2021-07-14

Gravityは令和の1ch.tvなのか

みんなGravityを知っているだろうか。中国産の「優しいSNS」を目指した匿名性の高いSNSだ。

リリースされたのは2,3ヶ月前。最初Twitterに大規模な広告が投下されたので、それを見て知っている人も多いだろう。

 Gravityの特徴を挙げると、以下になる。

ユーザ同士は「星」であり、それぞれ独立している、というコンセプト

アイコンは、何通りかの画像からしか選べない

フォロー概念が薄い。基本タイムラインにはすべてのユーザ投稿流れる

ユーザ発言検索機能がない

リツイート機能がない

アカウント作成してまず自分の内的性格と外的性格が診断され、それをもとににお勧めユーザ提案される

リリースして結構すぐに登録したのだが、最初Twitter疲れた若い子が彼氏愚痴を言ったり、惚気の書き込みが多く見られた。

実際、優しいSNS標榜しているだけあって、最初期は「アカウント登録しました、はじめての書き込みです」だけでも10いいねぐらいもらえた。

メンヘラっている書き込みには無条件で慰めや同情などのコメントが寄せられたり、仕事愚痴には多くの賛同が得られたりと、

「なるほど、1ch.tvが目指していた世界はやっと実現したのか!」

などとインターネット古生代に思いをはせたりした。

 しかしながら、徐々にユーザ数が増えるにつれて、自己承認欲求の大きいユーザが目に付くようになった。

内容も変化し、コメント主体だったのが画像主体になっていき、「この服昨日買ったんでけど、似合ってないですよね?」等の

あきらかに「そんなことないよ」を狙っているキメキメの画像が溢れ、いいねが数千〜数万の単位で押されていたり、

出会い厨からDM晒したり、知り合いとのLINE晒したりの受動攻撃が増えている。

そして、今までのような投稿にはレスポンスがつきずらくなっている。

かにTwitterのような万人の万人に対する闘争状態とまではいってない。

一見すると平穏で統制されてるようにみえる。

だが、最近女性が多い環境ありがちな一見平穏だが水面下のドロドロとした思念の流れのようなものを感じる。

実際、最近書き込みにも躊躇するようになってきた。

これはたぶん、性格の悪いユーザ自分投稿監視しているのじゃないかという、

相互監視雰囲気が感じ取れるからだ。

 Gravity感情ゴミ捨て場としては、まだ機能しているようにみえる。

しかし、優しさは徐々に消えつつある。

1ch.tvが目指したインターネットに、人類はたどり着けるのだろうか。

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