繰り出した。

 「これは長い目でみれば中央銀行の終わりの始まりだ」と言うのは日銀出身金融史にも詳しい岩村充・早稲田大大学院教授だ。

 中央銀行政府から独立する必要があるのは、たとえ政権が代わっても、お金価値が変わらない金融政策を続けることが経済の安定には大事からだ。岩村氏は「政府といっしょになって成長のために異常な金融緩和を進める。そんな今の中央銀行独立性はない。存在意義がなくなってしまった」と指摘する。

 経済史の泰斗である猪木武徳大阪大名教授は、成長を謳歌たこの200年間を「経済史のなかではむしろ例外的な時期」と言う。そのうえで無理やり成長率を引き上げようとする最近政策に異を唱える。

 「低成長を受け入れる成熟こそ、いまの私たちに求められているのではないでしょうか」

 成長の意義も認めてきた猪木氏が最近そう考えるのは、成長そのもの役割が変質してきたからだ。

 「かつて経済成長には個人を豊かにし、格差を縮める大きなパワーがあった。最近国家間の経済格差は縮まったものの、上っ面の成長ばかり追い求める風潮が広がり、各国の国内格差が広がってしまった」

 主要国の成長戦略金融政策は往々にして強く富めるものを、さらに強くさらに富ませる傾向がある。それがトリクルダウン(滴がしたたり落ちること)で中間層低所得層に広がるという想定だ。現実にはそうなっていない。

 19世紀の経済思想ジョン・スチュアート・ミルゼロ成長の「定常社会」を構想した。だが近代経済学事実上、成長ぬきには語られなくなった。いつしかあらゆる経済理論が成長の持続を前提に組み立てられるようになったからだ。

 むしろ現実社会に変化の兆しが出てきた。たとえば最近広がりつつある、買わずにモノを共有するシェアリングエコノミー。大量消費と一線を画す動きだ。

 四半世紀にわたるゼロ成長期を過ごした日本人の意識に変化もうかがえる。

 博報堂生活総合研究所定点観測調査によると、「日本の現状はこの先も、とくに変化はない」と見る人は昨年54%で、9年前より22ポイントも増えた。さら身の回りで「楽しいことが多い」人が増え、「いやなことが多い」人は減った。

 同総研の石寺修三所長は「人々の意識が定常社会を前向きに受け止めつつある変化がはっきり示されている。いわば『常温』を楽しむ社会です」と話す。

 いま世界が直面する低成長が「成長の限界」を示すものかどうかは、はっきりしない。ただマディソンの2千年の成長率推計を見れば、この200年の2~3%成長が、まるでバブルを示す急騰曲線のようだとわかる。

 成長の鈍化はむしろ経済活動の「正常化」を意味しているのかもしれない。少なくとも成長は「永遠」だと思わないほうがいい。(編集委員・原真人

元ページ(リンク切れ): http://www.asahi.com/articles/ASJDY5DR2JDYULZU005.html

ブコメhttp://b.hatena.ne.jp/entry/www.asahi.com/articles/ASJDY5DR2JDYULZU005.html

2018-04-19

中国で一番すごいのはホットパンツ

中国在住5年になるけど、最近議論で完全に抜け落ちているのはホットパンツ

中国の夏は暑いから、とにかく女の子が太もも丸出しのホットパンツを履くんですわ。

しかも脚の長い娘が多いからなおさら眼福な感じでたまりませんわ。

最近シェア自転車のおかげでミニスカの娘のパンチラにもよく遭遇するし、シェアリングエコノミーさいこーって感じですよ。

中国行ってみたよーって体験談はよく見るけど、この辺が指摘されていることが殆どない。

お前ら何見に行ってんだよ!肝心な所が全然わかってねーぞ。

もうすぐまた夏が来るので楽しみすぎる。中国さいこー!

2016-12-16

バズワードだらけの新規事業検討会議無駄さよ・・・

イントレプレナー輩出のために新規事業ディスカッションなるものを毎年やっているが、

ディスカッションの場をバズワードだらけにする人間一定数いるのがやりにくい。

IoT、VR、リファーラル、フィンテックシェアリングエコノミーサブスクリプションパラレルキャリア、●●×IT・・・技術ありきじゃねーか。

新規事業ってのはさ、

・世の中に何の価値提供するか、何を解決するか、何をもっとよくするか

マネタイズはどうするか

・自社ならではの強み、自社でやる理由

を考えた上で、じゃあ、どうやってやるか?で、初めて手段技術概念が語られるべき。

じゃないのかなあ。

話題性のあるワードを盛り込んだサービスリリースして、潤沢な資金を使って広告ぶん回して人を集めたところでそこに価値はない。

「たしかに言われてみれば便利だけど・・・わざわざ能動的に使うほどでもないかな」ってなってスケールしないよ。

バズワードだらけの新規事業なんか「新しい技術で遊びたい企画者のエゴ」以外の何物でもない。

2016-11-06

最近竹中平蔵欺瞞

最近竹中平蔵欺瞞

昔の発言が掘り起こされることが多いが最近コラムと経歴を調べてみた。

「」は日経Bizの竹中平蔵の「日本経済インバウンド」より

1.内閣会議有識者として不適格

竹中平蔵氏は複数内閣会議に「東洋大学教授慶応義塾大学名誉教授」を肩書にし有識者として参加している。

それと同時に竹中平蔵自身民間企業会長株式会社パソナグループ取締役会長である

竹中平蔵氏はこのコラムでは、通訳案内士、民拍、Doornobなどの規制緩和を訴えている。

しかし、パソナ自治体観光協会などの団体対象にした「インバウンドビジネス」を行っている。

パソナ インバウンド」でググればいくらでも出てくる。

例として、(宿泊施設インバウンド対応支援事業補助金事務局パソナ観光立国ソリューションサービス』、

株式会社VISIT東北地方創生インバウンド機構

竹中平蔵自身「公に近い民間」という規制緩和から離れた人物であるにも関わらず(であるからこそ?)、

自身関係のない部分は「規制緩和」を主張しているようにも見える。

また竹中平蔵氏は元国務大臣でもある。

おそらく竹中平蔵氏は非正規問題を引き起した当事者として今の非正規問題を語れないのでは?

あるいは認識できていたとしても語る権限がないのではないの?


2.「非正規」について語れない。

そもそも日本では観光業非正規比率が他の職業に比べて多い。

聖域なき構造改革

例えば、通訳案内士は数が足りていないので柔軟な発想で(資格取得規制を緩和)というコラムがあるが、

格取得後、多くの合格者が就業しない理由として「生計を立てられない」を挙げているのには全く触れていない。

あるいは、「シェアリングエコノミーを利用することによって低迷する日本中間層に大きな利益がある」とするが、

日本中間層の低迷」に言及できても、「日本低所得層」についてはコラムでは触れられていない。

観光地の魅力としてはフランスイタリアを引出し、規制緩和ではアメリカ中国を引き出すが、

日本との労働環境の違いについて全く語られていない。

(例えばアメリカでは懲罰的損害賠償があり、誰でも訴訟をする文化がある、中国政府の統制力が大きいなど。)

非正規問題労働問題について語れないので問題認識もできなくなる。


3.問題認識できない

そもそも、コラム上で竹中平蔵氏が問題としている日本の現状は竹中秘蔵氏自身政策が行われた結果ではないのか?

例えばパフォーミングアート日本の伝統芸能を取り上げたコラムでは、

毎日どこかで外国人が観たり聴いたりできるようにはなっていない。」

としているが、日本人が平日にパフォーミングアートを見たり聞いたりできる労働環境にないからではないのか?

「他の国に比べパフォーミングアート日本で圧倒的に不足している。」

パフォーミングアート継続的に楽しめる環境はまだまだ整備されていない」

欧米などでは、寄付制度も充実している。日本では民間資本ファン文化支援する構図がまだまだ成り立っていない。」

寄付税制改正なども含めて、文化へのアクセスを充実させていく」


他のコラムを見ても多くが

欧米に遅れる日本」、「規制緩和」、「労働力の安売り」に帰結している。

これ以外にも「2000万人の観光客が1週間滞在すれば40万人の人口増と同じ効果」という

比較するのがそもそもおかしものがあるし、

インバウンド効果一時的もので終わらせないためにも日本人不断努力必要」としながらも

日本労働環境について書いていないのはおかしいと思う。


竹中平蔵の「日本経済インバウンド

http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/IB-TK/

第2回通訳案内士制度のあり方に関する検討会の開催結果について(概要

通訳案内士として就業する人が少ない理由生計を立てられないということが一番大きい。」

http://www.mlit.go.jp/common/001069389.pdf

2016-10-24

ITスタートアップ流行ってるけど

よくよく考えてみると

SNSより後に出てきた代表的スタートアップ

法律をぶっちしつつどっかの業界を食ってるだけなんだよね

特にシェアリングエコノミーみたいなやつ

想像以上に新しいサービスってのはもう作れないんじゃないか

そういう前提に立った方がいい

2016-07-02

滅びるスタートアップ5つの特徴

投資家として、M&A担当者として、そして自身起業家として多くのスタートアップを今まで見てきた。

そのほとんどが上手くいか事業を畳むことになっている。

滅びゆくスタートアップ共通点アドバイスをお伝えしたい。

尚、順番に特に意味はない。

滅びゆくスタートアップ共通点
1. 必要とされないものを作っている

滅びるスタートアップほとんどがこれだ。

自分たちサービスは本当に必要とされているものなのか?

君たちのサービスがいきなり終了とするとして、泣いて悲しむユーザーがどれくらいいるのか?業務が回らなくなる企業がどれくらいいるのか?

サービスの種類にももちろんよるが、サービスローンチして半年以上経っているにも関わらずDAU100人以下のサービスは今すぐ畳んだほうが良い。

※但し、必要とはされていないが見せ方・売り方が上手な為に売上を上げ価値を高めているスタートアップもいる。

2. 市場規模が小さすぎる

そもそも狙っている市場の規模が小さすぎるスタートアップが多い。

これはシェアリングエコノミー系に多い。

Uberの◯◯版です、AirBnBの◯◯版ですとニッチを攻めるのは良いが、そもそも市場規模10億円以下であればトップシェアを取ってもロクな売上にならないのはわかるだろう。

またその手のニッチ層は今まで大手が攻めなかった市場だ。言い換えれば攻める価値がなかった市場なのだ

君たちは狙っている市場パンの耳程度の価値しか無いのだ。

3. チームが貧弱

経験上、失敗の1番の要因はマーケット選択だが、2番目はチームビルディングにある。

CEO特にスキルもなく、名ばかりのCTOWeb系の開発を1年2年やったことがある程度。

最初フェーズなのに何故かCFOもいたりもするチームもある。

なぜそのチームでその事業をやるのか説明できるだろうか?そのチームが最速でサービスを成長させることができるのだろうか?

経験不足の学生であれば開発マネジメント経験のあるエンジニアを雇おう。

エンジニア社長であればマーケターを雇おう。

4. イベントメディア露出自分たち評価だと考えている

スタートアップ勘違いさせるものイベントメディア露出だ。

マイクを持って意識高い系学生向けイベントで登壇するのは気持ちいかもしれない。

スタートアップ系のメディアに紹介され、Facebookでちやほやされるのは気持ちいかもしれない。

ただ、覚えておいてほしい。

それらを見ているのは顧客ではない。

広報採用ツールとして使うのは構わないが、それよりもサービスの質を良くし、営業を行うことに時間を使うことをお勧めする。

採用については媒体お金を払うほうが良い。

5. 勝手に売れると考えている

特にBtoBスタートアップに多い。

黙っていてもサービスは売れないよ。

Webで見つけて勝手契約してお金が入ってくる、そんなに甘くはない世界だ。

しっかりと営業員を確保する。できなければ代理店契約する。

特に大企業であればコネクションは必須だ。勝手ものは売れない。

オンラインだけでは無理だ。仕組みを作ろう。




他にも20個くらい要因はあるがそれはまた次回にお伝えしたい。

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