はてなキーワード: 全体最適とは
だから上に立つ側の人間が努力しなくてもある程度の結果が出てしまい、全体最適化に対する議論が為されないまま事が進んでしまう。
世の中の問題が各人の努力でカバーできるうちは非常に強いが、構造に由来する問題が生じ始めると途端に弱くなってしまう。
無論、どのような社会においても構造に由来する問題を解決するのは容易いことではない。それが比較的容易なのは中国のような強権国家のみであろう。
それでもやはり欧米諸国と比べると、日本は最適化が下手だという印象だ。
さて、ウイルスの話だが、我々は各人の努力で克服することができるだろうか?
日本人の清潔さ、優秀さがあれば、勝算は大いにある。少なくとも諸外国に比べて再生産係数が小さいのは間違いないだろう。ただしこれは非常に楽観的な意見ではあり、感染爆発する可能性も十分残されてはいるだろう。
仮に克服したとしても、いい加減各人の能力に依存した社会に対してNOを突きつけようではないか。このような有事の際にも、各人の努力に依存しようという政府の姿勢に対してNOと叫ぼうではないか。少しでも多くの日本人がこの意識を持てば、日本はもっと素晴らしい国になるはずだ。何しろこれほど各人が優秀なのだから。
今でもコロナは別に大したことないんじゃないか、という意見が多いようだ。
大したことあるかどうかはもちろん主観によるが、中国やイタリア、スペインの報道を見てそう思うならそうなのだろう。
あるいはあれは騒ぎすぎているインフォデミックの結果だ、と思っている人もいるだろう。
それでは、コロナを受容したら、騒がずに季節性のインフルエンザのように扱ったらどうなるか、ということも考えてみてもよいのではないだろうか。
季節性インフルエンザと比較してみよう。詳細な数字はわからないものの、致死率は少なくとも10倍、桁違いだ。感染力も2倍。少なくともインフルエンザ以上。
https://www.jiji.com/jc/article?k=20200313039830a&g=afp
季節性インフルエンザでももちろん死亡に至るが日常でそれほど見ることはない。寝たきり高齢者の最後の一撃としてならあるが普通に歩けている高齢者がインフルエンザだけで亡くなるということはほとんどない。
ましてや、現役で働けるレベルの医師がインフルエンザの罹患が原因で亡くなったという話は聞いたことがない。そんなことが身近で起こることを看過できるだろうか。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/02.html Q10参照
それが新型コロナでは単純に計算して10万人になる。感染力が高ければもっと多い。年間死亡者は約137万人。さらに10万人がコロナで亡くなる。
70代の致死率8%。
元気にテレビに出ていた70代の著名な芸能人が罹患し突如亡くなる可能性を受容する。
https://www.mhlw.go.jp/content/000609467.pdf 6p参照
そういう社会。
これが受容できるというなら、何も恐れることはない。
つい100年前まで、天然痘や結核やその他あらゆる感染症に人類はなすすべがなかった。それでも繁栄を遂げた。
それに比べれば、新型コロナウイルスなど取るに足らない病原体。
気にしないで生きるのが全体最適と言えるかもしれない。
それが出来るなら何も困らない。
しかし、あの中国ですら、都市を封鎖してまで封じ込めたウイルス。
出来るだろうか。
出来るだろうか?
まず、経済的な理由で自殺する必要は全くない、ということは強調しておく。日本は生活保護などセーフティーネットは十分ある。なんとでもなる。何度でもやり直せる。
とはいえ、影響はある。
「2000~07年に比べて2009年における世界54カ国の男性の自殺率比(RR)は1.033(95%CI 1.027~1.039)であり,有意に増加していた(P<0.001)」
https://medical-tribune.co.jp/mtpronews/1309/1309055.html?_login=1#_login
日本では
「2008年に起きたリーマンショックでは、自殺者数32,249人と前年の33,093人に比べ約800人程度増えています。ただ、自殺死亡率で見ると2008年が25.8人、2007年が25.2人と大きな変化は伺えませんでした。」
https://business-career.jp/articles/2LyRmipkcp4qic6ar53g?page=3
確かに影響はあるし、無視してよい数字では全くないが、新型コロナウイルスの影響と比べると桁が違う。3桁ほど違う。
2019年の自殺者は2万169人。以前よりだいぶ少ない。影響もより少ないことが予想される。
もちろん、対策もできる。
何より、公的に補償をすればよい。極めてシンプルな解決方法だ。
そう考えると、経済が冷え込むから、という理由で新型コロナウイルス感染を軽視するのは医療面、健康面に関してはかなりバランスが悪いと言えるだろう。
そして、社会的に受容、許容が出来ないとしたらどうなるか。
適切な対策をしなければ、イタリア、スペインの後を追うことになる。ならざるを得ない。
つまりあれはインフォデミックではない。
まさにパンデミック。
じゃあ、どうすべきか。
これに尽きる。
一刻も早くするべきではないだろうか。
とにかく敵対勢力の力を落とすというミッションにおいて先ずは敵の陣構えをよく見て、情報を適切に判断できない者、多くを得ることよりも自分の主義主張や面子や業などを優先してしまう無能者、全体最適を計算できない者、すでに十分に得すぎており失うことを恐れる者、過度な出世欲をもつ者、近親者に弱みのある者などにターゲットを絞ることは常套手段なわけで、
そいつらの行動分析をしたうえで餌をぶら下げて勝手に踊らせ暴れまわらせてリソースを浪費させあわよくば自滅させることをねらうというのは常套手段なわけで、十分な時間が与えられている中で自分たちのリソースを減らさずに版図を広げるにはまず忍んで計略し、戦わずして勝つという戦略を取るにきまってるよね。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000023488.html
●>このプロジェクトには、GO所属だけではなく、大手広告代理店や民放キー局出身で、メジャーなCM制作に多くの実績を持つ6名のクリエイティブディレクターが参画しています。
これはすごい。よく集めた。
広告代理店が出す、この人たちの人件費の見積もり単価考えるだけでも2000万なくなるんじゃないでしょうか、ぐらい。一流クリエイターズ。
●>「はじめてのTVCMプラン」では、制作からメディアバイイングまでを一気通貫して提供。2,000万円〜の広告予算で、最短2ヶ月で業界最高水準のCMを納品することが可能
これが安い。
普段テレビで目にする全国放送のCMをつくって流すには、普通 2~3億円かかる。高いと思ったでしょ?そう高い。キー局の放映料はまじで高い。
だからそれが払えるメジャー企業・商品、or ソシャゲとかでじゃぶじゃぶ儲かってる企業しか普通はCMを打てないんだよ!
ただまあ、色々聞いている限りだと予算2000万だとたぶん全国放映は無理で、急に安くなる地方局のみに出稿するパターンだろうね。
●>デジタル領域では当たり前の、KPI設定から数値分析までのPDCAを実施します。さらに「CMO代行プラン」では、デジタルとテレビの融合によるマーケティング予算の全体最適化を実施。
ここまでやってくれるのはすごい。
これ、広告代理店でこれ頼むと、別部署が出てきてオプション価格で見積もりがまたボコーン!ってあがるから。ここまでやりますよ!
っていうのはすごい。
ーーーー
2.(大手)広告代理店が受注、オリエンに基づいたTVCMの企画やメディアバイイングのプランニング→
3.プランの承認が取れたら「制作会社」がTVCMを制作・納品 ※メディアバイイングは代理店の仕事
なの。マーケティングが入ったら2.の部分の事前リサーチと、3.の後として事後リサーチが入るのね。
これをひっくるめて、価格を億単位からしか発注できなかったTVCMを、大幅に引き下げて参入しやすくなったということね。
これはすごいよ!
さて、
ところで、
今回発表した人たちの担当範囲って「2.」のプランニングとマーケティングなんだけど、
PRしてる部分は「3.」の部分「業界最高水準のCMを納品」まで入ってるんだよね。
通常、ここの部分は慣習的に全広告予算の10%が直接制作費に割り振られるようになっている。
つまり、全体予算2億円だと、2000万を制作会社はもらってそのお金で「業界最高水準」のクオリティのキレイとかカッコいいとか高品質な映像を納品するわけね。
なんでたかだか30秒の映像つくるだけで2000万かかんのって思うだろうけど、
撮影現場にはCMの場合50人~とかスタッフがいたりして(映画の撮影現場のメイキングとか見たことあるでしょ?あんな感じ)、
もちろん、デジタル技術が発展し続けてるから、人数が少なくても良いものはできる時はあるけど
物理で美術セット建てたりすれば大工の世界だから金はかかるし、
あるいはCGつくるにしてもそのCG部分には人件費がまたかかるからね。
で、
それで、
全体予算が2000万とすると、制作費は10%として200万?
さてこの発表の影で誰が何を思うかは、
ああ、一族経営とはいえ、全体を見て判断してたのに、コスト意識だ!効率化だ!という馬鹿が入ってきた組織か、、、、。
目的のものを強くするために不要な仕事を減らすというのならわかる。けど、えてして「何を強くするか」を意識していないからな。
そして、大学は教育と研究という評価が難しく、かつ、時間的に相反するものを抱えている。評価が難しいがゆえに鱗片的な座標で強引な改革なんてものがしばしば横行する。
で、「自分の仕事に集中して弱くて自己主張しない奴」に仕事を押し付けると。鱗片しか見てない指標「だけ」で見て、全体最適化を失わせると。
最近は良くアプリの8 ball pool(ビリヤードのこと)をプレイしてる。なんだか頭の中がとても乱雑になっていて、考えることにに嫌気がさした時、ただボールを見つめて、どうすれば全ての玉が上手くポケットに滑り込んでくれるのか、バンクショットの角度をどうするか、どのくらいの強さで玉を弾くか、分析と試行を繰り返していると、混乱状態の頭や感情が、少しは落ち着くような気がする。
ゲームをしていて、Azad君というインド人と友人になった。ある日ただただ黙々とゲームに勤しんでいたら、ゲーム中にやたらとわたしのプレイを褒めてくる人ががいた。私は特別なことは何もしていなかったし、その人の方がゲームの実績は明らかに上だったので、なんだか不思議な気持ちだった。
あげく、その人は私のために勝ちを譲り、友人になりたいと言った。その日から、異常といえるまでの私への執着を見せ、毎日私と一緒にプレイしたがった。2人でクラブを作り、適当に思いついた"pool of thron"というのが名前になった。最後のthroneのスペルが間違っているのを、その時からずっと彼には言えないでいる。バンクショットを打てるようになったのは、彼が教えてくれたからだ。しばらく一緒にプレイしていたが、彼の様子はどうもおかしく、ただゲームを一緒にプレイしているだけなのに、私のことを女性として好きになったといいだす。この時、お互いに顔も見たことがなく、私のゲームアイコンはpool bossという色気のかけらもないやたらと偉そうな熊だった。Azad君の連日の愛の告白と執着心にはとても困った。彼は賢くて、無邪気なところがあり、私に対しては非常に優しくしてくれた。彼との時間はとても楽しく、これからも友人としてずっと一緒に遊んでいたいと思っていた。何故彼が姿も見えない、私に対して恋愛感情を抱くのかは、不思議でしょうがなかった。
聞くところによると彼はまだ大学院生で、後から交換したLineの誕生日欄を見て、20歳であることを知った。彼女がいたこともなく、女友達もいないそう。私に対しては異常なまでに積極的であったのに現実では女の子に話しかけることが出来ないようだ。それなら、行き場のない恋心や性欲やらが画面の向こうの私という唯一の女性らしき存在に向かっても、しょうがないのか、ともう28を過ぎてそれなりの経験を経て、少しばかり擦れてしまった恋愛観を会得してきた私は思う。
彼は本当に私を愛しているといい、一緒に遊んでいない時もずっと私のことが頭から離れず、私が愛しく、恋しく、抑えきれない感情をどうコントロールしていいか分からないのだという。私も、そんな風に誰かを愛した気になっていたことがあったなぁ、とそんなに昔のことでもない、日々がその人の為にあり、その人とほんの少し関われるだけこの世界が輝き、最後はお互いに身を削るように痛く終わった恋愛のことを思い出す。
恋心というのは、つまりは性欲であり、相手の事が頭から離れないのは、脳の動物的な本能と人を生殖に促すホルモンのせいなのである。それを私たちは燃え上がるような恋だとか、熱い愛情だとか呼んでいるのであるが、
この種の保存の、本能には争うことは難しい。
そもそも私たちはなんとなく自分のやることやしたいことを、自分で決めているように考えているが、その実、この世界を司る巨大なシステムのような何かに踊らされているだけなのかもしれない。"人"あるいは"動物、もっと言えば"生物"として。この巨大なシステムは、全体最適を常に複雑に計算し、"個"はお互いに僅かに影響しあいながら、それぞれに与えられた役割を全うしていく。我々はあたかも自分がそれを選び取ったかのように信じ込んでいるが、全ては予めプログラムされた故の行動に過ぎない。のかもしれない。
なんだか話がずれてしまった。Azad君の話に戻そう。先日、いつものようにプレイをしていたら、おもむろに私の名前を呼び、自分と真剣勝負をしてくれと言う。買ったら、彼が新しく作ったもう一つのゲームのアカウントを私にくれると言う。彼はただただ私の為に、アカウントを使い分けて、ここ2週間程かけて100millionのコインが溜まったアカウントを作ってくれたのだ。その為にface bookのアカウントも新規で作成して。これには驚いた。正直、戸惑いもあったが、彼の気持ちに感謝しありがたく受け取ることにした。因みに勝負には負けた。もともと勝負はあまり関係無かったようだ。
100Mのコインがあると、何ができるかと言うとバンクショットで黒球を入れないと勝てないという、特別なステージで遊ぶことができる。私と彼は日々バンクショットの練習をひたすらやっていたから、私もこの難しいショットをそれなり決めることが出来るようになっていた。彼から上達を褒められ、驚かれるのが嬉しく、一人で地道に練習したりもした。今ではおよそ70%くらいの精度で決めることができる。これは、8 ball poolの全プレイヤーの中でいうと上位0.001%くらいには入るのではないだろうか。そう考えると、結構すごい。新しいことを始めて数週間、または数ヶ月でコツを掴み、本質の理論を理解し、先駆者を追い抜いていく。これは割と得意な作業だ。日頃から自己の輪郭があやふやになりがちで、自分とはどう言う存在なのか未だに答えは見つけられていないが、これはひとつ、確固たる私の信念であると言える。
"智は力"ということ。学ぶこと、知ること、集めたピースを並べて関連性や裏にかくれた理論や本質を思考すること、こういった一連のプロセスを非常に楽しくワクワクとしながら取り組むことができる。理論がわかれば、上達まで最短距離のシードを得たようなもので、先人達の同じ轍を踏まず、車輪の再発明もしなくてすむ。ただただ闇雲に取り組む人よりも物事がスムーズに進むから、より多くのことを成し遂げられるのだと思っている。世界は謎に満ちているが、我々には4000年以上の人類の試行錯誤を重ねてきた歴史があり、今ある事象の多くのことは既に起こっており、実はほとんどが解明もされている。まずはそれを学ばずしてどうして新しいものが生み出せようか。
思いつくままに思考を巡らせていたら、自分でも思わぬ方向に進んでしまった。
ENTP、もしくはINTPらしい、性質だなぁ。
真実と、本質を愛し、世界を司るシステムの理論を解き明かしたい、というのが私の根源的な欲求である。これによって富、愛、豊かな人間関係が得られ、更に問題を抱えている社会を、少しは良くすることができるかもしれない、と期待を抱いている。
そんな事をぼんやりと考えたところで、今は特別に何か行動へ移すことはなく、また私の興味はこの黒球をどうやってバウンドさせるか、どうやってAzad君をもっと驚かせてやろうか、という風なことに移り変わっていくのである。
「6年勤めたNTTを退職しました」http://kumagi.hatenablog.com/entry/exit-from-ntt に寄せて。
この方は修士卒→NTT研究所という有能かつエリートな道を歩んできた方ですが、極端に有能すぎてあまり参考にならないケースですね。無能代表として僕の事例も紹介しておきます。
・NTT社員の子として誕生。生まれ出づる時はかわいらしい赤子であった。健康に恵まれるものの、勉強運動コミュニケーション能力全てダメ。部活もバイトも恋愛も人とおはなしすることすらせず、無駄飯食らってすくすくと育つ。
・三流私立大学の文学部に入学。進学動機はそこしか受からなかったから。在学中はキーボードすら打ち込まなかった。
・就職活動に取り組むものの、地図を見て会社にたどり着けない(当時はGoogle Mapとかいう便利なものはなかった)、人と目を見て話せない等のスキルをいかんなく発揮し、見事全敗。無い内定のまま無益に卒業。おまえの おかあさんは 泣いているぞ!
・全ての気力をなくして部屋に閉じこもり、悟りを開こうと昼寝の修行を積み重ねるも、それを見かねたパパのコネで無理やりNTT地域会社の子会社(契約社員)の面接を受けさせられる。
・面接では痛罵される。23年間ぼんやりと生きていた人間に価値はないらしい。面接官にやる気と能力のなさを見せつけるも、なぜか合格。親のコネってすごい。
・入社後、ろくな研修を受けないまま、某地方の拠点に配属される。辺り一帯に草が生えてた。
・配属初日に出社後、課長代理と面談するも、90秒で嫌われる。
・配属後、しばらく電話番をするも、人というものが怖くて怖くてたまらない僕には全くできない。電話番という仕事を取り上げられ、OJTをするもどうにもならない。
・仕事自体はサルでもできる内容だったが、サル以下の知能しかない僕には全く理解できない。次から次へとトラブルを引き起こしたせいか、契約社員なのに次から次へと別部署に飛ばされる。引越しの荷造りスキルが格段に向上する。
・人件費削減目的で設立された子会社には、似たような境遇の契約社員がたくさんいた。彼らは皆生産性のない仕事に従事していた。正社員への道はほどんどない。なれたとしても新卒正社員と同じ待遇にはならず、給与面で差別される。当然皆やる気が出るわけがない。
・僕の成績は最低だったが、なぜかクビにならない。国家資格や社内資格に無理やり挑戦させられるも連戦連敗。パートのご婦人の方々に罵倒され、息も絶え絶えに徒然を過ごすなか、無駄に歳を積み重ねる。
・当然若い世代も入ってくる。正社員(中途採用)の枠が広がったせいか、契約社員のやる気が上がり、下の世代に次から次へと抜かされる。子会社枠での新卒正社員採用が始まり、有能な方々が入社する。
・彼らの台頭により、猫の額ほどであった僕の居場所が全くもってなくなる。そうこうしているうちにメンタルを病んで逃げるように退職。就職活動もせず、うどんやそうめんを食いながら生をつなぎ、今に至る。無職の病は悪化する一方だ。
文を重ねるうちにいよいよ即身成仏でもしたくなってきましたけど、無能の立場から見たNTTについて論じていきます。
NTTには団塊世代の方、契約社員やパート・アルバイト、新卒採用の方等、立場は違いますが、多くの方が在籍しております。びっくりするほど有能な方もおり、それぞれの部署で活躍していました。
問題はやる気を全くなくしたもの、極端に無能なものを排除する仕組みがないことです。社員はクビにはできませんが、パートや契約社員をクビにしないのは本当におかしいとしか思えません。僕の契約は一年契約でしたが、会社の利益を考えるなら入社後一年で切るべきでした。仕事のできない非正規を何度も配置転換(引越し代金は全て会社持ち)までして雇用を継続しようとするのは、正気の沙汰と思えません!
給与については皆話したがらず、噂話程度しか知り得ませんが、団塊世代の給与は会社再編に伴って削減されたらしく、手取りですが月額20万円を割り込むという話を聞いたことがあります。現在ほとんどの方は退職されたと思います。
僕の年収は200万円代後半(額面)からスタートし、月1000円程度給与は上がっていきました。新卒正社員(子会社)の場合は年収は300万円程度(額面)からスタートしていきますが、400万円程度(額面)で頭打ちになり、それ以上を目指すなら管理職コースに乗らないといけない(はず)です。正規社員は手厚い福利厚生が受けられますが、非正規にはそれはありません。
NTTでは人より10倍仕事ができる人間に、10倍の給料を支払うことはありません(一部営業を除く)。しかし10倍の量の仕事を押し付けられることはおおいにあり得ます。
NTTでは部署全体の仕事の量により、人員の配置数が決められる傾向があります。仕事ができるもの、やる気のないもの、仕事ができないもの。部署内では全て「一人」としてカウントされます。できない、もしくはやろうとしない人間に仕事を回してもどうにもならないため、彼らの分の仕事は必然的に仕事のできる人間に回っていきます。当然ギスギスします。
上記の話とは相反しますが、会社全体として労働法の徹底遵守が推し進められています。月30時間以上の残業は原則禁止ですし、サービス残業なんてもってのほかです。社員(僕もでしたが)は終業時間後、会社から雁首そろえて脱兎のごとく逃げ出していきます。
しかし会社に残っての自主学習(仕事に必要な技術の訓練)には給与は出ないという話も聞いたことがありますので、部署によってブラックな方針を立てているところもあるかもしれません。
NTTの組合は巨大です。NTT組合は正規非正規関わらず、雇用を守ろうとし、処遇を改善していく姿勢を打ち立てています。NTT研究所にいらっしゃった方のブログの記述にある、「組合としては現在は相対的に冷遇されてきた契約社員・有期雇用・再雇用などの方々の待遇改善を通して護送船団方式で全体の改善を図っている」は僕も聞いたことがあります。
労使共に巨大組織なので、一個人の話はなかなか通りにくいでしょう。ソフトウェアエンジニアのPC環境の改善はとても理にかなっていますが、要求として吸い上げられるとは、僕には思えません……。
NTT自体はとてつもなく大きな会社です。僕は末端を垣間見る機会しかありませんでしたが、「カネを稼ぐぞ!」という意識は低く、僕の目から見ても上から下まで無駄なことばかり力を注いています。
典型的な親方日の丸商売で成り立っている会社なので、部署によるでしょうが、何年いても外で通用するスキルを習得するのは難しいかもしれません。ISDNの仕組みにいくら詳しくなったとしても、それで一生食っていくのは無理そうです!
NTTの社内システムは非常に使いづらい印象を受けます。末端までセキュリティ施策を推し進めるのは結構ですが、全体最適化のために推し進められた施策が個々の部署の生産性を大きく押し下げているケースが多々あります。
NTTの組織は官僚以上に官僚的だという話を聞いたことがあります。幹部候補生は様々な関連会社、関連部署に飛ばされます。管理スキルは向上するでしょうが、専門性を高める機会に恵まれません。ある部署でITに携わってもしても、3年程度で別部署に飛ばされるため、継続的な学習は困難です。特定分野の専門家は社内で出世できません。
NTT研究所にいらっしゃった方が述べたように、上層部のITリテラシが低いのは当然の帰結であり、むべなるかなとしか言いようがありません。
駄説を長々と述べましたが、NTTはとてもいい会社です。ーーできない人に限ってですが。できる人に負担をかけてまで、無能を排除しない。無能と有能で給与に大きな差が出ない。先々のキャリアプランが見えやすい会社ではあります。
できる人はやる気をなくし適当に過ごすか、転職するかのどちらかの道を選ぶ場合が多く、やる気を継続したまま定年まで勤められるのはレアケースです。さすがに僕のまわりでGoogleに転職された方はいませんが、NTTを踏み台にして別の道に進まれた方はたくさんいらっしゃいます。
NTTには無能ばかり残ります。しかし会社は潰れません。NTTは会社自体に特別な法律が適応されるほどの特殊な企業であり、国策企業だからです。NTTが潰れる時は、日本国が潰れる時です。
とにかく何もしたくない、しかしほどほどのお金が欲しい方はNTTに潜り込むことをおすすめします。Googleに入れるほど優秀で意欲にあふれる方には絶対におすすめしません。現場からは以上です。
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11/27 1:45 タイトル・本文中の「退社」を「退職」に修正、本文中の表記、誤字修正。
11/27 1:57 NTTの組織全体のどこの子会社かわからないため「パパのコネで無理やりNTTの子会社」から「パパのコネで無理やりNTT地域会社の子会社」と表記修正。orbital_velocity氏、ご指摘ありがとうございます。
11/28 18:30 複数の方よりご指摘のあった、「パートの妙齢のご婦人」を「パートのご婦人」に表記修正。その他表記修正。ご指摘ありがとうございます。パートどころか老若男女関わらず平等に罵倒される日々を送っていた記憶もありますが、本文中はそのままにしておきます。
12/8 21:38 あとがきを書きました。https://anond.hatelabo.jp/20181208213728
すでに議論され尽くされているかもしれないけどモヤったので投下。
二児の子持ちオッさん。
テレワーク環境もあるけどプロジェクト推進役でもあり出来る限りオフィスへ通勤してる。
松葉杖という分かりやすい弱者アイコンがあるので優先席に向かうと大概譲っていただける。ありがとうございます。
ただ時折優先席着席者全員イヤホン装着の上ガン寝を決めているシーンがあるので停車時に意図的によろけて寝てる人の膝に松葉杖アタックを仕掛けて起こしている場合もあります。どうもすいません。
ここまでが前段で、今日も有り難く寝てる人から席を譲って頂いた後に自分の前に妊娠初期であろう女性が立った。(妊娠バッジとスリムなお腹で認識)
我が家のワイフは安定期前が一番気持ち悪くてキツかったと聞いていたので、怪我人よりベビーの方が大事だと思い即声かけして席を譲ろうとしたが当然先方の妊婦さんも私のギプスを見て固辞されてしまう。
まぁそうよねと思ったので、今度はガン寝を決めているとなりのイヤホンオッさんを優しく起こして持病が無いかを確認後眼前の妊婦さんに席を譲って頂きたい旨を伝えた。
だが、またも妊婦さんはこれを固辞していた。
あー、直ぐに降りる人なのにお節介しちゃったかなぁと隣のオッさんと妊婦さんに少し申し訳無く感じていた。
しかし予想に反して妊婦さんはその後ターミナル駅まで40分立ちっぱなしだった。
ここで感じたのは前提として優先席に座ってる健康体(疲れてるのはあってもね)の人はイヤホン装着して寝たらいかんよねというマナーの面と妊婦さんも、ひいては優先対象者全員善意の提案を受けたら遠慮なく受けた方が色々楽なんじゃないかなぁという思い。
もちろんただのお節介不発でモヤモヤしているんじゃねーよという誹りは甘んじて受けるけど、社会の全体最適と優しい世界になったらいいなぁと弱者になって初めて考えたので、皆んなから意見が欲しいのです。
何をするにおいても、全体のことを考えてしまう人と、自分のことだけを考えてしまう人が居る
その中間の人も居る
次の人が困るだろうなぁとか、隣の人が困るだろうなぁとか、そういうのを考える人と考えない人が居る
マナーとかそういう話ではなく、脳の構造で決定されてしまうのではないか
例えば身内と他人の境界、こちら側とあちら側の境界をどこに置いてるだろうか?
自分、血縁、家族、友人、知り合い、近い人、同じ民族、同じ国民、人間、生物、森羅万象
どこかに薄っすらと境界線があるはずで、その境界線が違うと中々話が噛み合わない
どちらが良いか、という話ではない
国のことを憂いている人はほとんどの場合何もできない、それよりなら家族の心配をしている人のほうがマシだ
でも家族のことしか考えていない人になかなか全体のことを考えるのは難しい
自分は大学生の頃からこういうことを考えすぎて境界線がよく分からなくなってしまって、もう境界線がマーブル状態になってしまった
だけどその分、他の人がどこらへんに境界線を置いてるのか敏感になった
境界線がズレた人同士のすれ違いを見て、だけど自分にはどうしようもないという状況がよくある(そもそもどうにかする気もない)
自分の中では同じ領域に居る人間たちが、白と黒に分かれて罵り合うとか、よくある話
不思議なことに、境界線が多数あると気づいていない人が結構いる
自分の価値観が正しくて、他の人も同じように思ってると信じている
やはり、性格なんだと思う
「なぜ敵に塩を送るのか」となったり「なぜ同じ◯◯なのに助けないのか」となる
不思議だ
ってさ、自分が新しい職場に入っても歓迎会はされたくないし、お世話になった人や仲良かった人が辞めても送別会もしたくないのかな。
あとさ、自分が管理職だとしてさ、送別会も歓迎会もないような職場で円滑なコミュニケーションを保てる方策でもあるのかな。
あとさあとさ、嫌がることは強制しないのが正しいって考えみたいだけどさ、例えばあの増田が女性だとして、結婚式をやりたいとしてさ、昔からの夢だったりしてさ、それでも彼氏がさ、人前に出るのがなんとなく苦手だからやりたくないって言ったらさ、やっぱりもちろん尊重するわけだよね。人が嫌がることは強制しちゃいけないもんね。
人間関係って難しいよな。
個人的に嫌なことでも全体最適のためにある程度譲歩できる人間としか上手くやれる自信はないわ。
譲歩できない人間は自分が社長になるしかないだろうね。でも、譲歩できない人間にはその強さがあったりするから是非頑張っていただきたい。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2472.html
日本での幸福はゼロサムなのかな。だとしたら男性の幸福についてなんらかのサポートが必要でしょう。
あと東京は、というだけだけど東京はかなり女性に配慮した街になってる http://toyokeizai.net/articles/amp/193684?display=b&_event=read-body
女性専用車もそうだけど、女性のお気持ちに寄り添う、あるいは女性自身がお気持ちを表明するレベルは高いんだろうね。