はてなキーワード: エージェントとは
※以下、「エンジニア」と書かれている場合には「ITエンジニア」と読み替えてください
社員数1000人超のユーザ系SIer→Web系事業会社に転職して半年が経過したので所感を残しとく。いわゆる転職エントリってやつ。
Web系エンジニアの転職エントリって大体つよつよエンジニアの情報しか出てこなくてウッってなったから、自分のようなクソザコエンジニアの事例をネットの海に放流しとこうと思った。
みんなブログだと当たり障りのないことや技術的に意識の高い内容しか書かないからさ、パンピーの本音ベースでの不満や転職活動の内容ってなかなか見つからんのよね。
文章の感じとかで分かると思うけど、ほんとに意識もスペックも低い人間です あと一定以上の長さの文章書くの苦手だから箇条書き多いけどゆるして
入社して1か月はコンプラ研修とかビジネスマナー研修とか受けてた。
そのあと3か月くらいF士通のプログラミング講師みたいな人からIT研修を受けた。教科書に書いてある通りにLinuxのコマンドポチポチしたりJavaのコードを写経するだけだった記憶
研修が終わり晴れてインフラ系の開発運用を行う部署に配属されたんだけど、やっていたことは下記の通り。
業務ではコードを書くこともターミナルでコマンドを打つことも全くなかった。ひたすら溜まっていくユーザーや開発側からの問い合わせへのメールを返信する存在だった。
配属された部署がたまたまそういう場所だったというわけでもなくて、同期の話を聞く限りアプリ部門だろうがQA部門だろうが似たような感じぽかった。
これってITエンジニアの仕事なんか?事務職とかに近くね?という疑問を抱きながら1年半くらい過ごしてた。
自分のイメージしてたITエンジニアっていうのは、スタバで私服でようわからん真っ黒な画面に向かってプログラミングしたりサーバやNWをいじってる人のことであって、ワードパワポエクセルとにらめっこしながらスーツのおっさんとおしゃべりして一日を終える人じゃなかった。(多方面に怒られそうな表現だけど...)
あとは、
全体的に、仕事と関係ないクソどうでもいいことにこだわらないといけないのが嫌だった。「もっと技術にコミットしたい」みたいな、エンジニアとして正しいであろうモチベはあんまりなかった
別に自分にはソフトウェアエンジニアリングを通して実現したい目標があるわけじゃない。三度の飯よりプログラミングが好きってわけでもない。
SIer、っていうか古き良き日本の大企業でエンカウントする嫌なことから距離を取りたい、というモチベだけで行動した結果Web系エンジニアになってた。
ただ、どうもWeb系エンジニアっていうのは技術が好きで好きでしょうがない人間がつく仕事っていうパブリックイメージがある気がするんだよね。なんでだろう?
そんなに技術好きじゃなくても、Web業界の成長のおこぼれにあずかる程度のエンジニアになることは難しくないと思う。あんま知らんけどエンジニア数十万人単位で足りてないんでしょ?
俺はほんとクソザコだし、はてなに常駐するようなつよつよエンジニア達からみたら関わり合いになりたくないタイプの人間であることは自覚しているけど、表に出ないだけで俺みたいな人結構いるんじゃねって思ってる。
コンスタントに増えているのがメンバー層のフリーランスです。一方でフリーランス仲介のエージェントからは「紹介先が枯渇している」という話もあり、なかなかの様相です。
地方移住の上で週3-4を希望される方も増えました。多くの案件が週5なので面白い人材が週3-4には残っていたりしますが、どう業務に引き込んでいくかは課題です。
危うげな道も皆で渡れば怖くないというか、節税してどこまで手取りを増やすかという情報が流通しています。「個人で消費するスーパーでの買い物も何回かに一回は経費にしましょう」「トイレットペーパーも経費にしましょう」という脱税まがいのハウツーを売っているフリーの情報商材屋も確認されており、何とも言えない状況です。
思ったよりもフリーランスから正社員に戻る人は今のところ少ないようで、「いちど節税の技を覚えると正社員に戻りにくい」という複数のコメントも聞こえており、フリーランス→正社員のムーブメントはしばらくは大きくならなそうです。
節税にフォーカスしてんじゃなくて、「税務を学ぶこと」が主眼なんだよ
被用者だったら一生学ぶことないだろ? だからド素人は税務から手を付けるんだよ
面倒くさいし年換算でいうと10%くらい損してるんだけど、
やらなきゃいけないからやってるんだよ・・・・(まあ厳密にはやりたいからやってるってことか?)
なにが「危うげな道も」だよ お前の俗にまみれた思考と一緒にするな
ちょくちょく嘘情報を混ぜるので矛盾が生じると思うがそこは仏のような寛大さで見逃して欲しい
とある企業でアルバイトを始めたが、その時は特に何も考えてなくて「まあなんとかなるだろ~」ぐらいの気持ちだった
20代も中盤過ぎようとした辺りからさすがに焦り始めたので、バイト経験を活かして同業他社に正社員として雇われたのだが
ここがとんでもないところだった
増田くんは業界の経験あるから、お給料はこれぐらいでどうかな?って言ってたくせに給与明細に書かれてる数字は契約書より5万円以上も下
しかも毎月60時間の残業があったにも関わらず、残業代は一切なし
さすがにおかしいだろ、と本社に問い合わせてみたら「残業代は基本給に含まれています」とかいう驚きの回答
契約書には残業代は別途支給って記載されてたのにね、おかしいね
その他いろいろと法律スレスレの業務とか、様々なことをやらされていたので数ヶ月で見切りをつけて退職する旨を上司に伝えたところ
「お前はこの先やっていけない」「お前はどうすれば満足するんだ」とよく分からん罵倒をされたが、まず残業代を満額支給しろと声を大にして言いたかった
パソコンあるのに、勤務表が手書きで残業は無かったことにするからとかおかしいだろ。目の前にあるパソコンで勤怠管理しないとか時代逆行しすぎだろ、とも思った
あと、とにかく仕事が少なかった。会社の規模に対して明らかに人員が過剰だったので、自分の仕事が少なすぎた。そのくせ毎日残業は強いられるとかいう謎の会社だった。人件費削れよ
どれぐらい仕事が無かったのかと言うと、仕事がないので先輩や上司に聞きまくったら「自分で考えろ」と突き放されて、4時間ぐらい頑張って暇を潰す程度には仕事がなかった。ホント人件費削れよ
しかしブラックとはいえ短期離職をした資格無し、職歴短い、スキル無しの人間を雇ってくれる会社がいっぱいあるわけでもなく
瞬く間に貯金が尽きていったので、慌ててアルバイトとして働き始めたのが次の会社
この会社はまあまあ良い会社で、福利厚生だけはしっかりしてたので、結局フリーターとして働きながら運転免許に始まり、いろいろと資格を取った
が、資格があるから就職できるわけでもなく、この段階になって資格アリ、職歴短い、スキル無し、20代後半とかいうフリーターがそこには存在していた
どうせ正社員として働くなら、次は自分の希望した職種で働きたいと思い資格を取ってみたものの
もともと希望してる職種自体が非常に倍率の高い職種だったので、とにかく不採用の連続だった
使えるものはなんでも使おうと、転職エージェントも利用したが、そもそも登録を断られるケースもあった
登録しても希望職種の求人を持っていないエージェントも多かった。まあこれについては倍率の高い職種で経験者の方が有利だから仕方ないのだが
そんなこんなで、もう片っ端から応募をした。自分の希望の職種じゃない求人と、明らかにやべー求人だろっていうやつ以外は全てに応募した
断られるのを前提で応募しまくっていたので、日中はほとんど電話かメールで企業の採用担当の人とやり取りをしていた
メールを開く時は前もって、(はいはい不採用通知ね)という気持ちでメールを開いてたし、実際お祈りされることの方が圧倒的に多かった
そのため、後半からは応募する求人は休日少なめ(108日前後)、できるだけ僻地(田舎&車が必須)、給料は平均水準
というあまり人気がなさそうな求人に的を絞って応募しまくっていた
駅チカ、土日祝日120日休み、有給完全消化、手取り20万以上なんていう超ホワイト企業は最初から除外したし
応募する時も大手求人サイトより、掲載費用が安そうな中小のサイトの求人に狙いをつけた
そして結果的に数撃ちゃ当たる戦法が功を奏したのか
なぜか多くの求人で書類選考、1次面接を通過したり、面接から数日で「うちで働いてもらいたいんだけど」とモテ期が到来した
資格持ちというのも微妙に効いていたらしく、定期的に「増田くんは資格あるから分かると思うんだけど」と資格を引き合いに出してくれる企業もそれなりにあった
誤解のないように書いておくと、資格を評価してもらっても不採用になったケースの方が圧倒的に多い
やる気と努力と資格を評価するのに不採用にするんじゃねえよ、と常々思うのだが、20代後半の資格持ち実務未経験はこれが現実だった
そんなこんなで、フリーター→正社員(超短期離職)→フリーターという職歴に新しく正社員という職歴が加わった
年齢的にここを辞めると詰みかねないレベルなので、意地でもしがみついてきたいと思う。最低でも転職時に経験者として評価してもらえるように3年は働いていきたい
また、自分が希望した職種なのもあってモチベーションは非常に高いし、採用連絡をもらった時は泣くかと思った
現在フリーターで20代の人は目的があるなら、ちゃんと期限を決めようね!
20代ギリギリで正社員目指し始めるとホント辛いから出来れば25歳あたりで決着をつけようね!!
資格取るにしても早ければ早いほどいいし、そもそも25歳を過ぎると年齢の方が重要度高くなるからね!!!
ちなみに資格取ったから就職余裕とかそんなことないし、何なら代表格の簿記なんて持ってたところで実務としては役に立つ場面の方が少ないからね!!!!
採用する側もそんなことは当然分かってるので、日商簿記の最高峰である1級を取得した20代後半より、2級取得+2年経験の20代中盤を普通は選ぶからね!!!!!
正直、CSの学位や有名企業での経験などが無いのに、この程度のこと勉強せずに就職したいというのは、虫が良すぎる
そういう人がいるから、悪質な就職エージェントやスクール業者、低賃金でプログラマをこき使う企業も減らないのだと言う事実に気付いてほしい
コロナ影響でリモートの働き方にしっくり来てたが、今年になってやっぱ出社必要、リモート辞めような動きがあり、嫌気がして転職活動してみた。
はじめは名の通ってる企業中心に数社、エージェントを通して受けてみたが、何故うちを志望するかみたいなところでネガティブなことは言うなとの指導で、あるある質問に徹底的にでっちあげた理屈の通る作文するも、なんかうまく言えず失敗。見送り理由がリーダーシップが足りないとか言われますます納得いかず。
あーそうですか、じゃあもういいやとためしにコンサルとかプロマネ急募とかみたいな給与上限のいいところを受けてみたらなんか通った。転職理由も弊社のいけてないとこを毎回違うことぶつぶつ言ってただけで理屈なんてねぇみたいな感じだったし、仕事経験も今まで働いて楽しかったことを感想レベルで並べただけだったのに。面接後半の偉そうなひとたちにはあーいーっすねそれ、みたいな相づち打ってたら業務理解もあり高いリーダーシップを発揮してくれるものと期待された。
とりあえず同時に三社内定を並べてここから選ぼうってフェーズなのだが、さっき書いたみたく弊社の愚痴並べてたおかげで残るという気持ちは失せ、じゃあどれにしようかと見てみるとあれ、俺こんなことやりたかったのかなーとわからなくなる始末。いや、やりたいことだったはずなんだけど。転職の仕方として、前者の丁寧に作戦だてていかに優秀な人材かを説明したらダメで、思いつきと他社共感技術でしのいだら通る、こんなので何がわかるんだろうなーと考えたら急に今まで働いてたことがなんだったのかとむなしくなったのさ。
①「最高レベルの通訳スキルを持った人が、普通の人ならガチガチに専業でやる」わけではなく、多くの同通はエージェント登録で案件請けしてる(だから同通専業で既婚女性という人も結構多い)
②同通の専門性は語学力や領域の語彙だけではなく、同時通訳という特殊な情報処理技術のほうにある
というあたりで、同通のことをよくわかってない気がしました。(そのことは、以下エントリに書きました https://anond.hatelabo.jp/20210607100345 )。北大助手時代はともかく、大学教授になった今もその認識を修正されてないまま、当時の印象の歪みをそのまま維持しているのはちょっとアレだな、と思います。
「セレブバイト」って表現にはやっぱり「有閑階級が片手間で」のニュアンスがあって、オッカム先生は実際そう感じていたと思うし、読み手をそれを読み取ったから、女性だけじゃなくて同通業界の人達が反発してるところもあると思います。
ポケモンGOやってるけどさ、ポケストとして神社とか寺とかいっぱい登録されてるわけだ。でも俺たちからするとそんなものより自宅前の電柱とか花壇とかがポケストになって欲しいんだわ。そんな辺鄙な場所にあるものがポケストになっていたところで誰も喜ばない。人が多いところにはプレイヤーの数に応じて沢山欲しいから、セルにいくつとかそういう制限はホント辞めて欲しい。そういうのを最初からあるどうでもいい神社とかのポケストが占拠していると腹が立つ。
なんでポケGOにとって重要なものを他のゲームユーザーが勝手に自慢げに語るの?
そんでもって自分達の功績のようにしているのが腹が立つ。とっとと俺の家から届く岩を登録して欲しいんだが、5回くらい申請しても通らない
オッカム先生はもともと、北海道の裕福でない家庭で生まれ育った自分の境遇と、階級格差・地域格差への怨嗟をたびたびつぶやかれていました。たとえばこれとか。オッカム先生にとっては、その境遇から脱出するための唯一のキャリアパスが、大学の研究職になることだったということで、「うちには資産がなく告げる(sic)仕事もなく、もう大学組織に雇われるしかない。それで業績や大学の規模やステイタスに拘りました」とか、「私はガリガリ亡者のように(大学教員)職を求めていました」みたいな話はよく書かれてました。今回消されたツイートの中にも「大学に職を得られないなら死ぬつもりでした」というのがありました。地元dis・ご実家disについてはやや自虐芸が過ぎるようにも思ってましたが、それは個人的境遇についての説明とモチベーションにつながる話でもありますし、自分もこういう文化資本を含めた階級格差・地域格差がアカデミアでのキャリア形成に及ぼす影響(再生産)というのは、充分考察・検討に値する問題だと思っています。
そういった背景のうえでの、件の炎上について。オッカム先生は、国際会議の同時通訳をやれるほどの能力を持ちながら、研究もしていなければ常勤でもない既婚の女性達を見て、
北大助手時代に「東京は恐ろしい所だ」と思ったことが一度だけあります。国際会議のロジやっていた時、同時通訳を派遣してもらいました。最初は研究者なんだから通訳くらいできるだろうと思ってたのですが通訳は甘いものではなくまるでうまくいかなかったのです。まして同時通訳など訓練なしには無理。
アカデミアの国際会議でしたから専門用語だらけですが、事前に資料渡しておいたら、それはそれは見事な同時通訳がなされました。通訳者はすべて女性だったのですが、これが皆さん、専業主婦だったのです。東大やICUを卒業した専業主婦です。セレブバイトだったのです。
東大やICUや東外大(ICUや東外大は大学院を駒場で修了してたりする人もいました)出身者が専業主婦やってるのです。ジェンダーの問題は本件ではちょっとおいておきます。とにかく北北海道の辺境出身の私にはあまりにもイカツイ学歴の持ち主が専業主婦やって、セレブバイトしている。衝撃と畏怖でした。
繰り返しますが、ジェンダーの問題は専門外なのでおいておきます。彼女らは比較的余裕で超一流大学に入り、普通に教養を積み、しかしキャリアをガリガリ重ねることには関心がなく、恐ろしく給料の高い旦那のパートナーとして読書し語学を磨き子育てしている。雲の上より私には高かったです。
あり得ないのです。あり得ない世界だったのです私には。研究者としては、彼女らの旦那(が研究者だった場合)を凌ぐことができるかもしれない。しかしあの高学歴と語学力でキャリア志向のない妻を迎えることは想像もできなかった。つまり僕は絶対に勝てない。一体どんな世界なんだと背筋が凍りました。
という感想を抱かれました。当時その体験から受けた階級格差・地域格差の衝撃、圧倒的な語学力を持ちながら自分が切望する大学研究職というキャリアパスには興味を持たずに暮らしている(暮らせる)方々が存在することの衝撃をそのまま言葉にした結果、一連のツイートには、当時のオッカム先生がお持ちだったジェンダー観も交錯した形になり、そこが批判の対象になりました。
この「格差の衝撃」が、最終的に「自分と彼女達の旦那との勝負」(同時通訳者達の配偶者男性のことは、それまで話題に一度も登場していないし、そもそも研究職かどうかもわかりません)になり、しかもその彼らに自分は「絶対に勝てない」と勝手に敗北感を抱いてしまう…というくだりについては、多くの方が「もしかしてオッカム先生は、『男性の価値は、配偶者の属性や能力や、その配偶者を専業主婦として養えるかどうかによって決まる』という価値観をお持ちなのではないか?」という風に読まれたようです(自分も、素直に読んだらこの文章の意味はそうなってしまうように感じます)。そこで「トロフィー・ワイフ」という言葉を出して批判する方々も出てきましたが、オッカム先生は、この言葉を使ってオッカム先生を批判する方々に対して「女性はモノじゃないでしょう」「私、思いつきもしませんでした」と非常に憤られています。
もうさ、「トロフィー・ワイフ」という言葉がふっと思いついた人が2桁いるんですよ、確認した範囲で。どんな人生送ってきたんだと思うし、女性はモノじゃないでしょう。私、思いつきもしませんでした。
そして、「思いつきもしなかった」理由として、
思いつきもしない理由を考えてみました。
あともう一つ、アメリカ研究では、人種とジェンダー研究が盛んです。だから、「男女差別が具体的にどう現れるか」の研究を死ぬほど聞きます。だから「ジェンダーのことは置く」としたのは、自分のような政治史はジェンダー研究者から見たら子供レベルだからです。でも他分野の人よりは知ってます。
と言っています。オッカム先生は、ご自分が「自分が性別で他者を差別しない」方だと考えられています。なぜならアメリカン・スタディーズは半分以上女性の、実力の世界だし、「男女差別が具体的にどう現れるか」の研究を死ぬほど聞いているからです。これに説得力を感じるかどうかは読者の皆さんによって異なると思いますが、自分はちょっと、皆さんから指摘されていることの肝心な部分が伝わっていないのかな、と思いました。
もうひとつ、同時通訳という仕事について。同時通訳というのは、通訳・翻訳界のひとつの頂点で、その中でも国際会議などの同時通訳案件を請けられるのは本当のトップクラスの人材です。同時通訳というのは、どこに専門性があるかが誤解されがちな仕事で、語学力があればできる仕事…たとえば「米国からの帰国子女で、英語・日本語どっちも十分な語学力があれば、同時通訳ができる」という風に思われる方も多いようですが、実はそうではないのです。
英語を話される方なら「英語脳と日本語脳を切り替える」みたいなイメージは割と湧きやすいと思いますが、同時通訳というのはいちいち脳を切り替えてはダメで、「2つの言語モードを、脳のなかで同時並行で走らせる」という特殊な訓練が必要です。これは2言語ネイティブであってもなくても、練習なしには極めて難しいことです。
自分は同時通訳なんてとてもできませんが、一時期フリーランスの書籍翻訳をしていました。翻訳業界では「米語ネイティブで日本語も達者な人なのに、英日翻訳をやってもらったら商用出版に耐えないクオリティだった」ということをよく耳にします。頭が英語のモードのまま日本語に翻訳をすると「単語を日本語に置き換えた英語」になりがちで、日本語ネイティブが読んだときに不自然だったり意味が通らなかったりすることが多いのです。だから頭を日本語のモードに変えて、自分は英語原文を知らないというつもりで読み直して、それでも意味が通るかどうかを検証しています。
同時通訳者というのは、これをリアルタイムでやる仕事です。頭をフル回転させて、耳から入力された言語Aの内容に意識を研ぎ澄ませつつ、語り手の立場、聴き手の立場、その場の文脈などを加味して、最も適切な言語Bでの表現を選び出して、言葉として淀みなく紡ぎ続けるわけです(個人的には、同時通訳者さんの脳内では将棋や囲碁などの知的ゲームのトッププロ並の情報処理が行われていると思っています。「アスリートに近い」という人もいます)。想像していただければわかると思いますが、同時通訳は脳にかかる負荷がものすごいので、長時間はできません。国際会議などのように尺が長い場合は、複数の同時通訳者をアサインして、15分交代でやります。休憩中はしっかり糖分を取る人も多いようです。業界トップクラスの年収数千万円レベルの方々でも、持ち時間の終盤にさしかかってくると、徐々に言葉が途切れたり、不本意な倒置などが増えたりしてくることがあります。それほどハードな高度技術職なのです。日本トップクラスのフリーランス同時通訳者の田中慶子さんのお話( 日本トップクラスの同時通訳者が明かす、英語で困ったときの切り抜け方 - ログミーBiz)など読むと、その内実が伝わりやすいかもしれません(ちなみに田中さんは帰国子女ではなく、高校まで愛知で育った方です)。
また、担当分野に関する深い知識も当日までに身に付けなければいけません。通訳業界ではしばしば「その場にいる人の中では、通訳が一番話題に疎い人物」みたいな言われ方をします。商談でも政治交渉でも学術会議でも、母語は違っても同じテーマについて語りたい人達が集まって話す場なので、通訳以外の参加者達はテーマ自体については深く理解しているのです。その2者の橋渡しをするのがその場で一番アウェイな通訳だと考えれば、どれほどの事前準備が必要か、というのは想像に難くないと思います。
こうした仕事の性質上、企業の常勤正社員で、毎日同時通訳ばかりしている方はあまりいないと思います。契約社員などでの社内通訳というポジションもあるにはありますが、数は多くなく、そういう方々の中にも将来的なキャリア形成として、より高収入で仕事も選びやすいフリーランス通訳者を目指す方は多いようです。オッカム先生がおっしゃられている状況を考えると、会議にいらしたのは、おそらく首都圏でサイマル・インターナショナルなどにエージェント登録されているクラスA以上のフリーランス通訳者だと思います。おそらく全員が、事前に当該分野・当該テーマについての予習をみっちりして、前日に首都圏から北海道に飛行機で前乗り込みして、複数人の体制でブースに入って、アカデミックな話題について原稿なしの同時通訳をやられたのではないかと思います。トータルの拘束時間は3日ぐらいかかっているのではないでしょうか。そういうプロフェッショナルの同時通訳者の方々が、その時はみなさん既婚の女性だった、という状況なわけですが、自分はこれを「キャリアに興味がない専業主婦のセレブバイト」と呼ぶのは無理があるし、そう言いたくもないなあと思います。この表現には「有閑階級で時間がある主婦だからこそできる、暇つぶしの趣味的な仕事」というニュアンスがどうしても漂いますが、仕事の実態はとてもそんな風に軽々しく言えるものではないし、だからこその高給でもありますし、将来につながる立派なキャリア職でもあるからです。
炎上ツイートの冒頭を読むと、同時通訳が「訓練なしには無理」のハードな仕事だということはオッカム先生も認識されていたようなのですが、そういう高度技術職に携わっている既婚女性達が、〈既婚〉で〈女性〉という手がかりだけから「比較的余裕で超一流大学に入り、普通に教養を積み、しかしキャリアをガリガリ重ねることには関心がなく、恐ろしく給料の高い旦那のパートナーとして読書し語学を磨き子育てしている」と推定して、「専業主婦のセレブバイト」という評価に到ったのは、当時のオッカム先生が同時通訳という業態についてそれほどお詳しくなかったこと、お話をされた同時通訳の方がご自分のステータスについて「専業主婦」と仰ったこと(どういう質問に対してこの答が出てきたのか、答えられた方がどういう思いでこの言葉を選んだのかはわかりませんが)、男女の性別役割に関して当時お持ちだった先入観が絡まり合っていたこと、の3つによるのではないか、と感じます。
過去の物の見え方は物の見え方として、問題なのは、帝京大学教授として後進指導にあたる立場になられたオッカム先生が、当時ご自分がお持ちになられたそうした印象をどう考えられているか…なのですが、今日までのつぶやきを拝見すると「当時の自分の物の見方には、今からしたら偏っていた部分もある」といった形でそれを相対化する振り返りは自分の見た限りではあまりなく、むしろ一部の批判に対しては訴訟をする決意を固められているようです。自分は正直、事態があまり好ましくない方向に向かっていると感じています。
正解のルートがそもそもないかも。私は誰かのトゥルーのエキストラでしかなく、私にはバッドルートしか用意されてないかも。
とか思いつつ。私はどうやったら現状を回避できたんでしょうか。
■学生時代
[〜小学校]
人見知りで小太りでうだつの上がらない子供でした。軽くいじめられていた記憶。
親は物心ついたときには離婚しており母と弟とで3人家族です。私が中学に上がるタイミングで再婚しますが、こうした経験が影響してなのか(大多数の人が持っていそうな)家庭を持って当然、みたいな人生観は持っておらず、結婚したいと思ったことがありません。幸せのイメージや将来像が特にないというか。特に再婚前も後も家族に不満はないですが。
ポケモンが好きでアニメを見たりゲームしたり、また、弟と遊戯王で遊んだりしていました。同学年の女の子達とあまり共通する趣味ではないので(私は女です)、女の子達と友達ではあったのですが、親密な関係を築けてなかったような気がします。元が人見知りなもので男の子と仲良くできるコミュ力もなく…この傾向は中学高校も継続するのでコミュ力を培う経験が割合少ない学生時代を過ごしている気がします。
[中学生]
運動苦手なくせに、友達に誘われて運動部に入り死ぬほど苦労しました。辞める度胸がなく、辞めたいと思いつつ補欠のまま続けました。社畜の経験が積めたのかと思いきや、頑張っても苦しいだけでだるいことを学習してしまい、根気がない人間に進化しました。
一方で、自分が平均より勉強が得意な人間であると発覚しました。それなりの高校、大学に進学できる脳を持っていて実際にそうなったのですが…。
[高校生]
一年生、クラスに中学の知り合いがいません。初対面の人と話す方法を知らず友達が作れませんでした。卒業するまでこの状態。
話しかけてくれる優しい人もいたのですが、当時の私はこの人と仲良くするくらいなら一人でいいわ、と距離を取り孤立。プライドばかり高いクソでした。この時期に人と話すことが少なすぎて会話が下手になったり、自意識が肥大して性根が歪みました。
[大学生]
高校生時代の自分を反省し、初対面の人と会話するための予習などをしてキャンパスライフをスタートです。腐った人間性は今でも完全には治っていませんが、優しく趣味などの価値観も近しい友人達に恵まれ、友人関係の面ではそれなりにちゃんとした大学生として過ごせたと思います。高校までの対人関係の経験がどうしても不足していて、コミュ力の他に心が一般社会人より育っていないと感じていますが。
問題なのは勉強です。理系学科のため3年次に所属する研究室もとい専攻を選んだのですが、その後社会人になった今も尾を引く問題が出てきます。
専攻した分野のテスト勉強するのは楽しかったのですが、研究はそんな好きでもないし、、、論文、特に英語読むのきつい、となってあまり研究者向きの気質ではなかったです。卒論修論は受理されましたが、社会で私はどうしたらいいんでしょうか。みんな研究職についていたので、研究者気質ではないことから目をそらし、私も研究職志望で就活し、幸運にも内定を取ることができました。
とりあえず研究職についたものの周りの研究員のような熱意もなく能力も高くもなく、中学で部活がある日々ような感覚です。何となく予測できてはいたものの、目をそらしそらし社会人になり、社会人としての苦しさと合わさって中々精神的に堪えます。
異動するとして営業職がありえましたが、人見知り、コミュ力に不安のある自分がやって行ける気がしません。何やかんやあって退職し、転職先として営業を伴う企画職のようなものに就くことができました。しかし、転職直後は多少あった熱意も日に日に削がれ、そもそも営業活動はやっぱり苦手だったし、と、案の定苦しくなっている今があります。
下手に自意識が肥大しているので自分の能力や意欲より背伸びした職に就いてしまって、余計首を絞めているとは思いつつやめられず…。専攻選びというか、大学の学科の選択はもっと慎重に検討すべきでした。
これがゲームだったらニューゲームするくらいに打開策のないルート。というか、客観的に見たら私がどうしようもない使えない駒。頑張れなさすぎ。主観として私が私を諦めてしまえないから苦しい。
[追記]
こんな長くて暗くて推敲も足りない文章に反応いただけるとは。ありがとうございます。
自分でも前々から、背伸びをやめた職につくのが良いのかなと思っていました。なのですが、転職エージェントやキャリアカウンセラーってポジティブな転職支援が多い気がして相談するにも気が引けてしまい、つい背伸び気味の希望を言っていました。私と似た志向の人が居たとして、役職持ちだったりスキル持ちな方がスローペースにシフトする支援は有り得そうですが私のような若輩者は取り合ってくれるのだろうか…。
その一方で、消極的選択で良い結果は出ないというのは、そのとおりだと思います。やりたい事を見つけたり、積極的な選択を人生の重要な場面でした事がなくて、私に欠けているものなので、本来立ち向かうべきなんだろうと強く思います。これが私にはとてつもなく難しい…時間がかかりそうです。
10年近く前に一度クソクソブラック企業で即日解雇されて以来、またも不当解雇されそうな予兆を感じる。
その後何社か就業して、今の会社には某大手エージェント経由で入社した。最低限法律を守ってる会社に入りたかったため、エージェントを使ったほうが良いかと思ってそうした。
最初の半年は契約社員でその後正社員登用という会社だった。まあ少し長いし契約社員?とは思っていたがそこまで気にしていなかった。
最初はどうしても不慣れなためあれこれミスがある。しかしそれを懸念してか、本当に軽微な仕事しか回されず、完全リモートになったのが大体2か月目だが
そこからしばらくほとんど仕事を渡されない状態となった。大体まるまる一月はほぼ仕事していない印象。
研修などはなく、「〇〇を見ておいてね」や新入社員向けの簡単なマニュアルで終わり。
個別の業務に関連したojtも数える程度。何度かメンターに質問したら「同じことを何十回も聞かないで」何十回は聞いていないしそもそもそこまで会話をしていない。
メンターは丁寧な時は丁寧だが機嫌が悪い時はあまりきちんと答えてくれない。後で聞いたらわざと質問しづらくしていたらしい。
その後試用期間延長を打診される。
一切納得していなかったが、自分の現状やコロナの影響を考え苦渋の決断で延長を選択。
その後新しい仕事を増やされ、慣れないながらも周囲もサポートしてくれ何とかこなしていた。しかしそれ以外の変化はなし。
延長期日を迎えたところで再延長の打診。さすがにブチギレ。
さすがにハアア~?という感じなので、一度目の延長時にすでに弁護士に相談済み。録音済み。
エージェントは落ちた理由大雑把に知ってるやで(応募者に言わない契約なので教えられないけどな)
そのエージェントが仕事ないですといったのなら、今のあなたに勧められる仕事はそこでは本当にないんやで
まぁ普通の直接応募の1次選考と同様、あなたが劣っていて使えないということを直接的に説明するものではないので、求職活動は普通に続ければいいと思うやで
遊びたいから首都圏に転職したいって言ったのに、「それって増田さんのキャリアの方向性の本質ではないですよね」とかいって全国転勤ありの地方案件を回してくる。(それはそれで旨みのある案件なので、むげにしにくい)
いや、遊びたいんだよ。
マッチングアプリをしてもどブサイクしかいない田舎。車移動だから仕事終わりに一杯ひっかけられない田舎。オタク活動はオンラインだのみの田舎。
もう、こりごりなんだ。
あと5年で遊びたい盛りは終わるから、5年は都会で金を浪費する生活をしたいんだ。
見栄えのいい飯を食いたいし、着飾りたい。
今は遊びたいんだ。
でも、ある程度金は必要だから、多少は良いところに転職したい。5年後の自分が困るような状態にはなりたくない。
なんなら5年経ったら死んでもいいとは思ってるが、本当に死ねるわけないので、仕方がない。
5年だけ。5年だけ。
あと30年も働くなんて考えたくない。