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2024-04-27

研修中に辞めるな

入った会社がクソだったと気づいたとしても、研修中に辞めるんじゃあない。

研修ってのは金がかかる。

使いものにならないのにコストだけかかるんだ。

そんな金食い虫のくせに研修中に辞めるだなんてとんでもない。

研修が終わってからだ。

手間と金をかけた研修が終わり、先輩について学び、仕事を任されるまでに成長し、可能であれば多少なりとも頼られる立場になって…それから辞めるんだ。

確実にダメージを与えろ。

君ならやれる。

anond:20240427163949

一方で、この書き込み、そしてお前の存在はまったくエロくない

サービス提供される側の立場でいられると勘違いするのは今すぐやめろ

お前も周りにエロさを提供できるようにならなければならない

ガチ危機感もったほうがいい

anond:20240427152540

安倍ちゃんは既にできあがっている組織のお飾りのトップと言う立場から輝いただけで、個体としての能力はむしろ低い方だし、病気によるデバフ無視できないし、異世界転生してもモンスターですらない鹿あたりに倒されそう。王侯貴族の子供に転生すれば無双もあるかもしれない。

anond:20240427044329

「正しさ」は社会定義する、という話。いわゆる共同体主義っぽいな。

サンデル教授推してることで有名になったよな。

そういう立場があるのは理解するが、欠点もあるやり方だね。どんな残酷で無茶な結論であろうと共同体結論であれば無謬である、という、ありえん結論を導いてしまうので。

 

君のAIの話は、むしろ共同体主義欠点を顕にする例え話の類に思えるね。

サンデル教授に、反証一種として、お前の言う通りならこういうことになるが、どうやねん、と突きつけたりするための。

 

俺の考えとしては、やはり人や共同体の外部に、真の正しさは存在する。

世界は人の精神の外にもあり、正しさは世界から導かれるからだ。我々と我々の共同体=集合知は、そのプロセスを読み取ったり間違えたりするだけだ。

よくある意見が、正しくないこともあるのなら、それは正しくないこともある意見であり、正しい意見とは違う。よくある意見特権地位を与える理由はない。

悪いのは仕事の配分を考慮したり人員を増やしたりしない会社の側なので子持ち様を悪く言うな!って

じゃあ子持ち様達はそういう会社の現状を変えるために何かしたの?

してないなら一緒に叩かれても文句言えないじゃん

弱い立場独身女が会社に物申すなんて出来る訳ないんだから

本当に会社が悪いと思っているなら子持ち様が率先して動くべきなのに何もやってないじゃん

anond:20240427105702

多分逆立場から意見を書き

それに反対意見を述べる書き込みを見て

溜飲を下げるちゃんねる時代からテクかもしれない

anond:20240426234848

1.未成年選挙権

 私は著書「統計データおもしろい! -相関図でわかる経済文化・世相・社会情勢のウラ側- 」(2010年10月技術評論社刊)の中で、この図録を含む上記つの図録にもとづき、「少子化公的支出で防げるか?」という表題の1章を構成したが、「政治奇跡」へ向けての具体策として以下のように提言した。

「私は、究極の普通選挙として、選挙権未成年にも与え、親にその代理投票権を許すという新制度について真面目に検討してもよいのではとさえ思っています世界史上はじめてこうした制度をつくるとしたら、高齢化スピードが最もはやく、高齢化に伴う社会保障制度のゆがみが最も深刻な日本においてではないでしょうか。」(p.121)

 これは、一般には、なかなか受け入れがたい考えかなと思っていたら、同じことを考えている人は、予想以上に多いようだ。

 経済学者大竹文雄氏は2008年10月20日(月)発売の『週刊東洋経済 』に「子供の数だけ親に投票権を」というコラム掲載している。

 大竹文雄氏のブログでは、他にも同じ提案をしている例として「北海道大学大学院文学研究科金子勇教授がお書きになった『少子化する高齢化社会』(NHKブックス2006年2月刊)の148ページから149ページに記述があります。そこには、2004年4月富士通総研鳴戸道郎会長が「少子化コンファランス」でこのような提案をされたと記載されています。」とある

 さらに、東京新聞では、「ゼロ歳児から選挙権を」という見出しで、スウェーデンで「赤ちゃんを含めた将来世代選挙権を広げよと提唱し、」同国で反響引き起こしたイエーテボリ大学のボー・ロースタイ教授へのインタビュー記事2011年2月20日)を掲載している。

「昨年9月スウェーデン総選挙では与野党年金所得への減税について優遇策を競い合った。高齢化した有権者層の受けを狙った、投票を金で買うような行為によって政策をゆがめた」「いっそゼロ歳児から国民選挙権を獲得すれば、スウェーデン政党は新たに誕生した約200万人の有権者の獲得を目指すことになる。この大きな一撃は政策優先順位必然的に変える。もちろん選挙関連法の改革必要で、実際には保護者子ども代弁者として投票する仕組みが考えられるだろう

夢物語では。

もともとは10年ほど前にスウェーデン小児科医らの協会が考えたアイデアだった。彼等は経済的困窮に陥った子供たちを多く見る立場なので発想できたのだろう。私は当初『とんでもない考えだ』と否定的にとらえたが、学者としての調査過去30年間、西欧社会子供貧困精神不適応が驚くほど拡大したことを実感しており、人的資源子供)に投資しない政治社会をもはや見逃せなくなった」

 こうした投票制度は「ドメイン投票制度」としても知られているようだ。

 親権者子供の数だけ投票権を与えることで、間接的に未成年者にも投票権を与えようというアイディアは、「ドメイン投票方式」と呼ばれ、人口統計学者ポールドメインPaul Demeny)によって1986年に考案されたとされる。「ドイツでは2003年ドメイン投票方式を導入について議会議論されたが、実現には至らなかった。そして2008年に再び議論されている。なお、ドイツでは ドメイン投票方式子供投票権(Kinderwahlrecht)の名で知られている。」(ウィキペディアドメイン投票方式」2013.4.30)

 提唱者のドメイン教授を招いた「ドメイン投票制度」についての討論会2011年3月に催されている(NIRA該当サイト)。ここで、ドメイン教授は、ドイツ議会での議論のほか、シンガポールリークワンユー元首相が同様の提案を口にしたこと、またハンガリーの新憲法草案として「子どももつ母親に1票を付加給付」という考え方が示されたことを紹介している。

https://honkawa2.sakura.ne.jp/1587.html 

2024-04-26

youtubeコメ欄、すさむ…

優先席関連の話で、

優先席座っててもぶっちゃけマタニティマークヘルプマークもつけてるか見てない、譲ってほしいなら譲ってほしい側が声かけるべき」

にめちゃくちゃいいねついてて。

健常者の自分優先席座っといて、なぜか周りを気にすることもなく、お願いされるまで優雅に居座ることの正当性主張してる輩がめちゃくちゃ多くてびっくり。

なんでお願いされる立場だと思ってるんだろ。なんでこちらがお願いする立場なの?

優先席でさえ椅子取りゲームだと思ってる?

優先の意味本当に理解してるのかな?

明日から優先席の前で譲ってくださいって声かけまくってどんな反応されるかやってみたらどうなるんだろ。

マタニティマークつけてても今まで5ヶ月間譲ってもらったことないけど、本当にこちから声かけたら気持ちよく譲ってくれるの?ほんとに?

そんな偉そうな物言いする人たちが…?

共同親権のものに反対するのは悪手

単純にG7日本だけ単独親権をずっと続けていくのは無理でしょ。実子連れ去り批判を浴びながら。どんな人権軽視後進国だっての。

反対派は、欧米先進国共同親権とは違い日本の現状で共同親権を導入するとDV養育費不払いが……と言うのであれば、それらの欠点を埋めた「より良い共同親権」を推すべき。

このまま共同親権のものに反対する立場を続けても人権後進国守旧派wとしてバカにされるだけ。

うそう、自分選択夫婦別姓同性婚も賛成の立場から共同親権なんてさっさと実現して、早く選択夫婦別姓同性婚に着手しよ?

我、厄介オタクなり

流行り物が嫌いで、マイナージャンルに目を向ける癖がある。みんなが蝶だ花だと言ってる間、片っ端から石を引っ剥がして何かを探してる。あいつは何してんだと言われるが気にしない。

その何かを見つけ、俺は絶頂するまで没頭する。毎日快楽ジェットコースター。生きるのが楽しくて堪らない。

だが、そのうち、本当に面白いものパンピーにバレる。別にパンピーは悪いやつじゃない。これ面白いね。もっと教えてほしい、と。仲良くしようとする意思がよく伝わってくる。

でも、俺はその手を払う。俺は仲良くしたくない。1人でこの世界に浸るのが好きだから。それに、俺が先に見つけたんだこれは!俺のもんだと言うわけじゃないが、対等に語り合える立場にないんだよお前は!

地獄の日々が始まる。みんながそれを面白いという。どんどんみんなのものになっていく。どんどん醜くなっていく。違う!俺が好きになったものはこんなんじゃない!

穢れていく好きだったものを見て、毎日毎日死にたくなる。いつしか、それは全く別の汚いものに見えるようになる。気付けばまた、石に手をかけていた。

流行り物は嫌いだ。

俺の想像を超えてくるやつがいない

職場で偉い立場やってるけど、部下の仕事を見てるとほんとつまんねーなーって思ってしま

このぐらいはやってくれるだろうという想像を超えてきてくれるやつがほとんどいない

場末零細企業から、部下って言ってもむしろ年上の人間ばかりで俺より業界経験長い人ばかりなんだけど

マニュアル通りやればできる出来映えの8割ぐらいの結果しか出してくれない

まあ一年に一回ぐらいは「お、やるじゃん」と思える仕事をしてくれる人が数人はいるけどね

 

個人がどう思おうが毎日8時間働かなくちゃいけないんだから、その中で自分の力を発揮して楽しくやればいいと思うけど

うちの会社に来るような人の「楽しく」ってのは「いかにたくさん手を抜くか」なのだろう

からうちみたいなクソ零細企業しか勤められないわけだ

悲しいね

anond:20240426080832

いや男に生まれた時点で女に加害する立場なのなら自己肯定なんてしちゃダメでしょ

まれたことは罪で生きることは罰なんだよ

贖罪しないと

地位が人を作る」

っていうけどさ、長谷川岳とかハラスメントで辞任した町長とかを考えると

しろ逆なんだよな

プーチンとかネタニヤフとか習近平とかエルドアンとかモディとか

自民党裏金もそうだけど、結局カネじゃんね

昔はそうした人間欲望宗教抑制していた面はあったんだろうが

資本論理があらゆる場面で優越的な立場を占めるようになった


からGAFAMに厳しいEU批判的は右派ちょっと矛盾しているなと思う

国家がどうとか言いながら得をすることしか考えていない

そこに彼らが利用する「徳」など存在しない

家庭に問題があった。

父に問題があった。

祖父母問題があった。

 

母は私に言った。

他人を変えることはできないのだから自分が変わりなさい」と。

 

私は自分を殺した。

父の顔色を窺った。

祖父母に都合の良い振舞いをした。

 

進学をした。就職をした。

先輩のため、教師のため、上司のため、取引先のため。

私は自分を殺し続けた。

それ以外の処世術を知らなかった。

いつしか私は、社会を降りた。

 

母の言葉真意は、

自分より立場が上の人間のために、自分を殺しなさい」

という意味ではなかった。

自分他人境界をしっかり定めなさい」

という意味だった。

 

そのことに気付くまでに、三十数年が経った。

父も祖父母も死んだ。

母はこれからの限られた時間の中、自由生活謳歌するのだろう。

 

私の時は戻らない。

歪んで育った私の心も戻らない。

折れてしまった私の精神も、戻りそうもない。

 

辺りを見渡せば、多くのものを手にしている友人たち。

彼らにも苦労があったのだろう。努力をしてきたのだろう。

それは解るけれど、何も無い私の手には、あまりにも眩しい。

 

何も無い私は、これからどうして生きていけばいいのだろう。

何を糧に過ごしていけばいいのだろう。

何も分からないが、見知らぬ誰かの記憶に留まれるように、今日キーボードを打つ。

anond:20240426010705

攻めてる巨人は点を取りたい、守りの阪神巨人に点を取らせたくない。お互い諦めないでほしいは矛盾かい

立場によって求めるべきものは違うだろうさ。

anond:20240426003408

女性Vtuber批判事件を思い出した。あれはV側も抗議してたけど、フェミニスト協会は一貫して採用した県警を批判してたな、そういえば。

まり言うなればエロいとして利用するサイドは許せなくて、自分セクシーさの自己表現OK立場なんだな。

2024-04-25

anond:20240425210554

趣味への強めのこだわりと比較的良好な社会性を備えたオタク

平均以上の収入社会立場を持つけど恋愛経験に恵まれない弱者男性って感じになっていくだろうね。

我々のような社会性も収入立場恋愛経験もない男はどのように呼称されるようになるのか。

anond:20240425131538

というか日本語学者って今そこで運用されてる言葉の正誤を判断しない立場の人が多いからな。

なぜその言葉が使われるようになったのか、とか正しいとされる言葉とは違うニュアンスが産まれてきていないか、とか

そっちに関心向くやつがほとんど。正誤判定はマジでポンコツ

マナー教師のほうがまだ「使える」よ。

福知山線脱線事故の最大の原因は阪急宝塚線との乗客獲得戦争

また今年もこの日が来てしまったというか、あの事故根本的原因が解決されずに19年の月日が経った。

表題に書いたように、脱線事故の原因についていろいろ言われているけど、一番の原因は「乗客の獲得競争」そのものである

大阪から宝塚に向かうのに、乗客立場としてJR福知山線阪急宝塚線の2つの選択肢があり、自由に選べるメリットがある。

つの選択肢があるということは、それだけ両者の競争が激しくなるということである

私鉄大国関西」と言われていることも知っている。

正直言って、大阪宝塚間だったら鉄道路線は二つもいらないし、どちらか一つあれば十分ではないか

競争のために乗客安全犠牲になるくらいなら、それくらいの抜本的解決必要ではないか

大阪三宮間の場合はその選択肢が三つもある(JR神戸線・阪急神戸線阪神本線)のは多すぎ。

大阪京都河原町)間も三つ(JR京都線・阪急京都線京阪本線なのは、はっきり言って異常ではないか

首都圏だったら東京千葉間、東京大宮間、東京横浜間はほぼJRの独占になっているし、それが普通だと思っていたけどね。

自由議論に耐えられないというのは敗北宣言なのでは?

こういうのが、自由民主主義尊重する立場を自認してそうな方々から出てくるのは非常に残念。

太田啓子弁護士マスコミの方にお願いです。両論併記はやめて下さい」共同親権反対派の集会にて

https://togetter.com/li/2355072

開かれた議論を憎んで抑圧したら、自由民主主義も死んで、政府関係者意向だったり世間多数派の気分だったりで物事が決まる社会になると思うのだけど。

共同親権反対派って、自分達は政府に強い影響力を行使できたり世間多数派だったりと思っているのかな?

仲のいい友達がいない

顔見知り程度だったり、挨拶したり、どこかで会えば話すような程度の知人~友達はたくさんいるのにGW旅行に行ったりディズニーに一緒に行くような友達がいない。

からそうだ。

大学サークルでも先輩後輩男女問わずみんなとなかよし!みたいな感じだったけど、少人数のお出かけとか旅行にはカウントされない。

職場にも特別仲のいいひとはいない。

同じタイミング出会ったはずの人達も、いつの間にか「すごく仲良し」なグループが出来ていてそこに自分はいない。

個別の誘いはあったり、大人数の飲み会とかは必ず誘われるので嫌われているわけではないと思う。

旅行には誘われないけど、お土産はよく貰うような立場

なんというか、どの界隈でも「ほどほどに好かれてる」みたいな立ち位置にいる感覚

増田のことNGって人誰もいないか平和でいいとすら言われる。

当然、生涯で「親友」と呼べる友達もいない。

トラブルが苦手ゆえ上手く立ち回ろうとしすぎて距離感出てしまっているのだろうか。

自分としては仲良くなりたい。

連休とか来る度になんの予定もなくて寂しい。

anond:20240425120405

立場によって大罪人だったり英雄だったりするのは歴史上よくあること

anond:20240425110136

「(田舎に)帰ってこい」と言っていいのは、経営者社長っていう立場の親だけだと思う。

東京大都市で働いているより利益を与えられる物がなければ、それはただの親のエゴワガママ

お前らやめろよ!

いくら青識亜論こと矢野翔太さん(徳島県立海病院主任)がネット誹謗中傷して懲戒処分くらったからって、勤務先の徳島県立海病院クチコミにそのこと書くのはどうかと思うよ?

徳島県立海病院に多大な迷惑がかかるうえ、病院内での矢野翔太さんの立場が悪くなるだろ! お前ら少しは考えろよ!

https://g.co/kgs/46d36Xh

異国での失恋後のぐちゃぐちゃな感情について

2024年始まってから散々なんだが!!!!!!世界のこと許さないからなこのカス!!!!!

4月も終わるのでもういい加減立ち直りたいが、時間が経つと怒り以外にも寂しさ、悲しさ、いい思い出、憎めないことがぐちゃぐちゃに混ざりさらカオスな心境になってきた。

渦中にいるとき全体像が把握できないし、何より感情時間差で処理されるので後になっていろいろと噴出してくるのだ。

そして、ぽつぽつと人に話すと高確率で、文章感情をまとめると整理されるという助言をもらうので散文を匿名ダイアリーに投げることで成仏を試みる。フィクションです。

知り合って3年、付き合って2年ちょい、1年半同棲していた彼氏から1月に別れを切り出されたこからすべては始まった。

その時になんて言われたのかを思い返してみよう。

「なんか、求めてるエネルギーと違うんだよね。違和感があるというか。。。。会話も出会った頃から弾まないんだよね。」

今まで、ちょいちょい「増田はおばあちゃんみたいだよね。本当におばあちゃんになったときどうなるの?木になるの?」

などと言われたことを思い出し、カス元カレ(以下春日)が私の陰キャすぎるエネルギーに疑問を持っていたことを知る。

実際に私は友人付き合いが超限られていて、SNSも苦手でインドアなので図星ではあった。

ただ、私の陰キャ化が加速したのはこの1年のことである特に2023年は諸々のストレスが重なり、精神的にセーフモードで超低空飛行していたのである

元々、付き合った頃は逆だったのだ。私が春日出会った頃、彼はまあまあ重めの鬱を患っていた。

コロナ禍を機に、不眠と身体の不調からずぶずぶと鬱に沈んでいき、大学中退して家から出ることが怖くなりニートになっていた。

ちなみに補足情報として春日外国人で、私は現在海外修士課程留学中の在外邦人である紆余曲折あって音楽趣味が合い意気投合したのが出会いだ。

慣れない異国のコロナ禍で不安な中、曲とも呼べない小さな音楽の断片を作って交換したり、好きなことを共有できる相手は私にとって貴重だった。お互いにまあまあ離れた別都市に住んでいたが、友人として気分転換によく春日の街に遊びに行くようになった。

春日の母と一緒に3人で初めてご飯を食べたとき春日がいきなり号泣し始めて落ち着かせるために必死に彼の手を握っていたことを思い出す。突然号泣したり沈黙し、動けなくなることが多い状況だった。

春日はとても純粋で、鬱でも前向きに生きようと頑張っている姿を見て次第に応援したくなった。春日はとても美しい声を持っていて、時々歌ってくれることが私の心の浄化にもなっていた。ただ、それも不調により以前のようには歌えない状況だったので本人はとても落ち込んでいた。

私自身、現地語のみの授業を理解し、口頭試験を乗り越えていくことに心身を消耗していたが、なるべく春日が外に出るように引っ張り出したり、心に寄り添えるように丁寧なコミュニケーションを心掛けていた。春日日本語が上手かったが、言語の壁も高かったので尚更慎重に進めた。Rei harakamiの命日に二人で登山して、山頂で終わりの季節を聴いて黙祷したりとか、今思えば二人とも変な奴だった。


そして、プロカウンセラーの手を借りて春日は鬱を治療することになり、友人になって一年弱が経つころ、恋人として付き合うようになった。

付き合った当初もまだ鬱は強く残っており、春日に関しては特に自己防衛機能が強く、何か一つ難しいことがあるとできない理由を無理やり探して諦めたり、衝動物事を瞬時に決めて深く考えずに逃げるという癖が相まって、物事継続したり、安定して物事を考えることが難しい様子だった。その中で、私が住んでる家から引っ越しを予定してると伝えると私の住んでる周辺の街に春日も住みたいと言い始めた。それもあって一緒に住もうということになったのである。その後も、具体的な計画が進むにつれ、「やっぱり僕には無理!」とか「やっぱり一緒に住もう!」と、決断が二転三転する春日精神的に振り回されて疲弊したので、その癖を人と共同で何かを決めるときに持ち出すのはやめてくれとお願いした。

ただ、我々の家探しは困難を極めた。そもそも貸し手市場なのに加えて、正式賃貸契約場合ニート(実家が細い)&外国人留学生というコンビでは賃貸審査を受けるという土俵にすら立つことが難しかった。とはいえ私の家の退去期限もあったので謎のモルドヴァ人のおばさんちの小さな一室をとりあえず借りて、極限の生活が始まった。

状況に反して春日はなぜかこの頃精神が強くなっており、審査に通るために黙々と職を探していた。私は定期試験を乗り越えることと賃貸審査が通りやすくするための準備でいっぱいいっぱいだった。このモルドヴァのおばさんは一ミリも信用できず、家賃交渉で一悶着あったり大変だったが今では笑い話である。そして、春日不動産営業という職を見つけたことにより保証に通るようになり、四か月後、アクセスあんまりよくないがこじんまりした1LDKに住むことに成功した。

その頃、湖畔に弾丸キャンプに行ったのも良い思い出。4000円ほどの砂浜で使う用のテントエアーマットレスだけ持って行ってのだが、初日の夜に土砂降りになってしまい、気が付いたらテントの中が湖みたいになっていた。水にマットレスだけプカプカと浮いてて二人で「ノアの箱舟じゃんwwwwww」とか言って馬鹿すぎて爆笑してたよな。そんな状態で7泊もした。

引っ越し後は、私は円安による金欠奨学金が終了することに焦りを感じ、なにかWeb制作系で働けないか試行錯誤した。春日ニート生活から一転して、スーツを着て一日11時間勤務の社畜へと変化した。ただ、営業職は出来高制で精神ダメージも大きく、彼は四カ月後に仕事を辞めた。

そうやって2022年は過ぎ、2023年には無職春日留年して金欠外国人という最強の布陣が出来上がった。

一月頃、金欠、将来の不安引っ越し一連の疲れがどっと出て私は精神病み始めるが、打破するため近所のカフェバイトを始めて安定した。一方春日は、営業職で受けた数々の否定言葉に傷つき、癒しとして貯金を食いつぶしながらやってみたかったドラムを習い始める。

私のバイト夜勤と早番が不規則に組まれるような状態で、現地語で早朝のラッシュを捌くことに必死だったのであんまり記憶がない。ただしばらくして、伝手でリモートでできる仕事を依頼されるようになり、そっちの方が興味のあるジャンルだったしガタガタな生活リズムを戻したくてバイトを辞めた。そして、春日は相変わらず週一の習い事以外は日本語の本を公園で読む生活をしていた。

卒業必要単位も取り終わったこ日本に3週間ほど二人で遊びに行った。春日牛丼を大層気に入り、吉野家すき屋松屋を食べ比べたのちにすき屋牛丼以外は認めない頑固さを持ち、片っ端からブックオフ古本市場はしごし、コンビニはローソン以外には入らない外国人となった。日本にずっと行きたかった春日は終始目をキラキラさせていた。

日本から帰ってきたころ、私はリモート仕事をしながら本業である芸術に関する活動に勤しんだ。おかげで賞を取りちょっとした催しに参加するなどのイベントが発生した。卒業論文にも取り掛かり始めたがその壁が高く、先行研究論文と本を現地語で読むことで時間が過ぎていった。卒業後の進路や家族問題論文プレッシャー円安制作意欲が低下していることなどのストレスが一気に重なり私の精神は下降し続けていた。

一方春日は、貯金が尽きて彼の母から仕送り生活するようになった。とはいえ日本語能力試験一級に挑戦する目標を立て、ひたすらカフェ日本語の本を読んでいた。なにかバイトしたら?と聞くと、「うん、来月から探す~」と言い続けて2023年は終わった。やるやる詐欺を繰り返す春日にムカついていたが、本当に一級に合格たからえらいよね。

年末年始を彼の地元で過ごし、春日自分の喉の調子がだいぶ改善したことに気付く。コロナ禍以前は弟の彼女コンビを組んで路上パフォーマンスをしていたこともあり、再度コンビを組んで地下鉄で歌うと、これがまた投げ銭で儲かった。彼が好きなことでお金を稼げることを発見し私も大層喜んだ。しばらくは家を離れて実家活動したら?と提案したのだ。

そうして二人で家に帰ってきた2024年一月、冒頭にあるようなことを切り出されたのである

出会った頃元気がなかった春日精神はだいぶ安定してきていたのに反して、私は在外年数が増えるにつれ外国人としての立場の弱さやストレス、現地人と対等な土俵に上るための終わりのない努力に疲れ果てていた。きっと、私が春日を家の外に引っ張り出したように、春日が今度は私の人生でつらい時期を支えてくれると期待していたのだ。

しか現実は違った。もともとは陽キャの素質を持つ春日が好きなことを見つけて元気になったところで、陰キャで元気のない私はただの言葉の通じにくい異邦人メンタルおばあちゃんしかなかった。

春日は冒頭の言葉とともに特に話し合わずに足早に地元へ帰り、日銭を稼ぐことに集中した。私は論文に追われてしんどい時期に別れを切り出されたことが悲しくて、その理由も悲しくて、毎日を泣いて過ごした。日が経つにつれて春日がなんの相談もなく結論だけを私に話してすべてを放って逃げたことに怒りがこみ上げ、太宰治崩れのポエムみたいな謝罪文だけ投げてくることも火に油を注ぎ、一日でいいからこっちに帰ってきて話し合え!と伝えると、月末に一日だけこちらに帰ってきた。春日は二時間ほど私に謝り続け、どうしてもやり直したいと言い始めた。

私は春日に対して信頼を失っていたが、それらをゼロからまた積み上げるような努力を一緒にしてくれるならいいよ、と許してしまった。育ってきた背景も母国語文化も違う二人が関係健康に維持するにはお互いの努力必要だ。自分ができることを相手ができないのは当たり前で、自分と違う文化を受け入えてその違いに尊敬を持つことが、同郷人同士以上に必要になる。

もちろん私にも落ち度はあった。私が学業資金繰り外国人としての滞在許可証の条件などに四苦八苦してるなか、二十代も半ばになって、苦労して一人で家計を支えている母の仕送り日本語の本を読んで夜はボードゲームの集まりに参加する貴族のような毎日を送る春日イライラしており、尊敬を持つことが難しく心の距離を置いていたのも事実である。相変わらずコロコロ判断を変えて振り回されるのも日常茶飯事で、この軽蔑的な感情を外に出さないようにしていたが、確実に伝わっていたに違いない。

そして再び春日地元に二週間ほど帰り、その間我々はどうやって不安定な時期を乗り越えるのか取り決めを作ったりしていた。その後一週間ほどこちらに春日が帰ってきて、束の間の平和なひと時を過ごした。春日地元に帰るタイミングで私も着いていって二週間ほど彼の実家で一緒に論文の現地語校正を進めることを決めていた。

そして一緒に帰った翌日、春日に再び「やっぱり波長が合わない。。。。僕はもっと明るくて、引っ張ってくれる人をパートナーにしたい」 「増田とはもう一緒に成長できないし、もう考えてることを伝える気が起きない」 「現地語のスラングを言い合って言語の差なく話したり、もっと協力し合えて一緒に音楽をしてくれる人と付き合いたい」などと散々なことを言われた。

そもそもだって明るく居たいが、元気ないのは過去のてめえみたいな状況だからだよ。そもそも外国人ネイティブと同じことを求めるな。私も毎回なんでお前の母国語で話し合いをしなきゃいけないんだって思ってるよ。それでも好きだからやり直したいって懇願してきた二週間前のお前何?蜃気楼

矢継ぎ早に傷つく言葉を言われて、春日からきっと「こいつはいくら殴っても倒れないか大丈夫」と思われてるのかなとも思った。あのな、自国家族に囲まれぬくぬくしてるお前と違って、一度完全に倒れたら誰も私を助けてくれないの。この国に実家もないし親族もいない。ただの病んだアジア人としてさら劣等感に埋もれて取り返しのつかないレベルに粉々になって、廃人になるだけ。

から最後の気力だけで完全に折れないようにだけ耐えてんだよカスふざけんな。

というか、鬱を患ったならもうちょっと元気がない人の気持ちがわかって優しくなれるもんじゃないの?と疑問にも思った。しかし、春日の様子を見るに鬱の事実は元気になった今ではもう消し去りたい過去で、鬱の匂いがするものからは遠ざかりたいという心理なのかなと思った。腐ったりんごの隣に置くと、普通りんごも腐るし困っちゃうよね、みたいな。

友達としてならうまくやっていけるはず!」とも言われたが、私は春日にとって都合のいい存在で、不都合があると「物足りないなあ...」と切り捨てる程度の存在だったことに絶望した。

私は彼の調子が悪い時に自己肯定感を埋めるだけの存在だったのだ。そもそも、一月から振り回されて論文の進捗もギリギリで、ここでまた振り回されてボロボロになったことにより、私の三カ月間を返せ!!という怒りがこみ上げてきた。一日前に言ってくれたら、あんたの地元行きの電車に乗ってねえよボケナス

あと、恐らく文化が違うからかもしれないが、彼は愛情表現が強いのだ。「愛してる」という言葉挨拶のように言う。別れを切り出される数時間前まで「愛してる」と目を見て言われていたその温度差も日本人の私には理解不能で、サイコパスしか思えなかった。

そこからは、今まで我慢していたいろんな感情が噴出。さらには希死念慮までが唐突に襲ってきて、居場所のない彼の実家必死感情爆弾のように抱えた。

急いで変更した帰りの電車の日まで、知り合いの居ない彼の地元でひたすら論文を書くだけの時間の虚しさ。楽しそうに彼の弟の彼女爆笑しながら帰宅して、何事もなかったように振る舞ってくる春日から逃げる場のない状況とその惨めさ。さらにムカつくのは私がなぜ傷ついているのか勘違いしているところ。

「ごめんね。。。もう別れることは変えられないから。。。」と言ってくるがオイコラ、全人類のクソ男に告ぐ。そこちゃうねんクソ。お前と別れることに悲しんでるんとちゃうねん。今までそれなりにお互いが人として大切な存在だったはずなのに相手の状況も顧みずに振り回してなんの責任もない別れの仕方をされたことで過去あんたとの思い出も、私の存在くそ薄っぺらものになったことに悲しんでるんじゃボケままごとしてたんとちゃうカス。この心境に共感するひとはSHISHAMOの「忘れてやるもんか」を聴くと少しすっきりすると思う。

家に帰ったあと、春日SNSをすべてブロックした。それでも気になって覗いてしまSNSでは初ライブもして音楽家としてどんどんバズって有名になっていく春日と弟の彼女が目に突き刺さってきた。それはそれは楽しそうに歌っていて、出会った当時の姿から比べると本当に幸せになってよかったね~と思う気持ちがまだ存在していることにホッとしたが、元カレSNSを見るのは一種自傷行為である

一カ月間、必死自分のやるべきことをして、フラッシュバックが来るときや寝るときには号泣するということを繰り返してきた。同棲していたので、家の契約とか置いていったものが山ほどあるのでどうしてもいつか顔を合わせなければいけない。あの、世の中の女性はこのような場合どのような顔をして会ってるんですか?

異国の地で一人で生きていくには私は弱く、二人で生きていくにも力及ばなかった。そしてつらい時期に、一番大切な人から浴びせられた性格否定される言葉一生懸命保っていた自尊心をもぎ取られ、それをまた家族親友もいない異国で一人で泣きながら拾いなおしていくこの惨めさ。鬱の時期も愛してもらったお前には分らんよな。私だってつらい時期を耐えて、また心から笑って一緒に楽しく過ごしたかった。

私は無償の愛を持っていなかった。助けたから私も助けてほしかった。でも相手はそう思わなかったというただそれだけのことなのだ。フロムの「愛するということ」にもあるように愛することは技術であり、その修練が必要というのは本当で、意識覚悟をもって愛すことは、感情とは違う部分も大幅に使う。ただ、お互いに技術がなかっただけなのだ

この一連の出来事のおかげで今まで出会たことのない感情たちに出会たことはよかったと言えるだろう。希死念慮も今では優しい死神のようにぴったりと背後で見守っている。自己が消えそうなとき自己存在を強烈にこの世に残そうとするのか、創作意欲が見事に回復したこと皮肉である

また、時間が経つと不思議なことに、カオス感情の中に謎のメタ認知的な視点が表れて、こうやって惨めに醜く足掻いてる自分も、中途半端な執着をもって繰り返し傷付く自分も、なんだか本当に子供すぎていじらしくて愛らしく思えてくる。感情爆発させてて最高に人間らしくていいじゃんって思えるのも、なんだか傷が少しずつ癒えてる気がする。

人に期待しすぎること自体、ただの我儘になってしまうこともある。どれだけ自分が惨めでかっこ悪くてしんどくても、まだ泣き喚けてるだけ健康で、とりあえず自分を裏切らないものを信じる訓練から始めるしかない。ペット植物筋トレ美容創作活動はいいぞ。

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