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はてなキーワード: 第二次世界大戦とは

2024-11-21

anond:20240124142918

40代だけど、70歳になったとき年金制度がどうなっているかからないし、

年金はもう税金のような気持ちで払ってる。

きっと氷河期世代の時にいろんな高齢者優遇制度は消えるんだろうし、

なんなら戦争になったとき軍人恩給みたいなのを餌に氷河期世代が集められるんだろうと思う。

…という発想なので、私は75歳まで働くつもりで能力を高めていくこと、

自分投資をするという方向に舵を切っていて、NISAはやっていない。

金融資産って、第二次世界大戦後の状況を見たら、そんなに安心できないでしょ。

2024-11-20

アメリカってひどい国だよな

いやマジで

第二次世界大戦から東西冷戦終結までの世界秩序については、

「全部イギリスが悪い」

だけど、冷戦終結から現在までについては

「全部アメリカが悪い」

だろ。

2024-11-14

anond:20241113002855

憲法9条日本が「攻め込まない」国であることを担保するものであって、「攻め込まれない」ことを保証するものではない。

第二次世界大戦やらかしちゃったので、我々は「攻め込まない」国になって性根を入れ替えます。だから我々日本人を信用してね」というのがもともとの憲法9条趣旨

ただ、「自ら攻め込まないと明言している国(ウクライナはそうではない)には攻め込みづらい」という効果は期待されている。だが、絶対ものではない。

2024-11-10

anond:20241110132802

第二次世界大戦とかどうでもいい男がいっぱい死ぬ映画見ると心がスッキリするやで。大好き。

砂糖の過剰摂取は人々の健康に悪影響を及ぼすといわれていますが、実際に人々が幼少期に摂取した砂糖の量を測定し、その後の健康状態を知ることは困難です。そこでアメリカカナダ研究チームは、第二次世界大戦から1953年まで砂糖配給制だったイギリスの人々を対象研究を行いました。

イギリスでは第二次世界大戦中の経済的困難により、政府が食料の配給制を導入せざるを得ませんでした。肉や砂糖といった一部の食品戦後もしばらく配給制が続けられ、砂糖の配給量は成人でも1日40g未満に抑えられ、2歳未満の子どもは0gでした。もちろん、親は自分が配給を受けた砂糖の一部を子どもに分け与えていた可能性が高いですが、自由砂糖が手に入る時期と比べると子ども砂糖摂取量は大幅に少なかったと考えられます

配給制が終わると、イギリスにおける砂糖消費量は一気に増加し、1日平均で約80gに達しました。この劇的な環境変化により、研究チームが「砂糖配給制であり幼少期にあまり砂糖摂取できなかった人々」と、「幼少期から砂糖比較自由摂取できた人々」を比較することが可能になったとのこと。

研究チームはイギリスの大規模バイオバンクであるUKバイオバンクから砂糖配給制廃止される前後にまたがる1951~1956年に生まれた6万183人のデータ抽出し、胎児から幼少期にかけた配給制の有無と成人後の健康状態関係を調べました。

分析の結果、妊娠から生後2年間の約1000日間にわたって砂糖配給制だった子どもたちは、成人になってから2型糖尿病発症するリスクが平均35%低く、高血圧発症リスクも約20%低いことがわかりました。

赤ちゃん母親の胎内にいる時点で配給制が解除され、生後は砂糖自由に手に入る状況だった場合でも、成人後の慢性疾患の発症リスクは低下しました。また、たとえ成人後に2型糖尿病や高血圧になったとしても、胎児から幼児期にかけて砂糖摂取制限されていた人々は2型糖尿病発症時期が約4年、高血圧発症時期が約2年遅くなる傾向がありました。

2024-11-07

anond:20241106232300

なんか、世界的に第二次世界大戦戦後に悩まされてるなぁ。なんだかピケティの行った通り。

2024-11-06

ウィンストン・チャーチルになれなかったトランプという男

ウィンストンチャーチルがやべーやつなのか

トランプがただの凡人なのか

議論に困るところだが

トランプチャーチルになりたがってる以上、何をしでかすかわからない

一つ言えるのはアメリカ人第二次世界大戦並みに心情的には追い詰められてるってことなんだろうか

あいうのを選ぶときは国は通常運営できてない

2024-11-02

若者よ、今すぐ日本を出ろ

結論タイトル通り。俺を信じろ、行動しろ

 

以下、グダグダ解説するが読む必要は無い、結論は出てる。議論余地は無い。

 

人生の損得を論理的選択しろ、すると選択余地は無い、日本から逃げるしか無い。

日本は衰退を続ける。今後加速する。ならば泥舟から逃げろ。

この国で働いてキャリアを積んでも搾取されるだけ。

何が悪い?誰が悪い?政治家

違う、そうなることがわかっているのに逃げなかったオマエだ。

選挙行くだけで自分責任を果たし、当選者は国民幸福にする義務付託されたと勘違いしてるオマエが悪い。

この国が衰退を続けるのは政治問題ではない、民主国家なんだから国民に原因がある。

そして根深い。

国民過半数意識改革をするなんて無理。不可能

 

わずして逃げろ、個人利益が最大になる環境に身を移すことだ。

日本を出る以外に方法は無い。

 

せいぜい日本国籍の恩恵を受けながら、効率よく利益幸福を掴め。

 

さな例を出すなら、海外生活する、盲腸に罹る

アメリカなら治療に400万円かかる

抗生物質と鎮静剤で急ぎ日本へ戻れば無料治療して貰える。

3割負担も無い、無料だって日本所得ねぇんだから

きっちり標準治療日本で莫大な納税社会保障費を払ってるマヌケと同じ内容の治療

支払いは泥舟にしがみつく日本国民負担。ははは

 

日本は優秀な民族、だから復活する可能性がある、そんな幻想

明治維新から秒速で先進国入り

戦後焼け野原から奇跡復興

 

明治期に日本が急進したのは単にチート資源国だっただけ。

金銀銅石炭、当時のレアメタルエネルギー無尽蔵にとれた、そして人口ボーナス

戦後焼け野原は単にウソ

第二次世界大戦敗戦明治期の資本蓄積はさほど毀損していない。

工業生産力、特に復興困難な重工業アメリカ復興を見越して攻撃対象にしなかった。

製鉄所高炉は戦後すぐに再稼働していた。

 

そして戦後アメリカ傀儡を受けチート為替復興した。

ところが社会制度法制度は復興を最優先としたため矛盾だらけ筋論を無視したパッチワーク

現在日本の衰退はそのハレーションとも言える。

まりカンフル剤一時的救命措置効果はあるがそれを続けると副作用が出る、いずれ根本治療をしなきゃならない、のだが、日本国民はそれを避けて今まで来た。

今後も根本治療をする気は無い。

ならば病状は進むだけ。

日本人は優秀?ないないw普通です。

 

日本衰退の原因をいくら論じても意味がない、どうでもいい、不可避なのは明確だから

 

個人としてそれにどう抗う

国家国策に従わず戦っても勝てない、抗えない、ならば選択肢は「逃げる」しか無い。

 

もうちょっと日本で頑張ってから

コンコルド効果

決断と行動は早ければ早いほど利得を得られる。

損切りできない言い訳は聞き飽きた。

 

いつまでも若いと思うな、肉体と精神の柔軟性を保持できると思うな、あめぇよ

あと、日本人の海外移民ハードル日本衰退と反比例して上がっていく。

早晩、観光ビザすら取れない時代が来るぞ。

いつまで経済力世界2位なんて幻想を持ってんだ

日本衰退が本格化しイザとなれば逃げればいい?あめぇよ

今が最後のチャンスだよ

 

最後に、

じゃぁてめぇはどうなんだ?行動したのか?海外在住なのか?

残念ながら日本で十分に食える所得地位能力がある。だから日本暮らしている。

日本は住みやすいいい国だ。

だが俺もあと30年もすりゃ寿命だ、それまではかろうじて日本アドバンテージが残っているだろう。

しか子供はそうは行かない。

から俺は外国人結婚子供二重国籍にしてある。

 

日本公教育は優秀だよ、バカにするやつが多いが、なぁになぁに、世界最高です。

これを無料で受けられるのだから日本国籍は最高だ。

美味しいところは頂きましょう。

無論、子供人生子供選択するもの示唆誘導はするが強制はしない。

成人後にキャリア海外に移すもよし、国内で頑張るも良し

いずれにせよ子どもたちはいつでも海外に出られる身分パスポートを持っている、自由度は高い

妻は英語話者から英語と触れる機会も多い。

ここまでしてやりゃ十分だろう

 

ちなみに国際結婚から話題夫婦別姓でもある。いえい

 

最後最後念の為に繰り返す、「さっさと泥舟から逃げろ」

この国はもダメ

2024-10-28

歴史上最も偉大な弱者男性15選

1. 仏陀ゴータマ・シッダールタ

王族として生まれ仏陀は、物質的な豊かさを捨て、人生の苦悩を理解するために出家しました。彼の苦悩や探求は、彼を「弱者男性」としての立場に置き、真理を求める姿勢が後の教えに繋がりました。

2. ヤハウェ

旧約聖書に登場する神ヤハウェは、信者たちの裏切りや不信による苦しみを抱えています。彼の無限の愛と赦しは、強大な存在であるにも関わらず、孤独感を伴う「弱者男性」の側面を示しています

3. 安倍晋三

日本首相として多くの政治的困難に直面した安倍は、健康問題政治的圧力に苦しみながらも、自らの信念を貫きました。彼の背負った重圧は、彼を「弱者男性」としての立場に置きます

4. 紫式部

平安時代女性作家である紫式部は、当時の社会的制約の中で自己表現を追求しました。彼女作品は、当時の女性としての苦悩や孤独感を反映しており、「弱者男性」としての視点を持っています

5. 清少納言

清少納言もまた、宮廷生活の中で自己アイデンティティに悩みつつ、独自文学を生み出しました。彼女言葉には、社会の期待に反する「弱者男性」としての苦悩が色濃く見えます

6. 藤原道真

平安時代政治家である藤原道真は、流罪にされ、その後の彼の悲劇的な人生は彼を「弱者男性」として位置づけます権力の中での苦しみと孤立感が彼の業績を際立たせます

7. アレクサンドロス大王

大王として名を馳せたアレクサンドロスは、数々の勝利を収めたものの、孤独感や指導者としての重圧に苦しみました。彼の人生は「弱者男性」としての葛藤物語っています

8. スティーブ・ジョブズ

Apple創業者であるスティーブ・ジョブズは、革新を追求する中で多くの人間関係の摩擦を経験しました。彼の孤独感や苦悩は、「弱者男性」としての彼の側面を示しています

9. ビル・ゲイツ

Microsoft創業者であり、富を持ちながらも、社会的批判競争さらされてきたビル・ゲイツは、彼自身価値観人生選択を通じて「弱者男性」としての一面を持っています

10. ソクラテス

西洋哲学の父と称されるソクラテスは、真理を追求する中で多くの誤解や迫害に遭いました。彼の信念を貫く姿勢は、時に孤独を生み出し、「弱者男性」としての側面を強調します。

11. 孔子

中国の偉大な哲学である孔子は、当時の社会に対する批判理想を持ちながらも、政治的無力感に直面しました。彼の思想は多くの人々に影響を与えたものの、彼自身は「弱者男性」としての葛藤を抱えていました。

12. ガリレオ・ガリレイ

科学革命先駆者であるガリレオは、教会との対立に苦しみながらも、自らの信念を貫きました。彼の知識や探求心は、時には「弱者男性」としての立場から孤独を伴いました。

13. ウィンストン・チャーチル

第二次世界大戦中にイギリス指導したチャーチルは、厳しい状況下での孤独や苦悩を経験しました。彼のリーダーシップは「弱者男性」としての困難と向き合いながら発揮されました。

14. ニーチェ

哲学ニーチェは、自己の信念や存在に対する疑問を抱えながらも、独自思想を築き上げました。彼の内面的な葛藤は、彼を「弱者男性」としての立場に置いています

15. ヘンリー・フォード

自動車産業の巨頭であるフォードは、革新を追求する中で多くの批判課題に直面しました。彼のリーダーシップには「弱者男性」としての苦しみが色濃く現れています

2024-10-17

anond:20241015125113

ユダヤ資本って第二次世界大戦までは強かったかイメージ先行じゃないんかね

IT企業大手ユダヤ資本とはいえ、3大投資家ソロス資産9兆円に比べて

ロジャース1000億円とバフェット17兆円はアメリカ人イギリス王室イギリス人スイス銀行があるけど資産額分からない

イスラエル産業ダイヤモンド工業アメリカ顧客

ユダヤ人4割はアメリカ在住というがアメリカ人口の1.4%だけだし

 

なんかアメリカのほうが立場が強そうだからむしろイスラエルアメリカ企業の言うなりなんじゃないんかいユダヤ保護のため

日本投資機関だって第一生命69兆円とかあるし

それ考えるとなあ

2024-10-11

昭和時代やばすぎだろ

割と最近だと思ってたけど、

価値観変わりすぎて頭おかしなるで

2024-10-10

小説 階伯(かいはく)つづき

百済亡命者たち――日本への道

百済滅亡の報せが朝鮮半島全土を駆け巡るとき、そこには絶望だけでなく、わずかな希望が残されていた。それは、百済の地を追われた者たちが、遥か倭の国――大和への亡命の道を選んだことだった。

百済の都泗沘(しひ)が炎に包まれ王族貴族、そして多くの百済の民が散り散りになって逃げる中、一握りの者たちは東へ、海を越えて大和へと渡ることを決断した。彼らにとって、倭はかつて同盟を結び、文化技術を共有してきた縁のある国だった。遠い異国ではあったが、そこに生き延びる希望があると信じていた。

渡海――苦難の旅

夜の海は静かだったが、波は冷たく、命の危機を感じさせた。百済から亡命者たちは、わずかな船団に身を寄せ合い、倭の地を目指した。彼らの目には、故郷を失った悲しみと、新しい土地での不安が浮かんでいた。

中でも、若き百済貴族、武珍(ムジン)は、家族と共に海を渡ることを決断した一人だった。彼はかつて百済王宮官職を務めていたが、新羅と唐の連合軍が攻め込むと、命からがら国を脱出した。彼の目の前には、父祖の地であった百済が失われ、愛した仲間や民が散り散りになっていく姿が浮かび続けていた。

「いつか…いつか、この地に戻ることができるのだろうか」と、武珍は呟いたが、その声は波音にかき消された。

やがて、彼らの船は倭の大地に辿り着いた。彼らを迎えたのは大和朝廷の役人たちだった。百済から亡命者たちが次々と上陸し、武珍もまたその一人として新たな生活を始めることとなる。だが、そこには異国の地での試練が待ち受けていた。

新天地大和

亡命者たちは大和王権に迎え入れられたものの、その生活は容易なものではなかった。彼らは、異国の地で自らの文化風習を持ち込む一方で、大和風土や習慣に馴染む必要があった。特に故郷を失った哀しみが胸に深く刻まれている者たちは、再び自らのアイデンティティを見つけるまでに長い時間がかかった。

武珍もその一人だった。彼は大阪南部に割り当てられた土地で、新しい生活を始めることとなった。この地には既に百済から移民が住み着いており、互いに助け合いながら新たなコミュニティを築いていた。大阪南部河内平野は肥沃な土地であり、農業が盛んだったが、何よりも彼らにとって特別ものは、地名の中に「百済」という故国の名を残せることだった。

「ここは、我々の新たな百済だ」と、武珍は言った。

大和王権の中での百済役割

百済から亡命者たちは、単に新天地生活を始めるだけではなかった。彼らは百済で培った高度な技術文化大和王権にもたらし、その地位を高めていった。特に天智天皇の治世において、亡命者たちは重要役割を果たすこととなる。

天智天皇大化の改新を主導した中大兄皇子)は、近江京を築いた際、百済から亡命者たちを積極的に受け入れた。天智天皇自身百済との強い同盟関係を保っていたため、亡命者たちの技術知識を利用して、近江の地を発展させることを狙っていたのである。武珍を含む百済貴族技術者たちは、天智天皇の招きに応じ、滋賀県周辺へと移住していった。

新羅に滅ぼされ、百済を失ったとしても、我々の技術文化がこの地で花を咲かせるなら、それが我々の新しい故郷となるだろう」と、武珍は自らを励ました。

百済技術者たちは、瓦や製陶技術金属加工、建築技術をもたらし、近江京の発展に寄与した。その中でも、仏教文化先進的な農業技術は、近江の人々にとって大いなる財産となった。百済から亡命者たちは、大和王権の一部として取り込まれながらも、独自文化を維持し続けた。そして、その痕跡は、現代滋賀県に残る渡来系遺伝子の多さにも反映されている。

亡命者たちの遺産

時が経つにつれて、百済から亡命者たちは日本列島に根を下ろしていった。大阪南部には「百済」や「加羅伽耶)」といった故国の名を冠する地名が残され、滋賀県には亡命者たちの末裔が多く住み着いた。彼らの遺伝子は、日本列島の中で異質な文化を生み出し、後の日本文化に大きな影響を与えた。

武珍も、かつての仲間たちと共に大阪南部で新たな百済を築き上げた。そして、彼の子孫たちは、百済の血を引き継ぎながらも大和王権に忠誠を誓い、その技術知識を後世に伝えた。

故郷は失われたが、我々の血は生き続ける。我々の文化は、この新しい土地で栄え続けるだろう」と、武珍は亡命者たちと共に夜空を見上げ、倭の地で新しい未来を夢見た。

こうして、百済亡命者たちの物語は、日本歴史の中に深く刻み込まれていった。朝鮮半島を追われた彼らは、決して故郷を忘れることなく、新しい大地でその魂と誇りを守り続けたのである

朝鮮半島奪還――日本宿命としての目標

天智天皇近江京を築いた時、百済から亡命者たちは日本の地に根を下ろし、新しい生活を始めた。しかし、彼らの胸には常に故郷である朝鮮半島への想いが宿り続けていた。日本という国がまだ形成されつつある時代、その根底には、失われた「伽耶」や「百済」を取り戻すという強い願望が隠されていた。

天智天皇は、ただ単に新しい京を築いただけではなかった。彼の統治の下で、大和王権は次第に「日本」という国としての形を整えていった。しかし、その目標の一つには、かつて倭人支配していた朝鮮半島南部――伽耶百済の地を再び日本の手中に取り戻すという、壮大な夢が秘められていた。

朝鮮半島に築かれた前方後円墳存在――それは倭人がその地を支配していたことを示す確かな証拠だ。前方後円墳日本発明された墓制であり、その巨大な墳墓が朝鮮半島南部にも点在している事実は、かつてその地が倭人にとっての故郷であったことを物語っている。

失われた故地の奪還――幾度かの挑戦

天智天皇時代を過ぎても、この「朝鮮半島奪還」という目標は、日本歴史の中で幾度となく浮上してきた。その後、豊臣秀吉時代には、それが現実のものとして動き始める。

豊臣秀吉朝鮮出兵文禄・慶長の役

秀吉は、天下統一を成し遂げた後、自らの野望を東アジア全域に広げようとした。その第一歩として選んだのが、朝鮮半島への侵攻だった。1592年、秀吉大軍を率いて朝鮮に進軍し、かつて倭人支配していた地を取り戻し、さらには中国大陸まで征服するという壮大な夢を抱いていた。

「我が倭の祖先の地、伽耶百済を取り戻す時が来た。朝鮮半島は、我々日本人の手に再び戻るべき土地である

秀吉のその言葉には、単なる領土拡張を超えた、失われた故郷を取り戻すという深い信念が込められていた。だが、朝鮮戦役は厳しい抵抗に遭い、秀吉計画は失敗に終わる。朝鮮半島の奪還は成し遂げられず、秀吉の死をもって日本軍は撤退余儀なくされた。

しかし、この「朝鮮奪還」の試みは、単なる軍事的野心の産物ではなかった。それは、古代から続く日本人の潜在的な願望――かつての倭人領土である朝鮮半島南部を再び自らの支配下に置くという、宿命的な思いの表れだったのだ。

倭寇――小規模な奪還の試み

大規模な侵攻が失敗に終わったとしても、歴史の中で日本朝鮮半島との間には、常に緊張と抗争が続いていた。その中で、倭寇(わこう)と呼ばれる海賊集団が、朝鮮半島沿岸部中国大陸沿岸を襲撃する形で、奪還の意図を示し続けていた。

倭寇の多くは、正規日本軍ではなく、小規模な武装集団だったが、彼らもまた、朝鮮半島南部をかつての倭人の地として捉え、そこに自らの足場を築こうとした。彼らの襲撃は、単なる略奪ではなく、失われた倭人故郷を再び支配するための小さな試みの一環だったと言えるだろう。

倭寇活動14世紀から16世紀にかけて活発化し、朝鮮中国を混乱に陥れた。特に朝鮮半島南部はその影響を強く受け、倭寇侵略によって多くの地域が荒廃した。これは小規模ながらも、日本朝鮮半島との長い歴史的な繋がりを象徴するものだった。

戦前日本朝鮮半島

そして、最も大規模で決定的な奪還の試みが行われたのは、20世紀初頭の戦前日本だった。明治維新を経て近代化を果たした日本は、軍事力を強化し、再び朝鮮半島に目を向けるようになった。1905年日露戦争勝利した日本は、朝鮮半島への影響力を強め、最終的には1910年朝鮮併合することに成功した。

これにより、ついに日本はその「歴史的な故地」を取り戻すかのように、朝鮮半島を自らの領土として統治することとなる。豊臣秀吉が夢見た「朝鮮半島奪還」の夢は、この時に現実のものとなったかのように思われた。

しかし、この支配もまた、長くは続かなかった。第二次世界大戦の敗北と共に、日本朝鮮半島から撤退せざるを得なくなり、再びその地は遠い存在となった。

朝鮮半島南部――倭人故郷としての歴史的意義

イスラエルユダヤ人にとって失われた故郷であったように、朝鮮半島南部倭人――すなわち日本人にとっての歴史的な故地であり、その奪還は、古代から目標であった。日本前方後円墳朝鮮半島南部に点在していることも、その歴史的なつながりを証明している。これらの墳墓は、単なる埋葬の場所ではなく、倭人がこの地に深く根を下ろしていた証拠だ。

天智天皇からまり豊臣秀吉戦前日本、そして小規模な倭寇――いずれも朝鮮半島南部を取り戻すという潜在的な思いを抱いて行動していた。この「奪還の夢」は、日本歴史の中で脈々と受け継がれてきた宿命とも言える。

現代においても、日本朝鮮半島関係は複雑でありながらも、歴史的な繋がりは消えることなく残っている。かつて倭人が歩んだ地、朝鮮半島南部――それは、日本にとって単なる隣国土地ではなく、彼らの魂が宿る場所であったのだ。

anond:20241010141610

徴兵制は以前は役に立たないと言われてたけどウクライナ戦争以来変わりました

行動喚起ウクライナから将来の軍隊への教訓 Call to Action: Lessons from Ukraine for the Future Force

https://milterm.com/archives/3836

米陸軍大学校研究者チームは、開戦から10カ月間に関する公開情報研究を行った。

チームはこの戦争から学んだ教訓を導き出し、米軍現代戦の要求適応するのを助けるために、この取組みを計画した。

1973年米陸軍戦略的変曲点(strategic inflection point)に直面した。

米軍ベトナム介入は米陸軍士気を低下させ、ソ連兵器を装備したエジプト軍ヨム・キプール戦争米軍兵器を装備したイスラエル国防軍をほぼ撃破するのを目の当たりにした。

これに対して米陸軍参謀総長は、従来のソ連の脅威を中心に思考とドクトリンを方向転換させるため、米陸軍訓練ドクトリンコマンド設立した。

組織は、1973年ヨム・キプール戦争研究し、コンセプトを開発し、調達と装備品の変更を推進し、近代的な戦争を戦うための陸軍を準備する任務を負った。

今日米陸軍は新たな戦略的変曲点に直面しており、米陸軍が次の戦いに備える根本的な方法を変える選択に迫られている。

国防組織20年にわたる対テロ戦争から脱却し、大規模戦闘作戦の将来を受け入れ始める中、現在進行中のロシアウクライナ戦争は、戦いの性質の変化を浮き彫りにしている。

それは、高度な自律兵器システム人工知能AI)、そして米国第二次世界大戦以来経験したことのない極めて高い死傷率を特徴とする戦いの将来である

ロシアウクライナ戦争は、米陸軍戦略的マンパワーの厚みと、死傷者に耐え代替する能力において重大な脆弱性を露呈している。

米陸軍戦地医療計画担当者は、戦死戦傷者、あるいは疾病やその他の非戦傷者に至るまで、1日当たりおよそ3,600人の死傷者が持続的に発生すると予想している。

ちなみに、米国イラクアフガニスタンでの20年間の戦闘で、約5万人の死傷者を出した。

大規模な戦闘作戦では、米国は2週間で同じ数の死傷者を出す可能性がある。

米陸軍採用不足と即応予備役の縮小に直面している。

採用不足は戦闘兵科の分野で50%近くもあり、1973年には70万人、1994年には45万人いた即応予備は現在わずか7万6,000人しかいない。

この数では大規模な戦闘作戦中の死傷者の交替や増員はおろか、現役部隊既存の空白を埋めることもできない。

まり1970年代の志願制による兵力というコンセプトはその賞味期限を過ぎ、現在作戦環境にはそぐわないということである

大規模な戦闘作戦必要兵力を達成するためには部分的徴兵制に移行する必要があるかもしれない。

ウクライナ侵攻当初のロシア軍の作戦成績が予想外に悪かったにもかかわらず、同軍は初期の深刻な挫折から学び続け、西側観測筋をいまだに驚かせるような方法適応している。

わずか5カ月足らずの間に、30万人以上の非活動予備役要員と8万人以上の新規志願兵を動員訓練雇用するロシア能力は、米国NATO同盟国が過小評価していた戦略的兵力能力重要さを示している。

簡単に言えば、ロシア21世紀の戦いにおいても量(mass)が重要であることを示している。

国家の動員能力は、同盟国にも敵対者にも決意を伝える最も重要方法ひとつである

ウクライナ戦場は同等またはほぼ同等の相手との21世紀の高強度戦(high-intensity twenty-first-century warfare)の憂慮すべき致死性を浮き彫りにしている。

ウクライナ戦場から得られた最も重要な観察のひとつは、緊急時既存の欠員を補い、死傷者を補充し、兵力構成を拡大するために、以前から訓練を受けた軍事要員を豊富に保持しておくことの価値である

米国は、現代戦の現実直視し、将来の同様の戦争に備えて、戦略的人材層の厚みを活性化させなければならない。

今日米軍採用危機に直面している。軍務に就くことを希望しているのは、軍務年齢にある米国人のわずか9%であり、軍務に就く資格があるのはわず23である

現状では、志願兵だけの米陸軍米国抑止力を維持するのに苦労しており、この軍種は大規模戦闘作戦(LSCO)が必要とする取組みを維持することはできないだろう。

加えて、米国には大規模戦闘作戦を支える産業基盤がない。

ウクライナへの供給でさえ、現在の軍需品製造を上回っている。

長年の「ジャスト・イン・タイム」がサプライ・チェーンを弱体化させた。

米国が将来の大規模戦闘作戦に関与する場合戦争に関与する国々はヨーロッパ製ではなく米国兵器使用する可能性が高く、将来の敵が補給線を危険さら可能性もあるため、ウクライナのように外部から支援可能かは不確かである

マイクロチップや軍需品製造のような産業事業継続性を確保するためには、危機時に供給制限したり競争者に売却したり米国に対抗して技術使用したりする可能性のある国ではなく、自国か最低でもカナダのようなアクセスやすく信頼できる同盟国の領土内で製造能力を維持しなければならない。

より多くの米国人が防衛インフラ仕事アクセスできるようになって初めて、米国は大規模戦闘作戦シナリオにおいて自国同盟国の両方に必要兵站上の能力容量を持つことになる。

2024-09-30

anond:20240927192754

戦後にはには車に羽をつけて飛行機にできる文字通りの空飛ぶクルマが商用として売られてるけど「飛行機免許と車の免許がいる」「着陸場所に困る」ということで第二次世界大戦終結パイロット免許持ってたやつがたくさんいて飛行場土地もあるアメリカですが失敗してる。

2024-09-29

今回の立民代表戦自民党総裁戦の裏で自分地元で起きた世代交代

自分地元では国政選挙地方選挙自民党が勝ちやすいが旧社会党旧民主党系も稀に勝ってきた地盤で、その方針は一次産業を取りまとめる老人たち、言ってみれば長老が取りまとめるという風になっている

立民や自民党党員となっている人も少なくなく、一次産業組合での有権者の把握が可能で票分配の計算がしやす地域ということをこの地域政治家はほぼ常識的に知っていることである

うちの地域ではここの土地を開梱し、道を作って隧道(トンネル)を通し、過去の戦でも成果を上げて褒美を地元還元(税の負担減)し、近代化の際に土地を国へ提供して鉄道駅を作った2つの家が有力で、実質的にこの2つの有力家の家長が決めている

そんな旧態依然地域で、有力家のうちの片方の家長長男がこっそりと裏で次代を担う青年世代意見を取りまとめてしまい、立民代表戦自民党総裁戦の投票先を決めるという事態が起きてしまった

この事態引き起こし人物は、この地域でも数少ないこの地域産業学問研究主体高校大学大学院と学んだ人物で、この地域大卒は決して少なくはないが、ここまで専門性を高めて修めた人材は彼しか居ないので、地域では非常に頼りにされており、特に青年世代から信頼が篤かった

彼は「このままでは地元が潰れてしまう」として青年世代を集め、地元での新産業可能性を示しつつ日本経済解説を行い、国政選挙へ向けて青年世代でまとまって長老世代へ訴え出ようと説いた

この目論見は完全に成功してしまい、うちの地域では立民代表野田さん、自民総裁に石破さんを推すことになった

何故このようなことが起きたのだろうか?

彼の言葉で決め手となった一言として挙げるならば「どうせ開戦するのであれば敗けない戦争をさせろ。俺たち若い連中が戦争へ行くことになる。どうせ死んでしまうとしても敗けない戦争に送ってくれ」だった

中国第二次世界大戦成功した戦術日本が使っている海の貿易路を抑えることを現在再び行おうとしており、彼が言うには「戦争は準備で9割決まる」と主張しており、今回の国政選挙では「準備が出来る政治家当選させなければならない」とのことだった

更にもっと言えば開戦の決断降伏決断政治家でなくとも誰にでも出来るが、戦争の準備の決断ができそうな政治家投票しなければならない。敗けないために準備をしなければならないそうだ

その言葉長老たちは何も言えなくなり、青年世代意見採用した

彼が今回推し野田さんと石破さん双方は他の政治家比較して軍事へ対して他の政治家よりも多少のアドバンテージがあり、野田さんと石破さんならば他の政治家よりも準備に限りある国のリソースを充てると考えているらしい

まずは道路港湾積極的にやるだろうとのことだった。製造業でも兵器ではないが兵器の間接技術研究生産を更に助成するようになるのではないか?とも言っていた

うちの地元では食味がよく促成栽培可能品種を少量であれ今から様子見程度でも土地や天候に合うか始めておくべきだと言い、それが戦後日本であれ敵国であれ食糧不足期の新産業へ繋がると主張し、それが出来る知識を俺は学んできたと言う

彼はお前らが美味いものたらふく食わせて大きくした脳みそを上手く使えと笑ってた

2024-09-27

anond:20240924164210

戦争が無ければ日本世界トップを走ってたし、業も負い目もなく、いまの政治問題存在さえしなかったはず。

第二次世界大戦が最悪のタイムロス、振り出しに戻る悪手だったと思う。

2024-09-26

anond:20240926185713

罪は永遠に消えることはない

第二次世界大戦で4000万人を殺した日本人の罪も永遠に消えることはない



あの世で俺にわび続けろジャーーーーッップ!!!

2024-09-24

欧米調子に乗りすぎだろ

先進7カ国(G7)のGDPBRICsに脅かされて久しい。

先進国というか、第二次世界大戦後の世界秩序を決めてる国々、俗ないいかたをすれば西側イコールG7なわけだが、すでに7位までを独占はしていない。

中国世界二位につけてる。かつては、人口が多いだけでとバカにされたが、今じゃ技術も上で名実ともに世界2位だ。

中国が2位、インドが5位、ロシアが8位、全部核保有国だ。

ロシアあんなに制裁されても、経済成長率はアメリカ以外には勝ってる。西側が絞り上げても、インド中国貿易できれば痛くない。

経済成長で敵わないうえに、困ったことにBRICs資源国でもある。BRICsから石油を、ガスを、鉄鉱石を、レアメタルを買わないとG7商売が成り立たない。

あとはもうわかるな?

俺たちがルール、みたいな態度をとってると、もっと貧しい国々、南米とかアフリカとか、アジア諸国とか、みんなBRICs側につくわけ。

石炭火力禁止とか、内燃機関禁止とか、守ってられっか!じゃん?

じゃあ高性能な原発くれよって話だけど、核開発されると困るからうんぬんだろ?

そりゃ、対立もするよ。

2024-09-23

青山理氏の発言について、解いておかないといけない誤解

「劣等民族」以降、ネット右翼青山理氏の過去暴言を掘り出すムーブを行っているが

コレは端的に言って間違いであり、言論封殺しかないと思うんですよ。

左派リベラルというのは、得てして「現体制への憤り」「体制革新」が原動力になっているんですよ?

常人なら焼き尽くされてしまう程の憤怒を体の奥底に宿し、苦痛に歯を食いしばりながら生きているんですよ。 

彼らリベラルはね

対して、保守右翼というのは「現体制の満足」「現体制継続させる事」が原動力ですからね 

口を開けたら餌が落ちてくる家畜が、怒りを感じる筈がない。 ここまでは皆わかりますよね?

から右派暴言左派暴言は、別物として処理をするべきなんですよ。

背負っているものが全く違うんだから、口から出る言葉の質が違うのは当たり前でしょう。

泣き叫んでいる女性に、まず寄り添って一緒に肩を抱いてあげる紳士になれと言ってるんですよ。

ゴチャゴチャと理屈っぽく「かいけつさく」を提案するような、気色悪い瓶底眼鏡になるなって言う話です。

簡単な話でしょう?

あんな奴らがcolaboや黒人差別して、汚染水中国の人たちを苦しめてるのかと思うと

暗澹たる気持ちになります第二次世界大戦大戦時の併合国への保障が、歴史上一度も無いのは驚くべき事だ。

ナイキやブルアカみたく、性的消費が無く女性安心して遊べる健全ゲーム

今の日本には作ることができないのか? ホント溜息しか出ない

2024-09-20

Xで見た深圳事件中国への意見の違い

増田が見たn=1の感想

中国通→色々ありえない。怒りを感じる。日本国内中国人へのヘイトクライムが起きたら中国政府の思うつぼ。冷静に対応したい。

冷笑中国通→現地の人がごめんとか言ってるけど何の意味もないよね(冷笑)

中国に住んでる駐在員の妻など→怖すぎる。いい中国人もいるとか、人口が多ければ変な人の数も多いとか関係ない。中国政府は抗日教育やめろ。日本政府もっと強気対応しろ

中国大好きパンダハガ-(日本人)、中国人の五毛と思われるアカウント日本は918を忘れたのか!第二次世界大戦で大量に中国人を殺しただろ!お前たちは反省しろ

なんというか、日本にいる中国通と、中国に住んでる日本人がすごい勢いで断絶してるように思う。中国住み日本人でも、駐在員とかで日本に帰る場所がある人、家族待避させられる人と、中国現地採用結婚した相手中国人みたいな人ではまた濃淡がある。早く帰りたい!帰らせろ!みたいなのは会社にいうか会社の指示を待たずに戻ってもいいのでは?帯同家族の一緒に住みたいというのはワガママですか!?というのも見たけど、一生中国に暮らすのでなければ戻れるうちに戻りなよとしか思えず。

冷静になりたくて中国通の人たちの意見を見に行ったけど、一層スパークしてて無理だと思った。

2024-09-14

anond:20240914221013

徴兵なんてしても軍事力は上がらないなんて10年も20年も前に言われてる。

間違い

行動喚起ウクライナから将来の軍隊への教訓 Call to Action: Lessons from Ukraine for the Future Force

https://milterm.com/archives/3836

米陸軍大学校研究者チームは、開戦から10カ月間に関する公開情報研究を行った。

チームはこの戦争から学んだ教訓を導き出し、米軍現代戦の要求適応するのを助けるために、この取組みを計画した。

1973年米陸軍戦略的変曲点(strategic inflection point)に直面した。

米軍ベトナム介入は米陸軍士気を低下させ、ソ連兵器を装備したエジプト軍ヨム・キプール戦争米軍兵器を装備したイスラエル国防軍をほぼ撃破するのを目の当たりにした。

これに対して米陸軍参謀総長は、従来のソ連の脅威を中心に思考とドクトリンを方向転換させるため、米陸軍訓練ドクトリンコマンド設立した。

組織は、1973年ヨム・キプール戦争研究し、コンセプトを開発し、調達と装備品の変更を推進し、近代的な戦争を戦うための陸軍を準備する任務を負った。

今日米陸軍は新たな戦略的変曲点に直面しており、米陸軍が次の戦いに備える根本的な方法を変える選択に迫られている。

国防組織20年にわたる対テロ戦争から脱却し、大規模戦闘作戦の将来を受け入れ始める中、現在進行中のロシアウクライナ戦争は、戦いの性質の変化を浮き彫りにしている。

それは、高度な自律兵器システム人工知能AI)、そして米国第二次世界大戦以来経験したことのない極めて高い死傷率を特徴とする戦いの将来である

ロシアウクライナ戦争は、米陸軍戦略的マンパワーの厚みと、死傷者に耐え代替する能力において重大な脆弱性を露呈している。

米陸軍戦地医療計画担当者は、戦死戦傷者、あるいは疾病やその他の非戦傷者に至るまで、1日当たりおよそ3,600人の死傷者が持続的に発生すると予想している。

ちなみに、米国イラクアフガニスタンでの20年間の戦闘で、約5万人の死傷者を出した。

大規模な戦闘作戦では、米国は2週間で同じ数の死傷者を出す可能性がある。

米陸軍採用不足と即応予備役の縮小に直面している。

採用不足は戦闘兵科の分野で50%近くもあり、1973年には70万人、1994年には45万人いた即応予備は現在わずか7万6,000人しかいない。

この数では大規模な戦闘作戦中の死傷者の交替や増員はおろか、現役部隊既存の空白を埋めることもできない。

まり1970年代の志願制による兵力というコンセプトはその賞味期限を過ぎ、現在作戦環境にはそぐわないということである

大規模な戦闘作戦必要兵力を達成するためには部分的徴兵制に移行する必要があるかもしれない。

ウクライナ侵攻当初のロシア軍の作戦成績が予想外に悪かったにもかかわらず、同軍は初期の深刻な挫折から学び続け、西側観測筋をいまだに驚かせるような方法適応している。

わずか5カ月足らずの間に、30万人以上の非活動予備役要員と8万人以上の新規志願兵を動員訓練雇用するロシア能力は、米国NATO同盟国が過小評価していた戦略的兵力能力重要さを示している。

簡単に言えば、ロシア21世紀の戦いにおいても量(mass)が重要であることを示している。

国家の動員能力は、同盟国にも敵対者にも決意を伝える最も重要方法ひとつである

ウクライナ戦場は同等またはほぼ同等の相手との21世紀の高強度戦(high-intensity twenty-first-century warfare)の憂慮すべき致死性を浮き彫りにしている。

ウクライナ戦場から得られた最も重要な観察のひとつは、緊急時既存の欠員を補い、死傷者を補充し、兵力構成を拡大するために、以前から訓練を受けた軍事要員を豊富に保持しておくことの価値である

米国は、現代戦の現実直視し、将来の同様の戦争に備えて、戦略的人材層の厚みを活性化させなければならない。

今日米軍採用危機に直面している。軍務に就くことを希望しているのは、軍務年齢にある米国人のわずか9%であり、軍務に就く資格があるのはわず23である

現状では、志願兵だけの米陸軍米国抑止力を維持するのに苦労しており、この軍種は大規模戦闘作戦(LSCO)が必要とする取組みを維持することはできないだろう。

加えて、米国には大規模戦闘作戦を支える産業基盤がない。

ウクライナへの供給でさえ、現在の軍需品製造を上回っている。

長年の「ジャスト・イン・タイム」がサプライ・チェーンを弱体化させた。

米国が将来の大規模戦闘作戦に関与する場合戦争に関与する国々はヨーロッパ製ではなく米国兵器使用する可能性が高く、将来の敵が補給線を危険さら可能性もあるため、ウクライナのように外部から支援可能かは不確かである

マイクロチップや軍需品製造のような産業事業継続性を確保するためには、危機時に供給制限したり競争者に売却したり米国に対抗して技術使用したりする可能性のある国ではなく、自国か最低でもカナダのようなアクセスやすく信頼できる同盟国の領土内で製造能力を維持しなければならない。

より多くの米国人が防衛インフラ仕事アクセスできるようになって初めて、米国は大規模戦闘作戦シナリオにおいて自国同盟国の両方に必要兵站上の能力容量を持つことになる。

2024-09-12

第一次世界大戦化学戦争だった

第二次世界大戦物理戦争だった

第三次世界大戦数学戦争になると言われているらしい

第四次世界大戦はどんな学問戦争になるんだろうか?哲学

行動喚起ウクライナから将来の軍隊への教訓 Call to Action: Lessons from Ukr

米陸軍大学校研究者チームは、開戦から10カ月間に関する公開情報研究を行った。

チームはこの戦争から学んだ教訓を導き出し、米軍現代戦の要求適応するのを助けるために、この取組みを計画した。

1973年米陸軍戦略的変曲点(strategic inflection point)に直面した。

米軍ベトナム介入は米陸軍士気を低下させ、ソ連兵器を装備したエジプト軍ヨム・キプール戦争米軍兵器を装備したイスラエル国防軍をほぼ撃破するのを目の当たりにした。

これに対して米陸軍参謀総長は、従来のソ連の脅威を中心に思考とドクトリンを方向転換させるため、米陸軍訓練ドクトリンコマンド設立した。

組織は、1973年ヨム・キプール戦争研究し、コンセプトを開発し、調達と装備品の変更を推進し、近代的な戦争を戦うための陸軍を準備する任務を負った。

今日米陸軍は新たな戦略的変曲点に直面しており、米陸軍が次の戦いに備える根本的な方法を変える選択に迫られている。

国防組織20年にわたる対テロ戦争から脱却し、大規模戦闘作戦の将来を受け入れ始める中、現在進行中のロシアウクライナ戦争は、戦いの性質の変化を浮き彫りにしている。

それは、高度な自律兵器システム人工知能AI)、そして米国第二次世界大戦以来経験したことのない極めて高い死傷率を特徴とする戦いの将来である

ロシアウクライナ戦争は、米陸軍戦略的マンパワーの厚みと、死傷者に耐え代替する能力において重大な脆弱性を露呈している。

米陸軍戦地医療計画担当者は、戦死戦傷者、あるいは疾病やその他の非戦傷者に至るまで、1日当たりおよそ3,600人の死傷者が持続的に発生すると予想している。

ちなみに、米国イラクアフガニスタンでの20年間の戦闘で、約5万人の死傷者を出した。

大規模な戦闘作戦では、米国は2週間で同じ数の死傷者を出す可能性がある。

米陸軍採用不足と即応予備役の縮小に直面している。

採用不足は戦闘兵科の分野で50%近くもあり、1973年には70万人、1994年には45万人いた即応予備は現在わずか7万6,000人しかいない。

この数では大規模な戦闘作戦中の死傷者の交替や増員はおろか、現役部隊既存の空白を埋めることもできない。

まり1970年代の志願制による兵力というコンセプトはその賞味期限を過ぎ、現在作戦環境にはそぐわないということである

大規模な戦闘作戦必要兵力を達成するためには部分的徴兵制に移行する必要があるかもしれない。

ウクライナ侵攻当初のロシア軍の作戦成績が予想外に悪かったにもかかわらず、同軍は初期の深刻な挫折から学び続け、西側観測筋をいまだに驚かせるような方法適応している。

わずか5カ月足らずの間に、30万人以上の非活動予備役要員と8万人以上の新規志願兵を動員訓練雇用するロシア能力は、米国NATO同盟国が過小評価していた戦略的兵力能力重要さを示している。

簡単に言えば、ロシア21世紀の戦いにおいても量(mass)が重要であることを示している。

国家の動員能力は、同盟国にも敵対者にも決意を伝える最も重要方法ひとつである

ウクライナ戦場から得られた最も重要な観察のひとつは、緊急時既存の欠員を補い、死傷者を補充し、兵力構成を拡大するために、以前から訓練を受けた軍事要員を豊富に保持しておくことの価値である

同等またはほぼ同等の相手との21世紀の高強度戦(high-intensity twenty-first-century warfare)の憂慮すべき致死性を浮き彫りにしている。

米国は、現代戦の現実直視し、将来の同様の戦争に備えて、戦略的人材層の厚みを活性化させなければならない。

今日米軍採用危機に直面している。軍務に就くことを希望しているのは、軍務年齢にある米国人のわずか9%であり、軍務に就く資格があるのはわず23である

現状では、志願兵だけの米陸軍米国抑止力を維持するのに苦労しており、この軍種は大規模戦闘作戦(LSCO)が必要とする取組みを維持することはできないだろう。

加えて、米国には大規模戦闘作戦を支える産業基盤がない。

ウクライナへの供給でさえ、現在の軍需品製造を上回っている。

長年の「ジャスト・イン・タイム」がサプライ・チェーンを弱体化させた。

米国が将来の大規模戦闘作戦に関与する場合戦争に関与する国々はヨーロッパ製ではなく米国兵器使用する可能性が高く、将来の敵が補給線を危険さら可能性もあるため、ウクライナのように外部から支援可能かは不確かである

マイクロチップや軍需品製造のような産業事業継続性を確保するためには、危機時に供給制限したり競争者に売却したり米国に対抗して技術使用したりする可能性のある国ではなく、自国か最低でもカナダのようなアクセスやすく信頼できる同盟国の領土内で製造能力を維持しなければならない。

より多くの米国人が防衛インフラ仕事アクセスできるようになって初めて、米国は大規模戦闘作戦シナリオにおいて自国同盟国の両方に必要兵站上の能力容量を持つことになる。

2024-09-09

ポクロフスクの実情 - ロシアが狙うウクライナ重要都市

https://www.bbc.com/news/articles/cx29z3v919xo

前線はポクロフスクからわずか8キロ距離に迫っている。

同市の軍事行政長官によると、ロシア軍弾道ミサイルや多連装ロケット砲、誘導爆弾さらには大砲使用してこの都市攻撃しているとのことだ。

現在、ポクロフスクではすでに列車運行していない。

ポクロフスク交通の要所であり、もしここが陥落すれば、ロシア軍はこの地域の主要な補給路の一つを遮断することになる。

そうなるとウクライナはチャシブ・ヤールから撤退せざるを得ず、前線クラマトルスクさらに迫ることになるだろう。

これによりウクライナ事実上クレムリンが侵攻当初から奪取を目指してきたドネツク地域のほぼ全域を失うことになる。

ポクロフスクは、明らかにロシアにとって重要戦略拠点だ。

同市の軍政長官によれば、この地域戦闘に参加している勢力比率は、ロシア10対1で圧倒的に有利であるとのことだ。

しかウクライナのオレクサンドル・シルスキー司令官は、ポクロフスク方面へのロシア軍の進撃を阻止することに成功したと述べている。

第110旅団大隊長のオレ・デチャレンコ中佐取材に対し、ロシア軍のポクロフスク攻撃北側前線は確かに安定していると語った。

その代わりロシア軍攻撃は主に南側に集中しており、激しい戦闘が続いていると同氏は言う。

ロシア軍占領しようとしているその南方面の地域の一つは、ポクロフスクの南東にある小さなセリドベである

この町を守る国家衛兵第15旅団砲兵陣地を訪れた。

戦闘準備!」部隊指揮官ミトロは新たな標的の座標を受け取った後、命令を下した。

部隊全員が第二次世界大戦使用されたアメリカ製M-101榴弾砲に駆け寄る。

指揮官は「撃て!」と叫びロープを引く。

発音は耳をつんざくほどで、砲は煙で覆われる。

しかロシア軍の陣地を砲撃すればするほど、反撃を受けるリスクが増す。

そのため砲撃が一回終わるごとに塹壕避難し、ロシア軍の反撃を待つことになる。

そして遠くで大きな音が聞こえ、彼らは静かになる。

滑空爆弾だ」と兵士の一人がつぶやく

彼らが最も恐れているのはこの兵器だ。

この兵器は壊滅的な被害を及ぼし、砲手たちは身を隠す場所がない。

ミトロは、クルスク作戦に参加したウクライナ軍をドンバス地方防衛に使う方が有益ではないかとの質問に対し、曖昧な返答をした。

指揮官戦略的な決定を下す上でよりよい視野を持っている」と述べた。

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