はてなキーワード: 悪法とは
俺たちは市長に直談判しに向かった。
いきなり赴いて通して貰えるとは思わなかったが、意外にもすんなり事は進んだ。
「今日はどういった用件で……」
「現状は理解しているでしょう。今すぐ禁煙法を撤廃した方が賢明かと」
「……答えを出す前に、1つだけ聞きたいことがあります」
「市長。つまらん駆け引きはナシでいこうや。お互い時間の無駄だ」
「この『禁煙法』は悪法だと思いますか。それをどうしても聞いておきたいのです。私が禁煙法を制定したキッカケになった、あなたたちに」
ナンセンスな問いだ。
市長は既に答えを用意しており、それは俺たちがどう答えても変わらない気がした。
だが禁煙法を制定した時も“キッカケ”があったから、今回もそれがないと市長は踏ん切りがつかない。
俺たちをアポなく通したってのは、それを求めてのことだろう。
そしてマスターたちは手向けとばかりに答えてあげた。
「結果から言えば、悪法ではありますな。全面禁止にして万事解決というのは、些か短絡的かと」
「古今東西、こういった禁止法が円滑に進んだ試しはない。一度与えたものを、そう易々と奪えると思わないほうがいい」
俺も市長に答えた。
「つまり“人を憎んでタバコを憎まず”ってことなんだと思います」
「マスダ、二重丸をあげよう」
「あれ、花丸じゃないんですか」
割と自信のある回答だったんだが。
「タバコも、それを吸う人間どちらも批判の対象にはなりうるよ。タバコが体に悪いことは事実だし、それを吸う人間の裁量だけ憎むのはフェアじゃない」
「オレたちの主張は、体に悪かろうが人に迷惑をかける可能性があろうが、それが禁止にする理由になるとは限らないってこと」
「画像のキャプチャーとかと一緒で、悪目立ちすれば取り締まりや批判の対象になりやすい。奨励はしていないものだからね。だからといって、権利自体を取り上げたら弊害が発生することもあるんだ」
ああ、やっと分かった。
「つまり禁煙法は、タバコを吸う権利そのものを侵害しているからダメってことですね」
センセイは小さく頷く。
花丸はくれないらしい。
そして俺たちの話を黙って聞いていた市長は、いよいよ口を開いた。
「ふむ、お話を聞けて良かった……」
タバコを吸わない俺にとっては素直に喜ぶべきことではないのだろうが、なんだか奇妙な感覚だ。
「ただし条件があります」
条件?
「だろうな」
そしてタケモトさんたちは、何となく察しがついているようだった。
それから数日後、あの殺伐とした状況が嘘のように、俺たちの町は良くも悪くもいつも通りに戻っていた。
「市長のやつ、最後っ屁でタバコに対して重税という条件こそ出したものの、随分とあっさりと容認しましたよね」
いつもみたく尤もらしいことを言って、しぶるかと思っていた。
「たぶん市長は内心とても焦っていた。禁煙法を制定したものの、予想と違って社会は好転するどころか悪化したんだから。だが今さら禁煙法を撤廃したら、自身の政策が短絡的だったと認めることになり、面子にかかわる」
だから解禁する代わりに、高い税率をかけるという妥協案を持ち出したってことか。
「その提案も、お上が市長に指示をした結果だろうがな。おそらく政府は、禁煙法が最初から上手くいくと思っていなかった。最終的に撤廃するつもりだったんだ」
え、一体どういうことだ。
「撤廃するつもりだったのなら、最初から禁煙法を制定する必要はなかったのでは?」
んん?
再定義されても、その度に企業はわずかな隙間を抜けて新たなタバコを作り出したのだ(厳密にはタバコという名称ではなく色んな名前がつけられていたが、みんな普通にタバコと呼んでいた)。
そうすると自治体は新たにタバコの定義を加えたり変えたりする。
企業は企業でその度に新たにタバコを作り直すというイタチごっこがしばらく続いた。
最終的に自治体が企業そのものに圧力をかけることで、この流れは沈静化する。
だが、この頃になると世論の流れが大きく変わりつつあった。
こういったタバコの中には、他人に害を与えないものも多くあった。
それらまで禁止にすることに疑問を抱く人たちが、非喫煙者からも多く出てきたのだ。
そもそもタバコを吸わない人たちが禁煙法に賛成していたのは、副流煙による健康被害や紙巻きタバコ特有のキツい匂いを理由としていたのが大半である。
槍玉に挙げられやすい喫煙者のマナー問題も個別の事例でしかなく、市民のほとんどは必要以上のマイナスイメージを持っていなかったのだ。
吸わない大衆にとっての分かりやすい理由がない以上、全面禁止を訴える声も必然小さくなっていく。
「いや、タバコじゃない」
「けど、その筒はパイプのように見えるけど」
「これはパイプじゃなくてポエプ。煙はフィルターによって有害でもないし、無臭だから匂いもつかない」
「え?……だったらいいのかな……あ! そっちのあなたは違うでしょ」
度々起きたタバコの再定義に組員が対応しきれず、ロクに取り締まれなかったのだ。
そして、この頃になると喫煙行為は、歩行者の信号無視くらいに有名無実化していた。
自作で“タバコっぽいもの”を密かに楽しむ人が増え、時にはそれを売り叩こうとする者までいたのだ。
当然、そんなことが裏で起きているのを苦々しく思っている人も多い。
その中でも特に眉をひそめていた層は自治体……ではなく元タバコ組合だ。
そもそもタバコの販売は、地域で競合が起きないよう組合で決まりが存在していた。
それが禁煙法で丸ごとなくなったのをいいことに私腹を肥やす人間が跋扈し、元組合の者たちは不満を募らせていた。
市場に出回る粗悪品は排除し、よく出来たタバコを作っていた者は組織に引き込んだ。
当然、サクリムケ組合の統制を快く思わないタバコ販売人も多かった。
このためサクリムケ組合とはしばしば小競り合いが発生し、そこに自警団が介入した日には収拾がつかないことも珍しくなかった。
結果として、禁煙法をきっかけに治安まで悪くなってしまったのだ。
そしてその二つの組織の争いは、いよいよ大規模なものへと発展しつつあった。
「社会を回すためにルールがあるのに、そのルールのせいで乱れるなんて皮肉なこともあるよな。有害なものを禁止にするという点では、決して悪法というわけでもないのに」
マスターたちは談笑していたものの、俺は心のうちに焦燥感を抱えていた。
ハトとタカの争いも、鳥に関心のない人間からすれば同じ動物同士の戦いでしかない。
あの二つの組織の争いが激化し、表面化すれば事態は更に悪化することだろう。
マフィアの抗争じみたことが起きて、一般社会にまで波紋が広がる可能性がある。
「何とかして止められないものでしょうか」
「それは構わないが、あの二つの組織をどうこうしても根本的な解決にはならないだろう。その場しのぎにしかならない」
「それって、つまり……」
確かに禁煙法がなくなれば、以前のようにタバコ組合が公に活動できるから統制しやすくなる。
禁煙法に相応の理由がある以上、撤廃することにも相応の理由がなければ政府は動かないと思うのだが。
「ま、ちょうどいいタイミングだろうな」
タケモトさんたちはゆっくりと立ち上がった。
その動きには焦りも迷いもない。
何らかの打算があるのだろうか。
NHKの受信料支払いの根拠として放送法が持ち出されるけど、なぜ、「放送法が時代遅れの悪法であるという事実」を取り上げないんだ?
昔
受信料払え→納得
今の世の中
⚪NHK以外にもたくさんある
受信料払え→は?
放送法ってのは「NHKしか無かった時代の法」であって、今の世の中「NHKしか無いわけではない」
つまるところ、「時代の変遷に対して、時代にそぐわない、時代遅れの決まり事を、頑固に押し付ける」という「時代遅れの悪法」でしかない。
NHKしか無かった(=NHKを見るためにテレビを持つ)時代にできた時代遅れの放送法を根拠に今の世の中②③で受信料払えって納得できますか?
納得できることは合憲(合法)だが、納得できないことは違憲以前に法(根拠)そのものが間違っているということ。
NHKを見るため(=NHKしか映らない)なら受信料も快く払いますが、なにぶんNHKを見るためだけにテレビを持っているわけではないので。
え?スクランブル化したら緊急時に見れない人が出てくるからスクランブル化は避けたい?
知ってますか?WOWWOWとかたまに「無料放送」してるんです。
なんと…!その無料放送日だけは視聴契約(スクランブル解除)をしなくても見れるんですよ!
…おわかり?
つまり、NHKも「緊急時だけ電波を垂れ流せば(スクランブル解除=無料放送)」スクランブル化しても問題ないってことなんですよ〜。
やったね!
ジャンルという程の横の繋がりはないのですが。
今年の冬にコミックマーケットという有名な同人誌即売会があるのですが、一応書く事は書きます。
この件はまた詳しく後述しますが、コミケに関する批判は余りにも少ないです。
私は最近、5ちゃんねるの同人板を見る事にハマっています。只、そこの記事はオタク叩き(とも取れる言動)もあり、万人にはとても勧められない書き込みもあります。
『男向けや男オタが嫌い』スレには、ツイッターレディース、まなざし村と思われる、または近い書き込みもあります。
かと言って、私はオタク文化が大好きだった身として、これだけは書きたい。
コミケへの違和感、それを中々言い出せない人に、この記事を贈ります。
https://togetter.com/li/1144990
私がオタク文化に疑問を持ち始めたのは、真木よう子氏に対して、「コミケの掟を分かっていない」という人がいた事です。
連合赤軍、ナマモノ赤軍(確かな根拠なくナマモノジャンルをやめさせようとする人々。ディズニー自警団と酷似している)のそれと、変わらないからです。
更に言うと、真木よう子氏が「コミケを止めるまで」追い込むのは、スマイリーキクチ中傷被害事件の加害者とメンタリティが変わらない。
先のTogetterまとめでもありますが、「コミケは何かあっただけで潰れる」とあります。
果たして本当にそうでしょうか?
あの殺人事件を起こした革マル派や中核派、もっと言えばアルカイダやタリバンですら、潰れてはいません。
もしコミケが潰れたとしても、『コミケ』は無くなるかもしれませんが、アンダーグラウンドでも何でも何らかの形で『同人誌即売会』は残るでしょう。
先の例で言えば、イスラム過激派が無くなっていないように。
都が建物を貸してくれないのなら、資本家に頼み込む、自分達で作るなど手法はいくらでもあります。
何なら「ビルを丸ごと借り切る」、「無人島の仮設テントで同人誌即売会」もアリかもしれません。
そんな表現者が多い様に感じる。
そこに疑問を覚えます。
ある表現者は言いました。
「表現規制の問題と、現行法下で無修正エロをばら撒く事は話が別」と。
つまり、一部のオタクは、コミックマーケットにおける検閲は「検閲ではない」と言い張っている可能性がある、という事です。
考えてみてください。
「オタク」を「中国国民」に変え、「コミックマーケット」を「中国」に変えると、凄くおかしなことになる。
完全に国の意向に従っているも当然ですよね。
コミケは元々日本漫画大会へのカウンターカルチャーとして生まれたのに、今は国家の検閲に加担しており、それを「存続のため」と目を瞑る。
ミドリ十字は、加熱製剤が安全だと知っていても、厚生省の言う通り、非加熱製剤をずっと輸入し、HIVに多くの人が感染した。
私達はこの問題に問題意識を持つべきです。「存続出来なくなる!」と騒ぐだけでは何も解決しません。
そしてこれは、韓国でもアメリカでもフランスでもやっている事です。
私は「元」オタクでした。
正直そう思います。
コミケへの批判が少ない件ですが、個人的にはオタク叩き、差別的言説以外で(私はリバタリアンなので、ヘイトスピーチ含む差別的言説の規制には反対です)、コミケへの批判を少なくとも見た事がありません。
本当に少ないんです。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Criticism_of_Apple_Inc.
上の記事はApple社への批判ですが、かなりしっかりとまとめられています。
只の一企業であるApple社と、コミケを並べる事はおかしいだろう、そう思う向きもあるかもしれません。
然し、大企業ですら批判があるのですから、巨大化していったコミケが批判されるのは時間の問題かもしれません。
私はコミケにはぶっちゃけ参加した事は無いのですが(すみません、参加する予定もありません)、これを機に、内部で変えていく必要があるのではないのでしょうか。
受信料の回収が例え0になっても成り立つくらいの予算をNHKはもらってるんだが…
契約内容に不満があると言えば契約しなくてよいのが通例だった。
(ただしこれは最近出た反例で、もうすぐ定年を迎える裁判官から「合憲」とされたので違法行為となる。)
答えは単純でNHKが毎年もらう予算以上に金が欲しかったから。
ただ予算をこれ以上増やすのは無理だから契約が義務かのような放送法を作り、
それを元にしてヤクザのように集金してね、という法だった。
なので、元々これがなくとも十分やっていけるだけの予算を毎年もらってます。
7104億、6993億、111億
1923 関東大震災
1925 治安維持法制定
1941 太平洋戦争
2011 東日本大震災
2013 秘密保護法制定
2020 東京オリンピック
ほぼ国家公務員しか対象にならない秘密保護法を、世紀の悪法「治安維持法」に見立てるのは無理がある。
この先の出来事も、このままいくと繰り返される可能性が高いかもしれない。
俺は、ここに素直に「自衛隊」を代入していていて、だからこそ、歴史は繰り返さないと思っていた。
戦前の軍部があれだけ暴走できたのは、大新聞と、その後ろにいる国民からの熱烈な応援があったからだ。
今の自衛隊は、国民からの支持率は高いが、メディアからは厳しい視線に晒され続けてる。
文民統制の規定もあり、自衛隊の暴走は不可能に近いし、その動機もない。
三島由紀夫が切腹した頃から、自衛隊はすでにサラリーマンだし、国家に対して反乱を企てるような集団じゃない。
じゃあ誰が「軍部」になるのか?
3.政府の予算の中で「聖域化」され、誰もその関連予算を削れない
この3つの要素を、今持ってるのは誰か?
俺は、現代においては「高齢者」が、戦前の軍部の役割を担うんじゃないかと思った。
そう考えていくと、辻褄が合い始める。
まず、マスメディアにボロクソに叩かれてるアベノミクスだが、あの政策には元ネタがある。
高橋是清が、4度目の大蔵大臣に就任した際に行った金融政策だ。
高橋是清は、井上蔵相が起こしたデフレによる不況を止め、緩やかなインフレを起こすために、積極的な財政出動と「金輸出禁止」による円安政策を行なった。
1931年の話だ。
この政策で国の景気ははっきりと回復へ向かったが、高橋是清は関東大震災以降の支出超過でこれ以上の財政出動が危険だと理解していて、財政健全化へと舵を切った。
要は、震災対応と財政出動で金を使いすぎたから、軍事費含めた国の予算を軒並み削減して、なんとか国の赤字を減らそうとしていた。
これに反抗したのが、当時の軍部だ。
軍部のうち皇道派と呼ばれる人間たちは、富裕層だけに味方している(ように見えた)高橋是清のことを、「君側の奸」と吐き捨てた。
こんな政治家のことは天皇陛下もお嫌いのはずと「忖度」して、クーデターを起こし、殺害した。
世に言う、二・二六事件だ。
高橋是清が殺害されたことで、財政健全化政策も、金融政策も完全に止まった。
あと一歩で回復するかもしれなかった日本の景気は腰折れし、高橋是清が削ろうとして叶わなかった軍事費は、どんどん膨張した。
結果として、財政がどうにもならなくなった日本は、景気回復を「軍部による戦争」にしか求められなくなり、支那事変を引き起こす。
話を現代に戻そう。
「宮内庁、毎日『陛下 公務否定に衝撃』報道を否定 有識者会議意見に不満のご発言『事実ない』」
ただ、ここで重要なのは「マスメディアが、天皇陛下を利用して、政府批判をはじめた」ということだ。
「陛下の心を傷つける専門家会議とそれを主導する安倍晋三は、君側の奸だ」ってわけだ。
こんな、戦前軍部の「皇道派」みたいなことを言う人間が、この現代日本に現れた。
俺は、このニュースを見て、本当にまずいんじゃないかと思った。
安保法制の騒ぎの中で分かったことは、「安倍政治を許さない」とデモをしている人たちには、高齢者が多いということだ。
Twitterなんかで確認する限り、毎日新聞の例の記事も、高齢者らしき人々の中では評判が良く、拡散されているようだ。
安倍政権の支持率は、これまた高齢者に支えられるテレビメディアからの「森友学園」「加計学園」の連続スキャンダル攻勢で、確実に落ちてきている。
俺には、現代の安倍晋三が、戦前の高橋是清と同じ役割を担っているように見えた。
安倍晋三が高橋是清ほど良い政治家かと言われたら正直疑問だが、少なくとも、同じ役どころが回ってきてるようには見える。
これから、マスメディアとそれを後押しする高齢者の力で安倍政権が倒れた場合、日本は、戦前の二・二六事件後と似たような空気になるんじゃないかと思う。
選挙で圧倒的な力を発揮する高齢者に関わる社会保障費を、政治家は、誰も削れなくなる。
膨張した社会保障費が五輪準備費を圧迫し「オリンピックなんて中止すればいい」という声も出始める。
国内だけでは財政の課題を解決できないと判断した国は、「海外」に目を向け始める。
みんな、安倍晋三が「ヒトラー(独裁者)」で、自衛隊が「軍部」の役割を担うと思って警戒してるけど、その形なら、ちゃんと止められるんだよ。
そのパターンは、一回やってるから。だから、どんな馬鹿にもその危険がなんとなく想像できて、歯止めをかけられる。
じゃあ、なんで歴史が繰り返されるのか?
要は、「役者が変わってるから、同じ演目をやってるって気づかない」んだ。
みんな、軍(自衛隊)と独裁者(首相)に注目しておけばいいと思ってる。
でも、そうじゃないんだよ。軍はもう、警戒されてるし、批判もできる。
俺たちが見なきゃいけないのは、今この日本で「政治家が批判できない、聖域化しつつある人たちは誰なのか」ってことなんだ。
俺は、東京オリンピックが2020年に開催できる可能性は、50%くらいだと思ってる。
この1年の政治の動きによっては、「何らかの理由」で、オリンピックが中止される未来が、本気であると思ってる。
たぶん、真正面から高齢者を悪者にしてるこの説は、マスメディアには絶対に載らない。
今、この国が瀬戸際に立ってるってことを、なるべく多くの人に知ってほしい。
http://anond.hatelabo.jp/20170207184136
これで最後。あとの方になるほど面倒くさくなって詳細なツッコミやめちゃったけど、まあ誰かがやるでしょう。元増田とかがな!
ちなみにこの「条理」という概念の由来は、今から100年以上前の明治8年に制定された「裁判事務心得」という布告である。
明治維新直後で法律の整備が全然追い付いていない状況で、それでも裁判をしなければならないということで、「民事の裁判に成文の法律なきものは習慣に依り、習慣なきものは条理を推考して裁判すべし」と定められた。
その後、法律の整備が進み、さらには日本国憲法76条3項で裁判官は「この憲法及び法律にのみ拘束される」と謳われている現在において、明治8年のこの布告が効力を持っているとは考えにくいが、最高裁はこの「条理」という概念を持ち出すことで、法律に何の規定もないにもかかわらず、リース業者に多大な義務を負わせたというわけである。
この文章読んだ人は「条理上の注意義務」でgoogle検索しような。流石に法律用語では例のクソコピペサイトは引っかかりにくいから、今のところは。
基本的な話しとして、世界の著名な多くの犯罪組織の、収入の一部を担っているのが麻薬ビジネスであるとすれば、これを合法化するだけで、それらの組織に打撃を与えることができる。
無法と名高い中南米の麻薬組織も、おそらくは瓦解して大多数の構成員は小規模な武装強盗団あたりに落ち着くだろう。
大麻も日本では違法薬物として扱われているが、服用者は自家栽培をしている人を除いて、誰かから購入している事になる。
本来、国に入るはずの税金が入らない上に、犯罪組織の収入になっているのだ。
であれば、JTあたりがタバコと同じように契約農家に栽培させ、公的に流通させればいい。
品質にバラツキのあるうえに違法、割高の私製大麻なぞすぐに淘汰されてしまうだろう。
と、いうのが推進の理由の一部だとして。
仮に、大麻の売買が公的に認められる決定が出て、法が整備され、施行される前日であっても大麻の不法所持は逮捕されるべきだ。
それもこれも、全部分けて考えるべきで、法治国家である日本で違法行為が発覚したのなら、法が規定するとおりに処理すべきだ。
これは決して曲げるべきではない。
権力の恣意的運用というのは、ひいては特定の者の暴走につながりかねない。
だから、今回の元女優さんがどんな思想の持ち主で、どんな活動をしていて、どんな財産を持っていたとしても法に従って処理して欲しい。
オタクが票田というやつは、
児童ポルノ漫画規制に反対したサヨクどもは、今、ヘイトスピーチの「密告」を募り、ヘイトスピーチの「可能性がある」と過剰に表現を弾圧している。
ヘイトスピーチは規制されるべきだが、冷静さと公正さを欠いた悪法になりつつある。
お前らオタクが大好きな児童ポルノ・性暴力表現は、女子供へのヘイトスピーチ・人権侵害と国連もいっているだろ?
女子供を必要以上に淫乱・奴隷・白痴のように描き、全世界に拡散させ、日本の恥になっているだろ?
表現の自由だ!叫ぶが、それが日本国外・世界には通用しないのは、海外で規制されている日本アニメ漫画の現状のとおり。
完全に、自由の外。そこを無視して、見ないふりして、隠蔽して、デマと嘘を拡散させるオタク。
表現の自由の為なんざ、まったく考えていない。
どうも民主主義を理解してないヤツが多いから、何度でも書くよ。
選挙に行こうが行くまいが、いつでもどんなときでも、国の政策に文句をいう権利は誰にでもある。 → 言論の自由
ただし、自分の主張と違う政策を主張する人たちが選挙で勝って、とんでもない悪政を行って、結果的に酷い被害を被ったとしても、民主国家の人民はそれを他人のせいにすることはできない。
例え、選挙で対立候補に投票していたとしても、それでソイツの責任が無くなる訳じゃない。
「選挙で負けた場合には、勝ったヤツの言うことをききますよ」「それで何か問題が出たときは、有権者全員で平等に責任を取りましょうね」っていうのが民主主義の精神だから。
勘違いするなよ。
文句は言っていいんだよ。でも、それで責任を回避できると思ったら間違いだよ。
民進党の支持者も、共産党の支持者も、等しく1/100,000,000ずつ、自民党や公明党の行った政治の責任を負う。
若いころから介護士してた叔母も、月収20万を越えでボーナスもあったのにどんどん給料下がっていって最期にはバイトと変わらない給料になって、しまいには、定年前に更年期で調子崩したのもあって退職し今では、飲食店の皿洗いのバイトと年金で細々と暮らしている。
オマエんとこだけじゃない。
どこもかしこも下流中高年。
こういう状況って一部だけじゃなかったんだな。
中沢彰吾 著
「ほんとにおまえは馬鹿だな」
「てめえみてえなじじい、いらねえから」
塩素ガスがたちこめる密室で6時間にわたって「イチゴのへた取り」、
倉庫内で1日中カッターナイフをふるう「ダンボール箱の解体」……。
いったい、これのどこが「労働者にとって有益な雇用形態」「特別なスキルを活かした熟練労働」なのか?
――「いい年して、どうして人並みのことができないんだ!?」
迷走する労働行政/元祖はドヤ街の手配師/政府・財界による労働者の流動化政策/派遣はエレベータ使用禁止/監禁労働のタコ部屋/悪意の果ての無駄/人材派遣会社のシステム/派遣労働者は保護されているか/派遣労働者使い捨ての「待機」/人材派遣会社・社員の異常な高収入/求人サイトの矜持と責任/近年稀に見る悪法/中高年が職に就けない現実/「年齢制限なし」の「裏メッセージ」/「三種の辛技」/労働基準法に刃向う労働者派遣法 ほか
極限まで単純化された派遣労働/巨大ダンボール箱と格闘した中高年の「善意」/人材派遣の定番「ピッキング」で実はトラブル続出/カゴテナーと接触して負傷/出勤確認連絡/マニュアルによる効率化は本当か/未登録でも派遣する人材派遣会社がある/現代の派遣切り「お父さん、酒臭いよ」/中高年は美術品が似合わない?/二重帳簿ならぬ二重マニュアル/人材派遣会社の女性社員が必死なワケ ほか
――「もう来るなよ。てめえみてえなじじい、いらねえから」
人材派遣が急拡大した本当のワケ/官公庁と自治体、外郭団体でも非正規労働が拡大/時給2000円が900円に/研修日当なし、交通費なし、最低賃金以下/人材派遣の安値受注が生んだトラブル/人材を集められない人材派遣会社/恐怖をふりまく正規社員たち/事件の現場は巨大モール/奴隷派遣は本当にお得なのか?/無責任体質/カタカナ肩書き乱発のハレーション/除夜の鐘が鳴る頃、てんやわんやの大騒ぎ/企業の稼ぐ力を削ぐ無責任人事 ほか
第4章 悪質な人材派遣会社を一掃せよ
――「二度と仕事紹介してもらえないよ。かわいそう」
拡大する一方の非正規労働者/週5日終夜勤務/従順な派遣労働者/人材派遣を推進する識者たち/重要な情報をネグレクト/欠けている労働者保護の視点/人材派遣と景気浮揚/欧米先進国比較 ほか
いま、真剣に
39歳になったら
40過ぎて下流だったら
この国じゃ
え、もう40 過ぎたって?