はてなキーワード: お土産とは
元々漫画とかアニメが好きで2次元オタクをずっとやっていたんだけど、声優にハマった流れで徐々に3次元アイドルに流れていった。
最初はやっぱりAKBみたいな有名どころから入ったものの、推しメンが卒業したのを機に気軽にライブに行ける中堅どころ~ド地下アイドルみたいなところまで手を広げてしまった(都内に住んでたから行きやすかったという理由もある)。
これまでの人生でライブハウスなんて怖くてまったく行ったことなかったんだけど、推しを見れるという後押しによって1年くらいは結構楽しく頻繁に足を運んでいた。多いときは週に3・4回くらい。仕事帰りに渋谷とか新宿で降りてライブが終わってから満員電車に揉まれて帰宅する。
こういったライブハウスの活動中心のアイドルは、出番後にチェキを撮影して数分間会話を楽しむという特典会があり、ほとんどのオタクたちはこれにも参加する。
実際にアイドルと話をする以外の時間(つまりライブハウスにいるほとんどの時間)は、オタク友達同士で雑談したりしてる人か、特に知り合いもいないのでスマホいじるかボーっとしてる人に分かれる。
私は基本的にコミュ障なのでやはりここで友人をつくるなんてハードルは超えられず、後者の人種だった。
アイドルのライブを見て、少しだけ話して元気もらって、お土産としてチェキを手に入れる。ということを目的に来ているのでそれ以外のことは特に求めていなかったのです。たぶん私と同じようなオタクは結構いるはずです。
昔2次元オタク全開だったときに、知り合った人と折り合いがつかず「あの人と会いたくないなぁ…」と思ってしまう失敗も過去にしていたので、自分は対人関係下手なのもわかっていたし変な理由で好きなアイドルに会いに行けなくなるのは嫌だったのです。
しかしやはり現場でずっと一人ぼっちなのはかなり寂しく、推し被り(同じアイドル/メンバーを推している人)同士くらいは多少喋れる人を作ったほうがいいかなと思ってしまいました。
(思い返すとこれが悪かったのか…)
ある日、特定のアイドルメンバーと近い距離で会話ができるオフイベント(限定10名!みたいなもの)に参加したときに、一緒になったオタク男女数名とわりと楽しく会話した。そう、別に会話しようと思えばその場では普通程度には喋れるんです。Twitterもみんなで相互フォローして、これで自分もアイドル現場でもっといろんな交流ができるかなと期待もした。
こうなってくると結構タチが悪くなってきて、アイドル現場にいくと周りのオタクが気になってきてしまう。
「あの人いつもいる人だな」
「あの人一度喋ったことあるけど、話しかけてきたりしないな」←自分から話かけるという選択肢は無い
などなど。
別にこれはよくある光景で何ともないんだけど、自分が中途半端に意識してしまうのが本当によくない。アイドルを見に来てるんじゃないのかよ俺。
しかし相互フォローしてしまっているので、Twitterを見るとオタクのつぶやきがすごく目に入ってくるのです。
しかもライブ中心アイドルのファンは現在は10代後半~20代中盤の男女がボリュームゾーン。私はもっとおじさんなので、明らかに若者ノリにはちょっとついていけません。
疎外感が加速していきます。
そしていつのまにか、とあるオタクのいわゆる「裏垢」をフォローしていました。なぜフォロー許可してくれたのか今となっては本当に謎です。
これも今の時代なにも珍しいことではないのかもしれませんが、裏垢では同じオタクに対する文句などマイナスな方向のツイートが並んでいました。
ミュートすれば良かったんですが、気になってついつい読んでしまいました。
厄介オタクという迷惑行為をするファンも目立ち始め、私は直接的な被害は何もないのですが、アイドル現場にどんどん自分の居場所が無くなっていくのを感じました。
これがすべて私の被害妄想だと言われればそれまでかもしれませんが、徐々に足が遠のいたのは確かです。
そして、仕事が長期休みのときに偶然ダウンロードしたスマホゲームが面白かったのをきっかけに、2次元のオタク趣味に戻っていきました。
2次元オタク文化は、創作物を褒め合う文化があるし、素直に良いものは良いと言っている人が多いと思いました。
とても、とても居心地がいいと感じました。
単純に3次元アイドルオタクをするには一定のコミュ力が必要で、私にはそれが無かったという話なのでしょうか?
3次元アイドルオタク現場の適正年齢を私は既に超えていたという話なのでしょうか?
推しの子はもちろん今でも好きなので、Twitterはフォローしてますし、たまに画像を保存したりしています。ですが現場にはもう半年以上行っていません。
はてなポイントでメッセージをもらったことがきっかけでメールをやり取りするようになり、先日闇属性の人とデートをしました。
車で2時間ほどの駅まで迎えに来てもらい、雪の残る山道をドライブ。
宿の近くの湖畔をドライブしながら街に出ました。
お酒を飲まずにこの時間に話せる場所がどこにもなくて、仕方なくカラオケ。
あんなにメールをやり取りしたのに、私たちは初めて会った人同士で、改めて正面に座るのがなんだか気まずい。
私は次々に曲を入れて、すごく恥ずかしかったけど、ひとりで歌って時間が経ちました。
「人前で歌うのは苦手」とはじめは聞くだけだった彼だけど、釣られてきたのかトイレへいって戻ってきたらこっそり1人で歌っているのを発見。
彼もすごく恥ずかしそうだった。
翌朝も宿のカフェで待ち合わせ。
昨夜走った湖畔を眺める高台へ連れていってくれて、湖から海に続く水面と晴れ渡る空をみました。
快晴。
そのあと彼は桜の木立に囲まれた近くのカフェに案内してくれたのですが、時間が早くてまだ開いていませんでした。
ちょっと残念そうな彼。
「最近出来たばかりのカフェチェーンにまだいったことがない」と彼がいうので一緒にいってモーニングを食べました。
それから「山がきれいに見えるところがある」としばらくドライブして海へ。
海辺の公園で遊ぶ子供たちを眺めながらとりとめのない話をして、浜辺に出て冬の波打ち際をみて、地元の史蹟の草原を並んで歩きました。
車に戻ってまたしばらくドライブ。
「この道を戻るとき山がきれいに見える」といわれ、高架をくぐり抜け元来た道を戻ると雪を頂いた雄大な山の峰が正面にあらわれました。
「天気がよくてよかった」とちょっと得意げに誇らしさでにこにこしているうれしそうな彼。
時刻は三時過ぎ。お昼を食べずにドライブしたので、少しお腹が空いてきました。
「珈琲の美味しいお店がある」と地元に昔からあるレストランへ。
彼はキャラメルモカを、私はハンバーグセットをいただきました。
「地元の人はみんなここへ来る。知り合いがいるかも」と彼はちょっとそわそわ落ち着かない様子。
実はカフェチェーンに入ったときも、カラオケへいったときも、彼はずっとどこかで知り合いに会うんじゃないかと何度も口にしていて。
そんなに気になるところへ、なぜ私を連れて来ちゃうのかな。
そろそろ日暮れになり、少し寒くなって来たのでお土産屋さんで浴用タオルを買って路地に並ぶ足湯へ。
冷たい風に吹かれながら並んで足湯へ入っていると、向かいに座ったおばあさんがちらちらこちらを見てくる。
「今頃のこの辺の名物といえば、やっぱり蟹ですか?」と話し掛けてみた。
「そうだね、やっぱり蟹だ」とおばあさんは応じてくれて「ここは美味しいものがたくさんある。私は長崎から嫁に来たけど、あなたもこちらへ来たらいいよ」と思わせぶりなことをいわれる。
彼の方を見れなくて、すぐに話を観光に戻して、どうでもいいのに地元の温泉について根ほり葉ほり聞いてしまいました。
すっかり温まって、ちょっと無謀なことをしたい気持ちになって、一緒に温泉へいこうと彼にいってみた。
彼はびっくりしていたけど、すぐに近くの温泉へ連れていってくれて。
彼は「人と待ち合わせして温泉に入るのは初めて」といっていて、彼のいろいろな初めてを一緒に経験できることがうれしかった。
二人でぽかぽかになったところで以前はてなでも話題になっていたお寿司屋さんへ。
彼の街はお魚が新鮮なことで有名。
握りも茶碗蒸しも、カウンターのお寿司屋さんに引けを取らない美味しさでびっくり。
店内は大混雑。彼は知り合いに会うんじゃないかとまた少しそわそわしながらも次々お皿を積み上げていきました。
それから朝の高台へ戻って、湖畔を囲む夜景と満点の星空を見ました。
誰もいない高台は静かで、雲の流れる音や星の瞬きさえ聞こえてきそうだった。
彼は星座の名前を調べるアプリでずいぶん長い間iPhoneの画面を眺めていて。
二人きりの車内で小さな画面を一緒に見ながら画面の中の星空と、真っ暗な夜空の本物の星空を長い間交互に確認し続けていました。
星空がそんなに気になるのか、気まずくてアプリに夢中なふりかのかわからなくて、でも聞けなくて
外は暗く穏やかな月明かりで何もかもやさしいのに、心の中には鼻先に暗幕を下ろされるような闇があった。
「『○○駅で僕と握手!』ってメールに書いていたのに握手してないよ」といったら握手してくれた。
「実は駅で両腕広げて待っていようかと思った」と笑いながらいう彼。
「ウケるかと思って」
三日目。
昨日の高台で昨日と少し違う水面を眺めながら、お互いの仕事の話や趣味の話やはてなの話をしました。
彼も私もxevraさんが好きで、xevraさんに会いたいねと何度も話した。
生きることが辛くて考えがまとまらなかったとき、「とにかく野菜と運動と瞑想と睡眠!」と思って乗り切ったこと。
いまもそれで結構助けられていること。
そこが私達の数少ない共通点。
お互いに書いた増田の話、好きなブックマーカーの話、ブクマや星が集まったときのこと、なくなってしまうはてなハイクのこと。
これもこの三日間で何度も繰り返された話題。
id でしか知らなかった人が目の前にいて、知らない山の高台で私を名前で呼んでいる。
そのあと昨日いけなかったカフェへ。インスタ映えしそうなリア充ビジュアルのケーキセットを二人で頼む。
彼は数量限定のパンケーキセットが売り切れでちょっとシュンとしてる。
ケーキを食べたら駅に出て、そろそろ予約した新幹線で帰らなければならない。
自由席だから慌てなくてもいいんだけど、彼も疲れていると思うし、ちゃんと元気にさよならしたい。
なんてこっそり考えていたら、「昨日いけなかった見晴らしのいい公園がある。いってもいいですか」といわれた。
いいけど、いいのかな。
いいの?
そこからまた街を抜け、野山と木立をいくつも過ぎて、山の中腹にある運動公園へ向かいました。
助手席から眺める冬の道はまぶしいくらいで、遠くに見える焚き火の煙と掛けていく子供と枯れ草を集めて燃やす老人が絵のようだった。
運動公園で私達は子供たちに混じって長い長いすべり台を滑り、広々とした草原で凧揚げをしました。
凧揚げをしている子供をみて「凧揚げしたいな」とぼんやりひとりごとをいったら、彼が売店でゲイラカイトを買ってくれて、びっくりした。
凧揚げなんて子供のとき以来で、どうやって飛ばすのか思い出せなかったけど、彼は「親戚の子供のために去年あげてやった」と、すぐに軽々凧を飛ばしてくれた。
三日間何もかも楽しかったけど、芝生の上を走りながら凧揚げをしたことがとくに印象に残っています。
青空に真っ白な凧糸がくっきりと伸びて、舞い上がる凧は生き物のようだった。
あとのことがどうだとしても。
彼はどうしても私に白バラ瓶牛乳を飲んでほしいみたいで、何件かお店を回って最後は直売所へいきました。
もう新幹線が出る時間はとっくに過ぎていたけど、牛乳は美味しかったし、珈琲牛乳を飲みながら得意そうな彼はかわいかったです。
彼の帰り時間が心配で、最寄り駅で大丈夫といいましたが、帰りも彼は2時間かけて新幹線がでる街まで送ってくれました。
「私達、仲良くなれるかな?」
赤紫の夕映えを背に稜線が黒々と横たわる山道で愛車を走らせながら彼はいった。
駅について駐車場の前にあったカフェで茄子と豚の生姜焼き定食を食べました。
「これで野菜がとれた」
と二人で笑った。運動は凧揚げで解消されたんじゃないかと思う。
並んで改札口へ向かいながら、どんな風にさよならをいえばいいのか、まもなく訪れる瞬間を思って胸が痛んだ。
でも表示板に出ていた発車時刻が迫る新幹線に助けられて、私は軽々と改札を抜けて彼に手を振った。
彼も改札の向こうで、三日前まで知らなかったやさしい笑顔で手を振ってくれた。
席に着いてから「こだま」に乗ってしまったことに気がついた。気持ちが乱れていたことを思い知らされた気がして切なかった。
「ブログに書いていいですよ。僕は言及されたがりなんです」と彼はいうけど、こんなあまりにも個人的過ぎる話題はいつものエントリーから浮いてしまうと思う。
それに彼と違って私ははてなで目立つ方でもない。
というわけで、彼が大好きな増田に書きました。
ちなみに恋人としては見れないとシリアスに何度も念を押されたので、彼は引き続きみんなのアイドルだし恋人募集中です。
残念だけど、私のおっぱいが大きくないからいけないんだと思う。
思わせぶりに切ない感じで書いておいたので、遊び人として名を馳せて欲しい。
嘘。ほんと真面目でいい人なのでみんなカジュアルに誘ってみてください。
今回はすっぴん黒髪でしたが、大規模オフだったら金髪女装も考えるとのことです。
vlxst1224さん、お疲れのところありがとうございました。
朝家を出て、
駅に着いたら、
事務所の鍵を忘れてることに気付いて、
なんか最近忘れっぽいのよね。
特に鍵!
ここ最近これで2回目よ!
買い物しようと町まで出かけて
お財布忘れたことに気付いてドラ猫踏んづけた話の歌とは
レヴェルが違いすぎるのよレヴェルが。
嫌になっちゃう!
用心深すぎて、
家のキーホルダーと一緒に付けておくと
別々にしてるのね。
それが仇になったのよ~。
そもそもとして最初から一緒に付けておく習慣を付けておくべきだわ鍵だけに!って。
新しいキーホルダー新調しようかしら。
今のはもう金具がゆるゆるで
いつも付けている鍵でさえスルッと抜けて落ちてしまいそうなことを発見。
キーホルダーなんて
まさか今になって買うことになるとは思ってなかったわ。
なにか手頃で良いキーホルダーを探すことにするわね。
まったくとほほよ。
うふふとか言ってる暇なんてないわ。
どうせ送れるんだからと余裕ぶっこいちゃって駅そば朝セット頼んじゃいました。
なんか逆に余裕のある朝ご飯って言う感じよ。
お店も空いてるし逆に有意義よ。
まったくだわ!
遅れといて偉そうな口を利くのはどの口かしら?
もう苺のパックが並んでたわよスーパーに!
そんな一番作りがいのあって味もある私の好きな
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
ので、愚痴。
私→25歳
彼→38歳
年は離れてるけど根は良い人だったから付き合った
イケメンではないけど悪くもない
ここから先は3年前の話
・実は40歳だった
→この時点で別れるべきだった まじで
でも、趣味がアニメ・ゲームでお互いに趣味の話で盛り上がって、付き合った
・『くりいむレモン』とか『水色時代』とか『アニメV』とか『PCエンジン』とか昔の話題を急に振る
女だけどギャルゲもするよって言った私が悪かったのか
イデオン好きって言った私が悪かったのか
なんやかんやあったけど話すのは楽しいしな、と付き合ってた数か月後
・お酒飲んだ後に車運転しなきゃいけないからホテルに泊まって飲もう
ただやりたいだけに見えるぞ
結局ホテル泊まってやった んだけど
→隠せよ 数枚出してポケットにでも入れとけよ
・一泊分の荷物を紙袋(お土産が入ってるようなやつ)で持ってきて、紙袋だった理由が「父親が仕事で大きいカバンを使っちゃったから」「母親が用意してくれなかったから」
そもそもお前が飲みたいって、ホテル泊まって飲もうって提案したんだろ馬鹿
結局、その年が明けないうちに別れた
んで、3年後(今)
彼だった
その内容↓
・東京で出版社で働きだした弟が正月休みで帰ってるんだけど、弟に頼めば声優や漫画家のサインが貰えるよ
・「お変わりはないですか」
→寄りを戻したいなら戻したいって言え
なんで敬語なんだよお前の方が年上だろ
最終的に「もう電話切っても良い?」って言って返事聞かずに切って即着信拒否にした
だたそれだけの話
愚痴ってすっきりした
一緒に暮らしているのに会話にならないし(8割くらい話しかけても無視される)
帰省先でお土産買ってきたから食べようと言っても要らないと言われ
後でも食べない?と聞いたら「さあ?」と返ってきた
さあってなんなんだろーなー「あとなら食べるかも」とか「全部要らない」とか言えばいいのに
8月に入籍しようかと言われたけどまだしてないし多分もうするつもりもないのだろう
うちは家族仲が良いから正月帰省しないとか会話で無視するとか全然理解できないんだよな…
でも私が帰省してる間に掃除とか洗濯とかやってくれて戻ってきた日のお昼ご飯も作ってくれた(でも話しかけると無視)
嫌いならまだよくて多分もう無関心というかこっちになんの興味もないんだろうなぁ
https://anond.hatelabo.jp/20190102174908
自分のことを思い出した。
もう20年前の話。
親の仕事の都合で引っ越しの多い幼少時代だった。そのせいか内向的で、休み時間には教室に置いてある児童文庫の学習漫画をよくよんでいた。地球が太陽の周りを回っていると書いてあったから、影が1日の間で移動する理由をテストで問われて「地球が太陽の周りを回っているから」と書いたら、正解は「太陽が動いているから」だと言われた。テストでは僕の答えも丸になっていたが、動いているのは地球の方で太陽は動かないはずだと僕はずっと首をかしげ続けていたと、母親は保護者面談で先生から言われたそうだ。なぜか母親にとってそれは自慢話のネタらしい。
中学受験に向けて猛勉強する同年代の子どもたちの映像をテレビで見たことをよく覚えている。そのときは僕は「ずるい」と感じていた。みんなが学校で同じように平等に勉強の機会を得るべきで、塾で勉強するのは抜け駆けをするずるだと感じたのだ。そのせいか僕は塾に行くことなく大学受験まで過ごすことになる。
親は放任主義というかのんびりしているというか、子どものすきにさせるというスタンスで一貫していた。ファミコンをどんだけやっても怒られないし、勉強しろと言われたことは一度もなかった。そのせいか、どの高校や大学を受けるかにあたって僕が出した唯一の基準は「自由なところ」だった。
高校は県内でも自由で名高い公立を選んだ。私立優位な地域だったので、東大京大に受かるのは3年に1人くらいの高校だった。そんな高校で僕はずっと学年で「2番」の成績をとり続ける。どんなに頑張ろうと常に2番。1番の子は一体どんなやつなんだろうと思わないでもなかったが、実は顔も知らない。1学年10クラスもあって、どのクラスにいるのかを探すのも大変だったのだ。
高3に模試を受けてみると、京大の合格圏に入らないでもないくらいだった。調べてみると京大は、自由そのものの校風ではないか。それなら受けるしかない。塾には行ってなかったが、通信教育は受けていた。コースを京大向けに変更して、家で課題を解き続ける日々。子どもの頃に中学受験をずるいと感じたくせに、大学受験ではそのど真ん中に身を投じているのだから勝手なもんだ。つまりは自分が認識すらできない時点で人生に差をつけられてしまうようで、抵抗を感じていたのだ。
受験の当日、母親がホテルについてきた。「私は観光してくるから、あんたは受験頑張りね」と。どこに観光してきたかは知らないが、そのときの写真やお土産はひとつもなかった。どこにいたんだろね。
試験はよく集中できた。何問解けたのかはよく覚えてない。目の前にある京大らしい問題に、自分の知識と知恵で格闘した。いつも通りの自分でいられた気がする。
自分の番号を見つけた瞬間の感想は、あーそっかあという安堵のようなものだった。ここに受かるということは、親元を離れて暮らすということだ。その新しさへの不安と期待が少しずつだった。
噂によると、学年でずっと1番だった彼も京大に受かったらしい。が、いまだに会ったことも話したこともない。全く自由というか無頓着なのだろう、2人とも。
僕も親のように、人生の岐路になりうる場に子どもを平常心で立たせてあげることができるだろうか。まあきっとできるだろうと、ポケモンをやり続ける子どもを見ながら思うのだ。
人が旅行とかでどこかに行ってくる時に「お土産よろしく」とか、
人がどこかに行っている間に「〇〇さんお土産買ってきてくれるかなー」とか、
そんなこと言ってる人ほど自分がどこか行った時にお土産を買ってきてくれることが少ない気がする。
それでいてそういう人ほどお土産を催促しているのだろうかと思うような話し方をしてきたり、
お土産に欲しいものをほのめかしてきているのだろうかと思う話をされたりする気がする。
普段お世話になってる方々にちょっとしたお礼をする機会という感じで捉えてる。
だからお土産にちょっとお菓子を買っていくってことに対して100%否定的に思っている訳ではない。
けど最初に書いたようなことを誰かが言ってるのを聞くと、
なんとも言えないちょっと嫌な気分になる。
そんな気分になっている自分がとても嫌になる。
お土産に限った話ではないけど、お菓子などの食べるものを考えたり選んだりって、
正直すごく負担が大きい。
特に食べ物に関しては、他人の好き嫌いとかアレルギーとか宗教とか、
その他の理由で食べられないものって全部知っておくのは難しいから。
ものによっては結構重くなったり慎重に運ばないといけなかったりするから。
個人での関係でも、集団の中での関係でも、難しいと思ってしまう。
年の瀬や 水の流れと 人の身は 明日待たるる 匿名ダイアリー
ファミマのフラッペ飲んで泣いた話 | 851 | 2018/06/05 20:49 | 暮らし |
仕事辞めて牛タン食べた | 400 | 2018/06/19 15:46 | 暮らし |
午前4時 | 222 | 2018/06/17 07:35 | おもしろ |
さっき見てトップに載っててびっくりした。コメント個別に返すのはやめちゃいましたが、できるだけ↓で答えてみました。不愉快にさせた方はすみません。
https://anond.hatelabo.jp/20181201155849
高校卒業してから数年フリーターをして、コネで地元の会社に入り、そこも色々あって辞め、派遣社員になった。
最初の派遣先は休憩室が正社員専用だったり、仕事で使うもの(ファイルとかホチキスとか。正社員は共有文具をバカスカ使う)を全部自分で用意しなくちゃいけなかったり、そのくせ飲み会には呼ばれて無料キャバみたいなことをやらされたりしてた。派遣先が変わったら、そういうのとは無縁になった。
今の会社はIT系の大企業で、オフィスもドラマの舞台みたいにオシャレ。これぞ東京の働く女!って感じで舞い上がって、誇らしい気持ちでゲートを通っていた。最初のうちは。
①人がマジで優しい
若い子から役職者まで、とにかく余裕があり感情的にならない。ミスがあっても「大丈夫です。次から気をつけてくださいね」くらいで終わる。
あとびっくりしたのが、職場で「ここ間違ってるけどどうなってるの?」って話になった時、大抵の人が「自分かも!確認しますね」って返すこと。間違いをすぐに認めること。間違われた(?)側からも「自分の説明もよくなかったかな。すみません」って言葉が出てくること。
以前務めてた会社では皆一斉に「自分じゃないです!」だし、その後自分のミスだとわかっても、自分の責任を少しでも連帯責任的な感じに持ってくために言い訳するのに必死だったし、間違われた側は大義名分を与えられて、ここぞとばかりに相手を責めた。
②他人にそこまで興味がない
↑の感じの職場だから、人間関係はすごく穏やかなんだけど、そんなに仲良くない感じもする。毎日飲みに行くとかもなさそう。
ちょっと仲良くなった社員さんに「○○さん(その人とよく仕事をしている)彼女いるんですかね」って聞いたら「どうだろう?」って言われて最初はちょっと驚いた。前に社員やってた所は、誰が彼氏彼女持ちで誰が童貞で〜みたいなこと、ハブられてなければ全員知ってた。
社内恋愛の噂なんて、その話題だけで2時間飲めてた(ゲスな予想とか……)のに、今はちょろっと話題に上がっても「へぇ、本当なら素敵なカップルだね」くらいでおしまい。もっとその話を聞きたくても、つっこめない。
ちなみに社員の結婚や出産のお祝いはするけど、派遣にはそのカンパは回ってこない。
③文句は言う
私が以前務めてた会社と比べたら、給料も環境もめちゃめちゃ良いのに、社員たちは全然ご不満らしい。言い方は上品だけど、けっこうおおっぴらに言う。それで怒られたりとかはないのはすごいと思った
・・・・・・・ということで、全体的に今の会社は働きやすくてストレスもほとんどないんだけど、居心地の悪さを感じる時もある
①みんな悪口言わない
会社に対しての文句は言うけど、個人の悪口を言わない系の人が多い。すごく仲のいい集まりでは言ってるのかもしれないけど。
言動に対しての悪口ならまだしも、容姿とかファッションに対する悪口なんて言おうものなら、上品にドン引きされるんだろうな、と思う。
もちろんそれが正しいと思う。
でも前の職場はどこも、もっとカジュアルに悪口言ってたし、自分にはそれが正直なところ、息抜きになっていたんだと、今の会社で働いてわかった。
②不意に思い知らされる格差
夏休みでも年末年始でもない時期に有給使いまくって「エジプト行ってきたのでお土産です」とか、「ジム行くから早く帰るね」とか、周りがそれを当然みたいに許すこととか、すごい若い子でも投資やってたり、休みの日にまで自ら望んで勉強するとか、社員の人たちはそういうの、すごい普通のことみたいに言う。品のいい両親に育てられて、品のいい友達に囲まれて、失敗しないで育ってきたのを見せつけられるみたいに感じることがある。
私みたいにDV気味の父親と近所の人の悪口を言うのが趣味の母親の元に産まれて、中学でちょっとグレて、悪い道に染まり切る度胸もないけど勉強もできなくて、偏差値50を切る高校を卒業した女が存在すること、本当にわかってるんだろうか。わかってはいるけど近くにいるとは想像もしてない?まあ私も、東京生まれ東京育ち、両親ともに大卒で当たり前のように大学を出て、大きな会社に務めてて、趣味は海外旅行と観劇・・・なんて人、周りにいなかったから、分断ってこういうこと?って思ったり
普段は仲良くしてくれてても、不意に漏れる「当たり前」の水準の高さに、たまに心がぎゅっとなる。相手がマウンティングしようとしてたり、悪意があるならまだいいんだけど、本当に無自覚に、「iPhone一括で買う(分割にしない。お金があるから)」みたいな価値観見せつけられる。
あとなんか、すごい便利に生きてる。新しいサービスとか税金が優遇されるなんちゃらとかすごい知ってて、金持ちな上にそういうの使って下との差をぐいぐい広げてる。私、今の会社に入るまではてななんか知らなかったよ。
「ここにいる人は(ほとんど)○○の社員なんだ!この会社の男と結婚したら、もしかして玉の輿ってやつ!?」と気合を入れて出勤したりもしてた。でもそういう意味で相手にされていないのは、1年かけてよくわかった。
正社員男×派遣女のカップル成立、思ったよりずっと難しかった。社内結婚は多いけどたいていは社員同士の二人。パワーカップルが流行りだから?
表面上はすごい優しいけど、やっぱり社員にとっては同僚(一緒に働く仲間=対等)として見れるのはやっぱり社員だけなんだと思う。
思ったんだけど、「派遣に手を出す」ってのは正社員の男の人にとって、結構カッコ悪いことなのかもしれない。格下の女に手を出す的な??
見た目がパッとしない女子社員も、すごく自信がありそうに見えるし、勉強もしてて、私がいいなと思ってたイケメン社員と冗談を言い合ったりしてて、二人はその後結婚して、結局環境が近いもの同士くっつくんだなと思った。ネイルとかメイクとか、本当に意味ないんだなって。
・・・こんな環境知ってしまったら、もう地元には帰れないけど、この会社の本当の仲間(正社員)には絶対なれなくて、いつかは追い出される。仲良くしてくれた社員さんも、「寂しくなるね」とか言いながら次の派遣を笑顔で迎え入れるんだろう。
正直、私は、「昔友達が全然いなくてぼっちだった」的な話は死ぬほどネタにされるけど、「昔は悪くて補導されて…」って話に一目置かれるような職場がお似合いなんだと自分で思う。ランクが上の世界なんか、足を踏み入れるもんじゃない。いるべき世界に戻ったら「私は昔XXで働いてたんだからね!」みたいな変なプライドを鼻にかけてしまいそうだし、実際今も地元の友達にXXで働いてるって言っちゃってる。嘘じゃないけど派遣って言ってない。でも皆わかってるのかな。ああ
プレミアムフライデーで、周りの社員が飲みに行くって言ってたから、誘われるかもしれないってちょっといい服とか着てきちゃったのに、誘われなくて皆ガヤガヤお疲れ様でしたって帰ってって、今家だけどなぜか涙が止まらない お似合いの場所に帰ったほうがいい。でも帰りたくなくて、私は
名言でもなんでもなくて、何気なく言われた何気ないひとことなのに
伯母
「○○(地元)大学じゃちょっと恥ずかしいね、××(旧帝)大学くらいじゃないと」
→大学選びのときに気がつくと地方大を除外していた。旧帝大には入れなかったので都市部の私立大に入った。
父
母
(おこづかいで母の日になにかあげたい、なにか欲しいものある?と聞いたところ)
「いらないよ。それ、お母さんがあげたお金で買うんでしょ?」
→多分すげー虫の居所が悪かったんだと思われる。おかげで私は家族にプレゼントをあげないまま大人になったし、
大人になってからは親に金銭的な援助を受けることに強い抵抗を覚えるようになった。
「交通費くらいだしてあげるから実家に帰っておいで」と言われてもためらうし
(お土産なんて買っていったら、金の余裕があるなら自分で交通費を出せと言われるかも、と思ってしまう。そんなわけはないのだが)
「大人になるっていい 自分一人食わせてさえいればだらにも邪魔されないんだから」
自分一人を食わせるのも全然簡単じゃないことに気づくのにはずいぶんかかった。
母
→母は黙ってさっとはたらく人だった。公共の場所が乱れていたりするとだまってそれを直す人だった。
公共の場での振る舞い、たとえば電車内にごみが転がっていたり席を譲らねばならない人がいたりすると、母がいつも頭のなかでこの台詞を呟くし、私はそれで動ける。
タイムスリップをしたり平行世界を行き来する輩が、そんなのでよく今までやってこれたな。
「あの世界線は夏時間っていうのが導入されているんだ。夏の特定の時間帯、意図的に時刻をズラしているんだよ」
「……何でそんなことを?」
「夏って太陽が照っている時間が長いだろう。だからそれに合わせて時刻設定を柔軟に変更して、仕事とかの効率化を図るんだよ」
「……何でそんなことを?」
説明をしても全く同じ返しをしてくるあたり、ガイドはかなり困惑している。
まあ俺の生きる時代でも、「そういうことをやっていた国もあった」と授業で習う程度だからな。
後世に伝わっていないのも仕方ないか。
元の世界に戻る際、ガイドは『別世界の時間』をそのまま反映させてしまっていた。
普通ならそれでも問題なかったのだが、その『別世界の時間』は『夏時間(サマータイム)』だったんだ。
夏時間のない俺たちの世界と繋いだ際にズレが生じ、時間軸が分裂しかけたってわけだ。
「タイマーを見たとき、体感よりも時間の進みが違うなあとは思っていたけど、違和感の正体はそれだったのかあ」
「寝起きの悪い人間が早く起きるために目覚まし時計をズラして設定するが、ウッカリそのことを忘れて急いで学校に来てしまったみたいな感じだな」
「その例えは分かりにくいけど、これでやっと原因は分かったよ。すぐにその時差を反映させて再設定するね」
ガイドはそう言うと、本当にすぐ設定を反映させた。
辺りに漂う、言い知れない違和感がなくなっていくのが分かる。
多種多様なドッペルも一つに集まっていく。
元に戻ったドッペルは、未だ足元がおぼつかない。
吊り橋の上で揺られすぎた後の弟みたいだ。
「……なんか変な感じ」
「分裂しかけていた世界を繋げたからね。分かれかけた世界で起きた記憶と混濁しているんだろう。まあ、直に馴染むさ」
有り得たかもしれない可能性ってものを、もっと楽しめるものだと思っていたが。
俺自身は別世界でも代わり映えせず、細かな世界の差異は不和しか引き起こさず。
これならテーマパークで遊んでいたほうが幾分かマシだったな。
「そういえば……なあ、ドッペル。お前は別世界でも、趣向こそ違えど変装はしているんだな」
マニッシュっぽくもあり、フェミニンっぽくもある、中々シャレた着こなしだった。
「変装バリエーションを増やすために、あの世界での格好も参考にしてみたらどうだ?」
予想外の答えが返ってくる。
俺の知っているドッペルの服装からして、明らかに傾向が違うんだが。
「ということは、俺と会うときはいつも変装しているってことか」
「だって……なんか恥ずかしいし」
ドッペルは人見知りが激しい性格で、それを抑えるために変装をしている。
そうすることで違う自分を装ったような気分になり、何とか他人とも接することが出来るからだとか。
そのことは知っていたが、俺が今まで見てきた姿は全て変装だったっていうのは驚きだった。
最近はかなり打ち解けてきたと思っていたんだが、どうやら気のせいだったらしい。
別世界の俺なら、もう少し上手くやれているのだろうか。
あれだけ長々とやった割に、この世界では2時間ほどしか経っていないらしい。
「今年ってサマータイム導入されたんだよな?」
「いや、一応確認してみたが、されてないっぽいぞ」
「ええ? サマータイムあったと思うんだけどなあ」
多くの人たちが、あるはずのないサマータイムを「あった」と認識していたんだ。
その他にも電気ネズミの尻尾のデザイン、お菓子のロゴにあるハイフンの皆無。
微細な記憶違いを起こす人が多くいた。
どうやら世界の再結合による弊害は、俺たち以外にも起こっていたらしい。
確か、こういう現象には名前が付いていた気がするが……思い出せないな。
……久々にSF小説でも読んでみるか。