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2024-06-15

anond:20240614213954

高橋留美子漫画キモいブサメンって誰がいたっけって考えたけど、ぱっと思いついたのが犬夜叉に出てくる桃果人(普通人間だったけど仙人の秘術を奪って妖怪のようなものになってしまキモいデブ男)、七人隊の霧骨(土偶みたいな顔したキモいデブ男でヒロインのかごめをレイプしようとする場面もある)

ずっと敵として立ちはだかっていた奈落女性看護師に惚れてしまった青葉みたいに、大怪我して死ぬのを待つばかりだった時に博愛精神自分を看病してくれた巫女一方的に惚れた弱男だった

スピリッツ不定掲載される短編だと冴えないおっさんもよく出てくる印象

虎に翼みたいにドラマ脚本家でもありなら「相棒」の太田愛の回とかどうだろう

ずっとひとりぼっちで売れない画家を続けている偏屈な老人、都市開発により居場所を奪われるホームレスとか弱者が出てくる話がけっこうある

あとさんざん挙がってるけどちびまる子ちゃん

クラスメイトほとんどが不細工性格も悪い、特に男子不細工率が高い

永沢のその後を描くスピンオフ作品では中学生になっても相変わらずあの見た目で、3年時には偏差値低めの高校受験したのに落ちてしまさらに下の滑り止めに行くことになったそうだ

成人向け作品だったら知的障害を持つ少年暴走する性欲を描いた知るかバカうどん女性だね


ぱっと思いついたのがこれってだけだから小林靖子宮部みゆきあさのあつこ小野不由美とかも探せばあるだろうし

漫画でも最近現実的社会派な感じの読み切りが定期的にバズってるからいくらでもありそう

元増田が何を思って「女性作家はたとえ敵キャラでも弱者男性を描かない!」と思ったのか

そもそも普段からあんまり何も見てないんじゃないか

2024-01-31

そんな中、映像化を成功させる脚本家として小林靖子がいるのです

安心の靖子にゃん

2023-10-07

戯曲文学賞って意味わからんのだけど?小林靖子三谷幸喜候補に入るってこと?

いやありえんやろ。

アカデミー賞とかならともかくノーベル文学賞は違うだろ。

星雲賞だったらそれこそ「物凄く夢のある玩具取説」みたいなのですら入ってもいいと思う。

でもノーベル文学賞は違うだろ。

結局は演じる役者がいて、大道具がいて、現場空気があり、演出家修正した動き、音響センス監督の采配、色んなのが混ざった結果じゃん。

おかしくね?

ノーベル文学賞っていうのは、文の力だけで圧倒的な何かを叩き上げ人間に送られるようなもんだろ?

なんかおかしいよ。

2023-01-13

映画監督が主役なのになぜテレビドラマ脚本が脚光を浴びるのか

テレビドラマ監督ってなかなか名前がでてこないよね。

鎌倉殿三谷幸喜素晴らしい(それは俺もそう思う)ばっかりで、監督名前が出てこない。

岸辺露伴小林靖子(これも素晴らしい)ばかり注目されて、監督名前が出てこない。

一方、映画監督名前ありき。

それが映画テレビドラマの違いなんだとしたら、それはなんだろう。

2022-10-03

anond:20221003135845

適当にググっただけでもこういうコピペが出てくるくらいには叩かれてたぞ

・嫁のお気に入り

腐女子向けキャラクター腐女子しかファンがいない。

キラのおまけでついでに主人公になった

キラ君大好き!ホモ

ファンがキショい

・16にして既に後退が始まっている広いデコ

髪型が不潔

・たまに出番があると回想しかしない時間稼ぎキャラ

・仲間を死なせた責任他人押し付け

優柔不断なせいで何度も仲間に迷惑をかけた(5話、29話)

・動きが八頭身

ファッションセンスが最悪

・禿

両澤千晶】(もろさわちあき)

脚本家。「りょうさわちあき」ではなく「もろさわちあき」と読む。

GEAR戦士電童」「機動戦士ガンダムSEED」のシリーズ構成

これらの作品監督を務めている福田己津央の妻であり、そこから「嫁」という蔑称で呼ばれる。

構成力や描写力などというものを完全に放棄し、自分の好きなキャラ露骨に贔屓し、

801描写でこねくりまわし、しかもそのキャラすら次から次へと破綻させていく、

そこらのダメ脚本家を超越した存在

801大好きな元同人女であり、電童ではヒロインとして用意されたキャラを、

自分わがまま男の子に変えてしまった前科を持つ。

ちなみにこの時、自分脚本をあまり改悪されたことに怒った小林靖子は電童スタッフから抜け、

それからサンライズ作品に一度も参加していない。

普通な絶対業界はいられないスキルのはずだが、そこは福田の嫁ということで、

福田作品において必ず脚本を務める。

というか、福田作品以外で両澤の名前確認できるのは、これまで1作品しかない。

サイバーフォーミュラで突如その姿を現す前の経歴が一切不明、年齢も容姿も全て不明

謎に包まれ存在だが、どう考えても脚本家を志して修行した人間でないことは確かである

現在は、ガンダムSEEDで両澤節炸裂中。

戦闘が華のガンダム戦闘を一切書かなかったり、

サブの脚本家に「あなたアスランセリフは書けない!」とのたまったりと、相変わらずの傍若無人ぶりらしい。

福田とセットで「負債(夫妻のもじり)」と呼ばれ、特にガンダム総本山たるシャア板での負債叩きは凄まじい。

2022-04-20

anond:20220419220144

ゼンカイジャーがセーフで気に入った仮面ライダー脚本三条陸井上敏樹小林靖子なら今やってるドンブラザーズも割と好みではありそう

特撮子供の頃以来観てなかったけど、Twitterであまり妖怪縁結びが評判になってたから試しに観てみたらすっかりはまっちゃって毎週楽しみに観てる

2022-02-05

anond:20220205103646

京極夏彦コメントはキレてるか? って感じしたけど小林靖子ホントにそこそこキレてそうで笑った、二行なあたりほんとにキレてそうだ

大怪獣のあとしまつって公式の「各界で絶賛の嵐」みたいなところに

有名小説家の「なんじゃこのクソ映画」って感想ちゃんとそのまま載せてんだよね

小林靖子京極夏彦普通にソコソコ切れてるんだけど、そのまま載せてる

まり製作者側は「そういう感想になる」ということに対して自覚的だし

それを隠さないことで「そういう映画なんですよ」というプロモーションをしている

当たり屋根性で見に行ってぼろくそに言うのも映画の楽しみ方だと思うけど

こんな映画だと思わなかった!ってのはちょっとアンテナの感度低いなと感じる

2022-02-04

anond:20220204154018

「絶賛の声」にそんなに絶賛してないやつが混ざってて気になるわ

https://www.daikaijyu-atoshimatsu.jp/comment.html

綾辻行人

作家

大怪獣名前が後付けで発表されるシーンで、爆笑とともにすべてを呑み込むことができた――ような気もしたのだが、気のせいかもしれない。怪獣映画好きならば、まずは観るべし。あとで四の五の云うのも楽しみのうち、でしょう。

京極夏彦

作家

たぶんエールでもオマージュでもパロディでもなくて、

怪獣魂を天麩羅にして粉砂糖をまぶしたような怪作ですね。

とりあえず不始末が多いと後始末が大変で

何かと始末に負えないということだけは身に沁みてわかります。くわばらくわばら。

小林靖子

脚本家

災害に立ち向かう素晴らしい人間の叡智に

往復ビンタを食らわせる映画である

2021-12-10

anond:20211210131748

ジョジョ6部海外気高いけど

あの意味不明な内容理解できとるんか?

小林靖子パワーでワンチャンわかりやすくなってたら神だけど

2021-05-05

好きな戦隊シリーズ

何か明るい話題はないかと思ったので、俺の好きな戦隊シリーズを挙げていく。

超電子バイオマン

いつだったかDVDで一気観した。何の根拠もなく日本を狙う敵がいい。時には国連安保理まで脅す。巨大化でなく巨大ロボットとの戦闘もいい(デザインも良い)そしてイエローフォー殉職は忘れられない。

超獣戦隊ライブマン

最近公式YouTubeで観た。かつての同胞と戦うストーリー白眉。もうこのような作品には出会えないのだろうと思うとさみしい。

高速戦隊ターボレンジャー

はじめてリアルタイムで観た戦隊最近公式YouTubeで観た。一見王道演出だが、流れ暴魔の登場で戦況は一変する。女流れ暴魔キリカが美しい。

鳥人戦隊ジェットマン

戦うトレンディドラマとか言われてるけど、まあ、そう。しかも敵も入り乱れて。それをシリアス戦隊で作っちゃたのがすごい。トラン(ザ)の最後は衝撃的だった。

五星戦隊ダイレンジャー

拳法モチーフにした戦闘が良かった。あとオープニングがかっこ良かった。

未来戦隊タイムレンジャー

戦隊モノのお約束を破り続けた作品。それだけに印象に残ってる。ストーリーも素晴らしい。レッドに仕掛けをするのは小林靖子の得意技か。

特捜戦隊デカレンジャー

現在公式YouTube配信中。キャラが立ってて見やす面白いウメコかわいいジャスミンとともにヒロインが印象深い戦隊。一方で刑事モノらしくハードな話も。この頃になると特撮技術最近のと比べて古さを感じない。

侍戦隊シンケンジャー

これまた小林靖子レッドに仕込んだ仕掛けが光る。オープニングまで伏線に使うとは。

海賊戦隊ゴーカイジャー

35作品記念のお祭り、だけで終わらない面白さ。これまたヒロインの二人が魅力的だった。殺陣も印象的だった。

特命戦隊ゴーバスターズ

最近公式YouTubeで観た(もちろんリアルタイムでも観てた)。戦隊モノのお約束にとらわれない自由な設定が良かった(リアル志向?)。小林靖子レッドに仕込んだ仕掛けも光った。

快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー

1番を決めるのは得意じゃないが、ベスト作品といっていいくらいとにかく面白かった。7人それぞれの生き様交錯する様は印象に残った。現在テレビ埼玉放送中。

2021-03-24

ペアーズで会ったけどひどい理由喧嘩別れした

話が合ってた男と実際会ったらひっどい理由喧嘩別れした。ブロックした。

笑われるだろうけど理由特撮脚本家で誰が好きか。私は井上敏樹相手小林靖子、そして相手地雷井上敏樹で私の地雷小林靖子だった。

龍騎の話をしたあたりで雲行きが怪しくなり、私の主観的にはあちらから喧嘩を仕掛けられ、いくらか収めようとしたけど劇場版を貶され私が切れ、最後は罵り合いのような状態で終わった。

ウルトラマン牙狼の話してるときは楽しかったんだけど、こっちの好きなものを悪し様に言ってくるやつは無理だわ。つーか敏樹脚本は好きだけどリアルに敏樹脚本に出てくる男みたいな行動してくるやつが好きなわけじゃねーんだよ。

 

追記

収めようとしたんだよ。

靖子も好きな人いるよね、最近だと特撮外でも刀剣乱舞人気だったよねって話して穏便に収めようとしたら、敏樹はディケイドで大コケしたってうるせえよ。あれは確かにそうだけどこっちが一般的に売れた作品の話して別の話にしようとしてんのに逆撫ですんなよ。

かに元々敏樹はディケイドジオあんま得意ではないなと思ってたけど最終話公開日にディケイド主演のYouTube配信聞けば時間がない中脚本変えたのもわかるだろ。

龍騎龍騎で本編最終回が至高で劇場版とTVSPは……とか言うしうるせえよ。お前の好みだろ。

思い出したら腹立ってきたわ。

2020-12-14

進撃の巨人ファイナルシーズン(4期)2話までの感想ネタはバレない)

 制作会社MAPPAになった途端に作画クオリティがガタ落ちしてしまったが、ストーリー時系列おかしな改変がなくて、だいぶ分かりやすい。原作既読勢は、原作どおりだなーと思うだろうし、初見の人は、これまでの話を知らなくても、なんとなくストーリーを追えることだろう。

 という点をいいところとして挙げるのは、3期ではその辺りがどんだけ酷かったのかってことの裏返しなんだよなぁー。

 3期は、映像的な面白さの枝葉末節に拘り過ぎて、他の全部がダメになった感じだった。原作既読者が観たって、何が起きているのかよくわからない、残念な脚本だったのだ。シリーズ構成小林靖子氏はすごくいい脚本を書くひとで、私も『どろろ』とか結構好きだったんだけど、この人、何でか時系列大事にしないんだよな。何の前触れもなく時間が進んだり戻ったりして、訳わかんねー。1期はわりと普通に観れたから、2期以降は監督との相性かなんかなのかなあ。ま、進撃の場合原作ストーリーがしっかりしてるので、独自色の強い靖子節などは要らなかったかもね。

 なんて、4期の感想というより3期の悪口になってしまったな。4期の話に戻ろう。

 オープニングとエンディングが、アートっぽくてすごく良い。アニメOPEDお約束をぶち破る、斬新かつとても進撃らしい映像音楽さいこう。

 ストーリーの方はというと、筋書き通りに進んではいものの、原作で随所に仕込まれていたギャグシーンが総スルーされているのが悲しい。そんな真面目にやんないでいいのよって思った。会議実は青空会議は、笑うとこだよ!

 声優さんの演技は大体全部いい。特にガビの元気溌剌さと高慢ちきさのバランスがグッド。子安さんは子安さんなんだからもっとふざけて欲しいけど。せっかく、ジークなんだし。

 映像については、CGの多用は仕方ないにしろ目立つんよ。ガビのお父さんの頭とか動きがふわふわし過ぎだよ。ライナーに注目が集まるシーンでドローンで追跡していくみたいにライナーが徐々に大写しになる場面は、凄いんだけど作画あんまりよくなくて。

 まだ2話なので言えることはあまりないのだけど、結構悪くない感じ。

 

2019-10-27

イケメン目当てで特撮にハマるお母さん報道

私がまだ子供がいない頃に時々見かけて、大人子供のもの子供より夢中なんて大人気ないと思っていた。

産んで解ったが、子供物心がつくと子供が寝るまで子供の好きな番組以外見れない。

そして子供は好きな回や好きなシーンを繰り返し見せてきて、好きな所を熱弁し大人感想を共有したがる。

ものすごく厄介だけど世界一大好きな布教オタクと、数年朝から晩までべったり状態で、特撮布教されるのだ。

そして意外に特撮シナリオ大人が見ても十分面白い

最近はとりあえずジョジョや進撃で馴染みがある小林靖子脚本から網羅していくかとアマプラに入り色々見ていってる。

子供ライダーより戦隊に熱いのでシンケンジャートッキュウジャーを全部見た、面白い。次は何にしよう。

子供より特撮に夢中なお母さんがたも、子供の好きな番組漬けにされて面白さに目覚めたんだろうなと勝手仲間意識のようなものも芽生えてしまった。

2019-08-03

anond:20190801013706

増田である

内容にかんするきちんとした反論であったので、言及する必要を感じた。

ちなみに意見としてはこの三行が要旨であろう。

> 奈須作品主人公生き様を見てヒロイン主人公に惚れるケースの方が圧倒的に多い。

> そこを、分かり易い恋愛スイッチキモ男にコロリと落ちるチョロイン勘違いしないように。

増田女性主体性って視点がない。何かしてもらったからじゃなくて、何かしているのを見て恋をするんだよ。

本当にそうですか?

おそらくだが、ほぼほぼこれは衛宮士郎、岸波白野、藤丸立香を指して言っているのだろうと思う。こいつらの特徴は、生き方人生に対する向き合い方=人格的な部分を評価されているエピソードが多いところである。これはwikipedia見るだけでも一目瞭然である。だが、その上であえて言おう。それは間違っている。なぜならば

那須きのこ氏はむっつりスケベであり、むっつりスケベシナリオを書きたいライターからだ。

その証拠に、型月の主人公はただのむっつりスケベである。彼らは純朴・朴念仁・お人好しという格好を装っているだけで、実はメチャクチャむっつりである。これはFate/Extra、Extellaのストーリーを追っかけていればわかる。こいつら、実はかなりヒロインに対してセクハラしてる。ただ同じくらいヒロインたちが主人公に対してセクハラをする。ただ、重要なのはセクハラがどうとか主人公むっつりである、とかそういうところではない。要するにここから那須きのこ氏の作風が透けて見えるのである。つまりキャラクターシナリオ追従している、という作風である

だってそうだろ???

本当はこいつらメチャクチャむっつりのドスケベ野郎なのに、ストーリーエピソード全体で語られる人格は「公明正大で忍耐強く、極端なまでに懐が広くて朴念仁でお人好し」なんだぜ?なんでこういうキャラ付けがなされるのかというと、これまた単純な話で、要するにこいつら性癖を隠すためにこういうキャラ付けがされているだけなのだ。で、特にこれが言いたいのだけれど、本当に主人公たちがマジで性癖があってエロくて人間的に駄目なやつなら全然問題ないのだ。それは単にキャラクター人物像を掘り進めた結果としての個性になる。だが那須きのこ場合は違う。那須きのこ自分自身性癖変態性を隠すために主人公に「人格者」というキャラ付けをする。つまりキャラクターからストーリーを生んでいるわけではないのだ。こいつの性的嗜好を満たすストーリーのためにキャラクターを配置しているだけなのだ。これがキャラクターが描けていない所以だ。

ヒロイン女性が見せる“主人公への恋心の主体性”の正体は、単なるストーリーのつじつま合わせであり、更に言えば作者の性癖シナリオ正当性で覆い隠すためのブラフ

したがって、“女性の恋への主体性という観点が抜けている”という指摘があったが、これも違うと言えよう。何度も言うが、Fateヒロインは基本恋愛スイッチを押されているだけだ。主体性に似たものエピソードの中でときたま見せるときもあるが、これをもってしてFateヒロインに恋に落ちる主体性があると考えるのは間違いだ。単にストーリーのつじつま合わせを狙っているだけに過ぎず、これを持って「きちんと好きになった理由がありますよ」とエクスキューズする逃げ道を作ってるだけにしか見えない。そしてそれを成立させるための男性キャラクターを逆算で考えるため、追従的に男性キャラクターを没個性的なくせに妙に正義感を使命感あふれて包容力がある実はムッツリスケベな男性像ばかりにしてしまうのである

この代表格は型月ヒロイン代表格:セイバーさんと衛宮士郎くんの関係である

そもそもセイバーヒロイン枠ではなかった

 これは有名な話だと思うが、セイバーはもともと男で衛宮士郎が女という設定だったことを知っているだろうか。Fate/Prototypeで描かれている関係こそが、fate/Staynightのもともとの形だったのである。これがキャラデザ担当意向エロゲ売り前提事情から何故かセイバーを女にしてシナリオ改訂しなければならくなった、という逸話は有名だ。(没個性主人公というのもエロゲによくある話なので、型月主人公の妙な没個性性の源流をここに求めることも可能だろうとは思う。が、私としては前述にも述べたようにきのこ氏の作品発表系列として「空の境界」の黒桐くんを源流と考察しているし、これは間違いないと思っている)

 さてここで問いたいのだが、元英国騎士王が現代高校生落ちこぼれ魔術師もどき男子のところに召喚されてきて恋に落ちる主体性ってなんだろう???

        → 答え:主体性なんてそんなもんあるわけねーだろ

 そんなもんあるわけねーだろ。初っ端からシナリオ無理筋じゃねえか。こんなもんまともなストーリーになるわけない。よくてギャグしかならん。衛宮士郎人格的な闇?英国騎士セイバーさんの聖人君主たるがゆえの騎士王としての悩み?アホかそのどこに恋愛につながる要素があるんだよ。シナリオを読めば分かるけど、終始衛宮士郎セイバーさんを女の子扱いするために謎の頑張りを続け、デートをして現代日本の遊楽街を引っ張り回したリ飯食わせてみたりいろいろデートイベントらしきものを作ってはいる作ってはいるが(ry あれこれシナリオの中で理由らしきものは語られてはいる、語られてはいるがどれもこれも取ってつけたようなよくわからんエピソードばかり。

だって元々エロゲですから

 結局このひとことで終わっちまう気がしてならん。だってエロゲですもん。でもこの言葉で終わらせてしまったら思考停止言葉に出した時点でシナリオに対する分析する意味自体なくなっちまうパワーワード。でもある意味では結局この言葉に行き着く気がする。要するに、Fate自体最初からつじつま合わせのためにシナリオ存在してきたようなものだ。恋に落ちて人間性を取り戻す英国騎士王という文学エロゲにするためには、きちんと主人公セックスするために英国騎士王を女にして、彼女デートする必要があったんだろううん。果たしてエロゲを描くために英国騎士王を出してくる意味があったのかどうかは置いても、だ。そう、Fate/StayNightはもともとエロゲだったのだ。だからしょうがないのだ。人間性を描けていなくても、女性の恋に落ちる主体性いまいち説得力がなくても、主人公が単にライター性癖を隠すためだけに没個性的で奇妙なくらいに人格者でありながら実は内面は単なるむっつりスケベでも、しょうがないのだ。

しょうがないわけない

 そんなわけねーだろ。エロゲならキャラクターを描けてなくてもいいのかよ。そんなわけあるか。そんなこと言ったら虚淵さんだってエロライターだぞ。しかも割とストーリー性も評価されてるタイプエロライターなのである。なのにこの作品の完成度の違いは一体なんなのだ?というもっともな指摘を那須きのこ氏は逃れられない。元がエロゲだから、元々無理筋シナリオからこじつけっぽいのはしょうがない?それは単なる言い訳だろう。

衛宮士郎人格異常者設定は、説得力に失敗した好例

 少々反論もあった衛宮士郎についても言及しておこう。すなわち衛宮士郎とは、やりたいシナリオのためにキャラクター人間像に説得力のあるエピソードを加えていく奈須きのこ氏の作風の中でも顕著な失敗例、である主人公が没個性的な理由かつ妙なヲタノリをするのは間違いなく主人公たちが奈須きのこ氏のアバターとしても機能しているからだと私は睨んでいる。それを踏まえて何度も言うが、基本的奈須きのこ氏はむっつりスケベなので、むっつりスケベエピソードを書くために女の子存在している。そしてその女の子と対比させる形で男性キャラクターを反存在的に生み出している。つまり男の子所詮反射的にいなきゃいけない存在からまれてくるキャタクターに過ぎない。そしてむっつりエピソードを成立させるためには女の子がそれなりに異常でなければならないが故に、その異常な女の子に好かれてかつ包容できる男は同様にまた異常でなければならない。つまりシナリオ必然性のためにキャラクターのすべてがつじつま合わせのプロフィールを持っているに過ぎず、衛宮士郎くんの場合は元英国騎士王でありながら実は女の子という異常性を持つセイバーというキャラクターが、魔術適正がありながらほぼ無力の男子高校生である士郎くんとの恋愛を成立させ、恋愛における主体性を持って最終的に結ばれるエンディングを迎えるためには衛宮士郎くんにもそれなりに異常であり傷がなければならない、というシナリオライターバランス感覚から逆算して生み出されたつじつま合わせのキャラクタからだ。

 そろそろ言いたいことが分かってきてもいいんじゃないだろうか?厨二病という自意識過剰男性像が自尊心を失わず英国騎士女王のような格上の女性デートを成立するために必要自意識過剰さを支えるために異常性というプロフィールが用意されている。まさにシナリオ追従でキャタクターを配置していることで起こる典型的弊害だ。

 ちなみに青セイバーアルトリアペンドラゴン過去と元英国騎士王という過去がある女を落とすために主人公(男)もまた異常でなければならない、という等式は単に奈須きのこ氏の脳内にある思い込みであって、実際にはシナリオライター技量次第でまったくそうではないと思うし、そもそも衛宮士郎くんが男子高校生である必要もまったくなかったと思うが(※例えば虚淵氏が描く衛宮切嗣氏とセイバー関係の方がよっぽどドラマティックな恋愛シナリオが書けたのではないかと思うくらいだ)そこは突っ込んではいけないらしい。(※これは単に奈須きのこ氏が衛宮切嗣のような男性像を描けなかったからであり、これは彼のキャラクター像が描けないというシナリオライターとしての欠陥からくるものだ。これがいか病理であるかは全開語った通りなので割愛するし、この原因は彼のむっつりスケベからくるものだと私は主張してはばからない。そしてこれを乗り越えて、魅力的な男性キャラクター像をきちんと描けるようになることが、奈須きのこ氏の課題だと筆者は思う)

人間像がきちんと描けている脚本家って誰よ?

わりと上記のような指摘があったような記憶するので、一応代表的な脚本家をあげてみる

小林靖子

シナリオライタータイプはいろいろあるが、実力の高い作者がよく言うこととして「キャラクター勝手に動いて言うことを聞いてくれないことがある」。これはキャラクターを掘り下げて書くことが得意なタイプによくある特徴で、稀代の脚本家でいえば特撮系の脚本家として有名な小林靖子氏などがそうだろう。氏は脚本を書いていて、シナリオキャラクターにらしくない行為を強いている場合に、躊躇なくキャラクターシナリオ追従させる。つまりシナリオキャラクターに合わせて改変させてしまうのだ。これはキャラクターシナリオの駒と考えるシナリオライティングとは真逆アプローチだが、結果としてこれが人間像をきちんと描くことからシナリオ自体評価につながる事が多い。

吉田玲子

また同じようにキャラクターが持つ人間から醸し出される雰囲気空気感を出すことにかけては吉田玲子氏の名前を出さないわけにいかない。氏の名前検索すればすぐにでも代表的な作品いくらでも出てくるはずだ。この人も脚本賞を二度受賞している。このひとの名前を出すと、すぐにガルパンとかけいおんが出てくるのだが、私としては「デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲーム」とか最近作品では「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」や「夜明け告げるルーの歌」などを上げたい。他にも「猫の恩返し」「若女将小学生キャラクターを描けている、とはこういう作品のことを言うのではなかろうか。特に氏の作品シナリオの安定感が抜群で評価できる。バランスがよく、それでいて繊細で、何気ない日常の何気ない動作の中に登場人物感情表現する手腕には舌を巻く。

虚淵

女性ばっかりなので、男性も上げておこう。他でもない筆者は虚淵さん大好きであるFateの中で唯一好きといえるシナリオFate//Zero豪語するくらい虚淵押しである。当然PsychoPassも押さえている。ちなみに筆者を女性と指摘する声もあったが、残念ながら私は男性である。「まどマギ」はもちろん「楽園追放」「沙耶の唄」も消化済である。氏のシナリオ面白いところは、なんだかんだ言って社会風刺を含めたメッセージ性をきちんとエンタメシナリオの中に押し込めることが出来ているところであるしかもこの辺を、いわゆる世間の「反戦」だとかいうご教育主義的で説教臭い作品ではなく、エンターテインメントという作品の中で行えているところがすばらしいと思う。あくまでこれはエンタメなのだ、という前提を忘れてしまえば、主義主張の強いプロパガンダのような作品になってしまう。こういう哲学ばかりするアニメーションではなく、きちんとエンタメをやっていながら、そのエンタメに深みを与える要素として社会風刺がきちんと出来ているところがとても良い。氏の脚本ハードボイルドな側面には魅了されるばかりだ。

2019-06-27

おくればせながら『どろろ最終回感想

anond:20190624122005

ネタバレは当然のごとくにする。

・いきなりハイライト感想から言うけど、百鬼丸が目を取り戻したら度を超えたイケメンに超進化したので、私エネル顔。

昔話の『鉢かづき姫』みたいだなと思った……。

百鬼丸VS多宝丸のシーン、シリアスなはずなのだがめちゃめちゃ笑ってしまった。多宝丸がいきなりお部屋紹介を始めたからだ。

「ここは私の部屋だァ!!」

ってなんだよwwwww先週「もう話すことはないな」って一方的コミュニケーション遮断してきたのは何だったんだお前可愛すぎだろう。

からの、回想に幼い頃の陸奥兵庫を入れてくるのずるい。そんなん泣くに決まっている。

まさか百鬼丸と多宝丸が和解するとは思わなかった。

・というか、ここら辺の百鬼丸心理が今一つわからないんだけど、派手に暴れたらストレスが解消されたのか冷静さを取り戻したのか、よくわからないんだが急に物分りがよくなったのはなぜ。

・まぁよくわからないがお互いに欠けているもの同士として響くものがあったのかなあ?

最後鬼神あんな所にいたんだ。へぇ。案外あっさり倒されたなぁ。

・ご都合展開の極み的に寿海ママとママ百鬼丸ピンチに駆けつけたけど、この手のご都合展開は本作の醍醐味というかなんかもう慣れた。

抜け道から百鬼丸達が闘っていたフロアまで結構高低差があるはずなんだけど、そこを縫の方がどうやって濡れた打掛を被って上がって来たのかが気になって仕方がない。

百鬼丸が二人のおっかちゃん愛情を感じられて良かった。良かったのでその前の滅茶苦茶な展開も許せる。

・多宝丸には生き抜いて欲しかった。でも最期を母上に看取って貰えてよかったね。

シリーズ後半までずっといい子だった多宝丸が終盤に思い切り我を出して来たのは良かった。親近感の湧く少年であることよ。

百鬼丸が初めて見るものは多宝丸の死体どろろの顔のどちらかではないかと予想をしていたのだが、二人のママだったのがとても良い。

しかし寿海ママの指差しポーズが爽やか過ぎて笑う。CV.大塚明夫で「気を付けて帰れよ!」って言いそうな顔だし現にCV.大塚明夫なのである

百鬼丸背中に着いた火を消す時のどろろの動きが好き。

井戸の底から引き上げてもらうとき百鬼丸に抱えられたどろろが猫みたいで好き。

・「空、きれいだ……。どろろ、きれいだ」セリフだけなら良い場面っぽいのに殆どギャグだった。"溜め"とか無いんだ。

・目を取り戻してから燃え落ちる城を見詰める場面まで百鬼丸ものすごく美少女である。本作の真のヒロイン百鬼丸、君だ!

・様々な問題どろろ親の金解決しようと決める、というまさかの展開にびっくり。え?それでいいんだ???

どろろの父・火袋の埋蔵金果たしてちゃんと手付かずで残っているのだろうか。埋蔵金の隠し場所に人が来られなかったのは、しらぬいの次郎丸と三郎丸があの辺で人喰ってたからだろうに。次郎丸・三郎丸が討たれた後は……。

景光百鬼丸が会話してる……!百鬼丸、こんなに喋れるようになって………(ハンカチで目頭をおさえる

・ついに景光が敗けを認めたのでせいせいした。ほんと嫌な親父だったなぁ。国の為民の為と言ってたけど結局、功名心だけの人だった。

・刀も持たずどろろを伴わず、みおの種籾だけを持って旅に出てしま百鬼丸。みおの種籾はもはや完全に忘れ去られたアイテムだと思っていたので、再登場してよかった。

・みおの種籾が百鬼丸からどろろに託されたり、百鬼丸どろろの二人で田んぼに植えて育てるという展開は正直嫌だったので、百鬼丸が種籾を懐に仕舞い直したことにホッとした。

・みおとの初恋の思い出を、どろろとはいえども他の女の子と共有するのはどうなのかと私は思っていたので。

異論あるみたいだけど良い終幕だった。

しか百鬼丸、顔が良過ぎだろう。

・本作は批評される際に手塚治虫の『どろろ』の後継(というよりコピー)としてアリか無しかということで見られがちなのが気の毒だと思った。

原作付きアニメ宿命ではあるけれども、それにしても手塚治虫ビッグネーム過ぎるので……。

原作漫画を100として減点法で採点されるばかりで、アニメのものの出来を評価されるってことがあまりないんだよなぁ。

・私としては、2019年アニメどろろ』の出来はあまり良いとは言えないと思う。

・前半はかなりよかったのに、後半はずいぶん失速してしまった。一体どうしてこうなった?と観ていて戸惑う部分が多々あった。

シリーズ構成・数話の脚本担当した小林靖子氏のインタビュー記事や前期エンディングと第15話の演出担当したコバヤシオサム氏のツイート、後期OPスタッフツイートインタビューなどから制作スタッフのなかで何らかの内輪揉めがあったのかなぁ、と、邪推かもしれないが、思った。

・せっかく時間をかけて企画を練っていたようであるのに、後半からいきなりごちゃごちゃのグダグダになっていく様が非常に勿体ないと感じる。決して詰まらないストーリーではなくアニメーションの技術が低い訳でもない、むしろクオリティ高くやれそうなのにそうならなかったから残念なのだ

アニメは多くのスタッフのチームワークによって作るもの、ということの悪い部分が表面に出た感じ。

宮崎駿高畑勲作品みたいに細部にわたって監督の思い通りに作るアニメには勝てないのだろうか?

しかし各話の演出家の裁量に任せてるっぽい所、嫌いじゃないんだけど。特に15話はかなり異色な回だったけど面白かったし好き。

・本作は欠点も多々ある作品だけど私は好きだ。原作があの手塚治虫の『どろろであるということとは関係なく。

2019-06-24

今夜アニメどろろ』が終わる

アニメのもの面白かったけど、Twitterでのファン同士の交流お祭り騒ぎで楽しかったなぁ。昔の漫画原作だけどファン層がやや若めなせいか、皆元気だし発想が奇想天外なので愉快なTLだった。

そんな『どろろ』オタライフだった。

ともあれアニメどろろ本体感想などを気がはやいけどつらつら書いとく。

あ、ちなみに私のスペックはというと、原作未履修のまま生き長らえてしまった、最近はあまりアニメに熱烈にハマれなくなっていたオタク自称するのは気が引けるほどの者。『どろろ』を見始める前に履修したのは『BANANAFISH』で、もう当分こんな悲劇的な作風はいいや、と言った舌の根も乾かないうちにどろろ沼に転落した。なお『どろろ原作アニメ前半期が終わるくらいにやっと履修。

では以下感想

タイトルは『どろろなのだがとかく目を惹かれてしまうのは百鬼丸である。なんせ顔がいい。

・初期の頃の百鬼丸は表情がまるでないのだけど、カメラワークによっては、うるさくまとわりつくどろろにすごく迷惑そうにしているような表情に見えるのがツボだった。単に角度の問題で実際そんなに迷惑してるのかどうか分かんないところが良い。

百鬼丸身体のパーツをあちこち奪われた重度の身体障害者であるという設定が、このアニメではリアル描写されててよかった。身体のパーツを取り戻して当人が感じるのは喜びだけじゃなくて戸惑いや煩わしさもある(むしろ喜びよりそっちの方がフォーカスされがち)という描写がいい。耳を取り戻す瞬間子供みたいに地団駄踏んでたのが印象的。

特に耳を取り戻したら世界に溢れる音が煩すぎて知恵熱出しちゃうとこがよかった。

百鬼丸身体を取り戻す度に、百鬼丸視聴者が思ってた以上に何も出来ないし何も知らない・分からない赤ちゃんであるというのが発覚していくのが面白い。しかし、発覚するごとに「あっ、なんかごめん……」と一視聴者百鬼丸謝罪がしたくなるのであった。

百鬼丸が16歳の赤ちゃんだと発覚してからは、彼が徐々に成長をしていく様に一々感動してた。つい自分の子供を見守るような目線で見てしまった。

・前半期でいちばん気に入ってるのが『守子唄の巻 上・下』。そのストーリー悲劇性もさることながら、最初から最後までテンポよくタイトにまとまっていて、とてもよい良い。

・ということにことのほか感動してしまうのは何故かというと、アニメどろろ』、全体的に面白いんだけど変にテンポが悪くてかったるい印象があるのが否めないからなのである90年代後半のロードムービーアニメ雰囲気がうっすらとあって若干時代遅れな印象も。

アートと娯楽の境目を綱渡りで進んでいてたまに足を踏み外して落っこちている、そんな感じのアニメどろろ』の全体印象である

百鬼丸から見れば敵サイドである弟・多宝丸が物凄く良い子に描かれていて好感度高いところが良い。そんな良い子が悲劇に巻き込まれていく鬼畜脚本シリーズ構成さいこう。

・今までアニメを観るのに監督には注目したことはあっても脚本家に注目したことはなかったのだけれど、小林靖子という脚本家に期待と信頼を寄せるようになってしまった。

・確かアニメ開始直後くらいは監督が例のあの人なのでどうせ地獄み溢れる展開になるとか、少し経つとどうせミオは梅毒死ぬんでしょとか噂されていたが、結局、監督が例のあの人だからどうということはなかったような気がする。ま、ミオが梅毒で死ななかった代わりに他のキャラが疫病にかかって大変なことになったのだが。やっぱり監督持ちネタなの?

悲劇の全ては小林靖子様のせいに違いないと思ってごめんなさい。そんなことはないよね、常識的に考えて。

琵琶丸カッコいい。

どろろコロコロと丸っこくてとても可愛いのだが、後半期にどろろ身体が実はガリガリに痩せ細っていることが発覚してヒィッてなる。あんまり食えてない設定なので当たり前なのだが、しかし、あの顔の丸さ加減はお肉ではなく頭蓋骨のものの丸みだったのか……そんな……。

醍醐夫妻の毒親っぷりに真面目に憤ってしまった。空想上の人物にそんなに真剣にプンスカしても仕方なくない?と思いつつも、つい。あの二人には天誅が下って欲しいと、いまだに思っている。

・やたら母性というものフォーカスの当たる本作。正直、今時それ?と最初は思ったんだが、登場する母親母親役のキャラが皆それぞれ人として未熟な部分があり葛藤を抱えているので、OKです。超絶母性愛で全てをミラクル解決するような話ではなくてよかった。

登場人物がそれぞれ目の前にしている相手勝手理想を見出だしているような描写がちょくちょくあるのがグッときた。例えばミオから百鬼丸おかかちゃんからどろろ、など。相手虚像に癒されてんだな……。

どろろ百鬼丸にかなり雑に扱われているのにも関わらず、それでも必死に彼についていく理由が、よくわからなくはある。

・親とはぐれた子犬子猫通りすがり人間必死についていくのと似たような心理なのだろうか。

どろろ百鬼丸の絆が深まっていくのを描写するのには、24話では尺が足りないのではないかと思う。

鈴木拡樹天才だ!絶叫の演技が特に良い。「地獄変の巻」で背骨を取り戻すシーンなど秀逸だ。

・後半期でいちばん何度も観てしまったのが「地獄変の巻」。演出家個性なのか単に制作時間と人手の欠乏かなのかわからないが、異彩を放ちまくりの画面に目を奪われてしまった。この話を担当した演出家総監督する『どろろ』を観てみたい。ただしちゃん制作費をかけて。そしたら私も微量ながらお金払うし!

・後半期の膝から崩れ落ちるようなあのOPは一体なんなの。曲そのものはいいと思うけど内容と全然合ってないじゃないか原作漫画そっくりそのままアニメ化したものOPというなら納得するんだけど。アジカンにどういうオーダーしたらこうなるんだ。

・そんなOP曲に映像を作ったスタッフもびっくりしたらしいが、いい感じの動画にまとめてくれて一視聴者としては感謝しかない。

・でも『鬼滅の刃』なんか観ると羨ましくなってしまうよなぁ。こんないいOPつけてもらってていいなぁ、と。

・『天邪鬼の巻』は楽しかった。おこわちゃん可愛い普通あいポジションキャラって性悪に描かれがちだと思うけど、おこわちゃんはしっかり者の良い子で素敵だった。

・『鵺の巻』の上げ落としが酷い(誉め言葉)。中々懲りない百鬼丸ェ。

身体のパーツを取り戻していき、喋れるようになって感情表現出来るようになっていった百鬼丸だが、実は優しい顔に反して内面もしかして結構、うん、性格悪い?将来ものっそいDV男になりそう。そんな危うい奴だったことが判明していくのがつらい。近距離にいるどろろがモロに精神ダメージ喰らってるのがとても可哀想まだ子供なのに……。

社会的弱者KKOに同情出来るか問題様相を呈してきた。なんて現代的で重いテーマなんだ。

・多宝丸と陸奥兵庫の絆がグッとくる。なのにあんなことになっちまって……。

百鬼丸と多宝丸の兄弟対決は、もはや和解の道が全然見えなくてしんどい。が、うまく和解したらしたでそれはぬるすぎる展開なのではないかと思ってしまう。

百鬼丸身体のパーツを取り戻すことの是非については、私個人としては、一度きりの人生なんだし他人とかどうでもいいから取り戻せば?と思う。どうせ死んだら人からまれようが関係なくなるんだし。

と、こんな感じの感想

最終回、何とか色々片付いて百鬼丸どろろには幸せになって欲しい気持ちもあるが、そうなってはぬるいという気もする。

しか百鬼丸がコロッと死んだり重い業を背負って生きてくというのもなんか違う気がするしな。

ともあれ、今夜の最終回を心して待つことにする。

2019-03-19

[]2019年3月18日月曜日増田

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2019-03-18

最近鬱展開あるとすぐ虚淵玄小林靖子っぽいとか言うけど

最近オタクって脚本家見ないでアニメ見てるの?ってくらい脚本家名前知らないよね

サザエさんヤバイ堀川くんを出す脚本家とかわからないでしょ?

2019-02-12

anond:20190212010625

腐女子に媚びなくても腐女子向けコンテンツは作れるだろうにってとこだけど、別に媚びようとして作ったんじゃないんだろうなぁ

ポスト小林靖子として頑張ってほしい(ポストが開くかは知らないが)

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