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2020-09-08

競泳水着全裸水泳海女さんのふんどし

私事

他人迷惑をかけるつもりなどさらさらないが、全裸になるのが好きなので、オーシャンビューとか山の中の露天風呂とかが大好きだ。その好きが高じて、オーストリア混浴サウナにまで行ったことがある。そこには25メートルほどのプールがあり、遠慮なく裸で泳ぐことができて大変気持ちがよかった。サウナと往復しながらだとそれこそ整うわけだが、こういう場所日本にないのは残念だ。何も混浴しろとは言わないので、素っ裸で泳げる広いプールはないだろうか。

さて、昨日(anond:20200907075225)の続き、競泳水着についてである

本題、水泳水着歴史

以下の歴史は、wikipedia英語版の「History of Swimming」や「History of Swimwear」の拾い読みによる。

有史以前から人間は泳いできたが、大抵の場合全裸であった。ローマ時代にはビキニのようなものを身にまとった女性壁画が残されているが(https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/27/PiazzaArmerina-Mosaik-Bikini.jpg)、これが水泳に用いられたという証拠はない(この古代ローマビキニには漫画テルマエ・ロマエから言及があった)。つまり絵画の水浴図で誰もが全裸なのは西洋画家猥褻妄想ではない。

水着歴史は、海水浴と入浴着との歴史が密接に絡み合っている。17世紀の終わりから欧州では公衆浴場女性ガウンのものを身に着けるようになったが、男性が裸で泳ぐことはしばらくは当然のことであった(河出文庫シャーロック・ホームズライオンのたてがみ」の注釈には、このシーンで登場人物全裸で泳いだと思われる、とある。また、E. M. フォースターのどの作品だったか忘れたが、全裸で泳いでいる男性悲鳴を上げる女性が出てくるシーンがある。「眺めのいい部屋」だったっけ? また、時代をさかのぼれば「デカメロン」で女性陣が男性陣の目を盗んで裸で泳ぐ場面がある)。

ところが1860年代にイングランドでは男性でも裸で泳ぐことが禁じられた。しかし、身体を見せることを極端に禁じたヴィクトリア朝反動だろうか、それ以来、全身を覆う水着から現代ビキニへと、肌を見せる方向に回帰しているし、ビーチによってはトップレスが許容されている(親が持っていた海外観光案内に、トップレス女性写真があって、面食らった覚えがある)。いまでも、ヌーディズムが盛んなドイツオーストリアなどの中欧では、裸で泳げる場所は少なくない。結局のところ、素っ裸が気持ちいのではないだろうか。

また、一部のスポーツ施設では、男性全裸で泳ぐことを学ぶことは珍しいものではなかった。昔のYMCAがそうだったらしい。また、驚いたことに、wikipediaの「naked swimming」の項目には、1900年頃に男の子が裸、女の子が着衣で泳いでいる写真がある。こういう日本CFNMエロ同人みたいな状況が現実のものだったとは、驚きであるリンクを直接貼るのはなんかまずそうなので割愛)。

なお、女性水泳の普及が遅れたのは、恥じらいとは別に生理時の衛生管理問題もあったそうである

ところで、意外なのが川や湖ではなく、海で泳ぐ習慣は比較最近のもので、17世紀ごろからのものだそうだ。海洋国家イギリスの娯楽としての海水浴歴史は、意外に浅いのだ。また、人が速く泳ぐようになった時期というのも驚くほど遅い。たとえば、1870年代にアマチュアによる世界記録が打ち立てられたのだが、1878年自由形100ヤードは、なんと76.45秒であった。ちなみに、マシュー・ウェッブ大尉イギリス海峡を泳いで横断したのもおおよそこのころだ(1875年)。古式泳法もそうだろうが、おそらく速く泳ぐことよりも、長く泳ぐことや、戦場での実用性が重んじられていたのだろう。

この時期はVictorian Sports Maniaと呼ばれる時期で、水泳は数十年にわたって英国世界リードする国家運動となったそうである。このあたりはジョン・サザーランド英文学史の本にも載っている。

競泳水着歴史

海水浴で使う水着とはまた別の歴史をたどったのが競泳水着である

https://www.glamour.com/story/the-evolution-of-olympic-swimwear

上記記事によれば、女性オリンピックで泳ぐことを許されるようになったのは1912年ストックホルムでのこと。競泳水着歴史は、ここから語られるべきだろう。

初めの競泳水着は絹でできていたそうだ。また、太もも露出は少しずつ増えて行ったが、1928年頃まではあまり下着らしく見えないように、下半身が少し膨らんでスカート状になっていたそうである

ナイロン製になったのは1964年で、1976年頃に少しずつハイレグっぽくなりはじめる。

1984年になると、どういうわけか突如かなりのハイレグになる。男性水着の面積が極小となったのもおおよそこの頃だし、日本でも時期的にハイレグ水着流行したバブルと被る。クレヨンしんちゃんハイグレ、懐かしい。で、話題を戻すと、以前の記事に書いたような女性スポーツウエアのハイレグ化の時期(60年代)とは、若干ずれていることがわかる。しかし、肌を見せることによるスピードアップには限界が見られた。

そんななか、2000年代に一気に普及したのがスピードボディスーツだ。今はこれが主流だ。簡単に言えば、水の抵抗を減らすために、大きな渦を減らし、小さな渦を作るそうだが、層流とか乱流とかその辺のややこしい話になりそうなので、省く。

女性ふんどし……?

つげ義春の「コマツ岬の生活」にはふんどし姿の海女さんが出てくる。これは能登地方のサイジと呼ばれるふんどし一種らしく、この地域では1960年代前半までこの姿であった(これも写真があるが、今までのスポーツウエアと違って乳房露出があるのでリンクは控える)。エッチマンガの読みすぎか、日活ロマンポルノの影響か、なんとなく海女さんといえば、ふんどしというイメージがある。「海女(あま)のいる風景」という写真集の表紙もそうだ。しかし、浮世絵を見てみるとほとんどが腰巻である。私も、太田記念美術館で見たことがある。

https://www.ijikasou.com/monthly/2016/06/

https://www.pinterest.jp/pin/309481805630462018/

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9d/Yoshitoshi-Ariwara_no_Yukihira.jpg

これは恐らく、磯ナカネと呼ばれる別種の木綿の布である江戸時代のこと、おそらく江戸湾近辺では海女さんはふんどしではなく、この格好だったのだろうと推察される。

昭和時代、中にはレオタードをまとって漁をする人々もいたという。というか、今でもいるそうだ。レオタードの中に海産物しまうことで、取りすぎることを防ぐそうである

http://www.chie-project.jp/001/no15.html

たぶん、女性ふんどし使用は、生理用品としてのみに限られたのではあるまいか団鬼六作品をはじめとしたイメージから来ているかもしれないが、SM不勉強もので詳しくない。そのうち調べるかもしれない。

結論

今後の展望

考えてみれば、自分ふんどしについてそこまで詳しいわけではなかった。女性用の下着としてふんどしがどれほど用いられてきたか、あるいはそもそもふんどしとはどのような下着であったのか、その歴史についていずれ調べてみたい。

今回はここまで。疲れたので、ビーチバレーなどの詳細はまた今度。

[]2020年9月7日月曜日増田

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2020-09-07

anond:20200907075225

ブルマーショーツ化」って形容矛盾かな?

shortsは半ズボン、膝丈もしくは膝上のpants(ズボン)だから

フィギュアスケートの見せパン新体操レオタード陸上ブルマー

フィギュアスケートは見せパンじゃないけれどさ

初めてスケートリンクに遊びに行ったとき普通にスケート教室リンク中央で開催していた。そこで自分と同世代女の子たちが、きれいに足を上げて滑っていたのだけれども、いつものようなパンチラとは違って普通にお尻の曲線をずっと眺めていることができてしまって、僕は滑るどころではなかった。

性に目覚めたころ、こんな目で女の子を見ちゃいけないと思ってはいたのに、自分ではどうしようもないほど強力な衝動に襲われていて、自分自分でなくなってしまいそうで本当に怖かったし、初めての射精とき呆然として、それから怖くなって涙が出てきた。男性だって、性の目覚めってのは怖いものだということは、広く知られていい。今となっては、とてつもなく図太くなってしまったが。

ところで、フィギュアスケートだ。その名の通り、元々は氷上に図形を描くスポーツであったのだが、その優美さと技を競うものになっている。氷の上を滑る技術のものは非常に古く、スケート靴も先史時代にさかのぼるという。

で、そのスケート競技になって以来、女性たちはどうやってパンツが見えることを防いできたのか。今のようなレオタード以前はどうであったのか。調べてみると驚きの結果が出た。なんと、戦前にさかのぼる見せパン発見された。以下はその資料である

https://qz.com/quartzy/1191926/spandex-sparkle-and-pure-athleticism-a-photo-history-of-figure-skating-fashion/

1928年ドイツのEllen Brockhöftによる滑走。

https://www.liveabout.com/illustrated-history-of-figure-skating-clothes-1283059

1948年、Barbara Ann Scottのクラシックスケートスカートミニスカートになっているのは、戦時中の繊維不足のためだと書いてある。にわかには信じがたいが、これ以来スケートスカートが極端に短くなったのだという。

また、同資料では、スカートがどのようなフリル付きレオタードに移っていったか写真掲載されている。

https://www.insider.com/olympic-figure-skating-dress-evolution-2018-2#later-a-fabric-shortage-in-the-1940s-forced-many-competitors-to-opt-for-figure-skating-dresses-with-higher-hems-5

こちらの資料でも、繊維の不足がミニスカート化を加速させたと書いている。

同じくBarbara Ann Scott、1948年オリンピックである

https://www.cosmopolitan.com/style-beauty/fashion/g15064708/how-olympic-figure-skating-costumes-have-changed-through-the-years/

同じく1948年アメリカのGretchen Merrill。興味深いのがベルトを身に着けていることだ。当時ではフィギュアスケートアクセサリーとして使用されていたが、60年代から70年代ワンピース型の衣装の普及とともに廃れたとのこと。しかし、ベルトを着けていると、なんだかますます見てはいけないものパンツ)を見ている気がする。

ちなみに、プロ選手練習時に着用する、真っ黒な長袖長ズボンみたいなの実は好き。とはいえジーンズワイシャツかわいい女性が好きというのと同じで、元々かわいくないと似合わないんだよ、とツッコミを入れられてしまいそうな話ではある。

体操新体操レオタード

スポーツジムで、体操選手レオタードを中継しているのをみたことがあるのだが、なんだかエッチ気持ちになるのが申し訳いくらい、辛そうだった。手足は傷だらけだし、表情は真剣のものだ。それでも、魅力的に感じてしまうことに、我ながら困惑する。おそらく、頭の中で「好き」「かっこいい」「エッチ」の感情を処理するユニットが近いので、混線しているのだと思う。

言い訳はさておき。以前にも書いたが、レオタードは元来レオタールという男性曲芸師が全身にフィットした衣装を身に着けていたことに由来する。もともと男性のものだったのだ。しかし、その機能性が注目され、女性のものとして利用されるようになった。

とはいえ、当時のことだからいきなり今のようなハイレグ水着みたいな形になったわけではない。当然、紆余曲折があった。

http://www.olympicleotards.com/leotard-history/

上記資料によれば、1908年代に女性向けレオタードと称していたのはドレスのものである。初期の女性水着ドレスみたいで、体型を一切見せないものだったのにも似ている。

1948年に今のような形になっているが、ハイレグではない。せいぜい提灯ブルマー程度しか足を見せない。

今のようなハイレグとなったのは、60年代以降だ。1976年ナディア・コマネチビートたけしギャグでも知られているが、ここまでくると広くハイレグが使われていたようだ。

おそらく女子バレーブルマーが使われだしたのはこのころだし、これが日本でのショーツブルマー導入の遠因になっている気がする。

https://www.elle.com/fashion/a37371/evolution-of-gymnastics-leotard/

それ以降、基本的レオタードハイレグだが、時代によって模様にもはやりすたりがある。概略を示すと、無地→愛国デザインキラキラした素材、といった具合になるようだ、使用されている繊維の質も違う。

女子陸上女子マラソンブルマー

なんとなくブルマーの本場というか総本山イメージ女子陸上や、女子マラソンにはある。とはいえ選手によっては普通の短パンだし、中には宗教上の理由から全身を覆う例もある。普通にかわいいと思うし、よく似合うと思う。イスラーム世界はおしゃれとは無縁だと勝手に思っている人もいるらしいけれども、ヒジャブだとかチャドルだとかはいろんな色や巻き方があるし、僕らには見えないけどもその下はきれいにお化粧している。いろんなファッションスポーツをやる人がいてしかるべきだし、それを決めるのは選手だろう。

で、話を女子陸上に戻すけれども、ここで特筆すべきなのはへそ出しというか、もうほとんどビキニみたいな恰好選手。腹筋がめちゃくちゃかっこよくて、おかげで腹筋萌えにまで目覚めてしまったのだけれども、昔はそんな恰好をする選手はいなかった。

https://slate.com/culture/2012/08/olympic-uniforms-from-loose-and-heavy-to-tight-and-dimpled-a-visual-history-of-olympic-sprinting-attire.html

https://www.elle.com.au/news/summer-olympics-fashion-history-9896

こういう写真資料をみていると、セパレート化の流れは90年代にはじまり、それがだんだん過激になって軽いへそ出しからただのスポブラになって行ったんじゃないかと思われる。

ちなみに、これはテニスだがスポブラと短パン姿だ。https://www.pinterest.jp/pin/494833077788864848/

また、ブルマーらしく裾が短くなっていくのは、やはり40年代から見られる。

ところで、以前リンクを貼ったバレーボールの記事について調べると、ブルマーの別名として「bun huggers」というのもあるらしい。英語のをウィキペディアの「shorts」の項目にも載っていた(数か月前はここまで細かく書いていなかったのに)。また、ほとんどショーツ型のbun huggersが2000年代中盤からショートパンツ型の「boy shorts」に置き換わった、とある。やはり、いろいろな揺り戻しがあるのだろう。現に、バレーボールでショーツブルマーが導入されてからも、90年代以降に(?)使用が中断された。また時間があるときに、これらの用語から陸上ブルマー歴史について再検討したい。

まとめ、結論

しかし、英語で調べたのだが、残念ながら陸上ブルマーの単体の歴史変遷についてまとめている記事は見たらなかった。オリンピック選手は大まかにこんな服装でした、という写真を並べただけで、細かい情報はあまり載っていない。上記記事はいちおう公的メディアなのでそういう扱いはよろしくないとされるのだろうが、調べている個人が見当たらないのは不思議である。探し方がまずいのかもしれないので、「bun huggers」などの用語で再検索するかもしれない。

今後の展望

競泳水着や、ビーチバレー衣装の変遷について調べる予定。

過去ブルマーに関する記事との比較については、後程。

2020-09-01

チアリーダーブルマーテニスのアンダースコート

パンツ見ちゃった

性に目覚めたのがいつだったか、覚えている者は少ない。たとえば、裸がエッチだということを知っていて、のぞいて見たいと思うことがあっても、その願望とおちんちんをいじっていて気持ちよくなることと結びつくのは、おそらく思春期以降なのだと思う。性欲は、具体的な対象を持つよりもずっと前から心の奥に不可解なエネルギーとして蓄えられていて、それが将来何に向かうのか、誰にもわからない。

小学生の頃の自分にとって一番エッチだったのは、成熟した女性の裸やおっぱいよりも、同級生パンチラだった。姉妹と一緒に風呂に入っていたので、女性の体など珍しくなかったのだろう。それよりも、めったに見る機会のない同級生下着のほうが、性器のものよりもエッチだった。

スカートめくりはしてはいけないことだと知っていたので、掃除時間雑巾がけの時間に、ばれないようにのぞいていたことを覚えている。どうして中身よりも布切れに興奮していたのか、今になってもわからない。ただ、今でも生のおっぱいよりも長袖レオタードブルマーに興奮してしまうのだから、おそらくおっぱいよりも、パンツというかお尻の曲線に対する執念が根深いのだろう。

チアリーダーパンチラ

そういうわけだから、初めてチアリーダーを見たときには、子どもながらに衝撃を受けた。なぜなら、パンツが見えていると恥ずかしがる普通女の子たちと違って、彼女たちは大胆にも片足を上げてスカートの中を見せるし、時には飛び上がって開脚しながらブルマーを見せる。スカートの色とおそろいのブルマーはかわいらしいし、逆にスカートブルマーの色が違っていたときには、ますます本物のパンチラっぽいというか、見てはいけないものを見てしまったとき特有の興奮があった。今にして思えば、あれだけの体を鍛えている人に対して欲情してしまうのは失礼だと思うのだけれど、きれいな人が多いし、性に目覚めたばかりの少年にとって性欲は未知のもので、どうやってコントロールすればいいのかもわからず、困惑するばかりであった。

ところで、チアリーダー歴史は古い。チア衣装コスチューム1920年代にまでさかのぼる(https://cheer.epicsports.com/cheerleading-shorts-history.html#:~:text=Cheer%20shorts%20or%20bottoms%20worn,of%20spectators%20at%20football%20games.)。もちろん、保守的時代のことだから、今みたいに下着のようなものを見せることはなかった。

流れが変わったのは1960年代だ。スカートの長さが膝丈くらいになり、下着が見えるのを防ぐために、ブルマーを導入したようだ(同上)

ただし、あまりにもスカートを短くしすぎてブルマーが丸出しになるのもだめらしい。次の資料によれば、米国高校チア連盟では、スカートの丈は12から14インチ、(30から35センチ)と指定されている。また、ショーツブルマーよりも2インチ(5センチ)、ボクサーショーツよりも1.5インチ(4.25センチ)長くないといけないらしい。

https://www.wisegeek.com/what-is-cheerleading-underwear.htm

NFLでは、さまざまなチア衣装があって、かっこいいけれども、やっぱり高校生のチアみたいにシンプルで、色気がありすぎないのが、私は好きだ。

https://www.insider.com/history-of-nfl-cheerleader-uniforms-2017-2

テニスのアンダースコート通称アンスコ

純白のテニスウエアの下にブルマーはいているところにとてもドキドキしてしまった記憶がある。やはり、見られることが前提ではないものを見てしまたことによる戸惑いなのだろうか。それとも、同級生女の子パンチラ防止にブルマーをはくようになったせいで、ブルマチラにまで欲情するようになってしまったのだろうか。

さて、古い英国小説を読んでいると、しばしばテニスをやる場面が出てくる。当時のことだから、やはり長いスカートを身に着けて行っていたようだ。それが、やはり60年代ミニスカート流行し、そういうスタイリッシュな姿で運動することがもてはやされた。その結果、パンチラを防止するためにアンダースコートを身に着けるようになったのだろう。

https://www.allure.com/gallery/tennis-fashion-history

https://active.sweatband.com/tennis/tennis-fashion-history-from-long-formal-dresses-to-the-miniskirt.html

ただ、資料が少ないために、フリフリのアンダースコートと、今のようなホットパンツのようなアンダースコートがどのように移り変わったのかの資料は、まだ見つけられていないわざわざ写真に残している人が少ないというのもあるのだろう。下着の服飾史を研究している人々は、こういう人々の恥じらいというか慎み深さで、苦労しているに違いない。

ところで、とあるからテニス部の少女スカートの下にはアンダースコートを身に着けているのはレギュラーで、それ以外の子ブルマーだ、という説を聞いたことがあるのだが、本当だろうか?

まとめ、今後の展望

スカートの中が見えないようにブルマーあるいはそれに準ずるものをはく習慣は、おそらくミニスカート流行しだした60年代に端を発する。そうしたファッションを受け入れる下地が、その時代までにはできていたということか。とはいえビキニ発明1946年のこと、ずっと早い。

今後は同じようにレオタードバニーガール競泳水着起源について調べ、脚を見せるようになる習慣が同時多発的に発生したのかどうかを検証したい。時間もあまりないので、今調べた範囲でごく簡単に述べておくと、バニーガールについては、ヒュー・ヘフナー氏が1960年2月29日に、バニーガールコスチュームを発表したそうである

https://www.pixiv.net/artworks/64464179

参考資料はご存じ、まぐ太氏である

また、レオタードについては、元は男性衣装だったように記憶している。

それが、自由を求める女性の間で1960年代以降に広まった、と書かれている。ただし、資料によっては年度のずれがある。

https://fashion-history.lovetoknow.com/clothing-types-styles/leotard

また、暇ができたときにでも調べるつもりだ。

2020-08-25

anond:20200825090157

でもそれ「単に既存の男の価値観逆張りしてるだけ」っていう点ではどっちも一緒だろ

女性解放象徴だったブルマーミニスカートに男が迎合してくるとそれはそれでムカつくので今度は燃やしにかかるという、もう毎度おなじみの流れ

イタリア南米中国ブルマー修正版)、その3

今後の調査の展開

引き続きブラジル以外の南米におけるショーツブルマー証拠を探すこと、北欧ポルトガルには本当にブルマーはなかったのかの確認、および、学校におけるショーツブルマー空白地帯である日本以外のアジア、およびアフリカ大陸におけるブルマー分布について調べたい。現在アフリカにおける旧イギリス領ブルマーについて調査中だが、状況は芳しくない。ヨーロッパと比べて写真資料が少ないためだ。

おそらくイスラームヒンドゥー教仏教圏ではショーツブルマーほとんど見られないだろうと思う。しかし、そうしたアジアの国々が植民地化されていた時代、現地のヨーロッパ人向けの学校体操服がどのようなものであったのかはわからない。もしかしたら、ひっそりと提灯ブルマーが用いられていたのかもしれない。しかし、写真が残っていることはあまり期待できないだろう。

検索手段の向上

元々ポルトガル事情について調べようとして、ブラジルブルマーについてはわかったが、肝心のポルトガルの状況はまだわからない。また、ブラジルを除いた南米の状況も確認できていない。これは、スペイン語画像検索すると南米ではなく、スペインのページしかヒットしないためだ。同様のことは、以前オーストリア事情を探すときに起きた。ドイツのものばかり見つかるのだ。

今後は、国別のドメイン検索をしなければならないかもしれない。

それから、その1

できることなら脚の露出に対する羞恥心の変化についても一考したい。脚が猥褻だとまでされたヴィクトリア朝からショーツ同然のブルマー女子学生が活発に運動するようになった六十年代までの、イギリスという国の感覚の変遷は面白そうだ。かなり時間のかかるテーマになりそうではあるけれども。

それから、その2

それと、ブルマー調査が一段落したら、チアリーダーの変遷についても知りたい。高校のかわいらしいチアが、例えば大リーグ筋肉質の女性によるビキニ姿同然の派手な、しばしば危険を伴うパフォーマンスへとどう変わっていったのか。あるいは技巧がどのように向上していったのか。事故は起きなかったのか。スカート丈の長さはどう変わったかスカートの中が見えても構わないと思うようになったのはいからか。気になることばかりだ。

https://www.youtube.com/watch?v=qrzlTUuMhRg

1970年チア

https://www.youtube.com/watch?v=YrY08FTaMwA

1980年チア

これだけでもだいぶ違うではないか

どこからどこまでが女性自発性が含まれているのか。あるいは、男性チアが本格的に知られるようになったのはいつか、そうしたことについても学んでいきたい。

始めの内はこの調査興味本位であったが、だんだん時代地域ごとに、人の体がどのようにプロパガンダに利用されてきたかや、美の基準がどう変わってきたかについて、知りたくなってきた。

おまけ、その1

https://www.youtube.com/watch?time_continue=18&v=5hr17Dn-Ikk&feature=emb_title

https://www.youtube.com/watch?time_continue=18&v=5hr17Dn-Ikk&feature=emb_title

女性フィットネスファッションの変遷。かわいい、きれい、は簡単に変わっていく。

おまけ、その2

http://avalokiteshvari.blogspot.com/2010/01/blog-post_60.html

提灯ブルマーでの軍事教練。忘れてはいけない歴史である

イタリア南米中国ブルマー修正版)、その2

韓国中国それから台湾の状況

長いこと調べてみたが、学校ではブルマーは導入されていないようだ。その代わり、バレーボールでのブルマー存在しており、ブルマーを見る機会そのもの結構あったはずだ。

http://ehistory.go.kr/page/view/photo.jsp?photo_PhotoID=598&photo_PhotoSrcGBN=PT

1980年代韓国集団レオタード確認できる。しかし、ブルマーではない。

https://m.blog.naver.com/chlwl1009/221807217196

学校教育に限らなければ、1970~80年代バレーボールブルマー確認できる。

ただし、今はショートパンツに変わっている。

http://theme.archives.go.kr/next/koreaOfRecord/sportDay.do

しかし、学校ではブルマーが用いられた様子はない。長ズボン、短くても半ズボンである

http://slide.history.sina.com.cn/slide_61_40602_64127.html#p=8

中国も状況が似ている。写真は、中国1957年レオタード

http://baijiahao.baidu.com/s?id=1644821409427366830

同じく女子バレーボールブルマー

http://pic.people.com.cn/n/2015/1002/c1016-27656087.html

ズボン運動する少女たち。

http://vlyball.sports.tku.edu.tw/index2a31.html?cat=20&paged=2

台湾バレーボールブルマー

https://3g.163.com/dy/article/FI5BM4B40516A873.html

台湾学校の昔の写真。短パン姿ばかりである。「台灣 學校 老照片」などで探した。

とはいえ日本文化の影響で、ブルマー「布魯馬(『ブルマ』と発音する)」「日本女生的體操褲」として知られているらしい。実際、台湾女性コスプレを探すことができる。

https://www.youtube.com/watch?v=yBmePNR3pSE

また、このようなCMもある。日本語を使った台湾CMだが、ブルマー異国情緒表現しているのだろうか。

なお、今回は女子陸上ブルマー(セパレートユニフォーム)については調べなかった。

手間がかかるのと、一度バレーボールや体育のブルマーが廃れてから発生してきたように記憶しており、起源が異なる可能性があるからだ。正直なところすごく気になってはいるのだが、素材も違うし、調査対象をむやみに広げると収拾がつかなくなる。

結論

ヨーロッパにおけるブルマー分布をもう一度確認することができた。そして、前回は確認し忘れていたイタリアにまでブルマーは広がっていることが明らかになった。よって、ブルマーは、寒すぎるためか未確認北欧を除き、ヨーロッパのほぼ全土に広がっていたことが分かった。また、ヨーロッパや前回の調査で判明した北米オセアニアだけではなく、今までブルマー存在しているとは想像もしていなかった南アメリカにも、ショーツブルマー存在していたことを明らかにした。

言い換えるならば、キリスト教圏(カトリックプロテスタント正教会すべてを含む)のほとんどの地域で、ショーツブルマーは使われていた。

加えて、学校指定ブルマーの不在証明はできなかったが、少なくともバレーボール競技用としては、韓国中国にもブルマー存在していた。

続き:anond:20200825074905

戻る:anond:20200825074510

イタリア南米中国ブルマー修正版)、その1

今回の目標

この調査も、今回で三回目になった。隙間時間の気晴らしにあまり系統的でない方法で調べているため、ところどころ抜けがあるかもしれないが、ご容赦いただきたい。

さて、前回は、イギリスからロシアまでの広い範囲にかけて、ブルマー存在していたことを示した。つまり学校教育におけるショーツブルマー日本における特異的なものではなく、一時的とはいえ、そして年代のずれがあるとはいえ世界的な現象であったことを示した。

今回は、前回の調査から漏れヨーロッパの一部地域や、今までブルマー空白地帯であったと思われる南アメリカにも、ブルマー存在していたことを証明する。

イタリア人ブルマー

単純にイタリア語で「学校 体育 少女」と検索した。

http://www.castelbolognese.org/miscellanea/vita-sociale/quando-cera-lavviamento/

イギリスブルマーほど明確にショーツ型に進化しているわけではないが、その方向に向かいつつあることは確認できる。なお、ソ連ほどではないが、女子生徒の制服メイド服である。これは、過去欧州での女性向けの教育では、家事が重んじられていたことを意味するのだろうか? しかし、考えてみれば、日本女子制服海軍由来というのも、海外から見れば不思議に違いない。

https://www.convenevoleprato.edu.it/chi-siamo/la-convenevole-ieri/

小さい画像だが、間違いなくショーツ型のブルマーを着用している。

ファシズム政権イタリアブルマー

http://www.televignole.it/la-donna-fascismo-3/

ナチス時代ドイツほど短くはなく、短パンに近いが、ショーツブルマーへと進化する傾向が見受けられる。前回の記事ナチス少女たちも、よく見れば完全なショーツ型とはいいがたい。すごく短い短パンくらいか

https://www.routledgehistoricalresources.com/feminism/books/italian-fascism-and-the-female-body/chapters/fascist-models-of-femininity

これは書影だが、大体どんな雰囲気であったかはわかる。

ブラジル人ブルマー

ポルトガルブルマーの状況について調べていたが、図らずもブラジルブルマーがヒットした。方法は同じく、ポルトガル語で「体育 学校 少女」と検索した。時折、1950などの年代を付け加えた。

http://caetanistas78.blogspot.com/2011/10/uniformes-de-educacao-fisica.html

1958年からブルマーになり、1975年は赤ブルマーバレーボールをしている。

ありがたいことに、このサイト翻訳文を見る限り、サンパウロにおける体操着の変遷についての資料らしい。

http://www.lugardotrem.com.br/2012/06/estacao-38-80-anos-da-escola-industrial.html

これは提灯ブルマー

https://www.novomilenio.inf.br/santos/h0250v8.htm

1960年ブルマー

https://educacao.uol.com.br/album/historia_uniforme_album.htm#fotoNav=13

1970年バレーボールブルマー

以上より、ブラジル少女たちも、イギリスソ連とよく似たブルマー運動をしていたことが確認された。

チリの提灯ブルマー

https://www.museodelaeducacion.gob.cl/648/w3-article-28884.html?_noredirect=1

スペイン語で「体育 制服 学校」と年代検索したら、たまたまチリの提灯ブルマーが出てきた。

続き:anond:20200825074551

前回の記事anond:20200727074431

2020-07-27

anond:20200727074538

ブルマーに関するオレの古い記憶をたどるとだなー...

小学校に入った年だったから、昭和45年だな。

女子体操服では、ショーツ型とチョウチン型のブルマーが混在してたと思う。

おそらく、チョウチンからショーツ型へ切り替わっていく途中だったんだろう。何年か前のお姉ちゃんお下がりとか使ってる子はチョウチン型で、新品買ってもらえた子はショーツ型、みたいな。

で、ショーツ型のをはい運動してる女子を初めて見て、当時6歳のオレは若干、性的興奮を覚えたよねw

家に帰って母親に向かって、後にビートたけし氏がやって一世を風靡するコマネチ!」みたいなポーズをして、「女子体操着ってココまでしか無いんだよ!」ってめっちゃ嬉しそうに報告(?)した記憶があるw

anond:20200727074538

昭和60年代。

スカートの下はたいていブルマーで、ブルマーパンティーを隠す役割を担っていた。

パンとは違って、パンティーに密着する形のショーツブルマーは、

パンティーを隠すうえで最も最適な形と思われていたフシがある。

ドイツ人ブルマーソ連人のブルマーとなりのトトロパンツ(3)

前回:anond:20200727074508

結果(3) その他の国

http://alger-roi.fr/Alger/enf/ecoles/pages/10_enf_gym_60_lebaz.htm

https://www.alamyimages.fr/la-gymnastique-dans-les-annees-1950-la-formation-des-jeunes-femmes-de-la-gymnastique-avril-1954-suede-image224244117.html (訂正。スウェーデンらしい)

ショーツブルマー確認

http://yofuiaegb.blogspot.com/2016/06/yo-fui-egb-recuerdos-de-los-60-y-70-colegio-material-escolar.html

やや短パンっぽい。

https://www.theholocaustexplained.org/life-in-nazi-occupied-europe/controlling-everyday-life/controlling-education/

かなり現代ショーツブルマーに近い。

中国台湾韓国と、翻訳にかけて体操着検索したが、ジャージ姿しか見当たらなかった。

意外なことに、英連邦共産圏以外にもショーツブルマー存在していた。

議論

調査により提灯ブルマー及びショーツブルマー日本のみならず、ヨーロッパオセアニアにも広く分布していた時代があった。驚くべきことに、ショーツブルマーナチス時代にまでさかのぼることが分かった。

まり規律集団行動を重んじる文化圏の外にも、ブルマー存在していた。つまるところ、ブルマーというのは全体主義産物ではなく、全く別の理由で広まったものと思われる。

女性身体自由に見せる権利の広まりとともに、レオタード水着姿になる自由の一環として、広まったのだろうか。それとも、逆に美しいとされる身体を見せることを強要されたのか。これだけでは判断することはできないし、両者が混在していることだって考えられる。ここまで踏み込むには、私の知識がまったく足りない。

今後の研究

今回、私はショーツブルマー世界的な広がりを確認することができた。しかし、これはあくまでも定性的研究であり、まったくと言っていいほど定量的ではない。すなわち、各地域で、何年から何年までブルマー使用されていたのか、採用された学校は何パーセントに及んだのか、といった情報が完全に欠けている。

それに、ブルマー採用全国的強制されたものであったのか、学校ごとの裁量に任されていたかも明らかにできていない。下手をすれば、上であげた国家についても、私立の数校でブルマー採用されていたにとどまる可能性がある。また、バレーボールの授業のみブルマー着用、というケースも考えられる。もしそれが正しければ、常にブルマー姿だった日本は特異的な地域になる。

また、ブルマーのものがどのような素材で作られていたのかについてもわからないし、どこからが提灯ブルマーでどこからショーツブルマーなのか、明確な基準を以って調査はできなかった。残念ながら、不鮮明な白黒の写真に頼らざるを得なかったためだ。

課題は他にもある。今回、ブルマー存在していない地域をいくつか挙げたが、何かが存在しない証明は非常に困難だ。

加えて、ブルマーがその国にどのような文化的インパクトを与えたかについても不明だ。女性解放シンボルであったのか、フェティシズムノスタルジー対象であったのか、おそらく多数の記事を読まなければならないだろう。例えば次のチェコ動画からは、何かの余興なのだろうか、ノスタルジーユーモアというニュアンスが感じ取れる。

https://www.youtube.com/watch?v=HT0k1Jr8uwM

また、共産圏に多く見られたが、レオタードもまた体育で広く用いられている。ブルマーとは分布が相補的なのか、そこが気になった。たとえば、党大会国民の体育大会かわからないが、多数のレオタード姿の女性が集っている動画が多数あった。

https://www.youtube.com/watch?v=MteXGWpSH9k

長くなってしまったが、今回は以上である。私の研究は、あくまでも大まかな方向性を示したにとどまる。だが、歴史を過度に単純化する考えから少しでも自由になれるのなら、これほどありがたいことはない。

おまけ

それにしても、どうして下着同然のショーツブルマー採用されたのか。思い付きでしかないが、ジェネレーションギャップによるものかもしれない。

例えば、「サザエさん」や「となりのトトロ」では、少女パンツ丸出しで駆け回っているが、当時としては性的な含みはほとんどなかったものと思われる。「サザエさん」は舞台博多から東京に移ってから昭和26年以降、「となりのトトロ」は昭和30年代前半が舞台である。おそらく、当時は下着が見えていても、お尻丸出しではないから構わない、という感覚だったのではあるまいか

そして、もしもショーツブルマーが広がったきっかけが東京オリンピックだったとしたら、それは昭和39年前後ことのはずだ。つまり、この戦後まれ大人になった頃である。当時の教師たちが、「サザエさん」「となりのトトロ世代の子どもたちであっただとすれば、ショーツはいているのだからショーツブルマーはまったく恥ずかしいものではない、と思い込んでしまった可能性がある。

一方、それ以降の子どもたちは、下着は見えては恥ずかしいものだという意識に目覚めていた。正確な年代は、「パンツが見える。――羞恥心現代史」に当たらなければならないだろうが、羞恥心世代ごとの差が、ショーツブルマーとその軋轢の遠因なのではないだろうか。

若い世代常識感覚をどうやって上の世代に伝えていくか、これは今の教育界にも通じる問題であろう。

ドイツ人ブルマーソ連人のブルマーとなりのトトロパンツ(1)

導入

前回は、日本のみならずイギリス共産圏にもショーツブルマー存在していたことを実証した。すなわち、日本におけるショーツブルマー誕生は、女子学生羞恥心に対する無頓着さのみからまれものではない可能性を指摘した。

記事では、ショーツブルマー地理的分布について再考し、ブルマー分布日本イギリス旧共産圏にとどまらないことを示す。

なお、外部リンクが多いせいか複数記事に分けなければ投稿できなかった。

仮説

ブルマー制服一種である制服を導入している地域は、どちらかといえば個人自由よりも全体の規律を重んじる文化圏である仮定できる。これは、先ほど言及した三つの地域共通する印象のある点である。よって、この地域の他にショーツブルマー存在している可能性があるのは、イギリスの影響が深いと思われる英連邦、およびロシア以外の共産圏である。ただし、宗教的文化的理由からアジアアフリカはそこから除かれる。すなわち、インド南アフリカ中国朝鮮半島には、ショーツブルマー存在していない、と予測される。また、比較のため、アメリカ西ヨーロッパにおけるブルマーについても検証必要判断される。

検証方法

基本的にはgoogle検索に頼る。たとえば「Soviet Union physical education」「east Germany gym 1970」などのキーワード検索した。すなわち、国名、体育、年代を主な語句とし、それらを適宜組み合わせた。また、それでも見つからない場合は、google翻訳で現地の言葉翻訳することを試みた。

結果(1) 英連邦場合

https://www.alamy.com/stock-photo-1960s-historical-three-school-girls-taking-part-in-a-100-yard-dash-134011104.html

https://i.pinimg.com/originals/57/15/4a/57154a0c2571e2ff19060b6389d11f17.jpg

われわれはすでに、イギリスショーツブルマー存在していることは知っている。また、この国では比較写真が多く残っていた。では、他の地域はどうか。

http://www.sgghs.com.au/our-school/our-archives/archival-photos/sporting-photos/1960-1970

明らかにショーツブルマーである

https://www.youtube.com/watch?v=8L-w3wiQ_jE

https://www.youtube.com/watch?v=6lRvrpuHCF4

(提灯ブルマー?)

https://www.thecanadianencyclopedia.ca/en/article/edmonton-grads

パンかどうか微妙なところである

https://www.bing.com/images/blob?bcid=S.73gWzTdZYBAvcmeCbO.xP7TFmv.....7g

https://www.bu.edu/bridge/archive/2004/02-06/bu-yesterday.html

ほとんど短パンである

北米では短パンだが、一方オセアニアではショーツブルマー存在していた。

続き:anond:20200727074508

2020-07-08

ブルマー

ドラゴンボールじゃないよ。

体育着のブルマ

若い世代アイドル嫌悪を感じてるけどさ、単に変態犯罪者の男が多い時代だし、変にフェミが騒いだりする時代から嫌悪を感じてたんじゃないのかなって。

そういうのなかったら、嫌悪持たなそう。

2020-06-08

anond:20200608075624

さらなる追記

https://www.youtube.com/watch?v=yBmePNR3pSE

1995年台湾CM。ただし、CM中で日本語が使われていることから輸入品っぽい雰囲気を作ろうとしていることがわかる。言い換えると、このブルマー日本っぽい雰囲気を出すための小道具だという可能性があり、台湾ブルマーが使われた証拠にはならない。

翌日の追記

なぜ教師達が少女羞恥心に対してあそこまで冷淡だったのか。仮説だが、下着が見えたら恥ずかしいという意識が生まれたのが、ブルマー時代教師少女との間の時期なのではないか

となりのトトロ」でも「サザエさん」でも、パンツが見えることはむしろ活発さのイメージ表現しようとしている印象だ。

根拠はないが、下着羞恥心歴史についても探る必要がある。

ソ連時代追想する芸術

マーリア・シュヴァルボヴァーの描く、ソ連時代ブルマー少女

ソ連の厳格な体制を、明るい色調で批判する。

https://www.mariasvarbova.com/dinningroom

2023年9月9日追記

昔の写真を見たが、結局は当時のイギリスブルマーではなかった。

この研究は私の記憶違いに由来するらしい。

子ども向けの辞書ブルマーイラストがあって、その印象が強かったからのようだ。

やれやれ

anond:20200608142923

二行目で「ブルマーはなくなったのに」と書いてるのに三行目だと「残った」事になってて

(いま)ブルマーはなくなった。(文科省文部省)が廃止しようとした当時に)残った。

日本教育界には不合理を強制することが教育だみたいな歪んだ教育感が定着していて、児童生徒が喜ぶ施策をしない方がいいみたいなことになってふの、いい加減なんとかしてほしい。

現在進行形として書かれてるのと矛盾するんだよな

理不尽校則が数多くあるのだから現在進行形で何の矛盾もない。「地毛証明書」知らないの?

anond:20200608142438

二行目で「ブルマーはなくなったのに」と書いてるのに三行目だと「残った」事になってて

流石にこんな短文で思いっき矛盾してる事に気づかないとは思えないので

恐らく「残った」ってのは過去の話だと思うんだが

それだと最後

日本教育界には不合理を強制することが教育だみたいな歪んだ教育感が定着していて、児童生徒が喜ぶ施策をしない方がいいみたいなことになってふの、いい加減なんとかしてほしい。

現在進行形として書かれてるのと矛盾するんだよな

anond:20200608075624

ソ連の1つ目はブルマーと言うよりはレオタードなんじゃないか。(セパレートタイプだとほぼ同じものだけど)

ブルマーはなくなったのにレオタードが残ってるのも不思議

日本ブルマー歴史をまとめた増田があったような。文科省ブルマー廃止しようとしたのに(羞恥心のない服装にするべきとかなんとか)、現場業界の反対で残ったんだっけか。日本教育界には不合理を強制することが教育だみたいな歪んだ教育感が定着していて、児童生徒が喜ぶ施策をしない方がいいみたいなことになってるの、いい加減なんとかしてほしい。

これだった。増田じゃなかった。

https://honeshabri.hatenablog.com/entry/history_of__bloomers

日本人ブルマーイギリス人ブルマー

初めに

自分は幼いころにイギリスに住んでいた。そこで現地の少女たちのブルマー姿を見た記憶があるのだが、wikipedia日本語版英語版の「ブルマー」の記事確認しても、初期のだぼだぼしたブルマーしか写真がなくて、ぴっちりしたショーツ型のブルマー画像が見当たらない。これはどうしてなのだろうか。そもそも欧米ブルマーがあったのは僕の記憶違いだったのだろうか。そのことについて探求したい。

記事構成

日本におけるブルマー普及の通説

ブルマー社会史」によれば、従来の通説である東京オリンピックで放映された、ソ連バレーボールのチームのブルマー姿がかっこよくて、少女たちが憧れた」という説が否定され、「むしろ衣料品メーカーの都合や教師意見採用されたもので、少女たちとしては恥ずかしがる者も多かった」らしい。言い換えるなら「提灯ブルマーからショーツ型のブルマーへの進化は、日本男性が幾分無神経であったからだ」ということになる。この内容が正しいのだとしたら、欧米ではショーツ型のブルマーはそれほど広がっていないはずだ。しかし、今でもバレーボールのチームはブルマーとまではいわないまでも短パンが多いし、過去オリンピックを見れば間違いなくブルマーを着用している。現代女性陸上選手も、ビキニタイプ運動している。なのに、画像検索をしても、ブルマー姿の女子生徒の姿がうまく見つからない。「bloomers」「gym knickers」と探しても、コスプレサイトが引っかかるばかりだし、「gym shorts」ではブルマーとは似ても似つかない現代ジョギング用の短パンしか出てこないのだ。イギリス少女ブルマーは、僕の記憶違いだったのだろうか?

ソ連ブルマー

真偽はともかく、少女たちがソ連ブルマーに憧れたのなら、ソ連ブルマーを探すべきだろう。そういうわけで「soviet union physical education」(ソ連 体育)で検索したところ、確かにあった。ソ連少女たちのブルマーが!

https://www.rbth.com/history/331873-physical-education-in-soviet-schools

https://galinabulakh.wordpress.com/2013/11/02/my-soviet-education/

(それぞれの記事の下までドラッグしていただきたい)

結論ショーツブルマーを身に着けたヨーロッパ人少女は僕の記憶違いでいはない。

イギリスブルマー

僕は数時間をかけて、イギリスブルマー画像も見つけ出すことに成功した。

http://www.historyworld.co.uk/photo.php?id=1608

http://www.elyhighschoolforgirls.org.uk/ehs-photo-album.htm

https://www.deviantart.com/sudo5348/journal/Regulation-knickers-in-Europe-725319871

記事を読んでみるとイギリスでは「bloomers」のほかに「regulation knickers」「navy school knickers」それと、少し素材が違うかもしれないが「spandex bottoms」という呼び方があるようである。それによれば、ヨーロッパでは五十年代から七十年代にかけてを中心にこうしたブルマー使用されていたらしい。日本と同じように、紺色をはじめとした地味な色であったようである日本ショーツブルマー全盛期とは年代がずれているのが興味深い。実際、日本アニメを見た西洋人が「どうして日本女の子は体育の授業のときパンツ一丁なの?」という疑問を持つそうで、アニメを鑑賞している世代と、欧米ブルマー世代とのずれを感じさせる。もっとも、最近漫画アニメは、ブルマー姿の女子を見ながら育った世代によって作られていないから、普通の短パンに代わっているようだが。

東欧諸国ブルマー少女女性たち

https://www.youtube.com/watch?v=g_WZwt_cKjs

https://www.youtube.com/watch?v=NV-wG_I3ioc (真ん中あたりから

この動画で見ても、やはりポーランドチェコなど、東欧にもブルマー存在していたらしい。

歴史修正主義? 表現規制

ここで一つの疑問がわいてくる。どうしてのどかな体育の授業の画像検索するためだけに、数日を費やさなければならなかったのか。シンプル単語選択がまずかっただけのだろうか。

僕は疑問に思う。ただの体育の授業の風景を「わいせつ」だと断じてオンライン掲載しなかったのではないか、と。それとも、検索エンジンにバイアスがかかっているのか。それは杞憂・誤解かもしれない。日本人のブルマーフェチとして育った世代デジタル機器になじみがあるが、欧米ブルマーフェチ世代はなじみがない、それだけのことかもしれない。Wikipedia記事に細かいことが書かれていないのもそれが理由可能性がある。事実、探せば少ないとはいえイギリス少女ブルマー姿での運動会の動画youtubeで見つかるし、上の画像のいくつかは歴史ある学校サイトだ。また、日本人のブルマー姿を見つけやすかったのは、日本では盗撮された運動会の画像が平気でネットをただよっているのも原因かもしれない。ブルマーかわいいけれど、盗撮はいかがなものかと思う。

レオタード時代、あるいはブルマーミニスカート

女性ファッション歴史は興味深い。スカートの長さだけを取ってみても、足をきれいに見せたいとミニスカート流行たかと思えば、恥ずかしいから長くしたいという逆の流れが起こる。これは、どっちが正しいとかそういう問題ではないだろう。ファッションは身に着ける人が楽しければいいのだ。「男性を魅了したい」「見られるのは恥ずかしい」、いずれも筋の通った意見であり、どっちが正しいというよりも気分を反映したものに近い。エアロビ流行った頃、たとえば「うる星やつら」のアニメの頃なんかだと、レオタードエアロビなんかの運動をしているのだけれど、今なんかだと短パンのほうがおしゃれだとされる。

そういうわけで、ブルマー廃止陸上選手衣装の軽量化には矛盾は感じない。結局、何を身に着けて運動するかは選手本人が決めればいいことで、自分のような外野が口を出す筋合いのことではない。たとえ素っ裸で走ったところで、鍛えられた身体から放たれるオーラによって、下品さはほとんど感じないだろう。

「どうしてブルマーは嫌なの? ミニスカートや短パンと肌を見せる量は同じじゃん?」という疑問に対しては、「肌を見せることよりも、強制されるのが嫌」的なことなのだろう。僕も学校生活は楽しかったが、制服を身に着けていると落ち着かなかった。どこでもその学校の一員であることを要求されるからだ。何かを強制されるのは面倒なことが多く、だから昨今の女子生徒が制服パンスタイルスカートから選択できる流れは、大いに歓迎している。

今後の研究

今回は、日本のみならずイギリス共産圏にもショーツブルマー存在していたことを示した。すなわち、だぼだぼの提灯ブルマーからショーツ型のぴっちりブルマーへの進化は、日本だけではなく、世界的に存在していた流れであった。今後は、アメリカ西ヨーロッパ諸国、あるいは中国韓国にもブルマー存在していたかどうかを調べたく思う(上の記事には日本以外のアジアブルマーはないとしているものもあるが……)。

そして、スクール水着レオタード海外における普及についても知りたい。

おまけ

英語だが、「どうしてバレーボールパンツはあんなに短いの?」と題した記事がある。ブルマー問題に一石を投じるかもしれない。

https://howtheyplay.com/team-sports/Why-are-Volleyball-Shorts-so-Short-and-Tight

夕方追記

アメコミヒーロースーパーマンバットマン相棒ロビンなどのコスチュームショーツ型の部分がある。男性のこうした短パンショーツ型の衣装歴史についても研究必要だろう。

夜の追記

https://www.youtube.com/watch?v=ybSMEPBhCxw

1930年イギリス。おそらく、この提灯ブルマーイギリスショーツブルマーへと変化していったのだろう。

続き→

anond:20200608193419

2020-05-30

眠れなかった翌日は仕事中にえっち気持ちになる

早く眠れたはずなのに、どういうわけか夜中の三時に目が覚めることもある。ときには、全然眠れなくて薄く延ばされたバターみたいな意識が朝まで続くこともある。そういう朝はしっかりとシャワーを浴びたりコーヒーを飲んだりしても、集中している自分の片隅に寝不足自分がいる。眠気の塊がころころと頭の中に積み重なっている。

眠れなかったときは体の芯がポカポカするのだけれども、体温計で測ってみても別に体温はいつもと変わらない。でも、そのほてりを脳が性欲だと勘違いするのか、仕事中にすごくえっち気持ちになってしまう。私がしているのはほとんどが事務作業から、よほどのことがない限りカメラを使うことがなくて、だから時折上半身裸になって風を感じてみる。ときどき、会社でもこんな格好で仕事ができたら気持ちがいいのに、と思う。お腹ぷよぷよなのを見られるのは嫌だけれど。そんなことをしていたら突然上司から電話がかかってきた。テレワークから心細いだろうということで週に一度くらい電話をくれて、それに今後の出勤予定についてもそうん段してくれるのだけれども、なんというか、こんな格好ですみません、みたいな気持ちになった。

ときには上半身裸の代わりに、はいているゆるゆるのパンツを太ももまでたくし上げてブルマーみたいにしてみるのだけれど、これは逆に蒸れて大変だった。実際のところブルマーなんてはいたことがなくて、というか実物なんて触ったこともなくて漫画しかたことがなく、どんな記事でできているのかも知らないのだけれども、あれが蒸れるものなのかはよくわからない。

我慢できないので、ついつい指が下半身に伸びかける。でも、仕事中だから我慢我慢自分に言い聞かせて、英文で「feel horny at office職場でムラムラする)」と検索して、すぐに消す。勤務中なのだリンク先になんて飛べやしない。

そういえば受験生だったころ、下半身いじりながらセンター過去問を解いたら、何もしないときよりも成績が良かったことがあったのだけれども、あれはやっぱり受験ストレスで頭がちょっと変だったのかもしれない。

おかしいのは、仕事が終わると少しムラムラが収まることだ。これって性欲じゃないのかもしれない。というか、えっちなことをしてサボりたい、というだけなのかも。

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