はてなキーワード: リフレインとは
せつない気持ち歌う
今届けたい言葉を
夏を彩る恋風
君への思い歌う
って歌が頭の中をリフレインするんだけど、これ何の歌だろう。
ググりゃわかるんだろうけど、ググったら負け感あるな。
どーせ、アイマスと葉鍵しか聞かないんだから、消去法でわかるはずだ。
まず、明るい感じの歌だから、葉鍵じゃないな、葉鍵に明るい歌なんてないからな、
いーまーすぐ一緒に暮らそう!(葉鍵にも明るい曲はあるわいな、という反論に、こみパRevoのEDを上げるから、オレは駄目なんだなあ)
となると、アイマスだけど、アイマス楽曲ももう膨大になってるからなあ……
さすがに765と876じゃないのは確実だ、脳内リフレインの歌声が765じゃないことぐらいは、わかる。
で、こっからだ……
茅原ミノリが誤差になるぐらいの膨大な数のアイドルがいるんだよなあ……
あとまあ、なんとなくカンで、シンデレラの個人曲ではなさそう…… キャラクタのイメージソング的なノリが一切ないからな……
って感じで、二時間ぐらい色んなアイマスの曲を聴いてたんだけど、
1. バンボブビュブボビバビボベン
2. バビベン
3. ボンビョブボバボ
4. ベビベンボベビブ
5. ババベビバベンビ
6. ボバビバババババボブ
7. ブブビンボベン
8. ベッバボベン
10. ボブベンボビベビ
11. ババブビボベバビ
12. ビンバンボブビュブボビバビボベン
14. バブベビ
15. ビブ
1 からなかなかインパクトのある出だしで勢いよく飛び出し存在感を示す。
2 で一瞬失速したかに思えたが、その後は安定した路線で着実に実績を重ねつつ、小気味よい破裂感のある 6 など時折攻める姿勢も見せてくる。
安定しすぎて、少し単調になったかな?というところで、12、13 でリフレインが始まるのもなかなか趣深い。
未完結(継続中)のシリーズではあるが、現状でもバ行的には割と出し切った感があり、歴史を感じる仕上がり。
14、15 の流れが一つの区切りとして機能し、次なる爆発へ繋げることができるか、今後に期待。
闘技場でつい欲張って長居するんだよね。
\てーごわい シミュレーション/
いつも彼らはどこかにを読んだ。小川洋子の短編集はいつも難しい。いかにも文学って感じだけど、不思議と心地よい感じがするのが面白いと思う。
個人的に一番分かりやすくて感じ入ったのが、ビーバーの話だった。場面描写が美しくて脳裏にありありと浮かんでくるのが素敵だったし、ビーバーの生き様と登場人物の生き様をリフレインさせていいるのが理解しやすかった。質実剛健というとニュアンスが変わるのだろうけど、慎ましやかであることとか堅実に過ごすこととか着実に生きることを、あるいはそうあったことを讃歌している一編で読後感がとても良かった。
兎の話は熱に浮かされた人々の醜さというか残酷さが現れていた内容だったと思う。個人個人は取るに足らない悪しか持っていないのだろうに、大衆や群衆になるとこうも悪臭を撒き散らすのかって感じの物語で、ざらざらした読後感が残ってしまった。
小鷺の話は奇妙でユーモラスだったし、蝸牛の話は不気味でホラーちっくだった。馬の話は不安感を、チーターの話は喪失を描いていたんだと思う。犬の話は(他のもだけど)よくわかんなかった。
最後の竜の落し子の話もこれまたよく分かんなかったんだけど、場面がどんどん幻想的に、現実世界と地続きなのに風景画のような美しさに満ちていくのが印象的だった。先人たちが何かを書き残した洞窟だったり、鐘楼だけが突き出た湖だったり。美しい旅の話だった。
折角の短編集なので、一編一編じっくりと味わうのがいいと思う。一気に読むのは、いろんな作風の余韻が混ざり合って悪酔いするかのような感覚に陥るからおすすめしない。
くちびるに歌をを読んだ。方言が可愛らしい。あたたかな物語だった。
主役となる中学生たちがみんな純な感じがして心地が良かった。何かしら特殊な使命を帯びていたり、陰湿ないじめにあっていたり、部活のエースとして活躍していたりするわけじゃないのが優しい空気感を醸し出していた。一人二人癖の強い人物が配置されていたけれど、彼らも自分達の存在感を声高に主張していないのが上手いと思った。
みんな純だって言っても、それぞれがそれぞれに家庭なり人間関係に複雑な影を持っている。一応主人公になるナズナとサトルの家庭には、深く覗き込むと胸を締め付けられそうになる気配が漂っていて、そっち方面に転がそうと思えばどれだけでも転がせていけそうな奥行きを持たせていた。
でも、それらが気配として作中に潜んでいるのみで、一つ大きな筋として合唱に向き合う等身大の中学生たちが描かれていたのが良かった。加えて、作中にも書いてあった『手紙~背景 十五の君へ~』の歌詞が一つ一つスルメみたいな味わいを出してたと思う。
また個人的に一番注目したいのが自称ニートの臨時音楽教師、柏木先生だった。この人の心理描写は作中じゃほとんどされないんだけど、たぶん読者の心情に寄り添うような形で変遷したんじゃないかな。
何があってWiiの操作ばかり上達するに至っのかは書かれていないのだけれど、エピローグで彼女はもう一度東京へと旅立っていく。慌ただしくてめまぐるしく変化していく都会へ、十年も景色や人が変わらない田舎から立ち向かっていく。彼女は再び戦地へ向かうわけなんだよね。
日々の生活はいろんなことが大変で、様々なことでめげそうになることが多いと思う。それでも再起する柏木先生の姿が表しているのは、作者から読者へのエールなんだと思う。頑張れって、頑張ろうって、背中をそっと押してくれているような気がする。
ところどころに先へ先へと読み進めたくなる謎も散りばめられていたのでするする読めたのも良かった。折角自由曲を自作したんだから、その内容が読みたかったのだけ残念だった。
『手紙』の歌詞が、重層的にリフレインしてくる小説だった、中高生はもちろんのこと、大人にも読んでもらいたい、元気になれる一冊だと思う。
少し前に、スタッフロールで30年間ありがとうみたいなメッセージがあったことに対して、スポーツ新聞の私情入りまくりな記事がホッテントリしてたけど、本当になくなるんだな・・・
嘘みたいだ
西のアリス、東のエルフと言えば、少し全盛期から外れた30の俺でも知ってるくらいなのになあ
俺のエルフの思い出を語ろう
最初にエルフを知ったのはワーズワース(Win95リメイク版)だった
電撃王だか電撃姫っていう、普通のゲーム雑誌の後ろにエロゲー情報がのってるゲーム情報誌があったんだが、そこにのってたと思う
そこで件の紹介ページをみて、りんしんの原画と美麗なエルフ塗りに一目で虜になった
でも当時はまだ中学生
とても買えるはずもない
カネもないし
その後中3のときに友達が「親が買ってくれた」とか言ってそれをやっててめちゃくちゃうらやましかったのを覚えている
部活も運動部でほぼ休みなし・勉強もほぼ学年トップを維持しながらエロゲーを深夜にやるとか、どんなバイタリティーだよ自分、と今思うとあきれる
でもエロゲーはそれだけの魅力があった
それから大学に入り、引きこもりになり、単位もぎりぎりだったが、ワーズワースのXPリメイク版を無事プレイすることができた
エルフのCGはいま見てもまったくふるさを感じさせないきれいさだと思う
同級生12、下級生12、BEYOND、あしたの雪之丞1,2、脱衣麻雀、遺作、臭作、恋姫、リフレインブルー・・・
いつからか集めることが目的になってしまって、設定資料集とかビジュアルファンブックとかも買いあさりまくった・・・
でもいくら引きこもっていたから大学時代がヒマといっても、かの作りこまれたエルフのゲーム、まともにプレイしてクリアしたのは、その中でも一握りだけ・・・
具体的には、
・・・蛭田シナリオ最高。ちょいおとぼけの記憶喪失の悪の魔王が主人公。最後が謎のシューティング
あしたの雪之丞
・・・1は絵にほれた。話はあんまり覚えてない。落ちぶれた高校生ボクサーの話。局部ズーム機能があった。
・・・2も絵にほれた。こっちは話も面白かった。1のライバルキャラが主人公。妹が一番かわいい。局部ズーム機能があった。
臭作
・・・攻略見ながらやった。堀部原画とエルフ塗りコラボでマジ今でも抜ける。ちょっとだけgifっぽい動画があったのもすごく豪華だった。エロアニメがめちゃくちゃたくさん出てたのも印象的
河原崎家の一族2は持ってなかったけどBUGBUGだかPCAngelだかパソコンパラダイスだかに乗ってる記事をスクラップして抜きまくった
エルフと言えばの同級生下級生シリーズをひとつもやってないっていうね・・・
夜中に起きていたかった。
お父さんが深夜はテレビ見てるし、
お母さんは早く寝なさいって怒るし、
大人になったら、夜中までテレビ見て、好きなもの食べて、いつまでたっても起きてられる。
ああ、いいな、大人って。
大人に、なりたい。
でもね、大人になって、一人暮らしして、わかってきた。
けどね、昔より全然楽しくないよ。
深夜アニメよりも、お父さんの肩越しにこっそり見る難しい映画の方が、キラキラしてた。
どんなにスナック菓子食べても満たされないよ。また、お母さんに叱られたいよ。
でも、スナック菓子食べてないと頭の中でまた仕事の嫌なことがリプレイされてしまうんだよ。
いつまでも起きてられるんじゃないんだよ。
眠れないんだ、どんなに夜遅くでも。
目をつむって眠ろうとすると、まっさらな頭の中には明日への不安と昨日の後悔が滑り込む。
また、あの人とお仕事だ。
どうして私は、どうして、どうして、どうして。
イヤホンが音割れするほどに大音量で音楽を流して頭の中を濁流でまっさらにしないと。でもそんなことしたら余計眠れない。
でも最近何が悪いかも分からないけど、悪いのはわかるから、全否定するしかないんだ。
私がいなければ、私がいなければ、私が、私が。
叱ってくれたお母さんは、離婚した今も父の昔の不満をいつまでも語る日々。
ああ、大人になりたかったけど、こんな大人になりたかった?そんな訳ないね。
大人になれば、子供の自分が抱える悩みなんて解消して、すっきりとした日々を暮らせると思ってた。
たしかに子供時代の小さな悩みなんて今からすれば本当にちっぽけで、でもそれがなぜちっぽけに見えるかというと今私が持っているものの方が大きいと知っているからであって。
ねえ、これが大人の当たり前なの?
じゃあこんな不安に潰されそうな私は大人失格かな?
じゃあ結局私は、大人になれなかったのかな?
ああ、いいな、大人って。
大人になりたい。
アフタヌーンの短期連載系だと「弾丸ティアドロップ」(稲見独楽)は好きだったな。全2巻。
古本屋の主人——は世を忍ぶ姿の殺し屋のお姉さんにほれちゃった高校生の男の子が、お姉さんを守るためにふたりで逃げ出す話。荒唐無稽な設定なんだけど一応非現実要素(魔法とか)は入ってなくて、主人公の頑張りでどんどん物語がドライブされるのが気持ちよかった。おそらく最初から2巻の予定で作られてて、密度が高くてテンポがいい。
http://kc.kodansha.co.jp/product?isbn=9784063107050
って絶版かよ! つらいなー。
あと申し訳ないがこの表紙あんまりセンスよくない。気になった人は試し読みまでしてみてほしい。
ついでに思い出したのでもうひとつ。
これはまたかよの部類かも知らんが「はるかリフレイン」(伊藤伸平)。全1巻。
高校生の主人公はるかは彼氏であり幼馴染みでもある啓太を交通事故で亡くしてしまう。ところが葬式の日に見かけた不思議な黒猫の力で、はるかは気がつくと事故当日の目覚めた時刻に戻っていた。ここから自分がうまく立ち回れば啓太は死なずにすむかもしれない、とはるかが延々と試行錯誤する話。いわゆるループものなのだけど展開そのものにある種の人生観がこもっていて、それがはるかにある変化をもたらしていく。最後のひとこまのモノローグがその変化と対応していて印象深い。ベネッセの「高1challenge」という雑誌に連載されていたらしい。
なんだよこれ・・・。
お前らこんなの見たかった?
最新話見たけど、まさか卯月放ったまま2人が帰るとは思わなんだ・・・。お前らもう一度友だちになったん違うんか・・・。
っていうかさー、アイマスのキャラって基本的にはボケ要素強いのしか居ねえんだよ。これは萌えアニメキャラ全体そうかもしれんけどさ。
でもシンデレラはその最たるもので、キャラ付け自体が出オチみたいなのが山のようにいるの。そういうのドンドン増やしてここまで来たの。
それなのに何だよコレ??????? 2クール目入ってから何でこんな雰囲気なの??!??! ねえこのアニメ何回雨降った??? 梅雨なの??????!??!!?? あと何回アイドルは倒れるの?????
いや、良いと思うよ?キャラの心情が天気と~みたいなのは演出の基本だよね。監督は京アニ出身らしいしさ。ちゃんとオベンキョーして来たんですもんね??やりたいよねそういうの。シンデレラをなぞるってのも優等生的な発想だよ。
っていうか女の監督だし、そもそもお約束の水着回もやらないから、「萌アニメなんかやりたくねーわ」ってマインドなのかも知れないよ。
でもさ。
時計は…まあ各話をシメるのに良いとして、唐突に常務みたいなの出したり灰かぶりの格好させたりお姫様がどうこう言及させまくったり各話英語の題名にしたり。
オサレ感目指して空回りしてない?
モバマスってそういうんじゃないだろ・・・。卯月のブルマ姿目当てに金使うゲームだよ・・・。
っていうかね、1話が多分良過ぎたんだよな。あれは本当に良かった・・・。キラキラしてたよ。
綺麗な作画に細かい演出も効いてたしライブもあってさ。何より明るい色彩感で。
でも蓋を開けたら卯月は引っ込んでみくは喫茶店を占拠して未央はアンチの格好の対象になって凛は何か女の嫌なところを凝縮させたようなキャラになってどのアイドルも「私のせいで・・・」みたいな事言い出す展開が連発されて。
そして降り続ける雨雨雨雨。
常務が出たと思ったら常に顔を合わせるのに決着が付かないからずーーーーーーーーーーーーっとストレスがかかってるだけ。
分かったから!リフレインの演出とかもう十分堪能したから!!頼むから少しは明るい方向にそのスキル使ってくれよ!!!
あと常務の言うことって現実じゃ正しいのかもしれないんだけど、シンデレラガールズの世界観ってリアルから乖離しまくってるから、現実の論理持って来られてもレイヤーが違うっていうか上滑りするだけだよ・・・。
作画は2話の段階で崩れて3話で卯月が魚眼になったかと思えば凛の顔は常にデカい上に基本的に動かない棒立ちの会話が進行してライブは最近止め絵の連発。作画がアレなのはまあ本家アニメからそうだったけどさ、割とチョコマカ動いてはいたよ・・・。
なんでシンデレラガールズでそれが出来ない???????金は払ってきたのに・・・。バハムートの時は金に物言わせて有能アニメーター買いまくったんでしょ??????????なんでそれしないの?????
1クール開けて再開したかと思ったら相変わらず作画よくならんしさ・・・。1話で出来てたじゃん・・・。
CDジャケも既存絵の切り貼りってどういうことだよ・・・。これがアレだけ金を吸い上げていたモバマスのアニメ展開なの?????これ書くと長くなるから省くけど、ここのところ駄曲ばっかりじゃん・・・。特にアニメユニット曲さあ・・・。声優の作詞とかどうでもいいから曲ちゃんと作ってくれよ・・・。
そもそものPにしたってアイドルをどうしたいのか良くわからない。方向性は凄くいいよ。声優が下手だけどそれはしょうがない。
でも何でP自体をかなり掘り下げが必要なキャラっぽくしちゃったの???やっぱ女監督だからか??????
もちろん、監督とか脚本とかじゃなくて、企画の段階で無茶なスケジュールとか前提条件だったのかもしれないけどさ。
話を練る期間ないならせめて無駄で長いシリアスやめてくれよ・・・。
何よりマズいのは、これゼノグラシアじゃないの。「アイドルマスターシンデレラガールズ念願のアニメ化」なの。今後ライブとかこれに則るの。(ゼノが普通におもしろいとかそういう話は置いといてね。)
どうすんだよ・・・。このアニメでプロジェクトクローネへの愛着とか湧いてねえよ・・・。っていうかもっと言ったらCPへの愛着も別に湧いてねえんだよ・・・。NGもなんかビジネスユニットっぽくなっちゃったし元々人気だったTPは変な感じになったし・・・。
ダダダダダダダダダダ・・・
ちひろ「話は聞かせてもらいました!!!」ガラッ
ちひろ「今日はアニメに疲れてしまったプロデューサーさんにピッタリな物の紹介です!!」サッ
ぼく「そ、それは・・・・ッ!」
アイドルマスターシンデレラガールズのリズムゲームがついに登場!!
アイドルと一緒にライブを成功させ、トップアイドルに導こう!!!
スマートフォンゲームの常識を超えた3Dモデルで、編成した5人のアイドルが踊る!もちろん低負荷な2Dモードも完備だ!!!!!!
ゲームを進めてコミュニケーションを深めれば、きっとお気に入りのアイドルが見つかるはず!!!
「ルーム」機能では様々な家具を配置して自分だけの事務所を作ることが可能!!動き回るぷちでれらや、素敵な空間のプロデュースも楽しもう!!!
Android・iOS対応ゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」は、各アプリストアにて絶賛配信中!!!!!!!!!!!
http://www.nicovideo.jp/watch/1437122012
この話は単体で見たらどうしようもないくらいくだらない話だった。内容ペラッペラでその分お寒い演出をだらだらと。これ10分くらいで出来ただろ。
なにより西森柚咲の扱いがひどい。がっこうぐらし!に出てくる現実逃避女よりこちらのほうが数段やばい。唐突に意識を失って気づいたら数時間飛んでて知らない間に自分がなにかやらかしているらしいのに全く動じていない。そんなことどうでもいいと言わんばかり。何考えてんだこの女気持ち悪い、でもフォローあるんだろ?って思って待ってたら途中で姉の美咲に入れ替わってから一切フォローなし。姉の美咲はすっきりするかもしれないが、妹は?姉は不良仲間のクズを励ます暇があったら、いきなり違う学校に転校させられる妹に何かいうことなかったの?手紙でも書けばよかったのに。
そりゃきっと見えないところでフォローするんでだろう。きっと見えないところで柚咲は姉の存在を感じ取っていて言葉は不要なんだろう。でも、他の余計な部分をだらだらと描写する暇があったら、ちゃんと描けよ。と見ていてムカムカさせられる展開だった。相当こちら側で脳内補完しないと耐えられんよこれ。
ただ、後への伏線とかんがえるとかなり重要な情報がたくさん提示されている。今回の肝は西森美咲だけは能力が不完全ではない完璧な能力であることだ。あれだけいちいち他の人間の能力に「なんて不完全な能力なんだ」とツッコんでいた主人公がそれを指摘しないのだからまちがいなかろう。ここから逆算すると、学生に能力が発言する条件、それから能力が不完全な理由もわかってくる。そして、OP及び1話の演出から、主人公の妹が能力発言することはほぼ確定であるし、おそらく不完全ではない能力に目覚めるであろうことも推測できる。となると、アホで可愛い妹がどういう状態に追い込まれるかもうすうす想像がつくだろう。また、今回のお寒いシナリオだが、麻枝准のクセからして、今回のストーリは主役級のキャラでリフレインすることになる。以上の条件を満たすとだいぶこの先の展開が絞られてくる。
ってことで、これがラノベや美少女ゲームだったら伏線貼り、ってことで納得できる。情報的にも重要な話だというのもわかる。だが、そこをもっと面白く見せられなかったのか。アニメは1話1話が面白く無いとダメだろうが。しまもよりによって3話だと3話。一番大事なところだ。一番大事な3話でこのクオリティはあり得ない。グラスリップの方がまだなんぼかまし。ま、グラスリップと同じように最後まで見れば面白い可能性はあるが、最後までみないと面白さがわからなくなってしまうというのは、アニメ脚本としてはやはり難がある。
いろいろ文句は言ったし実際3話は単体ではどうしようもないくらいつまらないという結論は変わらないが、文句を言った以上最後まで見るつもりだ。
先日知り合った女の子が、僕の友人に過去酷いことをされたと言っていた。
簡単にいえば「裏切られた」的な話だったけど、わりと信憑性がありそうなもの。
(念のため付け加えると、痴情のもつれというわけではない)
もちろん僕の友人からはそんな話は聞いてなかったし、その友人がそんなことするなんて思ってもいなかった。
ただその話を聞いたとたん、僕の、友人を見る目がすっかり変わってしまった。
こちらから連絡することはなくなってしまったし、メッセが来てもついそっけない対応になる。
彼はとくに彼女を悪くいうことはしなかったようだ。
もともと彼はよっぽどじゃないと人の悪口を言わないから、当然かもしれない。
彼女の言った「(僕の友人とは)もうつきあわないほうが良い」という言葉が脳内をリフレインしている。
いまでも友人には真偽を確かめていない。
トム・クルーズ良い演技してるし。
それはさておき。
広義と狭義という、広い狭いじゃ無いと思うなあ。
全くの極悪人から、正義のヒーロー、金にがめつい商売人、ハードボイルドな男まで、幾百通りのロールプレイが楽しめる、そんなゲームなのです。だから、一旦メインシナリオをクリアしても、今度は別のロールプレイで遊びたくなる。
このように、「ループもの」と言われる様な作品も、「ループ自体に楽しみがある」か「ループを繰り返すという手段によって、最終目的が達成される」という二つの類型があるのではないかと、僕は考えるわけです。なぜかゼロ年代には両者一緒に「ループもの」と同一視されてきたわけですが、しかし「ループを手段とするか目的とするか」で、「ループもの」は全く二つに分かれるのです。
やっぱ、「ループもの」って巨大なくくりがあって、それを2つにワケるって話をしてるから、絞り込みとは違うと思うんだよね。
で、そもそもループものって言われがちだけどループじゃないもの入れてねーかなって話。
サザエさん時空は、不老ものであって、ループものとして対立軸に持ってくるの変だと思うのよ。
うる星やつら、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、ケロロ軍曹、銀魂……なぜこれらの作品が好きなのかといえば、それは「ループしているからこそ、その一回一回の中でハチャメチャに面白いことが起きて、世界の豊かさを垣間見ることが出来る」からです。
で、そのハチャメチャしても次の日にシレッとそこにいる代表格である両津勘吉と部長の関係ってさ「ループものだから」じゃ無いだろ。
だから基の記事の「ループものに2種類あって、おれは片方が好きでもう片方が嫌いだ」って、なんか変な気がするんだよね。
上位目標のために繰り返し作業をするのが下らないって主張にループもの持ってくるのまでは判らんでもないが、テーマは逆の作品が多いと思うんだよ。
映画版の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」とか細田守版の「時をかける少女」とか、「一回こっきり」がメインテーマになってるだろあれ。
小説の「エンドレスエイト」になると、ループは悪いものとして描かれてるわけだし。
漫画の「はるかリフレイン」とか、ちと変化球の作品もなくは無いわけだが。(目標のためにループするが、ループそのものが主人公救済の手段になってる)
ループ自体に楽しみがあるってのは、個人的には退廃的な趣味だと思うんだよね。どっちかというと後ろ向き。
で、その退廃的な『幾百通りのロールプレイ』を、超楽しい→飽きた→抜けだせねえ→前向きに生きるか→ハッピーエンドとやったのが
かの有名な映画「恋はデジャ・ブ(原題Groundhog Day)」なわけで。
んで、CGコンプの為に繰り返し遊ばせる仕組みのゲームがくだらなく感じるってのと、
最終目標のためにループを続けて経験値を蓄積していくってのと、
全部違うと思うんだよね。
まあ、「ビューティフル・ドリーマー」は「学園祭の前日がループする」事を通じて
「不老で繰り返し続く日常(サザエさん時空)」のメタ批判をしてるって構造だから、微妙ではあるんだが。
うまくまとまらんが、基記事って、なんかこう「何をしても『日常』が保証される」ことに対する憧れに見えるんだよね。
だからたぶん不老もの(基記事いうところのループもの)である漫画「並木橋通りアオバ自転車店」は、基記事の人ダメだと思うんだよね。
アレに出てくる主人公のアオバは小学校4年生のママ変わんないけど、描かれる日常は、取り返しがつかない人生の話ばっかりだし。
アラフォーだが、昔から思い出のリフレインが好きすぎて困っている。
昔やったことや昔の生活ばかり思い出してしまう。それも全然大した事じゃない、スーパーに買い物に行く途中の車のラジオでこういう曲がかかっていたなーとか、本当に日常の些細なこと。そんなことを思い出しているだけで無限に時間が過ぎる。
昔読んだ本、昔見た映画、昔聞いた音楽。昔よく遊んだ友達。昔住んでた家。昔親と話したこと。暇さえあれば考えるのはそんなんばっかり。それが楽しくて、新しい本を読もうとか新しい何かをする気にならない。
[MV] On Your Mark / CHAGE and ASKA https://www.youtube.com/watch?v=3Obh9kg6o_U
CHAGE&ASKAの「PRIDE」はJ-POPきっての名曲です。それについては先日、ライヴ聞き比べの記事を書きました(http://anond.hatelabo.jp/20140923002713)。
しかしCHAGE&ASKAには「PRIDE」と肩を並べる、もう一つの壮大なバラードが存在することを忘れてはいけません。それが「On Your Mark」です。この曲はCHAGE&ASKAの15周年記念シングル曲であると共に、アルバム「CODE NAME.2: SISTER MOON」のラストを飾る曲です。また、数億円を費やして宮崎駿にPVを作ってもらった曲でもあります。そのPVは短編映画扱いで「耳をすませば」と並んで上映されたこともあるので、そちらでご存じの方も多いかもしれません。
「On Your Mark」は間違いなくCHAGE&ASKAを代表する名曲で、「SAY YES」や「YAH YAH YAH」が忘れ去られても、この曲が歴史に埋もれてしまうことはないでしょう。相方CHAGEは、数あるASKAの曲のうちでも「On Your Mark」をもっとも好きな曲だとどこかで言っていましたが、それも頷けます。CHAGE&ASKA全盛期を告げる初めの曲が「WALK」「PRIDE」だとして、「SAY YES」「YAH YAH YAH」といった名曲を連発した全盛期を経たのちの「On Your Mark」は、それら名曲群をじゅうぶんに締めくくるに全く恥じることがない傑作だと言えるでしょう。
前回は「PRIDE」のライヴ聞き比べというマニアックな作業を公開しましたが、今回は「On Your Mark」の楽曲分析というこれはこれでマニアックな作業を行ってみようと思います。というのも、比喩に富んだ歌詞に、転調を次から次へと重ねていくこの曲をどう解釈すればいいのか自分自身分からなかったからです。以下、個人的な思い入れで解釈しているメモ書きです。
静かなシンセとピアノから曲は始まります。ASKAは決して楽観的には聞こえない調子で「On your mark」(位置について)と歌います。すると、曲は変ホ長調から嬰ヘ長調に転調し、ベースの八分の「ダンダンダンダン」というリズムが刻まれます。まさに、走り出したがごとくに。
J-POPを分析するときに調性を云々言うのは的外れと言われるかもしれないが、決してそんなことはないと思います。変ホ長調はベートーヴェンが「交響曲第3番(英雄)」で用いた「荘厳の響き」の調性、そして嬰ヘ長調は♯が6つ付いて、複雑で混沌とした響きを持つ。例えば、マーラーが「交響曲第10番」のアダージョで用いたのは嬰ヘ長調である。チャゲアスで変ホ長調の調性を探すと「PRIDE」や「Sons and Daughter~それよりも僕が伝えたいのは」を挙げることができます。ベートーヴェン「英雄」と同じく、どちらも荘厳の印象を私たちに与える曲です。しかしながら重要なのは、「On Your Mark」はこの荘厳の調性からすぐに転調する(=外れる)ということです。すなわち、この曲は、はじめから「英雄」からの「除け者」であり、「PRIDE」のように素朴かつ豪胆に歌い上げることさえ禁じられたものの歌なのです。したがって、「On Your Mark」ははじめからかなりひねくれた性格をもつ曲なのです。この冒頭の転調を聞いて、たしかに私たちはどこか言い知れぬ複雑さを覚えるのではないでしょうか。
埃にまみれた服を払った
この手を離せば 音さえたてない
落ちてゆくコインは 二度と帰らない
君と僕 並んで
「いつもの笑顔と姿で/埃にまみれた服を払」うというのは、強がりの笑いです。いろいろケチをつけられるが、それを「いつもの笑顔と姿」で何気なく払うのです。そして、大切なものを失う時(落ちてゆくコイン)、それは音さえたてません。静かになくなっていきます。「私」はそれさえも「いつもの笑顔と姿」で見送っていきます。
次に出てくる「君」というのは、むろん共に走っている人でしょう。この「君」が男性なのか女性なのかは不明です。つまり友情歌なのか恋愛歌なのか分かりません。周りの友人に尋ねてみましたが、「君」は男性だという意見と女性だという意見ではっきり分かれました。私は「けれど空は青」等につながる男性同士の友情歌だと認識しています。実際、宮崎駿もこの曲を使ってCHAGE&ASKAの二人を主人公としたPVをつくっていますし、CHAGE&ASKA自身のことを歌っていると考えるのがもっとも自然な解釈だと思います。
「夜明けを追い抜」くというのは面白いイメージだと思います。ASKAは「晴天を誉めるから夕暮れを待て」で、今晴天のように売れている自分をみんなチヤホヤしてくれているけど、「夕暮れ」時に誉めてほしいと取れるような歌詞を作っています。また「太陽と埃の中で」という曲もあるように、ASKAにとって太陽とは特別なものです。朝の冷たい風を切り、太陽という「絶対」に向かって自分の力で進んでいくのです。灼熱の太陽でもなく、沈みゆく太陽でもなく、夜明けの冷たい太陽というところが面白いところです。この冷たさが、決して順調ではないレース(On your Mark=位置について)を予感させます。
ところで、完全な偶然だと思うのですが、PVと同時上演された「耳をすませば」に、まさに「夜明けを追い抜いていく自転車」の描写がありますね。気になるところです。
On Your Mark いつも走り出せば
On Your Mark 僕らがそれでも止めないのは
夢の斜面見上げて 行けそうな気がするから
(夢の心臓めがけて 僕らと呼び合うため)
このサビに入ると、また転調し、調性はイ長調になります。Wikipediaによれば、「陽気で牧歌的」であると同時に「輝かしくはあるが、非常に攻撃的」であり、「気晴らしよりは、嘆き悲しむような情念の表現に向いている」という。調性の特徴にあまり拘るのはよくないかもしれませんが、この両義性は重要だと思います。それについては後述します。
AメロBメロの比喩の激しさに比べるとサビは解説的になっていて分かりやすいと思います。風邪にやられて駄目になりそうになるけど、「夜明けを追い抜く」ように、「僕ら=君と僕」は「夢(=太陽)」が頂上にある「斜面」を見上げて、いつか「夢(=太陽)」に行けそうな気がするのです。
答えを出さない それが答えのような
針の消えた時計の 文字を読むような
まだ若すぎる
調性はまた嬰ヘ長調に戻る。
この歌詞で面白い所は「心」の存在する位置です。通常、「心」というものは、個人のうちにあるものです。しかし、ここでは、「心」とは、「僕ら(=君と僕)」の二人が共有している「場」なのです。だから、二人はある程度「全てを認めている」といってもいいような深い関係にあることが分かります。
そんな「心」にある「小さな空き地」。この空き地からは、「NとLの野球帽」で歌われたような、工業地帯にある寂しげな空き地を思い浮かべます。そうした空き地は、基本的には大人たちの目の届かないところにある子供たちのテリトリーであり、遊び場です。一番の歌詞にある「そして僕らは いつもの笑顔と姿で埃にまみれた服を払った」というところにも感じるものですが、どことなく童心にかえっているような気がします。そんな秘密の遊び場で、二人は喧嘩をしてしまいます(「互いに振り落した 言葉の夕立」)。「夕立」という言葉から、たんに喧嘩をしていることだけではなく、「空き地」で喧嘩が終わった後に「夕立」に打たれながら無言で立ち尽くしている二人がいる、という場景を私は思い浮かべます。
その場景が次の「答えを出さない それが答えのような/ 針の消えた時計の 文字を読むような」という言葉につながっていきます。二人は夕立に打たれ髪がびしょ濡れになりながら、互いに見つめ合います。二人とも、本当はお互いのことを分かり合いたいと思っています。しかし、二人は何も言いません(「答えを出さない それが答えのような」)。時計の針が消えてしまい、永遠に続くような気まずい沈黙があります。「永遠の謎」がそこにはあります。相手が何を考えているのか分からず、また自分自身が何を求めているのかも分かりません。やはり、「全てを認めてしまうにはまだ若すぎ」たのかもしれないのです。
以後、サビが多少の変化を伴ってリフレインされる。分かり合うことなど不可能なのかもしれないけれども、それでもOn Your Mark(位置について)! 「走り出」すしか解決方法はないのです。
曲のラストは、冒頭と同じようなピアノとシンセの静かな曲調になります。ここでは調性はイ長調である。最後に歌われるのは
そして僕らは
です。この「そして僕らは」というのはきわめて両義的です。というのは、そこにあるのは希望だけではなく、苦しみや失敗も内包されているからです。イ長調の調性が「牧歌的」であると同時に「嘆き悲しむ情念」であることが特徴であるように、僕らの行く道は「希望」であるのか「失敗」であるのか、最後まで種明かしされることはありません。しかし、決して「僕ら」は走ることをやめません。ここに「On Your Mark」のもっている奥深さがあると私は思います。行く先がどうなるのかは決して分からないけれども、苦しみを背負って、夢を目指していつまでも走り続けるのです。
コメントをもらってジブリPV版について思ったことがあるので付け足します。
「On Your Mark」のPVは、ご存じのように原発事故や放射能事故を主題としています。その主題設定も手伝って、近年ふたたび注目されています。宮崎駿は「タイトルや歌詞をあえて曲解し悪意に満ちた映画に仕立て、いつか来る未来に生きる」ことをイメージしてPVを製作したと言います。どう「曲解」したらこの歌詞から原発の話になるのか今まで分かりませんでしたが、その答えは「夜明け」という言葉にあることに気がつきました。「夜明け」というのは「太陽」の出現を意味します。ところで、「原発」という装置は、原子の核分裂反応から巨大な力を得ています。太陽は原子の分裂ではなく融合によって光り輝いており、厳密には太陽と原発の力は全く異なるものではありますが、しかしながら、原発は「地上の太陽」と形容されることも多く、文化的コンテクストにおいて原発と太陽は密接に結びついています。宮崎監督が「原発」をテーマにすべく「曲解」したのは、まさに「夜明け」という言葉に他ならなかったのではないでしょうか。「On Your Mark」の歌詞だけを見れば、正直なところ、反核運動よりも原発肯定に親和性を持ちます(すなわち、吉本隆明の立場に近いのではないか、と私は思います)。宮崎駿はそれを見越した上で、「原発事故が実際に起こった世界でもOn Your Markと言うことは出来るのか?」と問うたのではないでしょうか。映像を見れば分かる通り、宮崎監督は「できる」と考えたのでしょう。しかし、当時と今では世界が違います。今の私たちはまさに宮崎監督のつくった世界の中にいるのです。その世界において、私たちは「On Your Mark」を聞いてどう感じるのか、「On Your Mark」と言うことができるのかと、再び考える時にあるのではないでしょうか。
ありていに言えばバトルロワイヤルの夢なんだけど、試合開始直前までの夢を見た。(33歳無職)
大きな大学の講堂のような場所で、100人ほどが座っていた。何が始まるのかよく分からないなという感じ。
で、バトルロワイアルをやるということが発表された。100人中3人生き残るらしい。30人中1人よりかはましかな?とは思った。
その瞬間から、いろいろなことを考えた。どうやって生き残るのか?ケータイとipadの充電を忘れてしまったがどうするべきか?
とりあえず、その場のリア充っぽい数人を観察、彼らは充電を始めたので、俺も充電させてくれと充電をさせてもらった。
100人中3人というのは、30人中1人よりグループ的な戦い方が求められると思った。
最初に考えたのは、「電子機器はかなり重要な初手だろう」「今俺は小さなナイフを持っているが、これを使って試合前から脅したり優位を保てたりしないか?」「試合前に死ぬってことがあるか?」
生き残るためには、試合開始からがんばるのではなく、試合開始前のこういう準備というかドーピングが大事だと思った。試合開始直後の初手をミスって死んだら努力しようがないと思った。
とりあえず、リア充っぽいがキョロっぽいやせた2人に声をかけて、適当に友好的にしておいた。彼ら二人は普段と変わらないようなノリっぽい感じだったけど、どうなんだろう。
次に、真性リア充っぽい、本田、遠野という2人のサッカーでもやってそうな奴らに話しかけた。ナイフを持っていることや自分の体格の良さをチラチラと見せて、相手も友好的にしたほうがいいと気づいたのか空気を読んだのか友達っぽくなる。
その他周りにいる奴ら数人ともつるんで、試合で手を組んだ方が良い、相手は100人だから、仲間を作った方が良いんだということはうすうす回りも気づいているのか、8人ぐらいのグループになったが、本田と遠野と自分が中心で他は金魚の糞っぽい感じ。
で、そのグループで俺がリーダーっぽくなった。試合開始前から小さいナイフを持っていたってのもでかかったと思う。
本田、遠野、俺、そしてもう一人、チャラい感じのリア充が乗った。
チャラっぽいやつは一人狼みたいなやつで、そいつとも軽く談笑した。
タクシーの中で、財布を回収された。この時点で、何気なく乗ったタクシーでもこんな感じなのかと1つ1つの選択の慎重さをもっと高めないとなと考えた。
がしかし主催者側でも、試合以外でのこういう事情は気にしたくないだろうから余りこんなところで体力使ってもしょうがないなとも思った。
試合場に入る前の建物についた。そこにはパソコンが100台並んでいて、そこで登録を行うらしい。
自分の席に座る前に、本田に、「100人中3人生き残るという話らしい、俺たちが生き残ったら、絶対本田を生かすようにするから」と耳打ちする。その気もサラサラないのだが、本田がリア充的友情を重く見る奴ならほだすことが出来るし、仮に俺を利用できると思えば試合後もきっちりグループは動くだろうな、という意識があった。
しかし、以上に怖かった。このパソコン登録はミスできない。画面を見ても、どこに何を入力できるか分からないし、クリックできるリンクっぽいのも多い。
これは本当に現実なのか?
ここで、1つの考えが浮かんだ。女子はどうするのだろうか?考えが浮かんだと言うより、最初にバトルロワイヤルの話を聞いたときからチラチラ浮かんでいた考えだ。
どうやら、20人くらいは女子がいるようだ。
女子は単体では生き残れないし、戦闘には微妙だしで、どうするんだろう。
1つ不安だったのが、「女子を使わないと生き残れないルールなんじゃないか?」というのがあった。それは最初に女子を見た時から思ったことだった。
女子を1人は確保しなければいけないのでは?という疑問があった。
何か会話のきっかけをつかまないとなあと思い。
俺 「なあ、これ、夢じゃ無いんだよね?」
女子 「夢じゃ無いよ」
その女子は見覚えがあった。不細工ではないが整っていない顔を しており、成績はかなりよかったはずだ。その女が妖艶な目をして覚悟を決めたように言ったその言葉だった。
俺は質問しながら、かなり恐れていた。こんな恐ろしい事に巻き込まれないように生きてきたはずだったのだと思っていた。そして、この女の目を見たとき、この女は覚悟を決めている、誰かの庇護に入れるなら入ろうとするだろう、女として生きるすべをしっていると直感した。是非仲間に欲しいと思った。生かすことは難しいけど役に立つなと思った。
と、そんなとき、軽そうでチャラっぽいが髪は黒な、なんというか幼さを残した風味ファッションの男に話しかけられた。
そいつは、肩に手をかけてきた。そいつの顔を見た瞬間、体が嫌な予感を感じた。
とっさに気づいたのだが、そいつは俺のパソコンの前のマウスのあたりに今手が伸びているはずである。
瞬間理解した。
登録画面の登録をミスなくやるために、俺のパソコンでためそうとしてるんだ。
気づいて思考したのは0.1秒とかで、顔を見た瞬間に俺の手はそいつの手があるだろう空間をつかんだ。うまく手をつかめて、マウスに触らせなかったが、指はマウスに触れていたらしい、カチカチとクリックされた。
幼い風「あ~これもダメかあ」
悪びれも無く言いやがった。俺は、小さなナイフを出そうと思ったが、試合前はまずいかとそれもやめた。
ここで、先ほど女に質問した「これ夢じゃ無いよね?」がリフレインした。
そうだよ、夢じゃなかったらなんでこんなことになってるんだ?
だがしかし、夢のようではなかった。現実以外にあり得ない風景だった。
精神を落ち着かせようとしたとき、音楽がなった。目覚まし時計だ。
俺は、目が覚めた。
夢でよかったと、1時間ほど放心していた。
あれは25歳の時だけど、当時童貞(彼女いない歴=年齢)だったときの話。
恥ずかしい話、彼女いない歴ryのくせして、そこそこに勝算があった。
自分に多少の自信があった。
いいとこのボンボンで、悪い遊び(酒、煙草、ギャンブル、女遊び)もしてない、しかも食うに困らないレア資格も手に入れていたし、定期的な運動とバランスのとれた食事で不摂生をしている周りに比べたら肉体だって自信があった。
学生時代のように、いけてるいけてないの二元論じゃない今なら、今なら、自分の評価も悪くないはずだ!っと思ってた。
一緒にいて、お喋りをして、あちこち出掛け、それなりの感触はあった。
繰り返すけど童貞のくせしてそう思った。
手をつないだり、ハグッたりして、キスしようとしてとき、やっぱ順序逆はダメかなって思って、「好きだ」みたいなことを言った。
たぶんそんなことを言ったはずだ。
で、それに対する彼女の返答は
「ダメ、付き合えない。」
みたいなことを言ったと思う。
やっぱり細かい所は憶えていない。
「…どうして?」
自分じゃいい感触だと思っていたのが、ぜんぜんそうじゃなかったことに気づかず、恥の上塗りを続けた俺。
「私は楽しい恋愛はもういいの。結婚したいの。結婚してくれるならエッチさせてあげるわ。する?それとも(結婚なんか考えてない)ただの体目当て?」
そこで俺は引き下がった。
怖くなった。
もし処女がだったりしたら、それも受け止められたかもしれない。
でも、俺は心のなかで怒った。
楽しい恋愛はもういいってなんだ?君の一番綺麗だったときは他の男に捧げて、俺に与えられるのは養う義務なのか?
彼女は僕より年上だったし、バツも同棲経験もあることを知っていた。
自分の汚い部分をさらけ出すと、俺も内心では
「30に足をつっこんだ女でバツもついてりゃ、今更恥ずかしがることもないしやらせてもらえるだろ」
と全く思っていなかったとは言いがたい。
さっきの、勝算というのは、それも多少含んでいた。
資格ホルダーとか、年収とか、それをひっくるめた俺に魅力があるかと思いあがっていた。
資格だとか年収だとか実家の資産だとかに価値はあっても、それは俺の価値なんかじゃない。
とはいえ、結婚しないと思っていたわけではなく、憧れが特にはないという程度で、嫌なイメージはなかった。
しかし、部屋を出て、彼女の言葉が脳内でリフレインしつづけ、次の日にはもう結婚に対して負のイメージしかもてなくなった。
結婚は、汚い。
結婚は、女が体を売って男の金を奪い取ることにほかならない。
そう思えてならなくなった。
昔はどうしてこうもと思っていたが、今ならわかる。
結ばれない恋こそ美しい。
その後しばらくして、童貞は風俗で捨て、素人童貞は人妻で捨てた。
途中に食事をはさみ、トイレをはさみ、睡眠をはさみ、半日やりまくった。
1年くらいやりまくり、彼女は旦那との間に子供ができ、自分とは終わった。
先がない恋だったわけだし、行くとこまで行かずに終わったのは幸運だったのかもしれない。
俺は彼女に愛されたりしたんだろうか?
そんな自問自答してる。
もちろん、人妻との恋愛を口外するわけにもいかないので、周囲にはまだ彼女いない歴=年齢の童貞で通してる。
次の恋人は、同性を狙ってる。