2014-02-10

怖い夢を見た

 ありていに言えばバトルロワイヤルの夢なんだけど、試合開始直前までの夢を見た。(33歳無職

  

 大きな大学の講堂のような場所で、100人ほどが座っていた。何が始まるのかよく分からないなという感じ。

 で、バトルロワイアルをやるということが発表された。100人中3人生き残るらしい。30人中1人よりかはましかな?とは思った。

 その瞬間から、いろいろなことを考えた。どうやって生き残るのか?ケータイipadの充電を忘れてしまったがどうするべきか?

 とりあえず、その場のリア充っぽい数人を観察、彼らは充電を始めたので、俺も充電させてくれと充電をさせてもらった。

 100人中3人というのは、30人中1人よりグループ的な戦い方が求められると思った。

  

 最初に考えたのは、「電子機器はかなり重要な初手だろう」「今俺は小さなナイフを持っているが、これを使って試合から脅したり優位を保てたりしないか?」「試合前に死ぬってことがあるか?」

  

 生き残るためには、試合開始からがんばるのではなく、試合開始前のこういう準備というかドーピング大事だと思った。試合開始直後の初手をミスって死んだら努力しようがないと思った。

 とりあえず、リア充っぽいがキョロっぽいやせた2人に声をかけて、適当に友好的にしておいた。彼ら二人は普段と変わらないようなノリっぽい感じだったけど、どうなんだろう。

  

 次に、真性リア充っぽい、本田遠野という2人のサッカーでもやってそうな奴らに話しかけた。ナイフを持っていることや自分の体格の良さをチラチラと見せて、相手も友好的にしたほうがいいと気づいたのか空気を読んだのか友達っぽくなる。

  

 その他周りにいる奴ら数人ともつるんで、試合で手を組んだ方が良い、相手は100人から、仲間を作った方が良いんだということはうすうす回りも気づいているのか、8人ぐらいのグループになったが、本田遠野自分が中心で他は金魚の糞っぽい感じ。

 で、そのグループで俺がリーダーっぽくなった。試合開始前から小さいナイフを持っていたってのもでかかったと思う。

  

 で、タクシーに乗って試合会場に行くという。

 本田遠野、俺、そしてもう一人、チャラい感じのリア充が乗った。

 チャラっぽいやつは一人狼みたいなやつで、そいつとも軽く談笑した。

  

 タクシーの中で、財布を回収された。この時点で、何気なく乗ったタクシーでもこんな感じなのかと1つ1つの選択の慎重さをもっと高めないとなと考えた。

 がしか主催者側でも、試合以外でのこういう事情は気にしたくないだろうから余りこんなところで体力使ってもしょうがないなとも思った。

  

 試合場に入る前の建物についた。そこにはパソコンが100台並んでいて、そこで登録を行うらしい。

 自分の席に座る前に、本田に、「100人中3人生き残るという話らしい、俺たちが生き残ったら、絶対本田を生かすようにするから」と耳打ちする。その気もサラサラないのだが、本田リア充友情を重く見る奴ならほだすことが出来るし、仮に俺を利用できると思えば試合後もきっちりグループは動くだろうな、という意識があった。

  

 しかし、以上に怖かった。このパソコン登録はミスできない。画面を見ても、どこに何を入力できるか分からないし、クリックできるリンクっぽいのも多い。

 これは本当に現実なのか?

 ここで、1つの考えが浮かんだ。女子はどうするのだろうか?考えが浮かんだと言うより、最初バトルロワイヤルの話を聞いたときからチラチラ浮かんでいた考えだ。

 どうやら、20人くらいは女子がいるようだ。

 女子は単体では生き残れないし、戦闘には微妙だしで、どうするんだろう。

 主催者も何を考えて女子を入れているのか?

 1つ不安だったのが、「女子を使わないと生き残れないルールなんじゃないか?」というのがあった。それは最初女子を見た時から思ったことだった。

 女子を1人は確保しなければいけないのでは?という疑問があった。

  

 周りを見渡して、女子が数人背後のパソコンにいる。

 何か会話のきっかけをつかまないとなあと思い。

  

俺 「なあ、これ、夢じゃ無いんだよね?」

女子 「夢じゃ無いよ」

  

 その女子は見覚えがあった。不細工ではないが整っていない顔を しており、成績はかなりよかったはずだ。その女が妖艶な目をして覚悟を決めたように言ったその言葉だった。

 俺は質問しながら、かなり恐れていた。こんな恐ろしい事に巻き込まれないように生きてきたはずだったのだと思っていた。そして、この女の目を見たとき、この女は覚悟を決めている、誰かの庇護に入れるなら入ろうとするだろう、女として生きるすべをしっていると直感した。是非仲間に欲しいと思った。生かすことは難しいけど役に立つなと思った。

  

 と、そんなとき、軽そうでチャラっぽいが髪は黒な、なんというか幼さを残した風味ファッションの男に話しかけられた。

  

幼い風 「なあ、ナイフ持ってるんだって?」

  

 そいつは、肩に手をかけてきた。そいつの顔を見た瞬間、体が嫌な予感を感じた。

 そいつのもう一方の手の位置がおかしい。

 とっさに気づいたのだが、そいつは俺のパソコンの前のマウスのあたりに今手が伸びているはずである

 瞬間理解した。

 こいつ、俺のパソコンをいじって情報を得ようとしている。

 登録画面の登録をミスなくやるために、俺のパソコンでためそうとしてるんだ。

  

 気づいて思考したのは0.1秒とかで、顔を見た瞬間に俺の手はそいつの手があるだろう空間をつかんだ。うまく手をつかめて、マウスに触らせなかったが、指はマウスに触れていたらしい、カチカチとクリックされた。

  

 俺は、ミスをしたか!とびっくりして画面を見たが、変化無し。

  

幼い風「あ~これもダメかあ」

  

 悪びれも無く言いやがった。俺は、小さなナイフを出そうと思ったが、試合前はまずいかとそれもやめた。

  

 ここで、先ほど女に質問した「これ夢じゃ無いよね?」がリフレインした。

 そうだよ、夢じゃなかったらなんでこんなことになってるんだ?

 だがしかし、夢のようではなかった。現実以外にあり得ない風景だった。

  

 精神を落ち着かせようとしたとき音楽がなった。目覚まし時計だ。

 俺は、目が覚めた。

 冷や汗をダバダバかいていた。

 夢でよかったと、1時間ほど放心していた。

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