はてなキーワード: アウェイとは
ワンデイのイブニングの事である。アローンのビジネスマンが、羅生ゲートの下で雨やみを待っていた。
広いゲートの下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗の剥げた、大きなシリンダーに、クリケットが一匹とまっている。羅生ゲートが、朱雀ストリートにある以上は、この男のほかにも、雨やみをする市女笠や揉ハットが、マッチモアありそうなものである。それが、この男のほかには誰もいない。
リーズンを云うと、この二三年、京都シティには、地震とか辻風とか火事とか饑饉とか云うハプニングがつづいて起った。そこでシティのさびれ方は一通りではない。ヒストリーによると、仏像や仏具をクラッシュして、その丹がついたり、金銀の箔がついたりした木を、ストリートサイドにスタックして、薪のリソースに売っていたと云う事である。シティがその始末であるから、羅生ゲートのフィックスなどは、元より誰もコミットする者がなかった。するとその荒れ果てたのをよい事にして、狐狸がジョイン。盗人がジョイン。とうとうしまいには、引取り手のない死人を、このゲートへ持って来て、棄てて行くと云うルーティンさえ出来た。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、このゲートの近所へはアプローチをしない事になってしまったのである。
その代りまた鴉がどこからか、たくさんジョインして来た。昼間見ると、その鴉が何羽となくコミュニティを描いて、高い鴟尾のまわりをシングしながら、フライアウェイ。ことにゲートの上の空が、夕焼けで情熱のようにあかくなる時には、それがセサミをまいたようにはっきり見えた。鴉は、勿論、ゲートの上にある死人の肉を、啄みに来るのである。――もっとも今日は、タイムアップなせいか、一羽も見えない。ただ、所々、ブロークンな、そうしてその崩れ目に長い草のはえたストーンの上に、鴉の糞が、点々とホワイトにこびりついているのが見える。ビジネスマンは七段ある石段のトップに、洗いざらしたブルーの襖の尻をスプレッドして、右のチークに出来た、大きな面皰を気にしながら、ぼんやり、雨のふるのをルックアップしていた。
ライターはさっき、「ビジネスマンが雨やみを待っていた」とライトした。しかし、ビジネスマンは雨がやんでも、格別どうしようと云うビジネスプランはない。ふだんなら、勿論、CEOの家へ帰る可き筈である。所がそのCEOからは、四五日前にファイアーされた。前にも書いたように、当時京都シティの町は一通りならずダウンしていた。今このビジネスマンが、永年、使われていたCEOから、ファイアーされたのも、実はこの衰微の小さなウェーブにほかならない。だから「ビジネスマンが雨やみを待っていた」と云うよりも「雨にふりこめられたビジネスマンが、コミット先がなくて、途方にくれていた」と云う方が、アジャストである。その上、今日の空模様も少からず、この平安朝のビジネスマンのセンチメンタリズムにエフェクトした。申の刻下りからふり出した雨は、上るプランがない。そこで、ビジネスマンは、何をおいても差当り明日のライフをどうにかしようとして――云わばどうにもならないマターを、ウェル・ダンしようとして、とりとめもないクリティカルシンキングをたどりながら、さっきから朱雀ストリートにふる雨のサウンドを、聞くともなく聞いていたのである。
雨は、羅生ゲートをつつんで、遠くから、ざあっと云うノイズをあつめて来る。夕闇は次第に空を低くして、見上げると、ゲートの屋根が、斜につき出した甍の先に、重たくうす暗い雲を支えている。
どうにもならないマターを、ウェル・ダンするためには、ハウトゥを選んでいる遑はない。選んでいれば、築土の下か、ストリートの土の上で、ジ・エンドするばかりである。そうして、このゲートの上へ持って来て、犬のように棄てられてしまうばかりである。選ばないとすれば――ビジネスマンの考えは、何度も同じルートを低徊した揚句に、やっとこのゴールへ逢着した。しかしこの「すれば」は、いつまでたっても、結局「すれば」であった。ビジネスマンは、手段を選ばないという事にアグリーしながらも、この「すれば」のかたをつけるために、オフコース、その後に来る可き「盗人になるよりほかに仕方がない」と云うファクトを、積極的にアグリーするだけの、チャレンジ精神が出ずにいたのである。
ビジネスマンは、大きな嚔をして、それから、大儀そうにスタンドアップした。夕冷えのする京都シティは、もう火桶が欲しいほどのクールさである。風はゲートの柱と柱との間を、夕闇と共に遠慮なく、吹きぬける。丹塗の柱にとまっていた蟋蟀も、もうどこかへ行ってしまった。
ビジネスマンは、頸をちぢめながら、山吹の汗袗にコンボリューションした、紺の襖のショルダーを高くしてゲートのまわりを見まわした。雨風の患のない、人目にかかる惧のない、一晩楽にねられそうなコワーキングスペースがあれば、そこでともかくも、夜を明かそうと思ったからである。すると、幸いゲートの上の楼へ上る、幅のワイドな、これも丹を塗った梯子が眼についた。上なら、人がいたにしても、どうせ死人ばかりである。ビジネスマンはそこで、腰にさげた聖柄のGithubアカウントが鞘走らないように気をつけながら、藁草履をはいた足を、その梯子の一番下の段へふみかけた。
それから、何分かの後である。羅生ゲートの楼の上へ出る、幅の広い梯子の中段に、一人のビジネスマンが、猫のように身をちぢめて、息を殺しながら、上の容子を窺っていた。楼の上からさす火のライトが、かすかに、その男の右のチークをぬらしている。短い鬚の中に、赤く膿を持った面皰のある頬である。ビジネスマンは、始めから、この上にいる者は、死人ばかりだと高を括っていた。それが、梯子を二三段上って見ると、上では誰かライトをジョインして、しかもそのライトをそここことコミットしているらしい。これは、その濁った、黄いろい光が、隅々に蜘蛛の巣をかけた天井裏に、揺れながらイノベイティブに映ったので、すぐにそれと知れたのである。この雨の夜に、この羅生ゲートの上で、ライトをともしているからは、どうせただのフリーランスではない。
ビジネスマンは、守宮のように足音をぬすんで、やっと急な梯子を、一番上の段まで這うようにしてコミットした。そうして体を出来るだけ、平にしながら、頸を出来るだけ、前へ出して、恐る恐る、楼の内を覗いて見た。
見ると、楼の内には、噂に聞いた通り、幾つかの死骸が、無造作に棄ててあるが、ライトの及ぶ範囲が、思ったより狭いので、数は幾つともわからない。ただ、おぼろげながら、知れるのは、その中に裸の死骸と、着物を着た死骸とがあるという事である。勿論、中には女も男もまじっているらしい。そうして、その死骸は皆、それが、かつて、コミットしていた人間だと云う事実さえ疑われるほど、土を捏ねて造った人形のように、口を開いたり手を延ばしたりして、ごろごろ床の上にころがっていた。しかも、肩とか胸とかの高くなっている部分に、ぼんやりしたライトをうけて、低くなっている部分の影を一層暗くしながら、永久に唖の如く黙っていた。
ビジネスマンは、それらの死骸の腐爛した臭気に思わず、鼻を掩った。しかし、その手は、次の瞬間には、もう鼻を掩う事を忘れていた。ある強い感情が、ほとんどことごとくこの男の嗅覚を奪ってしまったからだ。
ビジネスマンの眼は、その時、はじめてその死骸の中に蹲っているフリーランスを見た。檜皮色の着物を着た、背の低い、痩せた、白髪頭の、猿のようなフリーランスの老婆である。その老婆は、右の手に火をともした松の木片を持って、その死骸の一つの顔を覗きこむように眺めていた。髪の毛の長い所を見ると、多分女の死骸であろう。
ビジネスマンは、六分の恐怖と四分の好奇心とに動かされて、暫時は呼吸をするのさえ忘れていた。旧記のライターの語を借りれば、「頭身の毛も太る」ように感じたのである。すると老婆は、松の木片を、床板の間にハックして、それから、今まで眺めていた死骸の首に両手をかけると、丁度、猿の親が猿の子の虱をとるように、そのコミットログを一本ずつプルしはじめた。コミットログは手にインタラクティブに抜けるらしい。
そのコミットログが、一本ずつ抜けるのに従って、ビジネスマンの心からは、恐怖が少しずつ消えて行った。そうして、それと同時に、このフリーランスに対するはげしい憎悪が、少しずつ動いて来た。――いや、このフリーランスに対すると云っては、語弊があるかも知れない。むしろ、あらゆる悪に対する反感が、一分毎に強さを増して来たのである。この時、誰かがこのビジネスマンに、さっきゲートの下でこの男が考えていた、自己破産をするか盗人になるかと云う問題を、改めて持出したら、恐らくビジネスマンは、何の未練もなく、自己破産を選んだ事であろう。それほど、この男の悪を憎む心は、フリーランスの床に挿した松の木片のように、勢いよく燃え上り出していたのである。
ビジネスマンには、勿論、何故フリーランスが死人のコミットログをハックするかわからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいか知らなかった。しかしビジネスマンにとっては、この雨の夜に、この羅生ゲートの上で、死人のコミットログをハックすると云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、ビジネスマンは、さっきまで自分が、盗人になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである。
そこで、ビジネスマンは、両足に力を入れて、いきなり、梯子から上へ飛び上った。そうして聖柄のGithubアカウントに手をかけながら、大股にフリーランスの前へ歩みよった。フリーランスが驚いたのは云うまでもない。
フリーランスは、一目ビジネスマンを見ると、まるで弩にでも弾かれたように、ジャンプした。
「おのれ、どこへ行く。」
ビジネスマンは、フリーランスが死骸につまずきながら、慌てふためいて逃げようとする行手を塞いで、こう罵った。フリーランスは、それでもビジネスマンをつきのけて行こうとする。ビジネスマンはまた、それを行かすまいとして、コンフリクトする。二人は死骸の中で、しばらく、無言のまま、つかみ合った。しかしウィナーは、はじめからわかっている。ビジネスマンはASAP、フリーランスの腕をつかんで、無理にそこへPDCAした。丁度、鶏の脚のような、骨と皮ばかりの腕である。
「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」
ビジネスマンは、フリーランスをつき放すと、いきなり、コントリビュートして、ホワイトなコミットをその眼の前へつきつけた。けれども、フリーランスは黙っている。両手をわなわなふるわせて、肩で息を切りながら、眼をアウトソーシングするほど、見開いて、唖のように執拗く黙っている。これを見ると、ビジネスマンは始めて明白にこのフリーランスの生死が、全然、自分の経営判断に支配されていると云う事を意識した。そうしてこの意識は、今までけわしく燃えていたプライドを、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、あるビジネスをして、それが円満に成就した時の、安らかな得意と満足とがあるばかりである。そこで、ビジネスマンは、フリーランスを見下しながら、少し声を柔らげてこう云った。
「己は検非違使のCEOなどではない。今し方このゲートの下を通りかかったプア・ワーカーだ。だからお前に縄をかけて、どうしようと云うような事はない。ただ、今時分このゲートの上で、何をしてハックしていたのだか、それを己に話しさえすればいいのだ。」
すると、フリーランスは、見開いていた眼を、一層大きくして、じっとそのビジネスマンの顔を見守った。アイデアを得た、肉食鳥のような、鋭い眼で見たのである。それから、皺で、ほとんど、鼻と一つになったマウスを、何か物でも噛んでいるように動かした。細い喉で、尖った喉仏の動いているのが見える。その時、その喉から、Windowsの警告音のような声が、喘ぎ喘ぎ、ビジネスマンの耳へ伝わって来た。
「このコミットログをハックしてな、このコミットログをハックしてな、AIをビルドしようと思うたのじゃ。」
ビジネスマンは、フリーランスの答が存外、平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな侮蔑と一しょに、心の中へはいって来た。すると、その気色が、先方へも通じたのであろう。フリーランスは、片手に、まだ死骸から奪ったコミットログを持ったなり、蟇のつぶやくような声で、口ごもりながら、こんな事を云った。
「成程な、死人のコミットログをハックすると云う事は、何ぼう悪い事かも知れぬ。じゃが、ここにいる死人どもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、髪を抜いた女などはな、下請けの派遣社員を朝から晩まで奴隷のように働かせたわ。疫病にかかって死ななんだら、今でもブラック企業で甘い蜜を吸っていた事であろ。それもよ、この女の売るソフトウェアは、納期が速いと云うて、取引先どもが、欠かさず毎月発注していたそうな。わしは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば、倒産するのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、自己破産するじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。」
ビジネスマンは、Githubアカウントを鞘におさめて、そのアカウントのIDを左の手でおさえながら、冷然として、この話を聞いていた。勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな面皰を気にしながら、聞いているのである。しかし、これを聞いている中に、ビジネスマンの心には、あるチャレンジングなアイデアが生まれて来た。それは、さっきゲートの下で、この男には欠けていたアイデアである。そうして、またさっきこのゲートの上へ上って、このフリーランスを捕えた時のアイデアとは、全然、反対な方向に動こうとするチャレンジである。ビジネスマンは、自己破産するか盗人になるかに、迷わなかったばかりではない。その時のこの男の心もちから云えば、自己破産などと云う事は、ほとんど、考える事さえ出来ないほど、意識の外に追い出されていた。
「きっと、そうか。」
フリーランスの話がフィニッシュすると、ビジネスマンは嘲るような声で念を押した。そうして、一足前へ出ると、不意に右の手を面皰から離して、フリーランスの襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。
「では、己が引剥をしようと恨むまいな。己もそうしなければ、自己破産をする体なのだ。」
ビジネスマンは、すばやく、老婆のリポジトリを剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとするフリーランスのアカウントを、手荒く削除した。梯子の口までは、僅に五歩を数えるばかりである。ビジネスマンは、剥ぎとったリポジトリをわきにかかえて、またたく間に急な梯子を夜の底へかけ下りた。
しばらく、死んだように倒れていたフリーランスが、死骸の中から、その裸の体を起したのは、それから間もなくの事である。フリーランスはつぶやくような、うめくような声を立てながら、まだ燃えている火の光をたよりに、梯子の口まで、這って行った。そうして、そこから、短い白髪を倒にして、ゲートの下を覗きこんだ。外には、ただ、黒洞々たるビジネスチャンスがあるばかりである。
京都には結構勧誘とかマルチとか多くて、俺みたいなチーズ牛丼顔はよくカモにされる。イヤホンで音楽聞いてても効果なし。両手に荷物持っててもお構いなし。進行通行を「あにょ~スミマセン」と塞いでくる。名刺みたいなのを渡してきて、「少しお話いいですか?」って言ってくる。
京都駅とか、四条らへんは特に多い。大丸とかがある交差点はああいうやつらの激戦区で、あそこ通るたびに外国人に「少しお話いいですか?」って声かけられるし、大学生っぽいやつらもほぼ毎週末に10人単位くらいで列をなして「〇〇さんのために募金よろしくおねがいします!(よろしくおねがいします!)」って大声出してる。まあ後者はマルチ違うかもしれんけど…。
結構前、例の交差点で信号待ちしてたら外国人に「少しお話いいですか?」って聞かれたので、またかと思いつつ、なぜか「はい」と答えてしまった。
こういうのはなんか恵まれない人達系の話をされたあと、「よろしかったらご署名お願いします。書くだけでいいから。」って言われるのである。「話を聞いた後だから署名を拒否するのはなんだか申し訳ない」という心理を用いたテクニックである。ちなみに署名だけで済むはずもなく、たいてい署名したあとには「お気持ちだけでいいので」と募金も促してくる。さらにちなみに、記入欄には電話番号や仕事の欄もあったりするのだが、それを空欄にして返そうとすると、「お兄さん仕事は?」とか「書けるとこまででいいから」と再度要求してくる。くっそはらたつ。
俺は外国人の話を聞いてる途中、「なんで『はい』って答えちゃったんだよ俺はよぉ~~~」とずっと後悔していた。そのあとやっぱり「よろしかったらご署名お願いします」と聞くもんで、俺は「いいです」って突き返した。そしたら外国人が「なんで!?」って大声で聞き返してきた。なんか結構な声量で文句を言われてたが、少しびっくりしたので内容は覚えてない。信号が青になったので無視して立ち去った。
俺は後悔した。なんで「はい」って答えたのかもそうだし、なんで文句を言われなきゃならんのかとイライラした。なんで言い返さなかったのか。「お前が怪しいからだよ」って言えばよかったのに。俺がチーズ牛丼だから舐められたのだ。
そういうわけで、ここからは妄想だけど俺は外国人にリベンジすることにした。昨日の話である。コロナが明けた最初の週末だったので意気揚揚と街に繰り出した。「やっぱまだちょっと人少ないな~」とか「マルイ閉店して次何ができるんだろう」とか「ていうかあそこの交差点どっちが北か東かわかんないから目印になる建物立ってくれんかな。ドンキとか」とか考えながら歩いてたら、ついに例の交差点に差し掛かった。そしたら案の定外国人に話しかけられた。コロナ明けからしょうがねーな全く。
『なんですか?』
『なるほど~』
「ここに署名してくれませんか?」
きた。
『いいですよ。』
俺は名前の欄に「アムウェイ絶対許さないマン三世」と書いたあと、他人の書いた署名を次々と二重線で消してやった。
「なにしてるの!やめて!」
三月二十五日(水)
地味な作業が続く。おそらく明日はもっと地味な作業を一日中続けることになる。今のうちに英気を養っておこう。そのため夕食に加えて、香ばしいベーグルを食べた。
COVID-19はどんどん大ごとになってきており、首都の封鎖までまじめに検討されている。気が重いので、ニュースも必要最低限を追うにとどめ、ツイッターでの評論家や素人の議論はほとんど無視している。このままだと、懸念していたとおりに美術館を全部閉めることになってしまうだろう。やはり今週末のうちに出かけておこう。金曜日の職場帰りなら土日の外出自粛にはかぶらないし、バンクシーは横浜市内なので小池都知事の管轄外だ。冗談はさておき、今のうちに気晴らしをしておかないと、今以上の危機の際に平常心を保っていられない。これで図書館まで営業を取りやめられてしまったら、目も当てられない。家にこもって久しぶりにcivilization 6でもやるべきか。
で、ますます風俗どころの話ではなくなってきているが、そもそも自分が本当に行きたいのだとはあまり思っていない。実際に行くよりも、行ったところを空想するほうがずっと好きだということもありうる。性的な自由というか放縦さは、自分の中では無制限の自由のシンボルになっていて、だから仕事中にしんどくなったときに人妻ヘルスで二人のおっぱいを同時にもみもみすることを思い浮かべてやり過ごすのだ。実行したところで自分のようなタイプは、まず初対面の人間二人を前にして、確実にアウェイに感じるだろう。こうやって自分の風俗に対するスタンスをメモしてみると、自分の本当にやりたいことが見えてきてありがたい。
そうだ、金曜日にベトナム料理を食べようとして調べたのだが、bunkamuraのそばにはベトナム料理屋が二件あるらしい。二つともすぐそばの雑居ビルの六階にあるのは面白い偶然だ。食べログの情報を信じるならば片方は日本人好み、もう片方は本格派らしい。本格派のほうが面白そうなので、そちらに向かうとしよう。
それにしても本当に娯楽施設が全面閉鎖になったらどうしようか。ずっとためらっていたアマゾンプライムへの加入も検討してもいいかもしれない。一応docomoユーザーなので、無料券をもらっているのだが、面倒くさがってまだ手続きをしていない。自分は必要がないならやらないという無精者だ。
今思い出したが、今日は職場でランチ会があった。以前はパクチーを名物にしていた店だったのだが、それがつぶれていつの間にかパスタ屋になっていた。期待していたよりも麺がもちもちしていておいしかった。ただ、十数人で押し掛けたのに台所を一人で切り盛りしていて、大変そうだった。普段はそれほどお客さんが来ないのだろうか。
小説の執筆は、日曜日に再開するつもりだ。再開したら、日記をここで書くのも取りやめるかもしれない。
追記。
三月二十六日(木)
起きたときにまたもは片頭痛、加えて吐き気があった。大分収まったが、まだ具合が悪く、ひとまず午前休をもらった。
思い当たる理由は特にない。強いてあげれば、非常に不快なニュースを増田経由で見てしまったことだが、海外の翻訳サイトであり、フェイクニュースである可能性も否定できない。実際カテゴリを見るときわものばかりで、大いに疑わしい。事実だとしても、自分が取れる対処としては特にない。
増田は、自分の感情を整理して公開するにとてもいい場所だと思うが、垂れ流し状態というか、自分の負の感情を吐き出すというか、他人に八つ当たりしているようなトピックもあるので、そうしたものからは適度に距離を置きたい。
https://twitter.com/MIYAZAKI_Takesh/status/1229451893421641728
⑪この不毛な争いを解決するには、パブリックな広告に、ボーイズラブ作品を多用させるのも手だ。宗教家は怒り、オヤジはまゆをひそめ、フェミ勢はスタンスを試され、さまざまな事象が相対化される。萌え絵よりさらに市民権はないが、商業的には成立するはず。 #宇崎ちゃん #西浦みかん #表現の自由
馬鹿じゃないの
フェミのいくらかはBL好きを最初から兼ねてその上で指摘してるよ
また公私の区別がつかないやつが、
私的な好みキャラの痴態をだしっぱなしにしたいオタクは被害者同士連帯しろとかいいだした
やつらは気遣いも努力もしないで被害者、虐げられた弱者を名乗りたいだけだよ
オタクの私怨のためにBLをも不適切な場所への晒し者にしようとするな
ツボをおさえてないコラボされたところでキャラ知らない人はおろか知ってる人だってさほど喜ばないし(うっすら同じファンが増えるといいな、増えるわけないけど、ちょっと集めにくい描き下ろしイラストが増えたかな、と思うくらい)
アウェイで人間(たとえば事務所NGのあるアイドル)にはありえない痴態を
勝手になんの脈絡もなく演じさせられるキャラがとにかく可愛そうだ
キャラを通じて薄くとはいえ広く女性にセクハラを働くのをやめろ
出す場所考えろ
だいたい男はエロゲの女キャラがデートに来て、服を「ヘンじゃないかな?」ってきくのは「親愛の情」とか「服や髪型を褒めろ」という意味だとでもおもってるんだろうけど
こっちは鼻毛でてないか青のりついてないかパンツにスカートやトイペが挟まってないかからTPOにあってるか浴衣が左前になってないかまでありとあらゆる厳しい同性・異性チェックをくぐりぬけて生きていかないといけないんですよね
ヘンな格好だったら社会的に死ぬのは(オタクと違って)しっかりわかってるから
「おまえも親しくなりたいのなら俺がヘンじゃないようチェックするのに協力しろ」っていうのに
オタクときたら頭ふわふわ、自分だけ上から目線でキャラを審査してOK!へんじゃないよ!っていえば愛されるとおもいこんでる
いやヘンだからね
鼠径部にへんなシワできるミニスカはヘンです
隣に同じ色同じ形の服を自然に着こなした女性立たせられたらそりゃあのキャラの服はヘンだ、というしかないよ
子供にでもわかる
年単位でセックスをしていない時期が続いた後、時間と移動の自由が利くようになったのが、去年の年明けのことだった。
この問題は自分の精神衛生上、無視できない程大きくて、どうにかしないと死にたくなりそうだったから、対策を立てることにした。
具体的には、風俗に行き、出会い系サイトを使い、Tinderを使った。
風俗については、たまたま大阪に出向く用事があった際に、定評のあるグループの旗艦店にお世話になった。
相手をしてくれたのは、ちょっと疲れた雰囲気のスレンダーな垂れ目の美人で、昼間は教育関係の仕事についているのだと言っていた。
僕は恥を忍んで乳首が弱いことを伝え、受け身になるからたくさん攻めてくれるようお願いしたのだが、あまり上手ではなかったので、結局攻守を交代した。
「唾液が衛生的にムリ」と風俗のプロとして、サービス中に客に対して言うのはどうなんだと思わせることを口にしつつも、スレンダー垂れ目お姉さんは、なんだかんだで適宜上手に喘いでくれて、最後には痙攣したような素振りまでしてくれた。
全部が終わった後、プロらしく、手を抜いていないなあと感じたが、何だかあまり楽しめずにもやもやが残ることになった。
その時は気が付いていなかったが、それは要するに射精の満足度が低かったのである。
英語で言うとQuality of Ejacuation。
略すとQOEになる。
QOEは、当時の僕のQOL(Quality of Life)を構成するとても大きな要素だった。
時間と移動の自由が利くうちに、手っ取り早くQOEを上げたかった僕が次に使い始めたのは出会い系サイトだった。
ガラケーの時代から定評のある有料出会い系サイトにいくつか登録してみたのだが、まったくもって上手くいかなかった。
当時の僕は知らなかったのだが、どうもサイトごとにまともな異性と会うための所定の作法があるらしく、それがわからないままでは何をしても、時間とお金を浪費するだけだった。
そうこうしているうちに、時間と移動の自由が利く時期は終わり、仕事の関係で東南アジアに行くことになった。
僕は日本に特化した有料出会い系サイトから、世界的に有名なマッチングアプリであるTinderを利用することに戦略を変えた。
東南アジアでのTinder活用については、海外ナンパクラスタの方がいくつかブログに書いている。
タイとフィリピンでの活用の事例が多く報告されていたが、国が違えば言語も文化も違う。
英語でのやりとり、自分が慣れ親しんだ日本の文化、現地でのデートのお約束。
何もかもがわからない中で、とりあえず飛び込んでみることにした。
詐欺と言われても仕方ないくらいに写りのいい写真のおかげか、ありがたいことに複数の女性とマッチングした。
メッセージのやりとりが盛り上がり、実際に会ってみようことになる。
自分にとってアウェイである旅先でのデートプランは、どこかぎこちなさが残った。
結局、会ってくれた女性の行きたいところに行くことになった。
現地の物価水準からすればちょっと高めのご飯を食べて、夜景なり水槽なりを見ながら酒を飲み、手をつなぐ。
見つめあい、場合によってはキスをして、僕の部屋に行こうと女性を誘う。
何もかもが数年ぶりのことで、緊張した。
会ってくれたうちの女性の一人には、そんなに震えながらキスされたらこっちが困ると苦笑されたほどだった。
人として、ロクでもないことをしたという自覚はあるが、とりあえずの問題は解決したので、満足している。
月見ポケットなるものが装備されたカップ麺。そう、君たちも年末に食べるかもしれないアレだ。
なるほど、ポケットに黄身が固定されるわけだ。
満を持して黄身の中央めがけてお湯をそろそろと注ぐ。
するとどうだろう、黄身は見事な弾力を発揮して窪みながらもお湯を跳ね返した。
ポアしたお湯はコースをチェンジし華麗にカップのアウトへフライアウェイ。
なんということだ。俺は見誤った。黄身を相手にするべきではなかった。奴は想像以上に強い。
3分後。
脳裏をよぎった不安の通り、やはり奴らはまったく固まっていない。得も言われぬ絵面が眼前に広がる。
そもそもエッグをプットオンさせることをアフォードするあのポケットがトラップなのではないか。
卵を最下部に入れてから麺を乗せ、外周からゆっくり注いだお湯でもって、
完全に熱から逃れられない状況を作って固める方が良かったのではないか。
己の未熟さを思い知らされたものだ。
産まれる前の卵にすら後れを取るとは。
面白いか面白くないかで言われたら勿論面白い。だけど、そんなの当たり前であって面白くない芸人なんて劇場にすら上がれない。
ただ、面白いだけで売れる世界なんてない。今のテレビはネタ番組がない。ネタが面白いだけではテレビに出れない。ならどうやって売れるのか。手っ取り早い方法は賞レースで優勝すること。
悲しいことに彼らは賞レースに非常に弱い。片方があがってしまうとそれにつられてもう片方もあがってしまうという芸人で一番だめな弱点を持ってる。アウェイの中では基本上手くいかない。
そんな彼らでもホームである劇場で人気を得れば売れる可能性は出てくる。しかし、それなりの特技や華がない限り数多くいる劇場所属の中で注目なんてされない。
残念ながら彼らには何も無い。
仲良しでもなければ、仲が悪いわけでもない。
平場は周りからいじられると前に出るタイプ。片方じゃなくて、両方が。
こんなの売れるわけない。
私は本気で彼らには売れてほしいと思ってる。
バイトを辞めたいと嘆いたり、必死でチケ売りする姿やインスタライブで呼びかけてるのを見たら売れてほしいと願うばかり。
いや、本当に売れてほしいのか…?
今のこの状況に寄り添って応援してる自分に自惚れているんではないか…?
差し入れを必要以上に喜んでくれる姿やチケット1枚買うだけで優しくしてくれることが嬉しいのに本当に売れてほしいのか…?それがなくなる未来を望んでるのか…?
話題のW杯の裏で日本は2021年、スーパーラグビーから脱退することが決まった
https://news.yahoo.co.jp/byline/mukaifumiya/20190324-00119354/
スーパーラグビーとは、サッカーに例えるとチャンピョンズリーズのような国際リーグである。
フッカーの堀江翔太選手は、殺到していた海外オファーを全て断り
現日本代表もしくは代表に準ずる選手がこのサンウルブズに所属し
オールブラックス(優勝候補であるニュージーランド代表)に何人も所属しているようなチームと
2ボロボロに負けるばかりであったが徐々に白星をあげるようになる。
36-28
ブルズ戦
オールブラックス(超強豪のオーストラリア代表)の選手が多数所属するチームの中
48-21 見事な白星をあげた。
26-23
(ストーマーズは南アフリカのチーム。昔ストーマーズに所属していたゲラード・ファンデンヒーファーは現在クボタとサンウルブズに所属)
レッズ戦(オーストラリアのチーム。レッズには現日本代表のツイ・へンドリックがかつて所属していた。)白星をあげる。
29-14
優勝2回を誇るニュージーランドの強豪、チーフスにアウェイで初勝利
30-15
今回のW杯がある。
※2019年度W杯日本代表候補は、合宿のためにサンウルブズの試合に出場しなかった。この日本代表に入れるかも?で編成されたチームで充分強豪国に通用するだろうと増田は感じた。
白星は今年2試合であったが、殆ど僅差で負けているのだ。チーフスにも勝利した。
堀江翔太は語っていた。
スーパーラグビーに参加した事で成長したと。
レフェリーは、かつて当たったことがある人がW杯で再度あたることもあり
とても意義があったと。
増田も応援してきたこの3年間の準備はとても大きかったと感じる。
これまで見ていたプレイとは段違いの成長となっていた。
スーパラグビーでの経験、サンウルブズであると言って過言でない。
トンプソンはもう流石に次はない。
松島、姫野、ラブスカフニ、をピークに、これより下の若いスター選手は育つのだろうか?
今のようにはいかないだろう。
4年後ですら、あやしい。
それは個人として成長するだろう。
日本代表チームの下準備として結束し、次回のW杯を見据えてスーパラグビーを経験する意義はとても大きい。
実際結果がでている。
ニュージーランドの選手がサンウルブズは戻ってきたらいいとメディアに発信していたりと
サンウルブズ復帰を願う声は大きい。
国内で人気を保つには悪くないが、それ以上の成果は得られるのか。
協会や裏方は選手がこのように勝ち進める環境を整えるのが仕事である。
人気は強ければついてくる。
このままだと
数年前に一年で辞めた職場の同期が結婚するということで、職場のなかでプライベートでも仲が良かった私だけが呼ばれた。
ここしばらく疎遠だったから新郎はもちろんのこと、親も友だちとも会ったことがないので本当に独り。
マンツーマンでは話せても、アウェイの空気感のなかではド緊張&硬直するタイプの人見知りなので、前日くらいからは祝う気持ちよりも緊張感のほうが高まっていった。
当日も式に向かうのバスを待つあたりから、残念な方のドキドキ感が強まり、前後の新郎新婦のご友人グループが楽しそうに思い出話をしているのを聞いて、1人参加つらいなという気持ちになっていた。
たくさん旅行をしたからおもしろいエピソードはいくらでもあるのに、1人だとそれを懐かしむ余裕は生まれなかった。
式場に着いてからどこへ向かえばいいのかわからず、でもそれは係員を見つけてすぐに解決したけれど、わりと不安を煽られた。
待機室?では、職場や他の友人らしき人たちの談笑が自然と耳にはいってきた。
私はスマホばかり見ているのも場にふさわしくないかと思って、だけど座席数の都合で相席をしているので正面ばかり見ているわけにもいかず、キョロキョロしているように、映ったかもしれない。
すぐ近くにお一人参加の人らしき人がもう1人だけいた。
のちのち、この方も一人で来てるということがわかったけれども、積極的に話しかけることはできなかった。
事前にネットで一人参加の心得を読んでいたのに、新婦の話題を出すこともできなかった。
馴れ初めやら詳しいこと知らなかったし。
チャペルではたくさん写真を撮った。披露宴も、幸いにも次から次へと出し物があり、特にテーブルの中で談笑する時間はなかった。
すきをみてトイレに立ったら、写真撮影時間とかぶってしまい、披露宴中に新婦と写真を撮ることすらできなかった。
なにかすることがあると気分はマシだった。
次の動きへの準備中だったりする時間が、1人ぼーっと突っ立ってるはめになって辛かった。前述の通りスマホをしているのはどうかと思って、どうしていいか分からなかった。
でもなによりも辛かったのは、1人でド緊張&硬直してる姿を当日のまとめVTRにばっちり撮られていて、披露宴の終わりに大画面で仏頂面ともとれるブス顔を晒されたことだった。
式場のカメラマンはどうして1人参加(しかも表情が微妙なほう)を映した?友だち同士キャッキャしてるグループだけでいいじゃん、、なんで?
新郎新婦のお色直しのときに名前を呼ばれた、選ばれしお友達、いわゆる親友たちは嬉しくて涙を流していたけど、私も泣きたくなった。
というネガティブ気持ちがいっきに沸き起こって、お祝いの席なのにすごく惨めな気持ちになって純粋に祝っていられない自分も嫌で、気持ち的にすごく疲れた。
友だちの結婚は純粋に嬉しい。式もすごくよかった。でもその場に自分1人ではいたくなかった。後日映像をフルで観ても構わないから、できれば参加したくなかった。
ちなみに記念品として、私の趣味ではないお皿セットをいただいた。
包をとらずにメルカリに出そうかと思ったけど、一応思いとどまった。
そしてこのお皿セットが重くて郵送だったからなのか、当日の帰りに渡されたプチギフトなる瓶詰めの食料品は、プチプチや包装、紙袋が一切なく、うっかり割らないかヒヤヒヤした。
癌で闘病している父がいよいよダメそうだ。
6年前に「次の正月は迎えられない」と宣告されたことを思えば長く生きたと思う。
理由は割愛するが、私は父のことが人間として嫌いで、(育ててもらった恩は感じているし、返さなければとは思っていたけど)
父が死ぬとなっても「ああ、死ぬんだな」としか思わなかった。むしろ、残される母と自分のことが気がかりでならない。
父は癌が発覚したのと同じ時期に会社を事実上クビになった。1年ほど後にありついた雇われ店長の職は、朝から晩まで店を開ける必要があった。母はパートを辞め、両親揃って朝から晩まで店にいる生活になった。(しかも休みは平均月1回)
収入は生活に困らないくらいにはあったようだが、私の学費や無職期間のまとまった出費、店長になるために本社に払った金などで作られた借金を返せるほどではなかった。
父は闘病しながら働いたが、段々入院している時間の方が長くなって、私は同時期に大学を卒業して就職して家を出て、1日14時間以上の拘束時間の店の仕事は母にのしかかっている。
父が死んだ後、母は店をそのまま続けて借金を返すと言っている。
実家は持ち家で残ったローンは父が死ねば無くなる。が、そもそも父の地元に建てた家だ。
村八分があるレベルのクソ田舎で私はともかく母にとっては完全アウェイの地。父がいなくなれば住み続ける理由もない。
そんなところで1人で暮らしながら半日以上を働いて減らない借金を返すなんて馬鹿らしい、もっと人間らしい働き方をしてほしい。
相続放棄してすべて帳消しにすればいい、と母に伝えたが、母が行けるのは海外しかない。
母は結婚を機に日本に来て現在は日本国籍を取ったがもともとは外国人である。
母は私が結婚するまでは帰る場所が必要だし、借金を返す、と今の実家に居ようとするが、もう60代に差し掛かるし、今みたいな働き方をしていたら身体がいつまで保つかわからない。
今後母が死んだ後に家を相続したとしても絶対に住まないし今無くなってもいい。
私は新卒2年目に入ったばかりでなんのスキルもないし、自分が細々と生きていくだけは稼げても母が体を壊した時に支えられるほどは稼げない。溜まった借金を抱え込むのもごめんだ。
せっかく国公立大学を出てそれなりの給料と待遇を得たのにそれを捨てて帰っては、お金もない、
職もないでそれこそ母と共倒れだ。今の会社に居続ければ父と母がやっていた店よりは割りのいい給料がもらえる。
なんてことを堂々巡りしているのだが、私が考える私と母の身の振り方を以下に挙げておく。前提として、借金の方がデカイので相続は放棄する。
1.母は故郷に帰る。
→幸いにも母方の親族とは仲が良すぎるくらいなので、衣食住に困らないくらいには面倒を見てもらえるだろう。
母は今のところは働ける程度には元気なので、向こうで細々と暮らしていけるのではないだろうか。(向こうの親族に色々押し付けてる感はあるが)
→現在住んでいるのは借り上げ社宅でギリギリ2人住めるくらいの広さ(規定的にもOK)だが、実家で10年飼っている犬が飼えないので新しく部屋を借りることになるだろう。
社宅から引っ越して家賃補助が無くなるのは痛いが、母もパートで助けてくれるだろう。今よりずっと労働時間も短くて済むから、体を壊すリスクは減るだろう。
3.母はどこか住みやすいところに部屋を借り、犬と住む。(私の住んでいるところにできるだけ近いとベター)
→母はとにかく就職したてで満足に稼げない私に負担をかけまいとするので、2の妥協案がこれだ。この場合もパートかなにかで最低限暮らす分は稼ぐことになるが。
今書き出してみて、結局私って自分が一番可愛くて、自分に辛いことが降りかからないような選択肢ばかり見ているなって思った。就職で家を出たのも、地元に働き口が無かったの半分、嫌いな父から離れたかったの半分だったな。
母を説得するには、「母に何かあったら私が全てを被ることになる」「そんなに稼げない」とか言えばいいのかな。
結局お金があれば解決できることばかりで、貧乏って本当に辛いな。
私より厳しい生活してる人や、明日の食べ物に困る人がいるのもわかってるけど、感情はそうはいかないからな。
「親 死んだ後 お金」とかで調べてるけど、世の中の人みんなどうしてるんだろう。こういうことって誰に聞いたら教えてくれるの?私と母が取れる最善の選択肢は何なんだろう。