はてなキーワード: 過激派とは
https://note.com/magic_clover2991/n/n0ec2827346af
割と的を射ているnoteだが、もう少し踏み込んでほしかった。
そもそもすべてのクリエイター職をナンセンスではあるが実力ごとに数直線上に並べたとして、
資本主義の世界は非常に歪んでるので、同じ位置にいる人間でも食えたり食えなかったりする
例えば世界で10本の指に入る刀鍛冶は、山崎パンの深夜ライン工より遥かに食えない
SNS全盛期ですぐ目に見えるイラストが強いこと、skebやソシャゲやVtuberでブーストされたこと、
サウンドだとこうはいかないわけ。サウンドでバリバリ食ってて一世代築いてるような人でもSNSでは精々数万フォロワーだけど、イラストレーターは本当に大した事ない奴でも10万とかいくわけ。
で、こうして生まれた「本来食えるほどのセンスはないけど時勢的に食えてしまってる」クリエイターこそ、
AIが本当に脅威になるし、
多くの人は気付いてると思うけど、昨今のAI紛争は「AIにかこつけてこういう絵師を叩きたいルサンチマンの塊」と「AIに職を奪われると思い込んでるただ一時的に食えてるだけの絵師様」だからな。
企業に囲われてるような実力あるイラストレーターは心底どうでもいいと思ってるし、AIの最前線で技術探求をしている人も「イラストレーターの職業を奪いたい」とは思ってないわけ。
放っておけば淘汰される人は淘汰されるし、i2iで煽りまくってるような奴は民事で訴えられるだろうし、その泥沼の紛争を見てても暇つぶしにしかならんわけ
概要:
というかじゃあ君らはChatGPTとか使わないということでいいの?
本文:
前提として,反AI絵師は「自分の著作物を生成AIの学習には使うな」という主張をしているように見受けられて,それ自体は別にいいんだけども他の著作物に対して目端が効いていないように思える,という認識がある.
そもそも人間が生成した全ての創作物には著作権が生じるもので,この観点からは絵も音楽も文章も等しく尊重されてしかるべき.
なんだけども反AI絵師は絵だけを過剰に特権化しているように思える.
この文脈での「反AI」のAIは,ほぼ「生成AI」とイコールという認識なんだが,となると文書生成に対しても反対しなければ筋が通らない.
なのだけれども,ChatGPTに代表されるテキスト生成やGithub Copilotに代表されるソースコード生成(提案)に対しては何も言っていない.
Whataboutismじゃねえか,と言われるかもしれないが,生成AIの代表であるChatGPTにおいてテキスト生成部分と画像生成であるDALL-Eが並列にメニュー上に存在している以上,そこを完全に別物だと主張するのは無理がある,と考える.
というかChatGPTに「こういう画像を作りたいのでDALL-Eに渡すプロンプト生成してくれ」って指示も可能だしな.
というわけで,この文脈で「反AI」と言った場合,画像生成とテキスト生成の両方に対して反対の立場に立っている,立っているべきである,というのがここまでの話.
で,生成AIは何もないところから生成できるわけではなく,学習するデータが必要になる.
反AI絵師はそこで「自分の画像を使うな」という主張をしていると理解している.
別にそう主張しても構わないとは思う.
思うんだが,じゃあテキスト生成もソースコード生成も,さらに突き詰めると検索エンジンも使うなよ,というのがここからの話.
テキスト生成も画像生成と同様に学習するテキストが必要になる.
で,そのテキストをどこから持ってきているのかいえば,インターネット上に存在する文書となる.
そして(大抵の場合において)インターネット上に存在するテキストには作成時点で著作権が発生してて,それを勝手に学習してテキスト生成に使っている,というのが現状の生成AIがテキスト生成を行う場合の振る舞いとなる.
上記の文における「テキスト」を「画像」に置き換えたものに対して反対の立場を取っているのが反AI絵師,という理解なんだが,であれば当然テキスト生成に対しても反対すべきだろう,と思う.
思うんだが,本当にその辺は反AI絵師はどうでもよいらしく,ChatGPTとそれに付随するDALL-Eも特段の問題としていないように思える.
一貫性の観点からは,著作物に対して同意を得ていない学習に基づく生成全てに対して反対の立場を取るべきでだろうと思えるのに,反AI絵師は画像生成以外を問題とせず,よく分からない特権を振りかざしているように思える.
絵を描く人間だから画像生成以外に対しては放置する,という主張なのかもしれないが,生成AIの生成対象が拡大している現状,その主張は「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」と変わらんのではないのか.
そもそも,Google検索の最初のバージョンはPageRankベースだったわけだが,これは「多くのWebサイトからリンクされているページは価値が高い」という尺度に従って構築されている.
あるページにリンクを張る,つまりリンク先のページに価値があるのかを評価するのは,リンクを張った人間であり,つまりその価値を生成しているのは人間なわけだ.
そして人間が生成した価値をもとにリンク先のページの評価を決める,というのはつまり複数の他人の脳みそのいいとこどりをしているに他ならない.
生成AIに反対するのが「自分が描いた絵にフリーライドして価値のある絵を生成しているのは許されない」という主張であるのならば,他人の脳みそにフリーライドしてページに価値を付けている検索エンジンも同様に許されないものであるべきだ.
これは「生成AIの反対するならば検索エンジンも使うな」という主張の根拠になる.
別に本気で言ってるわけではないんだが,反AI絵師がどこまで考えて主張してるんだろうか,という疑問はずっとある.
1. 反AI絵師の主張を丁寧に拾ったわけではない雑な話なので「藁人形論法」と言われたらそうかもしれん
2. 「反AI絵師」の「AI」が指し示す対象が「生成AI」ではないかもしれん
ただし著作権の適用対象の公平性の観点から「画像生成AI」に限定した議論を特別視できる理由はない
個人的には画像周りへの対応は,検索エンジン避けみたく「画像生成の学習に用いられることに同意しません」みたいなタグを埋め込む形での対応になりそうな気がしてる.
そしてそのタグが普及せずになし崩し的に画像についても生成AIが一般化するんじゃねえかなあ.
あと,「現状,PageRankそのままでは使われなくなってねえか?」という主張は妥当なんだが,だからといって何もかもが変化したわけではない.
結局人間の脳みそにフリーライドするのが一番効率いいのには変わりないしな.
Github Copilotは優秀だけど,だからといってあれがpilotになるわけではない(正解「案」を提示するのと正解を提示するのとの間にはマリアナ海溝よりも深い溝がある)のと同様に,画像生成も人間のそれを(少なくとも完全には)代替できねえんじゃねえかなあ,と思う.
上記の文章は最近うだうだ疑問に思ってたんだけども,「絵師の立場から言いたい「反AI」の人の態度について(https://note.com/magic_clover2991/n/n0ec2827346af)」読んで,頭の中の整理も兼ねて書くか,という気持ちになったので書いた.
顔を見て、かっこいいとかかわいいとかその容姿を魅力に思う気持ちと、性器を見てエロいと思う気持ちって、言葉が違うだけで大差ないのではないかと思ってる。
言葉の違いが認識を変えさせてるという哲学の話じゃないが、なぜ座頭相撲とか公唱制度やってた国がここまでエロという概念をこしらえてそこに忌むべきものとしていろんなのを突っ込んで公然と言えない空気にしたかというと、
公然と水着の女やグラビアアイドルを見ていいなと思うことはよくて、海外のヌーディストビーチを裸体鑑賞目的で行ったら変態と思われることには、どうにも恣意性を感じるというか。
でこまん事件みたく性器ひっさげて表現の解放を主張するのは過激派的だとしても、刑法175条の緩和を謳うならエロ漫画テイストの性器が見える構図の裸体に性器部分だけモザイクかけたパネル貼った街宣車で選挙活動するぐらいのことはあってもいいんじゃないか。
もちろんこれすら「良識」ある人間としては抵抗を感じてなかなかするのが正しいことと思えない部分があるが、この良識感覚自体なにか誰かの都合で、サブリミナルナッジ理論そのほか無意識に作用する社会的手法を意図的に使われた刷り込みに感じる。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/hoseido/r05_07/
文化庁のパブコメ返答終わりましたね、だいたい反AI的な意見は突き返される事になりました。
Amazonが兆単位の投資を行うような案件で末端労働者でしか無い層の叫びはガン無視するのは国益でしかないですから仕方ないとは思います。
これ以上続けるなら過激化してテロ等に走しるしかないと見えて来たのじゃないでしょうか。
自分はテロリストになりたくないけどもし友人がテロに走ったら、自分までテロリスト扱いされないか。
そもそもクライアントにやばい思想だと目をつけられかねない、仲間は景気の良いこと言ってるけどAIはいろんな企業で投入されてる。
けど足抜けもできない……なんてことはあると思います。
まずやるのはBIOのAI学習禁止を消すことです。あれはクライアントから問題のあるクリエイターのタグとして利用されかねません。
大手クリエイターでも次年度やそのさらに次の仕事に悪影響を与えかねないやつです。
逆に言えば大物が墓穴掘ってる間に自分を売り込むチャンスです。AIがあってもイラストレーターやデザイナーの仕事、特にデザイナーの仕事はバリバリあります。絶望して失職とかバカです。
次にやるのは生成AIに関する発言のRTや言及を止めることです。
これでクライアントからのマイナス要因をまずは目立たないよう消して、反AI過激派にも気づかれないように距離を取ることができます。
それで静かに足抜けしたらその手の垢との関係を切ることでしょう。
DISCORDならその手のが多いチャンネルをミュートするのが適切だと思います。
友人がまだ運動に傾倒してたら『まだそんな事やってんの?』と言いたいかもしれないですがハイリスクです。悲しいですが黙って見守るしか出来ないです。
ここからは任意オプション的なものなのでやるかどうかは自己判断に任せます。
いやそれは……と思うかもしれませんがぶっちゃけNAIを使えというわけではなく、マイクロソフトのイメージクリエイターを使うのを推奨します。
https://www.microsoft.com/ja-jp/edge/features/image-creator?form=MA13FJ
無料で使えるこれをネタ出しに使ったり遊ぶのに使って『私反AIチガイマスヨ』とアピールできます。
当然変な反AIが数日湧くかもしれませんがXなら以下のプロセスでガン無視できます。
ミュートしている通知→メールアドレスが未認証アカウント及び電話番号が未認証のアカウントにチェック。
この2つで悪質な反AIの嫌がらせは対策できます。発言スクショ晒しとかやってきたら?あなたがプロとして仕事してるのなら営業妨害の言質でしょう、警察に駆け込めば対策してくれますよ。
第四段階∶橋を爆破(任意)
どういうことだよ、というとやることは単純です。反AI批判や『騙された』という投稿をすることで自分を被害者に仕立て上げ完全な足切りを図ります。
出来ればnoteとかでなぜ騙されたのか、とかを書いて自分は被害者で詐欺に遭ったとすれば完璧でしょう。
これで完全にクライアントからは新規技術をワークフローに入れても切れ散らかさない無害かつ有能なクリエイターとして看做され、椅子取りゲームの勝者になれます。
ここまで書きましたがこの投稿が反響を受ければ反AIの人たちはでたらめだ!と叫ぶでしょう。
俺自身はマジで全く絵を描いたことがなくて、それこそ中学の美術の授業以降何かを書いたことがないレベルなんだが、流行りの画像生成AIで遊んでるうちにちょっと小慣れてきたので、思い切って副業にしてみた。
AI絵師として稼ぐというよりは、素材としてのイラストを販売してみたり、簡単な案件を受注したりという感じ。
稼ぎも雀の涙で、今月初めて1万円を超えられそうというレベルでしかないが、自分の生み出したものでお金を稼いでいるということが誇らしいというか、ちょっとした自己実現を成し遂げたような気持ちになっている。
似たような絵柄の絵を大量に出せるようになってきたので、pixivとかのアカウントでも作って、FANBOXなんかも開設したいなとは思うんだが、AI絵の過激派アンチみたいなのが多いイメージもあり、そこは画策中・・・
法的倫理的な是非は一旦置いていただいて。
反AI側の過激な一部からおこなわれる、クリエイターへの名誉毀損、作品発表機会の毀損、脅迫の被害、それに怯えた活動制限が目に余る。特に、謂れのない盗作扱いと直接的な作品のキャンセルという、作家にとってかなり厳しい攻撃とも言えるものが、「AIかもしれない」と一言で行えてしまう環境がヤバすぎる。
これはAI利用≒犯罪としてしまう過激派反AIの思想が極めて雑に広がった結果なので、反AIから創作者を守る動きをどうにか作って軟着陸させたい。
さりとてTwitterのイラストアカウントでこれをつぶやいても、全く知名度の無い3000フォロワー程度の場末創作アカウントじゃ、「AI利用者」のレッテルを貼られて作品を色目で見られるのは目に見えてるし…
どうしたらいいんだ。
・客が普通に食ってんのに夫婦同士(店長と店員)がくだらない喧嘩始める(しかも個人店ではなくフランチャイズのチェーン)
・小学校で女子生徒に冗談めかして抱きつく男性教師、男子生徒の局部を(なぜか手の甲で)触る女子教師
・淫行で逮捕されて懲戒免職食らった教師がほとぼり冷めたあとによその学校へ再就職してその後教頭に昇進(しかも公立学校での話)
・高校の運動部で血出るまで、怪我するまで部員を殴る蹴るする指導者が当たり前にいた
・(やった側、やられた側を合わせると)カツアゲ経験率の驚異的な高さ
・課のみんなで風俗旅行(気合入ってるとタイに遠征して幼女買いに行く)
・薄給でいいからとにかく休みが多くて残業少ない仕事に就きたいという価値観がキチガイ扱い
・飲食店のレベルが今じゃ考えられないほど軒並み低く、完食不能なレベルにマズイ飲食店すらそこかしこにあったので外食がギャンブル
・深夜番組でオッパイ平気で出るし発売予定のAVの紹介なんかもしてた(ドラマGTOなんかでは作中でAV流れるシーンもあった)
・精神病院や障害者施設で生きるか死ぬかの虐待が平気で繰り返されてた(そういう闇を題材にした『聖者の行進』というドラマがあり、虐待描写が酷すぎて抗議が殺到したらしいが、現実の事件はこれより全然酷かったという)。
また、精神疾患起因の妄想ではなく、健康にも関わらず陰謀によって精神病院に強制連行され薬漬け&軟禁で人生終了させられた人がマジでたくさんいた。
・反社と強い関わりがある、のではなく反社そのもののベンチャー企業でも上場できた
・過激派の内ゲバでまだ死人が出てたし、革マル系サークルに住み着いた部外者の排除に踏み切った大学学部長が自宅から出た瞬間に角材で滅多打ちにされる事件なんかも
・一般人が被害者の凶悪殺人事件が起きたら芸能レポーターや取材陣が平気で葬式に押しかけてその時撮った映像を夕方のニュースで10分くらい流す
・都心まで20分かつ駅近の下町や湾岸エリアの宅地と、都心まで80分かつ駅徒歩20分の新興住宅地の坪単価が同じだったりした
ワーキングメモリを消費せずに簡単に料理できるテクニックを書いとくよ。
あえて具体的に書いてるけど慣れてきたらアレンジしたら良いよ。
1.作業時間を減らす
肉:鶏もも(約8個 約250g)、豚バラ薄切り(約9枚 約270gくらい)
野菜はカットして、下記の分をジップロックに入れて冷凍庫。4袋できる。
・じゃがいも1/2
・人参1/4
・玉ねぎ1/2
・しめじ1/4
カレー、シチュー、豚汁、ポトフ、クラムチャウダーあたりはこれでできる。
鍋キューブ使えば、鍋ができる。
肉は料理に合わせて選ぼう。
余裕ができてきたら冷凍セットにアレンジを。例えばネギ、ゴボウ、エノキ、エリンギ、マイタケなどの追加。
キャベツやマッシュルームなどをカットして冷凍しておくと料理の幅が広がる。
また、冷凍さぬきうどんや、炊いたあとのご飯を100gくらいで分けてラップにくるんで冷凍しておくと便利。
例えば、きゅうりの浅漬けは、きゅうり切って浅漬けのもと入れて冷蔵庫放置完成。
おすすめはホットクック。上記のスープ料理はホットクックで作れる。
冷凍野菜と冷凍肉と、スープ入れたらあとは放置で完成。水は蒸発しにくいので通常のレシピの半分くらいでいける。
手動で煮込み(混ぜる)20分を設定しておけばだいたい大丈夫。
このあたりは完成したら取り出すという作業があるのがちょっとだけ面倒。
3,手抜き
追加で一品くらいは冷凍食品を電子レンジでチンで完成させる。例えば餃子。
追加で一品くらいはスーパーの惣菜コーナーで済ませる。例えばサラダ。
4.最後に
これでワーキングメモリをほとんど使わずに、煮込み料理、餃子、サラダ、漬物くらいができる。
余裕ができてきたら炒めものを自分で作ってみてもいいかも。チキンソテーとか焼き魚とか。
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ホッテントリ3位になっててびっくり。
何人かの助けになってそうで嬉しい。
◆鶏もも肉:鍋用、唐揚げ用、水炊き用とか表現いろいろだけと30g程度にカットされているの。
これだと包丁が菌汚染されない。これでも大きい場合は調理で加熱してからキッチンバサミでカットすれば菌汚染されない
◆ジャガイモ:煮物用途なら冷凍してもそんなに気にならない。個人差あり。皮むくのが面倒ならよく洗って皮ごと使うといいよ。
◆これは増田が求めてたもの?:元増田からのレス anond:20240208001640
◆楽しくない:タスク処理できなくて悩んでいる方への解決策なので、料理が得意で楽しめる人は自由にするのが良いと思う。
◆ジップロックのコスト:1枚7-10円程度。食材廃棄が減るコストを考えると1回使い捨てでも元は取れる。
◆ホットクック:3人くらいまでなら調理容量1.0L程度の一番小さいのが最も使い勝手が良い。
置く場所ないならコンロカバー買って、コンロの上に置く。(料理初心者はコンロ不要の過激派意見)
メインセッション
「東アジア反日武装戦線」とその時代を振り返り、見えてくるもの
https://www.youtube.com/live/ouGKVPIWh9s?si=1pm7-RACXU1kcPQl&t=7782
(約3600文字)
青木理氏:
中核派はまだ組織があるが、東アジア反日武装戦線はもう組織がない。
桐島聡「さん」
田原牧氏:
(「戦線」ではないが過激派の?)裁判支援をしている友人がいた。
私は急に森田童子を思い出した。
荻上チキ氏:
「ぼくたちの失敗」('76リリース、'93「高校教師」主題歌)の。
田:
もっと物議を醸しそうな曲もあったが、そういう時代を思い出した。
荻:
田:
「戦線」は新左翼とは一線を画している。全共闘の一つのエッセンス。
60年代学生運動は日本の戦争責任に触れていなかったが、70年代から問題提起が出てきて「戦線」は愚直に受け止めた。
田:
60年代半ばから80年代半ばまでの運動では人の死が珍しくなかった。
運動も竹竿→ゲバ棒→火炎瓶→爆弾となり、'71には三里塚の東峰十字路事件で警官が3人、'72には連合赤軍事件もあり、最終的には100人以上死んでいる。
荻:
田:
(男子の大学進学率 '60 13.7% → '65 20.7%。'66に18歳人口が+50万人)
田:
東大全共闘のリーダーの山本義隆氏が、闘っているに自分たちの特権性に目をつぶって正義を説くことを批判した。(「邪宗門」の)高橋和巳は「自己否定」を唱えた。
田:
60年代半ばまでは日韓基本条約('65締結)反対闘争で、革新側も「韓国に払う金があるんだったら自分たちに回せ」などと平気で言っていた。大日本帝国の責任は問われなかった。
田:
入管法の制定反対で結成された新左翼系の華僑青年闘争委員会(華青闘)が、集会で「抑圧民族である日本人は信用できない」旨の「華青闘告発」を行い、日本の新左翼党派は頭を下げた。
田:
この自己否定の流れと「戦線」自体のアナキズム的な性格が合わさって、実力行使に繋がっていった。
荻:
今振り返った時代の前半、大学自治や学費問題から階級闘争、安保闘争、反米などとリンクして新左翼が広がっていく経緯は割りと学ぶ機会もある。
青:
戦後の一時期共産党は武装闘争路線をとっていたが、1955年の「六全協」で武装闘争を放棄した。同時期にソ連でスターリン批判が起きた。
共産党指導ではだめだということで(既成左翼ではない新左翼として)「革共同」や「ブント」が設立され、これらが中核派、革マル派、赤軍派などの母体となる。
全共闘は当初セクト(党派)ではなかったが最終的に合体していく。
青:
学生たちはベトナム、日米安保、三里塚など正義感や葛藤の中で行動していたが、69年の安田講堂事件の鎮圧以降急速に沈静化「敗北」していく。
このあとよど号、大菩薩峠、連合赤軍などの事件がおき、さらに爆弾事件と先鋭化してくる。「戦線」活動もこのころ。
田:
「戦線」は71年に興亜観音・殉国七士之碑爆破、72年に総持寺納骨堂爆破など、怪我人は出ないが爆破は始めていた。
青:
「狼煙を見よ」や「腹腹時計」から読み取れる「戦線」の特徴は、現在まで続く日本帝国主義の粉砕にある。
荻:
60年代学生運動は抗議主体だったが、その後日本の加害性を発見し、植民地支配の反省中で農村コミュニティや市民と共に暮らす実践などもあったが、「戦線」のような組織は反省と攻撃を結びつけて行った(とまとめた)。
青:
「戦線」の事件を肯定はしないが、アイヌ、在日コリアン、沖縄などマイノリティに対する問題意識を持っていたというのは現代にも通ずる普遍性がある。
また、従来型の新左翼とは傾向が違い、ストイックに日々の暮らしをしながら爆弾闘争をやった。
荻:
田:
また時代の流れが、新左翼を国家権力が「暴力」で鎮圧することへの対抗として、自分たちも武装する、という意識が強かった。
昭和天皇暗殺未遂、朴正煕暗殺未遂の文世光事件、「命がけで闘った文世光への呼応としての」意識、暴力で時代を切り開く意識があったのではないか。
青:
松下竜一「狼煙を見よ」によれば、お召列車爆破未遂でしょんぼりしていたときに同世代の文世光(22歳)が事件を起こした、あんなに頑張っているのに俺たちは何をしているんだ、と、三菱重工爆破事件につながった。
お召列車爆破用の威力の高い爆弾を使ったので8人の死者を出す大被害となり、大道寺将司は痛切に反省をした。
荻:
今の若い人からすると左翼=マルクス主義だというイメージが強い。
新左翼とマルクス主義の距離、「旧左翼」とマルクス主義の距離、「戦線」の立ち位置はどうか?
田:
新左翼の各党派はマルクス主義に基づく綱領や路線がある。一方「戦線」は党派ではない。マルクスは時代的に当然読むが、全共闘の学生たちと同様に倫理感から直接行動を起こした。先鋭化する人たちのほかに、水俣や山谷に行った人、本格化する前の部落解放闘争に行った人もたくさんいる。
荻:
分かりやすいイメージだと革命を成し遂げるための手段という印象があるが
田:
「戦線」は革命ではなく落とし前。国家権力の奪取にこだわらない。政治ではない。倫理であり生き方の問題。ある意味ものすごくピュアな人たち。
(CMと前半の振り返り)
荻:
この半世紀どうか。
青:
ドイツは戦争責任によって東西に分断されたが、アジアでは朝鮮半島が南北に武断された。沖縄はまだ(アメリカの基地である)。こういった日本の加害性をピュアに突き詰めたからこそ「反日」を冠した。
荻:
青:
皮肉。かつては東アジア人民連帯の「反日」だったのが全く反転してしまった。
青:
新左翼各セクトは「戦線」に批判的だったが、鈴木邦男など右派陣営の一部が「戦線」のストイックさ、(「大地の牙」部隊のリーダー男性の)齋藤和(のどか)の服毒自殺を評価している。こういう流れが新右翼のムーブメントを生んだ。
リスナー:
田:
将来構想はなかった。個々人の落とし前。三菱重工等々の被害者にしてみれば雑談じゃないという話だが、彼らの論理は日本国家の転覆まで。
太田竜という、世界革命、世界赤軍を唱えたイデオローグ(理論的指導者)は、第三世界の革命勢力と手を結ぶ、その基盤は日本の最下層の人たちだと言っていたが、今の我々の建設的な視点とは違う位相にいた人たち。
荻:
青:
ただ、当時から90年代までの、爆弾闘争や内ゲバに先鋭化していく中では、公安警察が肥大化してきたのは時代の必然。
今後は超法規的措置で釈放された大道寺あや子や佐々木規夫などの追跡は担っていくだろうが、徐々に任務縮小か。
荻:
そして、マルクス主義はなくなっても、性教育や性的マイノリティの権利保護や選択的夫婦別姓などをすすめる「文化的共産主義」と、その抵抗としての「反共」が繰り返し保守論壇で語られている。
青:
妄想だけれども、一方で、当時千差万別の人が新左翼運動に関わった、理論家から夢想家まで。ただ結末が先鋭化した隘路、陰惨な結末になったことが「壮大な失敗」と捉えられて、日本の左派というかリベラルへの大きなダメージ、マイナス面になっていると思う。共産党や左翼へのアレルギー。ヨーロッパでは緑の党や旧共産党が政治ムーブメントを作っているのに。
荻:
「理想を掲げることは無駄なんだ」というカッコつきのリアリズムの空気のようなものは残ったかもしれない。
田:
今は、世の中自分が何しても動かないという風潮が強いが、当時の若者には自分たちが世の中の主人公なんだという意識が強かった。「戦線」がやったことはともかく、戦争責任を唱えたことが認知されてその後90年代の河野談話、村山談話につながっていると思う。
荻:
振り返るというのは何を残したのかとつなげる行為でもある。