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2023-09-14

名探偵コナン ファイアーエムブレム 声優

高山みなみ江戸川コナン)→エイト

小山力也毛利小五郎[2代目] イーサン・本堂)→ゼト

林原めぐみ灰原哀 宮野エレーナ[2代目])→フレイヤ

大谷育江(円谷光彦)→大人チキ

高木渉小嶋元太 高木渉 仮面ヤイバー)→カインCDドラマ

日髙のり子世良真純)→ネルトゥス

島本須美工藤有希子)→エリス ナギ

田中敦子メアリー・世良 萩原千速)→フラヴィア ユーノ

森川智之羽田秀吉)→シグルド

中村悠一宮野厚司)→リョウマ リオン

折笠愛(目暮みどり)→アイラ

茶風林(目暮十三)→メディウス

井上和彦白鳥任三郎[2代目])→ジーク カミュ

加藤精三松本清長)→ジェイガンOVA

三木眞一郎萩原研二)→謎の男

てらそままさき(遠山銀司郎[3代目])→バジーリオ ゼロット タレス

大塚明夫(横溝参悟 横溝重悟)→ガロン ジェラルト=アイスナー ハーディン(ドラマCDタリス王(ドラマCD

速水奨(諸伏高明)→アルヴィス ミシェイル(ドラマCD

小清水亜美上原由衣)→ミスティ

置鮎龍太郎綾小路文麿 沖矢昴 真田一三)→フィン

三石琴乃(水無怜奈)→ルミエル

古谷徹(降谷零/安室透)→フロー

緑川光(諸伏景光)→マルス

小山茉美シャロン・ヴィンヤード/ベルモット)→ヘル

井上喜久子キャンティ)→ディアドラ ニイメ レア セイロス

清川元夢植松竜司郎)→ガトー

桑島法子塚本数美[初代])→ティルテュ ウル

堀秀行(新出智明)→ハーディン(ドラマCD

檜山修之京極真)→ジャム

天野由梨(沖野ヨーコ[初代])→マーニャ

保志総一朗伊東玉之助)→マリク マシュー

櫻井孝宏(比護隆佑)→ルカ エリウッド ユリウス

吉野裕行真田貴大)→オッテル

丹下桜米原桜子)→シーダOVA

安元洋貴羽田浩司)→ラガル

ピクシブ百科事典」調べ

2021-11-19

艦これ刀剣乱舞はなんでフェミから批判されないのか不思議

温泉むすめで設定箇所以外の、萌えキャラ化そのもを怒ってる人もちらほらいるが、だいたい萌え擬人化は女キャラなら艦これのヒット、男キャラなら刀剣乱舞のヒットを見てあやかろうと企画されたものが多い。

そして上記のふたつはもっと性的な要素も多いと思う。艦これの中破や大破の絵や刀剣乱舞中傷重症真剣必殺の絵の、服がビリビリになって裸になって扇情的なボイスが流れるのを性的と思わない人はあまりいないんじゃないだろうか。

例えば、刀剣とかは今年に極(真剣必殺の絵がより性的になる)が実装された謙信景光のような見た目は児童でありショタという属性向けに描かれてるようなキャラでも、真剣必殺や中傷の絵が更に露出あがって性的な姿になってる。

でも公共の場でも刀剣乱舞キャラは使われまくりのように思う。

この許すと許さないの線引きってどこにあるんだろ?

追記 14:37

「線引き」が不思議から知りたい以外の意図はこのエントリにないよ。

温泉むすめのパネル画像検索しても問題となるような表現は見当たらなかった。

それでも、このパネルを見てわざわざサイトプロフをチェックするくらいに不快に思う人がいて炎上したわけで。

そして萌え自体問題視する人や未成年の見た目だから駄目だと年齢自体問題視する人も出てきてるから不思議になったわけで。

社会的合意を得られているらしき燃えてないコンテンツとどこが違うのか比較するのは意味あるだろう。

2021-03-01

宇宙船学生やってる夢を見た

面白い夢を良く覚えていたので日記

あなたは読まなくてもよい。

授業で絵を描いてた。

宇宙船内で天井や壁に写し出される風景を見て絵を描いてた。

先生に「風景画を書くんですか」と聞いたら別になんでもいいらしい。

映像サプライヤーは「エホト日本景光」ってところだった。だから多分日本景色

丘と木と空しかなかったからあまり日本要素はなかったけど。

部屋と部屋の移動はエアロックを通る。立派な金属の扉……ではなく風船を2つ膨らませて圧迫して閉じる簡易型式だった。人間はそこをわけいって進む。

空の映像には格子状にノイズが入っていて、教室に戻ったあとそれを先生に言ったら(ある例えをしたんだけど、私の仕事に密接に関係することなので割愛する)、「地球の人みたいなことを言うね」って言われて目が覚めた。

2019-08-23

*スコッチ真相安室赤井確執について

 『名探偵コナン』に登場する、安室透、赤井秀一。私も含めて、安室赤井はいつもケンカしているようなイメージを持つ人が多いのではないか?たまに「この2人なんで揉めてるの?」という声を聞くこともあるし、実際2人(とスコッチ)の関係性について整理しきれていない人もいるだろう。

 そこで今回は、スコッチ真相安室赤井確執について整理・考察をしてみた。

 ちょっと検索してみれば分かるのだが、「安室赤井因縁について」のような考察は正直かなりの数が書かれているが、今回は、“自分なりに”スコッチ真相安室赤井確執について整理・考察をしてみた。

あの日、何が起きたのか

(一部を除き原作描写はないが、起きたであろう出来事も含む)

組織スコッチNOCだという情報を得る?

時系列不明

スコッチ

持ち物:スマートフォン

組織NOCだと知られたことに気付く?

バーボンメールを送る(「悪い降谷…奴らに俺が公安だとバレた…逃げ場はもう…あの世しかないようだ…じゃあな、零(ゼロ)…」)

・逃げる?

ビル屋上にたどり着く

バーボン

持ち物:スマートフォン

スコッチからメールを読む

スコッチを追いかける

【ライ】

持ち物:拳銃

・「スコッチ組織NOCだと知られた」という情報を掴む?

スコッチを追いかける?

ビル屋上にたどり着く

スコッチ、ライ】揉み合いになる?

(ここから原作描写があることのみを挙げていく)

スコッチ】投げ飛ばされたフリをして拳銃を抜き取る

【ライ】  拳銃を抜き取られる

スコッチ】ライに銃口を向ける

【ライ】  自分を撃たないよう説得しようとする(「俺を撃つ前に話を聞いてみる気はないか?」)

スコッチ銃口自分の胸に向ける(「拳銃はお前を撃つために抜いたんじゃない…こうする…為だ!!」)

【ライ】  リボルバーシリンダーを掴み、自殺を止めるよう説得。「俺はFBIから潜入している赤井秀一…お前と同じ奴らに噛み付こうとしている犬だ…。さぁ、わかったら拳銃を離して俺の話を聞け…お前1人逃がすくらい造作もないのだから…」

スコッチ】返事はするものの、この時点で拳銃から手を離していない

バーボンビルにたどり着き階段を駆け上がる

【ライ】  足音に気を取られリボルバーから手を離す

スコッチ】ライが手を離した隙に拳銃を発砲、自決する

【ライ】  スコッチの胸ポケット心臓ごと打ち抜かれたスマートフォン発見(「なるほど…拳銃を奪ったのは…コレ(=スマートフォン)を壊すためだったのか…」)

バーボン屋上にたどり着く

【ライ】  振り返り、一言言い放つ。「裏切りには…制裁をもって答える…だったよな?」

バーボンスコッチ遺体に駆け寄る(「しっかりしろスコッチ!!スコッチ!?」)

【ライ】

心臓の鼓動を聞いても無駄だ…死んでるよ…」

拳銃心臓を…ブチ抜いてやったからな…」

「聞いてないのか?そいつ日本公安の犬だぞ…」

バーボン認識

スコッチ拳銃自決。ライが拳銃を渡し、自決強要した。そしてライは周りに「自分が殺した」と嘘をついている。

自分で引き金に親指をかけ、自分を撃ったという事…」

「アイツに自分拳銃を渡し…そうさせたのは赤井秀一…あれ程の男なら自決させない道をいくらでも選択出来ただろうに…」

結論

 先にこの考察での結論を出しておく。

スコッチが死んだ原因は拳銃自殺

・誰が悪いかと聞かれれば3人全員に落ち度があると答える

しかし、ごくまれに見かける「ライのミスを一切認めない(無視した)考察」には異議を唱えたい

・「現在安室赤井共闘できないのは安室の憎しみのせい」という主張にも異議を唱えたい

・「赤井は優しいかスコッチの件について黙っているんだ」という主張にも異議を唱えたい

以上だ。ここから細かく書いていく。

捜査官」として、「人」として

スコッチメールを送る

 もしスマートフォン破壊に失敗していたら、芋づる式にバーボンにも危険が及ぶことは明白だ。最期メールを解析され、誰に送ったのか調べられてしまえば降谷は本名スコッチとの関係本来所属組織全てが分かってしまう。降谷だけでなく、兄・高明や伊達はじめ同期全員の危機否定できない。潜入捜査官として、遺言めいたメールを仲間に送ることは推奨される行為ではない。

 しかし、最期親友遺言を残したことを一体誰が責められるのだろうか。一人の人として考えてみて欲しい。

 さらに考えてみると、スコッチは、メールを送れば幼馴染みで親友バーボンが駆けつけてくることは予想できていたのではないだろうか。そうすれば現場第一発見者はバーボンになる。壊れたスマートフォンを見て意図理解してくれる可能性も高いし、現場いくらでも都合の良いようにごまかすことができる。組織がどういう制度をとっているのか分からないが、ジンラム、あの方、ベルモットなど比較的力のありそうなメンバーに「スコッチを殺したのはバーボンだ」と進言すれば、実績を評価してもらえるかもしれない。少なくともマイナスに働くことはないだろう。

 スコッチは、これを狙っていたのではないか?未だ真実は語られないままだが、気になるところである

バーボン自決現場に駆けつける

 明らかに動揺しているバーボン現場に現われることは、「バーボン」にとってマイナスに働く可能性が非常に高い。スコッチと同じ、NOCの疑いを掛けられることもありえる。バーボンに降りかかる疑いによって捜査打ち切りになってしまっては元も子もないと考えると、潜入捜査官として褒められた行為ではない。

 こう見ると、捜査官としてのバーボンミスは、「足音を立てたこと」ではなく「スコッチ自決現場に駆けつけたこと」なのではないだろうか。

 しかし私は、人として、「親友最期に駆けつけたことは間違いではない」とここに断言する。

 エレーナ及び宮野家との思い出や、松田に学んだ爆弾解体のやり方、返せなかった伊達メール原作映画スピンオフそれぞれで少しずつ描写される降谷の友人(恩人)想いな一面を鑑みるに、スコッチメールを受けてそこで動かないのは降谷というキャラクターではない。

 スコッチ同様、親友ピンチに駆けつけたことを誰が責められるのだろうか。

(余談)

 よく「スコッチ自決の原因」と言われる「バーボン足音」について考えてみる。

 私は、「バーボン足音」は「ライが拳銃から手を離した原因」になっただけであって、「スコッチが死んだ原因」ではないと捉えている。果たして、「この音を聞いたら死ぬ」という足音を立てられる人がいるのだろうか?マンドレイクじゃあるまいし、足音じゃ人は死なないということを思い出して欲しい。

 「バーボン足音を立てなければスコッチは死ななかった」という意見もたまに見かけるが、バーボンだけ忍者の素質を求められているのだろうか?

【ライ】スコッチ自決現場にいる、身分を明かす

 ライがスコッチを助けに行ったことは、潜入捜査官としてあまり正しい行為だとは言えない。スコッチと話しているところを誰かに見られてしまえば、ライまでNOCの疑いをかけられる可能性があるからだ。ライはFBI捜査を優先しなくてはならない。他国捜査官のために自らの任務をおろそかにしてはいけないはずだ。

 しかし、ライがスコッチを助けようとしたことは人として間違った行いなのだろうか。

 2人の間にどれほどの交流があったのかは明かされていないが、ライはスコッチに対して「お前はここで死ぬべき男ではない」と評している。少なくとも実力や人格を認めているととれる発言だ。組織という巨大な敵に立ち向かうにはスコッチの力が必要だと考えていたのかもしれないし、個人的な信頼があったのかもしれない。やはりこれも作中で語られていないので分からないが、「他国捜査官」という領域を侵してまで助けようと考えたのだからスコッチのことをそれなりに信用していたのではないだろうか。そんな人物のために手を貸そうという考えを、やはり責めることはできない。

(余談)

 捜査官としてライがスコッチを助ける「義務」はない。

ごくまれに、「ライは義務もないのに助けに行った。だから感謝されることはあっても憎まれる筋合いはない。」という言い分を見かけることがある。

 しかし、「スコッチがNOCだった」という一報(仮定)を聞き、真っ先に現場にたどり着いた上自決を止めようとしている時点で「助ける義務はない(だから非はない)」とは言えない状況になっている。ものごとに介入した以上は当然責任が発生するのだ。

 スコッチを助ける義務がないなら現場に行かなければ良かった話だが、当の赤井本人がお得意の「領域エリア)」を振り切ってまでスコッチ自決に関わりにいっている以上、通用しない言い分である

(余談)

 「拳銃を奪われたこと」と「拳銃から手を離したこと」は確実にライのミスだ。拳銃を奪われ、一度は止めるも手を離すというライが犯した2つのミス無視して語ることは出来ない。

 バーボンもライも「どちらも悪く、どちらも悪くない」といえる状況だが、ライのミスが大きかったことは事実だ。「スコッチバーボン足音のせいで死んだ」等、ライの過失を無視してスコッチ自決について語ることには大きな違和感を覚える。

赤井秀一の嘘

赤井は降谷の誤解をとく気がない

 ライが自決現場でとっさに嘘をついたのは、スコッチ自決を利用するためだと思う。バーボンNOCだと知らなければそれは自然判断だ。もしかすると、「スコッチの死を無駄にするわけにはいかない」とさえ考えたかもしれない。

 しかし、バーボン公安からNOCだと知った今もなお真実を隠していることは褒められる行為ではないと思う。そして、今も隠し続けている(真実を話す気が全くなさそう)のは何故なのか、私には皆目見当もつかない。赤井・降谷双方にとってのメリットが何も思いつかないからだ。

 また、赤井が、日本からの潜入捜査官(スコッチ)の存在を知っていてFBIチームメイトに報告していないことは、FBI側の捜査の妨げになっている。さらに、拳銃を奪われたことに関する報告も怠っているので、

現状「スコッチに関する一連の出来事」について赤井が口をつぐんでいることは、赤井意図的に自分ミスを隠しているように捉えられてもおかしくない。

(余談)

 赤井は、スコッチの件を「優しいから」「安室が傷つくと思って」隠しているわけではないと思う。父親真相を知りたくてFBI入りしている赤井が「真実が見えないこと」の苦しみを知らないわけがいからだ。本当に「優しい」なら事実を全て話すか、今は話せないのだとしてもせめて話そうとする素振りくらいは見せるのではないだろうか。

 「安室が傷つくと思って」に関しては、そもそもこの主張にやや違和感を覚える。

真実を話したら安室が傷つく→「“真実”の中に安室が傷つくような出来事が含まれている」と赤井認識している→「足音のくだりを聞いたら安室は傷つくだろうな」と“赤井が”考えている

 つまり、この主張は「『安室足音のせいでスコッチが死んだ(だから真実を聞いたら安室が苦しむだろうな)』と赤井が考えている」と言っているも同然だ。

 「赤井秀一」は、自分の落ち度を棚上げして他人なすりつけるキャラクターなのだろうか?私は疑問に思う。

降谷零の憎しみ

降谷は、赤井が嘘をついていることに気付いている

 赤井たちFBIには違法捜査事実があるので、「安室スコッチ自決までの課程を知る=安室透と赤井秀一和解共闘」という図式は本来なら成り立たないはずだ(漫画の都合で最終的に共闘することになるとは思うので、濁した書き方をしておく)。

 もし、安室親友の死の真相を教えてもらうことで、FBIによる数々の違法捜査をチャラにすることがあったとしたら、その行動こそ「私情」であり「狩るべき相手を見誤」っていることになるだろう。

FBI違法捜査については「名探偵コナン赤井秀一に関する考察」に簡単にまとまっているので読んでみて欲しい。私はこの考察に影響されて筆を執った。)

ちゃんと表示できているか心配だ…。もしできていなかったら増田の中を探してみて欲しい。

名探偵コナン・赤井秀一に関する考察

 そもそも赤井安室が「共闘できない・しない」のは2人の因縁が原因なのではなく、(日本側がFBIに協力を要請する必要性が見受けられない以上)FBI日本側に協力を申し出ないせいなので、「対黒の組織における共闘」と「スコッチに関する一連の出来事」は全くの別問題だと考えるべきだ。

 さらに、ライはスコッチの死を利用して昇っていったが、NOCだと露見し早々に離脱した。しか特に情報は得られていない様子(「ジン仕事する」という報告をFBIに入れているが、結局会えていない。ラムのことも知らない様子。)なので、降谷の怒りも納得できる。

諸伏景光覚悟

 もし、スコッチがライ(FBI)の手を取っていたら、今のキールのような扱いを受ける可能性が高い(キールの現状についても、前述の増田を読んで欲しい)。

 キールの扱いとまではいかなくても、保護する代わりに情報提供を求められてもおかしくない。FBI立場から考えると、他国捜査官をわざわざ保護するのだから見返りを求めて当然だ。「公安には情報を流さず、FBIだけに提供しろ。さもなくば赤井手土産として持たせて組織に送り返すぞ。」という条件がつく可能だってある。

 搾り取るだけ搾り取った後、日本に対して「あなたの国のスパイがいました。これ、どう落とし前付けてくれるんですかね?」なんて言って外交カードに使われることだってあるかもしれない。親友の降谷だって当然危ない。

 ライがの身分を信じられなかったという可能性もある。今まで組織メンバーだと思っていた人間が突然「お前と同じで俺もスパイなんだ」と言ってきても、素直に信じる人はいないだろう。油断して口を滑らせる作戦かもしれない。むしろ疑ってかかるべきだ。

 実際あのビルでは、「ライと協力して足音の主を迎え撃つ」という選択肢もあったが、スコッチはそれをしなかった。優秀な捜査官らしく、ライを疑うことにしたのかもしれない。もしくは、申し出を信じた上でFBI保護されることを拒んだとも考えられる。

 もしくは、「目の前のライを殺して足音の主も制圧する=とにかく逃げる」という選択肢も思いつく。これについては、ライが身分を明かしたことによって、結果としてスコッチを脅すことになっている。

 スコッチはライ=FBIだと聞いてしまった。それが嘘なのか本当なのかを見極める方法も余裕もあのビル屋上にはなかった。

 もし身分が嘘で、ライは組織人間なのだとしたら、「ライと足音の主を両方制圧する」は特に問題のない選択だ。

 しかし、上述の通り「スコッチは『ライ=FBI』の可能性を考えてしまった」。真実だと確信する方法はないが、フェイクだと確信する方法もない。スコッチはこう考えた可能性もある。

「ライがFBIだと知っていて、ここで危害を加えたら国際問題になるかもしれない」

 もしこの場に録音機器や盗聴機器が回っていて、「ライがスコッチ身分を明かした」という事実が誰かに知られていたら?

 この場を上手く切り抜けても、後から日本の諸伏捜査官は、赤井捜査官がFBI人間だと知っていて手に掛けた」なんて抗議が来たら?

 …ということを素人の私でも思いつくのだから、もちろんスコッチも考えたはずだ。

 自分の命と引き替えに、今まで身を削って手に入れた情報他国に流すのか…?自分存在日本不利益になるかもしれない…。兄や親友危険が及ぶかもしれない…。自分が原因で他国に弱みを握られたら…?

 スコッチ自決によって守られたのは家族や友人だけではなかった。スコッチ自らが日本にとっての「危険カード」になってしまうことも防いだのだ。

 「公安としての冷静な判断」と「家族親友を守り抜く決意」の両方を持った、諸伏景光覚悟を感じる場面だった。

2019-08-10

名探偵コナン赤井秀一に関する考察

名探偵コナン』85巻にこんな台詞がある。

赤井秀一「目先のことに囚われて…狩るべき相手を見誤らないで頂きたい」


 この台詞について考察をした。自分なりの考えを書く前に、軽く人物について整理しておく。

江戸川コナン:みなさんご存じ主人公。本当は17歳高校生探偵だが、「黒の組織」が開発した毒薬を飲んで小学1年生まで縮んでしまった。

工藤優作:コナン(新一)の父。作家。ICPOにつてがある。

工藤有希子:コナン(新一)の母。元女優変装術が得意。ベルモット(後述)の親友

コナン界での)FBIベルモットを追い来日日本では違法捜査である。(→注1)

赤井秀一:スナイパー。組織に追い詰められ殺されたことになっているが、現在は沖矢昴として工藤邸に潜伏中。

ジョディスターリング赤井元カノベルモット(後述)と因縁があり、憎んでいる。

アンドレキャメルドライビングテクニックに優れている。

ジェイムズ・ブラック来日メンバーのチームリーダー

黒の組織

ベルモット:表の顔はハリウッド女優バーボン秘密を握られている。ジョディの両親を手に掛けた。

OC

安室透(バーボン):本名・降谷零。公安警察庁から送り込まれスパイスコッチ(後述)の死をきっかけに赤井秀一を憎んでいる。公安では多数の部下を率いる立場で、上司もいる。(→注2)組織では「探り屋」として活動中。

スコッチ本名・諸伏景光公安警視庁から送り込まれスパイ組織スパイだということが露見し、家族や同僚の事を守るため、胸ポケットに入れたスマートフォンごと心臓を打ち抜き自決する。安室の同僚で幼馴染みで親友

水無怜奈(キール):本名・本堂瑛海。CAIから送り込まれスパイ。弟・瑛祐の保護を条件に、FBI情報を渡す約束をしている。(→注3)

(注1)

 FBIベルモットの身柄を確保するまで日本警察捜査のことを伏せる方針でいる。つまり日本での捜査に関して許可をとっていないことが判明している。

 だが、高木刑事のこの台詞「困りますジョディさん…いくらFBI捜査官だといっても、ここは日本しかあなたは休暇を使って来日してるだけでしょ?」(81巻)から現実世界と同様に、許可のないFBI捜査日本で認められていないことが分かる。後に、赤井は「日本警察組織存在をつかみ、捜査を開始している」ことを認識していた事実が明らかになったが、それをチームメンバーには報告していない。

(注2)

 85巻(緋色シリーズ)で工藤邸の前に集まっていたいかつい男達は部下。その後の安室台詞撤収してください…上には僕の方からしますので…」から赤井秀一およびFBI捕獲作戦公安の上から許可下り作戦だったことが分かる。

 赤井秀一公安のこの作戦を「俺の身柄を奴らに引き渡し、大手柄をあげて組織の中心に食い込む算段だった」と言っているが、「黒の組織」に赤井秀一を売るために「公安の仲間」を連れてくる行為矛盾している。

 更に、赤井秀一を始末した(ことになっている)水無は、始末前と代わらず監視が厳しくメール1本送ることすら困難な状況にいることが窺えるので、例え安室赤井組織に売っても「大手柄」になることはあり得ず、赤井のこの推測は成り立たない。

 「組織の中心に食い込む算段」に関しても、安室現在ラム組織のNo,2)から直接指令メールをもらうほどの立場にいるので、わざわざこのような危険を冒す必要がない。(95巻)

 なお、「赤井およびFBI捕獲作戦に関する推測」に安室からのアンサーはないので、赤井の推測を事実として扱うことには疑問が残る。

(注3)

 96巻現在、瑛祐が証人保護プログラムを断って以降FBIが彼を保護・護衛している描写はないので、水無から一方的情報を貰っているというアンバランスな構図になっている。

赤井秀一の主張

 赤井秀一の「目先のことに囚われて…狩るべき相手を見誤らないで頂きたい」という主張について整理していく。

 狩るべき相手を見誤らないで頂きたい…ここでの赤井は、「(安室が)狩るべき相手を見誤っている」と認識している。

 赤井は、「(緋色シリーズにおいて)安室が狩ろうとしている相手」を、来葉峠で公安カーチェイスを繰り広げている「赤井及び来日中のFBIメンバー」のことだと言っている。

 以上を整理するとこうなる。

赤井秀一「(安室は)FBIを狩ろうとしているが、それは間違いだ」

 つまり、「(安室が)狩るべき相手FBIではない。」→「(安室が)狩るべき相手別にいるはずだ」

 更に、現在安室が潜入捜査であることを踏まえると、赤井は「(安室の)狩るべき相手黒の組織だ」と伝えたいのだと推測できる。

 つまり赤井秀一の主張は、「安室の狩るべき相手FBIではなく黒の組織だ。」になる。

安室透の「狩るべき相手」とは

 上で、「(赤井秀一の考える)安室透の狩るべき相手」について触れたが、ここからは「(安室から見た)安室透の狩るべき相手」について整理していく。

 人物紹介に書いた通り、安室透は公安であるコナン界で公安は以下のように認識されている。

江戸川コナンゼロっていうのは「存在しない組織であれ」と付けられたコードネーム日本安全と秩序を維持する為に存在する…公安警察俗称…」(84巻)

 では、「日本安全と秩序を維持する為に存在」している公安警察安室の「狩るべき相手」は誰なのか。

 先程のコナン台詞を裏返せば、安室の敵は「日本安全と秩序」に害をなすものだと考えられる。赤井の言う通り、安室の潜入先「黒の組織」も、敵であることに間違いはない。

 つまり「(安室から見た)安室透の狩るべき相手」は「日本安全と秩序を脅かす人物組織である

考察

 上の2点を整理した上で、「狩るべき相手を見誤らないで頂きたい」について考察していく。

 (注1)で述べた通り、赤井たちFBI日本捜査する許可を得ていない。だが、FBIの面々は、緋色シリーズを見るだけでも

拳銃の所持・発砲(来葉峠カーチェイス)、道路交通法違反(同場面)、公務執行妨害(同場面)、遺体損壊遺体すり替えトリック)、観光ビザ来日しながら違法捜査を行っている

など、かなりの違法行為をしている。特に拳銃の所持・発砲は「日本安全」を、違法捜査は「日本の秩序」を脅かしていると言っても良い。

 まさに、来日中のFBIメンバーは「日本安全と秩序を脅かす人物組織である

 つまり安室は狩るべき相手を見誤ってなどいなかったのだ。

 当然、安室透の狩るべき相手に「黒の組織」が含まれていることに間違いはないが、彼は公安である。「狩るべき相手」は、全ての「日本安全と秩序を脅かす人物組織」なのであって、黒の組織だけを捕まえればその使命を全うしたことになるわけではない。

もし、現実

テロリストを捕まえるのに必死で、他の事件犯人は逃がしてしまいました。」

という発表があったとして、果たして警察のその言い分は通用するのだろうか?…通用するわけがないと言い切ることが出来る。

もし、現実

通り魔「俺じゃなくてテロリストを捕まえろよ!」

警察「それもそうだな、じゃあ君釈放ね」

なんてことがあったとしたら、おかしいと思わないか

 ストーカー詐欺集団泥棒、どれか1つを追いかけている間は、他の犯人達を放っておくのが正解なのか?違うだろう。

 公安にとって黒の組織は「解決すべき事件容疑者集団A」、違法捜査中のFBIは「解決すべき事件容疑者集団B」、その程度の違いであり、まさに違法捜査真っ最中赤井に「狩るべき相手を見誤」っていると言われる筋合いはない。

おまけ

 本当に赤井秀一組織を壊滅させることを目的としているならば、脅しや既に破綻している約束で現役スパイキールバーボン負担を掛けるのは悪手だと言わざるを得ない。そもそも本来「脅し(をすること)」や「破綻している約束(を一方的に守らせる)」といった方法は、相手を陥れたいときに使うものだ。

 赤井本人にその意識はないようだが、状況だけ見れば、キールバーボン両名は赤井の「自らの手で組織を狩り尽くしたい」という非常に個人的な「狩り」に巻き込まれているとも言えるだろう。

 真に「狩るべき相手を見誤」っているのは赤井秀一なのではないか。そうここに結論づける。

2019-06-27

おくればせながら『どろろ最終回感想

anond:20190624122005

ネタバレは当然のごとくにする。

・いきなりハイライト感想から言うけど、百鬼丸が目を取り戻したら度を超えたイケメンに超進化したので、私エネル顔。

昔話の『鉢かづき姫』みたいだなと思った……。

百鬼丸VS多宝丸のシーン、シリアスなはずなのだがめちゃめちゃ笑ってしまった。多宝丸がいきなりお部屋紹介を始めたからだ。

「ここは私の部屋だァ!!」

ってなんだよwwwww先週「もう話すことはないな」って一方的コミュニケーション遮断してきたのは何だったんだお前可愛すぎだろう。

からの、回想に幼い頃の陸奥兵庫を入れてくるのずるい。そんなん泣くに決まっている。

まさか百鬼丸と多宝丸が和解するとは思わなかった。

・というか、ここら辺の百鬼丸心理が今一つわからないんだけど、派手に暴れたらストレスが解消されたのか冷静さを取り戻したのか、よくわからないんだが急に物分りがよくなったのはなぜ。

・まぁよくわからないがお互いに欠けているもの同士として響くものがあったのかなあ?

最後鬼神あんな所にいたんだ。へぇ。案外あっさり倒されたなぁ。

・ご都合展開の極み的に寿海ママとママ百鬼丸ピンチに駆けつけたけど、この手のご都合展開は本作の醍醐味というかなんかもう慣れた。

抜け道から百鬼丸達が闘っていたフロアまで結構高低差があるはずなんだけど、そこを縫の方がどうやって濡れた打掛を被って上がって来たのかが気になって仕方がない。

百鬼丸が二人のおっかちゃん愛情を感じられて良かった。良かったのでその前の滅茶苦茶な展開も許せる。

・多宝丸には生き抜いて欲しかった。でも最期を母上に看取って貰えてよかったね。

シリーズ後半までずっといい子だった多宝丸が終盤に思い切り我を出して来たのは良かった。親近感の湧く少年であることよ。

百鬼丸が初めて見るものは多宝丸の死体どろろの顔のどちらかではないかと予想をしていたのだが、二人のママだったのがとても良い。

しかし寿海ママの指差しポーズが爽やか過ぎて笑う。CV.大塚明夫で「気を付けて帰れよ!」って言いそうな顔だし現にCV.大塚明夫なのである

百鬼丸背中に着いた火を消す時のどろろの動きが好き。

井戸の底から引き上げてもらうとき百鬼丸に抱えられたどろろが猫みたいで好き。

・「空、きれいだ……。どろろ、きれいだ」セリフだけなら良い場面っぽいのに殆どギャグだった。"溜め"とか無いんだ。

・目を取り戻してから燃え落ちる城を見詰める場面まで百鬼丸ものすごく美少女である。本作の真のヒロイン百鬼丸、君だ!

・様々な問題どろろ親の金解決しようと決める、というまさかの展開にびっくり。え?それでいいんだ???

どろろの父・火袋の埋蔵金果たしてちゃんと手付かずで残っているのだろうか。埋蔵金の隠し場所に人が来られなかったのは、しらぬいの次郎丸と三郎丸があの辺で人喰ってたからだろうに。次郎丸・三郎丸が討たれた後は……。

景光百鬼丸が会話してる……!百鬼丸、こんなに喋れるようになって………(ハンカチで目頭をおさえる

・ついに景光が敗けを認めたのでせいせいした。ほんと嫌な親父だったなぁ。国の為民の為と言ってたけど結局、功名心だけの人だった。

・刀も持たずどろろを伴わず、みおの種籾だけを持って旅に出てしま百鬼丸。みおの種籾はもはや完全に忘れ去られたアイテムだと思っていたので、再登場してよかった。

・みおの種籾が百鬼丸からどろろに託されたり、百鬼丸どろろの二人で田んぼに植えて育てるという展開は正直嫌だったので、百鬼丸が種籾を懐に仕舞い直したことにホッとした。

・みおとの初恋の思い出を、どろろとはいえども他の女の子と共有するのはどうなのかと私は思っていたので。

異論あるみたいだけど良い終幕だった。

しか百鬼丸、顔が良過ぎだろう。

・本作は批評される際に手塚治虫の『どろろ』の後継(というよりコピー)としてアリか無しかということで見られがちなのが気の毒だと思った。

原作付きアニメ宿命ではあるけれども、それにしても手塚治虫ビッグネーム過ぎるので……。

原作漫画を100として減点法で採点されるばかりで、アニメのものの出来を評価されるってことがあまりないんだよなぁ。

・私としては、2019年アニメどろろ』の出来はあまり良いとは言えないと思う。

・前半はかなりよかったのに、後半はずいぶん失速してしまった。一体どうしてこうなった?と観ていて戸惑う部分が多々あった。

シリーズ構成・数話の脚本担当した小林靖子氏のインタビュー記事や前期エンディングと第15話の演出担当したコバヤシオサム氏のツイート、後期OPスタッフツイートインタビューなどから制作スタッフのなかで何らかの内輪揉めがあったのかなぁ、と、邪推かもしれないが、思った。

・せっかく時間をかけて企画を練っていたようであるのに、後半からいきなりごちゃごちゃのグダグダになっていく様が非常に勿体ないと感じる。決して詰まらないストーリーではなくアニメーションの技術が低い訳でもない、むしろクオリティ高くやれそうなのにそうならなかったから残念なのだ

アニメは多くのスタッフのチームワークによって作るもの、ということの悪い部分が表面に出た感じ。

宮崎駿高畑勲作品みたいに細部にわたって監督の思い通りに作るアニメには勝てないのだろうか?

しかし各話の演出家の裁量に任せてるっぽい所、嫌いじゃないんだけど。特に15話はかなり異色な回だったけど面白かったし好き。

・本作は欠点も多々ある作品だけど私は好きだ。原作があの手塚治虫の『どろろであるということとは関係なく。

 
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