人とあまり関わることなく、成果物を淡々と出力していれば食っていける仕事ならなんでもいいと思ってはいるが、自分になれそうなものが作家ぐらいしかないから作家になりたいと思っている。
お題が3つでてきて1時間でなんか作れは10回ぐらいやったが作品と呼べるものは1個も作れなかった。
つまりはタブレットの画面越しに見るフォントしか見てないということであり、活字に触れる機会は限りなく0である。
多分、村上春樹を3つぐらいと、エクセルだかワンノートだかの入門書を2つずつ。
その記憶さえあやふやなので実際には3年ぐらいかけてこれらを読んでおり、1年の読書数は2冊程度にまで落ちている可能性さえある。
だが私は未だに毎日のように「いつか小説家になるんだ」と思いながら仕事をしているし、入浴中や夢の中では売れっ子作家になった自分がインタビューでろくろを回している姿を浮かべている。
昔から手先は不器用で物理的なモノづくりは致命的に向いていない。
プログラミングは齧ってみたことはあるが、才能がないらしいことを確認するに留まった。
音楽やデザインのセンスも足りないらしく、もはや残された道は文筆業だけである。
どうも物書きになるには文章力なるものが必要らしいのだが、はてなで「文章力凄い!」と言われる増田を見るに私でもなんとかなりそうである。
というか他になんとかなりそうなものがないのだから、やはりそれしか道はないのだ。
さて、いい加減そろそろ作家になるために動き出したいと思っている。
インプットだけでも増やそうと青空文庫で名作と呼ばれる作品を読もうとしたが、なかなかどうして面倒くさい。
ハッキリ言って面白いとは思えない。
アドベンチャーゲームで迷子になりすぎてもはや世界観に浸る余裕も失ってただただ作業的に総当りを繰り返しだしたときのようなどうでもよささえよぎってくる。
こんなものに金を出す人間たちが大勢いるんだから不思議なものだ。
確かに大当たりを引けば、かけた時間分の楽しさぐらいは提供されるが、それでも有料となると腰が引ける。
これに1冊1000円出せる人種相手に商売しないといけないと思うと途端に不安になってくる。
何故なら作家になるか、今の仕事を続けていくか、死ぬか、この3択しか無いのだ。
転職という道があるように感じられる人が心底羨ましい。
無能にとって同じ職場に食らいつく以外の人生の道はほとんど存在しない。
チェーンの飲食店やコンビニで働いている自分の姿を想像すれば、一週間後には辞めている姿しか浮かばないのだから。
それこそビットコインで一山当てるでもしないならば、作家になるしかないのだ。
やるしかない。
やり方が分からない。
とりあえず、寝るか。
寝ることは大事だ。
寝るのは最強だ。
最悪、作家になれなくても寝てさえいえれば本業も少しは結果が出やすくなる。
メリットだらけだ。
とにかく寝よう。
文章力あるじゃん、って言われたいんだろ まあまあじゃね
作家はわりと編集者や他の作家とコミュニケーションが取れないと死ぬ