はてなキーワード: 懲戒とは
女性隊員にセクハラをしたということです。海上自衛隊の護衛艦で勤務している男性隊員が、16日付で停職6カ月の懲戒処分を受けました。
停職6カ月の懲戒処分を受けたのは、護衛艦「はまぎり」の10代の男性海士です。
海上自衛隊大湊地方総監部によりますと、男性海士は2021年9月1日から8日にかけて、当時、勤務していた護衛艦や飲食店などで、女性隊員の頭をなでる、太ももや胸を触るなどの行為を繰り返しました。
また、2021年9月4日には、むつ市内の飲食店で女性隊員の頬をなめました。
セクハラは女性隊員が上司に相談したことで発覚しました。自衛隊の調査に対し、男性海士は「船での勤務中にコミュニケーションを取っているうちに、面白半分でやってしまった」と話しているということです。
護衛艦「はまぎり」の上谷隆久艦長は「教育・指導を継続していくとともに、同種事案の再発防止に努めてまいります」とコメントしています。
和歌山県警は18日、和歌山北署の40代男性職員が3月に自殺したのは当時の署長のパワハラが原因だったとして、前署長で警務部付の湊隆弘警視(59)を停職6カ月とし、適切な改善措置を取らなかったなどとして当時副署長だった科学捜査研究所の馬倉実警視(55)を減給10分の1(6カ月)とした。いずれも懲戒処分で、2人は同日付で依願退職した。
県警監察課によると、前署長は昨年10月ごろ以降、部下の男性職員らに対し、署内会議の際などに能力を否定する発言をしたり激しく叱ったりしていた。
こういうの見ると、相対的にマシなんだなと思える。
コロナ禍なんで、マンボウが解除されても飲み会しないでほしいなっていう「お願い」はどこの企業もしているよね。それはいいでしょう。
医療介護とかは「禁止」かもしれない。これも法的に認められるところだと思う。
小売・サービス業も不特定多数と接するので、会社が腹を括って法的リスクがあっても「禁止」にするなら、そらはそれで良いと思う。
でもさ、「お願い」でしかないのに懲戒したり、明確な処分は言えないからって処分を匂わせて脅しをかけるような手法を取っているので、不信感しかない。
職場で飲み会を開いて、その中で陽性者が出て、参加者が皆濃厚接触者になってしまい、全員出勤停止になって大変だったらしい。
会社からの飲み会自粛に関しては、あくまで自粛要請であって、禁止通達ではなかったのに。
このことがあっても、会社からの通達は再度の「お願い」であって、禁止ではなかった。
それなのに、「今後同様のことが起きたら、今回以上の処分を検討します。」という脅しが添えられていた。
経営側としては強制できないので、社労士とか弁護士に確認してギリギリの脅し文書を作ったんだろうけど、末端の労働者としてはこんなもん不信感しか生まない。
別に飲み会がやりたいわけじゃない。コロナになってから個人的には全く行ってない。
ただ、会社の経営者は腹を括って強制力のある業務命令にするか、できないならお願いでしかないんだから懲戒になんてするなよと思う。
そこはやるなら脅しじゃなくて丁寧な対話じゃない?脅せば従うだろって見られたら、徹底抗戦を受けるってのはウクライナ見ればわからないのかね?
自分の会社なんだから自分が声を上げるべきなのはわかっているし、今後もこの会社にいるつもりなら自分の声が届くと範囲の一番上の人に言うけど、もうやめるので揉め事起こしたくないから何も言いません。
バックオフィスのヤツらって、現場を支えるとか白々しくいつも言うけど、こういうところで歯車として下に見てるのが露呈すんのよ。
偉そうな人間は大嫌い。
いや、検証できるほどの材料も手段も持ってないので、単なる想像ないし妄想だが。
A新聞のM記者(編集委員)が元総理の意を受けて、D社のインタビュー記事を事前検閲しようとして新聞社から懲戒くらった件。
ブコメも沢山ついてて、一部の新聞記者と政治家がベッタリなことや、朝日新聞にも自民党の重鎮と一心同体な記者がいた事実についていろいろ言及もされている。
だがしかし、この件、いわゆる“日本のマスコミの政治部・政治記者が政治家とズブズブ”とか、“仲良し記者クラブが政治と緊張感ゼロ”みたいな話とは、少し毛色が違うのではないかと思う。
公表されてる経歴を見る限り、M記者は地方支局から大阪の社会部をへて中国留学して中国特派員と、どちらかというと社会部畑の経歴のようだ。
たいていの新聞社で、政治ベッタリの政治部と、ときに警察・検察サイドから汚職事件とかも追っかける社会部は仲が悪い。
おそらくM記者は、“特定の政治家に太いパイプがあることでスクープをものにしたり、社内で存在感を示してきた記者”ではなく、わりと真っ当に中国での活躍で頭角を表したタイプなのだろう。
M記者本人もnoteでそのへんは弁明していて、安倍氏とのつながりはあくまで個人的なものであることを強調している。
おそらく虚偽ではないだろう。
以上推測するに、元総理サイドが“中国事情に強いA新聞社の記者”をうまいこと一本釣りして取り込んでしまったのではなかろうか?
これ、A新聞の上層部も、M記者がここまで元総理サイドの人間になってたのに気づいてなかったのではなかだたのかもしれない。
新聞社としては、職務として元総理に近づくようにM記者に命じたわけでもないし。
編集委員というのは、会社によって人によって結構職務に幅があるようだけど、一般にはある種の“専門職”で、わりと時間も行動も自由になる立場のようである。
ときには、窓際がわりにとりあえず肩書あてがわれてる人もいるようだけど。
(なお、組織としての出世コースを目指す人は、デスクとか次長とか部長とか局次長になるので、編集委員にはならない)。
社会部出身で中国が専門の編集委員が、その自由な立場を利用して気づいたら元総理の“代理人”になっていたとしたら、A新聞の幹部も驚愕したのではなかろうか。
もともと“政治家に取り込むことが仕事”の政治部も、あんまりおもしろくはなかろう。出し抜かれてるわけだし。
そして、わずか数年のうちにM記者をすっかりシンパに取り込んでしまった元総理サイドも大したもんである。
あの人の周りには、妙にお友達同士の結束が強固で、たんなる利害による結びつきにとどまらない親密さがたえず漂っているけれど、なにか近寄ってきた人を取りこむ磁場のようなものがあるのかもしれない。
いや、近寄ってきた人だけじゃないか。
権力者は中には、ときにすごい人たらしな一面を見せて周りの人を取り込む力のある人がいるというが、なんかそんな力があるのか。
とまあ、以上は勝手な想像だけど、結構現実に近いのではないかと思っている。
いずれ、いろいろ裏話がでてくるのだろうが。
65年前の公園計画が突然再浮上 練馬の住宅街が騒動に「いまさら立ち退きなんて無理」 :東京新聞 TOKYO Web
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.tokyo-np.co.jp/article/166651
これ見てたら法律を何一つ理解しないで行政が悪いーとか言ってるブコメが多くて笑っちゃった。
id:thirty206 そんな計画がありながら農地転用の許可をバシバシ出してきた区と農業委員会の責任が問われるべきでは?
最もスターを集めてるトップブコメがこれ。初っ端から全く農地法を理解してないのに責任が問われるべきとか言っててマジで笑える。
第四条 農地を農地以外のものにする者は、都道府県知事(略)の許可を受けなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
(略)
農地転用"許可"が必要なのは原則市街化区域以外(市街化調整区域とか)な。この記事で話題になってる練馬の住宅街は市街化区域だから農地転用にあたって必要なのは許可ではなく"届出"だよ。
市街化区域はそもそも農地の保全ではなく都市化を目的としたところだから農地の転用に許可は必要ないし、当然行政は制限できない。
知らないのはしょうがないけど「責任が問われるべきでは?」だとか言う前になんで宅地にできたんだろうということに頭を働かせるべきじゃない?
国民が財産権を自由に活用することを行政が不当に制限すれば良かったんだってさ。自分がどんなこと支持してるかわかってんのかな。中国共産党とかお好き?
第五十三条 都市計画施設の区域又は市街地開発事業の施行区域内において建築物の建築をしようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、都道府県知事等の許可を受けなければならない。ただし、次に掲げる行為については、この限りでない。
(略)
第五十四条 都道府県知事等は、前条第一項の規定による許可の申請があつた場合において、当該申請が次の各号のいずれかに該当するときは、その許可をしなければならない。
(略)
三 当該建築物が次に掲げる要件に該当し、かつ、容易に移転し、又は除却することができるものであると認められること。
イ 階数が二以下で、かつ、地階を有しないこと。
ロ 主要構造部(建築基準法第二条第五号に定める主要構造部をいう。)が木造、鉄骨造、コンクリートブロツク造その他これらに類する構造であること。
三号は住宅なら当てはめるのは全然難しくないので、公園みたいな都市計画施設が作られることが計画されている区域内であっても住宅なら許可取れば建てられるのね。
誰が出したのっていうなら当然行政だけど、行政は上記の規定を満たしていれば"許可しなければならない"わけで。
国民の財産権を制限する重い制限だからだろうけど、規定を満たしたものを行政の都合で不許可にする裁量なんかないの。わかる?
当然許可するときに「都市計画事業の施行のときに除却すること」みたいな条件はつくだろうけどね。だから"容易に移転し、又は除却することができるもの"って書いてるの。理解できる?
そういう不利な条件があることを承知で買ったわけだよね。よっぽどな不動産屋から買ったんじゃなければ住宅持ってる人は許可書持ってるはずだよ。
それとも法律に逆らって不許可にすれば良かった?国民の財産権を不当に制限するとか俺はそっちのほうがヤバいと思うよ。
ちなみに「宅地転用(多分農地転用のことだろう。宅地を転用してどうすんだ)」は上のとおり。
id:ayumun 練馬区の都市計画図見たら、普通にその辺は「第一種低層住宅地」になってて、そりゃ住宅作るでしょ。それで前から公園にするつもりだったとか、行政がおかしい。作られたくないなら市街化調整区域にしとけよ。
これもひっでえな。公園は市街化調整区域にあればよくて市街化区域には公園必要ない論者なの?東京23区の公園全部いらない派?Cities:Skylinesで住民を苦しめるの好きそう。都市計画法何一つ知らないくせに市街化調整区域とかの用語使わないほうがいいよ。
いやわかるよ?市街化調整区域には原則建築物建てられないってことだけ聞きかじってこういうこと言っちゃったんでしょ?でもそれ全然レイヤーが違う話だから。
市街化調整区域は「市街化を抑制すべき区域」なの。間違っても市街化区域の中で公園を作ると指定したところに建築物を建てさせたくないからなんて理由で指定する区域じゃないの。
都市計画法は「都市の健全な発展と秩序ある整備を図り、もつて国土の均衡ある発展と公共の福祉の増進に寄与する」ことを目的とした法律で、公園というのものは市街地にあって住民の健康や公共空地のために必要なものだから。
仮に建築物を建てさせないという目的が達成できるとしても、そのために市街化調整区域にしていいわけじゃないの。そもそも別に建てさせない区域にしたわけじゃなくて、将来公園にするという区域にしただけだから。
気軽に市街化調整区域にすればいいって書いてるけどそれが土地の資産価値に多大な影響を与えるという意識ある?ないよね?
id:mutinomuti 開発する前に実施してたならともかく、開発を許可しておいて言い出すの責任者懲戒ものだろ(´・_・`)
これも id:tetsuya_m と同じだけど。
第三十三条 都道府県知事は、開発許可の申請があつた場合において、当該申請に係る開発行為が、次に掲げる基準(第四項及び第五項の条例が定められているときは、当該条例で定める制限を含む。)に適合しており、かつ、その申請の手続がこの法律又はこの法律に基づく命令の規定に違反していないと認めるときは、開発許可をしなければならない。
開発許可も同じく"この法律の規定に違反していないときは許可しなければならない"んだよ。
都市施設に指定されている区域だからといって不許可にしていいなんて基準はないので行政は許可するしかない。
法律の規定に従ったら懲戒処分されるなんて公務員は大変だなあ。
ちなみにそもそも公園が必要なのかとかそういう意見はあって然るべきだし真っ当な意見だと思うよ。
現状維持のほうがいいとか膨大な費用を払う必要があるのかとかそういう話し合いは大切だよ。
わかって買ったんだろとも思うけど、住民が署名集めて行政と話し合おうとするとか住民自治がしっかり機能していて良いところだと思う。
俺が笑ったのは法律を知らない、調べもしないで的外れなブコメ書いたりそれがスター集めてたりするところね。
ほんと”ブクマカって基本的に何も知らないにも関わらず、その極小の視界だけで鬼の首を取ったかのような放言をして恥じない精神性の持ち主の集団"って言われるだけあるわ。
初めて本当の意味で実感して草生え散らかした。
なんか伸びててビックリした。
whkr 素人からすると、プレハブ小屋ならともかく普通の住宅が「容易に移転し、又は除却することができるもの」だと言われると違和感があるんだけど。トラブル予防の為の規制が死文化してない?
素朴な感覚として俺も同じこと思うけど、重機使えば一週間くらいで更地に出来るものは「容易に移転し、又は除却することができるもの」って扱いなんじゃないかなあと。
ここではそもそも建てられないみたいだけど、例えばマンションとかと比べれば解体の手間が段違いだし。
あと法律の制定過程まで詳しくないから推測になるけど、トラブル予防ではなく財産権の制限を最小限にするための規定だと思う。
ブコメにも「都市計画決定後の公園や道路区域の私有地に建築を許さなかったら、都市計画道路は数十年かかったりするし大都市圏は謎の空き地だらけになってそう 例の公園も30年はかけていく事業のようだし即座の立ち退きでもない」と言ってる人いるけど、計画から実施まで何十年も私有地を使わせないのは過度な制限になるし無駄な空き地だらけになるから、実際に計画を実行するまでは活用できるようにしてるんじゃないかな。知らんけど。
htnmiki 住宅地になっちゃっとことが問題ないのはわかるんだけど増田的にはどう立ち退きさせるのがベターだと考えるか聞いてみたいな。立ち退きの実現方法が素人には見えないので。
1.何年もかけて住民を説得する。
2.説得が無理なら所有者が死んで相続するのを待つ。
何も5年以内にやらなければならないとかそういう計画じゃないだろうから根気よく話し合うしかないんじゃないか。立ち退き料は払うとしても結局所有者が同意しないとどうにもならないので。
1年2年で実現するのはまあ無理だろうけど10年単位でやっていくんじゃないかな。知らんけど。
fraction 増田読んだ。で、要するに貴重な自然守るため初めから市街化調整地域にしとけばよかったって話か。区が(ある程度)無能だったから後出しジャンケンで事実上市街化が失敗だったのほっかむりしようとしてるってわけね
「要するに」って言葉を使いながら俺が書いたことと全く関係ないことを語りだすのやめて欲しい。というか本当に読んだか?読んでこれか?
「法律がそうなのはわかったけどそういう法律が悪いから建てられないようにしたほうがいいんじゃないの」みたいなコメントちらほら見かけるし、実際公園とか道路を作る目的ならそのほうが早いと思うよ。
でも建築物が建てられなくなるってことは、一坪百万とかの土地の価値が一気に下がるってことだからね。地主からしたらふざけんなって反発は凄いと思うよ。
地主の数より利益を受ける人の数のほうが多いから地主が損するのは仕方がないって考え方も当然あるとは思うので、そういう法律にするのもいいとは思うけど。(憲法上問題があるかどうかは知らない)
2007年10月、25歳年上の女性であるブリジット(英語版)と結婚した。マクロンは29歳でブリジットは54歳であった[注釈 6][98]。
ブリジットとの出会いはマクロンが15歳(10年生)のときに遡る。ブリジットは当時40歳で、マクロンの通う学校の国語(フランス文学)教師であった。またブリジットは既婚者で子供も3人おり、うち1人の娘であるローランスは、マクロンと同級生の女子生徒であった[98][99]。
マクロンは天才少年として知られており、ローランスは自宅で母のブリジットに「なんでも知っているクレイジーな少年がいる」とマクロンのことを紹介していた[98]。
ブリジットとマクロンが初めて会ったのは、15歳のマクロンが学校劇『Jacques and his Master(英語版)』の主演を務めたときであった。ブリジットは演劇部の顧問でもあり、マクロンは演劇の脚本を書き直したいとブリジットに相談した[98]。二人は脚本を書くために毎週金曜日に会うようになり、親密になっていった[100]。
ブリジットは「マクロンは10代の子供らしい話し方や行動をせず、大人と対等に接していた」[99]「私は少しずつ彼の知性に魅了されていった」「私は自分が落ちていくのを感じた。彼もそうだった」とのちに語っている[98]。
マクロンの両親は当初、マクロンが恋愛をしていることに気づいてはいたが、その相手はブリジットの娘のローランスだと考えていたという。ところが恋の相手がその母親であると知った両親は、ブリジットに「マクロンが18歳になるまで近づかない」ことを求めた[99]。
両親とブリジットは苦悩し、マクロンへ「ブリジットと別れ、アミアンからも離れて、パリの名門学校アンリ4世校へ転校する」ことを命じた。だが、17歳だったマクロンはブリジットに「あなたが何をしようと、私は必ず戻ってきて、あなたと結婚する」と約束し[98][100]、二人はキスを交わしたという[101]。
仕事ができないと言われたくなかった。
「俺、コミュ障だし」「俺、アスペだし」とは笑って言えるのに、「俺、仕事できないし」とは言えなかったのである。
現代社会においてコミュ障であることは、仕事ができないことに等しいのは明白なのにだ。
俺はコミュ障だが勉強だけはそこそこ出来た文系という、最も潰しの効かないタイプのゴミである。
まず俺は締め切りが億劫で守れない。
それに叱られるのが怖くて問題を先延ばしにする上、報連相が不能な典型的な使えない新人だった。
取引先相手につい嘘をついてしまい、会社にあらぬ損失を与えたことも何度もある。
こういう時、職場はこいつは排除しよう、という正当な動作をする。ということで俺は孤立した。
さっさと辞めちまえ、という周囲の心の声が聞こえてくるようだった。「仕事ができない」ことを認めたくない俺のプライドはズタズタである。
病院をググるのが面倒なので病院にはいかなかったが、当時は掃除と洗濯、風呂に入るという行為が1週間に一度くらいしかできなかったので、多分適応障害かプチ鬱病だったのだと思う。飯も録に食えなかった。
そんな俺の転機は、同じ社の、俺の尊敬する穀潰しの先輩にアドバイスをもらった時に訪れた。
彼は始末書のレコード記録と横領じみた行為の数々による犯罪者スレスレの経歴を持ち、
「議事録を社内サーバーに上げておく」というだけの仕事を振られていた伝説的カス社員だった。
しかもその仕事すらサボり、散歩とコーヒーブレイクだけをしに会社に来ていたという偉人である。
だが、そんな先輩の栄光の日々も、ついに終わる時は来たのだ。社が新たなビルに移転する際に、更なる完全窓際部署へと追いやられることになっていた。
使えない新人として名を馳せていた俺は、その人の溜め込んだタコ焼き器だとか、やたら派手な扇風機だとか、そういうガラクタを含めた机回りの移動という雑用を振られた。
あらかた俺に荷物を運ばせた先輩は、俺の買ったコーヒーを飲みながら言ってくれたのだ。
「君なら、僕みたいになれる」、と。
その時、俺は目が覚めた。
「そうか、自分は、仕事ができないサイドの人間だったんだ!」と、ストンと胸になにかが落ちた。
それから、俺は使えないサイドの人間として、積極的に会社を使い潰してやろうという意識が生まれた。
その時、ようやくわかったのだと思う。俺は、他人というものが、集団というものが、ルールというものが、嫌いだったのだ。
なぜ生まれた時から法律なんてものを強制されるのかわからず、法律科に行った時の、初心を思い出したような気分だった。
俺は社会人であり、社会の恩恵を受けながら、社会というものが嫌いでたまらなかったのだ。
楽しそうな人間は楽しそうだから嫌いだし、つまらなそうな人間はつまらなそうだから嫌いだった。
この世の、ありとあらゆるコミュニケーションが嫌いだった。好きになる理由がなかった。
おそらく、先輩は俺にそういうことを伝えたかったのでは全くないと思うが、彼の言葉が俺の頭の中のスイッチを押して、回路が上手く繋がったのである。
社会が嫌いなのに、社会に報いようだとか、社会のルールを守ろうだとか考えていた方がおかしかったのだ。
ということで、「仕事ができない男ですが?」という、ある種の開き直りをした俺の快進撃が始まった。
まず、俺は意図的に締め切りを守らないことにした。
あと、挨拶はしない、電話は取らない、メールは気分が乗った時だけ返す、といった自分ルールを設けるようにした。
さらに、積極的に会社になるべく損失を与えるギリギリのラインをつく仕事をするよう心がけた。
するとどうだろうか。
そもそも、俺はルールが嫌いで、ルールを守れない。その病気を上手く利用した形になる。
「意図的に締め切りを守らない」という自分のルールが守れず、そこそこ締め切りを守るようになったのだ。
さらに、締め切りを守らないぞ!という意思は逆に締め切りを意識させることに繋がった。締め切りを完全に忘却していなければ、締め切りを破ってもどうとでもなった。
さらに、会社になるべくダメージを加えようという姿勢は、逆に業務を知ることに繋がったのだ。
例えば、うちの会社はマニュアルをPDF化すらしてなかったので、そのマニュアルを悪戯で勝手に改竄する計画なんかを練ったわけだが、
どこを改竄すれば訴えられず、かつそこそこのダメージを社に与えられるか、というような遊びをしているうちに俺はすっかりマニュアルを暗記していた。
情報に捕まらないように、ITの知識や自分の会社のセキュリティの脆弱性に滅茶苦茶に詳しくなった。
勿論俺はそもそも仕事が出来なかったので、ミスは起きたし、会社に損害も与えた。
始末書や顛末書も幾度も書いた。だが、左遷されるようなことはなかったし、懲戒や減給もなかった。上手く綱を渡れたのだ。
「どれだけ叱られても会社に残る根性のあるやつ」という評価になったのである。大丈夫かよこの会社、と思ったがとりあえず人間関係もまともになった。
仲良くなると、個人情報も結構教えてもらえるようになったので、それも利用できるようになってまさにギブ&ギブの素晴らしい関係だったと言えるだろう。
人間は1人で生きるのではない。俺ような人間のミスをカバーしてくれるアホ共がいるから世の中は回るんだな、と心が温かくなったのを覚えている。
あと、ニュースで報道される、不正を行った人達も優しい目で見られるようになった。人は罪を許し、助け合うことが大事なのだ。
しかし、いよいよ俺の薄汚いリーマン生命でもって罪を償わなければならない時がきてしまった。
うっかり、社に億に近い額の損失を与え、しかも太い取引先を激怒させてしまったのだ。
今回ばかりはヤバい、という空気をヒシヒシと感じた俺は、世話になった会社に報いるべく、何とか多くの人間を巻き込んでメガンテを撃てないか考えた。
だが、告発書をしたためたり、転職サイトに悪評を流そうとか、上司の名刺のコピーを色街にバラ撒こうとか考えていた折、
なんと俺を救ってくれる人間が現れたのである。それは、例の左遷されたはずの、穀潰しの先輩だったのだ。
彼は役員になっていた。
俺はビビった。この会社大丈夫かと思ったが、カラクリは簡単な話で、その先輩は創業者から直接の血が流れる男だったのだ。
仕事なんてしてなくても、していても関係なくいつか役員になる、そういう運命の元に生まれていた人だった。だからこそ大出を振ってサボれていたというわけだ。
とにかく、彼のおかげで俺はクビにはならずに済んだ。
それどころか、俺は業務改善や社内法規を決める部署に転属になったのだ。会社的には出世である。
顔に小じわの増えた、クズの先輩はこう語った。
ルールを破らない人間が作るルールほど穴だらけになるものはない、と。なるほど、と思うと同時に、その時、俺は先輩の隠れたメッセージを受け取ったのだ。
「俺達のような人間を出世させる、こんな会社に復讐してやれ」と。
俺は密命を果たすべく努力しまくった。明文化されていないが仕事を円滑にするためにあえて定まっていないルールというものが会社には多い。
だからこそ法や業務効率の名の元に、仕事がものすごくやりにくくなるやろうなあ、という社内ルールを通すべく俺はあらゆる手を使った。
会社がどんどんギスギスしていく姿に、きっと役員の先輩も喜んでいてくれているに違いなかった。
そういう日々が続くうちに、俺にもいつの間にか妻と子供が出来た。(こればかりは本当に相性のいい人とたまたま出会った)。
基本的に残業は一切しないので、子供の世話もしているが、仕事と違って楽しいものだ。手当も出て給料も上がり、順風満帆な人生を送っている。
何故幸せになれたのかというと、やはり「仕事ができない人間である」というのを認められたからだと思う。
自分が正しい人間だとか、優れた人間だとか、そういうところから脱却するのが肝要だ。
この話を「オープンレターに限定して」話すのであれば、(ほかの視点の人もいようが)当初の「被害者面」は「オープンレターの件(詐称署名の件)で攻撃されている」にかかっていて
他者への懲戒が発生するような公開文書の、その実効力としての意味を持った賛同の署名が、実際には適当であったという事実に対して
「この件で発起人などが攻撃されています」みたいな声明は違うべよ
んで、こういう諸々を「実際にさえぼうさんは攻撃されているんです」に回収しようとするのは卑怯だべ
少なくとも「オープンレター」というプロジェクトについて、「被害者面するな」というのは、言われても仕方ないべよ
今はそれなりの声明になって、4月での公開終了も発表されたけれど
個人名をあげつらって署名を求めたプロジェクトなら、初手からそうであるべきだった
そこ(プロジェクトへの疑義)を個人の被害者性で有耶無耶にするのは違う
表題のとおりです。今年のうちに書いておかないとなんか気が済まないのだが、あまりにも恨みがましい文章になり、個人ブログとかに書くとリアル知人にドン引きされそうなので、匿名でお焚き上げさせてください。
今年、前の職場にて、辞職するよう勧告されたので、転職先を探して転職しました。
なぜ辞職勧告されたのか? 端的に言えば仕事をサボりまくっていたからです。Web閲覧やTwitter等を業務中にやりまくっていました。だから辞職勧告されたこと自体には恨みはありません。当然と思います。もっとも、意訳すると
「解雇は可哀そうだから数か月待ってやる。その間に次の仕事を探せ」
という上司の言葉には(恩着せがましく言ってやがるけど、要は解雇にするために懲戒委員会とかにかけるにあたり、お前らの管理監督責任も問われるのが嫌なだけじゃねーか)と内心そうとう憤りましたが。
で、仕事をサボりまくっていた、具体的には、絶対にやらなければならない定例業務とかを除いて、イレギュラーな検討事項等についてサボって終わりを引き延ばしていました。3年?4年?くらいそんな感じでした。タイムカード切ってから2時間くらい会社でWeb閲覧してたなんてこともしょっちゅうでした。何故そうなってしまったかと言うと、あくまで私からの目線ではありますが
・基本的にイレギュラー案件のゴールラインが露骨に上司の気分で動かされる
・質問=詰める開始の合図の上司→気づけば言い訳を探すようになっていた私
・「案件が終わってないのに何故帰れる。何時まで残業してでもやるのが当然だろう」と言われたので上司より先に帰れなかった
・会議や役員に出す段階でない、上司との検討ミーティング用の資料であっても、ちょっとした誤字やフォントの修正違い等の間違いをめちゃめちゃ詰められる(誤字があるということは確認してないからだ! という主張はご尤もだと思いますけど、上司的にも進めないとまずいなと認識してると思しき案件ではあまり言われなかったので、意図的だったかどうかは知りませんが、攻撃材料だったと思っています)
・「わからないなら聞け!」→「それくらい自分で考えればわかるだろ!」のコンボはしょっちゅう
・よく言えば体育会系の気風の良い人ではあるのだが、悪く言えば恫喝パワハラ気質の上司
あたりが根本原因だったと思います。要は上司と私とが合っていなかったということですね。もっとも、その上司によって直接的に退職に追い込まれた従業員は私の他にも数名いましたけど。
強い言葉で叱責される……詰められるともう頭が真っ白になるようになってしまったので、一度だけ
「それだけ強い言葉で言われると委縮してしまって会話するのも難しくなるので、改善してもらえないか」
「俺はそういう言い方しかできない!」
と開き直られたのが、今にして思えばサボるようになった本当の直接のキッカケだったように思います。
全て、今にして思えば、ということとして、一番酷い時は鬱状態だったんじゃないかと思います。具体的な症状として、とにかく起きられませんでした。本当に今すぐ着替えて家を出ないと遅刻するくらいのタイミングまでベッドから起き上がれない。めちゃめちゃ夜更かししていたわけでもないのに、休みの日では昼くらいまで全然寝れてしまう……というか起きられなかった。一応仕事や趣味には行っていた、生活が破綻するレベルで起きられなかったわけではなかったので、当時は「なんかおかしいな? もともと朝が弱い方でもないのに最近やけに起きられないな?」くらいの認識でした。ものすごく疲れてるとかでもないのに、普段普通に起きてる人が起きられなくなったら「それはおかしい」って認識すべきだったな、というのが個人の教訓です。そんときメンタルクリニックに行っていればもうちょっと色々改善できていたような気がします(むしろ休職していた可能性もありますが、それはそれで)。
そこまで追い詰められていたけど、転職して時間も過ぎ、ある程度冷静に振り返られるようになった今でも、上司の言うこと・指示は基本的に正しかったと思っています。ただ、あまりにも言い方がキツかったのと、そこまで詰めなくてもよくない?というのと、こちらの欠点=直すべきものであり、欠点を許容しようという姿勢がまったくなかったのがしんどかったですね。
ラスト数年間では、露骨に後任の奴が異動してきたり、しょっちゅう詰められるようになっており、上司的には口清いことを言いつつ私を退職に追い込もうとしていたのは明白でした。最終的にはサボっていた証拠(Webログ等)を突き付けて辞職勧告をしてきたわけですが、後任への引継等もほぼ終わりかけの段階だったので、「こいつの利用価値はもうなくなったのでそろそろ辞めさせよう」という露骨なタイミング過ぎて笑ってしまいました。
要約すると、パワハラ気質の上司と、サボりまくりだが一応定例業務はこなし他の人にできない仕事を持っていた私との、変な共犯関係がそこにあったという構造でしたね。職歴的に、中途入社は基本上に行けない職場だったので、辞職勧告で踏ん切りがつき、真面目な転職活動をして、より大きな会社へ移れたので、私の人生のタイミング的にもよかったのかなと思っています。転職先の上司や年下の先輩たちが基本的にものすごく良い人で、「少しのミスを詰められないこと」がこんなにもストレスにならないんだと感動する日々です。5年くらい前の私に対して「その上司との関係性は結局どうにもならんしお前そのままだと腐るから転職する方がええぞ」とアドバイスしてやりたいですね。
とりとめもなく書いてきたのでまとめ
・相性の悪い上司はどうしようもないので、どうしようもないとわかった時点で転職すべき
・てゆーか詰めてくる上司はやっぱクソ
・「疲れてるわけでもないはずで、睡眠時間もそれなりに確保してるはずなのに、起きられない」のはヤバい兆候
辞めてから知ったけどな! 過去に横領まがいのことして一回辞めたことのある人間だって知ってたら、なんでそんな人間に詰められなきゃなかったんだってなおさら腹立ったわ! そんな上司を野放しにする会社も普通にクソだったわ! 転職して明らかに幸福度上がりました! ざまーみろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!