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2021-07-18

anond:20210718060231

ネット民はさ、いじめの中心人物の周りで囃し立てる取り巻きみたいな連中なんだよ。

旗色が悪くなるとそいつ一人が悪かったことにして手のひら返しそいつを叩いていじめるんだ。

一番邪悪人種

2021-07-16

成長性のない会社社長(=クソ)、小ベンチャー社長(=クソ)に言いたい

基本的に小さい会社社長はクソだ。小便チャーの社長がこの世で一番キモい人種だ。(小便チャーは奇跡的に生まれ単語なので皆さんにもぜひ使っていただきたい)

何がクソかというと小さい会社のクセに偉そうだからだ。というより、クソだからが故に全く会社スケールしないのだと思う。

特にエンジニアリングに全く理解がないくせに技術を扱おうとしている社長

これは本当にクソ。

こういうところで働いているエンジニアマジで速く逃げた方が良い。

自分キャリアにおいても何のプラスにもならないから。

おいクソ(=社長)、エンジニア適当要件入力すれば思い通りのもの出力する万能なAIじゃねーんだぞ。

まずリスペクトを持て。そして急かすな。

何回でも言う、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな、急かすな

技術的な知識を持ち合わせてないくせに「もっと早く終わらない?」とかふざけたこと抜かしてんじゃねえぞ。

バッファ概念も知らねえのに技術を触るな。

QCD概念も知らねえのに会社をおこすな。

Dを早めればQCが犠牲になるってことわかってて言ってるんだよな?

いや、本気出せば終わるかもしれないぜ?ただ、それは長続きしないのわかってるか?

Sustainableって言葉知ってるか?最近流行りのSDGsのSだよ。

常に自分会社がSustainableかどうか問い続けろタコ

お前がやってることは会社寿命を縮めてる。

そんな人間社長なんか務まらいから早くサラリーマンに戻れ。てめえみたいな無能を雇ってくれる会社なんかないか社長なっちゃったんだろうけどな。

あとな、従業員はお前のオナニーに付き合ってるだけだからな。

てめえみてえな小さな会社理念になんて誰も共感しねーんだよ。

サラリーマンサラリーってどういう意味かわかってるか?

サラリー給料」だよ

職業名前として給料って言葉が入ってるの異常だろ。

そのくらい金のことしか考えてないんだよ。

その温度差に気づかないからすぐ潰れるんだよ。

会社の中で会社のことが好きなのはお前だけ。

あとは金のためにやってるだけ。

みんなお前がやってることに誰も興味持ってないよ?誰も共感してないよ?自分だけ調子乗ってスベってるの恥ずかしくないの?

てめえにはてめえの論理があるのかもしれないが、こっちにはこっちの論理があるんだよ。

いつまでも会社スケールしない理由考えてみろ。

お前のアイデアがつまらいからだよ。

お前が凡人だからだよ。

お前はサラリーマンになるほどの社会スキルがないか社長になってるだけなんだよ。

サラリーマン以下なんだよお前は。

もっと謙虚生きろ。

何に憧れてるか知らないけど、お前はイーロンマスクじゃねえんだ。

世界を変えられないイーロンマスクはただのゴミ

まずは冷静に自分を見つめ直してみろ。

そして基本情報を取れ。まあ無理だろうけどな

安い肉くって安い満足感を覚える人種wwwww

普段ブラジル産ブロイラーしか食べてないとたまに国産鶏肉食べさせてもらえると臭みがなくてビックリするんだよな。で、次にブラジル産ブロイラー食べると「くっさwwww」と思うんだけど二口目には慣れて、肉がプリプリで美味しいくらしか感じなくなる。

めっちゃ安い肉ばっかり食べてるけど普通に美味しいんだよな。たまに高い店連れてってもらうと「俺は何を食ってたんや」ってなるけど、だからって安い肉に戻れないなんてことはない。「安い肉の安い味がするぜ……ウマい!テーレッテテー」ってなる。

鶏もブタも牛も魚も。別にいから食えんってことないと思うんよね。腹さえ満ちれば脳は満足だし。

自分が繊細に生まれなくてよかった。

anond:20210715230245

からオレンジレンジDJオズマのような能天気若者が出てきたときは救われた思いがしたよ。

これで思い出したけど、あの当時のネットサブカル関係Orange rangeの叩きは異様だった。Orange rangeが少しでもなにかやればネットイナゴどもが群がって「パクリパクリ」の連呼気持ち悪かった。

今、BTS話題が出ると、ジャニーズSnowman佐久間原爆Tシャツは叩かないくせに「BTS原爆Tシャツガー」と湧いてくる人種と同じだと思う。

あと、Orange rangeあんなに叩かれて大変だったのに、きちんと地に足つけ地道な活動を続けてて本当に偉い。

anond:20210716104134 anond:20210716104931

男女とも外国人かつモンゴロイド以外を狙うべき

ダメなのは日本人から可能性が高い

美の追求者って意外と少ないので自分面食いでは無い可能性を真面目に考えてみてください

『俺・私はイケてないけど、相手に求める外見の要求値が高すぎるので結婚したい付き合いたいと思える人が少ないんだよね〜』って人を見るんだけど

美の追求者って意外と少ない

そもそも美の追求者は、自分の外見に満足するか・周囲にウケるかは別として、自分自身もそれなりに盛る

 

単純に、自分の父母・兄弟姉妹・友人・同僚を連想させる、日常感を感じさせる外見の相手ダメなことが多いよ

日常感を感じさせない芸能人アスリートみたいな完璧な外見の相手でなくても

人種日本人(モンゴロイド)じゃないだけであっさり解決することも多いよ

 

次にアセクシャル・デミセクシャルという概念

アセクシャルは誰であっても生身の相手に性欲を抱かないよ。実際に抱こう・抱かれようって気分には相手が誰であってもならないよ

デミセクシャル相手世界一セクシーと言われてる芸能人でも心から相手のことが信用できてないと実際に抱こう・抱かれようって気分にはならないよ

 

面食いって意外と少ないぞ

2021-07-15

フェミニスト原則女性の権利言及していない

「[『フェミニスト原則』は女性の権利言及していない」という意見TwitterやToggeterで見かけた。

全ての人に普遍的権利を主張するばかりでこれでは"feminism"ではなく"humanism"である、と。

フェミニズムは"female"から来ている言葉だろうしそう主張するのも当然だ。

Black Lives MatterがAll Lives Matterに変わっていった時と同じ違和感TwitterTogetter活動するフェミニストの方々も抱いているのだと思う。

ここで私も『共同声明「フェミニスト原則の再確認を呼びかける」』を読んで抱いた考えを書いていく。

日本語翻訳版を上から読んで思ったことを順に書いていくのと体調の不具合言語能力が落ちているので読みにくかったらすみません

~~呼びかけ団体がLGBTQI関連団体ばかりでは?

そりゃそうでしょう。LGBTQIにも女性はいるのだから

まだ社会に広く受け入れられていないセクシャリティを持つ女性自身に向けられた差別や認められていない権利について訴えても何もおかしくはない。

「LGBTQIにはペドフィリアも居る」という意見を見かけたが、どのようなセクシャリティの人であろうと他人を傷つけてまで欲を満たすことを声明肯定していないと思う。

それはホモセクシャルヘテロセクシャルトランスジェンダーシスジェンダーもみんな同じだ。

~~「家父長制の権力と闘い、それを解体しなければならない」とは?

この部分が最も女性の権利について言及しているところだと思う。

宣言の中の「家父長制の権力」や「西洋的な二元的ジェンダー性別構造」はシスジェンダーかつヘテロセクシャル男性中心に作られた社会構造のことを言っているのだと思う。

その社会構造こそ、ずっと昔から今に至るまで女性から権利と身の安全社会参画を奪ってきたものではないか

女性から低賃金仕事を割り当てられたり、結婚出産時に転職退職を迫られたり、男性支配欲求や性欲を受け止めて当然とプレッシャーをかけられたり、ハラスメントや性暴力被害を訴えても自己責任にされたりしてしまうのも、全部全部「家父長制の権力」のせいだ。

~~「ジェンダー性別セクシュアリティ経験には均質性などなく」とは?

序文最後の方に「​私たちフェミニズムは、ジェンダー性別セクシュアリティ経験には均質性などなく、様々な人々がそれぞれのレベル差別や抑圧、特権経験していると認識することからまれる力を確認します。」とある

まり、どんな人もある場面では弱者であり、別の場面では強者にもなるということを言っているのだろう。

例をあげると、母親に比べて父親子ども保護者会やPTAなどの学校行事に参加しにくい、子どもと外で遊んでいると周りに不審者扱いされるというものがあると思う。

男性は他の場所で絶大的な権威を持っているのだから父親育児参加を妨げていると、結果的女性の不利にもなると思う。

母親ばかりが子どものために仕事休み、それを別の低賃金で働く女性が穴埋めするというのはよくある光景のはず。

実際のところジェンダーだけでなく地域人種階級信仰経済状況など色々な要素が複雑にからみ合って「それぞれのレベル差別や抑圧、特権経験」をすることになるのだと思う。

単純化してしまってごめんなさい。

あと「私たちフェミニズムは~」という一文は、同じ属性であっても同じ差別経験するとは限らないということも言っていると思う。

SNS上だと全ての女性痴漢被害経験しているような雰囲気があるが、痴漢被害に遭ったことがない女性だって当然居る。

しかし、同じ経験をしていなくても共通目的を持って「家父長制の権力と闘」うことはできるはずだ。

~~「仕事としてのセックスワーク」を容認して良いのか?

経済的困窮や社会の混乱によって女性セックスワークに就かなければいけないのは私も反対。

ましてやセックスワークをする女性妊娠性病暴力などのリスクさらされるのは論外。

ただ、心身の安全保障された上での職業選択の自由はあるべきだと思う。

それはセックスワークも同じだ。

~~「自分の法的なジェンダー自己決定できる自由」がなぜ必要なのか?

ジェンダー自己決定できる自由」が女性愛者が女湯に入るためや、男性女性アスリートになって無双するために行使されるべきではない。

誰かの自由を認めることで他の誰かの権利安全が脅かされてはならない。

そもそもの話、性自認私利私欲のために簡単に変えられるものではない。

覗きをするためや金メダルを手に入れるためにトランスジェンダーになることなどできない。

自身の持つジェンダーが法やその他の圧力によって歪められるのは誰でも居心地悪いと思う。

~~「特定の人々やグループへの、植民地的で家父長制的な医療化」はフェミニズム無関係なのでは?

宣言の第三項、ここでは主にトランスジェンダーインターセックスの人に対する手術について言及している。

女性の権利向上を目的としたフェミニズムには無関係に見える。

ただ、「特定の人々やグループへの、植民地的で家父長制的な医療化」はシスジェンダー女性にも起こりうる。

女性器切除(FGM)」というものアフリカなどの一部地域で行われている。

女性性器切除(FGM) | 子どもの保護 | ユニセフの主な活動分野 | 日本ユニセフ協会

女性器切除 - Wikipedia

「本当にそんな風習があるのか?」と思った方は上のサイトを見ていただければと思いますWikipediaの方はやや刺激の強い画像がありますが。

日本でも生理不順の治療などで使う低用量ピル承認が遅かったり、今でも一か月分のピルの値段が三千円弱したりと女性が「家父長制的な医療」に支配されている状況にある。

他にも例を挙げればキリが無いが、「誰もを受け入れ、思いやりのあるヘルスケアは、商品特権ではなく人権です。」という文言にはLGBTQIではない女性同意できるはずだ。

~~「フェミニスト権力分析は、バイナリーを超えたもの」にして良いのか?

第八項のこの部分はまるでフェミニスト女性を見捨てたように感じる。

女性女性の権利のために始めたフェミニズム男性セクシャルマイノリティまで相手にし始めるのは裏切り行為にさえ思える。

この項は見方を変えれば「女性という属性だけを見てその人が経験した差別や抑圧を推測することはできない」とも読めると思う。

女性であれば誰しも」「全ての女性は」「女性というものは」といった言葉から始まる意見に反発や孤独感を感じたことがあるかもしれない。

それらの意見女性という存在理解していないのではなく、女性の中にも様々な意見ライフスタイルを持つ人が居るということを理解していないのだ。

からこそフェミニスト一人一派としてそれぞれが受けた差別や抑圧を発信していくのではないだろうか。

その発信が「「男性」対「女性」、若者 対 年配者、世界の南 対 世界の北」の対立になることは避けなければならないが。

~~最後

フェミニズム活動が「家父長制の権力」の解体目標とする限り、シスジェンダー女性以外のLGBTQIも活動恩恵が得られることは必然だ。

目標と得られる恩恵がおなじならば、フェミニストとLGBTQIが協力すればより良い社会は更に近くなるだろう。

それぞれ辛いことはあるかもしれないが、それぞれが思うことを、どこかの誰かをむやみに傷つけない範囲で、ため込まずに発信していきたい。

フェミニスト原則』はその発信をより効果的にするために必要宣言になるはずだ。

最後まで読みにくい長文を読んでいただきありがとうございます

肝心なことはさ。

ひろゆき若者に支持されてるかどうかではなく、ひろゆきという人物がすくなくとも現はてなでは支持されておらず、嫌われてるってことだよ。

さらに言えばひろゆきの様々な犯罪スレスレ過去を知らずに好意を持つ層が増えたってだけ。

ひろゆきネガティブリテラシーが広まれSNSの風聞を信じやす若者も彼を信じなくなる。

しかしそれを以て若者流行りに流されやす人種だと断じるのは正しくない。

人間若者でも年寄りでも大なり小なり長いものに巻かれてるやつがマジョリティ形成している。

どう情報操作するかだけがSNS含む情報サイトには必要なんだ。

みんなゲッペルスになってひろゆき支持層を引き剥がせばいよのでは?

俺は知らんが。面倒だしね。

日本人の男って基本差別無自覚だよね

白人の男もだいたいそうだし、同一人種割合がかなり高い国の男もだいたいそう

差別的である自覚がないから、説明しても滅茶苦茶攻撃的に返される

2021-07-12

作家になりたいんじゃなくて今の仕事をやめて人と関わらずに生きていきたい

毎日作家になりたいと思って仕事をしている。

人とあまり関わることなく、成果物淡々と出力していれば食っていける仕事ならなんでもいいと思ってはいるが、自分になれそうなもの作家ぐらいしかいか作家になりたいと思っている。

作品を完成させたことは一度もない。

お題が3つでてきて1時間でなんか作れは10回ぐらいやったが作品と呼べるものは1個も作れなかった。

写経どころか最近ラノベすら読んでない。

漫画ネットゴシップしか触れていない。

まりタブレットの画面越しに見るフォントしか見てないということであり、活字に触れる機会は限りなく0である

小説からビジネス書まで含めて去年読んだ本は一桁にとどまる。

多分、村上春樹を3つぐらいと、エクセルだかワンノートだかの入門書を2つずつ。

その記憶さえあやふやなので実際には3年ぐらいかけてこれらを読んでおり、1年の読書数は2冊程度にまで落ちている可能性さえある。

だが私は未だに毎日のように「いつか小説家になるんだ」と思いながら仕事をしているし、入浴中や夢の中では売れっ子作家になった自分インタビューろくろを回している姿を浮かべている。

から手先は不器用物理的なモノづくりは致命的に向いていない。

パン工場だってきっと無理だろう。

プログラミングは齧ってみたことはあるが、才能がないらしいことを確認するに留まった。

音楽デザインセンスも足りないらしく、もはや残された道は文筆業だけである

どうも物書きになるには文章力なるもの必要らしいのだが、はてなで「文章力凄い!」と言われる増田を見るに私でもなんとかなりそうである

というか他になんとかなりそうなものがないのだから、やはりそれしか道はないのだ。

さて、いい加減そろそろ作家になるために動き出したいと思っている。

インプットだけでも増やそうと青空文庫で名作と呼ばれる作品を読もうとしたが、なかなかどうして面倒くさい。

ハッキリ言って面白いとは思えない。

アマプラで合わない映画を見ているときのような気分だ。

アドベンチャーゲーム迷子になりすぎてもはや世界観に浸る余裕も失ってただただ作業的に総当りを繰り返しだしたときのようなどうでもよささえよぎってくる。

こんなものに金を出す人間たちが大勢いるんだから不思議ものだ。

かに大当たりを引けば、かけた時間分の楽しさぐらいは提供されるが、それでも有料となると腰が引ける。

これに1冊1000円出せる人種相手商売しないといけないと思うと途端に不安になってくる。

とはいえビビっていても仕方がない。

何故なら作家になるか、今の仕事を続けていくか、死ぬか、この3択しか無いのだ。

転職という道があるように感じられる人が心底羨ましい。

無能にとって同じ職場に食らいつく以外の人生の道はほとんど存在しない。

チェーンの飲食店コンビニで働いている自分の姿を想像すれば、一週間後には辞めている姿しかかばないのだから

無能に残された数少ない逆転の道が、ギャンブル作家だ。

それこそビットコインで一山当てるでもしないならば、作家になるしかないのだ。

作家になるしかない。

やるしかない。

やり方が分からない。

とりあえず、寝るか。

寝ることは大事だ。

寝るのは最強だ。

最悪、作家になれなくても寝てさえいえれば本業も少しは結果が出やすくなる。

メリットだらけだ。

とにかく寝よう。

メロス激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくの王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このシラクスの市にやって来た。メロスには父も、母も無い。女房も無い。十六の、内気な妹と二人暮しだ。この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿はなむことして迎える事になっていた。結婚式も間近かなのであるメロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。メロスには竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今は此のシラクスの市で、石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにメロスは、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。のんきなメロスも、だんだん不安になって来た。路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈はずだが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺ろうやに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。「王様は、人を殺します。」「なぜ殺すのだ。」「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居りませぬ。」「たくさんの人を殺したのか。」「はい、はじめは王様の妹婿さまを。それから、御自身のお世嗣よつぎを。それから、妹さまを。それから、妹さまの御子さまを。それから皇后さまを。それから、賢臣のアレキス様を。」「おどろいた。国王は乱心か。」「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」 聞いて、メロス激怒した。「呆あきれた王だ。生かして置けぬ。」 メロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城はいって行った。たちまち彼は、巡邏じゅんらの警吏捕縛された。調べられて、メロスの懐中から短剣が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。メロスは、王の前に引き出された。「この短刀で何をするつもりであったか。言え!」暴君ディオニスは静かに、けれども威厳を以もって問いつめた。その王の顔は蒼白そうはくで、眉間みけんの皺しわは、刻み込まれたように深かった。「市を暴君の手から救うのだ。」とメロスは悪びれずに答えた。「おまえがか?」王は、憫笑びんしょうした。「仕方の無いやつじゃ。おまえには、わしの孤独がわからぬ。」「言うな!」とメロスは、いきり立って反駁はんばくした。「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ。王は、民の忠誠をさえ疑って居られる。」「疑うのが、正当の心構えなのだと、わしに教えてくれたのは、おまえたちだ。人の心は、あてにならない。人間は、もともと私慾のかたまりさ。信じては、ならぬ。」暴君は落着いて呟つぶやき、ほっと溜息ためいきをついた。「わしだって平和を望んでいるのだが。」「なんの為の平和だ。自分地位を守る為か。」こんどはメロス嘲笑した。「罪の無い人を殺して、何が平和だ。」「だまれ、下賤げせんの者。」王は、さっと顔を挙げて報いた。「口では、どんな清らかな事でも言える。わしには、人の腹綿の奥底が見え透いてならぬ。おまえだって、いまに、磔はりつけになってから、泣いて詫わびたって聞かぬぞ。」「ああ、王は悧巧りこうだ。自惚うぬぼれているがよい。私は、ちゃん死ぬ覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、メロスは足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下さい。たった一人の妹に、亭主を持たせてやりたいのです。三日のうちに、私は村で結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ます。」「ばかな。」と暴君は、嗄しわがれた声で低く笑った。「とんでもない嘘うそを言うわい。逃がした小鳥が帰って来るというのか。」「そうです。帰って来るのです。」メロス必死で言い張った。「私は約束を守ります。私を、三日間だけ許して下さい。妹が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、よろしい、この市にセリヌンティウスという石工がいます。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの友人を絞め殺して下さい。たのむ、そうして下さい。」 それを聞いて王は、残虐な気持で、そっと北叟笑ほくそえんだ。生意気なことを言うわい。どうせ帰って来ないにきまっている。この嘘つきに騙だまされた振りして、放してやるのも面白い。そうして身代りの男を、三日目に殺してやるのも気味がいい。人は、これだから信じられぬと、わしは悲しい顔して、その身代りの男を磔刑に処してやるのだ。世の中の、正直者とかい奴輩やつばらにうんと見せつけてやりたいものさ。「願いを、聞いた。その身代りを呼ぶがよい。三日目には日没までに帰って来い。おくれたら、その身代りを、きっと殺すぞ。ちょっとおくれて来るがいい。おまえの罪は、永遠にゆるしてやろうぞ。」「なに、何をおっしゃる。」「はは。いのち大事だったら、おくれて来い。おまえの心は、わかっているぞ。」 メロスは口惜しく、地団駄じだんだ踏んだ。ものも言いたくなくなった。 竹馬の友セリヌンティウスは、深夜、王城に召された。暴君ディオニス面前で、佳よき友と佳き友は、二年ぶりで相逢うた。メロスは、友に一切の事情を語った。セリヌンティウスは無言で首肯うなずき、メロスをひしと抱きしめた。友と友の間は、それでよかった。セリヌンティウスは、縄打たれた。メロスは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。 メロスはその夜、一睡もせず十里の路を急ぎに急いで、村へ到着したのは、翌あくる日の午前、陽は既に高く昇って、村人たちは野に出て仕事をはじめていた。メロスの十六の妹も、きょうは兄の代りに羊群の番をしていた。よろめいて歩いて来る兄の、疲労困憊こんぱいの姿を見つけて驚いた。そうして、うるさく兄に質問を浴びせた。「なんでも無い。」メロスは無理に笑おうと努めた。「市に用事を残して来た。またすぐ市に行かなければならぬ。あす、おまえの結婚式を挙げる。早いほうがよかろう。」 妹は頬をあからめた。「うれしいか。綺麗きれいな衣裳も買って来た。さあ、これから行って、村の人たちに知らせて来い。結婚式は、あすだと。」 メロスは、また、よろよろと歩き出し、家へ帰って神々の祭壇を飾り、祝宴の席を調え、間もなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。 眼が覚めたのは夜だった。メロスは起きてすぐ、花婿の家を訪れた。そうして、少し事情があるから結婚式明日にしてくれ、と頼んだ。婿の牧人は驚き、それはいけない、こちらには未だ何の仕度も出来ていない、葡萄ぶどうの季節まで待ってくれ、と答えた。メロスは、待つことは出来ぬ、どうか明日にしてくれ給え、と更に押してたのんだ。婿の牧人も頑強であった。なかなか承諾してくれない。夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか婿をなだめ、すかして、説き伏せた。結婚式は、真昼に行われた。新郎新婦の、神々への宣誓が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出し、やがて車軸を流すような大雨となった。祝宴に列席していた村人たちは、何か不吉なものを感じたが、それでも、めいめい気持を引きたて、狭い家の中で、むんむん蒸し暑いのも怺こらえ、陽気に歌をうたい、手を拍うった。メロスも、満面に喜色を湛たたえ、しばらくは、王とのあの約束をさえ忘れていた。祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、人々は、外の豪雨を全く気にしなくなった。メロスは、一生このままここにいたい、と思った。この佳い人たちと生涯暮して行きたいと願ったが、いまは、自分からだで、自分のものでは無い。ままならぬ事であるメロスは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。あすの日没までには、まだ十分の時が在る。ちょっと一眠りして、それからすぐに出発しよう、と考えた。その頃には、雨も小降りになっていよう。少しでも永くこの家に愚図愚図とどまっていたかった。メロスほどの男にも、やはり未練の情というものは在る。今宵呆然歓喜に酔っているらしい花嫁に近寄り、「おめでとう。私は疲れてしまたから、ちょっとご免こうむって眠りたい。眼が覚めたら、すぐに市に出かける。大切な用事があるのだ。私がいなくても、もうおまえには優しい亭主があるのだから、決して寂しい事は無い。おまえの兄の、一ばんきらいなものは、人を疑う事と、それから、嘘をつく事だ。おまえも、それは、知っているね。亭主との間に、どんな秘密でも作ってはならぬ。おまえに言いたいのは、それだけだ。おまえの兄は、たぶん偉い男なのだから、おまえもその誇りを持っていろ。」 花嫁は、夢見心地で首肯うなずいた。メロスは、それから花婿の肩をたたいて、「仕度の無いのはお互さまさ。私の家にも、宝といっては、妹と羊だけだ。他には、何も無い。全部あげよう。もう一つ、メロスの弟になったことを誇ってくれ。」 花婿は揉もみ手して、てれていた。メロスは笑って村人たちにも会釈えしゃくして、宴席から立ち去り、羊小屋にもぐり込んで、死んだように深く眠った。 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃であるメロスは跳ね起き、南無三、寝過したか、いや、まだまだ大丈夫、これからすぐに出発すれば、約束の刻限までには十分間に合う。きょうは是非とも、あの王に、人の信実の存するところを見せてやろう。そうして笑って磔の台に上ってやる。メロスは、悠々と身仕度をはじめた。雨も、いくぶん小降りになっている様子である。身仕度は出来た。さて、メロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た。 私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。身代りの友を救う為に走るのだ。王の奸佞かんねい邪智を打ち破る為に走るのだ。走らなければならぬ。そうして、私は殺される。若いから名誉を守れ。さらば、ふるさと若いメロスは、つらかった。幾度か、立ちどまりそうになった。えい、えいと大声挙げて自身を叱りながら走った。村を出て、野を横切り、森をくぐり抜け、隣村に着いた頃には、雨も止やみ、日は高く昇って、そろそろ暑くなって来た。メロスは額ひたいの汗をこぶしで払い、ここまで来れば大丈夫、もはや故郷への未練は無い。妹たちは、きっと佳い夫婦になるだろう。私には、いま、なんの気がかりも無い筈だ。まっすぐに王城に行き着けば、それでよいのだ。そんなに急ぐ必要も無い。ゆっくり歩こう、と持ちまえの呑気のんきさを取り返し、好きな小歌をいい声で歌い出した。ぶらぶら歩いて二里行き三里行き、そろそろ全里程の半ばに到達した頃、降って湧わいた災難、メロスの足は、はたと、とまった。見よ、前方の川を。きのうの豪雨で山の水源地は氾濫はんらんし、濁流滔々とうとうと下流に集り、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵こっぱみじんに橋桁はしげたを跳ね飛ばしていた。彼は茫然と、立ちすくんだ。あちこちと眺めまわし、また、声を限りに呼びたててみたが、繋舟けいしゅうは残らず浪に浚さらわれて影なく、渡守りの姿も見えない。流れはいよいよ、ふくれ上り、海のようになっている。メロス川岸うずくまり、男泣きに泣きながらゼウスに手を挙げて哀願した。「ああ、鎮しずめたまえ、荒れ狂う流れを! 時は刻々に過ぎて行きます太陽も既に真昼時です。あれが沈んでしまわぬうちに、王城に行き着くことが出来なかったら、あの佳い友達が、私のために死ぬのです。」 濁流は、メロス叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。浪は浪を呑み、捲き、煽あおり立て、そうして時は、刻一刻と消えて行く。今はメロス覚悟した。泳ぎ切るより他に無い。ああ、神々も照覧あれ! 濁流にも負けぬ愛と誠の偉大な力を、いまこそ発揮して見せる。メロスは、ざんぶと流れに飛び込み、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、必死闘争を開始した。満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきと掻かきわけ掻きわけ、めくらめっぽう獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついに憐愍れんびんを垂れてくれた。押し流されつつも、見事、対岸の樹木の幹に、すがりつく事が出来たのである。ありがたい。メロスは馬のように大きな胴震いを一つして、すぐにまた先きを急いだ。一刻といえども、むだには出来ない。陽は既に西に傾きかけている。ぜいぜい荒い呼吸をしながら峠をのぼりのぼり切って、ほっとした時、突然、目の前に一隊山賊が躍り出た。「待て。」「何をするのだ。私は陽の沈まぬうちに王城へ行かなければならぬ。放せ。」「どっこい放さぬ。持ちもの全部を置いて行け。」「私にはいのちの他には何も無い。その、たった一つの命も、これから王にくれてやるのだ。」「その、いのちが欲しいのだ。」「さては、王の命令で、ここで私を待ち伏せしていたのだな。」 山賊たちは、ものも言わず一斉に棍棒こんぼうを振り挙げた。メロスはひょいと、からだを折り曲げ、飛鳥の如く身近かの一人に襲いかかり、その棍棒を奪い取って、「気の毒だが正義のためだ!」と猛然一撃、たちまち、三人を殴り倒し、残る者のひるむ隙すきに、さっさと走って峠を下った。一気に峠を駈け降りたが、流石さすがに疲労し、折から午後の灼熱しゃくねつの太陽がまともに、かっと照って来て、メロスは幾度となく眩暈めまいを感じ、これではならぬ、と気を取り直しては、よろよろ二、三歩あるいて、ついに、がくりと膝を折った。立ち上る事が出来ぬのだ。天を仰いで、くやし泣きに泣き出した。ああ、あ、濁流を泳ぎ切り、山賊を三人も撃ち倒し韋駄天いだてん、ここまで突破して来たメロスよ。真の勇者メロスよ。今、ここで、疲れ切って動けなくなるとは情無い。愛する友は、おまえを信じたばかりに、やがて殺されなければならぬ。おまえは、稀代きたいの不信の人間、まさしく王の思う壺つぼだぞ、と自分を叱ってみるのだが、全身萎なえて、もはや芋虫いもむしほどにも前進かなわぬ。路傍の草原にごろりと寝ころがった。身体疲労すれば、精神も共にやられる。もう、どうでもいいという、勇者に不似合いな不貞腐ふてくされた根性が、心の隅に巣喰った。私は、これほど努力したのだ。約束を破る心は、みじんも無かった。神も照覧、私は精一ぱいに努めて来たのだ。動けなくなるまで走って来たのだ。私は不信の徒では無い。ああ、できる事なら私の胸を截たち割って、真紅心臓をお目に掛けたい。愛と信実の血液だけで動いているこの心臓を見せてやりたい。けれども私は、この大事な時に、精も根も尽きたのだ。私は、よくよく不幸な男だ。私は、きっと笑われる。私の一家も笑われる。私は友を欺あざむいた。中途で倒れるのは、はじめから何もしないのと同じ事だ。ああ、もう、どうでもいい。これが、私の定った運命なのかも知れない。セリヌンティウスよ、ゆるしてくれ。君は、いつでも私を信じた。私も君を、欺かなかった。私たちは、本当に佳い友と友であったのだ。いちどだって、暗い疑惑の雲を、お互い胸に宿したことは無かった。いまだって、君は私を無心に待っているだろう。ああ、待っているだろう。ありがとうセリヌンティウス。よくも私を信じてくれた。それを思えば、たまらない。友と友の間の信実は、この世で一ばん誇るべき宝なのだからな。セリヌンティウス、私は走ったのだ。君を欺くつもりは、みじんも無かった。信じてくれ! 私は急ぎに急いでここまで来たのだ。濁流を突破した。山賊の囲みからも、するりと抜けて一気に峠を駈け降りて来たのだ。私だから、出来たのだよ。ああ、この上、私に望み給うな。放って置いてくれ。どうでも、いいのだ。私は負けたのだ。だらしが無い。笑ってくれ。王は私に、ちょっとおくれて来い、と耳打ちした。おくれたら、身代りを殺して、私を助けてくれると約束した。私は王の卑劣を憎んだ。けれども、今になってみると、私は王の言うままになっている。私は、おくれて行くだろう。王は、ひとり合点して私を笑い、そうして事も無く私を放免するだろう。そうなったら、私は、死ぬよりつらい。私は、永遠に裏切者だ。地上で最も、不名誉人種だ。セリヌンティウスよ、私も死ぬぞ。君と一緒に死なせてくれ。君だけは私を信じてくれるにちがい無い。いや、それも私の、ひとりよがりか? ああ、もういっそ、悪徳者として生き伸びてやろうか。村には私の家が在る。羊も居る。妹夫婦は、まさか私を村から追い出すような事はしないだろう。正義だの、信実だの、愛だの、考えてみれば、くだらない。人を殺して自分が生きる。それが人間世界の定法ではなかったか。ああ、何もかも、ばかばかしい。私は、醜い裏切り者だ。どうとも、勝手にするがよい。やんぬる哉かな。――四肢を投げ出して、うとうと、まどろんでしまった。 ふと耳に、潺々せんせん、水の流れる音が聞えた。そっと頭をもたげ、息を呑んで耳をすました。すぐ足もとで、水が流れているらしい。よろよろ起き上って、見ると、岩の裂目から滾々こんこんと、何か小さく囁ささやきながら清水が湧き出ているのである。その泉に吸い込まれるようにメロスは身をかがめた。水を両手で掬すくって、一くち飲んだ。ほうと長い溜息が出て、夢から覚めたような気がした。歩ける。行こう。肉体の疲労恢復かいふくと共に、わずかながら希望が生れた。義務遂行希望である。わが身を殺して、名誉を守る希望である斜陽は赤い光を、樹々の葉に投じ、葉も枝も燃えるばかりに輝いている。日没までには、まだ間がある。私を、待っている人があるのだ。少しも疑わず、静かに期待してくれている人があるのだ。私は、信じられている。私の命なぞは、問題ではない。死んでお詫び、などと気のいい事は言って居られぬ。私は、信頼に報いなければならぬ。いまはただその一事だ。走れ! メロス。 私は信頼されている。私は信頼されている。先刻の、あの悪魔の囁きは、あれは夢だ。悪い夢だ。忘れてしまえ。五臓が疲れているときは、ふいとあんな悪い夢を見るものだ。メロス、おまえの恥ではない。やはり、おまえは真の勇者だ。再び立って走れるようになったではないか。ありがたい! 私は、正義の士として死ぬ事が出来るぞ。ああ、陽が沈む。ずんずん沈む。待ってくれ、ゼウスよ。私は生れた時から正直な男であった。正直な男のままにして死なせて下さい。 路行く人を押しのけ、跳はねとばし、メロスは黒い風のように走った。野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴けとばし、小川を飛び越え、少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。一団の旅人と颯さっとすれちがった瞬間、不吉な会話を小耳にはさんだ。「いまごろは、あの男も、磔にかかっているよ。」ああ、その男その男のために私は、いまこんなに走っているのだ。その男を死なせてはならない。急げ、メロス。おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。風態なんかは、どうでもいい。メロスは、いまは、ほとんど全裸体であった。呼吸も出来ず、二度、三度、口から血が噴き出た。見える。はるか向うに小さく、シラクスの市の塔楼が見える。塔楼は、夕陽を受けてきらきら光っている。「ああ、メロス様。」うめくような声が、風と共に聞えた。「誰だ。」メロスは走りながら尋ねた。「フィロストラトスでございます貴方のお友達セリヌンティウス様の弟子でございます。」その若い石工も、メロスの後について走りながら叫んだ。「もう、駄目でございます。むだでございます。走るのは、やめて下さい。もう、あの方かたをお助けになることは出来ません。」「いや、まだ陽は沈まぬ。」「ちょうど今、あの方が死刑になるところです。ああ、あなたは遅かった。おうらみ申します。ほんの少し、もうちょっとでも、早かったなら!」「いや、まだ陽は沈まぬ。」メロスは胸の張り裂ける思いで、赤く大きい夕陽ばかりを見つめていた。走るより他は無い。「やめて下さい。走るのは、やめて下さい。いまはご自分のお命が大事です。あの方は、あなたを信じて居りました。刑場に引き出されても、平気でいました。王様が、さんざんあの方をからかっても、メロスは来ます、とだけ答え、強い信念を持ちつづけている様子でございました。」「それだから、走るのだ。信じられているから走るのだ。間に合う、間に合わぬは問題でないのだ。人の命も問題でないのだ。私は、なんだか、もっと恐ろしく大きいものの為に走っているのだ。ついて来い! フィロストラトス。」「ああ、あなたは気が狂ったか。それでは、うんと走るがいい。ひょっとしたら、間に合わぬものでもない。走るがいい。」 言うにや及ぶ。まだ陽は沈まぬ。最後の死力を尽して、メロスは走った。メロスの頭は、からっぽだ。何一つ考えていない。ただ、わけのわからぬ大きな力にひきずられて走った。陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、メロス疾風の如く刑場に突入した。間に合った。「待て。その人を殺してはならぬ。メロスが帰って来た。約束のとおり、いま、帰って来た。」と大声で刑場の群衆にむかって叫んだつもりであったが、喉のどがつぶれて嗄しわがれた声が幽かすかに出たばかり、群衆は、ひとりとして彼の到着に気がつかない。すでに磔の柱が高々と立てられ、縄を打たれたセリヌンティウスは、徐々に釣り上げられてゆく。メロスはそれを目撃して最後の勇、先刻、濁流を泳いだように群衆を掻きわけ、掻きわけ、「私だ、刑吏! 殺されるのは、私だ。メロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに磔台に昇り、釣り上げられてゆく友の両足に、齧かじりついた。群衆は、どよめいた。あっぱれ。ゆるせ、と口々にわめいた。セリヌンティウスの縄は、ほどかれたのである。「セリヌンティウス。」メロスは眼に涙を浮べて言った。「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若もし私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」 セリヌンティウスは、すべてを察した様子で首肯うなずき、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くメロスの右頬を殴った。殴ってから優しく微笑ほほえみ、「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」 メロスは腕に唸うなりをつけてセリヌンティウスの頬を殴った。「ありがとう友よ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。 群衆の中からも、歔欷きょきの声が聞えた。暴君ディオニスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。「おまえらの望みは叶かなったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚妄想ではなかった。どうか、わしをも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」 どっと群衆の間に、歓声が起った。「

anond:20210712125327

2021-07-11

90年代あたりは、国境概念は薄まり世界中自由主義民主主義が浸透していき人種宗教、性、国籍による差別はなくなっていくみたいな進歩史観がうっすらと信じられていた気がする。でも10年代くらいから流れが変わった。トランプ大統領になり中国はどんどんでかくなり先進国内での人種対立格差対立が増えてきた。20年代さらに厳しくなるのだろうな。

anond:20210710093615

下手に顔の人種的特徴が強い人を描けば差別だと批判されて、連載中止になるリスクもあるね。

髪の色で白人和人キャラ同士の描き分けをすることもあるけど、黒人キャラの肌の色の濃淡でそれをやれば、薄いキャラにはホワイトウォッシュ批判、濃いキャラには人種ステレオタイプ批判が来るのは避けられない。

どんなに努力しても実力がついても能力利己的に利用しようとする奴等ばかり

はじめは何もできなかったさ何もできなくて力も名誉も何もなかった

皆が羨むことは何一つなかった

沢山沢山努力した頑張って能力を上げて皆が羨む金も名誉家族人種も手に入れた

そうしたら今度は世の中乞食だらけだ

ああ、こいつらは何の努力もせずにただ与えられたいだけかって思ったら何の価値のないゴミに見えてそういう奴等を見下すようになった

もう人間関係にはうんざりだ、配偶者可愛い白人ハーフの子供だけで十分

あとは全部一人でできる

2021-07-10

ひろゆきフランス語レベルサッカー選手差別動画

小島先生ブログホットエントリに上がっていたことで、ひろゆきフランス人サッカー選手人種発言問題に関してTwitterYoutubeで触れていたことを知った。

ひろゆきフランス語ができるのか?

ひろゆきはputainという言葉は、強調の意味フランス人もよく使っていると言うのだが、本当に聞いたことがあるのか?

というのは、小島先生記事中、このような部分があったからだ。

渦中の動画に出て来るフランス語問題単語は、フランス語メディアの一致した報道によると「putain」です。カタカナ転写は、F爺には「ピュタン」以外に考えられません。「ピュータン」と長音にする理由は全くありません。

https://fjii.blog.fc2.com/blog-entry-3034.html


putainはカタカナ表記すれば、「ピュタン」。フランス語では最後の文節にアクセントを置くので「ピュターン」と聞こえることもある。どうやっても「ピュータン」には聞こえない。

ひろゆきYouTubeをみてみたら、複数箇所で「ピュータン」と言っていたし、字幕も「ピュータン」と書いてあった。

なぜ「ピュータン」??と思ったら、辻仁成ブログで「ピュータン」とカタカナ表記されてたんだね。これは「ピュターン」と書こうとして間違えたんだろう。ひろゆきは、自分では動画を見ても聞き取れてないんじゃないかな。

putainは、まともな人であれば、あまり使わない。少なくとも自分普段親交があるフランス人日常的には使っていない。ただし、腹が立ったときなど、「チクショウ!」と同じように思わずはいしまうことはある。

putainは若者言葉だとひろゆきは言ってるけど、老若男女問わず使う。汚い言葉から、あまり人前では使わない。人前でしょっちゅう使うとしたら、いわゆる貧民や下層とされる人たちとか、悪い言葉使いをカッコイイと思ってるパンク気取りとか、分別の付かない(精神的な意味で)子どもたちだ。

ひろゆきの周りのフランス人が、そういう人たちばかりという可能性もあるけれど、本当にしょっちゅう聞いてるなら間違っても「ピュータン」と言ったり書いたりから、周りにフランス語で会話しあうようなフランス人はいないんだろう。

putainという言葉検索すると、フランス人が「もともとは売春婦という意味だったが、今日フランス語においてはヴィルギュル(読点)と同じように、文章中ごく頻繁に使う」なんてことを解説しているのを見つけるかもしれないが、フランス人がよく言う冗談なので真に受けないように。


それと、ひろゆきフランス語は、ごくごく初心者レベルだ。

該当動画解説して「差別である」とした日本在中フランス人ユーチューバーに、Twitterひろゆき質問していた。

Les japonaises sont là pour changer la langue de PES. Est-ce que c'est possible que "la langue" indique un paramètre du jeu, pas de la parole japonaise.

Comme un débutant en français, je voudrais savoir pourquoi vous l’affirmez.

Je vous remercie de votre temps.

https://twitter.com/hirox246/status/1412384278990688256

「その日本人たちはPES言語を変更するために来てます。「la langue(言語)は話している日本語ではなく、ゲームの設定のことを指しているということはありませんか?フランス語初心者として、なぜあなたがそうおっしゃるのか知りたいのです。お時間を割いていただきありがとうございます

なお、レスで「それはない。la langueは日本語をさしている」と言われている。

必要なほど丁寧な言い方で、なんだか機械翻訳のような文章。ある程度のレベルフランス語を読み書き話すことができる人なら、Twitter質問するときにこんな書き方はしない。

ひろゆきは、自分が書いているとおり、フランス語初心者で、それもかなり初級に近いレベルなのだと思う。

ひろゆきTwitterでこう言ってるけど、まさしくブーメラン

外国語をわからない人が想像議論しても意味ないです。

"gueule"は顔という意味もあって、ほめるときに使ったりもします。

https://twitter.com/hirox246/status/1412423439588208657

フランス語をわからない人が想像議論しても意味がない。


無意識からこその差別

「sales gueules(酷い顔)」にしろ「putain」にしろ、その言葉自体をフランス人に対しても使うから差別ではない」ということじゃない。

日本人をさして(わざわざ顔にズームしながら)、笑いながら言ってるから差別なのだ。「おまえ恥ずかしくないのか」というセリフも含め、あの状況をすべてひっくるめてが差別

「細い」という言葉にも「目」にも差別意味はないし、「細い目」という言葉アメリカ人イギリス人フランス人などの間で使うかもしれない。だが、アジア人をさして「細い目」だと言ったりジェスチャーをしたら差別なのと同じこと。

ただ、デンベレグリーズマンともに、差別をしているという意識はなかったのだと思う。ダバディ氏が

貧しい階級の子供たち(フランス系であろうが、アフリカ系であろうが)はありえない用語でお互いを差別し、それが面白いと信じています

と言ったように、差別してるんだけれど差別意識がなく、面白がって言ってるだけ。

差別だとわから意識なく話している。それこそが差別なんだよ。

差別だという意識があって言ってるなら、「悪意のある差別」になるだけ。



追記

>ピュターンは知り合いはよく使うんよ。だから普通言葉だと思ってた。何かうまくいかない時とかに使うね。下層の人とか言われてるけどそれだって差別じゃない?なんなの?

普通言葉ではないけど、うまくいかない時とかに使うよ。そうだね。下層の人っていうのは差別だ。さらに言うと、自分サッカーにまるで詳しくないかデンベレグリーズマンも知らなかったけど、動画を見て発音があまりれいではないから「移民系の人かな」と感じた。ぐぐって「なるほど」と思った。これも差別というか、見下してるのかも。

> putain は「ピュータン」気味に聞こえることもけっこう多い

動画みてみたよ。確かにあの言い方だと「ピュータン」と取れなくもないんだけど、ちゃんと「タ」にアクセントがある。ひろゆき動画で言っていた「ピュータン」とは全然違う。

まあ、putainがピュタンでもピュータンでもいいのだけど、ひろゆきフランス語レベルツイート文章だけで、よくわかるよ。


putainは、ひろゆきが言うように「英語でいうveryと同じで強調するときに使う」という人は自分の周りにはいないけど。日本語でも「クッソ暑い」「クッソまずい」みたいに、何でも「クソ」を付ける人はいるようだからvery意味で使うフランス人もいるのかもしれない。ヤバイ人だと思うけど。

仮に、putainはフランス人なら1日100回くらい使うとか、単純にvery意味でもいいのだけど、言葉のもの差別なんじゃない。

自分が言いたかたことは後半に書いたように、言葉自体が差別かどうかじゃなくて、状況と合わせて差別だっていうこと。

putain la langue(ひでぇ言語)とだけ言ってたなら、問題にはならなかった。デンベレが「アニキ」と呼ぶほど仲がよいチームメイト同士のくだけた会話だから「putain la langue」くらい言ってもおかしくない。日本人をさしながら「きたねえツラが揃いやがったぜ」という意味のことを言ったり笑ったりして(こっちのほうが問題)、「ひでぇ言語だぜ」と言った。この一連のセリフ問題発言


そもそも、この動画流出させた人は「これは差別から問題になる」とわかってやったわけで。それを、なんで日本人がよってたかって「差別じゃない」って擁護するのか理解できない。



さら追記

>Les japonaises はおかしいのでは?

おかしい。明らかに男性なのでLes Japonais大文字、小文字ミスは大したことない。面倒で全部小文字で打つこともあるし、ネイティブでもあまり気にせず小文字のこともよくある。

どこかの例文をコピペしたのかla parole japonaiseから持って来て複数形にしたのか知らんけど。

2021-07-09

ウェットシートのフタを閉めない人はらたつ

家庭でも職場にでもいる「ウェットシートのフタを閉めない人種」 あれなんなの?

使おうと思った時に乾いていてウェットシートの役割を果たさないんだけど、閉めない人は「開けっ放しにしてたら当然乾く」ってことに考えが至らないの?

トイレットペーパーを替えないやつ」、「麦茶ちょい残しして作らないやつ」に共通する事だと思うんだよなあ。この現象共通して名前付けたいくらいだわ。

2021-07-07

人類は優劣と差別の違いにどうやって着地するつもりか

フランス人日本人、美醜の話だけをすると優れているのはどちらだろう。

好き嫌いは別。それは個人に許された自由あなた好き嫌い侵害するつもりはない。

しかし優劣はどうしたってつく。それが人に刻まれた美意識というものだし、それを否定することはできない。

優れている側が劣っているものに対して「劣っている」と表現することは果たして差別と言えるのか。

そこには事実しかなく、生まれ持っての変えられないものだとしても、優れているものは優れているし劣っているものは劣っている。

かといって、美醜だけで世の中の価値がすべて決まるわけでもない。

1個人でも様々な優劣が折り重なり合ってその個人価値なす

先天的もので変えられないものもあれば、努力で巻き返すことのできるものもある。

フランス人に、「お前らは見た目が劣っている。だからお前らは人種として劣っている」と言われれば差別だ。

しかし、ただ、「お前らは見た目が劣っている。」だけであれば、それは差別ではなく事実に対する指摘でしかない。

それに対し「フランス人差別的だ。だから人種として劣っている。」と返せば、それは反論ではなく差別だ。

「我々は被害を被った。だから反撃が許されるのだ。」とするのは戦争理論であり、繰り返すべきではない過ちということを学ばなくてはならない。

それをわからずに自らの差別意識を棚に上げている人が多すぎる。

フランス人擁護する意図は一切ない。

「お前らは見た目が劣っている。」と言われたところで、

「だからどうした。お前はまだその程度のことにこだわる世界で生きているのか。」

それで終わる話だからだ。

日本人が騒ぎすぎていることを指摘しているに過ぎない。

何でもかんでも差別に結びつけようとする黒人とそれを擁護する人間たちを見て何も学ばなかったのか。

自らに刃先が向いた途端に顔を真赤にして「差別だ!」と叫び始める程度には、日本人差別に対して意識が低いということにほかならない。

優劣と差別区別されるようになるまで、まだまだ時間経験必要だ。

栗原はるみとかすごい量の油使うレシピいっぱい書いてるし、料理研究家食育アドバイザー(?)は別の人種だろうと思うけど

追記

栗原はるみさんのレシピは好きです、なすの揚げ浸しとか(カロリー塩分もやばそうですが)

2021-07-06

anond:20210706111320

はぐらかすのはよくないよ。

宇崎ちゃん表象が、ユニオシ氏の表象のように、人間存在特定カテゴリー(宇崎ちゃん女性、ユニオシ氏は民族人種)をステレオタイプ的に描くという性格を持っているのかどうか、それが差別的かどうか、それが偏見再生産につながるかどうかを、真面目に考えてみましょうよ。

繰り返すけど、俺は論破したいわけじゃないんだよ。一緒に考えよう。

anond:20210706104131

もし「出っ歯メガネ日本人表象人種差別かどうか」という問いへの答が「差別である」なら、

非実在表象でも、差別になりうるということ

現実にある民族人種に対しての偏見を反映したり特徴を誇張して恣意的に描くことは、差別になりうるということ

②その指摘の際に、具体的に誰の人権がどう侵害されたのか、明白にする必要はないということ

が言える。この①②③のロジックは宇崎ちゃんという非実在女性表象にも敷衍できるよね、という話。

そして、多くの日本人は「出っ歯メガネ日本人表象人種差別かどうか」と聞かれたら

当然そうだ、と答えるだろうと思う(あなたがどうかは知らない)。

anond:20210705214833

アジア人特有の部分をピンポイント揶揄しなければ差別にならない?あまりにも欧米に優しすぎるだろ。

元々差別が全く無い国の人間ならまだしもアジア人バカにする。笑うということを差別心持たずにやってるとでも?

いやどういうことよ。

アジア人特有の部分をピンポイント揶揄しなければ差別にならない」

当たり前だろうが。人種という属性に基づいて行う不当な行為人種差別なのだから、そうでなければただの誹謗中傷だ。

「元々差別が全く無い国の人間ならまだしも」も意味不明

他の国籍なら人種差別にならないものが、フランス人場合はなるということ?

同じ行為が、する人間国籍によって評価が180度変わるということ?オリジナリティあふれ過ぎじゃね?

人間多様性なんてデメリットしかない

言い換えるなら、多様性が各種設定を難しくし、普及を妨げているってこと。

人種の違いはもちろん、同じ人種であっても宗教の違い、更に同じ宗教であってもインストールする言語の違いがあるお陰で、🐈や🐕みたく

普通はこの手順で解決、もし解決しなかったら…」

みたいなハウツーが成立し得ない。

それどころか、あらゆる手順が

「俺んとこではこれでうまく行ったぜ?」

レベルの参考資料しかならない。

から人間を扱う者はこれを踏まえた上で、トラブルを基本自力解決できる事が、事実上の最低レベルとして求められる。

結果、今日宇宙のどこかで

「俺は別にOS勉強がしたくて人間を触ってるんじゃねえ!」

という初心神叫びが聞こえてくると。

もしこれが同じ地球生物でも🐕🐈であれば、人間ディストリビューションに当たるもの事実上3つしか存在しないので、それだけでも敷居は大幅に下がる。

というか上位存在が本気で普及に乗り出してたら、創造者の中では新参な上に、大学院神のお遊びがきっかけで作られた人間なんて、一瞬で駆逐されただろう。

そうならなかったことが、🐕🐈の悲劇だと思うわん。


https://anond.hatelabo.jp/20210705122257

2021-07-05

ほしい物リストから貢がれるには

Amazonほしい物リストから貢がれる側の人種になりたい

当方アラサー収入女子

収入かつ欲深いのでAmazonほしい物リストから物を貰えるようになりたい(実際は公開もしたことない)

匿名でやりたいとかおっぱいは出したくないとか色々な制約がある中考えたのが

・Vライバーファンを増やす

なのだが、配信も楽ではないのでもっと簡単に貢いでもらえるシステムを構築する術はないだろうか

要はオタサーの姫になればいいと思うのだが

マイナーコミュニティなど狙い目のところがあったら教えてほしい

anond:20210705124656

いやいつ韓国人へのワサビ差別だなんて言ったよ。

私は詳細は知らないけど、

韓国人という人種に対して差別な行動を行ったのか目の前の客に対してバカにする為に取った行動なのかがわからない

そりゃ分からないとしか言いようがないだろ。

そんな行動は差別存在を示す根拠にならない。


で、それはやっぱり今回の件とは関係ない。

anond:20210705103244

関係あるだろ。

韓国人という人種に対して差別な行動を行ったのか目の前の客に対してバカにする為に取った行動なのかがわからないのにこの件は差別扱いされた。

それならば今回の件も同様に対象あやふやでも疑わしい行動を取った以上差別扱いされるのも当然では?

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