はてなキーワード: 百田尚樹とは
「沖縄の方ですよね?」
「沖縄だ!」
「沖縄に住ませてください」
「お願いします」
「ダメだ」
「お願いします」
「ダメダメ」
「お願いします」
「それなのに邪魔者扱いしているのは?」
「米軍基地がないと成立しない」
「その背後で笑いが止まらないのは?」
「中国共産党」
「ようこそ沖縄へ!」
「次!韓国」
「韓国の方ですよね?」
「そうニダ!」
「韓国に住ませてください」
「お願いします」
「ダメだ」
「お願いします」
「ダメダメ」
「お願いします」
「8億ドル!」
「その金で韓国経済はどうなった?」
「なんでそんなことをするかっていうと結局は日本が」
「うらやましいから!」
「ようこそ韓国へ!ようこそ」
「日本の方ですよね?」
「そうだ!」
「日本に住ませてください」
「お願いします」
「ダメだ」
「お願いします」
「ダメダメ」
「お願いします」
「あとは?」
「あとは?」
「でも結局ニュースになってるのは?」
「あとは?」
「ハニートラップでさわぐ女」
「あとは?」
「いや表面的な問題」
「ではなせそれがニュースになる?」
「なぜ数字が取れる?」
「それを見たい人がたくさんいるから」
「どうもありがとうございましたー」
「お前らのことだ!」
ウーマンラッシュアワー村本が宮台真司や町山智浩ではなく、百田尚樹やケント・ギルバートから学んでいたらこうなっていたかもしれないわけで。
これだって「テレビを干される覚悟でぶつけた政治ネタ」って呼べてしまう。
あの漫才でいい気持ちになった人は、テレビでもっとこういうのが見たいって思った人は、こういうのが出てきたらどうしますか。
ぶっちゃけ百田尚樹って人がムカつくから騒ぎになったんじゃねえの?
百田氏のことは、永遠のゼロっていう映画になった小説を書いた人で
「へー、こいつが噂の百田って奴か」って思ったのと同時に、
「こいつ敵失にイキイキしすぎ。テレビに出せないだろ。」って思ったもの。
ちょっとアニメとかであるデブオタが嬉々として趣味を語る描写に似てたブヒー!
ある大学で学園祭の実行委員をしています。業務としてはいわゆる「広報」を担当していて、他大の学園祭もいろいろウォッチしています。(で、今回の話を見つけて、なんとなく調べてます)
今回の本筋とは関係ないですが、学生だった時以来一度も学園祭に行ってない、みたいな人は早稲田祭でも五月祭でも、どっかの大きな学園祭にもう一度行ってみるといいですよ。単に「来場者」としてまわる学園祭はめっちゃ面白いはずです。
学園祭に主体的に関わったことのある人でないと分からない、ビミョウな関係性についての知識です。
これは学園祭全体でみたらイレギュラーな状況です。ふつうミスコンを主催している大学祭実行委員会(東京大学駒場祭においては「駒場祭委員会」)は駒場祭のミスコンの運営に関与していません。つまり、駒場祭委員会にとって、形式は違えど、「ミスコン」というイベントは「サークルでやる牛串の模擬店」と形式上同様のはずです。(「参加団体」と「実行委員会」の関係、って言えば伝わるでしょうか。)
これを勘違いしてこの問題について論じることはいささか問題です。(百田尚樹氏が実行委員会の招聘により講演会を実施しようとした今年の一橋大学KODAIRA祭の事例と今回の問題は明らかに性質が異なります。)
歴史がある程度長い学園祭ならありふれたことですが、駒場祭も、徹底して学生の手のみによって運営されています。(駒場祭は今年で第68回目だそうです。68年前の大学の空気感、というものを考えれば、なんとなく理由は分かりそうです。ましてや東大ですし。)
学生主体の学園祭では、大学当局(多くは「学生課」「学生支援課」などの部署)は、施設などの使用などの限定的な部分でしか関与しないことが通例です。
これについても、少し社会的な認識と実際の状況の異なる場面です。おそらく駒場祭委員会にも「顧問」などは存在しないでしょう。
これは、広研が自らのTwitterアカウントで公表したものです。(https://twitter.com/utadvc_2017/status/931897374364000257)
駒場祭委員会の対学生用ウェブサイト(調べれば出てきますが、学内向けと思われるため、リンクの掲載は控えます。)にある資料を読む限り、「学生でないもの」の出演については駒場祭委員会への申請が必要であり、したがって、駒場祭委員会はこの事実について公表の前に知っていたと考えられます。
これは、三上悠亜氏が所属する事務所の代表である青木亮氏が、いわゆる「AV出演強要」問題で略式起訴されているため、当該女優の駒場祭への出演は、青木氏の被害女性たちへの配慮を欠いた行動である、と主張するものでした。「AV出演強要」問題については、論争的な部分も含めて、インターネット上に多くの資料が存在しているので言及しません。(「社会問題である」と主張している人間が一定数いる、ということだけ注意しておきます。)
「AV出演強要」問題についてのウェブサイト「AVメモ」管理人であるKAZE氏(https://twitter.com/yap00s)が、公開リプライ上で広研および駒場祭委員会に対して当該問題についての説明を求めました。広研・駒場祭委員会ともに返答しなかったため、ついで、東京大学当局に問い合わせをした旨、同アカウントにて報告しています。(こちらについても返答はなかったようです。)
ここでの不明点は、広研・駒場祭委員会に対してKAZE氏が電話等での連絡を試みたか、ですが、これに関しては、以降の行動等を踏まえると「あった」と考えるのが自然だと思います。
AV女優の出演、ということ自体が一般的には非常に過激な出来事で、AV強要問題との関連がなくても嫌悪感を持つ方はたくさんいると思います。
しかし、色々考えれば、許可する理由はわかります。駒場祭委員会の対学生資料を参照してみます。
前項で言及した、「『学生でないもの』の出演についての申請」は、資料中で「外部団体関連行為申請」と称されています。この申請にあたっての注意をよく読めば、この申請を参加団体に行わせている理由は主に「企業等の営利活動により学生の自主性が損なわれないようにする」ことにあるようです。
したがって、同申請の許可または不許可は、それにもとづいて行われると考えられます。
(同様の規制自体は多くの学園祭に存在します。企業からの協賛金などの額について報告させたり、講演会の資料を提出させたり、と方法は大学によって様々ですが。)
と、すると、「当該女優が社会的問題のある人物と深く関係しており、その人物は社会に出るべきでないのに、学園祭により活動の場を得てしまう」ということは申請の不許可事由になりえなかったのではないでしょうか。
「学生主体の学園祭」においては、実行委員会が学生の行為に対して規制をかける行為は非常に慎重に行われるのが通例です。これは、学園祭自体の存立過程が、非常に政治的色彩を帯びており、その過程で「表現の自由」というものが最も尊重されたことによります。
(「AV女優だから招聘を許さない」というのは別方向から見れば、「表現の自由」や「職業差別」上の問題になってしまいます。)
「学生主体の学園祭」において、学生と実行委員会の間の関係性が緊張している以上に、実行委員会と大学当局の間の関係は非常に複雑です。かつて、学園祭の実行委員会は大学自治の先鋒として大学当局と対立する立場でした。現在でもそうした立場を貫いている実行委員会はないでしょうが、かつてそうであったことは今なお重要なファクターです。
当局の担当者は、安全上の問題がある場合などを除いて、実行委員会が決定した事項に介入することが、(駒場祭においても)ないはずです。
実行委員会や大学当局は、今からでも出演を止めるべきなのか。これは非常に微妙な問題でしょう。まず、略式起訴された代表に雇用されているとはいえ、当該女優は犯罪を犯しているわけではありません。加えて、この出演が「広研の学生による、企画の自由の行使である」という認識が共有されてしまっていることが予想されますが、そうした認識のもとでは、出演を止めるのは妥当でない、と判断したくなります。
一方、この一連の事象が「駒場祭がAV女優を呼んだ」「東大がAV女優を呼んだ」と解釈される場合、それは駒場祭や東大の問題になってしまい、これは規制が妥当、ということになります。
この解釈は、実行委員をやっている人からすえば「主語をでかくとりすぎ」で、「広研がAV女優を呼んだ」と解釈するべきだと思いますが、社会一般の認識とはズレています。
学園祭という場所を提供してしまっている以上、当局や実行委員会も、少なくとも無関係ではいられないはずです。
私の大学の学園祭でも今後このような事態が起こらないとも限らないし、増田なら賢そうなコメントがもらえそうなので、意見を聞いてみたいです。
誤解されて批判された上にスター結構ついていたので補足説明します。
はてなブックマーク - 記者を名指しし「娘さんは慰み者になります」 百田尚樹氏に沖縄マスコミ労が抗議声明 - 沖縄タイムス+プラス
と書いたら上3つ目に
と書かれてしまいましたが、一応自分の意見はネトウヨの総意ではないので参考までに。
自分も百田氏の発言はTPOわきまえてないし、あまり好きな言葉選びではないです。
ただ、ブコメでは百田氏の発言のロジックは、護憲派が持ち出すロジックと同じですよという指摘をしているだけです。
例えば22日配信の記事で坂本龍一氏が次のように言っています。
このままいくと、憲法改正です。
百田氏と坂本氏どちらのロジックも単純にいつか未来のあいまいで最悪の予想を披露して相手を誘導するというありふれたものです。
そして素人の経験則なんですいませんがこのロジックだと脅迫罪で捕まえるのは結構難しいと思いました。
ノストラダムスの大予言とかで売り出してた言論人が逮捕されたって聞いたことないですし。
よほど多くの人に高額商品買わせて霊感商法としてマークされてとか、
マインドコントロールして監禁して云々とか別の理由で逮捕される方が早いかもしれないと思います。
そもそも「将来何らかの原因でお前やお前の家族が不幸になる」という間接的な脅しじゃなくて
「お前の赤ん坊を、豚のエサにしてやる!」とか「こいつを自殺させるのが、当面の希望」とか
直接的な脅迫ツイートしていた新潟日報報道部長が逮捕されたとかウィキペディアにも書いてないのですから。
その結果、警官が県外から派遣されたり沖縄防衛局とか工事関係者が顔を隠すようになって
【動画】基地反対派が囲んで無理やりサングラスやマスクを取ろうとしてたのだが
囲まれていた人は身の危険、すごい恐怖を感じていたと思うんだけど、
その当時の沖縄タイムスは彼らに寄り添うような報道してましたっけ?
土人発言の件を見ると若い下っ端警察官や工事関係者を権力と一体視してるし…。
それならマスコミも権力で記者は権力と一体視されても仕方ないわけで、
プライドがあれば基地関係者が基地反対派にされたこと程度までは文句言えんだろうに、
ずっとショボい百田氏の発言で沖縄県マスコミ労働組合協議会が声明とは、
ああ、なんだか、もう…。
これは分かる。文藝春秋は作家が居ないと成り立たない会社だから。従って、叩けば埃が10kgは出てくる百田尚樹とかの不祥事は絶対に扱わない。
これがよく分からない。以前、安室奈美恵が事務所を離れて独立した時は文春だけが安室奈美恵へのネガキャンを行ってたし、今井絵理子に対しては去年の元カレ売春宿問題では単独インタビューで擁護してたし、今年新潮が報道した不倫と不正経費問題に対しては、民進党の山尾の不倫報道を打ち放つことでフォローしている。上原多香子の不倫についても文春は完全スルーである。
文春も所詮ジャーナリズムではなくメディアビジネスだから文春砲が万能ではないのは分かるが、ライジングプロダクションに弱いのは何でだろう?
自分の正義を信じて疑わない人は言葉が汚くて嫌なんだよな。左でいえば菅野完さんとか香山リカさんとか野間なんちゃらさんとか。右でいえば百田尚樹さんとか安倍総理とか。
もうそれだけで政治の話するとこんなに人って馬鹿になるんだなーって思っちゃうのよね。冷笑系ってやつになっちゃってるのかねえ。
やっぱり安倍を倒すにはこのやり方もあのやり方も致し方なし!ってかんじだし、反日左翼を叩き出すためにはあのやり方もこのやり方も致し方なし!ってかんじなの?そこまでしないと政治のこと喋っちゃだめなのかね。分かってないなら口出すな!みたいに口汚く罵ってくる人多すぎでしょ。こないだの批判と非難の話じゃないけど、間違ってる(と相手が思った)意見言うとわたしの体型や大学まで馬鹿にされたし。左翼も右翼もさっさと死ね。
国際的には「人権を守るために表現を規制することはできる」が基本。
でもそれは警察権力・政治権力が恣意的にやっていいことではなく、オープンな議論の末に社会の合意を得ることでやらなければいけない。つまり議会で決めること。
大阪のヘイト禁止条例のようにな。今はISが自由に表現できる場所はネットでどんどん減っている。
は混在できる。
クジラックスの漫画を批判したからといって「表現の自由」を守ろうとしていない似非リベラルにはならないし、
上野千鶴子の講演を中止にした市長を批判したのに、百田尚樹の講演を中止にした一橋大学を褒めたからってダブスタにはならない。
別にクジラックスの漫画以上に少女を陵辱する漫画は存在する。なぜ容疑者はクジラックスに影響受けたと語ったのか。クジラックスの漫画のどんな表現に影響を受けたのか、を考察したほうが有益。
クジラックスの「がいがぁかうんたぁ」はネットで海賊版が氾濫している。同人誌アップサイトに無断掲載されてるだけでなく、匿名掲示板やtwitterなどのSNSでも切り取られたページがコピペされ拡散されている。そこにつけられたコメントの中には、笑いを意味する「www」をつけたり、「この方法があったか」などと犯行を煽るものが多数含まれている。
今回の容疑者も、クジラックスの同人誌を購入しているとは思えない。海賊版やコピペ画像で知ったと推測する。そうした画像が貼られるネットコミュニティに入り浸っているうちに感覚が麻痺してモラルが崩壊してしまった一面があるのでは、と思う。だから漫画に対して「現実では犯罪になります」と注意書きを加えたところで、切り貼りされた画像が流通するネットコミュニティのインモラルな環境を何とかしないと、あまり意味がないだろう、と思う。
レイプを描く漫画はクジラックスだけではない。なぜクジラックスが名指しされるのか。他の同等の漫画との違いは何か。内容にファンタジーが含まない(ラブラブにならない)という点があるが、やはり手口の描き方の上手さが特徴なのだろう。単に絵が上手いというだけではない。ネーム、コマ割りが上手いから印象に残る。解説が上手い。
テレビでも事件報道で硫化水素の作り方や爆弾の作り方など手口を詳しく解説した番組はネットで批判されてきた。犯罪を扱った一部のコンテンツへの違和感は、それらと同等のこととも言える。実際にかつては山ほどあった、爆弾の製造方法や硫化水素自殺の仕方などのようなインターネットサイトは、警察の要請や市民の通報で次々と消されている。
以上2点について、結局はネット上での拡散のしやすさが問題とも言える。いくら自主的に年齢制限や限定配布で閉じた流通を目指しても、それを拡散させるネットユーザーがいる問題だ。これでは現状の表現の自由は守れない。
政治的心情を抜きにしても漢文廃止には賛成である。だって役に立たないじゃん漢文。
教養として必要だ!というのなら科目としては存在しているがほとんど教えられていない地学のように
同時に古文も役に立たんので選択制にしてしまえば良い。だって役に立たないじゃん古文。
俺は高校卒業以後古文漢文を使った記憶がない、それで困ったこともない。
無理やり役に立ったという点を挙げるとするならば東大入試の国語で点が取りやすかったというくらいのものだろう。
東大の現代文は本当に難解で安定して点が取れる漢文古文だけやり現代文は捨てるという戦法をとった。
枝野さんや逢坂さんが、法律の瑕疵を議論しようとしてることもわからないのか知らないけど、分からないなら黙ってればいいのに。わかってやってるなら悪質としかいえないですけどね。誰の事って、長尾たかし議員(自民党)や渡部篤元議員(自民)のことですけどね。500yenや百田尚樹やDAPPIレベルであることをわざわざ自己紹介されなくてもと思いますけど。
「キノコ」の次は、、
、、、「楽譜」です。
テロ等準備罪処罰法案審議、法務委員会、私の担当時間終了。理解に苦しむ質疑と、思い込みやレッテル貼りの嵐、ドッと疲れます。
今晩のニュースは如何に?— 衆議院議員 長尾たかし (@takashinagao) 2017年4月19日
民進党逢坂誠二議員は暴力団が「暴対法」を知らないのだろうか。極左暴力集団、日本共産党、朝鮮総連は、破壊活動防止法の対象団体でもある。民進党は、左翼全体主義と連携して政治を行う政党である。 https://t.co/9QjweJHCrh— 渡部篤 (@watanabeatushi) 2017年4月22日
枝野さんが何を議論しようとしてるかはもう書いたので、逢坂さんのほうの質疑を紹介しますが、
「4月19日の答弁の中で、大臣こういっておられる。これ何度も言ってることです。"国内外の犯罪情勢等を考慮すれば、条文上明示しておりますテロリズム集団の他、暴力団、麻薬密売組織等、違法行為を目的とする団体に限られる"。これは大臣のいわゆる組織的犯罪集団というものに対する答弁であります。そこで大臣,暴力団は組織的犯罪集団でしょうか。」
(基本的質問だけど、通告がないからなかなか答えられないでヤジが与野党から飛び交う)
「えー通告がない質問だというふうにおっしゃいました。その通りでございます。はい、えー、暴力団の共同の目的というものがございます。えー組織的犯罪集団の該当性を個別具体的な事実関係を離れて、一概に結論を申し上げることは極めて困難であると思います。あくまで一般論として申し上げれば、所謂暴力団は、組長の統率の下に、階層的に構成された団体でありまして、様々な犯罪行為を行うことにより組織を維持拡大し、また構成員もそのような組織を背景として、暴力的な威力を利用して、それらの犯罪行為を行うことにより生計を維持しているものであります。そのため、暴力団の結合関係の基礎としての共同の目的は、凶悪重大殺傷犯を含む犯罪行為全般を行うことであると、一般論として申し上げれば、考えられるわけであります。従いまして一般論としては該当しうると、申し上げることが出来るのではないか」
「大臣、暴力団が組織的犯罪集団であるか否か。これは例示して何度も言っていることですから、そういう基本的なことについては、サクサクお答え頂きたいと思うんですよ。それで、私は暴力団だからと言ってイコール、即、組織的犯罪集団になるとは思っておりません。この法の6条の2の定義に照らし合わせて、個々具体的にやはりそれぞれの暴力団について考えていかなければこれが組織的犯罪集団であるかどうかっていうのはわからないというふうに私は思っているんです」
この金田さんの答弁は無難ですよ。間違ってない。該当しうると答弁しているし。そして逢坂さんの質疑も正しいですよ。
この発言を取り上げて、いつもの方々が騒いでるわけですけど、暴力団の定義と、組織的犯罪集団の定義が違うんだから当たり前の話なんですよ。
暴力団対策法の2条2項
その団体の構成員(その団体の構成団体の構成員を含む)が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体をいう。
「組織的犯罪集団」とは、共謀罪(テロ等準備罪)法案上、「その結合関係の基礎としての共同の目的が一定の罪を実行することにある団体」と定義。
「暴力団」とは、暴力団対策法上、「その団体の構成員が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体」と定義。— 衆議院議員 逢坂誠二 (@seiji_ohsaka) 2017年4月22日
暴対法はmay(おそれがある)であって、団体を規定していて、基本的にいわゆる組織が対象ですよ。でもテロ等準備罪は、あくまで団体であって、山尾さんや枝野さんの質疑の中で明らかになったように、想定しているのは組織された団体というよりも、どちらかというと共同の目的として、犯罪を遂行しようとする、グループです。そこに名前がなくてもいいんです。むしろ名前がある集団がそのまま組織的犯罪集団に合致することはレアケースでしょう。暴対法は、結社の自由から結社そのものは止められないけれども、基本的に指定暴力団という形で、暴力団組織が指定されます。
でもテロ等準備罪での組織的犯罪集団は、結合の基礎となる共同の目的が犯罪を犯すことであることはmust(要件)であって、オウム真理教や、山口組というような組織として組織的犯罪集団を規定するわけじゃないんですよ。その組織の中の一部の集団が基本的な対象になる。ある犯罪を実行しようという共謀がなされた時点で、ある程度継続的に維持されていたグループなわけ。むしろLINEグループとかのほうがイメージが近い。だから暴力団は必ずしも組織的犯罪集団ではないというのは法律の定義上,まったくその通りでしょう。また結合関係の基礎としての目的は、個々にちゃんと検討しないといけないよ、ということは,刑事局長も金田大臣も認めているわけです。看板では暴力団やテロリスト集団が取締りの対象だよ、というようなことを言いながら,必ずしも彼らを取り締まれないよ、という指摘は,枝野さんの「テロリストの本来の目的は,政治的主張の実現でしょう」というのと同じ部類の話ですよ。一般にイメージされる団体が必ず対象になるわけではないくせに、普通の団体も取締りの対象になりうる(この逢坂さんの質疑の中で盛山副大臣が、この趣旨のことを答弁していたけど)というこの法律の瑕疵の話を彼らはしているんですよ。
まぁ枝野さんも逢坂さんも法律の文言が何を対象にしているのかについて、難しい議論をしているのは確かなので、わからないのは仕方ないかとも思いますが、わざわざ、自分の理解力のなさを宣伝される国会議員や元議員が多くて辟易としますね。レッテル貼りっていってりゃ反論になると思ってるのでしょうかね、親分と同様に。国会議員なら枝野さんの疑問に対して「これこれこういう文言が入っているから大丈夫なんです」というようなことを説明されるのが筋じゃないでしょうかね。
追記:DAPPIとか500yenとか百田尚樹レベルって話は、要は逢坂さんが、これでは暴力団取り締まれないよ、っていってんのに、「逢坂誠二は暴力団は組織的犯罪集団じゃない、取り締まるなって言ってる!」って吹き上がってるレベルの人ってことですが。これ条文の話と、答弁の話をもっと整理して書けばよかったですかね。
過去に同種の犯罪を繰り返し実行している組織は、既遂罪で捜査も検挙もできるので、テロ等準備罪は必要ありません。テロ等準備罪が必要になる場面は、今までに一度も犯罪を既遂していない団体が、277のリストの犯罪を犯そうと共謀した場面のみです。これは大事な話。また暴対法は相当広い範囲を網羅しているので、暴力団が関与している犯罪は、下部団体まで含めて網羅しているので、これまた、わざわざ、犯罪の遂行を結合の基礎とする共同の目的としている、という要件が必要な法律は必要ないんです。
一般の人を監視する法律じゃないということを説明しないといけない。だから、(条文に書いてない条件を)答弁でなんとかしようとしているんです。でも、テロ等準備罪が必要な根拠そのものが、「今までに一度も犯罪を既遂しているという合理的な嫌疑がかけられない団体による共謀段階での検挙」であるため、これはもう完全に排反事象なのです。今までに一度も犯罪を既遂しないと思しき団体を監視することなしに、共謀段階での検挙なんてできるわけがない。これがこの建前の欺瞞。
やくざが資金源として著作権法違反の海賊版DVDのすでに製造、販売としていた場合、何の問題もなく現行法で検挙できます。今まで一度も海賊版DVDを製造、販売したことのないグループが、海賊版のDVDを製造、販売することを共謀して、その構成員が、オリジナル版を用意する、これが、今回整備しようとしているテロ等準備行為です。この今まで、一度も海賊版DVDを製造、販売したことのないグループが、オリジナル版を購入するという外形的行為を持って、どうやってそれが海賊版の共謀であることを知るのでしょう。また、政府の答弁によると、結合の基礎としての共同の目的が違法であることを認識していなかった場合は、その行為がその目的としては認定できないとしています。たとえば、この今まで一度もこの海賊版販売行為を行ったことがない団体の構成員のうち、オリジナル版を購入した人物は、その目的が海賊版製造であることを知らなかった場合、組織的犯罪集団の構成員でないため、検挙できません。暴対法や、既存の窃盗罪は、この要件がありません。だから振り込め詐欺の出し子が逮捕できる。でも、政府答弁のとおりなら、このテロ等準備罪は、その結合の基礎となる共通の目的を知らなかった場合、出し子が、ATMで引き出すための白カードを入手した段階では検挙できません。つまり、一般人を対象としないというのならば、同じく、一般用語での犯罪集団には、現行法以上に役立たずなんですよ。この犯罪は、明らかに、当局が検挙したいと考える一般人を対象として疎明段階での捜査着手、拘禁を目的としていると考えないと作る意味がないものです。こういう意味で、暴力団が必ずしも組織的犯罪集団ではないという逢坂さんの指摘は意味を持っているので、百田とかが言ってることは真逆の話なんですよ。
もし北朝鮮のミサイルで私の家族が死に、私が生き残れば、私はテロ組織を作って、日本国内の敵を潰していく。— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2017年4月13日
「もしミサイルが打ち込まれて私の家族が死ねば、テロ組織を作って国内の敵を潰す」という私のツイートが物議を醸しているようだが、「国内の敵」というのは、売国議員と売国文化人である。— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2017年4月14日
実際に半島狂乱状態になれば、日本も被害を受けずにはいられないでしょう。大勢の罪のない日本人が死ぬことになります。その時、パヨクが無事でいられるなど思っていないでしょうね?生き残ったパヨクは復讐と怒りに燃える日本人たちのパヨク狩りの餌食になるだけです。パヨクに逃げ場はない。— 桜井誠 (@Doronpa01) 2017年4月14日
言うまでもなく異常で、危険だ。
国内における暴力を国家に一括して預けるからこそ、我々は国内における私人間でのやりとりにおいて、互いの暴力の可能性に怯えずに暮らすことが出来る。
もしその原則を捨てれば、私闘・私刑の横行するヒャッハー状態を経たのち、互いに身を守ろうとする人々毎の武装勢力が国内に林立することになる。
ゆえに、安定した国家はその様な私闘・私刑を決して許容は出来ない。
江戸時代の仇討ですら、免状がなければ単なる殺人として処罰された。
こんなことは歴史上何回も繰り返されてきた基本中の基本であり、右とか左とかは基本的に関係がない。
あるのだが。
一部本当に暴走するのであれば、おそらく警察なりのお世話になり、一時的に社会から排除されるだろう。
このような主張が(少数派であろうとも)一定の支持を得るという事自体、わたしたちの今の社会には何かが決定的に壊れ欠けてしまっているのだという事のあらわれなのではないのだろうか?
北を許せない、報復したい、報復しなければならない、というのは、賛否こそあろうが自然感情として理にかなっている。
だがそこで報復の対象が"国内の敵"への私的制裁に向かうということは、なにか、国民国家というのもののどこかの回路が決定的に壊れてしまっているということのように思えてならない。
正統的で健全なナショナリズムなり、安定的で包摂的なコミュニティの存在なりなんなりで、
広く国家や社会への信頼といった従来の回路を回復せずに、安定した国家を運営する事はできるのだろうか?
家族で食事中、口を開けば「日本の〇〇が外国で人気」「日本のこの技術は世界有数」などと嬉しそうに語りだす。さらには他の国の悪口を言いだす始末。はっきり言って反応に困ってしまう。なんと返事をすればいいのだ。
もともと父親は学のある方ではないと思う。三、四流大学を出て、何度か転職し、文句一つ言わずに働いて家族を養ってくれている。自分の高い授業料(大学)支払ってもらっている。素直に尊敬している。
父親は数年前から通勤時間が延びた影響で、それまであまり読んでいなかった流行作家の小説を読み始めた。池井戸潤とか百田尚樹とか、まあ、本屋に行けばどこにでも置いてある人気作家の小説である。自分も高校生のころ、「永遠のゼロ」を強く勧められて、映画を見に行った。それまで趣味という趣味もなく、休日は家でボーッとテレビを見ているだけだった父親に、やっと趣味と呼べるものが出来て嬉しかったのを覚えている。
少し前は「海賊と呼ばれた男」を猛プッシュされた。一時期、口を開けば「出光の創業者が〜」と言い出す。これも困った。なんでこの人はまるで自分が偉くなったかのように語るのだろう。
結局、父親の読書量は以前より減ってしまった。週に2日の休みはハイボールを飲みながらテレビの前でぐったりしていることが多い。そして画面には、日本を過剰に持ち上げる類の番組が。
そして今晩も得意げに「ニッポン自慢」をはじめる。シーンとする食卓。この瞬間だけが唯一父親の笑顔が見られる時間である。なんだか自信がみなぎってる感じがする。めでたしめでたし。
読んできた本(オールジャンルで何でもいい)を、グループに分かれてプレゼンし話し合う、みたいなのを定期的にやっている読書会。
この読書会には、毎回陰謀論・トンデモ系の本(ユダヤが世界を牛耳っているとか、ヒトラーの正体が実はどうこうとか)をプレゼンしてるおっさんがいて、この会の中ではキャラのたっている人のようだった(他の参加者から聞いた)。
そのときは、「ああ、ネタでこういう本を紹介して、自分のキャラづけをしてる人なんだな」と思った。
で、今回、初めてこの陰謀論のおっさんと同じグループになった。
陰謀論おっさんは、ある朝鮮起源説の本を持ってきて、その本に書いてあるという、やれナントカが実は朝鮮起源だ、ナントカが朝鮮起源だ、ってプレゼンしはじめるわけ。
私は陰謀論(とかデマ)には何の興味もないので、このおっさんの話は面白くなく、退屈だった。
で、陰謀論おっさんは、本に載ってる、前方後円墳と当時の朝鮮の壺の写真のコピーを見せて、「古墳と朝鮮の壺が同じ形をしている、だから天皇の起源は朝鮮にある!」って言うの。
そりゃ前方後円墳も壺も、▽の下に〇つけただけの簡単な形だから、偶然似ることくらいあるだろって吹き出しそうになった。
そのおっさんの話がひと段落して、私が意見を言う順番になったので、
「まぁ、本としては面白いと思いますけどね。ただ、学術的には何の根拠もないこじつけですよね。こういう説への批判本もたくさんありますし。まぁ、本としては面白いですよね」
と、私が感じたままの感想(一応、面白い説ですよね、とは言ったのでフォローのつもりだった)を言った。
「そういう批判的な意見を言うのはどうかと思うんだよね。これは本を紹介する会であって、ディベートとは違うでしょ。僕は、そういう批判的な意見を言われて読書会に来なくなった人を何人かみてるから、そういう批判的な意見を言うのははよくないと思う」
そのときに私は思った。「あ、この人ネタでやってるんじゃなくて、ガチで陰謀論信じてる人なんだ!」
いい歳こいて陰謀論みたいなのを信じている人を私は初めて見たので、ウゲェ…と思った。
私は陰謀論が嫌いだ。疑似科学も嫌いだ。ついでにスピリチュアルも嫌いだ。そしてそれを「信じている人」がそれ以上に嫌いだ。ネタで面白半分に信じてるフリをしているのならまだいいが、ガチで信じている人は、安易にわかりやすく面白い方にとびついているだけの、学術的、哲学的な知性と態度の欠けた人間であると思うからだ。
「陰謀論脳の頭弱い奴は、水素水でも飲んでろ」と内心思ったが、
「読書会はディベートとは違うから、批判意見を言うとカドが立つ」という意見はわからなくはない。
批判されて読書会に来なくなるのも、不本意な事だと私も思う。まぁ、本を批判された程度で来なくなる、というのはそもそも向いてないのだともいえるけど。
しかし、私はこういう「ただのデマ」をニコニコ笑ってじっと聞いていられるほど大人ではない。
たとえば『水素水の効用』なんて本をプレゼンされたら、即座に「水素水なんて飲んでるんですかぁ?H2OにHがつくとか中学化学やってないんですかぁ?」くらいの皮肉を絶対言うだろう。
陰謀論や疑似科学だけでない。百田尚樹や小林よしりんみたいなネトウヨ丸出しの本(嫌いなので読んだことないからしらんけど)をプレゼンする人がいたら、「この程度の本に感化されてるんですかぁ?」と軽蔑した口調で揶揄してしまうに違いない。
そしてそれを口にだしたら、場を険悪なムードにした私が悪者扱いされるだろう。
とにかく私は、こういう類の本を薦めてくる人にげんなりするのだ。
今度もし、またこの陰謀論おっさんと同じグループになったら、また陰謀論のトンデモ本を薦められその話を聞かなければならないと思うと、うんざりする。
そんなことを考えると、楽しみだった読書会の楽しみが半減した感じがする。