はてなキーワード: 1ch.tvとは
毎年3月11日や9月11日を不謹慎だという連中や、「何らかの記念日だし普通の日とすべきだ」と書かれたアンサイクロペディア、全てにぶちぎれた増田が1年全ての日付(8月32日や11月31日なども含める)を不謹慎の日と扱うリスト
それがオールアンラーッキーデイズ(All anrakki days)だ
このリストに著作権なんかねぇから、日めくりカレンダーも薄い本もなんだってしてもらってもいいぜ
以下の順番でその日に起きた出来事をチェック
基本は日本縛りだが、あまりにもデカすぎる事件や事象の場合や、不謹慎がない場合は海外も対象に入る
みんなGravityを知っているだろうか。中国産の「優しいSNS」を目指した匿名性の高いSNSだ。
リリースされたのは2,3ヶ月前。最初はTwitterに大規模な広告が投下されたので、それを見て知っている人も多いだろう。
Gravityの特徴を挙げると、以下になる。
・ユーザ同士は「星」であり、それぞれ独立している、というコンセプト
・フォローの概念が薄い。基本タイムラインにはすべてのユーザの投稿が流れる
・アカウント作成してまず自分の内的性格と外的性格が診断され、それをもとににお勧めのユーザが提案される
リリースして結構すぐに登録したのだが、最初はTwitterに疲れた若い子が彼氏の愚痴を言ったり、惚気の書き込みが多く見られた。
実際、優しいSNSを標榜しているだけあって、最初期は「アカウント登録しました、はじめての書き込みです」だけでも10いいねぐらいもらえた。
メンヘラっている書き込みには無条件で慰めや同情などのコメントが寄せられたり、仕事の愚痴には多くの賛同が得られたりと、
「なるほど、1ch.tvが目指していた世界はやっと実現したのか!」
しかしながら、徐々にユーザ数が増えるにつれて、自己承認欲求の大きいユーザが目に付くようになった。
内容も変化し、コメント主体だったのが画像が主体になっていき、「この服昨日買ったんでけど、似合ってないですよね?」等の
あきらかに「そんなことないよ」を狙っているキメキメの画像が溢れ、いいねが数千〜数万の単位で押されていたり、
出会い厨からのDMを晒したり、知り合いとのLINEを晒したりの受動的攻撃が増えている。
そして、今までのような投稿にはレスポンスがつきずらくなっている。
確かに、Twitterのような万人の万人に対する闘争状態とまではいってない。
だが、最近は女性が多い環境にありがちな、一見平穏だが水面下のドロドロとした思念の流れのようなものを感じる。
これはたぶん、性格の悪いユーザが自分の投稿を監視しているのじゃないかという、
Gravityは感情のゴミ捨て場としては、まだ機能しているようにみえる。
しかし、優しさは徐々に消えつつある。
インターネット老人と言うからには少なくともこれぐらいの前の話をしないとかなと思い、もちろん当時の情報を網羅とは言えない私個人の限られた範囲のネットウォッチの昔話をしてみます。
ネットウォッチはそれこそNIFTYなどの商用パソコン通信の頃から行われていて、インターネットの歴史と共に綿々と続いてきたものです。
パソコン通信などやる人はギークでナードな人しかいないので、変人ばかりで、中には我を通すために他人の心情など関係ないといったタイプもたくさんいました。
多くの人が自分も我がままな人間なのに小さいなコミュニティを守るため我慢してる中、傍若無人な振る舞いをする人に、あいつムカつくよなとか、なんとか揚げ足取ってやろうとか、中にはリアル情報を集めて何とか酷い仕打ちをしてやろうという人も出てきました。
今と違って、このコミュニティが気に入らないから別の場所と言えるほどネット世界は広くなく、ヘイトのるつぼになりがちな状況でしたが、逆にネットウォッチ的なものの情報集約コミュニティというものも皆無に等しく、あったとしてもNIFTYのPatioなど仲間内のクローズドなものに限定されてました。
私がこの界隈にうろつき始めたきっかけの山田AGもパソコン通信の東京BBSで暴れてた変人で、非常識な言動で多くの人を困らせていました。
彼に接した全ての人間が彼に不愉快な思いをさせられたといっても過言でなく、有名なvoidさんのようにその態度はないけど理屈はわかるといった救いもない人でした。
そんな中、インターネットに「ネットワーカー研究所」(通称ネ研)が現れ、パソコン通信やあちこちのBBS群などの困った人たちの情報を集めたサイトができました。
中身は個人情報などもありましたが、騒動の生ログが羅列されているものがほとんどなので、事情を知らない人にはなかなか簡単に理解できないものが多かった記憶があります。
私がネ研を知ったのは1998年か1999年の頃で、あめぞうにもあやしいわーるどにも出入りをしてない健全な生活(2ちゃんねるは一応存在してたけど、私は知らなかった)を送っており、山田AG周りの情報のみを見てたので、それ以外の人の話はあまり見ていませんでした。
前述の通り、生ログ収集がメインだったので状況把握が面倒で、おそらくですが、ネ研を見てた人の多くに横のつながりはなかったんじゃないかと思います。
otuneさんもここを見てたはずだし、どこかのBBSですれ違ったりしてたとは思うのですが、全く見た覚えがなく、少なくともこの頃は有名なネットウォッチャーという扱いではなかったと思います。
とはいえ、検索で引っかかるようなオープンな場所で、特定の誰かだけでなく多くの情報を集約したネットウォッチ活動の場として実際多くの人が見に来るサイトは他になかった気がします。
ただ、IP抜かれるのは死に値するため閲覧にすら串差してた時代、個人管理のサイトに気軽に書き込んだりメールして情報提供する人は多くなく、情報の新鮮さにはかけていました。
そして2000年5月にネオ麦茶事件が起こり、2chの知名度が一気に上がり、私もそこで初めてネットウォッチ板(通称ヲチ板)を知るわけです。
山田AGのヲチ活動も2chに移り、私も入り浸り、彼以外の人も覗き見するようになりました。
そこで体験したことはきりがないので、個々の出来事は避けます。
その当時、どのスレを見てもヲチ板のモットー「ウォッチ先 さわらず荒らさず まったりと」というのが徹底されていて、少しでも当人に接触しようものなら酷く叩かれてました。
この標語、私がヲチ板に来た頃から言われていたと思うので、最初期からあったものだと思います。
ネットウォッチは本来のネット活動の倫理からは外れる全うでないものだから、せめてヲチ対象を含めた他人に迷惑をかけてはいけない、という建て前もあったけど、私を含めネットウォッチする人はヲチ対象に不愉快な思いをさせられた事がきっかけだったりするので、人に迷惑をかける行動はヲチ対象と同レベルに成り下がる、同じ肥溜めの中にいるにしても顔ぐらいは外に出しておきたいという気持ちもありました。
そういった意識があったせいか、ヲチ対象に対するネガティブな言葉もせめて笑えるもの、お笑いのツッコミのようにエンターテイメントになるようなものが理屈で殴るようなものより喜ばれてました。
ツッコミが面白くなるのはそれはもうヲチ対象に直接言う方が面白い事が多く、住人であることを隠してツッコミを入れる人もいたけど、それをスレで「あれは俺だ」と報告しようもんなら袋だたきにあうという、自己顕示欲が強い人にはなかなか難しい感じでした。
さて、そんな中、その均衡が崩れたのが古式若葉で、スレ住人がネカマになってヲチ対象をいじり倒す事があり、それが面白いと人気に。
昔からのヲチ板住人の苦々しい視線もよそに、ネット上のおかしな人をいじって遊ぶがネットウォッチの意味に含まれるようになっていきました。
その後、1ch.tvなどでもヲチ対象に突撃するという手法が取られたけど、ヲチ板では最初はそういうのはよその板でやっくれないかという人もたくさんいました。
今でもヲチ板の代表的な出来事としてこの二つが上げられたりしますが、ヲチ板原理主義者としては少々不服ではあります。
長くなって来たので歴史的な話はこの辺りにしますが、その後、ヲチ板はネットが一般的になっていくうち、多少の頭おかしい人がいても目立たなくなり、隔離することも自分の逃げ場もつくれるので、そういった事が難しいネットゲームの世界だけになっていくのでした。
ただ、ネットウォッチ的なものがなくなった訳でなく、それが普通の場所で普通に行われてるため、ネットウォッチがゲスな事だと認識されないまま広まっているように見えます。
そのため、逆にネットウォッチと名の付くからには自分たちの普段やっているものよりも更に酷くゲスな事をやっているものだという印象を与えてしまいがちです。
個人的には本来ならネットウォッチという言葉はヲチ板衰退と共に消えていくべきものだと思っており、それに意義をこじつけて延命させる行為は歓迎できません。
ネットウォッチャーotuneさんの事ですが、私の記憶だとネットウォッチャーと言い出したのは本人でなく、周りが面白がって言い始めたことで、上記の通り、ネットウォッチは影に潜んでこっそりやるゲスな行為ということをよく理解してる人なので、一番最初は蔑称だったと思います。
本人がそう名乗った時は少し驚きましたが、自虐的なものだろうし、今でもその意味で使ってると思うので、ネットウォッチのすごい人って言われてるのを見ると私としてはずーっと悪口言われてる人のように見えてます。
本人も苦々しく思ってるかと思いきや、ここ数年だとは思うのですが、自虐的ながらもまんざらでもない様子が出てきて、ちょっとおかしな感じになってきました。
きちんとヲチしてるわけではないので何かきっかけがあったのか分かりませんが、ネットウォッチというものの本質を知っているはずなのに、あえて都合がいいようにズレた意味合いに動かし始め、遂には商売をはじめ、そもそもネットウォッチと自己顕示欲は相反するものという意識が強い昔の人から冷ややかな目で見られるようになっています。
彼をネットウォッチャー的観点でいうと、「ネットウォッチの原点を知らない人に俺は昔から知ってるというマウントを使ってズレた事をしているネットゴロ、とはいえ、まだまだ手の施しようが無くなるほどひどいとこまでは行ってない(行くほど儲けてない)ので、熟成するまでまだもう少し」という感じです。
さて、増田とはいえ、私もヲチャとしてはあるまじき自己顕示欲を出してしまったので、深く反省をし、これからも「ウォッチ先 さわらず荒らさず まったりと」を実践していきたいと思います。
http://anond.hatelabo.jp/20161223021717
・この頃にやる夫が出てくる
・「ニコニコ大会議2008」が行われる。
※現在行われている超会議とは違い、Appleの新製品発表会のような形式だった。
・ぼっさん消える
・iPhone 3Gがソフトバンクモバイルにより日本で発売
・流行:「あなたとは違うんです」「ローゼン麻生」「ゆっくりしていってね!!!」「毎日変態新聞」「いいえ、ケフィアです。」「●●はわしが育てた」「ビッグウェーブ」
https://www.youtube.com/watch?v=ayPUF-AnoxQ
・「なんJ大虐殺」発生。野球ch住民によりなんJが侵略され、今に至る。
・長島☆自演乙☆雄一郎がK-1初参戦
・流行:「お口の中がたかゆきでいっぱいだよお…」「裸で何が悪い」「白いクスリ」「※ただしイケメンに限る」「私女だけど彼氏の財布がマジックテープ式だった 死にたい。。」
・韓国から2chへのDoS攻撃が頻発。不幸にもデータセンターに米国政府関係のサーバが同居しており、CIAキレる
・改正著作権法が施行。違法なインターネット配信による音楽・映像を違法と知りながらダウンロード(複製)することが、私的使用目的でも権利侵害に。
・流行:「エルシャダイ」「イカ娘」「本田△」「〜なう」「んでんでんでwww」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12664125
https://www.youtube.com/watch?v=pj2WS_vZJoY
https://www.youtube.com/watch?v=tKhbJNSX3UI
・地震でネットや電気が寸断されたせいか、2chのニュー速から東北の県名が名前に入ってた人が消える
・ジョブズ死去
・「ぽぽぽぽ〜ん」「まどマギ」「セシウムさん」「乗らなきゃこのビッグウェーブに」「スーパーで水を発見して喜んだら大五郎だった」「ひなた!膣内(なか)で出すぞ!」
https://www.youtube.com/watch?v=kB1Z-OAxD4g
・虚構新聞の記事「橋下市長、市内の小中学生にツイッターを義務化」に釣られた人たちが原因で騒動に
・流行語:「ステマ」「アドセンスクリックお願いします」「嫌儲」「ホモォ」
https://www.youtube.com/watch?v=B66CU71Bf7A
・47氏死去
「2ちゃんねる個人情報流出事件」が発生
・ニコ動の歌い手が未成年女子と淫行で逮捕。「やばいと思ったが、性欲を抑えきれなかった」
・元NSA職員エドワード・スノーデンがNSAの個人情報収集手口を告発
・「今でしょ!」「倍返しだ!」「駆逐してやる」「にゃんぱすー」
・Jimがひろゆきを追い出す
・「2ちゃんねるお家騒動」発生。字幕.inを運営する矢野さとるによりopen2ch、2chを追い出されたひろゆきにより2ch.scが作られ、以降2ちゃんねるは三つ巴の戦いになる。
・「がんばれ♥がんばれ♥」
・例の紐
・東京オリンピックエンブレムパクリ疑惑に関連し、「ネット民」という単語がTVのニュース番組で取り上げられる
・オイルマッチ炎上配信。翌日消火器などの防災用品が飛ぶように売れる
・はてな匿名ダイアリーが発端で「保育園落ちた日本死ね」が話題に
1年ぐらい前に「そういえば日本の歴史は教科書を読めばいいけど、インターネット上の歴史は意外とまとまってないよな」とふと思いつきで書いて、以降何か思い出す度にちまちまと書いてて、最終的に本にするかどっかで公開しようかと思ってた。
が、金取るほどじゃないし、そもそも出典元は自分の記憶とWikipediaとかその他ウェブサイトだし、正確性も担保できないし、どうせなら皆で見て「あーこういうのあったねー」とか「これが無い!」とか言い合うのも楽しいと思ったので書く。
あと、自分だけでなく、一度某所に公開して出てきたやつも一部混ざってます。※2016年まであります。
・アメリカで現代のインターネットの起源となる「ARPANET」が始動する。最初はカリフォルニア大学ロサンゼルス校とスタンフォード研究所、カルフォルニア大学サンタバーバラ校、ユタ大学の4つを結ぶネットワークから始まった。最初に送信されたメッセージは”lo”だった。(login:を入力しようとしてクラッシュした)
・東北大学とARPANETが接続される。日本にARPANETが入った最初の出来事である。
・慶應義塾大学と東京工業大学を接続するJUNETが誕生。日本におけるインターネットの起源。後に東京大学をはじめ、様々な研究機関や大学が接続されるようになる。
〜〜中略〜〜
・Windows95誕生。一般市民にインターネットが急速に広まる。地下鉄サリン事件発生。
・阪神淡路大震災発生
https://www.youtube.com/watch?v=ktPL7X7nFXk
https://www.youtube.com/watch?v=FvfBJapb2pw
・芝雅之により掲示板「あやしいわーるど」が誕生。日本インターネットのアンダーグラウンドの祖先。元は地下鉄サリン事件を題材にした不謹慎ゲームを配布するために立ち上げたウェブサイト。
あやしいわーるどで発生した文化は後のインターネットに大きな影響を与えたものも多い。
・ネット流行語:「マターリ」「ヽ(´ー`)ノ」「『餃』『子』『の』『王』『将』」「萌え」「Warez」「ギコ猫」「ツンデレ」
・あめぞうにより「あめぞうリンク」誕生。酒鬼薔薇事件発生。あやしいわーるどに少年Aの実名が投稿される。
・あやしいわーるど閉鎖。あやしいわーるどから派生した掲示板が大量に発生する。これらは2016年現在も続いているものもある。
・「あめぞうリンク」にスレッドフロート型掲示板(あめぞう掲示板)が設置される。最初にあったのは「掲示板ニュース速報」「株式速報」
読みづらいとされていた大型掲示板サイトの中でこのシステムは当時は画期的で、爆発的な人気を誇るようになる。
・この頃に「ひろゆき」出現。
・この頃はまだコンピュータも高価で、インターネットもまだ滅多に使われず高額だったため、利用者が好事家に限られていた。雑談以外には、株式、経済、社会情勢、コンピュータ等、専門的で高度な話題が多かったとされている。
・テキストサイト全盛期
・あめぞうの利用者が増加し、サーバ確保が困難になったり荒らしが増えるようになり運営に様々な問題を抱えるようになる。
・サイトの引き継ぎ先を求めていたあめぞうの声に応える形で同年、利用者の1人であったひろゆきにより「2ちゃんねる」が誕生。当時は「あめぞうのセカンドチャンネル」という位置づけとされていた。1日あたり1万人程度の来訪者。
https://www.youtube.com/watch?v=h22l8iWAW18
https://www.youtube.com/watch?v=6rNZBF9DXTU
・スクリプト荒らしによりあめぞう掲示板壊滅。同年閉鎖。西鉄バスジャック事件発生。犯人が2chに書き込んでいたことを受けてひろゆきが初めてテレビに出る。
・ネット流行語:「(この掲示板は)匿名というのが前提になりますので、うそもあるし、ひどいことも書かれます。そういうのをうそはうそであるとか、見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しいものがあるでしょう」
・教育改革国民会議(森内閣)「バーチャル・リアリティは悪であるということをハッキリと言う」
http://www.nicovideo.jp/watch/nm3956863
https://www.youtube.com/watch?v=LWSZMrz0zsk
・2chに対抗した1ch.tv誕生。あめぞうと西和彦が関わる。
・アメリカ同時多発テロ事件発生
・先行者出現
・田代神
・MAD GEAR SOLIDの1作目が公開される。「性欲をもてあます」
・グリッドコンピューティングを用いたUD ガン研究プロジェクトが開始。2007年に終了するまでの間、Team2chが大きく貢献する
・WinMXで逮捕者。「かぎのおとが おやがかぎわたしや もうだめぽ」
・ドラえもんのキャラを使ったFlashが流行(後にオラサイトと呼ばれる)
https://www.youtube.com/watch?v=DaoGHZFKt6s
https://www.youtube.com/watch?v=nQl3NIJYkt0
大学四回生の夏、下宿の扉に「出入禁止」とチョークで大書し、親を呼ばれて精神病院に連れて行かれた。
パソコンを買ってもらったのは小学三年生の冬だった。今でも覚えている。1996年12月2日のことだ。Windows95発売で世間は揺れていた。インターネット回線がうちに来たのは翌97年の1月、これはそこそこ早い導入だったと思う。さらに翌々年の99年にはケーブルテレビで常時接続になった。親には先見の明があったが、しかしパソコンには詳しくなかった。PC-8001も確かそうだ。親はこれが次世代の必需品になると確信して買っていたが、買った一方で使い道が分からなくてオブジェとして放置していた。親はPC-8001をパソコンだと言っていたけれど、僕にとってパソコンはおっきなテレビが標準で付属しているものだったし、マウスもなかったので、それがパソコンだとは到底思えなかった。でも親は言った。今度来るのは違うんだ、オフィスも入っているパソコンなんだ。僕は聞いた。一太郎っていうやつは入ってないの?テレビで言ってたよ、と。親は答えた。オフィスってのは一太郎より機能がスゴイんだよ。僕はへぇ、とだけ言った。どちらにせよペイントは入っているだろう。ペイントなら親戚の家で使わせてもらったことがある。パソコンはお絵かきができるのだ。マウスをカチカチして、キーボードをカチャカチャするのだけが楽しみで、納品の日を一週間ひたすら待った。その頃、漢字の宿題提出が滞っていて、そのままでは居残りでさせられることになっていた。僕は久々に奮起した。いつもは踏み倒していた宿題を、全部一気に終わらせた。家に帰るとパソコンが電気屋さんの手で設置されつつあった。今は亡き、ニノミヤで買われたパソコンであった。
97年にインターネットを始めた。一日一時間まで。実のところ電話代の問題ではなく、一時間ほど使うとブルースクリーンが発生するからだった。一日一時間以上動かすと壊れるから。PC-8001をキッチリ買った親なのに、それぐらいの(?)ITリテラシーであった。ただ別にそれを責めるつもりはない。僕はすぐにアングラサイトに入り浸った。人に飢えていたのだ。普通のチャットには人がいない。テレホタイムにならないと、誰一人ログイン氏亡いのだ。でも、アングラサイトなら四六時中書き込みがある。僕は思う存分厨房行為を楽しんだ。煽り騙りなんかは、小学生がやっても大人がやっても大して変わらないものだ。You is a big fool manという文句をリアルタイムで目にした人は、多くても数百人だっただろう。何千、何万のツイッタラーが押し寄せ、ブクマが1000以上付くような今の炎上とはほど遠い暢気さだ。当時の匿名掲示板とはそういうものだった。誰一人本気で投稿しなかったし、しかし誰一人面白くない書き込みをしようとはしなかった。トイレでもネタを考え、思いつけばすぐに投稿し、ワラタが付くのを待ち続ける。あやしい、あめぞう、あやしい、2ch。人の多いところから人の多いところへ。ワラタが多くもらえる場所へ。気づいたらインパクが終わっていた。
その一方で僕は中高一貫の私立校に入学していた。高校受験がないことから、ネット依存はさらに加速した。しかし2000年を境にアングラ掲示板は衰退の一途をたどり、2ch一強時代を迎えていた。1ch.tvをボコったりするなど楽しいネタがないわけではなかったが、匿名掲示板はネタの宝庫と言うより、本気でちゃんと議論することもできる場所になり始めていた。ちゃんと議論しようとしたらすぐさま崩しにかかるのが2ch隆盛以前の匿名掲示板文化であったが、2003年頃を境にはっきりと潮目が変わっていったように思う。まあその辺はどうでもいい。アングラと非アングラの境目は消え始めていた。
その狭間に、僕は生きていた。
自分で掲示板を設置することにした。けれども何をして良いのか分からない。CGIレスキューに救援要請をして本も買った。Perlだ。Perlしかない。しかしPerlがどうして動いているのかは、全く分からなかった。何十行、何百行もの文字の羅列が、どこでどうなって、掲示板になるのか。インタプリタ?コンパイラ?訳が分からない。そもそもCPUがどうやって動いているのかも分からない。僕にとってプログラムとは、セットアップウィザードでCD-ROMをギュンギュン言わせながらインストールするものであって、掲示板というものは、Teacupで借りるものだったからだ。でもどうやらそうじゃないらしい。コンピューターに翻訳するのがコンパイラです。さっそくコンパイラを使ってみましょう……
お手上げだった。
コンパイラがないのだ。コマンドプロンプトにはない。Linuxを入れる?使い方が分からない。Vine Linuxが初心者にお勧めだった頃の話だ。ボケッとしててもGNomeぐらいは動かせる程度には簡単になっていたが、そこからターミナルを開いてgccでコンパイルするなんて想像も付かないことだった。Hello, Worldはなんとか表示できても、それをGUIで動かす方法が分からない。僕はデスクトップに「Hello, World」のポップアップウインドウを表示させたかったのに。全然訳が分からなかった。
プログラムが動いている方法を知らなければならない。プログラミングを学ばなければいけない。しかし全体像を把握するにはあまりにもほど遠い……。絶望感が支配し始めていた。Hello, Worldはできたけれど、その先が全くわからない。どの参考書を読んでも分からない。ググってもググっても分からない。ポインタで躓く初心者が多いです!……どの本にも書いてあったけれど、僕はポインタどころか、変数の種類がたくさんあるところでお手上げだった。int?char?long???意味不明の文字列が並び続ける。メモリ?メモリって、挿したらいいんじゃないの?確保?fopen????どんなプログラミング言語も、何一つ分からなかった。その頃インターネットは加速し始めていた。切るのが当たり前だったJavascriptが復権し、Ajaxと名を変えてやってきた。掲示板スクリプトもどんどん高機能化し、もはやPerlを知るだけでは何一つできないようになってしまった。苦痛の日々が始まった。どの言語も、全く分からなかった。分からなければならないという焦りが募っていった。
あるとき、一年間ほど、とりあえずお手上げのままにしておくことにした。大学受験が迫ってきたからだった。そして案外あっけなくそれは終わった。僕は某大学の情報科学科に入った。
教授がガイダンスで説明したとおり、情報科学科のプログラミング演習はそれほど多いものではなかった。一回生の時なんか、キーボードを目で追って人差し指で打っている人もいるぐらいだった。学校の授業はアテにならない。そして大学受験でいったん引っ込んだ、とにかく十代でなにかしないと、という焦りが復活してきた。
大学のキャンパスは広すぎた。何をして良いのか全く分からなかった。授業内容はひどくつまらなく、何が役に立つのかも分からず、ただただ苦痛で、キャンパスでサークル活動に打ち込んで楽しく過ごせるほど社交的ではなく、かといってオタク集団に混じる勇気も無く、とにかく、とにかくここで四年間、四年間で何かしないと、何かしないと就職に間に合わない、大学院進学に間に合わない、十代のうちに何か大きな事を成し遂げなければならない。日々研鑽に励み、日々プログラミングスキルを磨き、日々勉強会に参加し、日々コードを書き、日々環境設定をし、日々本を読み、そして日々コードを美しく書かなければならない、そういう焦りだけがどんどん加速していった。大学の生協で片っ端からプログラミングの本を買った。ド初心者向けのPerl本から、美しいコードは何か、みたいな本まで。でも、どれ一つ、僕のスキル向上には役に立たなかった。プログラミングスキルの向上=自分自身の地位=生活の保障、と思っていた自分には、悪夢のような現実だった。
とにかくインターネットと一緒に歩んできた僕にとって、ITスキルはすなわち力であり、むしろITスキル以外は何の価値も持たないもの、と思えるほど脅迫的な観念にとらわれていた。入ってくる情報はさらに増えていった。Cができるのは当たり前、Ruby on Railsがアツい、Java、PHPはもちろんできるよね、MySQLは当然使えるよね、もちろんHaskell、Scheme、Objective-Cもやらなきゃね……何一つできないのに、習得すべき言語だけがどんどん増えていく。加えて美しいコードを書け!という文句が飛んでくる。クソッタレが。何が美しいコードじゃ。goto使ってもいいだろ。好きなだけ使わせろクソッタレが。全部getsで書いてやる。クソが。アルゴリズムアルゴリズム勉強会勉強会ビューティフルコードMacMacMacジョブズジョブズジョブズ……???????????????
それでもなんとか、そう、なんとかなった。友達が優秀だったのだ。僕には到底できないような、きれいに整理されたコードを書く人だった。聞けば在学中から外注のプログラマをやっていて、それなりに稼いでいたのだという。性格はちょっとアレで、風俗に勇気を出して行こうかどうしようか迷ったけどその金でオナホ買ってシコってオナホを床に叩きつけたみたいなヤツだったけれど、そいつからもらったコードを、わざと汚く成形し、変数名も汚らしくし、提出し、なんとかなった。結局自分で最初から最後までプログラムを作ることはできなかった。丸々コピペはしなかったけれど、コピペがなければ卒業は無理だっただろう。
そうして三回生の終わり、試験がどっと押し寄せてきた。一月のことだった。機械学習と……なんだっけ?そういう感じの試験が、2月の初日、行われることになった。三回生はただでさえ試験が多かったが、その大トリこそが機械学習だったのだ。
まるで意味が分からなかった。推論、それは分かる、機械学習?機械に学習??やっていることは数式だしベイズがどうの……まるで分からない。泣きそうだった。三年間必死こいて勉強したり勉強会に行ったりプログラミングスキルを上げようとしたり本を読んだり色々したのに、何一つ得るものは無かったのだ。僕はあやしいわーるどでオマンコ連呼していた頃から、何一つ成長出来なかったのだ。そしてそれは、間違いなく、疑いようがなく、自分のせいだった。自分の頭が悪いせいで。自分の勉強不足のせいで。自分のせいで……コンピュータとともに、十何年も育っていた僕にとって、コンピュータに関するスキルこそが、全ての力の基準だったのに、その全てを否定されたような気持ちだった。プログラミングができなければ、死ぬ。だって、友達はみんな就職して、SEになったりSIerで働いたりネットワーク管理者になったりしてるのに、僕はなんで、こんなところに。そいつらに取り残されるのに。みんな勉強会に出てMacを持ち寄ってハッカソンしてるのに。泊まり込みでプログラミングしたりしてるのに。なんで僕は、fgetsすらマトモに使えず、getsとscanfだけであなたの名前を入力してください オマンコ オマンコさん、こんにちは!みたいなプログラムしか書けないんだ。
大学四回生になった。研究室を選択する必要があったがしなかった。しないでは困るとのことで、適当に書いたらその一番上に配属された。でも一切研究せず、下宿に引きこもって何もしないをした。今日の輪講はここまで進みました!という報告が毎週回ってくるが、まるで研究室では日本語でなくアラビア語が公用語になっているのではないかと思えるぐらいの光景だった。この頃、近所の人の証言によれば、言動がおかしく、訪ねてきた人に暴言で返し、殺す殺すなどの声が聞こえ、時折モノを投げつける音が聞こえたりしたそうだ。まあよく知らない。僕は普通に何もせずぼんやりネットを見ていただけのような気がするけど。
それからしばらく経った。
結局僕は中退した。そして別の大学に入り直した。今度は、工学じゃない別の場所に。みんなキーボードの文字を読みながら指先でキーを叩いている。安心する光景だった。僕らはプログラミングを習わなくてもいい。これから習う必要も無い。タッチタイピングだって、できるに超したことはないだろうけど、できなくてもいい。ただ、そこにある便利なモノを使えば良いだけなのだ。Chromeを使っていて、うっかり開発者向けコンソールを開いてしまっても、何も分からなかったことにして閉じて良いのだ。きっとマクロを書けば、楽ちんに勝手にやってくれるような作業を、人の手で何度もやる。それでいいんだ。マクロを考えるために必死になる必要なんか無い。マウスで右クリック、コピー、ペースト。それでいいのだ。キーバインドすら覚えなくて良い。メモ帳を使ってもいい。viやEmacsのキーバインドを覚えなくてもいい。マウスも使えないようなエディタと格闘する必要は無い。Macを買っても、XCodeやportsを入れる必要は無い。iTunesでiPhoneを同期させて、音楽を聴くだけでいいんだ。
僕はもうプログラミングしないでいいんだ。
それが分かったとき、全てから解放されたような気がした。僕を苦しめ続けたプログラミングというものは消えてなくなった。パソコンでやる作業は、昔と一緒、匿名掲示板にオマンコと書き込むだけだ。それ以上のことをしなくてもいいんだ。勉強会に出てハッカソンする必要は無いんだ。プログラミングスキルを錬磨しないと死ぬなんてのはウソだったんだ。美しいコードを書かないと天罰が下るというのはウソだったんだ。毎日毎日はてブのホッテントリを見てると、プログラミングでマスターしなければならないこと、何何する方法、開発者必須スキル、便利ツール、Macでのアプリ開発、セキュリティ、通信、データベース、勉強会、ハッカソン、そういうもので溢れている。苦しくないのか不思議で仕方ない。もちろんプログラミングをしていて楽しい人もいるんだろう。けれど、僕みたいに、プログラミングという行為が苦痛で苦痛で苦痛でしかない人もいる。たとえ1000回の同じ操作でも、人力でやる方がマクロを書くよりも楽だという人も、ここに存在するのだ。そしてそのような人の存在も当たり前に肯定されるのだ。みんな苦しまなくて良いんだ。誰かが勝手にやってくれればいい。できる人にお金を渡して、僕らはそれを享受するだけで良いのだ。ここでプログラミングという言葉を連呼したけれど、コーディングという言葉との違いとか、そういうのを気にするような人とおつきあいする必要は無いのだ。いずれプログラミングは必須スキルになるとか言われて何年も何年も苦しみ続けてきた。けれど、そんなことをする必要は無いんだ。
それでぶっちゃけここからが本番なんだが、十代でなんとかしないと、という焦りはこないだの青木君の小四なりすましの話に似ている。僕もそうだった。僕らの世代だと登大遊氏なんかが結構輝いてて、ああいう感じにならなきゃ、と思っていた節はある。十代の時になにか成し遂げないといけない、そのためには誰かに認めてもらわなければならないという焦りは、どれくらいの「大人」に理解してもらえることなのだろうか?誰かの承認を得たいという承認欲求を、同じ世代の誰かを使って満たすことができず、むしろ同じ世代の誰かを一緒に引き連れて、承認欲求を満たしてくれる「教祖」にすがりつく。NPOの大学生が「承認」を欲し、政治家が「承認」を与えているのだ。AO入試用の作文?図?みたいなものも見かけたが、「私はリーダーシップがあります!」とか実にくだらないことしか書いていない。しかしそういうものでさえ、学生団体とやらは「承認」してくれる。結局、オウム真理教が丸ごと開けたポジションに、バラックが建ち並び闇市が行われていて、コミュニケーションで自然と得られるはずの承認欲求が、法外な札束で取引されている、そんな感じのような気がする。
意外にブクマが増えていた。PC-8001は俺が産まれる前に買われたもので、ずっとオブジェだったのだ。動くかどうかもわからない。テレビに接続するコードがなかったから。
1ch.tvという、9年前のあの出来事に対して振り返ってみる - ロケスタ社長日記 @kensuu
http://twitter.com/Takahashi_PhD
高橋洋一とは
髙橋 洋一(たかはし よういち、1953年11月1日 - )は、日本出身の音楽家であり米国で活動している医師でもある。作曲家として知られているが、演奏家、指揮者としても活動している。米国内では循環器医師である。「JAY」の愛称があり、米国ではYoichi J. Takahashi, Ph.D.と名乗っている
ツイートの内容もひどいが、指摘された時の対応もひどい。
http://twitter.com/Takahashi_PhD/status/9553856250
@Ruth_06Marie_fa @chikoyam @nobeechan @yukioli @mogumusha @wnbch @tenbai @Tomo_Q @nukumori1974 @kaolyxxx 音楽付たスケーターと観戦中FS☆SP#FollowMeJP
http://twitter.com/Takahashi_PhD/status/9553800855
@xiangcaizi @higurasi_ @youkey46 @goldensnail2008 @himmel81 @o_mai @Re__ko @kai821 @_yahko_ @iso001 @oumi093 音楽付たプロスケーターと観戦中FS☆SP#FollowMeJP
http://twitter.com/Takahashi_PhD/status/9553749187
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やっぱりスパム報告する人が出現
http://twitter.com/so_meng/status/9514382464
スパム報告しといた RT @key7: なんぞこれ…RT @wanderingdj: RT @naha2: UCCもびっくり…。 RT @evil07: 音楽家の高橋洋一さんのアカウントがなんでこんなスパムなことしてんの・・・? @Takahashi_PhD
しかし、スパム報告されようが@されようが意味がわかってない高橋洋一氏
http://twitter.com/midorikin/status/9561937311
これは何 bot? @Takahashi_PhD この人の評判を悪くしたいのかね
これに対して
http://twitter.com/Takahashi_PhD/status/9568570404
@midorikin そのような発言をする事自体が人格失格なのですよ。
この返信である、見ていて頭が痛い。
しかも、煽りがあるので言及先を見てみると
http://twitter.com/Takahashi_PhD/status/9568121169
@fusagiko長文だろうが、つぶやきだろうが、君は能が無いんだよ!
http://twitter.com/fusagiko/status/9568046039
@kazumiya86 Q6600で組んでからちょうど3年目に入ったところ。元々はHDDが500GBとラデHD2600XTだったところを今年のはじめにGTS250と2TBのHDDを買って換装したw
ゴメン意味不明。誤爆にしてはひどすぎる。還暦前のおじいちゃんらしいので、誰か医者を紹介してあげてください。
http://twitter.com/Takahashi_PhD/status/9564369983
真面目な投稿するとスパム的な攻撃を受け、また「成りすましするな!」と脅迫される事も多々ございます。この様な状態では、友人等にも勧める事が出来ないし子供等に悪影響を及ぼし、最近多いネット犯罪にも発展しかねないのではと危惧するのですが皆様は如何お思いでしょう。
http://twitter.com/Takahashi_PhD/status/9564013011
色々とTwitterの事を投稿してたら、急にフォロー数を削減されました。これも、当Twitter社の勝手なので自由に気分で出来る事なのでしょう。皆様も気を付けて下さい。
http://twitter.com/Takahashi_PhD/status/9563467157
しかし、当Twitterの事を悪く言ってると勝手に自分の送信受信記録全部を見られてプライバシーは全くありません。その割りには少ないけども著名人が一所懸命やってるのは、日本人独特の群衆心理的な発想と言えるでしょう。
同じような内容のツイートを時間ずらしてpostするのは、誰かの同意を得たいからなのか?
かなかな団の人曰く「画面をプリントアウトして医者に見せる必要がある人」のようなきがしないでもないので、
誰かコンサルを名乗る人とかDGの中の人とかは電波を相手にがんばるのもいいかも知れない。
1ch.tvみたいな隔離施設がないから、R&Bでおしまいかもだけどな。
@されたらたまらないぜ。
実世界で成功すると、それなりのステータスの人(社長や編集長)からぺこぺこちやほやされるので、すっかり自分を王様のように思ってしまう奴はたくさんいる。あまり目立たないのは、彼らが狭い世界(自分の世界と、俺たちからは見えないいい暮らし)で活動しているからだが、最近の例だと、東横ホテルグループの社長の痛さはすばらしかった。
東横ホテルの社長の例で見るように、世間にその姿がさらされるとまともな間隔とのギャップが強調されてしまう。ネットの場合、それが奇行として認識される。
彼らにしてみたら、「よくわかってない連中が」めちゃくちゃやってるのを「よしよしひとつ俺が仕切ってやるから付いてこいよ」というのは純粋な好意であり使命であり、自分が叱り飛ばせば相手がすくみ上がるのは天与の理だ。が、ネットじゃ通じない。ピントの外れた事をすれば、
「あんたそれ、頓珍漢」
と言われるし、妙な事を言えばもみ消しようもない。そしてそれを指摘されて逆切れでもすれば、あとは煽りと逆切れの無限サイクルだ。
こういうことに適応できない奴は多い。副島某とか、池田某とか。鳥越某はぎりぎりのところで踏みとどまったな。一部やっちゃった感があるが。
西には「俺は日本のパソコン創生期の立役者」という自負があるだろう。だが、彼にはネットでの業績はないも同然。自分が過去の遺物であり、自分のフィールドと思っている場所で起きている事をまったく把握できていないと言うことを思い知らされたのが 1ch.tv事件だった。
(http://ascii24.com/news/i/serv/article/2001/10/05/630190-000.htmlより抜粋)
47 名前: 専守防衛さん(catv?) New! 投稿日:2008/01/30(水) 16:49:52.13 ID:WFa1l5AA0 BE:?S★(1016669)
せつないのぉ。
66 名前: 専守防衛さん(catv?) New! 投稿日:2008/01/30(水) 16:52:41.90 ID:WFa1l5AA0 BE:?S★(1016669)
基本的なコンセプトはそんなに間違ってはいなかったと思うんだよね。
やり方が間違っていただけで。
82 名前: 専守防衛さん(catv?) New! 投稿日:2008/01/30(水) 16:55:15.08 ID:WFa1l5AA0 BE:?S★(1016669)
既にインフラになってます。
でも、あの当時は、データにお金を払うこと自体が懐疑的だったのです。
コンセプトはきちんと評価出来ると思いますよ。
99 名前: 専守防衛さん(catv?) New! 投稿日:2008/01/30(水) 16:57:34.24 ID:WFa1l5AA0 BE:?S★(1016669)
んで、初期のインフラというのは、無色じゃなきゃいけないんですよ。
専門店としてありうると思うのですが、
判断の誤りだったと思います。
>95 名前: 社会保険庁入力係[バイト](アラバマ州) 投稿日:2008/01/30(水) 16:57:08.61 ID:akYBpzRI0
>>>82
107 名前: 専守防衛さん(catv?) New! 投稿日:2008/01/30(水) 16:58:58.36 ID:WFa1l5AA0 BE:?S★(1016669)
>>95
mixiのプレミアムは個人掲示板とwebメールに課金したようなものだと思うのですよ。
あの時代の非常識は、いまの時代だと常識になってたりするのですよ。
>100 : 国会議員(福岡県) :2008/01/30(水) 16:57:42.22 ID:ezSeaLCb0 BE:523422836-PLT(12347)
>>>82
>当のコンテンツに人気が無かったからしょうがないよね
>寄せ集めのごった煮が強いなんて誰も思わんわ
120 名前: 専守防衛さん(catv?) New! 投稿日:2008/01/30(水) 17:00:21.16 ID:WFa1l5AA0 BE:?S★(1016669)
>>100
広く門戸を広げて待つという姿勢があれば、
なんとかなったんじゃないかと。
>116 : 空軍(アラバマ州) :2008/01/30(水) 16:59:36.24 ID:X1bunva40
>>>82
>情報は金を払って買うもの、ただで提供するものではない
>ってかなり昔からある1つの考えなんじゃないの?
>単に時代がそれに追いついただけのような気が
127 名前: 専守防衛さん(catv?) New! 投稿日:2008/01/30(水) 17:01:43.85 ID:WFa1l5AA0 BE:?S★(1016669)
>>116
ユーザーの考え方にも影響を与えていたと思います。
>126 : 建設作業員(埼玉県) :2008/01/30(水) 17:01:36.66 ID:ur3zfB6a0
>無色を謳うか、左翼の巣窟にするか、ってのは
129 名前: 専守防衛さん(catv?) New! 投稿日:2008/01/30(水) 17:02:20.51 ID:WFa1l5AA0 BE:?S★(1016669)
>>126
いつの時代でも、歴史から学べることを
学ばない人は多いものです。
先に言っておく。モッチーは、タイトルで書いたことを華麗に裏切って欲しいというのが俺の本音だ。
だがしかし、はてなの最近を見ていると、とてもモッチーのビジネス観念に堪える会社になれてないという気がしてなんない。
Hatena, Inc. と大きく出てみた割に、大山鳴動鼠一匹、本当に出てきたのは「はてなスター」だった。
なんじゃこりゃ。1ch.tv の轍を踏むつもりか。
聞くところによると、id:jkondo や id:naoya、そしてほかならぬモッチーははてブコメントのノイズの多さに心を痛めていたらしい。そこで、何らかのシステム的な統制方法が取れないものかと膝突き合わせて考えた。
その結果が「はてなスター」である。これがシステム的な統制の仕組みと本気で思っているのなら、はてなの底の浅さは明らかだ。
おそらく、モッチーもガッカリしてるんじゃないか。彼は技術屋じゃないから、直接システムをイジるワケにもいかないしね。
「はてなスター」のおかげで、モッチーがハンズオン・キャピタルの立場で当然に期待していたエグジットは明らかに遠のいた。ファンドマネジャーとしては、これ以上はてなに付き合い続ける意義はもうないんじゃないか?
そういえば、ライブドアの Web メール・システムが Gmail を採用するらしい。しょせん、日本のエンジニアが作れるのは「はてなスター」くらいである。
あ、誤解しないでくれ。日本のエンジニアの能力が少ないという意味じゃなく、日本のエンジニアが十分な R&D の時間とヒトとモノとカネとを供与されてないということだから。